JP2011228933A - 通信装置及び通信システム - Google Patents

通信装置及び通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2011228933A
JP2011228933A JP2010096892A JP2010096892A JP2011228933A JP 2011228933 A JP2011228933 A JP 2011228933A JP 2010096892 A JP2010096892 A JP 2010096892A JP 2010096892 A JP2010096892 A JP 2010096892A JP 2011228933 A JP2011228933 A JP 2011228933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiver
transmitter
distributed constant
constant line
frequency coupler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010096892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5740833B2 (ja
Inventor
Yukio Iida
幸生 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2010096892A priority Critical patent/JP5740833B2/ja
Priority to CN201110097461.1A priority patent/CN102237900B/zh
Priority to US13/085,858 priority patent/US8618892B2/en
Publication of JP2011228933A publication Critical patent/JP2011228933A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5740833B2 publication Critical patent/JP5740833B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/08Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices
    • H01P5/085Coaxial-line/strip-line transitions
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/213Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/08Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices

Landscapes

  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Abstract

【課題】高周波結合器のインピーダンスミスマッチがあってもバンドパスフィルタの周波数特性を損なうことなく、良好な広帯域特性を提供する。
【解決手段】データを伝送する高周波信号の処理を行う送信回路110及び受信回路210と、バンドパスフィルタ115,215と、高周波結合器120,220とをそれぞれ備えた送信機100及び受信機200を有する近接無線通信システム10であって、送信機100の高周波結合器120とバンドパスフィルタ115とを接続する分布定数線路125の電気長は、受信機200の高周波結合器220とバンドパスフィルタ215とを接続する分布定数線路225の電気長と異なる。
【選択図】図6

