JP2011230678A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の要求および蓄電装置の残容量に応じて適切なタイミングで走行モードの選択の許可および走行モードの自動復帰を行なう。
【解決手段】ECUは、HV走行モード選択中に、蓄電装置のSOCがしきい値D以上である場合に、1および2セグメントを白色点灯状態にすることに加えて、3セグメントを緑色点灯状態にするとともに、運転者のEV走行優先スイッチの操作によるEV走行モードの選択を許可し、蓄電装置のSOCがしきい値E以上である場合に、1〜3セグメントを点灯状態にすることに加えて、4セグメントを緑色点灯状態にするとともに、EV走行モードに自動的に復帰させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、内燃機関と、蓄電装置からの電力の供給を受けて車両駆動力を発生させる駆動用モータとを動力源とする車両の制御に関し、特に、蓄電装置の残容量に応じて車両の走行モードの選択の許可および走行モードの自動復帰を行なう技術に関する。
環境に配慮した車両として、従来の内燃機関に加え、蓄電装置から電力の供給を受けて車両駆動力を発生させる駆動用モータを動力源として搭載したハイブリッド車両(Hybrid Vehicle)が注目されている。
このような車両として、たとえば、特開2009−018713号公報(特許文献1)は、エネルギーを有効利用可能なハイブリッド車両を開示する。このハイブリッド車両は、充放電可能な蓄電装置と、内燃機関と、内燃機関が発生する運動エネルギーを用いて発電し、蓄電装置を充電可能に構成された発電装置と、車両外部の電源から電力の供給を受けて蓄電装置を充電可能に構成された充電装置と、蓄電装置から電力の供給を受けて車両駆動力を発生する電動機と、蓄電装置の充電状態を示す状態量を維持しないで走行する第1のモードと状態量を所定の目標に維持して走行する第2のモードとを含む走行モードの切替を制御する走行モード制御部と、走行モードの切替を利用者が要求可能に構成された走行モード切替要求スイッチとを備える。走行モード制御部は、第1のモード時に走行モード切替要求スイッチによって第2のモードへの切替が要求されたとき、状態量が第1の規定値よりも少ない場合には、走行モードを第2のモードへ切替えるとともに、第2のモードへの切替要求時の状態量に基づいて規定される値を所定の目標として設定し、状態量が第1の規定値以上の場合には、第1のモードを維持する。
上述した公報に開示されたハイブリッド車両によると、充電装置により車両外部の電源から供給される電力を十分に有効利用することができる。また、蓄電装置の劣化や、車両の制動時や下り斜面での加速度低減時に回生電力を吸収できなくなるという事態を回避することができる。さらに、第1の規定値よりも少ない範囲で保持したいSOCを利用者が自由に設定することができる。
特開2009−018713号公報
ところで、蓄電装置の残容量の低下によって走行モードが強制的に変更された場合、蓄電装置の残容量が回復したときには元の走行モードに復帰させることが望ましい。
しかしながら、復帰後に元の走行モードを継続して選択できるように復帰時の蓄電装置の残容量のしきい値を設定した場合には、たとえ短時間でも元の走行モードに復帰させたいという運転者の要求を満足することができない可能性がある。
上述した公報に開示されたハイブリッド車両においては、このような問題について何ら考慮されておらず、解決することはできない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、運転者の要求および蓄電装置の残容量に応じて適切なタイミングで走行モードの選択の許可および走行モードの自動復帰を行なう車両用制御装置を提供することである。
この発明のある局面に係る車両用制御装置は、内燃機関と、蓄電装置から電力の供給を受けて車両駆動力を発生させる駆動用モータとを動力源とする車両の車両用制御装置である。この車両用制御装置は、蓄電装置の残容量を検出するための検出部と、内燃機関を停止させた状態で駆動用モータを用いるモータ走行を優先するための第1モードと、残容量が第1しきい値よりも低下した場合に、選択中の走行モードに関係なく内燃機関と駆動用モータとを用いたハイブリッド走行を強制的に優先するための第2モードとのうちのいずれか一つの走行モードを選択するための制御部とを含む。第2モードの選択中に第1モードに自動的に復帰させるための残容量の第2しきい値は、第2モードの選択中に運転者の要求による第1モードの選択を許可するための残容量の第3しきい値と異なる。
好ましくは、第2しきい値は、第3しきい値よりも残容量が大きい値である。
さらに好ましくは、車両には、残容量を表示するための表示装置が設けられる。制御部は、残容量が複数の段階のうちのいずれの段階であるかを表示装置に表示させ、かつ、第2モードの選択中に第1モードに自動的に復帰させること、および、第2モードの選択中に運転者の要求による第1モードの選択を許可することを複数の段階の区切りに関連させて表示装置に表示させる。
