JP2011201333A - 鉄道車両用制振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄道車両の曲線区間で乗り心地を向上するとともに当該区間での走行速度の向上を可能とする鉄道車両用制振装置を提供することである。
【解決手段】上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、鉄道車両の台車Wと車体Bとの間に対として介装されるアクチュエータA,Aを備え、車体Bの振動を抑制する鉄道車両用制振装置1において、鉄道車両が曲線区間を走行する際に、一方のアクチュエータAをアクティブ制御しつつ、他方のアクチュエータAを曲線区間の内側へ車体を押す方向の減衰力のみを発揮する片効きのダンパとして機能させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両用制振装置の改良に関する。
従来、この種の鉄道車両用制振装置にあっては、たとえば、鉄道車両に車体の進行方向に対して左右方向の振動を抑制すべく、車体と台車との間に介装されて使用されるものが知られている。
具体的には、車体と台車との間にアクチュエータとダンパを並列させて介装して構成されており、アクティブ制御時には、制御装置でアクチュエータの推力を制御しつつダンパの減衰力を最低として、車体の振動を抑制するとともに、異状時には、アクチュエータの推力を0としつつダンパの減衰力を最大として鉄道車両用制振装置をパッシブダンパとして機能させて、車体の振動を抑制するようにしている。
特開2009−73418号公報
近年、輸送力の向上の観点から鉄道の高速化が要望されており、高速化の実現には、曲線区間での高速走行が必須となっている。
ところで、鉄道車両が曲線区間を走行する際には、車体には曲線区間の曲率中心とは反対側に向く遠心力が作用する。この遠心力は、車両の走行速度が高くなればなるほど大きくなる。そこで、鉄道車両の軌道では、曲率中心側の内側レールと反対側の外側レールにカントと呼ばれる高低差を設けて、上記遠心力を緩和し、曲線走行時の鉄道車両の速度向上を図っている。
しかしながら、カント量(各レールの高低差量)は一端設定されると変更することができず、走行速度が異なる鉄道車両が走行する線区では、高速走行する鉄道車両になればなるほど、カント量が不足して超過遠心力が鉄道車両に作用する。
他方、従来の鉄道車両用制振装置にあっては、超過遠心力に重畳される振動成分を加速度センサで検知し、当該振動成分に対して制振制御が行われるようになっている。そのため、従来の鉄道車両用制振装置では、アクチュエータをアクティブ制御して車体の制振を行っても、上記した超過遠心力によって車体は台車に対して曲線外側へ変位してしまう。そして、最終的には、車体がストッパに衝合してそれ以上の台車に対する車体の変位が規制されることになるが、このストッパとの衝合で車両における乗り心地が悪化するので、従来の鉄道車両用制振装置では、走行速度を向上することが難しい。
また、車体とストッパとが衝合するときの衝撃を加速度センサで拾うことになるので、制御装置がアクチュエータへ与える推力指令が著大となって車体を加振してしまい車体の振動を大きくしてしまう危惧もある。
そこで、本発明は上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、鉄道車両の曲線区間で乗り心地を向上するとともに当該区間での走行速度の向上を可能とする鉄道車両用制振装置を提供することである。
上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、鉄道車両の台車と車体との間に対として介装されるアクチュエータを備え、車体の振動を抑制する鉄道車両用制振装置において、鉄道車両が曲線区間を走行する際に、一方のアクチュエータをアクティブ制御しつつ、他方のアクチュエータを曲線区間の内側へ車体を押す方向の減衰力のみを発揮する片効きのダンパとして機能させることを特徴とする。