Description

本発明は、通信装置及び通信システムに関し、特に、近接距離にて使用する通信装置及び通信システムに関する。
小型の情報機器間でデータを移動させる際、通常、USBケーブルなどの汎用ケーブルを用いて情報機器間を相互接続することによりデータ通信したり、メモリカードなどのメディアを媒介にしてデータを移動させる方法が用いられている。
これに加えて、各種のケーブルレス通信機能を搭載した情報機器が多く提供されている。小型の情報機器間でケーブルレスによりデータ通信を行う方法としては、IEEE802.11に代表される無線LANやBluetooth(登録商標)通信を始めとして、アンテナを用いて無線信号の送受信を行う電波通信方式が開発されている。これによれば、画像や音楽などのデータをパソコンとの間で交換する際に無線インターフェースを利用できるため、データ通信のたびにコネクタの抜き差しをしてケーブルを引き回す必要がなく、ユーザの利便性が高いという利点がある。
また、近年、アンテナの代わりに高周波結合器を用い、静電界若しくは誘導電界による電界結合を利用して数センチメートルの近接距離にて無線通信を実現する近接無線通信システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。近接無線通信システムでは、無線LANやBluetooth(登録商標)通信等との混信を避けるために、通信距離が数センチメートル程度と短くなっている。よって、近接無線通信システムによれば、他の通信システムへ妨害を与えることなく広帯域通信を行うことができる。また、近接無線通信システムでは高速なデータ転送が可能となり、例えば、デジタルカメラの画像転送やデジタルビデオカメラのハイビジョン映像の転送等、大容量のデータを短時間で転送することができる。
特許第4345849号公報
高周波結合器は静電界若しくは誘導電界による電界結合を利用するため、結合相手の高周波結合器が5ミリメートル程度の近接距離にあればVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)は2以下の小さな値になり、インピーダンスマッチングがとれた状態になっている。このとき、送信側及び受信側に設けられた2つの高周波結合器は準静電界によって結合していると考えられる。
一方、高周波結合器間が10ミリメートル以上離れている場合は、VSWRは比較的大きな値となり、インピーダンスミスマッチの状態になる。このとき、2つの高周波結合器は誘導電界によって結合していると考えられる。
図14の曲線Aは、インピーダンスマッチングがとれていると仮定して以下の数式1の括弧内の項を省略した理想的な伝達特性を示している。これに対して、曲線Bは括弧内の項を省略していない(すなわち、高周波結合器のインピーダンスミスマッチが生じている)場合の実際の伝達特性であり、ピークツーピーク値(=C1+C2)で約2.5dBの大きなリップルが生じていることがわかる。
Figure 2011228933
・・・・・・(式1)
上記課題に対して、本発明の目的は、情報機器間で静電界若しくは誘導電界を利用した近接無線通信において、高周波結合器のインピーダンスミスマッチがあってもバンドパスフィルタの周波数特性を損なうことなく、良好な広帯域特性を提供することが可能な、新規かつ改良された通信装置及び通信システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、データを伝送する高周波信号の処理を行う通信回路部と、バンドパスフィルタと、高周波結合器とを備えた送信機又は受信機の少なくともいずれかとして機能する通信装置であって、前記高周波結合器と前記バンドパスフィルタとを接続する分布定数線路を更に備え、前記分布定数線路の電気長は、データを伝送する相手側の送信機又は受信機の高周波結合器とバンドパスフィルタとを接続する分布定数線路の電気長と異なる通信装置が提供される。
図3は、図1に示した送信機及び受信機に設けられた分布定数線路の電気長の関係を示す。縦軸は、送信機の分布定数線路の4.5GHzにおける電気長であり、横軸は受信機の分布定数線路の4.5GHzにおける電気長である。これによれば、送信機及び受信機にそれぞれ設けられた分布定数線路の電気長が近づくほど大きなリップルが生じていることがわかる。
これに対して、かかる構成によれば、通信装置(送信機又は受信機)の高周波結合器とバンドパスフィルタとを接続する分布定数線路の電気長は、データを伝送する相手側の送信機又は受信機の高周波結合器とバンドパスフィルタとを接続する分布定数線路の電気長と異なる電気長に設定されている。これにより、リップルの発生を小さくすることができる。この結果、高周波結合器のインピーダンスミスマッチがあってもバンドパスフィルタの周波数特性を損なうことなく、より良好な広帯域特性を提供することができる。
前記分布定数線路の電気長は、データを伝送する相手側の送信機又は受信機の分布定数線路の電気長に対して90°±180°×n(nは0以上の整数)の位相差を生じるように設定されてもよい。
前記分布定数線路の電気長は、データを伝送する相手側の送信機又は受信機の分布定数線路の電気長に対して90°の位相差を生じるように設定されてもよい。
前記分布定数線路は、プリント基板上に形成されたマイクロストリップラインであってもよい。
