JP2011232478A - 照明装置及びそれを備えた投写型表示装置 - Google Patents

照明装置及びそれを備えた投写型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の光源を1つのロッドインテグレータに合成し、均一照明を行う照明装置であって、高効率で小型、安価なものを提供する。
【解決手段】複数の光源102,105と、それぞれ対応して設けられ、複数の光源102,105から入射する放射光を所定の光路に導く複数の補助ロッドインテグレータ111、112と、複数の補助ロッドインテグレータ111、112からの出射光を集光する合成ロッドインテグレータ118とを備える。特に前記補助ロッドインテグレータ111,112は入出射面を含む6面体のガラス柱であり、少なくとも入出射面を除く側面4面のうち2面は平行かつ入出射面に対し斜めに形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は多灯合成方式でロッドインテグレータを用いた照明装置に関するもので、特に映像表示素子を用いた高輝度な投写型表示装置に関するものである。
大画面を表示する一つの方法として、映像信号に応じた光学像を形成する映像素子を光で照明し、その光学像を投写レンズにより投写拡大する投写型表示装置が知られている。映像素子としては、液晶パネルやデジタル・ミラー・デバイス(DMD)が用いられる。このような投写型表示装置では、投写画像の高輝度化に対する要望が強い。
投写型表示装置において投写画像の明るさを向上させるためには、光源に用いるランプの消費電力を大きくすればよい。しかし十分なランプの寿命を確保しつつ、消費電力を大きくすると、発光体の形状が長く、太くなり、光学系の光利用効率が低下するという問題がある。ランプ以外にLEDを用いる場合においては、所定の消費電力より電力を大きくしようとしても、LED自体が許容する電流値の限界が高くなく、光源の寿命を確保することが出来ない。さらにLED光源の許容する範囲に発熱を抑えることが困難になる、という問題もある。そこで、比較的消費電力の小さい複数の光源を用いて上記問題を改善し、投写型表示装置の明るさを効率よく向上させることが検討されている。
特許文献1にはランプからの出射光を合成した後、ロッドインテグレータを用いて、照明光の照度均一性を向上させた構成が開示されている。
これについて、図10を参照して説明する。光源手段40は、第1の光源41a及び第2の光源41bにより構成される。第1の光源41aは、第1の発光体42aと第1の放物面鏡43aによって略平行光束44aを放射する。第2の光源41bは、第1の光源41aと同様に、第2の発光体42bと第2の放物面鏡43bから構成されており略平行光束44bを放射する。それぞれの略平行光束44a、44bが出射する方向が、方位軸45a、45bとして示されている。
光束合成手段46は、緩やかな曲面からなる2つの光入射面を持つ第1の光学素子47と、これら光入射面にほぼ密着されて配置された2つの第2の光学素子48a、48bから構成されている。第2の光学素子48a、48bの光入射面は、対応する光源からの入射光が略垂直に入射する平面として構成されている。さらに、第1の光学素子47の光出射面49は、光軸50に垂直な平面である。
第1の光学素子47からの出射光は、光入射端面と出射端面を持つロッドインテグレータ51に入射する。ロッドインテグレータ51からの出射光は、複数種類のレンズ手段から構成される光伝達手段52に入射する。光伝達手段52は、ロッドインテグレータ51からの発散光束を略平行化する第1のレンズ系53を有する。なお、光伝達手段52に含まれる他の要素については、図示を省略する。
第1の光源41aからの略平行光束は、第2の光学素子48aおよび第1の光学素子47により、ロッドインテグレータ51の入射点Pに向かうように偏向され集光される。この集光作用は第2の光源41bからの略平行光束に対しても同様に生じる。こうして集光された2つの光源からの光束は、所定の角度で入射点Pに向かい合成される。
ロッドインテグレータ51の入射点Pに集光された光は、ガラス/空気の界面で複数回の全反射を繰り返しながらロッドインテグレータ51内を伝播し、出射端面において明るさの均一性が高い発光面を再構成する。
上記のようにロッドインテグレータを用いることにより、簡素な構成で均一性が高い発光面を再構成することが出来るので、複数の光源による投写画面の高輝度化を実現するために有効である。
また特許文献2においては、上記課題を解決するために図11や図12に示されているような、追加ロッド61,62,63,64,65,66を用いて合成する構成が開示されている。
