JP2024004155A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1および第2灯具ユニットが左右方向に並んで配置された車両用灯具において、灯具の小型化を維持した上で灯具効率を高める。【解決手段】第1灯具ユニット30Aとして、光源34Aからの出射光をリフレクタ36Aにおいて左右方向に収束する光として反射させた上で投影レンズ32Aに入射させる構成とする。また、第2灯具ユニット30Bとして、その光源34Bが光源34Aよりも灯具前方側に配置されるとともに、そのリフレクタ36Bが灯具正面視においてリフレクタ36Aと部分的に重複する位置関係でリフレクタ36Aよりも灯具前方側に配置された構成とする。これにより、2つのリフレクタ36A、36Bが灯具正面視において部分的に重複する位置関係で配置されているにもかかわらず、リフレクタ36Aからの反射光がリフレクタ36Bによってほとんど遮光されてしまわないようにする。【選択図】図2

Description

本願発明は、第1および第2灯具ユニットが左右方向に並んで配置された車両用灯具に関するものである。
従来より、第1および第2灯具ユニットが左右方向に並んで配置された車両用灯具の構成として、第1および第2灯具ユニットの各々が、投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも灯具後方側に配置された光源と、この光源からの出射光を投影レンズへ向けて反射させるリフレクタとを備えたものが知られている。
「特許文献1」には、このような車両用灯具として、第1灯具ユニットからの照射光によってロービーム用配光パターンの主要領域を形成するとともに、第2灯具ユニットからの照射光によってロービーム用配光パターンの拡散領域を形成するように構成されたものが記載されている。
国際公開第2013/183240号
このような車両用灯具において、その灯具効率を高めるためには、第1および第2灯具ユニットのリフレクタの反射面形状を大きくして、光源からの出射光をより多く投影レンズに入射させる構成とすることが望ましい。
しかしながら、左右方向に並んで配置された第1および第2灯具ユニットの各々の構成として、そのリフレクタの反射面形状を大きくすると、リフレクタ同士が干渉してしまうので、その大きさを十分に確保することが困難となる。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、第1および第2灯具ユニットが左右方向に並んで配置された車両用灯具において、灯具の小型化を維持した上で灯具効率を高めることができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、第1および第2灯具ユニットの配置に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
第1および第2灯具ユニットが左右方向に並んで配置された車両用灯具において、
上記第1および第2灯具ユニットの各々は、投影レンズと、上記投影レンズの後側焦点よりも灯具後方側に配置された光源と、上記光源からの出射光を上記投影レンズへ向けて反射させるリフレクタとを備えており、
上記第1灯具ユニットのリフレクタは、上記第1灯具ユニットの光源からの出射光を左右方向に収束する光として反射させるように構成されており、
上記第2灯具ユニットの光源は、上記第1灯具ユニットの光源よりも灯具前方側に配置されており、
上記第2灯具ユニットのリフレクタは、灯具正面視において上記第1灯具ユニットのリフレクタと部分的に重複する位置関係で上記第1灯具ユニットのリフレクタよりも灯具前方側に配置されている、ことを特徴とするものである。
上記「第1および第2灯具ユニット」の各々からの照射光によって形成される配光パターンの種類や具体的な形状は特に限定されるものではない。
上記「第1灯具ユニットのリフレクタ」は、第1灯具ユニットの光源からの出射光を左右方向に収束する光として反射させるように構成されていれば、その具体的な配置や反射面形状は特に限定されるものではなく、また、上下方向に関しては必ずしも収束光として反射させる構成となっていなくてもよい。
上記「第2灯具ユニットの光源」は、第1灯具ユニットの光源よりも灯具前方側に配置されていれば、その具体的な配置は特に限定されるものではない。
上記「第2灯具ユニットのリフレクタ」は、灯具正面視において第1灯具ユニットのリフレクタと部分的に重複する位置関係で第1灯具ユニットのリフレクタよりも灯具前方側に配置されていれば、その具体的な配置や反射面形状は特に限定されるものではない。
本願発明に係る車両用灯具は、第1および第2灯具ユニットが左右方向に並んで配置されており、その各々が、投影レンズの後側焦点よりも灯具後方側に配置された光源からの出射光をリフレクタによって投影レンズへ向けて反射させる構成となっているので、第1および第2灯具ユニットからの照射光によって所要の配光パターンを形成することが可能となる。
