JP2011173734A - 紡糸機用延長管及び紡糸機 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱炉の下に設置される徐冷用延長管の気密性及び加熱炉の下でのファイバ切断性を向上でき、光ファイバの寸法を高精度に制御しかつ光ファイバへの傷つき等の不具合を確実に防止できる紡糸機用延長管及び紡糸機を提供する。
【解決手段】紡糸機は、加熱炉10から下方向きに光ファイバ14を、前記加熱炉10下部に連通する第1の徐冷用延長管24、第1の徐冷用延長管24の周囲を取り巻く屈曲かつ伸縮が可能なベローズ状本体26aを有するベローズ延長管26と、前記第1の徐冷用延長管24下部に連通する第2の徐冷用延長管28の中空内に通して徐冷し、第1の徐冷用延長管24の下部は第2の徐冷用延長管28の上端部開口内に進退動可能に挿入し、前記ベローズ延長管26は、上端を前記アダプタ30下部に着脱可能に固定し、かつ、下端を第2の徐冷用延長管28上端に着脱可能に固定した。
【選択図】図1

Description

本発明は光ファイバの製造に用いられる紡糸機用延長管及び紡糸機に関し、特に加熱炉の下に設置する徐冷用延長管及びそれを設けた紡糸機に関する。
従来から使用される、光ファイバの紡糸機は、図5(a)に示すように、加熱炉10内に光ファイバ母材12を上方から挿入し、当該母材12をヒータ10aの熱で加熱して熔融させ、熔融した母材12から細く引き出された光ファイバ14の先端14aを図示しない引取機によって引取ることにより、光ファイバ14を連続的に製造している。加熱炉10の外壁部10b内に断熱材10cが装填されてヒータ10a発生熱が逃げないようにしている。
加熱炉10の下方には、熔融後で高温の光ファイバ14を内部に通して徐冷する徐冷用延長管16が設けられて、当該延長管16内にガスや空気を吹き込む等して徐冷している(特開2004−155610号(特許文献1)、特開平10−194770号(特許文献2))。
この種の徐冷用延長管16は、管本体16aの上端・下端にフランジ16b・16cが形成されている。加熱炉10の下部のネジ部10d(雌ネジが形成)内に上部18a(雄ネジが形成)がねじ込まれてアダプタ18が固定される。そして、そのアダプタ18の下部には、上記ネジ部10dと同様の雌ネジ穴が形成されている。加熱炉10下面とアダプタ18間と、アダプタ18と徐冷用延長管16のフランジ間はO(オー)リング等によってシールをしている。
図5(b)に示すように、徐冷用延長管16の上端のフランジ16bには、上方に向けて突出した筒状部の外周に雄ネジ16dが形成されている。
前記アダプタ18下部の雌ネジ穴に、下方から前記上端フランジ16bの筒状に突出した雄ネジ16dを螺合して固定することによって、アダプタ18(上記加熱炉10)に前記徐冷用延長管16を接続し固定する。
このように徐冷用延長管16は、アダプタ18の下部にフランジ16bの雄ネジ16dをねじ込んで固定するため、前記徐冷用延長管16が曲がりがあった場合に、その曲がりを修正して前記徐冷用延長管16を芯出し(位置調整等)する必要がある。しかしながら、下記のような問題があるため、芯出しが困難であった。
すなわち、徐冷用延長管16の芯出しのため、例えば図5に示すように、徐冷用延長管16の反固定側の自由端について、水平に沿うX・Y方向の四方からネジ22a、22a…によって押圧する調芯治具22を設けている。図5の(c)は鉛直方向から見た調芯治具であり、符号22b、22bで示すフレームは所冷用延長管16を挟むように位置して、フレーム22b、22bに螺合させたネジ22a、22a…を徐冷用延長管16に当接させている。符号22cは調芯治具22を取り付けるベースである。
調芯時には、この調芯治具22のネジ22a、22a…を回してその先端位置を調整することによって、上記徐冷延長管16の自由端をX・Y方向に適切に振って曲げる(曲げられた徐冷用延長管16を破線で示す)等して芯出ししており、当該徐冷用延長管16の曲げが大きいと、加熱炉10、アダプタ18、フランジ16bの雄ネジ部16d等のネジ部適所に設けられたシール部分が歪むなどして加熱炉10や徐冷用延長管16の内部の気密が不良になって内部ガスが漏れ出す虞があった。
