JP2011238524A - 車両用前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】平面状の発光面を有する光源から発せられる光を利用してロービーム用配光パターンを適切に形成する。
【解決手段】車両用前照灯10において、発光素子44は、平面状の発光面44aが灯具光軸と略平行となるよう配置されている。第1中継リフレクタ60および第2中継リフレクタ62は、発光素子44から発せられる光を反射して、水平方向に延在する拡散配光パターンを形成する。第2リフレクタ50は、発光素子44から発せられる光を反射してホットゾーン用配光パターンを形成する。第1中継リフレクタ60は、発光面から発せられる光のうち出射角が45度以下の光の一部を第2中継リフレクタ62に向けて反射して拡散配光パターンを形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用前照灯に関し、特に、平面状の発光面を有する光源を備えた車両用前照灯に関する。
近年、LED(Light Emitting Diode)などの半導体発光素子を用いた車両用灯具の開発が進められている。ここで、それぞれLED光源を有する複数の灯具ユニットを有し、これら複数の灯具ユニットの各々が、水平方向に拡散する拡散配光パターンや、ホットゾーンを形成するためのホットゾーン用配光パターンなどを形成する車両用前照灯が提案されている(例えば、特許文献1または2参照)
特開2004−95480号公報 特開2009−117279号公報
LEDの技術開発が進むにしたがって、単一のLEDでも高輝度、高光束の光を出射することが可能となってきている。構造を簡素にしてコストを抑制するためには、このような単一のLEDで拡散配光パターンおよびホットゾーン用配光パターンの双方を形成できることが望ましい。しかしながら、例えば出射面が平面状に形成されたLED光源では、出射面からの出射角によって光の強さが異なる。このため、どの出射角の光をどの配光パターンの形成に用いるかは、形成すべき配光パターンに応じて適切に決定する必要がある。
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、平面状の発光面を有する光源から発せられる光を利用してロービーム用配光パターンを適切に形成することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用前照灯は、平面状の発光面を有する光源から発せられる光を反射して、水平方向に延在する拡散配光パターンを形成する第1リフレクタと、光源から発せられる光を反射して、拡散配光パターンよりも水平方向の長さが短いホットゾーン用配光パターンを拡散配光パターンの略中央に形成する第2リフレクタと、を備える。第1リフレクタは、発光面から発せられる光のうち出射角が45度以下の光の少なくとも一部を反射して拡散配光パターンを形成する。
一般的に拡散配光パターンは、ホットゾーン用配光パターンよりも広い照射面積を有する。このため、光度の低い光を利用して拡散配光パターンを形成すると、その全体を高い照度で形成することが困難となる。一方、平面状の発光面から発せられる光は、発光面に垂直な方向、すなわち出射角がゼロ度の方向が最も光度が強く、出射角が大きくなるにしたがって光度が低下する。この態様によれば、光度が大きい光を利用して拡散配光パターンを形成することができる。このため、照射面積の広い拡散配光パターンを高い照度で形成することができ、ロービーム用配光パターンを適切に形成することができる。
第1リフレクタは、発光面から発せられる光のうち出射角が30度以下の光の少なくとも一部を反射して拡散配光パターンを形成してもよい。
発明者による研究開発の結果、出射角が30度以下の光を利用することにより、拡散配光パターンを適切な照度で形成することができることが判明した。したがってこの態様によれば、拡散配光パターンをより適切に形成することができる。
光源は、発光面が灯具光軸と略平行となるよう配置されていてもよい。この態様によれば、発光面から灯具前方に直接向かう光の光度を抑制すると共に、リフレクタによって反射されて灯具前方に向かう光の光度を高めることができる。このため、拡散配光パターンおよびホットゾーン用配光パターンを高い照度で適切に形成することができる。
第1リフレクタは、第1中継リフレクタと、第2中継リフレクタとを有してもよい。第1中継リフレクタは、光源から発せられる光を第2中継リフレクタに向けて反射し、第2中継リフレクタは、第1中継リフレクタから入射した光を灯具前方に反射して拡散配光パターンを形成してもよい。
この態様によれば、光源が発した光をリフレクタが反射して拡散配光パターンを直接形成する場合に比べ、光源とリフレクタとの距離を短くすることができる。このため、灯具のサイズを抑制することができる。
