JP2011174876A - ダイアフラム部を有する基板を備えたセンサ装置、及び同センサ装置を複数備えたセンサ装置アレイ - Google Patents

ダイアフラム部を有する基板を備えたセンサ装置、及び同センサ装置を複数備えたセンサ装置アレイ Download PDF

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Abstract

【課題】破損を容易に検知することのできるセンサ装置を提供する。
【解決手段】本発明の一態様のセンサ装置は、ダイアフラム部100を有する基板65を備えたセンサ装置であって、前記ダイアフラム部100は、複数のセンサ用電極120と電気的に接続されたセンサ用配線111と、前記センサ用配線111と電気的に接続され、特定の物理量を測定可能に形成されたセンサ素子110と、複数の破損検知電極140と電気的に接続されて形成され、前記ダイアフラム部100に生じた破損によって断線されるよう形成された破損検知配線150と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明に係る一態様はセンサ装置であって、特に、ダイアフラム部に生じた破損によって断線されるよう形成された破損検知配線を有する基板を備えることを特徴とする。
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)型のフローセンサ、赤外線センサ、及びガスセンサなどのセンサ装置は、基板上にヒータ及びセンサ素子を備える。該ヒータ及びセンサ素子の下部の基台はエッチングされ、これによって基板にはダイアフラムが形成される。このように基台にダイアフラムが形成されることで、センサ装置におけるヒータ及びセンサ素子と基台との間の熱絶縁を図っている。
かかるセンサ装置におけるダイアフラムは薄く形成されており、割れや亀裂などの破損が発生しやすい。ダイアフラムに破損が生じると、センサ装置が適切に動作しない不具合を生じることがある。そこで、これらの破損を検知する技術として、例えば特開2002−195958号公報(特許文献1)に記載の技術などがあった。
特開2002−195958号公報
しかし、検査工程において上記特許文献1に記載の技術、ヒータ及びセンサ素子の通電の有無により破損を検知する方法、または顕微鏡などを用いて視認により破損を検知する方法を用いた場合、破損を正確に検知することが困難である。また、検査に長時間を要したり、検査コストが高くなったりするという課題もある。
さらに、センサ装置を使用中に不具合が発生した場合、すぐに破損の有無を検査することができないために、該不具合が破損によるものなのか否かの特定を現場で行うことが困難であるという課題もある。
そこで、本発明の一形態では、上記課題を解決可能なセンサ装置を提供することを目的のひとつとする。
かかる課題を解決するために、本発明の一態様としてのセンサ装置は、ダイアフラム部を有する基板を備えたセンサ装置であって、前記ダイアフラム部は、複数のセンサ用電極と電気的に接続されたセンサ用配線と、前記センサ用配線と電気的に接続され、特定の物理量を測定可能に形成されたセンサ素子と、複数の破損検知電極と電気的に接続されて形成され、前記ダイアフラム部に生じた破損によって断線されるよう形成された破損検知配線と、を備える。
かかる構成のセンサ装置によれば、ダイアフラム部に生じた破損を、破損検知配線を利用した電気的方法によって検知可能となる。これによって、ダイアフラム部における破損検知のための検査コストを削減することができる。また、センサ装置に異常が生じた際に、センサ装置を配管等から取り外すことなく破損検知を行うことができる。さらに、破損検知配線はセンサ素子及びセンサ用配線と同一材料で形成可能であり、同一プロセスで形成することが可能なため、容易に本発明を適用することができる。
また、前記ダイアフラム部は直線上に連設された複数のスリットを備えており、前記破損検知配線は前記複数のスリットの間に配される構成にすることができる。
かかる構成によれば、破損が生じやすいスリット間に破損検知配線が配されているため、小規模の構成で効果的に破損検知を行うことが可能となる。
または、前記ダイアフラム部はスリットを備えており、前記破損検知配線は前記スリットを囲むように形成された構成にすることができる。
かかる構成によれば、破損が生じやすいスリットの周りに破損検知配線が配されているため、小規模の構成で効果的に破損検知を行うことが可能となる。
また、前記破損検知配線は、前記ダイアフラム部の端辺を通って形成された構成にすることができる。
