JP4663571B2 - シート積載装置、シート処理装置、及び画像形成装置 - Google Patents

シート積載装置、シート処理装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、シート積載トレイにシートが順次排出されて積載されるシート積載装置、特に、シートの積載高さに関係なくシート積載トレイ上の整合ストッパ面まで案内し、ほぼ一定の押圧力でシートをシート積載トレイに押さえることができるシート積載装置と、このシート積載装置を装置本体に備えたシート処理装置と画像形成装置とに関する。
従来、シートに画像を形成する画像形成装置、シート束を綴じる綴じ装置、シート束に孔をあける穿孔装置等のシートを取り扱うシート取り扱い装置は、シートが順次積載されるシート積載トレイを備えている。この場合、そのシート積載トレイにシートのカールを考慮して浮き上がりを少なくして積載するシート積載装置を備えていることが多い。なお、画像形成装置には、複写機、レーザービームプーリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機等がある。
図45に示すシート積載装置1302は、画像形成されたシートを綴じる綴じ装置1300に備えられている。このシート積載装置1302は、綴じ装置1300内に設けられたシート積載トレイとしての中間処理トレイ1330に順次シートを積載してシート束を形成し、このシート束の複数箇所を、シート束の縁に沿って移動するステイプラ1301に綴じさせた後、中間処理トレイ1330からスタックトレイ1622に排出するようになっている。
図46に基づいて、中間処理トレイ1330に積載された不図示のシート束の2箇所を綴じる動作を説明する。
画像形成装置の装置本体から排出されたシートは、1枚ずつ中間処理トレイ1330に排出されて、矢印方向に回転する引き込みパドル1360と、第1排出ローラ対1320を構成する排出ローラ1320aのローレットベルト1608とによって、後端ストッパ1331の突き当て支持面1331aにシート排出方向の上流側端(後端)を突き当てられて後端整合される。また、シートは、シートの両側から接近する第1、第2整合部材1340,1341によって両側を揃えられて、幅整合される。
この動作の繰り返しによって、中間処理トレイ1330に積載された複数枚のシートは、後端と側端を揃えられたシート束になる。その後、待機していたステイプラ1301が、シート束の後端に沿ってシート束の第1、第2の綴じ位置に移動して、その各綴じ位置を綴じる。
このように中間処理トレイ1330を備えるシート積載装置1302は、シートの後端部を揃えるのに、引き込みパドル1360やローレットベルト1608等の戻し機構によって、シートを後端ストッパ1331の方に引き戻して、後端ストッパ1331に当接させるようになっている。ところが、トナー像を形成されたシートは、通常、画像形成装置の装置本体内で、定着器によって加熱加圧されてトナー像を定着されたときや、使用環境等によって、含有水分量が変化することがある。このため、シートに、屈曲現象が発生する。すなわち、シートが反る(カールする)ことがある。
このようなカールしたシートや、厚みが薄くて剛度の低いシートは、中間処理トレイ1330上で、後端ストッパ1331に当接すると、座屈を起こして、シート束の整合を乱すことになる。そこで、中間処理トレイ1330上のシートの整合不良対策としての後端ストッパの構成には、次のようなものがある。
図47に示す後端ストッパ1332は、突き当て面1332aに、シートが突き当て面1332aに沿ってせり上がるのを防止する、複数の溝1332b、及び突条体1332cを有している。
図48に示す後端ストッパ1333は、上部に下向きに傾斜した弾性フィルム1334を有し、シート後端部を常時、中間処理トレイ1330(図46参照)に押さえるようになっている。
図49に示す後端ストッパ1335は、後端ストッパ1335の近傍のシートを押圧する押圧部材1336を移動自在に有している。押圧部材1336は、シートが後端ストッパ1335に突き当たった後、シート束を中間処理トレイ1330に押圧することで、シートのカールを押さえて平坦化している(特許文献1参照)。
特開平11−130338号公報
しかし、図47に示す後端ストッパ1332は、少数部品で低コスト、省スペース構造であるが、カールしたシートをカールしたままの状態で溝1332b、突条体1332cによって保持するため、カールを押さえて積極的に平坦化することができない。