さらに好ましくは、表示装置は、残容量の下限値から上限値までに対応した、点灯可能な複数のセグメントを含む。制御部は、下限値から検出部によって検出された残容量までに対応するセグメントが点灯するように前記表示装置を制御する。複数のセグメントは、第1しきい値よりも小さい残容量に対応する第1セグメントと、第1しきい値以上の残容量に対応し、第1セグメントとは点灯時の表示色が異なる複数の第2セグメントとを含む。第2モードの選択中に第1モードに自動的に復帰させる場合と、第2モードの選択中に運転者による第1モードの選択を許可する場合とで、複数の第2セグメントのうちの点灯するセグメントの個数が異なる。
さらに好ましくは、制御部は、蓄電装置の充電履歴に関係なく、残容量に基づいて車両のシステムの起動初期の走行モードを選択する。
さらに好ましくは、走行モードは、残容量が第1しきい値以上である場合に、運転者の要求によってハイブリッド走行を優先するための第3モードをさらに含む。制御部は、車両のシステムの停止時に第3モードが選択されていた場合に、次回のシステムの起動初期の走行モードとして第3モードを選択する。
さらに好ましくは、走行モードは、残容量が第1しきい値以上である場合に、運転者の要求によってハイブリッド走行を優先するための第3モードをさらに含む。制御部は、第3モードの選択中においては、残容量が第2しきい値よりも大きい場合でも、第1モードに復帰させない。
ハイブリッド車両の全体の構成を示す図である。 SOCの上限値と下限値と走行モードを強制的に移行させるしきい値とを示す図である。 SOCの変化に応じてEV走行モードからHV走行モードに自動的に移行させる動作を示すタイミングチャートである。 表示装置の詳細な構成を示す図である。 表示装置の点灯状態を示す図である。 各走行モード間の移行と表示装置におけるセグメントの点灯状態との関係を示す図である。 本実施の形態に係る車両用制御装置であるECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る車両用制御装置であるECUの動作を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に示すように、車両100は、エンジン2と、動力分割機構4と、モータジェネレータ(以下、MGと記載する)6,10と、伝達ギヤ8と、駆動軸12と、車輪14とを含む。また、車両100は、蓄電装置16と、電力変換器18,20と、充電器22と、充電口24と、ECU(Electronic Control Unit)26と、記憶部27と、EV(Electric Vehicle)走行優先スイッチ28と、表示装置30と、電圧センサ34と、電流センサ36とをさらに含む。
車両100は、エンジン2と、蓄電装置16から電力の供給を受けて車両駆動力を発生させる駆動用モータであるMG10とを動力源とするハイブリッド車両である。なお、車両100は、エンジン2を発電にのみ用いるハイブリッド車両であってもよい。
動力分割機構4は、エンジン2、MG6および伝達ギヤ8に結合されてこれらの間で動力を分配する。たとえば、サンギヤ、プラネタリキャリヤおよびリングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車を動力分割機構4として用いることができ、この3つの回転軸がエンジン2、MG6および伝達ギヤ8の回転軸にそれぞれ接続される。また、MG10の回転軸は、伝達ギヤ8の回転軸に連結される。すなわち、MG10と伝達ギヤ8とは、同一の回転軸を有し、その回転軸が動力分割機構4のリングギヤに接続される。
エンジン2が発生する運動エネルギーは、動力分割機構4によってMG6と伝達ギヤ8とに分配される。すなわち、エンジン2は、駆動軸12に動力を伝達する伝達ギヤ8を駆動するとともにMG6を駆動する動力源として車両100に組込まれる。MG6は、エンジン2によって駆動される発電機として動作し、かつ、エンジン2の始動を行ない得る電動機として動作するものとして車両100に組込まれる。また、MG10は、駆動軸12に動力を伝達する伝達ギヤ8を駆動する動力源として車両100に組込まれる。
蓄電装置16は、充放電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池である。蓄電装置16は、電力変換器18,20へ電力を供給する。
蓄電装置16は、MG6の発電時に電力変換器18から電力を受けて充電される。また、蓄電装置16は、MG10の発電時に電力変換器20から電力を受けて充電される。さらに、蓄電装置16は、充電口24に接続される図示されない車両外部の電源(以下「外部電源」とも称する。)からの充電時に充電器22から電力を受けて充電される。
なお、蓄電装置16として、大容量のキャパシタも採用可能であり、MG6,10による発電電力や外部電源からの電力を一時的に蓄え、その蓄えた電力をMG6,10へ供給可能な電力バッファであれば如何なるものでもよい。
