JP2011126620A - シート処理装置 - Google Patents

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Masayoshi Fukatsu
正義 深津
Junichi Sekiyama
淳一 関山
Kanji Tsuji
寛治 辻
Masatoshi Yoshida
雅俊 吉田
Tomooku Koyama
智億 小山
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Abstract

【課題】シートの枚数に限らず、トレイ上のシートの整合を良好に行う。
【解決手段】シートの対向する端部に当接、離間して整合を行う整合部材対51、52と、前記整合部材対51、52の少なくとも一方に設けられ、前記整合部材対のシート端部への当接動作に応じてシート上面に近づく方向に移動してシートを規制する規制部材とを備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置本体から受け取ったシートを整合し、そのシートに後処理を行うシート処理装置に関する。
中間積載部にシートをスタックし、シートの幅を揃える(シートの搬送方向と交差する方向を整合する)シート処理装置としては、1対の横整合基準壁、および横整合基準壁に対して接近離間するジョガーを有するものが知られている。ジョガーは、シートの両側からシートの幅方向を整合する。
このシート処理装置は、例えば特許文献1のように、シートの浮き上がり防止やシート側端部のすり抜けを防止するための、シート側端部を受け入れる断面コの字状の横整合基準壁、およびジョガーを備える。また、このシート処理装置は、シートに画像を形成する画像形成装置の装置本体に備えられている場合がある。
特開2003−246525号公報
コの字形状のジョガーでシート整合を行う場合、ジョガーの上下のギャップの大きさは、綴じ枚数が多くなるにしたがって大きくする必要がある。例えば50枚綴じの装置の場合であれば、シート50枚分より充分に広い、厚み方向のギャップが必要となる。ところが、シート50枚分の厚みに対し充分に広いギャップを持つジョガーで2枚のシートを整合する場合、ギャップが広すぎてしまう。特にカールしたシートを整合しようとすると、シートが上下の隙間へ逃げてしまい整合不良となる。
図面を用いて説明する。図24は従来のシート処理装置の構成を説明する図である。上記従来例でのジョガー構成では、図24(a)及び図24(b)に示すように、最大綴じ枚数を受け入れる必要があったためジョガー551、552のギャップ量がある程度必要である。
しかしながら、このギャップ量があるため、図24(c)及び図24(d)に示すように、少枚数のシート幅方向の整合を行う際には、整合ジョガー552が図中右へ移動してもシートSは上に逃げてしまう。すると、シート端部が基準ジョガー551の基準壁551bに届かない為、整合不良が発生するおそれがある。
本発明の目的は、シートの枚数に限らず、トレイ上のシートの整合を良好に行うことである。
上記目的を達成するため、本発明の代表的な構成は、
シートの対向する端部に当接、離間して整合を行う整合部材対と、
前記整合部材対の少なくとも一方に設けられ、前記整合部材対のシート端部への当接動作に応じてシート上面に近づく方向に移動してシートを規制する規制部材と、を備えたことを特徴とする。
上述の構成により、シートの枚数に限らず、トレイ上のシートの整合を良好に行うことができる。
画像形成装置の概略断面図。 シート処理装置の全体構成を説明する図。 中間積載部を搬送方向下流側から見た斜視図。 ジョガーの取りうる位置を示す上面図。 ジョガーの駆動部および案内ガイドについて説明する図。 シート処理装置のブロック図。 第1実施形態における規制部材を説明する斜視図。 第1実施形態におけるシート処理装置の動作図。 第2実施形態における規制部材の斜視図。 第2実施形態における規制部材を説明する斜視図。 第2実施形態におけるシート処理装置の動作図。 第3実施形態における規制部材を説明する斜視図。 第3実施形態におけるシート処理装置の動作図。 第4実施形態におけるシート処理装置の動作図。 第5実施形態における規制部材を説明する斜視図。 第5実施形態におけるシート処理装置の動作図。 第6実施形態における規制部材を説明する斜視図。 第6実施形態におけるシート処理装置の動作図。 第1実施形態及び第2実施形態におけるシート処理装置のシーケンス図。 第3実施形態及び第4実施形態におけるシート処理装置のシーケンス図。 第5実施形態及び第6実施形態におけるシート処理装置のシーケンス図。 他の実施形態における移動機構を説明する側面図。 他の実施形態における移動機構を説明する側面図。 従来のシート処理装置の構成を説明する図。
〔第1実施形態〕
図1は画像形成装置の概略断面図である。図1はシート処理装置が接続された画像形成装置を示す。
図1に示すように、シート処理装置1は、画像形成装置本体に接続され、画像形成されたシートにステイプルなどの所定の処理を選択的に行う。尚、ここでは前記シートに処理を行う処理ユニットとしてステイプラ(綴じユニット)を例示しているが、これに限定されるものではない。例えば穴あけを行うパンチユニット、折りを行う折りユニットなどの他の処理ユニットであっても良いし、これらの処理ユニットを適宜組み合わせて用いても良い。
画像形成装置本体は、シートに画像を形成する画像形成部2と、画像形成部2に接続され原稿の記載情報を読み取る画像読取部3を有する。
画像形成部2は、図1に示すように、給送カセット4に複数枚積載されたシートSを、給送ローラ6および分離搬送ローラ7で1枚ずつ分離給送して、搬送ガイド8によってプロセスカートリッジ9へ搬送する。
