JP2011138398A - 情報処理装置、配信システム、情報処理方法並びに情報処理装置用プログラム - Google Patents

情報処理装置、配信システム、情報処理方法並びに情報処理装置用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが視聴するコンテンツの属性等と親和性の高い広告コンテンツを、広告主等が主体的に配信することが可能な新たな配信システムを提供する。
【解決手段】ネットワーク8を介して互いにコンテンツが送受信可能とされている複数のノードNnに接続されたセンタサーバSVにおいて、ノードNnにおいて再生されたコンテンツに対応する再生情報をノードNnから取得し、取得された再生情報に対応するコンテンツの属性に基づいて、ノードNnにおいて再生されるべき広告用の広告コンテンツを決定し、決定された広告コンテンツを所定のノードNnに取得させて再生させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに通信可能な複数のノード装置と、各ノード装置と通信可能な情報処理装置と、を含む配信システムの技術分野に関する。なお以下の説明では、上記「ノード装置」を適宜「ノード」と称する。
近年、映画や動画等のコンテンツを、インターネット等のネットワークを介してそのネットワークに参加しているノードに配信するコンテンツ配信システムが開発されている。このようなコンテンツ配信システムでは、コンテンツとしての質の向上や映画等以外のデータを配信する等、更なるサービスの向上を図るため、配信対象たるコンテンツのデータ量が増大する傾向にある。このため、いわゆるクライアント−サーバ方式で全てのノードが特定のサーバ装置へとデータの配信を要求すると、そのサーバ装置への負担が過度となる。なお以下の説明では、上記「サーバ装置」を適宜「サーバ」と称する。
そこで、配信対象たるコンテンツを、いわゆるピアツーピア(Peer to Peer(P2P))型のネットワークシステムを介して配信する技術が開発されている。このP2P型のネットワークスシステムでは、ネットワークシステム内に存在するノードそれぞれにコンテンツが分散保存される。そして各ノードは、ノード間でコンテンツを共有しつつ、互いに送受信する。このP2P型ネットワークシステムにおいて分散保存されたコンテンツの所在は、分散ハッシュテーブルを利用して、クエリにより効率良く検索可能になっている。クエリは、コンテンツ毎に固有のコンテンツIDをキーとして含む。この分散ハッシュテーブルを、以下、DHT(Distributed Hash Table)と称する。このDHTについては、例えば下記特許文献1に詳細に開示されている。
特開2006−197400号公報
一方、配信対象たるコンテンツには、配信者が主として配信するべき動画や音楽等の主コンテンツと、広告を目的として配信される広告コンテンツと、がある。例えば、従来のテレビジョン放送では、このような広告コンテンツは、その広告主または配信者が放送回数や放送時刻を主体的に把握して放送することができた。しかしながらP2P型のネットワークシステムでは、広告コンテンツ自体も各ノードに分散保存される。そして、各ノードで広告コンテンツが共有されつつ、互いに送受信される。そのためP2P型のネットワークシステムでは、広告コンテンツの配信がその配信を受けるユーザの意思によって任意に決められてしまうことになる。このような場合には、広告主または配信者が主体的に広告コンテンツを配信することができないという問題点があった。
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、その目的の一例は、ユーザが視聴するコンテンツの属性等と親和性の高い広告コンテンツを、広告主等が主体的に配信することが可能な新たな配信システムおよびそれに含まれる情報処理装置、ならびにその配信システムにおいて実行される情報処理方法および情報処理装置用プログラムを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、コンテンツが送受信可能とされているノード装置にネットワークを介して接続された情報処理装置において、前記ノード装置において再生された前記コンテンツに対応する再生情報を、前記ノード装置から取得する制御部等の取得手段と、前記取得手段により取得された前記再生情報に対応する前記コンテンツの属性に基づいて、前記ノード装置において再生されるべき広告用の広告コンテンツを決定する制御部等の決定手段と、前記決定手段により決定された前記広告コンテンツを、所定の前記ノード装置に取得させる取得処理を行う制御部等の処理実行手段と、を備える。
請求項1に記載の発明によれば、ノード装置から取得された再生情報に基づいて決定された広告コンテンツを所定のノード装置に取得させる。従って、ノード装置のユーザに対して親和性の高い広告コンテンツの再生を、広告主等が主体的に且つ有効に行わせることができる。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の情報処理装置において、前記コンテンツには、前記広告コンテンツと異なる主コンテンツであって配信者が主として配信する主コンテンツが含まれており、前記決定手段は、前記取得手段により取得された前記再生情報に対応する前記主コンテンツの属性、または、当該再生情報に対応する前記広告コンテンツの属性、のいずれかに基づいて、前記ノード装置において再生されるべき前記広告コンテンツを決定するように構成される。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、取得された再生情報に対応する主コンテンツの属性、または、当該再生情報に対応する広告コンテンツの属性のいずれかに基づいて広告コンテンツを決定する。従って、ノード装置のユーザの嗜好に合わせた広告コンテンツを再生させることができる。
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報処理装置において、前記広告コンテンツは複数の属性を有しており、前記主コンテンツは複数の属性を有しており、前記取得手段により取得された前記再生情報に対応する前記主コンテンツの属性と、前記広告コンテンツの属性と、を比較する制御部等の比較手段を更に備え、前記決定手段は、前記比較手段による比較結果に基づき、前記取得手段により取得された前記再生情報に対応する前記主コンテンツの前記属性に一致する前記属性を多く有する前記広告コンテンツを優先させて、前記ノード装置において再生されるべき前記広告コンテンツと決定するように構成される。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加えて、主コンテンツの属性に一致する属性を多く有する広告コンテンツを優先させて再生されるべき広告コンテンツとして決定する。従って、ノード装置のユーザの嗜好により合致した広告コンテンツを配信できる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の情報処理装置において、前記決定手段は、前記取得手段により取得された前記再生情報に対応する前記主コンテンツの前記属性に一致する前記属性を有し、且つ未だ前記処理実行手段による前記取得処理の対象とされていない前記広告コンテンツを、前記ノード装置において再生されるべき前記広告コンテンツと決定するように構成される。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加えて、主コンテンツの属性に一致する属性を有する広告コンテンツであり且ついずれのノード装置においても取得されていない広告コンテンツを、再生されるべき広告コンテンツとして決定する。従って、ノード装置のユーザの嗜好により合致した広告コンテンツを配信できる。
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記再生情報は、前記ノード装置において現在再生中である前記コンテンツに対応する当該再生情報であるように構成される。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、ノード装置において現在再生されているコンテンツに対応する再生情報を取得して広告コンテンツを決定する。従って、リアルタイムに再生させる広告コンテンツを、広告主等が主体的に且つ有効に決定することができる。
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記広告コンテンツには、前記ノード装置における当該広告コンテンツの再生回数の上限値が付与されており、前記取得手段により取得された前記再生情報に基づいて、前記上限値まで各前記ノード装置において再生された否かを判定する制御部等の上限値判定手段と、前記上限値判定手段により前記上限値まで再生されたと判定されたとき、当該上限値まで再生された前記広告コンテンツの再生を禁止させる禁止処理を行う制御部等の禁止手段と、を更に備える。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、再生回数の上限値まで広告コンテンツが再生されたとき、その広告コンテンツの再生を禁止させる禁止処理を行う。従って、広告コンテンツの再生を広告主等が主体的に終了させることができるとともに、ノード装置における広告コンテンツの再生のための処理負担を軽減することができる。
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記取得手段により取得される前記再生情報には、前記広告コンテンツの前記ノード装置における再生回数を示す再生回数情報が含まれており、前記決定手段は、前記取得手段により取得された前記再生情報に含まれていた前記再生回数情報に基づいて、前記ノード装置において再生されるべき前記広告コンテンツを決定するように構成される。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、ノード装置から取得された再生回数情報に基づいて決定された広告コンテンツを所定のノード装置に取得させて再生させる。従って、広告コンテンツの配信を、広告主等が主体的に且つ有効に行うことができる。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の情報処理装置において、前記決定手段は、前記再生回数情報に基づいて、前記再生回数が最も少ない前記広告コンテンツから順に、前記ノード装置において再生されるべき前記広告コンテンツを決定するように構成される。
