JP2011216530A - 固体撮像素子およびその製造方法、並びに電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーバーフローバリアを安定して形成する。
【解決手段】単位画素120Aにおいては、メモリ部123とオーバーフローパス130の上部に配置される仕事関数の異なるゲート電極として、P型Poly-Siからなるゲート電極122Aと、N型Poly-Siからなるゲート電極122Bを配置して、それらのゲート電極122Aとゲート電極122Bのオフセットにより、フォトダイオード121とメモリ部123との境界部分のP型ウェル層132のポテンシャルを押し下げて、オーバーフローパス130を形成することで、オーバーフローバリアを安定して形成することができる。本発明は、例えば、光電変換素子から前記電荷保持領域に電荷を転送するオーバーフローパスが形成される画素構造を有するCMOSイメージセンサに適用できる。
【選択図】図8

Description

本発明は、固体撮像素子およびその製造方法、並びに電子機器に関し、特に、オーバーフローバリアを安定して形成することができるようにした固体撮像素子およびその製造方法、並びに電子機器に関する。
固体撮像素子として、例えば、光電変換素子であるフォトダイオードのpn接合容量に蓄積された光電荷を、MOSトランジスタを介して読み出すCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサがある。
このCMOSイメージセンサでは、画素毎、行毎などでフォトダイオードに蓄積された光電荷の読み出し動作が実行される。そのため、光電荷を蓄積する露光期間を全ての画素で一致させることができず、被写体が動いている場合などに撮影した画像に歪が生ずる。
図1は、単位画素の構成例を示す。
図1に示すように、単位画素20Aは、フォトダイオード(FD)21に加えて、転送ゲート24、浮遊拡散領域(FD:Floating Diffusion)25、リセットトランジスタ26、増幅トランジスタ27、および選択トランジスタ28を有する構成となっている。
この単位画素20Aにおいて、フォトダイオード21は、例えば、N型基板31上に形成されたP型ウェル層32に対して、P型層33を表面に形成してN型埋め込み層34を埋め込むことによって形成される埋め込み型フォトダイオードである。転送ゲート24の下部にはP型ウェル層32が形成されており、転送ゲート24がオフ状態の場合には、ポテンシャルバリアにより電荷の移動が妨げられている。一方、転送ゲート24がオンの場合には、転送ゲート24の下部のポテンシャルバリアが低下し、フォトダイオード21のpn接合で蓄積された電荷が浮遊拡散領域25に転送され、その電圧変動が増幅トランジスタ27を介して信号線17に出力される。
このような単位画素を有するCMOSイメージセンサでは、先に述べたとおり、動いている被写体を撮影したときに画像に歪が生じる問題がある。
(メカニカルシャッタ方式)
上記構成の単位画素20Aを有する固体撮像素子において、全画素同一の露光期間で撮像を行うグローバル露光を実現する方法のひとつとして、機械的な遮光手段を用いるメカニカルシャッタ方式が広く使われている。全画素同時に露光を開始し、全画素同時に露光を終了することによってグローバル露光が行われる。
このメカニカルシャッタ方式は、機械的に露光時間を制御することで、フォトダイオード21に光が入射して光電荷が発生する期間を全画素で一致させる。そして、メカニカルシャッタが閉じて実質的に光電荷が蓄積されない状態になってから、信号を順次読み出す方式である。ただし、機械的な遮光手段が必要となるため、小型化が難しく、また、機械駆動速度に限界があるため、電気的な方法よりも同時性に劣る。
(メモリ部を有する画素構造)
図2は、メモリ部(MEM)を搭載したCMOSイメージセンサの単位画素の構成例を示す。
図2に示すように、単位画素20Bでは、浮遊拡散領域(FD)25とは別に、電荷保持領域(以下、「メモリ部(MEM)」と記述する)23が搭載されている。メモリ部23は、埋め込み型フォトダイオード(PD)21により蓄積された光電荷を一時的に保持する。単位画素20Bにはさらに、フォトダイオード(PD)21により蓄積された光電荷をメモリ部23に転送する第1転送ゲート22が設けられている。
このメモリ部23を有する単位画素20Bでは、フォトダイオード(PD)21により蓄積された光電荷を、一旦メモリ部23に転送した後、順次、浮遊拡散領域(FD)25に転送して読み出し動作を行う。ただし、第1転送ゲート22とメモリ部23が同一画素内に形成されるため、フォトダイオード(PD)21に蓄積可能な最大電荷量が減少してしまう問題がある。このようなCMOSイメージセンサとしては、例えば、特許文献1,2が知られている。
(フォトダイオードとメモリ部がオーバーフローパスで一体化した画素構造)
本出願人は、上述したメモリ部23を利用した方式での課題を解決する方法として、フォトダイオード21とメモリ部23の電荷転送経路において、ポテンシャルバリア(一般にオーバーフローバリアと呼ばれる)を形成しながら空乏状態で接続された画素構造を先に提案している(例えば、特許文献3参照)。
図3は、特許文献3で提案した単位画素の構成例を示す。図3に示すように、この単位画素20Cでは、ゲート電極22Aの下で、かつ、フォトダイオード21とメモリ部23との境界部分に、N−の不純物拡散領域37を設けることによりオーバーフローパス30を形成した構造を採っている。
オーバーフローパス30を形成するためには、不純物拡散領域37のポテンシャルを低くする必要がある。不純物拡散領域37には軽くN型の不純物をドープすることで、N−の不純物拡散領域37を形成することができる。
図4に、図3の単位画素20CのX方向(図中のA−A’)のポテンシャル図を示す。図4のX方向のポテンシャル図から明らかなように、フォトダイオード21とメモリ部23との境界部分に、N−の不純物拡散領域37を設けることで当該境界部分のポテンシャルが下がる。このポテンシャルが下がった部分がオーバーフローパス30となる。そして、フォトダイオード21で発生し、オーバーフローパス30のポテンシャルを超えた電荷は、自動的にメモリ部23に漏れて、蓄積される。オーバーフローパス30のポテンシャル以下の発生電荷は、フォトダイオード21に蓄積される。
このように、不純物の濃度によりオーバーフローバリアのポテンシャルの高さが制御され、オーバーフローパス30が中間電荷転送部としての機能を有することになる。すなわち、中間電荷転送部としてのオーバーフローパス30は、複数の単位画素の全てが同時に撮像動作を行う露光期間において、フォトダイオード21での光電変換によって発生し、オーバーフローパス30のポテンシャルで決まる所定電荷量を超える電荷を信号電荷としてメモリ部23へ転送する。
なお、図3では、N−の不純物拡散領域37を設けることによりオーバーフローパス30を形成した構造が採用されている。しかし、N−の不純物拡散領域37を設ける代わりに、P−の不純物拡散領域37を設けることによりオーバーフローパス30を形成した構造をとることも可能である。
特開2006−311515号公報 特開平11−177076号公報 特開2009−268083号公報(図19,図21)
ところで、図3の単位画素20Cにおいて、フォトダイオード21とメモリ部23の間に空乏状態で形成されるオーバーフローパス30のオーバーフローバリアのポテンシャルのバラツキは、固体撮像素子の性能に影響を与えるものである。
すなわち、このオーバーフローバリアのポテンシャルのバラツキは、先に読み出される信号量と、メモリ部23に保持後、後から読み出される信号量の比に影響するため、出力画像特性の画素毎のバラツキ、または最大保持電荷量のバラツキとして固体撮像素子の性能に影響する。
図5には、図3の単位画素20Cの一部分とそのポテンシャルを図示している。図5に示すように、オーバーフローパス30が形成される不純物拡散領域37は、薄いN型の不純物を注入することで形成されている。そして、不純物拡散領域37における不純物の濃度によりオーバーフローバリア(OFB)のポテンシャルの高さが制御される。この不純物の注入方法であるが、図6に示すように、フォトレジスト50を用いることで、オーバーフローパス30となるイオン(例えばN型の不純物)の注入が行われる。
しかしながら、このような注入方法を用いると、フォトレジスト50の幅のバラツキ、あるいはフォトレジスト50の位置合わせの精度のバラツキがどうしても生じることになる。その結果、不純物拡散領域37の両側はN型不純物の領域であるため、オーバーフローパス30となる部分のN型の濃度が一定とはならずに、ばらついてしまうことになる。
その結果、図6のオーバーフローバリアのポテンシャル図から明らかなように、オーバーフローバリア(OFB)のポテンシャルのバラツキとなって現われ、固体撮像素子の特性を低下させてしまうことになる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、フォトダイオードの蓄積電荷がメモリ部へ流れ出す所定電荷量を決定するオーバーフローバリアを安定して形成することができるようにするものである。