設置された徐冷用延長管16の曲げの原因としては、
(1)加熱炉10下部のネジ部10dが垂直方向に沿うように形成されていない場合。
(2)徐冷用延長管16は、管本体16aにフランジ16b・16cを溶接して製作しており、この際に、フランジ16b・16cが管本体16aに対して曲がり(歪み)が生じた場合が挙げられる。
また、徐冷用延長管16がアダプタ18とネジ込み接続(固定)する構造であるので、当該徐冷用延長管16をアダプタ18から外して空間を空けて、加熱炉10下部付近で光ファイバ14を切断できず、作業性向上の障害になるという解決すべき課題もある。
一方、徐冷用延長管16には、特許文献1や特許文献2に記載されるように、光ファイバに、その表面にシリカ(SiC)発生を防止するためや寸法精度を向上させるために不活性ガス中で線引し、徐冷用延長管に不活性ガスを吹き込んで光ファイバを徐冷している。
発明者は、当該徐冷用延長管16を加熱炉10下部から外しやすい構造としてベローズを案出した(未公知)。しかしながら、ベローズ構造は、内部凹凸部があるので、その凹凸部が光ファイバ周囲の不活性ガスの気流を乱してファイバ径の制御に影響を及ぼす虞がある。
また、ベローズの凹凸部にシリカが堆積すると、堆積したシリカが光ファイバに付着してその光ファイバが傷付き、断線等の不具合が生じる場合がある。
特開2004−155610号 特開平10−194770号
本発明は、斯かる実情に鑑み、加熱炉の下に設置される徐冷用延長管の加熱炉やアダプタに対する気密性及び徐冷用延長管を簡単に外して縮め加熱炉の下でのファイバ切断性を向上できるとともに、光ファイバの寸法を高精度に制御しかつ光ファイバへの傷つき等の不具合を確実に防止できる紡糸機用延長管及び紡糸機を提供する。
本発明は紡糸機用延長管及び紡糸機に係るものである。
本発明は、光ファイバ母材を加熱する加熱炉下部に中空の徐冷用延長管を設け、該加熱炉から下方に向けて引き出された光ファイバを前記中空内に通して徐冷する光ファイバの紡糸機において、
徐冷用延長管は、前記加熱炉下部に連通する第1の徐冷用延長管と、前記第1の徐冷用延長管の周囲を取り巻く屈曲かつ伸縮が可能なベローズ状本体を有すベローズ延長管と、前記第1の徐冷用延長管下部に連通する第2の徐冷用延長管とを有する紡糸機用延長管である。
また、本発明において、前記加熱炉下部に中空のアダプタを設け、このアダプタの下部に前記第1の徐冷用延長管の上端を着脱可能に固定してアダプタと第1の徐冷用延長管および第2の徐冷用延長管とを連通させると共に、この第1の徐冷用延長管の下部は第2の徐冷用延長管の上端部開口内に進退動可能に挿入したことが好適である。
また、本発明において、前記ベローズ延長管は、上端を前記アダプタ下部に着脱可能に固定し、かつ、下端を第2の徐冷用延長管上端に着脱可能に固定したことが好適である。
本発明においては、前記アダプタは、下端にフランジを設けたものであり、
前記ベローズ延長管は、ベローズ状の本体の上端および下端にフランジを設けたものであり、
第2の徐冷用延長管は、管状の本体の少なくとも上端にフランジを設けたものであり、
前記加熱炉下部に固定したアダプタの下部に前記ベローズ延長管の上端のフランジを別体のネジによってネジ結合し、
前記ベローズ延長管の下端のフランジに、第2の徐冷用延長管の上端のフランジを別体のネジによってネジ結合したことが好適である。
また、本発明においては、前記アダプタの下端の中空開口に連通しかつ周囲に雄ネジの形成された筒状ネジ部を下方に突出形成し、前記第1の徐冷用延長管は、上端にフランジが形成されており、
その上端のフランジをアダプタ下端の筒状ネジ部下端に突き当て、当該上端のフランジを包んで筒状雌ネジ体を前記突出部の雄ネジに螺合させて、前記第1の徐冷用延長管の上端を前記アダプタに固定したことが好適である。
また、本発明においては、第2の徐冷用延長管に、その本体を側方から支持しかつ芯出しをするため移動可能にする延長管用ブラケットを設けたことが好適である。
本発明は、上記の徐冷用延長管を用いたことを特徴とする光ファイバの紡糸機である。