かかる構成によれば、破損が生じやすいダイアフラム部の端辺付近に破損検知配線が配されているため、小規模の構成で効果的に破損検知を行うことが可能となる。
また、前記ダイアフラム部は、複数の前記破損検知配線を有しており、前記基板は、前記複数の破損検知配線の各々と電気的に接続された複数の前記破損検知電極対を備えることが好ましい。
かかる構成によれば、複数の破損検知配線のうちどの破損検知配線が断線されたかを特定することにより、具体的な破損箇所を特定することが可能となる。
また、前記センサ装置が基台をさらに備え、前記基台は、前記基板と対向する面に凹部を備え、前記ダイアフラム部は、前記凹部を覆うように形成されており、前記センサ基板は、前記複数のセンサ用電極及び前記複数の破損検知電極を備える構成としてもよい。
また、前記破損検知配線は、平面視において前記ダイアフラム部の中心に対して対称的に配置されていることが好ましい。
ダイアフラム部の中心に対称に形成される温度分布や均一な流速分布の局所的に変化は、センサ装置の機能・性能に悪影響を及ぼす。かかる構成によれば、破損検知配線に起因する温度分布や流速分布の局所的変化を避けることが可能となる。これによって、破損検知配線がセンサ装置の機能・性能に影響を及ぼすことを防止することができる。
また、本発明の一形態であるセンサ装置アレイは、前記センサ装置を複数備えており、第1の前記センサ装置の前記破損検知電極と、第2の前記センサ装置の前記破損検知電極とが電気的に接続されている。
かかる構成によれば、製造工程または検査工程において、複数のセンサ装置における破損検知を一度に行うことが可能となる。これによって、不良品を特定する検査に要する時間及びコストを削減することが可能となる。
本発明の一形態によれば、例えば、ダイアフラム部に生じた破損を電気的方法によって容易に検知可能となるなどの効果が得られる。
センサ装置の斜視図。 センサ装置の断面図。 破損検知配線を有するセンサ装置の第1の構成例の平面図。 破損検知配線を有するセンサ装置の第2の構成例の平面図。 破損検知配線を有するセンサ装置の第3の構成例の平面図。 破損検知配線を有するセンサ装置の第4の構成例の平面図。 破損検知配線を有するセンサ装置の第5の構成例の平面図。 破損検知配線を有するセンサ装置アレイの構成例の平面図。
本発明に係る実施形態について、以下の構成に従って、図面を参照しながら具体的に説明する。ただし、以下で説明する実施形態はあくまで本発明の一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、各図面において、同一の部品には同一の符号を付しており、その説明を省略する場合がある。
1.定義
2.実施形態
(1)センサ装置の構成例
(2)破損検知配線を有するセンサ装置の構成例1
(3)破損検知配線を有するセンサ装置の構成例2
(4)破損検知配線を有するセンサ装置の構成例3
(5)破損検知配線を有するセンサ装置の構成例4
(6)破損検知配線を有するセンサ装置の構成例5
(7)破損検知配線を有するセンサ装置アレイの構成例
3.補足
<1.定義>
まず、本明細書における用語を以下のとおり定義する。
「破損」:割れ、亀裂、または破壊などの物理的変化を含む。特に本願においては、破損検知配線に断線を生じうる割れ、亀裂、または破壊などの物理的変化を指す。
<2.実施形態>
本発明の一形態は、以下で説明するように、破損検知配線を備えることを特徴とするセンサ装置である。以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<(1)センサ装置の構成例>
図1は、センサ装置の一例としての流れセンサの斜視図、図2は同流れセンサをII
−II方向から見た断面図を示している。
流体の流速又は流量を検出する流れセンサ8は、凹部(「キャビティ」とも呼ばれる。)66が設けられた基台60、及び基台60上に凹部66を覆うように配置された基板65を備えて構成される。基板65は、ヒータ61、ヒータ61より上流側に設けられた上流側測温抵抗素子62、ヒータ61より下流側に設けられた下流側測温抵抗素子63、及び上流側測温抵抗素子62より上流側に設けられた周囲温度センサ64を備える。
基板65の凹部66を覆う部分は、断熱性のダイアフラム部100を形成している。周囲温度センサ64は、該流れセンサ8が配置された分流路(図示せず)に流入してきた流体の温度を測定する。ヒータ61は、凹部66を覆う基板65の中心に配置されており、分流路に流れる流体を、周囲温度センサ64が計測した温度よりも一定温度、例えば10℃高くなるよう加熱する。上流側測温抵抗素子62はヒータ61より上流側の温度を検出するため、下流側測温抵抗素子63はヒータ61より下流側の温度を検出するためにそれぞれ用いられる。
