JP2011173382A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 オプション接続構成が変化した場合でも、電源がオフになっているモジュールに対する初期化待ち時間の最適化を自動的に行えるようにする。
【解決手段】 画像形成装置の制御部は、オプションの接続構成に変更があることを確認する毎に、未知のオプションの接続が検出されていない場合には、接続状態が確認されたオプションに対応するタイマ値(初期化待ち時間)を設定し、未知のオプションの接続が検出されている場合には、最大時間をタイマ値として設定する。オプションの接続構成に変更がないことを確認する毎に、未知のオプション機器の接続が検出されている(未知オプション検出フラグが設定されている)場合に、設定したタイマ値を前回より微減させる。その後、待機状態で電源がオフになっているモジュールの初期化が失敗する毎に、設定したタイマ値を前回より微増させる。
【選択図】 図7

Description

この発明は、機能拡張用のオプション機器(以下「オプション装置」,「オプションユニット」,又は単に「オプション」ともいう)を接続可能な画像形成装置(デジタル複合機,デジタル複写機,ファクシミリ装置,プリンタ等)や、パーソナルコンピュータ(以下「PC」と略称する)等の電子機器に関する。
近年、上記のような画像形成装置には、省エネルギー(以下「省エネ」ともいう)を実現するために、未使用時に、消費電力を低減できるようなモード(以下「省エネモード」と呼ぶ)に移行する仕様となっている。この省エネモードというのは、一部の電源を停止させ、必要最低限の電源のみ供給しておくものである。装置の電源を完全に停止しないことにより、ユーザが装置を使用したいときに、省エネモードから通常モード(動作モード)への復帰が早いというメリットがある。
したがって、ユーザが装置を使いたいときに、通常モードへの復帰時間をいかに早くできるか、つまりいかにオプション機器の初期化完了待ち時間を最適化できるかが、アプライアンスを左右する。
通常、省エネモード時に電源をオフ(OFF)にしているモジュールを、電源オフから動作するまでのシーケンスとしては、電源供給装置の電源が立ち上がり、モジュール内のデバイスへの駆動電源電圧に達してから、そのデバイスのリセットを解除して初期化動作を開始させる。但し、デバイスのリセット解除については、デバイスの駆動電源確保後に行わないと、そのデバイスで動作不良が生じ、初期化に失敗するため、タイミングを図る必要がある。ここで言うモジュールとは、オプション機器や装置本体の制御基板や駆動装置を指す。
そこで、従来は、電源をオフにしているモジュールを、復帰要求が生じたときに電源オフから動作するまでのシーケンスにおいて、電源がデバイスへの駆動電源電圧に達する前に初期化動作が開始されてモジュールの初期化が失敗するのを防ぐために、その初期化の開始に必要な待ち時間(初期化待ち時間)の経過を待つようにしているが、そのために固定値のタイマ値を用いている。
しかし、装着可能な想定されうる機能拡張用オプション機器としては、フィニッシャ装置や自動原稿給送装置など、複数種類のオプション機器が存在するため、初期化待ち時間は装着するオプション機器の組み合わせ毎に異なる時間となる。よって、その組み合わせ毎に異なる複数の初期化待ち時間のうち、最も長い初期化待ち時間に対応する固定値のタイマ値を使用することになり、装着するオプション機器の組み合わせによっては、実際に必要な時間以上の時間を待ってしまうという問題があった。
そこで、このような課題を解決するため、例えば特許文献1に見られる技術を利用することが考えられる。
特許文献1には、オプションユニットの装着有無や種類によって変化する温度変動などに対応することを目的として、オプションユニットの検出や種類を検出する手段を設け、その検出結果に基づいて、予め保持されているプロファイルデータから適切な制御データを選択する画像形成装置について開示されている。
しかしながら、特許文献1には、想定されうる機能拡張用オプション装置が追加された場合、初期化待ち時間の選択については何ら開示されていない。つまり、想定されうる機能拡張用オプション装置が追加された場合に必要な初期化待ち時間としては、従来より固定値のタイマ値を適用されているにすぎない。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、オプション機器の接続構成が変化した場合でも、電源がオフになっているモジュールに対する初期化待ち時間の最適化を自動的に行えるようにすることを目的とする。
この発明は、機能拡張用のオプション機器を通信可能に接続する接続手段と、該接続手段によって接続されたオプション機器のモジュールを含む複数のモジュールのうち、待機状態で電源がオフになっているモジュールの初期化を、該電源のオンを指示した後に開始させる初期化指示手段とを有する電子機器であって、上記の目的を達成するため、以下のようにしたことを特徴とする。
すなわち、上記初期化の開始に必要な待ち時間として、予め想定された複数種類のオプション機器の組み合わせ毎に異なる複数の待ち時間を記憶保持する記憶手段と、上記接続手段による上記オプション機器の接続状態を確認する接続状態確認手段と、それによる確認毎に、オプション機器の接続構成に変更があるかないかを確認する変更有無確認手段と、それによってオプション機器の接続構成に変更があることが確認された場合に、上記複数の待ち時間のうちの上記接続状態確認手段によって接続状態が確認されたオプション機器に対応する待ち時間を設定する待ち時間設定手段とを設けたものである。
