JP2011158888A - 反射体及び該反射体を用いた可視光反射部材 - Google Patents

反射体及び該反射体を用いた可視光反射部材 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、表示デバイス又は太陽電池の電極部材として93%以上の可視光反射率を有し、さらに耐久性を向上させることが可能な反射体を提供することを課題とする。
【解決手段】基材上に形成される反射体であり、該反射体は、基材側から見て基材に近い側から、金属酸化物層、Agに対して小さい原子半径を有する元素がドープされたAgからなる反射層、を有するものであり、該反射体のCuKα線を用いたX線回折測定により、Agに由来する回折ピークから算出される結晶子サイズが2〜23nmであることを特徴とする反謝体。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示デバイスや太陽電池の反射部材として使用される可視光を反射する反射体に関するものである。
従来、液晶ディスプレイのバックライトユニットに用いられる反射部材、あるいは、プロジェクションテレビ等の反射鏡として、基材上に形成された金属膜を可視光の反射層として用いた反射体が採用されている。該反射体は、可視光の反射率が高い金属層と、該金属層の上層に形成される金属層の保護や増反射を目的とした無機物の層とで構成されることが多く、上記金属層には、スパッタ法などの真空蒸着法で成膜したAlやAgが広く用いられている(特許文献1、特許文献2)。
AgはAlに比べて高い反射率を有し、上記のディスプレイの輝度向上や省エネルギー化等の観点からAgの利用が望ましいとされており(特許文献3)、また、高い反射率を有することから、薄膜太陽電池の光電変換層を透過した光を反射させ、さらに変換効率を高めることを目的として、薄膜太陽電池の裏面電極膜としても使用されている(特許文献4)。
一方で、Ag膜は凝集しやすく、凝集により反射率の低下や基材からのAg膜の剥離が生じるという問題があった。
上記の凝集は、大気中のハロゲンイオンが水分と共にAg膜表面に吸着することにより生じていた。またさらに、光源からの熱によりAg原子が拡散して凝集し、反射率の低下に繋がるという問題があった。上記の問題に対して、Ag膜の表面に保護を目的とした層を形成したり、Ag膜と密着することにより凝集を抑制する酸化物膜や窒化物膜等の密着層をAg膜の上層又は下層に形成する等の対策がとられていた(引用文献5)。
さらに、上記の問題に加え、大気中の硫黄がAg膜と反応して表面が硫化されることにより、黒く変色してしまうという問題や、大気中の塩素がAg膜と反応して表面が塩化されることにより、白濁してしまうこともあった(特許文献6)。上記の硫化や塩化を改善する方法として、Ag膜にAu、Pd、Cu、Alなどの金属を添加し、Ag膜を合金化する方法が提案されていた(特許文献7、特許文献8)。
特開2002−267823号公報 特開2007−310335号公報 国際公開WO2007/013269号パンフレット 特開2003−101052号公報 特開2005−250229号公報 特開2006−10930号公報 特開2000−109943号公報 特開2001−221908号公報
前述した表示デバイスや太陽電池の反射部材として使用されるAg膜を使用した反射体は、一般的には可視光を93%以上反射するものである。
一方で上記の反射体は、表示デバイスに組み込まれるまでの保管中に大気にさらされるため、大気中の湿気や塩素、硫黄を要因として変質が起こる恐れがあり、さらに、デバイスに組み込まれた後にも、上記要因に加えて光源からの熱や光といった因子の影響も併せて受けるため、これらの要素が単独もしくは複合して、Agの凝集を誘発し、剥離や膜表面の白濁等が生じる恐れがある。そのため、上記の反射体は湿気や塩素、硫黄等といった、Agの凝集を引き起こす因子に対する高い耐久性が必要となる。
