JP5311519B2 - 照明装置とそれを用いた投射型表示装置 - Google Patents

照明装置とそれを用いた投射型表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、液晶プロジェクタに代表される投射型表示装置の照明装置に関し、特に、反射型偏光変換素子を備えた表示素子を照明する照明装置に関する。
特許文献1、2には、表示素子であるDMD(Digital Micromirror Device)を照明するための光源としてLED(Light Emitting Diode)を使用したプロジェクタが開示されている。この種のプロジェクタは、白色放電ランプを使ったプロジェクタに比べて、低コスト化を図ることが期待でき、また、小型で低消費電力、かつ、色再現範囲が広いとったパフォーマンスを実現することができる。
また、表示素子として単一のLCoS(Liquid Crystal on Silicon)素子を用いたプロジェクタ(非特許文献1)や、表示素子として3枚の液晶パネルを使用したプロジェクタ(非特許文献2、3)もある。
ところで、液晶プロジェクタでは、通常、偏光光を液晶パネルに照射する必要がある。一般に、LEDからの光は非偏光光であるため、液晶パネルを照明するための光源としてLEDを用いる場合は、LEDからの光を偏光変換して、光利用効率を高めることが望ましい。
例えば、表示パネルがTN液晶(Twisted Nematic Liquid Crystal)パネルである場合、LEDからの非偏光光の直交する直線偏光成分のうち、どちらか一方を他の偏光成分と同じになるように変換する。この偏光変換の効率が低いと、光利用効率が低下する。なお、偏光変換がまったく行われない場合は、約半分の光が照明光として利用されないことになる。
非特許文献1に記載されたプロジェクタでは、CPC reflectorと呼ばれる、複合放物面形状を有する導光部材によって、光源であるLEDからの光束を略平行光束に変換する。この導光部材からの平行光束で表示パネルを照明する。
導光部材からの光束の進行方向に、1/4波長板と反射型の偏光板が配置されている。偏光板は、例えばP偏光を透過し、S偏光を反射する。偏光板で反射されたS偏光は、1/4波長板を通過する。1/4波長板を通過した光(円偏光)は、LEDまで戻り、LEDの表面で反射される。LEDの表面で反射された光は、導光部材にて平行化された後、1/4波長板を再び通過する。
偏光板で反射されたS偏光のうち、LEDへ戻る過程と、LEDの表面で反射されて偏光板へ向かう過程とにおいて、1/4波長板を2回通過したものがP偏光に変換される。
上記の他、特許文献3に記載の照明装置もある。この照明装置は、光源と、該光源からの光が一方の端面に入射するグラスロッドと、グラスロッドの他方の端面から射出された光束を集光する集光手段と、該集光手段により複数の光源像が形成される位置に設けられるPBS偏光変換アレイとを有する。
PBS偏光変換アレイは、第1および第2のプリズムが一方向に交互に配置されたものである。第1および第2のプリズムは、2つの直角プリズムを貼り合わせた直方体形状のプリズムである。
第1のプリズムは、2つの直角プリズムの貼り合わせた面に、P偏光を透過し、S偏光を反射する偏光分離膜が形成されており、入射した光がその偏光分離膜に対して略45度の入射角で入射するように構成されている。
第2のプリズムは、2つの直角プリズムの貼り合わせた面に反射膜が形成されており、第1のプリズムの偏光分離膜で反射されたS偏光の光がその反射膜に略45度の入射角で入射するように構成されている。第2のプリズムの、反射膜で反射された光の進行方向に位置する面が射出面であり、この射出面に、S偏光をP偏光に変換するための1/2波長板が設けられている。第2のプリズムの、射出面と対向する面には、遮光板が形成されている。
第1のプリズムから射出したP偏光の光と、第2のプリズムから射出したP偏光の光とは同じ方向に進行する。集光手段は、光源像が第1のプリズムの入射面に形成されるように構成されている。
特開2006−106683号公報 特開2006−106682号公報 特開2000−206464号公報
しかし、非特許文献1に記載されたプロジェクタには、以下のような問題がある。
反射型の偏光板で反射された偏光成分の光は、効率よくLEDの表面まで戻るが、LEDの表面では、戻った光の一部しか偏光板の方向に反射されない。このように、LEDの表面における光損失があるため、高い偏光変換効率を達成することはできない。
特許文献3に記載された照明装置においては、PBS偏光変換アレイを用いているために、照明装置の小型化が困難である。例えば、最近の表示パネルの小型化により、PBS偏光変換アレイの各プリズムのピッチを1mm程度にすることが要求される場合がある。そのようなピッチで第1および第2のプリズムを形成した場合、1/2波長板を第2のプリズムに貼り付けることは困難である。
今後は、表示パネルのさらなる小型化が予想されるため、PBS偏光変換アレイを用いた照明装置における小型化の問題はより顕著になる。
本発明の目的は、上記の問題を解決し、偏光変換効率を高めて光利用効率を高めることができる小型の照明装置およびそれを用いた投射型表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の照明装置は、
光源と、
前記光源からの光が一方の端面に供給され、該一方の端面から入射した光が内部を伝播して他方の端面から射出される導光手段と、
前記導光手段の他方の端面に形成される光学像を表示素子上に結像する照明光学系と、
前記照明光学系と前記表示素子の間に配置され、第1の偏光の光を透過し、前記第1の偏光とは偏光状態が異なる第2の偏光の光を前記照明光学系の方向に反射する反射型偏光板と、
前記導光手段と前記反射型偏光板の間に配置された位相差板と、
前記導光手段の一方の端面と対向する側に設けられ、前記反射型偏光板にて反射された光のうち、前記位相差板、照明光学系および導光手段を介して入射した光を前記導光手段の一方の端面の方向に反射する反射手段と、を有し、
前記導光手段の両端面の重心を通る中心軸は前記照明光学系の光軸と一致しており、前記光源の発光中心は、前記導光手段の中心軸上から外れており、
前記光源からの光は、前記導光手段の一方の端面の、該面の重心を通る直線により区画された2つの領域のうちの一方の領域内に入射する、照明装置であって、
