JP2011217435A - 2軸回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、簡素な構造と小さい損失をもつ2軸回転電機を提供することである。
【解決手段】この2軸回転電機は本質的に3つのモータをもつ。第1モータは第1ステータと第1ロータとからなる。第2モータは第2ステータと第2ロータとからなる。第1ロータは、第1ステータと第2ロータと電磁結合する永久磁石をもつ。第2ロータは、第2ステータと第1ロータと電磁結合するかご形巻線をもつ。第3モータは、互いに電磁結合するこれら2つのロータからなる。各電流は永久磁石回転速度と同じ絶対回転角速度で回転する。これにより、かご形巻線の滑り損失が低減される。
【選択図】図1

Description

本発明は、2軸回転電機の改良に関する。
内燃機関は、可変速回転する車輪を駆動するためにトルク変換機構を要求する。このトルク変換機構にトルクアシスト機能及びトルク吸収機能を追加することは更に好適である。それは、ハイブリッドカーと呼ばれている。
特許文献1-3は、3つのロータと2つのステータをもつ2軸回転電機を提案している。第1軸に固定された第1ロータは、磁石ロータからなる。第2、第3ロータは、かご形巻線をもつ。第2、第3ロータは、第2軸に固定される。第1ロータは、第2ロータと電磁結合する。第1ロータは第1ステータと電磁結合する。第3ロータは第2ステータと電磁結合する。第2ロータのかご形巻線と第3ロータのかご形巻線は電気的に接続される。
第2、第3ロータは、軸方向に隣接する。第1ステータの第1ステータ巻線と第2ステータの第2ステータ巻線との間に、位相制御回路が接続される。2つのステータと3つのロータとをもつこの回転電機は、本質的に3つのモータをもつ。けれども、第2ロータのかご形巻線と第3ロータのかご形巻線との接続構造は開示されていない。更に、2つのステータと3つのロータとをもつこの回転電機は、高速において3つのロータを支える困難をもつ。
特開2009-33917 特開2009-73472 特開2009-106134
本発明は、簡素な構造と少ない損失をもつ2軸回転電機を提供することをその目的とする。
本発明の2軸回転電機は、 第1軸(2)に固定された第1ロータ(6,6A)と、第2軸(3)に固定された第2ロータ(7)と、第1ロータ(6、6A)と電磁結合される第1ステータ(4、4A)と、第2ロータ(7)と電磁結合される第2ステータ(5、5A)とを有する。
第1ロータ(6、6A)は、永久磁石(62、63)とかご形巻線(62A、63A)の少なくとも一つをもつ軟磁性コア(61A、61B)を有する。第2ロータ(7)は、かご形巻線(72、73)をもつ軟磁性コア(71A、71B)を有する。第1ステータ(4、4A)、 第1ロータ(6、6A)、第2ロータ(7)及び第2ステータ(5、5A)は、小空隙(81、82、83)を介して径方向に順番に隣接する。第1ロータ(6) 及び第2ロータ(7)は、小空隙(82)を介して電磁的に結合する。第1ステータ(4、4A)の第1ステータ巻線(40)及び第2ステータ(5、5A)の第2ステータ巻線(50)は、それぞれ同回転速度の回転磁界を形成する。
一つのロータの誘導電流及び他のモータの誘導電流は等しい速度をもつので、電磁結合された2つのロータは同期トルクを発生する。もしくは、一つのロータの誘導電流及び永久磁石の磁界が等しい速度をもつので、電磁結合された2つのロータは同期トルクを発生する。このため、たとえ2つの回転軸の角速度(回転速度)が互いに大きく異なる場合でも、回転電機の滑り損失がキャンセルされる。その結果、この2軸回転電機は、高い効率と簡単な構造とをもつ。
好適態様によれば、第1ロータ(6、6A)は、永久磁石(62、63)をもつ軟磁性コア(61A、61B)を有する。その結果、トルク及び効率が増大する。
好適態様によれば、第1ロータ(6、6A)は、かご形巻線(62A、63A)をもつ軟磁性コア(61A、61B)を有する。その結果、高速回転の回転電機の製造費用は低減される。
好適態様によれば、かご形巻線(62A、63A、72、73)は、内側ロータコア(61A、71A)の内周面に沿って延在する内側かご形巻線(62A、73)と、外側ロータコア (61B、71B)の外周面に沿って延在する外側かご形巻線(63A、72)とからなる。その結果、支持部材が内側かご形巻線(62A、73)及び外側かご形巻線 (63A、72)の間に配置できるので、ロータは高速回転することができる。
好適態様によれば、径方向へ延在する接続導体(64、74)の各一本により、内側かご形巻線(62A、73)のスロット導体部の各一端は外側かご形巻線 (63A, 72)のスロット導体部の各一端に接続される。その結果、2つのかご形巻線は同じ回転速度の回転磁界を簡単に励起することができる。
好適態様によれば、ロータ(6、6A、7、7A)は、ロータコア(6、7、6A) を軸 (2、3)に接続する非磁性の椀部 (60、70)を有し、
椀部 (60、70) は、内側ロータコア(61A、71A)と外側ロータコア (61B、71B)との間に突出する非磁性の円筒部(61C、71C)を有する。その結果、円筒部が磁石コアを支持するので、ロータは高速回転することができる。
好適態様によれば、円筒部(61C、71C)は、電気絶縁シート部材(65、75)を介して接続導体(64、74)に隣接する。その結果、接続導体の電流漏洩が防止される。