本発明の鉄道車両用制振装置によれば、鉄道車両が曲線区間を走行する際には、車体は台車に対して曲線区間の内側へは変位し易く、外側へは変位し難くなるので、曲線区間走行中の鉄道車両の車体が超過遠心力によって台車に対して曲線区間の外側へ変位して車体がストッパに衝合することを防止でき、車両における乗り心地が向上するとともに、これにより曲線区間走行速度を向上することができる。
一実施の形態におけるシリンダ装置を鉄道車両の車体と台車との間に介装した状態を示す図である。 一実施の形態における鉄道車両用制振装置の動作を説明する図である。 一実施の形態における鉄道車両用制振装置の具体図である。
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。一実施の形態における鉄道車両用制振装置1は、図1に示すように、鉄道車両Tの車体Bと台車Wとの間に対として介装されるアクチュエータA,Aと、各アクチュエータA,Aを制御する制御装置Cとを備えて構成されている。これら二つのアクチュエータA,Aは、詳細には、車体Bの下方に垂下されるピンPに連結され、車体Bと台車Wとの間で対を成して並列に介装されている。また、ピンPの図1中左右には、車体Bの台車Wに対する左右変位の限界でピンPと衝合してそれ以上の車体Bの変位を規制するストッパSが設けられている。なお、ストッパSは、車体Bの台車Wの左右変位を規制できればよいので、ピンP以外に衝合するようにしてもよく、他所に設けられてもよい。
そして、この鉄道車両用制振装置1は、基本的には、アクティブ制御で車体Bの車両進行方向に対して水平横方向の振動を抑制するようになっており、たとえば、スカイフック制御を行って、上記車体Bの横方向の振動を抑制するようになっている。具体的には、鉄道車両用制振装置1は、車体Bの車両進行方向に対して水平横方向の速度と、車体Bと台車Wの相対速度とからアクチュエータA,Aで発生すべき推力を制御装置Cで求め、制御装置Cで上記求めた推力通りにアクチュエータAの推力を制御することで車体Bの上記横方向の振動を抑制する。そのため、制御装置Cは、車体Bの水平横方向の加速度を検知する加速度センサ40と、アクチュエータAの変位を検知するストロークセンサ41とを備えていて、加速度センサ40で検知した加速度を積分して車体Bの横方向の速度を得るとともに、ストロークセンサ41で検知したアクチュエータAの変位を微分して車体Bと台車Wの相対速度を得るようになっている。なお、車体Bの横方向の速度と、車体Bと台車Wの相対速度を求めるのに他のセンサ、手段を用いてもよい。
また、制御装置Cは、鉄道車両が曲線区間を走行する際には、いずれか一方のアクチュエータAをアクティブ制御するとともに、他方のアクチュエータAを曲線区間の内側へ車体Bを押す方向の減衰力のみを発揮する片効きのダンパとして機能させるようにする。
具体的には、制御装置Cは、曲線区間の位置情報と曲線区間の曲がる方向の情報とを保有しており、鉄道車両Tに設置の車両モニタMから得られる現在走行位置情報を参照して、鉄道車両Tが曲線区間を走行中であると判断すると、上記したように、一つのアクチュエータAを通常通りアクティブ制御するとともに、曲線区間の曲がる方向から他のアクチュエータAを曲線区間の内側へ車体Bを押す方向の減衰力のみを発揮する片効きのダンパとして機能させる。なお、車両モニタMが搭載されていない車両に設置されるアクチュエータAの制御装置Cは、他車両に搭載されている車両モニタMから現在走行位置情報を得るようにすればよく、編成車両の長さを考慮して車両モニタMから得られる現在走行位置情報を補正して曲線区間走行中であるか否かを判断してもよい。また、制御装置Cは、図示したところでは、台車Wと車体Bとの間に介装される二つのアクチュエータA,Aのみを制御するようにしてもよいが、一つの車両Tには台車Wが二つあり、アクチュエータAが一車両で四本あるので、四つのアクチュエータAを一つの制御装置Cで制御してもよいし、また、制御装置Cは、自身が搭載される車両以外の車両のアクチュエータAを制御するようにしてもよい。
アクチュエータAが元々パッシブなダンパ機能を備える場合には、アクティブ制御を中止して当該ダンパ機能を発揮させるようにすればよく、そうでない場合には、アクチュエータAの推力を制御して見掛け上ダンパとして機能させるようにしてもよい。
