JP2010192059A

JP2010192059A - 光ディスク装置のガイド軸支持装置

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Publication number: JP2010192059A
Application number: JP2009037288A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Aoki; 武青木; Taku Miyamoto; 卓宮本
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Optec Design Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Electronic Device Sales Co Ltd
Priority date: 2009-02-20
Filing date: 2009-02-20
Publication date: 2010-09-02

Abstract

【課題】光ピックアップ装置の移動動作をガイドするべく設けられているガイド軸の支持装置を提供する。
【解決手段】光ピックアップ装置を光ディスクの径方向へ移動させるべく設けられている主ガイド軸１３及び副ガイド軸１８の固定位置を規制する第１支持部材１４及び第２支持部材１８をスピンドルモーター３の回転軸２２を支持する軸受２６、１７が固定されているモーター基板２に一体的に形成し、前記主ガイド軸１３及び副ガイド軸１８を前記第１支持部材１４及び第２支持部材１８に圧接させる弾性手段として第１コイルバネ１５及び第２コイルバネ１９を使用したことを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本発明は、光ディスクに記録されている信号のレーザー光による読み出し動作や光ディスクに信号の記録動作を行う光ピックアップ装置の移動動作をガイドするガイド軸の支持装置に関する。

光ピックアップ装置から照射されるレーザー光を光ディスクの信号記録層に照射することによって信号の読み出し動作や信号の記録動作を行うことが出来る光ディスク装置が普及している。

光ディスク装置としては、ＣＤやＤＶＤと呼ばれる光ディスクを使用するものが一般に普及しているが、最近では記録密度を向上させたＢｌｕ−ｒａｙ規格と呼ばれる光ディスクを使用するものが開発されている。

光ディスク装置に組み込まれる光ピックアップ装置は、光ディスクの径方向へピックアップ送り用モーターの回転駆動力によって移動されるように構成されている。そして、斯かる光ピックアップ装置は、光ディスクに記録されている信号を正確に読み出す必要があるため、光ディスクの径方向への移動動作を精度良く行う必要があり、一般には固定基板に固定されている一対のガイドシャフトによって移動動作がガイドされるように構成されている。

特開平１１−６６７６７号公報

光ピックアップ装置が組み込まれる光ディスク装置は、前述したようにＣＤ規格、ＤＶＤ規格及びＢｌｕ−ｒａｙ規格等の各種の光ディスクを使用するものがある。そして、斯かる光ディスク装置としては据え置き型やコンピュータ装置に組み込まれるもの等種々なタイプがある。

パーソナルコンピュータ特にノート型と呼ばれるコンピュータは、薄型化が行われており、斯かるコンピュータに組み込まれる光ディスク装置も薄型化が行われている。光ディスク装置の薄型化が行われると、その内部に組み込まれる光ピックアップ装置も薄型化が要求されることになる。

そして、最近では高密度記録動作を行うことが出来るＢｌｕ−ｒａｙ規格の光ディスク装置が普及しつつあるが、斯かる光ディスク装置に組み込まれる光ピックアップ装置は、それ自体が高い精度が要求されるだけでなく径方向への変位動作を行う駆動機構も高い移動精度が要求されている。

前述した特許文献に記載されている光ピックアップ装置は、メインシャフトとサブシャフトとによって光ディスクの径方向への移動動作をガイドされるように構成されている。しかしながら、斯かる従来技術に記載されているシャフトは、メカシャーシーに固定されているので、即ち光ディスクが載置されるターンテーブルを回転駆動するスピンドルモーターのベースと異なるシャーシーに固定されているので、精度の高い移動動作を行うため
にはターンテーブルを回転駆動するスピンドルモーターとシャフトとの位置関係を最良の状態にするための調整が必要となり、組み立て作業の工程が増加するという問題がある。