かくして本発明は、表示デバイス又は太陽電池の電極部材として93%以上の可視光反射率を有し、さらに耐久性を向上させることが可能な反射体を提供することを課題とする。
本発明者が鋭意検討した結果、Agよりも原子半径が小さい元素をAg膜にドープすることにより、上記課題を解決することを見出した。
すなわち、本発明の反射体は、基材上に形成される反射体であり、該反射体は、基材側から見て基材に近い側から、金属酸化物層、Agに対して小さい原子半径を有する元素がドープされたAgからなる反射層、を有するものであり、該反射体のCuKα線を用いたX線回折測定により、Agに由来する回折ピークから算出される結晶子サイズが2〜23nmであることを特徴とする。
前記反射層にドープされる元素は、蛍光X線分析や二次イオン質量分析等の測定方法により検出することが可能である。
上記の結晶子サイズはAgの(111)面に由来する回折ピークから求めることが好ましい。該結晶子サイズが2nmを下回る場合は好ましい反射特性を得られないことがあり、23nmを超える場合は本発明の目的である耐久性が改善された反射体を得ることができない。
また、本発明の反射体は、CuKα線を用いたX線回折測定により、Agの(111)面及び(200)面に由来する回折ピークが得られることを特徴とする。
また、本発明の反射体は、反射層の膜厚が50〜500nmであることを特徴とする。
前記膜厚が50nm未満の場合、可視光が反射層を透過するため、充分な反射率を得ることが出来なくなる。また、該反射層の厚みが150nm程度あれば可視光は透過しなくなることから、上限は特に限定する必要はないが、コスト面を考慮に入れると、500nm以下としても差し支えない。さらに好ましくは150nm以上、300nm以下としても良い。
また、本発明の反射体の金属酸化物層をZnOとすることを特徴とする。ZnOはAg膜との密着性が良く、Ag膜の下層に金属酸化物層としてZnOを用いることにより、Ag膜の凝集を抑制し、基材からのAg膜の剥離を防ぐことが可能となる。
本発明の反射体は、表示デバイスや太陽電池の反射部材として93%以上の可視光反射率と耐久性とを同時に実現せしめるものである。また、本発明の好適な実施形態のひとつは、基材からAg膜が剥離するのを防ぐものである。
反射体の形成に用いるスパッタ装置の概略を示した平面図である。 本発明のガラス上に形成した反射体の断面模式図である。 比較例3のガラス上に形成したAg膜の断面概略図である。 X線回折法による実施例1、2及び比較例1〜4の回折パターンを示すグラフである。
本発明の好適な実施形態のひとつとして、基材上に金属酸化物層、該金属酸化物層上に反射層を形成した反射体が挙げられる。該反射層であるAg膜は基材との密着性が悪いために基材から剥離し易いが、Ag膜と基材との間に、金属酸化物層としてZnO膜を形成することにより、上記の密着性を改善することが可能となる。
前記反射層はAg膜からなり、Agよりも原子半径が小さい元素をドープしたものである。上記元素は、H、B、C、N、O、P及びSからなる群から選ばれる少なくとも1つを含み、Agに対する含有量は、Ag膜の反射率を損なわない程度であれば特に限定されるものではないが、Agに対し0.001〜2質量%であることが好ましい。
また、前記反射層には上述の元素以外にも、Ag膜の反射率を損なわない程度であれば、第6族〜第11族元素及びAl、Ti、In、Ta、Bi、Ndから選ばれる元素を、Agに対する含有量が全量で5質量%以下であれば含んでもよい。
前記金属酸化物層は、ZnOや、ZnOにAl、Ga、SnO等を添加した膜が好適に用いられ、ZnOに対してAl、Gaが1〜10質量%、SnOが1〜45質量%含まれるのが好ましい。また、特にZnOにAlを添加したZnO(以下AZOと記載することもある)膜を用いることにより、Ag膜との密着性が向上するため好ましい。さらに、前記金属酸化物層はZnO以外でも、Al、TiO、SnO等も好適に使用できる。