好適態様によれば、椀部 (60、70)、内側かご形巻線(62A、73)及び円筒部(61C、71C)は、ダイキャストされた非磁性金属で形成されている。その結果、ロータを簡単に製造することができ、ロータの機械的強度は増大する。
好適態様によれば、椀部 (60、70) 、内側かご形巻線(62A、73)、外側かご形巻線 (63A、72)、円筒部(61C, 71C)及び接続導体(64、74)は、ダイキャストされた非磁性金属で形成される。電気絶縁シート(65、75)が、円筒部(61C、71C)と接続導体(64、74)との間に挿入されている。その結果、ロータを簡単に製造することができ、ロータの機械的強度は増大する。
好適態様によれば、永久磁石(62、63)は、ロータコア(61A)の内周面に沿って延在する内側永久磁石(62)と、ロータコア(61B)の外周面に沿って延在する外側永久磁石(63)とからなる。ロータ(6)は、ロータコア(61)を軸(2)に接続する非磁性の椀部 (60)を有する。椀部 (60)は、内側ロータコア(61A) と外側ロータコア(61B)との間に突出する非磁性の円筒部(61C)を含む。その結果、ロータは永久磁石を十分に支持することができる。
好適態様によれば、椀部 (60)及び円筒部(61C)は、ダイキャストされた非磁性金属で形成されている。ロータ製造プロセスは簡単になる。
好適態様によれば、並列接続された第1ステータ巻線(40)及び第2ステータ巻線 (50)は、複数相インバータに接続されている。その結果、電力コンバータが簡単になる。
好適態様によれば、直列接続された第1ステータ巻線(40)及び第2ステータ巻線 (50)は、複数相インバータに接続されている。その結果、電力コンバータが簡単になる。
好適態様によれば、第1ステータ巻線(40)は、かご形巻線(40A)からなる。第2ステータ巻線(50)は、かご形巻線(50A)からなる。径方向へ延在する接続導体(10)の各一本により、かご形巻線(40A)のスロット導体部の各一端は、かご形巻線 (50A)のスロット導体部の各一端に接続される。その結果、2つのかご形巻線の2つの回転磁界は、簡素な構造で等しい回転速度で回転することができる。
好適態様によれば、第1ステータ巻線(40)の各相巻線及び第2ステータ巻線(50)の各相巻線は、2つのロータ(6、7)の間のトルクが最大となる所定周方向相対位置に配設される。その結果、トルクが増大する。
好適態様によれば、内側永久磁石(62)及び外側永久磁石(63)は、2つのロータ(6、7)の間のトルクが最大となる所定周方向相対位置に配設される。その結果、トルクが増大する。
好適態様によれば、第2ロータ(6)は、永久磁石(62、63)を有する。第1ステータ巻線(40)及び第2ステータ巻線(50)は、第1ロータ(6)と同じ回転速度をもつ回転磁界を発生する。その結果、トルクが増大する。
好適態様によれば、第1ロータ(6)は、永久磁石(62、63)を有する。第1ステータ巻線(40)及び第2ステータ巻線(50)は、第1ロータと同じ回転速度をもつ回転磁界を発生する。その結果、トルクが増大する。
好適態様によれば、2つのロータ(6、7)の両方はそれぞれかご形巻線を有する。第1ステータ巻線(40)及び第2ステータ巻線(50)は、互いに同じ回転速度の回転磁界を誘起する。この回転速度は、第1ロータ(6A)の回転速度と第2ロータ(7)の回転速度との中間値である。その結果、トルクが増大する。
好適態様によれば、2つのステータ巻線(40、50)により励起された回転磁界は、第1ロータ(6)及び第2ロータ(7)のトルク指令値の少なくとも一つに応じて変更される。その結果、トルクは簡単に制御される。
好適態様によれば、2つのステータ巻線(40、50)により励起された回転磁界は、複数相インバータを介して2つのステータ巻線(40、50)に接続されるバッテリの電流指令値に応じて変更される。その結果、バッテリ電流は簡単に制御される。
この発明のもう一つの特徴によれば、第1軸に固定された第1ロータ(6)、第2軸(3)に固定された第2ロータ(7)、第1軸(2)に固定された第3ロータ(8)、第3ロータ(8)に電磁結合する第1ステータ(4)、及び、第2ステータ(7)に電磁結合する第2ステータ(5)を備え、第1ロータ(6)は、第2ロータ(7)に電磁結合する。軸(2)の軸方向に隣接する第1ロータ(6)及び第3ロータ(8)はそれぞれ、永久磁石を有する。軸2の軸方向に互いに隣接する第1ステータ(4)及び第2ステータ(5)はそれぞれ、 かご形巻線(40A、50A)を有するかご形巻線を有する。第2ロータ(7)は、かご形巻線をもつ誘導ロータである。第1ロータ(6)、第2ロータ (7)及び第2ステータ(5)は、軸方向に隣接する。かご形巻線(40A)のスロット導体部の各一端は、軸(2)の軸方向に延在する接続導体(10)の各一つにより、かご形巻線(50A)のスロット導体部の各一端に接続されることを特徴としている。その結果、モータ構造が非常に簡素となる。更に、機械は高速回転することができる。
好適な態様において、第2ロータ(7)は、内側かご形巻線(73)及び外側かご形巻線(72)を有する。内側かご形巻線(73)は、第2ロータ(7)の内側ロータコア(71A)の内周面に沿って延在する。外側かご形巻線(72)は、第2ロータ(7)の外側ロータコア(71B)の外周面に沿って延在する。かご形巻線(72)のスロット導体部の各一端は、軸(2)の径方向に延在する接続導体(74)の各一つにより、かご形巻線(73)のスロット導体部の各一端に接続される。その結果、構造が簡素となる。