本発明の一側面の固体撮像素子は、入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換素子と、前記光電変換素子に蓄積された電荷を転送する第1転送ゲートと、前記第1転送ゲートによって前記光電変換素子から転送される電荷を保持する電荷保持領域と、前記電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートと、前記第2転送ゲートによって前記電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域とを有する複数の単位画素を備え、前記光電変換素子と前記電荷保持領域との境界部分には、所定電荷量を決めるポテンシャルにて形成され、前記所定電荷量を超える電荷を信号電荷として、前記光電変換素子から前記電荷保持領域に転送するオーバーフローパスが形成される構造を有しており、前記第1転送ゲートには、前記オーバーフローパスの上部と前記電荷保持領域の上部にそれぞれ配置されるゲート電極として、仕事関数の異なる2つの電極が設けられている。
前記ゲート電極は、前記オーバーフローパスの上部の電極の仕事関数が、前記電荷保持領域の上部の電極の仕事関数よりも小さくなる。
前記ゲート電極は、前記オーバーフローパスの上部の電極がN型の多結晶シリコンであり、前記電荷保持領域の上部の電極がP型の多結晶シリコンである。
前記N型の多結晶シリコンと前記P型の多結晶シリコンは、絶縁層で分離されている。
前記ゲート電極は、同一層の多結晶シリコン構造であり、異なる不純物の注入により前記N型の多結晶シリコンと前記P型の多結晶シリコンとに分離されている。
前記ゲート電極は、前記オーバーフローパスの上部の電極が金属からなる電極であり、前記電荷保持領域の上部の電極がP型の多結晶シリコンである。
前記ゲート電極は、前記オーバーフローパスの上部の電極がN型の多結晶シリコンであり、前記電荷保持領域の上部の電極が金属からなる電極である。
前記ゲート電極は、前記オーバーフローパスの上部の電極と、前記電荷保持領域の上部の電極がそれぞれ異なる種類の金属からなる電極である。
前記ゲート電極は、それぞれの電極が同一の配線に接続されている。
本発明の一側面の第1の固体撮像素子の製造方法は、半導体基板に、入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換領域から転送される電荷を保持する電荷保持領域を形成する工程と、前記光電変換素子に蓄積された電荷を転送する前記第1転送ゲートにおける前記電荷保持領域の上部に配置される第1ゲート電極と、前記電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートのゲート電極を形成する工程と、前記光電変換素子と前記電荷保持領域との境界部分であって、前記光電変換素子から前記電荷保持領域に所定電荷量を超える電荷を転送するオーバーフローパスの上部に配置される、前記第1ゲート電極と仕事関数の異なる第2ゲート電極を形成する工程と、前記光電変換領域と、前記第2転送ゲートによって前記電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域を形成する工程とを備える。
本発明の一側面の第1の固体撮像素子の製造方法においては、半導体基板に、入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換領域から転送される電荷を保持する電荷保持領域が形成され、光電変換素子に蓄積された電荷を転送する第1転送ゲートにおける電荷保持領域の上部に配置される第1ゲート電極と、電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートのゲート電極が形成され、光電変換素子と電荷保持領域との境界部分であって、光電変換素子から電荷保持領域に所定電荷量を超える電荷を転送するオーバーフローパスの上部に配置される、第1ゲート電極と仕事関数の異なる第2ゲート電極が形成され、光電変換領域と、第2転送ゲートによって電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域が形成される。
本発明の一側面の第2の固体撮像素子の製造方法は、半導体基板に、入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換領域から転送される電荷を保持する電荷保持領域を形成する工程と、前記光電変換素子に蓄積された電荷を転送する前記第1転送ゲートと、前記電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートを形成する工程と、前記光電変換領域と、前記第2転送ゲートによって前記電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域を形成する工程と、前記第1転送ゲートにおける、前記電荷保持領域の上部に配置される第1ゲート電極、および、前記光電変換素子と前記電荷保持領域との境界部分であって、前記光電変換素子から前記電荷保持領域に所定電荷量を超える電荷を転送するオーバーフローパスの上部に配置される、前記第1ゲート電極と仕事関数の異なる第2ゲート電極、並びに前記第2転送ゲートのゲート電極となる部分にイオンを注入する工程とを備える。
前記イオンを注入する工程は、フォトレジストによるパターニングを行った後、P型のイオンを、前記第1転送ゲートの前記第1ゲート電極と、前記第2転送ゲートの前記ゲート電極となる部分に注入し、さらに、フォトレジストによるパターニングを行った後、N型となるイオンを、前記第1転送ゲートの前記第2ゲート電極に注入する。
本発明の一側面の第2の固体撮像素子の製造方法においては、半導体基板に、入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換領域から転送される電荷を保持する電荷保持領域が形成され、光電変換素子に蓄積された電荷を転送する第1転送ゲートと、電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートが形成され、光電変換領域と、第2転送ゲートによって電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域が形成され、第1転送ゲートにおける、電荷保持領域の上部に配置される第1ゲート電極、および、光電変換素子と電荷保持領域との境界部分であって、光電変換素子から電荷保持領域に所定電荷量を超える電荷を転送するオーバーフローパスの上部に配置される、第1ゲート電極と仕事関数の異なる第2ゲート電極、並びに第2転送ゲートのゲート電極となる部分にイオンが注入される。
本発明の一側面の第3の固体撮像素子の製造方法は、半導体基板に、入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換領域から転送される電荷を保持する電荷保持領域を形成する工程と、前記光電変換素子に蓄積された電荷を転送する前記第1転送ゲートにおける前記電荷保持領域の上部に配置される第1ゲート電極と、前記電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートのゲート電極を形成する工程と、前記光電変換領域と、前記第2転送ゲートによって前記電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域を形成する工程と、前記半導体基板上に所定の層間絶縁膜を形成する工程と、前記光電変換素子と前記電荷保持領域との境界部分であって、前記光電変換素子から前記電荷保持領域に所定電荷量を超える電荷を転送するオーバーフローパスの上部に配置される、前記第1ゲート電極と仕事関数の異なる第2ゲート電極が配置可能となるように、前記層間絶縁膜をエッチングする工程と、前記層間絶縁膜の前記第2ゲート電極が配置可能な形状となった部分に、所定の絶縁膜を堆積して、所定の金属を積層した後、不要な金属層を除去することにより前記第2ゲート電極を形成する工程とを備える。