プロセスカートリッジ9は電子写真方式によって画像(トナー像)を形成するものである。具体的には、帯電させた像担持体としての感光体ドラム10にレーザスキャナ11が光照射して静電潜像を形成し、トナーを用いて前記静電潜像を現像してトナー像にし、トナー像をシートSへ転写するものである。
感光体ドラム10からトナー像が転写されたシートSを、定着器12へ搬送して熱および圧力を印加することで画像定着が行われる。
画像定着されたシートSは、搬送路切替部材13によって、フェイスアップ搬送路14と、シートの上下を反転するスイッチバック搬送路15のどちらかに切り替えられる。
スイッチバック搬送路15に送られたシートは、スイッチバック搬送ローラ16によってシートの後端が反転切替部材17を過ぎるまで搬送される。その後、前記シートは、スイッチバック搬送ローラ16が反転することによって、これまでの後端側を先端側として上下反転した状態で搬送される。このとき、反転切替部材17が切り替わることによって、反転されたシートはフェイスダウン搬送路18に送られる。
フェイスアップ搬送路14とフェイスダウン搬送路18は、排出ローラ19の手前で合流している。フェイスアップ搬送路14に案内されたシートと、スイッチバック搬送路15からフェイスダウン搬送路18を通過したシートは、どちらも排出ローラ19によって画像形成部2から排出される。
画像読取部3は、図1に示すように、スキャナ部21と自動原稿給送部(以下、ADFという)22とからなる。ADF22は原稿積載トレイ23上に積載される複数枚の原稿を、給送ローラ24により1枚ずつ分離給送して、スキャナ部21の光学キャリッジ27が停止している原稿読取位置25を通過させるものである。また、ADF22は装置後方のヒンジ(不図示)を中心に後方に開閉可能であり、原稿台ガラス26上に原稿を載置する場合に開閉する。
スキャナ部21は、移動可能な光学キャリッジ27を備え、原稿の記載情報を読み取るものである。スキャナ部21では、原稿台ガラス26上に載置された原稿を光学キャリッジ27が水平方向に走査しながら原稿記載情報を読み取り、CCD28で光電変換する。また、前述したADF22による原稿読取の際は、前述したように光学キャリッジ27は原稿読取位置25に停止して搬送中の原稿の記載情報を読み取る。
図2はシート処理装置1の全体構成を説明する図であり、(a)が斜視図で(b)が概略断面図である。シート処理装置1は画像形成装置本体の側面に接続され、排出ローラ19によって画像形成部2より排出されたシートを受け取ってステイプル処理を行う。
図1及び図2(b)に示すように、シート処理装置1は、中間搬送ローラ31、排出上ローラ32、排出下ローラ33を有し、後述するステイプラ(処理ユニット)によって処理されたシートを排出する。また、中間搬送ローラ31の下流側にある第一積載部としての中間積載部34は、受け取ったシートを一時的に積載する。
第二積載部としての第一積載トレイ35は、ローラ32、33によって排出されたステイプル(整合)処理済みのシートまたはステイプル(整合)処理されずに排出されたシートを積載する。
整合ローラ36は、中間積載部34に積載されたシートの搬送方向の整合を行うものである。整合ローラ36は中間積載部34のシート積載面に対して上下に移動することが可能であり、下降時は中間積載部34上のシートの表面に当接してシートを移動させ、上昇時はシートが中間積載部34に搬入されるのに支障のない位置まで退避する。
また、中間積載部34は、シートの搬送方向の第一整合基準壁37及び上部の搬送ガイド38を有する。
ローラ32、33の下流には、第一積載トレイ35に積載されたシートの上面に当接して積載高さを検知するための積載高さ検知フラグ39を有する。排出上ローラ32は排出下ローラ33に対して破線で示す位置まで離間可能であり、またローラの離間時には排出上ローラ32に押し上げられることによって積載高さ検知フラグ39が破線の位置に移動可能である。
後述するが、排出上ローラ32、排出下ローラ33の下流には、シートの幅方向の対向する端部に当接・離間してシートを整合する整合部材対として、基準ジョガー51(第一整合部材)及び整合ジョガー52(第二整合部材)が配置されている。基準ジョガー51は整合基準となり、整合ジョガー52は基準ジョガー51に向かってシートを押圧する。
整合ジョガー52の上部にはシート上面に対して接離可能に設けられたアーム100A(規制部材)を有する移動機構100が配置される。アーム100Aは駆動部101により駆動される。本実施形態では駆動部101はソレノイドである。尚、後述するが、駆動部はモータであっても良い。規制部材は、ジョガー51、52のシート端部への当接動作に応じてシート上面を押さえ、シートを支持面に対して規制する。
シート処理装置1は、前述した第一積載トレイ35の他に、シートを振り分けて積載するための第二積載トレイ44、第三積載トレイ45を有している。この積載トレイ44、45は、ジョガー51、52の鉛直上方に設けられている。この上部の積載トレイ44、45にシートを搬送するために、装置入口に切替部材41が設けられ、切替部材41の向きを切り替えることによって、シート処理装置1に送られたシートはステイプル搬送路42または振り分け搬送路43に送られる。そして、振り分け搬送路43に設けられた振り分け部材46に搬送路を切り替えられ、それぞれの排出ローラによって上部積載トレイとしての第二積載トレイ44又は第三積載トレイ45に排出、積載される。
図3は中間積載部を搬送方向下流側から見た斜視図である。図3に示すように、シート処理装置1には、シートの搬送方向と直交する幅方向の整合を行う整合部材である2つのジョガー(基準ジョガー51、整合ジョガー52)を有する。各ジョガー51、52は、それぞれ、中間積載部34に積載されたシートの下面を支持可能なシート支持面51a、52aと、シートの幅方向端部に当接可能なシート整合面51b、52bと、シートの浮き上がりを防止する天面51c、52cを有する。ジョガー51、52はシートの幅方向の整合を行うためにシートの幅方向に移動可能であり、後述する駆動部とともに整合部を構成する。また、このジョガー51、52の下方には第一積載トレイ35が設けられ、鉛直上方には図2に示す、第二積載トレイ44、第三積載トレイ45が設けられる。また、中間積載部34には、シートの搬送方向と直交する幅方向の第二整合基準壁53、整合されたシート束を綴じるステイプラ54が備えられている。