第2中継リフレクタは、上端に近づくほど、反射光が灯具光軸に対して大きな角度で下向きに進むよう形成されてもよい。この態様によれば、第2中継リフレクタをより第1中継リフレクタに近づけて配置することができる。このため、灯具のサイズを抑制することができる。
本発明によれば、平面状の発光面を有する光源から発せられる光を利用してロービーム用配光パターンを適切に形成することができる。
第1の実施形態係る車両用前照灯の構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る光学ユニットの構成を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る光学ユニットの構成を示す断面図である。 灯具ユニットによって仮想鉛直スクリーン上に形成されるロービーム用配光パターンPLを示す図である。 第2の実施形態に係る光学ユニットの構成を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る光学ユニットの構成を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、実施形態という)について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態係る車両用前照灯10の構成を示す断面図である。車両用前照灯10は、ハウジング12、アウターカバー14、および灯具ユニット16を有する。以下、図1において矢印Aが向く方向を灯具前方として説明する。また、灯具前方にみて右側を灯具右側、左側を灯具左側という。図1は、灯具ユニット16の光軸Xを含む鉛直平面によって切断された車両用前照灯10を灯具右側から見た断面を示している。なお、車両用前照灯10が車両に装着される場合、車両には互いに左右対称に形成された車両用前照灯10が車両左前方および右前方のそれぞれに設けられる。図1は、左右いずれかの車両用前照灯10の構成を示している。
ハウジング12は開口を有する箱状に形成される。アウターカバー14は透光性を有する樹脂またはガラスによって椀状に形成される。アウターカバー14は、縁部がハウジング12の開口部に取り付けられる。こうして、ハウジング12とアウターカバー14とによって覆われる領域に灯室が形成される。
灯室内には、灯具ユニット16が設けられる。灯具ユニット16は、ロービーム用配光パターンを形成するロービーム用光源として用いられる。灯具ユニット16は、支持プレート22、光学ユニット24、放熱フィン26、および冷却ファン28を有する。灯具ユニット16は、ともに灯具前方に光を照射するよう灯室内に配置される。
支持プレート22は、コーナー部の各々がエイミングスクリュー18によってハウジング12に固定される。光学ユニット24は、この支持プレート22の前方の面に固定される。放熱フィン26は、支持プレート22の後方の面に取り付けられ、主に光学ユニット24に含まれる発光素子が発した熱を放熱する。冷却ファン28は、放熱フィン26に取り付けられ、放熱フィン26にエアを吹き付けることにより放熱フィン26による放熱を促す。
下方のエイミングスクリュー18は、レベリングアクチュエータ20が作動することにより回転するよう構成されている。このため、レベリングアクチュエータ20を作動させることで、灯具ユニット16の光軸を上下方向に移動することが可能となっている。
図2は、第1の実施形態に係る光学ユニット24の構成を示す斜視図である。光学ユニット24は、投影レンズ42、発光素子44、シェード46、第1リフレクタユニット48、および第2リフレクタ50を有する。光源である発光素子44は、支持プレート52を介して上述の支持プレート22に固定されている。第1リフレクタユニット48は、第1中継リフレクタ60と第2中継リフレクタ62とを有する。投影レンズ42、第1リフレクタユニット48、および第2リフレクタ50は、発光素子44が発した光を灯具前方に向けて集光する光学部材として機能する。
図3は、第1の実施形態に係る光学ユニット24の構成を示す断面図である。図3は、投影レンズ42の光軸Xと発光素子44の発光面44aの中心を通る垂線とを含む平面による断面を灯具右側から見た図を示している。投影レンズ42は、灯具前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸非球面レンズからなり、その後方焦点面上に形成される光源像を反転像として灯具前方に投影する。投影レンズ42は、後述するように拡散配光パターンを形成するための光との干渉を避けるため、光軸Xより下方の水平面によって下部が切り取られた形状に形成される。
発光素子44は、平面状の発光面44aを有する。発光素子44は、発光面44aが光軸Xと略平行となるよう配置されている。これにより、発光面44aから発せられ光軸Xと平行に向かう光の光度を抑制することができる。第1の実施形態では、発光素子44の発光面44aは正方形に形成されている。なお、発光面44aは正方形以外の矩形に形成されていてもよく、他の形状に形成されていてもよい。例えば発光素子44は、細長い矩形に設けられ、水平方向に延在するよう配置されてもよい。
