JP2003067290A - 情報配信システムおよびそのプログラム - Google Patents

情報配信システムおよびそのプログラム

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JP2003067290A
JP2003067290A JP2001256761A JP2001256761A JP2003067290A JP 2003067290 A JP2003067290 A JP 2003067290A JP 2001256761 A JP2001256761 A JP 2001256761A JP 2001256761 A JP2001256761 A JP 2001256761A JP 2003067290 A JP2003067290 A JP 2003067290A
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Tomoko Nakano
智子 中野
Koji Miyajima
耕治 宮島
Naoko Toda
菜穂子 戸田
Akio Iijima
章夫 飯島
Tomohiko Yugawa
朋彦 湯川
Hisaya Suga
久彌 須賀
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Dentsu Group Inc
NTT Data Group Corp
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NTT Data Corp
Dentsu Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネット経由で映像コンテンツと一緒
に広告情報を配信する際に、配信需要数の変動に対応し
て広告情報の配信回数を最適に配分し、配信を管理する
情報配信システムおよびそのプログラムを提供する。 【解決手段】 広告配信数算出処理部20は、配信需要
数予測情報と、広告ごとに定める配信条件情報とを基
に、評価値と配信数を変数とする評価関数を用いて、配
信条件情報および配信需要予測情報により定まる制約条
件を満たす評価関数の値に基づいて配信数を算出する。
広告リスト作成処理部21は、算出した配信数を基に、
広告リストを作成する。広告配信処理部23は、視聴者
のカテゴリを特定し、広告リストを参照して、特定した
該カテゴリと組み合わされた広告情報を視聴者端末10
へ配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワーク接
続可能な視聴者端末へ、ネットワークを介して映像コン
テンツなどの視聴する情報を配信する情報配信システム
およびそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信速度の高速化に伴ってインタ
ーネット経由で映像コンテンツを配信するサービスが開
始されている。それに伴い、該映像コンテンツに広告情
報を含めて配信するサービスや、情報画面(ポータル画
面、検索画面等)に映像を含む広告情報を配信するサー
ビスが提供され始めている。この広告情報の配信は、テ
レビ放送用の広告と同様の効果を期待するものであり、
ターゲット層の視聴者に対し、どれだけの人数(リー
チ)に、どれだけの回数(フリークエンシー)視聴させ
るかが、広告の効果を示す一つの基準になる。
【0003】また、テレビ放送用の広告は、広告用の時
間枠を番組ごとに設けている(番組広告枠と呼ぶ)。そ
して、番組広告枠ごとに、放送時間帯と番組内容及び視
聴率を考慮して、どんな視聴者層(年齢や性別等)に、
どれだけ見られているかを推定し、広告会社は、広告主
のターゲット層ごとのリーチやフリークエンシ−に対す
る要望に応えられるような、広告放映プラン(番組広告
枠購入プラン)を作成していた。
【0004】また、インターネット経由で視聴者端末
へ、映像コンテンツと一緒に広告情報を配信する場合
や、情報画面に映像を含む広告情報を配信する場合に
は、同じ映像コンテンツや情報画面を配信していても、
視聴者によって、別々の広告情報を配信できるので、広
告用の時間枠という概念は、番組ごとに設けられるもの
ではなく、視聴者の視聴タイミングごとに設けられるこ
とになる(視聴タイミング広告枠と呼ぶ)。この視聴タ
イミング広告枠の方が、テレビ放送における番組広告枠
に較べ、視聴者を推定ではなく特定できるので、より正
確なターゲット広告ができる反面、広告枠数について
は、視聴者の総視聴時間によって変わってしまうので、
決まった広告枠数を設定することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、イン
ターネット経由で視聴者端末へ、映像コンテンツと一緒
に広告情報を配信する場合や、情報画面に映像を含む広
告情報を配信する際、視聴タイミング広告枠単位での配
信需要数を予測し、各広告主による、ターゲット層ごと
のリーチやフリークエンシーに対する要望に応えられる
ような、最善の配信数配分を管理するシステムが求めら
れている。このため、全体の配信バランスや、配信需要
数の変動を考慮して配信回数を配分する必要が有り、配
信の管理が複雑であるという問題があった。
【0006】また、インターネット経由での広告情報の
配信においては、リーチやフリークエンシーの効果は、
実数で把握可能である。しかし、広告配信需要数が限定
されたものであるため、全ての広告主の要望を100%
満たすことはできない。このため、本システムは、広告
情報を効率よく配信する為に、将来の配信需要数を精度
よく見積もる必要があるという問題があった。
【0007】この発明は、上述した事情を考慮してなさ
れたもので、インターネット経由で映像コンテンツと一
緒に広告情報を配信する際に、配信需要数の変動に対応
して広告情報の配信回数を最適に配分し、配信を管理す
る情報配信システムおよびそのプログラムを提供するこ
とを目的とする。また、インターネット経由で配信する
広告情報において、将来の配信需要数を精度よく予測で
きる情報配信システムおよびそのプログラムを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決すべくなされたもので、本発明による情報配信
システムにおいては、ネットワークに接続可能で映像コ
ンテンツを表示する視聴者端末に対し、広告情報の配信
を制御する情報配信システムであって、視聴者を分類し
たカテゴリ別に所定期間内の配信需要数を予測する情報
である配信需要数予測情報と、広告ごとに少なくとも配
信予定数、配信期間、カテゴリと配信日時別に広告主が
任意の重み付けした値である評価値を定める配信条件情
報とを基に、評価値と配信数を変数とする評価関数を用
いて、配信条件情報および配信需要予測情報により定ま
る制約条件を満たす評価関数の値に基づいて配信数を算
出する広告配信数算出手段と、広告配信数算出手段が算
出した配信数を基に、カテゴリと、該カテゴリへ配信す
る広告情報の組み合わせのリストである広告リストを作
成する広告リスト作成手段と、視聴者のカテゴリを特定
し、広告リストを参照して、特定した該カテゴリと組み
合わされた広告情報を視聴者端末へ配信する広告配信手
段とを具備することを特徴とする。
【0009】これにより、インターネット経由で映像コ
ンテンツと一緒に広告情報を配信する際に、広告主の設
定した評価値に応じて広告情報の配信を制御することが
できる。また、広告配信数算出手段は、配信需要数を用
いて広告情報の配信数を算出しているので、度配信需要
数の変動に対応して広告情報の配信数を最適に管理する
ことができる。
【0010】また、本発明による情報配信システムにお
