JP2011244559A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置効率の低下を招くことなく、起動時および過負荷制御時においても半導体素子に印加される最大電圧を一定にすることができるスナバ回路を提供する。
【解決手段】スナバコンデンサと第1のダイオードとが直列に接続された第1直列回路と、第2のダイオードとトランジスタが直列に接続された第2直列回路とを具備し、第1直列回路を整流回路の出力端に接続し、第2直列回路の一端を第1直列回路のスナバコンデンサと第1のダイオードの直列接続点に接続し、その他端を平滑回路の平滑インダクタと平滑コンデンサの直列接続点に接続し、第2直列回路のトランジスタのベース端子にツェナーダイオードを接続して、第2直列回路の第2のダイオードとトランジスタの直列接続点の電位を所定値に制御することで、LC共振を効果的に抑制しつつ第2直列回路のトランジスタに生じる損失を低減することを可能とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力変換装置、特にスイッチング電源等に用いられるダイオード等の半導体スイッチング素子に印加されるサージ電圧を抑制するに好適なスナバ回路を備えた電力変換装置に関する。
従来、入力された直流電圧を半導体スイッチング素子によりスイッチングして交流を生成した後、変圧器によって昇圧または降圧し、これを整流して異なる直流電圧に変換して出力する絶縁型DC−DCコンバータが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図14は、直流から交流を生成する半導体スイッチング素子にMOSFETを用いて構成した絶縁型DC−DCコンバータ(以下、「DC−DCコンバータ」という。)の一例を示した概略構成図である。このDC−DCコンバータは、2つのMOSFETのうち、一方のMOSFET(Q1またはQ3)のソースと、他方のMOSFET(Q2またはQ4)のドレインを接続した直列回路が2組並列に接続されてインバータ2を構成している。
オンオフ制御部3は、インバータ2のMOSFET(Q1、Q4)をそれぞれオンする一方、MOSFET(Q2、Q3)をそれぞれオフする状態(第1の状態)と、このオンとオフを入れ替えた状態(第2の状態)およびすべてのMOSFET(Q1〜Q4)をオフする状態(第3の状態)を作る。そしてオンオフ制御部3は、これら第1〜第3の状態を高速で切り替え、変圧器Tの一次巻線W1に高周波の交流(矩形波)が印加されるように制御する。このように制御することによって、変圧器Tの二次巻線W2には一次巻線W1に与えられた矩形波に応じた電圧(交流)が生じる。この高周波交流の周波数は、変圧器Tの小型化および騒音防止のために、一般に10kHz以上とされることが多い。
変圧器Tの二次巻線W2には、この二次巻線W2に生じた交流を整流する4個のダイオード(D1、D2、D3、D4)からなる整流回路4が接続されている。この整流回路4の出力は脈流であるため、平滑インダクタLおよび平滑コンデンサCを直列に接続した平滑回路が、整流回路4の出力端子間に接続される。そして、平滑コンデンサCの両端に生じる平滑された直流が負荷5に供給されるようになっている。
オンオフ制御部3は、上述したように第1〜第3の状態を高速で切り替えるとともに、MOSFET(Q1〜Q4)のオン期間とオフ期間の比率を制御することによって、負荷5に印加される直流電圧値を調整する。なお、上記MOSFET(Q1〜Q4)のすべてをオフする期間(第3の期間)、すなわち変圧器Tの一次巻線W1に印加された電圧が[0V]となる期間においても、DC−DCコンバータは、平滑インダクタLに蓄えられた磁気エネルギーを放出し、負荷5に電流を供給し続ける(還流期間)。
ところで、このDC−DCコンバータは、例えば還流期間から正の電圧が印加される期間に移行するとダイオードD2、D3には逆電圧が印加されるため、ごく短時間に逆電流すなわち逆回復電流を流した後、これを遮断する動作を行う。この逆回復電流の供給源は、変圧器Tである。変圧器Tの電流経路には、変圧器Tの漏れインダクタンスLeが存在する。また、ダイオード(D1〜D4)には、高速でスイッチングされた交流を直流に変換するため、電流遮断時間の短い素子が用いられる。このダイオード(D1〜D4)には寄生容量(Cp1〜Cp4)が存在する。ダイオード(D1〜D4)が電流を遮断するときに生じる損失は小さいため、この寄生容量(Cp1〜Cp4)の影響が無視できなくなる。