ここで、流れセンサ8が配置された分流路中の流体が静止している場合、ヒータ61で加えられた熱は上流方向と下流方向へ対称的に拡散する。したがって、上流側測温抵抗素子62及び下流側測温抵抗素子63の温度は等しくなり、上流側測温抵抗素子62及び下流側測温抵抗素子63の電気抵抗は等しくなる。
一方で、流れセンサ8が配置された分流路中の流体が上流から下流に流れている場合、ヒータ61で加えられた熱は下流方向に運ばれる。したがって、上流側測温抵抗素子62の温度よりも下流側測温抵抗素子63の温度の方が高くなる。そのため、上流側測温抵抗素子62の電気抵抗と、下流側測温抵抗素子63の電気抵抗に差が生じる。
このように、上流側測温抵抗素子62の電気抵抗と下流側測温抵抗素子63の電気抵抗との差は、流れセンサ8が配置された分流路中の流体の速度と相関関係を有する。そのため、上流側測温抵抗素子62の電気抵抗と下流側測温抵抗素子63の電気抵抗との差に基づいて、分流路を流れる流体の流量を求めることができる。
基台60の材料としては、シリコン(Si)等が使用可能である。基板65の材料としては、酸化ケイ素(SiO2)等が使用可能である。凹部66は、異方性エッチング等により形成される。またヒータ61、上流側測温抵抗素子62、下流側測温抵抗素子63、及び周囲温度センサ64のそれぞれの材料には白金(Pt)等を使用可能であり、リソグラフィ法等により形成可能である。
<(2)破損検知配線を有するセンサ装置の構成例1>
図3は、本発明の特徴の一つである破損検知配線を有するセンサ装置の第1の構成例を示す平面図である。
図3に示すように、基板65には、センサ素子110、センサ用配線111、センサ用電極120、スリット130、破損検知配線150、及び破損検知電極140を備えて構成される。また、基板65におけるダイアフラム部100は、基台60に設けられた凹部66と平面視において重なるように形成されている。ダイアフラム部100上には、センサ素子110、センサ用配線111、スリット130、及び破損検知配線150が形成されている。
センサ用電極120は、センサ用配線111と電気的に接続されている。また、センサ用配線111はセンサ素子110と電気的に接続されている。破損検知電極140は、破損検知配線150と電気的に接続されている。破損検知配線150は、図3に示すように、一の直線上に連設された2つのスリット130の間を通るよう形成されている。また、破損検知配線150は、スリット130の近傍を通るようにも配置されている。スリット130は、該スリット130を介して基台60をエッチングし、凹部66を形成するために設けられている。センサ素子110は、センサ用電極120を介して温度などの物理量を測定可能に形成されている。
図3に示すセンサ装置に用いられる基板65では、基台60の凹部66と、該基板65に対して基台60の反対側に位置する流路とをつなぐようにスリット130が形成されており、スリット130の周辺において破損が生じやすくなっている。特に、一の直線上に延在するように連接された2つのスリットの間では破損が生じやすい。また、ダイアフラム部100の周辺部分にも、応力の影響で破損が生じやすい。そこで、このように破損が生じやすい箇所を通るように破損検知配線150を配置し、破損が生じた際に該破損検知配線150が断線されるようにする。すると、破損検知電極140に通電することで、破損検知配線150が配された箇所に破損が生じたか否かを検知可能となる。
つまり、図3に示す基板65を備えたセンサ装置によれば、ダイアフラム部100に生じた破損を、破損検知配線150を利用した電気的方法によって検知可能となる。これによって、ダイアフラム部における破損検知のための検査コストを削減することができる。また、センサ装置に異常が生じた際に、センサ装置を設置場所である配管等から取り外すことなく破損検知を行うことができる。さらに、破損検知配線150はセンサ素子110、及びセンサ用配線111と同一材料で形成することが可能であり、同一プロセスで形成できるため、容易に実施可能である。
また、破損が生じやすいスリット130の間に破損検知配線150を配すれば、ダイアフラム部100の全体に破損検知配線150を配する形態と比較して、小規模の構成で効果的に破損検知を行うことが可能となる。
また、図3に示す基板65では、破損検知配線150は、ダイアフラム部100の中心に対して左右対称に形成されている。このように、破損検知配線150を、平面視においてダイアフラム部100の中心に対して対称的に配置することが好ましい。ダイアフラム部の中心に対称に形成される温度分布や均一な流速分布のの局所的変化を避けることが可能となるためである。すなわち、破損検知配線150を対称的に配置することで、該破損検知配線150がセンサ装置の機能・性能に影響を及ぼすことを防止することができる。
