JPH06291696A - アンテナ共用器 - Google Patents

アンテナ共用器

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JPH06291696A
JPH06291696A JP5096825A JP9682593A JPH06291696A JP H06291696 A JPH06291696 A JP H06291696A JP 5096825 A JP5096825 A JP 5096825A JP 9682593 A JP9682593 A JP 9682593A JP H06291696 A JPH06291696 A JP H06291696A
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JP
Japan
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antenna
circuit
reception
transmission
frequency
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JP5096825A
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English (en)
Inventor
Kazuto Kitakubo
和人 北久保
Tateji Oki
立二 大木
Shinichi Hirota
伸一 弘田
Yukio Iida
幸生 飯田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH06291696A publication Critical patent/JPH06291696A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/10Auxiliary devices for switching or interrupting
    • H01P1/15Auxiliary devices for switching or interrupting by semiconductor devices

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、時分割多重方式の無線通信装置等に
適用するアンテナ共用器に関し、1つのアンテナを送信
及び受信で共用する際に、簡易な構成で全体形状を小型
化し、かつ挿入損失、消費電力を低減する。 【構成】本発明は、受信部側のバンドパスフイルタ8
1、82の入力インピーダンスを送信周波数帯で高イン
ピーダンスとなるように設定し、さらに高周波スイツチ
を介して送信信号をアンテナ4に供給し、また必要に応
じて高周波スイツチ80に並列にインダクタンス回路8
3を付加して受信周波数で並列共振させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図8〜図10) 発明が解決しようとする課題(図8〜図13) 課題を解決するための手段(図2) 作用(図2) 実施例 (1)第1の実施例(図1〜図6) (2)第2の実施例(図7) (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はアンテナ共用器に関し、
例えば時分割多重方式の無線通信装置に適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、デイジタル自動車電話等の時分割
多重方式の無線通信装置においては、送信及び受信周波
数が異なる周波数に設定され、アンテナ共用器を使用し
て送信及び受信で1つのアンテナを共用し得るようにな
されている。すなわち自動車電話の場合、アンテナの設
置場所が限られ、また利用者の利便性を考慮して端末装
置を小型化しなければならないため、送信及び受信で専
用アンテナを設置することが困難な特徴があり、このた
め1本のアンテナを送信及び受信で共用する。
【0004】このアンテナ共用器は、デユプレクサ回
路、又はダイオード、トランジスタ等を用いたスイツチ
回路を用いて形成されるようになされている。すなわち
図8に示すように、デユプレクサ回路1は、送信回路か
ら出力される送信信号STXをバンドパスフイルタ(B
PF)2を介して移相回路3に与え、この移相回路3の