また、従来の光ディスク装置におけるシャフトの固定動作は、螺子の締め付けや螺子にて固定された板バネの押圧力によって行うように構成されている。即ち、螺子によってシャフトの固定動作や板バネの固定動作を行うようにしているので、部品点数が増加するだけでなく作業工程が増加するので製造価格が高くなるという問題がある。

本発明は、斯かる問題を解決することが出来るガイド軸支持装置を提供しようとするものである。

本発明は、光ピックアップ装置に設けられているガイド孔に挿通されるとともに断面が円形状の主ガイド軸及び光ピックアップ装置に設けられているＵ字溝に挿通される副ガイド軸とによってターンテーブル上に載置された光ディスクの径方向へ光ピックアップ装置を移動させるように構成し、前記ターンテーブルを回転駆動するスピンドルモーターの回転軸を回転可能に支持する軸受が固定されているとともにスピンドルモーターを構成するモーター基板に前記主ガイド軸の一端を支持する支持部材を一体的に形成するとともにモーター基板が固定される固定基板にコイルバネが巻装される突起を設け、前記コイルバネの弾性力にて前記主ガイド軸を前記支持部材に圧接することによって該主ガイド軸の位置決めを行うようにしたことを特徴とするものである。

また、本発明は、光ピックアップ装置に設けられているガイド孔に挿通されるとともに断面が円形状の主ガイド軸及び光ピックアップ装置に設けられているＵ字溝に挿通される副ガイド軸とによってターンテーブル上に載置された光ディスクの径方向へ光ピックアップ装置を移動させるように構成し、前記ターンテーブルを回転駆動するスピンドルモーターの回転軸を回転可能に支持する軸受が固定されているとともにスピンドルモーターを構成するモーター基板に前記主ガイド軸及び副ガイド軸の一端を支持する第１支持部材及び第２支持部材を一体的に形成するとともにモーター基板が固定される固定基板に第１コイルバネ及び第２コイルバネが各々巻装される第１及び第２の突起を設け、前記第１コイルバネ及び第２コイルバネの弾性力にて夫々前記主ガイド軸を前記第１支持部材に、また前記副ガイド軸を前記第２支持部材に圧接することによって主ガイド軸及び副ガイド軸の位置決めを行うようにしたことを特徴とするものである。

そして、本発明は、モーター基板をプレス加工することによって支持部材を該モーター基板に一体的に形成するようにしたことを特徴とするものである。

本発明のガイド軸支持装置は、光ピックアップ装置に設けられているガイド孔に挿通されるとともに断面が円形状の主ガイド軸及び光ピックアップ装置に設けられているＵ字溝に挿通される副ガイド軸とによってターンテーブル上に載置された光ディスクの径方向へ光ピックアップ装置を移動させるように構成し、前記ターンテーブルを回転駆動するスピンドルモーターの回転軸を回転可能に支持する軸受が固定されているとともにスピンドルモーターを構成するモーター基板に前記主ガイド軸の一端を支持する支持部材を一体的に形成するとともにモーター基板が固定される固定基板にコイルバネが巻装される突起を設け、前記コイルバネの弾性力にて前記主ガイド軸を前記支持部材に圧接することによって該主ガイド軸の位置決めを行うようにしたので、即ちターンテーブルの回転軸であるスピンドルモーターの回転軸を支持する軸受が固定されているモーター基板によって光ピックアップ装置の移動動作をガイドするとともに光ピックアップ装置の位置を決定する主ガイド軸の位置を規制するようにしたのでターンテーブルと光ピックアップ装置との位置関係
を正確に設定することが出来る。

更に、本発明は、主ガイド軸の位置決めを行う支持部材に該主ガイド軸を圧接させる部材としてコイルバネを使用したので、即ち固定基板に設けられている突起に該コイルバネを巻装させるという簡単な作業にて組み立てることが出来るので、製造価格を下げることが出来るという利点を有している。

