JPH07273314A - 電荷伝送装置及びスイッチング素子 - Google Patents

電荷伝送装置及びスイッチング素子

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JPH07273314A
JPH07273314A JP5005069A JP506993A JPH07273314A JP H07273314 A JPH07273314 A JP H07273314A JP 5005069 A JP5005069 A JP 5005069A JP 506993 A JP506993 A JP 506993A JP H07273314 A JPH07273314 A JP H07273314A
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JP
Japan
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gate
gates
clock signal
charge
transfer device
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Application number
JP5005069A
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English (en)
Inventor
Sang-Il Jung
相 日 鄭
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Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 第1ゲートと第2ゲート間の電位障壁電圧の
違いを一定にできる電荷伝送装置及びスイッチング素子
を提供する。 【構成】 電荷伝送装置は、電荷信号を伝送するように
形成されている第1ゲート11〜19と、隣接した前記
第1ゲートの一部領域とオーバーラップされており、前
記第1ゲートと仕事関数の違いがあるように形成されて
電荷信号を伝送する第2ゲート21〜27と、前記隣接
した第1及び第2ゲートが組みになって第1クロック信
号φ1を同時に印加される第1ゲート群と、前記第1ゲ
ート群と交互に形成され、前記隣接した第1ゲート及び
第2ゲートが組みになって第2クロック信号φ2を同時
に印加される第2ゲート群とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電荷伝送装置及びスイ
ッチング素子に関し、特に、互いに異なる不純物がドー
ピングされて仕事関数の違いがある同種物質や仕事関数
が異なる異種物質で第1及び第2ゲートを形成して電位
障壁電圧を一定にし、2相クロック信号でも動作が可能
な電荷伝送装置及び電荷結合素子の伝送端に使用される
リセットゲートであるスイッチング素子に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電荷信号を高速伝送する電荷伝
送装置は、バリアイオン注入によりチャンネルのドーピ
ング濃度に違いを生じさせるか、あるいは、ゲート電極
とシリコーン基板との間の絶縁膜の厚さを違わせて、電
位障壁電圧を生じさせることにより、2相クロック信号
で駆動される。
【0003】従来の電荷電送装置を形成するにおいて
は、まず、多結晶シリコーンで形成された第1ゲートを
形成したあとのマスク層を使って、水平電荷伝送端が形
成される領域に不純物をイオン注入するとともに、前記
第1ゲートとオーバーラップするように、多結晶シリコ
ーンで第2ゲートを前記第1ゲートの上部に形成してい
る。そして、前記第2ゲートの電位障壁電圧と第1ゲー
トの電位障壁電圧との違いを生じさせるために、バリア
イオン注入が行われる。あるいは、前記第2ゲートの電
位障壁電圧と第1ゲートの電位障壁電圧との違いを生じ
させるために、第1ゲート及び第2ゲートの下部に形成
される各絶縁膜の厚さを違わせている。
【0004】このような従来の電荷伝送装置は、一つの
クロック信号を第1ゲートと第2ゲート対に印加して、
2相クロック信号で駆動される。
【0005】しかし、第1及び2ゲート間の電位障壁電
圧の違いを生じさせる上述した前者の製造工程において
は、マスクを形成するための写真工程と、バリアイオン
注入工程が追加的に必要とされるため、製造工程が複雑
となる問題点がある。また、上述した後者の電位障壁電
圧の違いを生じさせる製造工程においては、前記絶縁膜
の厚さの違いを正確に制御することに難があり、電位障