アーム100Aは、回転支点100bを中心に回転することでその先端100aを昇降させる。図3においては、アーム100Aの先端100aがジョガーの天面52cより上方に退避している状態を示す。
ローラ32、33よりもシートの搬送方向下流側には、基準ジョガー51と整合ジョガー52が配設される。基準ジョガー51及び整合ジョガー52の形状は、シート端部に当接しシートの下面を支持する支持面と、シートの端部に当接しシートの幅方向の整合を行う整合面と、シートの上面に対向する天面とから成る略コの字型である。この形状により、シートSの上下面を支えることができるようになっている。
図4はジョガーのとり得る位置を示す上面図である。ジョガー51、52は、駆動部によってシート搬送方向と直交する幅方向に移動させられ、図4に示すような複数のポジションをとる。そのポジションとは、図4(a)に示す退避位置、図4(b)に示す受取位置、図4(c)に示す整合位置である。いずれの位置とするかは制御部によって決められ、ジョガー51、52は制御部からの駆動部に対する指示によって移動させられる。
図4(a)に示す退避位置は、ジョガー51、52の各シート支持面51a、52aがシート搬送経路の外側に退避した位置である。この位置のジョガー51、52は、ステイプル処理後のシートを積載トレイ35に排出するために、ジョガーのシート支持面がシートSの幅よりも外側になるよう移動する。
図4(b)に示す受取位置は、シートSが中間積載部34に搬送されてきた時にシート支持面51a、52aでシートSの下面を支える位置である。この位置のジョガー51、52は、シート整合面51b、52bがシートの搬送を妨げないように、シートSの幅よりも所定量広い位置にある。
図4(c)に示す整合位置は、シート整合面51b、52bがシート支持面51a、52aに支持されたシートSの端部に当接してシートを整合する位置である。この位置において整合ジョガー52は、シートを整合するためにシートSを基準ジョガー51のシート整合面51b、第二整合基準壁53に当接するまで移動する。
本実施形態において、基準ジョガー51は後述するように、第二整合基準壁53と略同一位置まで移動するとストッパ(不図示)によって図4(b)に示す受取位置に停止する。その後、整合ジョガー52だけが図4(c)に示す整合位置に達するまで移動する。つまり、基準ジョガー51の受取位置と、整合位置は同一の位置である。尚、必ずしもこの限りではなく、基準ジョガー51の受取位置と、整合位置とを別々に設定してもよい。
電源投入時、あるいはジョブ間での待機時における、ジョガー51、52のホームポジション(待機位置)は、ジョガー51、52が移動可能な範囲の中で最も外側となる退避位置よりも、所定量内側の位置となるように設定している。
図5はジョガー51、52の駆動部および案内ガイドについて説明する図である。図5に示すジョガーモータ64(駆動部)は、プーリ66、プーリ67、タイミングベルト68を駆動する。タイミングベルト68にはスライダー71、72が固定されている。スライダー72と整合ジョガー52は固定されており、スライダー71と基準ジョガー51はバネ70を介して接続されている。ジョガー51、52は案内ガイド69によってガイドされて、シートの幅方向(図の左右方向)に移動可能である。そして、ジョガー51、52の位置は、ジョガー位置センサ62によって検知されている。
退避位置から受取位置まではタイミングベルト68の移動によって基準ジョガー51と整合ジョガー52が同期して移動する。基準ジョガー51は第二整合基準壁53と略同一位置まで移動するとストッパ(不図示)によって停止し、その後はバネ70が伸びることによってスライダー71のみが整合ジョガー52とともに、整合ジョガー52が整合位置に達するまで移動する。したがって、ここでは基準ジョガー51は整合位置において第二整合基準壁53と同じ位置になる。
次に、シート処理装置1におけるシート処理動作について図6を用いて説明する。図6はシート処理装置のブロック図である。
図6に示すように、シート処理装置の制御においては、ジョガー位置センサ62やローラ離間センサ63の情報に基づいて、制御部61がジョガーモータ64、ローラ離間モータ65、搬送モータ80等のモータに指令を出すという構成である。
次に制御動作を説明する。待機中においては、ジョガー51、52のホームポジションは図4(b)に示す受取位置に設定される。
シート処理装置1が画像形成部2からプリント信号を受け取ると、シート処理装置1に設けられた制御部61はジョガーモータ64を駆動する。同時に、ジョガー位置センサ62の情報に基づいて、ジョガー51、52を図4(a)に示す退避位置に移動する。
次にジョガー51、52を図4(b)に示す受取位置に移動させるが、このままジョガーを受取位置に移動すると、積載高さ検知フラグ39の位置によっては衝突する可能性がある。そのため、ジョガー51、52を動作する前に、制御部61はローラ離間モータ65を駆動し、ローラ離間センサ63の情報によって排出上ローラ32を離間位置に移動させ、積載高さ検知フラグ39を上昇させる。この状態でジョガー51、52を受取位置に移動し、移動後、排出上ローラ32は一旦離間位置から搬送位置に戻る。ただし、積載高さ検知フラグ39はジョガー51、52の下面に支えられて略コの字形状の内側に残る。
