JP2011156274A - 遊技機用可動演出装置及びそれを備えた遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 駆動源への負荷を少なくして耐久性を向上させ、また、複雑な伝達機構を必要とせずシンプルな構成とすることで大型化するのを避けて、低コスト化を図ることができる遊技機用可動演出装置と、それを備えた遊技機を提供する。
【解決手段】 電動モータ9の回転駆動力を受けて、胴体部10が、胴体部回動軸18を遊技盤2に交差する方向の回動軸線O周りに回動する。このとき、作用部14の先端部14aが傾斜面20aに当接案内されるので、作用部14と一体成形されている頭部11は、揺動軸線P周りで、胴体部10に対して前方側に揺動する。
【選択図】図7

Description

本発明は、パチンコ機のセンター役物等に用いられる遊技機用可動演出装置と、そのような可動演出装置を備えるパチンコ機等の遊技機に関する。
例えば下記特許文献1には、頭部と胴体部とからなる可動体であって、胴体部に頭部が回動可能に設けられており、頭部を回動させるための駆動源(ソレノイド)が胴体部に搭載されている。また、下記特許文献2、3にはそれぞれ、胴体部に頭部が回動可能に設けられており、胴体部を移動させる伝達機構にリンクさせて頭部が胴体部の移動方向と異なる方向へ回動させている。
特開2005−13512号公報 特開2007−75325号公報 特開2008−132082号公報
しかし、上記特許文献1に記載された遊技機は、頭部を回動させるための駆動源(ソレノイド)が胴体部に搭載されており、上記特許文献2、3では、単一な駆動源で胴体部と頭部の動きを満たしているものの、胴体部の先端部に頭部を含めた構造物が搭載されているので、全体の重量が重くなり、胴体部を移動させるための駆動源が大型化するとともに駆動源の発熱による耐久性の低下が問題となる。
さらに、上記特許文献2、3では、伝達機構にリンクさせて頭部を回動させているので、経時劣化等により頭部の回動が鈍くなり、それにより伝達機構全体に負荷がかかり、故障を誘発するおそれがある。よって、可動演出装置自体が大型化するとともに、耐久性の低下、コストの増大という問題がある。
本発明の課題は、駆動源への負荷を少なくして耐久性を向上させ、また、複雑な伝達機構を必要とせずシンプルな構成とすることで大型化するのを避けて、低コスト化を図ることができる遊技機用可動演出装置と、それを備えた遊技機を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の遊技機用可動演出装置は、駆動源の駆動力により遊技盤に沿って移動可能な第一の可動体と、その第一の可動体に組み付けられ、前記遊技盤に沿う方向に配置された揺動軸線周りに揺動し、前記遊技盤に交差する前後方向へ揺動可能な第二の可動体とを備える遊技機用可動演出装置であって、
前記第一の可動体に前記揺動軸線又はそれと平行な軸線の周りで揺動可能に軸支され、前記第二の可動体の揺動に作用する作用部と、
前記第一の可動体の移動に伴う前記第二の可動体の揺動領域外において前記遊技盤に対して固定状態に設けられるとともに、所定箇所が当接し該作用部を揺動させるために、前記前後方向に形成された傾斜面を有するガイド部と、を備え、
前記駆動源の駆動力を受けて前記第一の可動体が移動するとき、前記作用部が前記ガイド部の傾斜面に当接することにより、前記作用部とともに前記第二の可動体が前記第一の可動体に対して揺動することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の遊技機用可動演出装置は、遊技盤に沿って配設され、駆動源の駆動力により所定の移動方向に移動可能な第一の可動体と、その第一の可動体の移動方向の下流側(下手側、先端)部において前記遊技盤に沿う方向に配置された揺動軸線周りに揺動し、前記遊技盤に交差する前後方向へ揺動可能な第二の可動体とを備える遊技機用可動演出装置であって、
