JP2011237854A - 印刷制御装置、印刷制御システム、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御システム、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2011237854A
JP2011237854A JP2010106218A JP2010106218A JP2011237854A JP 2011237854 A JP2011237854 A JP 2011237854A JP 2010106218 A JP2010106218 A JP 2010106218A JP 2010106218 A JP2010106218 A JP 2010106218A JP 2011237854 A JP2011237854 A JP 2011237854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
control
data
print job
print control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010106218A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Hakozaki
浩徳 箱崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010106218A priority Critical patent/JP2011237854A/ja
Publication of JP2011237854A publication Critical patent/JP2011237854A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】印刷ジョブに応じて、蓄積印刷と直接印刷とを切替られる印刷制御装置、印刷制御システム、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】印刷制御装置100は、ユーザ端末300から受信した印刷ジョブを解析し、印刷ジョブに含まれる印刷対象データの書誌情報及び/又はユーザ印刷条件(ユーザ設定情報)を解析結果として取得する。続いて、印刷制御装置100は、解析結果として取得したユーザ印刷条件と、予め設定されている印刷制御条件とを照合し、照合結果に基づき、印刷ジョブを蓄積するのか、又は印刷ジョブを画像処理装置200に送信するのか、を制御する。例えば、印刷制御装置100は、ユーザにより印刷ジョブに設定された印刷条件と、直接印刷を行う条件が設定された印刷制御条件とを照合し、条件に該当する照合結果を得た場合、印刷ジョブを画像処理装置200に送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、受信データの印刷処理を制御する印刷制御装置、印刷制御システムに関し、特に、蓄積印刷(プルプリント)するのか、直接印刷(プリンタ送信)するのか、を制御する技術に関するものである。
ユーザが、印刷するプリンタを想定せず、サーバに印刷ジョブを蓄積しておき、出向いた先に設置されたプリンタから、蓄積しておいた印刷ジョブを実行できるプルプリントシステムが、すでに知られている。
例えば、特許文献1には、情報処理装置において、複数の印刷ジョブに共通した識別情報に基づき、これらの印刷情報を管理し、印刷装置から情報処理装置に対して、識別情報を伴う要求を行うと、情報処理装置から、識別情報に対応して管理されている複数の印刷ジョブが送信されるプルプリントシステムが開示されている。
このようなシステムをユーザが利用するメリットは、印刷先となるプリンタを指定することなく印刷ジョブを発行でき、ユーザが必要に応じて、システム内のプリンタであれば、どの機器からでも印刷ジョブを実行できる点である。つまり、プルプリントシステムは、ユーザに対して、ロケーションフリーによる印刷サービスを提供できる。
しかしながら、従来のプルプリントシステムにおける印刷制御では、ユーザが印刷結果を得るまでに時間がかかると言う問題があった。
上述したように、従来のプルプリントシステムでは、全ての印刷ジョブが印刷制御装置に蓄積される。そのため、ユーザは、プリンタに対峙し、サーバから印刷ジョブを取得後、印刷ジョブを実行して、初めて印刷結果を得ることになる。
このように、従来のプルプリントシステムでは、ユーザがプリンタのところまで出向き、印刷要求後に処理が開始されるため、1,2ページなどのページ数の少ない印刷ジョブや、100,200部などの部数の多い印刷ジョブなどの場合、ユーザは、印刷結果を得るまでプリンタの前で待たされることになる。ユーザからしてみれば、このような印刷ジョブについては、早めに印刷処理を開始させ、プリンタに出向いたときには、印刷結果が得られるようにしたいケースも生じる。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、印刷ジョブに応じて、蓄積印刷と直接印刷とを切替られる印刷制御装置、印刷制御システム、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷制御装置は、所定のデータ伝送路を介して接続される1又は複数の画像処理装置の印刷制御を行う印刷制御装置であって、受信した印刷ジョブを解析し、前記印刷ジョブに含まれる印刷対象データの書誌情報及び/又はユーザ印刷条件を取得する解析手段と、前記解析手段により取得したユーザ印刷条件と、前記印刷ジョブが、当該装置に記憶し蓄積印刷する印刷ジョブか、又は前記画像処理装置に送信し直接印刷する印刷ジョブかを判断するために設定された印刷制御条件とを照合し、照合結果に基づき、前記蓄積印刷と前記直接印刷とを制御する制御手段と、前記制御手段からの要求に従って、前記印刷ジョブの印刷データを、前記画像処理装置に送信する送信手段と、前記制御手段からの要求に従って、前記印刷ジョブの印刷データを、当該装置が備える記憶装置の所定の記憶領域に格納し蓄積する蓄積手段と、を有している。
このような構成によって、本発明に係る印刷制御装置は、受信した印刷ジョブに設定されたユーザ印刷条件と、当該装置に予め設定されている印刷制御条件とを照合する。印刷制御装置は、照合結果に基づき、印刷ジョブを蓄積するのか、又は印刷ジョブを画像処理装置に送信するか、を制御する。
これによって、本発明に係る印刷制御装置では、印刷ジョブに応じて、蓄積印刷と直接印刷とを切替られる。その結果、ユーザは、ページ数の少ない印刷ジョブや部数の多い印刷ジョブなどの印刷結果を早く得ることができ、待ち状態などの無駄な時間が軽減される。
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷制御方法は、所定のデータ伝送路を介して接続される1又は複数の画像処理装置の印刷制御を行う印刷制御装置における印刷制御方法であって、受信した印刷ジョブを解析し、前記印刷ジョブに含まれる印刷対象データの書誌情報及び/又はユーザ印刷条件を取得する解析手順と、前記解析手順により取得したユーザ印刷条件と、前記印刷ジョブが、当該装置に記憶し蓄積印刷する印刷ジョブか、又は前記画像処理装置に送信し直接印刷する印刷ジョブかを判断するために設定された印刷制御条件とを照合し、照合結果に基づき、前記蓄積印刷と前記直接印刷とを制御する制御手順と、前記制御手順による要求に従って、前記印刷ジョブの印刷データを、前記画像処理装置に送信する送信手順と、前記制御手順による要求に従って、前記印刷ジョブの印刷データを、当該装置が備える記憶装置の所定の記憶領域に格納し蓄積する蓄積手順と、を有している。
このような手順によって、本発明に係る印刷制御方法は、受信した印刷ジョブに設定されたユーザ印刷条件と、当該装置に予め設定されている印刷制御条件とを照合し、照合結果に基づき、印刷ジョブを蓄積するのか、又は印刷ジョブを画像処理装置に送信するか、を制御すると言う動作を実現する。
これによって、本発明に係る印刷制御方法では、印刷ジョブに応じて、蓄積印刷と直接印刷とを切替え可能な環境を提供できる。
本発明によれば、受信した印刷ジョブに設定されたユーザ印刷条件と、印刷制御条件との照合結果から、蓄積印刷するのか、直接印刷するのか、を制御することで、印刷ジョブに応じて、蓄積印刷と直接印刷とを切替られる印刷制御装置、印刷制御システム、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る印刷制御システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御の実行画面例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御データの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御条件の登録画面例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御の結果画面例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る蓄積データの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る蓄積印刷の実行画面例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る蓄積印刷の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る印刷制御システムの構成例(その1)を示す図である。 本発明の変形例に係る印刷制御機能の構成例(その1)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る印刷制御システムの構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る印刷制御機能の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る印刷制御の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る印刷制御機能の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る機器データの例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る制御データの例(その1)を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る制御データ生成の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る制御データの例(その2)を示す図である。 本発明の変形例に係る印刷制御システムの構成例(その2)を示す図である。 本発明の変形例に係る印刷制御機能の構成例(その2)を示す図である。 本発明の変形例に係る直接印刷の実行画面例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下「実施形態」と言う)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る印刷制御システム1の構成例を示す図である。
図1には、1又は複数の画像処理装置200〜200(以降総称する場合「画像処理装置200」と言う)と、1又は複数のユーザ端末300〜300(以降総称する場合「ユーザ端末300」と言う)とが、印刷制御装置(印刷サーバ)100を介して、ネットワークなどのデータ伝送路N(例えば「LAN:Local Area Network」)で接続されるシステム構成例が示されている。
ユーザ端末300は、情報処理機能を有する機器であり、例えば、PC(Personal Computer)などの情報処理装置である。画像処理装置200は、画像処理機能を有する機器であり、例えば、MFP(Multifunction Peripheral)やLP(Laser Printer)などの印刷装置である。印刷制御装置100は、印刷制御機能を有する機器であり、例えば、PCなどの情報処理装置である。