いては、上記視聴者端末へ配信した広告情報に対し、該
視聴者のカテゴリ、配信日時を関係付けた配信履歴を格
納する配信履歴データベースと、配信履歴データベース
より配信履歴を参照して、カテゴリ別に任意の日時単位
における過去の配信数を統計処理し、該統計処理結果に
基づき該日時単位で所定期間の配信需要数を予測する配
信需要数予測手段とを具備することを特徴とする。
【0011】これにより、視聴者のカテゴリ毎に、過去
の視聴者の配信需要を統計処理するので、広告情報の将
来の配信需要数を精度よく予測することができる。
【0012】また、本発明による情報配信システムにお
いては、上記広告配信数算出手段は、日時単位で配信数
を算出することを特徴とする。これにより、視聴者の配
信需要の周期と合わせた日時単位で配信数を算出するこ
とで、より精度のよい配信数を算出することができる。
【0013】また、本発明による情報配信システムにお
いては、上記属性情報は、視聴者端末において視聴中の
映像コンテンツに関する情報を含み、上記広告配信数算
出手段は、該属性情報に含まれる映像コンテンツに関す
る情報を更に評価値として配信数を算出することを特徴
とする。これにより、情報配信システムは、視聴者が視
聴中の映像コンテンツの内容を反映した広告情報を視聴
者端末へ提供することができる。
【0014】また、本発明による情報配信システムにお
いては、上記広告リスト作成手段は、カテゴリ毎の広告
の全配信数に対する広告毎の配信数の割合に応じた出現
確率を保つように、広告配信の順序を定める広告リスト
を作成することを特徴とする。これにより、各カテゴリ
に割り当てられた各広告の配信数の割合に応じた広告の
配信を行うことができる。
【0015】また、本発明による情報配信システムにお
いては、上記広告リスト作成手段は、配信数によりカテ
ゴリへ割り当てられた広告情報を基に、検索条件に合致
する広告情報を抽出して広告リストを作成することを特
徴とする。これにより、割り当てられた広告情報の中で
更にターゲットを絞った広告配信を行うことができる。
【0016】また、本発明による情報配信システムにお
いては、上記評価値に応じて該評価値が設定された広告
の配信料金の増減を算出する広告料金処理手段を更に具
備することを特徴とする。これにより、評価値が高く設
定された広告(他の広告に比べて優先度が高くなる広
告)に対して、広告の配信料金を割増にするなど、評価
値に応じた配信料金の増減を行うことができる。
【0017】また、本発明によるプログラムは、ネット
ワークに接続可能で映像コンテンツを表示する視聴者端
末に対し、広告情報の配信を制御する情報配信システム
用のプログラムであって、視聴者を分類したカテゴリ別
に所定期間内の配信需要数を予測する情報である配信需
要数予測情報と、広告ごとに少なくとも配信予定数、配
信期間、カテゴリと配信日時別に広告主が任意の重み付
けした値である評価値を定める配信条件情報とを基に、
評価値と配信数を変数とする評価関数を用いて、配信条
件情報および配信需要予測情報により定まる制約条件を
満たす評価関数の値に基づいて配信数を算出するステッ
プと、算出した配信数を基に、カテゴリと、該カテゴリ
へ配信する広告情報の組み合わせのリストである広告リ
ストを作成するステップと、視聴者のカテゴリを特定
し、広告リストを参照して、特定した該カテゴリと組み
合わされた広告情報を、該視聴者の視聴者端末へ配信す
るステップとをコンピュータへ実行させるためのプログ
ラムである。
【0018】また、本発明によるプログラムは、視聴者
端末へ配信した広告情報に対し、該視聴者のカテゴリ、
配信日時を関係付けた配信履歴を格納する配信履歴デー
タベースより、配信履歴を参照して、カテゴリ別に任意
の日時単位における過去の配信数を統計処理し、該統計
処理結果に基づき該日時単位で所定期間の配信需要数を
予測するステップを更にコンピュータへ実行させる上述
したプログラムである。
【0019】また、本発明によるプログラムは、上記配
信数を算出するステップは、日時単位で配信数を算出す
ることを特徴とする上述したプログラムである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明する。ただし、以下の実施の形態は特許請
求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、ま
た実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの
すべてが発明の解決手段に必要であるとは限らない。ま
ず、本発明の第一の実施形態による情報配信システムの
計算処理に用いる評価関数として、与えられた条件のも
とで目的関数の値を最大にする変数の組み合わせを求め
る線形計画法の目的関数を用いた場合を以下に説明す
る。
【0021】図1は、本発明の第一の実施形態による情
報配信システムの全体構成を示すブロック図である。こ
の図において符号10は、ネットワーク11へ接続可能
で、ネットワーク11を介して提供される映像コンテン
ツを再生するソフトウェアを有する視聴者端末である。
符号12は、視聴者端末10へ配信する映像コンテンツ
を格納する映像コンテンツデータベースを具備し、ネッ
トワーク11経由で該映像コンテンツを配信する映像情
報サーバである。13は、広告主の作成した広告用の映
像コンテンツを格納する広告コンテンツデータベースを
具備し、ネットワーク11を介して広告コンテンツを配
信する広告サーバである。
【0022】尚、映像情報サーバ12が配信する映像コ
ンテンツには、映像コンテンツの再生中に広告コンテン
ツを再生するため、該広告情報の要求をネットワーク1
1へ送信するプログラムが含まれている。更に、映像コ
ンテンツは、視聴者端末10において広告コンテンツの
要求を送信する際に、該広告コンテンツの要求を送信す
る視聴者端末10の視聴者に関する情報や該映像コンテ
ンツに関する情報を含む属性情報を合わせて送信するプ
ログラムを含む。
【0023】14は、上述した映像コンテンツを再生中
の視聴者端末10より、ネットワーク11を介して広告
情報の要求および属性情報を受信し、該属性情報で定ま
る視聴者のカテゴリに応じた広告情報を、該視聴者端末
10へ配信する情報配信システムである。また、情報配
信システム14は、広告情報サーバ13より、広告コン
テンツデータや該広告コンテンツの配信期間などの配信
条件情報を含む広告情報の登録を受け付ける。尚、図示
していないが上述した視聴者端末10、映像情報サーバ
12、広告サーバ13、情報配信システム14は、各々
が複数台であってもよい。
【0024】次に、情報配信システム14の内部構成に
ついて図1を用いて説明する。符号15は、情報配信シ
ステム14内のデータを制御する制御部である。16
は、ネットワーク11を介して、種々のデータを送受信
する送受信処理部である。17は、広告配信に必要な種
々の情報を格納するデータベースである。ここで、デー
タベースの内部構成について図を用いて説明する。
【0025】まず、広告情報データベース17aは、各
広告に固有の広告識別子に関連付けて広告情報を格納す
る。図2は、本発明の第一の実施形態における広告情報
データベース17aの概略構成を示す図である。図に示
すように、“広告識別子”に関連付けて“広告情報”と
して以下に示す情報を格納する。“広告名”とは、広告
主が該広告に任意に付与する名称である。尚、この“広
告名”が固有のものであれば、これを広告識別子として
もよい。“広告コンテンツデータ”とは、広告主が提供
した広告用の映像コンテンツのデータである。“広告主
情報”とは、該広告を提供する広告主に関する情報であ
り、たとえば広告主名、系列企業情報などの情報であ
る。