蓄電装置16の電圧VBは、電圧センサ34によって検出される。電圧センサ34は、検出した電圧VBを表す信号をECU26に出力する。蓄電装置16の電流IBは、電流センサ36によって検出される。電流センサ36は、検出した電流IBを表す信号をECU26に出力する。ECU26は、電圧センサ34から入力された電圧VBおよび電流センサ36から入力された電流IBに基づいて蓄電装置16の残容量を示すSOCを算出する。なお、SOCは、蓄電装置16の満充電状態に対する蓄電量を0〜100%で表したものである。
電力変換器18は、ECU26からの信号PWM1に基づいて、MG6により発電された電力を直流電力に変換して蓄電装置16へ出力する。電力変換器20は、ECU26からの信号PWM2に基づいて、蓄電装置16から供給される直流電力を交流電力に変換してMG10へ出力する。
なお、電力変換器18は、エンジン2の始動時、信号PWM1に基づいて、蓄電装置16から供給される直流電力を交流電力に変換してMG6へ出力する。また、電力変換器20は、車両の制動時や下り斜面での加速度低減時、信号PWM2に基づいて、MG10により発電された電力を直流電力に変換して蓄電装置16へ出力する。
MG6,10は、交流電動機であり、たとえばロータに永久磁石が埋設された三相交流同期電動機である。MG6は、エンジン2によって生成された運動エネルギーを電気エネルギーに変換して電力変換器18へ出力する。また、MG6は、電力変換器18から受ける三相交流電力によって駆動力を発生させ、エンジン2の始動を行なう。
MG10は、電力変換器20から受ける三相交流電力によって車両の駆動トルクを発生させる。また、MG10は、車両の制動時や下り斜面での加速度低減時、運動エネルギーや位置エネルギーとして車両に蓄えられた力学的エネルギーを電気エネルギーに変換して電力変換器20へ出力する。
エンジン2は、燃料の燃焼による熱エネルギーをピストンやロータなどの運動子の運動エネルギーに変換し、その変換された運動エネルギーを動力分割機構4へ出力する。たとえば、運動子がピストンであり、その運動が往復運動であれば、いわゆるクランク機構を介して往復運動が回転運動に変換され、ピストンの運動エネルギーが動力分割機構4に伝達される。
充電器22は、ECU26からの信号PWM3に基づいて、充電口24に与えられる外部電源からの電力を蓄電装置16の電圧レベルに変換して蓄電装置16へ出力する。充電口24は、外部電源から蓄電装置16へ電力を供給するための外部充電インターフェースである。
ECU26は、電力変換器18,20をそれぞれ駆動するための信号PWM1,PWM2を生成し、その生成した信号PWM1,PWM2をそれぞれ電力変換器18,20へ出力する。また、ECU26は、充電器22による蓄電装置16の充電を要求する信号CHRGを受けると、充電器22を駆動するための信号PWM3を生成し、その生成した信号PWM3を充電器22へ出力する。
さらに、ECU26は、この車両100の走行モードの選択を制御する。すなわち、ECU26は、エンジン2を停止した状態でMG10のみを用いたモータ走行を優先するためのEV走行モードと、蓄電装置16の残容量を示すSOC(State of Charge)がしきい値Cよりも低下した場合に、選択中の走行モードに関係なく強制的に選択される、エンジン2とMG10とを用いたハイブリッド走行を優先するためのHV走行モードと、EV走行優先スイッチ28への操作に基づく運転者の選択要求に応じてハイブリッド走行を優先するためのHVS走行モードとのうちのいずれか一つの走行モードを選択する。
なお、ECU26は、HV走行モードあるいはHVS走行モードにおいて、エンジン2を動作させて蓄電装置16のSOCを所定の目標に維持する。
また、ECU26は、EV走行モードにおいて、蓄電装置16のSOCを所定の目標に維持することなく、基本的にはエンジン2を停止してMG10のみを用いて車両100を走行させる。運転者によりアクセルペダルが大きく踏込まれた場合や、エンジン駆動タイプのエアコン動作時である場合や、エンジン2の暖機時である場合は、EV走行モードの選択中であっても、エンジン2の動作が許容される。
蓄電装置16のSOCを維持しないで走行するEV走行モードは、駆動力的に必要がない限りはエンジン2を始動させず、基本的に蓄電装置16の充電電力をMG10で消費して車両を走行させるモードをいう。このEV走行モードの間は、結果的に充電よりも放電の割合の方が相対的に大きくなることが多い。
また、HV走行モードまたはHVS走行モードは、蓄電装置16のSOCを所定の目標に維持するために、エンジン2を動作させてMG6により発電を行なう走行状態を意味し、エンジン2を常時動作させての走行に限定されるものではない。
ECU26には、EV走行優先スイッチ28から信号FLGが入力される。この信号FLGは、EV走行優先スイッチ28において利用者により入力される走行モードの選択要求に応じて変化する。ECU26は、信号FLGに基づいて利用者によりEV走行モードからHV走行モードへの移行が要求されたと判断すると、そのときの蓄電装置16のSOCを記憶部27へ出力する。そして、ECU26は、信号FLG、蓄電装置16のSOCおよび記憶部27に記憶されたモード選択要求時のSOCに基づいて走行モードの選択を制御する。
