JP2011501104A - 火器のためのキャッチ、引き金機構及びハンドル部 - Google Patents

火器のためのキャッチ、引き金機構及びハンドル部 Download PDF

Info

Publication number
JP2011501104A
JP2011501104A JP2010531463A JP2010531463A JP2011501104A JP 2011501104 A JP2011501104 A JP 2011501104A JP 2010531463 A JP2010531463 A JP 2010531463A JP 2010531463 A JP2010531463 A JP 2010531463A JP 2011501104 A JP2011501104 A JP 2011501104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catch
safety
safety device
arm
trigger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010531463A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5290308B2 (ja
Inventor
ドール,ステファン
ヴェスナー,アーンスト
Original Assignee
ヘックレル・ウント・コッホ・ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヘックレル・ウント・コッホ・ゲーエムベーハー filed Critical ヘックレル・ウント・コッホ・ゲーエムベーハー
Publication of JP2011501104A publication Critical patent/JP2011501104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5290308B2 publication Critical patent/JP5290308B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41AFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS COMMON TO BOTH SMALLARMS AND ORDNANCE, e.g. CANNONS; MOUNTINGS FOR SMALLARMS OR ORDNANCE
    • F41A17/00Safety arrangements, e.g. safeties
    • F41A17/42Safeties for locking the breech-block or bolt in a safety position
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41AFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS COMMON TO BOTH SMALLARMS AND ORDNANCE, e.g. CANNONS; MOUNTINGS FOR SMALLARMS OR ORDNANCE
    • F41A17/00Safety arrangements, e.g. safeties
    • F41A17/56Sear safeties, i.e. means for rendering ineffective an intermediate lever transmitting trigger movement to firing pin, hammer, bolt or sear
    • F41A17/58Sear safeties, i.e. means for rendering ineffective an intermediate lever transmitting trigger movement to firing pin, hammer, bolt or sear automatically operated, i.e. operated by breech opening or closing movement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41AFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS COMMON TO BOTH SMALLARMS AND ORDNANCE, e.g. CANNONS; MOUNTINGS FOR SMALLARMS OR ORDNANCE
    • F41A19/00Firing or trigger mechanisms; Cocking mechanisms
    • F41A19/06Mechanical firing mechanisms, e.g. counterrecoil firing, recoil actuated firing mechanisms
    • F41A19/25Mechanical firing mechanisms, e.g. counterrecoil firing, recoil actuated firing mechanisms having only slidably-mounted striker elements, i.e. percussion or firing pins
    • F41A19/26Mechanical firing mechanisms, e.g. counterrecoil firing, recoil actuated firing mechanisms having only slidably-mounted striker elements, i.e. percussion or firing pins the percussion or firing pin and the breech-block or bolt forming one piece

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Abstract

この発明は、具体的には速射型の、遊底(3)及び安全装置(40;140)を含む火器の引き金機構のためのキャッチ(21)に関する。キャッチ(21)は、遊底(3)をブロックする位置と該遊底をブロックしない位置との間で動かすことができ、かつ、安全要素(101;201;301)が備えられる。安全要素は、解放位置(II)と安全位置(I)との間で前記キャッチ(21)に対して動かすことができ、後退する遊底(3)が安全要素(101;201;301)に対して後方への作動力を作用させると、該遊底(3)が前記キャッチ(21)に係合してその解放位置(II)になり、安全要素は、安全装置が同時にその安全位置にあっても、解放位置(II)にある該安全装置(40;140)に係合せず、該キャッチ(21)を非ブロック位置に動かすことができず、代替的若しくは追加的に、遊底(3)が安全要素(101;201;301)に対して前方向への作動力を作用させるとき、遊底(3)がキャッチ(21)上に前進する場合にその安全位置(I)になり、安全位置(I)において、該安全装置が同時にその安全位置にあるときでも、該安全装置(40、140)に係合し、該キャッチ(21)自体をそのブロック位置に固定する。さらに、この発明は、引き金機構、ハンドル部(1)および上記のキャッチ(21)を有する火器にも関する。