シートがシート処理装置内に搬送されてくる前に、搬送モータ80を起動して装置内の搬送ローラを回転する。シートがシート処理装置1に搬送されると、切替部材41によってステイプル搬送路42に送られたシートは、中間搬送ローラ31によって中間積載部34に排出される。処理を行う1枚目のシートにおいて、このとき排出上ローラ32は搬送位置に位置しているため、シートをジョガー51、52の略コの字形状に向かって確実に搬送される。1枚目のシートの先端がジョガー51、52に受け渡された後、排出上ローラ32は離間位置に移動し、シートの後端が中間搬送ローラ31を抜けた後も搬送されてしまったり、その後の整合動作によるシートの移動を妨げたりしないように退避する。したがって、2枚目のシート以降はステイプル処理される所定枚数の整合が終了するまで排出上ローラ32は離間位置に保持される。
シートの整合は1枚ずつ行われ、シートが中間積載部34に積載されると、まずジョガー51、52の移動によってシートの幅方向を整合する。このとき基準ジョガー51は、シート整合面51bが第二整合基準壁53と同一面となる位置に固定される。そして、整合ジョガー52がシートを第二整合基準壁53に当接する整合位置(図4(c))まで搬送方向と直交する方向に移動されてシートの幅方向の整合が行われる。
次に、整合ローラ36が下降してシートの表面に当接して搬送方向と逆方向に回転し、シートを第一整合基準壁37に当接するまで移動させることによって、シート搬送方向の整合が行われる。
2枚目のシートは上述したように排出上ローラ32を離間位置に保持したまま、シートの搬入、シートの整合が行われる。
ステイプルする所定の枚数に達するまで同様の動作を繰り返し、最終シートの整合が終了すると、搬送モータ80を停止し、ステイプラ54を駆動して整合されたシート束を綴じる。その後、排出上ローラ32を搬送位置に移動し、搬送モータ80を起動してシート束を搬送するとともに、ジョガー51、52の下面がシートの幅よりも広い退避位置(図4(a))まで退避する。これによって、シート束を積載トレイ35に落下させ、積載する。本実施の形態において、制御部61がシート処理装置1に設けられた構成について説明したが、画像形成装置全体の制御を司るために画像形成装置本体に設けられた制御部(不図示)に一体的に設け、画像形成装置本体側から直接制御するようにしてもよい。
図7、図8、図19を用いて、第1実施形態における規制部材の動作について詳細に説明する。図7は第1実施形態における規制部材を説明する斜視図である。図8は第1実施形態におけるシート処理装置の動作図である。図19は第1実施形態におけるシート処理装置のシーケンス図である。
図7(a)では、アーム100Aは、不図示のバネにより支点100bを中心に図中反時計回りに付勢されている。このため、アーム100Aの先端100aは、整合ジョガー52の天面52cより上方に退避している(退避位置)。
図7(b)では、駆動部101であるソレノイドのプランジャ101aが図中左へ移動した状態である。この動作により、アーム100Aはプランジャとの係合部101bによって図中左に付勢される。そして、アーム100Aは、支点100bを中心に図中時計回りに回転する。この回転によって、先端100aはジョガーのシート支持面52aに当接する(規制位置)。
図8(a)〜図8(e)に示す構造及び図19の流れに沿ってアーム100Aの各状態における動作を説明する。
図8(a)は、基準ジョガー51、整合ジョガー52が受取位置にあり、シートSが画像形成装置から搬入された状態を示した図である。整合ジョガー52の整合面52bとシート端部ではaa、基準ジョガー51のシート整合面51bとシート端部ではbbの距離がある。またアーム100Aはジョガー52の天面52cより上方に退避している。
図8(b)は、整合ジョガー52が基準ジョガー51に向かって少し移動し、整合面52bがシート端部に当接した状態(aa=0)を示した。この後、アーム100Aが下降を開始する。即ち、整合ジョガー52の整合面52bがシート端部に当接した後に、アーム100Aは規制位置へ移動する。
図8(c)は、アーム100Aの先端100aが、シートに当接した状態を示した。アーム100Aの先端100aがシートを押さえたまま、整合ジョガー52はさらに基準ジョガー51に向かって移動する。
図8(d)は、一端部をアーム100Aの先端100aに押さえられて移動したシートSの他端部が、基準ジョガー51の基準面であるシート整合面51bに到達した状態を示した(bb=0)。bb=3mm以下になると、アーム100Aが退避を開始する。即ち、整合ジョガー52が整合位置へ到達する前に、アーム100Aは退避位置へと移動する。尚、ジョガーの速度により退避開始距離は異なるため、退避開始のbbは3mm以下に限定されるものではない。
図8(e)は、bb=0となった後、整合ジョガー52が所定量移動し、停止して整合が終了した状態を示した。アーム100Aは退避位置にある。シート幅よりジョガー間隔を縮めることで、基準壁に突き当たったシートが基準面にならうようにジョガー51、52のシート支持面51a、52aに沿って回転する。
以上のように、本実施形態ではシート整合中はアーム100Aによってシートの浮き上がりを押さえながら整合を行う。これにより、シート端が逃げることなく整合性が良くなる。また、シートを押し込む時はアーム100Aを退避させる。これにより、確実に基準壁にシートがならうこととなり、整合性が良くなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、コの字形状の整合ジョガーを有するシート処理装置において、ジョガー動作に連動する規制部材によって整合時のカールを規制することができる。すると、ジョガーの厚み方向のギャップの広さにかかわらず、カールの大きい小数枚のシート束が整合中に上に逃げることが無くなり、整合性が向上する。ジョガーのギャップに制限が無くなる為、シート処理装置の整合可能枚数を多くすることが可能となる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態について説明する。前述と同様な構成については同符号を付して説明を省略する。