請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載の発明の作用に加えて、再生回数情報に基づき、再生回数が最も少ない広告コンテンツから順に、再生されるべき広告コンテンツを決定する。従って、広告として有効に広告コンテンツを再生させることができる。
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の情報処理装置において、前記決定手段は、前記再生回数情報に基づいて、予め設定されている上限値に再生回数が最も近い前記広告コンテンツから順に、前記ノード装置において再生されるべき前記広告コンテンツを決定するように構成される。
請求項9に記載の発明によれば、請求項7に記載の発明の作用に加えて、再生回数情報に基づき、上限値に再生回数が最も近い広告コンテンツから順に、再生されるべき広告コンテンツを決定する。従って、再生が終了するまでにより多くの広告コンテンツを再生させることができる。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記情報処理装置は、複数の前記ノード装置により構成されるオーバーレイネットワークに接続されており、前記オーバーレイネットワークを構成する前記複数のノード装置には、前記広告コンテンツを含む複数の前記コンテンツが分散保存されており、前記処理実行手段は、前記決定手段により決定された前記広告コンテンツを識別する識別情報を所定の前記ノード装置に送信し、当該送信された識別情報により識別される前記広告コンテンツを、前記オーバーレイネットワークから前記所定のノード装置に取得させる前記取得処理を行うように構成される。
請求項10に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、オーバーレイネットワークを構成する複数のノード装置に、広告コンテンツを含む複数のコンテンツが分散保存されている。そして決定手段により決定された広告コンテンツを識別する識別情報を所定のノード装置に送信する。この識別情報により識別される広告コンテンツをオーバーレイネットワークから所定のノード装置に取得させる。従って、広告コンテンツのための配信サーバ装置等を別途設けることなしに、広告主等が主体的に且つ有効に行わせることができる。
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、情報処理装置と、ノード装置と、がネットワークを介して接続されてなる配信システムにおいて、前記情報処理装置は、前記ノード装置において再生された前記コンテンツに対応する再生情報を、前記ノード装置から取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記再生情報に対応する前記コンテンツの属性に基づいて、前記ノード装置において再生されるべき広告用の広告コンテンツを決定する決定手段と、前記決定手段により決定された前記広告コンテンツを、所定の前記ノード装置に取得させる取得処理を行う処理実行手段と、を備え、前記ノード装置は、前記処理実行手段による前記取得処理に応じて前記広告コンテンツを取得する広告コンテンツ取得手段と、前記広告コンテンツ取得手段により取得された前記広告コンテンツを再生させる制御手段と、を備える。
請求項11に記載の発明によれば、ノード装置から取得された再生情報に基づいて決定された広告コンテンツを所定のノード装置に取得させて再生させる。従って、ノード装置のユーザに対して親和性の高い広告コンテンツの再生を、広告主等が主体的に且つ有効に行うことができる。
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の配信システムにおいて、前記コンテンツには、前記広告コンテンツと異なる主コンテンツであって配信者が主として配信する主コンテンツが含まれており、前記ノード装置は、前記主コンテンツを取得する主コンテンツ取得手段と、前記主コンテンツ取得手段により取得された前記主コンテンツを再生させる主コンテンツ制御手段と、を更に備え、前記ノード装置の前記制御手段は、前記主コンテンツ制御手段により再生させる前記主コンテンツが有する前記属性に対応する前記属性を有する前記広告コンテンツを再生させるように構成される。
請求項12に記載の発明によれば、請求項11に記載の発明の作用に加えて、再生させた主コンテンツの属性に対応する属性を有する広告コンテンツを再生させる。従って、再生させた主コンテンツに関連する広告コンテンツを再生させることができる。
上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、請求項11または12に記載の配信システムにおいて、前記ノード装置は、前記広告コンテンツの最終再生時刻を示す最終再生時刻情報を各前記広告コンテンツ毎に記憶する履歴記憶手段と、前記履歴記憶手段に記憶されている前記最終再生時刻情報に基づき、前記最終再生時刻が現在時刻に最も近い前記広告コンテンツから順に過去に遡って所定数の前記広告コンテンツ以外の前記広告コンテンツを、前記所定数の前記広告コンテンツに優先させて再生対象として決定する再生コンテンツ決定手段と、を更に備え、前記ノード装置の前記制御手段は、前記再生コンテンツ決定手段により前記再生対象として決定された前記広告コンテンツを再生させるように構成される。
請求項13に記載の発明によれば、請求項11または12に記載の発明の作用に加えて、最終再生時刻が現在時刻に最も近い広告コンテンツから順に過去に遡って所定数の広告コンテンツ以外の広告コンテンツを、所定数の広告コンテンツに優先させて再生対象として決定する。従って、偏りなく広告コンテンツを再生することができる。
上記の課題を解決するために、請求項14に記載の発明は、請求項11または12に記載の配信システムにおいて、前記ノード装置は、前記広告コンテンツの再生回数を示す再生回数情報を各前記広告コンテンツ毎に記憶する履歴記憶手段と、前記履歴記憶手段に記憶されている前記再生回数情報に基づいて、前記再生回数が最も少ない前記広告コンテンツから当該再生回数の順に再生対象として決定する再生コンテンツ決定手段と、を更に備え、前記ノード装置の前記制御手段は、前記再生コンテンツ決定手段により前記再生対象として決定された前記広告コンテンツを再生させるように構成される。
請求項14に記載の発明によれば、請求項11または12に記載の発明の作用に加えて、再生回数が最も少ない広告コンテンツから当該再生回数の順に再生対象として決定する。従って、偏りなく広告コンテンツを再生することができる。
上記の課題を解決するために、請求項15に記載の発明は、請求項11から14のいずれか一項に記載の配信システムにおいて、前記配信システムは、複数の前記ノード装置により構成されるオーバーレイネットワークを備え、前記オーバーレイネットワークを構成する前記複数のノード装置には、前記広告コンテンツを含む複数のコンテンツが分散保存されており、前記情報処理装置の前記処理実行手段は、前記決定手段により決定された前記広告コンテンツを識別する識別情報を所定の前記ノード装置に送信する通信部等の送信手段を備え、前記ノード装置の前記広告コンテンツ取得手段は、前記送信手段により送信された前記識別情報に基づき、当該送信された識別情報により識別される前記広告コンテンツを、前記オーバーレイネットワークから取得するように構成される。
請求項15に記載の発明によれば、請求項11から14のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、配信システムが複数のノード装置により構成されるオーバーレイネットワークを備えている。オーバーレイネットワークを構成する複数のノード装置には、広告コンテンツを含む複数のコンテンツが分散保存されている。情報処理装置の送信手段により送信された識別情報により識別される広告コンテンツをオーバーレイネットワークから取得して再生する。従って、広告コンテンツのための配信サーバ装置等を設けることなく、広告コンテンツを取得して再生することができる。
上記の課題を解決するために、請求項16に記載の発明は、情報処理装置と、複数のノード装置と、がネットワークを介して接続されてなる配信システムにおいて実行される情報処理方法において、前記ノード装置において再生された前記コンテンツに対応する再生情報を、前記ノード装置から取得する取得工程と、前記取得工程において取得された前記再生情報に対応する前記コンテンツの属性に基づいて、前記ノード装置において再生されるべき広告用の広告コンテンツを決定する決定工程と、前記決定工程において決定された前記広告コンテンツを、所定の前記ノード装置に取得させる取得処理を行う処理実行工程と、前記処理実行工程における前記取得処理に応じて前記広告コンテンツを取得する広告コンテンツ取得工程と、前記広告コンテンツ取得工程において取得された前記広告コンテンツを再生させる制御工程と、を含む。
請求項16に記載の発明によれば、ノード装置から取得された再生情報に基づいて決定された広告コンテンツを所定のノード装置に取得させて再生させる。従って、ノード装置のユーザに対して親和性の高い広告コンテンツの再生を、広告主等が主体的に且つ有効に行うことができる。
上記の課題を解決するために、請求項17に記載の発明は、コンテンツが送受信可能とされているノード装置にネットワークを介して接続された情報処理装置に含まれるコンピュータに、前記ノード装置において再生された前記コンテンツに対応する再生情報を、前記ノード装置から取得するステップと、前記取得された再生情報に対応する前記コンテンツの属性に基づいて、前記ノード装置において再生されるべき広告用の広告コンテンツを決定するステップと、前記決定された広告コンテンツを、所定の前記ノード装置に取得させる取得処理を行うステップと、を実行させる。
請求項17に記載の発明によれば、ノード装置から取得された再生情報に基づいて決定された広告コンテンツを所定のノード装置に取得させるようにコンピュータが機能する。従って、ノード装置のユーザに対して親和性の高い広告コンテンツの再生を、広告主等が主体的に且つ有効に行うことができる。
本発明によれば、ノード装置のユーザに対して親和性の高い広告コンテンツの再生を、広告主等が主体的に且つ有効に行うことができる。
実施形態の配信システムにおける各ノードの接続態様の一例を示す図である。 実施形態のセンタサーバ等の概要構成を示すブロック図である。(a)はセンタサーバの概要構成を示すブロック図である。(b)はノードの概要構成を示すブロック図である。 実施形態の配信管理動作を示すフローチャートである。(a)は管理者サーバの動作を示すフローチャートである。(b)はセンタサーバの動作を示すフローチャートである。 実施形態のノードの動作を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について、図1から図4を用いて説明する。以下に説明する各実施形態は、P2P型のネットワークシステムを用いてノードに動画等のコンテンツを配信する配信システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