Description

本発明は、特に、遊底及び安全装置を含む小火器のハンドル部における引き金機構のためのキャッチ、具体的には、速射型火器のハンドル部における引き金機構のための、遊底をブロックする位置と遊底をブロックしない位置との間で移動することができるキャッチに関する。
「上方」、「下方」、「左」、「右」、「前方」、「後方」のような位置に関する用語は、「前方」に向けて水平に発射する通常の発射位置にある火器について、射手の視点からのものである。
連続射撃のための装備がなされた自動けん銃又は機関銃等の速射型火器は、どちらかと言えば単純な引き金機構をもっており、その代表的な例が、以下に、図13及び図14を用いて説明される。
遊底(図示せず)の移動経路の下方にハンドル部があり、そこに引き金(a)がピボット運動可能に取り付けられている。ハンドル部の横方向のピボット軸は、引き金の上部中央領域に位置するので、引き金が作動されると、引き金の後方上部が湾曲した経路を移動する。この引き金の後方上部は、その一部が火器ハウジング又はハンドル部内に横軸の周りにピボット運動可能であるように取り付けられたキャッチ(f)の前端部に作用する。このキャッチ(f)の後端部は、逆鉤型アーム(s)として構成される。引き金(a)がばねにより前方に向けてアイドル位置に回転されると、キャッチ(f)の前端部が同様にばね作用により下向きに旋回し、後端部が逆鉤型アーム(s)と共に上向きに旋回する。この逆鉤型アームの位置が、ロック位置(図8を参照されたい)である。引き金(a)及びキャッチ(f)は、それぞれ、別個のばね又は共通のばねにより緩衝作用を受けた状態又は初期応力を加えた状態にすることができ、該ばねにより休止位置(引き金)すなわちロック位置(キャッチ)に向けて付勢される。
ここで、遊底が前方の休止位置から引き戻されると、該遊底は、逆鉤型アーム(s)の上を移動する間に、その下面によって該逆鉤型アーム(s)を動かし、これにより、キャッチ(f)の後端部を下向きに動かす。遊底の下面上に構成された逆鉤型キャッチが逆鉤型アームに重なる位置に移動すると、逆鉤型アームが上方にスナップ移動して、逆鉤型キャッチの背後に位置させられる。これで、火器はコックされ、発射準備完了状態になる。
引き金(a)が作動されると、逆鉤型アーム(s)は、逆鉤型キャッチを解放する位置に下がり、遊底が解放されて、火器は連続発射を開始する。引き金(a)が放されると、逆鉤型アーム(s)がロック位置に上方に跳ね戻り、逆鉤型キャッチの背後に入り、これによって、遊底を発射準備完了位置(後部位置)に保持する。結果として連続発射が終了する。
多くの場合、純粋な引き金安全装置が、安全装置として使用されており、この引き金安全装置は、意図的でない引き金の作動を確実に不能にするが、例えば、弾丸が込められ、コックされた状態の安全装置付きの機関銃がトラックから落ちた場合などのように、例えば加速力によって逆鉤型アームが動かされるのを阻止するものではない。
このような理由から、付加的に又は単独で、キャッチ(f)をブロック位置において安全フィンガ(i)に固定するようにした安全装置(w)もある。しかしながら、安全装置がかかった火器の場合、遊底は、キャッチを通り越して動くことができないため、遊底をロックされたキャッチ(f)の上で引き戻すことができないか、又は、キャッチ(f)上で引っ掛かりを生じるという欠点がある。図13は、周辺領域によりキャッチ(f)の安全フィンガ(i)を保護する安全ローラ(w)を示す。このような安全装置(w)を備えた火器は、安全装置がかかった状態ではコックすることができず、シリンダを回転させることができない。
上述の機能上の原理に従って動作する完全自動火器を、いわゆる武器施設において使用するる例が増加している。砲架上に取り付けられた火器は、武器施設内のアクチュエータを介して遠隔的に配向され、引き金及び安全装置に作用するアクチュエータを介して作動させられる(例えば、電磁的に)。この場合でも最大限の安全性を提供するため、これらのアクチュエータは、動作不良(例えば、停電)の場合には、引き金の作動が中断され、火器の状態に関係なく安全装置が「安全」に設定されるように設計される。
上述の問題(安全装置がかかった火器の場合には、コックできず、シリンダを回転させることができない)の他に、引き金の作動が中断された場合でさえも、火器が作動中断されずに発射を続行するという、別の動作不良が起こることがある。安全装置に対するアクチュエータの作動力が大きいため、安全装置において、キャッチ(f)の安全フィンガ(i)が引っ掛かり、逆鉤型アーム(s)が、逆鉤型キャッチと係合せずに遊底に残るという結果になりかねない。この動作不良は、引き金の作動直後に遊底が前方に戻る途中で発生する可能性があり、停電により引き金が解放されると同時に、安全装置に作用するアクチュエータが該安全装置を「安全」位置に押し込むことになる。この火器の状態では、キャッチ(f)及び逆鉤型アーム(s)は解放位置にあり、安全フィンガ(i)は、安全装置上の安全凹部(ここでは安全ローラ(w))に入り込む。ここでアクチュエータが安全ローラ(w)を「安全装置オン」の方向に設定した場合には、安全フィンガ(i)がその移動距離を塞いでしまい、安全凹部の側面が、その状況下で、安全フィンガ(i)に対してしっかりと押し付けられるため、ばね作用にもかかわらず、キャッチ(f)がブロック位置に移動することはできない。キャッチ(f)が安全フィンガ(i)の上で引っ掛かり、遊底は、弾薬の供給が中断されるまで、遮られることなく前後に移動する(図9を参照されたい)。
この問題に鑑みて、逆鉤型アームがキャッチ上でピボット運動可能な逆鉤部材として構成された引き金装置がある(独国特許第101 63 003 A1号; 米国特許第2004/0194615 A1号; 米国特許第6,907,813 B2号を参照されたい。)。遊底が後退されるとき、この逆鉤部材は、ばねの力に抗してブロック位置から旋回して外れ位置に入り、この位置で、遊底が行き過ぎることができる。遊底が前進するとき、逆鉤部材状の逆鉤型アームは、ばね作用により逆鉤型キャッチ内に入り、さらに遊底により、ブロック位置に保持される。付加的に、逆鉤部材上に安全要素が設けられ、この安全要素は、安全装置(例えば、安全ローラ)と協働して、遊底又はキャッチの位置に関係なく、安全装置を常に安全位置に動かすことができる。この過程において、安全装置は、引き金にも、キャッチにも作用することができる。
この引き金機構の場合には、ロック機能を確実にするために、付加的なばね要素が必要とされ、逆鉤部材及びその旋回懸架装置が、前進する遊底の全ての力を吸収する必要がある。この手法においては、比較的小さい逆鉤部材及びその懸架装置が、大きな動的応力に曝される。逆鉤部材、キャッチ内の懸架装置及び/又はばね要素の破損若しくは故障は、最悪の場合、安全装置及び引き金の位置に関係なく、火器が全ての弾薬を発射し終えるまで発射し続けるといった火器の機能に影響を及ぼす。さらに、ばね要素の作動力を、キャッチに作用するばね作用に対して正確に調整しなければならない。そうでなければ、逆鉤部材の上を動く遊底も、キャッチを下方にハンドル部に押し込むことになる。この手法においては、この状況下では、安全要素と安全ローラの協働が損なわれることがある。
独国特許第101 63 003 A1号 米国特許第2004/0194615 A1号 米国特許第6,907,813 B2号
本発明は、上記とは異なる改良されたキャッチを提供するものであり、正確に言うと、請求項1の構成を備えたキャッチ、すなわち、最初に挙げられた特徴を備え、解放位置と安全位置との間でキャッチに対して動くことができる安全要素を有する、改善されたキャッチを提供するものである。
遊底が後退してキャッチに係合し、安全要素に対して後方への作動力を作用させると、該安全要素は、解放位置になる。この位置(解放位置)においては、安全装置が安全位置にあるときでも、該安全要素は安全装置に係合せず、キャッチを非ブロック位置に動かすことができる。すなわち、発射後の反動又はコッキング及びシリンダの回転に起因するキャッチの下方移動に妨げられることなく、キャッチを後方に動かすことができる。
他方、遊底が前進するとき、該遊底は安全要素に対して前方向の作動力を作用させ、安全要素を安全位置に動かし、遊底は、キャッチ及び遊底に隣接する部分に対して安全位置となる。この位置(安全位置)においては、安全要素が安全装置に係合すると同時に、安全装置は安全位置になり、キャッチ自体をブロック位置に固定する。
この解決法においては、「キャッチにより遊底をロックする」機能、及び、「キャッチをブロック位置に固定する」実際の安全機能が、構造上互いに独立しているので、各構成要素又は部分(ここでは、キャッチ及び安全要素)を、その作用にとって最適となるように構成し、設計することができる。
キャッチは、遊底との相互作用する際に生じる大きい応力に対して頑丈で、かつ安定するように設計することができるが、安全要素は、遊底によるあらゆる大きい機械的応力にも耐える必要はなく、寧ろ何にもまして、安全装置と確実に相互作用するように設計することができる。
同時に、この構成により、安全要素の構成部品と実際の安全装置の構成部品が互いに衝突することなく、どのような任意の火器の機能状態においても、安全装置を作動させることが可能になる。
さらに、キャッチにおける安定した逆鉤型アームのラッチ機能は、安全要素が動作不良の場合でも損なわれない。このことにより、引き金が作動されていないときに、火器が抑制されないまま連続的に発射する危険性が、大きく排除され、従来技術による周知の解決法と比較しても、少なくとも著しく取り除かれることを意味する。
最後に、このようなキャッチを有する火器は、安全状態にあってもコックすることができ、かつ、シリンダを回転することができ、火器の安全装置は、どのような機能状態にあっても積極的に作動させることができる。