本発明の一側面の第3の固体撮像素子の製造方法においては、半導体基板に、入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換領域から転送される電荷を保持する電荷保持領域が形成され、光電変換素子に蓄積された電荷を転送する第1転送ゲートにおける電荷保持領域の上部に配置される第1ゲート電極と、電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートのゲート電極が形成され、光電変換領域と、第2転送ゲートによって電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域が形成され、半導体基板上に所定の層間絶縁膜が形成され、光電変換素子と電荷保持領域との境界部分であって、光電変換素子から電荷保持領域に所定電荷量を超える電荷を転送するオーバーフローパスの上部に配置される、第1ゲート電極と仕事関数の異なる第2ゲート電極が配置可能となるように、層間絶縁膜がエッチングされ、層間絶縁膜の第2ゲート電極が配置可能な形状となった部分に、所定の絶縁膜を堆積して、所定の金属を積層した後、不要な金属層を除去することにより第2ゲート電極が形成される。
本発明の一側面の第4の固体撮像素子の製造方法は、半導体基板に、入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換領域から転送される電荷を保持する電荷保持領域を形成する工程と、前記電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートのゲート電極を形成する工程と、前記光電変換領域と、前記第2転送ゲートによって前記電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域を形成する工程と、前記半導体基板上に所定の層間絶縁膜を形成する工程と、前記光電変換素子に蓄積された電荷を転送する前記第1転送ゲートにおける前記電荷保持領域の上部に配置される第1ゲート電極が配置可能となるように、前記層間絶縁膜をエッチングする工程と、前記層間絶縁膜の前記第1ゲート電極が配置可能な形状となった部分に、所定の絶縁膜を堆積して、第1金属を積層した後、不要な金属層を除去することにより前記第1ゲート電極を形成する工程と、前記光電変換素子と前記電荷保持領域との境界部分であって、前記光電変換素子から前記電荷保持領域に所定電荷量を超える電荷を転送するオーバーフローパスの上部に配置される、前記第1ゲート電極と仕事関数の異なる第2ゲート電極が配置可能となるように、前記層間絶縁膜をエッチングする工程と、前記層間絶縁膜の前記第2ゲート電極が配置可能な形状となった部分に、所定の絶縁膜を堆積して、前記第1金属と異なる第2金属を積層した後、不要な金属層を除去することにより前記第2ゲート電極を形成する工程とを備える。
本発明の一側面の第4の固体撮像素子の製造方法においては、半導体基板に、入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換領域から転送される電荷を保持する電荷保持領域が形成され、電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートのゲート電極が形成され、光電変換領域と、第2転送ゲートによって電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域が形成され、半導体基板上に所定の層間絶縁膜が形成され、光電変換素子に蓄積された電荷を転送する第1転送ゲートにおける電荷保持領域の上部に配置される第1ゲート電極が配置可能となるように、層間絶縁膜がエッチングされ、層間絶縁膜の第1ゲート電極が配置可能な形状となった部分に、所定の絶縁膜を堆積して、第1金属を積層した後、不要な金属層を除去することにより第1ゲート電極が形成され、光電変換素子と電荷保持領域との境界部分であって、光電変換素子から電荷保持領域に所定電荷量を超える電荷を転送するオーバーフローパスの上部に配置される、第1ゲート電極と仕事関数の異なる第2ゲート電極が配置可能となるように、層間絶縁膜がエッチングされ、層間絶縁膜の第2ゲート電極が配置可能な形状となった部分に、所定の絶縁膜を堆積して、第1金属と異なる第2金属を積層した後、不要な金属層を除去することにより第2ゲート電極が形成される。
本発明の一側面の電子機器は、入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換素子と、前記光電変換素子に蓄積された電荷を転送する第1転送ゲートと、前記第1転送ゲートによって前記光電変換素子から転送される電荷を保持する電荷保持領域と、前記電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートと、前記第2転送ゲートによって前記電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域とを有する複数の単位画素を備え、前記光電変換素子と前記電荷保持領域との境界部分には、所定電荷量を決めるポテンシャルにて形成され、前記所定電荷量を超える電荷を信号電荷として、前記光電変換素子から前記電荷保持領域に転送するオーバーフローパスが形成される構造を有しており、前記第1転送ゲートには、前記オーバーフローパスの上部と前記電荷保持領域の上部にそれぞれ配置されるゲート電極として、仕事関数の異なる2つの電極が設けられている。
本発明の一側面によれば、オーバーフローバリアを安定して形成することができる。
従来の単位画素の構成を示す図である。 従来の単位画素の構成を示す図である。 従来の単位画素の構成を示す図である。 図3の単位画素のX方向のポテンシャルを示すポテンシャル図である。 従来の単位画素におけるオーバーフローバリアのポテンシャルを説明する図である。 不純物の注入方法を説明する図である。 本発明を適用した固体撮像素子の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 本発明を適用した固体撮像素子の単位画素の構成を示す図である。 図8の単位画素のX方向の構造図である。 図8の単位画素の製造方法を説明する図である。 本発明を適用した固体撮像素子の単位画素の構成を示す図である。 図11の単位画素の製造方法を説明する図である。 本発明を適用した固体撮像素子の単位画素の構成を示す図である。 図13の単位画素の製造方法を説明する図である。 図13の単位画素の製造方法を説明する図である。 本発明を適用した固体撮像素子の単位画素の構成を示す図である。 図16の単位画素の製造方法を説明する図である。 本発明を適用した電子機器の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.第4の実施の形態
5.変形例
<1.第1の実施の形態>
[固体撮像素子の構成例]
図7は、本発明が適用される固体撮像素子としてのCMOSイメージセンサの構成例を示すブロック図である。
CMOSイメージセンサ100は、画素アレイ部111、垂直駆動部112、カラム処理部113、水平駆動部114、およびシステム制御部115を含んで構成される。画素アレイ部111、垂直駆動部112、カラム処理部113、水平駆動部114、およびシステム制御部115は、図示せぬ半導体基板(チップ)上に形成されている。
画素アレイ部111には、入射光量に応じた電荷量の光電荷(以下、単に「電荷」と記述する場合もある)を発生して内部に蓄積する光電変換素子を有する単位画素(図5の単位画素120)が行列状に2次元配置されている。なお、以下では、入射光量に応じた電荷量の光電荷を、単に「電荷」と記述し、単位画素を、単に「画素」と記述する場合もある。
画素アレイ部111にはさらに、行列状の画素配列に対して行ごとに画素駆動線116が図の左右方向(画素行の画素の配列方向)に沿って形成され、列ごとに垂直信号線117が図の上下方向(画素列の画素の配列方向)に沿って形成されている。図7では、画素駆動線116について1本として示しているが、1本に限られるものではない。画素駆動線116の一端は、垂直駆動部112の各行に対応した出力端に接続されている。
CMOSイメージセンサ100はさらに、信号処理部118およびデータ格納部119を備えている。信号処理部118およびデータ格納部119については、CMOSイメージセンサ100とは別の基板に設けられる外部信号処理部、例えばDSP(Digital Signal Processor)やソフトウェアによる処理でも構わないし、CMOSイメージセンサ100と同じ基板上に搭載しても構わない。
垂直駆動部112は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、画素アレイ部111の各画素を、全画素同時あるいは行単位等で駆動する画素駆動部である。この垂直駆動部112は、その具体的な構成については図示を省略するが、一般的に、読出し走査系と掃出し走査系の2つの走査系を有する構成となっている。
読出し走査系は、単位画素から信号を読み出すために、画素アレイ部111の単位画素を行単位で順に選択走査する。掃出し走査系は、読出し走査系によって読出し走査が行われる読出し行に対して、その読出し走査よりもシャッタスピードの時間分だけ先行して掃出し走査を行う。