前記光源は、第1の色の波長帯域にピーク波長を有する第1の光源であり、
前記第1の色とは異なる第2の色の波長帯域にピーク波長を有する第2の光源と、
前記第1および第2の色とは異なる第3の色の波長帯域にピーク波長を有する第3の光源と、をさらに有し、
前記導光手段の一方の端面は、前記直線により区画された第1および第2の領域を含み、該第2の領域は、該一方の端面の前記重心を通る前記直線と交差する別の直線により区画された第3および第4の領域を含み、
前記第1の光源からの色光が前記第1の領域内に入射し、前記第2の光源からの色光が前記第3の領域内に入射し、前記第3の光源からの色光が前記第4の領域内に入射し、
前記反射手段は、
前記第1の領域に形成され、前記第1の色の光を透過し、前記第2および第3の色を反射する第1の反射膜と、
前記第3の領域に形成され、前記第2の色の光を透過し、前記第1および第3の色を反射する第2の反射膜と、
前記第4の領域に形成され、前記第3の色の光を透過し、前記第1および第2の色を反射する第3の反射膜と、を有する
本発明の投射型表示装置は、
照明装置と、
前記照明装置からの光で照明される表示素子と、
前記表示素子からの画像光を投射する投射光学系と、を有し、
前記照明装置は、
光源と、
前記光源からの光が一方の端面に供給され、該一方の端面から入射した光が内部を伝播して他方の端面から射出される導光手段と、
前記導光手段の他方の端面に形成される光学像を前記表示素子上に結像する照明光学系と、
前記照明光学系と前記表示素子の間に配置され、第1の偏光の光を透過し、前記第1の偏光とは偏光状態が異なる第2の偏光の光を前記照明光学系の方向に反射する反射型偏光板と、
前記導光手段と前記反射型偏光板の間に配置された位相差板と、
前記導光手段の一方の端面と対向する側に設けられ、前記反射型偏光板にて反射された光のうち、前記位相差板、照明光学系および導光手段を介して入射した光を前記導光手段の一方の端面の方向に反射する反射手段と、を有し、
前記導光手段の両端面の重心を通る中心軸は前記照明光学系の光軸と一致しており、前記光源の発光中心は、前記導光手段の中心軸上から外れており、
前記光源からの光は、前記導光手段の一方の端面の、該面の重心を通る直線により区画された2つの領域のうちの一方の領域内に入射する、投射型表示装置であって、
前記光源は、第1の色の波長帯域にピーク波長を有する第1の光源であり、
前記照明装置は、
前記第1の色とは異なる第2の色の波長帯域にピーク波長を有する第2の光源と、
前記第1および第2の色とは異なる第3の色の波長帯域にピーク波長を有する第3の光源と、をさらに有し、
前記導光手段の一方の端面は、前記直線により区画された第1および第2の領域を含み、該第2の領域は、該一方の端面の前記重心を通る前記直線と交差する別の直線により区画された第3および第4の領域を含み、
前記第1の光源からの色光が前記第1の領域内に入射し、前記第2の光源からの色光が前記第3の領域内に入射し、前記第3の光源からの色光が前記第4の領域内に入射し、
前記反射手段は、
前記第1の領域に形成され、前記第1の色の光を透過し、前記第2および第3の色を反射する第1の反射膜と、
前記第3の領域に形成され、前記第2の色の光を透過し、前記第1および第3の色を反射する第2の反射膜と、
前記第4の領域に形成され、前記第3の色の光を透過し、前記第1および第2の色を反射する第3の反射膜と、を有する
本発明の第1の実施形態である照明装置の構成を示す模式図である。 図1に示す照明装置の導光ロッドの入射面および反射膜の一例を示す模式図である。 図1に示す照明装置における光源と導光ロッドの位置関係を説明するための模式図である。 図1に示す照明装置における反射型偏光板からの反射光が導光ロッドの入射面に形成された反射膜に到達したときの照度プロファイルを説明するための図である。 図3Aに示す照度プロファイルにおいて、X軸における値が0である場合におけるY軸方向における輝度の変化を示す特性図である。 図3Aに示す照度プロファイルにおいて、Y軸における値が0である場合におけるX軸方向における輝度の変化を示す特性図である。 図1に示す照明装置における、光源から射出した光のうち、表示素子の中心に向かう光について光線追跡を行った結果を示す模式図である。 図1に示す照明装置における、光源から射出した光のうち、表示素子の中心から離れた位置に向かう光について光線追跡を行った結果を示す模式図である。 図1に示す照明装置が適用される投射型表示装置の一例を示す模式図である。 図5に示す投射型表示装置の一部の系を示す模式図である。 図6に示す系において、光源から表示パネルへ向かう光のうち、反射型偏光板を透過する直線偏光成分の光の経路を光線追跡した結果を示す模式図である。 図6に示す系において、反射型偏光板で反射した直線偏光成分の光によって新たな光源が反射膜上に形成され、その新たな光源からの光が偏光変換されて反射型偏光板を透過する過程を光線追跡した結果を示す模式図である。 図6に示した系における投射画面上の照度プロファイルを示す模式図である。 図8Aに示す照度プロファイルにおいて、X軸における値が0である場合のY軸方向における輝度の変化を示す特性図である。 図8Aに示す照度プロファイルにおいて、Y軸における値が0である場合のX軸方向における輝度の変化を示す特性図である。 本発明の第2の実施形態である照明装置の特徴部を示す模式図である。 図9に示す照明装置の反射膜の一例を示す模式図である。
21 反射膜
22 表示素子
101 光源
102 導光ロッド
103〜107 照明レンズ
108 位相差板
109 反射型偏光板
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態である照明装置の構成を示す模式図である。
図1に示すように、本実施形態の照明装置は、反射型偏光板109を備えた表示素子22を照明するものであって、反射型偏光板109の他に、光源101、導光ロッド102、照明レンズ103〜107および位相差板108を有する。
反射型偏光板109は、例えばワイヤグリッド型の偏光板であって、入射光のうち、第1の偏光(例えばP偏光)の光を透過し、第1の偏光とは偏光状態が異なる第2の偏光(例えばS偏光)の光を、入射方向とは逆の方向(導光ロッド102の方向)に反射するように構成されている。