本発明の紡糸機用延長管及び紡糸機によれば、徐冷用延長管は、前記加熱炉下部に連通する第1の徐冷用延長管と、前記第1の徐冷用延長管の周囲を取り巻く屈曲かつ伸縮が可能なベローズ状本体を有すベローズ延長管と、前記第1の徐冷用延長管下部に連通する第2の徐冷用延長管とを有するので、徐冷用延長管の芯出しに際して、ベローズ延長管のベローズが柔軟に屈曲できる。
本発明において、加熱炉下部に設けた中空のアダプタの下部に前記第1の徐冷用延長管の上端を着脱可能に固定してアダプタと第1の徐冷用延長管および第2の徐冷用延長管とを連通させると共に、この第1の徐冷用延長管の下部は第2の徐冷用延長管の上端部開口内に進退動可能に挿入したことにより、簡単な構成で徐冷用延長管同士の位置調整ができす。
また、前記ベローズ延長管は、上端を前記アダプタ下部に着脱可能に固定し、かつ、下端を第2の徐冷用延長管上端に着脱可能に固定したことが好ましい。
また、ベローズ延長管のベローズによって第1の徐冷用延長管及び第2の徐冷用延長管を芯出しする際に振り回しやすくかつ加熱炉下部に設けたアダプタや徐冷用延長管自体をこじることが無いので、気密性の低下を確実に防止できる。
また、加熱炉で加熱した母材から光ファイブを引き出す際に、光ファイバを第1の徐冷用延長管から第2の徐冷用延長管を通して引き出すことができ、ベローズ内に光ファイバが露出しないことからベローズの凹凸の有る内面にシリカ等が堆積することがない。
また、第1の徐冷用延長管の下部は第2の徐冷用延長管の上端部開口内に進退動可能に挿入していることから、上記芯出しの際やベローズ延長管変形したり、第2の徐冷用延長管に位置変化が生じても気密性良く対応できる。
また、第1の徐冷延長管がアダプタに着脱可能であるので、光ファイバの切断が必要な場合は、ベローズ延長管および第1の徐冷用延長管をアダプタ下部から外して、ベローズ延長管がそのベローズ状の本体が伸縮可能であるので、当該ベローズを縮めて、加熱炉下部に空間を容易に空け、光ファイバを露出させて切断することが簡単にでき取り扱い易い。
なお、本発明において、前記アダプタは、下端にフランジを設け、前記ベローズ延長管は、ベローズ状の本体の上端および下端にフランジを設け、第2の徐冷用延長管は、管状の本体の少なくとも上端にフランジを設けたものとして、前記加熱炉下部に固定したアダプタの下部に前記ベローズ延長管の上端のフランジを別体のネジによってネジ結合し、前記ベローズ延長管の下端のフランジに、第2の徐冷用延長管の上端のフランジを別体のネジによってネジ結合することによって、ネジを外すことによってベローズ延長管を容易に外すことができる。
また、本発明において、前記アダプタの下端の中空開口に連通しかつ周囲に雄ネジの形成された筒状ネジ部を下方に突出形成し、前記第1の徐冷用延長管は、上端にフランジが形成されて、その上端のフランジをアダプタ下端の筒状ネジ部下端に突き当て、当該上端のフランジを包んで筒状雌ネジ体を前記突出部の雄ネジに螺合させて、前記第1の徐冷用延長管の上端を前記アダプタに固定したことによって、筒状雌ネジ体を回して筒状ネジ部から外すことで簡単な操作で第1の徐冷用延長管をアダプタから外すことができる。
また、本発明において、第2の徐冷用延長管に、その本体を側方から支持しかつ芯出しをするため移動可能にする延長管用ブラケットを設けることにより、支持と芯出しが可能にできる。
本発明の実施形態に係るに徐冷用延長管を設けた紡糸機の全体説明図である。 図1の徐冷用延長管およびその周辺の説明図である。 図1の徐冷用延長管の加熱炉下部からの縦断説明図である。 図1の徐冷用延長管の第1の徐冷用延長管周辺の詳細縦断説明図である。 (a)は従来の紡糸機用延長管(徐冷用延長管)を設けた紡糸機の全体説明図、(b)はアダプタ周辺の説明図、(c)は徐冷用延長管用の調芯治具の横断した説明図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る徐冷用延長管を設けた紡糸機の全体説明図、図2は、図1の徐冷用延長管およびその周辺の説明図、図3は、図1の徐冷用延長管の第1の徐冷用延長管の縦断説明図、図4は、図1の徐冷用延長管の第1の徐冷用延長管周辺の詳細縦断説明図である。なお、図中、図5と同一の符号を付した部分は同一物を表わす。