また、本発明のガイド軸支持装置は、光ピックアップ装置に設けられているガイド孔に挿通されるとともに断面が円形状の主ガイド軸及び光ピックアップ装置に設けられているＵ字溝に挿通される副ガイド軸とによってターンテーブル上に載置された光ディスクの径方向へ光ピックアップ装置を移動させるように構成し、前記ターンテーブルを回転駆動するスピンドルモーターの回転軸を回転可能に支持する軸受が固定されているとともにスピンドルモーターを構成するモーター基板に前記主ガイド軸及び副ガイド軸の一端を支持する第１支持部材及び第２支持部材を一体的に形成するとともにモーター基板が固定される固定基板に第１コイルバネ及び第２コイルバネが各々巻装される第１及び第２の突起を設け、前記第１コイルバネ及び第２コイルバネの弾性力にて夫々前記主ガイド軸を前記第１支持部材に、また前記副ガイド軸を前記第２支持部材に圧接することによって主ガイド軸及び副ガイド軸の位置決めを行うようにしたので、即ちターンテーブルの回転軸であるスピンドルモーターの回転軸を支持する軸受が固定されているモーター基板によって光ピックアップ装置の移動動作をガイドするとともに光ピックアップ装置の位置を決定する主ガイド軸及び副ガイド軸の位置を規制するようにしたので、ターンテーブルと光ピックアップ装置との位置関係を正確に設定することが出来る。

更に、本発明は、主ガイド軸及び副ガイド軸の位置決めを行う第１支持部材及び第２支持部材に各々主ガイド軸及び副ガイド軸を圧接させる部材としてコイルバネを使用したので、即ち固定基板に設けられている突起に該コイルバネを巻装させるという簡単な作業にて組み立てることが出来るので、組立の作業性を高めることが出来るだけでなく製造価格を下げることが出来るという利点を有している。

そして、本発明のガイド軸支持装置は、スピンドルモーターを構成するとともにスピンドルモーターの回転軸を回転可能に支持する軸受が固定されているモーター基板に主ガイド軸及び副ガイド軸の一端を支持する第１支持部材及び第２支持部材を設けたので、モーター基板が固定される基板等に該支持部材を形成する場合と比較して薄型化し易いという利点を有している。

本発明のガイド軸支持装置の実施例１に係る要部断面図である。本発明のガイド軸支持装置の実施例１に係る要部の斜視図である。本発明のガイド軸支持装置の実施例１に係る要部の斜視図である。本発明のガイド軸支持装置の実施例２に係る要部の正面図である。本発明のガイド軸支持装置の実施例３に係る要部の正面図である。

以下、本発明の実施例であるガイド軸支持装置について、各図面を参照にして詳細に説明する。

図２において、１は光ディスク装置を構成する固定基板、２は後述するスピンドルモーター３を構成するモーター基板であり、螺子４、５、６(図３参照)によって前記固定基板１に固定されるように構成されている。

７はレーザー光を光ディスクの信号面に集光させる対物レンズ８及びレーザーダイオードから放射されるレーザー光を前記対物レンズ８に導く光学部品が組み込まれている光ピックアップ装置であり、円形状のガイド孔９が形成されている主支持アーム１０及びＵ字溝１１が形成されている副支持アーム１２が設けられている。

１３は前記光ピックアップ装置の主支持アーム１０に形成されているガイド孔９に挿通されるとともに断面が円形状の主ガイド軸であり、一端１３Ａは前記モーター基板２に一体的に形成されている第１支持部材１４によって位置が規制されているとともに他端１３Ｂは前記固定基板１に形成されている固定部材(図示せず)によって固定されている。また、前記主ガイド軸１３の先端部１３Ｃは前記固定基板１に設けられている位置決め突起１Ａによって位置決めされている。

１５は前記固定基板１に設けられている第１突起１６に巻装される第１コイルバネであり、その弾性力にて前記主ガイド軸１３を前記第１支持部材１４に圧接させるように構成されている。即ち、前記第１コイルバネ１５の弾性力によって前記主ガイド軸１３を前記第１支持部材１４に圧接させることによって該主ガイド軸１３の位置決めを行うように構成されている。