表示素子22は、例えば液晶パネルよりなる。反射型偏光板109および表示素子22はいずれも、商用のものを使用可能である。表示素子22として、例えば対角が1.0インチの透過型の液晶パネルを用いることができる。
反射型偏光板109は、表示素子22の表示面(パネル面)の近傍に配置されることが望ましい。また、反射型偏光板109は、表示素子22と一体に形成されてもよい。例えば、表示素子22として液晶パネルを用いた場合、反射型偏光板109は、液晶パネルの入射側の基板と一体に形成されてもよい。
光源101は、例えばLEDに代表される固体光源である。光源101からの光は、導光ロッド102の一方の端面(入射面)に供給される。光源101の発光中心は、導光ロッド102と照明レンズ103〜107からなる照明レンズ群とを含む系全体の光軸A上に位置しない。
光源101からの光は、導光ロッド102の入射面の、該面の重心を通る直線により区画された2つの領域のうちの一方の領域内に入射する。光源101から導光ロッド102内に入射した光は、導光ロッド102内を他方の端面(射出面)の方向に向かって伝播し、該他方の端面から射出される。
図2Aに、導光ロッド102の入射面の一例を示す。図2Bに、光源101と導光ロッド102の位置関係を模式的に示す。
図2Aに示すように、導光ロッド102の入射面の、光源101からの光を入射させるための領域(開口部31)以外の領域には、反射膜21が設けられている。導光ロッド102内を射出面側から入射面側へ伝播する光の一部が、反射膜21で反射される。反射膜21で反射された光は、導光ロッド102内を射出面の方向に向かって伝播し、射出面から射出される。反射膜21は、導光ロッド102の入射面における光が入射する範囲(開口部31の大きさ)を制限する役割も担う。
開口部31は、光源101の発光部の面積と同程度の大きさ、または、それ以上の大きさとすることが望ましい。開口部31の形状は、光源101の発光部の形状と略同じとすることが望ましい。例えば、矩形状の発光部を有するLEDを光源101として用いた場合は、開口部31の形状は矩形状とされる。
図2Aに示す例では、反射膜21は、導光ロッド102の入射面にアルミ(Al)を蒸着することにより形成されているが、これに限定されない。反射膜21は、導光ロッド102とは別の部材(例えばガラス基板等)に形成してもよい。この場合は、反射膜21が形成された部材を、導光ロッド102の入射面に隣接して配置する。この場合は、導光ロッド102の入射面の、開口部31以外の領域から光源101の方向に射出した光のほとんどが反射膜21に到達する。反射膜21で反射された光は、導光ロッド102の入射面の、開口部31以外の領域に入射する。
図2Bに示すように、光源101は、その発光部が導光ロッド102の入射面の開口部31と対向するように配置される。光源101の発光中心は、導光ロッド102の断面の中心(重心)を通る軸(中心軸B)上に位置しない。導光ロッド102の中心軸Bは、照明レンズ群の光軸(図1に示す光軸A)と一致する。
導光ロッド102の入射面は、光源101の発光部の面積の2倍以上の大きさとすることが望ましい。例えば、大きさが3mm×8mmの発光部を有するLEDを用いた場合、導光ロッド102の入射面は6mm×8mmの大きさとされる。この場合、開口部31は、3mm×8mmの大きさとされる。なお、大きな光出力が得られる高輝度LEDは商用化されており、発光部の大きさが3mm×8mmであるLEDは、容易に入手可能である。
LEDからの光をより多く導光ロッド102に入射させるために、LEDの発光部と導光ロッド102との距離はできるだけ近いほうが好ましい。具体的には、導光ロッド102とLEDの距離は0.7mmである。
導光ロッド102は、光源101からの光の輝度の均一化を図ることができるとともに、反射膜21で反射された光の輝度の均一化を図ることができるような長さとされている。例えば、端面の大きさが6mm×8mmである導光ロッド102の長さは、20mm程度である。
再び、図1を参照する。導光ロッド102の射出面から射出した光の進行方向に、照明レンズ103〜107、位相差板108、反射型偏光板109および表示素子22が順に配置されている。位相差板108、反射型偏光板109および表示素子22のそれぞれの中心(重心)は光軸A上に位置する。
照明レンズ103〜107はいずれも、片面または両面に球面形状を有するレンズであるが、非球面レンズを用いても構わない。導光ロッド102の射出面に形成される光学像が、照明レンズ103〜107からなる照明レンズ群によって表示素子22の表示面上に結像される。この場合、導光ロッド102の射出面から射出された輝度の均一な光束が、照明レンズ群によって拡大されて、表示素子22の表示面全体に照射される。
位相差板108は、1/4波長板であって、照明レンズ107と反射型偏光板109の間に配置されている。位相差板108の配置位置は、照明レンズ107と反射型偏光板109の間に限定されるものではない。位相差板108は、導光ロッド102と反射型偏光板109との間であれば、どこに配置されてもよい。
図1に示した例では、照明レンズ群は5枚の照明レンズ103〜107からなるが、これに限定されない。照明レンズ群は、導光ロッド102の射出面に形成される光学像を表示素子22の表示面上に拡大して結像できるのであれば、どのようなレンズ構成としてもよい。
次に、本実施形態の照明装置の動作について詳細に説明する。
光源101から非偏光の光は、導光ロッド102の入射面の開口部31からロッド内に入射する。導光ロッド102では、入射した非偏光の光は、ロッド内面で反射をくりかえしつつ伝播し、射出面に到達する。このロッド内の伝播過程で輝度の均一化が行われる。仮に、光源101の発光に輝度ムラがあった場合、導光ロッド102による輝度の均一化により、導光ロッド102の射出面においては、均一な照度分布が形成される。
導光ロッド102の射出面に形成された照明情報(均一な照度分布を形成する2次面光源像)は、照明レンズ103〜107からなる照明レンズ群により表示素子22の表示面(パネル面)に結像される。
導光ロッド102の射出面から射出された非偏光の光束は、照明レンズ103、104、105、106、107、位相差板108を順に通過して反射型偏光板109に到達する。反射型偏光板109では、位相差板108を通過した光束(非偏光光)のうち、第1の直線偏光光(例えば、P偏光光)は透過するが、第2の直線偏光光(例えば、S偏光光)は位相差板108の方向に反射される。