【0026】“配信条件情報”とは、広告ごとに少なく
とも配信予定数、配信期間、カテゴリと配信日時別に広
告主が任意の重み付けした値である評価値を定める情報
であり、例えば以下に示す情報を含む。“配信期間”と
は、広告主が広告を配信して欲しい期間を示す情報であ
る。“評価値”とは、例えば視聴者の年齢や性別などに
より分類したカテゴリと、配信日時により広告主が任意
に重み付けした値である。“評価値”を設定する際に広
告主が参考にする情報としては、視聴者が視聴中の映像
コンテンツに関する情報や、趣味の情報、視聴者が見た
い広告の種類の情報など、広告主が広告を提示したい視
聴者を特定できる情報を参考にしてよい。
【0027】“配信予算”とは、広告主が、該広告を配
信する度に加算される配信料金の上限を定める情報であ
る。尚、配信により料金を加算する方法の詳細について
は後述する。“配信合計数”とは、広告主が指定した配
信期間において累計で配信したい配信数である。“配信
累積数”とは、情報配信システム14が、これまでに配
信した累積の配信数である。“配信予定数”とは、“配
信合計数”と“配信累積数”の差であって、これから配
信する予定の広告数を示す。以上に示したように、広告
情報データベース17aは、広告主からの登録による情
報および配信数に関する情報を格納する。
【0028】次に、配信履歴データベース17bについ
て説明する。配信履歴データベース17bは、視聴者端
末10へ配信した広告情報に対し、該視聴者のカテゴ
リ、配信日時を関係付けた配信履歴を格納する。図3
(a)は、本発明の第一の実施形態における配信履歴デ
ータベース17bの概略構成を示す図である。図に示す
ように、“配信先の属性情報”とは、視聴者端末10か
ら広告情報の要求を受信する際に、映像コンテンツのプ
ログラムにより視聴者を分類するために合わせて受信し
た情報であり、以下に示す内容で構成される。
【0029】“視聴者に関する情報”とは、視聴者名や
視聴者識別子など視聴者を特定する情報である。例え
ば、ネットワーク11において視聴者端末10を特定す
るIPアドレス、視聴者が利用しているプロバイダに関
する情報などでもよい。また、視聴者の趣味や年齢性別
などの情報でもよい。“カテゴリ”とは、広告を配信し
た視聴者端末10の視聴者が属するカテゴリに関する情
報である。
【0030】“視聴中の映像コンテンツ情報”とは、視
聴者が視聴中の映画コンテンツに関する情報である。こ
れにより、広告主は、映像コンテンツの内容に合わせて
広告が配信されるよう、評価値の設定を行うことができ
る。例えば、視聴者がスポーツ番組の映像コンテンツを
視聴中である場合に、スポーツ用品の広告を提供する広
告主がスポーツ番組の映像コンテンツに最も重み付ける
評価値を設定することで、該視聴者が該広告を視聴する
確率を高くすることができる。
【0031】また、“配信日時”とは、広告を配信した
日時を示す情報である。“配信広告情報”とは、“配信
した広告の広告名”や“配信した広告の広告識別子”な
ど、配信した広告を特定できる情報を格納する。以上に
示したように、配信履歴データベース17bは、配信さ
れた広告の履歴を格納する。
【0032】次に、視聴者情報データベース17cにつ
いて説明する。視聴者情報データベース17cは、視聴
者識別子に関連付けて視聴者に関する情報である“視聴
者情報”を格納する。図3(b)は、本発明の第一の実
施形態における視聴者情報データベース17cの概略構
成を示す図である。図に示すように、“視聴者情報”と
しては、例えば以下に示す情報を格納する。“視聴者
名、住所、連絡先”は、視聴者の氏名、住所、電話番
号、電子メールアドレスなどの情報である。これによ
り、例えば地域別に配信したい広告がある場合、視聴者
の住所の情報で対応することができる。
【0033】“性別、年齢、出身地”は、視聴者の性
別、年齢、出身地に関する情報である。これにより、年
齢や性別で視聴者のカテゴリを定め、重み付けした評価
値を付与することで、所望の年齢層の男性または女性に
より多くの広告を配信することができる。“趣味、興味
のあることについての情報”は、視聴者の趣味や興味の
あることについての情報である。これにより、視聴者の
趣味や興味のあることを考慮した広告を配信することが
できる。
【0034】“映像コンテンツの視聴履歴情報”は、視
聴者が過去に視聴した映像コンテンツに関する情報であ
る。これにより、視聴者の好む映像コンテンツの種類
や、曜日により視聴する時間帯が決まっているかなどの
情報を抽出し、カテゴリの分類や評価値の計算、配信需
要の計算に用いることができる。“広告の視聴履歴情
報”は、視聴者が過去に視聴した広告に関する履歴情報
である。これにより、同一の広告を同一の視聴者へ複数
回にわたり視聴させることの効果において、ある所定数
を超えると逆効果となることが知られているが、これを
防ぐことができる。また、物語調の広告であれば、物語
の続きとなる広告を配信することも可能である。
【0035】“分類されるカテゴリ”は、上記に示した
視聴者の各種情報を基に、情報配信システム14の処理
で用いる複数のカテゴリの中で当てはまるカテゴリをす
べて格納する。例えば、“20代の男性”といカテゴリ
AAAと、“神奈川県在住で野球が趣味”というカテゴ
リBBBが当てはまる場合は、カテゴリAAAとカテゴ
リBBBが格納される。これにより、情報配信システム
14での処理において、視聴者を所定のカテゴリにまと
めて処理を行うことができる。以上に示したように、視
聴者情報データベース17cは、視聴者に関する情報を
格納する。
【0036】次に、図1における情報配信システム14
内の符号の説明に戻る。18は、広告サーバ13へ広告
情報を情報配信システム14に登録するよう促す登録画
面を広告サーバ13へ表示させる登録画面情報を生成す
る登録処理部である。なお、登録処理部18が生成した
登録画面情報は、送受信処理部16が広告サーバ13へ
送信する。ここで、複数の広告主が広告1、広告2、広
告3…広告iについて各視聴者別に評価値を設定した場
合の一例を図示する。図4は、本発明の第一の実施形態
による各広告の評価値を視聴者ごとに設定する例を示す
図である。図に示すように、各単位時間(t1、t2、…
k)における、各視聴者(U1、U2、U3、…U
j)の広告1〜広告iの評価値aijを広告主が設定す
る。
【0037】尚、上述した評価値aijの設定は視聴者毎
であったが、この限りではなく、各広告に対して複数の
視聴者をまとめたグループを作成し、評価値を設定して
もよいし、視聴者を種々のカテゴリに分類して、該カテ
ゴリ毎に評価値を設定してもよい。ここで、各広告に対
して複数の視聴者をまとめたグループを作成する場合に
ついて図を用いて説明する。図5は、本発明の第一の実
施形態による各広告の評価値をグループごとに設定する
例を示す図である。図に示すように、各単位時間
(t1、t2、…tk)における、各広告(広告1、広告
2、広告3、…)に対して、視聴者(U1、U2、…U
j)のグループを作成する。広告主は、各グループに対
して評価値gijの設定を行う。尚、グループの作成は、
視聴者情報データベース17cを参照して作成すればよ
い。
【0038】19は、配信履歴データベース17bより
配信履歴を参照して、カテゴリ別に任意の日時単位にお
ける過去の配信数を統計処理し、該統計処理結果に基づ
き該日時単位で所定期間の配信需要数を予測する配信需
要数予測処理部である。ここで、各視聴者(U1、U
2、U3、…Uj)について未来の単位時間(t1
2、…tk)における、配信需要数予測処理部10が予
測する配信需要数の一例を図示する。図6は、本発明の
第一の実施形態による配信需要数予測処理部10が予測
する配信需要数の例を示す図である。図に示すように、