このように鉄道車両Tが曲線区間を走行する際には、車体Bが台車Wに対して曲線区間の外側へ変位しようとすると、パッシブなダンパとして機能するアクチュエータAは、図2の矢印に示すように、曲線区間における内側へ車体Bを押す方向、すなわち、曲線区間走行時の遠心力に対向する方向へ車体Bを押す減衰力を発揮して、この変位を抑制する。また、このダンパとして機能するアクチュエータAは、片効きのダンパとして機能しているので、曲線区間における外側へ車体Bを押す方向の減衰力を発揮することはなく、車体Bが台車Wに対して曲線区間の内側への変位に対しては何ら力を発揮しないか、最低限の抵抗しか出力しない。
そして、もう一方のアクティブ制御されるアクチュエータAは、鉄道車両Tが直線区間を走行しているときと同様のアクティブ制御されることになり、車体Bの横方向の振動を抑制する。
つまり、アクティブ制御されるアクチュエータAが車体Bを台車Wに対して曲線区間の外側へ向けて変位させる推力を発揮する場合には、ダンパとして機能するアクチュエータAが減衰力を発揮して当該変位が抑制され、反対に、アクティブ制御されるアクチュエータAが車体Bを台車Wに対して曲線区間の内側へ向けて変位させる推力を発揮する場合には、ダンパとして機能するアクチュエータAは減衰力を発揮せず当該変位が抑制されないことになる。
このように、鉄道車両Tが曲線区間を走行する際には、車体Bは台車Wに対して曲線区間の内側へは変位し易く、外側へは変位し難くなるので、曲線区間走行中の鉄道車両Tの車体Bが超過遠心力によって台車Wに対して曲線区間の外側へ変位して車体BがストッパSに衝合することを防止でき、車両における乗り心地が向上するとともに、これにより曲線区間走行速度を向上することができる。
以上、鉄道車両用制振装置1について、原理的に説明したが、以下、各部の具体的な例を用いて説明する。
まず、アクチュエータAについて説明する。アクチュエータAは、図3に示すように、シリンダ2と、シリンダ2内に摺動自在に挿入されるピストン3と、シリンダ2内に挿入されてピストン3に連結されるロッド4と、シリンダ2内にピストン3で区画したロッド側室5とピストン側室6と、タンク7と、ロッド側室5とピストン側室6とを連通する第一通路8の途中に設けた第一開閉弁9と、ピストン側室6とタンク7とを連通する第二通路10の途中に設けた第二開閉弁11と、ロッド側室5へ液体を供給するポンプ12と、ピストン側室6からロッド側室5へ向かう液体の流れのみを許容する整流通路18と、タンク7からピストン側室6へ向かう液体の流れのみを許容する吸込通路19とを備えており、片ロッド型のアクチュエータとして構成されている。また、上記ロッド側室5とピストン側室6には作動油等の液体が充填されるとともに、タンク7には、液体のほかに気体が充填されている。なお、タンク7内は、特に、気体を圧縮して充填することによって加圧状態とする必要は無い。
そして、基本的には、第一開閉弁9で第一通路8を連通状態とするとともに第二開閉弁11を閉じた状態でポンプ12を駆動することで、このアクチュエータAを伸長駆動させることができ、第二開閉弁11で第二通路10を連通状態とするとともに第一開閉弁9を閉じた状態でポンプ12を駆動することで、アクチュエータAを収縮駆動させることができるようになっている。
以下、アクチュエータAの各部について詳細に説明する。シリンダ2は筒状であって、その図3中右端は蓋13によって閉塞され、図3中左端には環状のロッドガイド14が取り付けられている。また、上記ロッドガイド14内には、シリンダ2内に移動自在に挿入されるロッド4が摺動自在に挿入されている。このロッド4は、一端をシリンダ2外へ突出させており、シリンダ2内の他端を同じくシリンダ2内に摺動自在に挿入されているピストン3に連結してある。
なお、ロッド4の外周とシリンダ2との間は図示を省略したシール部材によってシールされており、これによりシリンダ2内は密閉状体に維持されている。そして、シリンダ2内にピストン3によって区画されるロッド側室5とピストン側室6には、上述のように液体として作動油が充填されている。
また、このアクチュエータAの場合、ロッド4の断面積をピストン3の断面積の二分の一にして、ピストン3のロッド側室5側の受圧面積がピストン側室6側の受圧面積の二分の一となるようになっており、伸長駆動時と収縮駆動時とでロッド側室5の圧力を同じくすると、伸縮の双方で発生される推力が等しくなるようになっており、アクチュエータAの変位量に対する流量も伸縮両側で同じとなる。