第1の実施形態では、発光素子44は、白色光を発するよう設けられている。具体的には、発光素子44は、半導体発光素子(図示せず)と、半導体発光素子を覆うように配置された蛍光体(図示せず)を有する。半導体発光素子には、主として青色光を発する青色LEDが採用されている。また、蛍光体は、青色光を黄色光に波長変換するものが採用されている。半導体発光素子が発光すると、半導体発光素子が発する青色光と、蛍光体によって波長変換された黄色光とが加法混色され、発光素子44の発光面から白色光が発せられる。このように半導体発光素子および蛍光体は公知であるため、詳細についての説明は省略する。
なお、発光素子44が白色光を発するものに限定されないことは勿論であり、薄い黄色光や薄い青色光など他の色を発するものであってもよい。また、半導体発光素子は、例えば紫外光など青色以外の他の波長の光を主として発するものであってもよい。
第1リフレクタユニット48は、発光素子44から発せられる光を反射して、水平方向に延在する拡散配光パターンを形成する。第2リフレクタは、発光素子44から発せられる光を反射して、ホットゾーン用配光パターンを形成する。以下、図4に関連して、拡散配光パターンPAおよびホットゾーン用配光パターンPBについて詳細に説明する。
図4は、灯具ユニット16によって仮想鉛直スクリーン上に形成されるロービーム用配光パターンPLを示す図である。ロービーム用配光パターンPLは、非平行に延在することにより互いに角度を持って交わる第1カットオフラインCL1および第2カットオフラインCL2を有する。第1カットオフラインCL1は、消点から上下方向に伸びる鉛直線(V−V線)よりも右側において水平線(H−H線)よりもわずかに下方に水平方向に延在する。第2カットオフラインCL2は、第1カットオフラインCL1とV−V線との交点から左に進むほど高くなるよう傾斜して延在する。
ロービーム用配光パターンPLは、拡散配光パターンPAとホットゾーン用配光パターンPBとが重畳されて形成される。拡散配光パターンPAは、上端縁が第1カットオフラインCL1と概ね重なり水平方向に延在するよう、第1リフレクタユニット48の反射光によって形成される。なお拡散配光パターンPAは、上端縁が第1カットオフラインCL1より僅かに下方において水平方向に延在するよう形成されてもよい。
ホットゾーン用配光パターンPAは、ロービーム用配光パターンPLのうち、照度を高くすべきホットゾーンを含むよう、拡散配光パターンPAの略中央に形成される。ホットゾーン用配光パターンPBは、上端縁が第1カットオフラインCL1および第2カットオフラインCL2の各々に重なり、拡散配光パターンPAよりも水平方向の長さが短くなるよう形成される。
図3に戻る。第1中継リフレクタ60は、発光素子44から発せられる光を第2中継リフレクタ62に向けて反射する。第2中継リフレクタ62は、第1中継リフレクタ60から入射した光を灯具前方に反射して拡散配光パターンPAを形成する。
第1中継リフレクタ60は、発光素子44の鉛直上方から灯具前方に延在するよう配置される。第1中継リフレクタ60は、発光面44aから発せられる出射角θ1が45度以下の光のうち、鉛直上方から灯具前方に延在する所定の領域を通過する光を第2中継リフレクタ62に向けて反射することにより、拡散配光パターンPAを形成する。なお、第1中継リフレクタ60は、発光面44aから発せられる光のうち出射角θ1が45度以下の光の他の一部の光を第2中継リフレクタ62に向けて反射することにより拡散配光パターンPAを形成してもよい。
上述のように、拡散配光パターンPAは水平方向に広い範囲にわたって形成される。このため光度の低い光を利用して拡散配光パターンを形成すると、その全体を高い照度で形成することが困難となる。また、発光面44aから発せられる光は、発光面44aに対する出射角θ1がゼロ度の方向が最も光度が強く、出射角θ1が大きくなるにしたがって光度が低下する。このように出射角θ1が45度以下の光を利用することで、光度が大きい光を利用して拡散配光パターンPAを高い照度で適切に形成することができる。
なお、発明者による研究開発の結果、発光面44aから発せられる光のうち出射角θ1が30度以下の光を利用することで、ロービーム用配光パターンPLにおける照度などの基準を満たすよう拡散配光パターンPAを形成可能であることが判明した。このため第1リフレクタユニット48は、発光面44aから発せられる光のうち出射角θ1が30度以下の光の少なくとも一部を反射して拡散配光パターンPAを形成してもよい。
第1中継リフレクタ60は、図3に示す断面形状が楕円状となるよう形成される。第1中継リフレクタ60は、一方の楕円焦点が発光面44aの中心の点P1に位置し、他方の楕円焦点が、P1より灯具前方且つ光軸Xより下方の点P2に位置するよう配置される。なお、第1中継リフレクタ60は、一方の楕円焦点が点P1近傍に位置するよう配置されてもよい。