反射型偏光板109を透過した第1の直線偏光光は、表示素子22の表示面(パネル面)に照射される。一方、反射型偏光板11で反射された第2の直線偏光光(S偏光光)は、位相差板108、照明レンズ107、106、105、104、103を順に通過して導光ロッド102の射出面に入射する。
導光ロッド102の射出面に入射した、反射型偏光板109からの反射光のほんどは、ロッド内面で反射をくりかえしつつ伝播し、入射面に形成された反射膜21に到達する。このとき、反射膜21上に、新たな光源(面光源像)が形成される。
図3Aに、反射型偏光板109からの反射光が反射膜21に到達したときの照度プロファイルを示す。図3Aにおいて、Y軸は図2Aにおける垂直方向(図面に向かって上下方向)に対応し、X軸は図2Aにおける水平方向(図面に向かって左右方向)に対応する。Y軸およびX軸において、反射膜21の膜面の中心(重心)の位置を0としている。図3Aに示すように、反射膜21上には、新たな光源(面光源像)が形成される。
図3Bに、図3Aに示した照度プロファイルにおいて、X軸における値が0である場合におけるY軸方向における輝度の変化を示す特性図を示す。図3Cに、図3Aに示した照度プロファイルにおいて、Y軸における値が0である場合におけるX軸方向における輝度の変化を示す特性図を示す。これら特性図から分かるように、反射膜21上に新たな光源(面光源像)は、中央部の輝度が他の部分より高くなった照度分布を有する。
反射膜21で反射された光は、導光ロッド102の入射面からロッド内に入射する。反射膜21からの反射光は、ロッド内面で反射をくりかえしつつ伝播し、導光ロッド102の射出面に到達する。これは、反射膜21上に形成された新たな光源からの光が、ロッド内面で反射をくりかえしつつ伝播し、導光ロッド102の射出面に到達することと同義である。このロッド内の伝播過程で、新たな光源からの光の輝度の均一化が行われる。したがって、仮に、新たな光源に輝度ムラがあった場合、導光ロッド102による輝度の均一化により、導光ロッド102の射出面においては、新たな光源について、均一な照度分布が形成される。
反射型偏光板109で反射され、反射膜21まで戻ってきた光のほとんどは、反射膜21にて反射型偏光板109へ向かう方向に反射される。導光ロッド102の射出面から射出された新たな光源からの光束(円偏光)は、照明レンズ103、104、105、106、107、位相差板108を順に通過して反射型偏光板109に到達する。
反射型偏光板109にて反射された光のうち、反射型偏光板109から反射膜21に到達する過程と、その反射膜21から反射型偏光板109に到達する過程とにおいて、位相差板108(1/4波長板)を2回通過したものは、反射型偏光板109にて反射されたときの偏光方向に比べて、偏光方向が90度回転した直線偏光光となる。したがって、反射膜21からの光束(円偏光)のほとんどは、位相差板108にて第1の偏光光(P偏光光)に変換される。この第1の偏光光(P偏光光)は、反射型偏光板109を透過して表示素子22に到達する。
図4Aに、光源101から射出した光のうち、表示素子22の中心に向かう光について光線追跡を行った結果を示す。図4Aにおいて、矢印41、42が付与された実線は、光源101を射出した光のうち、表示素子22の中心に到達する光線の光路を示す。矢印43、44が付与された実線は、表示素子22の中心に向かう光線のうち、反射型偏光板109で反射された光線の光路を示す。
図4Aに示すように、表示素子22の中心に向かう光線のうち、第1の偏光光(例えばP偏光光)は、反射型偏光板109を透過して表示素子22に到達するが、第2の偏光光(例えばS偏光光)は、反射型偏光板109にて反射される。反射型偏光板109からの反射光は、矢印43、44で示される光路を通って導光ロッド102の射出面に入射する。導光ロッド102の射出面に入射した光は、ロッド内を伝播して反射膜21に到達する。
図4Bに、光源101から射出した光のうち、表示素子22の中心から離れた位置に向かう光について光線追跡を行った結果を示す。図4Bにおいて、矢印45、46が付与された実線は、光源101を射出した光のうち、表示素子22の中心から離れた位置に到達する光線の光路を示す。矢印47、48が付与された実線は、表示素子22の中心から離れた位置に向かう光線のうち、反射型偏光板109で反射された光線の光路を示す。
図4Bに示すように、光源101から射出し、表示素子22の中心から離れた位置に向かう光線のうち、第1の偏光光(例えばP偏光光)は、反射型偏光板109を透過して表示素子22に到達するが、第2の偏光光(例えばS偏光光)は、反射型偏光板109にて反射される。反射型偏光板109からの反射光は、矢印47、48で示される光路を通って導光ロッド102の射出面に入射する。導光ロッド102の射出面に入射した光は、ロッド内を伝播して反射膜21に到達する。
図4Aおよび図4Bに示した例から分かるように、反射型偏光板109で反射された光のほとんどは、反射膜21に到達する。これは、照明レンズ103〜109からなるレンズ群の両側(入射側および射出側)に位置する導光ロッド102の射出面と表示素子22の表示面(パネル面)とが共役関係にあり、かつ、光学系の光軸Aに対して、光源101の発光部の中心がずれているために生じた結果である。
このように、本実施形態の照明装置によれば、反射型偏光板109で反射された光を効率よく反射膜21まで戻し、かつ、その反射膜21で反射された光を再び照明光として利用する。これにより、偏光変換効率を高めて光利用効率を向上する。
また、反射膜21は、蒸着処理により形成される。このような反射膜21は、PBS偏光変換アレイに比較して、容易に小型化を図ることができる。よって、本実施形態の照明装置によれば、PBS偏光変換アレイでは実現できなかった装置の小型化の問題を解決することができる。
次に、上述した第1の実施形態の照明装置を備える投射型表示装置について説明する。
図5に、投射型表示装置の一例を示す。この投射型表示装置は、3板型液晶プロジェクタであって、その主要部は、照明装置81〜83、クロスダイクロイックプリズム111、投射光学系112および液晶パネル113〜115からなる。
照明装置81〜83は、第1の実施形態の照明装置(光源101、導光ロッド102、照明レンズ103〜107、位相差板108、反射型偏光板109および反射膜21)と同様の構成を有する。