詳しくは、アクチュエータAを伸長駆動させる場合、ロッド側室5とピストン側室6を連通させた状態となってロッド側室5内とピストン側室6内の圧力が等しくなって、ピストン3におけるロッド側室5側とピストン側室6側の受圧面積差に上記圧力を乗じた推力を発生し、反対に、アクチュエータAを収縮駆動させる場合、ロッド側室5とピストン側室6との連通が断たれてピストン側室6をタンク7に連通させた状態となるので、ロッド側室5内の圧力とピストン3におけるロッド側室5側の受圧面積を乗じた推力を発生することになり、アクチュエータAの発生推力は伸縮の双方でピストン3の断面積の二分の一にロッド側室5の圧力を乗じた値となるのである。したがって、このアクチュエータAの推力を制御する場合、伸長駆動、収縮駆動共に、ロッド側室5の圧力を制御すればよいが、ピストン3のロッド側室5側の受圧面積をピストン側室6側の受圧面積の二分の一に設定しているので、伸縮両側で同じ推力を発生する場合に伸長側と収縮側でロッド側室5の圧力が同じとなるので制御が簡素となり、加えて変位量に対する流量も同じとなるので伸縮両側で応答性が同じとなる利点がある。なお、ピストン3のロッド側室5側の受圧面積をピストン側室6側の受圧面積の二分の一に設定しない場合にあっても、ロッド側室5の圧力でアクチュエータAの伸縮両側の推力の制御をすることができる点は変わらない。
戻って、ロッド4の図3中左端とシリンダ2の右端を閉塞する蓋13には、図示しない取付部を備えており、このアクチュエータAを鉄道車両Tにおける車体と車軸との間に介装することができるようになっている。
そして、ロッド側室5とピストン側室6とは、第一通路8によって連通されており、この第一通路8の途中には、第一開閉弁9が設けられている。この第一通路8は、シリンダ2外でロッド側室5とピストン側室6とを連通しているが、ピストン3に設けられてもよい。
第一開閉弁9は、この実施の形態の場合、電磁開閉弁とされており、第一通路8を開放してロッド側室5とピストン側室6とを連通する連通ポジション9bと、ロッド側室5とピストン側室6との連通を遮断する遮断ポジション9cとを備えたバルブ9aと、遮断ポジション9cを採るようにバルブ9aを附勢するバネ9dと、通電時にバルブ9aをバネ9dに対向して連通ポジション9bに切換えるソレノイド9eとを備えて構成されている。
つづいて、ピストン側室6とタンク7とは、第二通路10によって連通されており、この第二通路10の途中には、第二開閉弁11が設けられている。第二開閉弁11は、この実施の形態の場合、電磁開閉弁とされており、第二通路10を開放してピストン側室6とタンク7とを連通する連通ポジション11bと、ピストン側室6とタンク7との連通を遮断する遮断ポジション11cとを備えたバルブ11aと、遮断ポジション11cを採るようにバルブ11aを附勢するバネ11dと、通電時にバルブ11aをバネ11dに対向して連通ポジション11bに切換えるソレノイド11eとを備えて構成されている。
ポンプ12は、モータ15によって駆動されるようになっており、ポンプ12は、一方向のみに液体を吐出するポンプとされており、その吐出口は供給通路16によってロッド側室5へ連通され、吸込口はタンク7に通じて、モータ15によって駆動されると、タンク7から液体を吸込んでロッド側室5へ液体を供給する。
上述のようにポンプ12は、一方向のみに液体を吐出するのみで回転方向の切換動作がないので、回転切換時に吐出量変化するといった問題は皆無であり、安価なギアポンプ等を使用することができる。さらに、ポンプ12の回転方向が常に同一方向であるので、ポンプ12を駆動する駆動源であるモータ15にあっても回転切換に対する高い応答性が要求されず、その分、モータ15も安価なものを使用することができる。
なお、供給通路16の途中には、ロッド側室5からポンプ12への液体の逆流を阻止する逆止弁17を設けてある。
また、この実施の形態の場合、ロッド側室5とタンク7とが排出通路21を通じて接続されており、この排出通路21の途中に開弁圧を変更可能な可変リリーフ弁22を設けられている。