還流期間から第1の状態に移行する場合、変圧器Tの二次巻線W2に生じた起電力E2に対して、漏れインダクタンスLeとダイオードD2、D3の寄生容量Cp2、Cp3とで形成される直列共振回路によるLC共振が生じる。このLC共振において、漏れインダクタンスLeの初期電流を[0A]、寄生容量Cp2、Cp3の初期電圧を[0V]の条件で、寄生容量Cp2、Cp3に生じるサージ電圧のピーク値は、LC共振回路に印加される電圧(ここでは、起電力E2)の2倍に達することが知られている。このサージ電圧のピーク値は、LC共振回路に流れる初期電流(ここでは、逆回復電流)の存在によってさらに高くなる。なお、還流期間から第2の状態に移行する場合には、ダイオードD1、D4についても同様のサージ電圧が印加される。
このサージ電圧のピーク値が素子の許容する逆電圧を超えると、ダイオード(D1〜D4)は破損する恐れがある。このようなサージ電圧からスイッチング素子を保護するためのスナバ回路を備えた電力変換装置が知られている(例えば、特許文献2〜4参照。)。
例えば、図14に示した回路は、コンデンサCs1とダイオードDs1とが直列に接続された第1直列回路と、ダイオードDs2とツェナーダイオードDzsとが直列に接続された第2直列回路と、ダイオードDs3とインダクタLsとが直列に接続された第3直列回路とを備えている。第1直列回路は整流回路4の出力端子間に接続されている。第2直列回路はその一端が第1直列回路のコンデンサCs1とダイオードDs1の直列接続点に接続され、その他端が平滑回路の平滑インダクタLと平滑コンデンサCの直列接続点に接続されている。第3直列回路は第2直列回路に並列に接続されている。
このように構成されたスナバ回路を有するDC−DCコンバータにおいて、まず、還流期間中、図15に示すようにコンデンサCs1→平滑インダクタL→負荷5→ダイオードDs1→コンデンサCs1の経路で電流が流れ、コンデンサCs1に蓄えられたエネルギーは負荷5に回生される。したがって、コンデンサCs1は、不要な損失を伴わずに次の充電サイクルに移行する前にほぼ[0V]まで放電する。
次に、還流期間の後に変圧器Tの二次巻線W2に生じた起電力E2が立ち上がると、スナバ回路に流れる電流は、図16に示すように、最初に変圧器Tの二次巻線W2→ダイオードD1→コンデンサCs1→ダイオードDs3→インダクタLs→平滑コンデンサC→ダイオードD4→変圧器Tの二次巻線W2の経路で流れ始める。そして第1直列回路のコンデンサCs1とダイオードDs1の直列接続点の電圧が、ツェナーダイオードDzsのツェナー電圧Vzsと平滑コンデンサCの両端電圧、すなわち負荷5に印加される出力電圧Eoとの和(Vzs+Eo)を超えると、スナバ回路に流れる電流は、上記経路に加えて、図17に示すように変圧器Tの二次巻線W2→ダイオードD1→コンデンサCs1→ダイオードDs2→ツェナーダイオードDzs→平滑コンデンサC→ダイオードD4→変圧器Tの二次巻線W2の経路でも流れ始める。
このようにダイオードD2、D3が電流を遮断しても漏れインダクタンスLeの電流がスナバ回路に流れ続けるため、ダイオードD2、D3の寄生容量Cp2、Cp3の充電電流が低減され、ダイオードD2、D3に印加される電圧は低くなる。
次に、上記スナバ回路に流れる電流によりコンデンサCs1が充電され、その両端電圧Ecは上昇する。これにより、漏れインダクタンスLeには出力電圧EoとコンデンサCs1の両端電圧Ecとを加えた電圧が逆電圧として印加され、漏れインダクタンスLeに流れていた電流は減少する。これに伴ってダイオードDs1が導通するとインダクタLsの電流は、図18に示すようにインダクタLs→平滑コンデンサC→ダイオードDs1→ダイオードDs3→インダクタLsの経路で流れるようになり、インダクタLsに蓄えられたエネルギーが平滑コンデンサCに移行する。
このように、スナバ回路に流れる電流を第2直列回路と第3直列回路に分流させると、第2直列回路のツェナーダイオードDzsで発生する損失を低減させることができる。これにより、第3直列回路を有しないスナバ回路に比べて装置効率を向上させることができる。
ここで、上記スナバ回路を適用したDC−DCコンバータにおいて、変圧器Tの漏れインダクタンスLeとコンデンサCs1との共振によってコンデンサCs1の両端に生じる電圧Ecのピーク電圧値Ecpは、簡単化のためインダクタLsの影響を無視すると、次式で示される。
Ecp=2×{E2−(Eo+Vzs)}
このため、整流電圧Erのピーク値Erpは、次式となる。
Erp=2×{E2−(Eo+Vzs)}+(Eo+Vzs)
=2×E2−(Eo+Vzs)
この式が示すように、整流回路4を構成するダイオード(D1〜D4)に印加される電圧のピーク値Erpは、スナバ回路がない場合に印加される電圧[2×E2]よりも低く抑えられる。
