JP2011215286A - 走査光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズの設計自由度を高くしつつ、より確実にジッタを抑制する。
【解決手段】光源1と、光源1から出射した光を光束に変換する第1の光学素子(カップリングレンズ2)と、第1の光学素子を通過した光束を主走査方向に長手の線状に結像させる第2の光学素子(シリンドリカルレンズ4)と、第2の光学素子を通過した光束を主走査方向に偏向する偏向ミラー(ポリゴンミラー5)と、偏向ミラーで偏向された光束を被走査面上にスポット状に結像させる第3の光学素子(fθレンズ6)とを備える走査光学装置であって、第3の光学素子は対向する一対のレンズ面を有する単レンズよりなり、一対のレンズ面は共に主走査面内で非球面形状を有し、次式を満足する。
Figure 2011215286

【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置などに利用される走査光学装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、レーザ光を画像信号に応じて明滅させて、感光体を露光するための走査光学装置が設けられている。この走査光学装置は、回転多面鏡(ポリゴンミラー)よりなる光偏向器により、レーザ光を周期的に偏向させ、fθ特性を有する結像光学系によって、感光体ドラムなどの感光体(被走査面)上にスポット状に結像させるように構成されている。
そして、このような走査光学装置は、コンパクト化および低コスト化の要請から、結像光学系を1つのレンズで構成することが検討されている(特許文献1)。
特許第3303558号公報
走査光学装置によって、感光体の高精度な露光を行うためには、像面湾曲が被走査面の全体にわたって良好に補正され、スポット径が揃っていることが望まれる。このため、特許文献1に記載の走査光学装置では、主走査方向における横倍率mを所定範囲に特定している。
しかし、特許文献1で記載されている条件式は、主走査方向の中心におけるレンズ面の曲率半径を用いているので、レンズ面として主走査断面内の曲率半径が不明確な表現式を用いた場合、fθレンズを設計できないという問題がある。
また、特許文献1における主走査断面内の倍率の条件式は、fθレンズの主走査断面内の後側主点の位置が考慮されておらず倍率が不正確となるため、実際には、見積もり以上に大きなジッタを発生させるfθレンズとなってしまうという問題がある。さらに、主走査断面内の倍率の条件式は、偏向ミラーのミラー面の偏心量、偏向ミラーのミラー面への光束の入射角、偏向ミラーのミラー面からの光束の出射角を考慮した条件式になっておらず、これによっても、実際には、見積もり以上に大きなジッタを発生させるfθレンズとなってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上記の問題を解決し、レンズの表現形式によらず、また、ジッタの発生をより確かに抑制することができる走査光学装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の走査光学装置は、光源と、光源から出射した光を光束に変換する第1の光学素子と、前記第1の光学素子を通過した光束を主走査方向に長手の線状に結像させる第2の光学素子と、前記第2の光学素子を通過した光束を主走査方向に偏向する偏向ミラーと、前記偏向ミラーで偏向された光束を被走査面上にスポット状に結像させる第3の光学素子とを備える走査光学装置を提供する。
この走査光学装置において、前記第3の光学素子は対向する一対のレンズ面を有する単レンズよりなり、前記一対のレンズ面は共に主走査面内で非球面形状を有し、前記第3の光学素子の前記一対のレンズ面のうち走査光の主光線が通過する点の光軸からの主走査方向の高さを入射面と出射面でそれぞれy1,y2とし、
前記一対のレンズ面の非球面形状をzj=f(y)、
前記第3の光学素子の材質の屈折率をn、
前記第3の光学素子における入射面から出射面までの距離をD(y1,y2)、
Figure 2011215286
で算出される曲率半径を、入射面においてR1(y1)、出射面においてR2(y2)、
主走査面内における焦点距離ft(y1,y2)を、
Figure 2011215286
前記第3の光学素子の後側主点から被走査面までの距離をSk(y1,y2)、
前記偏向ミラーのミラー面への光束の入射角をθi
前記偏向ミラーのミラー面からの光束の出射角をθe(y1,y2)、