出力端をアンテナ4に接続する。アンテナ4は、さらに
受信側の移相回路5に接続され、この移相回路5の出力
信号をバンドパスフイルタ6を介して受信回路に入力す
る。
【0005】ここで図9に示すようにバンドパスフイル
タ2及び6は、それぞれ送信信号STX及び受信信号S
RXの周波数帯域fT及びfRを通過帯域に選定した帯
域外減衰特性が急峻なフイルタで形成され、これにより
受信信号SRX及び送信信号STXをそれぞれ充分に抑
圧し得るようになされている。これによりデユプレクサ
回路1は、送信回路から出力される送信信号STXを選
択的にアンテナ4に出力し、またアンテナ4で受信した
受信信号SRXを選択的に受信回路に出力するようにな
されている。なお移相回路3及び5は、それぞれアンテ
ナ4との間のマツチングを図るため所定の位相特性に選
定されるようになされている。
【0006】これに対して図10に示すように、ダイオ
ードを用いてスイツチ回路を形成し、これにより1つの
アンテナ4を送信及び受信で共用する場合もある。すな
わちアンテナ共用器10においては、直流阻止用のコン
デンサ11を介して、高周波スイツチを形成するダイオ
ード12のアノードに送信信号STXを入力し、このダ
イオード12のカソードを直流阻止用のコンデンサ13
を介してアンテナ4に接続する。アンテナ4は、さらに
直流阻止用のコンデンサ13を介して、高周波スイツチ
を形成するダイオード14のカソードに接続され、この
ダイオード14のアノードを直流阻止用のコンデンサ1
5を介して受信回路に接続する。
【0007】さらにアンテナ共用器10は、チヨークコ
イル16でダイオード12及び14のカソードを直流的
に接地し、ダイオード12及び14のアノードをそれぞ
れチヨークコイル17及び18を介して選択回路19に
接続する。選択回路19は、抵抗21を介して直流電源
20の出力電圧を入力し、この出力電圧をチヨークコイ
ル17及び18に選択出力する。なおチヨークコイル1
7及び18の選択回路19側端子は、それぞれ直流阻止
用のコンデンサ22及び23を介して接地されるように
なされている。
【0008】これによりアンテナ共用器10は、送信及
び受信時、それぞれダイオード12及び14をオン状態
に切り換え、送信回路及び受信回路を選択的にアンテナ
4に接続し得るようになされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが図8に示すデ
ユプレクサ回路1の場合、一般に帯域外減衰特性が急峻
なバンドパスフイルタ2及び6の形状が大きなことによ
り、その分全体構成が大型化し、またバンドパスフイル
タの挿入損失も大きい欠点がある。
【0010】これに対して図10に示す構成のアンテナ
共用器10の場合、送信動作中は送信側のダイオード1
2に、受信動作中は受信側のダイオード14にバイアス
電流を流しておく必要があるため、その分消費電力が増
大する欠点がある。特に電池で動作させる携帯電話にお
いては、その分通話していない場合でも消費電力が増大
することにより、通話待機し得る時間が短くなる欠点が
ある。
【0011】この問題を解決するため図11に示すよう
に、ダイオードに代えて4個のトランジスタ(FET)
を使用してスイツチ回路を形成し、これにより1つのア
ンテナを共用する方法もある。すなわちアンテナ共用器
35は、送信信号STXをトランジスタ36を介してコ
ンデンサ13に与え、このコンデンサ13をさらにトラ
ンジスタ37を介してコンデンサ15に接続する。
【0012】これによりアンテナ共用器35は、送信及
び受信時、それぞれトランジスタ35及び36をオン状
態に切り換え、これによりアンテナ4をそれぞれ送信回
路及び受信回路に選択的に接続する。さらにアンテナ共
用器35は、コンデンサ11及び15のトランジスタ3
6及び37側端子をトランジスタ38及び39で接地
し、送信及び受信時、それぞれトランジスタ39及び3
8をオン状態に切り換え、受信及び送信回路のアンテナ
接続端を接地する。
【0013】このためアンテナ共用器35は、コンデン
サ11、13及び15のトランジスタ36及び37側端
子をそれぞれ抵抗40、41、42で接地し、これによ
りトランジスタ36〜39のバイアス用電圧を設定す
る。さらにアンテナ共用器35は、トランジスタ36〜
39のゲートを抵抗43〜46を介して選択回路19に
接続すると共に、選択回路19の選択出力端をそれぞれ
抵抗47及びコンデンサ48の並列回路と、抵抗49及