また、反射体は、基材、金属酸化物層、反射層、と順次積層した上に、更に金属酸化物層、反射層というように1層以上繰り返し積層してもよい。また、基材と金属酸化物層との間に、反射特性等を損なわなければ、1層以上が介在してもよく、最外層の反射層の上層に1層以上を積層しても構わない。
上記の介在させる膜、及び積層させる膜は、誘電体膜としてSi、Sn、Al及びTi等の透明酸化物膜、Si、Sn、Zn、Al及びTi等の窒化物膜や窒酸化物膜が例として挙げられる。さらに、該反射層の上層に上記誘電体層を形成する際、該反射層の酸化などによる劣化を防ぐ目的で、該反射層の保護バリア層として、Zn、Sn、Ti、Al、NiCr、Cr、Zn合金、及びSn合金等を含む膜を用いても良い。なお、「基材上」とは、形成する膜が基材に接するものでも、基材と該膜との間に他の膜が介在するものでも良い。
また、得られる反射体は、CuKα線を用いたX線回折測定により、Agの(111)面に帰属される回折線の2θ位置が37.9°〜38.4°に、Agの(200)面に帰属される回折線の2θ位置が43.9°〜44.5°に観察される。回折線の2θ位置が上記範囲から外れると窒化物膜の形成や反射率の低下が見られることがある。
基材には、高分子フィルムやガラスが好適に用いられる。高分子フィルムに特に制限はないが、ポリエチレンテレフタレート樹脂やポリエチレンナフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニール樹脂、ポリエチレン樹脂、セルローストリアセテート等が挙げられる。また、いずれのフィルムにおいても、易接着、易滑、コロナ、帯電防止、ハードコート等の表面処理や、紫外線吸収剤等の練りこみが行われていてもよい。ガラスの例としては、石英ガラスや、建築用や車両用、ディスプレイ用に使用されているソーダ石灰ケイ酸塩ガラスからなるフロート板ガラス、無アルカリガラス、ホウケイ酸塩ガラス、低膨張ガラス、ゼロ膨張ガラス、低膨張結晶化ガラス、ゼロ膨張結晶化ガラス、PDP用ガラス、光学フィルム用基板ガラス等が挙げられる。
本発明の反射体は、スパッタリング法、電子ビーム蒸着やイオンプレーティングなどの物理的気相成長法、またはCVDなどの化学的気相成長法などを用いて形成されるのが好ましいが、生産性、均一性を確保しやすいという点で、スパッタリング法が適している。生産性を考慮すると、図1に示されるようなスパッタ成膜機にて成膜を行うことが最も好ましい。尚、図1については、後述の実施例で詳細に説明する。
金属酸化物層を形成する場合、使用するターゲットはセラミックターゲット、金属ターゲット、どちらを用いても構わない。セラミックターゲットまたは金属ターゲットを用いる場合のいずれにおいても、ガス導入管からArガスとOガスとを導入するが、ArガスとOガスとの混合比は、目的とする膜に従って適宜決めれば良く特に限定しない。また、金属酸化物層に前述したようなZnO合金を用いる場合、使用するターゲットはAl、Ga、Sn等を含むZnターゲット又はZnOターゲットを用いるのが好ましい。また、真空チャンバーに導入するガスとして、Arガス、Oガス以外の任意の第3成分を含んでも良い。
反射層を成膜する場合、使用するターゲットには金属ターゲットを用い、ガス導入管からH、B、C、N、O、P及びSのいずれか1種以上の元素源となるガスを導入して成膜する。また、該金属ターゲットはAgに上記の異種元素を含むターゲットを用いてもよく、前述した第6族〜第11族元素及びAl、Ti、In、Ta、Bi、Ndから選ばれる元素を含むターゲットを用いてもよい。
反射層を成膜する際の導入ガスには、ArとNとの混合ガスを使用するのが好ましく、該混合ガスの[N/(Ar+N)]×100で表されるガス濃度を5〜90体積%とするのが好ましい。また、該ガス濃度はより好ましくは10体積%以上、30体積%以下としてもよい。反射層を形成する際、導入ガスに添加するNガスの濃度を高くするに従い、該反射層に含まれるAgの結晶子サイズが小さくなる。