特開昭61−106068号公報 特開平9−285126号公報(図3) 特開平11−98836号公報(図8) 特開2009−247132号公報(図6)
しかしながら、上述の従来のスナバ回路では、DC−DCコンバータの運転状態によって、整流回路4に印加される電圧が抑制されない場合がある。具体的には、DC−DCコンバータが起動するとき、オンオフ制御部3はMOSFET(Q1〜Q4)のオン期間をゼロから開始し、徐々にオン期間を長くして、出力電圧Eoを[0V]から定格電圧まで立ち上げていくという、いわゆるソフトスタート制御を一般的に行う。また、負荷5が過負荷状態になった場合には、MOSFET(Q1〜Q4)のオン期間をゼロ付近にまで短くして出力電圧Eoを低下させ、出力電流が制限値を超えないようにする制御が行われる。このときにも、出力電圧Eoは略[0V]になる場合がある。
このような場合、上述のスナバ回路では、出力電圧Eoが[0V]になると、整流回路4を構成するダイオード(D1〜D4)に印加される電圧のピーク値Erpは、
Erp=2×E2−Vzs
となり、電圧を抑制する効果が低減するという問題がある。
ここで、ダイオード(D1〜D4)に印加される電圧のピーク値を低い値に抑制するためにツェナー電圧Vzsを高い値に設定することが考えられる。しかし、ツェナー電圧Vzsを高くすると、ツェナーダイオードDzsで生じる損失が増加し、装置効率が低下する。さらに、熱容量の大きなツェナーダイオードDzsを使用する必要があり、装置が大型、高価格になるという問題がある。
本発明は、このような従来の電力変換装置が有していた問題を解決しようとするものであり、出力電圧Eoの値に係わらず、整流回路に印加される電圧のピーク値を抑制することができる電力変換装置を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る課題解決手段は、入力電圧を整流して出力する整流回路と、平滑インダクタと平滑コンデンサとの直列回路からなり、前記整流回路の出力端子間に接続される平滑回路と、スナバ回路とを備えた電力変換装置において、前記スナバ回路は、第1コンデンサと第1ダイオードとが直列に接続される直列回路からなり、前記整流回路の出力端子間に接続される第1直列回路と、前記第1直列回路の第1コンデンサと第1ダイオードの直列接続点と、前記整流回路の平滑インダクタと平滑コンデンサの直列接続点との間に接続され、かつ制御端子を有する電圧制御部と、前記整流回路と前記平滑回路の平滑コンデンサとの接続点を基準点とし、この基準点にその一端が接続され、その他端が前記電圧制御部の制御端子に接続される基準電圧設定部とを有していることを特徴とする。
また、前記電圧制御部は、前記第1直列回路の第1コンデンサが充電されるとき、前記基準電圧設定部が設定する基準電圧に基づいて、前記基準点に対する前記第1直列回路の第1コンデンサと第1ダイオードの直列接続点の電圧を所定値に維持することを特徴とする。
さらに、前記電圧制御部は、第2ダイオードと制御端子を有する電圧制御素子とが直列に接続された第2直列回路であり、前記基準電圧設定部は、定電圧素子であることを特徴とする。
さらに、前記第2直列回路の第2ダイオードと電圧制御素子の直列接続点と前記基準点との間、若しくは前記第2直列回路の電圧制御素子の両端子間に第2コンデンサが接続されていることを特徴とする。
本発明により、入力電圧を直流電圧に変換する電力変換装置において、整流回路を構成するダイオードが逆回復電流を遮断したときに、出力電圧Eoの値に係わらず、基準点に対する第1コンデンサと第1ダイオードの直列接続点の電位が所定値に維持されるので、整流回路に印加される電圧のピーク値を効果的に抑制することができる。
本発明に係る電力変換装置の一実施形態であるDC−DCコンバータの構成を示す概略回路図。 図1に示すスナバ回路の具体的な実施形態を示すDC−DCコンバータの概略回路図。 図2に示すDC−DCコンバータにおいて還流期間中にスナバ回路を流れる電流の経路を示す図。 図3に示すDC−DCコンバータにおいてコンデンサCs1の充電電流が流れる経路を示す図。 本発明に係る電力変換装置の他の実施形態であるDC−DCコンバータの構成を示す概略回路図。 本発明に係る電力変換装置のさらに他の実施形態であるDC−DCコンバータの構成を示す概略回路図。 本発明に係る電力変換装置のさらに他の実施形態であるDC−DCコンバータの構成を示す概略回路図。 本発明に係る電力変換装置のさらに他の実施形態であるDC−DCコンバータの構成を示す概略回路図。 本発明に係る電力変換装置のさらに他の実施形態であるDC−DCコンバータの構成を示す概略回路図。 