請求項2及び請求項3による改良は、ばねの作用により、移動可能な安全要素が解放位置になり(ばね作用の結果として)、遊底の前進の影響下で、ばね作用に逆らって安全位置になることを保証すること(請求項2)によって、或いは逆に、ばね作用により、移動可能な安全要素が、安全位置になり(ばね作用の結果として)、遊底の後退の影響下で、ばね作用に逆らって解放位置になることを保証する(請求項3)ことによって、機能的信頼性を向上させる。このようにして、機能を損なう可能性がある未定義の中間位置が防止される。
請求項2による実施形態は、遊底が後方からキャッチに当接し、これにより安全装置に当接するとき、安全要素が安全位置のみになるという利点を有する。言い換えると、キャッチは、遊底の他の全ての位置内で自由に移動可能であり、例えば、上記に説明されたキャッチ上での遊底の引っ掛かりのような、どのような動作不良の危険性もない。請求項3による解決方法は、安全装置が安全位置にある場合に、遊底が安全要素を安全位置から解放位置に動かし、これによりキャッチを移動可能にすることによって、遊底が後退するときにのみキャッチを下げることができるというものである。
安全要素は、遊底と相互作用し、該遊底を介して該安全要素を安全位置に動かすことができる第1の作動要素と、安全装置に係合する***品とを有する。第1の作動要素及び***品を、それぞれの機能に対する要件に従って設計し、構成することができる(請求項4)。
請求項5によると、安全要素は、キャッチ上に形成された逆鉤型アームの領域に配置され、ブロック位置にある遊底に係合する。このような逆鉤型アームは、遊底への安定した係合のために特に適している。この領域内に安全要素を配置することにより、遊底は、逆鉤型アーム又はキャッチへのロックを可能にする同じ動作領域を用いて、安全要素を安全位置に動かすことができる。
請求項6による改良により、第1の作動要素の応力をさらに低減させることによって、安全要素の機能的信頼性がさらに向上する。これは、遊底が隣接する位置にある場合に、第1の作動要素が逆鉤型アームの輪郭内にあるという事実の結果として得られる。この構成において、遊底のブロック機能すなわちロック機能は、逆鉤型アームのみを介して働き、安全要素には、如何なる付加的な負荷もかからず、特に、遊底ばねにより遊底を介してキャッチ又は逆鉤型アームにかけられる如何なる負荷も吸収しない。
請求項7による改良において、安全要素上に第2の作動要素が設けられ、この要素は、遊底の後退によって駆動可能であり、その結果、安全要素自体を解放位置まで動かすことができるので、安全要素が安全位置にある場合でも、***品は安全装置の動作領域の外にある。ここでも、第1の作動要素及び第2の作動要素が異なる機能を担うという、有利な機能の分離が達成される。さらに、機能の分離は、キャッチの押下げ(これには比較的大きな力が必要である)と安全要素の解放位置への偏向との間でも実現される。結果として、第2の作動要素は、遊底の後退により比較的小さな負荷で、正確に作動させることができる。
請求項8によると、この構成において、第2の作動要素が、遊底上の対応する制御用形状と相互作用する制御カムとして構成される。この構成において、制御カム及び制御用形状は、例えば、キャッチ上の遊底の非常時機能及び補助的ロック機能に影響しないままであることを確実にするように、互いに厳密に調整される。さらに、この対応する制御用形状は、既存の遊底要素上に後で取り付けることもでき、具体的にはフライス加工することができる。
請求項9による摺動部のような安全要素の構成により、キャッチ内の安全要素の、機能的に信頼できる遮蔽された構成が可能になる。この構成における摺動方向は、いくらか遊底の銃身方向に進み、その結果、遊底による作動の場合に安全要素の応力を可能な限り低く保持することができるようにするものであることが好ましい。
請求項10乃至請求項13は、安全要素がピボットレバーとして構成される実施形態に関連する。
ピボット軸は、この構成においては、遊底の銃身方向に対して横向きに延びる(請求項10)。これにより、ピボットレバーの作動方向も、遊底の銃身方向に対応する。
請求項11による2アーム式ピボットレバーの構成により、作動方向(遊底が前進する方向)を、実行中の第2のレバーアームの別の安全方向に再指向させることができる。このために、2本のレバーアームが、例えば互いに角度を形成するようにすることができる。これにより、状況によっては安全装置により与えられる特定の構造上の限界条件を柔軟に考えることができる。
請求項12において指定されるように、レバーアームの長さが異なる場合には、移動距離及び安全距離の長さも異なることになる。具体的には、作動要素を含む第1のレバーアームが、***品を含む第2のレバーアームより短く構成されるときは常に、移動距離を比較的短くすることができ、対応するレバー比率の選択により、必要とされる安全距離を長く設計することができるので、安全装置の動作領域を出るために、又は、動作領域に到達するために、十分長い距離が利用可能になる。これにより、対応して面積が大きくなるように、又は必要な動作領域及び機械的応力に対して安定するように、***品を構成することもできる。
1つの実施形態において、ピボット軸は、ピボットレバーの焦点となるようにして、ピボットレバーを動的に均衡させることができる、すなわち、火器に作用する横方向の加速度によりピボットレバーが安全位置から動くことができないようにする。
***品上の動作領域の戻り止め設計又は安全動作に関連する対応する安全装置上の対向面が、安全動作をさらに向上させる。これにより、安全動作における逆鉤型アームの負荷が大きい場合であっても、***品の動作領域及び安全装置の対向面が互いに摺動し、よって、安全機能を妨げるのを防止する。このような負荷は、例えば、火器に対する動的応力(反動)が大きい場合、又は、例えば引き金がモータにより安全装置に対向して作動させられるといった、キャッチの安全動作に対して引き金が大きい力で作用すると予想される場合に生じることがある。
請求項13は、本発明のキャッチを有する引き金機構に関連する。
請求項14は、本発明の引き金機構を有するハンドル部に関連し、このハンドル部は、例えば、対応する設計の場合に、指定された安全機構のない従来のハンドル部と置き換えることができる。このハンドル部には、作動のために引き金又は安全装置を作動要素と直接的又は間接的に結合させることができる1つ又はそれ以上の連携機構が設けられる。このようなハンドル部を有する火器は、特にいわゆる武器施設に適している。
最後に、請求項15は、本発明のキャッチ、本発明の引き金機構、又は本発明のハンドル部を有する火器に関連する。
本発明の例示的な実施形態を、以下に示す図面を参照して説明する。
安全要素が摺動部として構成された、本発明の引き金装置を有するハンドル部(部分的に切り欠いた)の概略的な側面図を示す。 安全要素がピボットレバーとして構成され、キャッチが遊底を捕捉したブロック位置にあり、かつ、安全装置が「安全」位置Aにある、別の本発明の引き金装置を有するハンドル部の概略的な側面図を示す。 安全装置が「発射」位置Bにある、図2からの引き金機構を示す。 遊底が解放され、引き金が作動され、安全装置が「発射」位置Bにある、図2からの引き金機構を示す。 引き金が解放され、解放キャッチが所定の位置にロックされ、キャッチ及び安全装置が「安全」位置Aにある、図4からの引き金機構を示す。 後退する遊底が解放キャッチの作動により、キャッチをブロック位置に動かした、図5からの引き金機構を示す。 後退する遊底が逆鉤型アームに係合したキャッチをブロック位置から偏向させ、安全装置が「安全」位置Aにある、図6からの引き金機構を示す。 安全要素がピボットレバーとして構成され、ブロック位置において、捕捉された遊底及び安全装置が安全位置にある、本発明のキャッチを有するハンドル部(部分的に切り欠いた)の概略的な側面図を示す。 キャッチが非ブロック位置で示され、安全装置が安全位置にある、図8からの引き金機構の概略的な側面図を示す。 安全機能及び引き金機能が遠隔作動式案内バーを介して行なわれ、安全装置が発射位置Bにある、本発明の引き金装置の更に別の例示的な実施形態の概略的な側面図を示す。 安全装置が安全位置Aにある、図10からの引き金機構を示す。 図10に示される構成の斜視図を示す。 安全ローラが「安全」位置にある、従来の引き金機構を断面図で示す。 キャッチが、安全ノーズにより安全ローラ内に引っ掛かった状態で示される、図8からの引き金機構を示す。
本発明のキャッチ21又は引き金機構の構造及び機能が、図1(第1の例示的な実施形態)、図2乃至図7(第2の例示的な実施形態)、図8及び図9(第3の例示的な実施形態)、並びに図10乃至図13(第4の例示的な実施形態)の4つの例示的な実施形態により説明される。同一の参照番号は、同一の又は同一に機能する構成部品に適用される。
図1によると、ハンドル部1が、図示されていない火器のハウジング上に取り付けられ、該ハウジングには、部分的に示される遊底3のための移動経路が定められる。遊底の移動経路は、銃腔5の軸に沿って延びる。
ハンドル部は、前側に引き金ガード7を有し、この引き金ガードには、ハンドル部1の上方から引き金9が入り込み、該引き金は、銃腔5の軸に対して横方向に延びるハンドル部1の引き金軸11の周りにピボット運動可能に取り付けられる。ねじりばね13の2つの脚部がクロスピン17を囲み、該クロスピン17により該ねじりばね13がハンドル部1内に固定されており、該ねじりばね13は、下部ばね脚部15により引き金9を前方に押す。上部ばね脚部19は、後部レバーアーム23に係合した2アーム式キャッチ21を反時計回り上向きにブロック位置に押す。前部レバーアーム25は、引き金軸11及び引き金9上に着座した解放ローラ27の上方に延びる。キャッチ21自体は、ハンドル部1内の銃腔5の軸に対して横断方向のレバー軸29上に、ピボット運動可能に取り付けられる。