偏向ミラーのミラー面の偏心量をd(y1,y2)、
偏向ミラーの偏心によって生じるミラー面の出入りによる光束のずれ量h(y1、y2)を、
Figure 2011215286
被走査面上の主走査方向における1/e2のビーム半径の最小値をreminとするとき、前記第3の光学素子の主走査面内における非球面形状が
Figure 2011215286
を満たすことを特徴とする。
このような走査光学装置は、レンズ面zの表現形式に球面項を含まなくても、上記の(1)式により、曲率半径が定まり、これを倍率に考慮することができるので、高い自由度でジッタの少ない走査光学装置を設計することが可能である。そして、(4)式で、fθレンズの主走査断面内の後側主点の位置、偏向ミラーの偏心量、偏向ミラーのミラー面への光束の入射角θi、偏向ミラーのミラー面からの光束の出射角θe(y1,y2)、を考慮しているので、実際的なジッタを見積もることができ、走査光学装置のジッタの発生をより確かに抑制することができる。
本発明の走査光学装置によれば、ジッタの発生をより確かに抑制することができる。
一実施形態に係る走査光学装置の主走査断面図である。 ポリゴンミラーのミラー面の偏心量を説明する拡大図である。 実施例におけるfθレンズのシフトおよびチルトを説明する図である。 実施例1のレンズ面形状を表す各係数および諸特性の一覧を示す表である。 実施例1のレンズ面の曲率分布を示すグラフである。 実施例1のジッタの量をreminの1/2と重ねて示すグラフである。 実施例1の像面湾曲を示すグラフである。 実施例1のfθ誤差を示すグラフである。 実施例2のレンズ面形状を表す各係数および諸特性の一覧を示す表である。 実施例2のレンズ面の曲率分布を示すグラフである。 実施例2のジッタの量をreminの1/2と重ねて示すグラフである。 実施例2の像面湾曲を示すグラフである。 実施例2のfθ誤差を示すグラフである。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、一実施形態に係る走査光学装置10は、光源1、第1の光学素子の一例としてのカップリングレンズ2、開口絞り3、第2の光学素子の一例としてのシリンドリカルレンズ4、偏向ミラーの一例としてのポリゴンミラー5、第3の光学素子の一例としてのfθレンズ6を有し、これらにより、光源1から出射されたレーザ光を感光体ドラム9の被走査面9Aにスポット状に集光し、走査するように構成されている。
光源1は、例えば、半導体レーザである。
カップリングレンズ2は、光源1から出射したレーザ光を収束光に変換するレンズである。
開口絞り3は、カップリングレンズ2で作られた光束の径を規定する開口を有する部材である。
シリンドリカルレンズ4は、カップリングレンズ2および開口絞り3を通過した光束をポリゴンミラー5のミラー面5A上において、主走査方向に長手の線状に結像させるレンズである。
ポリゴンミラー5は、複数のミラー面5Aが、回転軸5Bから等距離に配置された部材であり、図1では、6つミラー面5Aを有するものを例示している。ポリゴンミラー5は、回転軸5Bを中心に一定速度で回転され、シリンドリカルレンズ4を通過した光束を主走査方向に偏向する。
fθレンズ6は、走査光学装置10に1つのみ設けられている。ポリゴンミラー5で反射されることで偏向された光束を被走査面9A上にスポット状に結像させ、かつ、ポリゴンミラー5のミラー面5Aの面倒れを補正している。fθレンズ6は、ポリゴンミラー5で等角速度で偏向された光束を、被走査面9A上に等速で走査するようなfθ特性を有している。fθレンズ6は、対向する一対の入射面側(ポリゴンミラー5側)のレンズ面L1と出射面側(被走査面9A側)のレンズ面L2を有し、これらのレンズ面L1,L2は、主走査面内で非球面形状で、共にトーリック面である。そして、レンズ面L1,L2の主走査面内の曲率および副走査面(主走査方向に直交する断面)内の曲率は、有効部内において連続的に変化している。
本実施形態において、レンズ面L1,L2の表現形式は特に問わない。特許文献1においては、球面項を持った形式のレンズ面の式が例示されているが、本実施形態においては、例えば、主走査方向について、
Figure 2011215286
i:係数
のレンズ面とし、副走査面内の曲率を有効部内において連続的に変化させたものとすることができる。
また、主走査方向yおよび副走査方向xについて2変数多項式で表し、
Figure 2011215286
m,n:係数