図9に示すDC−DCコンバータにおいてコンデンサCs1の充電電流が流れる経路を示す図。 図9に示すDC−DCコンバータのスナバ回路に流れる電流波形を示す図。 本発明に係る電力変換装置のさらに他の実施形態であるDC−DCコンバータの構成を示す概略回路図。 本発明に係る電力変換装置のさらに他の実施形態であるDC−DCコンバータの構成を示す概略回路図。 従来の電力変換装置の一実施形態であるDC−DCコンバータの構成を示す概略回路図。 図14に示すDC−DCコンバータにおいて還流期間にスナバ回路を流れる電流の経路を示す図。 図14に示すDC−DCコンバータにおいてコンデンサCs1の充電初期の電流が流れる経路を示す図。 図14に示すDC−DCコンバータにおいてコンデンサCs1の充電電流が流れる経路を示す図。 図14に示すDC−DCコンバータにおいてインダクタLsが保持するエネルギーを負荷に回生する電流経路を示す図。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図13に基づいて詳細に説明する。なお、図1〜図13において、従来の電力変換装置の一例として示した図14のDC−DCコンバータと共通する構成要素には同符号を付し、その説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の一実施例であるDC−DCコンバータの構成を示す概略回路図である。
本発明に係る電力変換装置の特徴はスナバ回路にある。図14に示した従来のDC−DCコンバータにおいて、スナバ回路の第2直列回路は、ダイオードDs2とツェナーダイオードDzsとで構成されている。これに対し、本発明では、従来の第2直列回路に代えて、電圧制御部6がコンデンサCs1とダイオードDs1の直列接続点と、平滑インダクタと平滑コンデンサの直列接続点との間に接続される。また、電圧制御部6の制御端子と基準点との間には、基準電圧設定部7が接続される。
本発明において、変圧器Tの二次巻線W2→ダイオードD1(D3)→コンデンサCs1→電圧制御部6→平滑コンデンサC→ダイオードD4(D2)→変圧器Tの二次巻線W2の経路で電流が流れるとき、コンデンサCs1とダイオードDs1の直列接続点の電位は、電圧制御部6の動作により、基準点に対して所定値に維持される。この所定値は、制御端子を通して電圧制御部6に与えられる基準電圧に基づいて定められる。基準電圧は基準点に対する電位であり、基準電圧設定部7が発生する。基準電圧設定部7が発生する基準電圧は、出力電圧Eoの値に影響されない。
図2は、図1に示す実施態様のより具体的な一実施例であるDC−DCコンバータの構成を示す概略回路図である。この実施例では、電圧制御部6が電圧制御素子であるトランジスタTrで構成されている。また、基準電圧設定部7が定電圧素子であるツェナーダイオードDzbで構成されている。
具体的には、本発明の電圧制御部6に対応するトランジスタTrの一端が第1直列回路のコンデンサCs1とダイオードDs1の直列接続点に接続され、その他端が平滑回路の平滑インダクタLと平滑コンデンサCの直列接続点に接続されている。また、トランジスタTrのベース端子にはツェナーダイオードDzbの一端が接続され、ツェナーダイオードDzbの他端は基準点に接続されている。
このような特徴ある本発明のスナバ回路の動作について詳細に説明する。まず、還流期間中、図3に示すようにコンデンサCs1→平滑インダクタL→負荷5→ダイオードDs1→コンデンサCs1の経路で電流が流れ、コンデンサCs1に蓄えられたエネルギーは負荷5に回生される。したがって、コンデンサCs1は、不要な損失を伴わずに次の充電サイクルに移行する前にほぼ[0V]まで放電する。
次に、変圧器Tの二次巻線W2に生じた起電力E2が立ち上がると、整流回路4のダイオードD2、D3の寄生容量Cp2、Cp3が充電され、それぞれの電圧が上昇する。同時に、変圧器Tの二次巻線に生じた起電力E2に対応して、整流回路4の出力電圧Erが立ち上がる。整流回路4の出力電圧ErがツェナーダイオードDzbのツェナー電圧Vzbを超えると、図4に示す変圧器Tの二次巻線W2→ダイオードD1→コンデンサCs1→トランジスタTr→平滑コンデンサC→ダイオードD4→変圧器Tの二次巻線W2の経路でスナバ回路にパルス電流が流れる。
これによって、ダイオードD2、D3の寄生容量Cp2、Cp3を充電する電流がスナバ回路に分流する。その結果、寄生容量Cp2、Cp3の充電が抑制される。すなわち、整流回路4のダイオード(D1〜D4)に印加される電圧が抑制される。
上記DC−DCコンバータにおいて、変圧器Tの漏れインダクタンスLeとコンデンサCs1との共振により、コンデンサCs1の両端に生じる電圧Ecのピーク値Ecpは、次式で示される。