この構造において、引き金9が作動され、ねじりばね13の力に逆らって反時計回りに旋回されると、次に解放ローラ27が、ねじりばね13の力に逆らって前部レバーアーム25を持ち上げ、後部レバーアーム25の端部を下げる(この位置は、第2の例示的な実施態様との関連で図4に示される)。後部レバーアーム23の後端部上には、逆鉤型アーム31が示され、該逆鉤型アーム31は、遊底3の逆鉤型キャッチ33の後ろに位置し、該逆鉤型キャッチをコックされた発射準備完了位置に保持する(図1)。引き金が動くことにより逆鉤型アーム31が下げられると、遊底3は解放され、その後、図示されていない遊底ばねの作用で火器ハウジング内を前方に移動し、弾薬を装填し、最終的に発射薬(図4の位置を参照されたい)に点火する(図示されない撃針を用いて)。
キャッチ21の後端部23が下げられると、キャッチ1の前端部が持ち上がり、この前端部は、そこに設けられたラッチ式キャッチ51において解放キャッチ53により下から把持される。解放キャッチ53は、キャッチばね55の力に逆らって、ピン54の周りを引き金9上にピボット運動可能に懸架される。引き金9が解放された後、解放キャッチ53は、キャッチ21の後端部23及び逆鉤型アーム31を、遊底の移動経路の外に保持する(図5)。
遊底3が後方に動いて初めて、該遊底3は解放キャッチ53に接触し、該解放キャッチ53をキャッチばね55の力に逆らって時計回りに旋回させ、キャッチ21上のラッチ式キャッチ51を解放し、該キャッチは、その後部23が反時計回りに遊底3の移動経路においてばね作用により移動する。遊底3の逆鉤型キャッチ33が逆鉤型アーム31を通り過ぎ、ハンドル部内に下向きに弾力的に入り込む状態では(図7を参照されたい)、遊底3の一番前の逆鉤型キャッチ33が完全に逆鉤型アーム31を通り過ぎるまで、キャッチ21はブロック位置にあり、逆鉤型アーム31は逆鉤型キャッチ33に係合し、その係合により遊底を最後尾の位置に保持することができる。
第1の例示的な実施形態の引き金機構(図1)の場合には、摺動部101が後部レバーアーム23の後端部に配置され、摺動部101の後部当接面103は、隣接する逆鉤型キャッチ33が係合できる作動要素を形成する。アイドル位置(II)において、この摺動部101は、後部レバーアーム23の内部に延びるばね構成104の作用により、後部レバーアーム23から後方に量Dだけ突出する。
摺動部101の後部当接面103を後部から押している遊底の逆鉤型キャッチ33は、ばね構成104の作用に逆らって、摺動部101を、量Dだけ銃腔5の軸線方向に後部レバーアームへと動かし、摺動部安全位置Iに入れる。この位置において、後部当接面103は、逆鉤型アーム31の後部当接面で終了するので、作動要素は、完全に逆鉤型アームの輪郭内に位置するようになる。逆鉤型アーム31の後部当接面は、この過程において、該逆鉤型アーム31がブロック位置にあるとき、遊底がそれ以上前方に動くのを防止する(図1、図2、及び図3を参照されたい)。同時に、このようにして、摺動部101自体は、前進する遊底すなわち隣接する遊底3によって僅かしか歪まないことが保証される。摺動部101自体の負荷は、ばね構成104の復元力からのみ生じるもので、この復元力は、前進する遊底に打ち勝つものでなければならない。他方、逆鉤型アーム31又はキャッチ21は、遊底により大きな負荷及び応力を受ける。このため、摺動部の過負荷又は動作不良の危険が最小化される。
摺動部101は、作動要素(ここでは後部当接面)から始まって下向きに延びるフィンガ105を含み、このフィンガは、***品を形成し、安全装置40と相互作用する。図示される安全装置40は、凹部43が設けられた安全ローラ41を含む。ハウジング(図には示されていない)から突出するラッチ式突起45及び作動レバーが、安全ローラ41に回転可能に固定され、これらを介して、安全ローラ41を「安全」位置と「発射」位置との間で回転させことができる。この2つの位置は、ラッチ式突起45上の2つの凹部49及び固定されたばね荷重式キャッチ構成47により定められ、その各々が2つの凹部49の一方に係合する。
さらに、ラッチ式突起45は、安全突起46を含む。安全装置が「安全」位置(図1の位置)にあるときには、安全突起46は、引き金9からハウジング1内へと後部に突出する対応する安全延長部10の後ろに位置する。
摺動部101は、以下のようにして、フィンガ105を介して安全装置40と相互作用する。
・シリンダが回転されたコック位置にある火器の場合、遊底3は、逆鉤型アーム31の後部当接面及び摺動部101の後部当接面103において逆鉤型キャッチ33に隣接し、該摺動部は、安全位置(位置I)になる。ここでフィンガ105は、安全装置40の動作領域内に配置される。安全ローラ41の凹部43は、「安全」位置(位置A)にある。フィンガ105は、安全ローラ41の外周領域において、動作領域105aと隣接する。これにより、摺動部101は、後部レバーアーム23及びこれと共に逆鉤型アーム31を安全ローラ41に対して下向きに支持する。安全突起46及び安全延長部10により形成される付加的な引き金安全装置が省略された場合において、引き金9が押されたとしても、逆鉤型アームをブロック位置から動かすことができない。
・ここで、安全ローラ41を回転させることにより、安全装置が「発射」位置に動かされると、凹部43は位置Bに入り、フィンガ105の領域内になり、同時に、安全突起46は、安全延長部10の動作領域の外にある位置になる(図1には図示されない、図3を参照されたい)。
・ここで引き金9を作動させると、キャッチ21の前部レバーアーム25が、引き金ローラ27を介して時計回りに上方に押され、逆鉤型アーム31を有する後部レバーアーム23及び摺動部101が下向きにハウジング1内に旋回される。この過程において、フィンガ105は、安全ローラ41の凹部43に入り、遊底3が解放されて前方に動く(図4を参照されたい)。
・この過程において、前部レバーアーム25は、ラッチ式キャッチ51により解放キャッチ53内に捕捉されるので、引き金9が解放されたとき、逆鉤型アーム31を有するキャッチ21は、ハンドル部1内にとどまる(この位置は、同様に図5に示される)。
・摺動部101はアイドル位置になり、そこで、その後部当接面103が逆鉤型アーム31から後方に突出し、フィンガ105は、安全装置40の動作領域の外に延びるようになる(図1に実線で示される位置II)。
・火器が通常に機能するときは、遊底は、前方に動いて新しい弾薬を装填し、次に発射の際に生じる反動により再び後方に動き、この過程において、解放キャッチ53を作動させ、これによりラッチ式キャッチ51を解放する。結果として、脚部ばね13の上部ばね脚部19の作用で、キャッチ21は、その後部レバーアーム23と共に上向きに動く。後退する遊底5は、この過程において、後部レバーアーム23を再び下方に動かし、正確には、解放キャッチ縁部から幾らか斜めに後方に延びる、対応して構成された斜め接触部材32を介して再度下方に動かす。このプロセスにおいて、遊底3の動きが再度逆転し、逆鉤型キャッチ33が逆鉤型アーム31の後部当接面に隣接し、摺動部101を後部当接面103まで前方に後部レバーアーム23内に動かすまで、遊底ばねがコックされる。
・動作不良の場合(不発、前進中の動作不良等)には、遊底は後退せず、逆に引き金構成とチャンバとの間にとどまる。この場合も、フィンガ105は安全ローラ41の動作領域外のアイドル位置IIにあるため、安全装置40を作動させることができる。摺動部101は、安全装置40の作動を妨げない。安全装置40を「発射」位置から「安全」位置に動かすことができる。
・動作不良を修正するために、遊底を手動で引き戻す(コックされ、シリンダが回転される)。ラッキングの場合、同様に解放キャッチ53も作動され、後部レバーアーム23は、逆鉤型アーム31と共に、ハウジングの輪郭から遊底の移動経路まで上方に動かされる。フィンガ105を有する摺動部101が、アイドル位置IIにおいて、安全装置40の動作領域外にあるため、安全位置IIの安全装置40においてもラッキングが可能であり、コッキング及びシリンダの回転の場合に、安全ローラ41が後部レバーアーム23にかける低下の動きが妨げられることはない。
・ラッキング後には、後部当接面103がキャッチ21に係合している摺動部101を前もって安全位置に動かした後、遊底3の逆鉤型キャッチ33を、キャッチ21の逆鉤型アーム31に再び隣接している。フィンガ105(図5の安全位置では点線で示される)は、安全装置40の動作領域内に配置され、火器は直ちに安全な状態になる。
・これで、引き金9の偶発的な作動により遊底3が始動されることはなく、火器の前方領域での危険なしに、必要な全ての作業を行なうことができる。
・逆鉤型アーム31に対して動かすことができ、安全装置40に係合するフィンガ105を有する構成の摺動部101により、以下のことが保証される。1つは、逆鉤型キャッチ33を有する遊底3が摺動部101の後部当接面103をキャッチ21内に動かして、該キャッチ21が逆鉤型アーム31の後部当接面と同一平面上になり、よって、逆鉤型キャッチ33が逆鉤型アーム31に隣接するようになるまで、フィンガ105を有する摺動部101は安全装置40の作動領域内にはないので、安全な状態においても火器をラッキングすることができることである。もう1つは、アイドル位置にあるフィンガ105を有する摺動部101が、安全装置40の作動領域外に延びるので、遊底3がハンドル部の前方にあり、後部レバーアーム23がハンドル部内に下げられても、火器は、いずれの状態でも安全な状態にできることである。