前記第一の可動体の移動方向の下流側部において、前記揺動軸線又はそれと平行な軸線の周りで揺動可能に軸支された作用部と、
前記第二の可動体の揺動領域外において前記遊技盤に対して固定状態に設けられるとともに、前記作用部の移動方向上流側(上手側、基端側)を当接案内(ガイド)するために、前記前後方向に形成された傾斜面を有するガイド部と、を備え、
前記駆動源の駆動力を受けて前記第一の可動体が移動するとき、前記作用部が前記ガイド部の傾斜面に当接することにより、前記作用部とともに前記第二の可動体が前記第一の可動体に対して揺動することを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の遊技機用可動演出装置は、
遊技盤に沿って長手状に配設され、駆動源の回転駆動力により前記遊技盤に交差する方向に配置された回動軸線周りに回動可能な第一の可動体と、その第一の可動体の長手方向一端部において前記遊技盤に沿う方向に配置された揺動軸線周りに揺動して前記第一の可動体に対して遊技者側(前方側)へ揺動可能な第二の可動体とを備える遊技機用可動演出装置であって、
前記第一の可動体の長手方向一端部において、前記揺動軸線又はそれと平行な軸線の周りで揺動可能に軸支された作用部と、
前記第二の可動体の揺動領域外において前記遊技盤に対して固定状態に設けられるとともに、前記作用部の第一の可動体側の先端部を当接案内するために、前記遊技盤に交差する方向に形成された傾斜面を有するガイド部と、を備え、
前記駆動源の回転駆動力を受けて前記第一の可動体が回動するとき、前記作用部が前記ガイド部の傾斜面に当接することにより、前記作用部とともに前記第二の可動体が前記第一の可動体に対して揺動することを特徴としてもよい。
上記遊技機用可動演出装置では、第一の可動体が移動(回動)するとき、作用部がガイド部の傾斜面に当接することにより、作用部とともに第二の可動体が揺動するように構成されているため、従来のような複雑な伝達機構を必要としない。よって、駆動源に負荷をかけることが少なく耐久性が向上する。また、上記のとおりシンプルな構成であるため、可動演出装置自体が大型化することなく低コスト化を図ることができる。
さらに、上記遊技機用可動演出装置では、ガイド部の傾斜面の傾斜角度を適宜変更すれば、揺動の振り幅を調節することができ、また、ガイド部の傾斜面の長さを適宜変更すれば、揺動のスピード(タイミング)を調節することができる。よって、構成を大幅に変更することなく容易に揺動の調整を行うことができる。
例えば第一の可動体を胴体部、第二の可動体を頭部として作動させることにより、架空の動物(アニメキャラクター等)や過去・現在の実在動物(恐竜等)等を象った象形物をダイナミックに作動可能とすることができる。
前記第一の可動体は、前記遊技盤の後面に固定された背面固定部材に支持される一方、
前記ガイド部は前記背面固定部材に固定配置されている構成としてもよい。
これによれば、より一層シンプルでコンパクトな構成とすることができ、ガイド部が背面固定部材に固定されているので安定性が向上する。
前記第一の可動体と作用部との間には、前記作用部(の移動方向上流側/の移動方向基端側)を前記ガイド部の傾斜面に押し付けるための付勢力を付与する付勢部材が設けられている構成としてもよい。
これによれば、作用部(の移動方向上流側)をガイド部の傾斜面に押し付けることができるため、第二の可動体が安定して揺動することが可能になる。
前記作用部は、前記第二の可動体と一体的に形成されるとともに前記揺動軸線周りで前記第一の可動体に対して揺動する構成としてもよい。
これによれば、作用部が第二の可動体と一体成形であるから、よりシンプルな構成とすることができる。さらに、第一の可動体の移動(回動)に対して規則正しく揺動するため、無駄の動きのない迫力のある演出をさせることができる。
前記作用部は、前記第二の可動体とリンク機構で繋がり、前記揺動軸線と平行な軸線周りで前記第一の可動体に対して揺動する構成としてもよい。