照明装置81の光源には、赤色の波長帯域にピーク波長を有する固体光源が用いられる。照明装置82の光源には、緑色の波長帯域にピーク波長を有する固体光源が用いられる。照明装置83の光源には、青色の波長帯域にピーク波長を有する固体光源が用いられる。ここで、青、緑、赤の色は光の三原色に対応する。固体光源は、例えばLEDである。
照明装置81から出力された所定の偏光(P偏光またはS偏光)の色光(赤)が液晶パネル113に照射される。照明装置82から出力された所定の偏光(P偏光またはS偏光)の色光(緑)が液晶パネル114に照射される。照明装置83から出力された所定の偏光(P偏光またはS偏光)の色光(青)が液晶パネル115に照射される。
クロスダイクロイックプリズム111は、照明装置81〜83の各光軸が交差する位置に設けられている。クロスダイクロイックプリズム111は、液晶パネル113からの画像光(赤)が入射する第1の入射面と、液晶パネル114からの画像光(緑)が入射する第2の入射面と、液晶パネル115からの画像光(青)が入射する第3の入射面と、これら入射面から入射した画像光(赤、緑、青)を色合成した色合成画像光が射出される射出面とを有する。
投射光学系112は、クロスダイクロイックプリズム111からの色合成画像光を不図示のスクリーン上に投射する。照明装置81〜83の光学系(図1に示した照明レンズ103〜107)の焦点位置に投射光学系112の瞳が位置する。すなわち、照明装置81〜83の各光学系と投射光学系112はテレセントリック系を構成する。
図6に、照明装置82、液晶パネル114、クロスダイクロイックプリズム111および投射光学系112を示す。
図6に示すように、照明装置82は、光源101、導光ロッド102、照明レンズ103〜107、位相差板108および反射型偏光板109を有する。図6には示されていないが、図1に示したように、反射膜21が導光ロッド102の入射面に設けられている。
図7Aに、図6に示した系において、光源101から表示パネル114へ向かう光のうち、反射型偏光板109を透過する直線偏光成分の光の経路を光線追跡した結果を示す。図7Aに示すように、反射型偏光板109を透過した直線偏光成分の光は、液晶パネル114に照射され、画像投射用の光として利用される。
図7Bに、図6に示した系において、反射型偏光板109で反射した直線偏光成分の光によって新たな光源が反射膜21上に形成され、その新たな光源からの光が偏光変換されて反射型偏光板109を透過する過程を光線追跡した結果を示す。
図7Bに示すように、反射型偏光板109で反射された光は、効率よく反射膜21に戻る。これは、照明レンズ103〜107の光学系の入射側および射出側に位置する導光ロッド102の射出面と液晶パネル114とが共役関係にあり、かつ、導光ロッド102の中心軸に対して光源101の発光部の中心がシフトしていることによって実現される。
特に、光源101からの光を、導光ロッド102の入射面の、該面の重心を通る直線により区画された2つの領域のうちの一方の領域内に入射させ、もう一方の領域に反射膜21を形成することで、反射型偏光板109からの反射光のほとんどを反射膜21に戻すことができる。
加えて、上記の場合、導光ロッド102の入射面の約半分の領域が、反射型偏光板109からの反射光により新たな光源を形成するための領域とされるので、新たな光源を形成するための十分な領域を確保することができる。
反射型偏光板109からの反射光によって反射膜21上に形成された新たな光源からの光のうち、反射型偏光板109を透過した直線偏光成分の光は、液晶パネル114に照射され、画像投射用の光として利用される。
このように、反射型偏光板109で反射した光を効率よく反射膜21に戻すことで、全体の偏変換効率が向上する。
図8Aに、図6に示した系における投射画面上の照度プロファイルを示す。図8において、Y軸は投射画面の垂直方向(図面に向かって上下方向)に対応し、X軸は投射画面の水平方向(図面に向かって左右方向)に対応する。Y軸およびX軸において、投射画面の中心(重心)の位置を0としている。
図8Bに、X軸における値が0である場合におけるY軸方向における輝度の変化を示す特性図を示し、図8Cに、Y軸における値が0である場合におけるX軸方向における輝度の変化を示す特性図を示す。これら特性図から分かるように、投射画面上において、全体に渡って輝度がほぼ均一な画像を得ることができる。
図5に示した投射型表示装置において、照明装置81、83も、上述の照明装置82と同様の構成および条件とされているので、高効率に偏光変換した直線偏光光で均一に液晶パネルを照明することができる。したがって、この投射型表示装置によれば、非常に明るい、色再現範囲が広い投射画面を得ることができる。
本実施形態の照明装置は、3板型液晶プロジェクタの他、単板型液晶プロジェクタにも適用することは容易である。この場合は、図6に示した系において、クロスダイクロイックプリズム111を削除し、光源101として、赤、青、緑の発光部が1つのパッケージに収められた“3in1”と呼ばれるLEDを用いる。このようなLEDは、容易に入手可能である。表示素子22として、各画素を、赤、緑、青のそれぞれの色のカラーフィルタを備える画素で構成した液晶パネルを用いる。この場合は、色毎に各画素における表示/非表示の動作を時分割で行う。
(第2の実施形態)
本実施形態の照明装置は、異なる波長帯域にピーク波長を有する複数の光源からの光を導光ロッドに入射させる構成を有し、この点が、第1の実施形態の照明装置と異なる。その他の構成は、第1の実施形態の照明装置と同じである。
図9は、本発明の第2の実施形態である照明装置の特徴部を示す模式図である。図9を参照すると、光源として、緑色の波長帯域にピーク波長を有する光源96G、97G、赤色の波長帯域にピーク波長を有する光源98R、および青色の波長帯域にピーク波長を有する光源99Bを有する。これら光源は、固体光源(例えばLED)よりなる。
光源96Gからの光は、導光ロッド91Gの一方の端面(入射面)に入射し、光源97Gからの光は、導光ロッド92Gの一方の端面(入射面)に入射する。導光ロッド91G、92Gは、直方体形状のロッド部および直角プリズム部からなる。直角プリズム部の直角を成す2つの面のうちの一方の面は、ロッド部の入射面とは反対の端面に光学的に結合され、他方の面は、導光ロッド902の一方の端面(入射面)に光学的に結合されている。ここで、光学的に結合とは、一方の光学部材の端面から射出した光のほとんどが他方の光学部材の端面に入射するように、それら光学部材を結合することを意味する。