図3乃至図7に示す第2の例示的な実施形態においては、摺動部101の代わりに、2アーム式ピボットレバー201が設けられ、この2アーム式ピボットレバー201は、キャッチ21の後部レバーアーム23において、銃腔5の軸線に対して横方向に延びるピボット軸202の周りに配置される。ピボットレバー201の上部レバーアーム203は、この構成においては、後部当接面と共に作動要素を形成し、遊底3が逆鉤型アーム31に隣接しているときに、逆鉤型キャッチ33がばね構成204の力に逆らってピボットレバー201を安全位置に動かし、その結果、ピボットレバー201の下部レバーアーム205が、安全装置40の動作領域内に***品として移動する(図2及び図3を参照されたい)。この位置において、上部ピボットレバーアーム203は、完全に逆鉤型アーム31の輪郭内に入り込む。
逆鉤型キャッチ33を有する遊底3が逆鉤型アーム31に隣接しない状態のとき、ピボットレバー201は、ばね構成204の作用でアイドル位置になり、その位置において、下部レバーアーム205は、安全装置40の動作領域の外にあり、上部レバーアーム203は、逆鉤型アームの輪郭から後方に部分的に突出する(図4乃至図7)。
この安全装置の機能は、第1の例示的な実施形態に関連して説明した安全装置と同様である。しかしながら、ピボットレバー201において、下部レバーアーム205を上部レバーアーム203より長く構成することによって、上部レバーアーム203の移動距離を非常に短くすることができる。この構成においては、上部レバーアーム203の短いピボット移動経路により、下部レバーアーム205のピボット移動経路が長くなる。
図13及び図14に示されるように、移動距離が短いので、後退する遊底3と逆鉤型キャッチ33との重なりは、ピボットレバー201がないキャッチ(f)に比べて後方に最小限延びるのみである。その結果、さらなる修正をしないでも、図2乃至図9による遊底構成を、図13及び図14に示す遊底構成と交換することができる。便宜上、この目的のためには、ハンドル部を交換することだけが必要である。
図8及び図9は、その構造及び機能が、図2乃至図7に示したものと本質的に対応する、ハンドル部1の更に別の例示的な実施形態を示す。しかしながら、ここでは、その下部レバーアーム305において、ばね構成304が係合する(キャッチ21の後端部23において)ピボットレバー301が設けられる。このばね構成304は、ピボットレバー301を反時計回りに安全位置に押す。このことは、遊底3の位置に関係なく、安全装置40が安全位置にあるとき、キャッチ21が常にブロック位置に保持されることを意味する(図8及び図9を参照されたい)。
後退する遊底が、キャッチ21に妨げられず、よってブロック位置に固定されるため、以下のことがもたらされる。ピボットレバー301のピボット軸302において、ここでは制御カムとして構成された第2の作動要素306が、第1の作動要素303と共に配置される。第1の作動要素303及び第2の作動要素306は、ピボット軸302の周りで一緒にピボット運動可能である。つまり、ピボットレバー301は、第2の作動要素306により動かすことができる。これを時計回りに行なった場合、下部レバーアーム305が安全装置40と係合しなくなり、キャッチ21を解放するので、その後端部23又は逆鉤型アーム31を下げることができる。図示される例示的な実施形態において、このことは、遊底3上に構成された制御用形状307を介して行なわれ、該制御用形状の外形は、遊底3の下側の逆鉤型キャッチに輪郭(逆鉤型キャッチ33の)の経路に適合ものとされる。図9は、後退する遊底3(矢印の方向)が制御カム(第2の作動要素306)上で制御用形状307と係合し、ピボットレバー301をばね構成304に対して時計回りに撓ませ、ピボットレバー301を、下部レバーアーム305が安全装置40と係合しない解放位置(II)まで移動させる、遊底位置を示す。同時に、逆鉤型キャッチ33は、キャッチの後端部23を下方に押す。
遊底3は、第2の作動要素304(制御カム)が制御用形状307の凹部307aに入り込むまで後方に移動する。同時に、キャッチ31は、引き金ばね(ねじりばね13)の作用で、後端部23と共に上方に押される。逆鉤型アーム31は、逆鉤型キャッチ33の前に入り込み、遊底3の前進をブロックする。ピボットレバー301は、安全位置に復帰し、安全装置40が安全位置にある限り、キャッチ21は、ブロック位置にブロックされる。ばね構成304に加えて、逆鉤型キャッチ33の前縁部も、上部ピボットレバーアーム303を押し、該ピボットレバーアームを逆鉤型アーム31の輪郭内に押し込む(図2乃至図7に示す第2の例示的な実施形態と比較されたい)。
この例示的な実施形態において、第2の作動要素(作動カム306の)は、ばね構成304(図8及び図9)又はばね構成204(図2乃至図7)なしでも、ピボットレバー301の確実な制御を可能にする。遊底3が後退する場合においては、制御用形状307により(図9)、遊底が前進する場合においては、逆鉤型キャッチ33の1つにより、ピボットレバー301が解放位置に確実に移動され、それにより、第1の作動要素303(上部ピボットレバーアーム)に係合し、安全要素301(ピボットレバー)が安全位置に移動させられる。このことは、ばね構成304又は204がない場合でも、或いは、動作不良(ばねの破損)の場合でも、所望する安全機能が確実に保証されることを意味する。摺動部101において、遊底3による類似の強制的案内を実現することもできる(図1)。
上述した例示的な実施形態において、安全装置は、対応する凹部43を有する回転可能な安全ローラ41として構成される。安全装置が摺動安全装置として構成され、対応する安全用の形状が銃腔5の軸に対して又は銃腔5の軸に平行に構成される他の実施形態もある。このような安全摺動部は、凹部を有する対応する安全用の形状と、説明された安全ローラ41と同様に、キャッチ21上に配置された安全要素(例えば、摺動部101又はピボットレバー201)と相互作用する動作領域とを含むものである。このような安全摺動部はまた、例えば武器設備において火器を制御する対応するアクチュエータに直接結合することもできる。このようなアクチュエータを配置することができるようにする別個の連携機構が引き金9上に設けられる実施形態もある。
図10乃至図12は、本発明のキャッチ21を有するハンドル部1の第4の例示的な実施形態を示す。これは、いわゆる武器施設において使用できる、例えば、火器に挿入される、いわゆる機械ハンドル部の事例である。引き金109は、引き金要素109bがヒンジ止めされた作動バー109c上に固定されたブラケット109aによって形成される。キャッチ21及びピボットレバー201の機能は、僅かに変形された幾何学形状ではあるが、図2乃至図7に表される例示的な実施形態に対応する。しかしながら、ここでは、安全ローラ40が、安全バー141を介して作動する安全摺動部140と置き換えられる。図10は、安全装置40が発射位置(安全装置オフ)にあるハンドル部1を示す。作動バー109cが矢印の方向に動くとき、該作動バーは、引き金要素109b上のブラケット109aを介して引かれ、キャッチ21の前端を解放ローラ27の上に持ち上げるので、後端部23は、周知の方法で下げられ、トリガ3(図示せず)が解放される。
図11及び図12においては、安全装置140が安全位置にあり、ピボットレバー201又は下部レバーアーム205を保護し、遊底3がキャッチ21の後端部に隣接し、ピボットレバー201を実線で示される位置に動かしても、発射することはできない。遊底3がキャッチ21の後端部23に隣接しない状態では、ばね構成204により、ピボットレバー201は、点線で示される位置に動かされ(図11)、ピボットレバー201の下端部205は、安全摺動部140が安全位置にある場合であっても、安全摺動部140を超えて下方にハンドル部1内に入り込むことができる。遊底3の後退は妨げられない。安全バー141及び引き金バー109cが対応するアクチュエータ(図示せず)に結合され、該アクチュエータを介してこれらを作動させることができる。
アクチュエータ及び安全バー141並びに引き金バー109cが動作不良(停電、断線、その他の動作不良)の場合、該引き金バー109cが矢印(発射設定)とは反対の方向に動かされ、安全摺動部140が、図11及び図12に示す安全位置に動かされる。このことは、遊底の位置又は動きに注意を払う必要なしに、本発明のキャッチ21により常に可能である。動作不良、及び安全バー141又は安全バー140の引き金バー109cの位置は、センサにより登録することができ、制御システムにおいて対応する信号を処理することができる。
当業者であれば、特許請求の範囲内で本発明のさらなる実施形態及び変更が想到できるであろう。
1 ハンドル部; 3 遊底; 5 銃腔; 7 引き金ガード;
9、109 引き金; 10 安全延長部; 11 引き金軸; 13 ねじりばね;
15 下部ばね脚; 17 クロスピン; 19 上部ばね脚; 21 キャッチ;
23 後部レバーアーム; 25 前部レバーアーム; 27 解放ローラ;
29 レバー軸; 31 逆鉤型アーム; 33 逆鉤型キャッチ;
40 安全装置; 41 安全ローラ; 43、49、307a 凹部;
45 ラッチ式突起; 46 安全突起; 47 ばね荷重式キャッチ構成;
51 ラッチ式キャッチ; 53 解放キャッチ; 54 ピン;
55 キャッチばね; 101 摺動部; 103 後部当接面;
104、204、304 ばね構成; 105 フィンガ; 109a ブラケット;
109b 引き金要素; 109c 作動バー; 140 安全摺動部;
141 安全バー; 201、301 ピボットレバー; 202 ピボット軸;
203 上部レバーアーム; 205、305 下部レバーアーム;
302 ピボット軸; 303 第1の作動要素; 306 第2の作動要素;
307 制御プロファイル。