この掃出し走査系による掃出し走査により、読出し行の単位画素の光電変換素子から不要な電荷が掃き出される(リセットされる)。そして、掃出し走査系による不要電荷の掃き出し(リセット)により、いわゆる電子シャッタ動作が行われる。ここで、電子シャッタ動作とは、光電変換素子の光電荷を捨てて、新たに露光を開始する(光電荷の蓄積を開始する)動作のことを言う。
読出し走査系による読出し動作によって読み出される信号は、その直前の読出し動作または電子シャッタ動作以降に入射した光量に対応するものである。そして、直前の読出し動作による読出しタイミングまたは電子シャッタ動作による掃出しタイミングから、今回の読出し動作による読出しタイミングまでの期間が、単位画素における光電荷の蓄積時間(露光時間)となる。
垂直駆動部112によって選択走査された画素行の各単位画素から出力される画素信号は、垂直信号線117の各々を通してカラム処理部113に供給される。カラム処理部113は、画素アレイ部111の画素列ごとに、選択行の各単位画素から垂直信号線117を通して出力される画素信号に対して所定の信号処理を行うとともに、信号処理後の画素信号を一時的に保持する。
具体的には、カラム処理部113は、信号処理として少なくとも、ノイズ除去処理、例えばCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)処理を行う。このカラム処理部113によるCDS処理により、リセットノイズや増幅トランジスタの閾値バラツキ等の画素固有の固定パターンノイズが除去される。カラム処理部113にノイズ除去処理以外に、例えば、AD(アナログ−デジタル)変換機能を持たせ、信号レベルをデジタル信号で出力することも可能である。
水平駆動部114は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、カラム処理部113の画素列に対応する単位回路を順番に選択する。この水平駆動部114による選択走査により、カラム処理部113で信号処理された画素信号が順番に信号処理部118に出力される。
システム制御部115は、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ等によって構成され、タイミングジェネレータで生成された各種のタイミング信号を基に垂直駆動部112、カラム処理部113および水平駆動部114などの駆動制御を行う。
信号処理部118は、少なくとも加算処理機能を有し、カラム処理部113から出力される画素信号に対して加算処理等の種々の信号処理を行う。データ格納部119は、信号処理部118での信号処理に当たって、その処理に必要なデータを一時的に格納する。
[単位画素の構造]
次に、図7の画素アレイ部111に行列状に配置されている単位画素120の具体的な構造について説明する。単位画素120は、先に述べた、フォトダイオードとメモリ部がオーバーフローパスで一体化した画素構造を有しており、本実施の形態では、その構成例として、単位画素120A乃至単位画素120D(第1の実施の形態乃至第4の実施の形態)の構成について説明する。第1の実施の形態では、単位画素120Aについて説明する。
図8は、単位画素120Aの構成を示す図である。
単位画素120Aは、光電変換素子として例えばフォトダイオード(PD)121を有している。フォトダイオード121は、例えば、N型基板131上に形成されたP型ウェル層132に対して、P型層133を基板表面側に形成してN型埋め込み層134を埋め込むことによって形成される埋め込み型フォトダイオードである。
単位画素120Aは、フォトダイオード121に加えて、第1転送ゲート122、メモリ部(MEM)123、第2転送ゲート124、および浮遊拡散領域(FD:Floating Diffusion)125を有する。なお、メモリ部123、および浮遊拡散領域125は遮光されている。
第1転送ゲートは、フォトダイオード121で光電変換され、その内部に蓄積された電荷を、ゲート電極122Aとゲート電極122Bに転送パルスTRXが印加されることにより転送する。
具体的には、ゲート電極122Aは、P型Poly-Si(P型の多結晶シリコン(多結晶Si))からなり、メモリ部123の上部に配置される。一方、ゲート電極122Bは、N型Poly-Si(N型の多結晶シリコン)からなり、フォトダイオード(PD)121とメモリ部(MEM)123との境界部分に形成されるオーバーフローパス130となる部分の上部に配置される。なお、ゲート電極122Bは、オーバーフローパス130となる部分以外のフォトダイオード121とメモリ部123と多少の重なり部分を持って配置されても問題はない。
これらのゲート電極122Aとゲート電極122Bは、それぞれのPoly-Si(多結晶シリコン)部分が絶縁膜(絶縁層)で分離されているが、電気的には同一配線(TRX)に接続されている。また、ゲート電極122Aを形成するP型Poly-Siと、ゲート電極122Bを形成するN型Poly-Siとは、酸化膜により絶縁されている。
メモリ部123は、ゲート電極122Aの下に形成されたN型の埋め込みチャネル135によって形成され、第1転送ゲート122によってフォトダイオード121から転送された電荷を蓄積する。なお、メモリ部123は、第2転送ゲート124によって電荷が転送(排出)されると、空乏状態となる不純物濃度で形成されている。
単位画素120Aでは、N型基板131上に形成されるP型ウェル層132の内部に、フォトダイオード121とメモリ部123が、N型不純物拡散領域として形成されている。例えば、このとき、P型ウェル層132のP型不純物濃度が1×1015(cm-3)であった場合、フォトダイオード121とメモリ部123は、電荷排出時に空乏状態となるN型不純物濃度、例えば、1×1016(cm-3)〜1×1017(cm-3)程度の濃度で形成される。また、フォトダイオード121の基板表面側に形成されたP型層133は、例えば、1×1017(cm-3)〜1×1019(cm-3)程度の不純物濃度で形成される。
メモリ部(MEM)123と浮遊拡散領域(FD)125との間には、第2転送ゲート124が形成されている。第2転送ゲート124は、メモリ部123に蓄積された電荷を、ゲート電極124Aに転送パルスTRGが印加されることによって転送する。浮遊拡散領域125は、N型層からなる電荷電圧変換部であり、第2転送ゲート124によってメモリ部123から転送された電荷を電圧に変換する。
図9は、図8の単位画素120AのX方向の構造図である。
図9に示すように、メモリ部123が形成されているメモリ領域(MEM)は、P型Poly-Siからなるゲート電極122Aにより覆われている。一方、N型Poly-Siからなるゲート電極122Bの下部は、P型ウェル層132となっており、これらのゲート電極122AのP型Poly-Siと、ゲート電極122BのN型Poly-Siの仕事関数の違いからオーバーフローバリア(OFB)を形成することが可能となる。
図8の説明に戻り、単位画素120Aはさらに、リセットトランジスタ126、増幅トランジスタ127、および選択トランジスタ128を有している。リセットトランジスタ126、増幅トランジスタ127、および選択トランジスタ128は、図8の例では、NチャネルのMOSトランジスタを用いている。しかし、図8で例示したリセットトランジスタ126、増幅トランジスタ127、および選択トランジスタ128の導電型の組み合わせは一例に過ぎず、これらの組み合わせに限られるものではない。
リセットトランジスタ126は、電源VDBと浮遊拡散領域125との間に接続されており、ゲート電極にリセットパルスRSTが印加されることによって浮遊拡散領域125をリセットする。増幅トランジスタ127は、ドレイン電極が電源VDOに接続され、ゲート電極が浮遊拡散領域125に接続されており、浮遊拡散領域125の電圧を読み出す。
選択トランジスタ128は、例えば、ドレイン電極が増幅トランジスタ127のソース電極に、ソース電極が垂直信号線117にそれぞれ接続されており、ゲート電極に選択パルスSELが印加されることで、画素信号を読み出すべき単位画素120を選択する。なお、選択トランジスタ128については、電源VDOと増幅トランジスタ127のドレイン電極との間に接続した構成を採ることも可能である。
なお、リセットトランジスタ126、増幅トランジスタ127および選択トランジスタ128については、その一つあるいは複数を画素信号の読み出し方法によって省略したり、複数の画素間で共有したりすることも可能である。
また、単位画素120Aはさらに、フォトダイオード121の蓄積電荷を排出するための電荷排出部(不図示)を有している。この電荷排出部は、露光開始時にゲート電極に制御パルスABGが印加されることで、フォトダイオード121の電荷をN型層のドレイン部に排出する。電荷排出部はさらに、露光終了後の読み出し期間中にフォトダイオード121が飽和して電荷が溢れるのを防ぐ作用をなす。ドレイン部には、所定の電圧VDAが印加されている。
[メモリ部123のゲート電極の電位]
ここで、電荷保持領域としてのメモリ部123のゲート電極、すなわち、第1転送ゲート122のゲート電極122Aとゲート電極122Bの電位について説明する。