また、複数の溝1332b、突条体1332cによって、その凹凸分だけ、シートの後端の整合位置にずれが生じて整合性が悪かった。
さらに、第1、第2整合部材1340,1341(図46参照)によってシートの幅整合が行われるとき、溝1332bの凹部や突条体1332c同士間の凹部に各シートの後端が進入した状態でシートが幅方向に移動することになる。このため、シートの後端とその凹部との間に擦れ抵抗が発生して、シートの幅方向への動きが悪くなり、確実にシートの幅整合を行うことができない。また、シートの積載枚数が多くなったとき、擦れ抵抗によって、第1、第2整合部材1340,1341を移動させるモータに過負荷が加わり、幅整合性を悪化させる原因になっていた。
図48に示す後端ストッパ1333は、弾性フィルム1334を備えた簡易な構成で、シートのカールを押さえてシート後端の整合性を高めることができる。しかし、弾性フィルム1334は、弾性を備えているため、シートの進入時の押圧力がシートの積載枚数が多くなると、大きくなる。逆にシートの積載枚数が多くなったときに弾性フィルム1334の押圧力が適正になるように設定すると、シートの積載枚数が少ないときの押圧力が不足する。このため、シートの進入時の押圧力と、ローレットベルト1608の引き戻し力との関係が不安定になる。
例えば、図50(a)に示すように、シートの積載枚数が多くなって、弾性フィルム1334による押圧力がローレットベルト1608の引き戻し力より大きくなると、上位のシートPaが後端ストッパ1333に到達することができなくなり、シート後端の整合性を高めることができない。また、図50(b)に示すように、シートの積載枚数が少ないときには、弾性フィルム1334による押圧力がローレットベルト1608の引き戻し力より小さくなって、ほとんど、押圧力がシートに作用しなくなる。このため、シートPaが突き当て支持面1333aに沿ってせり上がり座屈することがある。このような座屈が生じないようにするには、弾性フィルム1334の弾性力を大きくすることが考えられる。しかし、弾性力を大きくすると、図50(a)に示す現象が、シートの積載枚数が少ないときにも発生することになる。このため、図51の斜線部に示す戻し最適領域が狭くなるという問題があった。さらに、シートの材質による表面抵抗や、厚みの違いによって、座屈性、戻し抵抗がシートごとに変わるため、多品種のシートへの対応が非常に困難であった。
また、図49に示す後端ストッパ1335は、押圧部材1336が後端ストッパ1335の近傍でシートの積載高さに応じて、符号A1,A2,A3で示す位置に待機して、下降することによって、シートPを押さえるようになっている。このため、押圧部材1336がいずれかの待機位置で待機していて、シートの積載枚数が増えることによって、その最上位のシートと押圧部材1336の下面1336aとの間が狭くなったときには、大きくカールしたシートは、その間に進入するのが困難であり、その間に詰まる虞があった。
また、押圧部材1336は、後端ストッパ1335の近傍でシートに対して垂直に上下動するようになっている。このため、図49の後端ストッパの正面視図において、ステイプラ1301(図46参照)と押圧部材1336の位置が図の左右方向でずれている必要がある。したがって、最も効果的な後端ストッパの直近部を押圧部材1336が押圧するには、ステイプラ1301を、押圧部材1336の押圧時に干渉しない後方(図49において右側)へ退避させておくか、図49の紙面に垂直な方向で、かつステイプラの綴じ位置外に設けなければならなかった。
また、図49に示す押圧部材1336は、シート幅全域を押圧しようとすると上述した退避構成が大型化するため、非綴じ領域になる中央部に配設されていることが多く、綴じ位置に相当するシートの両端部を押圧することができないで、シートの後端両端部の整合性が低下する場合があった。
また、2箇所綴じのとき、ステイプラは、シートの後端中央部を通過して、奥側の綴じ位置に移動するため、中央部に押圧部材1336が配設されていると、一旦、後方(図49において、右側)に退避して、正面視で重ならない位置に移動してから奥側に移動するようになっている。また、奥側から手前側に移動するときも同様である。このため、ステイプラの移動機構は、ステイプラが二軸(X軸、Y軸)方向に移動できるようにする必要があり、複雑な構造になっていた。さらに、ステイプラが2軸方向に移動するため、綴じ処理時間が長かった。さらに、その分、画像形成装置の待機時間が長くなり、画像形成の生産性が低かった。なお図49に示すシート積載装置は、ステイプラ1301とで、シート処理装置を構成している。