図9、図10、図11、図19を用いて、第2実施形態における規制部材の動作について詳細に説明する。図9は第2実施形態における規制部材の斜視図であり、(a)は分解斜視図、(b)は組みあがり図である。図10は第2実施形態における規制部材を説明する斜視図である。図11は第2実施形態におけるシート処理装置の動作図である。図19は第2実施形態におけるシート処理装置のシーケンス図である。
本実施形態の移動機構100は、整合ジョガー52の天面52cをも含み、規制部材としての天面52cがシートを直接押さえることとなる。以下、構成を詳述する。
図9(a)に示すように、整合ジョガー52の上部にはベース103があり、駆動部101はベース103に固定されている。ベース103には連結ボス103aがある。連結ボス103aは、整合ジョガー52の穴52eと結合固定される。
レール凹部52fと天面52cのレール凸部52dとは、スライド可能に嵌合している。また、整合ジョガー52には、整合ジョガーの天面52cを上方向に付勢するバネ104がある。
図9(b)に示すように、整合ジョガーの天面52cは、バネ104(付勢部材)によって上方に付勢される。これにより、天面52cはスライド可能な最上部の位置(上位置)に保持されている。天面52cの上方には、アーム120がある。アーム120が支点120bを中心に回転することで、アーム120の先端120aがジョガー52の天面52cを押し下げる。これにより、支持面に対して天面52cが上下する。
図10(a)は、整合ジョガー52の天面52cの退避位置を示したものである。また、図10(b)は、アーム120の先端120aによって、整合ジョガーの天面52cが押し下げられた規制位置を示したものである。
図11(a)〜(e)に示す構造及び図19の流れに沿ってアーム120の各状態における動作を説明する。
図11(a)は、基準ジョガー51、整合ジョガー52が受取位置にあり、シートSが画像形成装置から搬入された状態を示した図である。整合面52bとシート端部ではaaの距離がある。また、この状態において、アーム120はジョガーの天面52cより上方に退避している。
図11(b)は、整合ジョガー52が基準ジョガー51に向かって少し移動し、整合面52bがシート端部に当接した状態(aa=0)を示した。この後、アーム120が回転し、先端120aによって整合手段の天面52cが下降を開始する。
図11(c)はアーム120の先端120aの回転によって押し下げられたジョガーの天面52cが支持面に当接した状態を示した。
図11(d)は、ジョガーの天面52cがシートSを押さえたまま、ジョガー52がさらに移動し、シートの反対端部が、基準ジョガー51の基準面としてのシート整合面51bに到達し、整合位置(bb=0)となる。bb=3mm以下になると、アーム120が回転し、天面52cが、退避を開始する。即ち、整合ジョガー52が整合位置へ到達する前に、アーム120は退避位置へと移動する。尚、ジョガーの速度により退避開始距離は異なる為、3mmに限定されるものではない。
図11(e)は、bb=0になった後、整合ジョガー52がさらに所定量移動した後停止し、整合が完了した状態を示した。天面52cは退避位置にある。シート幅よりジョガー間隔を縮めることで、基準壁に突き当たったシートが基準壁にならうようにジョガー51、52のシート支持面51a、52aに沿って回転する。
以上、第2実施形態では、整合ジョガーの天面自体が上下にスライドすることにより、第1実施形態と同様の効果を実現しながら、より広い範囲でカールを規制することが可能となる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態について説明する。前述と同様な構成については同符号を付して説明を省略する。
図12、図13、図20を用いて、第3実施形態における規制部材の動作について詳細に説明する。図12は第3実施形態における規制部材を説明する斜視図である。図13は第3実施形態におけるシート処理装置の動作図である。図20は第3実施形態におけるシート処理装置のシーケンス図である。
図12に示すように、本実施形態の規制部材は、アーム部140と、アーム部140に対して軸支され一体的に構成される支持部130とを有する。支持部130は回転中心130aを中心に回転可能に軸支されている。駆動部101は、ここではソレノイドである。駆動部101は、ソレノイドのプランジャ101aを有し、支持部130との係合部101bで係合されている。駆動部101がプランジャ101aを図中左に引き込むと、駆動部101の支持部130は図中反時計回りに回転する。
アーム部140は、シートに当接する先端140aを有し、アーム部140の先端140aは、支点140bを中心として支持部130に対して回転可能に軸支されている。アーム部140はねじりコイルバネ140cを具備し、支持部130に対して、アーム部140を図中反時計回りに付勢している。
先端140aに下方から力が加えられた時、図12(b)に示すように、先端140aが、バネ140cの付勢力に抗しながら支点140bを中心に図中時計回りに回転する。
図13(a)〜(e)に示す構造及び図20の流れに沿ってアーム部140の各状態における動作を説明する。
図13(a)は、基準ジョガー51、整合ジョガー52が受取位置にあり、シートSが画像形成装置から搬入された状態を示した図である。整合面52bとシート端部ではaaの距離がある。またアーム部140と支持部130は、ジョガーの天面52cより上方に退避している。
図13(b)は、整合ジョガー52が図中右方に少し移動し、整合面52bがシート端部に当接した状態(aa=0)を示した。この後、アーム部140と支持部130が回転し、先端140aによって整合手段の天面52cが下降を開始する。即ち、整合ジョガー52の整合面52bがシートに当接を開始した後、アーム部140は規制位置へ移動する。