本実施形態に係る印刷制御システム1では、これらの構成機器により、次のような印刷制御処理が実行される。例えば、ユーザ端末300から印刷制御装置100に対して、印刷ジョブが送信されると、印刷制御装置100は、受信した印刷ジョブに応じて、蓄積印刷するのか、直接印刷するのか、を制御する。ここで「蓄積印刷する」とは、印刷ジョブを蓄積しておき、画像処理装置200からの要求に応じて印刷ジョブを送信することを意味し、一方「直接印刷する」とは、印刷ジョブを蓄積せず、指定された画像処理装置200に印刷ジョブを送信(転送)することを意味する。
その結果、ユーザは、直接印刷された場合、ユーザ端末300に通知された印刷制御結果に従って、印刷先の画像処理装置200に出向き、印刷結果を得る。また、ユーザは、蓄積印刷された場合、システム内の画像処理装置200に出向き、蓄積された印刷ジョブの実行要求を行うことで、印刷結果を得る。
以上のように、本実施形態に係る印刷制御システム1は、上記システム構成により、印刷ジョブに応じて蓄積印刷と直接印刷とが切り替えられるプルプリントサービスを提供することができる。
なお、本発明では、画像処理装置200とユーザ端末300とが、印刷制御装置100を介して接続される構成である必要はない。つまり、印刷制御システム1では、これらの機器が、互いにデータ通信可能な構成であればよい。上記システム構成を例に挙げた理由は、情報セキュリティに対応する一般的なシステム構成だからである。このようなシステム構成の場合には、ユーザ端末300から画像処理装置200に直接印刷が行えないため(印刷制御装置を介してのみ印刷可能であるため)、印刷結果による情報漏洩を抑制する効果がある。
<ハードウェア構成>
本実施形態に係る印刷制御装置100のハードウェア構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る印刷制御装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、印刷制御装置100は、入力装置101、表示装置102、ドライブ装置103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、インタフェース装置107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボードやマウスなどを含み、印刷制御装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどを含み、印刷制御装置100による処理結果を表示する。
インタフェース装置107は、印刷制御装置100をデータ伝送路Nに接続するインタフェースである。これにより、印刷制御装置100は、インタフェース装置107を介して、画像処理装置200やユーザ端末300(他の機器)とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、情報処理装置全体を制御する情報処理システム(例えば「Windows(商標又は登録商標)」や「UNIX(商標又は登録商標)」などの基本ソフトウェアであるOS(Operating System))、及びシステム上において各種機能(例えば「印刷制御機能」)を提供するアプリケーションなどがある。また、HDD108は、格納しているプログラムやデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
ドライブ装置103は、着脱可能な記録媒体103aとのインタフェースである。これにより、印刷制御装置100は、ドライブ装置103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体103aには、例えば、フロッピー(商標又は登録商標)ディスク、CD(Compact Disk)、及びDVD(Digital Versatile Disk)などがある。また、SDメモリカード(SD Memory Card)やUSB(Universal Serial Bus)メモリなどがある。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、印刷制御装置100の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、情報処理システム設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。CPU106は、上記記憶装置(例えば「HDD」や「ROM」など)から、プログラムやデータをRAM上に読み出し、処理を実行することで、装置全体の制御や搭載機能を実現する処理装置である。
以上のように、本実施形態に係る印刷制御装置100は、上記ハードウェア構成により、データ通信を利用した各種情報処理サービスを提供することができる。
<印刷制御機能>
本実施形態に係る印刷制御機能について説明する。
本実施形態に係る印刷制御装置100では、ユーザ端末300から受信した印刷ジョブを解析し、印刷ジョブに含まれる印刷対象データの書誌情報及び/又はユーザ印刷条件(ユーザ設定情報)を解析結果として取得する。続いて、印刷制御装置100は、解析結果として取得したユーザ印刷条件と、予め設定されている印刷制御条件とを照合し、照合結果に基づき、印刷ジョブを蓄積するのか、又は印刷ジョブを画像処理装置200に送信するのか、を制御する。例えば、印刷制御装置100は、ユーザにより印刷ジョブに設定された印刷条件と、直接印刷を行う条件が設定された印刷制御条件とを照合し、条件に該当する照合結果を得た場合、印刷ジョブを画像処理装置200に送信する。印刷制御装置100は、このような印刷制御機能を有している。
従来のプルプリントシステムにおける印刷制御では、ユーザが印刷結果を得るまでに時間がかかると言う問題があった。従来のプルプリントシステムでは、ユーザが画像処理装置200のところまで出向き、印刷要求後に印刷ジョブの処理が開始される。そのため、1,2ページなどのページ数の少ない印刷ジョブや、100,200部などの部数の多い印刷ジョブなどの場合、ユーザは、印刷結果を得るまで画像処理装置200の前で待たされることになる。ユーザからしてみれば、このような印刷ジョブについては、早めに印刷処理を開始させ、画像処理装置200に出向いたときには、印刷結果が得られるようにしたいケースも生じる。
そこで、本実施形態に係る印刷制御装置100では、受信した印刷ジョブに設定されたユーザ印刷条件と、当該装置に予め設定された印刷制御条件との照合結果から、蓄積印刷するのか、直接印刷するのか、を制御する仕組みとした。
これにより、本実施形態に係る印刷制御システム1では、印刷ジョブに応じて、蓄積印刷と直接印刷とを切替られる。その結果、ユーザは、ページ数の少ない印刷ジョブや部数の多い印刷ジョブなどの印刷結果を早く得ることができ、待ち状態などの無駄な時間が軽減される。
以下に、本実施形態に係る印刷制御機能の構成とその動作について説明する。
図3は、本実施形態に係る印刷制御機能の構成例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態に係る印刷制御装置100は、主に、受信データ解析部11、印刷制御部12、制御データ管理部13、蓄積データ管理部15、送信部17などを有している。一方、ユーザ端末300は、送信部31及び処理結果通知部32などを有している。また、画像処理装置200は、印刷部21及び印刷データ要求部22などを有している。
受信データ解析部11は、ユーザ端末300からの受信データを解析する機能部である。つまり、受信データ解析部11は、ユーザ端末300が有する送信部31から送信された印刷ジョブを解析する。
図4は、本実施形態に係る印刷制御の実行画面例を示す図である。
例えば、ユーザ端末300では、図4に示すような実行画面W11を介して、ユーザが、各種印刷条件(例えば「カラー」、「両面」、「部数」などの印刷条件)を設定することができる。ユーザ端末300は、[OK]ボタンの押下を受け付けると、設定されたユーザ印刷条件と印刷対象データ(例えば「文書データ」や「画像データ」など)とを、印刷ジョブとして印刷制御装置100に送信する。
図3の説明に戻る。受信データ解析部11は、受信した印刷ジョブを解析し、印刷対象データの書誌情報やユーザ印刷条件などを解析結果として取得する。
なお、解析結果として取得した書誌情報には、データ作成者を識別する作成者識別情報(ユーザID)、データ作成時のアプリケーションを識別するアプリ識別情報(アプリID)、作成データを識別するデータ識別情報(ファイル名)、及び作成データのページ情報(ページ数)などがある。
印刷制御装置100は、PDL(Page Description Language)変換ソフトウェア(プリンタドライバ)を有しており、ユーザ端末300から受信した印刷対象データ(例えば「アプリケーションデータ」)をPDLデータ(印刷データ)に変換すると言うソフトウェア環境を想定している。このようなソフトウェア構成では、プリンタドライバを、ユーザ端末300ごとにインストールする必要がなく、ソフトウェア管理に係る作業を軽減できるなどのメリットがある。よって、受信データ解析部11は、印刷制御装置100が有するプリンタドライバにより実現可能な機能である。
なお、ユーザ端末300がプリンタドライバを有し、印刷データを印刷制御装置100に送信すると言うソフトウェア構成の場合であっても、受信データ解析部11は、印刷データのPDLを解析可能なソフトウェアにより実現することもできる。
印刷制御部12は、受信した印刷ジョブに応じて、印刷ジョブを蓄積印刷するのか、直接印刷するのか、を制御する機能部である。印刷制御部12は、解析結果として取得されたユーザ印刷条件と、印刷制御装置100に予め設定されている印刷制御条件とを照合する。これにより、印刷制御部12は、照合結果に基づき、印刷ジョブを蓄積するのか、又は印刷ジョブを画像処理装置200に送信するのか、を制御する。そのため、印刷制御部12は、制御条件照合部121を有している。
ここで、上記印刷制御情報について説明する。
印刷制御情報は、例えば、図5に示すようなデータ構成により、印刷制御装置100が備える記憶装置(例えば「HDD」)の所定の記憶領域にあたる制御データ保持部14に保持され、制御データ管理部13により管理される。
制御データ管理部13は、制御データ保持部14にアクセスし、他の機能部から受け付けた要求に応じて、所定のデータ操作を行い、制御データ(印刷制御情報)14Dを管理する機能部である。ここで言う「データ操作」とは、データ検索・参照・取得・設定(格納)・削除(消去)などである。
図5は、本実施形態に係る制御データ14Dの例を示す図である。
図5には、直接印刷を行う印刷制御条件が設定されたデータ例が示されている。また、(A)には、印刷制御条件が1つだけ設定された制御データ14Dの例が示されている。また、(B)には、印刷制御条件が複数設定された制御データ14Dの例が示されている。なお、以降、両データを総称する場合には、「制御データ14D」と言う。
図5に示すように、制御データ14Dは、[送信先設定]項目及び[制御条件設定]項目などの各情報項目を有している。また、制御データ14Dでは、[送信先設定]項目に他の情報項目が対応付けられている。
[送信先設定]項目は、直接印刷時の送信先識別情報が設定される項目である。例えば、項目値には、IPアドレス(Internet Protocol address)などがあり、画像処理装置200に割り当てられたネットワーク識別子(ネットワーク識別情報)が設定される。[制御条件設定]項目は、直接印刷を判断するための各種印刷制御条件が設定される項目である。例えば、項目値には、カラー/モノクロ、部数、両面/片面と言った条件値などがあり、これらの印刷制御条件値(印刷制御条件情報)が設定される。
このように、制御データ14Dでは、上記データ構成により、[制御条件設定]項目の項目値に基づき、[送信先設定]の項目値(IPアドレス)を取得できる。その結果、制御データ管理部13に対して、情報取得要求を行った機能部は、直接印刷を行う際の送信先(画像処理装置)を特定することができる。
なお、上記各項目値(制御データ)は、例えば、図6に示すような、制御データ管理部13が提供する設定画面W21を介して、管理者により設定することができる。
図6は、本実施形態に係る印刷制御条件の設定画面例を示す図である。
図6には、管理者が、[送信先設定]項目として"192.168.11.XXX"のIPアドレス、また、[制御条件設定]項目として、"カラー"、"両面"、"100部以上"の印刷制御条件値を設定しようとしている画面例が示されている。さらに、図6に示す設定画面W21では、設定済みの条件一覧が表示されている。そのため、管理者は、設定された印刷制御条件を確認した上で、新たな条件設定を行うことができる。
