JP2011142402A - 出力回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】プッシュ側出力トランジスタの駆動回路とプル側出力トランジスタの駆動回路との対称性に優れ、これら出力トランジスタの駆動時における伝達特性の対称性が良好な出力回路を提供する。
【解決手段】電源レールV1と出力端子TOUTとの間に接続されたトランジスタMP1と、出力端子TOUTと電源レールV2との間に接続されたトランジスタMN1と、入力端子に入力される信号と基準電圧との差を増幅するgmアンプAP1と、第1、第2の制御端子及び第1、第2の被制御端子を持ち、電源レールV1とgmアンプAP1の第1の出力端との間に縦積みに接続されたカレントミラー回路CMP1,CMP2と、第1、第2の制御端子及び第1、第2の被制御端子を持ち、電源レールV2とgmアンプAP1の第2の出力端との間に縦積みに接続されたカレントミラー回路CMP1,CMP2とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、プッシュプル型の出力回路に関するものであり、例えば電力増幅回路に使用される。
従来のMOS型出力回路の一例が、例えば特許文献1に記載されている。このMOS型出力回路によれば、簡易な構成にて、無信号状態及び信号入力時における出力トランジスタのゲートインピーダンスの変化を、小さく抑えることが可能となり、低歪みのアナログMOS増幅回路をチップサイズの増大を伴わずに実現できるというものである。
しかし、入力信号が無信号時のアイドル電流を決定するためのMOSトランジスタ及び抵抗等からなる回路の作用により、pチャネル側出力トランジスタのゲートインピーダンスと、nチャネル側出力トランジスタのゲートインピーダンスは等しいとは言えない。このため、前段の駆動回路が、これら出力トランジスタを各々等しい電流で駆動しても、この出力回路の伝達特性は、正の入力信号が与えられた場合と負の入力信号が与えられた場合とで大きく異なっている。
すなわち、従来の回路は、プッシュ側(pチャネル側)出力トランジスタの駆動回路とプル側(nチャネル側)出力トランジスタの駆動回路との対称性が悪く、これら出力トランジスタの駆動時における伝達特性の対称性が悪いという問題を有している。
特許第4030277号明細書
本発明は、プッシュ側出力トランジスタの駆動回路とプル側出力トランジスタの駆動回路との対称性に優れ、これら出力トランジスタの駆動時における伝達特性の対称性が良好な出力回路を提供する。
本発明の一実施態様の出力回路は、第1の電源レールと出力端子との間に接続された第1のトランジスタと、前記出力端子と第2の電源レールとの間に接続された第2のトランジスタと、入力端子、及び第1、第2の出力端を持ち、前記入力端子に入力される信号と基準電圧との差を増幅するgmアンプと、第1、第2の制御端子及び第1、第2の被制御端子を持ち、前記第1の電源レールと前記gmアンプの前記第1の出力端との間に縦積みに接続された第1、第2のカレントミラー回路と、第1、第2の制御端子及び第1、第2の被制御端子を持ち、前記第2の電源レールと前記gmアンプの前記第2の出力端との間に縦積みに接続された第3、第4のカレントミラー回路とを具備し、前記第1のカレントミラー回路の前記第2の制御端子及び前記第2の被制御端子は、前記第1の電源レールに接続され、前記第1のカレントミラー回路の前記第1の制御端子と前記第2のカレントミラー回路の前記第2の制御端子が接続され、前記第2のカレントミラー回路の前記第1の制御端子と前記gmアンプの前記第1の出力端とが接続され、前記第1のカレントミラー回路の前記第1の被制御端子、前記第2のカレントミラー回路の前記第2の被制御端子、及び前記第4のカレントミラー回路の前記第1の被制御端子が前記第1のトランジスタのゲートに接続され、前記第3のカレントミラー回路の前記第2の制御端子及び前記第2の被制御端子は、第2の電源レールに接続され、前記第3のカレントミラー回路の前記第1の制御端子と前記第4のカレントミラー回路の第2の制御端子が接続され、前記第4のカレントミラー回路の第1の制御端子と前記gmアンプの前記第2の出力端とが接続され、
前記第3のカレントミラー回路の前記第1の被制御端子、前記第4のカレントミラー回路の前記第2の被制御端子、及び前記第2のカレントミラー回路の前記第1の被制御端子が前記第2のトランジスタのゲートに接続されることを特徴とする。
本発明によれば、プッシュ側出力トランジスタの駆動回路とプル側出力トランジスタの駆動回路との対称性に優れ、これら出力トランジスタの駆動時における伝達特性の対称性が良好な出力回路を提供することができる。