Claims (15)

  1. 遊底(3)及び安全装置(40;140)を含む小火器、具体的には速射型火器の引き金機構のためのキャッチ(21)であって、前記キャッチ(21)は、
    前記遊底(3)をブロックする位置と該遊底をブロックしない位置との間で動かすことができ、かつ、
    安全要素(101;201;301)を含み、前記安全要素は、
    解放位置(II)と安全位置(I)との間で前記キャッチ(21)に対して動かすことができ、
    後退する前記遊底(3)が前記安全要素(101;201;301)に対して後方への作動力を作用させるとき、該遊底(3)が前記キャッチ(21)に係合してその解放位置(II)になり、該安全装置が同時にその安全位置にあっても、前記解放位置(II)にある該安全装置(40;140)に係合せず、該キャッチ(21)を非ブロック位置に動かすことができず、
    及び/又は、前記遊底(3)が前記安全要素(101;201;301)に対して前方向の作動力を作用させるとき、該遊底(3)が前記キャッチ(21)上に前進する場合にその安全位置(I)になり、前記安全位置(I)において、該安全装置が同時にその安全位置にあるときでも、該安全装置(40、140)に係合し、該キャッチ(21)自体をそのブロック位置に固定する
    ことを特徴とするキャッチ(21)。
  2. 前記安全要素(101;201;301)は、ばね力に逆らってその解放位置(II)から前記安全位置(I)まで動かすことができることを特徴とする、請求項1に記載のキャッチ(21)。
  3. 前記安全要素(101;201;301)は、ばね力に逆らってその安全位置(I)から前記解放位置(II)まで動かすことができることを特徴とする、請求項1に記載のキャッチ(21)。
  4. 前記安全要素(101;201;301)は、前進する前記遊底(3)により動かすことができ、結果として、該安全要素(101;201;301)をその安全位置(I)に動かすことができる第1の作動要素(103;203;303)と、該安全要素(101;201;301)が安全位置にある場合に、前記安全装置(40;140)の動作領域内にある***品(105;205;305)とを含むことを特徴とする、請求項1、請求項2、又は請求項3に記載のキャッチ(21)。
  5. 前記安全要素(101;201;301)は、ブロック位置において前記遊底(3)に係合する前記キャッチ(21)上に構成された逆鉤型アーム(31)の領域内に配置されることを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のキャッチ(21)。
  6. 前記第1の作動要素(103;203;303)は、前記遊底(3)が隣接する状態において、逆鉤型アームの輪郭内にあることを特徴とする、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のキャッチ(21)。
  7. 前記安全要素(301)は、後退する前記遊底(3)により、結果として該安全要素(301)をその解放位置(II)に動かすことができる第2の作動要素(306)と、該安全要素(301)が安全位置にある場合に、前記安全装置(40;140)の動作領域の外にある***品(305)とを含むことを特徴とする、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のキャッチ(21)。
  8. 前記第2の作動要素(306)は、前記遊底の移動経路内に突出する制御カムとして構成され、該遊底(3)が後退する場合に、該遊底(3)上に配置された制御プロファイル(307)によって動かすことができることを特徴とする、請求項7に記載のキャッチ(21)。
  9. 前記安全要素(101)は、摺動部として構成され、その摺動方向は、好ましくは前記遊底(3)の銃身方向に対応する方向であることを特徴とする、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のキャッチ(21)。
  10. 前記安全要素(201;301)は、前記遊底(3)の銃身方向に対して横断方向に延びるピボット軸(202;302)を中心として前記キャッチ(21)内にピボット運動可能に配置されたピボットレバーとして構成されることを特徴とする、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のキャッチ(21)。
  11. 前記ピボットレバー(201;301)は、2つのアームを有するように構成され、その第1のレバーアーム(203;303)は前記作動要素を含み、かつ、第2のレバーアーム(205;305)は前記***品を含むことを特徴とする、請求項10に記載のキャッチ(21)。
  12. 前記第1のレバーアーム(203;303)は、前記第2のレバーアーム(205;305)より短くなるように構成され、かつ、該第1のレバーアームと該第2のレバーアームの間の長さの比は、好ましくは1:2から1:3であることを特徴とする、請求項11に記載のキャッチ(21)。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載のキャッチ(21)を有する引き金機構。
  14. 作動のために、前記引き金(9;109)又は前記安全装置(40;140)を作動要素に結合することができる少なくとも1つの連携機構(109c;141)を含むことを特徴とする、請求項12に記載の引き金機構を有するハンドル部(1)。
  15. 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載のキャッチ(21)、請求項12に記載の引き金機構、或いは請求項13又は14に記載のハンドル部(1)を含むことを特徴とする火器。
JP2010531463A 2007-10-31 2008-10-31 火器のためのキャッチ、引き金機構及びハンドル部 Active JP5290308B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102007052105A DE102007052105B3 (de) 2007-10-31 2007-10-31 Fanghebel, Abzugseinrichtung und Griffstück für eine Waffe
DE102007052105.9 2007-10-31
PCT/EP2008/009230 WO2009056349A2 (de) 2007-10-31 2008-10-31 Fanghebel, abzugseinrichtung und griffstück für eine waffe