(I)配信システムの全体構成および動作概要
始めに、実施形態の配信システムの全体構成および動作概要について、図1を用いて説明する。なお図1は実施形態の配信システムにおける各ノードの接続態様の一例を示す図である。
図1の下部枠101内に示すように、IX(Internet eXchange)3、ISP(Internet Service Provider)装置4aおよび4b、DSL(Digital Subscriber Line)回線事業者装置5aおよび5b、FTTH(Fiber To The Home)回線事業者装置6並びに通信回線7等によって、インターネット等のネットワーク8が構築されている。このネットワーク8は現実世界の物理的な通信ネットワークであり、通信回線7は具体的には電話回線や光ケーブル等により構成されている。なお図1の例におけるネットワーク8には、パケット化されたデータを転送するためのルータが適宜挿入されているが、図1ではその図示を省略している。
実施形態のネットワーク8には、複数のノードNn(n=1、2、3、…)が接続されている。各ノードNnには、固有の製造番号およびIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられている。このノードNnは「ノード装置」の一例に相当する。
実施形態の配信システムSは、上述したようにP2P型のネットワークシステムである。配信システムSには、複数のノードNnと、各ノードNnからネットワーク8を介してアクセス可能なセンタサーバSVが含まれている。このセンタサーバSVは「情報処理装置」の一例に相当する。またセンタサーバSVは、後述するように、ノードNnに対していずれの広告コンテンツを配信するか、を決定するサーバである。
図1の上部枠100内に示すネットワークは、既存のネットワーク8を用いて形成された、仮想的なリンクを構成するオーバーレイネットワーク9である。このオーバーレイネットワーク9は論理的なネットワークである。オーバーレイネットワーク9は、特定のアルゴリズム、例えば上記DHTを利用したアルゴリズムにより実現される。オーバーレイネットワーク9に参加している各ノードNnには、所定の桁数からなる固有の識別データがノードIDとして割り当てられている。また各ノードNnは、DHTを用いたルーティングテーブルを夫々に保持している。このようなDHTを用いたルーティングテーブルについては、上記特許文献1等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
また配信システムSにおいては、様々な映画や動画等のコンテンツが、所定のファイル形式で複数のノードNnに分散して保存されている。これらのコンテンツには、夫々、動画等のタイトル等であるコンテンツ名およびコンテンツID等の情報が付与されている。また、実施形態におけるコンテンツとしては、配信者が主として配信するべき動画や音楽等の番組コンテンツと、広告を目的として配信される広告コンテンツと、がある。この番組コンテンツが「主コンテンツ」の一例に相当する。更に以下の説明において、単に「コンテンツ」と称した場合には、上記広告コンテンツと上記番組コンテンツの双方を示すものとする。このコンテンツIDはコンテンツ毎に固有の識別データである。またコンテンツIDは、対応するコンテンツが保存されているノードNnの所在を配信システムS内において検索するための検索情報である。
一方、配信システムSでは、分散保存されているコンテンツの所在を示す情報と、コンテンツのコンテンツID等と、の組が含まれるインデックス情報が用いられる。このときのコンテンツの所在を示す情報とは、例えばそのコンテンツの保持ノードであるノードNnのノード情報である。ノード情報には、ノードNnのノードID、IPアドレスおよびポート番号等が含まれる。インデックス情報は、コンテンツの所在を管理しているノードNn等により、そのインデックスキャッシュに記憶、管理が為される。このコンテンツの所在を管理しているノードNnを以下「ルートノード」と称する。ルートノードは、例えばコンテンツIDと最も近いノードIDを有するノードNnであるように定められる。このときコンテンツIDと最も近いか否かは、例えば上位桁がより多く一致するか否かにより判断される。
更に実施形態の配信システムSに参加しているあるノードNnのユーザがコンテンツの取得を所望するとする。この場合、そのユーザは所望するコンテンツの所在を配信システムS内にて検索しなければならない。この検索には、各ノードNnに事前に配布されているカタログ情報が用いられる。このカタログ情報には、取得可能なコンテンツ毎に、コンテンツID、コンテンツ名、公開開始日時、公開終了日時およびキーワード等のコンテンツの属性を示す情報が登録されている。ユーザがコンテンツの取得を所望する場合、そのユーザのノードNnは、そのコンテンツのコンテンツIDを、カタログ情報を参照して取得する。なおコンテンツの取得を所望するユーザにより操作されるノードNnを以下「ユーザノード」と称する。
所望するコンテンツのコンテンツIDをカタログ情報から取得したユーザノードは、コンテンツ所在問合せメッセージを生成する。このコンテンツ所在問合せメッセージは、コンテンツIDおよびユーザノード自体のIPアドレス等を含む。コンテンツ所在問合せメッセージは、ユーザノードに記憶されたDHTを用いたルーティングテーブルに従って他のノードNnへクエリとして送出される。換言すれば、ユーザノードはコンテンツ所在問合せメッセージをルートノード宛に送出する。これによりコンテンツ所在問合せメッセージは、コンテンツIDをキーとするDHTを用いたルーティングによって、最終的にルートノードに到着する。このようなDHTルーティングについても上記特許文献1等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
コンテンツ所在問合せメッセージを受信すると、ルートノードは、これに含まれるコンテンツIDに対応するインデックス情報をインデックスキャッシュから取得する。そしてルートノードは、先に受信したコンテンツ所在問合せメッセージの送信元であるユーザノードへインデックス情報を返信する。この方法でインデックス情報を取得すると、ユーザノードは、取得したインデックス情報に含まれる保持ノードのIPアドレス等に基づいて、その保持ノードにアクセスする。これによりユーザノードは、アクセスした保持ノードからコンテンツを取得して再生することが可能になる。
なお他の構成として、ルートノードが保持ノードへ、ユーザノードへのコンテンツ送信要求メッセージを送信するように構成することもできる。この場合の保持ノードは、インデックス情報に含まれるIPアドレス等により示された保持ノードである。このとき保持ノードは、コンテンツ送信要求メッセージに基づき、そのユーザノードへアクセスしてコンテンツを送信する。
(II)センタサーバ等の具体的構成および動作
次に、実施形態の配信システムSに含まれるセンタサーバSV等の具体的な構成および動作について、図2から図4を用いて説明する。
(A)センタサーバの具体的構成および動作
先ず、実施形態のセンタサーバSVの具体的構成および動作を、図2(a)を用いて説明する。なお図2(a)は実施形態のセンタサーバSVの具体的構成を示すブロック図である。
図2(a)に示すように、実施形態のセンタサーバSVは、制御部35、記憶部36、通信部37および入力部39を備えている。これらの構成要素は、バス38を介して相互にデータの授受が可能に接続されている。この制御部35が、「取得手段」の一例、「決定手段」の一例、「処理実行手段」の一例、「判定手段」の一例、「禁止手段」の一例および「上限値判定手段」の一例に、それぞれ相当する。
制御部35は、演算機能を有するCPU(Central Processing Unit)、各種データを記憶するRAM(Random Access Memory)ならびに各種データおよびプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)等から構成されている。この各種データおよびプログラムには、オペレーティングシステムおよび各種アプリケーションが含まれている。
また記憶部36は不揮発性の記憶媒体であるハードディスクドライブ等から構成されている。この記憶部36には、配信履歴情報と、下記表1に例示する広告コンテンツ情報40と、が、後述するように更新されつつ記憶されている。これら広告コンテンツ情報40および配信履歴情報については、後ほど詳述する。
通信部37は、ネットワーク8を介してノードNnとの間の各種メッセージの通信制御を行う。この各種メッセージには、ノードNnに広告コンテンツの取得を依頼する旨の、センタサーバSVからそのノードNn宛てに送信される取得依頼メッセージ等が含まれている。更に入力部39は、使用者からの指示を受け付け当該指示に応じた指示信号を制御部35に対して与える。この入力部39は、例えばキーボードまたはマウス等により実現されるものである。
以上の構成において制御部35は、CPUが記憶部36またはROM等に記憶されたプログラムを実行することによりセンタサーバSV全体を統括制御する。更に制御部35は、後述する実施形態におけるセンタサーバSVとしての各動作を実行する。
次に、記憶部36に記憶されている広告コンテンツ情報40について、表1を用いて詳述する。
Figure 2011138398