配信需要数予測処理部10は、配信履歴データベース1
7bを参照して、各単位時間(t1、t2、…tk)にお
ける、各視聴者(U1、U2、U3、…Uj)の配信需
要数mjkを予測する。
【0039】20は、配信需要数予測情報と、配信条件
情報とを基に、評価値と配信数を変数とする以下に示す
(式1)の評価関数を用いて、広告の最適な配信数を算
出する広告配信数算出処理部である。
【数1】 尚、(式1)においてt=1、2、3、…qは、図4の
単位時間(t1、t2、…tk)に対応する。また、変数
N’itは時刻tにおける広告iの配信予定数であり、配
信累積数が配信合計数に近づくようにするための項であ
る。また、変数xijは、視聴者Ujに広告iを配信する
数である配信数を示す。
【0040】また、(式1)において、第一項は、評価
値aijを満たす配信数xijを求める為の項であり、第二
項は、配信予定数N’itを満たす配信数xijを求める為
の項である。更に、第一項に積算するαおよび第二項に
積算する(1−α)は、評価値を満たすことを優先させ
るか、配信予定数を満たすことを優先させるかの重み付
けを調整する為の任意の値をとる係数である。
【0041】また、広告配信数算出処理部20は、配信
条件情報および配信需要予測情報により定まる以下に示
す4つの式(式2)、(式3)、(式4)、(式5)で
示す制約条件を用いる。
【数2】 すなわち、広告配信数算出処理部20は、評価関数(式
1)が上記の制約条件を満たし、最大値となるような配
信数を算出する。尚、広告配信数算出処理部20の詳細
な動作は後述する。
【0042】21は、広告配信数算出処理部20が算出
した配信数を基に、カテゴリと、該カテゴリへ配信する
広告情報の組み合わせのリストである広告リストを作成
する広告リスト作成処理部である。尚、広告リスト作成
処理部21は、カテゴリ毎の広告の全配信数に対する各
広告の配信数の割合に応じた出現確率を保つように、広
告配信の順序を定める広告リストを作成する。22は、
視聴者端末10より受信した広告情報を要求する広告要
求情報および該視聴者端末10の視聴者をカテゴリに分
類するための属性情報を基に該視聴者端末10の視聴者
を所定のカテゴリに分類する分類処理部である。23
は、分類処理部22が分類した視聴者のカテゴリと、広
告リストを参照して、該カテゴリと組み合わされた広告
情報を、該視聴者の視聴者端末10へ配信する広告配信
処理部である。
【0043】ここで、上述した広告リスト作成処理部2
1が、広告リストを作成する方法について、他の幾つか
の例を示す。第一の例として、広告リスト作成処理部2
1は、カテゴリごとに割り当てられた広告が所定回数分
含まれた配信順を定める広告リストを作成する(カテゴ
リ毎に1つ作成する)。これにより、広告配信処理部2
3は、視聴者端末10からの広告配信要求があった場
合、その視聴者が所属しているカテゴリの広告リストか
ら順に広告情報を配信する。また、広告リストが最後ま
でいったら、また先頭に戻って配信を行う。
【0044】第二の例として、広告リスト作成処理部2
1は、カテゴリに配分された各広告の配信数の割合で配
信順に並べられている広告の「基本セット」となる広告
リストを作成する(カテゴリ毎に一つ作成する)。次
に、広告リスト作成処理部21は、「基本セット」の広
告リストから、同じ広告が2回連続して並ばず視聴者端
末10へ一度に配信可能なファイル容量となる、「2次
セット」の広告リストを作成する。これにより、広告配
信処理部23は、視聴者端末10から、広告配信要求が
あった場合、任意の「2次セット」の広告リストを選択
し、該広告リストに従い広告情報の配信を行う。また、
広告リストが最後まで行ったら、別の「2次セット」の
広告リストを選択し、同様に広告配信を行う。
【0045】第三の例として、広告リスト作成処理部2
1は、過去の視聴実績より、視聴回数ごとの視聴者数を
把握し、それを考慮して配信順を定める広告リストを作
成する(例えば月に1回、カテゴリ毎にひとつ作成す
る)。これにより、広告配信処理部23は、視聴者端末
10から、広告配信要求があった場合、視聴者の所属す
るカテゴリ用に作成された広告リストに従い、広告情報
を配信する。
【0046】第四の例として、広告リスト作成処理部2
1は、月次処理によりカテゴリに配分された広告を、日
次処理の段階で「残回数/総回数」の値に従い配信順を
定める広告リストを作成する(カテゴリ毎にひとつ作成
する)。尚、広告リスト作成処理部21は、「残回数/
総回数」の値が同じ広告が2つ以上ある場合には、総回
数の大きな(あるいは小さな)広告から配信する配信順
の広告リストを作成する。また、総回数も同じ値の場合
には、当該広告の中からランダムに選択した配信順の広
告リストを作成する。
【0047】これにより、広告配信処理部23は、視聴
者端末10から、広告配信要求があった場合、視聴者の
所属するカテゴリの広告リストに従って広告情報の配信
を行う。(同じカテゴリの属する視聴者は、すべて同一
の広告リストに従う。)また、広告リスト作成処理部2
1は、1日の配信が終わった時点で、それまでの配信実
績を反映させて、広告リストを更新する。
【0048】第五の例として、広告リスト作成処理部2
1は、「残回数/総回数」の値に加えて、時間帯につい
ての評価値を加味して配信順を定める広告リストを作成
する(カテゴリ毎にひとつ作成する)。すなわち、カテ
ゴリごとに毎時「残回数/総回数」の値と所定の時間帯
における評価関数の値をもとに、配信順を決定して広告
リストを作成する。これにより、広告配信処理部23
は、視聴者端末10から、広告配信要求があった場合、
視聴者の所属するカテゴリの広告リストを基に広告情報
を配信する。
【0049】第六の例として、広告リスト作成処理部2
1は、広告配信数算出処理部20が算出した配信数によ
り各カテゴリへ割り当てられた広告情報を基に、検索条
件に合致する広告情報を抽出して広告リストを作成す
る。尚、検索条件として指定できる情報は、広告情報の
配信履歴や、視聴者が視聴中の映像の種類や、視聴者が
閲覧中のWebページの種類、視聴者の年齢、性別、趣
味、使用しているパーソナルコンピュータ(以下PCと
する)の種類、該PCにて使用しているブラウザの種
類、該PCの通信能力(通信速度、通信形態)などの情
報がある。また、広告情報には、広告主や法律などによ
り定まる配信禁止の時間帯や個人(年齢などにより特
定)に関する情報も関連付けられている。これにより、
広告リスト作成処理部21は、配信禁止の時間帯や視聴
者の情報を参照して、配信してはいけない広告情報を特
定し、配信可能な広告情報より過去の広告履歴や現在視
聴者が視聴中の映像や閲覧中のWebページの情報を反
映させた広告情報を検索して提供することができる。
【0050】尚、広告配信処理部23は、広告リストを
基に視聴者端末10へ広告情報を配信する際に、時間帯
や広告主からの依頼などにより配信禁止となった広告情
報が該広告リストに含まれていた場合、該広告情報をス
キップすることで対応する。また、広告リスト作成処理
部21は、同一視聴者へ同じ広告を2回以上連続して配
信することを回避するなど、広告リスト作成時に幾つか
のルールを設定して、該ルールを守るような配信順とな
る広告リストを作成することも可能である。
【0051】また、上記に示した図1の各処理部は専用
のハードウェアにより実現されるものであってもよく、
また、各処理部はメモリおよびCPU(中央演算装置)
により構成され、各処理部の機能を実現する為のプログ
ラムをメモリにロードして実行することによりその機能
を実現させるものであってもよい。また、上記メモリ
は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッ
シュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の
読み出しのみが可能な記録媒体、RAM(Random
Access Memory)のような揮発性のメモ
リ、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュータ読
み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されるものと
する。
【0052】次に、上述した情報配信システム14の動
作について図を用いて説明する。まず、情報配信システ
ム14における配信需要数予測処理部19の動作につい
て説明する。図7は、本発明の第一の実施形態による情
報配信システム14における配信需要数予測処理部19
の動作を示すフロー図である。まず、配信需要数予測処
理部19は、配信履歴データベース17bより配信履歴
を参照して、カテゴリ別に曜日単位で過去における広告
の平均視聴時間、配信数の時間的な分散、確率分布を求
める(ステップS10)。
【0053】次に、配信需要数予測処理部19は、すべ
ての曜日について処理を終了したかどうかを式t≧t
MAXによって判断する(ステップS11)。尚、tの単
位が曜日なので、tMAXは一週間分の7となる。ここ
で、t≧tMAXでない場合(ステップS11のNO)、
配信需要数予測処理部19は、乱数を発生させて、確率
分布からt=iにおける配信需要数を予測する(ステッ
プS12)。次に、配信需要数予測処理部19は、tの
値を1増加させる(ステップS13)。次は、ステップ
S11に戻る。ここで、t≧tMAXである場合(ステッ
プS11のYES)、配信需要数予測処理部19は、処
理を終了する。
【0054】以上に示したように、配信需要数予測処理
部19は、任意の日時単位の配信需要数を予測すること
ができる。尚、配信需要数予測処理部19は、ステップ
S12において乱数を発生させることにより、需要の分
散具合を考慮した配信需要数を予測することができる。
また、上述した実施形態では、曜日単位で処理を行って
いるがこの限りではなく、任意の日時単位で処理を行っ
てよい。
【0055】次に、情報配信システム14における広告
配信数算出処理部20の動作について説明する。図8
は、本発明の第一の実施形態による情報配信システム1
4における広告配信数算出処理部20の動作を示すフロ
ー図である。まず、制御部15は、配信履歴データベー
ス17bより配信履歴を参照して、現時点での各広告の
配信予定数を更新する。また、配信需要数予測処理部1
9は現時点での配信需要数を予測する(ステップS2
0)。次に、広告配信数算出処理部20は、tkの値を
1に初期化する(ステップS21)。
【0056】次に、広告配信数算出処理部20は、すべ
ての曜日について処理を終了したかどうかを式t≧t
MAXによって判断する(ステップS22)。ここで、t
≧tMAXでない場合(ステップS22のNO)、広告配
信数算出処理部20は、tk時点における評価関数(式
1)の変数の初期値を設定する(ステップS23)。次
に、広告配信数算出処理部20は、tk時点における評
価関数(式1)が最大となる変数の値を算出する(ステ
ップS24)。この時、広告配信数算出処理部20は、
評価関数(式1)において、制約条件(式2)、(式
3)、(式4)、(式5)を満たす。
【0057】次に、制御部15は、以下の式を計算し
て、計算結果である配信予定数を広告情報データベース
17aに格納する。(ステップS25)。 配信予定数=配信合計数−配信累計数 次に、広告配信数算出処理部20は、tの値を1増加さ
せる(ステップS26)。次は、ステップS22に戻
る。ここで、t≧tMAXである場合(ステップS22の
YES)、広告配信数算出処理部20は、処理を終了す
る。
【0058】以上に示したように、広告配信数算出処理
部20は、評価関数を用いて最適な配信数を算出する。
ここで、広告配信数算出処理部20が算出する配信数の
一例について図を用いて説明する。図9は、本発明の第
一の実施形態による各広告へ広告配信数算出処理部20
が算出する配信数を各視聴者へ割り当てる例を示す図で
ある。図に示すように、広告配信数算出処理部20は、
各単位時間(t1、t2、…tk)において、各視聴者
(U1、U2、…Uj)に割り当てる各広告(広告1、
広告2、広告3、…広告i)の配信数xijを算出する。
【0059】更に、広告配信数算出処理部20が算出す
る配信数の他の例について図を用いて説明する。図10
は、本発明の第一の実施形態による各広告へ広告配信数
算出処理部20が算出する配信数をカテゴリへ割り当て
る例を示す図である。図に示すように、広告配信数算出
処理部20は、各単位時間(t1、t2、…tk)におい
て、各カテゴリ(F1、F2、…Fj)に割り当てる各
広告(広告1、広告2、広告3、…広告i)の配信数n
j*xijを算出する。尚、njは各カテゴリFjに属する
視聴者数である。
【0060】次に、上述した情報配信システム14およ
び視聴者端末10、映像情報サーバ12、広告サーバ1
3を含むシステム全体の動作について図を用いて説明す
る。図11は、本発明の第一の実施形態における情報配
信システム14を含むシステム全体の動作を示す図であ
る。まず、登録処理部18の処理により、広告サーバ1
3より配信条件を含む広告情報の登録を受信する(t
1)。次に、配信需要予測処理部19は、配信履歴デー
タベース17bを参照して配信需要数を予測する(t
2)。次に、広告配信数算出処理部20は、配信条件お
よび配信需要数を基に評価関数(式1)を用いて各カテ
ゴリ別の配信数を算出する(t3)。
【0061】次に、広告リスト作成処理部21は、広告
配信数算出処理部20が算出した配信数を基に、カテゴ
リと、該カテゴリへ配信する広告情報の組み合わせのリ
ストである広告リストを作成する(t4)。この時点
で、情報配信システム14は、視聴者端末10より広告
情報の配信要求を受信し、広告主の配信条件に沿った広
告の配信が可能な状態となる。
【0062】次に、視聴者端末10は、映像情報サーバ
12へ所望の映像コンテンツの配信を要求する(t
5)。これを受けて、映像情報サーバ12は、視聴者端
末10へ視聴者の所望の映像コンテンツを配信する(t
6)。このとき、映像コンテンツには、映像コンテンツ
の再生途中に挿入される広告情報を情報配信システム1
4へ要求するプログラムが含まれている。次に、視聴者
端末10において、映像コンテンツが再生される(t
7)。ここで、広告情報を要求するプログラムが起動し
て、視聴者端末10は、広告情報の要求を情報配信シス
テム14へ送信する(t8)。尚、視聴者端末10が送
信する情報は、広告情報と合わせて視聴者をカテゴリに
分類するための属性情報を含む。
【0063】次に、送受信処理部16は、視聴者端末1
0より広告情報を要求する広告要求情報および該視聴者
端末10の視聴者をカテゴリに分類するための属性情報
を受信する。次に、分類処理部22は、属性情報を基に
該視聴者端末10の視聴者をカテゴリに分類する(t
9)。次に、広告配信処理部23は、分類処理部22が
分類した視聴者のカテゴリと、広告リストを参照して、
該カテゴリと組み合わされた広告情報を、該視聴者の視
聴者端末10へ配信する(t10)。
【0064】次に、視聴者端末10は、広告情報を受信
して、映像コンテンツに定義されるタイミングで該広告
情報を再生する(t11)。次に、情報配信システム1
4は、広告情報を配信した履歴を、配信履歴データベー
ス17bに格納する(t12)。以上に示したように、
情報配信システム14は、広告主の設定する評価値に応
じた広告情報の配信の制御を行うことができる。