なお、接続状態確認手段による確認時に、未知のオプション機器の接続を検出する未知オプション検出手段と、上記変更有無確認手段によってオプション機器の接続構成に変更がないことが確認される毎に、上記未知オプション検出手段によって未知のオプション機器の接続が検出されている場合に、上記待ち時間設定手段によって設定された待ち時間を前回より微減させる最適化処理を行う第1の最適化処理手段と、上記待機状態で電源がオフになっているモジュールの初期化が失敗する毎に、上記設定された待ち時間を前回より微増させる最適化処理を行う第2の最適化処理手段とを設け、上記待ち時間設定手段が、上記変更有無確認手段によってオプション機器の接続構成に変更があることが確認される毎に、上記未知オプション検出手段によって未知のオプション機器の接続が検出されていない場合には、上記複数の待ち時間のうちの上記接続状態確認手段によって接続状態が確認されたオプション機器に対応する待ち時間を設定し、上記未知オプション検出手段によって未知のオプション機器の接続が検出されている場合には、上記複数の待ち時間のうちの最大時間を設定するとよい。
この場合、上記微減の時間量は、上記待ち時間を上記初期化の開始までに実際にかかる時間と上記最大時間との間の時間に設定できる時間量で、その最大時間よりも少なく、且つ0秒までを十分細かく分割できる時間量とするとよい。
また、上記微増の時間量は、上記微減の時間量より少ない時間量であることが望ましい。
さらに、上記待ち時間設定手段が、上記変更有無確認手段によってオプション機器の接続構成に変更があることが確認される毎に、上記未知オプション検出手段によって未知のオプション機器の接続が検出されている場合に、該接続が検出されてから上記待ち時間の最適化を行うまでの状態を表す未知オプション検出フラグを設定するとよい。この場合、上記第2の最適化処理手段が、上記最適化処理を行った後、上記待ち時間の最適化が終了したことを表す設定終了フラグを設定することが望ましい。
そして、上記第1の最適化処理手段が、上記変更有無確認手段によってオプション機器の接続構成に変更がないことが確認される毎に、上記未知オプション検出フラグが設定され、且つ上記設定終了フラグが設定されていない場合に、上記最適化処理を行うとよい。また、上記第1の最適化処理手段が、上記変更有無確認手段によってオプション機器の接続構成に変更がないことが確認される毎に、上記未知オプション検出フラグおよび上記設定終了フラグがいずれも設定されている場合には、現在のオプション機器の接続構成で上記待ち時間の最適化が完了していると判断して、上記最適化処理を行わないようにするとよい。
この発明によれば、電子機器が、上記初期化の開始に必要な待ち時間(初期化待ち時間)として、予め想定された複数種類のオプション機器の組み合わせ毎に異なる複数の待ち時間を記憶保持する記憶手段を設け、上記オプション機器の接続状態の確認毎に、オプション機器の接続構成に変更があるかないかを確認する。そして、オプション機器の接続構成に変更があることを確認した場合に、上記複数の待ち時間のうちの接続状態が確認されたオプション機器に対応する待ち時間を設定する。
この発明によれば、オプション機器の接続構成が変化した場合でも、電源がオフになっているモジュールに対する初期化待ち時間の最適化を自動的に行うことができる。
この発明を実施した画像形成装置の構成例を示すブロック図である。 図1のコントローラ101およびエンジン制御部105が行う主電源オン時のオプション接続状態確認およびタイマ設定処理の第1例を示すフロー図である。 図1の不揮発性メモリ107に保存されているタイマ値設定情報のテーブルの一例を示す説明図である。 図1のコントローラ101およびエンジン制御部105が電源停止状態からスキャナ装置112の動作を行う際の初期化動作開始までの流れを示す波形図である。 図1に示した画像形成装置におけるスキャナ装置112内のモジュールを待機状態から復帰させる際の各モジュール間のやりとりを示す説明図である。 図1のコントローラ101およびエンジン制御部105が行うスキャナ装置112内のモジュールを待機状態から復帰させる際の処理の第1例を示すフロー図である。 図1のコントローラ101およびエンジン制御部105が行う主電源オン時のオプション接続状態確認およびタイマ設定処理の第2例を示すフロー図である。 図1のコントローラ101およびエンジン制御部105が行うスキャナ装置112内のモジュールを待機状態から復帰させる際の処理の第2例を示すフロー図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
以下の実施形態では、本体コントローラが、待機状態(省エネモード)で電源がオフになっている(電源供給が停止されている)モジュールの通常状態(通常モード)への復帰(以下「待機状態からの復帰」又は単に「復帰」ともいう)の際に、オプション機器の接続構成が変化していたときの初期化待ち時間の最適化に際して、以下の特徴を有する。
すなわち、オプション機器の接続状態の確認を行った際に、前回からオプション機器の接続構成に変更があった場合に、対応するタイマ時間(初期化待ち時間)を選択して設定することにより、自動的に初期化待ち時間の最適化を施すことが可能であることが特徴になっている。
また、未知のオプション機器が接続されていることを認識した場合、暫定的に、モジュール初期化が失敗しないように十分な時間(最大時間)を初期化待ち時間(タイマ時間)として設定する。その後、オプション機器の接続状態の確認を行った際に、前回からオプション機器の接続構成に変更がなく、且つ前回のタイマ時間の経過待ちで初期化が失敗していなければ、タイマ時間を少し短くする。もし、初期化に失敗した場合には、タイマ時間を少し長くする。これをオプション機器の接続状態確認の度に行うことで、徐々にタイマ時間を最適化していく。こうして、予め本体側で登録されていない未知のオプション機器が接続された場合においても、自動的に初期化待ち時間の最適化を施すことが可能であることが特徴になっている。