特開2000−250136号公報 特開2007−27122号公報
しかし、特許文献1の記載では、ロッドインテグレータの入射端の開口は複数の光源を並列して配置させるには小さすぎる為、各光源の集光点を入射端面上で一致させることは困難である。これを解決するために、光束合成手段46を用いているが、光束合成手段46の構成は複雑であり、高精度で製造することは困難である。
また、特許文献2の記載にあるように追加ロッド61,62の入射光線の光軸と統合ロッド67の入射光線の光軸が平行、または垂直でない状態で構成をすると、追加ロッド61,62の入射面の光線角度と、その光線が伝播される統合ロッド67の出射面との成す角度が異なってしまう現象が起こる。この場合、追加ロッド61,62の入射光線の角度より統合ロッド67出射光線の角度が大きくなり、その後の光学系においてロスが発生するという問題がある。
上記課題を解決するために、本発明の照明装置は、複数の光源と、前記複数の光源にそれぞれ対応して設けられ前記複数の光源から入射する放射光を所定の光路に導く複数の補助ロッドインテグレータと、前記複数の補助ロッドインテグレータからの出射光を集光する合成ロッドインテグレータと、を備えたことを特徴とする。
また、前記補助ロッドインテグレータは、入出射面を含む6面体のガラス柱であり、入出射面を除く側面4面のうち少なくとも2面は平行かつ入出射面に対し斜めに形成されていることを特徴とする。
また、前記光源から出射される光線の焦点が、前記補助ロッドインテグレータの入射面に位置し、前記合成ロッドインテグレータへの入射光線の光軸と、前記補助ロッドインテグレータの入射光線の光軸とが、平行又は垂直である事を特徴とする。
また、前記光源からの光軸と、前記光源からの光軸が前記補助ロッドインテグレータの入出射面に対する斜面に下ろしその斜面の垂線と成す角をθi、光源からの有効な光の最外角の光と光源光軸との空気中での成す角θc、補助ロッドインテグレータの材料の屈折率をn1としたときに、
|n1SIN(2θi−π/2+SIN-1((SIN(θc))/n1)|<1
の関係が成り立つことを特徴とする。
(ただしθcは前記斜面に下ろした垂線と成す角が小さくなる方向を−、同じく大きくなる方向を+としたときに−θcから+θcまでの範囲を与える)。
また、前記光源からの光軸と、前記光源からの光軸が前記補助ロッドインテグレータの入出射面に対する斜面に下ろしその斜面の垂線と成す角をθi、光源からの有効な光の最外角の光と光源光軸との空気中での成す角θc、補助ロッドインテグレータの材料の屈折率をn1としたときに、
n1SIN(θi−SIN-1(SIN(−θc))/n1))>1
の関係が成り立つことを特徴とする。
(ただしθcは前記斜面に下ろした垂線と成す角が小さくなる方向を−としたときの−θcの値を与える)。
また、前記補助ロッドインテグレータの入射面と前記斜めに形成された面との成す角は、45°であることを特徴とする。
また、本発明の投写型表示装置は、前記いずれかの照明装置と、前記照明光が入射され映像信号に応じた入射光の変調を行う画像表示素子と、前記画像表示素子で変調された光をスクリーン上に投写する投写レンズとを備えたことを特徴とする。
前記構成によれば、光源からの放射光は、前記補助ロッドインテグレータの入射面近傍に集光スポットを形成し、補助ロッドインテグレータ内を効率よく、入射光線の角度を保ったまま、合成ロッドインテグレータの入射面まで伝播する。それにより、複数の光源からの放射光を効率よく合成することができ、光損失を低減して、光出力の大きな照明光学装置を得ることが可能であり、これを用いて明るい投写型表示装置を実現できる。
実施の形態1における多灯式合成装置の構成図 実施の形態1における多灯式合成装置を備えた投写型表示装置の構成図 補助ロッドインテグレータ出射面の全反射を説明するための模式図 実施の形態2における多灯式合成装置を備えた投写型表示装置の構成図 実施の形態2における補助ロッドインテグレータの構成図 実施の形態2における多灯式合成装置を備えた投写型表示装置の構成図 実施の形態3における多灯式合成装置の構成図 4灯式照明装置のロッドインテグレータの構成図 4灯式照明装置のロッドインテグレータの構成図 従来例の投写型表示装置を示す構成図 従来の照明装置を示す構成図 従来の照明装置の部分構成図
(実施の形態1)