本発明の反射体について、塩素に対する耐久性試験として反射体を塩水に浸漬したところ、上記の混合ガス濃度が5体積%未満の場合、耐久性の向上は見られなかった。また、90体積%を超えると放電が不安定になり、均質な薄膜を得ることが出来ないことがあった。Nのガス濃度が大きくなるほど反射層の形成速度は低下するが、塩素の耐久性は該ガス濃度が10体積%程度で充分な性能を示すことから、生産性の観点から出来るだけ少なくすることが好ましい。
また、N以外にもH、NH、CH、O、CO、B、PH、SO等とArとの混合ガス、またはこれら混合ガスを組み合わせた混合ガスなど、Agに対して小さい原子半径を有する元素を成分とするガスであれば同様の効果を得られるため、これらの混合ガスを用いても差し支えない。さらに、混合ガスには任意の第3成分を含んでもよい。また、混合ガスの種類や混合比は、反射層の反射率や耐久性、価格、安全性、放電の安定性などを考慮して適宜決めれば良い。
本発明の反射体を形成する際、図1に示すように、基材3を基板ホルダー2で保持し、メインバルブ6を開放し、真空ポンプ5を用いて、真空チャンバー8内を排気し、さらに、真空チャンバー8内にガス導入管7より、ターゲット1に応じた導入ガスをマスフローコントローラー(図示せず)により導入し、真空チャンバー8内の圧力を調整する。また、真空ポンプの種類、ターゲットの個数や種類は適宜選択すれば良く、特に限定するものではない。
基材3を保持した基板ホルダー2は移動可能な構造となっており、基板ホルダーの移動速度を調節することで、成膜時の膜厚を変えることが可能である。該移動速度は一定とし、基材が装置内を移動している間は変更しないものとする。
プラズマ発生源には直流電源、交流電源、または交流と直流を重畳した電源、いずれの電源も用いられるが、直流電源は連続生産性に優れており、また最も低コストであることから好適に用いられる。なお、放電が不安定である時には、交流と直流を重畳した電源も好適に使用される。
また、本発明の好適な実施形態のひとつとして、基材上に本発明の反射体、該反射体上に増反射層が積層した可視光反射部材がある。なお、上記の増反射層は、低屈折率層と高屈折率層が任意の回数積層したものであり、一般的に使用されている増反射膜を形成した可視光反射部材は、可視光反射率が97%以上と、従来の反射体よりも高い反射率を持つものである。
上記可視光反射部材は、基材、増反射膜、反射体、と積層してもよく、あるいは、基材、反射体、増反射膜、と積層してもよい。また、該増反射膜は基材側から、高屈折率層、低屈折率層、と積層してもよく、あるいは、基材側から、低屈折率層、高屈折率層、と積層してもよい。また、基材と該増反射膜、基材と該反射体、該増反射膜と該反射体、あるいは高屈折率層と低屈折率層、との間に、該可視光反射部材の反射率を損ねなければ、1層以上の金属膜、酸化物膜、窒化物膜、窒酸化物膜が介在してもよい。
上記の高屈折率層と低屈折率層は、屈折率の差が0.05〜2.00であることが好ましく、さらに好ましくは0.50〜1.50としてもよい。また、低屈折率層にはSiO、Alなどが、上記高屈折率層にはNb、TiOなどが好適に用いられる。また、低屈折率層、高屈折率層共に、単層でも複数層でも良い。
本発明の可視光反射部材は、550nmの波長における可視光反射率が97%以上を示すものである。該可視光反射部材は、液晶ディスプレイやプロジェクションテレビ等の表示デバイスの反射部材として好適に利用される。さらに、従来のAg膜よりも白濁が生じ難いことから、屋外で使用することも可能である。
また、本発明の反射体は、近赤外線を反射することが可能であることから、遮熱性が要求される熱反射シート等に適用できる。
また、本発明の反射体は、いずれも液晶ディスプレイや太陽電池の反射電極部材として要求される比抵抗30μΩcm以下であることから、好適に使用することができる。
まず、Nを含むガス雰囲気下で形成されたAg膜について、膜中に存在するNを以下の方法で確認した。
Ag膜中のNは蛍光X線分析装置(ZSX PrimusII、リガク社製)を用いて評価した。なお、蛍光X線分析を行うにあたり、より高感度でNを検出するために、ガラス上に直接Ag膜を成膜した試料を用いた。