そこで、上記の特徴について、図1〜8を参照して具体的に説明する。
図1は、この発明を実施した画像形成装置の構成例を示すブロック図である。
この画像形成装置は、コントローラ101,エンジン制御部105,操作部109,スキャナ装置112,フィニッシャ装置115,ADF117,および電源供給装置119を備えている。
これらのうち、スキャナ装置112は装置本体に標準搭載されている。フィニッシャ装置115やADF(Auto Document Feeder)117は、機能拡張用のオプション装置として搭載されている。なお、スキャナ装置112をオプション装置として搭載可能にするようにしても構わないし、フィニッシャ装置115やADF117を標準搭載しても構わない。なお、この画像形成装置は、デジタル複合機であるが、プリンタや複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置であってもよい。
コントローラ101は、この画像形成装置のシステム全体の制御を行うメインの制御基板である。このコントローラ101には、各種データを一時的に記憶する読み書き可能な記憶手段であるRAM102と、プログラムを含む各種データを記憶している読み込み専用の記憶手段であるROM103と、プログラムを実行するCPU104とを実装している。
CPU104は、プログラムを実行し、エンジン制御部105内に実装されたCPU(エンジンCPU)106と通信を行うことにより、スキャナ装置112やオプション装置等の駆動系モジュールを動作させたり、この発明に関わる初期化指示手段,接続状態確認手段,未知オプション検出手段,変更有無確認手段,待ち時間設定手段,第1の最適化処理手段,および第2の最適化処理手段としての機能を果すことができる。
エンジン制御部105は、エンジンCPU106の他に、各種データを記憶する読み書き可能な不揮発性記憶手段である不揮発性メモリ107と、オプション装置を増設して通信可能に接続(以下単に「増設」,「接続」,又は「装着」ともいう)するための接続手段であるインタフェース回路108とを実装している。エンジンCPU106が実行するプログラムは、図示しないROMに記憶されている。
不揮発性メモリ107には、コントローラ101が接続を認識したオプション装置の接続構成によって、スキャナ装置112等のモジュール内のデバイスの初期化動作開始までの時間(初期化待ち時間)を選択できる後述するタイマ値設定情報のテーブル(図3)が記憶保持されている。そのテーブルは、エンジン制御部105内の図示しないROMや他の不揮発性記憶手段に記憶されても構わない。
フィニッシャ装置(以下「オプション装置」ともいう)115およびADF(以下「オプション装置」ともいう)117は、それぞれ内部に動作制御用のCPU116,118をそれぞれ実装しており、画像形成装置本体のエンジン制御部105のCPU106とインタフェース回路108経由でシリアル通信により接続されている。
電源供給装置119は、電源ケーブルを通じて得たAC電源からコンバータ120で作られたDC電源をコントローラ101やエンジン制御部105、またスキャナ装置112や各オプション装置115,117等に供給するための装置である。
この画像形成装置は、待機状態(省エネモード)の時に、起動コマンドを受け付けるための操作部109およびコントローラ101など、一部の制御用装置を除き、待機状態における消費エネルギーを低減させる構成となっている。
また、スキャナ装置112やADF117内のモジュールなど、図示しない外部機器からの印刷データを受信して印刷(画像形成を)を行うプリンタモードで使用しないモジュールに対しては、電源供給の要否を設定するようにしている。つまり、スキャナモード時とコピーモード時には電源供給が必要なため、そのことを示す「要」を設定するが、プリンタモード時には電源供給が必要ないため、そのことを示す「否」を設定する。
さらに、フィニッシャ装置115内のモジュールなど、スキャナモードで使用しないモジュールに対しても、電源供給の要否を設定するようにしている。つまり、コピーモード時とプリンタモード時には電源供給が必要なため、そのことを示す「要」を設定するが、スキャナモード時には電源供給が必要ないため、そのことを示す「否」を設定する。
なお、プリンタモードとは、図示しない外部機器からの印刷データを受信して用紙等の印刷媒体上に印刷(画像形成)するモードのことである。スキャナモードとは、スキャナ装置112によって原稿の画像を読み取り、その画像データ(画像情報)をRAM102に記憶するモードのことである。コピーモードとは、スキャナ装置112によって原稿の画像を読み取り、その画像情報を印刷媒体上に印刷するモードのことである。
待機状態での画像形成装置の起動(復帰)は、操作部109の電源スイッチ111の押し下げ、ADF117への原稿セット、図示しないネットワークからの画像形成コマンド入力によって実行され、これら起動コマンドを受け付けるため、コントローラ101および操作部109の電源スイッチ111は待機状態においても通電(電源供給)が継続されている。
起動コマンドはコントローラ101に入力され、起動コマンドを検出したコントローラ101は必要なユニット内のモジュールへの通電を要求する信号を送り、システムが起動する。