比較例としてのMOS型出力回路の一例を示す回路図である。 図1に示した出力回路の伝達特性を示す図である。 本発明の出力回路の原理構成を示す回路図である。 第1実施形態の出力回路の詳細な構成を示す回路図である。 第1実施形態の出力回路の伝達特性を示す図である。 第2実施形態の出力回路の詳細な構成を示す回路図である。 第3実施形態の出力回路の詳細な構成を示す回路図である。 第4実施形態の出力回路の詳細な構成を示す回路図である。 第5実施形態のオペアンプの詳細な構成を示す回路図である。 第6実施形態のオペアンプの詳細な構成を示す回路図である。 第7実施形態のオペアンプの詳細な構成を示す回路図である。 第8実施形態のオペアンプの詳細な構成を示す回路図である。
本発明の実施形態を説明する前に、本発明に対する比較例について説明する。
図1に、比較例としてのMOS型出力回路の一例を示す。このMOS型出力回路によれば、簡易な構成にて、無信号状態及び信号入力時における出力トランジスタのゲートインピーダンスの変化を、小さく抑えることが可能となり、低歪みのアナログMOS増幅回路をチップサイズの増大を伴わずに実現できる。
しかし、入力信号が無信号時のアイドル電流を決定するためのMOSトランジスタMP2,抵抗R1,MOSトランジスタMN2,MN3からなる回路の作用により、出力トランジスタMN1のゲートインピーダンスと、出力トランジスタMP1のゲートインピーダンスは等しいとは言えない。このため、前段の駆動回路が出力トランジスタMN1,MP1を各々等しい電流で駆動しても、この出力回路の伝達特性は、正の入力信号と負の入力信号による駆動時で大きく異なる。
図2に、図1に示した出力回路の伝達特性を示す。図2の右下半面(第2象限)が、出力トランジスタMN1の駆動時の伝達特性であり、傾きが非常に大きい。一方、左上半面(第4象限)が、出力トランジスタMP1の駆動時の伝達特性である。
このように、図1に示した回路は、pチャネル側出力トランジスタの駆動回路とnチャネル側出力トランジスタの駆動回路との対称性が悪いため、これら出力トランジスタの駆動時における伝達特性の対称性も悪いものとなっている。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[1] 実施形態の原理構成
まず、本発明の原理構成について説明する。
図3は、本発明の出力回路の原理構成を示す回路図である。
図示するように、出力回路は、出力トランジスタ、例えばpチャネルDMOSトランジスタMP1,nチャネルDMOSトランジスタMN1、伝達コンダクタンス(gm)アンプAP1、カレントミラー回路CMP1,CMP2,CMN1,CMN2、第1の電源レールV1、第2の電源レールV2、入力端子TIN、及び出力端子TOUTを備える。
出力トランジスタMP1は、第1の電源レールV1と出力端子TOUTとの間に接続されている。出力トランジスタMN1は、出力端子TOUTと第2の電源レールV2との間に接続されている。第1の電源レールV1には、例えば電源電圧VDDが供給されている。さらに、第2の電源レールV2には、例えば接地電位Vssが供給されている。
gmアンプAP1は、第1,第2の出力端子を持ち、入力端子TINに入力された電圧と基準電圧VREF間の電位差を増幅する。
カレントミラー回路CMP1,CMP2は、第1の電源レールV1と、gmアンプAP1の第1の出力端子、及び出力トランジスタMN1のゲートとの間に縦積みされている。カレントミラー回路CMN1,CMN2は、第2の電源レールV2と、gmアンプAP1の第2の出力端子、及び出力トランジスタMP1のゲートとの間に縦積みされている。
さらに、出力トランジスタMP1のゲートは、カレントミラー回路CMP1,CMP2間の被制御端子の接続点に接続されている。出力トランジスタMN1のゲートは、カレントミラー回路CMN1,CMN2間の被制御端子の接続点に接続されている。
以下の第1〜第8実施形態では、本発明の概要を詳しく説明するために、詳細な回路構成を述べる。
[2] 第1実施形態
本発明の第1実施形態の出力回路について説明する。図4は、第1実施形態の出力回路の詳細な構成を示す回路図である。
[2−1] 回路構成
図4に示すように、gmアンプAP1は、入力端子TIN、基準電圧VREF、nチャネルMOSトランジスタMN31,MN32、pチャネルMOSトランジスタMP31,MP32、電流源I1で構成される。
カレントミラー回路CMP1は、pチャネルMOSトランジスタMP11,MP12で構成される。カレントミラー回路CMP2は、pチャネルMOSトランジスタMP21,MP22で構成される。カレントミラー回路CMN1は、nチャネルMOSトランジスタMN11,MN12で構成される。さらに、カレントミラー回路CMN2は、nチャネルMOSトランジスタMN21,MN22で構成される。