ECU26は、EV走行優先スイッチ28からの信号FLGに基づいて、EV走行優先スイッチ28に設けられた表示部の点灯状態を制御するための信号DISP1を生成し、その生成した信号DISP1をEV走行優先スイッチ28へ出力する。
記憶部27は、EV優先モードからHVモードへの切替が要求されたとECU26によって判断された場合にECU26から入力された蓄電装置16のSOCを記憶保持する。
EV走行優先スイッチ28は、走行モードの選択を利用者が要求し、かつ、その要求がシステム側に認知されていることを利用者に報知するためのインターフェース装置である。EV走行優先スイッチ28は、利用者にオン操作されると、ECU26へ出力される信号FLGを活性化し、利用者にオフ操作されると、信号FLGを非活性化する。
さらに、EV走行優先スイッチ28は、点灯/消灯を切替可能な表示部を有しており、ECU26からの信号DISP1に応じて表示部の表示状態を変更する。具体的には、EV走行優先スイッチ28は、利用者によってオン操作されると(すなわちEV走行モードへの選択要求時)、信号DISP1に基づいてランプを点灯し、利用者によってオフ操作されると(すなわちHVS走行モードの選択要求時)、信号DISP1に基づいてランプを消灯する。
ECU26は、MG6,10のトルク指令値TR1,TR2、モータ電流MCRT1,MCRT2およびロータ回転位置θ1,θ2、ならびに蓄電装置16の電圧VBに基づいて、MG6,10をそれぞれ駆動するための信号PWM1,PWM2を生成し、その生成した信号PWM1,PWM2をそれぞれ電圧変換器18,20へ出力する。
なお、トルク指令値TR1,TR2は、アクセル開度や車両速度などに基づいて、ECU26の図示されないトルク演算部によって算出される。また、モータ電流MCRT1,MCRT2、ロータ回転位置θ1,θ2および電圧VBの各々については、図示されないセンサによって検出される。
本実施の形態においては、ECU26は、蓄電装置16の充電履歴に関係なく、蓄電装置16のSOCに基づいて車両100のシステムの起動時の初期走行モードを選択する。
たとえば、ECU26は、蓄電装置16のSOCが予め定められた値(たとえば、しきい値C)より小さい場合、車両100のシステムが起動したときにHV走行モードを初期走行モードとして選択する。ECU26は、蓄電装置16のSOCが予め定められた値以上である場合は、車両100のシステムが起動したときにEV走行モードを初期走行モードとして選択する。ECU26は、EV走行モードを初期走行モードとして選択した場合、EV走行優先スイッチ28もオン状態に設定される(すなわち、信号FLGが活性化される)。
ECU26は、EV走行優先スイッチ28からの信号FLGおよび蓄電装置16のSOCに基づいて、走行モードの選択を制御する。
具体的には、ECU26は、EV走行優先スイッチ28からの信号FLGに基づいて利用者によりEV走行モードの選択が要求されたと判断した場合に、モード選択要求時のSOCがEV走行モードの選択が許可されるSOC以上であるときに走行モードとしてEV走行モードを選択する。
さらに、ECU26は、蓄電装置16のSOCがしきい値Cよりも低下した場合であって、走行モードがHV走行モード以外の走行モードである場合、信号FLGおよび現在選択中の走行モードに関わらず、走行モードとしてHV走行モードを強制的に選択する。
ECU26は、たとえば、EV走行モード時に信号FLGに基づいてHVS走行モードの選択が要求されたと判断した場合に、HVS走行モードを選択するとともに、HVS走行モードの選択要求時のSOCに基づいて規定された値をSOC目標値として設定する。ECU26は、HVS走行モードの選択中においては、蓄電装置16のSOCがEV走行モードに自動的に復帰させるためのしきい値Dよりも大きい場合でも、EV走行モードに自動的に復帰させない。
なお、ECU26は、アクセル開度を示すアクセル開度信号ACC、車両速度を示す車速信号SPD、選択されている走行モード、および蓄電装置16のSOCに基づいて、エンジン2を動作させるか否かを判定する。
具体的には、ECU26は、アクセル開度信号ACCおよび車速信号SPDに基づいて車両の駆動要求パワーを算出するとともに、予め規定された充放電マップを用いて、蓄電装置16のSOCに基づいて蓄電装置16の充放電要求量を算出する。
なお、EV走行モード時は、充電要求量は零である。ECU26は、駆動要求パワーに充放電要求量を加算してエンジン出力要求値を算出し、その算出されたエンジン出力要求値が所定の始動しきい値を超えるか否かに基づいて、エンジン2を動作させるか否かを判定する。
図2に示すように、蓄電装置のSOCの0%と100%との間には、上限値Aと、下限値Bと、HV走行モードを強制的に選択するためのしきい値Cとが設定される。上限値Aと下限値Bとしきい値Cとは、予め定められた値であって、たとえば、実験的あるいは設計的に適合される。
ECU26は、EV走行モードの選択中において、蓄電装置16のSOCがしきい値C以上である場合には、EV走行モードを維持し、蓄電装置16のSOCがしきい値Cよりも小さくなる場合には、EV走行モードの選択中であっても、HV走行モードを強制的に選択する。