以下、この実施形態の画像形成装置におけるこの発明に関わる処理の各実施例について、図2〜図8を参照して具体的に説明する。なお、コピーモード又はスキャナモードを設定し、復帰動作の対象モジュールを少なくともスキャナ装置112内のモジュールとする。更に、装置本体に接続可能なオプション装置を、フィニッシャ装置115とADF117と図示しないオプション装置の3つとする。
まず、第1実施例について説明する。
〔主電源オン時の処理の第1例〕
まず、図1のコントローラ101およびエンジン制御部105が行う主電源オン(ON)時のオプション接続状態確認およびタイマ設定処理の第1例と、主電源オン時にオプション装置の状態を確認した後に、待機状態から通常状態への復帰時に用いるタイマの設定方法について、図2および図3も参照して説明する。
図2は、図1のコントローラ101およびエンジン制御部105が行う主電源オン時のオプション接続状態確認およびタイマ設定処理の第1例(ステップS1,S2は除く)を示すフローチャートである。
図3は、図1の不揮発性メモリ107に保存されているタイマ値設定情報のテーブルの一例を示す説明図である。
ユーザが図示しない主電源スイッチをオンにして画像形成装置の動作を開始させる場合、まず電源供給装置119から各制御部および駆動モジュールへと電源の供給が行われる(ステップS1,S2)。
そして、コントローラ101に対し、動作電圧が供給されると、ステップS3へ進み、コントローラ101内のCPU104は、起動プログラムを読み出し、システムの初期化動作を開始する。
コントローラ101内のCPU104は、次にステップS4,5へ進み、エンジン制御部105経由で、3つのオプション装置(フィニッシャ装置115およびADF117を含む)の接続状態をそれらのオプション装置内のCPU(CPU116,118を含む)と順次通信することで確認する。このとき、各オプション装置内のCPUが接続状態のパターン情報をエンジン制御部105内のエンジンCPU106へ送信する。
すると、エンジンCPU106は、送信された各オプション装置のパターン情報をインタフェース回路108経由で受信し、そのパターン情報に基づいて、不揮発性メモリ107に保存されているタイマ値設定情報のテーブルから、各オプション装置の接続構成により、対応するタイマ値(初期化待ち時間に相当する)を選択し、設定する。この設定したタイマ値(タイマ設定値)は、スキャナ装置112内のモジュールを待機状態から復帰させる場合、適切なタイミングでスキャナ装置112内のCPU113(デバイス)をリセット解除して、そのCPU113にスキャナ装置112内のモジュールを初期化させるための設定時間である。
不揮発性メモリ107内には、例えば図3に示すように、3つのオプション装置(フィニッシャ装置115およびADF117を含む)に対し、それらの接続の組み合わせ毎に異なる複数のタイマ値を用意してやればよい。図3のテーブルにおいては、複数のオプション装置の接続(○)/非接続(×)の全ての組み合わせについて、タイマ値(初期化待ち時間)を用意しておき、状況に応じたタイマ値の設定が可能である。例えば、3つのオプション装置が全て接続されている(全て○)と判断すると、第1タイマ値の350msが設定される。また、3つのオプション装置のいずれも接続されていない(全て×)と判断すると、第8タイマ値の100msが設定される。
各タイマ値は、予め製品の設計段階で計算された、CPUリセット解除のタイミングが早過ぎて不具合を生じることなく、且つ最低限の時間に相当するものであり、素早く確実に初期化を開始することができる値である。また、組み合わせで判断することにより、一回で複数のオプション装置の状態(接続構成)が変化した場合にも、対応が容易である。
なお、第8タイマ値の100msが設定された場合、この実施形態では、スキャナ装置112のみを使用するスキャナモードしか設定できないため、待機状態で電源がオフになっているスキャナ装置112内のモジュールの初期化は、電源のオンを指示してから100ms経過後、スキャナ装置112内のCPU113をリセットし、そのCPU113に行わせることになる。
コントローラ101内のCPU104は、全てのオプション装置の接続状態を確認し終わると、ステップS6へ進み、その全てのオプション装置の接続状態をエンジン制御部105内のエンジンCPU106へ通知する。
エンジンCPU106は、全てのオプション装置の接続状態の通知を受けると、その通知からステップS7で前回からオプション装置の接続構成に変更があるかどうかを判断(認識)し、変更がない場合には図2の処理を終了するが、変更がある場合にはステップS8へ進む。なお、前回からオプション装置の接続構成に変更があるかどうかを判断するには、その時の接続構成を不揮発性メモリ107に記憶保持しておく必要がある。
ステップS8では、不揮発性メモリ107に保存されているタイマ値設定情報のテーブルに基づいて、各オプション装置の接続構成により対応するタイマ値を選択する。つまり、オプション装置の接続構成に変更があったことを確認できたら、その接続構成に対応するタイマ値を選択する。
最後に、ステップS9へ進み、選択したタイマ値を設定する処理を行い、図2の処理を終了する。
〔CPUリセット〜初期化動作までの手順〕
次に、図1のコントローラ101およびエンジン制御部105が、電源停止状態からスキャナ装置112の動作を行う際の初期化動作開始までの流れについて、図4も参照して説明する。
図4は、その初期化動作開始までの流れを示す波形図である。
コントローラ101内のCPU104は、例えば操作部109又は外部機器からコピーモード又はスキャナモードの設定を要求するコマンドが入力されると、コピーモード又はスキャナモードを設定し、エンジン制御部105に対してスキャナ装置112に対する電源供給を要求する。実際には、設定モードで使用するオプション装置に対しても電源供給を要求するが、ここではその説明を省略する。