その上で、第1灯具ユニットのリフレクタは、第1灯具ユニットの光源からの出射光を左右方向に収束する光として反射させるように構成されており、また、第2灯具ユニットの光源は、第1灯具ユニットの光源よりも灯具前方側に配置されるとともに、第2灯具ユニットのリフレクタは、灯具正面視において第1灯具ユニットのリフレクタと部分的に重複する位置関係で第1灯具ユニットのリフレクタよりも灯具前方側に配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、第1灯具ユニットのリフレクタは、第1灯具ユニットの光源からの出射光を左右方向に収束する光として反射させる構成となっているので、第2灯具ユニットのリフレクタに対して灯具正面視において部分的に重複する位置関係でその灯具後方側に配置されているにもかかわらず、その反射光を第2灯具ユニットのリフレクタによってほとんど遮光されてしまわないようにした上で第1灯具ユニットの投影レンズに入射させることが可能となる。
そしてこれにより、第1灯具ユニットの構成として、リフレクタの反射面形状を大きくして、光源からの出射光をより多く投影レンズに入射させるようにすることが可能となる。
一方、第2灯具ユニットのリフレクタは、第1灯具ユニットのリフレクタよりも灯具前方側に配置されており、その反射光が第1灯具ユニットのリフレクタによって遮光されてしまうことはないので、その反射面形状を大きくすることが容易に可能となる。
したがって、第1および第2灯具ユニットのリフレクタ相互の干渉を未然に回避した上で、車両用灯具としての灯具効率を高めることができる。
また、第1および第2灯具ユニットのリフレクタは灯具正面視において部分的に重複する位置関係で配置されているので、車両用灯具の左右幅を狭くすることができ、これにより車両用灯具の小型化を図ることができる。
このように本願発明によれば、第1および第2灯具ユニットが左右方向に並んで配置された車両用灯具において、灯具の小型化を維持した上で灯具効率を高めることができる。
上記構成において、さらに、第2灯具ユニットのリフレクタが第1灯具ユニットのリフレクタよりも小さい反射面形状を有する構成とすれば、第1および第2灯具ユニットのリフレクタが灯具正面視において部分的に重複する位置関係で配置されているにもかかわらず、車両用灯具の前後幅が大きくならないようにすることができる。
上記構成において、さらに、第1灯具ユニットのリフレクタと第2灯具ユニットのリフレクタとが一体的に形成された構成とすれば、車両用灯具の部品点数の削減を図ることができる。
上記構成において、さらに、第2灯具ユニットの投影レンズの構成として、第1灯具ユニット側の端部から反対側の端部へ向けて灯具後方側に傾斜して延びるように形成された構成とすれば、車両用灯具を車体形状に沿った意匠とすることが容易に可能となる。
上記構成において、さらに、第1灯具ユニットの投影レンズと第2灯具ユニットの投影レンズとが一体的に形成された構成とすれば、車両用灯具の部品点数のさらなる削減を図ることができる。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す正面図 上記車両用灯具の灯具ユニットアッシーを示す平面図 図2のIII-III線断面図 図2のIV-IV線断面図 上記灯具ユニットアッシーを示す斜視図 上記車両用灯具からの照射光によって形成されるロービーム用配光パターンを透視的に示す図 上記実施形態の変形例を示す、図2と同様の図 図7のVIII-VIII線断面図 上記変形例の作用を示す、図6と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す正面図である。また、図2は、車両用灯具10の灯具ユニットアッシー20を示す平面図である。
図1、2において、Xで示す方向が「灯具前方」であり、Yで示す方向が「灯具前方」と直交する「左方向」(灯具正面視では「右方向」)であり、Zで示す方向が「上方向」である。図1、2以外の図においても同様である。
図1、2に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、車両の左前端部に配置されるヘッドランプであって、ランプボディ12とその前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー14とで形成される灯室内に、灯具ユニットアッシー20が収容された構成となっている。
灯具ユニットアッシー20は、ロービーム用配光パターンを形成するための第1および第2灯具ユニット30A、30Bが一体的に形成された構成となっている。
第1および第2灯具ユニット30A、30Bは、いずれもプロジェクタ型の灯具ユニットとして構成されており、左右方向(すなわち車幅方向)に並んだ状態で配置されている。具体的には、第1灯具ユニット30Aが右側に位置しており、第2灯具ユニット30Bが左側に位置している。
そして車両用灯具10は、第1灯具ユニット30Aからの照射光によってロービーム用配光パターンの主要領域を形成するとともに、第2灯具ユニット30Bからの照射光によってロービーム用配光パターンの拡散領域を形成するように構成されている。なお、これについては後述する。
次に、第1および第2灯具ユニット30A、30Bの各々の具体的な構成について説明する。
図3は、図2のIII-III線断面図であり、図4は、図2のIV-IV線断面図である。また、図5は、灯具ユニットアッシー20を示す斜視図である。
まず、第1灯具ユニット30Aの具体的な構成について説明する。