図1〜図4に示すように、実施形態に係る光ファイバの紡糸機は、光ファイバ母材12を加熱する加熱炉10下部に中空の徐冷用延長管(第1の徐冷用延長管24、ベローズ延長管26、第2の徐冷用延長管28)を設け、該加熱炉10から下方に向けて引き出された光ファイバ14を前記徐冷用延長管の中空内に通して徐冷するものである。
前記徐冷用延長管は、前記加熱炉10下部に連通する第1の徐冷用延長管24と、前記第1の徐冷用延長管24の周囲を取り巻く屈曲かつ伸縮が可能なベローズ状本体26aを有するベローズ延長管26と、前記第1の徐冷用延長管24下部に連通する第2の徐冷用延長管28とを有している。
前記加熱炉10下部に中空のアダプタ30を設け、このアダプタ30の下部に前記第1の徐冷用延長管24の上端を着脱可能に固定してアダプタ30と第1の徐冷用延長管24および第2の徐冷用延長管28とを連通させると共に、この第1の徐冷用延長管24の下部は第2の徐冷用延長管28の上端部開口内に進退動可能に挿入している。
前記ベローズ延長管26は、上端を前記アダプタ30下部に着脱可能に固定し、かつ、下端を第2の徐冷用延長管28上端に着脱可能に固定したものである。
ここで、前記アダプタ30は、管状の本体30aの上端および下端にフランジ30bおよび30cを設けたものである。
前記ベローズ延長管26は、ベローズ状の本体26aの上端および下端にフランジ26bおよび26cを設けたものである。
第2の徐冷用延長管28は、管状の本体28aの上端および下端にフランジ28bおよび28cを設けたものである。
前記加熱炉10下部に固定したアダプタ30の下部フランジ30cに前記ベローズ延長管26の上端のフランジ26bを突き合わせて、互いを別体のネジ32(穴付きボルトまたは六角ボルトが好ましい)によってネジ結合し、前記ベローズ延長管26の下端のフランジ26cに、第2の徐冷用延長管28の上端のフランジを別体のネジ34(穴付きボルトまたは六角ボルトが好ましい)によってネジ結合したものである。
ネジ32はアダプタ30の下側のフランジ26c(通孔)からベローズ延長管26のフランジ26b(雌ネジ孔)に下向きに通して螺着する。
また、同様に、ベローズ延長管26の下端のフランジ26cに、第2の徐冷用延長管28の上端のフランジ28bを突き合わせて両者(フランジ26cとフランジ28b)同士を別体のネジ34(穴付きボルトまたは六角ボルトが好ましい)によってネジ結合する。ネジ34はベローズ延長管26のフランジ26c(通孔)から第2の徐冷用延長管28のフランジ28b(雌ネジ孔)に下向きに通して螺着する。
前記アダプタ30は管状の本体30aの上端および下端にフランジ30bおよび30cが設けられる。その上端のフランジ30b上部から外周に雄ネジの形成された筒状部30dが上方向きに突出形成されている。当該筒状部30dを加熱炉10下部のネジ部10dにねじ込んで上端のフランジ30bを加熱炉10下部に当接させて取り付ける。
また、図3〜図4に示すように、前記アダプタ30には、その下端の中空開口に連通しかつ周囲に雄ネジの形成された筒状ネジ部30eを下方に突出形成している。また、前記第1の徐冷用延長管24は、本体24a上端にフランジ24bが形成されている。
その第1の徐冷用延長管24上端のフランジ24bをアダプタ30下端の筒状ネジ部30e下端に突き当て、当該上端のフランジ24bを包んでナット等の筒状雌ネジ体36を前記筒状ネジ部30eの雄ネジに螺合させて、前記第1の徐冷用延長管24の上端を前記アダプタ30に固定したものである。なお、符号38はシール用O(オー)リングである。
また、第2の徐冷用延長管28には、その本体28aを側方から支持しかつ芯出しをするため移動可能にする延長管用ブラケット40を設けたものである。
実施形態に係る光ファイバの紡糸機は、上記の徐冷用延長管の第1の徐冷用延長管24,第2の徐冷用延長管28、ベローズ延長管26を用いたものである。
なお、上記アダプタ30,第1の徐冷用延長管24,第2の徐冷用延長管28、ベローズ延長管26はいずれもステンレス素材(SUS)によって製作することが高温下の耐久性上から好ましい。また、ネジ32、34も必要に応じてSUS材とすることが好ましい。