たとえば、図3に示すように、蓄電装置16のSOCが上限値Aである場合を想定する。ECU26は、EV走行モードの選択中において、蓄電装置16のSOCがしきい値C以上である場合、EV走行モードを維持する。このとき、EV走行の継続的な実施によって放電量が充電量を上回るため、蓄電装置16のSOCは、時間の経過とともに減少していく。
時間T(0)にて、蓄電装置16のSOCがしきい値Cよりも小さくなる場合、ECU26は、EV走行モードの選択中であるにも関わらず、HV走行モードを強制的に選択する。ECU26は、HV走行モードの選択中においては、しきい値Cを目標値として設定して、エンジン2を用いた発電によって充電量と放電量とが釣り合うように車両100を制御する。これによって、蓄電装置16のSOCは、設定された目標値を維持するように変化する。
表示装置30は、蓄電装置16のSOCが複数の段階のうちのいずれの段階であるかを表示する。図4に示すように、表示装置30は、蓄電装置16のSOCの上限値Aと下限値Bとの間を複数のセグメント32.1〜32.8に分割した表示領域を含む。なお、セグメントの総数は、8個に限定されるものではない。ECU26は、セグメント32.1〜32.8の各々を点灯状態および消灯状態のうちのいずれか一方の状態になるように表示装置30を制御する。セグメント32.1〜32.8は、たとえば、LED(Light Emitting Diode)等の発光体によって実現されてもよいし、あるいは、LCD(Liquid Crystal Display)によって実現されてもよい。
ECU26は、蓄電装置16のSOCに基づいて表示装置30の表示状態を制御するための信号DISP2を生成し、その生成した信号DISP2を表示装置30に出力する。具体的には、ECU26は、複数のセグメント32.1〜32.8のうちの蓄電装置16のSOCの下限値から現在のSOCまでに対応するセグメントが点灯状態になるように信号DISP2を生成する。
ECU26は、たとえば、蓄電装置16のSOCが上限値Aである場合には、全てのセグメント32.1〜32.8が点灯状態になるように信号DISP2を生成する。ECU26は、蓄電装置16のSOCが上限値Aから予め定められた値だけ減少する毎に、表示装置30のセグメント32.8から32.1に向けて1つずつセグメントが消灯状態なるように信号DISP2を生成する。
ECU26は、現在のSOCがセグメント32.5に対応する場合には、セグメント32.1からセグメント32.5までが点灯状態となり、セグメント32.6からセグメント32.8までが消灯状態になるように信号DISP2を生成する。また、ECU26は、たとえば、現在のSOCが図4のセグメント32.3に対応するようSOCまで減少した場合には、セグメント32.1からセグメント32.3までが点灯状態となり、セグメント32.4からセグメント32.8までが消灯状態になるように信号DISP2を生成する。
なお、本実施の形態においては、点灯状態と消灯状態とがハンチングすることを回避するために、32.1〜32.8の各々において消灯状態を点灯状態とするSOCのしきい値と点灯状態を消灯状態とするSOCのしきい値とを異なる値とする。たとえば、消灯状態を点灯状態とするSOCのしきい値は、点灯状態を消灯状態とするSOCのしきい値よりも大きい。本実施の形態において、セグメント32.3を消灯状態とするSOCのしきい値は、しきい値Cであって、セグメント32.3を点灯状態とするSOCのしきい値は、しきい値Cよりも大きいしきい値Dである。
表示装置30の表示領域は、第1セグメント群と、第1セグメント群と表示色が異なる第2セグメント群とを含む。本実施の形態において、第1セグメント群の表示色は、白色であり、第2セグメント群の表示色は、緑色である。第1セグメント群と第2セグメント群との表示色については、特に白色と緑色とにそれぞれ限定されるものではない。
第1セグメント群は、セグメント32.1(以下の説明においては、「1セグメント」ともいう)と、セグメント32.2(以下の説明においては、「2セグメント」ともいう)とを含む。第2セグメント群は、セグメント32.3(以下の説明においては、「3セグメント」ともいう)〜セグメント32.8を含む。なお、第1セグメント群は、2つのセグメントに限定されるものではない。第2セグメント群は、少なくとも2つのセグメントを有していればよい。
図5に、セグメント32.1〜セグメント32.3が点灯状態である場合を示す。この場合、表示装置30の表示領域においては、第1セグメント群のセグメント32.1,32.2が白色の点灯状態となり、第2セグメント群の下限のSOCに対応するセグメント32.3が緑色の点灯状態となる。
ECU26は、蓄電装置16のSOCがしきい値Cよりも低下した場合に、セグメント32.3が消灯するように表示装置30を制御する。この場合、表示装置30の表示領域においては、白色のセグメント32.1およびセグメント32.2のみが点灯状態となる。
このように、緑色のセグメント32.3が消灯して、白色のセグメント32.1および32.2のみが点灯状態となることによって、SOCの変化とともにSOCの表示の段階が変化することで、車両100の走行モードとして強制的にHVモードが選択されたことを表示する。