前記リンク機構は、前記作用部の動きを前記第二の可動体に伝達するために、前記第二の可動体の移動方向基端部側と前記作用部の移動方向先端部側との重ね合わせ部分に形成された係合部を有する構成としてもよい。
これによれば、揺動範囲を大きく確保することができるので設計の自由度が増す。さらに、第一の可動体及び第二の可動体はより迫力のある円滑な動作が可能となって、演出効果を向上させることができる。
また、上記課題を解決するために本発明の遊技機は、上記した遊技機用可動演出装置を備えることを特徴とする。
これによれば、駆動源への負荷を少なくして耐久性を向上させ、また、複雑な伝達機構を必要としないシンプルな構成とすることで大型化するのを避けて、低コスト化を図ることができる。
なお、本発明の遊技機には、(1)パチンコ機等の弾球遊技機、(2)スロットマシンやパチスロ機等の回胴式遊技機、(3)ポーカーゲーム機、雀球遊技機等の各種ゲーム機、等が含まれる。
本発明に係る遊技機用可動演出装置を含むセンター役物を備えたパチンコ機の正面図。 第一可動演出装置及び第二可動演出装置を示す正面図及び左側面図。 図2の胴体部の回動後及び頭部の揺動後の状態を示す正面図及び左側面図。 第一可動演出装置を盤裏ユニットに対して取付けた状態を示す前方側分解斜視図。 図4の後方側分解斜視図。 第一可動演出装置の拡大平面図及び拡大背面図。 第一可動演出装置の初期位置及び停止位置を示す右側面図。 第一可動演出装置における胴体部の回動後の拡大平面図及び拡大背面図。 第二可動演出装置を盤裏ユニットに対して取付けた状態を示す前方側分解斜視図。 図9の後方側分解斜視図。 第二可動演出装置のみを示す分解斜視図。 第二可動演出装置の後方側斜視図。 第二可動演出装置における胴体部の回動及び頭部の揺動の初期位置を示す斜視図。 図13の背面図。 図14の胴体部の回動後及び頭部の揺動後の状態を示す背面図。 頭部の揺動時の係合部の動きを示す説明図。
(全体説明)
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る遊技機用可動演出装置(以下、単に可動演出装置ともいう)を含むセンター役物を備えたパチンコ機を例示する正面図である。図1に示すように、パチンコ機1(遊技機)の遊技盤2の盤面(前面)には、ほぼ左半周が内外2本のガイドレール2bによって区画され、全体として円形の遊技領域2aが形成されている。遊技領域2aの中央には、遊技盤2上での遊技状態の変化に応じた演出表示を行う液晶表示部3が配置されている。この液晶表示部3と、液晶表示部3を保持する矩形枠状の中央フレーム4と、中央フレーム4の前方にて液晶表示部3の右前方に配置された第一可動演出装置5と、その下方に配置された第二可動演出装置6とを含むセンター役物100が遊技盤2に搭載されている。液晶表示部3の下方(遊技領域2aの中央下部)に大入賞口7(アタッカー)が配置されている。また、液晶表示部3と大入賞口7との間には、電動チューリップ(電チュー)にて構成される始動口8が配置されている。
図2は第一可動演出装置5及び第二可動演出装置6を示す正面図及び左側面図。図3は、図2の胴体部10の回動後及び頭部11の揺動後の状態を示す正面図及び左側面図である。
なお、本明細書において、上下方向とは遊技盤2の盤面に沿う形で遊技球が流下する方向(例えば、鉛直方向)を意味する。また、左右方向とは遊技盤2の盤面に沿う形で上下方向と交差する方向(例えば、水平方向)を意味し、遊技者側からみて左側、右側をいう。さらに、前後方向とは遊技盤2と交差(例えば、直交)する方向を意味し、遊技者に対面する側(手前側)が前面側(前方側)であり、その反対側(奥側)が後面側(後方側)となる。
(実施例1)
以下、本発明の実施例1(第一可動演出装置5)について説明する。図4は、第一可動演出装置5を盤裏ユニット30に対して取付けた状態を示す前方側分解斜視図。図5は、図4の後方側分解斜視図をそれぞれ示している。図6は、第一可動演出装置5の拡大平面図及び拡大背面図である。なお、実施例1では第一可動演出装置5についてのみ説明し、第二可動演出装置6については後に記載する実施例2で説明するものとする。