図3の説明に戻る。印刷制御部12が有する制御条件照合部121は、次のようにして、印刷ジョブの解析結果と印刷制御条件とを照合する。
制御条件照合部121は、制御データ管理部13に対して、解析結果であるユーザ印刷条件(印刷制御条件値)を渡し、これらの情報に基づく、制御データ内における該当条件(該当する印刷制御条件)のデータ検索を要求する。その結果、制御条件照合部121には、制御データ管理部13から検索結果が応答される。このとき、制御データ管理部13は、該当条件が存在した場合、検索結果として、印刷制御条件に対応付けられた[送信先設定]項目の項目値(ネットワーク識別情報)を応答する。一方、該当条件が存在しなかった場合には、その旨(該当条件なし)を応答する。制御条件照合部121は、応答された検索結果を照合結果として受け取る。
これにより、印刷制御部12は、制御条件照合部121の照合結果に基づき、次のようにして、印刷ジョブを蓄積印刷するのか、直接印刷するのか、を制御する。具体的な制御例を、図5を用いて説明する。
例えば、制御データ保持部14が、(A)に示すような直接印刷を行う制御データ14Dを保持している場合には、(A)の参照符号C1に示すような印刷制御が行われる。
印刷ジョブ1の場合、制御条件照合部121は、制御データ管理部13に対して、印刷ジョブ1に設定された"カラー"、"50部以上"、"片面"のユーザ印刷条件を渡し、データ照合を要求する。その結果、制御データ管理部13からは、該当条件なしの検索結果が応答される。
これにより、印刷制御部12は、制御条件照合部121の照合結果から、印刷ジョブ1を直接印刷する対象のデータではないと判断し、印刷データを蓄積する。
一方、印刷ジョブ3の場合、制御データ管理部13は、制御条件照合部121から渡されたユーザ印刷条件が、制御データ14Dに設定される条件を満たしていることから、該当条件に対応する[送信先設定]項目のIPアドレス"192.168.11.XXX"を、検索結果として応答する。
これにより、印刷制御部12は、制御条件照合部121の照合結果から、印刷ジョブ3を直接印刷する対象のデータであると判断し、応答された[送信先設定]項目のIPアドレスが割り当てられた画像処理装置200へと印刷データを送信する。つまり、印刷制御部12は、画像処理装置200に対して、印刷ジョブ3の実行を要求する。
このように、印刷制御部12では、印刷制御条件に基づき、部数の多い印刷ジョブを動的に判断し、印刷ジョブに対する印刷を蓄積印刷から直接印刷へと切り替える。
また、例えば、制御データ保持部14が、(B)に示すような制御データ14D(印刷制御条件が複数設定された制御データ)を保持している場合には、(B)の参照符号C2に示すような印刷制御が行われる。
印刷ジョブ1から印刷ジョブ4の場合については、(A)を用いて説明を行った上記印刷制御と同様である。しかし、印刷ジョブ5の場合には、異なる印刷制御が行われる。
印刷制御部12は、制御条件照合部121から該当条件なしの検索結果(照合結果)が応答されると、条件に該当しなかった印刷ジョブが、ページ数の少ない印刷ジョブか否かを判定する。具体的には、解析結果である書誌情報に含まれるページ数(ページ情報)と、印刷制御装置100に予め設定されている閾値(印刷基準ページ数)との比較結果に基づき、ページ数の少ない印刷ジョブか否かを判定する。印刷制御部12は、ページ数が閾値未満の場合、条件に該当しなかった印刷ジョブが、ページ数の少ない印刷ジョブであると判定する。
なお、上記判定方法では、印刷ジョブのページ数と閾値とを比較・判定する方法について説明したが、この限りでない。例えば、解析結果である印刷ジョブのユーザ印刷条件に部数設定が含まれている場合には、書誌情報のページ数に設定部数を乗算した値と閾値とを比較・判定する方法であってもよい。
印刷ジョブ5が、条件に該当しなかった印刷ジョブであったとする。この場合、印刷制御部12は、例えば、閾値が3ページであり、印刷ジョブ5が1部2ページの文書であれば、ページ数が閾値未満であることから、印刷ジョブ5が、ページ数の少ない印刷ジョブであると判定する。
これにより、印刷制御部12は、ページ数の判定結果から、印刷ジョブ5を直接印刷する対象のデータであると判断し、画像処理装置200へと印刷データを送信する。このとき、印刷制御部12は、ページ数の少ない印刷ジョブの送信先として、制御データ14Dの[送信先設定]項目に予め設定しておいたIPアドレス"192.168.11.111"に基づき、印刷データを送信する。
一方、印刷制御部12は、ページ数が閾値以上の判定結果の場合、印刷ジョブを直接印刷する対象のデータではないと判断し、印刷データを蓄積する。
つまり、印刷制御部12は、印刷制御条件の照合で、条件に該当しなかった印刷ジョブ(部数の少ない印刷ジョブ)に対し、ページ数の判定を行い、判定結果に基づき、蓄積印刷するのか、直接印刷するのか、を制御する。
このように、印刷制御部12では、部数の多い印刷ジョブと、ページ数の少ない印刷ジョブとを、段階的に判断し、印刷ジョブに対する印刷を蓄積印刷から直接印刷へと切り替える。具体的には、部数が少ないと判断された印刷ジョブに対し、印刷基準ページ数に基づき、該当印刷ジョブがページ数の少ない印刷ジョブか否かを判断し、印刷ジョブを蓄積印刷するのか、直接印刷するのか、を制御している。
図7は、本実施形態に係る印刷制御の結果画面例を示す図である。
図7に示すように、上記印刷制御に係る処理結果は、ユーザ端末300が有する処理結果通知部32により、ユーザへと通知される。(A)には、直接印刷された場合の印刷制御結果画面W31、また(B)には、蓄積印刷された場合の印刷制御結果画面W32の例が示されている。このとき、印刷制御部12は、蓄積印刷又は直接印刷の制御結果(印刷制御の実行結果)を、ユーザ端末300が有する処理結果通知部32に渡す。
図3の説明に戻る。蓄積データ管理部15は、蓄積データ保持部16にアクセスし、他の機能部から受け付けた要求に応じて、所定のデータ操作を行い、蓄積データ16Dを管理する機能部である。よって、印刷制御部12により制御される蓄積印刷(印刷データの蓄積)は、印刷制御部12からの要求(データ格納要求)に応じて、蓄積データ管理部15が行う。
蓄積データ16Dは、例えば、図7に示すようなデータ構成により、印刷制御装置100が備える記憶装置(例えば「HDD」)の所定の記憶領域にあたる蓄積データ保持部16に保持されている。
図8は、本実施形態に係る蓄積データ16Dの例を示す図である。
図8に示すように、蓄積データ16Dは、[印刷ジョブ識別]項目及び[解析内容(書誌内容)]項目などの各情報項目を有している。また、蓄積データ16Dでは、[印刷ジョブ識別]項目に他の情報項目と、各印刷ジョブ(1)、(2)に対応する印刷データPD,PD(以降総称する場合「印刷データPD」と言う)とが対応付けられている。つまり、蓄積データ保持部16には、蓄積印刷時(印刷データ蓄積時)に、解析データ(解析による取得情報)と印刷データPDとが紐付けられて格納される。
[印刷ジョブ識別]項目は、蓄積印刷の印刷ジョブを識別する情報(印刷ジョブ識別情報)が格納される項目である。例えば、項目値には、印刷ジョブ名や印刷ジョブIDなどがある。[解析内容(書誌内容)]項目は、解析結果として取得した印刷ジョブの書誌情報が格納される項目である。例えば、項目値には、作成者識別情報(ユーザID)、アプリ識別情報(アプリID)、データ識別情報(ファイル名)、及びページ情報(ページ数)などがある。
このように、蓄積データ16Dでは、上記データ構成により、[印刷ジョブ識別]項目や[解析内容(書誌内容)]項目などの項目値に基づき、紐付けて保持される印刷データPDを取得できる。その結果、蓄積データ管理部15に対して、情報取得要求を行った機能部は、蓄積印刷を行う印刷ジョブの印刷データPDを特定することができる。
図3の説明に戻る。送信部17は、画像処理装置200に対してデータ送信を行う機能部である。よって、印刷制御部12により制御される直接印刷(印刷データの送信)は、印刷制御部12からの要求(データ送信要求)に応じて、送信部17が行う。送信部17により送信された印刷データPDは、画像処理装置200が有する印刷部21へと渡り、印刷が実行される。
また、印刷制御装置100では、画像処理装置200を介して、ユーザが蓄積印刷を行う印刷ジョブを選択するため、印刷制御部12が、一覧情報提供部122を有する構成となっている。
一覧情報提供部122は、他の機能部からの要求に応じて、蓄積データ16Dの一覧情報として提供する機能部である。一覧情報提供部122は、蓄積データ管理部15に対して、蓄積データ16Dの情報取得を要求する。このとき、一覧情報提供部122は、ユーザ識別情報を蓄積データ管理部16へと渡す。その結果、蓄積データ管理部16は、蓄積データ16Dの[解析内容(書誌内容)]項目に含まれる作成者識別情報から、指定ユーザに属する蓄積データ16Dを特定する。これにより、一覧情報提供部122には、蓄積データ管理部16から、指定ユーザに属する取得情報([印刷ジョブ識別]項目や[解析内容(書誌内容)]項目の項目値)が応答される。一覧情報提供部122は、取得した蓄積データ16Dの一覧情報を、要求元の機能部へと提供する。
図9は、本実施形態に係る蓄積印刷の実行画面例を示す図である。
図9には、画像処理装置200が備える操作パネル(非図示)に表示される一覧情報を含む蓄積印刷の実行画面W41の例が示されている。画像処理装置200は、ユーザから蓄積印刷の実行要求を受け付けると、画面W41を操作パネルに表示する。このとき、画像処理装置200は、印刷制御装置100に対して、蓄積データ16Dの一覧情報の提供を要求する。その結果、印刷制御装置100からは、一覧情報提供部122により、蓄積データ16Dの一覧情報が提供される。これにより、ユーザは、実行画面W41を介して、蓄積された印刷ジョブを確認後、蓄積印刷を実行する印刷ジョブを選択し、[印刷]ボタンを押下することで、蓄積印刷の実行を指示することができる。
図3の説明に戻る。また、印刷制御装置100では、画像処理装置200を介して、ユーザが選択した印刷ジョブの蓄積印刷を行うため、印刷制御部12が印刷データ提供部123を有する構成となっている。
印刷データ提供部123は、他の機能部からの要求に応じて、蓄積データ内の印刷データPDを提供する機能部である。印刷データ提供部123は、蓄積データ管理部15に対して、ユーザが選択した印刷ジョブの印刷データPDの取得を要求する。このとき、印刷データ提供部123は、選択された印刷ジョブ(指定印刷ジョブ)の識別情報(例えば「印刷ジョブID」)を蓄積データ管理部16へと渡す。その結果、蓄積データ管理部16は、蓄積データ16Dの[印刷ジョブ識別]項目の印刷ジョブ識別情報から、指定印刷ジョブの印刷データPDを特定する。これにより、印刷データ提供部123には、蓄積データ管理部16から、指定印刷ジョブの印刷データPDが応答される。印刷データ提供部123は、取得した印刷データPDを、要求元の機能部へと提供する。
画像処理装置200は、ユーザから蓄積印刷の実行指示([印刷]ボタン押下)を受け付けると、印刷データ要求部22により、印刷制御装置100に対して、指定印刷ジョブの印刷データPDの提供を要求する。その結果、印刷制御装置100からは、印刷データ提供部123により、指定印刷ジョブの印刷データPDが提供される。これにより、画像処理装置200は、印刷データ要求部22が、印刷データPDを印刷部21へと渡し、印刷を実行する。
以上のように、本実施形態に係る印刷制御機能は、上記各機能部が連係動作することにより実現される。
本実施形態に係る印刷制御機能の詳細な動作(機能部群の連係動作)について、処理手順を示すフローチャートを用いて説明する。
印刷制御機能は、印刷制御システム1を構成する各機器に搭載(インストール)されるプログラム(印刷制御機能を実現するソフトウェア)が、処理装置(例えば「CPU」)により、記憶装置(例えば「HDD」や「ROM」など)からメモリ(RAM)上に読み出され、各機器において、以下の処理が実行されることで実現される。
以下には、印刷制御の主な処理と印刷制御における蓄積印刷の処理との2つの処理手順を順に説明する。
《印刷制御の主な処理》
図10は、本実施形態に係る印刷制御の処理手順例を示すフローチャートである。
図10に示すように、ユーザ端末300では、ユーザにより生成された印刷ジョブが、送信部31により印刷制御装置100へと送信される。これにより、ユーザは、印刷制御装置100に対して、印刷ジョブを投入する(ステップS11)。
印刷制御装置100では、印刷ジョブが投入されると(印刷ジョブを受信すると:ステップS21:YES)、次のような印刷制御処理が行われる。