なお、本構成例1はあくまでひとつの構成例に過ぎず、その他にも様々な構成が考えられる。以下、他の構成例について具体的に説明する。ただし、以下で説明する構成例についてもやはり一構成例であって、本発明のすべての形態をカバーするものではない。すなわち、本発明の一形態では、少なくとも上記のように破損が生じやすいダイアフラム部100に破損検知配線150を設けたことに技術的意義を有するものである。
<(3)破損検知配線を有するセンサ装置の構成例2>
図4は、センサ装置の第2の構成例を示す平面図である。図3に示したセンサ装置の第1の構成例と比較すると、破損検知配線150の配置が異なっている。
上記のとおり、ダイアフラム部100の周辺部分も破損が発生しやすい箇所である。そこで、本構成例では、破損検知配線150は、ダイアフラム部100の端辺に沿って配置されている。このように破損検知配線150を配置すれば、破損が生じやすいダイアフラム部の端辺付近に破損検知配線が配されているため、ダイアフラム部100の全体に破損検知配線150を配する形態と比較して、小規模の構成で効果的に破損検知を行うことが可能となる。
なお、破損検知配線150は必ずしもダイアフラム部100の端辺に沿って配置される必要はなく、ダイアフラム部100の端辺を通って配置されればよい。例えば、ダイアフラム部100の端辺をまたいで配置されるなど、様々な形態が考えられる。
<(4)破損検知配線を有するセンサ装置の構成例3>
図5は、センサ装置の第3の構成例を示す平面図である。図3に示したセンサ装置の第1の構成例と比較すると、破損検知配線150の配置が異なっている。
上記のとおり、スリット130の周辺は破損が発生しやすい箇所である。そこで、本構成例では、破損検知配線150は、スリット130の周辺近傍に複数配置され、かつセンサ素子110の右側と左側とでそれぞれ独立して形成されている。
このようにスリット130を囲むように破損検知配線150を形成すれば、ダイアフラム部100の全体に破損検知配線150を配する形態と比較して、破損が発生しやすい箇所に破損検知配線150を配置することとなる。よって、比較的小規模の構成で効果的に破損検知を行うことが可能となる。
また、本構成例2では破損検知配線150及び破損検知電極140の組み合わせが複数組形成されている。このように構成すれば、複数の破損検知配線150のうち、どの破損検知配線150が断線されたかを特定することが可能となり、具体的な破損箇所を特定することが可能となる。
例えば、図5において左上に位置するスリット130の周辺に破損が生じて、左側の破損検知配線150に断線が生じたとする。この場合、左側の破損検知電極140に電圧を印加したとしても電流が流れない。一方で右側の破損検知電極140に電圧を印加すれば電流が流れる。したがって、電圧を印加したとしても電流が流れない破損検知配線150のどこかに断線が生じていることを検知することが可能となる。
<(5)破損検知配線を有するセンサ装置の構成例4>
図6は、センサ装置の第4の構成例を示す平面図である。図5に示したセンサ装置の第3の構成例と比較すると、本構成例では4つのスリット130の周辺にそれぞれ破損検知配線150が形成されている。このように複数の破損検知配線150を配置すれば、ダイアフラム部100における具体的な破損箇所を特定しやすくすることができる。
なお、本構成例では複数のスリット130の周辺に、それぞれひとつずつ破損検知配線150を配置したが、さらにダイアフラム部100の端辺を通るように破損検知配線150を配置するなどの構成も考えられる。
<(6)破損検知配線を有するセンサ装置の構成例5>
図7は、センサ装置の第5の構成例を示す平面図である。本構成例では、ダイアフラム部100の端辺を通って配された第1の破損検知配線150と、左右に設けられたそれぞれ複数のスリット130の間を通るよう配された第2の破損検知配線150とが形成されている。このように構成すれば、小さい構成で破損が生じやすい箇所を効果的に検出することが可能となる。
<(7)破損検知配線を有するセンサ装置アレイの構成例>
図8は、複数のセンサ装置を備えたセンサ装置アレイの構成例を示す図である。図8に示すように、センサ装置アレイを構成する複数のセンサ装置は、それぞれが破損検知配線150を備えている。さらに、一のセンサ装置における破損検知電極140は、隣り合うセンサ装置における破損検知電極140とセンサ装置間配線160を介して直列に接続されている。そして、複数のセンサ装置における破損検知配線150及びセンサ装置間配線160はひとつの閉回路を構成しており、破損検知電極140a及び破損検知電極140bが該閉回路の端子となる。