１７は前記光ピックアップ装置の副支持アーム１２に形成されているＵ字溝１１に挿通される副ガイド軸であり、一端１７Ａは前記モーター基板２に一体的に形成されている第２支持部材１８によって位置が規制されているとともに他端１７Ｂは前記固定基板１に形成されている固定部材(図示せず)によって固定されている。また、前記副ガイド軸１７の先端部１７Ｃは前記固定基板１に設けられている位置決め突起１Ｂによって位置決めされている。

１９は前記固定基板１に設けられている第２突起２０に巻装される第２コイルバネであり、その弾性力にて前記副ガイド軸１７を前記第２支持部材１８に圧接させるように構成されている。即ち、前記第２コイルバネ１９の弾性力によって前記副ガイド軸１７を前記第２支持部材１８に圧接させることによって該副ガイド軸１７の位置決めを行うように構成されている。

２１は前記スピンドルモーター３を構成する回転軸２２に嵌合されたターンテーブルであり、該回転軸２２と共に回転するとともに光ディスクが載置されるように構成されている。２３は前記回転軸２２の上端に嵌合固定されているセンタリング部材であり、光ディスクの中心部に形成されている中心孔と嵌合し該光ディスクの位置決めを行う作用を成すものである。

前述したように本発明に係る光ディスク装置は構成されており、斯かる構成において、光ピックアップ装置７は前記主ガイド軸１３及び副ガイド軸１７によって前記ターンテーブル２１上に載置される光ディスクの径方向、即ち矢印Ａ及びＢ方向への移動動作を行うように構成されている。また、斯かる光ピックアップ装置７の径方向への移動動作は、前記主支持アーム１０を延長して設けられている駆動アーム部１０Ａを光ピックアップ駆動用モーター(図示せず)の回転駆動力によって駆動することによって行うように構成されている。

前記駆動アーム部１０Ａの駆動方法としては、該駆動アーム部１０Ａにラック歯車を形成し、該ラック歯車に噛み合う歯車を光ピックアップ駆動用モーターによって回転駆動させる方法や周縁に送り用の溝が形成されている送り用軸を回転駆動するとともに該送り用溝に係合する係合部を前記駆動アーム部１０Ａに形成し、該送り用軸の回転力を該駆動ア
ーム部１０Ａに伝達する方法が周知のように行われているので、その説明は省略する。

以上に説明したように本発明に係るガイド軸支持装置は構成されているが、次に本発明の要旨について図１を参照して説明する。

図１において、２４は前記モーター基板２に形成されている回転支持凹部２Ａに固定されている回転軸支持部材であり、前記回転軸２２を回転させる場合に駆動電流が供給される駆動コイル２５が固定されている。２６及び２７は前記回転軸支持部材２４に固着されている軸受であり、前記スピンドルモーター３の回転軸２２を回転可能に支持する作用を有している。

２８は前記回転軸２２と一体的に回転するべく該回転軸２２に嵌合固定されているローターであり、リング状のマグネット２６が内面の側壁に接着固定されている。スピンドルモーター３は、前述したようにモーター基板２、回転軸２２、回転軸支持部材２４、駆動コイル２５、軸受２６、２７、ローター２８及びマグネット２９等の各部品にて構成されている。

斯かる構成のスピンドルモーター３において、前記モーター基板２等に組み込まれているモーター駆動回路から前記駆動コイル２５に駆動信号が供給されると、該駆動コイル２５から誘起される磁力とマグネット２９から生成される磁力とによってローター２８に対する回転力が生成されるので、該ローター２８は回転軸２２を中心として回転することになる。

ローター２８に発生する回転駆動力によって回転軸２２が回転すると、該回転軸２２に嵌合固定されているターンテーブル２１が回転せしめられるので、該ターンテーブル２１に載置されている光ディスクを回転させることが出来る。そして、前記駆動コイル２５に供給される駆動信号の大きさや駆動パルスの間隔等を制御することによって光ディスクの回転速度を所望の回転速度になるように制御することが出来る。