以上、説明したように従来のシート積載装置は、シートの積載高さに関係なくほぼ一定の押圧力でシート束を押さえることができなかった。特に、カールしているシートの浮き上がりを抑えることができなかった。
また、シート処理装置は、シート積載装置の押圧部材とステイプラとの配置関係上、処理動作時間が長いという問題があった。
本発明は、シートの積載高さに関係なくほぼ一定の押圧力でシート束を押さえることのできるシート積載装置を提供することを目的としている。
本発明は、シート束を確実に処理できるシート積載装置を備えて、シート処理時間を短縮したシート処理装置を提供することを目的としている。
本発明は、シート束を確実に処理できるシート積載装置を備えて、シートの厚みによらず、薄紙から厚紙に至るまであらゆる種類の積載性、整合性を向上させたシート処理装置を提供することを目的としている。
本発明は、シート束を確実に処理できるシート積載装置を備えて、シートのカール方向、大きさによらず、積載性、整合性を向上させたシート処理装置を提供することを目的としている。
本発明は、シート束を確実に処理できるシート積載装置を備えて、画像形成シートの生産性を向上させた画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のシート積載装置は、シートが積載されるシート積載手段と、前記シート積載手段上のシートを押圧する押圧位置から上方へ移動可能なシート押圧部材と、前記シート押圧部材の上方移動を規制する規制部材と、前記規制部材による前記シート押圧部材の規制位置を前記シート積載手段に積載されたシートの積載高さに応じて変更する調節機構と、を備え、前記調節機構が、前記シート積載手段に積載されたシートの積載高さにかかわらず、前記シート押圧部材の押圧位置から規制位置までの距離を略一定に保持することを特徴としている。
本発明のシート積載装置は、前記シート積載手段に積載されたシートの端部を受け止めるストッパと、前記シート押圧部材を間にして前記ストッパとは反対側に設けられ、前記シート積載手段に排出されたシートを前記ストッパへ案内する搬送ガイドを備え、前記搬送ガイドの位置は、前記シート押圧部材の前記規制位置の変更に連動して変更されることを特徴としている。
本発明のシート積載装置は、前記規制部材を前記シート押圧部材の前記規制位置に付勢する付勢部材を備え、前記シート積載手段に排出されたシートとの当接により前記シート押圧部材が、前記付勢部材に抗して、前記規制部材を前記規制位置よりさらに上方に移動可能であることを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明のシート積載装置は、シートが積載されるシート積載手段と、シートを押圧する押圧部を有し、前記押圧部によって前記シート積載手段上のシートを押圧する押圧位置から上方へ移動可能なシート押圧部材と、前記シート押圧部材の上方移動を規制する規制部材と、前記シート積載手段に積載されたシートの積載高さが増えるにしたがって前記規制部材による前記シート押圧部材の規制位置における前記押圧部と前記シート積載手段のシート積載面との間の距離が大きくなるよう前記規制位置を変更する調節機構と、を備えたことを特徴としている。
本発明のシート積載装置は、前記シート積載手段に積載されたシートの端部を受け止めるストッパと、前記シート押圧部材を間にして前記ストッパとは反対側に設けられ、前記シート積載手段に排出されたシートを前記ストッパへ案内する搬送ガイドを備え、前記搬送ガイドの位置は、前記シート押圧部材の前記規制位置の変更に連動して変更されることを特徴としている。
本発明のシート積載装置は、前記規制部材を前記シート押圧部材の前記規制位置に付勢する付勢部材を備え、前記シート積載手段に排出されたシートとの当接により前記シート押圧部材が、前記付勢部材に抗して、前記規制部材を前記規制位置よりさらに上方に移動させることが可能であることを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明のシート処理装置は、シートが積載されるシート積載装置と、前記シート積載装置の前記シート積載手段に積載されたシートのシート排出方向上流側端部を綴じる綴じ手段と、を備え、前記シート積載装置が、上記いずれか1つのシート積載装置である。
本発明のシート処理装置は、前記シート積載装置の前記シート押圧部材の移動領域が、前記綴じ手段と干渉しない位置に設定されていることを特徴としている。