第1の電源レールV1と出力端子TOUT間に接続された出力トランジスタMP1のゲートは、MOSトランジスタMP12,MP22間、及びMOSトランジスタMN22のドレインに接続される。第2の電源レールV2と出力端子TOUT間に接続された出力トランジスタMN1のゲートは、MOSトランジスタMN12,MN22間、及びMOSトランジスタMP22のドレインに接続されている。
[2−2] 回路動作
次に、第1実施形態の出力回路の回路動作を説明する。各トランジスタの面積比は、図4に示したような設定であるとし、n=1と仮定する。
(A)入力端子に交流(AC)信号が入力されていない場合
入力端子TINに交流(AC)信号が無い(入力をゼロとする)場合に、MOSトランジスタMN31とMOSトランジスタMP31間の電圧が基準電圧に等しくなるようなDCバイアスが入力端子TINに与えられているものとする。このDCバイアスは上記の要件を満たせば、電圧源でも電流源でも構わない。
入力がゼロの場合、MOSトランジスタMN31,MN32に流れる電流は、電流I1と等しい。また、MOSトランジスタMP31,MP32に流れる電流も、電流I1に等しくなる。
MOSトランジスタMP11,MP21,MN21,MN11には、等しく電流I1が流れる。MOSトランジスタMN11,MN12の面積比が1:2であり、MOSトランジスタMP11,MP12の面積比も1:2であるため、MOSトランジスタMN12とMP12には、電流(2×I1)が流れる。
次に、MOSトランジスタMP22とMOSトランジスタMN22に流れる電流を求める。そのためには、まずMOSトランジスタMP22に流れる電流が、電流I1であると仮定する。
この場合、MOSトランジスタMN12に電流(2×I1)が流れているので、MOSトランジスタMN22にはその差分である電流I1が流れることになる。一方で、MOSトランジスタMP12に流れる電流も電流(2×I1)であることから、MOSトランジスタMP22には電流I1が流れることになり、先の仮定と一致する。
よって、MOSトランジスタMN21,MN22に流れる電流はI1に等しくなり、MOSトランジスタMP21,MP22に流れる電流もI1に等しくなる。
したがって、MOSトランジスタMN21とMOSトランジスタMN22のゲート−ソース間電圧は等しくなり、MOSトランジスタMN11のゲート電圧とMOSトランジスタMN1のゲート電圧は等しくなる。
一方、MOSトランジスタMP21とMOSトランジスタMP22のゲート−ソース間電圧は等しくなり、MOSトランジスタMP11のゲート電圧とMOSトランジスタMP1のゲート電圧は等しくなる。
つまり、MOSトランジスタMN1に流れる電流は、MOSトランジスタMN11とMOSトランジスタMN1との面積比で決定する。また、MOSトランジスタMP1に流れる電流は、MOSトランジスタMP11とMOSトランジスタMP1との面積比で決定することになる。ここでは、MN11:MN1及びMP11:MP1の面積比を1:100としているので、入力端子TINへの入力がゼロの場合のアイドル電流は、電流(100×I1)となる。
ところで、上述した電流の決定の説明では、MOSトランジスタMN22,MP22に流れる電流が等しく、電流I1としているが、実際には、誤差電流ΔIが含まれることも想定される。例えば、MOSトランジスタMP22に流れる電流が、I1+ΔIとすれば、MOSトランジスタMN22に流れる電流は、I1−ΔIとなる。
この場合、MOSトランジスタMN21のゲート−ソース間電圧に比べて、MOSトランジスタMN22のゲート−ソース間電圧は、電圧ΔV小さくなる。一方で、MOSトランジスタMP21のゲート−ソース間電圧に比べて、MOSトランジスタMP22のゲート−ソース間電圧は、電圧ΔV大きくなる。ここで電圧ΔVは、電流ΔIを、それぞれのトランジスタの伝達コンダクタンスgmで割った値と考えることができる。
よって、MOSトランジスタMN1のゲート電圧は、“Vgs(MN11)+ΔV”であり、MOSトランジスタMP1のゲート電圧は、“Vgs(MP11)−ΔV”となる。このため、MOSトランジスタMN1に流れる電流は、100×I1よりも大きくなり、MOSトランジスタMP1に流れる電流は、100×I1よりも小さくなる。
しかしながら、図4に示すような電力増幅回路の出力端子TOUTは、通常、抵抗性の帰還回路によって、その出力電圧を所望の中間電圧に安定させることができるので、言い換えれば、出力端子の出力を中間電圧に維持するために、MOSトランジスタMN1,MP1の電流の差をゼロとするように、帰還回路の作用によって、入力端子の電圧を調整することができる。