図13(c)はアーム部140と支持部130が回転し、先端140aが支持面に当接した状態を示した。
図13(d)は、規制部材の先端140aがシートを押さえたまま、ジョガー52がさらに移動し、シートの反対端部が、基準ジョガー51のシート整合面51bに到達する(bb=0)。
図13(e)は、bb=0になった後、整合ジョガー52がさらに所定量移動し停止し整合が終了した状態を示した。シート幅よりジョガー間隔を縮めることで、基準壁に突き当たったシートが基準壁にならうようにジョガー51、52のシート支持面51a、52aに沿って回転する。
アーム部140と支持部130は、この後に退避位置へと移動する。即ち、整合ジョガー52が整合位置へ到達した後に、アーム部140及び支持部130は、退避位置へと移動する。
第3実施形態では、アーム部140の先端140aが、支持部130に対して回転可能にバネで付勢されており、シートによる反力を受けると先端140aが揺動可能である。このため、先端140aが整合位置のまま整合を行っても、シートが基準壁にならって回転する妨げにならない。これにより、整合が終了するまで、規制部材をシートに当接させることが可能となる。以上より、第1実施形態及び第2実施形態よりカールしたシートに対してより安定した整合が可能となる。
〔第4実施形態〕
第4実施形態について説明する。前述と同様な構成については同符号を付して説明を省略する。尚、本実施形態の支持部150及びアーム部160の構成の関係は、第3実施形態の支持部130とアーム部140の構成の関係と同様である。本実施形態の規制部材は、支持部150及びアーム部160を有する。
図14(a)〜(e)に示す構造及び図20の流れに沿ってアーム部160の各状態における動作を説明する。図14は第4実施形態におけるシート処理装置の動作図である。図20は第4実施形態におけるシート処理装置のシーケンス図である。
図14(a)は、基準ジョガー51、整合ジョガー52が受取位置にあり、シートSが画像形成装置から搬入された状態を示した図である。整合面52bとシート端部ではaaの距離がある。
整合ジョガー52は、第2実施形態と同様に、天面52cが上下にスライド可能である。またアーム部160はジョガーの天面52cより上方に退避している。
図14(b)は、整合ジョガー52が基準ジョガー51に向かって少し移動し、整合面52bがシート端部に当接した状態(aa=0)を示した。この後、アーム部160とその支持部150が回転し、アーム部160の先端160aがジョガー52の天面52cの上面を押し下げ、整合手段の天面52cが下降を開始する。
図14(c)はアーム部160により、ジョガー52の天面52cが規制位置に移動した状態を示した。
図14(d)は、ジョガー52が、天面52cがシートを押さえたままさらに移動し、シートの反対端部が、基準ジョガー51の基準面としてのシート整合面51bに到達する(bb=0)。
図14(e)は、bb=0になった後、整合ジョガー52がさらに所定量移動し停止し整合が終了した状態を示した。シート幅よりジョガー間隔を縮めることで、基準壁に突き当たったシートが基準壁にならうようにジョガー51、52のシート支持面51a、52aに沿って回転する。
この後、アーム部160と支持部150が図中反時計回りに回転することで、天面52cが退避位置へと移動する。
第4実施形態では、第3実施形態と同様に、アーム部160の先端160aが、支持部150に対して回転可能にバネで付勢されており、整合面としての天面52cがシートによる反力を受けると直動して退避可能である。このため、整合ジョガー52の天面52cを規制位置のまま整合を行っても、シートが基準壁にならうようにジョガー51、52のシート支持面51a、52aに沿って回転する妨げにならない。これによって、整合が終了するまで、規制部材をシートに当接させることが可能となる。整合ジョガーの天面自体が上下にスライドすることにより、第3実施形態と同様の効果を実現しながら、より広い範囲でカールを規制することが可能となる。
〔第5実施形態〕
第5実施形態について説明する。前述と同様な構成については同符号を付して説明を省略する。前述の実施形態においては、ジョガー51、52の一方のみに移動機構を有する構成であったが、本実施形態は、ジョガーの両方に、浮き上がり規制ユニット210及び浮き上がり規制ユニット260を有する。
図15は第5実施形態における規制部材を説明する斜視図である。図16は第5実施形態におけるシート処理装置の動作図である。図21は第5実施形態におけるシート処理装置のシーケンス図である。
図15(a)に示すように、整合ジョガー52の上部には浮き上がり規制ユニット210がある。浮き上がり規制ユニット210は、ギアボックス200、モータギア201、アイドラギア202、レバーギア203、浮き上がり規制レバー204(規制部材)から成る。浮き上がり規制レバー204は押さえレバーギア軸を中心に回転する。ギアボックス200内にはモータ(駆動部)が配置される。
図15(b)に示すように、基準ジョガー51の上部には浮き上がり規制ユニット260がある。浮き上がり規制ユニット260は、ギアボックス250、モータギア251、アイドラギア252、レバーギア253、浮き上がり規制レバー254(規制部材)から成る。浮き上がり規制レバー254はレバーギア軸を中心に回転する。ギアボックス250内にはモータ(駆動部)が配置される。
図16(a)〜(c)に示す構造及び図21の流れに沿って浮き上がり規制ユニット210、260の各状態における動作を説明する。
図16(a)は、ジョガー51、52が受取位置にある状態を示している。この状態において、整合ジョガー52の整合面52bと、基準ジョガー51の基準面としてのシート整合面51bとシート端部との間隔はそれぞれaa、bbである。