スパッタリング法を用いて、スパッタガス雰囲気をAr100体積%、形成時の真空チャンバー内の圧力を0.3Pa、DC電源の出力電圧を0.36kWとして、板ガラス上に膜厚150nmのAg膜を形成し、参考例1を得た。また、スパッタガス雰囲気をAr40体積%、N60体積%とした以外は参考例1と同様にAg膜を形成し、参考例2を得た。
表1に、蛍光X線分析による測定結果を示した。参考例1、参考例2はより高感度な測定を行うため、ピーク角度を47.012°に、バックグランド角度を44.912°及び52.012°に固定し、X線を長時間照射した際に得られるN−Kαに相当する波長の蛍光X線強度を測定した。参考例1及び参考例2の測定試料は各2ピース使用し、1試料ごとに測定は各3回ずつ行い、ピーク強度、バックグラウンド強度(以下、BG強度と記載することもある)、ピーク強度とBG強度との差(ピーク強度−BG強度)についてその平均値を算出した。また、表1には1試料ごとの標準偏差σも併せて記載した。
Figure 2011158888
表1のピーク強度とBG強度との差(ピーク強度−BG強度)から、Nガス濃度60体積%で形成したAg膜では、Nガスを添加せずに形成した場合と比べて、ピーク強度が高いことが分かった。また、ピーク強度、BG強度、ピーク強度とBG強度との差は、2ピースの測定試料間で大きな違いがなく、さらに標準偏差も小さかったことから、Nを添加することでピーク強度の上昇が確認されたと言える。従って、上記のピークはNに由来するものであることが示された。
以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
実施例1
図2に示すように基材3上に、膜厚30nmのZnO膜13を、ZnO膜13の上層に膜厚100nmのAg膜14を、順次、前記の図1に示すスパッタリング装置を用いて形成した。基材には厚み3mmのソーダライムガラスを用いた。
スパッタリング装置には、図1に示すような概略構造を有するDCマグネトロンスパッタリング装置を用いて行った。図1は、該装置を上方から観察したときの要部を示すものである。上流側のターゲット1にZnターゲットを、下流側のターゲット1にAgターゲットを用い、板ガラス3を基材ホルダー2に保持させた後、真空チャンバー8内を、真空ポンプ5を用いて排気した。スパッタガスとして、ZnO膜形成時にはOガスを導入し、Ag膜形成時にはArガス36sccmにNガスを9sccm添加(Nガス濃度20体積%)したガスを用いた。
また、本発明では、ターゲット1、バッキングプレート11の設置数は膜の積層数、膜種等に応じて適宜設定される。
ZnO膜13の形成では、真空チャンバー8内の雰囲気ガスに、ガス導入管7よりOガスを導入し、成膜中の真空チャンバー8内の圧力は、開閉バルブ6により0.3Paに調節した。更に、DC電源の出力電力を1.0kWとした。基材ホルダー2は、搬送ロール12上を搬送され、ターゲット1の横を通過させ、ZnO膜を得た。
Ag膜14の形成では、真空チャンバー8内の雰囲気ガスに、ガス導入管7よりArおよびNガスを導入し、その際、[N/(N+Ar)]×100で算出されるNガス濃度を20体積%とした。成膜中の真空チャンバー8内の圧力は、開閉バルブ6により0.3Paに調節した。更に、DC電源の出力電力を0.36kWとした。基材ホルダー2は、搬送ロール12上を搬送され、ターゲット1の横を通過させ、Ag膜にN元素がドープされた反射体を得た。
実施例2
Ag膜14形成時のスパッタガスに、Arガス18sccmにNガスを27sccm添加(Nガス濃度60体積%)したガスを用いた以外は、すべて実施例1と同様にして反射体を形成した。
比較例1
Ag膜14形成時のスパッタガスに、Arガス45sccmのみ(Nガス濃度0体積%)を用いた以外は、すべて実施例1と同様にして反射体を形成した。
比較例2
Ag膜14形成時のスパッタガスに、Arガス43sccmにNガスを2sccm添加(Nガス濃度4.4体積%)したガスを用いた以外は、すべて実施例1と同様にして反射体を形成した。