図3、5にも示すように、第1灯具ユニット30Aは、灯具前後方向に延びる光軸Ax1を有する投影レンズ32Aと、この投影レンズ32Aの後側焦点(正確には鉛直断面内における後側焦点)F1よりも灯具後方側に配置された光源34Aと、この光源34Aを上方側から覆うように配置された状態で、光源34Aからの出射光を投影レンズ32Aへ向けて反射させるリフレクタ36Aと、このリフレクタ36Aと投影レンズ32Aとの間に配置された状態で、リフレクタ36Aからの反射光の一部を遮光するシェード38Aとを備えている。
投影レンズ32Aは、前面32Aaが凸曲面で後面32Abが平面の平凸非球面レンズであって、その後側焦点F1を含む焦点面である後側焦点面上に形成される光源像を、反転像として灯具前方の仮想鉛直スクリーン上に投影するようになっている。この投影レンズ32Aは、灯具正面視において横長矩形状の外形形状を有している。
光源34Aは、発光素子(具体的には白色発光ダイオード)であって、横長矩形状の発光面34Aaを有している。そして、この光源34Aは、その発光面34Aaを光軸Ax1上において上向きにした状態で基板40Aに支持されている。
リフレクタ36Aは、光源34Aからの出射光を左右方向に関して収束する光として投影レンズ32Aに入射させるように構成されている。
具体的には、リフレクタ36Aの反射面36Aaは、光源34Aの発光中心を第1焦点とする略楕円面状の曲面で構成されており、その離心率が鉛直断面から水平断面へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。そしてこれにより、リフレクタ36Aは、光源34Aからの出射光を鉛直断面内においては後側焦点F1の灯具前方側に位置する点に略収束させるとともに水平断面内においてはその収束位置をさらに灯具前方側へ変位させるようになっている。
シェード38Aには、リフレクタ36Aからの反射光の一部を投影レンズ32Aへ向けて上向きに反射させる上向き反射面38Aaが形成されている。この上向き反射面38Aaは、光軸Ax1よりも左側(灯具正面視では右側)に位置する左側領域が光軸Ax1を含む水平面で構成されており、光軸Ax1よりも右側に位置する右側領域が、短い斜面を介して左側領域よりも一段低い水平面で構成されている。
シェード38Aの上向き反射面38Aaは、その前端縁38Aa1が投影レンズ32Aの後側焦点F1から左右両側へ向けて灯具前方側へ湾曲して延びるように形成されており、その後端縁38Aa2も左右両側へ向けて灯具前方側へ湾曲して延びるように形成されている。この上向き反射面38Aaは、その後端縁38Aa2がリフレクタ36Aにおける反射面36Aaの前端縁36Aa1よりも灯具前方側に位置するように形成されており、これにより平面視においてシェード38Aとリフレクタ36Aとが重複しないように構成されている。
次に、第2灯具ユニット30Bの具体的な構成について説明する。
図4、5にも示すように、第2灯具ユニット30Bは、第1灯具ユニット30Aと同様、投影レンズ32Bと光源34Bとリフレクタ36Bとシェード38Bとを備えた構成となっているが、投影レンズ32B、リフレクタ36Bおよびシェード38Bの形状が第1灯具ユニット30Aの場合と異なっている。
投影レンズ32Bは、第1灯具ユニット30Aの投影レンズ32Aと同じ上下幅を有しており、第1灯具ユニット30A側の端部から反対側の端部へ向けて灯具後方側に傾斜して延びるように形成されている。
具体的には、投影レンズ32Bは、その右端部から左方向へ向けて灯具後方側に湾曲してトロイダルレンズ状に延びるように形成されている。すなわち、投影レンズ32Bの前面32Baは凸曲線状の鉛直断面形状で円弧状に延びるように形成されており、その後面32Bbは円筒面状に形成されている。そして、この投影レンズ32Bは、光源34Bの発光中心を通るようにして灯具前後方向に延びる軸線としての光軸Ax2を含む鉛直断面内における後側焦点F2が投影レンズ32Aの後側焦点F1よりも灯具後方側に位置するように、その前面32Baの曲率が設定されている。
光源34Bは、第1灯具ユニット30Aの光源34Aと同様の発光素子で構成されており、投影レンズ32Bの後側焦点F2よりも灯具後方側に配置されている。この光源34Bは、光源34Aよりも灯具前方側において、その発光面34Baを光軸Ax2上において上向きにした状態で基板40Bに支持されている。
リフレクタ36Bは、第1灯具ユニット30Aのリフレクタ36Aと同様、光源34Bを上方側から覆うように配置された状態で、光源34Bからの出射光を左右方向に関して収束する光として投影レンズ32Bに入射させるように構成されている。このリフレクタ36Bの反射面36Baも、光源34Bの発光中心を第1焦点とする略楕円面状の曲面で構成されているが、そのサイズはリフレクタ36Aの反射面36Aaより小さいものとなっている。そして、この反射面36Baは、その前端縁36Ba1が右端部から左端部へ向けて(すなわち第1灯具ユニット30A側の端部から反対側の端部へ向けて)灯具後方側に傾斜して延びるように形成されている。
リフレクタ36Bは、灯具正面視において第1灯具ユニット30Aのリフレクタ36Aと部分的に重複する位置関係でリフレクタ36Aよりも灯具前方側に配置された状態で、リフレクタ36Aと一体的に形成されている。このためリフレクタ36Aは、その反射面36Aaの左端部が部分的に欠損しており、この部分にはリフレクタ36Bの外周縁形状に沿って略鉛直面状に延びる立壁部36Abが形成されている。