ゲート電極122Aとゲート電極122Bは、転送パルスTRXが印加されると、ゲート電極122Bを形成するN型Poly-Siの仕事関数が、ゲート電極122Aを形成するP型Poly-Siの仕事関数よりも小さいことから、オーバーフローパス130となる部分のポテンシャルが押し下げられる。つまり、ゲート電極122Aとゲート電極122Bに対して、同じ電圧(転送パルスTRX)を印加すると、ゲート電極122B側には、例えば1V程度のバイアス電圧が印加された状態となる。その結果、ポテンシャル的には、オフセットされた電圧が上側からかかっている状態となるため、ゲート電極122Bの下部に形成されたP型ウェル層132のポテンシャルが下げられ、オーバーフローパス130が形成される。
換言すれば、P型ウェル層132において、その上部にゲート電極122Bを配置し、ゲート電極122Aとゲート電極122Bに転送パルスTRXを印加することで、ゲート電極122Aとゲート電極122Bのオフセットにより、P型ウェル層132に変調をかけることができる。すなわち、ゲート電極122Aとゲート電極122Bに転送パルスTRXが印加されることで、フォトダイオード(PD)121とメモリ部(MEM)123との境界部分のP型ウェル層132によって形成されるオーバーフローバリア(OFB)のポテンシャルが深くなり、オーバーフローパス130が形成される。
なお、転送パルスTRXであるが、オーバーフローバリア(OFB)のポテンシャルの高さの制御を行ってオーバーフローパス130を形成する場合には、例えば0V又は負電位が印加される。
[製造工程]
次に、図10を参照して、図8の単位画素120Aの製造工程について説明する。
まず、図10Aに示すように、イオン注入工程を行い、N型基板131上に形成されたP型ウェル層132に対して、N型領域のメモリ部(MEM)123を形成する。このとき、形成されるメモリ部123のN型不純物濃度は、先に述べた濃度となる。
次に、図10Bに示すように、熱酸化工程を行い、シリコン酸化膜(Si酸化膜)を形成した後、Poly-Siを成膜し、パターニング工程を行って、第1転送ゲート122のゲート電極122Aと、第2転送ゲート124のゲート電極124Aを形成する。ただし、このパターニングを行う前に、イオン注入工程を行い、ゲート電極122Aとゲート電極124AがP型不純物濃度を持つように形成される。これにより、P型Poly-Siからなるゲート電極122Aがメモリ部123の上部に配置される。
なお、この製造工程の例では、パターニングを行う前にイオン注入を行う例を説明したが、製造工程の最終段階でフォトマスクを用いてゲート電極122Aにのみイオン注入を行ってもよい。一方、ゲート電極124Aに関しては、ゲート電極122Aと同時にP型で形成しても、ゲート電極124Aが形成された後、イオン注入によりN型で形成するようにしてもよい。
続いて、図10Cに示すように、熱酸化工程又は積層工程を行って、シリコン酸化膜を形成した後、再びPoly-Siを成膜して、所望のパターンとなるようにエッチングを行うことで、ゲート電極122Bを形成する。これにより、N型Poly-Siからなるゲート電極122Bがオーバーフローパス130となる部分の上部に配置される。
最後に、図10Dに示すように、イオン注入工程を行い、N型基板131上に形成されたP型ウェル層132に対して、フォトダイオード(PD)121と、浮遊拡散領域(FD)125を形成する。このとき、形成されるフォトダイオード121の不純物濃度は、先に述べた濃度となる。その後、不純物が活性化する熱工程などの公知の所定の製造工程を経ることで、図8の単位画素120Aを有するCMOSイメージセンサ100を得ることができる。
以上のように、第1の実施の形態では、メモリ部123とオーバーフローパス130の上部に配置される仕事関数の異なるゲート電極として、P型Poly-Siからなるゲート電極122Aと、N型Poly-Siからなるゲート電極122Bを配置して、それらのゲート電極のオフセットにより、フォトダイオード121とメモリ部123との境界部分のP型ウェル層132のポテンシャルを押し下げて、オーバーフローパス130を形成している。
これにより、オーバーフローパス130となる部分に不純物拡散領域を設けることなく、複数のゲート電極を設けることで、オーバーフローパス130を形成することができるため、オーバーフローバリア(中間オーバーフローバリア)を安定して形成することができる。また、ゲート電極のオフセットでポテンシャルを押し下げているため、不純物の濃度によりオーバーフローバリアのポテンシャルの高さを制御する場合よりも、よりロバストにポテンシャルの制御を行うことができる。
なお、図8及び図10の記載では、ゲート電極122Bが、ゲート電極122Aに乗り上げている構造となっているが、そのような構造である必要はなく、ゲート電極122Bは、フォトダイオード121とメモリ部123との境界部分に配置されていればよい。また、図8の単位画素120Aにおいて、不純物拡散領域、ゲート電極を構成する導電体は、P型とN型とが反転していても構わない。
<2.第2の実施の形態>
[単位画素の構造]
次に、図11を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の形態と比べて、多結晶シリコンで形成されていた2つのゲート電極のうち、一方のゲート電極が金属により形成される点が異なっている。
図11は、単位画素120Bの構成を示す図である。なお、図中、図8と対応する部分には、同じ符号を付しており、適宜説明を省略する。
単位画素120Bにおいて、P型ウェル層132の上部には、層間絶縁膜140が形成されているが、メモリ部123の上部には、P型Poly-Si(多結晶シリコン)からなるゲート電極122Aが形成される。また、フォトダイオード(PD)121とメモリ部(MEM)123との境界部分に形成されるオーバーフローパス130となる部分の上部には、ゲート絶縁膜122D上に積層された金属ゲート122Cが形成される。
すなわち、単位画素120Bでは、ゲート電極122Aが形成された後、層間絶縁膜140が形成され、その層間絶縁膜140においてオーバーフローパス130が形成される部分がエッチングされ、その部分にゲート絶縁膜122Dと金属ゲート122Cを積層した後、その上部が化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)により削られることで、ゲート電極が形成される。この工程はダマシン工程と称されるが、その詳細は、図12の単位画素120Bの製造工程のところで説明する。
金属ゲート122Cは、例えば、ハフニウム(Hf),タンタル(Ta)などからなる群から構成された金属、又は、それらの金属を含む合金、若しくはそれらの金属の化合物などからなり、その仕事関数は、N型Poly-Siの仕事関数に近いものとなる。具体的には、金属ゲート122Cとしては、4.6eV以下、望ましくは4.3eV以下の仕事関数を持つものが好適である。金属ゲート122Cとしては、特に、HfSixを用いるのが好ましい。
ゲート絶縁膜122Dとしては、シリコン酸化膜又は酸化ハフニウム(HfO)などの高誘電率絶縁膜が用いられる。
以上のように構成される、単位画素120Bにおいては、ゲート電極122Aと金属ゲート122Cに転送パルスTRXが印加されると、金属ゲート122C(例えばHfSix)の仕事関数が、ゲート電極122A(P型Poly-Si)の仕事関数よりも小さいことから、オーバーフローパス130となる部分のポテンシャルが押し下げられることになる。
[製造工程]
次に、図12を参照して、図11の単位画素120Bの製造工程について説明する。
まず、図12Aに示すように、イオン注入工程を行い、N型基板131上に形成されたP型ウェル層132に対して、N型領域のメモリ部(MEM)123を形成する。
次に、図12Bに示すように、熱酸化工程を行い、シリコン酸化膜を形成した後、Poly-Siを成膜し、パターニング工程を行って、第1転送ゲート122のゲート電極122Aと、第2転送ゲート124のゲート電極124Aを形成する。ただし、このパターニングを行う前に、イオン注入工程を行い、ゲート電極122Aとゲート電極124AがP型不純物濃度を持つように形成される。これにより、P型Poly-Siからなるゲート電極122Aがメモリ部123の上部に配置される。
なお、この製造工程の例では、パターニングを行う前にイオン注入を行う例を説明したが、製造工程の最終段階でフォトマスクを用いてゲート電極122Aにのみイオン注入を行ってもよい。一方、ゲート電極124Aに関しては、ゲート電極122Aと同時にP型で形成しても、ゲート電極124Aが形成された後、イオン注入によりN型で形成するようにしてもよい。
続いて、図12Cに示すように、イオン注入工程を行い、N型基板131上に形成されたP型ウェル層132に対して、フォトダイオード(PD)121と、浮遊拡散領域(FD)125を形成して、熱工程により不純物を活性化させる。