このため、結局、MOSトランジスタMP1,MN1の電流は、100×I1になるようにバイアスが安定するのである。このように、実施形態の出力回路は、簡易な構成で、出力トランジスタのアイドル電流(無信号時の電流)を正確に決定する特徴を持つ。
(B)入力端子にAC信号が入力された場合
入力端子TINに正方向の信号が与えられた場合、MOSトランジスタMN31,MP31の接続点は、基準電圧VREFよりも高くなる。よって、MOSトランジスタMN32の電流はI1よりも増加し、一方で、MOSトランジスタMP32の電流は減少する。
MOSトランジスタMP11,MP21に流れる電流は増加するので、MOSトランジスタMP12に流れる電流も増加する。一方で、MOSトランジスタMN21,MN11に流れる電流は減少するので、MOSトランジスタMN12に流れる電流も減少する。
MOSトランジスタMP22とMOSトランジスタMN22に流れる電流は、一方に流れる電流により、他方が決定される。ここで、MOSトランジスタMN22に流れる電流が、減少したと仮定する。
この時、MOSトランジスタMP22に流れる電流は、I1よりも増加することになる。よって、MOSトランジスタMP1のゲート−ソース間電圧は、MP11のゲート−ソース間電圧よりも小さくなる。すなわち、MOSトランジスタMP1のゲート−ソース間電圧は、無信号時の電圧に比較して減少することになる。
次に、MOSトランジスタMN22に流れる電流がI1よりも減っており、且つ、MOSトランジスタMP22の電流が増加しているので、MOSトランジスタMN1のゲート−ソース間電圧は、MOSトランジスタMN11のゲート−ソース間電圧よりも大きくなる。すなわち、MOSトランジスタMN1のゲート−ソース間電圧は、無信号時の電圧に比較して増加することになる。
したがって、入力端子TINに正方向の信号が与えられた場合、MOSトランジスタMP1の電流が減り、MOSトランジスタMN1の電流が増加するため、出力端子TOUTは下側にスイングするように出力回路は動作する。
ここで、先のMOSトランジスタMN22に流れる電流が、減少したという仮定が正しいことは、MOSトランジスタMN1のゲート−ソース間電圧が、MOSトランジスタMN11のゲート−ソース電圧よりも大きくなるということから明らかである。
次に、入力端子TINに負方向の信号が与えられた場合、以下のようになる。
入力端子TINに負方向の信号が与えられた場合、MOSトランジスタMN31,MP31の接続点は、基準電圧VREFよりも低くなる。よって、MOSトランジスタMN32の電流はI1よりも減少し、一方で、MOSトランジスタMP32の電流は増加する。
MOSトランジスタMP11,MP21に流れる電流は減少するので、MOSトランジスタMP12に流れる電流も減少する。一方で、MOSトランジスタMN21,MN11に流れる電流は増加するので、MOSトランジスタMN12に流れる電流も増加する。
MOSトランジスタMP22とMOSトランジスタMN22に流れる電流は、一方に流れる電流により、他方が決定される。ここで、MOSトランジスタMN22に流れる電流が、増加したと仮定する。
この時、MOSトランジスタMP22に流れる電流は、I1よりも減少することになる。よって、MOSトランジスタMP1のゲート−ソース間電圧は、MOSトランジスタMP11のゲート−ソース間電圧よりも大きくなる、すなわち、MOSトランジスタMP1のゲート−ソース間電圧は、無信号時の電圧に比較して増加することになる。
次に、MOSトランジスタMN22に流れる電流がI1よりも増えており、且つ、MOSトランジスタMP22の電流が減少しているので、MOSトランジスタMN1のゲート−ソース間電圧は、MOSトランジスタMN11のゲート−ソース間電圧よりも小さくなる。すなわち、MOSトランジスタMN1のゲート−ソース間電圧は、無信号時の電圧に比較して減少することになる。
したがって、入力端子TINに負方向の信号が与えられた場合、MOSトランジスタMP1の電流が増え、MOSトランジスタMN1の電流が減少するため、出力端子TOUTは上側にスイングするように出力回路は動作する。
ここで、先のMOSトランジスタMN22に流れる電流が、増加したという仮定が正しいことは、MOSトランジスタMN1のゲート−ソース間電圧が、MOSトランジスタMN11のゲート−ソース間電圧よりも小さくなるということから明らかである。
上記の説明のように、無信号状態から、正の方向の入力信号が与えられた場合の、MOSトランジスタMP1,MN1のゲート電圧を制御する制御回路の動作と、負の方向の入力信号が与えられた場合の、MOSトランジスタMP1,MN1のゲート電圧を制御する制御回路の動作は、対称性が極めて高いということができる。