斯かる構成によれば、ターンテーブル２１の位置は、モーター基板２に形成されている回転支持凹部２Ａに固定されている回転支持部材２４に固着されている軸受２６及び２７によって決定される。一方、光ピックアップ装置７の位置決めを行う主ガイド軸１３及び副ガイド軸１７は、前述したようにモーター基板２に一体的に形成されている第１支持部材１４及び第２支持部材１８によってその位置を規制されるように構成されている。

前記第１支持部材１４は、図１に示すように主ガイド軸１３の側面と当接する側面位置規制部１４Ａと該主ガイド軸１３の上面と当接する上面位置規制部１４Ｂとより構成されている。斯かる主ガイド軸１３の一端１３Ａは、前述したように固定基板１に形成されている第１突起１６に巻装されているコイルバネ１５によって矢印Ｃ方向へ押圧付勢されている。

従って、前記主ガイド軸１３のスピンドルモーター３の回転軸２２方向の水平位置は前記第１支持部材１４の側面位置規制部１４Ａによって規制され、該回転軸２２の軸方向、即ち上下方向の位置は前記第１支持部材１４の上面位置規制部１４Ｂによって規制されることになる。このように主ガイド軸１３の水平方向の位置及び上下方向の位置は前記第１支持部材１４によって決定されることになる。

前記主ガイド軸１３の水平方向及び上下方向の位置を規制する第１支持部材１４は、スピンドルモーター３を構成するモーター基板２に一体的に形成されているので、スピンドルモーター３の回転軸２２に対する主ガイド軸１３の位置関係を精度良く設定することが
できる。即ち、前記主ガイド軸１３によって移動位置を規制される光ピックアップ装置７と回転軸２２によって回転駆動されるターンテーブル２１に載置される光ディスクとの関係が最良の状態になるように構成することが出来る。

前述したように主ガイド軸１３の第１支持部材１４による位置決めは行われるが、次に副ガイド軸１７の位置決めについて説明する。前記副ガイド軸１７の位置決めを行う第２支持部材１８は、図１に示すように副ガイド軸１７の側面と当接する側面位置規制部１８Ａと該副ガイド軸１７の上面と当接する上面位置規制部１８Ｂとより構成されている。斯かる副ガイド軸１７の一端１７Ａは、前述したように固定基板１に形成されている第２突起２０に巻装されているコイルバネ１９によって矢印Ｄ方向へ押圧付勢されている。

従って、前記副ガイド軸１７のスピンドルモーター３の回転軸２２方向の水平位置は前記第２支持部材１８の側面位置規制部１８Ａによって規制され、該回転軸２２の軸方向、即ち上下方向の位置は前記第２支持部材１８の上面位置規制部１８Ｂによって規制されることになる。このように副ガイド軸１７の水平方向の位置及び上下方向の位置は前記第２支持部材１８によって決定されることになる。

前記副ガイド軸１７の水平方向及び上下方向の位置を規制する第２支持部材１８は、スピンドルモーター３を構成するモーター基板２に一体的に形成されているので、スピンドルモーター３の回転軸２２に対する副ガイド軸１７の位置関係を精度良く設定することができる。即ち、前記副ガイド軸１７によって移動位置を規制される光ピックアップ装置７と回転軸２２によって回転駆動されるターンテーブル２１に載置される光ディスクとの関係が最良の状態になるように構成することが出来る。

以上に説明したように光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う光ピックアップ装置７を該光ディスクの径方向へ案内するべく設けられている主ガイド軸１３及び副ガイド軸１７の位置規制を行う第１支持部材１４及び第２支持部材１８をスピンドルモーター３の回転軸２２を回転可能に支持する軸受２６、２７が固定されているモーター基板２に一体的に形成したので、前記回転軸２２に固定されているターンテーブル２１と光ピックアップ装置７との位置関係を正確に設定することが出来る。

