JP2011199084A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

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孝之 青井
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Abstract

【課題】安定した容量を確保し配置面積低減が可能なキャパシタ素子を有する半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】第1の上面12aを有するメモリセル領域1及び第1の上面12aより裏面に近い第2の上面12bを有する周辺回路領域3を有する半導体基板11、メモリセル領域1の第1の上面12a上のトンネル絶縁膜13a及びトンネル絶縁膜13a上の下層電極膜15aを有するメモリセルトランジスタ1a、トンネル絶縁膜13aより厚い周辺回路領域3の第2の上面12b上のゲート絶縁膜13b及び下層電極膜15aと同じ膜厚のゲート絶縁膜13b上の下層電極膜15bを有する高電圧トランジスタ3a、並びに周辺回路領域3にあり、第1及び第2の上面12a、12bをそれぞれ上端面及び底面とする凹凸面に沿ったキャパシタ誘電体膜13c及びキャパシタ誘電体膜13c上の下面に凹凸をなす下層電極膜15cを有するキャパシタ素子3bを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、周辺回路領域にキャパシタ素子を有する半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
NAND型不揮発性メモリは、半導体基板のメモリセル領域において複数個直列に形成されたメモリセルトランジスタと、その両側に選択ゲートトランジスタが配置され、周辺回路領域においてメモリセルトランジスタ及び選択ゲートトランジスタを駆動するために必要な制御回路等を構成する周辺回路素子が配置されている。この周辺回路素子は、より高電圧のMOSトランジスタ、及びゲート絶縁膜または電極間絶縁膜を電荷蓄積層(誘電体膜)としたキャパシタ素子等で構成される。
高集積化の観点から周辺回路領域に配置されるキャパシタ素子は、配置面積(平面図上で占める面積)の縮小を図ることが望まれている。しかし、製造工程を簡素化するために、ゲート絶縁膜を共有する条件下でキャパシタ素子の配置面積を縮小すると、電荷蓄積層とキャパシタ電極の接触部の面積にほぼ等しいキャパシタ電極の表面積が小さくなり、キャパシタ素子の容量が下がってしまう問題がある。
そこで、単位面積当たりのキャパシタの容量の向上を可能とする半導体記憶装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003‐309182号公報
本発明は、安定した容量を確保し配置面積低減が可能なキャパシタ素子を有する半導体記憶装置及びその製造方法を提供する。
本発明の一態様の半導体記憶装置は、裏面に対向する第1の上面を有する第1領域、並びに前記裏面に対向し前記第1の上面より前記裏面に近い第2の上面及び前記第1の上面を有する第2領域を有する半導体基板と、前記第1領域の前記第1の上面上に配設された第1の絶縁膜、及び前記第1の絶縁膜上に配設された第1電極膜を有する第1の回路素子と、前記第2領域の前記第2の上面上に配設され、前記第1の絶縁膜より厚い第2の絶縁膜、及び前記第2の絶縁膜上に配設され、前記第1電極膜と同じ膜厚の第2電極膜を有する第2の回路素子と、前記第2領域に配設され、前記第1の上面及び前記第2の上面をそれぞれ上端面及び底面とする凹凸面、前記凹凸面に沿って配設される第3の絶縁膜、及び前記第3の絶縁膜上に配設された第3電極膜を有するキャパシタ素子とを備えていることを特徴とする。
また、本発明の別態様の半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板の第1領域に、第1の絶縁膜とその上の電極間絶縁膜で分離された2層からなるゲート電極を有する第1の回路素子を備え、前記半導体基板の第2領域に、前記第1の絶縁膜より膜厚の大きな第2の絶縁膜とその上の前記電極間絶縁膜の貫通孔で接続された2層からなるゲート電極を有する第2の回路素子及び前記電極間絶縁膜の貫通孔で接続された2層からなる電極を有するキャパシタ素子を備える半導体記憶装置の製造方法であって、前記半導体基板の第1の上面に対して、前記第1の絶縁膜の膜厚と前記第2の絶縁膜の膜厚との差だけ選択的にエッチングし、前記第2の回路素子に前記半導体基板の裏面に対向し前記第1の上面より前記裏面に近い第2の上面を、前記キャパシタ素子に前記第1の上面と前記第2の上