第2中継リフレクタ62は、第1中継リフレクタ60と光軸Xを挟むように第1中継リフレクタ60の下方に配置される。第2中継リフレクタ62は、水平面によって略中央において分割されており、上方の第1分割リフレクタ70と下方の第2分割リフレクタ72によって構成されている。
第1分割リフレクタ70は、上端に近づくほど、反射光の灯具光軸に対する角度θ2が大きく且つ下向きとなるよう形成される。これにより、第1分割リフレクタ70をより第1中継リフレクタ60に近づけて配置することができる。このため、光学ユニット24のサイズを抑制することができる。また、投影レンズ42の切り欠き部分の大きさも抑制することができる。なお、第1分割リフレクタ70は、下端に近づくほど反射光の灯具光軸に対する角度θ2がゼロに近づく、すなわち水平に近づくよう形成されている。
第2分割リフレクタ72は、図3に示す断面形状が放物線状となるよう形成される。第2分割リフレクタ72は、点P2に放物焦点が位置するよう配置される。このときこのように点P2に放物焦点が位置するよう第2分割リフレクタ72を配置することにより、簡易な構成で光軸Xと略平行に進むよう光を反射することができる。なお第2分割リフレクタ72は、点P2近傍に放物焦点が位置するよう配置されてもよい。
シェード46は、発光素子44と投影レンズ42との間に配置される。シェード46は、ホットゾーン用配光パターンPBにおいて第1カットオフラインCL1および第2カットオフラインCL2を形成するための縁部46aを有する。シェード46は、投影レンズ42の後方焦点面上に縁部46aが延在するよう形成される。シェード46は、第2リフレクタ50からの反射光の一部を遮ることにより、ホットゾーン用配光パターンPBにおいて、縁部46aの反射像として第1カットオフラインCL1および第2カットオフラインCL2を形成する。
シェード46は、側面46bおよび底面46cをさらに有する。側面46bは、縁部46aから下方に延在する。このためシェード46は、縁部46aに沿った曲面となる。底面46cは、投影レンズ42に近づくほど下方に傾斜する平面であり、側面46bの下方端縁に接続される。このように底面46cを傾斜させることにより、第1分割リフレクタ70によって反射され投影レンズ42より下方に進む光との干渉を回避している。側面46bおよび底面46cは、投影レンズ42の後方の面近傍まで延在し、第2中継リフレクタ62から投影レンズ42に入射する光を遮る。したがってシェード46は、第2中継リフレクタ62から投影レンズ42へ入射する光を遮る遮光部材としても機能する。
第2リフレクタ50は、発光素子44の発光面44aより上方の領域において発光面44aの周囲を囲うように配置される。第2リフレクタ50は、図3に示す断面形状が楕円状に形成され、一方の楕円焦点が点P1に位置し、他方の楕円焦点がシェード46の縁部46aに位置するよう配置される。このように他方の楕円焦点が縁部46aに位置するよう第2リフレクタ50を配置することで、下方から第1カットオフラインCL1および第2カットオフラインCL2に近づくにしたがって照度が高くなる拡散配光パターンPAを形成することができる。なお、第2リフレクタ50は、一方の楕円焦点が点P1近傍に位置するよう配置されてもよく、他方の楕円焦点がシェード46の縁部46a近傍に位置するよう配置されてもよい。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る光学ユニット100の構成を示す斜視図である。なお、光学ユニット24に代えて光学ユニット100が設けられた以外は、第2の実施形態に係る車両用前照灯の構成は第1の実施形態と同様である。以下、第1の実施形態と同様の個所については同一の符号を付して説明を省略する。光学ユニット100は、投影レンズ102、発光素子44、シェード106、第1リフレクタ108、および第2リフレクタ110を有する。投影レンズ102、第1リフレクタ108、および第2リフレクタ110は、発光素子44が発した光を灯具前方に向けて集光する光学部材として機能する。
図6は、第2の実施形態に係る光学ユニット100の構成を示す断面図である。図6は、投影レンズ102の光軸Yと発光素子44の発光面44aの中心を通る垂線とを含む平面による断面を灯具右側から見た図を示している。投影レンズ102は、灯具前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸非球面レンズからなり、その後方焦点面上に形成される光源像を反転像として灯具前方に投影する。投影レンズ102は、拡散配光パターンPAを形成するための光との干渉を避けるため、光軸Yより上方の水平面によって上部が切り取られた形状に形成される。