そして、主ガイド軸１３及び副ガイド軸１７の位置規制を行う第１支持部材１４及び第２支持部材１８をスピンドルモーター３の回転軸２２を回転可能に支持する軸受２６、２７が固定されているモーター基板２に一体的に形成したので、即ち第１支持部材１４と第２支持部材１８とを同一の基板に一体的に形成したので、主ガイド軸１３及び副ガイド軸１７との位置関係を正確に設定することが出来る。

それ故、前記主ガイド軸１３と副ガイド軸１７との水平方向の傾きを最適な状態になるように設定することが出来るので、光ディスクに対する光ピックアップ装置７のタンジェンシャル方向の位置関係を最良の状態になるように設定することが出来る。

前述した実施例１では、主ガイド軸１３を支持する第１支持部材１４に水平方向の位置を規制する側面位置規制部１４Ａと上下方向の位置を規制する上面位置規制部１４Ｂとを設けたが、次に図４に示す第１支持部材１４の実施例２について説明する。

実施例２である第１支持部材１４は、図４に示すように水平方向である両方向の位置を規制する第１及び第２の側面位置規制部１４Ｃ、１４Ｄ及び上面位置を規制する上面位置規制部１４Ｂが形成されている。斯かる構成によれば、主ガイド軸１３の水平方向の位置規制が第１支持部材１４によって行われるので、衝撃を受けた場合に該主ガイド軸１３の
水平方向への大きな変位を防止することが出来る。

また、図４に示した実施例２では、側面位置規制部１４Ｃと側面位置規制部１４Ｄを上面位置規制部１４Ｂにて連結するようにしたので、第１支持部材１４の強度を大きくすることが出来るという利点を有している。従って、第１支持部材１４の厚さを薄くせざるを得ない場合に本発明の実施例２は大きな効果を奏するものである。

図４に示すように第１支持部材１４の実施例２は構成されているが、副ガイド軸１７を支持する第２支持部材１８も同様に構成することが出来るので、その説明は省略する。

次に図５に示す第１支持部材１４の実施例３について説明する。実施例３である第１支持部材１４は、図５に示すように主ガイド軸１３が挿入される円形孔１４Ｅが形成されている。斯かる構成によれば、上下左右全ての方向への位置規制が第１支持部材１４によって行われるので、衝撃を受けた場合に主ガイド軸１３の全方向への大きな変位を防止することが出来る。

図５に示すように第１支持部材１４の実施例３は構成されているが、副ガイド軸１７を支持する第２支持部材１８も同様に構成することが出来るので、その説明は省略する。

前述した実施例１では、主ガイド軸１３を支持する第１支持部材１４と副ガイド軸１７を支持する第２支持部材１８とをスピンドルモーター３を構成するモーター基板２に一体的に形成するようにしたが、即ち主ガイド軸１３及び副ガイド軸１４の２つのガイド軸の位置決めを行う第１支持部材１４と第２支持部材１７とをモーター基板２に一体的に形成するようにしたが、主ガイド軸１３の位置決めを行う第１支持部材１４のみをモーター基板２に一体的に形成するようにすることも出来る。

即ち、一般に光ピックアップ装置は、主ガイド軸１３によって位置決めが行われるので、該主ガイド軸１３による位置決め精度で十分な特性を得ることが出来る光ディスク装置に組み込む場合には、主ガイド軸１３のみ位置決めをすれば良いことになる。

前述したように本発明の実施例１における第１支持部材１４及び第２支持部材１８はモーター基板２に一体的に形成されるが、該第１支持部材１４及び第２支持部材１８の形成方法について説明する。

スピンドルモーター３を構成するモーター基板２に設けられている回転支持凹部２Ａは、該モーター基板２をプレス加工することによって形成されるが、斯かるプレス加工を行うときに第１支持部材１４及び第２支持部材１８を同時にプレス加工によって形成すれば作業工程が簡単になるだけでなく、第１支持部材１４と第２支持部材１８との互いの位置関係及び回転軸２１との位置関係を正確に設定することが出来る。