図2、3に示すように、遊技盤2の後面側には背面固定部材として盤裏ユニット30が取付けられる。その盤裏ユニット30上方の前面側に、第一可動演出装置5が遊技盤2に沿って長手状に配設され、さらに駆動源となる例えばステッピングモータ等の電動モータ9が盤裏ユニット30の後面側に設けられる。第一可動演出装置5は、その電動モータ9の回転駆動力により、遊技盤2に交差する方向に配置された回動軸線Oの正面視右周りに回動可能(遊技盤に沿って移動可能/所定の移動方向に移動可能)な第一の可動体である胴体部10と、その胴体部10の長手方向の左端部(胴体部10の移動方向の下流側部)において、遊技盤2に沿う方向に配置された、揺動軸線P周りに揺動して胴体部10に対して遊技者側となる前方側へ(遊技盤2に交差する前後方向へ)揺動可能な第二の可動体である頭部11とを備えている。
より具体的には図4〜6に示すように、頭部11は、上顎12と下顎13とで構成される。上顎12の右端には、作用部14が一体成形されており、胴体部10の方向へ延びている。この作用部14は、頭部11の揺動軸線P周りで揺動可能なように軸支されている。頭部11の揺動及び胴体部10の回動については後で説明する。なお、作用部14は、上顎12と一体成形つまり、頭部11と一体形成されているので、部品点数及び製造コストを減らすことができる。
そして、作用部14に形成された頭部連結孔15と、胴体部10の後方側に延びる板状部40に形成された胴体連結孔17と、がそれぞれ組み合わされて、頭部揺動軸部材16が挿通されることで、頭部11と胴体部10とが連結される。さらに、胴体部10及び板状部40と一体成形されて後方側へ延びる胴体部回動軸18が、盤裏ユニット30の後面側から固定される電動モータ9の盤裏ユニット30前面側に突出するモータ軸9aと組み合わされて、電動モータ9の回転駆動力が伝達される。
また、(胴体部10の移動に伴う)頭部11の揺動領域(範囲)外において、遊技盤2の後面に取付けられた盤裏ユニット30には、作用部14の胴体部10側の先端部14a(作用部14の移動方向上流側)を当接案内する(所定箇所が当接し作用部14を揺動させる)ために、遊技盤2に交差する方向、すなわち、前方側(前後方向)に形成された傾斜面20a(ガイド面)を有するガイド部20が備えられている(固定状態に設けられている)。傾斜面20aは、前方側ほど高位とされる形態をなしている(図9も参照)。さらに、ガイド部20の上端及び下端には胴体部10の回動の範囲が決定される第一回動ストッパ21、第二回動ストッパ22が形成されている。
また、作用部14の先端部14aをガイド部20の傾斜面20aに押し付ける付勢力として、例えば引張コイルスプリング等の第一付勢部材23が胴体部10と作用部14との間に設けられている。より具体的には、胴体部10の胴体部回動軸18に突出するように設けられた第一フック24に、第一付勢部材23の端部が取付けられ、もう一方の端部が第一ビス25によって作用部14に取付けられている。
また、頭部11は、上顎12に形成された上顎間接部27、27と、下顎13に形成された下顎間接部28、28とでそれぞれ連結されて、頭部12に対して、下顎13が開閉可能となっており、胴体部10の胴体連結孔17の下方に第二付勢部材取付ボス41が形成され、第二ビス32でビス止めされ、頭部11の下顎12に一体成形された第二フック33とで、第二付勢部材31が取付けられている(図8下段も参照)。これにより、頭部11に対して水平方向の開閉軸線Q周り(図6参照)で回動して頭部11の開口部とする下顎13の開閉運動を可能としている。つまり下顎13は、頭部11が胴体部10に対して揺動するのと連動して、頭部11に対して開閉軸線Q周りで回動して、開閉運動するように構成されている。