比較例3
図3に示すような基材3上に、膜厚100nmのAg膜14を、図1に示すようなスパッタリング装置を用いて形成した。スパッタガスには、Arガス45sccmのみ(Nガス濃度0体積%)を用い、Ag膜14の形成方法は実施例1と同様にした。
比較例4
Ag膜14形成時のスパッタガスに、Arガス36sccmにNガスを9sccm添加(Nガス濃度20体積%)したガスを用いた以外は、すべて比較例3と同様にしてAg膜を形成した。
(X線回折測定)
X線回折測定装置(Rint−ultimaIII、リガク社製)を用いて、CuKα線を用いたX線回折により膜の結晶性を評価した。測定された回折線から、Ag(200)面及びAg(111)面の回折線の強度I(200)及びI(111)を求め、強度比I(200)/I(111)を算出した。また、Ag(111)面に由来する回折線の半値幅よりシェラーの式を用いて結晶子サイズを算出した。なお、回折線の強度、結晶子サイズの算出には、装置に付随した汎用のプログラムJADEを用いた。
(光学特性の評価)
分光光度計(U−4000、日立製作所製)を用いて、膜面側から光を入射して測定し、550nmにおける反射率を求めた。
(比抵抗の評価)
反射体のシート抵抗を4探針抵抗測定器(RT−70/RG−7B、Napson社製)を用いて測定し、シート抵抗とAg膜の膜厚との積から比抵抗を算出した。
実施例1、実施例2及び比較例1〜比較例4のZnO膜の膜厚、Ag膜の膜厚、Ag膜14形成時のNガス濃度、強度比I(200)/I(111)、結晶子サイズ、反射率、比抵抗を表2に示した。また、X線回折測定結果を図4に示した。なお、比較例1、比較例2における強度比を0としているのは、Ag(200)面による回折ピークが得られず、Ag(111)面の回折ピークのみが得られたためである。
Figure 2011158888
表2から、比較例1及び比較例2は、Nガス濃度を0体積%または4体積%として形成したAg膜であるが、Ag(200)面による回折ピークは見られず、強く(111)配向していた。一方、Nガス濃度を更に増加させた実施例1及び実施例2ではAg(111)面とAg(200)面による二つの回折ピークが得られた。これらの結果から、窒素濃度により、Ag膜の配向が変化することが分かった。
また、金属酸化物層としてZnO膜を用いている実施例1と、用いていない比較例4とは、同じNガス濃度でAg膜を形成しているが、ピーク強度比I(200)/I(111)はそれぞれ0.06と3.79であり、ZnO膜によってAg膜の配向が大きく異なった。また、実施例1及び実施例2、比較例1〜比較例4より、結晶子サイズはNガス濃度の増加に伴い小さくなる傾向が見られた。
さらに、実施例1及び実施例2、比較例1〜比較例4において、反射率に大きな違いはなかった。また、実施例1及び実施例2、比較例1〜比較例4より、Nのガス濃度を増加させるに従って比抵抗が高くなる傾向が見られるが、比抵抗の上昇の程度はわずかであった。
(塩素耐久性の評価)
反射体又はAg膜を基材ごと、5質量%のNaCl水溶液に浸漬し、浸漬後にAg膜表面の劣化の様子、界面における剥離の様子を観察した。
表3に実施例1、実施例2及び比較例1〜比較例4の評価結果を示した。浸漬時間は30分、1時間、3時間とした。Ag膜表面の劣化の様子の評価は、異常が見られなかったものは○、わずかに曇りが見られたものは△、白濁したものは×とした。また、界面における剥離の様子の評価は、異常が見られなかったものは○、曇りや微小領域での剥離が見られたものは△、半分以上の領域が剥離したものは×とした。
Figure 2011158888
(表面粗さの評価)
原子間力顕微鏡(SPM−9600、島津製作所製)を用いて、塩水浸漬前と1時間浸漬した後の反射体もしくはAg膜の表面形状を測定し、装置に付随したプログラムにて算術平均粗さRaを算出した。表4に実施例1及び比較例1、比較例3、比較例4の評価結果を示した。
Figure 2011158888