びコンデンサ50の並列回路とで接地し、それぞれトラ
ンジスタ36及び39とトランジスタ37及び38とに
相補的にバイアス電圧を供給する。
【0014】これによりアンテナ共用器35は、スイツ
チ回路19の接点を切り換えて、送信時トランジスタ3
6及び39をオン状態に切り換えるのに対し、受信時ト
ランジスタ37及び40をオン状態に切り換え、1つの
アンテナ4を送信回路及び受信回路に選択的に接続す
る。ところがこの方法の場合、消費電力を低減し得る反
面、高周波のオン抵抗が小さいトランジスタ36〜39
を4個も使用する必要があり、自由にトランジスタ36
〜39を選定し得ない問題がある。
【0015】これに対して図12に示すように送信周波
数の1/4波長に相当する線路を用いることにより、1
つのアンテナを共用する方法もある。すなわちアンテナ
共用器55は、ダイオード56、コンデンサ13を介し
て送信信号STXをアンテナ4に出力し、このコンデン
サ13のダイオード56側端子を分布定数線路57に接
続する。ここで分布定数線路57は、送信周波数の1/
4波長に相当する線路で形成され、これによりアンテナ
共用器55は、分布定数線路57のコンデンサ15側出
力端を高周波的に接地し、分布定数線路57をアンテナ
4側から見たとき、開放端と等化になるようになされて
いる。
【0016】これによりアンテナ共用器55は、抵抗5
8、コンデンサ59、チヨークコイル60、ダイオード
61でダイオード56にバイアス電流を供給するループ
回路を形成し、抵抗58のバイアス端子TBに正の直流
電圧を与えてダイオード56にバイアス電流を供給し得
るようになされている。これによりアンテナ共用器55
は、ダイオード56にバイアス電流を流してオン状態に
切り換えたとき、コンデンサ11から入力された送信信
号STXをアンテナ4に供給し得るようにし、このとき
ダイオード61をオン状態に切り換えてコンデンサ15
の分布定数線路側端子を高周波的に接地する。これとは
逆にダイオード56へのバイアス電流の供給を停止する
ことにより、アンテナ4で受信した受信信号SRXを分
布定数線路57を介して受信回路に出力し得るようにな
されている。
【0017】この方式では、受信動作中にはダイオード
56、61にバイアス電流を流す必要がないという利点
がある反面、受信側ダイオード61のパツケージ等によ
り、直列にインダクタンスを介挿した場合と等化の状態
が得られ、これにより送信動作時、受信回路との間でア
イソレーシヨンが劣化する問題がある。また1/4波長
の線路は、物理的に大きさが大きく、このため無線通信
装置全体の形状がその分大型化する問題がある。
【0018】これに対して図13に示すように、1/4
波長の線路をコンデンサ63、64及びコイルで形成し
た集中定数に置き換えることにより、全体形状を小型化
する方法も考えられるが、小型のコイルやコンデンサに
よる回路のQの低下により、伝送線路を用いた例に比べ
て挿入損失が増大するという欠点がある。
【0019】またスイツチ回路を用いる場合に共通する
問題として、ダイオード、トランジスタ等がオフ状態に
保持された際にも、このダイオード、トランジスタ等の
入出力間容量を完全に除去し得ないことにより、送信及
び受信間のアイソレーシヨンの劣化を避け得ず、その結
果挿入損失が大きくなる問題もある。またスイツチ回路
を用いる場合、デユプレクサ回路1のバンドパスフイル
タのように、受信帯域を通過帯域に選定したバンドパス
フイルタを別途受信回路との間に挿入しなければなら
ず、結果的に受信動作時の挿入損失が大きくなり、受信
感度が低下してしまう問題もある。
【0020】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、1つのアンテナを送信及び受信で共用する際に、簡
易な構成で全体形状を小型化し得、かつ挿入損失、消費
電力を低減することができるアンテナ共用器を提案しよ
うとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、周波数の異なる送信信号STX及
び受信信号SRXで1つのアンテナ4を切り換えて使用
するアンテナ共用器75において、アンテナ4に送信信
号STXを供給する高周波スイツチ回路80と、アンテ
ナ4から出力される受信信号SRXを所定の受信回路7
6に出力する帯域制限フイルタ82とを備え、帯域制限
フイルタ82は、送信信号STXの周波数帯域を抑圧す