面とからなる凹部を設ける工程と、前記第2の回路素子となる前記半導体基板上に前記第2の絶縁膜を形成し、前記第1領域及び前記キャパシタ素子となる前記半導体基板上に前記第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1及び第2の絶縁膜の上に、下層電極膜を形成する工程と、前記下層電極膜の上に前記電極間絶縁膜を形成する工程と、前記第2の回路素子及び前記キャパシタ素子の前記電極間絶縁膜に貫通孔を形成する工程と、前記第1及び第2領域の前記電極間絶縁膜上、前記貫通孔によって露出した表面上に上層電極膜を形成する工程とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、安定した容量を確保し配置面積低減が可能なキャパシタ素子を有する半導体記憶装置及びその製造方法を提供することが可能である。
本発明の実施形態に係る半導体記憶装置の構造を模式的に示す図で、図1(a)及び図1(b)は平面図、図1(c)は図1(a)のA−A線に沿った断面、図1(b)のB−B線に沿った断面等を含む断面図、図1(d)は半導体基板の上面部を拡大した断面図。 本発明の実施形態に係る半導体記憶装置の凹部の形状の他の例を模式的に示す平面図。 本発明の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を模式的に示す断面図。 本発明の実施形態に係る半導体記憶装置の図3に続く製造方法を模式的に示す断面図。 本発明の実施形態に係る半導体記憶装置の図4に続く製造方法を模式的に示す断面図。 本発明の実施形態に係る半導体記憶装置の図5に続く製造方法を模式的に示す断面図。 本発明の実施形態に係る半導体記憶装置の図6に続く製造方法を模式的に示す断面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。各図では、同一の構成要素には同一の符号を付す。半導体基板表面の裏面または下面に対する反対側を上または上面とする。
(実施形態)
本発明の実施形態に係る半導体記憶装置及びその製造方法について、図1乃至図7を参照しながら説明する。
図1に示すように、半導体記憶装置は、半導体基板11の上面側に第1領域であるメモリセル領域1及び第2領域である周辺回路領域3を有している。周辺回路領域3は、例えば平面図上(平面視ともいう)で、メモリセル領域1の外側に配置されている。メモリセル領域1は、素子分離絶縁膜17からなる素子分離領域9によって分離された素子領域7に、第1の回路素子であるメモリセルトランジスタ1a及び選択ゲートトランジスタ1bを有している。周辺回路領域3は、第2の回路素子である高耐圧トランジスタ3a及びキャパシタ素子3bを有している。高耐圧トランジスタ3aに対してメモリセルトランジスタ1a及び選択ゲートトランジスタ1bは、低耐圧トランジスタである。
半導体基板11は、メモリセル領域1及び周辺回路領域3において、それぞれに適するn型またはp型の不純物拡散領域が形成されている。
メモリセルトランジスタ1a及び選択ゲートトランジスタ1bは、メモリセル領域1の素子領域7の半導体基板11の第1の上面12aに配設された第1の絶縁膜であるトンネル絶縁膜13a(膜厚T1)を有する。トンネル絶縁膜13aの上に第1電極膜である下層電極膜15a、その上に電極間絶縁膜19a、その上に上層電極膜25a、及び、その上にメタル層31aが配設されている。選択ゲートトランジスタ1bの電極間絶縁膜19aは、貫通孔23aによって、下層電極膜15aと上層電極膜25aが電気的に接続されている。
高耐圧トランジスタ3aは、周辺回路領域3の半導体基板11の第2の上面12bに配設された第2の絶縁膜であるゲート絶縁膜13b(膜厚T2)を有する。ゲート絶縁膜13bの上に第2電極膜である下層電極膜15b、その上に電極間絶縁膜19b、その上に上層電極膜25b、及び、その上にメタル層31bが配設されている。半導体基板11の第2の上面12bは、第1の上面12aより半導体基板11の裏面側に近い位置にある。また、ゲート絶縁膜13bは、高耐圧トランジスタ3aのゲート電極に高電圧が印加されるため、トンネル絶縁膜13aよりも厚く(膜厚T2>膜厚T1)形成されている。電極間絶縁膜19bは、貫通孔23bによって、下層電極膜15bと上層電極膜25bが電気的に接続されている。
キャパシタ素子3bは、周辺回路領域3に配設され、半導体基板11の第1の上面12aを上端面として、第2の上面12bを底面とする凹部18が配設され、凹凸面に沿うように第3の絶縁膜であるキャパシタ誘電体膜13c(膜厚T1)が配設されている。キャパシタ誘電体膜13c上に第3電極膜である下層電極膜15c、その上に電極間絶縁膜19c、その上に上層電極膜25c、及び、その上にメタル層31cが配設されている。電極間絶縁膜19cは、貫通孔23cによって、下層電極膜15cと上層電極膜25cが電気的に接続されている。