この発明のもう一つの特徴によれば、第1軸に固定された第1ロータ(6)、第2軸(3)に固定された第2ロータ(7)、第1軸(2)に固定された第3ロータ(8)、第1ロータ(7)に電磁結合する第1ステータ(4A)、及び、第2ステータ(7)に電磁結合する第2ステータ(5)を備え、第1ロータ(6)は、第2ロータ(7)に電磁結合する。第1ロータ(6)は、第1かご形巻線(62A)及び第2界磁巻線(63A)を有する。第2ロータ(7)は、第3かご形巻線(73)及び第4界磁巻線(72)を有する。第1かご形巻線(62A)は、永久磁石(40C)をもつ第1ステータに面する。第2かご形巻線(63A)は、第3かご形巻線(73)に面する。第4かご形巻線(72)は、ステータ巻線(50)をもつ第2ステータに面する。第1界磁巻線(62A)及び第2界磁巻線(63A)は、接続導体(64)を通じて接続される。第3界磁巻線(73)及び第4界磁巻線(72)は、接続導体(74A, 74B, 74C, 74D)を通じて接続される。接続導体(74A, 74B, 74C, 74D)は第3かご形巻線(73)の電流を第4かご形巻線(72)の電流の反対方向へ回転させる。第2ステータ(5A)のステータ巻線(50)の電流は、第2ロータ(7)の回転速度の2倍で回転することを特徴としている。その結果、構造が簡素となる。
実施例1の2軸回転電機の軸方向模式半断面図である。 磁石ロータ及び誘導ロータの一部展開図である。 2つのステータ巻線の並列接続例を示す配線図である。 2つのステータ巻線の直列接続例を示す配線図である。 第2MGのステータ電流I2とロータ電流I3との空間位相を示す模式図である。 実施例2の2軸回転電機の軸方向模式半断面図である。 図6の4つのかご形巻線の接続例を示す配線図である。 実施例3の2軸回転電機の軸方向模式半断面図である。 図9は、2つのかご形ロータをもつ2軸機の周波数制御を示すフローチャートである。 実施例4の2軸回転電機の軸方向模式半断面図である。 実施例5の2軸回転電機の軸方向模式半断面図である。 電流方向を変更する接続導体を示す模式展開図である。 実施例4の電流の各速度を示す模式図である。
実施例1
実施例1の2軸回転電機が図1を参照して説明される。まず、その構造が説明される。図1は、ラジアルギャップ構造をもつ2軸回転電機の軸方向模式半断面図である。ハウジング1は回転軸2、3を回転自在に支持している。インナーステータ4がアルミニウム製のハウジング1の内径部に固定されている。円筒形のアウターステータ5がハウジング1の外径部に固定されている。
円筒形の磁石ロータ6が回転軸2の後端部に固定されている。円筒形の誘導ロータ7が回転軸3の前端部に固定されている。インナーステータ4は、積層鋼板からなるステータコア41に巻かれたステータ巻線40を有する。アウターステータ5は、積層鋼板からなるステータコア51に巻かれたステータ巻線50を有する。三相巻線からなるステータ巻線40、50はステータコアに集中巻きされている。
磁石ロータ6は、回転軸2に固定されたアルミニウム製の椀部60を有する。椀部60の外周部は、軸方向前方に突出する円筒部61Cを有する。円筒部61Cを含む椀部60はダイキャストにより鋳造されている。円筒部61Cの内周面に円筒形のロータコア61Aが固定されている。円筒部61Cの外周面に円筒形のロータコア61Bが固定されている。ロータコア61A、61Bは積層鋼板からなる。複数の永久磁石62がロータコア61Aに固定されている。複数の永久磁石63がロータコア61Bに固定されている。互いに周方向に隣接する2つの永久磁石62は反対の極性をもつ。互いに周方向に隣接する2つの永久磁石63は反対の極性をもつ。
誘導ロータ7は、回転軸3に固定されたアルミニウム製の椀部70を有する。椀部70の外周部は、軸方向前方に突出する円筒部71Cをもつ。円筒部71Cの内周面に円筒形のロータコア71Aが固定されている。円筒部71Cの外周面に円筒形のロータコア71Bが固定されている。
ロータコア71A、71Bは積層鋼板からなる。ロータコア71Aはかご形巻線73を有する。ロータコア71Bはかご形巻線72を有する。かご形巻線72、73の各一端は接続導体74により接続されている。電気絶縁シート75が、円筒部71Cと接続導体74との間に配置されている。円筒部71C、かご形巻線72、73及び接続導体74を含む椀部70はダイキャストにより鋳造されている。
かご形巻線72、73はそれぞれ、周方向へ一定ピッチで配置された多数のスロット導体部からなる。かご形巻線72の各スロット導体部は、ロータコア71Bの各スロットに別々に収容されている。かご形巻線73の各スロット導体部は、ロータコア71Aの各スロットに別々に収容されている。接続導体74の数は、かご形巻線72、73の各スロット導体部のペアの数に等しい。
各接続導体74は、ロータコア72、73の前端及び円筒部71Cの前端に沿って、放射状に配置されている。各接続導体74の中央部は、互いに電気絶縁されている。各接続導体74の外径端は、かご形巻線72の各スロット導体部の各前端に接続されている。各接続導体74の内径端は、かご形巻線73の各スロット導体部の各前端に接続されている。
電気絶縁シート75が各接続導体74と椀部70との間に配置されている。かご形巻線72の各スロット導体部の後端は、椀部70により互いに接続されている。かご形巻線73の各スロット導体部の後端は椀部70により互いに接続されている。