また、盤裏ユニット30に、下顎13と当接する開閉部材58が設けられている。この開閉部材58によって、上記した開閉運動では、胴体部10の回動によって頭部11が上がった状態では、下顎13が開閉部材58から離れ、第二付勢部材31の弾性力と、下顎13の自重によって開口する。逆に、頭部が11下がった状態では、下顎13が自重で下がらないように開閉部材58が下顎13を押さえつけて閉口するように構成されている。
<第一可動演出装置5における胴体部10の回動及び頭部11の揺動の一例>
図7、8は第一可動演出装置5における胴体部10の回動及び頭部11の揺動を示すものであって、駆動源である電動モータ9の回転駆動力を受けて、胴体部10が正面視右周りに回動するとき、作用部14がガイド部20の傾斜面20aに当接することにより、頭部11が前方側へ揺動するものである。
より具体的には、図7の左側の「回動・揺動前(初期位置)」に示すように、作用部14の先端部14aが、盤裏ユニット30に設けられたガイド部20における傾斜面20aと当接している。作用部14の先端部14aが当接する位置は、傾斜面20aの前方側の最高位の位置であり、回動ストッパ21によっても作用部14のこの初期位置が位置決めされる。このとき、例えば図2からも明らかなように、胴体部10及び頭部11は、左側下方に向かって一直線状になっている。
次に、図7の右側の「回動・揺動後(停止位置)」に示すように、電動モータ9の回転駆動力を受けて、作用部14とともに胴体部10が、遊技盤2に交差する方向の回動軸線Oの正面視右周りに回動する。このとき、作用部14の先端部14aが傾斜面20aに当接案内されるので、作用部14と一体成形されている頭部11は、図8(図3も参照)に示すように、揺動軸線P周りで、胴体部10に対して前方側に揺動する。これにより、限られた遊技盤2上のスペース内で迫力のある演出をさせることができる。また、従来のような複雑な伝達機構を必要とせず駆動源に負荷をかけることが少ないので耐久性が向上する。
また、胴体部10の回動及び頭部11の揺動の際は上記したように、作用部14の先端部14aが、第一付勢部材23の弾性力、すなわち付勢力によって、ガイド部20の傾斜面20aに押し付けられるため、安定した胴体部10の回動及び頭部11の揺動が可能となっている。
また、図8に示すように、胴体部10の回動によって頭部11上がった状態になり、頭部11の下顎13が開閉部材58から離れ、第二付勢部材31の弾性力と、下顎13の自重によって開口する。
そして、図7の右側の「回動・揺動後(停止位置)」に示すように、作用部14が、傾斜面20aの後方側の最低位の位置まで当接案内され、電動モータ9の回転駆動の停止によって胴体部10の回動及び頭部11の揺動が終了する。電動モータ9の回転駆動の停止とともに、回動ストッパ22によっても、この作用部14の位置決めが行われる。なお、必ずしも先端部14aが傾斜面14aの後方側の最低位の位置に当接案内されるまで、胴体部10の回動及び頭部11の揺動を行う必要はなく、例えば、先端部14aが傾斜面20aの中間位置まで当接させるように電動モータ9を駆動する等、適宜動作の変更を行うことができる。
また、胴体部10の回動及び頭部11の揺動が終了しても、電動モータ9に逆の回転駆動をさせることで、上記で説明した一連動作の逆を行いながら初期位置まで復帰することもできる。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2(第二可動演出装置)について説明する。ただし、実施例2では、実施例1との相違点を中心に説明するため、実施例1の第一可動演出装置5と共通の部分に関しては、同一の符号を付して説明を省略する箇所もある。
図2、3に示すように、盤裏ユニット30下方の前面側に、第二可動演出装置6が遊技盤2に沿って長手状に配設され、さらに駆動源となる例えばステッピングモータ等の電動モータ9が盤裏ユニット30の後面側に設けられる。第二可動演出装置6は、その電動モータ9の回転駆動力により、遊技盤2に交差する方向に配置された回動軸線Oの正面視左周りに回動可能な第一の可動体である胴体部10と、その胴体部10の長手方向の上端部において、遊技盤2に沿う方向に配置された、揺動軸線P周りに揺動して胴体部10に対して遊技者側となる前方側へ揺動可能な第二の可動体である頭部11とを備えている。