一方、ECU26は、セグメント32.1およびセグメント32.2のみが点灯状態である場合、蓄電装置16のSOCがしきい値D以上になるときに、セグメント32.3を点灯するように表示装置30を制御する。
以上のような構成を有する車両100において、本実施の形態においては、HV走行モードの選択中にEV走行モードに自動的に復帰させるための蓄電装置16のSOCのしきい値Eが、HV走行モードの選択中の運転者の要求によるEV走行モードへの選択を許可するための蓄電装置16のSOCのしきい値Fと異なる点を特徴とする。
また、ECU26は、表示装置30への蓄電装置16のSOCの表示の複数の段階の区切りに関連させて、HV走行モードの選択中にEV走行モードに自動的に復帰したこと、および、HV走行モードの選択中に運転者の要求によるEV走行モードの選択が許可されていることをそれぞれ表示させる。
なお、しきい値Eは、しきい値Fよりも大きい値であって、セグメント32.4(以下の説明においては、「4セグメント」ともいう)を点灯状態にするためのSOCのしきい値である。本実施の形態において、しきい値Fは、セグメント32.3を点灯状態にするためのSOCのしきい値Dと同一の値である。
すなわち、HV走行モードの選択中にEV走行モードに自動的に復帰させる場合と、HV走行モードの選択中の運転者によるEV走行モードへの選択を許可する場合とで、第2セグメント群のうちの点灯するセグメントの個数が異なる。
表示装置30は、蓄電装置16のSOCの変化とともに、表示の段階が変化することで、HV走行モードの選択中にEV走行モードに自動的に復帰させる場合と、HV走行モードの選択中の運転者によるEV走行モードへの選択を許可する場合とを示す。
図6を用いて、本実施の形態における各走行モード間の移行とセグメントの点灯状態との関係について説明する。
EV走行モードは、蓄電装置16のSOCがしきい値C以上である場合に維持される。蓄電装置16のSOCがしきい値C以上である場合には、表示装置30において、白色の1セグメントおよび2セグメントと、緑色の3セグメントとが点灯状態となる。
ECU26は、EV走行モードの選択中に、蓄電装置16のSOCがしきい値Cよりも小さくなる場合には、3セグメントを消灯状態にするとともに、走行モードをEV走行モードからHV走行モードに強制的に移行させる。このとき、表示装置30においては、白色の1セグメントおよび2セグメントのみが点灯状態となる。
ECU26は、EV走行モードの選択中に、蓄電装置16のSOCがしきい値C以上である場合、EV走行優先スイッチ28からの信号FLGに基づいて運転者がHVS走行モードの選択を要求していると判断するときに走行モードをEV走行モードからHVS走行モードに移行させる。
HV走行モードは、蓄電装置16のSOCがしきい値Cよりも小さい場合に維持される。ECU26は、蓄電装置16のSOCがしきい値D以上となる場合に、3セグメントを点灯状態にするとともに、EV走行優先スイッチに対する操作による運転者の要求に応じたEV走行モードの選択を許可する。このとき、表示装置30においては、1セグメントおよび2セグメントに加えて3セグメントが点灯状態になる。
したがって、ECU26は、HV走行モードの選択中に蓄電装置16のSOCがしきい値D以上となる場合、EV走行優先スイッチ28からの信号FLGに基づいて運転者がEV走行モードの選択を要求していると判断するときに走行モードをHV走行モードからEV走行モードに移行させる。
さらに、ECU26は、HV走行モードの選択中に、蓄電装置16のSOCがしきい値Dよりも大きいしきい値E以上となる場合に、走行モードをHV走行モードからEV走行モードに自動的に移行させる。このとき、表示装置30においては、1〜3セグメントに加えて、4セグメントが点灯状態になる。
HVS走行モードは、蓄電装置16のSOCがしきい値C以上である場合に維持される。ECU26は、HVS走行モードの選択中においては、蓄電装置16のSOCがしきい値E以上となる場合でも、EV走行モードに自動的に復帰させない。ECU26は、HVS走行モードの選択中においては、EV走行優先スイッチ28からの信号FLGに基づいて運転者がEV走行モードの選択を要求していると判断する場合に、走行モードをHVS走行モードからEV走行モードに移行させる。
さらに、ECU26は、HVS走行モードの選択中に蓄電装置16のSOCがしきい値Cよりも小さくなる場合には、走行モードをHVS走行モードからHV走行モードに自動的に移行させる。
図7を用いて、本実施の形態に係る車両用制御装置であるECU26で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
S100にて、ECU26は、HV走行モードの選択中であるか否かを判断する。ECU26は、たとえば、蓄電装置16のSOCがしきい値Cよりも小さい場合に、HV走行モードの選択中であると判定するようにしてもよいし、あるいは、HV走行モードが選択された場合にオンされるフラグの状態に基づいてHVモードの選択中であるか否かを判定するようにしてもよい。HV走行モードの選択中である場合(S100にてYES)、処理はS102に移される。もしそうでない場合(S100にてNO)、処理はS100に戻され、HV走行モードが選択中となるまで待機する。