表3から、実施例1、実施例2で得られた反射体及び比較例4で得られたAg膜は、1時間の塩水浸漬試験では、膜表面、膜界面ともに劣化は確認されず、3時間の長時間浸漬しても、膜表面がやや劣化するのみであり、塩素耐久性が格段に優れていた。一方、比較例1及び比較例2では、わずか30分の浸漬で膜表面が劣化し、塩素耐久性が劣っていた。さらに、比較例3に至っては、わずか30分の浸漬で界面が剥離し、塩素耐久性が著しく劣っていた。
前述したように、Ag膜の膜表面の劣化の原因のひとつとしてAgが凝集することが挙げられるが、塩素耐久性の高いAg膜はいずれも結晶子サイズが小さくなっていることから、Agの凝集が抑制された結果、Ag膜の膜表面の劣化が改善されることが示された。
また、表4から、塩水に1時間浸漬した後の比較例3及び比較例4の表面粗さは、実施例1及び比較例1に比べて大きくなっており、ZnO膜を用いることによって、塩水に浸漬した場合の表面粗さの増加を抑制できることがわかる。
以上より、実施例1及び実施例2の反射体は、優れた塩素耐久性を有することが明らかとなった。
実施例3〜実施例5
Ag膜14の膜厚を50nm(実施例3)、150nm(実施例4)、250nm(実施例5)とした以外は、すべて実施例1と同様にして反射体を形成した。
実施例6〜実施例8
Ag膜14の膜厚を150nmとし、ZnO膜13の膜厚を5nm(実施例6)、15nm(実施例7)、60nm(実施例8)とした以外は、すべて実施例1と同様にして反射体を形成した。
実施例3〜実施例8のZnO膜厚とAg膜厚及びAg膜14形成時のNガス濃度、強度比I(200)/I(111)、結晶子サイズ、反射率、比抵抗を表5に示した。
Figure 2011158888
表6に実施例3〜実施例8の塩素耐久性の評価結果を示した。反射体を基材ごと、5質量%のNaCl水溶液に30分、1時間、3時間浸漬し、浸漬後にAg膜表面の劣化の様子、界面における剥離の様子を観察した。
Figure 2011158888
表5から、実施例3〜実施例8は、ZnO膜の膜厚や、Ag膜の膜厚に依らず、結晶子サイズが20nm以下となり、さらに好適な反射率と比抵抗とを有していた。なお、実施例3は、実施例4〜実施例8と比較して反射率が低く、比抵抗が高いが、これはAgの膜厚が薄いことによるものである。
表5、6よりAg膜の膜厚を50〜250nmの範囲で変化させた場合でも、Agの膜厚に関わらず非常に強い塩素耐久性を示すことが明らかとなった。また、実施例1及び実施例3〜実施例5より、Ag膜厚が150nm以上の反射体において反射率は向上する。
更に、実施例6〜実施例8において、ZnO膜の膜厚を5〜60nmの範囲で変化させた場合でも、ZnOの膜厚に関わらず良好な反射率と塩素耐久性を示した。
実施例9
基材に厚さ188μmの片面がハードコート処理されたポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(以下、PETフィルムと呼ぶことがある)を用い、ハードコート処理面に反射体を形成した。該反射体は、Ag膜14の膜厚を150nmとした以外は、全て実施例1と同様にして形成した。
実施例10
金属酸化物層をZnAl(Al4質量%含有Zn)ターゲットを用いて形成したAlドープZnO(以下AZOと表記することもある)とした以外は、全て実施例9と同様にして反射体を形成した。
比較例5
Ag膜14形成時のスパッタガスに、Arガス45sccmのみ(Nガス濃度0体積%)を用いた以外は、すべて実施例9と同様にして反射体を形成した。
比較例6
Ag膜14形成時のスパッタガスに、Arガス45sccmのみ(Nガス濃度0体積%)を用いた以外は、すべて実施例10と同様にして反射体を形成した。
比較例7
厚さ188μmのPETフィルム上に膜厚150nmのAg膜14を、図1に示すスパッタリング装置を用いてハードコート処理面側に形成した。スパッタガスには、Arガス45sccmのみ(Nガス濃度0体積%)を用い、Ag膜14の形成方法は実施例1と同様にした。
比較例8