本発明のシート処理装置は、前記綴じ手段が、前記シート排出方向に対して交差する方向に位置調節可能であることを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像を形成されたシートが積載されるシート積載装置と、を備え、前記シート積載装置が、上記いずれか1つのシート積載装置であることを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像を形成されたシートに処理を施すシート処理装置と、を備え、前記シート処理装置が、上記いずれか1つのシート処理装置である。
本発明のシート積載装置は、調節機構によって、シート積載手段に積載されたシートの積載高さにかかわらず、シート押圧部材の押圧位置から規制位置までの距離を略一定に保持することができる。このため、シート積載装置は、シート押圧部材によって、シートの積載高さに関係なくほぼ一定の押圧力でシート束を押さえることができる。
本発明のシート積載装置は、シート押圧部材と併せて、搬送ガイドとシート積載手段のシート最上面との距離を、シート積載手段上のシートの高さによらず、略一定に保つことによって、ストッパに対するシートの整合性を高めることができる。
すなわち、本発明のシート積載装置は、例えば、図44(a)に示すように、ストッパに当接するシートの端部が上向きにカールしていることがあっても、シート押圧部材が、上方へ一旦逃げてシート押圧部材とシート積載手段との間にシートを受け入れてから下降してシートを押圧するようになっている。このため、本発明のシート積載装置は、シートが上向きにカールしていても、シートの整合性を高めることができる。
また、本発明のシート積載装置は、例えば、図44(b)示すように、ストッパに当接するシートの端部が下向きにカールしていることがあっても、搬送ガイドが、下向きカールしたシートの中間部分の山頂部(腹部)を押圧するような位置において、シートを平坦化させながらストッパに突き当てるようになっている。このため、本発明のシート積載装置は、シートが下向きにカールしていても、シートの整合性を高めることができる。
さらに、本発明のシート積載装置は、シート押圧部材の上方への逃げ量よりもカール量が大きいシートの場合、シート押圧部材が上方へ移動するのが規制されて、シートのカールを抑えてシート押圧部材とシート積載手段との間に受け入れて、その後、シートを押さえるようになっている。このため、本発明のシート積載装置は、カール量の大きいシートであっても、シートの整合性を高めることができる。
本発明のシート積載装置は、シート押圧部材が、上方位置よりさらに上方に、規制部材とともに付勢部材に抗して移動可能になっている。このため、カール量が大きいシートは、シート押圧部材を付勢部材に抗してシート押圧部材の上方位置よりさらに上方に移動させることになるので、付勢部材の弾力によってカールを修正される。このため、本発明のシート積載装置は、カール量の大きいシートであっても、シートの整合性を高めることができる。
本発明のシート処理装置は、シートの整合性を高めたシート積載装置を備えているので、綴じ手段によるシート束の綴じ処理を正確に行うことができる。
本発明の画像形成装置は、シートの整合性を高めたシート積載装置を備えているので、シートの画像形成の生産性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態のシート積載装置、シート処理装置、このシート装置を装置本体に備えた画像形成装置とを図に基づいて説明する。なお、説明中で取り上げている数値は、参考数値であって、本発明を限定するものではない。また、同一の符号を付したものは、同様な構成であり、これらについての重複説明は、適宜に省略するものとする。
(画像形成装置)
画像形成装置としての白黒/カラー複写機110を図1に基づいて説明する。白黒/カラー画像形成装置110は、白黒/カラー複写機(以下、単に「複写機」という)の本体100と、フィニッシャ600とを備えている。フィニッシャ600は、複写機の本体100に接続されて、中綴じ処理装置200と、シート処理装置としての平綴じ処理装置300と、シート束背部処理装置400とを備えている。中綴じ処理装置200と、シート束背部処理装置400は、中綴じ製本処理装置700を構成している。このため、複写機本体100から排出されるシートは、オンラインで処理することができるようになっている。なお、フィニッシャ600は、オプションとして使用されることがある。このため、複写機の本体100は、単独でも使用できるようになっている。また、フィニッシャ600と本体100は、一体であってもよい。