表1に例示するように、広告コンテンツ情報40には、広告コンテンツID41に対応付けて、名称情報42と、第1属性情報43と、第2属性情報44と、第3属性情報45と、公開期限情報46と、再生上限回数情報47と、再生回数情報48と、状態情報49と、が記述されている。このとき名称情報41は、対応する広告コンテンツID41により識別される広告コンテンツの名称を示す情報である。第1属性情報43から第3属性情報45までは、対応する広告コンテンツID41により識別される広告コンテンツの属性を示す情報である。第1属性情報43から第3属性情報45までは、それぞれ異なった観点に基づいて、対応する広告コンテンツID41により識別される広告コンテンツに付与されている属性情報である。表1に示す例において第1属性情報43は、その広告コンテンツの広告対象となっている物品が活用される分野の観点から付与されている。第2属性情報44は、その広告コンテンツの広告対象となっている物品が男性向けか女性向けか、の観点から付与されている。更に第3属性情報45は、その広告コンテンツの広告対象となっている物品が適する年代の観点から付与されている。なお、広告コンテンツ情報40に含まれる属性情報は一つ以上複数であればよく、四つ以上含まれていても良い。公開期限情報46は、対応する広告コンテンツID41により識別される広告コンテンツの公開期限を示す情報である。この公開期限情報46は、各ノードNnにおいてその広告コンテンツの再生を終了すべき期限を示す情報である。再生上限回数情報47は、対応する広告コンテンツID41により識別される広告コンテンツの、配信システムSに属する全てのノードNnにおける再生回数の総数の上限を示す情報である。すなわち再生上限回数情報47は、各ノードNnにおけるその広告コンテンツの再生回数を、全てのノードNnについて加算した値の上限値である。各ノードNnにおける再生回数の総数が再生上限回数情報47により示される値に到達すると、その広告コンテンツは、たとえ公開期限が到来していなくとも各ノードNnにおけるその広告コンテンツの再生が終了される。再生回数情報48は、対応する広告コンテンツID41により識別される広告コンテンツの、現時点での各ノードNnにおける再生回数の総数を示す情報である。この再生回数情報48は、対応する広告コンテンツID41により識別される広告コンテンツの、配信システムSに属する全てのノードNnにおける現時点での再生回数の総数を示す情報である。最後に状態情報49は、対応する広告コンテンツID41により識別される広告コンテンツが公開されているか否かを示す情報である。
次に、記憶部36に記憶されている配信履歴情報について詳述する。この配信履歴情報は上記取得依頼メッセージを送信した履歴を示す情報である。この取得依頼メッセージは、番組再生ログに基づいて決定された属性を有する広告コンテンツを、ノードNnに取得させるための取得依頼メッセージである。この番組再生ログは、後述するように各ノードNnにおいて再生された番組コンテンツを示すログである。番組再生ログは、各ノードNnからそれぞれ送信されて来る。具体的に配信履歴情報には、ノードIDに対応付けて、広告コンテンツIDと、配信日時情報と、が含まれている。このノードIDは、上記取得依頼メッセージを送信したノードNnを識別するためのノードIDである。広告コンテンツIDは、その取得依頼の対象である広告コンテンツを識別するための広告コンテンツIDである。配信日時情報は、ノードIDにより識別されるノードNnに対して上記取得依頼メッセージを送信した日時を示す情報である。なお、未配信の広告コンテンツについては、配信日時情報は例えば空白とされる。
(B)ノードの具体的構成および動作
次に、実施形態のノードNnの具体的構成および動作を、図2(b)を用いて説明する。なお図2(b)は実施形態のノードNnの具体的構成を示すブロック図である。
図2(b)に示すように、実施形態のノードNnは、制御部21、記憶部22、バッファメモリ23、通信部24、デコーダ部25、入力部26、映像処理部27、表示部28、音声処理部29およびスピーカ30を備えている。制御部21、記憶部22、バッファメモリ23、通信部24、デコーダ部25および入力部26は、バス31を介してデータの授受が可能に相互接続されている。この制御部21が、「広告コンテンツ取得手段」の一例、「制御手段」の一例、「主コンテンツ取得手段」の一例、「主コンテンツ制御手段」の一例、「再生コンテンツ決定手段」の一例および「削除手段」の一例に、それぞれ相当する。また記憶部22が、「履歴記憶手段」の一例および「広告コンテンツ記憶手段」の一例に、それぞれ相当する。更に通信部24が、「送信手段」の一例に相当する。
この構成において制御部21は、演算機能を有するCPU、各種データを記憶するRAMならびに各種データおよびプログラムを記憶するROM等から構成される。記憶部22は各種データおよび各種プログラム等を記憶保存するためのハードディスク等から構成される。バッファメモリ23は通信部24を介して受信されたコンテンツを一時的に蓄積する。デコーダ部25は、コンテンツに含まれるエンコードされたビデオデータおよびオーディオデータ等をデコードする。映像処理部27はデコードされたビデオデータ等に対して所定の描画処理を施しビデオ信号として出力する。液晶ディスプレイ等からなる表示部28は、映像処理部27から出力されたビデオ信号に相当する映像を表示する。音声処理部29はデコードされたオーディオデータをアナログのオーディオ信号にD/A変換した後、これを増幅してスピーカ30に出力する。スピーカ30は音声処理部29から出力されたオーディオ信号を音波として出力する。通信部24はネットワーク8を介した他のノードNnやセンタサーバSV等との間のデータ授受についての通信制御を行う。入力部26は、ユーザからの指示を受け付け、その指示に応じた指示信号を制御部21に出力する。この入力部26は、例えばキーボード、マウス、或いは操作パネル等により実現されるものである。
なお以上の構成を備えるノードNnは、実際にはいわゆるパーソナルコンピュータ、STB(Set Top Box)またはテレビジョン受信機等として実現可能である。
記憶部22には、実施形態のノード処理プログラム、広告コンテンツを含むコンテンツとしてのファイル、カタログ情報、DHTを用いたルーティングテーブル等が記憶されている。これに加えて記憶部22には、下記表2に例示する広告コンテンツ再生情報70が、後述するように更新されつつ不揮発性に記憶されている。この広告コンテンツ再生情報70については、後ほど詳述する。
以上の構成において制御部21は、CPUが記憶部22またはROM等に記憶されたノード処理プログラムを読み出して実行することにより、ノードNn全体を統括制御する。具体的には、ノードNnが配信システムSへ参加したのちに制御部21がノード処理プログラムを実行することで、上述したユーザノード、ルートノードまたは保持ノード等の、少なくともいずれか一つのノードとして機能する。
次に、記憶部22に記憶されている広告コンテンツ再生情報70について、表2を用いて詳述する。
Figure 2011138398
表2に例示するように、広告コンテンツ再生情報70には、広告コンテンツID71に対応付けて、公開期限情報72と、再生回数情報73と、最終再生日時情報74と、が含まれている。このとき公開期限情報72は、対応する広告コンテンツID71により識別される広告コンテンツの公開期限を示す情報である。この公開期限情報72は、そのノードNnにおいてその広告コンテンツの再生を終了すべき期限を示す情報である。再生回数情報73は、対応する広告コンテンツID71により識別される広告コンテンツの、現時点でのそのノードNnにおける再生回数を示す情報である。最後に最終再生日時情報74は、対応する広告コンテンツID71により識別される広告コンテンツの、そのノードNnにおいて最後に再生された日時を示す情報である。なお表2は、五つの広告コンテンツ再生情報70が記憶されている場合を例示している。
(C)配信管理動作
次に、実施形態の配信システムSにおける配信管理動作について、図3および図4を用いて具体的に説明する。
初めに、実施形態の広告コンテンツをセンタサーバSVの記憶部36内に格納する際の動作について、図3(a)を用いて説明する。なお図3(a)に示す動作は、広告コンテンツを制作して配信システムSにおける配信を企図している広告主または配信者等が備える、図示しない管理者サーバにより実行される動作である。また図3(a)は管理者サーバの動作を示すフローチャートである。更に図3(a)に示す動作が開始される前提として、配信システムSにおいて配信させる広告コンテンツは管理者サーバに既に記憶されている。この広告コンテンツは、上記のように事前に管理者サーバに記憶しておく他に、図3(a)に示す動作が開始される度に管理者サーバが取得するものであっても良い。
実施形態において上記管理者サーバは、その図示しない電源スイッチがオンとされると、広告コンテンツの配信を指示する旨の操作が、図示しない入力部において実行されたか否かを確認する(ステップS1)。この広告コンテンツには、その広告コンテンツの名称を示す名称情報42が含まれている。ステップS1の動作において配信指示がない場合(ステップS1;NO)、管理者サーバは実施形態の動作を終了する。一方ステップS1の動作において配信指示があった場合(ステップS1;YES)、管理者サーバはその広告コンテンツに対して属性情報を付与する(ステップS2)。この属性情報としては、例えば表1に例示する第1属性情報43から第3属性情報45に例示される属性情報が、各広告コンテンツ毎に付与される。次に管理者サーバは、その広告コンテンツについての公開終了条件を示す情報を付与する(ステップS3)。この公開終了条件を示す情報は、具体的には例えば表1に例示する公開期限情報46および再生上限回数情報47である。これら公開期限情報46および再生上限回数情報47が、各広告コンテンツ毎に管理者サーバにより付与される。なお公開終了条件を示す情報としては、公開期限情報46または再生上限回数情報47のいずれか一方のみでも良い。そして管理者サーバは、属性情報、名称情報42および公開終了条件を示す情報が付与された広告コンテンツを、センタサーバSVに送信する(ステップS4)。この広告コンテンツは、配信システムSへの投入を指示する旨の投入指示情報と共に送信される。この送信動作は、ネットワーク8を介して行われる。その後管理者サーバは、広告コンテンツのセンタサーバSVへの送信動作を終了する旨の操作がその管理者サーバにおいて実行されたか否かを判定する(ステップS5)。このステップS5の動作において送信動作を終了する旨の操作が実行されていないと判定された場合は(ステップS5;NO)、上記ステップS1に戻り、他の広告コンテンツに対してステップS1からS5の動作を繰り返す。一方ステップS5の動作において送信動作を終了する旨の操作が実行されたと判定された場合(ステップS5;YES)、管理者サーバは実施形態の動作を終了する。なお、このステップS5の送信動作が実行される時点では、送信対象たる広告コンテンツには、広告コンテンツIDが付与されていない。
次に、実施形態のセンタサーバSVの動作について、図3(b)を用いて説明する。なお図3(b)はセンタサーバSVの動作を示すフローチャートである。図3(b)に示すフローチャートの動作は、センタサーバSVの図示しない電源スイッチがオンされたタイミングから開始される動作である。