そしてこれにより、リフレクタ36Aの反射面36Aaは、立壁部36Abの灯具後方側に位置する左端部近傍領域が灯具正面視においてリフレクタ36Bによって隠れた状態になっている。しかしながら、リフレクタ36Aの反射面36Aaは光源34Aからの出射光を左右方向に関して収束する光として反射させるように構成されているので、その光学的機能に大きな支障が生じてしまうことはない。
シェード38Bは、第1灯具ユニット30Aのシェード38Aと同様、リフレクタ36Bからの反射光の一部を遮光するとともに、その反射光の一部を投影レンズ32Bへ向けて上向きに反射させる上向き反射面38Baが形成された構成となっているが、この上向き反射面38Baの構成がシェード38Aの場合と異なっている。
すなわち、シェード38Bの上向き反射面38Baは光軸Ax2を含む水平面で構成されており、その灯具前後方向の幅はシェード38Aの上向き反射面38Aaよりも狭い値(具体的には1/2以下の値)に設定されている。
上向き反射面38Baの前端縁38Ba1は、投影レンズ32Bの後側焦点F2を通るように形成されている。その際、この前端縁38Ba1は、平面視において灯具後方側に向けて凸となるように湾曲した状態で右端部から左端部へ向けて灯具後方側に傾斜して延びるように形成されている。
上向き反射面38Baの後端縁38Ba2は、リフレクタ36Bにおける反射面36Baの前端縁36Ba1よりも灯具前方側において前端縁38Ba1と略一定の間隔で延びるように形成されており、これにより平面視においてシェード38Bとリフレクタ36Bとが重複しないように構成されている。
灯具ユニットアッシー20は、第1および第2灯具ユニット30A、30Bの基板40A、40Bが金属製のヒートシンク50に支持されるとともに、このヒートシンク50が樹脂製のホルダー60に支持された構成となっている。
ホルダー60は、第1および第2灯具ユニット30A、30Bにおけるリフレクタ36A、36Bの外周縁部を囲むようにして水平面に沿って延びる水平フランジ部60aを備えている。そして、2つのリフレクタ36A、36Bはホルダー60と一体的に形成されている。
ヒートシンク50は、水平面に沿って左右方向に延びる本体部52と、この本体部52の下面から下方へ延びるように形成された複数の放熱フィン54とを備えており、複数の放熱フィン54は左右方向に間隔をおいて配置されている。そして、ヒートシンク50は、その本体部52をホルダー60の水平フランジ部60aに下方側から当接させた状態でホルダー60に支持されている。
第1および第2灯具ユニット30A、30Bのシェード38A、38Bも、ホルダー60と一体的に形成されている。
第1および第2灯具ユニット30A、30Bの投影レンズ32A、32Bは、投影レンズアッシー22として一体的に形成された状態でホルダー60に支持されている。
すなわち、ホルダー60の前端部には、右半部が灯具前後方向と直交する鉛直面に沿って延びるとともに左半部が灯具後方側に傾斜して延びるフレーム部60bが形成されている。このフレーム部60bは、灯具正面視において横長U字形状に形成されており、L字形の断面形状を有している。そして、投影レンズアッシー22は、2つの投影レンズ32A、32Bの後面の周縁部をホルダー60のフレーム部60bに灯具前方側から当接させた状態でホルダー60に支持されている。
上述したように灯具ユニットアッシー20は、第1および第2灯具ユニット30A、30Bのリフレクタ36A、36Bおよびシェード38A、38Bとホルダー60とが一体的に形成された構成となっているが、これらリフレクタ36A、36B、シェード38A、38Bおよびホルダー60には平面視において重複する部分が存在しないので、これらを単一の射出成形品として成形する際、これに用いられる金型の構造は簡易なものとなる。
灯具ユニットアッシー20は、車両用灯具10に組み込まれた状態では、第1および第2灯具ユニット30A、30Bの光軸Ax1、Ax2が水平面に対して灯具前方へ向けて0.5~0.6°程度下向きの方向に延びた状態で配置されるようになっている。
図6は、車両用灯具10からの照射光によって形成されるロービーム用配光パターンPLを透視的に示す図である。
図6に示すように、ロービーム用配光パターンPLは、左配光のロービーム用配光パターンであって、その上端縁に左右段違いのカットオフラインCL1、CL2を有している。このカットオフラインCL1、CL2は、灯具正面方向の消点であるH-Vを鉛直方向に通るV-V線を境にして左右段違いで水平方向に延びており、V-V線よりも右側の部分が対向車線側カットオフラインCL1として形成されるとともに、V-V線よりも左側の部分が、対向車線側カットオフラインCL1から傾斜部を介して段上がりになった自車線側カットオフラインCL2として形成されている。
ロービーム用配光パターンPLにおいて、対向車線側カットオフラインCL1とV-V線との交点であるエルボ点Eは、H-Vの0.5~0.6°程度下方に位置している。これは、第1および第2灯具ユニット30A、30Bの光軸Ax1、Ax2が水平面に対して灯具前方へ向けて0.5~0.6°程度下向きの方向に延びていることによるものである。
ロービーム用配光パターンPLは、主要領域用配光パターンPAと拡散領域用配光パターンPBとの合成配光パターンとして形成されている。その際、主要領域用配光パターンPAは第1灯具ユニット30Aからの照射光によって形成され、拡散領域用配光パターンPBは第2灯具ユニット30Bからの照射光によって形成されるようになっている。