その後、図12Dに示すように、フォトダイオード(PD)121、第1転送ゲート122のゲート電極122A、メモリ部(MEM)123、第2転送ゲート124、及び浮遊拡散領域(FD)125が形成されたP型ウェル層132の表面側に対して、層間絶縁膜140を形成する。そして、フォトリソグラフィ、ドライエッチング工程において、図12Eに示すように、層間絶縁膜140に対して、フォトダイオード(PD)121とメモリ部(MEM)123の境界部分のゲート電極を形成する部分のエッチングを行う。
続いて、図12Fに示すように、エッチングにより所定の形状に加工された部分に対して、シリコン酸化膜又は高誘電率絶縁膜からなるゲート絶縁膜122Dを堆積し、さらに、HfSixなどからなる金属ゲート122Cを積層する。そして、化学機械研磨工程において、上部の不要な金属層を除去するダマシン工程を行うことで、図12Gに示すような、ゲート絶縁膜122D上に積層された金属ゲート122Cが形成される。これにより、HfSixなどからなる金属ゲート122Cがオーバーフローパス130となる部分の上部に配置される。
その後、公知の所定の製造工程を経ることで、図11の単位画素120Bを有するCMOSイメージセンサ100を得ることができる。
以上のように、第2の実施の形態では、メモリ部123とオーバーフローパス130の上部に配置される仕事関数の異なるゲート電極として、P型Poly-Siからなるゲート電極122Aと、N型Poly-Siに相当する金属(例えばHfSix)からなる金属ゲート122Cを配置して、それらのゲート電極のオフセットにより、フォトダイオード121とメモリ部123との境界部分のP型ウェル層132のポテンシャルを押し下げて、オーバーフローパス130を形成している。
なお、図11の単位画素120Bにおいて、不純物拡散領域、ゲート電極を構成する導電体は、P型とN型とが反転していても構わない。反転させる場合には、金属電極に要求される仕事関数も逆となる。
<3.第3の実施の形態>
[単位画素の構造]
次に、図13を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、第1の実施の形態と比べて、多結晶シリコンで形成されていた2つのゲート電極が共に、金属により形成される点が異なっている。
図13は、単位画素120Cの構成を示す図である。なお、図中、図8及び図11と対応する部分には、同じ符号を付しており、適宜説明を省略する。
単位画素120Cにおいて、P型ウェル層132の上部には、層間絶縁膜140が形成されているが、メモリ部123の上部には、ゲート絶縁膜122F上に積層された金属ゲート122Eが形成され、オーバーフローパス130となる部分の上部には、ゲート絶縁膜122D上に積層された金属ゲート122Cが形成される。
金属ゲート122Eは、例えば、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)などからなる群から構成された金属、又は、それらの金属を含む合金、若しくはそれらの金属の化合物などからなり、その仕事関数は、P型Poly-Siの仕事関数に近いものとなる。具体的には、金属ゲート122Eとしては、4.6eV以上、望ましくは4.9eV以上の仕事関数を持つものが好適である。特に、金属ゲート122Eには、窒化チタン(TiN)やルテニウム(Ru)を用いるのが好ましい。
ゲート絶縁膜122Fとしては、シリコン酸化膜又は高誘電率絶縁膜が用いられる。
以上のように構成される、単位画素120Cにおいては、金属ゲート122Eと金属ゲート122Cに転送パルスTRXが印加されると、金属ゲート122C(例えばHfSix)の仕事関数が、金属ゲート122E(例えば窒化チタン(TiN)など)の仕事関数よりも小さいことから、オーバーフローパス130となる部分のポテンシャルが押し下げられることになる。
[製造工程]
次に、図14及び図15を参照して、図13の単位画素120Cの製造工程について説明する。
まず、図14Aに示すように、イオン注入工程を行い、N型基板131上に形成されたP型ウェル層132に対して、N型領域のメモリ部(MEM)123を形成する。
次に、図14Bに示すように、熱酸化工程によりシリコン酸化膜を形成した後、Poly-Siを成膜し、パターニング工程を行って、第2転送ゲート124のゲート電極124Aを形成する。続いて、図14Cに示すように、イオン注入工程を行い、N型基板131上に形成されたP型ウェル層132に対して、フォトダイオード(PD)121と、浮遊拡散領域(FD)125を形成して、熱工程により不純物を活性化させる。
その後、図14Dに示すように、フォトダイオード(PD)121、メモリ部(MEM)123、第2転送ゲート124、及び浮遊拡散領域(FD)125が形成されたP型ウェル層132の表面側に対して、層間絶縁膜140を形成する。そして、フォトリソグラフィ、ドライエッチング工程において、図14Eに示すように、層間絶縁膜140に対して、メモリ部(MEM)123の上部のゲート電極を形成する部分のエッチングを行う。
続いて、図14Fに示すように、エッチングにより所定の形状に加工された部分に対して、シリコン酸化膜又は高誘電率絶縁膜からなるゲート絶縁膜122Fを堆積し、さらに、窒化チタン(TiN)などからなる金属ゲート122Eを積層する。そして、ダマシン工程を行うことで、図14Gに示すような、ゲート絶縁膜122F上に積層された金属ゲート122Eが形成される。これにより、窒化チタン(TiN)などからなる金属ゲート122Eがメモリ部123の上部に配置される。
さらに、図14Hに示すように、フォトリソグラフィ、ドライエッチング工程において、層間絶縁膜140に対して、フォトダイオード(PD)121とメモリ部(MEM)123の境界部分のゲート電極を形成する部分のエッチングを行う。そして、図12Fと同様に、シリコン酸化膜又は高誘電率絶縁膜からなるゲート絶縁膜122Dを堆積し、さらに、HfSixからなる金属ゲート122Cを積層し、ダマシン工程を行う。これにより、図15Iに示すように、HfSixなどからなる金属ゲート122Cがオーバーフローパス130となる部分の上部に配置される。
その後、公知の所定の製造工程を経ることで、図13の単位画素120Cを有するCMOSイメージセンサ100を得ることができる。
<4.第4の実施の形態>
[単位画素の構造]
次に、図16を参照して、本発明の第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態は、第1の実施の形態と比べて、不純物の注入において、P型Poly-SiとN型Poly-Siが形成される点が異なっている。
図16は、単位画素120Dの構成を示す図である。なお、図中、図8と対応する部分には、同じ符号を付しており、適宜説明を省略する。
単位画素120Dにおいて、メモリ部123の上部には、P型Poly-Si(多結晶シリコン)からなるゲート電極122Aが形成される。また、フォトダイオード(PD)121とメモリ部(MEM)123との境界部分に形成されるオーバーフローパス130となる部分の上部には、N型Poly-Si(多結晶シリコン)からなるゲート電極122Bが形成される。
すなわち、単位画素120Dでは、メモリ部123の上部にPoly-Siからなる第1転送ゲート122が形成された後、不純物の注入によって、P型Poly-Siからなるゲート電極122Aと、N型Poly-Siからなるゲート電極122Bが形成される。このようにしてゲート電極を形成すると、Poly-Siからなる第1転送ゲート122内でP型不純物とN型不純物が拡散するため、遷移部分が存在することになるが、ゲート形成が1回のみで完了するため、工程を短縮することができる。なお、その詳細は、図17の単位画素120Dの製造工程のところで説明する。
以上のように構成される、単位画素120Dにおいては、ゲート電極122Aとゲート電極122Bに転送パルスTRXが印加されると、ゲート電極122B(N型Poly-Si)の仕事関数が、ゲート電極122A(P型Poly-Si)の仕事関数よりも小さいことから、オーバーフローパス130となる部分のポテンシャルが押し下げられることになる。
[製造工程]
次に、図17を参照して、図16の単位画素120Dの製造工程について説明する。
まず、図17Aに示すように、イオン注入工程を行って、N型基板131上に形成されたP型ウェル層132に対して、N型領域のメモリ部(MEM)123を形成する。
次に、図17Bに示すように、熱酸化工程を行い、シリコン酸化膜を形成した後、Poly-Siを成膜し、パターニング工程を行って、第1転送ゲート122と第2転送ゲート124を形成する。さらに、イオン注入工程を行い、N型基板131上に形成されたP型ウェル層132に対して、フォトダイオード(PD)121と、浮遊拡散領域(FD)125を形成する。