本体100内のカセット107a乃至107dから供給されたシートは、それぞれ画像形成手段としてのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの感光ドラム101a乃至101d等によって、4色のトナー像が転写されて、定着器111に搬送されてトナー画像を定着され、機外に排出される。
(フィニッシャ)
図1において、複写機の本体100から排出されたシートは、フィニッシャ600に送られる。フィニッシャ600は、複写機の本体100から排出されたシートを順に取り込み、取り込んだ複数のシートを整合して1つの束に束ねる処理(整合する処理)、束ねたシート束の後端(シート搬送方向の上流端)をステイプラ301で綴じるステイプル処理、取り込んだシートの後端付近に孔をあけるパンチ処理、ソート処理、ノンソート処理、シート束を折る折処理、製本処理などの各種のシート後処理を行うようになっている。本実施形態のフィニッシャ600は、少なくとも整合処理を行えるようになっている。
フィニッシャ600は、複写機110の本体100から排出されたシートを内部に導くための入口ローラ対602を有している。この入口ローラ対602の下流側には、シートを、平綴じ製本パスX、または中綴じ製本パスYに選択的に案内する切り替えフラッパ601を設けてある。
平綴じ製本パスXに導かれたシートは、搬送ローラ対603を介してバッファローラ605に向けて送られる。搬送ローラ対603とバッファローラ605は、正逆転可能になっている。搬送ローラ対603とバッファローラ605との間には、パンチユニット650を設けてある。パンチユニット650は、必要に応じて動作し、搬送されてきたシートの後端付近に孔をあけるようになっている。
バッファローラ605は、その外周に送られたシートを所定枚数積層して巻き付けられるローラである。バッファローラ605に送られたシートは、下流に配置された切り替えフラッパ611によって、サンプルトレイ621に積載されるか、もしくは、平綴じ処理装置300内の中間処理トレイ(以下、処理トレイという)330に積載される。
処理トレイ330上に束状に積載されたシートは、必要に応じて整合処理、ステイプル処理などが施された後、排出ローラ380a,380bによりスタックトレイ622上に排出される。処理トレイ330上に束状に積載されたシートを綴じるステイプル処理には、ステイプラ301が使用される。ステイプラ301は、シート束の角部や、背部に相当する部分を綴じるようになっている。なお、平綴じ処理装置300は、後述する。
一方、切り替えフラッパ601に案内されたシートは、搬送ローラ対213によって収納ガイド220内に収納され、さらにシートの先端が昇降式の不図示のシート位置決め部材に接するまで搬送される。また、収納ガイド220の途中には、2対のステイプラ218(重なって見えるため、1つのみ図示してある)を設けてある。このステイプラ218は、それに対向するアンビル219と協働してシート束の中央を綴じるようになっている。
ステイプラ218の下流には、折りローラ対226a,226bを設けてある。折りローラ対226に対向する位置には、突き出し部材225を設けてある。突き出し部材225の先端は、折りローラ対226a,226bのニップに対向している。折りローラ対226a,226bと突き出し部材225は、シート束を折り畳むシート束折り装置201を構成している。
ステイプラ218で綴じたシート束を折るとき、上記不図示のシート位置決め部材が、ステイプル処理終了後にシート束のステイプル位置が折りローラ対226の中央位置(ニップ)に対向するように下降する。次に、突き出し部材225がシート束に向けて突き出ることにより、このシート束は折りローラ対226間(ニップ)に押し込まれて、折りローラ対226に挟み込まれながら搬送されて、2つ折り状に折り畳まれる。したがって、シート束は、中綴じされた冊子状になる。なお、シート束は、中綴じされないで、折り畳まれるときもある。
冊子状の中綴じされたシート束はそのまま、突き出し部材225と製本束搬送ベルト401によって、シート束背部処理装置400に送られる。シート束背部処理装置400は、シートの背面折り曲げ部を両面から挟圧して、折り目が確実に折り曲がった形状にするとともに、背面折り曲げ部の背部を平坦にする。最後、シート束は、シート束積載トレイ480に排出されて積載される。
次に、本発明の実施形態のシート処理装置としての平綴じ処理装置300を説明する。
図2、図3に基づいて、綴じ手段としてのステイプラ301と、その周辺を説明する。