主要領域用配光パターンPAは、ロービーム用配光パターンPLの主要領域を構成する配光パターンであって、エルボ点Eを含むカットオフラインCL1、CL2は、この主要領域用配光パターンPAによって形成されるようになっている。
具体的には、主要領域用配光パターンPAは、リフレクタ36Aで反射した光源34Aからの出射光によって投影レンズ32Aの後側焦点面上に形成された光源34Aの光源像を、投影レンズ32Aにより上記仮想鉛直スクリーン上に反転投影像として投影することにより形成され、そのカットオフラインCL1、CL2は、シェード38Aにおける上向き反射面38Aaの前端縁38Aa1の反転投影像として形成されるようになっている。その際、上向き反射面38Aaは比較的広い前後幅で形成されているので、主要領域用配光パターンPAはカットオフラインCL1、CL2付近の領域が十分に明るい配光パターンとして形成されるようになっている。
拡散領域用配光パターンPBは、ロービーム用配光パターンPLの拡散領域を構成する配光パターンであって、主要領域用配光パターンPAよりも左側に拡がる横長の配光パターンとして形成されるようになっている。
その際、第2灯具ユニット30Bにおいては、投影レンズ32Bがその左端部へ向けて灯具後方側に傾斜して延びるトロイダルレンズ状に形成されるとともに、シェード38Bの上向き反射面38Baが光軸Ax2を含む水平面で構成されているので、拡散領域用配光パターンPBは、その上端縁PBaが対向車線側カットオフラインCL1と略同じ高さ位置において水平方向に延びるように形成されたものとなっている。また、シェード38Bの上向き反射面38Baは、シェード38Aの上向き反射面38Aaよりも狭い前後幅で形成されているので、拡散領域用配光パターンPBは、その上端縁PBa付近の領域の明るさが主要領域用配光パターンPAよりも抑制されたものとなっている。
なお、第2灯具ユニット30Bのリフレクタ36Bは第1灯具ユニット30Aのリフレクタ36Aよりも反射面形状が小さいので、その分だけ反射光制御の精度が低下するが、拡散領域用配光パターンPBにおいては主要領域用配光パターンPAのような緻密な配光分布を必要としないので、リフレクタ36Bの反射面形状を小さくしても所要の配光パターンを形成することが可能となる。
図6において2点鎖線で示す拡散領域用配光パターンPB´は、灯具ユニットアッシー20に対して第1および第2灯具ユニット30A、30Bの配置が左右逆になった灯具ユニットアッシーを備えた車両用灯具が車両の右前端部に配置されているとした場合において、その第2灯具ユニットからの照射光によって形成される配光パターンである。この拡散領域用配光パターンPB´は、V-V線に関して拡散領域用配光パターンPBと左右対称の配光パターンとして形成されることとなる。このように左右1対の拡散領域用配光パターンPB、PB´が部分的に重複して形成されることにより、車両全体としてはより広拡散の配光パターンが形成されることとなる。
次に本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る車両用灯具10は、ロービーム用配光パターンPLの主要領域を形成するように構成された第1灯具ユニット30Aと、ロービーム用配光パターンPLの拡散領域を形成するように構成された第2灯具ユニット30Bとを備えているので、ロービーム用配光パターンPLを車両走行に適した配光分布で形成することが容易に可能となる。
その上で、第1灯具ユニット30Aのリフレクタ36Aは、第1灯具ユニット30Aの光源34Aからの出射光を左右方向に収束する光として反射させるように構成されており、また、第2灯具ユニット30Bの光源34Bは、第1灯具ユニット30Aの光源34Aよりも灯具前方側に配置されるとともに、第2灯具ユニット30Bのリフレクタ36Bは、灯具正面視において第1灯具ユニット30Aのリフレクタ36Aと部分的に重複する位置関係でリフレクタ36Aよりも灯具前方側に配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、第1灯具ユニット30Aのリフレクタ36Aは、第1灯具ユニット30Aの光源34Aからの出射光を左右方向に収束する光として反射させる構成となっているので、第2灯具ユニット30Bのリフレクタ36Bに対して灯具正面視において部分的に重複する位置関係でその灯具後方側に配置されているにもかかわらず、その反射光を第2灯具ユニット30Bのリフレクタ36Bによってほとんど遮光されてしまわないようにした上で第1灯具ユニット30Aの投影レンズ32Aに入射させることが可能となる。
そしてこれにより、第1灯具ユニット30Aの構成として、リフレクタ36Aの反射面形状を大きくして、光源34Aからの出射光をより多く投影レンズ32Aに入射させるようにすることが可能となる。
一方、第2灯具ユニット30Bのリフレクタ36Bは、第1灯具ユニット30Aのリフレクタ36Aよりも灯具前方側に配置されており、その反射光がリフレクタ36Aによって遮光されてしまうことはないので、その反射面形状を大きくすることが容易に可能となる。
したがって、第1および第2灯具ユニット30A、30Bのリフレクタ36A、36B相互の干渉を未然に回避した上で、車両用灯具10としての灯具効率を高めることができる。