これを、入力端子に与えられた直流(DC)電圧対出力電圧で示す、いわゆる伝達特性で示すと、図5のようになる。つまり、本実施形態の出力回路は、pチャネル側出力トランジスタの駆動回路とnチャネル側出力トランジスタの駆動回路との対称性に優れ、出力トランジスタの駆動時における伝達特性の対称性が良好である。したがって、本実施形態の出力回路を用いれば、音質の優れたオーディオ用増幅回路を形成することができる。
(C)入力端子に大きな入力信号が与えられた場合
入力端子TINに更に大きな入力信号が与えられ、出力端子がクリップした場合の動作について説明する。
入力端子TINに更に大きな正方向の信号が与えられた場合、MOSトランジスタMN31,MP31の接続点は、基準電圧VREFよりも高くなり、MOSトランジスタMN32の電流は大きく増加し、一方で、MOSトランジスタMP32の電流はほぼゼロになる。
MOSトランジスタMP32の電流がゼロとなれば、MOSトランジスタMN21,MN11、MN22,MN12の電流もほぼゼロとなる。
逆に、MOSトランジスタMN32の電流が大きく増加するので、MOSトランジスタMP11,MP21の電流も大きく増加し、MOSトランジスタMN22の電流がゼロであるから、MOSトランジスタMP12,MP22の電流はMOSトランジスタMP11,MP21に流れる電流の2倍にほぼ等しくなる。
MOSトランジスタMP22の電流が大きく増加しており、MOSトランジスタMN12の電流がゼロであるので、MOSトランジスタMN1のゲート−ソース間電圧は更に大きくなり、MOSトランジスタMP22が電流を流しうる限り、MOSトランジスタMN1のゲート電圧は高い電圧まで達する。
MOSトランジスタMP1のゲート電圧は、MOSトランジスタMP21,MP22の電流がほぼ1:2に等しいので、MOSトランジスタMP11のゲート−ソース間電圧よりもやや小さい値で落ち着く。
このように、MOSトランジスタMP1のゲート電圧の放電をMOSトランジスタMP12の電流により行うことで、高速な放電を行うことができる。さらに、MOSトランジスタMN1のゲート電圧の充電をMOSトランジスタMP22の電流により行うことで、高速な充電を行い、且つ、MOSトランジスタMN1のゲート電圧の最大値を大きく得ることが可能である。
次に、入力端子TINに更に大きな負方向の信号が与えられた場合、MOSトランジスタMN31,MP31の接続点は、基準電圧VREFよりも低くなり、MOSトランジスタMP32の電流は大きく増加し、一方で、MOSトランジスタMN32の電流はほぼゼロになる。
MOSトランジスタMN32の電流がゼロになれば、MOSトランジスタMP21,MP11、MP22,MP12の電流もほぼゼロとなる。
逆に、MOSトランジスタMP32の電流が大きく増加するので、MOSトランジスタMN11,MN21の電流も大きく増加し、MOSトランジスタMP22の電流がゼロであるから、MOSトランジスタMN12,MN22の電流はMOSトランジスタMN11,MN21に流れる電流の2倍にほぼ等しくなる。
MOSトランジスタMN22の電流が大きく増加しており、MOSトランジスタMP12の電流がゼロであるので、MOSトランジスタMP1のゲート−ソース間電圧は更に大きくなり、MOSトランジスタMN22が電流を流しうる限り、MOSトランジスタMP1のゲート電圧は低い電圧まで達する。
MOSトランジスタMN1のゲート電圧は、MOSトランジスタMN21,MN22の電流がほぼ1:2に等しいので、MOSトランジスタMN11のゲート−ソース間電圧よりもやや小さい値で落ち着く。
このように、MOSトランジスタMN1のゲート電圧の放電をMOSトランジスタMN12の電流により行うことで、高速な放電を行うことができる。さらに、MOSトランジスタMP1のゲート電圧の充電をMOSトランジスタMN22の電流により行うことで、高速な充電を行い、且つ、MOSトランジスタMP1のゲート電圧の最大値を大きく得ることが可能である。
上記の説明のように、出力端子がクリップした場合の、MOSトランジスタMP1,MN1の各々のゲート電圧の充電を高速に行い、且つ振幅を大きく取ることができ、また各々のゲート電圧の放電も高速に行うことができる。
したがって、MOSトランジスタMP1,MN1の各々のゲート電圧の振幅を大きく取ることが可能であり、最大出力電力を大きく得ることができる。さらに、MOSトランジスタMP1,MN1の各々のゲート電圧(ゲート容量)の充電だけでなく、放電も高速に行うことにより、MOSトランジスタMP1,MN1の上下トランジスタの同時オンを防止する特長を持つ。