Ecp=2×(E2−Vzb)
このため、整流電圧Erのピーク値Erpは、次式となる。
Erp=Ecp+Vzb=2×E2−Vzb
この式が示すように、整流回路4を構成するダイオード(D1〜D4)に印加される電圧のピーク値Erpは、スナバ回路がない場合に印加される電圧[2×E2]よりも低く抑えられる。
また、ツェナーダイオードDzbのツェナー電圧Vzbは出力電圧Eoの値に係わらず一定である。したがって、本発明に係るDC−DCコンバータは、出力電圧Eoの値に係わらず、一定の電圧抑制効果を発揮することができる。
なお、ツェナーダイオードDzbのツェナー電圧Vzbは、DC−DCコンバータの定格出力電圧と略等しい電圧に設定するのが良い。このように設定することにより、トランジスタTrのエミッタ−コレクタ間電圧を低くすることができる。これにより、トランジスタTrで発生する損失を少なくすることができ、装置の低損失化が可能となる。
なお、還流期間中、トランジスタTrのエミッタ−コレクタ間に平滑コンデンサCの電圧が逆電圧として印加される。これを防止する必要があるときは、逆耐圧を有する半導体素子、例えばダイオードDs2(第2ダイオード)をトランジスタTrと直列に設けるのがよい。図5はダイオードDs2をトランジスタTrのエミッタ側に設けた場合、また図6はダイオードDs2をトランジスタTrのコレクタ側に設けた場合のDC−DCコンバータの構成を示す概略回路図である。
図7は、図1に示す実施態様のより具体的な他の実施例であるDC−DCコンバータの構成を示す概略回路図である。この実施例は、図5の実施例に対し、さらにコンデンサCs2(第2コンデンサ)が付加されている。コンデンサCs2は、ダイオードDs2とトランジスタTrの直列接続点と基準点との間に接続される。
コンデンサCs2は、DC−DCコンバータが最初に起動したときに、変圧器Tの二次巻線W2の起電力E2によって充電される。充電電流が流れる経路は、変圧器Tの二次巻線W2→ダイオードD2(またはD3)→コンデンサCs1→ダイオードDs2→コンデンサCs2→ダイオードD4(またはD2)→変圧器Tの二次巻線W2である。
コンデンサCs2の充電電圧Vsは、ツェナーダイオードDzbのツェナー電圧Vzbである。充電後はダイオードDs2に放電を阻止されるため、コンデンサCs2の電圧Vsは常にツェナー電圧Vzbに維持される。
したがって、還流期間の後に変圧器Tの二次巻線W2に生じた起電力E2が立ち上がり、整流回路4のダイオード(D1〜D4)が逆回復するとき、変圧器Tの漏れインダクタンスLeとコンデンサCs1との共振回路には、常にツェナー電圧Vzbに充電されたコンデンサCs2の電圧Vsが存在する。これにより、図2の実施例の場合と同様、整流回路4を構成するダイオード(D1〜D4)に印加される電圧のピーク値Erpは、常に[Erp=2×E2−Vzb]に抑制される。
図8は、図1に示す実施態様のより具体的なさらに他の実施例であるDC−DCコンバータの構成を示す概略回路図である。この実施例では、図5の実施例に対し、さらにコンデンサCs2が付加されている。コンデンサCs2はトランジスタのエミッタ−コレクタ間に並列に接続される。
コンデンサCs2は、DC−DCコンバータが最初に起動したときに、変圧器Tの二次巻線W2の起電力E2によって充電される。充電電流が流れる経路は、変圧器Tの二次巻線W2→ダイオードD2(またはD3)→コンデンサCs1→ダイオードDs2→コンデンサCs2→平滑コンデンサC→ダイオードD4(またはD2)→変圧器Tの二次巻線W2である。
ここで、コンデンサCs2の充電電圧Vsと出力電圧Eoを加えた電圧[Vs+Eo]は、ツェナーダイオードDzbのツェナー電圧Vzbと一致する。一方、DC−DCコンバータの起動時、出力電圧(平滑コンデンサの両端電圧)Eoは[0V]である。したがって、DC−DCコンバータの起動直後には、コンデンサCs2はツェナー電圧Vzbに充電される。その後、ソフトスタート制御により平滑コンデンサCの電圧が出力電圧Eoの定格電圧まで充電されると、コンデンサCs2の電圧Vsは[Vs=Vzb−Eo]となる。
充電後はダイオードDs2に放電を阻止されるため、コンデンサCs2の電圧Vsと出力電圧Eoを加えた電圧[Vs+Eo]は、常にツェナー電圧Vzbに維持される。
したがって、還流期間の後に変圧器Tの二次巻線W2に生じた起電力E2が立ち上がり、整流回路4のダイオード(D1〜D4)が逆回復するとき、変圧器Tの漏れインダクタンスLeとコンデンサCs1との共振回路には、常にツェナー電圧Vzbに充電されたコンデンサCs2の電圧Vsと出力電圧Eoとを加えた電圧[Vs+Eo]が存在する。これにより、図2の実施例の場合と同様、整流回路4を構成するダイオード(D1〜D4)に印加される電圧のピーク値Erpは、常に[Erp=2×E2−Vzb]に抑制される。