ステイプラ301は、スライド支台303上に固定されている。スライド支台303の下部には、転動ころ304,305が設けられている。スライド支台303は、転動ころ304,305と、ステイプラ移動台306上のガイドレール溝307とに案内されて、中間処理トレイ330に積載されたシートの後端縁に沿って(矢印Y方向に)移動するようになっている。
ステイプラ301は、図2に示すように、中間処理トレイ330に積載されたシートのコーナにおいて、所定角度αだけ傾斜された姿勢に維持されるようになっている。傾斜角度αは、約30度に設定されているが、ガイドレール溝307の形状を変えることによって、変更することができる。また、ステイプラ移動台306には、ステイプラ301のホームポジションを検知する不図示の位置センサが設けられている。通常、ステイプラ301は、装置手前側の符号Aで示すホームポジションに待機している。
図4に基づいて、ステイプラ301のY方向への移動機構を説明する。
スライド支台303の下部には、ベルト支持部311を設けてある。ベルト支持部311は、ステイプラ301の移動領域の端部に配置したベルトプーリ309a,309b間で周長した移動ベルト308に取り付けられている。また、スライド支台303の下方には、ベルトプーリ309aに連結された駆動モータ310が配設されている。したがって、ステイプラ301は、スライド支台303に支持されているため、スライド支台303と一緒に、駆動モータ310の正逆回転によって循環方向が変わる移動ベルト308に牽引されて矢印Y方向に往復移動するようになっている。
図1、図3に基づいて、処理トレイユニットを説明する。
処理トレイユニットは、中間処理トレイ330、シート搬送ガイド312、後端ストッパ331、第1、第2整合部340,341、揺動ガイド350、引き込みパドル360、束排出ローラ対380、後端レバー332、及びレバーストッパ333などによって構成されている。
中間処理トレイ330は、シート束の排出方向に対して下流側(図3の左側)を上方に、上流側(図3の右側)を下方に、傾斜して配設されている。中間処理トレイ330の上流側である下方端部には、後端ストッパ331が配置されている。中間処理トレイ330の中間部には、引き込みパドル360と、第1、第2整合部340,341とが配置されている。また、中間処理トレイ330下流側である上方端部、詳しくは実質的にユニット構成の上方領域部分には、後述する引き込みパドル360と束排出ローラ対380、及び揺動ガイド350が配置されている。
そして、第1排出ローラ対320(図3参照)から排出されたシートPは、中間処理トレイ330の傾斜、及び後述する引き込みパドル360の作用によって、シートPの後端(排出方向上流端)が後端ストッパ331の突当て支持面331aに突き当てられるまで、中間処理トレイ330の積載面330c上、または中間処理トレイ330に積載されたシートの上を滑降する。
さらに、中間処理トレイ330の下流側端部には、束排出ローラ対380を構成する一方の下部排出ローラ380aが配置され、揺動ガイド350の下面前端部には、他方の上部排出ローラ380bが配置されている。上部排出ローラ380bは、下部排出ローラ380aに対して離接するようになっている。排出ローラ対380a,380bは、駆動モータM380によって正逆回転するようになっている。
図5に基づいて、第1、第2整合部340,341とその周辺を説明する。
第1、第2整合部340,341は、中間処理トレイ330に積載されたシートの両端側(シート排出方向に沿った縁)を整合する1組の第1、第2サイドストッパ340a,341aを有している。また、第1、第2整合部340,341は、後端側、及び左右端側が整合されたシート束を中間処理トレイ330に対しシートの幅方向に移動させる移動機構345を有している。
第1、第2サイドストッパ340a,341aは、中間処理トレイ330面上で図5の下方部と上方部(シートPの両側端に対応)とに独立して対向配置されている。第1、第2サイドストッパ340a,341aは、中間処理トレイ330面に対して垂直でシート側端を押圧する整合面340aa,341aaと、シートの裏面を支持するラックギア部340b,341bとを有している。この各ラックギア部340b,341bは、互いに平行な1組のガイド溝330a,330bを通して中間処理トレイ330の下面側に配置される。ガイド溝330a,330bは、中間処理トレイ330を貫通して、シートPの幅方向に延びている。