以上説明したように第1実施形態では、プッシュ側(pチャネル側)出力トランジスタの駆動回路とプル側(nチャネル側)出力トランジスタの駆動回路との対称性に優れ、伝達特性の対称性が良好な出力回路を提供することができる。このような出力回路を用いることにより、音質の優れたオーディオ用増幅回路を形成することが可能である。
さらに、第1実施形態では、簡易な構成で出力トランジスタのアイドル電流(無信号時の電流)を正確に決定し、且つ出力トランジスタの各々のゲート電圧の振幅を大きく取ることが可能であり、最大出力電力を大きく得ることができる。さらに、アイドル電流を正確に決定することができるので、消費電力を低減することができる。
また、出力トランジスタの各々のゲート電圧(ゲート容量)の充電だけでなく、放電も高速に行うことができ、上下の出力トランジスタの同時オンを防止できるという特長を持つ。
[3] 第2実施形態
本発明の第2実施形態の出力回路について説明する。図6は、第2実施形態の出力回路の詳細な構成を示す回路図である。
[3−1] 回路構成
第2実施形態は、第1実施形態において、gmアンプAP1、カレントミラー回路CMP2,CMN2を構成するMOSトランジスタを、バイポーラトランジスタで置き換えたものである。
詳述すると、図6に示すように、gmアンプAP1は、npnバイポーラトランジスタQN31,QN32,pnpバイポーラトランジスタQP31,QP32、電流源I1で構成される。バイポーラトランジスタQN32,QP32間には、中間電圧VINTが供給される。
また、カレントミラーCMP2は、pnpバイポーラトランジスタQP21,QP22で構成される。カレントミラーCMN2は、npnバイポーラトランジスタQN21,QN22で構成される。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。なお、図6に示した出力トランジスタMP1,MN1、カレントミラーCMP2を構成するMOSトランジスタMP11,MP12、及びカレントミラーCMN2を構成するMOSトランジスタMN11,MN12も、バイポーラトランジスタに置き換えてもよい。
第2実施形態の出力回路における回路動作及び効果は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[4] 第3実施形態
本発明の第3実施形態の出力回路について説明する。図7は、第3実施形態の出力回路の詳細な構成を示す回路図である。
[4−1] 回路構成
第1実施形態との違いは、MOSトランジスタMN31,MP31の接続点が入力端子である点である。さらに、MOSトランジスタMN32,MP32間には、中間電圧VINTが供給されている。
図7に示すように、gmアンプAP1は、MOSトランジスタMN31,MN32,MP31,MP32と、二つの電流源I1とで構成される。
第3実施形態の出力回路における回路動作及び効果は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[5] 第4実施形態
本発明の第4実施形態の出力回路について説明する。図8は、第4実施形態の出力回路の詳細な構成を示す回路図である。
[5−1] 回路構成
第1実施形態との違いは、MOSトランジスタMP22にカスコード接続されたMOSトランジスタMP23と、MOSトランジスタMN22にカスコード接続されたMOSトランジスタMN23とが挿入された点である。
MOSトランジスタMN23のゲートとMOSトランジスタMP23のゲートは、通常、基準電圧に接続するが、ここでは中間電圧VINTに接続している。なお、MOSトランジスタMP23,MN23のゲート電圧は必ずしも一致させる必要はない。
このように、MOSトランジスタMP23,MN23を設ければ、第1の電源レールV1と第2の電源レールV2の間に、より高電圧を加えてもMOSトランジスタMP12,MP22,MN12,MN22を破壊させずに動作可能となる。例えば、各々のMOSトランジスタにドレイン−ソース間耐圧の高いDMOSトランジスタなどを使用することで、第1の電源レールV1と第2の電源レールV2間の差電圧に50Vが供給される場合でも、これらのトランジスタを破壊させずに動作させることもできる。
第4実施形態の出力回路における回路動作及び効果は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
以下に、第1実施形態の出力回路をオペアンプに適用した例を第5〜第8実施形態として説明する。
[6] 第5実施形態
第1実施形態の出力回路を含むオペアンプの第1例を第5実施形態として示す。図9は、第5実施形態のオペアンプの詳細な構成を示す回路図である。