なお、図2の実施例に係るDC−DCコンバータにおいて、トランジスタTrにはパルス電流が流れる。したがって、トランジスタTrは高速性を有し、かつパルス電流に対する耐量が高い素子である必要がある。しかし、図7および図8の実施例に係るDC−DCコンバータでは、パルス電流はコンデンサCs2に流れるので、トランジスタTrは高速性、高パルス電流耐量を有する必要はない。これにより、装置の低価格化を図ることができる。
図9は、図1に示す実施態様のより具体的なさらに他の実施例であるDC−DCコンバータの構成を示す概略回路図である。この実施例では、図5の実施例に加えて、さらに第2直列回路と並列に第3直列回路を接続している。第3直列回路はダイオードDs3とインダクタLsとの直列回路からなる。
本実施例において、還流期間中、コンデンサCs1→平滑インダクタL→負荷5→ダイオードDs1→コンデンサCs1の経路で電流が流れ、コンデンサCs1に蓄えられたエネルギーは負荷5に回生される。したがって、コンデンサCs1は、不要な損失を伴わずに次の充電サイクルに移行する前にほぼ[0V]まで放電する。
次に変圧器Tの二次巻線W2に生じた起電力E2が立ち上がると、従来技術の一例として示した図14のDC−DCコンバータと同様、最初に変圧器Tの二次巻線W2→ダイオードD1→コンデンサCs1→ダイオードDs3→インダクタLs→平滑コンデンサC→ダイオードD4→変圧器Tの二次巻線W2の経路で、僅かに電流が流れ始める。
ここで第1直列回路のコンデンサCs1とダイオードDs1の直列接続点の電圧がツェナーダイオードDzbのツェナー電圧Vzbを超えると、スナバ回路に流れる電流は、上記経路に加えて、図10示すように変圧器Tの二次巻線W2→ダイオードD1→コンデンサCs1→ダイオードDs2→トランジスタTr→平滑コンデンサC→ダイオードD4→変圧器Tの二次巻線W2の経路でも流れ、図11に示すように急速に立ち上がる。
このようにダイオードD2、D3が電流を遮断しても漏れインダクタンスLeの電流がスナバ回路に流れ続けるため、ダイオードD2、D3の寄生容量Cp2、Cp3の充電電流が低減される。その結果、本発明に係るスナバ回路を適用することで、スナバ回路が無い場合に比べて、ダイオードD2、D3に印加される電圧を抑制することができる。
コンデンサCs1にスナバ電流が流れると、コンデンサCs1が充電され、その両端電圧Ecは上昇する。これにより、第1直列回路のコンデンサCs1とダイオードDs1の直列接続点の電圧がツェナーダイオードDzbのツェナー電圧Vzbよりも低くなり、第2直列回路には電流が流れなくなる。
さらに漏れインダクタンスLeには出力電圧EoとコンデンサCs1の両端電圧Ecとを加えた電圧が逆電圧として印加される。これにより、インダクタLsに流れていた電流は減少する。これに伴ってダイオードDs1が導通するとインダクタLsの電流は、インダクタLs→平滑コンデンサC→ダイオードDs1→ダイオードDs3→インダクタLsの経路で流れるようになり、インダクタLsに蓄えられたエネルギーが平滑コンデンサCに移行する。
上記スナバ回路を適用したDC−DCコンバータにおいて、変圧器Tの漏れインダクタンスLeとコンデンサCs1との共振によるコンデンサCs1の両端に生じる電圧のピーク電圧値Ecpは、簡単化のためインダクタLsの影響を無視すると、次式で示される。
Ecp=2×(E2−Vzb)
このため、整流電圧Erのピーク値Erpは、次式となる。
Erp=2×(E2−Vzb)+Vzb=2×E2−Vzb
この式が示すように、整流回路4を構成するダイオード(D1〜D4)に印加される電圧のピーク値は、スナバ回路がない場合に印加される電圧[2×E2]よりも低く抑えられる。
起動時や過負荷運転時においても、上記のとおり整流回路4のダイオード(D1〜D4)に加わる電圧のピーク値を[2×E2−Vzb]と略一定にすることができる。したがって、ダイオード(D1〜D4)が許容する逆電圧に対して印加電圧を適切に管理することが可能となり、より信頼性の高いDC−DCコンバータを提供することができる。
なお、第3直列回路は、従来技術の一例として示した図14の実施例と同様、スナバ回路に流れる電流を分流させることを目的に設けられている。すなわち、第2直列回路と第3直列回路に電流が分流することにより、第2直列回路のトランジスタTrで発生する損失を低減させることができる。これにより、装置効率を向上させることができる。