印刷制御装置100は、受信データ解析部11により、受信した印刷ジョブを解析する(ステップS22)。これにより、印刷制御装置100は、解析結果として、印刷ジョブの書誌情報やユーザ印刷条件などを取得する。
続いて、印刷制御装置100は、印刷制御部12(制御条件照合部)により、解析結果であるユーザ印刷条件と、制御データ保持部14に保持する印刷制御条件(直接印刷を行う印刷制御条件)とを照合する(ステップS23)。このとき、印刷制御部12は、ユーザ印刷条件(「カラー/モノクロ設定」、「部数設定」、「両面/片面設定」などの各条件設定)を、制御データ管理部13へと渡し、データ検索を要求する。制御データ管理部13は、制御データ保持部14にアクセスし、ユーザ印刷条件の各設定値に基づき、制御データ内を検索する。その結果、印刷制御部12には、制御データ管理部13から該当印刷制御条件の検索結果が応答され、照合結果として受け取る。このように、本実施形態では、印刷制御条件に、部数の多い印刷ジョブを直接印刷する条件が設定されていることから、印刷制御部12は、ユーザ印刷条件が印刷制御条件に該当した場合、要求された印刷ジョブが、部数の多い印刷ジョブであることを判断できる。
その結果、印刷制御装置100は、印刷制御部12により、照合結果に基づき、該当した印刷制御条件が存在したか否かを判定する(ステップS24)。
印刷制御装置100は、該当印刷制御条件が存在しないと判定された場合(ステップS24:NO)、印刷制御部12により、条件に該当しなかった印刷ジョブのページ数が閾値(印刷基準ページ数)未満であるか否かを判定する(ステップS25)。このとき、印刷制御部12は、印刷ジョブのページ数を、解析結果である書誌情報に含まれるページ情報から取得する。なお、印刷ジョブのユーザ印刷条件に複数部数が設定されている場合には、ページ数と設定部数との乗算値を、閾値との比較対象としてもよい。これにより、印刷制御部12は、取得したページ情報に基づき、印刷ジョブのページ数が予め設定された閾値未満であるか否かを判定する。
印刷制御装置100は、印刷ジョブのページ数が閾値以上であると判定された場合(ステップS25:NO)、印刷制御部12により、受信した印刷ジョブから生成された印刷データPDと、解析データ(「書誌情報」や「ユーザ印刷条件」など)とを紐付けて、蓄積データ保持部16にデータ蓄積する(ステップS26)。このとき、印刷制御部12は、印刷データPDと解析データとを、蓄積データ管理部13へと渡し、データ蓄積を要求する。蓄積データ管理部13は、印刷ジョブ識別情報を採番後、蓄積データ保持部16にアクセスし、印刷ジョブ識別情報と受け取った各データとを、該当項目の記憶領域に格納することで、データ蓄積を行う。
印刷制御装置100は、印刷制御部12により、ユーザ端末300に対して、印刷制御の実行結果[データ蓄積結果]を送信する。その結果、ユーザ端末300には、処理結果通知部32により、要求した印刷ジョブが蓄積印刷の対象としてデータ蓄積された旨が、ユーザに通知される(ステップS12)。
また、印刷制御装置100は、該当印刷制御条件が存在すると判定された場合(ステップS24:YES)、印刷制御部12により、送信部17を介して、条件に該当した印刷ジョブの印刷データPDを送信する(ステップS28)。このとき、印刷制御部12は、印刷データPDと、該当印刷制御条件に含まれる[送信先設定]項目のネットワーク識別情報とを、送信部17へと渡し、データ送信を要求する。送信部17は、ネットワーク識別情報に基づき、送信先に該当する画像処理装置200に印刷データPDを送信する。このように、印刷制御部12は、印刷対象データである印刷ジョブが、部数の多い印刷ジョブ(直接印刷を行った方がよい印刷ジョブ)であることを判断し、画像処理装置200への直接印刷を行う。
また、印刷制御装置100は、印刷ジョブのページ数が閾値未満であると判定された場合(ステップS25:YES)、印刷制御部12により、送信部17を介して、印刷ジョブの印刷データPDを送信する(ステップS28)。このとき、印刷制御部12は、印刷データPDと、予め設定された送信先識別情報とを、送信部17へと渡し、データ送信を要求する。送信部17は、送信先識別情報に基づき、送信先に該当する画像処理装置200に印刷データPDを送信する。このように、印刷制御部12は、部数が少ないと判断された印刷ジョブが、さらにページ数の少ない印刷ジョブ(直接印刷を行った方がよい印刷ジョブ)であることを判断し、画像処理装置200への直接印刷を行う。
画像処理装置200では、印刷データPDを受信すると(ステップS31:YES)、印刷部21により、印刷データPDが印刷される(ステップS32)。画像処理装置200は、印刷実行後、その結果を、印刷制御装置100へと送信する。
印刷制御装置100は、印刷制御部12により、ユーザ端末300に対して、送信部17から受け取った印刷制御の実行結果[印刷結果]を送信する。その結果、ユーザ端末300には、処理結果通知部32により、要求した印刷ジョブが直接印刷された旨が、ユーザに通知される(ステップS12)。
このように、印刷制御装置100では、印刷制御条件に基づき、部数の多い印刷ジョブを動的に判断し、印刷ジョブに対する印刷を蓄積印刷から直接印刷へと切り替える。また、印刷制御装置100では、部数の少ない印刷ジョブに対し、印刷基準ページ数に基づき、該当印刷ジョブがページ数の少ない印刷ジョブか否かを判断し、印刷ジョブに対する印刷を蓄積印刷から直接印刷へと切り替える。
《印刷制御における蓄積印刷の処理》
図11は、本実施形態に係る蓄積印刷の処理手順例を示すフローチャートである。
図11に示すように、画像処理装置200では、ユーザから蓄積印刷の実行指示を付け付けると(ステップS41:YES)、次のような印刷処理が行われる。
画像処理装置200は、要求ユーザに属する蓄積データ16Dの一覧情報を表示する(ステップS42)。このとき、画像処理装置200は、ログイン時などに取得したユーザ識別情報を、印刷制御装置100へと送信し、蓄積データ16Dの一覧情報を要求する。
印刷制御装置100は、画像処理装置200からの一覧情報の取得要求を受け付けると(ステップS51:YES)、印刷制御部12(一覧情報提供部)により、蓄積データ管理部15を介して、要求ユーザに属する蓄積データ16Dの一覧情報を取得し、取得した一覧情報を、画像処理装置200へと提供する(ステップS52)。このとき、印刷制御部12は、ユーザ識別情報を、蓄積データ管理部15へと渡し、該当する蓄積データ16Dに係る情報の取得を要求する。蓄積データ管理部15は、蓄積データ保持部16にアクセスし、ユーザ識別情報に基づき、蓄積データ16Dの[印刷ジョブ識別]項目や[解析内容(書誌内容)]項目の各項目値を取得し、印刷制御部12へと応答する。その結果、印刷制御部12は、応答された蓄積データ16Dに係る情報を、要求ユーザに属する蓄積データ16Dの一覧情報として、画像処理装置200へと提供する。
続いて、画像処理装置200は、ユーザから蓄積印刷の印刷ジョブ指定を受け付けると(ステップS43:YES)、印刷データ要求部22により、印刷制御装置100から、指定印刷ジョブの印刷データPDを取得する(ステップS44)。このとき、印刷データ要求部22は、指定印刷ジョブの印刷ジョブ識別情報を、印刷制御装置100へと送信し、蓄積された印刷データPDの取得を要求する。
印刷制御装置100は、画像処理装置200からの印刷データPDの取得要求を受け付けると(ステップS53:YES)、印刷制御部12(印刷データ提供部)により、蓄積データ管理部15を介して、要求印刷ジョブの印刷データPDを取得し、画像処理装置200へと提供する(ステップS54)。このとき、印刷制御部12は、印刷ジョブ識別情報を、蓄積データ管理部15へと渡し、該当する蓄積データ16Dに紐付けて保持された印刷データPDの取得を要求する。蓄積データ管理部15は、蓄積データ保持部16にアクセスし、印刷ジョブ識別情報に基づき、該当蓄積データ16Dに紐付く印刷データPDを取得し、印刷制御部12へと応答する。その結果、印刷制御部12は、応答された印刷データPDを、要求印刷ジョブの印刷データPDとして、画像処理装置200へと提供する。
画像処理装置200では、印刷制御装置100から提供された印刷データPDが、印刷部21により、印刷される(ステップS45)。その結果、画像処理装置200では、その結果が表示され、蓄積印刷の実行を指示したユーザに通知される。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る印刷制御装置100によれば、受信データ解析部11により、ユーザ端末300から受信した印刷ジョブを解析し、印刷ジョブに含まれる印刷対象データの書誌情報及び/又はユーザ印刷条件を解析結果として取得する。続いて、印刷制御装置100は、印刷制御部12により、解析結果として取得したユーザ印刷条件と、予め設定されている印刷制御条件とを照合し、照合結果に基づき、印刷ジョブを蓄積するのか、又は印刷ジョブを画像処理装置200に送信するのか、を制御する。例えば、印刷制御部12は、ユーザにより印刷ジョブに設定された印刷条件と、直接印刷を行う条件が設定された印刷制御条件とを照合し、条件に該当する照合結果を得た場合、印刷ジョブを画像処理装置200に送信する。
これによって、本実施形態に係る印刷制御装置100では、印刷ジョブに応じて、蓄積印刷と直接印刷とを切替られる。その結果、ユーザは、ページ数の少ない印刷ジョブや部数の多い印刷ジョブなどの印刷結果を早く得ることができ、待ち状態などの無駄な時間が軽減される。
<変形例>
なお、上記実施形態では、蓄積データ16Dを印刷制御装置100が管理する構成について説明を行ったが、この限りでない。例えば、図12及び図13に示すような構成であってもよい。
図12は、本変形例に係る印刷制御システム1の構成例(その1)を示す図である。
図12に示すように、本変形例に係る印刷制御システム1は、蓄積データ16Dを保持・管理するデータ蓄積装置(データベース:DB)400を有するシステム構成であってもよい。この場合、図13に示す機能構成となる。
図13は、本変形例に係る印刷制御機能の構成例(その1)を示す図である。
図13に示すように、本変形例に係る印刷制御機能は、印刷制御装置100と異なる装置(外部機器)であるデータ蓄積装置400が、蓄積データ管理部15及び蓄積データ保持部16を有している。この場合、印刷制御部12と蓄積データ管理部13との間で行われるデータ通信(処理要求・実行結果応答)などは、印刷制御装置100とデータ蓄積装置400とを接続するデータ伝送路Nを介して行われることになる。
[第2の実施形態]
プルプリントシステムを利用するメリットには、ユーザに対して、ロケーションフリーによる印刷サービスを提供できる以外にも、次のようなメリットが挙げられる。プルプリントシステムでは、サーバで印刷ジョブを一括管理することから、ユーザ認証機能との連携により、印刷要求時にユーザ認証(利用者確認)を行うことで、情報漏洩を防止できる点である。つまり、プルプリントシステムは、ユーザに対して、機密性の高い印刷サービスを提供できる。
そこで、本実施形態では、印刷制御機能において、蓄積印刷時だけでなく直接印刷する場合でも、ユーザ認証機能との連携により、印刷要求時にユーザ認証を行う構成について説明する。なお、以降では、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
<システム構成>
図14は、本実施形態に係る印刷制御システム1の構成例を示す図である。
図14には、ユーザの利用認証を行う認証管理装置(認証サーバ)500が、データ伝送路Nを介して、印刷制御装置100や画像処理装置200と接続される印刷制御システム1の構成例が示されている。
以上のように、本実施形態に係る印刷制御システム1は、上記システム構成により、認証管理装置500と、印刷制御装置100や画像処理装置200との間でデータ通信を行い、ユーザ認証機能と連携したプルプリントサービスを提供することができる。
<印刷制御機能>
図15は、本実施形態に係る印刷制御機能の構成例を示す図である。
図15に示すように、本実施形態に係る印刷制御機能は、印刷制御装置100及び画像処理装置200が、ユーザ認証を要求する認証要求部18,23を有している。
印刷制御装置100が有する認証要求部18は、直接印刷を行う前に、ユーザ認証を要求する機能部である。認証要求部18は、直接印刷時に、印刷制御部12から受け取った要求ユーザのユーザ識別情報を、認証管理装置500に送信することで、ユーザ認証を要求する。このとき、印刷制御部12は、直接印刷を行う印刷ジョブの書誌情報(解析結果)から、作成者識別情報を取得し、取得した作成者識別情報を、ユーザ識別情報として認証要求部18へと渡す。
認証管理装置500は、ユーザ認証を行う認証部51を有している。認証部51は、印刷制御装置100から受信したユーザ認証情報(認証要求部から送信されたユーザ識別情報)に基づき、ユーザ認証を行う。その結果、認証管理装置500は、印刷制御装置100(認証要求部)に、認証結果を応答する。
印刷制御装置100が有する認証要求部18は、応答された認証結果を、印刷制御部12へと渡す。印刷制御部12は、認証結果に基づき、直接印刷を行うか否かを決定する。印刷制御部12は、要求ユーザが認証されたときに直接印刷を行うと決定し、送信部17を介して、印刷データPDを画像処理装置200へと送信する。
一方、画像処理装置200が有する認証要求部23は、蓄積印刷を行う前に、ユーザ認証を要求する機能部である。認証要求部23は、ユーザが蓄積印刷を行う際に、例えば、ログイン画面を介して入力されたユーザ認証情報(例えば「ユーザID」や「パスワード」など)を、認証管理装置500に送信することで、ユーザ認証を要求する。その結果、画像処理装置200には、認証管理装置500が有する認証部51から認証結果が応答される。
画像処理装置200が有する認証要求部23は、応答された認証結果を、印刷データ要求部22へと渡す。印刷データ要求部22は、認証結果に基づき、蓄積印刷を行うか否かを決定する。印刷データ要求部22は、要求ユーザが認証されたときに蓄積印刷を行うと決定し、要求印刷ジョブの印刷データPDを印刷制御装置100へと取得要求する。
以上のように、本実施形態に係る印刷制御機能は、上記各機能部が連係動作することにより実現される。
本実施形態に係る印刷制御機能の詳細な動作(機能部群の連係動作)について、処理手順を示すフローチャートを用いて説明する。
印刷制御機能は、印刷制御システム1を構成する各機器に搭載(インストール)されるプログラム(印刷制御機能を実現するソフトウェア)が、処理装置(例えば「CPU」)により、記憶装置(例えば「HDD」や「ROM」など)からメモリ(RAM)上に読み出され、各機器において、以下の処理が実行されることで実現される。
以下には、ユーザ認証機能との連携による印刷制御の主な処理について説明する。
《印刷制御の主な処理》
図16は、本実施形態に係る印刷制御の処理手順例を示すフローチャートである。第1の実施形態において説明を行った印刷制御装置100(図10)の処理手順と異なる点は、ステップS204〜S210である。よって、図16のステップS101,S102、S201〜S203、及びS401,S402については、図10の該当ステップ(S11,S12、S21〜S23、及びS31,S32)に対応させ、その説明を省略する。
図16に示すように、印刷制御装置100は、印刷制御部12により、照合結果に基づき、該当した印刷制御条件が存在したか否かを判定する(ステップS204)。
印刷制御装置100は、該当印刷制御条件が存在しないと判定された場合(ステップS204:NO)、印刷制御部12により、条件に該当しなかった印刷ジョブのページ数が閾値(印刷基準ページ数)未満であるか否かを判定する(ステップS205)。
印刷制御装置100は、印刷ジョブのページ数が閾値以上であると判定された場合(ステップS205:NO)、印刷制御部12により、受信した印刷ジョブから生成された印刷データPDと、解析データ(「書誌情報」や「ユーザ印刷条件」など)とを紐付けて、蓄積データ保持部16にデータ蓄積する(ステップS206)。
印刷制御装置100は、印刷制御部12により、ユーザ端末300に対して、印刷制御の実行結果[データ蓄積結果]を送信する。
また、印刷制御装置100は、該当印刷制御条件が存在すると判定された場合(ステップS204:YES)、又は、印刷ジョブのページ数が閾値未満であると判定された場合(ステップS204:NO,S205:YES)、認証要求部18により、印刷ジョブを要求したユーザ(要求ユーザ)認証を認証管理装置500に要求する(ステップS208)。このとき、印刷制御部12は、印刷ジョブの書誌情報に含まれる作成者識別情報を、ユーザ識別情報として認証要求部18へと渡し、ユーザ認証を要求する。認証要求部18は、ユーザ識別情報を認証管理装置500へと送信することで、ユーザ認証を要求する。その結果、認証管理装置500では、認証部51により、ユーザ識別情報に基づく認証処理が行われ(ステップS301)、その結果(認証結果)が、印刷制御装置10へと応答される。
続いて、印刷制御装置100は、応答された認証結果に基づき、要求ユーザが認証に「成功」したか否かを判定する(ステップS209)。
印刷制御装置100は、認証結果が「成功」の場合(ステップS209:YES)、印刷制御部12により、次のような直接印刷が実行される。
《該当印刷制御条件が存在すると判定された場合》
印刷制御部12は、条件に該当した印刷ジョブを、部数の多い印刷ジョブ(直接印刷を行った方がよい印刷ジョブ)と判断し、印刷データPDを、送信部17を介して、送信先である画像処理装置200に送信する(ステップS210)。
《印刷ジョブのページ数が閾値未満であると判定された場合》
印刷制御部12は、印刷ジョブを、部数が少なく、さらにページ数も少ない印刷ジョブ(直接印刷を行った方がよい印刷ジョブ)と判断し、印刷データPDを、送信部17を介して、送信先である画像処理装置200に送信する(ステップS210)。
印刷制御装置100は、印刷制御部12により、ユーザ端末300に対して、画像処理装置200から受信した印刷制御の実行結果[印刷結果]を送信する。
また、印刷制御装置100は、認証結果が「失敗」の場合(ステップS209:NO)、要求ユーザに対して直接印刷が許可されなかった(利用制限対象ユーザであった)として、ステップS206のデータ蓄積処理へと移行する。
このとき、印刷制御装置100は、印刷制御部12により、ユーザ端末300に対して、印刷制御の実行結果[データ蓄積結果]とともに、認証結果[失敗]を送信する。
このように、印刷制御装置100では、蓄積印刷と直接印刷との制御処理において、蓄積印刷時だけでなく直接印刷する場合でも、ユーザ認証(利用者確認)を行い、認証ユーザに対してのみ、直接印刷を許可する。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る印刷制御装置100によれば、受信した印刷ジョブに設定されたユーザ印刷条件と、当該装置に予め設定されている印刷制御条件とを照合する。印刷制御装置100は、照合結果に基づき、印刷ジョブを蓄積するのか、又は印刷ジョブを画像処理装置に送信するか、を制御する。さらに、本実施形態に係る印刷制御装置100は、ユーザ認証機能との連携により、蓄積印刷又は直接印刷の実行前に、要求ユーザの認証を行い、認証ユーザに対してのみ、実行を許可する。
これによって、本実施形態に係る印刷制御装置100は、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、ユーザに対して、機密性の高い印刷サービスを提供することができる。
[第3の実施形態]
本実施形態では、機器管理機能との連携により、プルプリントシステムに参加する画像処理装置に応じて動的に管理される制御データに基づき、印刷制御を行う印刷制御サービスを提供する。なお、以降では、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
<印刷制御機能>
図17は、本実施形態に係る印刷制御機能の構成例を示す図である。
図17に示すように、本実施形態に係る印刷制御機能は、印刷制御装置100が、印刷制御部12の機能として、制御データ生成・更新部124を有し、さらに、機器情報取得部10及び機器データ管理部19を有している。また、画像処理装置200は、機器データ提供部24を有している。
機器情報取得部10は、画像処理装置200から機器情報(機器データ)を取得する機能部である。機器情報取得部10は、所定の通信プロトコル(例えば「SNMP:Simple Network Management Protocol」や「SOAP:Simple Object Access Protocol」など)を介して、画像処理装置200との間でデータ通信を行い、機器情報を取得する。例えば、機器情報取得部10は、ポーリング処理により、通信プロトコルの情報取得コマンドを、画像処理装置200へと送信することで、機器情報を取得する。その結果、画像処理装置200では、機器情報提供部24により、機器データを含む応答コマンドが印刷制御装置100へと送信され、機器情報が応答される。
なお、上記機器情報の取得方法については、ポーリング処理に限らない。例えば、状態変化などに応じて、画像処理装置200から能動的に通知された機器情報を受信するトラップ処理であってもよい。
機器データ管理部19は、機器データ保持部20をアクセスし、他の機能部から受け付けた要求に応じて、所定のデータ操作を行い、機器データ20Dを管理する機能部である。よって、機器情報取得部124により取得された機器情報は、機器情報取得部10からの要求(データ格納要求)に応じて、機器データ管理部19が行う。
機器データ20Dは、例えば、図18に示すようなデータ構成により、印刷制御装置100が備える記憶装置(例えば「HDD」)の所定の記憶領域にあたる管理データ保持部20に保持されている。
図18は、本実施形態に係る機器データ20Dの例を示す図である。
図18に示すように、機器データ20Dは、[機器識別]項目及び[取得内容]項目などの各情報項目を有している。また、機器データ20Dでは、[機器識別]項目に他の情報項目が対応付けられている。
[機器識別]項目は、画像処理装置200を識別する情報(機器識別情報)が格納される項目である。例えば、項目値には、IPアドレスなどがあり、画像処理装置200にユニークに割り当てられたネットワーク識別情報である。[取得内容]項目は、画像処理装置200から取得した機器情報が格納される項目である。例えば、項目値には、搭載機能情報(機能名)、機能仕様情報(対応情報や機能性能情報)、搭載ハードウェア情報(搭載オプション情報)、及び状態情報(ステータス値)などがある。
このように、機器データ20Dでは、上記データ構成により、[取得内容]項目の項目値に基づき、[機器識別]項目の項目値を取得できる。その結果、機器データ管理部19に対して、情報取得要求を行った機能部は、直接印刷時の送信先となる画像処理装置200を特定することができる。
図17の説明に戻る。制御データ生成・更新部124は、画像処理装置200の機器情報に基づき、動的に制御データ14Dを生成・更新する機能部である。
図19は、本実施形態に係る制御データ14Dの例(その1)を示す図である。
図19には、設定画面W21を介して、管理者により[制御条件設定]項目のみが設定された場合の制御データ14Dの例が示されている。このように、本実施形態では、制御データ生成・更新部124により、[送信先設定]項目が動的に生成・更新されるため、管理者が、印刷制御条件のみを管理すればよい。つまり、管理者は、送信先候補として、印刷制御システム1に参加する画像処理装置200を把握しておく必要がなく、管理作業の煩雑さが軽減される。
図19に示す制御データ14Dに対して、制御データ生成・更新部125は、設定された印刷制御条件と、取得された機器情報とに基づき、印刷制御条件に最適な[送信先設定]項目の項目値(図中の参照符号R1)を決定し、制御データ14Dを生成・更新する。これにより、印刷制御装置100では、印刷制御条件と送信先となる画像処理装置200との対応付けが最適化されることにより、直接印刷が、ユーザ印刷条件に適した画像処理装置200で実行される。
制御データ生成・更新部124は、制御データ14Dの[制御条件設定]項目の項目値に基づき、機器データ20Dから取得した[機器識別]項目の項目値を、制御データ14Dの[送信先設定]項目に設定する。
制御データ生成・更新部124は、制御データ管理部13に対して情報取得を要求し、制御データ14Dを取得する。制御データ生成・更新部124は、取得した制御データ14Dの[制御条件設定]項目の項目値を、機器データ管理部19へと渡し、データ検索を要求する。その結果、機器データ管理部19は、機器データ20Dの[取得内容]項目の各項目値(搭載機能情報、機能仕様情報、搭載ハードウェア情報、及び状態情報)を参照し、受け取った制御データ14Dの[制御条件設定]項目の項目値に基づき、印刷制御条件に該当する[取得内容]項目を特定する。機器データ管理部19は、特定した[取得内容]項目に対応する[機器識別]項目の項目値を検索結果として応答する。これにより、制御データ生成・更新部124は、機器データ20Dから、印刷制御条件に最適な画像処理装置200を識別する機器識別情報を取得する。
制御データ生成・更新部124は、取得した機器識別情報を、制御データ管理部13へと渡し、印刷制御条件に対応させて、制御データ14Dの[送信先設定]項目に設定する。
このように、制御データ生成・更新部124は、[取得内容]項目の少なくとも1つの項目値に基づき、印刷制御条件を満たす画像処理装置200の機器データ20Dを特定し、データ内の[機器識別]項目の項目値を、制御データ14Dの[送信先設定]項目に設定することで、制御データ14Dを生成・更新する。
印刷制御部12では、上記データ生成・更新処理を、機器データ管理部19による機器データ20Dの更新処理と同期して行う。これにより、制御データ14Dの[送信先設定]項目は、画像処理装置200の追加・削除と言ったシステム環境の変化に応じて、動的に管理される。
以上のように、本実施形態に係る印刷制御機能は、上記各機能部が連係動作することにより実現される。
本実施形態に係る印刷制御機能の詳細な動作(機能部群の連係動作)について、処理手順を示すフローチャートを用いて説明する。
印刷制御機能は、印刷制御システム1を構成する各機器に搭載(インストール)されるプログラム(印刷制御機能を実現するソフトウェア)が、処理装置(例えば「CPU」)により、記憶装置(例えば「HDD」や「ROM」など)からメモリ(RAM)上に読み出され、各機器において、以下の処理が実行されることで実現される。
以下には、機器管理機能との連携による制御データの生成処理について説明する。
《制御データの生成処理》
図20は、本実施形態に係る制御データ生成の処理手順例を示すフローチャートである。
図20には、ポーリング処理により画像処理装置200から機器情報を取得する場合の処理手順の例が示されている。
図20に示すように、印刷制御装置100は、印刷制御部12により、機器データ管理部19から機器データ20Dが更新された旨の通知を受け取ると(ステップS501)、制御データ14Dを取得する(ステップS502)。このとき、印刷制御部12は、制御データ管理部13に対して、情報取得を要求する。その結果、印刷制御部12には、制御データ保持部14から取得された制御データ14Dが応答される。
続いて、印刷制御装置100は、印刷制御部12(制御データ生成・更新部)により、取得した制御データ14Dの[制御条件設定]項目の項目値に基づき、機器データ20Dの[取得内容]項目を検索する(ステップS503)。このとき、印刷制御部12は、制御データ14Dの[制御条件設定]項目の項目値を、機器データ管理部19へと渡し、データ検索を要求する。
印刷制御装置100は、機器データ内に、設定された印刷制御条件に該当する[取得内容]項目(条件に該当するデータ)が存在した場合(ステップS504:YES)、機器データ管理部19により、機器データ内において、[取得内容]項目に対応する[機器識別]項目を特定する(ステップS505)。機器データ管理部19は、特定した[機器識別]項目の項目値(機器識別情報)を、検索結果として印刷制御部12に渡す。
印刷制御装置100は、印刷制御部12により、受け取った機器識別情報を、制御データ14Dの[送信先設定]項目に設定する(ステップS506)。このとき、印刷制御部12は、機器識別情報を、検索キーである印刷制御条件とともに、制御データ管理部13へと渡し、データ格納を要求する。制御データ管理部13は、該当[制御条件設定]項目に対応する[送信先設定]項目の項目値に、機器識別情報を格納する。これにより、[送信先設定]項目と[制御条件設定]項目とが対応付けられた制御データ14Dが生成される。つまり、制御データ14Dには、印刷制御条件に最適な画像処理装置200の識別情報が設定される。
続いて、印刷制御装置100は、印刷制御部12により、取得した制御データ14Dの全ての[制御条件設定]項目を参照したか否かを判定する(ステップS507)。
印刷制御装置100は、全ての[制御条件設定]項目を参照したと判定された場合(ステップS507:YES)、制御データ14Dの生成処理を終了する。
一方、印刷制御装置100は、全ての[制御条件設定]項目を参照していないと判定された場合(ステップ507:NO)、ステップS503のデータ検索処理へと移行し、印刷制御部12により、未参照の[制御条件設定]項目に基づき、機器データ20Dの[取得内容]項目を検索する。つまり、印刷制御装置100では、設定された全ての印刷制御条件において、機器データ20Dに対する条件該当データの検索処理が行われる。
また、印刷制御装置100は、機器データ内に、設定された印刷制御条件に該当する[取得内容]項目(条件に該当するデータ)が存在しなかった場合(ステップS504:NO)、ステップS503のデータ検索処理へと移行する。
図21は、本実施形態に係る制御データ20Dの例(その2)を示す図である。
図21には、図18に示した機器データ20Dに基づき上記処理を行い、図19に示した制御データ14Dの[送信先設定]項目(図中の参照符号R2)が設定された場合の例が示されている。
データ検索を含む具体的な生成過程は、次の通りである。
例えば、制御データ生成・更新部124が、制御データ14Dから、"カラー"、"100部以上"、"両面"の印刷制御条件を取得し、取得した印刷制御条件を機器データ管理部19に渡し、データ検索を要求したとする。
まず、機器データ管理部19は、機器データ20Dを参照し、[取得内容]項目の状態情報が"正常"である画像処理装置200のデータを特定する。また、機器データ管理部19は、先に特定したデータの中から、さらに[取得内容]項目の搭載機能情報に"プリンタ"又は"コピー"のいずれかを含む画像処理装置200のデータを特定する。機器データ管理部19では、機器データ20Dのうち、正常に印刷動作が行える画像処理装置200のデータに絞り込む。
続いて、機器データ管理部19は、制御データ14Dの[制御条件設定]項目の両面/片面条件値が"両面"であった場合、両面/片面条件値に基づき、先に特定した機器データ20Dの[取得内容]項目のハードウェア仕様情報を検索し、ハードウェア仕様情報に"両面ユニット"が含まれる画像処理装置200のデータを特定する。機器データ管理部19では、両面印刷が可能な画像処理装置200のデータに絞り込む。
続いて、機器データ管理部19は、制御データ14Dの[制御条件設定]項目のカラー/モノクロ条件値が"カラー"であった場合、カラー/モノクロ条件値に基づき、先に特定した機器データ20Dの[取得内容]項目の機能仕様情報を検索し、機能仕様情報に"フルカラー"が含まれる画像処理装置200のデータを特定する。機器データ管理部19では、フルカラー・両面印刷可能な画像処理装置200のデータに絞り込む。
続いて、機器データ管理部19は、制御データ14Dの[制御条件設定]項目の部数条件値が"100部以上"であった場合、部数条件値に基づき、先に特定した機器データ20Dの[取得内容]項目の機能仕様情報を検索し、機能仕様情報に含まれる印刷性能値(ppm値)のうち、部数条件値に最も近い印刷性能値(最近似値:75ppm)である画像処理装置200のデータを特定する。その結果、図18に示した機器データ20Dの中から、"カラー"、"100部以上"、"両面"の各印刷制御条件に該当する画像処理装置200のデータ(図18の参照符号S)が特定される。
このように、機器データ管理部19では、機器データ20Dの中から、フルカラー・両面印刷可能で、適切な印刷性能を実現する画像処理装置200(印刷制御条件に最適な画像処理装置)のデータを特定する。その中で、機器データ管理部19は、機器状態、ハードウェア構成、機能構成、及び機能性能などに応じて、最適な画像処理装置200を印刷制御条件に割り当てる。
機器データ管理部19は、特定したデータ内の[機器識別]項目の項目値であるIPアドレス"192.168.1X1"を、検索結果として制御データ生成・更新部124に応答する。
制御データ生成・更新部124は、このようにして取得したIPアドレス"192.168.1X1"を、"カラー"、"100部以上"、"両面"の各印刷制御条件とともに、制御データ管理部13へと渡し、データ格納を要求する。
制御データ管理部13は、印刷制御条件に基づき、制御データ14Dの[制御条件設定]項目を参照し、該当する[送信先設定]項目にIPアドレス"192.168.1X1"を格納し、項目値として設定する。その結果、図21に示すような制御データ14Dが生成される。
<変形例>
なお、上記実施形態では、機器データ20Dを印刷制御装置100が管理する構成について説明を行ったが、この限りでない。例えば、図22及び図23に示すような構成であってもよい。
図22は、本変形例に係る印刷制御システム1の構成例(その2)を示す図である。
図22に示すように、本変形例に係る印刷制御システム1は、画像処理装置200から機器情報を取得し、機器データ20Dを保持・管理する機器管理装置(機器管理サーバ)600を有するシステム構成であってもよい。この場合、図23に示す機能構成となる。
図23は、本変形例に係る印刷制御機能の構成例(その2)を示す図である。
図23に示すように、本変形例に係る印刷制御機能は、印刷制御装置100と異なる装置(外部機器)である機器管理装置600が、機器情報取得部10、機器データ管理部19、及び機器データ保持部20を有している。この場合、上記実施形態において説明した印刷制御部12と機器データ管理部13との間で行われるデータ通信(処理要求・実行結果応答)などは、印刷制御装置100と機器管理装置600とを接続するデータ伝送路Nを介して行われることになる。また、機器情報取得部10と機器情報提供部24との間で行われるデータ通信(情報取得)などは、画像処理装置200と機器管理装置600とを接続するデータ伝送路Nを介して行われることになる。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る印刷制御装置100によれば、受信した印刷ジョブに設定されたユーザ印刷条件と、当該装置に予め設定されている印刷制御条件とを照合する。印刷制御装置100は、照合結果に基づき、印刷ジョブを蓄積するのか、又は印刷ジョブを画像処理装置に送信するか、を制御する。さらに、本実施形態に係る印刷制御装置100は、機器管理機能との連携により、印刷制御システム1に参加する画像処理装置200に応じて、動的に制御データ14Dを生成・更新し、この制御データ14Dに基づき、印刷制御を行う。つまり、本実施形態に係る印刷制御装置100は、機器管理機能との連携により、システム環境の変化に応じて、印刷制御条件と送信先となる画像処理装置200との対応付けが最適化される。
これによって、本実施形態に係る印刷制御装置100は、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、ユーザに対して、ユーザ印刷条件に適した画像処理装置200を使用した印刷サービスを提供することができる。
ここまで、上記実施形態の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る「印刷制御機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムが、印刷制御システム1を構成する各機器(ユーザ端末、印刷制御装置、画像処理装置など)の制御装置(例えば「CPU」)により実行されることで実現される。
上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体103aに格納することができる。これにより、例えば、上記プログラムは、記録媒体103aに記憶させることで、ドライブ装置103を介して、印刷制御装置100にインストールすることができる。また、印刷制御装置100は、インタフェース装置107を備えていることから、電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
<変形例>
図24は、本変形例に係る直接印刷の実行画面例を示す図である。
図24に示すように、印刷制御装置100では、ユーザに対して、直接印刷を行う実行画面W51を提供し、印刷先とする画像処理装置200のIPアドレスを指定可能としてもよい。この場合、印刷制御装置100では、受け付けたIPアドレスに基づき、印刷ジョブの印刷データPDを、画像処理装置200に送信する。つまり、印刷制御装置100では、印刷制御機能により、印刷ジョブに応じて決定された直接印刷の送信先より、ユーザ指定の送信先を優先する。
また、上記実施形態では、直接印刷を行う印刷制御条件が設定された制御データ14Dの例を示したが、この限りでない。蓄積印刷を行う印刷制御条件が設定された制御データ14Dであってもよい。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 印刷制御システム
10 機器情報取得部
11 受信データ解析部
12 印刷制御部
121 制御条件照合部
122 一覧情報提供部
123 印刷データ提供部
124 制御データ生成・更新部
13 制御データ管理部
14 制御データ保持部(D:制御データ(印刷制御情報))
15 蓄積データ管理部
16 蓄積データ保持部(D:蓄積データ)
17 送信部(印刷制御装置側)
18 認証要求部(印刷制御装置側)
19 機器データ管理部
20 機器データ保持部(D:機器データ(機器管理情報))
21 印刷部
22 印刷データ要求部
23 認証要求部(画像処理装置側)
24 機器情報提供部
31 送信部(ユーザ端末側)
32 処理結果通知部
100 印刷制御装置(印刷サーバ)
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(中央処理装置)
107 インタフェース装置(NIC:Network I/F Card)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 画像処理装置
300 ユーザ端末(情報処理装置)
400 データ蓄積装置(データベース)
500 認証管理装置(認証サーバ)
600 機器管理装置(機器管理サーバ)
B バス
N データ伝送路(ネットワーク)
W 表示画面(操作画面)
特開2007−200284号公報

Claims (13)

  1. 所定のデータ伝送路を介して接続される1又は複数の画像処理装置の印刷制御を行う印刷制御装置であって、
    受信した印刷ジョブを解析し、前記印刷ジョブに含まれる印刷対象データの書誌情報及び/又はユーザ印刷条件を取得する解析手段と、
    前記解析手段により取得したユーザ印刷条件と、前記印刷ジョブが、当該装置に記憶し蓄積印刷する印刷ジョブか、又は前記画像処理装置に送信し直接印刷する印刷ジョブかを判断するために設定された印刷制御条件とを照合し、照合結果に基づき、前記蓄積印刷と前記直接印刷とを制御する制御手段と、
    前記制御手段からの要求に従って、前記印刷ジョブの印刷データを、前記画像処理装置に送信する送信手段と、
    前記制御手段からの要求に従って、前記印刷ジョブの印刷データを、当該装置が備える記憶装置の所定の記憶領域に格納し蓄積する蓄積手段と、を有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記印刷制御条件に、前記直接印刷を行う条件が設定されている場合に、
    前記ユーザ印刷条件と前記印刷制御条件との照合結果として、該当条件ありの照合結果を得ると、
    該当した印刷制御条件に設定された送信先の画像処理装置に対して、前記印刷ジョブの印刷データを送信するように、前記送信手段に要求することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記印刷制御条件に、前記直接印刷を行う条件として、所定数以上の部数が設定されている場合に、
    前記ユーザ印刷条件に設定された部数と前記印刷制御条件に設定された部数との照合結果として、該当条件ありの照合結果を得ると、
    前記印刷ジョブが、所定数以上の部数印刷を行う印刷ジョブと判断し、
    前記印刷ジョブの印刷データの送信を、前記送信手段に要求することを特徴とする請求項2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記ユーザ印刷条件と前記印刷制御条件との照合結果として、該当条件なしの照合結果を得ると、
    前記印刷ジョブの書誌情報に含まれるページ数が、印刷基準として設定された閾値未満であるか否かを判定し、
    判定結果に基づき、前記蓄積印刷と前記直接印刷とを制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記印刷ジョブの書誌情報に含まれるページ数が閾値未満であると判定された場合に、
    予め設定された送信先の画像処理装置に対して、前記印刷ジョブの印刷データの送信を、前記送信手段に要求し、
    一方、前記印刷ジョブの書誌情報に含まれるページ数が閾値以上であると判定された場合に、
    前記印刷ジョブの印刷データを、前記印刷ジョブの解析結果と紐付けて蓄積するように、前記蓄積手段に要求することを特徴とする請求項4に記載の印刷制御装置。
  6. 認証管理装置に対して、ユーザ認証を要求する認証要求手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記ユーザ印刷条件と前記印刷制御条件との照合結果として、該当条件ありの照合結果を得ると、
    前記印刷ジョブを送信したユーザの認証を、認証要求手段に要求し、
    前記認証要求手段から応答された認証結果に基づき、
    前記印刷ジョブの印刷データの送信を、前記送信手段に要求するか否かを決定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
  7. 前記画像処理装置から機器情報を取得する機器情報取得手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記機器情報取得手段により取得された機器情報に含まれるネットワーク識別情報を、前記印刷制御条件の送信先設定項目に設定し、
    前記ネットワーク識別情報が設定された印刷制御条件と、前記ユーザ印刷条件とを照合し、照合結果に基づき、前記蓄積印刷と前記直接印刷とを制御することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記機器情報に含まれる、前記画像処理装置が有する機能を示す搭載機能情報、搭載機能の仕様を示す機能仕様情報、前記画像処理装置が備えるハードウェアを示す搭載ハードウェア情報、及び、前記画像処理装置の状態を示す状態情報の少なくとも1つの情報に基づき、前記印刷制御条件を満たす画像処理装置の機器情報を特定し、
    特定した機器情報に含まれるネットワーク識別情報を、前記印刷制御条件の送信先設定項目に設定することを特徴とする請求項7に記載の印刷制御装置。
  9. ユーザ認証を行う認証管理装置と、1又は複数の画像処理装置と、前記画像処理装置の印刷制御を行う印刷制御装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続される印刷制御システムであって、
    前記認証管理装置が、
    前記印刷制御装置又は前記画像処理装置から要求されたユーザ認証を行い、認証結果を要求元に応答する認証手段を有し、
    前記印刷制御装置が、
    受信した印刷ジョブを解析し、前記印刷ジョブに含まれる印刷対象データの書誌情報及び/又はユーザ印刷条件を取得する解析手段と、
    前記解析手段により取得したユーザ印刷条件と、前記印刷ジョブが、当該装置に記憶し蓄積印刷する印刷ジョブか、又は前記画像処理装置に送信し直接印刷する印刷ジョブかを判断するために設定された印刷制御条件とを照合し、照合結果に基づき、前記蓄積印刷と前記直接印刷とを制御する制御手段と、
    前記制御手段からの要求に従って、前記印刷ジョブの印刷データを、前記画像処理装置に送信する送信手段と、
    前記制御手段からの要求に従って、前記印刷ジョブの印刷データを、当該装置が備える記憶装置の所定の記憶領域に格納し蓄積する蓄積手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    ユーザ認証後、前記認証手段による認証結果が認証成功の場合に、
    前記印刷ジョブの印刷データを、前記画像処理装置に送信するように、前記送信手段に要求し、
    前記画像処理装置が、
    前記印刷制御装置から、蓄積された印刷データを取得する印刷データ取得手段と、
    前記取得手段により取得した印刷データを印刷する印刷手段と、を有し、
    前記印刷データ取得手段は、
    ユーザ認証後、前記認証手段による認証結果が認証成功の場合に、
    前記印刷制御装置から、蓄積された印刷データを取得することを特徴とする印刷制御システム。
  10. 1又は複数の画像処理装置と、前記画像処理装置を管理する機器管理装置と、前記画像処理装置の印刷制御を行う印刷制御装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続される印刷制御システムであって、
    前記機器管理装置が、
    前記画像処理装置から機器情報を取得する機器情報取得手段を有し、
    前記印刷制御装置が、
    受信した印刷ジョブを解析し、前記印刷ジョブに含まれる印刷対象データの書誌情報及び/又はユーザ印刷条件を取得する解析手段と、
    前記解析手段により取得したユーザ印刷条件と、前記印刷ジョブが、当該装置に記憶し蓄積印刷する印刷ジョブか、又は前記画像処理装置に送信し直接印刷する印刷ジョブかを判断するために設定された印刷制御条件とを照合し、照合結果に基づき、前記蓄積印刷と前記直接印刷とを制御する制御手段と、
    前記制御手段からの要求に従って、前記印刷ジョブの印刷データを、前記画像処理装置に送信する送信手段と、
    前記制御手段からの要求に従って、前記印刷ジョブの印刷データを、当該装置が備える記憶装置の所定の記憶領域に格納し蓄積する蓄積手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    前記機器情報取得手段に対して情報取得要求後、前記機器管理装置から受信した機器情報に含まれるネットワーク識別情報を、前記印刷制御条件の送信先設定項目に設定し、
    前記ネットワーク識別情報が設定された印刷制御条件と、前記ユーザ印刷条件とを照合し、照合結果に基づき、前記蓄積印刷と前記直接印刷とを制御することを特徴とする印刷制御システム。
  11. 所定のデータ伝送路を介して接続される1又は複数の画像処理装置の印刷制御を行う印刷制御装置における印刷制御方法であって、
    受信した印刷ジョブを解析し、前記印刷ジョブに含まれる印刷対象データの書誌情報及び/又はユーザ印刷条件を取得する解析手順と、
    前記解析手順により取得したユーザ印刷条件と、前記印刷ジョブが、当該装置に記憶し蓄積印刷する印刷ジョブか、又は前記画像処理装置に送信し直接印刷する印刷ジョブかを判断するために設定された印刷制御条件とを照合し、照合結果に基づき、前記蓄積印刷と前記直接印刷とを制御する制御手順と、
    前記制御手順による要求に従って、前記印刷ジョブの印刷データを、前記画像処理装置に送信する送信手順と、
    前記制御手順による要求に従って、前記印刷ジョブの印刷データを、当該装置が備える記憶装置の所定の記憶領域に格納し蓄積する蓄積手順と、を有することを特徴とする印刷制御方法。
  12. 所定のデータ伝送路を介して接続される1又は複数の画像処理装置の印刷制御を行う印刷制御装置における印刷制御プログラムであって、
    コンピュータを、
    受信した印刷ジョブを解析し、前記印刷ジョブに含まれる印刷対象データの書誌情報及び/又はユーザ印刷条件を取得する解析手段と、
    前記解析手段により取得したユーザ印刷条件と、前記印刷ジョブが、当該装置に記憶し蓄積印刷する印刷ジョブか、又は前記画像処理装置に送信し直接印刷する印刷ジョブかを判断するために設定された印刷制御条件とを照合し、照合結果に基づき、前記蓄積印刷と前記直接印刷とを制御する制御手段と、
    前記制御手段からの要求に従って、前記印刷ジョブの印刷データを、前記画像処理装置に送信する送信手段と、
    前記制御手段からの要求に従って、前記印刷ジョブの印刷データを、当該装置が備える記憶装置の所定の記憶領域に格納し蓄積する蓄積手段として機能させる印刷制御プログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを記憶した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
JP2010106218A 2010-05-06 2010-05-06 印刷制御装置、印刷制御システム、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Pending JP2011237854A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010106218A JP2011237854A (ja) 2010-05-06 2010-05-06 印刷制御装置、印刷制御システム、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010106218A JP2011237854A (ja) 2010-05-06 2010-05-06 印刷制御装置、印刷制御システム、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011237854A true JP2011237854A (ja) 2011-11-24

Family

ID=45325794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010106218A Pending JP2011237854A (ja) 2010-05-06 2010-05-06 印刷制御装置、印刷制御システム、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011237854A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013142931A (ja) * 2012-01-06 2013-07-22 Ricoh Co Ltd 出力制御システム、出力制御方法、出力制御装置、出力装置、および出力制御プログラム
JP2015036828A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 コニカミノルタ株式会社 プリントシステム、プリントサーバー、印刷装置及び印刷方法
JP2015107594A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 キヤノン株式会社 印刷装置、印刷制御方法及びプログラム
JP2018130962A (ja) * 2018-03-20 2018-08-23 キヤノン株式会社 印刷装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2019196018A (ja) * 2019-07-24 2019-11-14 キヤノン株式会社 印刷装置、印刷制御方法及びプログラム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002187317A (ja) * 2000-12-22 2002-07-02 Canon Inc 印刷ジョブ生成装置、印刷データ生成装置、印刷システム、印刷ジョブ生成方法、印刷データ生成方法、及び記憶媒体
JP2003044251A (ja) * 2001-08-01 2003-02-14 Canon Inc 画像形成システム、画像形成方法、プリント・サーバー及び記憶媒体
JP2003288190A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Sharp Corp 画像処理装置
JP2004306287A (ja) * 2003-04-02 2004-11-04 Sharp Corp 画像形成装置及び画像形成方法
JP2005354315A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Sharp Corp 画像処理方法及び画像処理装置
JP2006185053A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法及びコンピュータプログラム
JP2007316752A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Fuji Xerox Co Ltd プリントシステム、プリント方法、プログラムおよび印刷装置
JP2008158646A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Canon Inc データ処理装置、印刷装置、印刷処理方法、記憶媒体、プログラム
JP2009226727A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成プログラム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002187317A (ja) * 2000-12-22 2002-07-02 Canon Inc 印刷ジョブ生成装置、印刷データ生成装置、印刷システム、印刷ジョブ生成方法、印刷データ生成方法、及び記憶媒体
JP2003044251A (ja) * 2001-08-01 2003-02-14 Canon Inc 画像形成システム、画像形成方法、プリント・サーバー及び記憶媒体
JP2003288190A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Sharp Corp 画像処理装置
JP2004306287A (ja) * 2003-04-02 2004-11-04 Sharp Corp 画像形成装置及び画像形成方法
JP2005354315A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Sharp Corp 画像処理方法及び画像処理装置
JP2006185053A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法及びコンピュータプログラム
JP2007316752A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Fuji Xerox Co Ltd プリントシステム、プリント方法、プログラムおよび印刷装置
JP2008158646A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Canon Inc データ処理装置、印刷装置、印刷処理方法、記憶媒体、プログラム
JP2009226727A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成プログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013142931A (ja) * 2012-01-06 2013-07-22 Ricoh Co Ltd 出力制御システム、出力制御方法、出力制御装置、出力装置、および出力制御プログラム
JP2015036828A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 コニカミノルタ株式会社 プリントシステム、プリントサーバー、印刷装置及び印刷方法
JP2015107594A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 キヤノン株式会社 印刷装置、印刷制御方法及びプログラム
JP2018130962A (ja) * 2018-03-20 2018-08-23 キヤノン株式会社 印刷装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2019196018A (ja) * 2019-07-24 2019-11-14 キヤノン株式会社 印刷装置、印刷制御方法及びプログラム
JP7016841B2 (ja) 2019-07-24 2022-02-07 キヤノン株式会社 印刷装置、印刷制御方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6167890B2 (ja) 印刷システム、情報処理装置、プリントサービスシステム、及びプログラム
US8363242B2 (en) Image processing apparatus and image processing apparatus control method for requesting an external apparatus to transmit image data
US8570574B2 (en) Processing system, control method, and storage medium therefor
JP4849962B2 (ja) 画像処理装置、認証サーバ選択方法及びプログラム
JP5862240B2 (ja) 情報処理装置、制御システム、制御方法、制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体
US7826083B2 (en) Management of multiple page description languages
JP2006109459A (ja) 印刷支援装置、印刷処理装置、文書処理システム、印刷支援装置の制御方法、印刷支援制御プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US20120236359A1 (en) Information processing apparatus, control method for information processing apparatus, and storage medium
JP2011237854A (ja) 印刷制御装置、印刷制御システム、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP5786439B2 (ja) 印刷制御装置、印刷制御システム、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体
AU2019299123B2 (en) Print server, image forming apparatus, method of controlling printing operation and recording medium
JP6277726B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP6331686B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
JP5374603B2 (ja) ネットワークインタフェース装置、制御方法、プログラム、および画像形成装置
JP5929141B2 (ja) 情報処理装置、ジョブ制御システム、ジョブ制御方法、及びジョブ制御プログラム
JP2016218887A (ja) 端末装置、プログラム及び出力システム
JP2005267201A (ja) 画像処理装置、画像処理システム、利用制限方法、及びプログラム
US8395799B2 (en) Printing system, output device, data management system, control method, and program
JP2013058010A (ja) 画像処理システム、画像処理装置、画像形成装置およびプログラム
JP5625497B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、プログラム、及びそのプログラムを記憶した記録媒体
JP2016173772A (ja) 端末装置、プログラム、出力システム及び出力方法
JP2014160390A (ja) 出力制御装置、出力システム及びプログラム
US12008280B2 (en) Image processing apparatus, control method for the image processing apparatus, and storage medium for receiving a print job
JP4998961B2 (ja) ネットワークインタフェース装置と画像形成装置、およびその制御方法とプログラム
JP6477929B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140909

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150407