図1、図2は、それぞれ、本発明の実施の形態1における多灯式合成装置および多灯式合成装置を備えた投写型表示装置を示す構成図である。第1の光源部101は基板上に実装されたLED光源102から出射された光を前方に配置された集光レンズ103により集光される。同様に第2の光源部104は基板上に実装されたLED光源105から出射された光を前方に配置された集光レンズ106により集光される。第1の光源部101の集光位置107、第2の光源部104の集光位置108はそれぞれ補助ロッドインテグレータ111、112の入射面113、114上に設定されている。また第1の光源部101の基準光軸109,第2の光源部104の基準光軸110はこの入射面113、114に垂直に入射する。
補助ロッドインテグレータ111、112は、直交する関係にある入出射面を備えた高い屈折率を有する光学ガラスの6面体であり、図3のように、他の4面のうちの2面115a、115bは入射面からの入射光が全反射して伝搬されるように傾いて設定されている。
また、補助ロッドインテグレータ111、112の出射面116、117の面積の和は合成ロッドインテグレータ118の入射面119の面積に等しく設定されている。このとき補助ロッドインテグレータ111、112を経た第1の光源部101の基準光軸109及び第2の光源部104の基準光軸110は、合成ロッドインテグレータ118の入射面119に垂直に入射する。
このようにして合成ロッドインテグレータ118に入射した光は内部反射を繰り返して出射面120では均一な光を出射することが出来る。この構成では全反射のみで光を伝搬することからロッドへの反射ミラーコートは不要である。従って、コスト、吸収による発熱を抑えることが出来る。
出射面120から出射された光は、図2に示す通り、リレーレンズ201,フィールドレンズ202により導かれ、画像表示素子である液晶パネル203に入射する。液晶パネル203は2次元的に配列された画素毎に外部信号により独立して制御可能であり、図には無い入射偏光板、出射側偏光板に挟持されている。入射偏光板を透過し、液晶パネル上に入射した光を画素毎に外部信号に従ってその偏光方向を変化せしめることで出射側偏光板での遮光率を変化させ、画像表示を行っている。ここを透過した光は投写レンズ204に入射し、図にはないスクリーンに投写される。
具体的に特徴を以下に述べる。
上記の構成のように光源からの光を全反射して効率よく導くには以下の2つの関係を満たすことが望ましい。
1)入射光のうち補助ロッドインテグレータ出射面から出射せず全反射した光については、斜面で反射し再度出射面に入射することで補助ロッドインテグレータから出射出来る。
逆に、図3において、補助ロッドインテグレータ111の出射面116に入射する入射光121がここで全反射されないと、合成ロッドインテグレータ118に非常に大きな角度で入射することになるので有効な光にならない。よって入射光121が補助ロッドインテグレータ111の出射面116で全反射されて、斜面である側面115bで全反射されて再度出射面116に入射する際に全反射されずにここを抜ける関係にあることが必要である。
光源からの光軸109が補助ロッドインテグレータ側面115bに入射する入射角をθi、補助ロッドインテグレータ111を構成する光学ガラスの屈折率をn1、入射面113に入射した基準光軸109に対し最外角の光の角度(コーン角)をθcとするとき以下の関係が成り立つ。ただしここではθcは光軸109に対して回転対称に設定されているのでθcは方向性がある。そこで前記補助ロッドインテグレータ側面115bに下ろした垂線と成す角が小さくなる方向を−、同じく大きくなる方向を+としたときに−θcから+θcまでの範囲を示す。
この時に以下の関係が成り立つ。
|n1SIN(2θi−π/2+SIN-1((SIN(θc))/n1)|<1
ちなみに前記入射面113に入射した基準光軸109に対し最外角の光の角度(コーン角)θcと、光源からの光軸109が出射したときの光軸124と前記斜面である側面115bで全反射されて再度出射面116に入射してきた最外角光123との成す角と、が等しいことが望ましい。
2)補助ロッドインテグレータにおいて入射光が光抜けなく伝搬できる。
この条件は図3において補助ロッドインテグレータ111の入射面113に入射した光が屈折率n1のガラスの中で補助ロッドインテグレータ111の斜面である側面115a−115bで損失無く全反射されて伝搬されることを示す。
前記と同様の符号の定義を行ったときに以下の関係にある。
n1SIN(θi−SIN-1(SIN(−θc))/n1))>1
例えば実際に値を想定し以下に示す。
θi=45°、θc=−30゜〜+30゜、n1=1.8とすると、
1)によれば−0.5〜+0.5となり絶対値0.5以下
2)によれば0.87
ここで2)は全反射しにくさだけを見れば良いので−30゜のみについて計算した。