可変リリーフ弁22は、排出通路21の途中に設けた弁体22aと、排出通路21を遮断するように弁体22aを附勢するバネ22bと、通電時にバネ22bに対向する推力を発生する比例ソレノイド22cとを備えて構成され、比例ソレノイド22cに流れる電流量を調節することで開弁圧を調節することができるようになっている。
この可変リリーフ弁22は、弁体22aに作用させる排出通路21の上流となるロッド側室5の圧力がリリーフ圧を超えると、当該排出通路21を開放させる方向に弁体22aを推す上記圧力に起因する推力と比例ソレノイド22cによる推力との合力が、排出通路21を遮断させる方向へ弁体22aを附勢するバネ22bの附勢力に打ち勝つようになって、弁体22aを後退させて排出通路21を開放するようになっている。
また、この可変リリーフ弁22にあっては、比例ソレノイド22cに供給する電流量を増大させると、比例ソレノイド22cが発生する推力を増大させることができるようになっており、比例ソレノイド22cに供給する電流量を最大とすると開弁圧が最小となり、反対に、比例ソレノイド22cに全く電流を供給しないと開弁圧が最大となる。
そして、可変リリーフ弁22は、第一開閉弁9および第二開閉弁11が開閉状態に関わらず、アクチュエータAに伸縮方向の過大な入力があって、ロッド側室5の圧力が開弁圧を超える状態となると、排出通路21を開放してロッド側室5をタンク7へ連通し、ロッド側室5内の圧力をタンク7へ逃がして、アクチュエータAのシステム全体を保護するようになっている。
また、ピストン側室6とロッド側室5とを連通する整流通路18が設けられており、この整流通路18の途中には逆止弁18aが設けられて、当該整流通路18は、ピストン側室6からロッド側室5へ向かう液体の流れのみを許容する一方通行の通路に設定されている。さらに、タンク7とピストン側室6とを連通する吸込通路19が設けられており、この吸込通路19の途中には逆止弁19aが設けられて、当該吸込通路19は、タンク7からピストン側室6へ向かう液体の流れのみを許容する一方通行の通路に設定されている。なお、整流通路18は、第一開閉弁9の遮断ポジション9cを逆止弁とすることで第一通路8に集約することができ、吸込通路19についても、第二開閉弁11の遮断ポジション11cを逆止弁とすることで第二通路10に集約することができる。
他方、制御装置Cは、上述のように、加速度センサ40と、ストロークセンサ41とに接続されて、これらセンサ40,41から入力される信号を処理して第一開閉弁9、第二開閉弁11、モータ15および可変リリーフ弁22に指令を与えてアクチュエータAの推力を制御するようになっている。
具体的には、制御装置Cは、加速度センサ40と、ストロークセンサ41から車体Bの横方向の速度と、車体Bと台車Wの横方向の相対速度を求め、スカイフック制御則に則りアクチュエータAが発生すべき推力の大きさ、方向を求め、当該推力を発生させるべく、第一開閉弁9のソレノイド9e、第二開閉弁11のソレノイド11e、モータ15を駆動するための図示しないドライバおよび可変リリーフ弁22の比例ソレノイド22cへ制御信号を出力して、アクチュエータAを制御する。
なお、制御装置Cは、ハードウェア資源としては、図示はしないが具体的にはたとえば、加速度センサ40と、ストロークセンサ41が出力する信号を取り込むためのA/D変換器と、通常制御および曲線区間の通過時の制御に必要な処理に使用されるプログラムが格納されるROM(Read Only Memory)等の記憶装置と、上記プログラムに基づいた処理を実行するCPU(Central Processing Unit)などの演算装置と、上記CPUに記憶領域を提供するRAM(Random Access Memory)等の記憶装置とを備えて構成されればよく、CPUが上記プログラムを実行することで制御装置Cの制御動作が実現される。
鉄道車両用制振装置1は、上述のように構成されており、続いて、この鉄道車両用制振装置1の作動について説明する。
まず、鉄道車両Tが曲線区間以外の区間を走行する場合について説明する。この場合、鉄道車両用制振装置1は、各アクチュエータAをアクティブ制御を実施することで鉄道車両Tの車体Bに作用する振動を抑制するようになっている。