また、第1および第2灯具ユニット30A、30Bのリフレクタ36A、36Bは灯具正面視において部分的に重複する位置関係で配置されているので、車両用灯具10の左右幅を狭くすることができ、これにより車両用灯具10の小型化を図ることができる。
このように本実施形態によれば、第1および第2灯具ユニット30A、30Bが左右方向に並んで配置された車両用灯具10において、灯具の小型化を維持した上で灯具効率を高めることができる。
また本実施形態においては、第2灯具ユニット30Bのリフレクタ36Bが第1灯具ユニット30Aのリフレクタ36Aよりも小さい反射面形状を有しているので、第1および第2灯具ユニット30A、30Bのリフレクタ36A、36Bが灯具正面視において部分的に重複する位置関係で配置されているにもかかわらず、車両用灯具10の前後幅が大きくならないようにすることができる。
さらに本実施形態においては、第1灯具ユニット30Aのリフレクタ36Aと第2灯具ユニット30Bのリフレクタ36Bとが一体的に形成されているので、車両用灯具10の部品点数の削減を図ることができる。
本実施形態においては、第2灯具ユニット30Bの投影レンズ32Bが、その右端部から左端部へ向けて(すなわち車幅方向内側に位置する第1灯具ユニット30A側の端部から反対側の端部へ向けて)灯具後方側に傾斜して延びるように形成されているので、車両用灯具10を車体形状に沿った意匠とすることが容易に可能となる。
さらに本実施形態においては、第1灯具ユニット30Aの投影レンズ32Aと第2灯具ユニット30Bの投影レンズ32Bとが投影レンズアッシー22として一体的に形成されているので、車両用灯具10の部品点数のさらなる削減を図ることができる。
また本実施形態において、第1および第2灯具ユニット30A、30Bは、リフレクタ36A、36Bと投影レンズ32A、32Bとの間に配置されたシェード38A、38Bにより、リフレクタ36A、36Bで反射した光源34A、34Bからの出射光の一部を遮光してロービーム用配光パターンPLのカットオフラインCL1、CL2を形成する構成となっているが、シェード38A、38Bにはリフレクタ36A、36Bからの反射光を投影レンズ32A、32Bへ向けて上向きに反射させる上向き反射面38Aa、38Baが形成されているので、光源34A、34Bからの出射光に対する光束利用率を高めることができる。
その際、第2灯具ユニット30Bはロービーム用配光パターンPLの拡散領域を形成する構成となっているので、シェード38Bの上向き反射面38Baの構成としてその灯具前後方向の幅を狭くしても拡散領域用配光パターンPBを所要の配光分布で形成することが可能となる。したがって本実施形態のように、第2灯具ユニット30Bとしてリフレクタ36Bとシェード38Bとが一体的に形成された構成としても、その成形を行うことが容易に可能となる。
さらに第2灯具ユニット30Bは、リフレクタ36Bの反射面36Baの前端縁36Ba1が、その右端部から左端部へ向けて灯具後方側に傾斜して延びるように形成されており、また、シェード38Bの上向き反射面38Baも、その右端部から左端部へ向けて灯具後方側に傾斜して延びるように形成されているので、投影レンズ32Bがその右端部から左端部へ向けて灯具後方側に傾斜して延びるように形成されているにもかかわらず、所要の配光機能を確保することが容易に可能となる。
上記実施形態においては、第2灯具ユニット30Bのリフレクタ36Bが、光源34Bからの出射光を左右方向に収束する光として反射させる構成となっているものとして説明したが、光源34Bからの出射光を左右方向に拡がる光あるいは平行光として反射させるように構成されたものとすることも可能である。
上記実施形態においては、第1灯具ユニット30Aのシェード38Aとして、その上向き反射面38Aaの前端縁38Aa1および後端縁38Aa2が左右両側へ向けて灯具前方側へ湾曲して延びるように形成されているものとして説明したが、これらが左右両側へ向けて直線状に延びるように形成された構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、第2灯具ユニット30Bのシェード38Bとして、その上向き反射面38Baの前端縁38Ba1および後端縁38Ba2が、その右端部から左端部へ向けて灯具後方側に傾斜して延びるように形成されているものとして説明したが、これらが左右両側へ向けて直線状に延びるように形成された構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、灯具ユニットアッシー20として、第2灯具ユニット30Bが第1灯具ユニット30Aの左側に配置された構成となっているが、第1灯具ユニット30Aの右側に配置された構成とした場合においても、上記実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。そして、このような構成を採用した場合には、灯具ユニットアッシーを車両の右前端部に配置される車両用灯具に適したものとすることができる。
上記実施形態において、第1灯具ユニット30Aの右側に第2灯具ユニット30Bと左右対称の構成を有する第2灯具ユニットが追加配置された構成することにより、ロービーム用配光パターンとして主要領域用配光パターンと左右1対の拡散領域用配光パターンが形成される構成とすることも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