このとき、スキャナ装置112にはモジュールへの電源供給と共に、そのモジュール内のデバイスの初期化動作を行うために、CPU113のリセット動作が必要となる。このCPU113のリセット動作のタイミングが、図4に示すような手順であり、電源供給装置119から供給される電圧が、徐々に動作電圧に達していくが、動作保障電圧Vaに達する前に、CPU113をリセットし、初期化動作を行ってしまうと、不具合を生じてしまうため、リセットタイミングは、動作保障電圧Vaの確保後の必要がある。従って、駆動電源立ち上がり時間Taに要する時間によって、デバイスリセット待ち時間(タイマ設定時間)Tbを変化させることにより、適切なタイミングで初期化を開始することができる。
〔スキャナ装置やADF電源停止移行時/復帰時の処理の第1例〕
次に、図1に示した画像形成装置におけるスキャナ装置112内のモジュールを待機状態から復帰させる際の各モジュール間のやりとりについて、図5,図6も参照して説明する。
図5は、そのやりとりを示す説明図である。なお、図1では図示を省略したFET150(Field Effect Transistor :電界効果トランジスタ)を設けている。
図6は、図1のコントローラ101およびエンジン制御部105が行うスキャナ装置112内のモジュールを待機状態から復帰させる際の処理の第1例を示すフローチャートであり、その処理は図2に示した処理を終了した後に開始される。
コントローラ101内のCPU104は、まずステップS11において、待機状態からの復帰要因(操作部109上のスタートボタン110の押下又はスキャナ装置112内の厚板開閉センサ114による厚板の開閉など)を認識すると、ステップS12へ進み、エンジン制御部105に対し、待機状態から復帰させたいモジュール(ここではスキャナ装置112内のモジュールのみとする)への電源のオン(供給)を要求するための通信を行う(復帰要求を送信する)。
すると、エンジン制御部105内のエンジンCPU106は、ステップS13において、スキャナ装置112と電源供給装置119との間のインタフェースにあるFET150をオンにする命令(待機状態で電源がオフになっているスキャナ装置112内のモジュールへの電源のオンを要求する命令に相当する)を出して、図5のFET150をオンにすることにより、そのインタフェースを開通する。
このとき、スキャナ装置112内のCPU113に対して、リセット処理を行う必要があるが、FET150をオンにする命令を出した直後のステップS14でタイマをスタート(時間計測を開始)させ、ステップS15でその計測値がタイマ設定値を経過したことを判断すると、ステップS16へ進み、スキャナ装置112内のCPU113をリセットして、そのCPU113にスキャナ装置112内のモジュールに対する初期化動作を開始させ、図6の処理を終了する。なお、コピーモードが設定されている場合には、対応するオプション装置に対しても同様な処理を行わせる。
ここで、タイマ設定値であるが、従来では、固定値であったものを、第1実施例では、主電源オン時にオプション装置の状態に応じて選択したタイマ値を用いるため、電源供給装置119の負荷(スキャナ装置112のタイプやオプション装置)の状態を考慮したタイマ値を設定することで、最適な時間経過後に復帰処理を行うことができる。タイマ設定値が固定値であると、リセットのタイミングが早すぎて不具合が生じたり、逆に長すぎると、必要以上に復帰動作に時間をかけてしまう問題があった。
また、ユーザは、主電源のオフ時に、使用目的・環境によって、オプション装置の取り付け(装着)および取り外しを行い、オプション状態の変更が可能であるが、その後再び電源を入れると、変更されたオプションをコントローラ101が認識するため、自動的にタイマ設定値も更新されることになる(図2のステップS7〜S9)。
さらに、画像形成装置のモードによって電源供給が停止されるモジュールが複数存在する場合、その各モジュール毎にタイマ値を不揮発性メモリ107内のデータ(図3に示したテーブルをモジュール毎に用意されているものとする)から選択することにより、モジュール別に初期化開始までの時間を最適化できる。
よって、オプション装置の接続構成が変化した場合でも、モジュールに対する初期化動作を無駄に待つことなく確実に行え、処理効率の向上につながる。
次に、第2実施例について説明する。
〔主電源オン時の処理の第2例〕
まず、図1のコントローラ101およびエンジン制御部105が行う主電源オン時のオプション接続状態確認およびタイマ設定処理の第2例(ステップS21,S22は除く)について、図7も参照して説明する。なお、ステップS21〜S23の処理は、図2に示した処理のうちのステップS1〜S3の処理と同様なので、ここでは説明を割愛する。
図7は、図1のコントローラ101およびエンジン制御部105が行う主電源オン時のオプション接続状態確認およびタイマ設定処理の第2例を示すフローチャートであり、主電源オン時に未知のオプション装置の接続を検出する場合に対応している。なお、未知のオプション装置とは、画像形成装置の設計時に想定されていないオプション装置のことである。これとは別に、設計時に想定内のオプション装置もある。
コントローラ101内のCPU104は、ステップS24で図2のステップS4と略同様の処理を行うが、エンジン制御部105とそれに接続されている各オプション装置との通信時に、その各オプション装置の中にタイマ設定用に登録されていない(図3のテーブルに関係しない)未知のオプション装置が存在する場合には、そのオプション装置の接続を検出する。未知のオプション装置であるかどうかの認識は、例えば、そのオプション装置内のCPUに対して所定のコマンドを送り、そのオプション装置内のCPUからの返答コマンドの種類を判別することにより行える。