メモリセルトランジスタ1a、選択ゲートトランジスタ1b、高耐圧トランジスタ3a、及びキャパシタ素子3bは、層間絶縁膜36で被覆されている。
半導体記憶装置は、例えば、NAND型不揮発性メモリである。メモリセル領域1において、図1(a)の紙面左右方向に素子分離絶縁膜17からなる素子分離領域9で分離された素子領域7が帯状に複数本並列して配設されている。この素子領域7上方には、ビット線(図示略)が左右方向に配設され、また図の紙面上下方向にワード線を構成するメタル層31aが帯状に複数本並列して配設されている。なお、図1(a)は、図1(c)に示される層間絶縁膜36が取り除かれた状態の平面図である。
素子領域7とメタル層31aの交差部にはそれぞれメモリセルトランジスタ1aが配置されている。図1(c)に示すように、半導体基板11の拡散領域33を介して紙面左右方向に直列接続されたメモリセルトランジスタ1aが配列されている。配列されたメモリセルトランジスタ1aの外側には、選択ゲート線を構成するメタル層31aがメモリセルトランジスタ1aのメタル層31aに並行に配設され、素子領域7と選択ゲート線の交差部には選択ゲートトランジスタ1bが配置されている。選択ゲートトランジスタ1bは、拡散領域33を介してメモリセルトランジスタ1aに直列接続されている。
図1(b)は、図1(c)に示される層間絶縁膜36が取り除かれた状態の平面図である。図1(b)、(c)に示すように、キャパシタ素子3bは素子分離絶縁膜17で区分された素子形成領域に配設されている。破線で示される配置面積41は、素子分離絶縁膜17で区分された領域であり、一方の電極をなす半導体基板11と他方の電極をなす下層電極膜15cが対向配置された平面図上で占める領域である。
配置面積41の中に位置する凹部18は、並列して紙面縦方向に伸びたストライプ状をなしている。凹部18は、所定の深さ((膜厚T2)−(膜厚T1))を有して、凹部18の側面の面積分が配置面積41に加えられて、キャパシタ素子3bの対向する電極の表面積が構成される。凹部18は、縦方向のストライプ状に限定されず、例えば、その他の方向を有するストライプ状でもよい。また、図2(a)に示すように、凹部18は、格子状とすることは可能であり、図2(b)に示すように、ドット状とすることも可能である。
メタル層31cの上面に接続して、半導体基板11の上面にほぼ垂直な方向に、プラグ39が配設されている。また、素子分離絶縁膜17によって隔てられたキャパシタ誘電体膜13c外側に、半導体基板11の拡散領域35に接続したプラグ38が、半導体基板11の上面にほぼ垂直な方向に配設されている。つまり、キャパシタ素子3bの一方の電極の半導体基板11は、プラグ38によって上方へ引き出され、他方の電極の下層電極膜15cは、上層電極膜25c、メタル層31c、及びプラグ39に接続され上方へ引き出されている。なお、キャパシタ素子3bは、平面視で配置面積41の外側に、半導体基板11からプラグ38が引き出されるので、プラグ38のために一定の面積が必要であるが、キャパシタ素子3bの大きさは配置面積41に大きく依存する。
高耐圧トランジスタ3aは、キャパシタ素子3bと同様に周辺回路領域3にあり、例えば、キャパシタ素子3bと隣接またはキャパシタ素子3bから離れて配設されている。高耐圧トランジスタ3aは、選択ゲートトランジスタ1bに比較して、ゲート長、ゲート幅が大きく、より大きな配置面積を占めている。高耐圧トランジスタ3aは、半導体基板11のゲート長方向の両端部にソース/ドレインとなる拡散領域34が配設されている。図示を省略するが、高耐圧トランジスタ3aとキャパシタ素子3bのプラグ38、39は配線層等によって、直接または他の素子等を介して接続される。
図1(c)に示すように、選択ゲートトランジスタ1b、高耐圧トランジスタ3a、キャパシタ素子3bは、下層電極膜15a、15b、15cより上層において、同様な構成を有している。
一方、選択ゲートトランジスタ1b、高耐圧トランジスタ3a、キャパシタ素子3bは、半導体基板11から下層電極膜15a、15b、15cにかけて、次のような差異を有している。メモリセル領域1の半導体基板11は、裏面からの高さが高い第1の上面12aを有する。周辺回路領域3の高耐圧トランジスタ3aの半導体基板11は、裏面からの高さが相対的に低い第2の上面12bを有する。キャパシタ素子3bの半導体基板11は、凹部18を有し、凹部18の上端面が第1の上面12a、凹部18の底面が第2の上面12bからなり、上端面と底面を結ぶ凹部18の側面は、上端面にほぼ垂直な面を有する。