移動機構345は、第1サイドストッパ340aに連繋された第1ラックギア部340b、及びピニオンギア343と、第2サイドストッパ341aに連繋された第2ラックギア部341b、及びピニオンギア344と、これら第1、第2ラックギア部340b,341b、及びピニオンギア343,344を夫々独立して駆動可能な第1、及び第2駆動モータM340,M341とを有している。
そして、これら第1、第2ラックギア部340b,341b、及びピニオンギア343,344の夫々の噛み合いにより、第1、第2整合部340,341は、中間処理トレイ330に対してシートの幅方向に沿って独立して移動できるようになっている。すなわち、中間処理トレイ330の上面側に各整合面340aa,341aaが対向して配置され、かつ中間処理トレイ330の下面側に各ラックギア部340b,341bが整合方向に移動可能なように組み付けられている。
そして、各ラックギア部340b,341bには、各駆動モータM340,M341によって正逆回転可能に駆動される個々のピニオンギア343,344が噛合している。第1、第2サイドストッパ340a,341aは、各駆動モータM340,M341によって整合方向へ移動するようなっている。ここで、第1、第2サイドストッパ340a,341aには、それぞれのホームポジションを検知する不図示の位置センサが配置されている。この位置センサによって、通常の場合、第1サイドストッパ340aは下方端部に、第2サイドストッパ341aは上方端部に各々設定されたホームポジション位置に待機している。
図3に基づいて揺動ガイド350を説明する。
揺動ガイド350は、支持軸351に支持されて上下方向に回転するようになっている。揺動ガイド350には、束排出ローラ対380の下部排出ローラ380aに当接する上部排出口一ラ380bを設けられている。束排出ローラ対380は、支持軸351よりシート排出方向の下流側に配設されている。揺動ガイド350は、下部排出ローラ380aに上部排出ローラ380bが当接した位置がホームポジションであり、不図示の位置センサによって検知されるようになっている。
そして、揺動ガイド350は、通常、個々の各シートPが中間処理トレイ330上に排出されるとき、上方へ回動して、上部排出ローラ380bが下部排出ローラ380aから離れた開口状態になっている。この結果、束排出ローラ対380が、後述する引き込みパドル360による中間処理トレイ330へのシートPの排出動作と、第1、第2整合部340,341による幅整合動作とに支障を与えることがない。
このような構造において、シートが中間処理トレイ330上に排出されるとき、揺動ガイド350は、上方へ回動して、上部排出ローラ380bを下部排出ローラ380aから離して、束排出ローラ対380を開口状態にしている。中間処理トレイ330上でのシートの処理が終了したとき、揺動ガイド350が、下方に回転して、上部排出ローラ380bと下部排出ローラ380aとでシート束を挟むと、束排出ローラ対380は、シート束をスタックトレイ622に排出することができるようになる。その後、束排出ローラ対380が回転することによって、シート束は、スタックトレイ622に排出される。
図3に基づいて引き込みパドル360を説明する。
引き込みパドル360は、中間処理トレイ330の上方に配設された駆動軸361に沿って複数固定されている。図3において、引き込みパドル360は、重なって1つに見えている。駆動軸361は、駆動モータM360によって回転するようになっている。したがって、引き込みパドル360は、駆動モータM360によって、適切なタイミングで、図3において反時計方向に回転するようになっている。引き込みパドル360は、中間処理トレイ330の上面までの距離よりも若干長めに形成されている。また、引き込みパドル360のホームポジションは、第1排出ローラ対320から中間処理トレイ330上へ排出されるシートの邪魔にならない、図3に示す位置に設定されている。
このような構成で、引き込みパドル360は、中間処理トレイ330にシートが排出されると、反時計方向に回転しながら、シートの上面に接触して、シートを後端ストッパ331側に引いて、後端ストッパ331の突当て支持面331aに突き当てる。その後、引き込みパドル360は、所定時間を待って不図示の位置センサで検知されるホームポジションにタイミングよく停止する。
図6乃至図30に基づいて、本発明の第1実施形態のシート積載装置を説明する。
シート積載装置1は、シート積載手段としての中間処理トレイ330と、ストッパとしての後端ストッパ331と、シート押圧部材としての後端レバー332と、規制部材としてのレバーストッパ333と搬送ガイドとしてのシート搬送ガイド312を備えている。