壁電圧が変化してしまうという問題点を持つ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記した問
題点を解決するためなされたものであり、第1ゲートと
第2ゲート間の電位障壁電圧の違いを一定にできる電荷
伝送装置及びスイッチング素子を提供することにその目
的がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明に係る電荷伝送装置は、電荷信号を伝送する
ように形成されている第1ゲートと、隣接した前記第1
ゲートの一部領域とオーバーラップされており、前記第
1ゲートと仕事関数の違いがあるように形成されて電荷
信号を伝送する第2ゲートと、前記隣接した第1及び第
2ゲートが組みになって第1クロック信号を同時に印加
される第1ゲート群と、前記第1ゲート群と交互に形成
され、前記隣接した第1ゲート及び第2ゲートが組みに
なって第2クロック信号を同時に印加される第2ゲート
群とを備えることを特徴としている。
【0008】また、電荷信号を伝送する電荷結合素子の
伝送端に形成されてクロック信号により周期的に電位障
壁を復旧させるスイッチング素子において、第1物質で
形成されている第1ゲートと、前記第1ゲートの一部領
域とオーバーラップされており、前記第1ゲートと仕事
関数の違いがあるように第2物質で形成されて同一なク
ロック信号を同時に印加される第2ゲートとを備えるこ
とを特徴としている。
【0009】
【実施例】以下、この発明による実施例を添付図面を参
照して詳細に説明する。
【0010】図1は、この発明の第1実施例に係るゲー
トに、クロック信号φ1,φ2が印加された状態を示す
図面である。
【0011】まず、通常の工程により、燐,砒素のよう
なN形不純物がイオン注入された多結晶シリコーンによ
る第1ゲート11,13,15,17,19を、所定の
間隔で形成する。続いて、硼素等のP形不純物がイオン
注入された多結晶シリコーンによる第2ゲート21,2
3,25,27を、前記第1ゲート11,13,15,
17,19と所定部分オーバーラップし且つ隣接するよ
うに形成する。この際、前記第1ゲートと第2ゲートと
を、例えば多結晶シリコーンとメタルケイ化物のような
互いに仕事関数が異なる異種物質で形成することもでき
る。互いに隣接する第1及び第2ゲート13,21,1
7,25等により構成される第1ゲート群は、クロック
信号φ1を同時に印加され、一方、前記第1ゲート群に
隣接する前記第1及び第2ゲート11,15,23,1
9,27等により構成される第2ゲート群は、クロック
信号φ2を同時に印加される。
【0012】図2(a)乃至図2(c)は、この発明の
第1実施例に係るゲートに印加されるクロック信号の変
化による電位の状態を示す。
【0013】まず、クロック信号φ1がロー状態でクロ
ック信号φ2がハイ状態であると、電位は図2(a)に
示すような状態となり、電荷は第1ゲート11,15,
19などの下のウェル(well)に蓄積する。そして、クロ
ック信号φ1がロー状態からハイ状態へ変化しクロック
信号φ2がハイ状態からロー状態へ変化する間の電位
は、図2(b)に示すような状態になり、第1ゲート1
1下のウェルに蓄積された電荷が第2及び第1ゲート2
1,13に伝送されると同時に、第1ゲート15下のウ
ェルに蓄積された電荷は第2及び第1ゲート25,17
に伝送される。また、第1ゲート19下のウェルに蓄積
された電荷も上記と同様にして伝送される。この後、ク
ロック信号φ1がハイ状態でクロック信号φ2がロー状
態であると、電位は図2(c)に示すような状態とな
り、伝送される上記の電荷は第1ゲート13,17下の
ウェルにそれぞれ蓄積される。従って、上記のように構
成されて2相クロックで駆動される電荷伝送装置は、電
位障壁の違いを一定にする。
【0014】図3は、この発明の第2実施例に係る電荷
結合素子の伝送端に形成されリセットゲートとして用い
られるスイッチング素子に、クロック信号φ1が印加さ
れた状態を示す図である。
【0015】図3に示すように、通常の工程により、燐
や砒素のようなN形不純物がイオン注入された多結晶シ
リコーンの第1ゲート31が、所定の幅bを有して形成
される。次に、硼素等のP形不純物がイオン注入された
多結晶シリコーンの第2ゲート33が、前記第1ゲート
31の一側上部をオーバーラップするように(幅aを有
して)形成される。前記第1及び第2ゲート31,33
は、クロック信号φ1を同時に印加される。この印加の
とき、前記第1ゲート31と第2ゲート33とを仕事関
数が互いに異なる異種物質、例えば多結晶シリコーンと
メタルケイ化物などで形成することができる。
【0016】図4は、この発明の第2実施例に係るゲー