S102にて、ECU26は、蓄電装置16のSOCがしきい値D以上であるか否かを判定する。蓄電装置16のSOCがしきい値D以上である場合(S102にてYES)、処理はS104に移される。もしそうでない場合(S102にてNO)、処理はS110に移される。
S104にて、ECU26は、EV走行優先スイッチ28への操作に基づくEV走行モードの選択を許可する。S106にて、ECU26は、EV走行優先スイッチ28への操作に基づく運転者のEV走行モードの選択要求があるか否かを判定する。運転者によるEV走行モードの選択要求がある場合(S106にてYES)、処理はS108に移される。もしそうでない場合(S106にてNO)、処理はS114に移される。
S108にて、ECU26は、走行モードとしてEV走行モードを選択する。S110にて、ECU26は、EV走行優先スイッチ28への操作に基づく運転者のEV走行モードの選択要求があるか否かを判定する。運転者によるEV走行モードの選択要求がある場合(S110にてYES)、処理はS112に移される。もしそうでない場合(S110にてNO)、処理はS100に戻される。
S112にて、ECU26は、EV走行優先スイッチ28への操作に基づく運転者のEV走行モードへの選択要求を拒絶して、HV走行モードを維持する。
S114にて、ECU26は、蓄電装置16のSOCがしきい値E以上であるか否かを判定する。蓄電装置16のSOCがしきい値E以上である場合(S114にてYES)、処理はS116に移される。もしそうでない場合(S114にてNO)、処理はS100に戻される。S116にて、ECU26は、走行モードをHV走行モードからEV走行モードに自動的に復帰させる。
なお、本実施の形態においては、ECU26がソフトウェアによって上記した処理を実現するとして説明するが、ハードウェアによって上記した処理を実現するようにしてもよい。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両用制御装置であるECU26の動作について図8を参照して説明する。
たとえば、HV走行モードの選択中である場合を想定する(S100にてYES)。このとき、しきい値CをSOCの目標値として設定され、設定された目標値となるようにエンジン2を用いた発電によって充電量と放電量とが釣り合うように車両100が制御される。
外部からの充電や回生発電等によって蓄電装置16のSOCが増加する場合、時間T(1)にて、SOCがしきい値D以上となるときに(S102にてYES)、1〜3セグメントが点灯状態となる。このとき、緑色の3セグメントが1つ点灯状態となるとともに、EV走行優先スイッチ28の操作によるEV走行モードの選択が許可される(S104)。
緑色のセグメント(すなわち、3セグメント)が1つ点灯状態となることによって、EV走行優先スイッチ28の操作によるEV走行モードの選択が許可されたことを運転者が認識できる。
たとえば、時間T(2)にて、運転者がEV走行優先スイッチ28を操作することによって、ECU26がEV走行モードの選択要求があると判断した場合(S106にてYES)、図8の太破線に示すように、ECU26は、時間T(2)にて、走行モードとしてEV走行モードを選択する(S108)。
一方、時間T(1)以降において、運転者がEV走行優先スイッチ28を操作しない場合には(S106にてNO)、時間T(3)にて、SOCがしきい値E以上となるときに(S114にてYES)、1〜4セグメントが点灯状態となる。このとき、ECU26は、2つの緑色のセグメント(すなわち、3セグメントと4セグメント)を点灯状態にするとともに、走行モードをHV走行モードからEV走行モードに自動的に復帰させる(S116)。
緑色のセグメント(すなわち、3セグメントと4セグメント)が2つ点灯状態となることによって、走行モードがHV走行モードからEV走行モードに自動的に復帰していることを運転者が認識できる。
なお、たとえば、SOCがしきい値D以上となる時間T(1)までに(S102にてNO)、運転者がEV走行優先スイッチ28を操作することによって、ECU26がEV走行モードの選択要求があると判断した場合(S110にてYES)、ECU26は、EV走行モードの選択を拒絶する(S112)。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両用制御装置によると、HV走行モードの選択中にEV走行モードに自動的に復帰するためのSOCのしきい値と、HV走行モードの選択中に運転者の要求によるEV走行モードの選択を許可するためのSOCのしきい値とが異なるようにすることによって、運転者による選択要求がある場合には速やかにEV走行モードを選択できるように選択を許かするためのSOCのしきい値を設定し、運転者による選択要求がない場合にはEV走行モードの選択が長時間継続するように自動復帰するためのSOCのしきい値を設定することができる。したがって、運転者の要求および蓄電装置の残容量に応じて適切なタイミングで走行モードの選択の許可および走行モードの自動復帰を行なう車両用制御装置を提供することができる。