図1(d)に示すように、選択ゲートトランジスタ1bのトンネル絶縁膜13aの膜厚T1、高耐圧トランジスタ3aのゲート絶縁膜13bの膜厚T2に対して、キャパシタ素子3bのキャパシタ誘電体膜13cの第1の上面12a上の膜厚はT1となっている。キャパシタ素子3bのキャパシタ誘電体膜13cの第2の上面12b上の膜厚もほとんどT1となり、凹部18の側面上の膜厚はT1より少し小さい部分を有する場合がある。また、キャパシタ誘電体膜13cの膜厚は、凹部18の側面と第1の上面12aとの境界部分、側面と第2の上面12bとの境界部分は、膜厚変動の大きい場合がある。
トンネル絶縁膜13aの上面、ゲート絶縁膜13bの上面、及び第2の上面12bに位置するキャパシタ誘電体膜13cの上面はほぼ面一をなしている。例えば、膜厚T2は膜厚T1の約5倍となるように設定される場合、第1の上面12aと第2の上面12bとの高さの差((膜厚T2)−(膜厚T1))が、膜厚T1のほぼ4倍に設定される。より具体的には、膜厚T1を約8nmとすると、膜厚T2は約40nmとなる。
トンネル絶縁膜13a、ゲート絶縁膜13b、キャパシタ誘電体膜13cの上の下層電極膜15a、15b、15cは、ほぼ一定の膜厚を有している。下層電極膜15a、15bは、平坦なトンネル絶縁膜13a、ゲート絶縁膜13bに対応して、ほぼ面一な上面となる。下層電極膜15cは、キャパシタ誘電体膜13cの凹凸面に対応して、上面に高低差(図示略)を生じる場合がある。第1の上面12aの上に位置する下層電極膜15cの上面は、下層電極膜15a、15bの上面とほぼ面一となる。
電極間絶縁膜19a、19b、19cは、下側の下層電極膜15a、15b、15cの上面を反映した上面を形成する。貫通孔23a、23bとほぼ同じ高さに形成されるように、貫通孔23cは、半導体基板11の第1の上面12aに対向する直上に形成されている。
プラグ39は、半導体基板11の第1の上面12aに対向する直上の位置に形成されている。選択ゲートトランジスタ1b及び高耐圧トランジスタ3aのメタル層31a、31bに接続するプラグ(図示略)の高さ方向の接続位置が、プラグ39の接続位置とほぼ同じとするためである。
次に、半導体記憶装置1の製造方法について説明する。図3(a)に示すように、例えば、シリコンからなる半導体基板11上に、キャパシタ素子3b形成領域に形成される凹部18及び高耐圧トランジスタ3aのゲート絶縁膜13bが形成される領域を開口するようにパターニングしたフォトレジストからなるマスク膜51を形成する。半導体基板11は、メモリセル領域1及び周辺回路領域3において、それぞれに適する導電型、p型またはn型の不純物拡散がなされている。
図3(b)に示すように、パターニングしたマスク膜51をマスクとして半導体基板11がRIE(Reactive Ion Etching)法によりエッチングされる。高耐圧トランジスタ3a形成領域の半導体基板11表面が下げられ、キャパシタ素子3b形成領域に凹部18が形成される。エッチングで残された面が第1の上面12a、エッチングされて新たにできた面が第2の上面12bである。凹部18の段差は、メモリセル領域1のトンネル絶縁膜13a及び高耐圧トランジスタ3aのゲート絶縁膜13bの膜厚によって決められる。凹部18の段差は、例えば、約32nmである。
図3(c)に示すように、マスク膜51を除去した後、半導体基板11の表面にゲート絶縁膜13bとなるシリコン酸化膜が形成される。シリコン酸化膜は、例えば、熱酸化またはウェット酸化により形成される。ゲート絶縁膜13bの膜厚は、例えば、約40nmである。
図3(d)に示すように、高耐圧トランジスタ3aにゲート絶縁膜13bを残すように、半導体基板11上に、パターニングしたフォトレジストからなるマスク膜52を形成し、マスク膜52をマスクとして、シリコン酸化膜が薬液によりエッチングされる。
図3(e)に示すように、マスク膜52を除去した後、半導体基板11の表面にトンネル絶縁膜13a及びキャパシタ誘電体膜13cとなるシリコン酸化膜が、例えば、熱酸化により形成される。ゲート絶縁膜13bとなるシリコン酸化膜が形成された領域では、シリコン酸化膜の増加は無視できる程度に小さい。トンネル絶縁膜13a及びキャパシタ誘電体膜13cの膜厚は、例えば、約8nmである。トンネル絶縁膜13a及びゲート絶縁膜13bの上面、並びに第1の上面12a上のキャパシタ誘電体膜13cの上面は、実施的に面一となる。
図4(a)に示すように、トンネル絶縁膜13a、ゲート絶縁膜13b、及びキャパシタ誘電体膜13cの上に、例えば、多結晶シリコンからなる下層電極膜15a、15b、15cを膜厚50nmから100nm程度形成する。多結晶シリコンに、例えばリンまたはヒ素またはボロン等の不純物をドープすることは可能である。下層電極膜15cの上面は、凹部18の直上で、対応した凹部(図示略)を有することが多い。下層電極膜15a、15bの上面、及び第1の上面12a上の下層電極膜15cの上面は、実施的に面一となる。