具体的には、アクチュエータAに所望の伸長方向の推力を発揮させる場合、制御装置Cは、第一開閉弁9を連通ポジション9bとし第二開閉弁11を遮断ポジション11cとしてモータ15を回転させつつポンプ12からシリンダ2内へ液体を供給する。このようにすることで、ロッド側室5とピストン側室6とが連通状態におかれて両者にポンプ12から液体が供給され、ピストン3が図3中左方へ押されアクチュエータAは伸長方向の推力を発揮する。ロッド側室5内およびピストン側室6内の圧力が可変リリーフ弁22の開弁圧を上回ると、可変リリーフ弁22が開弁して液体が排出通路21を介してタンク7へ逃げるので、ロッド側室5内およびピストン側室6内の圧力は、可変リリーフ弁22の開弁圧に等しくなる。すなわち、可変リリーフ弁22の開弁圧を調節することで、ピストン3におけるピストン側室6側とロッド側室5側の受圧面積差に可変リリーフ弁22の開弁圧を乗じた伸長方向の推力をアクチュエータAに発揮させることができる。
これに対して、アクチュエータAに所望の収縮方向の推力を発揮させる場合、第一開閉弁9を遮断ポジション9cとし第二開閉弁11を連通ポジション11bとし、モータ15を回転させつつポンプ12からロッド側室5内へ液体を供給する。このようにすることで、ピストン側室6とタンク7が連通状態におかれるとともにロッド側室5にポンプ12から液体が供給されるので、ピストン3が図3中右方へ押されアクチュエータAは収縮の推力を発揮する。上記したところと同様に、可変リリーフ弁22の開弁圧を調節することで、ピストン3におけるロッド側室5側の受圧面積と可変リリーフ弁22の開弁圧を乗じた収縮方向の推力をアクチュエータAに発揮させることができる。
このように、アクチュエータAは、アクチュエータとしての機能を発揮する。制御装置Cは、鉄道車両Tが曲線区間を通過する際の制御を除き、モータ15を回転させて、上記の如く、アクチュエータAが発生すべき推力を求め、求めた推力をアクチュエータAに発揮させるべく、第一開閉弁9のソレノイド9e、第二開閉弁11のソレノイド11eおよび可変リリーフ弁22の比例ソレノイド22cへ制御信号を出力して、アクチュエータAを制御する。これにより、鉄道車両用制振装置1は、鉄道車両Tの車体Bの横方向への振動をアクティブ制御によって抑制することができるのである。
なお、アクチュエータAに収縮中に伸長方向の推力を発揮させる場合には、第一開閉弁9を連通ポジション9bとし第二開閉弁11を遮断ポジション11cとして可変リリーフ弁22の開弁圧を調節することによって、当該推力を発揮させればよく、この場合には、ポンプ12を動作させても停止させてもよい。また、アクチュエータAに伸長中に収縮方向の推力を発揮させる場合、第一開閉弁9を遮断ポジション9cとし第二開閉弁11を連通ポジション11bとして可変リリーフ弁22の開弁圧を調節することによって、当該推力を発揮させればよく、この場合には、ポンプ12を動作させても停止させてもよい。
他方、鉄道車両Tが曲線区間を走行する際には、制御装置Cは、一方のアクチュエータAについては、曲線区間以外の制御と同様に、アクティブ制御によってアクチュエータとして機能させて車体Bの振動を抑制する制御を実行するとともに、他方のアクチュエータAについては、ダンパとして機能させるべく、曲線区間の曲がる方向から当該曲線区間の内側へ車体Bを押す方向の減衰力のみを発生するように、第一開閉弁9と第二開閉弁11を駆動する。
たとえば、ダンパとして機能させるアクチュエータAに、伸長時にのみ減衰力を発揮させる場合、制御装置Cは、第一開閉弁9を遮断ポジション9cとして第二開閉弁11を連通ポジション11bとする。すると、この状態のアクチュエータAは、伸長する場合、ロッド側室5が圧縮されるので、当該圧縮されるロッド側室5から過剰分の液体が排出通路21を介してタンク7へ排出される。その際、液体が可変リリーフ弁22を通過するので、可変リリーフ弁22の開弁圧を調節することで減衰力を調節することができる。拡大するピストン側室6には、第二開閉弁11が開弁しているので、第二通路10を介してタンク7から液体が供給される。