その後、図17Cに示すように、フォトレジスト150のパターニングを行い、P型となるイオン(例えばボロンなど)を、第1転送ゲート122のゲート電極122Aと第2転送ゲート124のゲート電極124Aとなる部分に注入する。さらに、図17Dに示すように、フォトレジスト150のパターニングを行い、N型となるイオン(例えば、リンなど)を、第1転送ゲート122のゲート電極122Bとなる部分に注入する。
最後に、熱工程を行い、不純物を活性化することで、図17Eに示すように、P型Poly-Siからなるゲート電極122Aがメモリ部123の上部に配置され、N型Poly-Siからなるゲート電極122Bがオーバーフローパス130となる部分の上部に配置される。
その後、公知の所定の製造工程を経ることで、図16の単位画素120Dを有するCMOSイメージセンサ100を得ることができる。
以上のように、第4の実施の形態では、メモリ部123とオーバーフローパス130の上部に配置される仕事関数の異なるゲート電極として、P型Poly-Siからなるゲート電極122Aと、N型Poly-Siからなるゲート電極122Bを配置して、それらのゲート電極のオフセットにより、フォトダイオード121とメモリ部123との境界部分のP型ウェル層132のポテンシャルを押し下げて、オーバーフローパス130を形成している。
また、第4の実施の形態の製造工程では、第1転送ゲート122におけるP型領域とN型領域を不純物注入で分離しているのみであるため、製造工程が簡略化される。ただし、P型領域とN型領域の間で拡散がばらつくことと、空乏層ができるため、オーバーフローバリアのポテンシャルの制御性は若干劣ることになる。
<5.変形例>
第2の実施の形態の説明(図11)では、ゲート電極122Aとゲート電極122Bのうち、ゲート電極122AをP型の多結晶シリコンにより形成し、ゲート電極122Bを金属から形成されるとして説明したが、その逆、すなわち、ゲート電極122Aを金属により形成し、ゲート電極122BをN型の多結晶シリコンから形成されるとしてもよい。この場合、ゲート電極122Aは、第3の実施の形態(図13)で説明したように、P型Poly-Siの仕事関数に近い、例えば、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)などからなる群から構成された金属、又は、それらの金属を含む合金、若しくはそれらの金属の化合物などからなることになる。
また、上述した第1の実施の形態乃至第4の実施の形態に係る単位画素120A乃至単位画素120Dにおけるデバイス構造の導電型は一例に過ぎず、N型、P型が逆でも構わないし、また、N型基板131の導電型についてもN型、P型のどちらでも構わない。
また、フォトダイオード(PD)121とメモリ部(MEM)123との境界部分のP型ウェル層132に対して、薄くイオン注入を行って、仕事関数が異なるゲート電極によりP型ウェル層132のポテンシャルを押し下げるのを補助するようにしてもよい。
本発明は、固体撮像素子への適用に限られるものではない。即ち、本発明は、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置や、撮像機能を有する携帯端末装置や、画像読取部に固体撮像素子を用いる複写機など、画像取込部(光電変換部)に固体撮像素子を用いる電子機器全般に対して適用可能である。固体撮像素子は、ワンチップとして形成された形態であってもよいし、撮像部と信号処理部または光学系とがまとめてパッケージングされた撮像機能を有するモジュール状の形態であってもよい。
[本発明を適用した電子機器の構成例]
図18は、本発明を適用した電子機器としての、撮像装置の構成例を示すブロック図である。
図18の撮像装置300は、レンズ群などからなる光学部301、上述した単位画素120の各構成が採用される固体撮像素子(撮像デバイス)302、およびカメラ信号処理回路であるDSP(Digital Signal Processor)回路303を備える。また、撮像装置300は、フレームメモリ304、表示部305、記録部306、操作部307、および電源部308も備える。DSP回路303、フレームメモリ304、表示部305、記録部306、操作部307および電源部308は、バスライン309を介して相互に接続されている。
光学部301は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで固体撮像素子302の撮像面上に結像する。固体撮像素子302は、光学部301によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。この固体撮像素子302として、上述した実施の形態に係るCMOSイメージセンサ100等の固体撮像素子、即ちグローバル露光によって歪みのない撮像を実現できる固体撮像素子を用いることができる。
表示部305は、例えば、液晶パネルや有機EL(electro luminescence)パネル等のパネル型表示装置からなり、固体撮像素子302で撮像された動画または静止画を表示する。記録部306は、固体撮像素子302で撮像された動画または静止画を、ビデオテープやDVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体に記録する。
操作部307は、ユーザによる操作の下に、撮像装置300が持つ様々な機能について操作指令を発する。電源部308は、DSP回路303、フレームメモリ304、表示部305、記録部306および操作部307の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
上述したように、固体撮像素子302として、上述した実施の形態に係るCMOSイメージセンサ100を用いることで、画素トランジスタの閾値バラツキに起因するノイズを低減し、高いS/Nを確保することができる。従って、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ、さらには携帯電話機等のモバイル機器向けカメラモジュールなどの撮像装置300においても、撮像画像の高画質化を図ることができる。
また、上述した実施形態においては、可視光の光量に応じた信号電荷を物理量として検知する単位画素が行列状に配置されてなるCMOSイメージセンサに適用した場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明はCMOSイメージセンサへの適用に限られるものではなく、画素アレイ部の画素列ごとにカラム処理部を配置してなるカラム方式の固体撮像素子全般に対して適用可能である。
また、本発明は、可視光の入射光量の分布を検知して画像として撮像する固体撮像素子への適用に限らず、赤外線やX線、あるいは粒子等の入射量の分布を画像として撮像する固体撮像素子や、広義の意味として、圧力や静電容量など、他の物理量の分布を検知して画像として撮像する指紋検出センサ等の固体撮像素子(物理量分布検知装置)全般に対して適用可能である。
なお、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる場合はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで実行されてもよい。
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
100 CMOSイメージセンサ, 111 画素アレイ部, 112 垂直駆動部, 113 カラム処理部, 114 水平駆動部, 115 システム制御部, 120,120A,120B,120C,120D 単位画素, 121 フォトダイオード(PD), 122 第1転送ゲート, 122A,122B ゲート電極, 122C,122E 金属ゲート, 122D,122F ゲート絶縁膜, 123 メモリ部(MEM), 124 第2転送ゲート, 125 浮遊拡散領域(FD), 130 オーバーフローパス, 140 層間絶縁膜

Claims (15)

  1. 入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換素子と、
    前記光電変換素子に蓄積された電荷を転送する第1転送ゲートと、
    前記第1転送ゲートによって前記光電変換素子から転送される電荷を保持する電荷保持領域と、
    前記電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートと、
    前記第2転送ゲートによって前記電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域と
    を有する複数の単位画素を備え、
    前記光電変換素子と前記電荷保持領域との境界部分には、所定電荷量を決めるポテンシャルにて形成され、前記所定電荷量を超える電荷を信号電荷として、前記光電変換素子から前記電荷保持領域に転送するオーバーフローパスが形成される構造を有しており、