ステータ4は、小さいラジアルギャップ81を横断してロータコア61A及び永久磁石62に対面している。ステータ5は、小さいラジアルギャップ82を横断してロータコア61B及び永久磁石63に対面している。永久磁石62はロータコア61Aに埋設されてもよい。永久磁石63はロータコア61Bに埋設されてもよい。繊維などを混ぜることにより、椀部60、70の強度を増大することも有効である。
結局、この回転電機は、トルク伝送のための3つのMG(発電電動機)をもつ。第1MG101はラジアルギャップ81を横断してトルクを伝送する。第2MG102はラジアルギャップ82を横断してトルクを伝送する。第3MG103はラジアルギャップ83を通じてトルクを伝送する。
この2軸回転電機の基本動作が説明される。磁石ロータ6は角速度ω1をもつ。誘導ロータ7は角速度ω2をもつ。角速度ω1が角速度ω2より大きい時、磁石ロータ6が発電ロータとなり、誘導ロータ7が電動ロータとなる。
角速度ω1で回転する回転磁石ロータ6により、角速度ω1で回転する誘導電流I1がステータ巻線40に誘導される。誘導電流I1を構成する各相電流は、ステータ巻線50を構成する各相巻線に相毎に別々に供給される。その結果、角速度ω1で回転する誘導電流I2がステータ巻線50に流れる。
更に、かご形巻線73が角速度ω2で回転するので、角速度ω1で回転する磁石ロータ6により、角速度(ω1-ω2)で回転する誘導電流I3がかご形巻線73に誘導される。誘導電流I3はかご形巻線72に流れる。かご形巻線72の各一つの線状導体がかご形巻線73の各一つの線状導体に接続されているので、角速度ω1-ω2で回転する誘導電流I3がかご形巻線72に流れる。
誘導ロータ7が角速度ω2で回転するので、誘導電流I3の絶対的な角速度はω1となる。かご形巻線72は第2MG102のロータを構成している。第2MG102は、等しい絶対角速
度ω1で回転するロータ電流I3と、ステータ電流I2とをもつ。ロータ電流I3とステータ電流I2とに間の電磁力により、第2MG102は、同期トルクを発生する。両永久磁石及び両ステータ巻線は、第2MG102のモータトルクが最大となる周方向位置に、配置される。
結局、第1MG101、第2MG102及び第3MG103は同期機と考えることができる。言い換えれば、第1MG101及び第3MG103で発電された電力が第2MG102によりトルクに変換される。その結果、簡素な構成と小さい損失をもつ電磁トルクコンバータが実現する。図2は、磁石ロータ6及び誘導ロータ7の一部展開図を示す。
図3はステータ巻線40、50の配線図の一例を示す。ステータ巻線40は、星形接続されたU相巻線40U、V相巻線40V及びW相巻線40Wからなる。ステータ巻線50は、星形接続されたU相巻線50U、V相巻線50V及びW相巻線50Wからなる。三相整流器を兼ねる三相インバータ90は、U相端子9U、V相端子9V及びW相端子9Wをもつ。
U相端子9UはU相ラインUを通じてU相巻線40U及び50Uに並列接続される。V相端子9VはV相ラインVを通じてV相巻線40V及び50Vに並列接続される。W相端子9WはW相ラインWを通じてW相巻線40W及び50Wに並列接続される。すなわち、三相インバータ90は、相ごとに並列接続された三相ステータ巻線40及び50と電力を授受する。
ステータ巻線40の発電電流がステータ巻線50の消費電流により大きい時、三相インバータ90は発電電流と消費電流との差を吸収する動作を行う。ステータ巻線40の発電電流がステータ巻線50の消費電流により小さい時、三相インバータ90は発電電流と消費電流との差を供給する動作を行う。三相インバータ90は、DCDCコンバータを通じてステータ巻線40、50に接続されることが好ましい。
図4はステータ巻線40、50の配線図の他例を示す。U相巻線40U及びU相巻線50Uは直列接続される。V相巻線40V及びV相巻線50Vは直列接続される。W相巻線40W及びW相巻線50Wは直列接続される。U相巻線40U、50U、V相巻線40V、V相巻線50V及びW相巻線40W、W相巻線50Wは星形接続されている。
すなわち、三相インバータ90は、相ごとに直列接続された三相ステータ巻線40及び50とに電力を供給する。三相インバータ90は、ステータ巻線40の発電電圧とステータ巻線50の電圧降下との差を供給する。
第2MG102のステータ電流I2とロータ電流I3との空間位相関係が図5を参照して説明される。ステータ電流I2とロータ電流I3は角速度ω1で回転する。ステータ巻線50のステータ電流I2が作る回転磁界Ψaと、かご形巻線72のロータ電流I3とにより、トルクが発生する。かご形巻線72のロータ電流I3が作る回転磁界Ψbと、ステータ巻線50のステータ電流I2とにより、トルクが発生する。したがって、図5に示される電流配置において、モータトルクは最大となる。この電流配置は、磁石及びステータ巻線の配置により決定される。
実施例2
実施例2の2軸回転電機が図6を参照して説明される。この回転電機は、図1に示される実施例1の回転電機において、ステータ巻線40、50の代わりかご形巻線40A、50Aを採用した点にその特徴がある。
かご形巻線40A、50Aはそれぞれ、周方向へ一定ピッチで配置された多数のスロット導体部からなる。かご形巻線40Aの各スロット導体部は、ステータコア41の各スロットに別々に収容されている。かご形巻線50Aの各スロット導体部は、ステータコア51Aの各スロットに別々に収容されている。接続導体10の数は、かご形巻線40A、50Aのスロット導体部のペアの数に等しい。各接続導体10は、ハウジング1の内端壁に沿って、放射状に配置されている。各接続導体10は、互いに電気絶縁されている。