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011501104A true JP2011501104A (ja) 2011-01-06
JP5290308B2 JP5290308B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=39682492

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010531424A Active JP5190517B2 (ja) 2007-10-31 2008-02-21 火器の摺動停止部、引き金装置、及び把持部
JP2010531463A Active JP5290308B2 (ja) 2007-10-31 2008-10-31 火器のためのキャッチ、引き金機構及びハンドル部

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010531424A Active JP5190517B2 (ja) 2007-10-31 2008-02-21 火器の摺動停止部、引き金装置、及び把持部

Country Status (12)

Country Link
US (3) US7802511B2 (ja)
EP (2) EP2205925B1 (ja)
JP (2) JP5190517B2 (ja)
KR (2) KR101240013B1 (ja)
AU (2) AU2008318018B2 (ja)
CA (2) CA2703187C (ja)
DE (1) DE102007052105B3 (ja)
ES (2) ES2611016T3 (ja)
LT (1) LT2205924T (ja)
PT (2) PT2205925T (ja)
WO (2) WO2009056176A1 (ja)
ZA (1) ZA201002985B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011501103A (ja) * 2007-10-31 2011-01-06 ヘックレル・ウント・コッホ・ゲーエムベーハー 火器の摺動停止部、引き金装置、及び把持部
JP2015526682A (ja) * 2012-07-16 2015-09-10 ヘッケラー アンド コッホ ゲーエムベーハー 火器のための引金モジュール

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8375838B2 (en) * 2001-12-14 2013-02-19 Irobot Corporation Remote digital firing system
US7559269B2 (en) 2001-12-14 2009-07-14 Irobot Corporation Remote digital firing system
US8677665B1 (en) * 2007-10-05 2014-03-25 John F. Huber Trigger assembly
DE102008009827B4 (de) * 2007-10-08 2014-10-16 Heckler & Koch Gmbh Sicherungsmechanik für Waffen
US9021732B2 (en) * 2013-03-14 2015-05-05 Julian Eric Johnson Firearm trigger reset assist apparatus and method
US9389037B2 (en) 2014-03-04 2016-07-12 George L. Reynolds Two-stage military type trigger
US10739095B2 (en) * 2015-12-01 2020-08-11 Mean L.L.C. Firearm operating system
JP2019507642A (ja) * 2016-03-03 2019-03-22 エスクロン, エルエルシーEsculon, Llc 胸部ドレナージの管理装置および方法
US20180080731A1 (en) * 2016-09-22 2018-03-22 Skunk Labs Llc Firearms Trigger Assembly
US10724815B2 (en) 2017-02-03 2020-07-28 Varangian Investments, Llc Trigger assembly
US10222160B2 (en) * 2017-02-03 2019-03-05 Varangian Investments, Llc Trigger assembly apparatus
TR201715303A2 (tr) 2017-10-10 2019-04-22 Armsan Silah Sanayi Ve Ticaret Anonim Sirketi Tüfekler İçin Yeni Bir Mekanizma Yapısı
US10767950B2 (en) * 2017-12-21 2020-09-08 Nosler, Inc. Firearm trigger mechanisms with rotatable linkage members and associated systems and methods
EP3514474B1 (en) * 2018-01-22 2020-08-26 Rade Tecnologías, S.L Safety device for firearms and safety method for firearms
EP3524922A1 (fr) 2018-02-09 2019-08-14 FN Herstal SA Dispositif de securite d'une arme a feu
EP3524921A1 (fr) 2018-02-09 2019-08-14 FN Herstal SA Mécanisme de départ d'une arme a feu
US11079193B1 (en) * 2018-05-30 2021-08-03 Agency Arms, Llc Trigger safety with rotatable lever systems and methods
WO2020082036A1 (en) * 2018-10-18 2020-04-23 Savage Arms, Inc. Adjustable force trigger mechanism
US11280570B2 (en) 2019-03-11 2022-03-22 James Matthew Underwood Firearm operating mechanisms and bolt release
US11187481B2 (en) * 2019-05-29 2021-11-30 Smith & Wesson Inc. Firearm fire control mechanisms
US11371789B2 (en) 2019-08-06 2022-06-28 James Matthew Underwood Roller delayed firearm operating system
US11543195B2 (en) 2020-07-03 2023-01-03 James Matthew Underwood Roller and bearing delayed firearm operating systems
IT202000017578A1 (it) 2020-07-20 2022-01-20 Nexion Spa Apparato e metodo per la rilevazione di un assetto di un veicolo
DE102021103878B8 (de) 2021-02-18 2022-06-23 Heckler & Koch Gmbh Steuerelement, Verschlussfanghebel, Verschlussträger, Abzug, Abzugsbaugruppe für eine Maschinenwaffe sowie damit ausgestattete Maschinenwaffe
KR102554828B1 (ko) 2021-09-28 2023-07-13 현대제철 주식회사 일렉트로 가스 용접 시스템
US11846476B2 (en) 2021-10-07 2023-12-19 James Matthew Underwood Ejector for firearm