図9は、第二可動演出装置6を盤裏ユニット30に対して取付けた状態を示す前方側分解斜視図。図10は、図9の後方側分解斜視図をそれぞれ示している。図11は、第二可動演出装置6のみを示す分解斜視図。図12は、第二可動演出装置6の後方側斜視図である。
図9〜12に示すように、作用部14は、頭部11と一体的に形成された延長部72とリンク機構70で繋がり、頭部11の揺動軸線Pと平行な作用部14の揺動軸線R周りで胴体部10に対して揺動する。さらに、リンク機構70は、作用部14の動きを延長部72(頭部11)に伝達するために、延長部72の先端部(移動方向基端部側)と、作用部14の先端部(移動方向先端部側)との重ね合わせ部分に形成された係合部85を有する。係合部85は、延長部72(頭部11)に揺動を案内するための凹部、例えば長孔状の貫通孔79が設けられ、作用部14に貫通孔79へ挿入される凸部、例えば丸軸状の突起73が設けられている。
より具体的には、作用部14が胴体連結部71a、71bによって挟み込まれており、その作用部14の左端に形成された丸軸状の突起73は、頭部11と一体形成された延長部72に形成された長孔状の貫通孔79に挿通され係合部85とし、さらに上方から、作用部揺動軸42と頭部揺動軸43とが形成されたリンク連結部材74が組み込まれている。それらがリンク機構70として繋がれて、突起73が、貫通孔79をガイドして揺動軸線P周りで延長部72(頭部11)を揺動案内するように構成されている。このような構成(リンク機構70)とすれば、作用部14の揺動に伴って、頭部11(延長部72)の揺動範囲を増幅させる(大きく揺動させる)ことができる。
そして、特に図11に示すように、リンク連結部材74の作用部揺動軸42は、下方から上方に向かって第三ビス45が挿通され、作用部14を軸支している。また、リンク連結部材74の頭部揺動軸43は、下方から上方に向かって第四ビス46が挿通され、頭部11(延長部72)を軸支している。また、作用部揺動軸42は作用部14の揺動軸線R上に位置しており、頭部揺動軸43は、頭部11の揺動軸線P上に位置している。したがって、作用部揺動軸42よって軸支されている作用部14は、揺動軸線R周りで揺動可能とされ、頭部揺動軸43によって軸支されている頭部11(延長部72)は、揺動軸線P周りで揺動可能となっている。なお、揺動軸線P及び揺動軸線Rを含むリンク機構70の動作態様については後で説明する。
第二可動演出装置6の右側には、固定ベース部50が盤裏ユニット30の前面側に設けられている。その固定ベース部50の左側面には、作用部14を当接案内するために、傾斜面20a(ガイド面)を有するガイド部20を備えている。傾斜面20aは、前方側ほど低位とされる形態をなしており(図13も参照)、最高位では、上下が傾斜面20aに連接されている。また、傾斜面20aに対向する傾斜面20bが設けられており、第一付勢部材23が使用不可となっても、この傾斜面20bによって作用部14の当接案内を補助することができる。
また、胴体部10の下端付近には、胴体部10の回動軸線Pと共通する回動軸80が設けられて、回動軸線P周りに回動可能なように、盤裏ユニット30に軸支されている。
さらに、胴体部10の回動を行うための回転駆動力を伝達する電動モータ9が、盤裏ユニット30の後面側に設けられ、盤裏ユニット30の前面側に設けられるカム75と盤裏ユニット30を通して繋がる。カム75は、胴体部10のほぼ中央位置に設けられたカム伝達部76と繋がり、電動モータ9からの回転駆動力を周知のカム機構により胴体部10へ伝達させる。