前記分布定数線路は、同軸ケーブルであってもよい。
前記分布定数線路は、前記高周波結合器の一部に形成された伝送線路であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、データを伝送する高周波信号の処理を行う通信回路部と、バンドパスフィルタと、高周波結合器とをそれぞれ備えた送信機及び受信機を有する通信システムであって、前記送信機の高周波結合器とバンドパスフィルタとを接続する分布定数線路と前記受信機の高周波結合器とバンドパスフィルタとを接続する分布定数線路とを備え、前記送信機の分布定数線路の電気長は、前記受信機の分布定数線路の電気長と異なる通信システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、データを伝送する高周波信号の処理を行う通信回路部と、バンドパスフィルタと、高周波結合器とを備えた送信機又は受信機の少なくともいずれかとして機能する通信装置であって、前記高周波結合器と前記バンドパスフィルタとの間に位相シフト回路を備え、前記位相シフト回路の位相角は、データを伝送する相手側の送信機又は受信機の高周波結合器とバンドパスフィルタとの間に設けられた位相シフト回路の位相角と異なる通信装置が提供される。
前記位相シフト回路は、データを伝送する相手側の送信機又は受信機と90°±180°×n(nは0以上の整数)の位相差を生じるように設定されていてもよい。
前記位相シフト回路は、データを伝送する相手側の送信機又は受信機と90°の位相差を生じるように設定されていてもよい。
前記位相シフト回路は、インダクタ又はキャパシタからなる集中定数回路であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、データを伝送する高周波信号の処理を行う通信回路部と、バンドパスフィルタと、高周波結合器とをそれぞれ備えた送信機及び受信機を有する通信システムであって、前記送信機の高周波結合器とバンドパスフィルタとの間及び前記受信機の高周波結合器とバンドパスフィルタとの間に位相シフト回路をそれぞれ備え、記送信機の位相シフト回路の位相角は、前記受信機の位相シフト回路の位相角と異なる通信システムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、情報機器間で静電界若しくは誘導電界を利用した近接無線通信において、高周波結合器のインピーダンスミスマッチがあってもバンドパスフィルタの周波数特性を損なうことなく、良好な広帯域特性を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る近接無線通信システムの全体構成図である。 第1実施形態に係る伝送路のシグナルフローグラフを示した図である。 第1実施形態に係る送信機及び受信機の分布定数線路の電気長とリップルとの関係を2Dで表現した図である。 図3に示した関係を3Dで表現した図である。 インピーダンスマッチングがとれた場合及び第1実施形態の場合の伝達特性を比較したグラフである。 第1実施形態に係る送信機及び受信機の具体的構成図である。 第1実施形態の変形例1に係る送信機及び受信機の具体的構成図である。 第1実施形態の変形例2に係る受信機の具体的構成図である。 第2実施形態に係る受信機の具体的構成図である。 関連する近接無線通信システムの全体構成図である。 関連する伝送路のシグナルフローグラフを示した図である。 理想的な5次のバンドパスフィルタの伝達特性を示したグラフである。 理想的なカプラを用いてシミュレーションした場合の伝達特性を示したグラフである。 インピーダンスマッチングがとれた場合及び関連する近接無線通信システムの場合の伝達特性を比較したグラフである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、本発明の実施形態は次の順序で説明される。
<関連技術の説明>
[関連する近接無線通信システムの全体構成]
[伝送路のシグナルフローグラフ及びその簡略化]
[伝達特性]
<第1実施形態>
[第1実施形態に係る近接無線通信システムの全体構成]
[伝送路のシグナルフローグラフ及びその簡略化]
[伝達特性]
[第1実施形態に係る具体的構成]
[変形例1に係る具体的構成]
[変形例2に係る具体的構成]
<第2実施形態>
[第2実施形態に係る具体的構成]
<関連技術の説明>
まず、本発明の第1実施形態に係る近接無線通信システムについて説明する前に、図10〜14を参照しながら、特許4345849に開示された通信システムを関連技術として説明する。
[関連する近接無線通信システムの全体構成]
特許4345849には、高周波結合器を用いた近接無線通信システム90に関する技術が開示されている。近接無線通信システム90を構成する小型の情報機器は、無線LANなどの他の通信システムが同一の筐体内に搭載される場合に備えて、他の通信システムからの妨害を受けないようにバンドパスフィルタを具備していることがある。
上述したように、結合相手が離れている場合に高周波結合器はインピーダンスマッチングがとれない。一般的なバンドパスフィルタは50Ωの特性インピーダンスで両端を終端した場合の周波数特性で伝達特性を満足する設計になっているからである。よって、高周波結合器とバンドパスフィルタとを接続したとき、周波数特性が良好な広帯域特性を確保できているとは限らない。