と表現することもできる。このように、本実施形態では、レンズの設計式を自由に選択できるため、設計の自由度が広がり、また、成形レンズのレンズ面を補正する場合に、補正量を容易に付加することができ、容易に高精度なレンズを製造することができる。
fθレンズ6の形状は、後述する条件を満たす限り、限定されるものではないが、レンズ面L1およびレンズ面L2の一方または双方を、光軸に対して主走査方向に対称であるのが望ましい。これにより、レンズの製造・検査を容易にすることができる。
そして、レンズ面L1およびレンズ面L2の一方または双方を、被走査面の走査中心(fθレンズ6から被走査面9Aに垂直に光束が入射するときの被走査面9A上の結像位置)からの法線P1に対し主走査面内で傾かせるのが望ましい。これにより、光軸に対して主走査方向に対称なレンズ面L1,L2を用いても、後述する条件を満足しやすくなる。
また、レンズ面L1およびレンズ面L2の一方または双方の、光軸がレンズ面L1,L2を通る点が、法線P1に対し主走査方向にシフトしているのが望ましい。これによっても、主走査方向に対称なレンズ面L1,L2を用いた場合に、後述する条件を満足しやすくなる。
なお、fθレンズ6は、プラスチック成形により製作してもよいし、ガラスモールドにより製作してもよい。
ポリゴンミラー5は、回転軸5Bとの嵌合誤差や、回転中心と各ミラー面5Aまでの距離のばらつきなどにより、図2に示すようにミラー面5Aの出入り(反射するミラー面の違いによる位置ずれ)があり、反射するミラー面5Aの違いによって、反射点が前後に変化する。この反射点の変化によって、結像点は僅かにずれ、感光体ドラム9の露光パターンは、ミラー面5Aの周期でジッタが発生する。
本実施形態の走査光学装置10においては、ポリゴンミラー5によるジッタを抑制するため、以下のような条件を満足するように構成する。
fθレンズ6の一対のレンズ面L1,L2のうち走査光の主光線が通過する点の光軸からの主走査方向の高さyを入射面と出射面でそれぞれy1,y2とし、レンズ面L1,L2の非球面形状をzj=f(y)、fθレンズ6の材質の屈折率をn、fθレンズ6における入射面から出射面までの距離をD(y1,y2)とすると、入射面の各点における主走査面内の曲率半径R1(y1)および出射面の各点における主走査面内の曲率半径R2(y2)は、

Figure 2011215286
により表される。また、このRj(y)を用い、主走査面内における各y位置における焦点距離ft(y1,y2)は、
Figure 2011215286
により表される。
そして、ポリゴンミラー5の偏心によって生じるミラー面5Aの出入り(偏心)による光束のずれ量h(y1、y2)は、fθレンズ6の後側主点H(y1,y2)から被走査面9Aまでの距離をSk(y1,y2)、ポリゴンミラー5のミラー面5Aへの光束の入射角をθi、ポリゴンミラー5のミラー面5Aからの光束の出射角をθe(y1,y2)、ポリゴンミラー5のミラー面5Aの偏心量をd(y1,y2)とすると、
Figure 2011215286
と表される。
主走査方向の横倍率mは、
m=1−Sk(y1,y2)/ft(y1,y2
であるので、ジッタ量Jは、ずれ量hに横倍率mを乗じて、
J=(1−Sk(y1,y2)/ft(y1,y2))・h(y1,y2
により表される。
一般的に、露光後の画像において、各ドットのピッチが、1ドットの半分以上ずれると、視覚的にジッタが目立つようになるため、ジッタ量Jは、この範囲に収まる必要がある。一方で、主走査方向におけるビーム径は印字の要求仕様に応じて設定される。主走査方向におけるビーム径はドットピッチの2倍前後に設定されることが一般的である。例えば、解像度600dpiのレーザービームプリンタの場合、ドットのピッチは25.4/600=0.0423mmとなるが、主走査方向におけるビーム径はドットピッチの2倍程度に設定され84.6μm程度となる。したがって、ビーム半径の半分以下にジッタを抑えれば視覚的にジッタが目立つことはない。
そこで、被走査面9A上の主走査方向における1/e2のビーム半径の最小値をreminとして、
Figure 2011215286
を満足することで、良好な画像を得ることができる。そして、この条件式においては、fθレンズ6の主走査断面内の後側主点の位置H(y1,y2)、ポリゴンミラー5の偏心量d(y1,y2)、ポリゴンミラー5のミラー面5Aへの光束の入射角θi、ポリゴンミラー5のミラー面5Aからの光束の出射角θe(y1,y2)が考慮されているので、実際に発生するジッタとの差異が小さく、従来技術と比較して、より確実にジッタを抑制することができる。