光源98Rからの光は、導光ロッド93Rの一方の端面(入射面)に入射し、光源99Bからの光は、導光ロッド94Bの一方の端面(入射面)に入射する。導光ロッド93R、94Bも、直方体形状のロッド部および直角プリズム部からなる。直角プリズム部の直角を成す2つの面のうちの一方の面は、ロッド部の入射面とは反対の端面に光学的に結合され、他方の面は、導光ロッド901の一方の端面(入射面)に光学的に結合されている。
導光ロッド902の他方の端面(射出面)は、導光ロッド901の入射面に光学的に結合されている。すなわち、導光ロッド901の入射面は、導光ロッド93R、94B、902が光学的に結合される第1乃至第3の領域を含む。
導光ロッド901の、導光ロッド93R、94B、902が結合される面(入射面)には、ダイクロミラーである反射膜95が形成されている。
図10に、反射膜95の一例を示す。図10に示すように、反射膜95は、分光反射率特性(または分光透過率特性)が異なる3つの領域95R、95G、95Bを有する。
領域95Rは、導光ロッド901の入射面の導光ロッド93Rが結合される領域に対応する。領域95Rは、赤の色光を透過させ、緑および青の色光を反射させる特性を有する誘電体多層膜よりなる。
領域95Gは、導光ロッド901の入射面の導光ロッド902が結合される領域に対応する。領域95Gは、緑の色光を透過させ、赤および青の色光を反射させる特性を有する誘電体多層膜よりなる。
領域95Bは、導光ロッド901の入射面の導光ロッド94Bが結合される領域に対応する。領域95Bは、青の色光を透過させ、赤および緑の色光を反射させる特性を有する誘電体多層膜よりなる。
導光ロッド901の入射面とは反対の端面(射出面)から射出した光の進行方向に、照明レンズ103〜107、位相差板108、反射型偏光板109および表示素子22が配置されている。これら照明レンズ103〜107、位相差板108、反射型偏光板109および表示素子22は第1の実施形態で説明したものと同じである。
導光ロッド901の中心軸は、照明レンズ103〜107からなる光学系の光軸(図1に示した光軸A)と一致している。導光ロッド902の中心軸は、導光ロッド901の中心軸と一致していない。
光源96Gの発光部の中心は、導光ロッド91Gのロッド部の中心軸と一致している。導光ロッド91Gの射出面の中心(ロッド部の中心軸に対応する)は、導光ロッド902の中心軸と一致していない。
光源97Gの発光部の中心は、導光ロッド92Gのロッド部の中心軸と一致している。導光ロッド92Gの射出面の中心(ロッド部の中心軸に対応する)は、導光ロッド902の中心軸と一致していない。
光源98Rの発光部の中心は、導光ロッド93Rのロッド部の中心軸と一致している。導光ロッド93Rの射出面の中心(ロッド部の中心軸に対応する)は、導光ロッド901の中心軸と一致していない。
光源99Bの発光部の中心は、導光ロッド94Bのロッド部の中心軸と一致している。導光ロッド94Bの射出面の中心(ロッド部の中心軸に対応する)は、導光ロッド901の中心軸と一致していない。
次に、本実施形態の照明装置の動作を説明する。
光源96Gから射出した色光(緑)は、導光ロッド91Gを介して導光ロッド902の入射面に入射し、光源97Gから射出した色光(緑)は、導光ロッド92Gを介して導光ロッド902の入射面に入射する。導光ロッド902では、光源96G、97Gからの色光(緑)がロッド内部を伝播し、射出面から射出される。
導光ロッド902の射出面から射出した色光(緑)は、反射膜95の領域95Gに入射する。緑の色光は、領域95Gを透過する。よって、導光ロッド902の射出面から射出した色光(緑)は、領域95Gを透過して導光ロッド901の入射面からロッド内に入射する。
光源98Rから射出した色光(赤)は、導光ロッド93Rを介して反射膜95の領域95Rに入射する。赤の色光は、領域95Rを透過する。よって、導光ロッド93Rから射出した色光(赤)は、領域95Rを透過して導光ロッド901の入射面からロッド内に入射する。
光源99Bから射出した色光(青)は、導光ロッド94Bを介して反射膜95の領域95Bに入射する。青の色光は、領域95Bを透過する。よって、導光ロッド94Bから射出した色光(青)は、領域95Bを透過して導光ロッド901の入射面からロッド内に入射する。
導光ロッド901では、入射した赤、緑、青の色光は、ロッド内部を伝播し、射出面から射出される。赤、緑、青の色光は、導光ロッド901内を伝播する過程で輝度の均一化が行われるとともに、各色が混ざり合う。
導光ロッド901の射出面から射出された非偏光の光束(赤、緑、青)は、照明レンズ103、104、105、106、107、位相差板108を順に通過して反射型偏光板109に到達する。反射型偏光板109では、位相差板108を通過した光束(非偏光光)のうち、第1の直線偏光光(例えば、P偏光光)は透過するが、第2の直線偏光光(例えば、S偏光光)は位相差板108の方向に反射される。
反射型偏光板109を透過した第1の直線偏光光(赤、緑、青)は、表示素子22の表示面(パネル面)に照射される。一方、反射型偏光板11で反射された第2の直線偏光光(赤、緑、青)は、位相差板108、照明レンズ107、106、105、104、103を順に通過して導光ロッド901の射出面に入射する。
導光ロッド901の射出面に入射した、反射型偏光板109からの反射光(赤、緑、青)は、ロッド内面で反射を繰り返しつつ伝播し、入射面に形成された反射膜95に到達する。導光ロッド901では、反射光(赤、緑、青)は、ロッド内部を伝播する過程で色毎に分離される。分離された色光のうち、赤および青の色光は、反射膜95の領域95Gに入射し、緑の色光は反射膜95の領域95R、95Bに入射する。このとき、新たな光源(面光源像)として、赤色の2次面光源像および青色の2次面光源像が領域95G上に形成され、緑色の2次面光源像が領域95R、95B上に形成される。
領域95Gでは、赤および青の色光が反射され、領域95R、95Bでは、緑の色光が反射される。領域95Gからの反射光(赤および青)および領域95R、95Bからの反射光(緑)は、再び導光ロッド901の入射面に入射する。