また、図11、12に示すように、胴体部10と作用部14との間に、例えば引張コイルスプリング等の第一付勢部材23が設けられている。具体的には、作用部14の下方側に形成された第二フック54と、その前方側の胴体部10に設けられる第三フック55との間を繋ぐように第一付勢部材23が設けられて、その弾性力によって作用部14がガイド部20の傾斜面20aに押し付けられる。
<第二可動演出装置6における胴体部10の回動及び頭部11の揺動の一例>
図13は、第二可動演出装置6における胴体部10の回動及び頭部11の揺動の初期位置を示す斜視図。図14は、図13の背面図。図15は、図14の胴体部10の回動後及び頭部11の揺動後の状態を示す背面図。図16は、頭部11の揺動時の係合部85の動きを示す説明図であり、実施例1と同様に駆動源である電動モータ9の回転駆動力を受けて、胴体部10が回動するとき、作用部14がガイド部20の傾斜面20aに当接することにより、頭部11が揺動するものである。
より具体的には、図13、14に示すように胴体部10の回動前(初期位置)は、作用部14が、盤裏ユニット30(固定ベース部50)に設けられたガイド部20における傾斜面20aと当接している。作用部14が当接する位置は、傾斜面20aの前方側の最低位の位置である。
次に、電動モータ9からの回転駆動力を上記のとおりカム機構により伝達させ、上記の胴体部10の回動軸線Oの正面視左周りに、頭部11及び胴体部10が回動する。このとき、作用部14が傾斜面20aに当接案内される。そして、図15、16に示すように、その当接案内された作用部14の動きが、作用部14と延長部72とを含む係合部85(リンク機構70)に伝達され、係合部85(リンク機構70)に繋がれている頭部11は、揺動軸線P周りで胴体部10に対して前方側へ揺動する。
以下、作用部14の動き(揺動)に伴い、係合部85を介して頭部11が揺動する態様について、より具体的に説明する。図16に示すように、まず、作用部14が、傾斜面20aに当接案内され、作用部14は、作用部14の揺動軸線R周りに揺動する。このとき、作用部14は揺動軸線Rを中心としているので、作用部14の右端は後方側へ、左端は前方側へ揺動している態様となる。そのとき、リンク機構70(係合部85)を構成する作用部14の突起73が、貫通孔79(係合部85)をガイドしながら、作用部14が揺動軸線R周りに揺動するリンク機構70の作用により、頭部11(延長部72)が揺動軸線P周りに前方へ揺動案内される。
胴体部10の回動及び頭部11揺動の際は、実施例1と同様にその作用部14が、第一付勢部材23の弾性力、すなわち付勢力によってガイド部20の傾斜面20aに押し付けられるため、安定した胴体部10の回動及び頭部11の揺動が可能となっている。
また、図15に示すように、頭部11が胴体部10に対して揺動するのと連動して、開口部である下顎13が頭部11に対して開閉軸線Q(図11、12も参照)周りで回動して開口運動を行う。この開口運動は、下顎13の自重によるものである。つまり、胴体部10の回動前の初期位置の際は、下顎13を突き上げるように当接される位置に、開閉部材58が盤裏ユニット30に設けられている。そこで胴体部10の回動が開始されると、下顎13が開閉部材58から離れ、下顎13の自重によって下方へ下顎13が開かれる。
そして、作用部14は、傾斜面20aの後方側の最高位の位置まで当接案内されると、電動モータ9の回転駆動の停止によって回動及び揺動が終了する。また、実施例1と同様に回動及び揺動が終了しても、電動モータ9に逆の回転駆動をさせることで、上記で説明した一連動作の逆を行いながら初期位置まで復帰することもできる。
なお、実施例1及び2の共通の実施態様の説明として、傾斜面20aの傾斜角度を変更することで、頭部11の揺動の振り幅を調節することができ、また、傾斜面20aの長さを変更すれば、揺動のスピード(タイミング)を調整することができる。実施例1では、ガイド部20は傾斜面20aのみを形成したが、例えば図示しないが、傾斜面と鉛直面とをガイド部20に形成するようにすれば、先端部14aが傾斜面に当接案内されているときは、胴体部10の回動に連動して頭部11が揺動し、鉛直面に当接案内されているときは、胴体部10の回動のみを行って、頭部11の揺動を行わないように構成することも可能である。また、胴体部10の回動半径を無限大化することにより、胴体部10の直線移動が可能となる。