本実施形態の(4)式の条件を満たす走査光学装置10としては、例えば、次のようなものを例示することができる。なお、(4)式を満たし易くするため、図3に示すように、レンズ面L1は、以下の実施例に係る走査光学装置10は、レンズ面L1の光軸である第1光軸A1は、被走査面9Aの走査中心(fθレンズ6から被走査面9Aに垂直に光束が入射するときの被走査面9A上の結像位置)から延びる法線P1に対して角度(チルト量)β1だけ傾いているともに、レンズ面L1の中心(第1光軸A1とレンズ面L1の交点O1)は、法線P1からシフト量D1だけシフトしている。また、レンズ面L2の光軸である第2光軸A2は、第1光軸A1に対して角度(チルト量)β2だけ傾いているともに、レンズ面L2の中心(第2光軸A2とレンズ面L2の交点O2)は、第1光軸A1からシフト量D2だけシフトしている。これにより、ポリゴンミラー5のミラー面5Aからレンズ面L1間での距離、レンズ面L1からレンズ面L2までの距離、レンズ面L2から被走査面9Aまでの距離が調整可能になるので、仮に、レンズ面L1が、第1光軸A1を含む副走査面PL1に関し対称であるとともに、レンズ面L2が、第2光軸A2を含む副走査面PL2に関し対称であったとしても、(4)式を満たすことが容易となる。すなわち、fθレンズ6の製作が容易でありながら、高精細な画像を露光することが可能である。
[実施例1]
前記した(5)式の形式のfθレンズ6とする場合の一例を説明する。実施例1の走査光学装置に係るfθレンズ6のレンズ面L1(入射面)およびレンズ面L2(出射面)は、fθレンズ6のレンズ面と光軸との交点を原点とし、光軸方向をz軸、主走査面内において光軸と直交する軸をy軸としたとき、主走査方向と対応する母線方向が、
z=A22+A44+A66+A88+A1010+A1212 ・・・(7)
なる式で表わされる。ここで、A2、・・・、A12は定数であり、入射面および出射面についての各値は、図4に示す通りである。なお、この式による主走査方向の曲率分布は、図5に示す通りである。
また、fθレンズ6のレンズ面L1(入射面)およびレンズ面L2(出射面)は、副走査方向と対応する子線方向が、
Figure 2011215286
なる式で表わされるものである。
ここで、レンズ面の座標yにおける副走査方向の曲率半径r′は、光軸上の副走査方向の曲率半径をrとして
r′=r(1+B22+B44+B66+B88+B1010+B1212)・・・(9)
なる式で表わされる。r,B2、・・・、B12は定数であり、入射面および出射面についての各値は、図4に示す通りである。
そして、このfθレンズ6は、入射面に対し、出射面が図4に示すシフト量D2でシフトするとともに、チルト量β2で傾き、入射面が法線P1に対し図4に示すシフト量D1でシフトするとともにチルト量β1で傾いている。また、その他の配置や特性は、図4に示す通りである。
このような実施例1の走査光学装置によると、図6に示すようにジッタが被走査面9A上のすべての位置で15μm以下となり、被走査面9A上の主走査方向における1/e2のビーム半径の最小値であるreminの1/2よりも小さくなっている。すなわち、(4)式の条件を満たし、良好な画像を露光することができることが分かる。なお、この実施例1の走査光学装置における像面湾曲を示すと、図7に示すように、主像面湾曲および副像面湾曲とも±1mm未満に収まり、fθ誤差(y=kθから求まる理想像高からの誤差)も、図8に示すように50μm未満に収まっており、画像の歪みが少なく、高精細な画像を露光できることが分かる。
[実施例2]
前記した(6)式の形式のfθレンズ6とする場合の一例を説明する。実施例2の走査光学装置に係るfθレンズ6のレンズ面L1(入射面)およびレンズ面L2(出射面)は、fθレンズ6のレンズ面と光軸との交点を原点とし、副走査面内において光軸と直交する軸をx軸、主走査面内において光軸と直交する軸をy軸、光軸方向をz軸としたとき、
Figure 2011215286
なる式で表わされる。ここで、(a2,0)、・・・、(a2,12)は定数であり、入射面および出射面についての各値は、図9に示す通りである。
上式(10)において下記の項が主走査方向のレンズ面形状を表わす。
Figure 2011215286
この式による主走査方向の曲率分布は、図10に示す通りである。