図7は、本変形例に係る車両用灯具の灯具ユニットアッシー120を示す、図2と同様の図である。また、図8は、図7のVIII-VIII線断面図である。
図7、8に示すように、本変形例に係る灯具ユニットアッシー120も、車両の左前端部に配置される車両用灯具の灯具ユニットアッシーであるが、第1灯具ユニット130Aからの照射光によってロービーム用配光パターンを形成するとともに、第2灯具ユニット130Bからの照射光を追加することによってハイビーム用配光パターンを形成するように構成されている点で上記実施形態の場合と異なっている。
このため、本変形例に係る灯具ユニットアッシー120は、第1灯具ユニット130Aの構成については上記実施形態の場合と略同様であるが、第2灯具ユニット130Bの構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。
すなわち、第1灯具ユニット130Aは、上記実施形態の第1灯具ユニット30Aと同様の投影レンズ132A、光源134A、リフレクタ136Aおよびシェード138Aを備えた構成となっている。
一方、第2灯具ユニット130Bは、光源134B、リフレクタ136Bおよび投影レンズ132Bを備えている点で上記実施形態の場合と同様であるが、上記実施形態の第2灯具ユニット30Bのようなシェード38Bは備えておらず、また、リフレクタ136Bおよび投影レンズ132Bの構成が上記実施形態の場合と異なっている。
本変形例においても、第1灯具ユニット130Aの投影レンズ132Aと第2灯具ユニット130Bの投影レンズ132Bとが投影レンズアッシー122として一体的に形成されている。
その際、第1灯具ユニット130Aの投影レンズ132Aは、上記実施形態の第1灯具ユニット30Aにおける投影レンズ32Aと同様の構成を有している。
一方、第2灯具ユニット130Bの投影レンズ132Bは、左右方向に延びるシリンドリカルレンズとして構成されており、第1灯具ユニット130Aの投影レンズ132Aと同じ上下幅を有している。この投影レンズ132Bの後面132Bbは投影レンズ132Aの後面132Abと面一で形成されており、その前面132Baは投影レンズ132Aの前面132Aaよりも灯具後方側に位置している。その際、この投影レンズ132Bは、光源134Bの発光中心を通るようにして灯具前後方向に延びる軸線としての光軸Ax2を含む鉛直断面内における後側焦点F2が投影レンズ132Aの後側焦点F1よりもやや灯具前方側に位置するように、その前面132Baの曲率が設定されている。
第2灯具ユニット130Bのリフレクタ136Bは、第1灯具ユニット130Aのリフレクタ136Aと同様、光源134Bを上方側から覆うように配置された状態で、光源134Bからの出射光を左右方向に関して収束する光として投影レンズ132Bに入射させるように構成されている。このリフレクタ136Bの反射面136Baも、光源134Bの発光中心を第1焦点とする略楕円面状の曲面で構成されているが、そのサイズはリフレクタ136Aの反射面136Aaより小さいものとなっている。
リフレクタ136Bの反射面136Baは、光軸Ax2に関して左右対称の形状を有しており、かつ、その前端縁136Ba1が上記実施形態のリフレクタ36Bにおける反射面36Baの前端縁36Ba1よりも灯具前方側に位置している。
本変形例においても、リフレクタ136Bは、灯具正面視において第1灯具ユニット130Aのリフレクタ136Aと部分的に重複する位置関係でリフレクタ136Aよりも灯具前方側に配置された状態で、リフレクタ136Aと一体的に形成されている。このためリフレクタ136Aは、上記実施形態の場合と同様、その反射面136Aaの左端部が部分的に欠損しており、この部分にはリフレクタ136Bの外周縁形状に沿って略鉛直面状に延びる立壁部136Abが形成されている。
なお本変形例においても、灯具ユニットアッシー120は、第1および第2灯具ユニット130A、130Bのリフレクタ136A、136Bおよび第1灯具ユニット130Aのシェード138Aと、水平フランジ部160aおよびフレーム部160bを備えたホルダー160とが一体的に形成された構成となっている。
図9は、本変形例に係る車両用灯具からの照射光によって形成されるロービーム用配光パターンPL-1およびハイビーム用配光パターンPH-1を透視的に示す図である。
図9(a)に示すように、ロービーム用配光パターンPL-1は、図6に示すロービーム用配光パターンPLにおける主要領域用配光パターンPAと同様の配光パターンであって、第1灯具ユニット130Aからの照射光によって形成されるようになっている。
図9(b)に示すように、ハイビーム用配光パターンPH-1は、ロービーム用配光パターンPL-1に対して、第2灯具ユニット130Bからの照射光によって形成される付加配光パターンPC-1が付加された配光パターンとして形成されるようになっている。
付加配光パターンPC-1は、H-V付近を中心とする横長の配光パターンであって、ロービーム用配光パターンPL-1のカットオフラインCL1、CL2を上下に跨ぐようにして形成されている。これは、第2灯具ユニット130Bが上記実施形態の第2灯具ユニット30Bのようなシェード38Bを備えておらず、このためリフレクタ136Bで反射した光源134Bからの出射光が投影レンズ132Bから上下両側に拡がる光として灯具前方へ向けて照射されることによるものである。