以上の実施例では、遊技機用可動演出装置をパチンコ機に搭載する場合についてのみ説明したが、アレンジパチンコ等のその他の弾球遊技機は勿論、スロットマシンやパチスロ機等の回胴式遊技機、ポーカーゲーム機や雀球遊技機等の各種ゲーム機、等で実施してもよい。
1 パチンコ機(遊技機)
2 遊技盤
5 第一可動演出装置(遊技機用可動演出装置)
6 第二可動演出装置(遊技機用可動演出装置)
9 電動モータ(駆動源)
10 胴体部(第一の可動体)
11 頭部(第二の可動体)
14 作用部
14a先端部
20 ガイド部
20a傾斜面
23 第一付勢部材(付勢部材)
30 盤裏ユニット(背面固定部材)
70 リンク機構
72 延長部
73 突起
79 貫通孔
85 係合部
O 回動軸線(第一の可動体(胴体部)の回動軸線)
P 揺動軸線(第二の可動体(頭部)の揺動軸線)
Q 開閉軸線(開口部の開閉軸線)
R 揺動軸線(作用部の揺動軸線)

Claims (6)

  1. 駆動源の駆動力により遊技盤に沿って移動可能な第一の可動体と、その第一の可動体に組み付けられ、前記遊技盤に沿う方向に配置された揺動軸線周りに揺動し、前記遊技盤に交差する前後方向へ揺動可能な第二の可動体とを備える遊技機用可動演出装置であって、
    前記第一の可動体に前記揺動軸線又はそれと平行な軸線の周りで揺動可能に軸支され、前記第二の可動体の揺動に作用する作用部と、
    前記第一の可動体の移動に伴う前記第二の可動体の揺動領域外において前記遊技盤に対して固定状態に設けられるとともに、所定箇所が当接し該作用部を揺動させるために、前記前後方向に形成された傾斜面を有するガイド部と、を備え、
    前記駆動源の駆動力を受けて前記第一の可動体が移動するとき、前記作用部が前記ガイド部の傾斜面に当接することにより、前記作用部とともに前記第二の可動体が前記第一の可動体に対して揺動することを特徴とする遊技機用可動演出装置。
  2. 前記第一の可動体は、前記遊技盤の後面に固定された背面固定部材に支持される一方、
    前記ガイド部は前記背面固定部材に固定配置されている請求項1に記載の遊技機用可動演出装置。
  3. 前記第一の可動体と作用部との間には、前記作用部を前記ガイド部の傾斜面に押し付けるための付勢力を付与する付勢部材が設けられている請求項1又は2に記載の遊技機用可動演出装置。
  4. 前記作用部は、前記第二の可動体と一体的に形成されるとともに前記揺動軸線周りで前記第一の可動体に対して揺動する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遊技機用可動演出装置。
  5. 前記作用部は、前記第二の可動体とリンク機構で繋がり、前記揺動軸線と平行な軸線周りで前記第一の可動体に対して揺動する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遊技機用可動演出装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の遊技機用可動演出装置を備えることを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013048654A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2014050436A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2017124267A (ja) * 2017-04-19 2017-07-20 株式会社三洋物産 遊技機

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