このように構成されたセンサ装置アレイによれば、破損検知電極140aと破損検知電極140bとの間に電圧を印加することで、複数のセンサ装置に含まれる破損検知配線150に断線が生じているか否かを検査することが可能となる。よって、例えば検査工程において、複数のセンサ装置における破損検知を一度に行うことが可能となる。これによれば、検査に要する時間及びコストを削減することが可能となる。
なお、センサ装置アレイを構成するセンサ装置の数は、センサ装置のサイズや不良発生率に合わせて任意に設定することが可能である。
<3.補足>
以上、破損検知配線を有するセンサ装置について、複数の構成例を挙げながら説明したが、本発明はこれらの構成例に限るものではなく、これらの構成例から考え得る様々な形態をも含むものである。
例えば、ダイアフラム部100上にヒータをさらに備える構成としてもよい。この場合、ダイアフラム部100は、ヒータ、及び該ヒータと電気的に接続されたヒータ用配線を備え、ダイアフラム部100以外の基板65上には、ヒータ用電極が形成される。
また、スリット130の数に応じて破損検知配線150を適当な数だけ配置する形態も考えられる。
また、実施形態においては流れセンサを例に挙げて説明したが、本発明の一形態であるセンサ装置を適用可能な機器は流れセンサに限られず、MEMS型の様々なセンサに適用可能である。
本発明のセンサ装置等は、流量計に用いられる流れセンサなど、MEMS型の様々なセンサに適用できる。
8……センサ
60……基台
61……ヒータ
62……上流側測温抵抗素子
63……下流側測温抵抗素子
64……周囲温度センサ
65……基板
66……凹部
100……ダイアフラム部
110……センサ素子
111……センサ用配線
120……センサ用電極
130……スリット
140・140a・140b……破損検知電極
150……破損検知配線
160……センサ装置間配線

Claims (8)

  1. ダイアフラム部を有する基板を備えたセンサ装置であって、
    前記ダイアフラム部は、
    複数のセンサ用電極と電気的に接続されたセンサ用配線と、
    前記センサ用配線と電気的に接続され、特定の物理量を測定可能に形成されたセンサ素子と、
    複数の破損検知電極と電気的に接続されて形成され、前記ダイアフラム部に生じた破損によって断線されるよう形成された破損検知配線と、を備える、
    センサ装置。
  2. 前記ダイアフラム部は直線上に連設された複数のスリットを備えており、
    前記破損検知配線は前記複数のスリットの間を通るように形成されている、
    請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記ダイアフラム部はスリットを備えており、
    前記破損検知配線は前記スリットを囲むように形成されている、
    請求項1に記載のセンサ装置。
  4. 前記破損検知配線は、前記ダイアフラム部の端辺を通って形成されている、
    請求項1に記載のセンサ装置。
  5. 前記ダイアフラム部は、複数の前記破損検知配線を有しており、
    前記基板は、前記複数の破損検知配線の各々と電気的に接続された複数の前記破損検知電極対を備える、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  6. 基台をさらに備えたセンサ装置であって、
    前記基台は、前記基板と対向する面に凹部を備え、
    前記ダイアフラム部は、前記凹部を覆うように形成されており、
    前記基板は、前記複数のセンサ用電極及び前記複数の破損検知電極を備える、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  7. 前記破損検知配線は、平面視において前記ダイアフラム部の中心に対して対称的に配置されている、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  8. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のセンサ装置を複数備えたセンサ装置アレイであって、
    第1の前記センサ装置の前記破損検知電極と、第2の前記センサ装置の前記破損検知電極とが電気的に接続されている、
    センサ装置アレイ。
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