また、前記延長管用ブラケット40は、第2の徐冷用延長管28の本体28aを取り囲むようにして支持する支持治具40aと当該支持治具40aを左右に駆動する駆動体40bとを有している。前記延長管用ブラケット40はアルミニウムを材質とすることが好適である。また、駆動体40bの駆動機構が適宜に設定できるのでその図示は略する。
前記支持治具40aは、図2に示すように、筒状であって上端および下端それぞれに蓋部40c、40cの径方向中央部の空間に、第2の徐冷用延長管28本体28aを挿通させると共に、それら蓋部40c、40cに内径方向にねじ込んだ複数(実施形態では4つ)のネジ40c1、40c1…によって、第2の徐冷用延長管28本体28aを外周から挟み付けて位置調整可能に固定している。つまり、それら複数のネジ40c1、40c1…の出し入れによって第2の徐冷用延長管28本体28aの固定位置が調整可能になっている。
実施形態に係る紡糸機および紡糸機用の延長管によれば、加熱炉10下部に設けた中空のアダプタ30の下部に前記第1の徐冷用延長管24の上端のフランジ24bを着脱可能に固定してアダプタ30と第1の徐冷用延長管24および第2の徐冷用延長管28とを連通させると共に、この第1の徐冷用延長管24の筒状の本体24aの下部は第2の徐冷用延長管28の上端部開口内に進退動可能に挿入しており、前記ベローズ延長管26は、上端を前記アダプタ30下部に着脱可能に固定し、かつ、下端を第2の徐冷用延長管28上端に着脱可能に固定したので、徐冷用延長管の芯出しに際して、ベローズ延長管26のベローズが柔軟に屈曲できる。
また、ベローズ延長管26のベローズによって第1の徐冷用延長管24及び第2の徐冷用延長管28を芯出しする際に振り回しやすくかつ加熱炉10下部に設けたアダプタ30や徐冷用延長管自体をこじることが無いので、気密性の低下を確実に防止できる。
また、加熱炉10で加熱した母材12から光ファイブ14を引き出す際に、光ファイバ14を第1の徐冷用延長管24から第2の徐冷用延長管28を通して引き出すことができ、ベローズ状本体26a内に光ファイバ14が露出しないことからベローズ状本体26aの凹凸の有る内面にシリカ等が堆積することがない。
また、第1の徐冷用延長管24の筒状の本体24a下部は第2の徐冷用延長管28の上端部開口内に進退動可能に挿入していることから、上記芯出しの際やベローズ延長管26が変形したり、第2の徐冷用延長管28に位置変化が生じても気密性良く対応できる。
また、第1の徐冷用延長管24がアダプタ30に着脱可能であるので、光ファイバ14の切断が必要な場合は、ベローズ延長管26および第1の徐冷用延長管24をアダプタ30下部から外して、ベローズ延長管26がそのベローズ状の本体26aが伸縮可能であるので、当該ベローズ状の本体26aを縮めて、加熱炉10下部に空間を容易に空け、光ファイバ14を露出させて切断することが簡単にでき取り扱い易い。
また、前記アダプタ30は、下端にフランジ30cを設け、前記ベローズ延長管26は、ベローズ状の本体26aの上端および下端にフランジ26bおよび26cを設け、第2の徐冷用延長管28は、管状の本体28aの少なくとも上端にフランジ28bを設けたものとして、前記記加熱炉10下部に固定したアダプタ30の下部に前記ベローズ延長管26の上端のフランジ26bを別体のネジ32によってネジ結合し、前記ベローズ延長管26の下端のフランジ26cに、第2の徐冷用延長管28の上端のフランジ28bを別体のネジ34によってネジ結合している。ネジ32を外せばべローズ延長管26をアダプタ30から容易に外して空間を空けることができる。
また、前記アダプタ30の下端の中空開口に連通しかつ周囲に雄ネジの形成された筒状ネジ部30eを下方に突出形成し、前記第1の徐冷用延長管24は、上端にフランジ24bが形成されて、その上端のフランジ24bをアダプタ30下端の筒状ネジ部30e下端に突き当て、当該上端のフランジ24bを包んで筒状雌ネジ体36を前記筒状ネジ部30eの雄ネジに螺合させて、前記第1の徐冷用延長管24の上端を前記アダプタ30に固定したことによって、筒状雌ネジ体36を回して筒状ネジ部30eから外すことで簡単な操作で第1の徐冷用延長管24をアダプタ30から外すことができる。