【0065】次に、本発明の第二の実施形態による情報
配信システムとして、上述した第一の実施形態と以下の
2点で異なる情報配信システムの実施形態を説明する。
・上述した映像コンテンツ配信時の広告情報の配信では
なく、Webページの一部または、別の小窓に広告表示
を行う広告情報の配信を行う情報配信システム。・広告
主により各広告に設定された評価値に対応した広告料金
を算出する情報配信システム。図12は、本発明の第二
の実施形態における情報配信システムの全体構成を示す
ブロック図である。
【0066】図12に示すように、図1の映像情報サー
バ12の代わりにWebサーバ100が、視聴者端末1
0へWebコンテンツを提供する。視聴者端末10がW
ebサーバ100へWebコンテンツを要求して表示す
る際に、情報配信システム14へ広告情報の配信要求が
送信される。これにより、情報配信システム14は、W
ebページの一部または、別の小窓へ広告を表示する広
告情報を視聴者端末10へ送信する。
【0067】また、情報配信システム14の構成におい
ては、単価算出処理部24と広告料金処理部25が追加
された。単価算出処理部24は、広告配信数算出処理部
20が算出した広告配信数を基に、各広告の配信コスト
である広告単価を算出する。広告料金処理部25は、広
告主が各広告に設定した評価値に応じて、該広告の広告
単価の割増や割引を行う。
【0068】次に、上述した情報配信システム14およ
び視聴者端末10、Webサーバ100、広告サーバ1
3を含むシステム全体の動作について図を用いて説明す
る。図13は、本発明の第二の実施形態における情報配
信システム14を含むシステム全体の動作を示す図であ
る。ここで、広告サーバ13より配信条件を含む広告情
報の登録を受信する処理から、広告リスト作成処理部2
1が広告リストを作成するt21〜t23までの処理
は、図11のt1〜t4までの処理と同様である。
【0069】次に、単価算出処理部24は、予測した配
信需要数や、算出された各広告の配信数などの情報を基
に、各カテゴリの視聴者へ広告を一つ配信した場合に課
金される料金である広告単価を算出する。尚、単価算出
処理部24は、各カテゴリや配信する時間帯により所定
の料金を定めた配信料金情報を参照して配信料金を算出
してもよい。次に、広告料金処理部25は、広告主が各
広告に設定した評価値に応じて、単価算出処理部24が
算出した広告単価を割増したり割引いたりすることで、
最終的な広告単価を算出する(t24)。この時点で、
情報配信システム14は、視聴者端末10より広告情報
の配信要求を受信し、広告主の配信条件に沿った広告の
配信が可能な状態となる。
【0070】次に、視聴者端末10は、Webサーバ1
00へ所望のWebコンテンツの配信を要求する(t2
5)。これを受けて、Webサーバ100は、視聴者端
末10へ視聴者の所望のWebコンテンツを配信する
(t26)。これを受けて、Webサーバ100は、視
聴者端末10へ視聴者の所望のWebコンテンツを配信
する(t26)。このとき、Webコンテンツには、W
ebコンテンツの一部に挿入される広告情報を情報配信
システム14へ要求するプログラムが含まれている。次
に、視聴者端末10において、Webコンテンツが表示
される(t27)。ここで、広告情報を要求するプログ
ラムが起動して、視聴者端末10は、広告情報の要求を
情報配信システム14へ送信する(t28)。尚、視聴
者端末10が送信する情報は、広告情報と合わせて視聴
者をカテゴリに分類するための属性情報を含む。
【0071】次に、送受信処理部16は、視聴者端末1
0より広告情報を要求する広告要求情報および該視聴者
端末10の視聴者をカテゴリに分類するための属性情報
を受信する。次に、分類処理部22は、属性情報を基に
該視聴者端末10の視聴者をカテゴリに分類する(t2
9)。次に、広告配信処理部23は、分類処理部22が
分類した視聴者のカテゴリと、広告リストを参照して、
該カテゴリと組み合わされた広告情報を、該視聴者の視
聴者端末10へ配信する(t30)。
【0072】次に、視聴者端末10は、広告情報を受信
して、Webコンテンツの一部で該広告情報を再生する
(t31)。次に、情報配信システム14は、広告情報
を配信した履歴を、配信履歴データベース17bに格納
する(t32)。また、広告料金処理部25は、該配信
履歴を基に各広告を配信した実績に伴う広告料金を算出
する(t33)。次に、送受信処理部16は、広告料金
処理部25が算出した広告毎の広告料金を広告サーバ1
3へ通知する(t34)。以上に示したように、情報配
信システム14は、広告主の設定する評価値に応じた広
告情報の配信と、評価値に応じた広告料金の制御を行う
ことができる。
【0073】尚、上述した実施形態では、広告毎の配信
実績数を基に広告主へ請求する料金を定めたが、広告主
が各広告に設定する評価値に応じて、各広告における広
告主へ請求する料金を定めてもよい。これにより、広告
料金の算出の基とが、変動の激しい各広告の配信実績数
ではなくなるので、広告料金の算出処理が簡便になる。
また、上述した実施形態では、広告リスト作成処理部2
1が広告リストを作成するタイミングは、広告配信数算
出処理部20が配信数を算出した後であったが、この限
りではなく、視聴者端末10より広告情報の配信要求を
受信した後や、所定の時間間隔にて広告リストを作成し
てもよい。この際、広告リストに含まれる広告情報の数
も任意の数でよい。
【0074】また、上述した実施形態において広告主に
設定させ、広告配信数算出処理部20で用いる評価値
は、重み付けした値であったが、この限りではなく、正
規化した数字の比による割合値や、パーセントの値など
でもよい。ここで、割合を評価値とした評価関数の例を
以下の(式6)に示す。
【数3】 尚、(式6)において、xijtは広告i、視聴者j、時
間tにおける配信数を示す。また、x’i(t)は、時
刻tにおける広告iの配信実績数を示す。また、pijt
は、広告主が時刻tにおいて広告iを、視聴者jに配信
したい優先度を割合で設定した値である。
【0075】また、Niは、広告主が設定する広告iを
配信する総数である。N’i(t)は、広告iについて
時刻tまでに配信された実績配信総数を示す。Mjtは、
予想される広告の配信需要数を示す。Tiは、広告iが
配信される期間をTsi(配信開始)からTei(配信終
了)とする場合の単位時間数を示す。以上により、広告
配信数算出処理部20は、評価関数(式6)と(式6)
の変数を定義する(式7)、(式8)を用いて、制約条
件(式9)、(式10)、(式11)、(式12)を満
足し、評価関数(式6)が最小値を取る配信数xijt
算出する。
【0076】また、視聴者のカテゴリを分類する方法と
して、上述した年齢や性別による分類以外にも、視聴者
の過去における視聴時間帯のパターンより、未来におけ
る視聴者の視聴時間帯を推測するMCR(Media
Contact Report)法や、映像コンテンツ
の視聴履歴より趣向の類似する視聴者をグループ分けす
る協調フィルタリング法などを用いて好適である。
【0077】また、図1における各種処理を行う処理部
の機能を実現する為のプログラムをコンピュータ読み取
り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録され
たプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実
行することにより各処理を行っても良い。なお、ここで
いう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等
のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュー
タシステム」とは、WWWシステムを利用している場合
であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)
も含むものとする。
【0078】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、
ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシス
テムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを
いう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」
とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の
通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバ
やクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発
メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持
しているものも含むものとする。
【0079】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前
述した機能をコンピュータシステムに既に記録されてい
るプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆ
る差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。以
上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も
含まれる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明による情報配
信システムにおいては、配信需要数予測情報と、広告ご
とに定める配信条件情報とを基に、評価値と配信数を変
数とする評価関数を用いて、配信条件情報および配信需
要予測情報により定まる制約条件を満たす評価関数の値
に基づいて配信数を算出する広告配信数算出手段と、広
告配信数算出手段が算出した配信数を基に、広告リスト
を作成する広告リスト作成手段と、視聴者のカテゴリを
特定し、広告リストを参照して、特定した該カテゴリと
組み合わされた広告情報を視聴者端末へ配信する広告配
信手段とを具備するので、広告情報を配信する際に、広
告主の設定した評価値に応じて広告情報の配信を制御す
ることができる。また、広告配信数算出手段は、配信需
要数を用いて広告情報の配信数を算出しているので、度
配信需要数の変動に対応して広告情報の配信数を最適に
管理することができる。これにより、広告主は、より精
度よく広告を配信する対象を絞り込むことができ、効率
のよい広告活動を行うことができる。
【0081】また、本発明による情報配信システムにお
いては、上記視聴者端末へ配信した広告情報に対し、該
視聴者のカテゴリ、配信日時を関係付けた配信履歴を格
納する配信履歴データベースと、配信履歴データベース
より配信履歴を参照して、カテゴリ別に任意の日時単位
における過去の配信数を統計処理し、該統計処理結果に
基づき該日時単位で所定期間の配信需要数を予測する配
信需要数予測手段とを具備するので、視聴者のカテゴリ
毎に、過去の視聴者の配信需要を統計処理するので、広
告情報の将来の配信需要数を精度よく予測することがで
きる。これにより、需要の変動が激しいネットワークを
介した広告配信サービスにおいても、効率よく広告の受
発注を行うことができる。
【0082】また、本発明による情報配信システムにお
いては、上記広告配信数算出手段は、日時単位で配信数
を算出するので、視聴者の配信需要の周期と合わせた日
時単位で配信数を算出することで、より精度のよい配信
数を算出することができる。
【0083】また、本発明による情報配信システムにお
いては、上記属性情報は、視聴者端末において視聴中の
映像コンテンツに関する情報を含み、上記広告配信数算
出手段は、該属性情報に含まれる映像コンテンツに関す
る情報を更に評価値として配信数を算出するので、情報
配信システムは、視聴者が視聴中の映像コンテンツの内
容を反映した広告情報を視聴者端末へ提供することがで
きる。これにより、より視聴者の嗜好を考慮した広告情
報の配信を行うことができる。
【0084】また、本発明による情報配信システムにお
いては、上記広告リスト作成手段は、カテゴリ毎の広告
の全配信数に対する広告毎の配信数の割合に応じた出現
確率を保つように、広告配信の順序を定める広告リスト
を作成するので、各カテゴリに割り当てられた各広告の
配信数の割合に応じた広告の配信を行うことができる。
これにより、各カテゴリに割り当てられた各広告の内、
特定の広告に偏った配信を行うことを防ぐことができ
る。
【0085】また、本発明による情報配信システムにお
いては、上記広告リスト作成手段は、配信数によりカテ
ゴリへ割り当てられた広告情報を基に、検索条件に合致
する広告情報を抽出して広告リストを作成するので、割
り当てられた広告情報の中で更にターゲットを絞った広
告配信を行うことができる。これにより、時間帯や視聴
者の情報を参照して、配信してはいけない広告を特定し
たり、過去の広告履歴や現在視聴者が視聴中の映像や閲
覧中のWebページの情報を反映させた広告情報を検索
して提供することができる。
【0086】また、本発明による情報配信システムにお
いては、上記評価値に応じて該評価値が設定された広告
の配信料金の増減を算出する広告料金処理手段を更に具
備するので、評価値が高く設定された広告(他の広告に
比べて優先度が高くなる広告)に対して、広告の配信料
金を割増にするなど、評価値に応じた配信料金の増減を
行うことができる。これにより、人気のある時間帯やカ
テゴリへの配信料金を割増にすることで、該時間帯や該
カテゴリへ集中して評価値が高く設定されることを防ぐ
ことができる。また、広告配信業者と広告主との契約に
おいて、配信数の保証ではなく、評価値の設定により優
先して広告を配信することの保証により、広告料金を請
求するようにした場合は、配信数を予測したり、その予
測に対するずれを修正する必要が無くなるため、広告主
は予算を組みやすくなり、広告配信業者は広告主との広
告料金の計算が簡便になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態による情報配信シス
テムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第一の実施形態における広告情報デ
ータベース17aの概略構成を示す図である。
【図3】 本発明の第一の実施形態における配信履歴デ
ータベース17bおよび視聴者情報データベース17c
の概略構成を示す図である。
【図4】 本発明の第一の実施形態による各広告の評価
値を視聴者ごとに設定する例を示す図である。
【図5】 本発明の第一の実施形態による各広告の評価
値をグループごとに設定する例を示す図である。
【図6】 本発明の第一の実施形態による配信需要数予
測処理部10が予測する配信需要数の例を示す図であ
る。
【図7】 本発明の第一の実施形態による情報配信シス
テム14における配信需要数予測処理部19の動作を示
すフロー図である。
【図8】 本発明の第一の実施形態による情報配信シス
テム14における広告配信数算出処理部20の動作を示
すフロー図である。
【図9】 本発明の第一の実施形態による各広告へ広告