図4(b)に示すように、この下層電極膜15a、15b、15c上に、例えばシリコン窒化膜からなるマスク膜53を、例えば、膜厚400nm程度形成し、マスク膜53上にフォトレジスト(図示略)を塗布し、フォトリソグラフィ法によりマスク膜53がパターンニングされている。
図4(c)に示すように、パターニングされたマスク膜53をマスクとして、RIE法により、下層電極膜15a、15b、15c、トンネル絶縁膜13a、ゲート絶縁膜13b、及びキャパシタ誘電体膜13cをエッチングして、半導体基板11内に達する素子分離溝54を形成する。図4(c)においては、キャパシタ素子3b形成領域にのみ素子分離溝54が出現しているが、メモリセル領域1及びキャパシタ素子3b形成領域以外の周辺回路領域3にも素子分離溝54が形成される。素子分離溝54は、半導体基板11上の素子を十分に分離する必要があるので、第1の上面12aの位置よりずっと深い位置、例えば、200〜300nm下に底面を有している。
図4(d)に示すように、素子分離溝54に、例えばシリコン酸化膜からなる素子分離絶縁膜17を埋め込んだ後、マスク膜53をストッパとしてCMP(Chemical Mechanical Polishing)により、素子分離絶縁膜17の上面とマスク膜53の上面とがほぼ面一に形成される。素子分離絶縁膜17により区分された素子形成領域、例えば、周辺回路領域3の他にメモリセル領域1の素子領域7(図1(a)参照)等が自己整合的に形成される。
図5(a)に示すように、素子分離絶縁膜17の上部をウェットエッチングまたはRIE法により除去し、素子分離絶縁膜17の上面を下層電極膜15a、15b、15cの上面の高さとほぼ同じにする。なお、その後の工程で、下層電極膜15a、15b、15cをストッパとしてCMPにより、素子分離絶縁膜17と下層電極膜15a、15b、15cとがほぼ面一に形成されることも可能である。その結果、電極間絶縁膜19bを半導体基板11の主平面にほぼ平行に形成することができるため、後の上層配線の工程におけるプロセスマージンが向上できる。
図5(b)に示すように、マスク膜53を除去した後、下層電極膜15a、15b、15cの上に、例えばONO(Oxide-Nitride-Oxide)膜からなる電極間絶縁膜19a、19b、19cが膜厚10nmから20nm程度形成される。電極間絶縁膜19a、19b、19cは、O−N−Oの3層構造に限定されるものではない。電極間絶縁膜19a、19b、19cの上に、多結晶シリコンからなる下部上層電極膜24a、24b、24cを形成する。下部上層電極膜24a、24b、24cは、電気的な特性の一層の安定化を図ることが可能である。
図5(c)に示すように、下部上層電極膜24a、24b、24cの上に、フォトリソグラフィ法により、パターニングされたマスク膜(図示略)を形成し、このマスク膜をマスクとして下部上層電極膜24a、24b、24cを貫通し、電極間絶縁膜19a、19b、19cを貫通する貫通孔23a、23b、23cを、それぞれ形成する。なお、下部上層電極膜24a、24b、24cを省略し、電極間絶縁膜19a、19b、19cの上に、パターニングされたマスク膜を形成し、このマスク膜をマスクとして電極間絶縁膜19a、19b、19cを貫通する貫通孔23a、23b、23cを、それぞれ形成することも可能である。貫通孔23a、23b、23cは、確実な開口とするために、下層電極膜15a、15b、15cの中に達していることが好ましい。
貫通孔23cが形成される電極間絶縁膜19cの上面と、貫通孔23a、23bが形成される電極間絶縁膜19a、19bの上面の高さをほぼ同じ高さに形成するように、貫通孔23cは半導体基板11の凹凸面の上端面(第1の上面12a)に対向する直上に形成されることが好ましい。凹部18の直上を避けることにより、貫通孔23a、23b、23cが形成される電極間絶縁膜19a、19b、19cの上面の位置がほぼ同じになるため、より確実に開口することが可能となる。なお、メモリセルトランジスタ1a形成領域には、貫通孔は形成されない。
図5(d)に示すように、貫通孔23a、23b、23cを埋めて、下部上層電極膜24a、24b、24cを被うように、多結晶シリコン膜を形成する。下部上層電極膜24a、24b、24cは、一体化されて、合計の膜厚120nm〜250nm程度の上層電極膜25a、25b、25cとなる。