また、第2の徐冷用延長管28に、その本体を側方から支持しかつ芯出しをするため移動可能にする延長管用ブラケット40を設けているので、支持と芯出しが可能にできる。
本発明の紡糸機用延長管及び紡糸機は、加熱炉の下に設置される徐冷用延長管の気密性及び徐冷用延長管を簡単に外して加熱炉の下でのファイバ切断性を向上できると共に、光ファイバの寸法を高精度に制御し、かつ、光りファイバの傷つき等の不具合を確実に防止するために利用できる。
10 加熱炉
10a ヒータ
10b 外壁部
10c 断熱材
10d ネジ部
12 光ファイバ母材
14 光ファイバ
14a 光ファイバの先端
24 第1の徐冷用延長管
24a 第1の徐冷用延長管の本体
24b 第1の徐冷用延長管の上端のフランジ
24c 第1の徐冷用延長管の下端のフランジ
26 ベローズ延長管
26a ベローズ状本体
26b ベローズ延長管の上端のフランジ
26c ベローズ延長管の下端のフランジ
28 第2の徐冷用延長管
28a 第2の徐冷用延長管の本体
28b 第2の徐冷用延長管の上端のフランジ
28c 第2の徐冷用延長管下部フランジ
30 アダプタ
30a アダプタの本体
30b アダプタの上端のフランジ
30c アダプタの下端のフランジ
30d アダプタの上端の筒状部
30e アダプタの下端の筒状ネジ部
32 ネジ
34 ネジ
36 筒状雌ネジ体
38 Oリング
40 延長管用ブラケット
40a 支持治具
40b 駆動体

Claims (7)

  1. 光ファイバ母材を加熱する加熱炉下部に中空の徐冷用延長管を設け、該加熱炉から下方に向けて引き出された光ファイバを前記中空内に通して徐冷する光ファイバの紡糸機において、
    徐冷用延長管は、前記加熱炉下部に連通する第1の徐冷用延長管と、前記第1の徐冷用延長管の周囲を取り巻く屈曲かつ伸縮が可能なベローズ状本体を有すベローズ延長管と、前記第1の徐冷用延長管下部に連通する第2の徐冷用延長管とを有することを特徴とする紡糸機用延長管。
  2. 前記加熱炉下部に中空のアダプタを設け、このアダプタの下部に前記第1の徐冷用延長管の上端を着脱可能に固定してアダプタと第1の徐冷用延長管および第2の徐冷用延長管とを連通させると共に、この第1の徐冷用延長管の下部は第2の徐冷用延長管の上端部開口内に進退動可能に挿入したことを特徴とする請求項1に記載の紡糸機用延長管。
  3. 前記ベローズ延長管は、上端を前記アダプタ下部に着脱可能に固定し、かつ、下端を第2の徐冷用延長管上端に着脱可能に固定したことを特徴とする請求項2に記載の紡糸機用延長管。
  4. 前記アダプタは、下端にフランジを設けたものであり、
    前記ベローズ延長管は、ベローズ状の本体の上端および下端にフランジを設けたものであり、
    第2の徐冷用延長管は、管状の本体の少なくとも上端にフランジを設けたものであり、
    前記加熱炉下部に固定したアダプタの下部に前記ベローズ延長管の上端のフランジを別体のネジによってネジ結合し、
    前記ベローズ延長管の下端のフランジに、第2の徐冷用延長管の上端のフランジを別体のネジによってネジ結合したことを特徴とする請求項2または3に記載の紡糸機用延長管。
  5. 前記アダプタの下端の中空開口に連通しかつ周囲に雄ネジの形成された筒状ネジ部を下方に突出形成し、前記第1の徐冷用延長管は、上端にフランジが形成されており、
    その上端のフランジをアダプタ下端の筒状ネジ部下端に突き当て、当該上端のフランジを包んで筒状雌ネジ体を前記突出部の雄ネジに螺合させて、前記第1の徐冷用延長管の上端を前記アダプタに固定したことを特徴とする請求項1から4のうちの1項に記載の紡糸機用延長管。
  6. 第2の徐冷用延長管に、その本体を側方から支持しかつ芯出しをするため移動可能にする延長管用ブラケットを設けたことを特徴とする請求項1から5うちの1項に記載の紡糸機用延長管。
  7. 請求項1から6のうちの1項に記載の紡糸機用延長管を用いたことを特徴とする光ファイバの紡糸機。
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