実施形態においてセンタサーバSVの上記電源スイッチがオンとされると、制御部35は、上記管理者サーバから広告コンテンツが送信されて来たか否かを確認する(ステップS10)。ステップS10の動作において広告コンテンツの送信がない場合(ステップS10;NO)、制御部35は後述するステップS12の動作に移行する。一方ステップS10の動作において、広告コンテンツが上記投入指示情報と共に送信されて来た場合(ステップS10;YES)、制御部35はその広告コンテンツを配信システムSに投入する(ステップS11)。具体的に先ず制御部35は、受信した広告コンテンツを記憶部36に記憶させる。次に制御部35は、記憶させた広告コンテンツに対して広告コンテンツID41を付与する。この広告コンテンツID41の付与方法は、上記特許文献1に記載されているコンテンツIDの付与方法と同様の方法を用いることができる。次に制御部35は、記憶させた広告コンテンツに対応する広告コンテンツ情報40を生成して記憶部36に記憶させる。なお再生回数情報48および状態情報49は、この時点では空白とされている。次に制御部35は、配信システムS内のノードNnを例えばランダムに選択する。次に制御部35は、選択したノードNnを宛先として広告コンテンツを送出する。この広告コンテンツを受信したノードNnが、その広告コンテンツの保持ノードとなる。
次に制御部35は、配信システムSに属するノードNnのいずれかから、後ほど詳述する番組再生ログまたは広告再生ログのいずれかの送信があったか否かを判定する(ステップS12)。下記表3に例示するこの番組再生ログ80は、ノードID81と、番組コンテンツID82と、名称情報83と、を含んでいる。このとき番組コンテンツID82は、対応するノードID81により識別されるノードNnにおいて再生された番組コンテンツを識別するためのコンテンツIDである。また名称情報83は、対応するノードID81により識別されるノードNnにおいて再生された番組コンテンツの名称を示す情報である。
Figure 2011138398
一方下記表4に例示する広告再生ログ90は、ノードID91と、広告コンテンツID92と、名称情報93と、を含んでいる。このとき広告コンテンツID92は、対応するノードID91により識別されるノードNnにおいて再生された広告コンテンツを識別するためのコンテンツIDである。また名称情報93は、対応するノードID81により識別されるノードNnにおいて再生された広告コンテンツの名称を示す情報である。
Figure 2011138398
これら番組再生ログ80および広告再生ログ90は、後述するように、ノードNnにおいて番組コンテンツまたは広告コンテンツが再生される度に、そのノードNnからセンタサーバSVに送信されて来るログである。ステップS12の動作において番組再生ログ80または広告再生ログ90のいずれもが送信されて来ない場合(ステップS12;YES)、制御部35は後述するステップS14の動作に移行する。一方ステップS12の動作において番組再生ログ80または広告再生ログ90のいずれかが送信されて来た場合(ステップS12;YES)、制御部35は、送信されて来たログを受信して記憶部36に記憶させる(ステップS13)。
次に制御部35は、受信した各ログの解析動作等および広告コンテンツの配信停止の判断を行うために「日」毎に予め設定されているバッチ処理の時刻が到来したか否かを判定する(ステップS14)。この判定動作は、制御部35内の図示しないタイマの計時を確認することにより実行される。ここで、特に受信した各ログの解析動作等は制御部35内のCPUにかける負荷が大きい。そのため、上記バッチ処理の時刻は、例えば経験的にこの負荷が小さいとされる早朝の時刻とされている。より具体的に例えば、毎朝の5時とされている。なおステップS14の動作は、日毎ではなく他の時間単位毎に実行されるものであっても良い。ステップS14の動作において、日毎のバッチ処理の時刻が未だ到来していないと判定したとき(ステップS14;NO)、制御部35は後述するステップS21の動作に移行する。一方ステップS14の動作において、日毎のバッチ処理の時刻が到来したと判定したとき(ステップS14;YES)、制御部35は次に、記憶部36に記憶されている番組再生ログ80の解析動作を実行する(ステップS15)。このステップS15の動作において制御部35は、記憶部36に記憶されている番組再生ログ80に基づき、その番組再生ログ80の送信元のノードNnで再生された番組コンテンツの属性を決定する。この決定された属性は、そのノードNnを使用するユーザの嗜好を示す属性といえる。具体的には、番組再生ログ80の名称情報83に含まれている文言と、その文言に対応する属性の名称と、が関連付けられ、データベース化されて記憶部36に記憶されている。例えば、名称情報83内の文言としての「サッカー」、「野球」および「カーレース」が、「スポーツ」なる属性に関連付けられて記憶部36に記憶されている。そして、「サッカー」、「野球」、「カーレース」の夫々を含む番組再生ログ80が、同一のノードID81により識別されるノードNnから送信されて来たとする。この場合制御部35は、そのノードNnで再生された番組コンテンツの属性を、記憶部36に記憶されている上記関連付けのデータベースを参照して、「スポーツ」と決定する。ステップS15の動作の結果として決定された属性を示す属性情報は、対応するノードID81と対を形成して記憶部36内に記憶される。なおステップS15の動作においては、それぞれ異なる属性を示す複数の属性情報が一つのノードID81に対して付与されても良い。
次に制御部35は、上記ステップS13の動作において記憶部36に記憶されている広告再生ログ90の解析動作を実行する(ステップS16)。制御部35は、記憶部36に記憶されている広告再生ログ90に基づき、その広告再生ログ90に対応する広告コンテンツの再生回数の総数を算出する。この再生回数の総数は、配信システムSに属する全てのノードNnにおける再生回数の総数である。より具体的に制御部35は、一つの広告再生ログ90が送信されて来たとき、その広告再生ログ90の広告コンテンツID92により識別される広告コンテンツに対応する広告コンテンツ情報40の再生回数情報48の値を「1」だけインクリメントする。制御部35は、送信されて来た広告再生ログ90の各々に対してこのインクリメント動作を実行することで、その広告再生ログ90に対応する広告コンテンツの、全てのノードNnにおける再生回数の総数を算出する。制御部35は、上記ステップS16の動作を、各広告コンテンツの各々について実行する。
次に制御部35は、ステップS16の動作により再生回数の総数が算出された広告コンテンツについての公開終了の条件が満たされているか否かを判定する(ステップS17、S18)。具体的に制御部35は、先ずその広告コンテンツが公開終了の第一条件を満たしているか否かを確認する(ステップS17)。この第一条件は、ステップS16の動作により算出された再生回数の総数が、その総数に対応する広告コンテンツにおける再生上限回数情報47の値を越えているか否か、の条件である。ステップS17の動作において公開終了の第一条件が満たされている場合(ステップS17;YES)、制御部35は後述するステップS19の動作に移行する。一方ステップS17の動作において公開終了の第一条件が満たされていない場合(ステップS17;NO)、制御部35は次にその広告コンテンツが公開終了の第二条件を満たされているか否かを確認する(ステップS18)。この第二条件は、上記タイマの計時に基づき、公開期限情報46により示されている日時が到来しているか否か、の条件である。ステップS18の動作において公開終了の第二条件が満たされている場合(ステップS18;YES)、制御部35は後述するステップS19の動作に移行する。一方ステップS18の動作において公開終了の第二条件も満たされていない場合(ステップS18;NO)、制御部35は公開終了条件が満たされている公開終了の広告コンテンツはないと判定する(ステップS18;NO)。その後制御部35は、後述するステップS21の動作に移行する。一方、上記第一の条件または第二の条件のいずれかを満たす広告コンテンツがある場合(ステップS17;YESまたはステップS18;YES参照)、制御部35は公開終了の条件が満たされている公開終了の広告コンテンツがあると判定する。なお上記ステップS17およびS18の動作において制御部35は、ステップS17として先に公開終了の第二条件についての確認を行い、その後ステップS18として公開終了の第一条件についての確認を行っても良い。また、上記第一の条件または第二の条件のいずれか一方のみが満たされているか否かにより、公開終了の条件が満たされているか否かを判定しても良い。
次に制御部35は、その公開終了の広告コンテンツを配信システムS上から削除する動作を実行する(ステップS19)。具体的に制御部35は、削除すべき広告コンテンツのルートノードに対する削除依頼メッセージの送信を行う。この削除依頼メッセージには、削除すべき広告コンテンツの広告コンテンツIDが含まれている。削除依頼メッセージは、DHTを用いた転送によりルートノードに到達する。削除依頼メッセージを受信したルートノードは、削除依頼メッセージに含まれている広告コンテンツIDの広告コンテンツをコンテンツリスト上から削除する。またルートノードは、その広告コンテンツの保持ノードに対して、その広告コンテンツを削除する旨の削除依頼メッセージを送信する。この削除依頼メッセージを受信した保持ノードは、その削除依頼メッセージにより示されている広告コンテンツを記憶部22から削除する。ステップS19の動作において制御部35はまた、削除すべき広告コンテンツの広告コンテンツIDを削除した新しいカタログ情報の配信を行う。この新しいカタログ情報の配信は、例えばいわゆるマルチキャスト方式に行われる。カタログ情報は、上記DHTを用いて各ノードNnに転送される。各ノードNnは、転送されてきたカタログ情報を参照し、そのカタログ情報に含まれていない広告コンテンツを記憶部22から削除する。その後制御部35は、広告コンテンツ情報40の状態情報49を「公開中」から「公開終了」に変更する(ステップS20)。