さらに、本発明に係るスナバ回路の適用において、ツェナーダイオードDzbのツェナー電圧Vzbを出力電圧の定格値と略等しい電圧にすれば、DC−DCコンバータが定格電圧を出力している定常運転状態において、トランジスタTrの両端電圧は略[0V]になる。これにより、第2直列回路を流れる電流によって発生する損失を極めて少なくすることができ、より高効率なDC−DCコンバータを提供することができる。
図12は、本発明に係る電力変換装置の別の実施形態であるDC−DCコンバータを示す概略回路図である。本DC−DCコンバータは、図2に示すDC−DCコンバータの構成要素である変圧器Tを二次側にセンタータップを有する変圧器Taに置き換え、ダイオードD1〜D4からなるフルブリッジの整流回路4を2個のダイオードD1、D3からなる整流回路4aに置き換えている。
具体的には、変圧器Taの二次巻線W21に整流回路4aのダイオードD1が接続され、二次巻線W22に整流回路4aのダイオードD3が接続されている。整流回路4aのダイオードD1とD3の接続点には平滑回路の一端が接続され、変圧器Taの二次巻線W21とW22の直列接続点(基準点)に平滑回路の他の一端が接続される。また、変圧器Taの二次巻線には漏れインダクタンスLe1、Le2が存在する。
このように構成されたDC−DCコンバータにおいて、コンデンサCs1とダイオードDs1とからなる第1直列回路は、平滑回路と並列に、整流回路4aのダイオードD1とD3の接続点と基準点との間に接続される。さらに、第2ダイオードとトランジスタからなる第2直列回路が、コンデンサCs1とダイオードDs1の直列接続点と、平滑インダクタLと平滑コンデンサCの直列接続点との間に接続される。ツェナーダイオードDsbは、トランジスタTrのベース端子と基準点との間に接続される。ダイオードDs3とインダクタLsとからなる第3直列回路は第2直列回路に並列に接続される。
変圧器Taの二次巻線W21に生じた起電力E21が立ち上がると、スナバ回路に流れる電流は、変圧器Taの二次巻線W21→整流回路4aのダイオードD1→コンデンサCs1を通して流れ、平滑コンデンサCを経て変圧器Taの二次巻線W21に戻る。また、変圧器Taの二次巻線W22に生じた起電力E22が立ち上がると、スナバ回路に流れる電流は、変圧器Taの二次巻線W22→整流回路4aのダイオードD3→コンデンサCs1を通して流れ、平滑コンデンサCを経て変圧器Taの二次巻線W22に戻る。
したがって、図12の実施形態においても、図2に示した実施形態と同様、本発明に係るスナバ回路を適用することにより整流回路4aのダイオードD1およびD3の寄生容量Cp1およびCp3を充電する電流が低減され、ダイオードD1およびD3に印加される電圧を[2×E2−Vzb]に抑制することができる。また、図2に示した実施形態と同様、第2直列回路のトランジスタTrの損失を低減することが可能であるので、高効率なDC−DCコンバータを実現することができる。
なお、上記実施例ではインバータ2をフルブリッジ方式で記載しているが、インバータ2はハーフブリッジ方式であってもよい。
図13は、本発明に係る電力変換装置のさらに別の実施形態であるDC−DCコンバータを示す概略回路図である。本DC−DCコンバータは、一石式DC−DCコンバータと呼ばれるものである。図2に示すDC−DCコンバータの構成要素であるMOSFET(Q1〜Q4)からなるインバータ2をMOSFET(Q1)からなるインバータ2bに置き換え、ダイオードD1〜D4からなるフルブリッジの整流回路4を2個のダイオードD1、D3からなる整流回路4bに置き換えている。
具体的には、変圧器Tの一次巻線の一端は直流電源の一端に接続され、その他端はMOSFET(Q1)を介して直流電源の他端に接続される。整流回路4bはダイオードD1とダイオードD3の直列回路からなり、変圧器Tの二次巻線W2に接続される。変圧器Tの二次巻線W2には漏れインダクタンスLeが存在する。平滑インダクタLと平滑コンデンサCの直列回路からなる平滑回路は、整流回路4bのダイオードD3の両端に接続される。負荷5は、平滑回路の平滑コンデンサCの両端に接続される。
このように構成されたDC−DCコンバータにおいて、コンデンサCs1とダイオードDs1とからなる第1直列回路は、整流回路4bのダイオードD3の両端に接続される。また、ダイオードDs2とトランジスタTrを直列接続した第2直列回路およびダイオードDs3とインダクタLsを直列接続した第3直列回路は、それぞれ第1直列回路のコンデンサCs1とダイオードDs1の直列接続点と、平滑回路の平滑インダクタLと平滑コンデンサCの直列接続点との間に接続される。第2直列回路のトランジスタTrのベース端子にはツェナーダイオードDzbの一端が接続され、ツェナーダイオードDzbの他端は基準点に接続される。