図10にバンドパスフィルタ(BPF)を具備した近接無線通信システム90を示す。送信機900は、送信回路910、BPF915(送信側バンドパスフィルタ)及び高周波結合器920(送信側カプラ)を有している。受信機950は、受信回路960、BPF965(受信側バンドパスフィルタ)及び高周波結合器970(受信側カプラ)を有している。ここで、送信機900と受信機950は同一の構成であり、BPF915とBPF965、高周波結合器920と高周波結合器970は同じ部品を用いるものとする。
送信機900及び受信機950は、双方向通信により、送信機900が受信機として機能し、受信機950が送信機として機能することもある。すなわち、現時点では、送信機900はデータを送信し、受信機950はデータを受信しているが、データの送受信先が逆になると、受信機950が送信機となってデータを送信し、送信機900が受信機となってデータを受信することになる。
BPF915、965と高周波結合器920,970の周波数特性はSパラメータで与えられており、BPF915、965は2端子間の2ポートSパラメータ、高周波結合器920及び高周波結合器970は対向させて結合した状態での2ポートSパラメータである。次に、この近接無線通信システム90の伝送路をシグナルフローグラフで解析して、インピーダンスミスマッチの影響を調べる。
[伝送路のシグナルフローグラフ及びその簡略化]
図11に伝送路のシグナルフローグラフを示す。ここで、図11aに示したbsは送信回路910の出力信号である。a1は図10に示した点1を左から右へ向かう入射信号である。a3は図10の点3を左から右へ向かう入射信号である。a4は図10の点4を左から右へ向かう入射信号である。alは受信回路960の入力信号である。
blは図10の点Lを右から左へ向かう反射信号である。b4は図10の点4を右から左へ向かう反射信号である。b3は図10の点3を右から左へ向かう反射信号である。b1は図10の点1を右から左へ向かう反射信号である。Γは送信回路910の反射係数、Γは受信回路960の反射係数である。BS11、BS21、BS12、BS22はBPF915,965の2ポートSパラメータである。CS11、CS21、CS12、CS22は高周波結合器920と高周波結合器970を結合した状態の2ポートSパラメータである。
解析を容易にするために、ΓとΓを0と仮定すると、受信回路960からの反射がないことになるためblが0になり、図11aの伝送路のシグナルフローグラフは図11bのように省略できる。さらに、図11bのa3→a4→b4→b3のパスを整理すると図11cに示したように簡略化できる。
ここで、a3→b3のパスに追加された第2項CS21BS22CS12は、高周波結合器の往復の伝播損失CS21、CS12とBPFのBS22の積であるから十分に小さくなるので省略可能である。上記の省略を考慮して、bsからalへのシグナルフローを求めると図11dに示したようになるので、伝達特性は数式1になる。更に数式1を展開すると図11の数式2のようになる。
数式1及び数式2の括弧で括った部分が、インピーダンスミスマッチを表している。よって、数式1及び数式2が、括弧外の項BS21CS21BS12のみとなったとき、インピーダンスマッチングがとれていて、bs→a1→alのパスに反射がなく、伝達特性として理想的な状態となる。
[伝達特性]
具体例として、図12に示す理想的な5次のBPF(O(BS21),P(BS11)のBPF)の特性と、図13に示す理想的なカプラ(Q(CS11),R(CS21)のカプラ)を用いて数値シミュレーションを行うと、図14の伝達特性が導き出される。
図14の曲線Aは、インピーダンスマッチングがとれていると仮定して上記数式1の括弧内を省略した理想的な伝達特性である。これに対して、曲線Bは高周波結合器のインピーダンスミスマッチを考慮した実際の伝達特性であり、ピークツーピーク値(=C1+C2)で約2.5dBの大きなリップルが生じていることがわかる。
以上の関連技術に対して、以下に説明する各実施形態では、数センチメートルの近接無線通信システムであって、高周波結合器のインピーダンスミスマッチが生じている場合であってもリップルの発生を抑止して、バンドパスフィルタの周波数特性を損なうことなく良好な広帯域特性を提供する近接無線通信システムを提供する。
<第1実施形態>
[第1実施形態に係る近接無線通信システムの全体構成]
まず、本発明の第1実施形態に係る近接無線通信システムの全体構成について図1を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る分布定数線路を具備した近接無線通信システム10を示す。送信機100は、送信回路110、BPF115(送信側バンドパスフィルタ)、高周波結合器120(送信側カプラ)及び分布定数線路125を有している。受信機200は、受信回路210、BPF215(受信側バンドパスフィルタ)、高周波結合器220(受信側カプラ)及び分布定数線路225を有している。ここで、送信機100と受信機200は同一の構成であり、BPF115とBPF215、高周波結合器120と高周波結合器220はそれぞれ同じ部品を用いるものとする。