次に制御部35は、広告コンテンツの配信動作を行うために「週」毎に予め設定されているバッチ処理の時刻が到来したか否かを判定する(ステップS21)。この判定動作は、制御部35内の上記タイマの計時を確認することにより実行される。ここで、この配信動作も制御部35内のCPUにかける負荷が大きいため、上記バッチ処理の時刻は、例えば経験的にこのCPUの負荷が小さいとされる早朝の時刻とされている。より具体的に例えば、毎朝の5時とされている。また、ノードNnにおいて広告コンテンツを記憶する記憶部22の記憶容量には限りがある。よって、あまり高頻度で新しい広告コンテンツを配信すると、人気の低い広告コンテンツ等が記憶部22から削除される周期が短くなってしまう。この場合、その人気の低い広告コンテンツは、配信されたものの再生されずに記憶部22から削除される場合があり得る。このため、広告コンテンツの配信は週一回の頻度で実行することとされている。なおステップS21の動作は、週毎ではなく他の時間単位毎に実行されるものであっても良い。ステップS21の動作において、週毎のバッチ処理の時刻が未だ到来していないと判定したとき(ステップS21;NO)、制御部35は後述するステップS26の動作に移行する。一方ステップS21の動作において、週毎のバッチ処理の時刻が到来したと判定したとき(ステップS21;YES)、制御部35は次に、広告コンテンツが配信されるノードNn毎に、配信される広告コンテンツの選択とその順位付けを行う(ステップS22)。具体的に制御部35は、先ず、上記ステップ15の動作によりノードID毎に付与された属性と、各広告コンテンツに付与されている各属性情報により示される属性と、を、比較する。この比較動作は、各ノードIDについてそれぞれ実行される。次に制御部35は、一つのノードIDについて、一致する属性が多い広告コンテンツを優先させて選択する。更に制御部35は、その一つのノードIDについて、一致する属性が多い広告コンテンツほど上位となるように、選択された広告コンテンツを順位付ける。この順位付けの動作が各ノードID毎に実行される。
次に制御部35は、そのノードIDについて選択されて順位付けられた各広告コンテンツについて、記憶部36に記憶されている配信履歴情報を参照する。そして制御部35は、配信履歴情報の配信日時情報が空白である広告コンテンツを、そのノードIDにより識別されるノードNnに取得させるべき広告コンテンツであると決定する(ステップS23)。この配信日時情報が空白であることは、その広告コンテンツが配信システムSにおいて未配信であることを意味する。
なお、一つのノードNnに対して毎週配信する広告コンテンツが例えば三つと予め決められている場合、制御部35は、上記ステップS22およびS23の動作を、配信対象の広告コンテンツが三つ決定されるまで繰り返す。この場合制御部35は、一旦配信対象と決定された広告コンテンツを、その決定以後の上記ステップS22およびS23の動作の対象から除外してステップS22およびS23の動作を実行する。
次に制御部35は、ステップS22およびS23において決定された広告コンテンツを、その配信対象であるノードNnに対して配信する(ステップS24)。具体的に制御部35は、その広告コンテンツの取得を依頼する旨の上記取得依頼メッセージを、その配信対象であるノードNnに向けて送信する。この取得依頼メッセージには、配信されるべき広告コンテンツを識別するための広告コンテンツIDと、上記公開期限情報46と、が含まれている。この取得依頼メッセージは、DHTを用いて各ノードNn間を転送され、最終的に配信対象であるノードNnにまで転送される。次に制御部35は、配信対象であるノードNnを識別するノードIDについての配信履歴情報の配信日時情報にステップS24において取得依頼メッセージを送信した日時を記録する(ステップS25)。その後制御部35は、センタサーバSVとしてのその他の処理を実行する(ステップS26)。
次に制御部35は、センタサーバSVの図示しない電源スイッチがオフとされたか否かを判定する(ステップS27)。ステップS27の動作において電源スイッチがオフとされていない場合(ステップS27;NO)、制御部35は上記ステップS10の動作に移行する。ステップS27の動作において電源スイッチがオフとされている場合(ステップS27;YES)、制御部35はそのままセンタサーバSVとしての動作を終了する。
次に、実施形態のセンタサーバSVの動作に対応する各ノードNnの動作について、図4を用いて説明する。図4は各ノードNnの動作を示すフローチャートである。配信システムSに属する各ノードNnにおいては、図4に示すフローチャートの動作が、各ノードNnの図示しない電源スイッチがオンされたタイミングからそれぞれに開始される。
実施形態においてノードNnの制御部21は、そのノードNnの上記電源スイッチがオンとされた以降、記憶部22に記憶されている番組コンテンツを再生する旨の操作が入力部26において実行されたか否かを監視している(ステップS30)。ステップS30の動作において番組コンテンツを再生する旨の操作が実行されない場合(ステップS30;NO)、制御部21は後述するステップS37の動作に移行する。一方ステップS30の動作において番組コンテンツを再生する旨の操作が実行された場合(ステップS30;YES)、制御部21は記憶部22からその番組コンテンツを読み出し、デコーダ部25等を制御してその再生を実行させる(ステップS31)。なお制御部21は、ステップS30の操作により選択された番組コンテンツを、その選択後に取得して再生させても良い。より具体的に制御部21は、ステップS30の動作において選択された番組コンテンツについての上記コンテンツ所在問合せメッセージを生成する。制御部21は、このコンテンツ所在問合せメッセージをルートノード宛に送出する。その後制御部21は、コンテンツ所在問合せメッセージに対応するインデックス情報を取得する。そして制御部21は、取得したインデックス情報により示される保持ノードから番組コンテンツを取得して再生する。
番組コンテンツの再生が終わったら、次に制御部21は、記憶部22に記憶されている広告コンテンツ再生情報70の最終再生日時情報74を参照して、再生すべき広告コンテンツを選択する(ステップS32)。具体的に制御部21は、広告コンテンツ情報70が記憶部22に記憶されている広告コンテンツのうち、最終再生日時が最近の広告コンテンツから、過去に向かって数えて所定数の広告コンテンツを除外した残りの広告コンテンツを選択する。この選択動作は、最近に再生された広告コンテンツが連続して再生されることを防止するための選択動作である。言い換えれば、現時点に近いタイミングで再生された広告コンテンツを除外して広告コンテンツを選択することで、過去に再生された広告コンテンツが再び再生されるようにするための選択動作である。上記表2に例示する場合、七つの広告コンテンツ情報70が記憶部22に記憶されている。このとき制御部21は、最終再生日時が現時点に最近の広告コンテンツから数えて、例えば「tttt」から「xxxx」までの五つの広告コンテンツID71を除いた、「yyyy」及び「zzzz」の二つの広告コンテンツID71を選択する。これにより、「yyyy」及び「zzzz」の二つの広告コンテンツID71によりそれぞれ識別される二つの広告コンテンツが選択される。なおステップS32の動作に加えて、上記ステップS31の動作において再生された番組コンテンツの属性に対応する属性を有する広告コンテンツを優先して選択するようにしても良い。この場合、センタサーバSVからの取得依頼メッセージ内に広告コンテンツの属性を示す属性情報を含ませておく。そして制御部21が、その属性と再生された番組コンテンツの属性とを比較して広告コンテンツを選択するように構成する。
次に制御部21は、ステップS32において選択された広告コンテンツの中から、広告コンテンツ再生情報70の再生回数情報73を用いて、再生すべき広告コンテンツを更に選択する(ステップS33)。具体的に制御部21は、再生回数情報73を参照して、ステップS32において選択された広告コンテンツの中から、再生回数が最も少ない広告コンテンツを一つ選択する。上記表2に例示する場合、ステップS32において選択された広告コンテンツは、「yyyy」及び「zzzz」の二つの広告コンテンツID71によりそれぞれ識別される二つの広告コンテンツである。このとき、「yyyy」の広告コンテンツID71により識別される広告コンテンツの現時点での再生回数は「5」である。一方、「zzzz」の広告コンテンツID71により識別される広告コンテンツの現時点での再生回数は「3」である。よって、これらに基づくステップS33の選択動作により、広告コンテンツID「zzzz」により識別される広告コンテンツが選択される。なお、上記ステップS32およびステップS33それぞれにおける選択動作の他に、公開期限情報46により示されている公開期限までの時間が予め設定されている時間よりも短い広告コンテンツを優先して選択するようにしても良い。更に、ステップS33の選択動作として、再生回数が少ない順に複数または所定数の広告コンテンツを選択しても良い。これは、一つの広告コンテンツのみを選択してそのコンテンツ所在問合せメッセージを送信した場合、その一つの広告コンテンツが取得できないと、ノードNnにおける広告コンテンツの再生がまったくできなくなってしまうからである。また実施形態の広告コンテンツは、配信システムSとしてのオーバーレイネットワーク9を構成するノードNnに分散保存されている。これに対していわゆるクライアントサーバ型の配信システムでは、ノードNnが複数の広告コンテンツの取得を一度に要求すると、サーバの負荷が増えて広告コンテンツが取得できない場合が生じ得る。これに対して実施形態の配信システムSでは、ノードNnの制御部21が一度に複数の広告コンテンツの要求を行っても、それらの取得が可能となる。これは、実施形態の配信システムSでは広告コンテンツがノードNnに分散保存されているからである。更に番組コンテンツと比較すると、一般に広告コンテンツのデータ量は少ない。よって、番組コンテンツと比較して広告コンテンツの取得に要する時間は短い。このため、ノードNnが複数の広告コンテンツを一度に要求した場合であっても、その複数の広告コンテンツを取得できる。
ステップS33の選択動作により広告コンテンツが一つ選択されると、制御部21は、その選択された一つの広告コンテンツを配信システムSから取得して再生するようにデコーダ部25等を制御する(ステップS34)。具体的に制御部21は、ステップS33の動作において選択された広告コンテンツについての上記コンテンツ所在問合せメッセージを生成する。制御部21は、このコンテンツ所在問合せメッセージをルートノード宛に送信する。その後制御部21は、コンテンツ所在問合せメッセージに対応するインデックス情報を取得する。そして制御部21は、取得したインデックス情報により示される保持ノードから広告コンテンツを取得して再生する。なお、このタイミングで広告コンテンツを取得しても再生可能となるのは、広告コンテンツ自体のデータ量が上述したように例えば番組コンテンツに比べて小さいことによる。この他に、ステップS33の選択動作が実行されたあとであれば、その広告コンテンツが再生される所定時間前にその取得動作が実行されても良い。更に制御部21は、再生が終了した広告コンテンツに対応する広告コンテンツ再生情報70の最終再生日時情報74を、ステップS34の動作が完了した日時に更新する。
その後制御部21は、ステップS31の動作により再生された番組コンテンツについての番組再生ログ80を生成してセンタサーバSVに送信する(ステップS35)。更に制御部21は、ステップS34の動作により再生された広告コンテンツについての広告再生ログ90を生成してセンタサーバSVに送信する(ステップS36)。