[6−1] 回路構成
図9に示すように、MOSトランジスタMP41,MP42から構成された差動回路と、MOSトランジスタMN41,MN42から構成されたカレントミラー回路、及び電流源I2により一段目の増幅回路が構成される。さらに、MOSトランジスタMN43のソース接地回路により2段目の増幅回路が構成されている。その他の回路構成は、第1実施形態の出力回路と同様である。
MOSトランジスタMN43のドレインから、第1実施形態の出力回路における入力端子に信号が伝達される。その後の第5実施形態における回路動作及び効果は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[7] 第6実施形態
第1実施形態の出力回路を含むオペアンプの第2例を第6実施形態として示す。図10は、第6実施形態のオペアンプの詳細な構成を示す回路図である。
[7−1] 回路構成
図10に示すように、MOSトランジスタMN41,MN42から構成された差動回路と、MOSトランジスタMP41,MP42から構成されたカレントミラー回路、及び電流源I2により一段目の増幅回路が構成される。さらに、MOSトランジスタMP43のソース接地回路により2段目の増幅回路が構成されている。その他の回路構成は、第1実施形態の出力回路と同様である。
MOSトランジスタMP43のドレインから、第1実施形態の出力回路と同等な回路に信号が伝達される。その後の第6実施形態における回路動作及び効果は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[8] 第7実施形態
第1実施形態の出力回路を含むオペアンプの第3例を第7実施形態として示す。図11は、第7実施形態のオペアンプの詳細な構成を示す回路図である。
[8−1] 回路構成
図11に示すように、pnpバイポーラトランジスタQP41,QP42から構成された差動回路と、npnバイポーラトランジスタQN41,QN42から構成されたカレントミラー回路、及び電流源I2により一段目の増幅回路が構成される。さらに、npnバイポーラトランジスタQN43のエミッタ接地回路により、2段目の増幅回路が構成されている。その他の回路構成は、第1実施形態の出力回路と同様である。
バイポーラトランジスタQN43のコレクタから、第1実施形態の出力回路における入力端子に信号が伝達される。その後の第7実施形態における回路動作及び効果は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[9] 第8実施形態
第1実施形態の出力回路を含むオペアンプの第4例を第8実施形態として示す。図12は、第8実施形態のオペアンプの詳細な構成を示す回路図である。
[9−1] 回路構成
図12に示すように、MOSトランジスタMP41,MP42から構成された差動回路と、MOSトランジスタMP43,MP44のカレントミラー回路、MOSトランジスタMN43,MN44のカレントミラー回路、MOSトランジスタMN41,MN42のカレントミラー回路により、一段目の増幅回路が構成される。
この場合、MOSトランジスタMP44とMOSトランジスタMN44とにより、MOSトランジスタMN31とMOSトランジスタMP31の中間電圧をプッシュプルで駆動し、図7に示したように、仮想的にMOSトランジスタMN31とMOSトランジスタMP31の中間電圧が、MOSトランジスタMN31とMP31間の入力端子TINの電圧となるような回路となっている。その他の第8実施形態における回路動作及び効果は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本発明の実施形態によれば、プッシュ側出力トランジスタの駆動回路とプル側出力トランジスタの駆動回路との対称性に優れ、これら出力トランジスタの駆動時における伝達特性の対称性が良好な出力回路を提供することができる。さらに、本実施形態の出力回路を用いれば、音質の優れたオーディオ用オペアンプを形成することができる。
本実施形態の出力回路は、クラスAB級のプッシュプル回路を用いた増幅回路に適用可能であり、ホームオーディオ、カーオーディオ、携帯電話機、あるいは携帯情報端末(PDA)などに使用することができる。
なお、前述した各実施形態はそれぞれ、単独で実施できるばかりでなく、適宜組み合わせて実施することも可能である。さらに、前述した各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、各実施形態において開示した複数の構成要件の適宜な組み合わせにより、種々の段階の発明を抽出することも可能である。