変圧器Tの二次巻線W2に生じた起電力E2が立ち上がると、コンデンサCs1を充電する電流は、変圧器Tの二次巻線W2→ダイオードD1→コンデンサCs1を経て第2直列回路および第3直列回路を流れ、平滑コンデンサCを経て変圧器Tの二次巻線W2に戻る。
したがって、図13の実施形態においても、図2に示した実施形態と同様、本発明に係るスナバ回路を適用することにより整流回路4bのダイオードD3の寄生容量Cp3を充電する電流が低減され、ダイオードD3に印加される電圧を[2×E2−Vzb]に抑制することができる。また、図2に示した実施形態と同様、第2直列回路のトランジスタTrの損失を低減することが可能となるので、高効率なDC−DCコンバータを実現することができる。
なお、図12および図13に示した実施例に係るDC−DCコンバータにおいても、図7または図8に示したコンデンサCs2を付加したスナバ回路を実現することができる。これによって、図7および図8で示したDC−DCコンバータと同様、パルス電流に対する耐量の小さいトランジスタを使用することが可能となり、DC−DCコンバータの低価格化を図ることができる。
また、上記実施例では、本発明に係る電力変換装置の実施形態の実施例を、正の電圧を出力するDC−DCコンバータに基づいて説明しているが、本発明は負の電圧を出力するDC−DCコンバータ等の電力変換装置にも適用することができる。
さらに、本発明に係る電力変換装置は、上記実施例に限定されるものではなく、漏れインダクタンスに起因してダイオード等の半導体素子に印加されるサージ電圧を抑制する装置に適用することができる。
1 直流電源
2、2b インバータ
3 オンオフ制御部
4、4a、4b 整流回路
5 負荷
6 電圧制御部
7 基準電圧設定部
C 平滑コンデンサ
Cp1〜Cp4 寄生容量
Cs1〜Cs3 コンデンサ
D1〜D4 ダイオード
Ds1〜Ds3 ダイオード
Dzb、Dzs ツェナーダイオード
L 平滑インダクタ
Le 漏れインダクタンス
Ls インダクタ
Q1〜Q4 MOSFET
T、Ta 変圧器
Tr トランジスタ

Claims (5)

  1. 入力電圧を整流して出力する整流回路と、
    平滑インダクタと平滑コンデンサとの直列回路からなり、前記整流回路の出力端子間に接続される平滑回路と、
    スナバ回路とを備えた電力変換装置であって、
    前記スナバ回路は、
    第1コンデンサと第1ダイオードとが直列に接続される直列回路からなり、前記整流回路の出力端子間に接続される第1直列回路と、
    前記第1直列回路の第1コンデンサと第1ダイオードの直列接続点と、前記整流回路の平滑インダクタと平滑コンデンサの直列接続点との間に接続され、かつ制御端子を有する電圧制御部と、
    前記整流回路と前記平滑回路の平滑コンデンサとの接続点を基準点とし、この基準点にその一端が接続され、その他端が前記電圧制御部の制御端子に接続される基準電圧設定部とを有している
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記電圧制御部は、前記第1直列回路の第1コンデンサが充電されるとき、前記基準電圧設定部が設定する基準電圧に基づいて、前記基準点に対する前記第1直列回路の第1コンデンサと第1ダイオードの直列接続点の電位を所定値に維持することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記電圧制御部は、電圧制御素子で構成され、
    前記基準電圧設定部は、定電圧素子で構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記電圧制御部は、第2ダイオードと制御端子を有する電圧制御素子とを直列接続した第2直列回路と、
    前記第2ダイオードと電圧制御素子の直列接続点と、前記基準点との間に接続された第2コンデンサで構成され、
    前記基準電圧設定部は、定電圧素子で構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  5. 前記電圧制御部は、第2ダイオードと制御端子を有する電圧制御素子とを直列接続した第2直列回路と、
    前記第2直列回路の電圧制御素子の両端子間に接続された第2コンデンサで構成され、
    前記基準電圧設定部は、定電圧素子で構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
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