次に制御部21は、新しいカタログ情報がセンタサーバSVから送信されて来たか否かを判定する(ステップS37)。ステップS37の動作において新しいカタログ情報が送信されて来ていない場合(ステップS37;NO)、制御部21は後述するステップS40の動作に移行する。一方ステップS37の動作において新しいカタログ情報が送信されて来た場合(ステップS37;YES)、制御部21は、そのカタログ情報と記憶部22に現在記憶されている広告コンテンツとを比較する。そしてそのカタログ情報に含まれてない広告コンテンツを記憶部22から削除する(ステップS38)。また制御部21は、その削除した広告コンテンツに対応する広告コンテンツ再生情報70を記憶部22から削除する(ステップS39)。
次に制御部21は、上記取得依頼メッセージがセンタサーバSVから送信されて来たか否かを判定する(ステップS40)。ステップS40の動作において取得依頼メッセージが送信されて来ていない場合(ステップS40;NO)、制御部21は後述するステップS43の動作に移行する。一方ステップS40の動作において取得依頼メッセージが送信されて来た場合(ステップS40;YES)、制御部21は、その取得依頼メッセージにより示されている広告コンテンツを、DHTのルーティングテーブルを用いてオーバーレイネットワーク9内において検索して取得する(ステップS41)。このステップS41の動作は、例えば上記特許文献1等に記載されている取得動作を用いることができる。その後制御部21は、その取得した広告コンテンツと、取得した広告コンテンツの広告コンテンツ再生情報70と、を、記憶部22に記憶させる(ステップS42)。その後制御部21は、ノードNnとしてのその他の処理を実行する(ステップS43)。なお制御部21は、センタサーバSVから送信されて来た取得依頼メッセージに含まれている広告コンテンツIDのみを、記憶部22に記憶しておいても良い。更に制御部21は、取得依頼メッセージが送信されて来たタイミングでその取得依頼メッセージにより示されている広告コンテンツのコンテンツ所在問合せメッセージを送信し、その広告コンテンツを取得しても良い。この場合、記憶部22の記憶可能容量は減少することとなるが、事前に広告コンテンツを取得して、その再生までの時間を短縮することができる。
その後制御部21は、ノードNnの図示しない電源スイッチがオフとされたか否かを判定する(ステップS44)。ステップS44の動作において電源スイッチがオフとされていない場合(ステップS44;NO)、制御部21は上記ステップS30の動作に移行する。ステップS44の動作において電源スイッチがオフとされている場合(ステップS44;YES)、制御部21はそのままノードNnとしての動作を終了する。
以上説明したように、実施形態のセンタサーバSVの動作によれば、ノードNnから取得された番組再生ログ80に基づいて決定された広告コンテンツを所定のノードNnに取得させる。よって、ノードNnのユーザに対して親和性の高い広告コンテンツの再生を、広告主等が主体的に且つ有効に行わせることができる。
また、番組再生ログ80に対応する番組コンテンツの属性、または広告再生ログ90に対応する広告コンテンツの属性のいずれかに基づいて広告コンテンツを決定する。よって、ノードNnのユーザの嗜好に合わせた広告コンテンツを再生させることができる。
更に、番組コンテンツの属性に一致する属性を多く有する広告コンテンツを優先させて再生されるべき広告コンテンツとして決定する。よって、ノードNnのユーザの嗜好により合致した広告コンテンツを配信できる。
更にまた、番組コンテンツの属性に一致する属性を有し且つ未配信の広告コンテンツを、再生されるべき広告コンテンツとして決定する。よって、ノードNnのユーザの嗜好により合致した広告コンテンツを配信できる。
また、再生を終了させるべき期限が到来したとき、その広告コンテンツの再生を終了させる。更に、再生回数の上限値まで広告コンテンツが再生されたとき、その広告コンテンツの再生を終了させる。よって、広告コンテンツの再生を広告主等が主体的に終了させることができるとともに、ノードNnにおける広告コンテンツの再生のための処理負担を軽減することができる。
更にまた、配信される広告コンテンツの決定動作およびその配信動作をそれぞれに予め設定されたタイミングの度に繰り返す。よって、効果的に広告コンテンツを再生させることができる。
また、ノードNnにおいて現在再生されているコンテンツに対応する番組再生ログ80を取得して広告コンテンツを決定するので、リアルタイムに再生させる広告コンテンツを、広告主等が主体的に且つ有効に決定することができる。
一方、実施形態の各ノードNnの動作によれば、再生させた番組コンテンツの属性に対応する属性を有する広告コンテンツを再生させるので、再生させた番組コンテンツに関連する広告コンテンツを再生させることができる。
また、最終再生日時が過去である広告コンテンツを優先させて再生する。更に、再生回数が最も少ない広告コンテンツを優先して再生する。よって、偏りなく広告コンテンツを再生することができる。
更にまた、広告コンテンツの再生が終了されるとき、その終了の対象となる広告コンテンツを記憶部22から削除する。よって、記憶部22の記憶領域を有効に活用できる。
また、広告コンテンツが配信システムS内のノードNnに分散保存されており、これを取得して再生する。よって、配信サーバ等を別途設けることなく、広告コンテンツを取得して再生することができる。
なお上述したノードNnにおける広告コンテンツの選択動作(ステップS32およびS33)以外に、ステップS32またはステップS33の選択動作において複数の広告コンテンツを選択し、それらを表示部28に表示することもできる。この場合ユーザは、その表示されている広告コンテンツの中から所望の広告コンテンツを選んで再生させることができる。
また、上述した実施形態では、ノードNnで再生された番組コンテンツの属性に基づいて広告コンテンツを決定したが、これ以外に、ノードNnにおける広告コンテンツの再生回数に基づいて配信対象の広告コンテンツを決定することもできる。
より具体的には例えば、センタサーバSVの制御部35が、ノードNnにおける広告コンテンツの再生回数を示す再生回数情報を各ノードNn毎に収集する。これにより制御部35が、例えば再生回数が最も少ない広告コンテンツが順に、各ノードNnへの配信対象と決定する。また、再生上限回数情報47により示されている再生回数の上限値に近い再生回数の広告コンテンツを優先して各ノードNnへの配信対象と決定しても良い。
これらの場合にも、ノードNnから取得された再生回数情報に基づいて決定された広告コンテンツを所定のノードNnに取得させて再生させるので、広告コンテンツの配信を、広告主等が主体的に且つ有効に行うことができる。
また、再生回数が少ない広告コンテンツを優先して配信対象とする場合には、広告として有効に広告コンテンツを再生させることができる。
更に再生回数が上限値に近い広告コンテンツを優先して配信対象とする場合には、再生終了条件が満たされてしまうまでにより多くの広告コンテンツを再生させることができる。
更に上述した実施形態では、各ノードNnに分散保存されている広告コンテンツをノードNnから取得する場合について説明したが、これ以外に、例えば広告コンテンツを記憶するサーバからその広告コンテンツを取得するように構成することもできる。
また、図4ステップS35の動作に代えて、番組再生ログ80のノードNnからの送信を、例えば番組コンテンツの再生開始直後に行うこともできる。この場合には、再生中の番組コンテンツの属性に対応する広告コンテンツをリアルタイムに再生させることができる。なお、再生中の番組コンテンツの途中に広告コンテンツを再生すべきタイミングを示す情報を予め挿入しておき、その情報により示されるタイミングが到来したときに、対応する広告コンテンツを再生するように構成することもできる。この場合、その広告コンテンツは、それが再生されるタイミングまでにノードNnにおいて取得されていることが必要となる。
更に、センタサーバSVの制御部35において各ノードNnにおいて再生された広告コンテンツに対応する広告再生ログ90の広告コンテンツID92等を参照し、これに基づいて次に配信されるべき広告コンテンツを決定するように構成することもできる。この場合制御部35は、例えばその広告コンテンツID92により示される広告コンテンツの属性と一致する属性を多く有する別の広告コンテンツを優先して、次に配信されるべき広告コンテンツとして決定する。
更にまた、図3(b)に示した動作に対応するプログラムは、例えばネットワーク8に接続された所定のサーバからセンタサーバSVにダウンロードされるようにしても良い。またこのプログラムは、例えば記録媒体に記録されて当該記録媒体のドライブを介して実施形態におけるセンタサーバSVの制御部35に読み込まれて実行されるようにしても良い。
また同様に、図4に示した動作に対応するプログラムは、例えばネットワーク8に接続された所定のサーバから各ノードNnにダウンロードされるようにしても良い。またこのプログラムは、例えば記録媒体に記録されて当該記録媒体のドライブを介して各実施形態におけるノードNnの制御部21に読み込まれて実行されるようにしても良い。
本発明はコンテンツを配信する配信システムの分野に利用することが可能であり、特にP2P型のネットワークシステムにおいて広告コンテンツを配信する場合に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
3 IX
4a、4b ISP
5a、5b DSL回線事業者装置
6 FTTH回線事業者装置
7 通信回線
8 ネットワーク
9 オーバーレイネットワーク
21、35 制御部
22、36 記憶部
23 バッファメモリ
24、37 通信部
30、39 入力部
31、38 バス
25 デコーダ部
27 映像処理部
28 表示部
29 音声処理部
30 スピーカ
40 広告コンテンツ情報
41、71、92 広告コンテンツID
42、83、93 名称情報
43 第1属性情報
44 第2属性情報
45 第3属性情報
46 公開期限情報
47 再生上限回数情報
48 再生回数情報
49 状態情報
70 広告コンテンツ再生情報
72 公開期限情報
73 再生回数情報
77 最終再生日時情報
80 番組再生ログ
81、91 ノードID
82 番組コンテンツID
90 広告再生ログ
N1、N2、N3、N4、N5、N6、N7、N8、N9、N10、N11、N12、N13、N14、N15、N16、N17、N18、N19、Nn ノード
S 配信システム
SV センタサーバ

Claims (17)