そして、ステップS25で全てのオプション装置の接続状態を確認し終わったと判断すると、ステップS26へ進み、その全てのオプション装置の接続状態(つまり接続されている全てのオプション装置の接続状態)をエンジン制御部105内のエンジンCPU106へ通知する。このとき、ステップS24で未知のオプション装置の接続を検出していれば、そのことを示す情報もエンジンCPU106へ通知する。
エンジンCPU106は、全てのオプション装置の接続状態の通知を受けると、その通知からステップS27で前回からオプション装置の接続構成に変化(変更)があるかどうかを判断し、変化があればステップS28へ、変化がなければステップS34へそれぞれ移行する。なお、前回からオプション装置の接続構成に変更があるかどうかを判断するには、その時の接続構成を不揮発性メモリ107に記憶保持しておく必要がある。
ステップS34では、不揮発性メモリ107上で未知オプション検出フラグが設定されている(“1”にセットされている)かどうかを確認する。未知オプション検出フラグは、未知のオプション装置の接続が検出されたことを示すフラグであり、未知のオプション装置の接続が検出されている場合に、その接続が検出されてから初期化待ち時間(スキャナ装置112内のCPU113の初期化動作開始までの時間)の最適化を行うまでの状態、つまり初期化待ち時間の最適化を試みている状態を表している。
そして、未知オプション検出フラグが設定されていない場合には、現在のオプション機器の接続構成で初期化待ち時間の最適化が完了していると判断して、最適化処理を行わず、そのまま図7の処理を終了する。
また、未知オプション検出フラグが設定されている場合には、ステップS35へ進み、不揮発性メモリ107上で設定終了フラグが設定されているかどうかを確認する。設定終了フラグは、現在のオプション装置の接続構成においての初期化待ち時間の最適化が終了したことを表すフラグであり、後述する図8の処理ルーチンで設定される。
設定終了フラグが設定されていない場合には、ステップS36へ進み、前回設定したタイマ値(初期化待ち時間)を少し減らし(微減させ)、そのタイマ値を新たなタイマ値として設定し直す最適化処理を行う。この「少し(微減の時間量)」とは、タイマ値を初期化の開始までに実際にかかる時間の値と前回設定したタイマ値(最大時間等に相当)との間の値に設定できる時間量で、タイマ値が前回設定したものと比べて僅かに少ない値になるように、前回設定したものより少なく、且つ0秒までを十分細かく分割できる時間量のことであり、例えば10ミリ秒などである。
未知オプション検出フラグおよび設定終了フラグがいずれも設定されている場合にも、現在のオプション機器の接続構成で初期化待ち時間の最適化が完了していると判断して、最適化処理を行わず、そのまま図7の処理を終了する。
ステップS28では、想定しているオプション装置以外の未知のオプション装置、つまりタイマ設定用に登録されていない未知のオプション装置が接続されているかどうかを確認し、未知のオプション装置が接続されていなければステップS29,S30で図2に示したステップS8,S9と同じ処理を順次行う。
その後、ステップS31へ進み、未知オプション検出フラグおよび設定終了フラグの設定を解除(“0”にリセット)して、図7の処理を終了する。ステップS31の処理は、画像形成装置の設計時に想定されていたオプション装置の接続を検出し、予め用意されている最適なタイマ値を設定したので、初期化待ち時間の最適化処理は行わないことを意味している。
ステップS32では、タイマ設定用に登録されていない未知のオプション装置の接続を検知したため、最大時間をタイマ値として設定する。その最大時間とは、未知のオプションが接続されても、これ以上は長く待たない限界の値(設計段階でどんなオプションが装着されようとも十分にマージンが取られた値)のことで、例えば10秒などである。
ステップS32の処理を行った後は、ステップS33へ進み、未知のオプション装置の接続を検出したので、未知オプション検出フラグを設定し、図7の処理を終了する。
ここで、コントローラ101内のCPU104が未知のオプション装置の接続を初めて検出した最初の一回目の動作では、ステップS27→S28→S32へと進み、エンジンCPU106がステップS32で最大時間をタイマ値として設定し、ステップS33で未知オプション検出フラグを設定する。その未知オプション検出フラグの状態は、次回のステップS27でオプション機器の接続構成に変化があるかどうかの確認を行うまで、記憶保持される。
そして、次回のステップS27において、未知のオプション機器を含む全てのオプション装置の接続構成がそのままであることを確認できた場合には、ステップS27→S34→S35へと進み、ステップS35で設定終了フラグが設定されていることを確認できた場合にはそのまま図7の処理を終了し、設定終了フラグが設定されていないことを確認できた場合には、ステップS36で前回設定したタイマ値より少しだけ小さい値を新たなタイマ値として設定し直す。この設定処理は、未知のオプション装置の接続を検出した一回目に設定したタイマ値は、ステップS32で最大時間に設定されているため、徐々に変更して最適化を図るための処理である。つまり、初期化開始までの余分な時間を減らすことが目的である。
〔スキャナ装置やADF電源停止移行時/復帰時の処理の第2例〕