更に、上層電極膜25a、25b、25cの上に、例えば、タングステンからなるメタル層31a、31b、31cを膜厚20nmから60nm程度形成する。メタル層31a、31b、31cを、シリサイド層で置き換えることは可能である。つまり、例えばタングステン、チタン、コバルトやニッケルを上層電極膜25a、25b、25c上に堆積させ、高温で反応させるサリサイドプロセスによりシリサイド層を形成する。なお、メタル層31a、31b、31cは、本工程では形成されず、後続の図6(c)に示す層間絶縁膜36を形成した後、上層電極膜25a、25b、25cの上面を露出させて、上層電極膜25a、25b、25cの上面に形成されてもよい。
図6(a)に示すように、メタル層31a、31b、31cの上に、例えばシリコン酸化膜からなるマスク膜55を形成し、マスク膜55上にフォトレジスト(図示略)を塗布し、フォトリソグラフィ法によりマスク膜55がパターンニングされている。マスク膜55は、少なくとも、メモリセルトランジスタ1a、選択ゲートトランジスタ1b、及び高耐圧トランジスタ3aのゲート電極部となる領域、並びにキャパシタ素子3bの電極等となる領域を残すようにパターニングされている。
図6(b)に示すように、マスク膜55をマスクとして、RIE法による異方性エッチングによって、メタル層31a、31b、31c、上層電極膜25a、25b、25c、電極間絶縁膜19a、19b、19c、下層電極膜15a、15b、15cを除去して、メモリセルトランジスタ1a、選択ゲートトランジスタ1b、及び高耐圧トランジスタ3aのゲート電極部、並びにキャパシタ素子3bの電極部を形成する。高耐圧トランジスタ3aのゲート電極部では、更にマスク膜55で覆われないゲート絶縁膜13bが除去される。なお、下層電極膜15a、15cの除去後、引き続き異方性エッチングすることによりトンネル絶縁膜13a及びキャパシタ誘電体膜13cを除去することも可能である。
マスク膜55が残っている場合、マスク膜55を取り除く。マスク膜55は、この異方性エッチング時に、全て除去されても差し支えない。
その後、イオン注入法により、メモリセルトランジスタ1a、選択ゲートトランジスタ1b、及び高耐圧トランジスタ3aのゲート電極部をマスクとして、それぞれ、半導体基板11に拡散領域33、34を形成する。また、キャパシタ素子3bの電極部をマスクとして、半導体基板11に拡散領域35を形成する。メモリセルトランジスタ1a、選択ゲートトランジスタ1b、及び高耐圧トランジスタ3aの拡散領域33、34は、ソース/ドレインとなる。
図示を省略するが、メモリセルトランジスタ1a、選択ゲートトランジスタ1b、及び高耐圧トランジスタ3aのゲート電極部、並びにキャパシタ素子3bの電極部の側面にサイドウォール絶縁膜を形成し、サイドウォール絶縁膜に対して自己整合的に不純物を注入することも可能である。また、トンネル絶縁膜13a及びキャパシタ誘電体膜13cを除去して、拡散領域33、35をイオン注入法により形成することも可能である。
図6(c)に示すように、メモリセルトランジスタ1a、選択ゲートトランジスタ1b、及び高耐圧トランジスタ3aのゲート電極部、並びにキャパシタ素子3bの電極部等を被うように、半導体基板11の全面に層間絶縁膜36が形成される。
図7に示すように、フォトリソグラフィ法により、例えば、フォトレジストからなるパターニングされたマスク膜(図示略)を形成し、このマスク膜をマスクとして、キャパシタ素子3bの拡散領域35に達する貫通孔56を、層間絶縁膜36に形成する。図示を省略するが、貫通孔56は、メモリセル領域1及び高耐圧トランジスタ3aのソース/ドレインに接続するコンタクトプラグ用の貫通孔と共通の工程となる。
また、同様にして、キャパシタ素子3bのメタル層31cに達する貫通孔57を、層間絶縁膜36に形成する。貫通孔57は、半導体基板11の凹凸面の上端面(第1の上面12a)に対向する直上に形成されている。図示を省略するが、貫通孔57は、メモリセル領域1及び高耐圧トランジスタ3aのメタル層31a、31bに接続するビアプラグ用の貫通孔と共通の工程となる。なお、貫通孔57は貫通孔56と同時に形成することも可能である。メタル層31a、31bに接続するビアプラグ用の貫通孔と共通の工程で貫通孔57をより確実に開口するために、貫通孔57は、半導体基板11凹凸面の凹部18の直上を避けることが好ましい。貫通孔57が形成されるキャパシタ素子3bのメタル層31cの上面と、メタル層31a、31bの上面の高さがほぼ同じになるからである。
その後、マスク膜を取り除き、貫通孔56、57に、例えばタングステンを埋め込むことにより、キャパシタ素子3bの相異なる2つの電極にそれぞれ電気的に接続されたプラグ38、39が形成される(図1参照)。この後、それぞれのプラグ38、39に接続される上層メタル配線等(図示略)が形成される。