トに印加されるクロック信号の変化による電位の状態を
示す。
【0017】クロック信号φ1がハイ状態からロー状態
へ変化して電位障壁が上昇される間、第2ゲート33の
下のウェルにあった電荷は第2ゲート両側方向へ伝送さ
れるが、第1ゲート31下のウェルにあった電荷は、第
2ゲート33下のより高い電位障壁により一方向へのみ
伝送される。このように構成されたスイッチング素子
は、前記第2ゲート33による電位障壁の幅が狭くノイ
ズを減少させることができ、電位障壁が安定されるよう
に形成される。
【0018】前述したごとく、この発明の電荷伝送装置
は、互いに異なるタイプの不純物がドープングされ仕事
関数の違いがある同種物質あるいは仕事関数が異なる異
種物質で第1及び第2ゲート電極を形成して電位障壁の
違いを一定にしたあと、前記第1及び第2ゲートに2相
クロック信号を印加して、駆動されるようになされてい
る。また、電荷結合素子の伝送端にて電位障壁を周期的
に復旧させるスイッチング素子も同じ方法で形成してい
る。
【0019】
【発明の効果】従って、この発明に係る電荷伝送装置及
びスイッチング素子は、簡単な製造工程で製造されなが
ら、電位障壁が安定され、信頼性が向上される利点があ
る。また、この発明においては、スイッチング素子の電
荷伝送によるノイズを減少させることができる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るゲートにクロック
信号が印加された状態を示す図面である。
【図2】この発明の第1実施例に係るゲートに印加され
るクロック信号の変化による電位の状態を示す図面であ
る。
【図3】この発明の第2実施例に係るゲートにクロック
信号が印加された状態を示す図面である。
【図4】この発明の第2実施例に係るゲートに印加され
るクロック信号の変化による電位の状態を示す図面であ
る。
【符号の説明】
11,13,15,17,19 第1ゲート 21,23,25,27 第2ゲート φ1,φ2 クロック信号 31 第1ゲート 33 第2ゲート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷信号を伝送するように形成されてい
    る第1ゲートと、隣接した前記第1ゲートの一部領域と
    オーバーラップされており、前記第1ゲートと仕事関数
    の違いがあるように形成されて電荷信号を伝送する第2
    ゲートと、前記隣接した第1及び第2ゲートが組みにな
    って第1クロック信号を同時に印加される第1ゲート群
    と、前記第1ゲート群と交互に形成され、前記隣接した
    第1ゲート及び第2ゲートが組みになって第2クロック
    信号を同時に印加される第2ゲート群とを備える電荷伝
    送装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2ゲートは、仕事関数が
    異なる異種物質で形成される請求項1記載の電荷伝送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2ゲートは、互いに異な
    るタイプの不純物がドーピングされ仕事関数の違いがあ
    る同種物質で形成される請求項1記載の電荷伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2ゲートは、互いに反対
    の導電形であることを特徴とする請求項1記載の電荷伝
    送装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2クロック信号が互いに
    相反する状態で印加される請求項1記載の電荷伝送装
    置。
  6. 【請求項6】 電荷信号を伝送する電荷結合素子の伝送
    端に形成されてクロック信号により周期的に電位障壁を
    復旧させるスイッチング素子において、第1物質で形成
    されている第1ゲートと、前記第1ゲートの一部領域と
    オーバーラップされており、前記第1ゲートと仕事関数
    の違いがあるように第2物質で形成されて同一なクロッ
    ク信号を同時に印加される第2ゲートとを備えるスイッ
    チング素子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011216530A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sony Corp 固体撮像素子およびその製造方法、並びに電子機器

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