送信機100と受信機200は、双方向通信により、その時々によって送信機100が受信機として機能し、受信機200が送信機として機能する。すなわち、現時点では、送信機100はデータを送信し、受信機200はデータを受信しているが、データの送受信先が逆になると、受信機200が送信機として機能し、送信機100が受信機として機能する。
よって、送信回路110及び受信回路210は、送信回路としても受信回路としても機能し、データを伝送する高周波信号の処理を行う通信回路であり、通信回路部に相当する。また、送信機100及び受信機200は、通信回路部とバンドパスフィルタと高周波結合器と分布定数線路とを備えた送信機又は受信機の少なくともいずれかとして機能する通信装置に相当する。近接無線通信システム10は、送信機100及び受信機200を有する通信システムに相当する。
但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特性の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
BPF115、215と分布定数線路125,225と高周波結合器120,220の周波数特性はSパラメータで与えられている。BPF115、215と分布定数線路125,225は2端子間の2ポートSパラメータ、高周波結合器120と高周波結合器220は対向させて結合した状態での2ポートSパラメータである。次に、この近接無線通信システム10の伝送路をシグナルフローグラフで解析して、インピーダンスミスマッチの影響を調べる。
[伝送路のシグナルフローグラフ及びその簡略化]
図2に本実施形態に係る伝送路のシグナルフローグラフを示す。ここで、bsは送信回路110の出力信号である。a1は図1の点1を左から右へ向かう入射信号である。a2は図1の点2を左から右へ向かう入射信号である。a3は図1の点3を左から右へ向かう入射信号である。a4は図1の点4を左から右へ向かう入射信号である。a5は図1の点5を左から右へ向かう入射信号である。alは受信回路210の入力信号である。
blは図1の点Lを右から左へ向かう反射信号である。b5は図1の点5を右から左へ向かう反射信号である。b4は図1の点4を右から左へ向かう反射信号である。b3は図1の点3を右から左へ向かう反射信号である。b2は図1の点2を右から左へ向かう反射信号である。b1は図1の点1を右から左へ向かう反射信号である。Γは送信回路110の反射係数、Γは受信回路210の反射係数である。
BS11、BS21、BS12、BS22はBPF115,215の2ポートSパラメータである。TS11、TS21、TS12、TS22は分布定数線路125のSパラメータである。RS11、RS21、RS12、RS22は分布定数線路225のSパラメータである。CS11、CS21、CS12、CS22は高周波結合器120と高周波結合器220を結合した状態の2ポートSパラメータである。
Figure 2011228933
Figure 2011228933
上記の省略を考慮して、bsからalへのシグナルフローを求めると図2eのようになり、その際の伝達特性は数式3になる。更に数式3を展開すると図2の数式4のようになる。数式3及び数式4の括弧で括った部分が、インピーダンスミスマッチを表している。
Figure 2011228933
[伝達特性]
本実施形態の近接無線通信システム10に具備された分布定数線路125,225について、具体例として、図12に示す理想的な5次のBPFと、図13に示す理想的なカプラを用いて数値シミュレーションを行ない、理想的な伝達特性との差のピークツーピーク値をリップルとして記録する。位相φ1と位相φ2とを、それぞれ0から180度まで10度ステップでパラメトリック掃引すると図3の2Dグラフが得られる。
図3の縦軸は送信機の4.5GHzにおける分布定数線路125の電気長を示し、横軸は受信機の4.5GHzにおける分布定数線路225の電気長を示す。さらに、図3を3Dで表示すると図4が得られる。
Figure 2011228933
位相φ1を0°、位相φ2を90°としたときに、図12に示す理想的な5次のBPFと、図13に示す理想的なカプラを用いて数値シミュレーションを行うと、図5の伝達特性が得られる。本実施形態に係る伝達特性を示した図5と、上記関連技術の伝達特性を示した図14を比較すると、図5では、理想的な場合(S曲線)と本実施形態の場合(T曲線)でほぼ曲線が一致し、上記関連技術で生じていた大きなリップルが顕著に減少していることがわかる。
以上に説明したように、本実施形態に係る近接無線通信システム10によれば、静電界若しくは誘導電界を利用して数センチメートルの近接距離にて使用する送信機100及び受信機200において、高周波結合器120,220のインピーダンスミスマッチの有無に拘らず、バンドパスフィルタ115,215の周波数特性を良好に保つことを可能とし、近傍に無線LANなどの他の通信システムが存在していても、送信機100及び受信機200間で広帯域な周波数を用いて大容量のデータ通信を可能とすることができる。