るように周波数特性が選定され、送信信号STXの周波
数帯域でインピーダンスが高くなるように、入力端で生
じる反射波を所定位相に保持する。
【0022】さらに第2の発明において、帯域制限フイ
ルタ82は、入力側に移相回路81を有し、移相回路8
1で、反射波を所定時間遅延させて、送信信号STXの
周波数帯域でインピーダンスが高くなるようにする。
【0023】さらに第3の発明において、高周波スイツ
チ回路80は、インダクタンス回路83を並列に接続
し、インダクタンス回路83は、所定のインダクタンス
に選定され、受信信号SRXの周波数帯域で高周波スイ
ツチ回路80の容量成分と共に並列共振する。
【0024】
【作用】高周波スイツチ回路80の受信側に受信帯域の
バンドパスフイルタ82を備え、このフイルタ82の送
信周波数における入力インピーダンスが高くなるように
すれば、送信動作時の挿入損失を小さくし得、さらに受
信動作時に電力消費を低減し得る。また高周波スイツチ
回路80に並列にインダクタンス回路83を付加するこ
とにより、高周波スイツチ回路80のキヤパシタンス成
分と並列共振させて、受信動作時のアイソレーシヨンを
増大させ、挿入損失を低減し得る。
【0025】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0026】(1)第1の実施例 図1において、70は全体としてデイジタル自動車電話
を示し、時分割多重方式(TDMA:Time Division Mu
ltiple Access )を適用して所望の通話対象を通話し得
るようになされている。すなわちデイジタル自動車電話
70は、送信周波数940〜956〔MHz〕、受信周波
数810〜826〔MHz〕の帯域を使用して約20ミリ
秒の周期で送信及び受信を繰り返し、これにより所定の
基地局に音声信号を送出すると共に、この基地局から送
信された音声信号を受信する。なお送受信の周波数は、
互いに130〔MHz〕離間するように設定されている。
【0027】このためデイジタル自動車電話70は、ハ
ンドセツト71のマイクロホンで音声信号を生成し、送
信ベースバンド信号処理部でなるTX信号処理回路72
でこの音声信号をデイジタル信号に変換し、送信スロツ
トに合わせたデータを生成する。さらにデイジタル自動
車電話70は、このデータを変調器(MOD)73でπ
/4シフトDQPSK信号に変調した後、続く送信部
(TX)74で指定された無線周波数に周波数変換し、
電力増幅してアンテナ共用器75に出力する。これによ
りデイジタル自動車電話70は、音声信号を所定の形式
でアンテナ4から送出する。
【0028】これに対してデイジタル自動車電話70
は、アンテナ共用器75を介して入力される受信信号S
RXを受信部(RX)76に与え、ここで周波数変換し
て所定のチヤンネルを受信する。さらにデイジタル自動
車電話70は、この受信部76で受信したπ/4シフト
DQPSK信号を復調器(DEMOD)77でデイジタ
ル信号に復調し、受信ベースバンド信号処理部でなるR
X信号処理回路78で音声信号に復調する。これにより
デイジタル自動車電話70は、この音声信号をハンドセ
ツト71のスピーカより送出する。
【0029】ここでアンテナ共用器75は、送信動作
時、送信電力をアンテナ4に効率良く伝送すると共に、
送信電力によつて受信部76が破壊されないように受信
部76を高周波的に分離し、また受信動作時、アンテナ
4で受信された高周波信号を効率良く受信部76に伝送
する。このためアンテナ共用器75は、図2に示すよう
な基本的な回路構成で形成されるようになされている。
なお、ここでは説明の簡略化のため、ダイオード80の
バイアス回路を省略して説明する。
【0030】すなわちアンテナ共用器75は、PINダ
イオードでなる高周波スイツチ用のダイオード80を介
して、送信部74の出力信号STXをアンテナ4に供給
する。さらにアンテナ共用器75は、移相用の分布定数
線路81を介してアンテナ4で受信した受信信号SRX
をバンドパスフイルタ82に出力し、ここで受信周波数
帯を分離して受信部76に出力する。
【0031】ここでバンドパスフイルタ82は、図3に
スミスチヤート上の軌跡で分布定数線路81側から見た
インピーダンス特性を示すように、受信信号SRXの周
波数帯域810〜826〔MHz〕においては、スミスチ
ヤートのほぼ中心の通過域に保持され(点A)、分布定
数線路81の特性インピーダンスZoと整合した状態に
保持されるようになされている。これに対して送信信号
STXの周波数帯域940〜956〔MHz〕において、
バンドパスフイルタ82のインピーダンスは、スミスチ
ヤートの周辺部(点B)にあり、これにより阻止域に保
持されるようになされ、この実施例の場合、この帯域で
およそ+60°(=λ/6)の位相で反射波が得られる
ようになされている。
【0032】これによりアンテナ共用器75は、受信部
76の切り離しのためのスイツチ回路を省略して受信信
号SRXを選択的に受信部76に送出し得るようになさ
れ、このときダイオード80側を高インピーダンスの状
態に切り換えれば、効率良く受信信号SRXを受信部7
6に送出することができ、さらに送信信号STXを抑圧
して送信出力STXによる受信部76の破壊を有効に回
避することができる。
【0033】これに対して分布定数線路81は、アンテ
ナ4のインピーダンスと一致した特性インピーダンスZ
oに設定され、送信周波数において、入出力端間で位相
がλ/12だけ遅延するように全体の長さが選定される
ようになされている。これによりアンテナ共用器75
は、バンドパスフイルタ82でλ/6だけ進んだ反射波
の位相を、λ/6だけ遅らせてアンテナ4側に出力する
ようになされている。これにより図4において点bで示
すように、分布定数線路81のアンテナ側から受信部7
6を見たとき、送信周波数fTにおいては、反射波の位
相が0°付近に保持され、これにより高インピーダンス
状態となり、ほぼ受信部76側は開放状態とみなすこと
ができる。
【0034】これによりアンテナ共用器75は、分布定
数線路81側への送信信号STXの混入を低減し得、こ
れによりバンドパスフイルタ82だけでなく、分布定数
線路81でもこの送信信号STXの受信部76への混入
を低減し得、また送信信号STXを効率良くアンテナ4
に送出することができる。なお受信周波数帯域において
は、アンテナ4側から分布定数線路81を見たとき、点
aに示す特性インピーダンスに整合した通過帯域に保持
され、これにより受信信号SRXを受信部76に効率良
く導き得ることが判る。
【0035】ところでこのアンテナ共用器75で送信及
び受信を切り換える場合、ダイオードのバイアス電流を
切り換えてこのダイオードスイツチをオンオフ制御すれ
ばよい。ところがこの種のダイオード80は、バイアス
電流が流れていないときでも(すなわち受信状態のとき
でも)、端子間容量や接合間容量等のキヤパシタンス成
分が存在することにより、完全に送信部74をアンテナ
4から分離することが困難な特徴がある。この場合アン
テナ共用器75においては、受信動作時、送信部74に
受信信号SRXが漏れ、その分効率良く受信部76へ受
信信号SRXを供給すれることが困難になり、送信部7
4側の出力インピーダンスの影響を受けることにより、
回路の整合性も悪くなる。
【0036】このためアンテナ共用器75は、共振コイ
ル83をダイオード80に並列に付加し、ダイオード8
0のキヤパシタンス成分とこの共振コイル83のインダ
クタンス成分とを受信周波数fRで並列共振させる。こ
れによりアンテナ共用器75は、アンテナ4側から送信
部74を見たとき、見かけ上開放になるようなインピー
ダンスに設定し、受信周波数におけるアンテナ4及び送
信部74間のアイソレーシヨンを増大させる。
【0037】図5に示すように、実験によれば、記号L
1及びL2でそれぞれ共振コイル83を付加した場合及
び付加しない場合を示すように、共振コイル83を付加
した場合、−10〔dB〕程度の送信部74及びアンテナ
4間のアイソレーシヨンを約−40〔dB〕程度まで改善
し得、これにより受信信号SRXを効率良く受信部76
に伝送し得ることがわかる。ちなみに共振コイル83
は、送信時にはその両端がダイオード80によつて高周
波的に短絡されるだけなので、送信時の通過特性に悪影
響を与えることはない。
【0038】具体的にアンテナ共用器75は、図6に示
すように構成される。すなわちアンテナ共用器75は、
それぞれダイオード80及び共振コイル83にコンデン
サ84及び86を直列に接続し、これにより直流を阻止
する。さらにアンテナ共用器75は、ダイオード80の
入出力端にコイル87及び88を接続し、コイル88を
接地すると共に、抵抗89を介してコイル87をバイア
ス端子TBに接続する。
【0039】これによりアンテナ共用器75は、バイア
ス端子TBに供給するバイアス電圧を切り換えることに
より、ダイオード80をオンオフ制御し、これにより送
信及び受信を切り換える。なお抵抗89及びコイル87
の接続中点は、コンデンサ90で接地されるようになさ
れ、これにより高周波成分をバイパスするようになされ
ている。因みにアンテナ4が直接直流的に接地されてい
る場合、さらにはバンドパスフイルタ82の入力端子が
直流的に接地されている場合、コイル88は省略するこ
とができる。かくして受信時、バイアス電流を供給する
必要がないことにより、自動車電話に適用して通話待機
時の消費電力を低減することができる。
【0040】以上の構成によれば、送信部側から受信部
を見たとき、送信周波数でインピーダンスが高くなるよ
うにバンドパスフイルタ及び分布定数線路を形成し、送
信部及びアンテナ間に介挿したダイオードで送信及び受
信を切り換え、このダイオードに共振コイルを並列接続
して受信周波数で並列共振させることにより、消費電力
を低減して受信部及び送信部間のアイソレーシヨンを向
上することができる。これにより受信信号を効率良く受
信部に導いて挿入損失を低減し得、簡易な構成で全体形
状を小型化し、かつ挿入損失、消費電力を低減すること
ができる。
【0041】(2)第2の実施例 図5との対応部分に同一符号を付して示す図7におい
て、この実施例の場合、ダイオード80に代えて高周波
スイツチ素子にトランジスタ(FET)92を用いてア
ンテナ共用器93を形成する。
【0042】すなわちアンテナ共用器93において、ト
ランジスタ92は、デイプレツシヨン形の電界効果型ト
ランジスタで、ゲート・ソース間遮断電圧Vgs(of
f)が約−2Vのものを適用する。これによりゲート・
ソース間電圧Vgsが0ボルトに設定されたとき、トラ
ンジスタ92のドレイン・ソース間は高周波的に低イン
ピーダンス状態(オン状態)に保持され、ゲート・ソー
ス間電圧Vgsがゲート・ソース間遮断電圧Vgs(o
ff)以下に設定されたとき(例えば−5Vに設定され
たとき)、ドレイン・ソース間は高周波的に高インピー
ダンス状態(オフ状態)に保持される。
【0043】アンテナ共用器93は、第1の実施例と同
様にこのトランジスタ92に共振コイル83を並列接続
し、これによりトランジスタ92がオフ状態に切り換わ
つた際のドレイン・ソース間容量と共振コイル83とを
受信周波数で並列共振させ、これにより受信動作時の送
信部及びアンテナ間のアイソレーシヨンを向上する。
【0044】アンテナ共用器93は、このトランジスタ
92のソースを抵抗94を介して電源端子VSに接続
し、さらにトランジスタ92のゲートを抵抗95を介し
てバイアス端子TBに接続する。さらにアンテナ共用器
93は、この電源端子VS及びバイアス端子TBをコン
デンサ90及び96で接地することにより、高周波成分
をバイパスし、トランジスタ92のドレイン及びアンテ
ナ4間にコンデンサ97を介挿して直流成分を遮断す
る。
【0045】さらにアンテナ共用器93は、この電源端
子VSに電源電圧(例えば5ボルト)を印加することに
より、トランジスタ92のソース電圧を5ボルトにバイ
アスし、この状態でバイアス端子TBの電圧を切り換え
る。すなわちバイアス端子TBに5ボルトの制御電圧を
加えると、トランジスタ92のゲート電圧も5ボルトに
バイアスされるので、ゲート・ソース間電圧Vgsは0
ボルトに設定され、トランジスタ92はオン状態に保持
される。これによりアンテナ共用器93は、送信状態に
保持され、このときアンテナ4側から受信部側を見たと
きのインピーダンスを第1の実施例と同様に高い値に保
持することができ、これにより送信信号STXを効率良
くアンテナ4に出力することができる。
【0046】またバイアス端子TBの電圧を0ボルトに
切り換えて受信状態に切り換え得、このとき第1の実施
例と同様に効率良く、受信信号SRXを受信部に導くこ
とができ、かくして電界効果型トランジスタでスイツチ
回路を形成したことにより、受信時だけでなく送信時に
おいても電力消費を格段的に低減し得る。
【0047】図7に示す構成によれば、ダイオードに代
えて電界効果型トランジスタで高周波スイツチを形成し
ても、第1の実施例と同様の効果を得ることができ、こ
のときコイルに代えて抵抗94及び95でバイアス電圧
を供給することにより、さらに一段と全体形状を小型化
することができる。
【0048】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、分布定数回路で移相線路
81を形成した場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、図13について上述したようにコイルとコンデ
ンサを組み合わせた集中定数回路で形成するようにして
もよい。
【0049】さらに上述の実施例においては、移相線路
81で反射波を遅延させて高インピーダンスの状態を形
成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
バンドパスフイルタ自体が図4について上述したような
周波数特性の場合、移相線路81を省略することがで
き、さらに一段と全体形状を小型化することができる。
【0050】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、受信部側
のバンドパスフイルタの入力インピーダンスを送信周波
数帯で高インピーダンスになるように設定し、さらに高
周波スイツチを介して送信信号をアンテナに供給するこ
とにより、送信時に受信回路を切り離すためのスイツチ
回路を省略し得、その分小型で挿入損失及び電力消費の
少ないアンテナ共用器を得ることができる。
【0051】また高周波スイツチ回路に並列にインダク
タンス回路を付加して受信周波数で並列共振させること
により、受信時の送信回路及びアンテナ間のアイソレー
シヨンを増大させ、その分挿入損失を低減したアンテナ
共用器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデイジタル自動車電話
を示すブロツク図である。
【図2】アンテナ共用器の基本的構成を示す接続図であ
る。
【図3】そのフイルタの説明に供する図表である。
【図4】その動作の説明に供する図表である。
【図5】共振コイルの動作の説明に供する特性曲線図で
ある。
【図6】アンテナ共用器のその実際の回路を示す接続図
である。
【図7】第2の実施例によるアンテナ共用器を示す接続
図である。
【図8】デユプレクサ回路を示す接続図である。
【図9】その動作の説明に供する特性曲線図である。
【図10】ダイオードをスイツチ回路として使用した場
合を示す接続図である。
【図11】トランジスタをスイツチ回路として使用した
場合を示す接続図である。
【図12】分布定数線路を使用した場合を示す接続図で
ある。
【図13】分布定数線路を集中定数回路で置き換えた場
合を示す接続図である。
【符号の説明】
10、35、55、75、93……アンテナ共用器、
2、6、82……バンドパスフイルタ、4……アンテ
ナ、81……分布定数線路、12、14、56、61、
80……ダイオード、83……共振コイル、36〜3
9、92……トランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 幸生 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周波数の異なる送信信号及び受信信号で1
    つのアンテナを切り換えて使用するアンテナ共用器にお
    いて、 上記アンテナに上記送信信号を供給する高周波スイツチ
    回路と、 上記アンテナから出力される上記受信信号を所定の受信
    回路に出力する帯域制限フイルタとを具え、 上記帯域制限フイルタは、上記送信信号の周波数帯域を
    抑圧するように周波数特性が選定され、上記送信信号の
    周波数帯域でインピーダンスが高くなるように、入力端
    で生じる反射波を所定位相に保持することを特徴とする
    アンテナ共用器。
  2. 【請求項2】上記帯域制限フイルタは、入力側に移相回
    路を有し、 上記移相回路で、上記反射波を所定時間遅延させて、上
    記送信信号の周波数帯域でインピーダンスが高くなるよ
    うにすることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ共
    用器。
  3. 【請求項3】上記高周波スイツチ回路は、インダクタン
    ス回路を並列に接続し、 上記インダクタンス回路は、所定のインダクタンスに選
    定され、上記受信信号の周波数帯域で高周波スイツチ回
    路の容量成分と共に並列共振することを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載のアンテナ共用器。
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