AP1…伝達コンダクタンス(gm)アンプ、CMN1…カレントミラー回路、CMN2…カレントミラー回路、CMP1…カレントミラー回路、CMP2…カレントミラー回路、I1,I2…電流源、MN1,MN11,MN12,MN21,MN22,MN31,MN32…nチャネルDMOSトランジスタ、MP1,MP11,MP12,MP21,MP22,MP31,MP32…pチャネルDMOSトランジスタ、QN21,QN22,QN31,QN32…npnバイポーラトランジスタ、QP21,QP22,QP31,QP32…pnpバイポーラトランジスタ、TIN…入力端子、TOUT…出力端子、V1…第1の電源レール、V2…第2の電源レール、VINT…中間電圧、VREF…基準電圧。

Claims (5)

  1. 第1の電源レールと出力端子との間に接続された第1のトランジスタと、
    前記出力端子と第2の電源レールとの間に接続された第2のトランジスタと、
    入力端子、及び第1、第2の出力端を持ち、前記入力端子に入力される信号と基準電圧との差を増幅するgmアンプと、
    第1、第2の制御端子及び第1、第2の被制御端子を持ち、前記第1の電源レールと前記gmアンプの前記第1の出力端との間に縦積みに接続された第1、第2のカレントミラー回路と、
    第1、第2の制御端子及び第1、第2の被制御端子を持ち、前記第2の電源レールと前記gmアンプの前記第2の出力端との間に縦積みに接続された第3、第4のカレントミラー回路とを具備し、
    前記第1のカレントミラー回路の前記第2の制御端子及び前記第2の被制御端子は、前記第1の電源レールに接続され、前記第1のカレントミラー回路の前記第1の制御端子と前記第2のカレントミラー回路の前記第2の制御端子が接続され、前記第2のカレントミラー回路の前記第1の制御端子と前記gmアンプの前記第1の出力端とが接続され、
    前記第1のカレントミラー回路の前記第1の被制御端子、前記第2のカレントミラー回路の前記第2の被制御端子、及び前記第4のカレントミラー回路の前記第1の被制御端子が前記第1のトランジスタのゲートに接続され、
    前記第3のカレントミラー回路の前記第2の制御端子及び前記第2の被制御端子は、第2の電源レールに接続され、前記第3のカレントミラー回路の前記第1の制御端子と前記第4のカレントミラー回路の第2の制御端子が接続され、前記第4のカレントミラー回路の第1の制御端子と前記gmアンプの前記第2の出力端とが接続され、
    前記第3のカレントミラー回路の前記第1の被制御端子、前記第4のカレントミラー回路の前記第2の被制御端子、及び前記第2のカレントミラー回路の前記第1の被制御端子が前記第2のトランジスタのゲートに接続されることを特徴とする出力回路。
  2. 前記第1、第2、第3、第4のカレントミラー回路の各々は、前記第1、第2の制御端子に流れる電流が等しく、前記第1、第2の被制御端子に流れる電流が等しく、
    前記第2の制御端子と前記第2の被制御端子との間の電位差、及び前記第1の制御端子に流れる電流に応じて、前記第1の被制御端子に流れる電流が決定されることを特徴とする請求項1に記載の出力回路
  3. 前記第1のカレントミラー回路と前記第1のトランジスタ、及び前記第3のカレントミラー回路と前記第2のトランジスタは全て、MOSトランジスタまたはバイポーラトランジスタのいずれか一方のトランジスタを使用していることを特徴とする請求項1また2に記載の出力回路。
  4. 前記入力端子に与えられる交流信号がゼロである際に、前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタに一定のバイアス電流を流し、
    前記入力端子に与えられる交流信号が正の時には、前記第1のトランジスタに流す電流を増加させると共に、前記第2のトランジスタに流す電流を減少させ、
    前記入力端子に与えられる交流信号が負の時には、前記第1のトランジスタに流す電流を減少させると共に、前記第2のトランジスタに流す電流を増加させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の出力回路。
  5. 前記第2のカレントミラー回路の前記第1の被制御端子に設けられた第1のカスコードトランジスタと、
    前記第4のカレントミラー回路の前記第1の被制御端子に設けられた第2のカスコードトランジスタと、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の出力回路。
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