図3及び図4によれば、送信機100及び受信機200に設けられた分布定数線路125,225の電気長が等しい値に近づくほど大きなリップルが生じる。よって、送信機100の分布定数線路125の電気長と受信機200の分布定数線路225の電気長とを異なる電気長に設定することによりリップルの発生を小さくすることができる。更に、一方の分布定数線路の電気長が、相手側の分布定数線路の電気長に対して90°±180°×n(nは0以上の整数)の位相差を生じるように設定されていると、リップルの発生を最も小さくすることができる。この結果、高周波結合器のインピーダンスミスマッチがあってもバンドパスフィルタの周波数特性を損なうことなく、良好な広帯域特性を提供することができる。
特に、一方の分布定数線路の電気長が、相手側の分布定数線路の電気長に対して90°の位相差を生じるように設定されていると好ましい。かかる構成によれば、リップルの発生を最も小さくすることができ、かつ、送信機及び受信機の分布定数線路の電気長の総和を最も短くすることができる。
分布定数線路は、プリント基板上に平面回路として形成されたマイクロストリップラインであってもよいし、同軸ケーブルであってもよいし、さらには高周波結合器の一部として形成された伝送線路であってもよい。次に、近接無線通信システム10の具体的構成について説明する。
[第1実施形態に係る具体的構成]
第1実施形態では分布定数線路にマイクロストリップラインを用いる例を挙げる。図6には、高周波結合器120、220とバンドパスフィルタ115,215との間を、電気長の異なるマイクロストリップライン125a,225aで接続した例が示されている。マイクロストリップライン125a,225aは、プリント基板30、35上にそれぞれ形成されている。
送信機100と受信機200とは、マイクロストリップライン125a,225aの電気長が異なることを除いて同じ構成になっている。前述のとおり、送信回路110は、受信回路210に動作を切り替えることが可能であり、またそのときには、受信回路210は、送信回路110に動作を切り替えることが可能である。このようにして、送信機100を受信機、受信機200を送信機として機能させることにより、データ伝送を双方向で行うことができる。このとき、伝送路を伝わる高周波信号の向きも反転するが、本実施形態における分布定数線路125,225としてのマイクロストリップライン125a,225aは双方向に動作するので、所定の位相差となるように適切な電気長が設定されている限りリップルを小さく保つことが可能である。
例えば、中心周波数4.5GHzで位相差が90°となるマイクロストリップライン125a,225aの長さは、波長短縮率を0.6と仮定したときに約10mmになる。換言すれば、一方のマイクロストリップラインを他方のマイクロストリップラインより約10mm長くすれば、位相差が90°となる。
Figure 2011228933
[変形例1に係る具体的構成]
第1実施形態の変形例1として、分布定数線路125,225として同軸ケーブル125b,225bを用いる例を図7に示す。例えば、中心周波数4.5GHzで位相差が90°となる同軸ケーブル125b,225bの電気長の差分は、波長短縮率を0.67と仮定したときに約11mmになる。よって、送信機100または受信機200の何れか一方の同軸ケーブルを他方より約11mm長くすればよい。
[変形例2に係る具体的構成]
また、第1実施形態の変形例2として、分布定数線路225として高周波結合器220の一部に伝送線路225cを形成した例を図8に示す。図8では受信機200の場合が示されているが、送信機100または受信機200の少なくとも何れか一方の高周波結合器に伝送線路を内蔵するタイプを用いればよい。なお、伝送線路225cは、例えば銅箔で形成されていてもよい。
<第2実施形態>
さらに、第2実施形態として分布定数線路の代わりに集中定数回路のインダクタとキャパシタで構成された位相シフト回路を用いる。図9に位相シフト回路225dを具備した受信機200の例を示す。
[第2実施形態に係る具体的構成]
集中定数回路の場合、チップインダクタとチップキャパシタの低域通過形の等価回路(L,C)で位相シフト回路225dを構成する。位相シフト回路の一例を図9aと図9bに示す。また、回路定数を数式5と数式6に示す。
L=Z/ω・・・・(式5)
C=1/Zω・・・(式6)
ここで、Zは分布定数回路の特性インピーダンスである。
かかる構成によれば、集中定数回路の場合であっても、第1実施形態と同様に、位相差が所望の値になるように送信機と受信機の位相シフト回路を設定すれば、リップルの発生を小さくすることができる。特に、位相差が90°(又は90°±180°×n(nは0以上の整数))になるように送信機と受信機の位相シフト回路を設定すれば、リップルの発生を最も小さくすることができる。第2実施形態の場合にも、送信機側の位相シフト回路の位相角が、受信機側の位相シフト回路の位相角と異なれば、位相差がない場合に比べてリップルの発生を小さくすることができるが、位相差が90°に近づくほどその効果は大きい。
また、第2実施形態では、第1実施形態に比べて装置をコンパクトにすることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 近接無線通信システム
30,35 プリント基板
100 送信機
110 送信回路
115、215 BPF
120,220 高周波結合器
125,225 分布定数線路
125a,225a マイクロストリップライン
125b,225b 同軸ケーブル
200 受信機
210 受信回路
225c 伝送線路
225d 位相シフト回路