そして、このfθレンズ6は、入射面に対し、出射面が図9に示すシフト量D2でシフトするとともに、チルト量β2で傾き、入射面が法線P1に対し図9に示すシフト量D1でシフトするとともにチルト量β1で傾いている。また、その他の配置や特性は、図9に示す通りである。
このような実施例2の走査光学装置によると、図11に示すようにジッタが被走査面9A上のすべての位置で15μm以下となり、被走査面9A上の主走査方向における1/e2のビーム半径の最小値であるreminの1/2よりも小さくなっている。すなわち、(4)式の条件を満たし、良好な画像を露光することができることが分かる。なお、この実施例2の走査光学装置における像面湾曲を示すと、図12に示すように、主像面湾曲および副像面湾曲とも±1mm未満に収まり、fθ誤差(y=kθから求まる理想像高からの誤差)も、図13に示すように50μm未満に収まっており、画像の歪みが少なく、高精細な画像を露光できることが分かる。
1 光源
2 カップリングレンズ
4 シリンドリカルレンズ
5 ポリゴンミラー
5A ミラー面
5B 回転軸
6 fθレンズ
9 感光体ドラム
9A 被走査面
10 走査光学装置

Claims (6)

  1. 光源と、光源から出射した光を光束に変換する第1の光学素子と、前記第1の光学素子を通過した光束を主走査方向に長手の線状に結像させる第2の光学素子と、前記第2の光学素子を通過した光束を主走査方向に偏向する偏向ミラーと、前記偏向ミラーで偏向された光束を被走査面上にスポット状に結像させる第3の光学素子とを備える走査光学装置であって、
    前記第3の光学素子は対向する一対のレンズ面を有する単レンズよりなり、前記一対のレンズ面は共に主走査面内で非球面形状を有し、
    前記第3の光学素子の前記一対のレンズ面のうち走査光の主光線が通過する点の光軸からの主走査方向の高さを入射面と出射面でそれぞれy1,y2とし、
    前記一対のレンズ面の非球面形状をzj=f(y)、
    前記第3の光学素子の材質の屈折率をn、
    前記第3の光学素子における入射面から出射面までの距離をD(y1,y2)、
    Figure 2011215286
    で算出される曲率半径を、入射面においてR1(y1)、出射面においてR2(y2)、
    主走査面内における焦点距離ft(y1,y2)を、
    Figure 2011215286
    前記第3の光学素子の後側主点から被走査面までの距離をSk(y1,y2)、
    前記偏向ミラーのミラー面への光束の入射角をθi
    前記偏向ミラーのミラー面からの光束の出射角をθe(y1,y2)、
    偏向ミラーのミラー面の偏心量をd(y1,y2)、

    偏向ミラーの偏心によって生じるミラー面の出入りによる光束のずれ量h(y1、y2)を、
    Figure 2011215286
    被走査面上の主走査方向における1/e2のビーム半径の最小値をreminとするとき、前記第3の光学素子の主走査面内における非球面形状が
    Figure 2011215286
    を満たすことを特徴とする走査光学装置。
  2. 前記一対のレンズ面は、共に、トーリック面よりなることを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
  3. 前記一対のレンズ面の非球面形状は、共に、
    Figure 2011215286
    i:係数
    で表され、レンズ面の副走査面内の曲率が、レンズ面の有効部内において連続的に変化していることを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
  4. 前記一対のレンズ面の非球面形状は、共に、
    Figure 2011215286
    m,n:係数
    で表されることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の走査光学装置。
  5. 前記一対のレンズ面のうち少なくとも1つのレンズ面は、光軸に対して主走査方向に対称であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の走査光学装置。
  6. 前記一対のレンズ面のうち少なくとも1つのレンズ面の光軸が被走査面の走査中心からの法線に対して主走査面内で傾き、および/または、当該光軸がレンズ面を通る点が前記法線に対して主走査方向にシフトしていることを特徴とする請求項5に記載の走査光学装置。
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