退避位置におけるジョガーのシート支持面51a、52aと、浮き上がり規制ユニットの先端204a、254aとの距離は、所定の距離ccである。
図16(b)は、ジョガー51、52整合時の状態を示している。左右の浮き上がり規制レバー204、254がギアボックス200、250の働きにより回転させられる。左右の浮き上がり規制レバーの先端204a、254aが規制位置に下降する。
これにより、規制位置における浮き上がり規制レバー204、254の先端204a、254aとシート支持面51a、52aとの距離は所定距離ccより小さい距離ddとなり、シートSの整合時の浮き上がりが規制される。
図16(c)はジョガー51、52の整合位置の状態を示している。浮き上がり規制レバー204、254が下降したまま、整合ジョガー52が移動し、シート端が基準ジョガー51のシート整合面51bに突き当たり整合が終了する。
本実施形態では、前述の実施形態とは異なり、規制部材の駆動源をソレノイドでは無く、モータにした。これにより、規制部材を所望の角度で停止させることができる。カール押さえレバー204、254の角度は、例えば、整合するシート枚数に比例して変えることとすると好ましい。
これにより少数部綴じでは、距離ddを保持したまま整合を行い、多数部綴じでは、ddの間隔を広く保持して整合が行える。
以上より、規制部材と支持面の間隔をジョブの枚数によって狭くすることで、前述の実施形態と同様に、シートの浮きによる整合不良の発生が無く整合性が良くなる。また、整合中の規制部材は下降したままで良い。このため、前述の実施形態より簡単な制御が可能となる。
〔第6実施形態〕
第5実施形態について説明する。前述と同様な構成については同符号を付して説明を省略する。本実施形態は、浮き上がり規制ユニット210及び浮き上がり規制ユニット260と、基準ジョガーの天面51c及び整合ジョガーの天面52cを有する。
図17は第6実施形態における規制部材を説明する斜視図である。図18は第6実施形態におけるシート処理装置の動作図である。図21は第6実施形態におけるシート処理装置のシーケンス図である。
図17(a)に示すように、整合ジョガー52の上部には浮き上がり規制ユニット210がある。浮き上がり規制ユニット210は、ギアボックス200、モータギア201、アイドラギア202、レバーギア203、浮き上がり規制レバー204から成る。浮き上がり規制レバー204は押さえレバーギア軸を中心に回転する。ギアボックス200内にはモータ(駆動部)が配置される。
図17(b)に示すように、基準ジョガー51の上部には浮き上がり規制ユニット260がある。浮き上がり規制ユニット260は、ギアボックス250、モータギア251、アイドラギア252、レバーギア253、浮き上がり規制レバー254から成る。浮き上がり規制レバー254は押さえレバーギア軸を中心に回転する。ギアボックス250内にはモータ(駆動部)が配置される。
整合ジョガーの天面51c、52c(規制部材)は、第2実施形態と同様に整合面51b、52bとレール凸部52d、レール凹部52fで嵌合している。浮き上がり規制レバー204、254によって上下方向に昇降可能である。
図17(a)〜(c)に示す構造及び図21の流れに沿って浮き上がり規制ユニット210、260の各状態における動作を説明する。
図17(a)は、ジョガーの受取位置にある状態を示している。この状態において、整合ジョガー52の整合面52bと、基準ジョガー51の基準面としてのシート整合面51bとシート端部との間隔はそれぞれaa、bbである。
退避位置におけるジョガーのシート支持面51a、52aと、ジョガー51、52の天面51c、52cとの距離は、所定の距離ccである。
図17(b)は、整合時の状態を示している。左右の浮き上がり規制レバー204、254がギアボックスにより回転し、左右の浮き上がり規制レバーの先端204a、254aによって、天面51c、52cが規制位置に下降する。
これにより、規制位置における浮き上がり規制先端204a、254aとシート支持面51a、52aとの距離は所定距離ccよりも小さいddとなり、整合時のシートの浮き上がりが規制される。
図17(c)は整合位置の状態を示している。ジョガー51、52の天面51c、52cが下降したまま、整合ジョガー52が移動し、シート端が基準壁としてのシート整合面51bに突き当たり整合が終了する。
本実施形態では、第5実施形態と同様に浮き上がり規制レバー204、254を所望の角度で停止させることで、第5実施形態と同様の効果を得る。更に、ジョガーの天面自体でカールを押さえることでより広い範囲でカールを押さえることが可能となる。これにより、整合性がさらに安定する。
上述の実施形態において、aa〜ddまでの距離や、浮き上がり規制レバー204、254の角度は不図示のセンサで検知し、その検知情報は制御部にて処理される。浮き上がり規制レバー204、254により昇降される天面51c、52cのシート支持面51a、52aからの高さは、例えば、整合するシート枚数に比例して変えることとすると好ましい。
〔他の実施形態〕
上述の第1実施形態の移動機構においては、アーム100Aがシートを押さえる構成だが、これに限るものではない。これについて、図22を用いて説明する。図22は他の実施形態における移動機構を説明する側面図であり、(a)はアーム100Aが退避位置にある状態を示す図、(b)はアーム100Aが下降位置にある状態を示す図である。
図22に示すように、移動機構100のアーム100A上端の可動域にストッパ105を配置する。すると、アーム100Aの先端100aが下降する際に、アーム100Aの上端がストッパ105に突き当たる。これにより、アーム100Aの先端100aの下降は規制され、アーム100Aの下降位置において所定の間隔eeが残ることになる。このように、アーム100Aがシート上面との距離を小さくする方向に移動し、且つ整合ジョガー52のシート支持面52aとは間隔を空けて停止する構成とすることもできる。