本変形例においても、第1灯具ユニット130Aのリフレクタ136Aは、光源134Aからの出射光を左右方向に収束する光として反射させる構成となっているので、第2灯具ユニット130Bのリフレクタ136Bに対して灯具正面視において部分的に重複する位置関係でその灯具後方側に配置されているにもかかわらず、その反射光を第2灯具ユニット130Bのリフレクタ136Bによってほとんど遮光されてしまわないようにした上で第1灯具ユニット130Aの投影レンズ132Aに入射させることが可能となる。
そしてこれにより、第1灯具ユニット130Aの構成として、リフレクタ136Aの反射面形状を大きくして、光源34Aからの出射光をより多く投影レンズ132Aに入射させるようにすることが可能となる。
一方、第2灯具ユニット130Bのリフレクタ136Bは、第1灯具ユニット130Aのリフレクタ136Aよりも灯具前方側に配置されており、その反射光がリフレクタ136Aによって遮光されてしまうことはないので、その反射面形状を大きくすることが容易に可能となる。
したがって、第1および第2灯具ユニット130A、130Bのリフレクタ136A、136B相互の干渉を未然に回避した上で、車両用灯具としての灯具効率を高めることができる。
本変形例においても、第1および第2灯具ユニット130A、130Bのリフレクタ136A、136Bが灯具正面視において部分的に重複する位置関係で配置されているので、灯具ユニットアッシー120の左右幅を狭くすることができ、これにより車両用灯具の小型化を図ることができる。
また本変形例においても、第2灯具ユニット130Bのリフレクタ136Bが第1灯具ユニット130Aのリフレクタ136Aよりも小さい反射面形状を有しているので、これらが灯具正面視において部分的に重複する位置関係で配置されているにもかかわらず、車両用灯具の前後幅が大きくならないようにすることができる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10 車両用灯具
12 ランプボディ
14 透光カバー
20、120 灯具ユニットアッシー
22、122 投影レンズアッシー
30A、130A 第1灯具ユニット
30B、130B 第2灯具ユニット
32A、32B、132A、132B 投影レンズ
32Aa、32Ba、132Aa、132Ba 前面
32Ab、32Bb、132Ab、132Bb 後面
34A、34B、134A、134B 光源
34Aa、34Ba 発光面
36A、36B、136A、136B リフレクタ
36Aa、36Ba、136Aa、136Ba 反射面
36Aa1、36Ba1、38Aa1、38Ba1、136Ba1 前端縁
36Ab、136Ab 立壁部
38A、38B、138A シェード
38Aa、38Ba 上向き反射面
38Aa2、38Ba2 後端縁
40A、40B 基板
50 ヒートシンク
52 本体部
54 放熱フィン
60、160 ホルダー
60a、160a 水平フランジ部
60b、160b フレーム部
Ax1、Ax2 光軸
CL1 対向車線側カットオフライン
CL2 自車線側カットオフライン
E エルボ点
F1、F2 後側焦点
PA 主要領域用配光パターン
PB、PB´ 拡散領域用配光パターン
PBa 上端縁
PC-1 付加配光パターン
PH-1 ハイビーム用配光パターン
PL、PL-1 ロービーム用配光パターン

Claims (5)

  1. 第1および第2灯具ユニットが左右方向に並んで配置された車両用灯具において、
    上記第1および第2灯具ユニットの各々は、投影レンズと、上記投影レンズの後側焦点よりも灯具後方側に配置された光源と、上記光源からの出射光を上記投影レンズへ向けて反射させるリフレクタとを備えており、
    上記第1灯具ユニットのリフレクタは、上記第1灯具ユニットの光源からの出射光を左右方向に収束する光として反射させるように構成されており、
    上記第2灯具ユニットの光源は、上記第1灯具ユニットの光源よりも灯具前方側に配置されており、
    上記第2灯具ユニットのリフレクタは、灯具正面視において上記第1灯具ユニットのリフレクタと部分的に重複する位置関係で上記第1灯具ユニットのリフレクタよりも灯具前方側に配置されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 上記第2灯具ユニットのリフレクタは、上記第1灯具ユニットのリフレクタよりも小さい反射面形状を有している、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 上記第1灯具ユニットのリフレクタと上記第2灯具ユニットのリフレクタとが一体的に形成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
  4. 上記第2灯具ユニットの投影レンズは、上記第1灯具ユニット側の端部から反対側の端部へ向けて灯具後方側に傾斜して延びるように形成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
  5. 上記第1灯具ユニットの投影レンズと上記第2灯具ユニットの投影レンズとが一体的に形成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
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