次に、図1に示した画像形成装置におけるスキャナ装置112内のモジュールを待機状態から復帰させる際の処理の第2例について、図8も参照して説明する。なお、ステップS41〜S46の処理は、図6に示した処理と同様なので、ここでは説明を割愛する。
図8は、図1のコントローラ101およびエンジン制御部105が行うスキャナ装置112内のモジュールを待機状態から復帰させる際の処理の第2例を示すフローチャートであり、その処理は図7に示した処理を終了した後に開始される。
エンジン制御部105内のエンジンCPU106は、ステップS46でスキャナ装置112内のCPU113にスキャナ装置112内のモジュールに対する初期化動作を開始させた後、ステップS47でエラーが発生したかどうかを確認し、エラーが発生しなければそのまま図8の処理を終了するが、設定したタイマ値が小さすぎて(初期化待ち時間が短すぎて)初期化が正常に終了せず、エラーが発生するとステップS48へ移行する。
ステップS48では、設定したタイマ値(タイマ設定時間)が小さすぎたので、現在よりも設定するタイマ値を少し増加(微増)させ、新たなタイマ値として設定し直す。その「少し(微増の時間量)」とは、少なくとも図7のステップS36で微減させた時間量より少ない時間量に相当するものである。例えば、ステップS36で10ミリ秒減らした場合は、ステップS48で1〜10ミリ秒の範囲内で少し(例えば1ミリ秒)増やす。
タイマ値を設定し直した後は、ステップS49で設定終了フラグを設定して、ステップS44へ戻り、上述と同様の処理を行う。この処理は、エラーが発生しなくなるまで繰り返し行われることになり、エラーの発生がなくなった時点で初期化待ち時間の最適化が終了することになる。
ここで、ステップS45でタイマによる計測値が設定したタイマ値(タイマ設定時間)を経過して、初期化動作を開始した後、ステップS47においてエラーが発生したかどうかを確認するが、図3に示したタイマ値を用いた場合(登録済みオプション装置のみの組み合わせの場合)と未知のオプション装置の接続検出時に最大時間のタイマ値を用いた場合には、エラーは発生せず、正常動作するため、初期化待ちが完了する。
しかし、未知のオプション装置を含む場合、図7のステップS36でタイマ値を少しだけ小さい値に更新するという処理を行うため、そのタイマ値を小さくしすぎて、スキャナ装置112内のCPU113のリセット解除が失敗し、エラーが発生することが考えられる。
この場合、初期化のリトライを経て、ステップS48で設定したタイマ値を前回よりも少し増やすという処理を行う。つまり、前回のオプション装置の接続状態の確認時に設定されていたタイマ値に戻すということになる。もし、何回もステップS36の処理が繰り返され、あるタイマ値でエラーが発生したとすると、そのタイマ値を少し増やした値がベストな値、つまり最適値と判断できるので、ステップS49で設定終了フラグを設定する。
すると、次回のオプション装置の接続構成の変化有無判定時に(図7のステップS27)で、未知のオプション装置以外のオプション装置の接続構成がそのままであれば、ステップS34→S35へと進み、ステップS35で設定終了フラグが設定されていることを確認できるため、タイマ設定値の更新はされず、最適値が保存される。このようにして、未知のオプション装置が接続された場合も、最適化処理を施すことが可能となる。
もし、その後、ステップS27→S28というようにオプション装置の接続構成が変化し、且つ未知のオプション装置を含まない状態になった場合には、ステップS31で未知オプション検出フラグおよび設定終了フラグの設定を解除する。すると、次回のオプション装置の接続構成の変化有無判定時に、ステップS27→S34へと進んでも、未知オプションフラグの設定が解除されているので、タイマ値を減らす処理はされず、図3に示した初期化待ち時間(タイマ時間)が維持されるので問題ない。
第2実施例では、初期化の開始に必要な待ち時間(初期化待ち時間)として、予め想定された複数種類のオプション機器の組み合わせ毎に異なる複数の初期化待ち時間を示すテーブルを記憶保持しており、オプション機器の接続状態の確認毎に、オプション機器の接続構成に変更があるかないかを確認する。そして、オプション機器の接続構成に変更があることを確認する毎に、未知のオプション機器の接続が検出されていない場合には、上記複数の初期化待ち時間のうちの接続状態が確認されたオプション機器に対応する初期化待ち時間を設定し、未知のオプション機器の接続が検出されている場合には、上記複数の初期化待ち時間のうちの最大時間を設定する。また、オプション機器の接続構成に変更がないことを確認する毎に、未知のオプション機器の接続が検出されている(未知オプション検出フラグが設定されている)場合に、設定した初期化待ち時間を前回より微減させる最適化処理を行う。その後、待機状態で電源がオフになっているモジュールの初期化が失敗する毎に、上記設定した初期化待ち時間を前回より微増させる最適化処理を行う。
このように、オプション機器の接続構成が変化して、未知のオプション機器が追加された場合でも、電源がオフになっているモジュールに対する初期化待ち時間の最適化を自動的に行うことができるため、そのモジュールに対する初期化動作を無駄に待つことなく確実に行え、処理効率の向上につながる。