    前記第1転送ゲートには、前記オーバーフローパスの上部と前記電荷保持領域の上部にそれぞれ配置されるゲート電極として、仕事関数の異なる2つの電極が設けられている
    固体撮像素子。
  2. 前記ゲート電極は、前記オーバーフローパスの上部の電極の仕事関数が、前記電荷保持領域の上部の電極の仕事関数よりも小さくなる
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記ゲート電極は、前記オーバーフローパスの上部の電極がN型の多結晶シリコンであり、前記電荷保持領域の上部の電極がP型の多結晶シリコンである
    請求項2に記載の固体撮像素子。
  4. 前記N型の多結晶シリコンと前記P型の多結晶シリコンは、絶縁層で分離されている
    請求項3に記載の固体撮像素子。
  5. 前記ゲート電極は、同一層の多結晶シリコン構造であり、異なる不純物の注入により前記N型の多結晶シリコンと前記P型の多結晶シリコンとに分離されている
    請求項3に記載の固体撮像素子。
  6. 前記ゲート電極は、前記オーバーフローパスの上部の電極が金属からなる電極であり、前記電荷保持領域の上部の電極がP型の多結晶シリコンである
    請求項2に記載の固体撮像素子。
  7. 前記ゲート電極は、前記オーバーフローパスの上部の電極がN型の多結晶シリコンであり、前記電荷保持領域の上部の電極が金属からなる電極である
    請求項2に記載の固体撮像素子。
  8. 前記ゲート電極は、前記オーバーフローパスの上部の電極と、前記電荷保持領域の上部の電極がそれぞれ異なる種類の金属からなる電極である
    請求項2に記載の固体撮像素子。
  9. 前記ゲート電極は、それぞれの電極が同一の配線に接続されている
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  10. 半導体基板に、入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換領域から転送される電荷を保持する電荷保持領域を形成する工程と、
    前記光電変換素子に蓄積された電荷を転送する前記第1転送ゲートにおける前記電荷保持領域の上部に配置される第1ゲート電極と、前記電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートのゲート電極を形成する工程と、
    前記光電変換素子と前記電荷保持領域との境界部分であって、前記光電変換素子から前記電荷保持領域に所定電荷量を超える電荷を転送するオーバーフローパスの上部に配置される、前記第1ゲート電極と仕事関数の異なる第2ゲート電極を形成する工程と、
    前記光電変換領域と、前記第2転送ゲートによって前記電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域を形成する工程と
    を備える固体撮像素子の製造方法。
  11. 半導体基板に、入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換領域から転送される電荷を保持する電荷保持領域を形成する工程と、
    前記光電変換素子に蓄積された電荷を転送する前記第1転送ゲートと、前記電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートを形成する工程と、
    前記光電変換領域と、前記第2転送ゲートによって前記電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域を形成する工程と、
    前記第1転送ゲートにおける、前記電荷保持領域の上部に配置される第1ゲート電極、および、前記光電変換素子と前記電荷保持領域との境界部分であって、前記光電変換素子から前記電荷保持領域に所定電荷量を超える電荷を転送するオーバーフローパスの上部に配置される、前記第1ゲート電極と仕事関数の異なる第2ゲート電極、並びに前記第2転送ゲートのゲート電極となる部分にイオンを注入する工程と
    を備える固体撮像素子の製造方法。
  12. 前記イオンを注入する工程は、フォトレジストによるパターニングを行った後、P型のイオンを、前記第1転送ゲートの前記第1ゲート電極と、前記第2転送ゲートの前記ゲート電極となる部分に注入し、さらに、フォトレジストによるパターニングを行った後、N型となるイオンを、前記第1転送ゲートの前記第2ゲート電極に注入する
    請求項11に記載の固体撮像素子の製造方法。
  13. 半導体基板に、入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換領域から転送される電荷を保持する電荷保持領域を形成する工程と、
    前記光電変換素子に蓄積された電荷を転送する前記第1転送ゲートにおける前記電荷保持領域の上部に配置される第1ゲート電極と、前記電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートのゲート電極を形成する工程と、
    前記光電変換領域と、前記第2転送ゲートによって前記電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域を形成する工程と、
    前記半導体基板上に所定の層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記光電変換素子と前記電荷保持領域との境界部分であって、前記光電変換素子から前記電荷保持領域に所定電荷量を超える電荷を転送するオーバーフローパスの上部に配置される、前記第1ゲート電極と仕事関数の異なる第2ゲート電極が配置可能となるように、前記層間絶縁膜をエッチングする工程と、
    前記層間絶縁膜の前記第2ゲート電極が配置可能な形状となった部分に、所定の絶縁膜を堆積して、所定の金属を積層した後、不要な金属層を除去することにより前記第2ゲート電極を形成する工程と
    を備える固体撮像素子の製造方法。
  14. 半導体基板に、入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換領域から転送される電荷を保持する電荷保持領域を形成する工程と、
    前記電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートのゲート電極を形成する工程と、
    前記光電変換領域と、前記第2転送ゲートによって前記電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域を形成する工程と、
    前記半導体基板上に所定の層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記光電変換素子に蓄積された電荷を転送する前記第1転送ゲートにおける前記電荷保持領域の上部に配置される第1ゲート電極が配置可能となるように、前記層間絶縁膜をエッチングする工程と、
    前記層間絶縁膜の前記第1ゲート電極が配置可能な形状となった部分に、所定の絶縁膜を堆積して、第1金属を積層した後、不要な金属層を除去することにより前記第1ゲート電極を形成する工程と、
    前記光電変換素子と前記電荷保持領域との境界部分であって、前記光電変換素子から前記電荷保持領域に所定電荷量を超える電荷を転送するオーバーフローパスの上部に配置される、前記第1ゲート電極と仕事関数の異なる第2ゲート電極が配置可能となるように、前記層間絶縁膜をエッチングする工程と、
    前記層間絶縁膜の前記第2ゲート電極が配置可能な形状となった部分に、所定の絶縁膜を堆積して、前記第1金属と異なる第2金属を積層した後、不要な金属層を除去することにより前記第2ゲート電極を形成する工程と
    を備える固体撮像素子の製造方法。
  15. 入射光量に応じた電荷を発生して内部に蓄積する光電変換素子と、
    前記光電変換素子に蓄積された電荷を転送する第1転送ゲートと、
    前記第1転送ゲートによって前記光電変換素子から転送される電荷を保持する電荷保持領域と、
    前記電荷保持領域に保持された電荷を転送する第2転送ゲートと、
    前記第2転送ゲートによって前記電荷保持領域から転送される電荷を信号として読み出すために保持する浮遊拡散領域と
    を有する複数の単位画素を備え、
    前記光電変換素子と前記電荷保持領域との境界部分には、所定電荷量を決めるポテンシャルにて形成され、前記所定電荷量を超える電荷を信号電荷として、前記光電変換素子から前記電荷保持領域に転送するオーバーフローパスが形成される構造を有しており、
    前記第1転送ゲートには、前記オーバーフローパスの上部と前記電荷保持領域の上部にそれぞれ配置されるゲート電極として、仕事関数の異なる2つの電極が設けられている
    固体撮像素子を搭載した電子機器。
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