各接続導体10の外径端は、かご形巻線50Aの各スロット導体部の前端に別々に接続されている。各接続導体10の内径端は、かご形巻線40Aの各スロット導体部の前端に別々に接続されている。電気絶縁シート11が各接続導体10とハウジング1との間に配置されている。かご形巻線50Aの各スロット導体部の後端は、エンドリング50Cにより互いに接続されている。かご形巻線40Aの各スロット導体部の後端は、エンドリング40Cにより互いに接続されている。ハウジング1はこれらのエンドリング40C、50Cを兼ねることができる。
その結果、回転する永久磁石により、電流I1がかご形巻線40Aに誘導される。かご形巻線40Aの電流I1がかご形巻線50Aに流れ、電流I2になる。かご形巻線40Aの電流I1が角速度ω1で回転する時、かご形巻線50Aの電流I2も角速度ω1で回転する。これは、実施例1のかご形巻線72、73に流れる電流I3と同じである。その結果、かご形巻線72のロータ電流I3と、ステータ5の電流I2とが同期トルクを発生する。このモータは、簡素な構造をもつ。ただし、バッテリは、ステータ巻線40、50に接続されない。したがって、この回転電機は、純粋なトルクコンバータとして運転される。各かご形巻線72、73、40A、50Aの接続が図7に示される。
実施例3
実施例3の2軸回転電機が図8を参照して説明される。この回転電機は、図1に示される実施例1の回転電機の磁石ロータ6の代わりに、誘導ロータ6Aを有する点にその特徴がある。
誘導ロータ6Aは、ロータコア61A、61Bを有する。ロータコア61Aはかご形巻線62Aを有する。ロータコア61Bはかご形巻線63Aを有する。かご形巻線62A、63Aの各一端は接続導体64により接続されている。電気絶縁シート65が、円筒部61Cと接続導体64との間に配置されている。円筒部61C、かご形巻線62A、63A及び接続導体64を含む椀部60はダイキャストにより鋳造されている。
かご形巻線62A、63A及び接続導体64の構造は、かご形巻線73、72A及び接続導体74の構造と同じである。結局、この回転電機は、トルク伝送のための3つのMG(発電電動機)をもつ。ラジアルギャップ81をもつ第1MG、及び、ラジアルギャップ82をもつ第2MGは誘導モータとなる。ラジアルギャップ83をもつ第3MGは同期モータとなる。
この2軸回転電機の基本動作が説明される。角速度ω0の回転磁界を作る電流が、ステータ巻線40及びステータ巻線50に供給される。誘導ロータ6Aは、角速度ω1で回転する。誘導ロータ7は、角速度ω2で回転する。
かご形巻線62Aのスロット導体部の各一つは、かご形巻線63Aのスロット導体部の各一つに接続される。かご形巻線72のスロット導体部の各一つは、かご形巻線73のスロット導体部の各一つに接続される。
ステータ巻線40に流れる3相交流電流により、かご形巻線62Aに二次電流が誘導される。この二次電流は、かご形巻線63Aに流れる。その結果、かご形巻線63Aの電流は絶対角速度ω0で回転する。
ステータ巻線50に流れる3相交流電流により、かご形巻線72に二次電流が誘導される。この二次電流は、かご形巻線73に流れる。その結果、かご形巻線73の電流は絶対角速度ω0で回転する。ステータ巻線40の3相交流電流のステータ巻線50の3相交流電流との位相角を適切に設定することにより、かご形巻線63Aの二次電流、及び、かご形巻線73の二次電流は、最大トルクを発生する位相角をもつ。すなわち、かご形巻線63A、かご形巻線73は、同期トルクを発生する。
好適な態様において、ステータ巻線40及びステータ巻線50が作る回転磁界の角速度ω0は、角速度ω1と角速度ω2の間の中間値をもつ。角速度ω1が角速度ω0より大きい時、誘導発電電流がステータ巻線40に発生する。すなわち、ステータ巻線40及びかご形巻線62Aは誘導発電機を構成する。
角速度ω2が角速度ω0より小さい時、ステータ巻線50及びかご形巻線72は誘導モータを構成する。ステータ巻線40の発電電流とステータ巻線50のモータ電流は同じ周波数をもつ。ステータ巻線40を構成する3相巻線と、ステータ巻線40を構成する3相巻線の空間配置を好適に決定することにより、ステータ巻線40の発電電流とステータ巻線50のモータ電流とはほぼ等しい位相角をもつことができる。
結局、誘導ロータ6Aの回転動力は、直接、及びステータ巻線40、50を通じて誘導ロータ7に伝送される。言い換えれば、誘導機の滑り損失をキャンセルすることができる。好適態様において、ステータ巻線40、50の周波数は、ステータ巻線40の発電電力とステータ巻線50の消費電力が一致する周波数に制御される。ステータ巻線40、50の三相交流電流の周波数は、誘導ロータ7のそれより僅かに大きい値とされる。これにより、誘導ロータ7のトルクは増加する。
バッテリの供給電流又はバッテリの充電電流が増加される時、ステータ巻線40、50の三相交流電流の周波数は制御されることができる。ステータ巻線40の三相交流電流を第1のインバータから供給し、ステータ巻線50の三相交流電流を第2のインバータから供給することもできる。同じ相の2つ相巻線が直列又は並列に接続されたステータ巻線40、50を共通のインバータに接続してもよい。
この実施形態の誘導ロータ6A、7の両方は、かご形巻線をもつ。その結果、誘導ロータ6A、7は高速回転することができる。すなわち、かご形巻線62A、63Aは、ロータコア61A、61Bを機械的に支持する支持部材を構成する。かご形巻線72、73は、ロータコア71A、71Bを機械的に支持する支持部材を構成する。