上述したように、半導体記憶装置は、キャパシタ素子3bが、周辺回路領域3に配設され、メモリセル領域1のメモリセルトランジスタ1a及び選択ゲートメモリセルトランジスタ1bの半導体基板11の上面と同じ第1の上面12a、及び周辺回路領域3の高耐圧トランジスタ3aの半導体基板11の上面と同じ第2の上面12bをそれぞれ上端面及び底面とする凹部18を有する凹凸面上に配設され、トンネル絶縁膜13aと同じ膜厚を有するキャパシタ誘電体膜13cを有している。キャパシタ誘電体膜13c上に、下面に凹凸面に対応した凹凸をなす下層電極膜15cが配設され、半導体基板11及び下層電極膜15cが、対向する電極となっている。
キャパシタ素子3bは、半導体基板11に接続されたプラグ38、並びに下層電極膜15cが貫通孔23cを有する電極間絶縁膜19c、上層電極膜25c、及びメタル層31cを介して接続されたプラグ39で引き出されている。従来から配設されているキャパシタ素子と異なり、キャパシタ素子3bは、第1の上面12a及び第2の上面12bによる凹部18を有する半導体基板11、半導体基板11に対応した凹凸をなすキャパシタ誘電体膜13c、キャパシタ誘電体膜13cに対応した凹凸をなす下層電極膜15cを有する。これらはメモリセルトランジスタ1a、選択ゲートメモリセルトランジスタ1b、及び高耐圧トランジスタ3aを製造する工程に組み込んで、新たな工程を追加することなく製造可能である。
その結果、キャパシタ誘電体膜13cは、凹部18の側面に相当する面積の増加が図られ、平面視で一定の配置面積41に対して、キャパシタ素子3bの容量が大きくなる。一方、容量を一定とすると配置面積41をより小さく形成することが可能となる。つまり、半導体記憶装置は、高集積化、小型化が可能となる。
キャパシタ誘電体膜13cの凹凸は、メモリセル領域1のトンネル絶縁膜13a及び高耐圧トランジスタ3aのゲート絶縁膜13bの膜厚に基づいて決められる第1の上面12a及び第2の上面12bで規定される。第1の上面12aと第2の上面12bとの段差は、第1の上面12aと素子分離絶縁膜17の底面との段差(例えば、特許文献1参照)より小さくなるので、つまり、開口寸法に対する深さの比が小さくなるので、再現性のより高い凹部18及び均一な膜厚のキャパシタ誘電体膜13cの形成が可能となる。本実施の形態の半導体記憶装置は、凹部18の側面の深さ方向の大きさは小さくなるものの、安定した容量のキャパシタ素子3bを製造可能となる。キャパシタ素子3bの容量は、凹部18が配設される密度、すなわち、凹凸を形成する側面の数を増やすことにより大きくすることが可能である。
また、トンネル絶縁膜13a、ゲート絶縁膜13b、及び第1の上面12a上のキャパシタ誘電体膜13cの上面は、面一である。これらの面上に積層される下層電極膜15a、15b、15c、電極間絶縁膜19a、19b、19c、上層電極膜25a、25b、25c、及びメタル層31a、31b、31cは、それぞれ面一に形成される。従って、凹凸を有するキャパシタ素子3bの貫通孔23c、56、57は、凹部18の直上を避けて配設することにより、エッチング時間の調整等を行うことなく、安定した開口が可能となる。
以上、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することができる。
例えば、実施の形態では、半導体記憶装置がNAND型不揮発性メモリである例を示したが、NOR型、AND型、及びDiNOR(Divided bit line NOR)型等不揮発性メモリ、並びにNAND型を含むこれらの不揮発性メモリ及びSRAM(Static Random Access Memory)等を混載したロジックLSI等に適用することが可能である。
以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) 裏面に対向する第1の上面を有する第1領域、並びに前記裏面に対向し前記第1の上面より前記裏面に近い第2の上面及び前記第1の上面を有する第2領域を有する半導体基板と、前記第1領域の前記第1の上面上に配設された第1の絶縁膜、及び前記第1の絶縁膜上に配設された第1電極膜を有する第1の回路素子と、前記第2領域の前記第2の上面上に配設され、前記第1の絶縁膜より厚い第2の絶縁膜、及び前記第2の絶縁膜上に配設され、前記第1電極膜と同じ膜厚の第2電極膜を有する第2の回路素子と、前記第2領域に配設され、前記第1の上面及び前記第2の上面をそれぞれ上端面及び底面とする凹凸面、前記凹凸面に沿って配設される第3の絶縁膜、及び前記第3の絶縁膜上に配設された第3電極膜を有するキャパシタ素子とを備えている半導体記憶装置。
(付記2) 前記第3の絶縁膜は、前記第1の上面及び前記第2の上面の上で同じ膜厚を有する付記1に記載の半導体記憶装置。