Ag膜14形成時のスパッタガスに、Arガス36sccmにNガスを9sccm添加(Nガス濃度20体積%)したガスを用いた以外は、すべて比較例7と同様にしてAg膜を形成した。
実施例9、実施例10及び比較例5〜比較例8の金属酸化物層の膜種と膜厚、Ag膜厚、Ag膜14形成時のNガス濃度、強度比I(200)/I(111)、結晶子サイズ、反射率、比抵抗を表7に示した。
Figure 2011158888
表8に実施例9、実施例10及び比較例5〜比較例8の塩素耐久性の評価結果を示した。反射体を基材ごと、5質量%のNaCl水溶液に1時間、3時間浸漬し、浸漬後にAg膜表面の劣化の様子、界面における剥離の様子を観察した。
Figure 2011158888
表7から、強度比I(200)/I(111)は、Nガスの添加により増大した。また、実施例4ではAg膜が(111)面に強く配向していたのに対し、PETフィルム上に同様の条件で形成した実施例9では(111)面への強い配向は見られなかった。結晶子サイズはガラス上の形成した場合と同様に、Nガスの添加により小さくなる傾向を示した。
実施例9、10及び比較例5〜比較例8において、反射率に大きな違いはなく、ZnO膜の適用や、Ag膜の成膜時にNガスを添加することによる反射率への影響はなかった。また、比抵抗に関しては実施例1、実施例2及び比較例1〜比較例4と同様に、Nガス濃度の増加に伴い高くなる傾向にあるが、いずれも良好な値を示した。さらに、基材の種類のみ異なる実施例4と実施例9においても反射率、比抵抗共に大きな違いはなく、基材による反射率の違いはないことがわかった。
表8から、実施例9、実施例10で得られた反射体は3時間浸漬しても膜表面、膜界面共に劣化は確認されず、基材にPETフィルムを用いた場合でも、ガラスを用いた場合と同様に、優れた塩素耐久性を示すことが確認できた。一方、ガラス上にNガス濃度20体積%で形成した比較例4は、塩水に3時間浸漬した場合でも界面の剥離は見られないが(表3)、PETフィルム上にNガス濃度20体積%で形成した比較例8は、塩水に3時間浸漬した場合に、界面での斑点状の膜の浮きが多数見られることから、基材とAg膜との密着性を改善することが必須であることが分かった。
さらに、比較例5及び比較例6において、金属酸化物層にZnO膜を用いるよりも、AZO膜を用いた方が、塩水に浸漬した場合の白濁の程度が抑制されたことから、AZO膜を用いた方がより好ましいことが明らかとなった。
1 ターゲット
2 基材ホルダー
3 基材
4 カソードマグネット
5 真空ポンプ
6 開閉バルブ
7 ガス導入管
8 真空チャンバー
9 電源コード
10 DC電源
11 バッキングプレート
12 搬送ロール
13 ZnO膜
14 Ag膜

Claims (5)

  1. 基材上に形成される反射体であり、該反射体は、基材側から見て基材に近い側から、金属酸化物層、Agに対して小さい原子半径を有する元素がドープされたAgからなる反射層、を有するものであり、該反射体のCuKα線を用いたX線回折測定により、Agに由来する回折ピークから算出される結晶子サイズが2〜23nmであることを特徴とする反射体。
  2. 前記反射体のCuKα線を用いたX線回折測定により、Agの(111)面及び(200)面に由来する回折ピークが得られることを特徴とする請求項1に記載の反射体。
  3. 前記反射層の膜厚が50〜500nmであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の反射体。
  4. 前記金属酸化物層がZnOからなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の反射体。
  5. 基材上に形成された請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の反射体と、該反射体上に増反射膜とを有することを特徴とする可視光反射部材。
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