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59208399A (ja) * 1983-04-29 1984-11-26 ウエルクツオイクマシイネンフアブリ−ク・エ−リコン−ビユ−レ・アクチエンゲゼルシヤフト 自動火器の引鉄装置
JP2001280895A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Sumitomo Heavy Ind Ltd 小火器用車載化キット
US20040194615A1 (en) * 2001-12-20 2004-10-07 Jurgen Gablowski Safety mechanisms for automatic firearms

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE98218C (ja) *
US949467A (en) * 1907-11-05 1910-02-15 Rudolf Frommer Locking device for firearms.
US1907163A (en) * 1931-11-23 1933-05-02 White Automatic Gun Corp Automatic gun
GB579386A (en) * 1943-09-21 1946-08-01 Dunlop Rubber Co Improvements in or relating to the firing mechanism of automatic guns
NL96250C (ja) * 1954-05-21
DE1009978B (de) * 1954-07-09 1957-06-06 Naz D Armi Fab Sicherheitseinrichtung an Selbstladern
DE1129871B (de) * 1960-05-19 1962-05-17 Walther C Fa Sicherungseinrichtung fuer halb- und vollautomatische Waffen
ES294019A1 (es) * 1963-11-29 1964-01-16 Star Bonifacio Echevarria Soc Mecanismo de disparo para armas automaticas
DE1453917A1 (de) 1965-01-09 1969-09-25 Heckler & Koch Gmbh Zuschiessende automatische Handfeuerwaffe
US4133128A (en) * 1977-08-18 1979-01-09 Brush Clyde E Safety device for rifles
US4352317A (en) * 1978-10-20 1982-10-05 Llama Gabilonda Y. Cia. S.A. Hammer safety block
IT1259862B (it) * 1992-01-14 1996-03-28 Beretta Armi Spa Meccanismo di scatto per armi da fuoco semiautomatiche e automatiche
DE19655169C2 (de) * 1996-06-28 2003-01-30 Heckler & Koch Gmbh An unterschiedliche Einsatzbedingungen anpassbare Handfeuerwaffe
US6125735A (en) * 1996-10-21 2000-10-03 Heckler & Koch Gmbh Self-loading weapon
SE514399C2 (sv) * 1999-06-28 2001-02-19 Cbj Tech Ab Avfyringsanordning för vapen
DE10211882B4 (de) * 2002-03-18 2010-01-21 Gottfried Prechtl Sicherung an Langwaffen mit einem Schlagbolzenschloss
TWI519829B (zh) 2006-12-20 2016-02-01 住友化學股份有限公司 偏光板及液晶顯示裝置
DE102007052105B3 (de) * 2007-10-31 2009-05-28 Heckler & Koch Gmbh Fanghebel, Abzugseinrichtung und Griffstück für eine Waffe

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59208399A (ja) * 1983-04-29 1984-11-26 ウエルクツオイクマシイネンフアブリ−ク・エ−リコン−ビユ−レ・アクチエンゲゼルシヤフト 自動火器の引鉄装置
JP2001280895A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Sumitomo Heavy Ind Ltd 小火器用車載化キット
US20040194615A1 (en) * 2001-12-20 2004-10-07 Jurgen Gablowski Safety mechanisms for automatic firearms

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011501103A (ja) * 2007-10-31 2011-01-06 ヘックレル・ウント・コッホ・ゲーエムベーハー 火器の摺動停止部、引き金装置、及び把持部
JP2015526682A (ja) * 2012-07-16 2015-09-10 ヘッケラー アンド コッホ ゲーエムベーハー 火器のための引金モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
ES2611016T3 (es) 2017-05-04
US20090107024A1 (en) 2009-04-30
JP5290308B2 (ja) 2013-09-18
JP2011501103A (ja) 2011-01-06
PT2205925T (pt) 2017-02-09
KR101240013B1 (ko) 2013-03-06
KR101261103B1 (ko) 2013-05-06
CA2703746C (en) 2012-09-18
US8359778B2 (en) 2013-01-29
AU2008318018A1 (en) 2009-05-07
WO2009056349A3 (de) 2009-06-18
AU2008317834A1 (en) 2009-05-07
WO2009056349A2 (de) 2009-05-07
US8117779B2 (en) 2012-02-21
EP2205925B1 (de) 2016-11-02
EP2205925A1 (de) 2010-07-14
US20120005934A1 (en) 2012-01-12
CA2703187C (en) 2012-08-21
PT2205924T (pt) 2017-02-13
EP2205924B1 (de) 2016-12-14
JP5190517B2 (ja) 2013-04-24
LT2205924T (lt) 2017-01-25
ES2615392T3 (es) 2017-06-06
WO2009056176A1 (de) 2009-05-07
CA2703746A1 (en) 2009-05-07
ZA201002985B (en) 2011-02-23
KR20100105559A (ko) 2010-09-29
DE102007052105B3 (de) 2009-05-28
AU2008317834B2 (en) 2011-08-25
KR20100105560A (ko) 2010-09-29
CA2703187A1 (en) 2009-05-07
AU2008318018B2 (en) 2011-07-28
US20100269391A1 (en) 2010-10-28
EP2205924A2 (de) 2010-07-14
US7802511B2 (en) 2010-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5290308B2 (ja) 火器のためのキャッチ、引き金機構及びハンドル部
US7703230B2 (en) Positive striker lock safety for use with a firearm
US5701698A (en) Trigger mechanism for firearms
RU2505772C2 (ru) Привод затвора орудия
JP6208861B2 (ja) 自動式けん銃用分解保護デバイス、及び分解保護デバイスを備える自動式けん銃
JP6185198B2 (ja) 内部撃鉄式自動装弾ピストルの落下保護装置及びこのような落下保護装置を有する自動装弾ピストル
EP0529871A1 (en) Lever arrangement for automatic pistol for positioning firing pin and for decocking
US8042450B2 (en) Safety apparatus for firearms
CN112033213B (zh) 用于枪械的扳机单元
IL110217A (en) Safety measures for firearms firing mechanism
US20020152660A1 (en) Magazine safety units for a self-loading firearm
JP7448478B2 (ja) 小火器
US5000075A (en) Double action pistol
US6948273B2 (en) Safety mechanism for gun
US4843748A (en) Firearm
US20020174586A1 (en) Safety units for a hammer in a firearm
US7665455B2 (en) Compressed gas operated pistol
US6131325A (en) Safety mechanism for rifles with a cylindrical breech
KR100389182B1 (ko) 완전자동식 자동 장전 무기
US11906257B2 (en) Control element, breechblock stop lever, breechblock carrier, trigger, trigger assembly for an automatic weapon, and an automatic weapon equipped therewith
US20240068762A1 (en) Auto-sear for a firearm
US2344109A (en) Automatic gun having sliding barrel

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5290308

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250