また、実施例４にて説明したように第１支持部材１４のみをモーター基板２に一体的に形成する場合には、該第１支持部材１４のみがモーター基板２のプレス加工時に形成されることになる。

本発明は、ＣＤやＤＶＤと呼ばれる光ディスクを使用する光ディスク装置やＢｌｕ−ｒａｙ規格の光ディスクを使用する光ディスク装置に利用することが出来る。

１固定基板
２モーター基板
３スピンドルモーター
７光ピックアップ装置
９ガイド孔
１１Ｕ字溝
１３主ガイド軸
１４第１支持部材
１５第１コイルバネ
１６第１突起
１７副ガイド軸
１８第２支持部材
１９第２コイルバネ
２０第２突起
２１ターンテーブル
２２回転軸
２４回転軸支持部材
２５駆動コイル
２６、２７軸受
２８ローター
２９マグネット

Claims

光ピックアップ装置に設けられているガイド孔に挿通されるとともに断面が円形状の主ガイド軸及び光ピックアップ装置に設けられているＵ字溝に挿通される副ガイド軸とによってターンテーブル上に載置された光ディスクの径方向へ光ピックアップ装置を移動させるように構成された光ディスク装置であり、前記ターンテーブルを回転駆動するスピンドルモーターの回転軸を回転可能に支持する軸受が固定されているとともにスピンドルモーターを構成するモーター基板に前記主ガイド軸の一端を支持する支持部材を一体的に形成するとともにモーター基板が固定される固定基板にコイルバネが巻装される突起を設け、前記コイルバネの弾性力にて前記主ガイド軸を前記支持部材に圧接することによって該主ガイド軸の位置決めを行うようにしたことを特徴とする光ディスク装置のガイド軸支持装置。
支持部材に主ガイド軸の側面と当接する側面位置規制部及び上面と当接する上面位置規制部を形成したことを特徴とする請求項１に記載のガイド軸支持装置。
支持部材に主ガイド軸が挿入される円形孔を形成したことを特徴とする請求項１に記載のガイド軸支持装置。
モーター基板をプレス加工することによって支持部材を該モーター基板に一体的に形成するようにしたことを特徴とする請求項１に記載のガイド軸支持装置。
光ピックアップ装置に設けられているガイド孔に挿通されるとともに断面が円形状の主ガイド軸及び光ピックアップ装置に設けられているＵ字溝に挿通される副ガイド軸とによってターンテーブル上に載置された光ディスクの径方向へ光ピックアップ装置を移動させるように構成された光ディスク装置であり、前記ターンテーブルを回転駆動するスピンドルモーターの回転軸を回転可能に支持する軸受が固定されているとともにスピンドルモーターを構成するモーター基板に前記主ガイド軸及び副ガイド軸の一端を支持する第１支持部材及び第２支持部材を一体的に形成するとともにモーター基板が固定される固定基板に第１コイルバネ及び第２コイルバネが各々巻装される第１及び第２の突起を設け、前記第１コイルバネ及び第２コイルバネの弾性力にて夫々前記主ガイド軸を前記第１支持部材に、また前記副ガイド軸を前記第２支持部材に圧接することによって主ガイド軸及び副ガイド軸の位置決めを行うようにしたことを特徴とする光ディスク装置のガイド軸支持装置。
第１支持部材及び第２支持部材に各々主ガイド軸及び副ガイド軸の側面と当接する側面位置規制部及び上面と当接する上面位置規制部を形成したことを特徴とする請求項５に記載のガイド軸支持装置。
第１支持部材及び第２支持部材に各々主ガイド軸及び副ガイド軸が挿入される円形孔を形成したことを特徴とする請求項５に記載のガイド軸支持装置。
モーター基板をプレス加工することによって第１支持部材及び第２支持部材を該モーター基板に一体的に形成するようにしたことを特徴とする請求項５に記載のガイド軸支持装置。