なお、このダンパモードでは、可変リリーフ弁22の開弁圧を積極的に調節して減衰力を可変にしてもよいが、ある一定の開弁圧に設定して一定の減衰力を発揮するようにしてもよいし、また、カント量、曲率半径と車両速度から超過遠心力を求めて、この超過遠心力に応じた減衰力を発揮させるようにしてもよい。他方、この状態のアクチュエータAが収縮する場合、拡大するロッド側室5へ減少するピストン側室6から整流通路18を介して液体が流入するとともに、シリンダ2内へ侵入するロッド4の体積分の液体は第二通路10を介してタンク7へ排出されるため、液体は可変リリーフ弁22を通過することなく、アクチュエータAは推力を発揮しない。このように、アクチュエータAは、伸長時にのみ減衰力を発揮する片効きのダンパとして機能する。なお、ポンプ12は駆動していても停止していてもよい。
反対に、ダンパとして機能させるアクチュエータAに、収縮時にのみ減衰力を発揮させる場合、制御装置Cは、第一開閉弁9を連通ポジション9bとして第二開閉弁11を遮断ポジション11cとする。すると、この状態のアクチュエータAは、収縮する場合、ロッド側室5とピストン側室6とが連通されているのでシリンダ2内に侵入するロッド4の体積分の液体がシリンダ2内で過剰となって、当該過剰分の液体が排出通路21を介してタンク7へ排出される。その際、液体が可変リリーフ弁22を通過するので、可変リリーフ弁22の開弁圧を調節することで減衰力を調節することができる。なお、このダンパモードでは、可変リリーフ弁22の開弁圧を積極的に調節して減衰力を可変にしてもよいが、ある一定の開弁圧に設定して一定の減衰力を発揮するようにしてもよい。他方、この状態のアクチュエータAが伸長する場合、シリンダ2内からロッド4が退出するので、シリンダ2内で液体が不足する。この不足分の液体は、吸込通路19を通じてタンク7から供給されるので、液体は可変リリーフ弁22を通過することなく、アクチュエータAは推力を発揮しない。このように、アクチュエータAは、収縮時にのみ減衰力を発揮する片効きのダンパとして機能する。なお、ポンプ12は駆動していても停止していてもよい。
片効きダンパとして機能するアクチュエータAの減衰力発生方向は、上述したように、制御装置Cが車両モニタMから走行位置情報を得て、自身で備える曲線区間の位置と曲がり方向とを参照して決定されることになる。
鉄道車両Tが曲線区間を走行する際には、制御装置Cが上記した如くに各アクチュエータAを制御するので、車体Bは台車Wに対して曲線区間の内側へは変位し易く、外側へは変位し難くなって、曲線区間走行中の鉄道車両Tの車体Bが超過遠心力によって台車Wに対して曲線区間の外側へ変位して車体BがストッパSに衝合することを防止でき、車両における乗り心地が向上するとともに、これにより曲線区間走行速度を向上することができる。
また、このアクチュエータAにあっては、第一開閉弁9と第二開閉弁11の開閉のみでダンパとして機能させることができるので、面倒かつ急峻な弁の切換動作を伴うことが無いので、応答性および信頼性が高いシステムを提供することができる。
なお、このアクチュエータAにあっては、片ロッド型に設定されているので、両ロッド型のアクチュエータに比較してストローク長を確保しやすく、アクチュエータの全長が短くなって、鉄道車両Tへの搭載性が向上する。
また、このアクチュエータAにおけるポンプ12からの液体供給および伸縮作動による液体の流れは、ロッド側室5、ピストン側室6を順に通過して最終的にタンク7へ還流するようになっており、ロッド側室5あるいはピストン側室6内に気体が混入しても、アクチュエータAの伸縮作動によって自立的にタンク7へ排出されるので、推進力発生の応答性の悪化を阻止できる。
したがって、アクチュエータAの製造にあたって、面倒な液体中での組立や真空環境下での組立を強いられることが無く、液体の高度な脱気も不要となるので、生産性が向上するとともに製造コストを低減することができる。
さらに、ロッド側室5あるいはピストン側室6内に気体が混入しても、気体は、アクチュエータAの伸縮作動によって自立的にタンク7へ排出されるので、性能回復のためのメンテナンスを頻繁に行う必要もなくなり、保守面における労力とコスト負担を軽減することができる。