導光ロッド901では、反射膜95からの反射光(赤、緑、青の色光)は、ロッド内部を伝播し、射出面から射出される。赤、緑、青の色光は、導光ロッド901内を伝播する過程で輝度の均一化が行われるとともに、各色が混ざり合う。
導光ロッド102の射出面から射出された新たな光源(赤、緑、青)からの光束(円偏光)は、照明レンズ103、104、105、106、107、位相差板108を順に通過して反射型偏光板109に到達する。
反射型偏光板109にて反射された光のうち、反射型偏光板109から反射膜95に到達する過程と、その反射膜95から反射型偏光板109に到達する過程とにおいて、位相差板108(1/4波長板)を2回通過したものは、反射型偏光板109にて反射されたときの偏光方向に比べて、偏光方向が90度回転した直線偏光光となる。したがって、反射膜95からの光束(円偏光)のほとんどは、位相差板108にて第1の偏光光(P偏光光)に変換される。この第1の偏光光(P偏光光)は、反射型偏光板109を透過して表示素子22に到達する。
上述したように、本実施形態の照明装置によれば、赤、緑、青の各光源について、光源からの光のうち、反射型偏光板109にて反射された光を効率よく反射膜95に戻し、反射膜95で反射させて再利用することができる。したがって、高効率に偏光変換した直線偏光光(赤、緑、青)で均一に表示素子22を照明することができる。
本実施形態の照明装置を投射型表示装置に適用する場合は、表示素子22を通過した光の進行方向に、投射光学系が配置される。表示素子22は、例えば液晶パネルであって、赤、緑、青の各色に対応する画像を時分割で表示することができる。光源96G、97G、98R、99Bを色毎に時分割で点灯させて、その点灯時間に同期して表示素子22を駆動する。表示素子22上で時分割に表示される赤、緑、青の各色の画像が、投射光学系によってスクリーン上に投射される。
なお、本実施形態の照明装置において、赤および青の光源はそれぞれ1個であるのに対して、緑の光源は2個としている。この理由を、以下に簡単に説明する。
一般に、緑のLEDの光出力が赤や青のLEDに比べて小さい。このため、赤、緑、青の各色のLEDをそれぞれ1個用い、各色のLEDからの色光(赤、緑、青)を合成してホワイトバランスに優れた白色光を得る場合は、光出力が相対的に小さい緑のLEDに合わせて赤および青のLEDの出力を抑制する必要がある。この場合は、赤および青のLEDの出力を抑制する分だけ、得られる白色光の輝度が低くなる。
本実施形態の照明装置では、光出力が相対的に小さい緑のLEDを2個用いるので、2個の緑のLEDからの色光を足し合わせた場合に得られる輝度に合わせて、赤および青のLEDの出力を制御することができる。この場合の赤および青のLEDの出力は、緑のLEDを1個しか用いない場合に比較して大きなものとすることができ、その分、得られる白色光の輝度が高くなる。
また、本実施形態によれば、光源96G、97G、98R、99Bからの光を導光ロッド901の入射面に入射させるための手段として導光ロッドを用いている。この構成によれば、光源96G、97G、98R、99Bとして比較的大きなLEDモジュールを用いた場合に、各LEDモジュールがあたかも近接して導光ロッド901の入射面に配置されているように構成することができる。
以上説明した各実施形態の照明装置および投射型表示装置は、本発明の一例であり、それらの構成においては、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更を加えてもよい。
例えば、第1の実施形態の照明装置において、光源101として複数の光源を用いてもよい。複数の光源を用いる場合は、各光源から光を導光ロッド102に入射面に入射させる手段として導光ロッドを用いる。例えば、図5および図6に示した照明装置82において、光源101として図9に示した光源96G、97Gを用いる。この場合は、光源96Gからの光を導光ロッド91Gにより導光ロッド102の入射面(開口部31)に入射させ、光源97Gからの光を導光ロッド92Gにより導光ロッド102の入射面(開口部31)に入射させる。開口部31は、導光ロッド91Gが光学的に結合される第1の領域と導光ロッド92Gが光学的に結合される第2の領域とを含む。
また、図1に示した照明装置において、光源101からの光を導光ロッド102の入射面に入射させるためのレンズ手段を設けてもよい。
さらに、図1に示した構成では、光源101からの光が、導光ロッド102の入射面の、該面の重心を通る直線により区画された2つの領域のうちの一方の領域内に入射するように構成されているが、本発明は、これに限定されない。例えば、光源101を、その発光中心が導光ロッド102の中心軸上から外れるように配置し、反射型偏光板109からの反射光の少なくとも一部を反射膜21にて反射するように構成してもよい。
図1に示した構成において、光源101の色の波長帯域にピーク波長を有する別の光源をさらに設けてもよい。この場合は、光源101および別の光源からの光が導光ロッド102の入射面の上記2つの領域のうちの一方の領域に入射する。
さらに、光源101として、第1の色の波長帯域にピーク波長を有する第1の光源を用い、第1の色とは異なる第2の色の波長帯域にピーク波長を有する第2の光源と、第1および第2の色とは異なる第3の色の波長帯域にピーク波長を有する第3の光源と、をさらに設けてもよい。この場合は、導光ロッド102の入射面は、該面の重心を通る直線により区画された第1および第2の領域を含み、該第2の領域は、該入射面の上記重心を通る上記直線と交差する別の直線により区画された第3および第4の領域を含む。第1の光源からの色光が第1の領域内に入射し、第2の光源からの色光が第3の領域内に入射し、第3の光源からの色光が第4の領域内に入射する。反射膜21は、第1乃至第3の反射膜からなる。第1の反射膜は、第1の領域に形成され、第1の色の光を透過し、第2および第3の色を反射する。第2の反射膜は、第3の領域に形成され、第2の色の光を透過し、第1および第3の色を反射する。第3の反射膜は、第4の領域に形成され、第3の色の光を透過し、第1および第2の色を反射する。第1乃至第3の色は、光の三原色である赤、緑、青の色に対応するものとしてもよい。
上記の場合、第1の光源からの光を第1の領域に入射させる第1の導光手段と、第2の光源からの光を第3の領域に入射させる第2の導光手段と、第3の光源からの光を第4の領域に入射させる第3の導光手段とをさらに有していてもよい。

Claims (5)

  1. 光源と、