第1リフレクタ108は、発光素子44の発光面44aから発せられる光を反射して、拡散配光パターンPAを形成する。第2リフレクタ110は、発光素子44の発光面44aから発せられる光を反射して、ホットゾーン用配光パターンPBを拡散配光パターンPAの略中央に形成する。
第1リフレクタ108は、発光素子44の鉛直上方から灯具前方に延在するよう配置される。第1リフレクタ108は、発光素子44から発せられる光を灯具前方に反射して拡散配光パターンPAを形成する。
第1リフレクタ108は、発光面44aから発せられる出射角θ1が45度以下の光のうち、鉛直上方から灯具前方に延在する所定の領域を通過する光を反射して拡散配光パターンPAを形成する。なお、第1リフレクタ108は、発光面44aから発せられる光のうち出射角θ1が45度以下の光の他の一部の光を反射して拡散配光パターンPAを形成してもよい。上述のように、出射角θ1が45度以下の光を利用することで、光度が大きい光を利用して拡散配光パターンPAを高い照度で適切に形成することができる。なお、第1リフレクタ108は、第1の実施形態と同様に、発光面44aから発せられる光のうち出射角θ1が30度以下の光の少なくとも一部を反射して拡散配光パターンPAを形成してもよい。
シェード106は、発光素子44と投影レンズ102との間に配置される。シェード106は、ホットゾーン用配光パターンPBにおいて第1カットオフラインCL1および第2カットオフラインCL2を形成するための縁部106aを有する点は、第1の実施形態に係るシェード46と同様である。
シェード106は、側面106bおよび底面106cをさらに有する。側面106bおよび底面106cは、第1の実施形態に係る側面46bおよび底面46cの各々と同様に形成される。側面106bおよび底面106cは、投影レンズ102の後方の面近傍まで延在し、第2リフレクタ110以外から投影レンズ102に入射する光を遮る。したがってシェード106は、第2リフレクタ110以外から投影レンズ102へ入射する光を遮る遮光部材としても機能する。
第2リフレクタ110は、発光素子44の発光面44aより上方の領域において発光面44aの周囲を囲うように配置される。第2リフレクタ110は、図3に示す断面形状が楕円状に形成され、一方の楕円焦点が点P1に位置し、他方の楕円焦点がシェード106の縁部106aに位置するよう配置される。なお、第2リフレクタ110は、一方の楕円焦点が点P1近傍に位置するよう配置されてもよく、他方の楕円焦点がシェード106の縁部106a近傍に位置するよう配置されてもよい。
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。
10 車両用前照灯、 16 灯具ユニット、 24 光学ユニット、 42 投影レンズ、 44 発光素子、 44a 発光面、 46 シェード、 46a 縁部、 48 第1リフレクタユニット、 50 第2リフレクタ、 60 第1中継リフレクタ、 62 第2中継リフレクタ、 100 光学ユニット、 102 投影レンズ、 106 シェード、 106a 縁部、 108 第1リフレクタ、 110 第2リフレクタ。

Claims (5)

  1. 平面状の発光面を有する光源から発せられる光を反射して、水平方向に延在する拡散配光パターンを形成する第1リフレクタと、
    前記光源から発せられる光を反射して、前記拡散配光パターンよりも水平方向の長さが短いホットゾーン用配光パターンを前記拡散配光パターンの略中央に形成する第2リフレクタと、
    を備え、
    第1リフレクタは、前記発光面から発せられる光のうち出射角が45度以下の光の少なくとも一部を反射して前記拡散配光パターンを形成することを特徴とする車両用前照灯。
  2. 第1リフレクタは、前記発光面から発せられる光のうち出射角が30度以下の光の少なくとも一部を反射して前記拡散配光パターンを形成することを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記光源は、前記発光面が灯具光軸と略平行となるよう配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用前照灯。
  4. 第1リフレクタは、第1中継リフレクタと、第2中継リフレクタとを有し、
    第1中継リフレクタは、前記光源から発せられる光を第2中継リフレクタに向けて反射し、
    第2中継リフレクタは、第1中継リフレクタから入射した光を灯具前方に反射して前記拡散配光パターンを形成することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両用前照灯。
  5. 第2中継リフレクタは、上端に近づくほど、反射光が灯具光軸に対して大きな角度で下向きに進むよう形成されることを特徴とする請求項4に記載の車両用前照灯。
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