図8に示される2軸回転電機の詳細動作が以下に説明される。ロータ2、3が回転速度の増加を必要とする時、一つのインバータの電流の回転速度は2つのロータ2、3の回転速度よりも高い。ロータ2、3が回転速度の減少を必要とする時、一つのインバータの電流の回転速度は2つのロータ2、3の回転速度よりも低い。軸2に固定されたエンジンが始動される時、第2ロータはロックされることが好適である。その結果、第2ロータ3のかご形巻線の誘導電流は最大となる。ステータ巻線40もロータ2を駆動する。
ステータ巻線40、50に三相交流電流を供給する一つのインバータの周波数制御が図9を参照して説明される。最初のステップS200にて、2つのロータ2、3のトルク指令値が計算される。更に、バッテリの電流指令値が計算される。次のステップS2020にて、ステータ巻線40、50に供給される三相交流電流の周波数が、トルク指令値及び電流指令値に基づいて算出される。これらの指令値とこの周波数との関係は記憶されている。次のステップS204にて、一つのインバータは、算出された周波数をもつ電流をステータ巻線40、50に供給する。
実施例4
実施例4の2軸回転電機が図10を参照して説明される。この回転電機は、図6に示される実施例2の変形態様である。図6において、ハウジング1に固定される第1ステータ4は、第1ロータ6の径方向内側に配置される。しかし、図10に示されるこの実施例において、ハウジング1に固定される第1ステータ4は、軸方向において第2ステータ5に軸方向に隣接している。
更に、図6において、軸2に固定される内側ロータコア61A及び内側永久磁石62は、外部永久磁石63及び外側ロータコア61Bの径方向内側に配置されている。しかし、図10に示されるこの実施例では、内側ロータコア61A及び内側永久磁石62は、第2ロータコア71に軸方向において隣接している。図10において、内側ロータコア61A及び内側永久磁石62は、第1ステータ4の径方向内側に配置されている。
すなわち、2軸回転電機は、2つのステータと3つのロータとをもつ。それは、上記説明された従来技術と本質的に同じである。けれども、図10に示される2軸回転電機は、それぞれかご形巻線により構成されている。
かご形巻線40A及び50Aは、それぞれ一定角で周方向へ配列された多数のスロット導体部からなる。かご形巻線40Aの各スロット導体部は、ステータコア41の各スロットに別々に収容されている。かご形巻線50Aのスロット導体部のそれぞれは、ステータコア41の各スロットに別々に収容されている。接続導体10の数は、かご形巻線40A及び50Aのペアの数に等しい。各接続導体は、ハウジング1の内周面に沿って軸方向にそれぞれ延在している。各接続導体10は互いに絶縁されている。
各接続導体10の一端部のそれぞれは、かご形巻線50Aのスロット導体部の各一端に別々に接続されている。各接続導体10の他端部のそれぞれは、かご形巻線40Aのスロット導体部の各一端に別々に接続されている。かご形巻線50Aのスロット導体部の各他端は、エンドリング50Cに接続されている。かご形巻線40Aのスロット導体部の各他端は、エンドリング40Cに接続されている。
その結果、電流I1は、回転する永久磁石62により、かご形巻線40Aを通じて誘導される。かご形巻線40Aの電流I1は、かご形巻線50Aに流れ、電流I2となる。かご形巻線40Aの電流I1が角速度ω1で回転する時、かご形巻線50Aの電流I2は、角速度ω1で回転する。これは、実施例1のかご形巻線72、73を通じて流れる。
これにより、かご形巻線72のロータ電流I3及びかご形巻線50Aのステータ電流I2は、同期トルクを発生する。このモータは、簡素な構造をもつ。けれども、バッテリはステータ巻線40A、50Aに接続されない。したがって、この回転電機は、純粋なトルクコンバータとして運転される。かご形巻線72、73、40A及び50Aの接続関係が図7に示される。
図10に示される2軸回転電機は、図6に示される回転電機と同じ動作をもつ。図10において、軸2に固定される非磁性円筒部60Cがロータコア61C及び永久磁石62を支持するために追加される。更に、ハウジング1の中央壁10Cが第3ロータ8とロータ6、7の間に配置される。ロータコア61Aは、第3ロータ8の外周面に固定される。
実施例5
実施例5の2軸回転電機が図11を参照して説明される。この回転電機は、図8に示される実施例3の変形態様である。図8において、ハウジング1に固定された第1ステータ4は、第1ステータ巻線40をもつ。
しかし、図11に示されるこの実施例では、永久磁石40Cが第1ステータ4のステータコア41に埋設されている。永久磁石40CはN極及びS極のペアを複数有する。N極及びS極は、周方向に交互配置されている。
更に、図8において、かご形巻線72、73のスロット導体部の各一端の両方が接続導体74により接続されている。しかし、図11に示されるこの実施例では、かご形巻線72、73のスロット導体部の各一端の両方が接続導体74A、74B、74C及び74Dにより接続されている。
接続導体74A、74B、74C及び74Dの接続が図12を参照して説明される。図12は、ロータ7の部分展開図である。図12に記載される矢印線AXは、軸方向を示す。図12に記載される矢印線PHは周方向を示す。