さらに、上述のように液体の流れはロッド側室5、ピストン側室6を順に通過して最終的にタンク7へ還流するようになっているので、ロッド側室5内とピストン側室6内に圧力が籠ってしまうことがなく、推力安定のための低圧優先シャトル弁を設ける必要が無いので、低圧優先シャトル弁の打音の問題が解消され、鉄道車両用制振装置1の静粛性が向上し、鉄道車両Tへ搭載しても車両搭乗者に不快感や不安感を抱かせることがない。
またさらに、ポンプ12は一方向のみに吐出するので、回転切換時の容量変動の心配が無く安価なポンプ12を使用でき、ポンプ12の駆動源であるモータ15にあっても回転方向切換において高い応答性が要求されることもないのでモータ15をも安価なものを使用でき、アクチュエータAの全体としても安価となり経済性が向上する。
なお、このアクチュエータAにあっては、第一開閉弁9と第二開閉弁11がともに遮断ポジション9c,11cを採ると、整流通路18および吸込通路19と排出通路21で、ロッド側室5、ピストン側室6およびタンク7が数珠繋ぎに連通されるのでユニフロー型のダンパとして機能することになる。したがって、アクチュエータAの各機器への通電が不能となるようなフェール時には、第一開閉弁9と第二開閉弁11のバルブ9a,11aがバネ9d,11dに押圧されて、それぞれ遮断ポジション9c,11cを採り、可変リリーフ弁22は、開弁圧が最大に固定された圧力制御弁として機能するので、アクチュエータAは、自動的に、パッシブダンパとして機能することができる。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明は、鉄道車両の車体振動の制振に利用可能である。
1 鉄道車両用制振装置
2 シリンダ
3 ピストン
4 ロッド
5 ロッド側室
6 ピストン側室
7 タンク
8 第一通路
9 第一開閉弁
9a 第一開閉弁におけるバルブ
9b 第一開閉弁における連通ポジション
9c 第一開閉弁における遮断ポジション
9d 第一開閉弁におけるバネ
9e 第一開閉弁におけるソレノイド
10 第二通路
11 第二開閉弁
11a 第二開閉弁におけるバルブ
11b 第二開閉弁における連通ポジション
11c 第二開閉弁における遮断ポジション
11d 第二開閉弁におけるバネ
11e 第二開閉弁におけるソレノイド
12 ポンプ
13 蓋
14 ロッドガイド
15 モータ
16 供給通路
17 逆止弁
18 整流通路
18a 整流通路における逆止弁
19 吸込通路
19a 吸込通路における逆止弁
19b リリーフ弁におけるバネ
21 排出通路
22 可変リリーフ弁
22a 可変リリーフ弁における弁体
22b 可変リリーフ弁におけるバネ
22c 可変リリーフ弁における比例ソレノイド
40 加速度センサ
41 ストロークセンサ
A アクチュエータ
B 車体
C 制御装置
M 車両モニタ
P ピン
S ストッパ
T 鉄道車両
W 台車

Claims (2)

  1. 鉄道車両の台車と車体との間に対として介装されるアクチュエータを備え、車体の振動を抑制する鉄道車両用制振装置において、鉄道車両が曲線区間を走行する際に、一方のアクチュエータをアクティブ制御しつつ、他方のアクチュエータを曲線区間の内側へ車体を押す方向の減衰力のみを発揮する片効きのダンパとして機能させることを特徴とする鉄道車両用制振装置。
  2. 上記アクチュエータは、台車と車体の一方に連結されるシリンダと、シリンダ内に摺動自在に挿入されるピストンと、シリンダ内に挿入されてピストンに連結されるとともに台車と車体の他方に連結されるロッドと、シリンダ内にピストンで区画したロッド側室とピストン側室と、タンクと、ロッド側室とピストン側室とを連通する第一通路の途中に設けた第一開閉弁と、ピストン側室とタンクとを連通する第二通路の途中に設けた第二開閉弁と、ロッド側室をタンクへ接続する排出通路と、排出通路の途中に開弁圧を変更可能な可変リリーフ弁と、ロッド側室へ液体を供給するポンプと、タンクからピストン側室へ向かう液体の流れのみを許容する吸込通路と、ピストン側室からロッド側室へ向かう液体の流れのみを許容する整流通路とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用制振装置。
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