また、HV走行モードの選択中にEV走行モードに自動的に復帰したこと、および、HV走行モードの選択中に運転者の要求によるEV走行モードの選択が許可されていることをそれぞれ表示装置30への蓄電装置16のSOCの表示の複数の段階の区切りに関連させて表示させることによって、HV走行モードの選択中に、EV走行モードの選択が許可されている状態であることおよび走行モードがEV走行モードに自動復帰した状態であることを運転者が認識することができる。
なお、本実施の形態において、ECU26は、蓄電装置16の充電履歴に関係なく、蓄電装置16のSOCに基づいて車両100のシステムの起動初期の走行モードを選択するとして説明したが、特に、これに限定されるものではない。たとえば、ECU26は、車両100のシステムの停止時にHVS走行モードが選択されていた場合に、次回のシステムの起動初期の走行モードとしてHVS走行モードを選択するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 エンジン、4 動力分割機構、8 伝達ギヤ、12 駆動軸、14 車輪、16 蓄電装置、18,20 電力変換器、22 充電器、24 充電口、26 ECU、27 記憶部、28 EV走行優先スイッチ、30 表示装置、32.1〜32.8 セグメント、34 電圧センサ、36 電流センサ、100 車両。

Claims (7)

  1. 内燃機関と、蓄電装置から電力の供給を受けて車両駆動力を発生させる駆動用モータとを動力源とする車両の車両用制御装置であって、
    前記車両用制御装置は、
    前記蓄電装置の残容量を検出するための検出部と、
    前記内燃機関を停止させた状態で前記駆動用モータを用いるモータ走行を優先するための第1モードと、前記残容量が第1しきい値よりも低下した場合に、選択中の走行モードに関係なく前記内燃機関と前記駆動用モータとを用いたハイブリッド走行を強制的に優先するための第2モードとのうちのいずれか一つの走行モードを選択するための制御部とを含み、
    前記第2モードの選択中に前記第1モードに自動的に復帰させるための前記残容量の第2しきい値は、前記第2モードの選択中に運転者の要求による前記第1モードの選択を許可するための前記残容量の第3しきい値と異なる、車両用制御装置。
  2. 前記第2しきい値は、前記第3しきい値よりも前記残容量が大きい値である、請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 前記車両には、前記残容量を表示するための表示装置が設けられ、
    前記制御部は、前記残容量が複数の段階のうちのいずれの段階であるかを前記表示装置に表示させ、かつ、前記第2モードの選択中に前記第1モードに自動的に復帰させること、および、前記第2モードの選択中に前記運転者の要求による前記第1モードの選択を許可することを前記複数の段階の区切りに関連させて前記表示装置に表示させる、請求項1または2に記載の車両用制御装置。
  4. 前記表示装置は、前記残容量の下限値から上限値までに対応した、点灯可能な複数のセグメントを含み、
    前記制御部は、前記下限値から前記検出部によって検出された前記残容量までに対応するセグメントが点灯するように前記表示装置を制御し、
    前記複数のセグメントは、前記第1しきい値よりも小さい前記残容量に対応する第1セグメントと、前記第1しきい値以上の前記残容量に対応し、前記第1セグメントとは点灯時の表示色が異なる複数の第2セグメントとを含み、
    前記第2モードの選択中に前記第1モードに自動的に復帰させる場合と、前記第2モードの選択中に前記運転者による前記第1モードの選択を許可する場合とで、前記複数の第2セグメントのうちの点灯するセグメントの個数が異なる、請求項3に記載の車両用制御装置。
  5. 前記制御部は、前記蓄電装置の充電履歴に関係なく、前記残容量に基づいて前記車両のシステムの起動初期の走行モードを選択する、請求項1〜4のいずれかに記載の車両用制御装置。
  6. 前記走行モードは、前記残容量が前記第1しきい値以上である場合に、前記運転者の要求によって前記ハイブリッド走行を優先するための第3モードをさらに含み、
    前記制御部は、前記車両のシステムの停止時に前記第3モードが選択されていた場合に、次回の前記システムの起動初期の走行モードとして前記第3モードを選択する、請求項1〜4のいずれかに記載の車両用制御装置。
  7. 前記走行モードは、前記残容量が前記第1しきい値以上である場合に、前記運転者の要求によって前記ハイブリッド走行を優先するための第3モードをさらに含み、
    前記制御部は、前記第3モードの選択中においては、前記残容量が前記第2しきい値よりも大きい場合でも、前記第1モードに復帰させない、請求項1〜4のいずれかに記載の車両用制御装置。
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