以上から1)が示す補助ロッドインテグレータ111出射面116からの出射は問題ないことが分かる。一方で2)の示す補助ロッドインテグレータ111の側面(斜面)115a−115bでの全反射は一部抜けが発生する可能性があるが、コスト等を考えれば許容出来る範囲であると言える。
また、θi=55°、θc=−30゜〜+30゜、n1=1.8とすると、
1)によれば−1.06〜−0.12の絶対値1.06以下
2)によれば1.00
θi=35°、θc=−30゜〜+30゜、n1=1.8とすると、
1)によれば+0.12〜+1.06の絶対値1.06以下
2)によれば0.73
これからわかることは1)の補助ロッドインテグレータ111出射面116からの出射はθi=45°で対称の値となることが分かる。
よって光源からの光軸109が補助ロッドインテグレータ側面115bに入射する入射角をθiは45°に設定することが最も好ましい。このとき屈折率や最外角の光の角度(コーン角)の設定に自由度が生まれることが分かる。
上記数値は有るべき姿を示すものですべてを満たすことが望ましいが、先にも述べたようにすべて成り立たないと装置が構成できないわけではなく、装置の大きさ、他部品との機構的干渉、コスト、入手性などすべてを考慮して行われるべきで有る。
強いて優先順位を付ければθi=45°で1)を外すと最外角の光の角度(コーン角)の+、−の絶対値の大きい部分の両側が損失となるが、2)は最外角の光の角度(コーン角)が全反射しにくい方向(+θc)側だけの損失で済むので1)を第1優先、条件が許せば2)を満足するとして構成決定を行う。
上記において画像表示素子として液晶パネルを用いたが、反射型デバイスであるデジタル・ミラー・デバイス(DMD)、反射型液晶デバイスでも応用可能であることは言うまでもない。
本実施の形態では光源をLEDで構成したが、放電ランプに楕円形状の反射面を備えたリフレクタものや、放電ランプに放物面、焦点距離の長い楕円面もしくは集光レンズといったようなものを組み合わせた構成や、レーザー(LD)光源と集光レンズなどで構成することも可能である。
また、ここで補助ロッドインテグレータ111、112は対称に反対を向いた配置になっているが、目的が光源部の干渉防止で有れば片方の補助ロッドインテグレータを削除し、直接合成ロッドインテグレータ118に入射する構成も取ることが出来る。ただし、合成ロッドインテグレータ118に入射する際に各光源部からの光軸が平行になっていることが前提であることは言うまでもない。
なお、補助ロッドインテグレータ111の出射面116と合成ロッドインテグレータ118の入射面119間には図にはない空気間隔が必要で、これが設定されていることも明らかである。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における多灯合成装置を備えた投写型表示装置を示す構成図である。
実施の形態1とは補助ロッドインテグレータの入出射面が平行であることが異なる構成となっている。
ここでLED光源部から補助ロッドインテグレータ入射面までに至る構成は実施の形態1と同じであるため、詳細は割愛する。
補助ロッドインテグレータは図5に示したような、平行な入出射面を備えた光学ガラス製の6面体であり、前記入出射面は他の面と図4のように傾いて設定されている。その傾きは入射面213、214に基準光軸209,210に沿って入射する光の大部分を側面で全反射するように、また合成ロッドインテグレータ118の出射光線角度が補助ロッドインテグレータ211,212の入射光線角度と等しくなるように、補助ロッドインテグレータ出射端面の全反射を利用できる角度で設置されている。実施の形態2においても、実施の形態1と同様の理由により最も自由度のあるθi=45°に設定している。
また、補助ロッドインテグレータ211、212の出射面の面積の和は合成ロッドインテグレータ118の入射面の面積に等しく設定されている。このとき補助ロッドインテグレータ211、212を経た第1のLEDの基準光軸209,第2のLEDの基準光軸210は合成ロッドインテグレータ118の入射面に垂直に入射する。
合成ロッドインテグレータ118から射出した光線はリレーレンズ201,フィールドレンズ202により導かれ、画像表示素子である液晶パネル203、投写レンズ204を経て図にはないスクリーンに投写される。
この構成に於いても、補助ロッドインテグレータ211,212内での反射回数が変わるだけで前記1)、2)の関係については同様のことが言える。
性能的にはほとんど差はないことから、実施の形態1とは構成部品や装置全体の配置関係により選択可能である。
この応用として図6の構成について以下説明する。