  1. コンテンツが送受信可能とされているノード装置にネットワークを介して接続された情報処理装置において、
    前記ノード装置において再生された前記コンテンツに対応する再生情報を、前記ノード装置から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記再生情報に対応する前記コンテンツの属性に基づいて、前記ノード装置において再生されるべき広告用の広告コンテンツを決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記広告コンテンツを、所定の前記ノード装置に取得させる取得処理を行う処理実行手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記コンテンツには、前記広告コンテンツと異なる主コンテンツであって配信者が主として配信する主コンテンツが含まれており、
    前記決定手段は、前記取得手段により取得された前記再生情報に対応する前記主コンテンツの属性、または、当該再生情報に対応する前記広告コンテンツの属性、のいずれかに基づいて、前記ノード装置において再生されるべき前記広告コンテンツを決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記広告コンテンツは複数の属性を有しており、
    前記主コンテンツは複数の属性を有しており、
    前記取得手段により取得された前記再生情報に対応する前記主コンテンツの属性と、前記広告コンテンツの属性と、を比較する比較手段を更に備え、
    前記決定手段は、前記比較手段による比較結果に基づき、前記取得手段により取得された前記再生情報に対応する前記主コンテンツの前記属性に一致する前記属性を多く有する前記広告コンテンツを優先させて、前記ノード装置において再生されるべき前記広告コンテンツと決定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記決定手段は、前記取得手段により取得された前記再生情報に対応する前記主コンテンツの前記属性に一致する前記属性を有し、且つ未だ前記処理実行手段による前記取得処理の対象とされていない前記広告コンテンツを、前記ノード装置において再生されるべき前記広告コンテンツと決定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記再生情報は、前記ノード装置において現在再生中である前記コンテンツに対応する当該再生情報であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記広告コンテンツには、前記ノード装置における当該広告コンテンツの再生回数の上限値が付与されており、
    前記取得手段により取得された前記再生情報に基づいて、前記上限値まで各前記ノード装置において再生された否かを判定する上限値判定手段と、
    前記上限値判定手段により前記上限値まで再生されたと判定されたとき、当該上限値まで再生された前記広告コンテンツの再生を禁止させる禁止処理を行う禁止手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記取得手段により取得される前記再生情報には、前記広告コンテンツの前記ノード装置における再生回数を示す再生回数情報が含まれており、
    前記決定手段は、前記取得手段により取得された前記再生情報に含まれていた前記再生回数情報に基づいて、前記ノード装置において再生されるべき前記広告コンテンツを決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記決定手段は、前記再生回数情報に基づいて、前記再生回数が最も少ない前記広告コンテンツから順に、前記ノード装置において再生されるべき前記広告コンテンツを決定することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記決定手段は、前記再生回数情報に基づいて、予め設定されている上限値に再生回数が最も近い前記広告コンテンツから順に、前記ノード装置において再生されるべき前記広告コンテンツを決定することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記情報処理装置は、複数の前記ノード装置により構成されるオーバーレイネットワークに接続されており、
    前記オーバーレイネットワークを構成する前記複数のノード装置には、前記広告コンテンツを含む複数の前記コンテンツが分散保存されており、
    前記処理実行手段は、前記決定手段により決定された前記広告コンテンツを識別する識別情報を所定の前記ノード装置に送信し、当該送信された識別情報により識別される前記広告コンテンツを、前記オーバーレイネットワークから前記所定のノード装置に取得させる前記取得処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 情報処理装置と、ノード装置と、がネットワークを介して接続されてなる配信システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記ノード装置において再生された前記コンテンツに対応する再生情報を、前記ノード装置から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記再生情報に対応する前記コンテンツの属性に基づいて、前記ノード装置において再生されるべき広告用の広告コンテンツを決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記広告コンテンツを、所定の前記ノード装置に取得させる取得処理を行う処理実行手段と、
    を備え、
    前記ノード装置は、
    前記処理実行手段による前記取得処理に応じて前記広告コンテンツを取得する広告コンテンツ取得手段と、
    前記広告コンテンツ取得手段により取得された前記広告コンテンツを再生させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする配信システム。
  12. 前記コンテンツには、前記広告コンテンツと異なる主コンテンツであって配信者が主として配信する主コンテンツが含まれており、
    前記ノード装置は、
    前記主コンテンツを取得する主コンテンツ取得手段と、
    前記主コンテンツ取得手段により取得された前記主コンテンツを再生させる主コンテンツ制御手段と、
    を更に備え、
    前記ノード装置の前記制御手段は、前記主コンテンツ制御手段により再生させる前記主コンテンツが有する前記属性に対応する前記属性を有する前記広告コンテンツを再生させることを特徴とする請求項11に記載の配信システム。
  13. 前記ノード装置は、
    前記広告コンテンツの最終再生時刻を示す最終再生時刻情報を各前記広告コンテンツ毎に記憶する履歴記憶手段と、
    前記履歴記憶手段に記憶されている前記最終再生時刻情報に基づき、前記最終再生時刻が現在時刻に最も近い前記広告コンテンツから順に過去に遡って所定数の前記広告コンテンツ以外の前記広告コンテンツを、前記所定数の前記広告コンテンツに優先させて再生対象として決定する再生コンテンツ決定手段と、
    を更に備え、
    前記ノード装置の前記制御手段は、前記再生コンテンツ決定手段により前記再生対象として決定された前記広告コンテンツを再生させることを特徴とする請求項11または12に記載の配信システム。
  14. 前記ノード装置は、
    前記広告コンテンツの再生回数を示す再生回数情報を各前記広告コンテンツ毎に記憶する履歴記憶手段と、
    前記履歴記憶手段に記憶されている前記再生回数情報に基づいて、前記再生回数が最も少ない前記広告コンテンツから当該再生回数の順に再生対象として決定する再生コンテンツ決定手段と、
    を更に備え、
    前記ノード装置の前記制御手段は、前記再生コンテンツ決定手段により前記再生対象として決定された前記広告コンテンツを再生させることを特徴とする請求項11または12に記載の配信システム。
  15. 前記配信システムは、複数の前記ノード装置により構成されるオーバーレイネットワークを備え、
    前記オーバーレイネットワークを構成する前記複数のノード装置には、前記広告コンテンツを含む複数のコンテンツが分散保存されており、
    前記情報処理装置の前記処理実行手段は、前記決定手段により決定された前記広告コンテンツを識別する識別情報を所定の前記ノード装置に送信する送信手段を備え、
    前記ノード装置の前記広告コンテンツ取得手段は、前記送信手段により送信された前記識別情報に基づき、当該送信された識別情報により識別される前記広告コンテンツを、前記オーバーレイネットワークから取得することを特徴とする請求項11から14のいずれか一項に記載の配信システム。
  16. 情報処理装置と、複数のノード装置と、がネットワークを介して接続されてなる配信システムにおいて実行される情報処理方法において、
    前記ノード装置において再生された前記コンテンツに対応する再生情報を、前記ノード装置から取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記再生情報に対応する前記コンテンツの属性に基づいて、前記ノード装置において再生されるべき広告用の広告コンテンツを決定する決定工程と、
    前記決定工程において決定された前記広告コンテンツを、所定の前記ノード装置に取得させる取得処理を行う処理実行工程と、
    前記処理実行工程における前記取得処理に応じて前記広告コンテンツを取得する広告コンテンツ取得工程と、
    前記広告コンテンツ取得工程において取得された前記広告コンテンツを再生させる制御工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  17. コンテンツが送受信可能とされているノード装置にネットワークを介して接続された情報処理装置に含まれるコンピュータに、
    前記ノード装置において再生された前記コンテンツに対応する再生情報を、前記ノード装置から取得するステップと、
    前記取得された再生情報に対応する前記コンテンツの属性に基づいて、前記ノード装置において再生されるべき広告用の広告コンテンツを決定するステップと、
    前記決定された広告コンテンツを、所定の前記ノード装置に取得させる取得処理を行うステップと、
    を実行させることを特徴とする情報処理装置用プログラム。
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