(付記3) 前記凹凸面の凹部のなすパターンは、平面視において、ストライプ状、格子状、またはドット状である付記1に記載の半導体記憶装置。
(付記4) 前記第1乃至第3電極膜の上に貫通孔を有する電極間絶縁膜が配設され、前記第3電極膜の上の前記電極間絶縁膜の前記貫通孔は、前記第1の上面の直上に位置するように配設されている付記1に記載の半導体記憶装置。
1 メモリセル領域
1a メモリセルトランジスタ
1b 選択ゲートトランジスタ
3 周辺回路領域
3a 高耐圧トランジスタ
3b キャパシタ素子
7 素子領域
9 素子分離領域
11 半導体基板
12a 第1の上面
12b 第2の上面
13a トンネル絶縁膜
13b ゲート絶縁膜
13c キャパシタ誘電体膜
15a、15b、15c 下層電極膜
17 素子分離絶縁膜
18 凹部
19a、19b、19c 電極間絶縁膜
23a、23b、23c、56、57 貫通孔
24a、24b、24c 下部上層電極膜
25a、25b、25c 上層電極膜
31a、31b、31c メタル層
33、34、35 拡散領域
36 層間絶縁膜
38、39 プラグ
41 配置面積
51、52、53、55 マスク膜
54 素子分離溝
T1、T2 膜厚

Claims (5)

  1. 裏面に対向する第1の上面を有する第1領域、並びに前記裏面に対向し前記第1の上面より前記裏面に近い第2の上面及び前記第1の上面を有する第2領域を有する半導体基板と、
    前記第1領域の前記第1の上面上に配設された第1の絶縁膜、及び前記第1の絶縁膜上に配設された第1電極膜を有する第1の回路素子と、
    前記第2領域の前記第2の上面上に配設され、前記第1の絶縁膜より厚い第2の絶縁膜、及び前記第2の絶縁膜上に配設され、前記第1電極膜と同じ膜厚の第2電極膜を有する第2の回路素子と、
    前記第2領域に配設され、前記第1の上面及び前記第2の上面をそれぞれ上端面及び底面とする凹凸面、前記凹凸面に沿って配設される第3の絶縁膜、及び前記第3の絶縁膜上に配設された第3電極膜を有するキャパシタ素子と、
    を備えていることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜、及び前記第1の上面上の前記第3の絶縁膜は、前記裏面に対して同じ高さの上面を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1の上面及び前記第2の上面の上の前記第3の絶縁膜は、前記第1の絶縁膜と同じ膜厚を有することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  4. 半導体基板の第1領域に、第1の絶縁膜とその上の電極間絶縁膜で分離された2層からなるゲート電極を有する第1の回路素子を備え、前記半導体基板の第2領域に、前記第1の絶縁膜より膜厚の大きな第2の絶縁膜とその上の前記電極間絶縁膜の貫通孔で接続された2層からなるゲート電極を有する第2の回路素子及び前記電極間絶縁膜の貫通孔で接続された2層からなる電極を有するキャパシタ素子を備える半導体記憶装置の製造方法であって、
    前記半導体基板の第1の上面に対して、前記第1の絶縁膜の膜厚と前記第2の絶縁膜の膜厚との差だけ選択的にエッチングし、前記第2の回路素子に前記半導体基板の裏面に対向し前記第1の上面より前記裏面に近い第2の上面を、前記キャパシタ素子に前記第1の上面と前記第2の上面とからなる凹部を設ける工程と、
    前記第2の回路素子となる前記半導体基板上に前記第2の絶縁膜を形成し、前記第1領域及び前記キャパシタ素子となる前記半導体基板上に前記第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1及び第2の絶縁膜の上に、下層電極膜を形成する工程と、
    前記下層電極膜の上に前記電極間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の回路素子及び前記キャパシタ素子の前記電極間絶縁膜に貫通孔を形成する工程と、
    前記第1及び第2領域の前記電極間絶縁膜上、前記貫通孔によって露出した表面上に上層電極膜を形成する工程と、
    を備えていることを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  5. 前記キャパシタ素子の前記貫通孔は、前記第1の上面の直上に位置するように形成されることを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置の製造方法。
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