第1の光源部300において緑色光を発するLED301からの光は前記LEDの発光面を焦点位置に持つ集光レンズ302により略平行光となって射出され、青反射ダイクロイックミラー303、赤反射ダイクロイックミラー304を透過し、集光レンズ305によって補助ロッドインテグレータ306の入射面307に集光、入射する。青色光を発するLED308からの光は前記LEDの発光面を焦点位置に持つ集光レンズ309により略平行光となって射出され、青反射ダイクロイックミラー303で反射され、赤反射ダイクロイックミラー304を透過し、集光レンズ305によって緑光と同様に補助ロッドインテグレータ306の入射面307に集光、入射する。赤色光を発するLED310からの光は前記LEDの発光面を焦点位置に持つ集光レンズ311により略平行光となって射出され、赤反射ダイクロイックミラー304で反射され、集光レンズ305によって補助ロッドインテグレータ306の入射面307に集光、入射する。
前記補助ロッドインテグレータ306は前記補助ロッドインテグレータ211,212と同様な平行に入出射面を備えた光学ガラス製の6面体であり、前記入出射面は他の面と傾いて設定されている。その傾きは入射面307に基準光軸312に沿って入射する光の大部分を側面で全反射するように、また合成ロッドインテグレータ313の出射光線角度が補助ロッドインテグレータ306の入射光線角度と等しくなるように、補助ロッドインテグレータ出射端面の全反射を利用できる角度で設置されている。前述の実施の形態と同様に最も自由度のあるθi=45°に設定している。
合成ロッドインテグレータ313はガラスの四角柱であり、入射光はこの内面で全反射を繰り返し出射面315から出射される。
第2の光源部316は第1の光源部300と同様な構成なので詳細な説明は割愛する。
上記構成に於いて各LEDは図にはない駆動回路により緑、赤、青と色毎に点灯する。このようにすることで合成ロッドインテグレータ313の出射面315からの出射光により単色毎の照明を可能にする。上記LEDをすべて駆動して白色光で照明することも、出力を調整してその他の色出力も可能である。
この照明位置に前述の画像表示装置、投写レンズを配置し、画像表示装置の駆動期間をLEDの発光色に期間と同期を取ることでカラー表示を行うことが可能となる。
ここでも実施の形態1にある、入射面と出射面は直交する関係にある補助ロッドインテグレータにおいても同様の構成を取ることが可能なことは言うまでもない。
また、LEDに換えて高圧水銀灯などの白色光源とし、合成ロッドインテグレータ313の出射面315の近傍に透過する色光を順次切り替え可能なカラーホイールを配置して同様にカラー表示可能な装置を提供可能なことは明らかである。
(実施の形態3)
図7は本発明の実施の形態3における多灯合成装置を示す構成図である。
実施の形態2と異なる点は補助ロッドインテグレータを1本としている点である。補助ロッドインテグレータは各光源からの光路あるいは構成する部品同士の干渉をさける目的で備えられているものであるので、図6の様に1つの補助ロッドインテグレータでその目的が達成できるので有れば、効率、コスト面からこの構成の選択も可能である。
ここで補助ロッドインテグレータは入射面と出射面を平行な構成としたが、垂直な関係にある実施の形態1での補助ロッドインテグレータを1本使う形態でも構成可能なことは言うまでもない。
また、実施の形態1での1)、2)の関係、θi=45°で他の要素の自由度が最も大きくなる点などは補助ロッドインテグレータ1つ使いでも同じように有効である。
(実施の形態4)
上記実施の形態1、2、3では光源部を2つ備えた構成であったが図8,9の様に合成ロッドインテグレータ118に対し平行な入出射面とそれに傾いてなる4つの面から成る4つの補助ロッドインテグレータ401,402,403,404、又は405,406,407,408を用いて図にはない4つの光源部からの光を合成することが可能となる。
このとき、前記補助ロッドインテグレータ401,402,403,404や、405,406,407,408の出射面の面積合計は合成ロッドインテグレータ118の入射面の面積に等しいことは言うまでもない。
ここで合成ロッドインテグレータ118に2方向について斜めに補助ロッドインテグレータを用いているが、このときは各方向での角度を合成した角度で実施の形態1での1)、2)の関係を満足させることが望ましいことは言うまでもない。
ここでも補助ロッドインテグレータは入射面と出射面が、垂直な関係にある実施の形態1での補助ロッドインテグレータを使う形態でも構成可能なことは明らかである。
これと同じ考え方でこの他の補助ロッドインテグレータの本数を備えた構成でも応用可能である。