    前記光源からの光が一方の端面に供給され、該一方の端面から入射した光が内部を伝播して他方の端面から射出される導光手段と、
    前記導光手段の他方の端面に形成される光学像を表示素子上に結像する照明光学系と、
    前記照明光学系と前記表示素子の間に配置され、第1の偏光の光を透過し、前記第1の偏光とは偏光状態が異なる第2の偏光の光を前記照明光学系の方向に反射する反射型偏光板と、
    前記導光手段と前記反射型偏光板の間に配置された位相差板と、
    前記導光手段の一方の端面と対向する側に設けられ、前記反射型偏光板にて反射された光のうち、前記位相差板、照明光学系および導光手段を介して入射した光を前記導光手段の一方の端面の方向に反射する反射手段と、を有し、
    前記導光手段の両端面の重心を通る中心軸は前記照明光学系の光軸と一致しており、前記光源の発光中心は、前記導光手段の中心軸上から外れており、
    前記光源からの光は、前記導光手段の一方の端面の、該面の重心を通る直線により区画された2つの領域のうちの一方の領域内に入射する、照明装置であって、
    前記光源は、第1の色の波長帯域にピーク波長を有する第1の光源であり、
    前記第1の色とは異なる第2の色の波長帯域にピーク波長を有する第2の光源と、
    前記第1および第2の色とは異なる第3の色の波長帯域にピーク波長を有する第3の光源と、をさらに有し、
    前記導光手段の一方の端面は、前記直線により区画された第1および第2の領域を含み、該第2の領域は、該一方の端面の前記重心を通る前記直線と交差する別の直線により区画された第3および第4の領域を含み、
    前記第1の光源からの色光が前記第1の領域内に入射し、前記第2の光源からの色光が前記第3の領域内に入射し、前記第3の光源からの色光が前記第4の領域内に入射し、
    前記反射手段は、
    前記第1の領域に形成され、前記第1の色の光を透過し、前記第2および第3の色を反射する第1の反射膜と、
    前記第3の領域に形成され、前記第2の色の光を透過し、前記第1および第3の色を反射する第2の反射膜と、
    前記第4の領域に形成され、前記第3の色の光を透過し、前記第1および第2の色を反射する第3の反射膜と、を有する、照明装置。
  2. 前記第1の光源からの光を前記第1の領域に入射させる第1の導光手段と、
    前記第2の光源からの光を前記第3の領域に入射させる第2の導光手段と、
    前記第3の光源からの光を前記第4の領域に入射させる第3の導光手段と、をさらに有する請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第1の光源は、緑の波長帯域にピーク波長を有する2つの緑色のLEDからなり、
    前記第2の光源は、赤の波長帯域にピーク波長を有する赤色のLEDよりなり、
    前記第3の光源は、青の波長帯域にピーク波長を有する青色のLEDよりなる、請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記2つの緑色のLEDのうちの一方からの色光が一方の端面に供給される第1の導光手段と、
    前記2つの緑色のLEDのうちの他方からの色光が一方の端面に供給される第2の導光手段と、
    前記第1および第2の導光手段の他方の端面が一方の端面に光学的に結合された第3の導光手段と、
    前記赤色のLEDからの色光が一方の端面に供給される第4の導光手段と、
    前記青色のLEDからの色光が一方の端面に供給される第5の導光手段と、をさらに有し、
    前記第3乃至第5の導光手段の他方の端面が前記導光手段の一方の端面に光学的に結合されている、請求項3に記載の照明装置。
  5. 照明装置と、
    前記照明装置からの光で照明される表示素子と、
    前記表示素子からの画像光を投射する投射光学系と、を有し、
    前記照明装置は、
    光源と、
    前記光源からの光が一方の端面に供給され、該一方の端面から入射した光が内部を伝播して他方の端面から射出される導光手段と、
    前記導光手段の他方の端面に形成される光学像を前記表示素子上に結像する照明光学系と、
    前記照明光学系と前記表示素子の間に配置され、第1の偏光の光を透過し、前記第1の偏光とは偏光状態が異なる第2の偏光の光を前記照明光学系の方向に反射する反射型偏光板と、
    前記導光手段と前記反射型偏光板の間に配置された位相差板と、
    前記導光手段の一方の端面と対向する側に設けられ、前記反射型偏光板にて反射された光のうち、前記位相差板、照明光学系および導光手段を介して入射した光を前記導光手段の一方の端面の方向に反射する反射手段と、を有し、
    前記導光手段の両端面の重心を通る中心軸は前記照明光学系の光軸と一致しており、前記光源の発光中心は、前記導光手段の中心軸上から外れており、
    前記光源からの光は、前記導光手段の一方の端面の、該面の重心を通る直線により区画された2つの領域のうちの一方の領域内に入射する、投射型表示装置であって、
    前記光源は、第1の色の波長帯域にピーク波長を有する第1の光源であり、
    前記照明装置は、
    前記第1の色とは異なる第2の色の波長帯域にピーク波長を有する第2の光源と、
    前記第1および第2の色とは異なる第3の色の波長帯域にピーク波長を有する第3の光源と、をさらに有し、
    前記導光手段の一方の端面は、前記直線により区画された第1および第2の領域を含み、該第2の領域は、該一方の端面の前記重心を通る前記直線と交差する別の直線により区画された第3および第4の領域を含み、
    前記第1の光源からの色光が前記第1の領域内に入射し、前記第2の光源からの色光が前記第3の領域内に入射し、前記第3の光源からの色光が前記第4の領域内に入射し、
    前記反射手段は、
    前記第1の領域に形成され、前記第1の色の光を透過し、前記第2および第3の色を反射する第1の反射膜と、
    前記第3の領域に形成され、前記第2の色の光を透過し、前記第1および第3の色を反射する第2の反射膜と、
    前記第4の領域に形成され、前記第3の色の光を透過し、前記第1および第2の色を反射する第3の反射膜と、を有する、投射型表示装置。
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