Claims (12)

  1. データを伝送する高周波信号の処理を行う通信回路部と、バンドパスフィルタと、高周波結合器とを備えた送信機又は受信機の少なくともいずれかとして機能する通信装置であって、
    前記高周波結合器と前記バンドパスフィルタとを接続する分布定数線路を備え、
    前記分布定数線路の電気長は、データを伝送する相手側の送信機又は受信機の高周波結合器とバンドパスフィルタとを接続する分布定数線路の電気長と異なる通信装置。
  2. 前記分布定数線路の電気長は、データを伝送する相手側の送信機又は受信機の分布定数線路の電気長に対して90°±180°×n(nは0以上の整数)の位相差を生じるように設定されている請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記分布定数線路の電気長は、データを伝送する相手側の送信機又は受信機の分布定数線路の電気長に対して90°の位相差を生じるように設定されている請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記分布定数線路は、プリント基板上に形成されたマイクロストリップラインである請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記分布定数線路は、同軸ケーブルである請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記分布定数線路は、前記高周波結合器の一部に形成された伝送線路である請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. データを伝送する高周波信号の処理を行う通信回路部と、バンドパスフィルタと、高周波結合器とをそれぞれ備えた送信機及び受信機を有する通信システムであって、
    前記送信機の高周波結合器とバンドパスフィルタとを接続する分布定数線路と前記受信機の高周波結合器とバンドパスフィルタとを接続する分布定数線路とを備え、
    前記送信機の分布定数線路の電気長は、前記受信機の分布定数線路の電気長と異なる通信システム。
  8. データを伝送する高周波信号の処理を行う通信回路部と、バンドパスフィルタと、高周波結合器とを備えた送信機又は受信機の少なくともいずれかとして機能する通信装置であって、
    前記高周波結合器と前記バンドパスフィルタとの間に位相シフト回路を備え、
    前記位相シフト回路の位相角は、データを伝送する相手側の送信機又は受信機の高周波結合器とバンドパスフィルタとの間に設けられた位相シフト回路の位相角と異なる通信装置。
  9. 前記位相シフト回路は、データを伝送する相手側の送信機又は受信機の位相シフト回路と90°±180°×n(nは0以上の整数)の位相差を生じるように設定されている請求項8に記載の通信装置。
  10. 前記位相シフト回路は、データを伝送する相手側の送信機又は受信機と90°の位相差を生じるように設定されている請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記位相シフト回路は、インダクタ又はキャパシタからなる集中定数回路である請求項8〜10のいずれか一項に記載の通信装置。
  12. データを伝送する高周波信号の処理を行う通信回路部と、バンドパスフィルタと、高周波結合器とをそれぞれ備えた送信機及び受信機を有する通信システムであって、
    前記送信機の高周波結合器とバンドパスフィルタとの間及び前記受信機の高周波結合器とバンドパスフィルタとの間に位相シフト回路をそれぞれ備え、
    記送信機の位相シフト回路の位相角は、前記受信機の位相シフト回路の位相角と異なる通信システム。
JP2010096892A 2010-04-20 2010-04-20 通信装置及び通信システム Expired - Fee Related JP5740833B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010096892A JP5740833B2 (ja) 2010-04-20 2010-04-20 通信装置及び通信システム
CN201110097461.1A CN102237900B (zh) 2010-04-20 2011-04-13 通信设备和通信***
US13/085,858 US8618892B2 (en) 2010-04-20 2011-04-13 Communication device and communication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010096892A JP5740833B2 (ja) 2010-04-20 2010-04-20 通信装置及び通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011228933A true JP2011228933A (ja) 2011-11-10
JP5740833B2 JP5740833B2 (ja) 2015-07-01