以上のように本発明によれば、全反射のみで光を導くことが可能であるため途中反射面での吸収損失を押さえて高効率かつコスト的にも有利な装置を提供することが出来る。
本発明は複数の光源を用いた照明装置や、投写型表示装置に利用することが出来るものである。
100 実施の形態の多灯式照明装置
101、300 第1の光源部
102、105 LED光源
103、106、302、305、309、311、318、321、324、326 集光レンズ
104、316 第2の光源部
107、108 LED光源部の集光位置
109、110、209、210 LED光源部の基準光軸
111,112、211、212、306、322 補助ロッドインテグレータ
113、114、213、214、307 補助ロッドインテグレータの入射面
115a、215a 補助ロッドインテグレータの入射面に対向する斜面
115b 補助ロッドインテグレータの115aに平行な斜面
116、117 補助ロッドインテグレータの出射面
118、313 合成ロッドインテグレータ
119、314 合成ロッドインテグレータの入射面
120、315 合成ロッドインテグレータの出射面
201 リレーレンズ
202 フィールドレンズ
203 液晶パネル
204 投写レンズ
215b 補助ロッドインテグレータの215aに平行な斜面
301、317 緑用LED光源
308、323 青用LED光源
310、325 赤用LED光源
303、319 青反射ダイクロイックミラー
304、320 赤反射ダイクロイックミラー
401〜408 4灯用補助ロッドインテグレータ
40 光源手段
41a、41b 第1、第2の光源
42a、42b 第1、第2の発光体
43a、43b 第1、第2の放物面鏡
44a、44b 略平行光束
45a、45b 方位軸
46 光束合成手段
47 第1の光学素子
48a、48b 第2の光学素子
49 光出射面
50 光軸
51 ロッドインテグレータ
52 光伝達手段
53 第1のレンズ系
61、62、64、65、66 追加ロッド
67、68 統合ロッド

Claims (7)

  1. 複数の光源と、前記複数の光源にそれぞれ対応して設けられ前記複数の光源から入射する放射光を所定の光路に導く複数の補助ロッドインテグレータと、
    前記複数の補助ロッドインテグレータからの出射光を集光する合成ロッドインテグレータと、を備えたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記補助ロッドインテグレータは、入出射面を含む6面体のガラス柱であり、入出射面を除く側面4面のうち少なくとも2面は平行かつ入出射面に対し斜めに形成されていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記光源から出射される光線の焦点が、前記補助ロッドインテグレータの入射面に位置し、前記合成ロッドインテグレータへの入射光線の光軸と、前記補助ロッドインテグレータの入射光線の光軸とが、平行又は垂直である事を特徴とする請求項1記載の照明装置。
  4. 前記光源からの光軸と、前記光源からの光軸が前記補助ロッドインテグレータの入出射面に対する斜面に下ろしその斜面の垂線と成す角をθi、光源からの有効な光の最外角の光と光源光軸との空気中での成す角θc、補助ロッドインテグレータの材料の屈折率をn1としたときに、
    |n1SIN(2θi−π/2+SIN-1((SIN(θc))/n1)|<1
    の関係が成り立つことを特徴とする請求項2記載の照明装置。
  5. 前記光源からの光軸と、前記光源からの光軸が前記補助ロッドインテグレータの入出射面に対する斜面に下ろしその斜面の垂線と成す角をθi、光源からの有効な光の最外角の光と光源光軸との空気中での成す角θc、補助ロッドインテグレータの材料の屈折率をn1としたときに、
    n1SIN(θi−SIN-1(SIN(−θc))/n1))>1
    の関係が成り立つことを特徴とする請求項2記載の照明装置。
  6. 前記補助ロッドインテグレータの入射面と前記斜めに形成された面との成す角は、45°であることを特徴とする請求項2記載の照明装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置と、
    前記照明光が入射され映像信号に応じた入射光の変調を行う画像表示素子と、
    前記画像表示素子で変調された光をスクリーン上に投写する投写レンズとを備えたことを特徴とする投写型表示装置。
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