以上、この実施形態では、この発明による電子機器の例としてオプション機器を接続可能な画像形成装置(デジタル複合機)について説明したが、この発明はこれに限られるものではなく、オプション機器を接続可能な他の画像形成装置(デジタル複写機,ファクシミリ装置,プリンタ等)には勿論、オプション機器を接続可能なネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム,AV機器,遊戯機器や、ネットワークに接続可能なコンピュータ等も含め、オプション機器を接続可能な各種電子機器に適用可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、オプション機器の接続構成が変化した場合でも、電源がオフになっているモジュールに対する初期化待ち時間の最適化を自動的に行うことができる。したがって、電源がオフになっているモジュールに対する初期化動作を無駄に待つことなく確実に行え、処理効率の向上につながる電子機器を提供することができる。
101:コントローラ 102:RAM 103:ROM
104,113,116,118:CPU 105:エンジン制御部
106:エンジンCPU 107:不揮発性メモリ 108:インタフェース回路
109:操作部 110:スタートボタン 111:電源スイッチ
112:スキャナ装置 114:厚板開閉センサ 115:フィニッシャ装置
117:ADF 119:電源供給装置 120:コンバータ 150:FET
特開2007−286579号公報

Claims (8)

  1. 機能拡張用のオプション機器を通信可能に接続する接続手段と、該接続手段によって接続されたオプション機器のモジュールを含む複数のモジュールのうち、待機状態で電源がオフになっているモジュールの初期化を、該電源のオンを指示した後に開始させる初期化指示手段とを有する電子機器であって、
    前記初期化の開始に必要な待ち時間として、予め想定された複数種類のオプション機器の組み合わせ毎に異なる複数の待ち時間を記憶保持する記憶手段と、
    前記接続手段による前記オプション機器の接続状態を確認する接続状態確認手段と、
    前記接続状態確認手段による確認毎に、オプション機器の接続構成に変更があるかないかを確認する変更有無確認手段と、
    該変更有無確認手段によってオプション機器の接続構成に変更があることが確認された場合に、前記複数の待ち時間のうちの前記接続状態確認手段によって接続状態が確認されたオプション機器に対応する待ち時間を設定する待ち時間設定手段と
    を設けたことを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記接続状態確認手段による確認時に、未知のオプション機器の接続を検出する未知オプション検出手段と、
    前記変更有無確認手段によってオプション機器の接続構成に変更がないことが確認される毎に、前記未知オプション検出手段によって未知のオプション機器の接続が検出されている場合に、前記待ち時間設定手段によって設定された待ち時間を前回より微減させる最適化処理を行う第1の最適化処理手段と、
    前記待機状態で電源がオフになっているモジュールの初期化が失敗する毎に、前記設定された待ち時間を前回より微増させる最適化処理を行う第2の最適化処理手段と
    を設け、
    前記待ち時間設定手段は、前記変更有無確認手段によってオプション機器の接続構成に変更があることが確認される毎に、前記未知オプション検出手段によって未知のオプション機器の接続が検出されていない場合には、前記複数の待ち時間のうちの前記接続状態確認手段によって接続状態が確認されたオプション機器に対応する待ち時間を設定し、前記未知オプション検出手段によって未知のオプション機器の接続が検出されている場合には、前記複数の待ち時間のうちの最大時間を設定することを特徴とする電子機器。
  3. 前記微減の時間量は、前記待ち時間を前記初期化の開始までに実際にかかる時間と前記最大時間との間の時間に設定できる時間量で、該最大時間よりも少なく、且つ0秒までを十分細かく分割できる時間量であることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記微増の時間量は、前記微減の時間量より少ない時間量であることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記待ち時間設定手段は、前記変更有無確認手段によってオプション機器の接続構成に変更があることが確認される毎に、前記未知オプション検出手段によって未知のオプション機器の接続が検出されている場合に、該接続が検出されてから前記待ち時間の最適化を行うまでの状態を表す未知オプション検出フラグを設定する手段を有することを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5に記載の電子機器において、
    前記第2の最適化処理手段は、前記最適化処理を行った後、前記待ち時間の最適化が終了したことを表す設定終了フラグを設定する手段を有することを特徴とする電子機器。
  7. 前記第1の最適化処理手段は、前記変更有無確認手段によってオプション機器の接続構成に変更がないことが確認される毎に、前記未知オプション検出フラグが設定され、且つ前記設定終了フラグが設定されていない場合に、前記最適化処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記第1の最適化処理手段は、前記変更有無確認手段によってオプション機器の接続構成に変更がないことが確認される毎に、前記未知オプション検出フラグおよび前記設定終了フラグがいずれも設定されている場合には、現在のオプション機器の接続構成で前記待ち時間の最適化が完了していると判断して、前記最適化処理を行わないことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
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