Family

ID=44787801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010096892A Expired - Fee Related JP5740833B2 (ja) 2010-04-20 2010-04-20 通信装置及び通信システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8618892B2 (ja)
JP (1) JP5740833B2 (ja)
CN (1) CN102237900B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200043471A (ko) 2017-09-07 2020-04-27 캐논 가부시끼가이샤 통신 장치, 통신 시스템

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150038096A1 (en) * 2012-02-29 2015-02-05 Micreo Limited Electronic gain shaper and a method for storing parameters
SG195415A1 (en) * 2012-05-28 2013-12-30 Sony Corp A coupler
JP2015012363A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 ソニー株式会社 通信装置及び検出方法
JPWO2015037342A1 (ja) * 2013-09-10 2017-03-02 ソニー株式会社 通信装置及び通信方法
JP5935937B1 (ja) * 2015-11-02 2016-06-15 株式会社eNFC 伝送装置、伝送方法、および伝送システム
JP6047808B1 (ja) * 2015-12-02 2016-12-21 株式会社eNFC 伝送装置、伝送方法、および伝送システム
DE102019117473A1 (de) * 2019-06-28 2020-12-31 Tesat-Spacecom Gmbh & Co. Kg Schaltungsanordnung bestehend aus zwei miteinander verbundenen Hochfrequenzkomponenten

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004229406A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Sony Corp 分離トランス装置
JP2008154198A (ja) * 2006-11-21 2008-07-03 Sony Corp 通信システム並びに通信装置
JP2008182714A (ja) * 2006-09-11 2008-08-07 Sony Corp 通信システム、通信装置、並びに高周波結合器

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2959179B2 (ja) 1991-05-23 1999-10-06 ソニー株式会社 インキ自動供給装置
TW225047B (en) * 1992-12-16 1994-06-11 Daiichi Denpa Kogyo Kk A linkup device and a antenna device of a co-axial cable
JPH06291696A (ja) * 1993-03-30 1994-10-18 Sony Corp アンテナ共用器
JP3937986B2 (ja) * 2002-09-13 2007-06-27 株式会社村田製作所 送受信フィルタ装置および通信装置
JP4345850B2 (ja) * 2006-09-11 2009-10-14 ソニー株式会社 通信システム及び通信装置
EP1926223B1 (en) 2006-11-21 2018-02-28 Sony Corporation Communication system and communication apparatus
WO2009078095A1 (ja) * 2007-12-18 2009-06-25 Fujitsu Limited デュプレクサ、およびデュプレクサを含むモジュール、通信機器
JP2011023775A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Sony Corp 高周波結合器並びに通信装置
JP2012023440A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Sony Corp 通信装置、通信システム及び通信方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004229406A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Sony Corp 分離トランス装置
JP2008182714A (ja) * 2006-09-11 2008-08-07 Sony Corp 通信システム、通信装置、並びに高周波結合器
JP2008154198A (ja) * 2006-11-21 2008-07-03 Sony Corp 通信システム並びに通信装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200043471A (ko) 2017-09-07 2020-04-27 캐논 가부시끼가이샤 통신 장치, 통신 시스템
US11901621B2 (en) 2017-09-07 2024-02-13 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus and communication system

Also Published As

Publication number Publication date
US20110254643A1 (en) 2011-10-20
US8618892B2 (en) 2013-12-31
CN102237900A (zh) 2011-11-09
CN102237900B (zh) 2015-04-01
JP5740833B2 (ja) 2015-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5740833B2 (ja) 通信装置及び通信システム
CN105144467B (zh) 连接器装置和无线传输***
JP6417329B2 (ja) コネクタ装置及び通信システム
JP6138076B2 (ja) 通信装置、通信システム、及び、通信方法
US9525450B2 (en) Transceiver arrangement
JP2006054812A (ja) 分配器および通信方法
CN108470968A (zh) 一种端接等复阻抗横跨定向耦合器
JP2011023775A (ja) 高周波結合器並びに通信装置
WO2013118631A1 (ja) 信号処理装置
US6788163B2 (en) Digital network
KR102591621B1 (ko) 고주파 전력 결합기
KR20200067455A (ko) 소형 저손실 밀리미터파 전력 분배 결합 장치
US8457551B2 (en) Communication device, communication system, and communication method
WO2014174991A1 (ja) コネクタ装置及び無線伝送システム
CN101834332A (zh) 一种耦合器和功放***
CN113363693B (zh) 一种耦合器及其耦合电路、通信装置
WO2018061794A1 (ja) 通信装置、通信方法、及び、電子機器
US20230216167A1 (en) Filter topology for improved matching
CN211930736U (zh) 一种分体式双目相机及自动驾驶***
EP3057175B1 (en) Coaxial wiring device and transmitter-receiver demultiplexer
CN218633936U (zh) 基于级联耦合器的通信电路
US20230081215A1 (en) Connector and electronic device using the same
Kuroda et al. Wireless Interconnect in Electronic Systems
KR101141153B1 (ko) 빔포밍 소자
JP2017127037A (ja) 通信装置、通信システム、及び、通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150302

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150413

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5740833

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees