JP2011222100A - 光ピックアップ支持装置およびそれを備えた光ディスク装置 - Google Patents

光ピックアップ支持装置およびそれを備えた光ディスク装置 Download PDF

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JP2011222100A JP2010093145A JP2010093145A JP2011222100A JP 2011222100 A JP2011222100 A JP 2011222100A JP 2010093145 A JP2010093145 A JP 2010093145A JP 2010093145 A JP2010093145 A JP 2010093145A JP 2011222100 A JP2011222100 A JP 2011222100A
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Abstract

【課題】ガイド軸をシャーシに固定する構造を簡略化することにより低コストで且つ高精度の光ピックアップ支持装置を提供する。
【解決手段】光ピックアップ支持装置10は、枠形状のシャーシ12と、シャーシ12に両端が固定された第1ガイド軸14および第2ガイド軸16と、両ガイド軸により移動可能な状態で支持された光ピックアップ装置30と、モータ支持部材36を介してシャーシ12に固定されたスピンドルモータ34とを備えている。更に、第1ガイド軸14がシャーシ12に固定される第1固定領域22では、シャーシ12を突起させた固定部78と、モータ支持部材36の一部である位置規制部52により、第1ガイド軸14の位置が高精度で固定される。
【選択図】図4

Description

本発明は、光ディスクの読み出し動作や記録動作を行う光ピックアップ装置を所定方向に移動させる光ピックアップ支持装置およびそれを備えた光ディスク装置に関する。
光ピックアップ装置から照射されるレーザー光を光ディスクの信号記録層に照射することによって、信号の読み出し動作や信号の記録動作を行うことが出来る光ディスク装置が普及している。
光ディスク装置としては、CDやDVDと呼ばれる光ディスクを使用するものが一般に普及しているが、最近では記録密度を更に向上させたBlu−ray規格と呼ばれる光ディスクを使用するものが開発されている。
光ディスク装置に組み込まれる光ピックアップ装置は、光ディスクの径方向へピックアップ送り用モータの回転駆動力によって移動されるように構成されている。そして、斯かる光ピックアップ装置は、光ディスクに記録されている信号を正確に読み出す必要があるため、光ディスクの径方向への移動動作を精度良く行う必要があり、一般には固定基板に固定されている一対のガイドシャフトによって移動動作がガイドされるように構成されている(特許文献1)。
更にまた、上記したガイドシャフトは、金属板から成る枠状のシャーシによりその位置が保持されている(特許文献2)。具体的には、特許文献2の図1を参照して、2本のガイドシャフトの両端部付近は、ねじ機構等の締結手段により所定位置に調整されてシャーシ11に固定されている。ネジによる微調整が施された状態で、ガイドシャフトがシャーシに取り付けられることにより、光ピックアップ装置の読み取り動作および記録動作を精度良く行うことが可能となる。
特開平11−66767号公報 特開2003−208767号公報
上記した光ディスク装置は、前述したようにCD規格、DVD規格及びBlu−ray規格等の各種の光ディスクを使用するものがある。そして、斯かる光ディスク装置としては据え置き型やコンピュータ装置に組み込まれるもの等種々なタイプがある。
パーソナルコンピュータの中でも、特にノート型と呼ばれるコンピュータは、薄型化が行われており、斯かるコンピュータに組み込まれる光ディスク装置も薄型化が行われている。光ディスク装置の薄型化が行われると、その内部に組み込まれる光ピックアップ装置も薄型化が要求されることになる。
そして、最近では高密度記録動作を行うことが出来るBlu−ray規格の光ディスク装置が普及しつつあるが、斯かる光ディスク装置に組み込まれる光ピックアップ装置は、それ自体の精度が要求されるだけでなく、径方向への変位動作を行う駆動機構の移動精度が要求されている。
この移動機構の位置精度を確保する1つの方法として、金属板から成るシャーシに対して、ガイド軸を板バネで強く押し付けて固定する機構が従来から採用されている。しかしながら、この機構であると、ピックアップを移動させるモータから発生する振動が、シャーシおよびガイド軸を経由して光ピックアップ装置に伝達される。このことから、振動により光ピックアップ装置が誤動作してしまう恐れがある。
更に、このような構造は、シャーシの他にも、ガイド軸をシャーシに固定するための板バネやねじ機構が必要とされるので、これらの部品を使用することが部品点数の増加や製造工程での工数の増加を招いていた。
更にまた、厚みが1mm程度の金属板から光ディスク装置のシャーシを形成すると、光ディスク装置自体の重量化を招く恐れがある。
本発明はこの様な問題点を鑑みて成されたものであり、本発明の目的は、ガイド軸をシャーシに固定する構造を簡略化することにより、低コストで且つ精度の高い光ピックアップ支持装置およびそれを備えた光ディスク装置を提供することにある。
本発明の光ピックアップ支持装置は、シャーシと、光記録媒体にレーザー光を放射し、前記光記録媒体で反射した前記レーザー光を検出する光ピックアップ装置と、前記光ピックアップ装置に設けられたガイド孔に挿通されると共に、両端付近が前記シャーシに固定された第1ガイド軸と、前記光ピックアップ装置に設けられたガイド溝に挿通されると共に、両端付近が前記シャーシに固定された第2ガイド軸と、前記光記録媒体を回転させるスピンドルモータを回転可能な状態で前記シャーシに固定するモータ支持部材と、を備え、前記第1ガイド軸の一端付近は、前記シャーシと一体的に連続した固定部により、前記モータ支持部材に設けた位置規制部に押圧固定されることを特徴とする。
本発明の光ピックアップ支持装置では、光ピックアップ装置を移動可能に支持する第1ガイド軸の端部付近を、シャーシと一体的に連続した固定部で、モータを支持するモータ支持部材の位置規制部に押圧固定している。このようにすることで、シャーシの一部がガイド軸を固定するための部品の役割を有し、ガイド軸を固定するための上記板バネやねじ機構が不要となる。従って、部品点数および工数が削減される分、低コストが実現される。
更に、本発明では、射出成形された樹脂材料によりシャーシおよび上記固定部が一体的に形成されている。このことから、金属材料よりも柔軟性に優れた樹脂材料から成る固定部により、ガイド軸がモータ支持部材の位置規制部にソフトに押圧される。従って、モータの回転による振動がこの固定部により吸収され、光ピックアップ装置への振動の伝達が抑制されるので、光ピックアップ装置の動作が安定化される。
更に、光ピックアップ支持装置の主要部品であるシャーシを軽量な樹脂材料で形成することにより、金属板からシャーシを形成していた従来例と比較すると、光ピックアップ支持装置全体が軽量化される。
更にまた、第1ガイド軸の位置は、モータと連結されたモータ支持部材に設けた位置規制部により決定されるので、第1ガイド軸とモータとの位置精度が極めて高く成る。
本発明の光ピックアップ支持装置を示す図であり、(A)は光ピックアップ装置の対物レンズが露出する面を上方に向けて載置した状態を示す斜視図であり、(B)は(A)の状態を表裏逆転した光ピックアップ支持装置を示す斜視図である。 本発明の光ピックアップ支持装置を部分的に抜き出して示す斜視図である。 本発明の光ピックアップ支持装置に組み込まれるモータユニットを示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。 本発明の光ピックアップ支持装置の要所を示す図であり、(A)はシャーシの第1固定領域を示す斜視図であり、(B)は光ピックアップ装置等の各部品が組み込まれた状態のシャーシを示す斜視図であり、(C)から(E)は第1固定領域を示す断面図である。
図1を参照して、本形態の光ピックアップ支持装置10の構成を説明する。図1(A)は光ピックアップ装置30の対物レンズ32が上方を向く状態で載置された光ピックアップ支持装置10を示す斜視図であり、図1(B)は図1(A)の状態を表裏逆転させた光ピックアップ支持装置10を示す斜視図である。
図1(A)を参照して、光ピックアップ支持装置10は、枠形状あるいは額縁形状のシャーシ12と、シャーシ12に両端が固定された第1ガイド軸14および第2ガイド軸16と、両ガイド軸により移動可能な状態で支持された光ピックアップ装置30と、モータ支持部材36を介してシャーシ12に固定されたスピンドルモータ34とを備えている。
光ピックアップ支持装置10は、スピンドルモータ34により回転される光ディスク(光記録媒体)に対して、光ピックアップ装置30の対物レンズ32からレーザー光を照射する。そして、光ディスクの情報記録層で反射したレーザー光を、光ピックアップ装置30に内蔵されたPDICで読み取る。ここで、光ピックアップ装置から放射されるレーザー光としては、BD(Blu-ray Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)またはCD(Compact Disk)規格のレーザー光が採用される。同様に、スピンドルモータ34により回転される光ディスクの規格としても、これらのいずれかが採用される。
このような構成の光ピックアップ支持装置10が所定形状の筐体に収納されることで、光ディスク装置が構成される。
シャーシ12は、樹脂材料を射出成形して枠体形状に成形され、光ピックアップ支持装置10の各構成要素を一体的に支持する機能を有する。シャーシ12を構成する樹脂材料としては、ポリカーボネート、変性PPE、ABS樹脂が採用される。また、ガラス繊維が充填された樹脂材料がシャーシ12の材料として採用されても良い。尚、シャーシ12の4隅には、ネジ等の締結手段により光ディスク装置の筐体にシャーシ12を取り付けるための切り欠き部が設けられている。
第1ガイド軸14および第2ガイド軸16は、光ピックアップ装置30を光ディスクの半径方向に対して移動可能に支持するための部材である。従って、第1ガイド軸14および第2ガイド軸16は、光ディスクの径方向に対して平面視で並行に配置されると共に、光ディスクの情報記録面に対しても並行に配置される。尚、第1ガイド軸14および第2ガイド軸16は、棒状のステンレス等の金属材料から成る。ここで、第1ガイド軸14は主ガイド軸と称され、第2ガイド軸は副ガイド軸と称される場合もある。更には、ガイド軸はシャフトと称される場合がある。
第1ガイド軸14の両端付近は、第1固定領域22および第2固定領域24にて、シャーシ12に取り付けられる。また、第2ガイド軸16の両端付近は、第3固定領域26および第4固定領域28にてシャーシ12に取り付けられる。
図1(A)を参照すると、第2固定領域24、第3固定領域26および第4固定領域28ではネジ機構により各ガイド軸がシャーシ12に固定されている一方、第1固定領域22では異なる機構によりガイド軸がシャーシ12に固定されている。第1固定領域22では、シャーシ12の一部を厚み方向に突起させて固定部とし、この固定部が弾性変形または塑性変形することにより生じる反発力を用いて、第1ガイド軸14の端部の位置を固定している。本形態の要旨であるこの事項は図4を参照して後述する。
スピンドルモータ34は、チャッキング機構により保持された光ディスクを所定速度で回転させる機能を有する。スピンドルモータ34は、金属板を所定形状に成形したモータ支持部材36を介してシャーシ12に固定されている。尚、スピンドルモータ34は、回転軸を中心に回転自在な状態でモータ支持部材36に固定されている。
光ピックアップ装置30は、樹脂を所定形状に成形したハウジングの内部に、発光チップ、受光チップその他の光学素子が収納されている。光ピックアップ装置30のハウジングの両端付近が、第1ガイド軸14および第2ガイド軸16により、光ディスクの径方向に対して移動可能な状態で保持されている。この保持する機構の詳細については、図2を参照して後述する。
図1(B)を参照して、第1ガイド軸14、第2ガイド軸16およびリードスクリュー38は互いに平行に配置されている。リードスクリュー38の外面には、螺旋状にガイド溝が形成されており、その一端はスレッドモータ40に接続されている。一方、光ピックアップ装置30のハウジングに固着された係合部42の先端部分は、リードスクリュー38の溝に係合するように付勢されている。従って、トラッキング信号がスレッドモータ40に印加されると、リードスクリュー38が所定角度回転される。そして、リードスクリュー38のガイド溝に係合する係合部42に対しては、リードスクリュー38の軸方向に沿って移動する力が作用する。このことにより、係合部42に固定された光ピックアップ装置30が、第1ガイド軸14および第2ガイド軸16により支持された状態で、所定量移動する。
図2を参照して、光ピックアップ装置30は、ハウジング46と、ハウジング46の上面に固着されて対物レンズ32を支持するアクチュエータ48と、光ピックアップ装置30の入出力端子であるコネクタ44と、ハウジング46の左右両端に設けられたガイド孔18およびガイド溝20とを備えている。
ガイド孔18は、ハウジング46と一体的に樹脂材料を射出成形して設けられた孔部であり、第1ガイド軸14が挿通されている。ガイド孔18は、光ディスクの径方向への移動を許容しつつ支持するのみではなく、この径方向に直行する方向への移動を規制する機能も有している。従って、第1ガイド孔18の内径は、第1ガイド軸14に沿う方向への移動を許容すると共に、ガタつきが抑制される程度の長さとされる。
尚、ハウジング46に収納された各種光学素子は、コネクタ44および不図示のフレキシブル配線基板を経由して、光ディスク装置の筐体に内蔵された主回路基板と接続される。
ガイド溝20は、ハウジング46のガイド孔18に対向する端部に設けられており、外側に向かって開口するU字形状またはコの字形状を呈している。第2ガイド軸16は、ガイド溝20の内部に係合あるいは挿通されている。
図3を参照して、モータユニット50の構成を説明する。図3(A)はモータユニット50を示す斜視図であり、図3(B)はその断面図である。
図3(A)を参照して、モータユニット50は、金属板を所定形状に成形したモータ支持部材36と、このモータ支持部材36に回転可能な状態で固定されたスピンドルモータ34と、第1ガイド軸14の位置を規制する位置規制部52とを備えている。更に、モータ支持部材36の上面には、スピンドルモータ34を駆動する電流が通過する配線が設けられたモータ基板56と、このモータ基板56の配線と接続されたフレキシブル配線基板54が配置されている。また、モータ支持部材36には、シャーシに対して固定するための孔部が複数箇所設けられている。
図3(B)を参照して、スピンドルモータ34の構成を説明する。回転軸支持部材70は、モータ支持部材36を部分的に窪ませた凹状部分に固定されており、複数個の駆動コイル68が固定されている。軸受72は、回転軸支持部材70に固着されており、スピンドルモータ34の回転軸58を回転可能な状態で支持している。ここで、モータ支持部材36に設けた孔部に回転軸支持部材70が配置されても良い。
ロータ64は、回転軸58に嵌合固定されており、回転軸58と一体的に回転する。また、ロータ64の内面にはリング状のマグネット66が接着固定されている。ターンテーブル62は、光ディスクの主面が当接される面であり、ロータ64と共に回転する。センタリング部材60はチャッキング機能を備え、光ディスクの中央部に設けられた孔部をセンタリング部材60に嵌合することにより、光ディスクの主面方向での位置が所定位置とされる。
このような構成のスピンドルモータ34において、前記モータ基板56等に組み込まれているモータ駆動回路から駆動コイル68に駆動信号が供給されると、駆動コイル68から誘起される磁力とマグネット66から発生する磁力とによってロータ64に対する回転力が生成される。このことにより、ロータ64は回転軸58を中心として回転する。
ロータ64に発生する回転駆動力によって回転軸58が回転すると、回転軸58に嵌合固定されているターンテーブル62が回転するので、ターンテーブル62に載置されている光ディスクを回転させることが出来る。そして、前記駆動コイル68に供給される駆動信号の大きさや駆動パルスの間隔等を制御することによって、光ディスクの回転速度を所望の回転速度になるように制御することが出来る。
図3(A)を参照して、位置規制部52は金属板から成るモータ支持部材36の端部を直角に折り曲げた部位であり、第1ガイド軸14が挿通可能な貫通部が設けられている。図3(B)を参照して、位置規制部52の内辺は、紙面上にて左側の辺である第1位置規制部74と、上側の辺である第2位置規制部76を含む。そして、位置規制部52に挿通された第1ガイド軸は、第1位置規制部74および第2位置規制部76に押圧されることにより、その位置が規定される。
このような構成によれば、ターンテーブル62の位置は、モータ支持部材36に形成されている凹状部分に固定されている回転軸支持部材70に固着されている軸受72によって決定される。一方、光ピックアップ装置の位置決めを行う第1ガイド軸14は、モータ支持部材36の一部である位置規制部52によって位置が規制されている。従って、一枚の連続した金属板であるモータ支持部材36により、スピンドルモータ34と第1ガイド軸14の位置が規定されるので、紙面上での上下方向および左右方向に於ける両者の相対的な位置精度が極めて高くなる。ひいては、第1ガイド軸14によって移動位置を規制される光ピックアップ装置と、回転軸58によって回転駆動されるターンテーブル62に載置される光ディスクとの関係が、最良の状態になる。
図4を参照して、第1固定領域22にて第1ガイド軸14をシャーシ12に固定する構造を説明する。図4(A)は第1固定領域22でのシャーシ12の構造を示す斜視図であり、図4(B)は第1固定領域22で第1ガイド軸14がシャーシ12に固定される構造を示す斜視図であり、図4(C)は図4(B)のCが付された線での断面図であり、図4(D)は図4(B)のDが付された線での断面図であり、図4(E)は図4(B)のEが付された線での断面図である。
図4(A)を参照して、ガイド軸が固定される第1固定領域22に対応するシャーシ12には、シャーシ12と一体的に形成された固定部78が設けられている。上記したようにシャーシ12はポリカーボネート樹脂等の樹脂材料を射出成形することにより形成されるので、固定部78は、シャーシ12の表面から一体的に突起する突起部として形成される。
具体的には、固定部78は、第1固定部80、ガイド部84、第2固定部82および当接部86から構成されている。第1固定部80および第2固定部82は、これら自身が変形することで発生する反発力により、第1ガイド軸14をモータ支持部材36の位置規制部52に押圧固定する。
ガイド部84は、アルファベットの「L」を上下反転させた形状を呈し、第1固定部80に隣接されている。ガイド部84は、製造工程時にて第1ガイド軸14の挿通を容易にする機能を有する。また、第1ガイド軸14の挿通をスムーズにするために、図4(E)に示すように、装置内部に面するガイド部84の下端部は面取り加工されている。この面取り加工により、ガイド部84の断面がアルファベットの「C」を呈する状態にしても良い。この事項は第1固定部80に関しても同様である。また、ガイド部84と第1固定部80とで、全体として四角形の枠形状を呈している。
第2固定部は、第1ガイド軸14が挿通される部分のシャーシ12の主面を突起させた部位であり、ガイド部84と当接部86とで挟まれる領域に配置されている。第2固定部82は、下方から第1ガイド軸14に対して押圧力を与える。
当接部86は、第1ガイド軸14の先端部が当接して位置決めされる部位であり、当接部86により第1ガイド軸14が軸方向に位置決めされる。
図4(B)は、シャーシ12に、光ピックアップ装置30、第1ガイド軸14およびモータユニット50を取り付けた状態を示す斜視図である。
これらをシャーシ12に取り付ける方法は次のとおりである。
先ず、モータ支持部材36に設けられた孔部に挿通されるネジを介して、モータユニット50をシャーシ12に固着する。このことにより、金属板であるモータ支持部材36の一部から成る位置規制部52と、射出成形された樹脂材料から成るシャーシ12の固定部78とが、第1固定領域22にて、第1ガイド軸14の軸方向に重畳される。
次に、光ピックアップ装置30のガイド孔18に第1ガイド軸14を挿通した後に、第1ガイド軸14の端部を、固定部78および位置規制部52に挿入する。この挿入により、第1ガイド軸14の先端部がシャーシ12の当接部86に接触し、第1固定領域22に第1ガイド軸14の端部が固定される。
次に、図1(B)を参照して、他の固定領域にてガイド軸の端部をシャーシ12に固定する。具体的には、第1ガイド軸14の他の端部を第2固定領域24にてシャーシに固定する。そして、第2ガイド軸の両端を第3固定領域26および第4固定領域28にてシャーシ12に固定する。
この図に示されているように、第2固定領域24〜第4固定領域28にてガイド軸が固定される機構は、第1固定領域22にてガイド軸が固定される機構とは異なる。上記した第1固定領域22では、シャーシ12の突起部による反発力により第1ガイド軸14が所定位置に固定されていたが、第2固定領域24〜第4固定領域28では、ネジ等の締結手段により各ガイド軸がシャーシ12に固定されている。更に、第2固定領域24〜第4固定領域28では、第1ガイド軸14と第2ガイド軸16から構成される光ピックアップ装置30の走行面が、スピンドルモータ34により回転される光ディスクの主面と平行となるように、ネジを回転させて各ガイド軸の位置調整が行われる。この調整を行う際に、既に第1ガイド軸14が固定されている第1固定領域22が基準点と成る。
以上の工程を経て、第1ガイド軸14および第2ガイド軸16はシャーシ12の所定位置に固定される。
図4(C)〜図4(E)を参照して、第1固定領域22で第1ガイド軸14の端部が所定の位置に固定される構造を説明する。ここで、上記したように、第1ガイド軸14の端部をシャーシ12の固定部78およびモータ支持部材36の位置規制部52に挿通することで、固定部78の反発力により第1ガイド軸14が位置規制部52に押圧固定されている。
図4(C)を参照すると、シャーシ12の第1固定部80は紙面上にて右側に弾性変形の範囲内で湾曲している。このことにより、紙面上にて第1ガイド軸14を左側に移動させる反発力が発生し、図4(D)に示すように第1ガイド軸14が位置規制部52の第1位置規制部74に押圧される。第1位置規制部74を含む位置規制部52は金属板から成るので、固定部78による反発力により第1ガイド軸14が押圧されても変形しない。従って、第1ガイド軸14が第1位置規制部74に押圧固定されることにより、第1ガイド軸14の紙面横方向の位置が正確に規定される。
また、第1ガイド軸14の下面は図4(C)に示されているように、シャーシ12の上面を突起させた第2固定部82に接触している。そして、第1ガイド軸14の下面により押圧されることにより、第2固定部82の頂部が部分的に塑性変形して潰れている。このことにより第1ガイド軸14を上方に押し上げる反発力が発生する。この反発力により第1ガイド軸14は、図4(D)および図4(E)に示す第2位置規制部76に押し付けられる。厚い金属板から成る第2位置規制部76に対して、第1ガイド軸14の上端部が押圧固定されることにより、紙面上の上下方向に於ける第1ガイド軸14の位置が正確に規定される。
上記したように、本形態では、可撓性に優れる樹脂材料から成る固定部78の弾性変形または塑性変形により生じた反発力で第1ガイド軸14の位置を固定している。従って、図4(B)を参照して、スピンドルモータ34が回転することにより振動が発生しても、この振動は固定部78が撓むことにより吸収され、第1ガイド軸14や光ピックアップ装置30への振動の伝導が抑制される。従って、スピンドルモータ34の回転により発生する振動により光ピックアップ装置30が誤動作することが抑制される。更にまた、同様の理由により、スピンドルモータ34が振動することにより発生する騒音が低減される。
更に、本形態では、金属板から成る位置規制部52により第1ガイド軸14の端部の位置を規定している。樹脂材料から成るシャーシ12と比較すると金属板から成る位置規制部52は、機械的強度が高く更に熱膨張係数も小さい。従って、第1ガイド軸14の位置はより正確に規定される。
更に、第1ガイド軸14の位置を規定する位置規制部52は、モータ支持部材36の一部であり、このモータ支持部材36にはスピンドルモータ34が固定されている。従って、一枚の金属板で、スピンドルモータ34と第1ガイド軸14の位置が正確に規定される。このことから、スピンドルモータ34により回転される光ディスクと、第1ガイド軸14により位置が決定される光ピックアップ装置との相対的な位置精度が向上される。
更にまた、固定部78はシャーシ12の一部であり、位置規制部52はモータ支持部材36の一部であるので、専用の部品を使用せずに第1ガイド軸14の位置を高精度に規定することが可能になる。
10 光ピックアップ支持装置
12 シャーシ
14 第1ガイド軸
16 第2ガイド軸
18 ガイド孔
20 ガイド溝
22 第1固定領域
24 第2固定領域
26 第3固定領域
28 第4固定領域
30 光ピックアップ装置
32 対物レンズ
34 スピンドルモータ
36 モータ支持部材
38 リードスクリュー
40 スレッドモータ
42 係合部
44 コネクタ
46 ハウジング
48 アクチュエータ
50 モータユニット
52 位置規制部
54 フレキシブルシート
56 モータ基板
58 回転軸
60 センタリング部材
62 ターンテーブル
64 ロータ
66 マグネット
68 駆動コイル
70 回転軸支持部材
72 軸受
74 第1位置規制部
76 第2位置規制部
78 固定部
80 第1固定部
82 第2固定部
84 ガイド部
86 当接部

Claims (7)

  1. シャーシと、
    光記録媒体にレーザー光を放射し、前記光記録媒体で反射した前記レーザー光を検出する光ピックアップ装置と、
    前記光ピックアップ装置に設けられたガイド孔に挿通されると共に、両端付近が前記シャーシに固定された第1ガイド軸と、
    前記光ピックアップ装置に設けられたガイド溝に挿通されると共に、両端付近が前記シャーシに固定された第2ガイド軸と、
    前記光記録媒体を回転させるスピンドルモータを回転可能な状態で前記シャーシに固定するモータ支持部材と、
    を備え、
    前記第1ガイド軸の一端付近は、前記シャーシと一体的に連続した固定部により、前記モータ支持部材に設けた位置規制部に押圧固定されることを特徴とする光ピックアップ支持装置。
  2. 前記シャーシの前記固定部には、前記第1ガイド軸を第1方向に押圧する第1固定部と、前記第1方向に対して直行する第2方向に前記第1ガイド軸を押圧する第2固定部とが含まれ、
    前記モータ支持部材の前記位置規制部には、前記第1方向に対向する第3方向に対して前記第1ガイド軸の移動を規制する第1位置規制部と、前記第2方向に対向する第4方向に対して前記第1ガイド軸の移動を規制する第2位置規制部とが含まれる、ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ支持装置。
  3. 前記第1ガイド軸は、前記第1固定部の弾性変形により生じる反発力により、前記モータ支持部材の前記第1位置規制部に押し付けられることを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ支持装置。
  4. 前記第1ガイド軸は、前記第2固定部が塑性変形することにより生じる反発力により、前記モータ支持部材の前記第2位置規制部に押し付けられることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光ピックアップ支持装置。
  5. 前記固定部を含む前記シャーシは、射出成形された樹脂材料から成ることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の光ピックアップ支持装置。
  6. 前記モータ支持部材の前記位置規制部に、前記第1ガイド軸が当接することにより、前記スピンドルモータと前記第1ガイド軸との相対的な位置を規定することを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の光ピックアップ支持装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れかに記載された光ピックアップ支持装置を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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