配信数算出処理部20が算出する配信数を各視聴者へ割
り当てる例を示す図である。
【図10】 本発明の第一の実施形態による各広告へ広
告配信数算出処理部20が算出する配信数をカテゴリへ
割り当てる例を示す図である。
【図11】 本発明の第一の実施形態における情報配信
システム14を含むシステム全体の動作を示す図であ
る。
【図12】 本発明の第二の実施形態における情報配信
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図13】 本発明の第二の実施形態における情報配信
システム14を含むシステム全体の動作を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 視聴者端末 11 ネットワーク 12 映像情報サーバ 13 広告サーバ 14 情報配信システム 15 制御部 16 送受信処理部 17 データベース 17a 広告情報データベース 17b 配信履歴データベース 17c 視聴者情報データベース 18 登録処理部 19 配信需要数予測処理部 20 広告配信数算出処理部 21 広告リスト作成処理部 22 分類処理部 23 広告配信処理部 24 単価算出処理部 25 広告料金処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 7/173 610 H04N 7/173 610Z 17/00 17/00 Z (72)発明者 宮島 耕治 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 戸田 菜穂子 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 飯島 章夫 東京都中央区築地1丁目11番10号 株式会 社電通内 (72)発明者 湯川 朋彦 東京都中央区築地1丁目11番10号 株式会 社電通内 (72)発明者 須賀 久彌 東京都中央区築地1丁目11番10号 株式会 社電通内 Fターム(参考) 5C061 BB03 CC05 5C064 BA07 BB01 BB10 BC04 BC18 BC20 BD02 BD08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続可能で映像コンテン
    ツを表示する視聴者端末に対し、広告情報の配信を制御
    する情報配信システムであって、 視聴者を分類したカテゴリ別に所定期間内の配信需要数
    を予測する情報である配信需要数予測情報と、広告ごと
    に少なくとも配信予定数、配信期間、前記カテゴリと配
    信日時別に広告主が任意の重み付けした値である評価値
    を定める配信条件情報とを基に、前記評価値と配信数を
    変数とする評価関数を用いて、前記配信条件情報および
    前記配信需要予測情報により定まる制約条件を満たす前
    記評価関数の値に基づいて前記配信数を算出する広告配
    信数算出手段と、 前記広告配信数算出手段が算出した前記配信数を基に、
    前記カテゴリと、該カテゴリへ配信する前記広告情報の
    組み合わせのリストである広告リストを作成する広告リ
    スト作成手段と、 前記視聴者の前記カテゴリを特定し、前記広告リストを
    参照して、特定した該カテゴリと組み合わされた前記広
    告情報を、該視聴者の前記視聴者端末へ配信する広告配
    信手段とを具備することを特徴とする情報配信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記視聴者端末へ配信した前記広告情報
    に対し、該視聴者の前記カテゴリ、配信日時を関係付け
    た配信履歴を格納する配信履歴データベースと、 前記配信履歴データベースより前記配信履歴を参照し
    て、前記カテゴリ別に任意の日時単位における過去の配
    信数を統計処理し、該統計処理結果に基づき該日時単位
    で前記所定期間の前記配信需要数を予測する配信需要数
    予測手段とを具備することを特徴とする請求項1に記載
    の情報配信システム。
  3. 【請求項3】 前記広告配信数算出手段は、日時単位で
    前記配信数を算出することを特徴とする請求項項1また
    は請求項2に記載の情報配信システム。
  4. 【請求項4】 前記属性情報は、前記視聴者端末におい
    て視聴中の映像コンテンツに関する情報を含み、 前記広告配信数算出手段は、該属性情報に含まれる映像
    コンテンツに関する情報を更に評価値として前記配信数
    を算出することを特徴とする請求項1から請求項3のい
    ずれかに記載の情報配信システム。
  5. 【請求項5】 前記広告リスト作成手段は、前記カテゴ
    リ毎の前記広告の全配信数に対する前記広告毎の配信数
    の割合に応じた出現確率を保つように、広告配信の順序
    を定める前記広告リストを作成することを特徴とする請
    求項1から請求項4のいずれかに記載の情報配信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記広告リスト作成手段は、前記配信数
    により前記カテゴリへ割り当てられた前記広告情報を基
    に、検索条件に合致する広告情報を抽出して前記広告リ
    ストを作成することを特徴とする請求項1から請求項5
    のいずれかに記載の情報配信システム。
  7. 【請求項7】 前記評価値に応じて、該評価値が設定さ
    れた広告の配信料金の増減を算出する広告料金処理手段
    を更に具備することを特徴とする請求項1から請求項6
    のいずれかに記載の情報配信システム。
  8. 【請求項8】 ネットワークに接続可能で映像コンテン
    ツを表示する視聴者端末に対し、広告情報の配信を制御
    する情報配信システム用のプログラムであって、 視聴者を分類したカテゴリ別に所定期間内の配信需要数
    を予測する情報である配信需要数予測情報と、広告ごと
    に少なくとも配信予定数、配信期間、前記カテゴリと配
    信日時別に広告主が任意の重み付けした値である評価値
    を定める配信条件情報とを基に、前記評価値と配信数を
    変数とする評価関数を用いて、前記配信条件情報および
    前記配信需要予測情報により定まる制約条件を満たす前
    記評価関数の値に基づいて前記配信数を算出するステッ
    プと、 算出した前記配信数を基に、前記カテゴリと、該カテゴ
    リへ配信する前記広告情報の組み合わせのリストである
    広告リストを作成するステップと、 前記視聴者の前記カテゴリを特定し、前記広告リストを
    参照して、特定した該カテゴリと組み合わされた前記広
    告情報を、該視聴者の前記視聴者端末へ配信するステッ
    プとをコンピュータへ実行させるためのプログラム。
  9. 【請求項9】 前記視聴者端末へ配信した前記広告情報
    に対し、該視聴者の前記カテゴリ、配信日時を関係付け
    た配信履歴を格納する配信履歴データベースより、前記
    配信履歴を参照して、前記カテゴリ別に任意の日時単位
    における過去の配信数を統計処理し、該統計処理結果に
    基づき該日時単位で前記所定期間の前記配信需要数を予
    測するステップを更にコンピュータへ実行させる請求項
    8に記載のプログラム。
  10. 【請求項10】 前記配信数を算出するステップは、日
    時単位で前記配信数を算出することを特徴とする請求項
    項8または請求項9に記載のプログラム。
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