電流I2を構成する二次電流IX, IY, -IX及び-IYは、ステータ巻線50により、かご形巻線72のスロット導体部72Aに誘導される。二次電流IX, IY, -IX及び-IYは、接続導体74A、74B、74C及び74Dを通じて、かご形巻線73のスロット導体部73Aに流れる。かご形巻線73のスロット導体部73Aの二次電流IX, IY, -IX及び-IYは、電流I3になる。
接続導体74A及び74Bは交差している。接続導体74C及び74Bは交差している。電気角90は、隣接する2つのスロット導体部72Aの間に配置される。電気角90度は、2つのスロット導体部73Aの間に配置される。その結果、電流I3は、等しい速度値で、電流I2の回転方向と反対の方向へ回転する。
図13を参照して、この2軸回転電機の動作が説明される。ロータ2は、角速度ω1で回転する。その結果、かご形巻線62Aの誘導電流I4は、相対角速度-ω1をもつ。かご形巻線63Aの誘導電流I5の絶対角速度は、0になる。
ロータ3は角速度ω2で回転する。ステータ巻線50のステータ電流は、角速度ω0 (= 2*ω2)をもつ。その結果、かご形巻線72の誘導電流I2は、角速度(ω0-ω2) =ω2をもつ。かご形巻線73の誘導電流I3の角速度は0になる。なぜなら、接続導体74A、74B、74C及び74Dは、電流の回転方向を反対方向に変更する。
結局、かご形巻線73の電流I3、及び、かご形巻線63Aの電流I3は、回転速度0をもつ。同期トルクが電流I3及びI5により発生される。ステータ巻線50のステータ電流I0の回転速度は、ロータ3の回転速度の2倍の値に等しい。ステータ電流I0の電流値を制御することにより、ロータ3のモータトルクが制御される。図11において、絶縁シート75Bは、導体間の電気絶縁のために下の接続導体74A、74Cと、上の接続導体74B、74Dとの間の配置される。

Claims (24)

  1. 第1軸(2)に固定された第1ロータ(6,6A)と、第2軸(3)に固定された第2ロータ(7)と、第1ロータ(6、6A)と電磁結合される第1ステータ(4、4A)と、第2ロータ(7)と電磁結合される第2ステータ(5、5A)とを有する2軸回転電機において、
    第1ロータ(6、6A)は、永久磁石(62、63)とかご形巻線(62A、63A)の少なくとも一つをもつ軟磁性コア(61A、61B)を有し、第2ロータ(7)は、かご形巻線(72、73)をもつ軟磁性コア(71A、71B)を有し、
    第1ステータ(4、4A)、 第1ロータ(6、6A)、第2ロータ(7)及び 第2ステータ(5、5A)は、小空隙(81、82、83)を介して径方向に順番に隣接し、
    第1ロータ(6) 及び第2ロータ(7)は、小空隙(82)を介して電磁的に結合し、
    第1ステータ(4、4A)の第1ステータ巻線(40)及び第2ステータ(5、5A)の第2ステータ巻線(50)は、それぞれ同回転速度の回転磁界を形成することを特徴とする2軸回転電機。
  2. 第1ロータ(6、6A)は、永久磁石(62、63)をもつ軟磁性コア(61A、61B)を有する請求項1記載の2軸回転電機。
  3. 第1ロータ(6、6A)は、かご形巻線(62A、63A)をもつ軟磁性コア(61A、61B)を有する請求項1記載の2軸回転電機。
  4. かご形巻線(62A、63A、72、73)は、内側ロータコア(61A、71A)の内周面に沿って延在する内側かご形巻線(62A、73)と、外側ロータコア (61B、71B)の外周面に沿って延在する外側かご形巻線(63A、72)とからなる請求項1記載の2軸回転電機。
  5. 径方向へ延在する接続導体(64、74)の各一本により、内側かご形巻線(62A、73)のスロット導体部の各一端は外側かご形巻線 (63A, 72)のスロット導体部の各一端に接続される請求項4記載の2軸回転電機。
  6. ロータ(6、6A、7、7A)は、ロータコア(6、7、6A) を軸 (2、3)に接続する非磁性の椀部 (60、70)を有し、
    椀部 (60、70) は、内側ロータコア(61A、71A)と外側ロータコア (61B、71B)との間に突出する非磁性の円筒部(61C、71C)を有する請求項5記載の2軸回転電機。
  7. 円筒部(61C、71C)は、電気絶縁シート部材(65、75)を介して接続導体(64、74)に隣接する請求項6記載の2軸回転電機。
  8. 椀部 (60、70)、内側かご形巻線(62A、73)及び円筒部(61C、71C)は、ダイキャストされた非磁性金属で形成されている請求項6記載の2軸回転電機。
  9. 椀部 (60、70) 、内側かご形巻線(62A、73)、外側かご形巻線 (63A、72)、円筒部(61C, 71C)及び接続導体(64、74)は、ダイキャストされた非磁性金属で形成され、
    電気絶縁シート(65、75)が、円筒部(61C、71C)と接続導体(64、74)との間に挿入されている請求項7記載の2軸回転電機。
  10. 永久磁石(62、63)は、ロータコア(61A)の内周面に沿って延在する内側永久磁石(62)と、ロータコア(61B)の外周面に沿って延在する外側永久磁石(63)とからなり、
    ロータ(6)は、ロータコア(61)を軸(2)に接続する非磁性の椀部 (60)を有し、
    椀部 (60)は、内側ロータコア(61A) と外側ロータコア(61B)との間に突出する非磁性の円筒部(61C)を含む請求項1記載の2軸回転電機。
  11. 椀部 (60)は、ダイキャストされた非磁性金属で形成されている請求項10記載の2軸回転電機。