また、上述の第2実施形態の移動機構においては、アーム100Aに押された天面52cがシートを押さえる構成だが、これに限るものではない。これについて、図23を用いて説明する。図23は他の実施形態における移動機構を説明する側面図であり、(a)がアーム100A及び天面52cが退避位置にある状態を示す図、(b)がアーム100A及び天面52cが下降位置にある状態を示す図である。
図23に示すように、移動機構100のアーム100A上端の可動域にストッパ105を配置する。すると、上述と同様に、アーム100Aの先端100a及び整合ジョガー52の天面52cの下降は規制され、アーム100A及び天面52cの下降位置において所定の間隔ffが残ることになる。このように、アーム100A及び天面52cがシート上面との距離を小さくする方向に移動し、且つ整合ジョガー52のシート支持面52aとは間隔を空けて停止する構成とすることもできる。
1…シート処理装置、51…基準ジョガー、51c…天面、52…整合ジョガー、52c…天面、100A…アーム、120…アーム、140…アーム部、160…アーム部、204…浮き上がり規制レバー、210…浮き上がり規制ユニット、250…ギアボックス、251…モータギア、252…アイドラギア、253…レバーギア、254…浮き上がり規制レバー、254a…先端、260…浮き上がり規制ユニット

Claims (10)

  1. シートの対向する端部に当接、離間して整合を行う整合部材対と、
    前記整合部材対の少なくとも一方に設けられ、前記整合部材対のシート端部への当接動作に応じてシート上面に近づく方向に移動してシートを規制する規制部材と、を備えたことを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記整合部材対は、整合基準となる第一整合部材と、前記第一整合部材に向かってシートを押圧する第二整合部材と、を有し、
    前記規制部材は、少なくとも前記第二整合部材に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記整合部材対は、シート端部に当接しシートの下面を支持する支持面と、シートの端部に当接しシートの幅方向の整合を行う整合面と、シートの上面に対向する天面とから成るコの字形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート処理装置。
  4. 前記天面は、前記支持面に対して上下方向に移動可能で、且つ付勢部材によって上方向で付勢されており、
    前記規制部材は、前記天面であることを特徴とする請求項3に記載のシート処理装置。
  5. 前記規制部材は、支持部と、前記支持部に対し回転可能に軸支されるアーム部と、を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシート処理装置。
  6. 前記規制部材を移動させる駆動部はモータであり、整合するシート枚数に比例して、前記規制部材の前記整合部材対に対する高さを変えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のシート処理装置。
  7. 前記第二整合部材は、前記支持面でシートを受け取る受取位置と、前記整合面でシートを整合する整合位置とに移動可能であり、
    前記規制部材は、シートに当接しない退避位置と、シートに当接する規制位置とに移動可能であり、
    前記第二整合部材の前記整合面がシートに当接を開始した後、前記規制部材は前記規制位置へ移動し、前記第二整合部材が前記整合位置へ到達する前に、前記規制部材は前記退避位置へと移動することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のシート処理装置。
  8. 前記第二整合部材は、前記支持面でシートを受け取る受取位置と、前記整合面でシートを整合する整合位置とに移動可能であり、
    前記規制部材は、シートに当接しない退避位置と、シートに当接する規制位置とに移動可能であり、
    前記第二整合部材の前記整合面がシートに当接を開始した後、前記規制部材は前記規制位置へ移動し、前記第二整合部材が前記整合位置へ到達した後に、前記規制部材は前記退避位置へと移動することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のシート処理装置。
  9. 前記第二整合部材は、前記支持面でシートを受け取る受取位置と、前記整合面でシートを整合する整合位置とに移動可能であり、
    前記規制部材は、前記支持面と所定距離、離れた退避位置と、前記支持面との距離が前記所定距離よりも小さい規制位置とに移動可能であり、
    前記第二整合部材の前記整合面がシートに当接を開始した後、前記規制部材は前記規制位置へ移動し、前記第二整合部材が前記整合位置へ到達する前に、前記規制部材は前記退避位置へと移動することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のシート処理装置。
  10. 前記第二整合部材は、前記支持面でシートを受け取る受取位置と、前記整合面でシートを整合する整合位置とに移動可能であり、
    前記規制部材は、前記支持面と所定距離、離れた退避位置と、前記支持面との距離が前記所定距離よりも小さい規制位置とに移動可能であり、
    前記第二整合部材の前記整合面がシートに当接を開始した後、前記規制部材は前記規制位置へ移動し、前記第二整合部材が前記整合位置へ到達した後に、前記規制部材は退避位置へと移動することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のシート処理装置。
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