  12. 並列接続された第1ステータ巻線(40)及び第2ステータ巻線 (50)は、複数相インバータに接続されている請求項1記載の2軸回転電機。
  13. 直列接続された第1ステータ巻線(40)及び第2ステータ巻線 (50)は、複数相インバータに接続されている請求項1記載の2軸回転電機。
  14. 第1ステータ巻線(40)は、かご形巻線(40A)からなり、
    第2ステータ巻線(50)は、かご形巻線(50A)からなり、
    径方向へ延在する接続導体(10)の各一本により、かご形巻線(40A)のスロット導体部の各一端は、かご形巻線 (50A)のスロット導体部の各一端に接続される請求項1記載の2軸回転電機。
  15. 第1ステータ巻線(40)の各相巻線及び第2ステータ巻線(50)の各相巻線は、2つのロータ(6、7)の間のトルクが最大となる所定周方向相対位置に配設される請求項1記載の2軸回転電機。
  16. 内側永久磁石(62)及び外側永久磁石(63)は、2つのロータ(6、7)の間のトルクが最大となる所定周方向相対位置に配設される請求項1記載の2軸回転電機。
  17. 第2ロータ(6)は、永久磁石(62、63)を有し、
    第1ステータ巻線(40)及び第2ステータ巻線(50)は、第1ロータ(6)と同じ回転速度をもつ回転磁界を発生する請求項1記載の2軸回転電機。
  18. 第1ロータ(6)は、永久磁石(62、63)を有し、
    第1ステータ巻線(40)及び第2ステータ巻線(50)は、第1ロータと同じ回転速度をもつ回転磁界を発生する請求項1記載の2軸回転電機。
  19. 2つのロータ(6、7)の両方はそれぞれかご形巻線を有し、
    第1ステータ巻線(40)及び第2ステータ巻線(50)は、互いに同じ回転速度の回転磁界を誘起し、
    この回転速度は、第1ロータ(6A)の回転速度と第2ロータ(7)の回転速度との中間値である請求項1記載の2軸回転電機。
  20. 2つのステータ巻線(40、50)により励起された回転磁界は、第1ロータ(6)及び第2ロータ(7)のトルク指令値の少なくとも一つに応じて変更される請求項19記載の2軸回転電機。
  21. 2つのステータ巻線(40、50)により励起された回転磁界は、複数相インバータを介して2つのステータ巻線(40、50)に接続されるバッテリの電流指令値に応じて変更される請求項19記載の2軸回転電機。
  22. 第1軸に固定された第1ロータ(6)、第2軸(3)に固定された第2ロータ(7)、第1軸(2)に固定された第3ロータ(8)、第3ロータ(8)に電磁結合する第1ステータ(4)、及び、第2ステータ(7)に電磁結合する第2ステータ(5)を備え、第1ロータ(6)は、第2ロータ(7)に電磁結合する2軸回転電機において、
    軸(2)の軸方向に隣接する第1ロータ(6)及び第3ロータ(8)はそれぞれ、永久磁石を有し、
    軸2の軸方向に互いに隣接する第1ステータ(4)及び第2ステータ(5)はそれぞれ、 かご形巻線(40A、50A)を有するかご形巻線を有し、
    第2ロータ(7)は、かご形巻線をもつ誘導ロータであり、
    第1ロータ(6)、第2ロータ (7)及び第2ステータ(5)は、軸方向に隣接し、
    かご形巻線(40A)のスロット導体部の各一端は、軸(2)の軸方向に延在する接続導体(10)の各一つにより、かご形巻線(50A)のスロット導体部の各一端に接続されることを特徴とする2軸回転電機。
  23. 請求項22記載の2軸回転電機において、
    第2ロータ(7)は、内側かご形巻線(73)及び外側かご形巻線(72)を有し、
    内側かご形巻線(73)は、第2ロータ(7)の内側ロータコア(71A)の内周面に沿って延在し、
    外側かご形巻線(72)は、第2ロータ(7)の外側ロータコア(71B)の外周面に沿って延在し、
    かご形巻線(72)のスロット導体部の各一端は、軸(2)の径方向に延在する接続導体(74)の各一つにより、かご形巻線(73)のスロット導体部の各一端に接続される2軸回転電機。
  24. 第1軸に固定された第1ロータ(6)、第2軸(3)に固定された第2ロータ(7)、第1軸(2)に固定された第3ロータ(8)、第1ロータ(7)に電磁結合する第1ステータ(4A)、及び、第2ステータ(7)に電磁結合する第2ステータ(5)を備え、第1ロータ(6)は、第2ロータ(7)に電磁結合する2軸回転電機において、
    第1ロータ(6)は、第1かご形巻線(62A)及び第2界磁巻線(63A)を有し、
    第2ロータ(7)は、第3かご形巻線(73)及び第4界磁巻線(72)を有し、
    第1かご形巻線(62A)は、永久磁石(40C)をもつ第1ステータに面し、
    第2かご形巻線(63A)は、第3かご形巻線(73)に面し、
    第4かご形巻線(72)は、ステータ巻線(50)をもつ第2ステータに面し、
    第1界磁巻線(62A)及び第2界磁巻線(63A)は、接続導体(64)を通じて接続され、
    第3界磁巻線(73)及び第4界磁巻線(72)は、接続導体(74A, 74B, 74C, 74D)を通じて接続され、
    接続導体(74A, 74B, 74C, 74D)は第3かご形巻線(73)の電流を第4かご形巻線(72)の電流の反対方向へ回転させ、
    第2ステータ(5A)のステータ巻線(50)の電流は、第2ロータ(7)の回転速度の2倍で回転することを特徴とする2軸回転電機。
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