中間処理トレイ330は、排出されたシートがシート排出方向の上流側へ移動されるように、図6において、右下がりに傾斜している。なお、中間処理トレイ330は、水平であってもよい。この場合、シートは、ローレットベルト608によって、図6の右点線矢印方向(シート排出方向の上流側)に移動されるようになっている必要がある。シート搬送ガイド312は支持軸313を中心に回転自在に設けられ、排出されたシートを、後端ストッパ331の方へ搬送するガイド面となっている。また、シート搬送ガイド312は、中間処理トレイ330に対して、β以下の角度でもって、配設されている。また、シート搬送ガイド312は、中間処理トレイ上のシート積載高さに応じて、シートの積載高さが増すごとに、支持軸313を中心に、矢印D方向に回転していき、常に、中間処理トレイ上のシート最上面から、シート搬送ガイド312の先端部Rまでの距離を略一定にしている。なお、本実施形態においてはβ=略30度としているが、これに限ったものではない。こうすることで、シート搬送ガイド312は、例えば、図44(b)に示すように、下向きにカールしたシートが排出されてきた場合においても、シート搬送ガイド312の先端部R点によって、下向きカールシートの山状に***した頂点部を押圧して、下向きカールシートを中間処理トレイ330の積載面330cにならわせることができる。この結果、下向きカールシートは、平坦になって、後端ストッパ331に整合可能となる。また、例えば、薄手のシートを中間処理トレイ330上に積載する場合、図6に示すローレットベルト608や引き込みパドル360によって、シートが後端ストッパ331の方向に強い力で引き込まれたときにおいても、シート搬送ガイド312は、先端部Rでシートを押さえ込みながら、座屈させることなく、後端ストッパ331に確実に整合させることができる。
後端ストッパ331は、中間処理トレイ330のシート排出方向の上流側に配設されて、中間処理トレイ330上に排出された後、上流側へ移動するシートを受け止めるようになっている。後端ストッパ331は、中間処理トレイ330の積載面330cに対して垂直に立ち上げて形成されて、シートPの後端を受け止める支持面331aを有している。
後端レバー332は、支持軸335に回転自在に設けられて、上下方向に回転する。この構成により後端レバー332は、中間処理トレイ330に積載されているシートを中間処理トレイ330の積載面330cに押し付ける向きに押圧するようになっている。また、後端レバー332は、中間処理トレイ330の積載面330c上、あるいは中間処理トレイ330上に積載されたシート上を後端ストッパ331に向けて移動するシートによって押し上げられるようになっている。
また、後端レバー332は、中間処理トレイ330上のシートを押圧、または後端ストッパ331に向けて移動するシートをガイドするレバーガイド面332aと、回転軸334上に支持されたレバーストッパ333に当接する当接部332bとを有している。
このように、レバーガイド面332aが、後端ストッパ331近傍でシートを押圧するようになっていると、シートが浮き上がった状態で後端ストッパ331に当接することがなく、シートの上流端を確実に整合することができる。例え、シートが上向きにカールしている場合であっても、シートを中間処理トレイ330に確実に押さえることができる。
レバーストッパ333は、上方に回転した後端レバー332を受け止めて後端レバー332の上方位置を規制するようになっており、中間処理トレイ330に積載されたシートの積載高さに応じて後端レバー332の上方位置を調節できるようになっている。この調節は、後端レバー332の上方位置と、後端レバー332がシートを押圧する位置との高さの差がシートの積載高さに関係なくほぼ一定になるように保持して、シートを押圧する押圧力をほぼ一定にするために行われる。
回転軸334は、後端ストッパ331の上方に設けられている。回転軸334は、図7に示すように、調節機構410を構成する歯車337と、この歯車337に噛合している駆動歯車338によって、所望の角度だけ回転して、その位置に保持されるようになっている。回転軸334の回転角度は、後端レバー332のシート押圧高さ位置に合わせて変わるようになっている。つまり、後端レバー332のシート押圧高さ位置は、後述する回転制御により、中間処理トレイ330上のシートの積載高さに応じて変わるようになっている。調節機構410は、レバーストッパ333の位置を調節調節するようになっている。レバーストッパ333の位置が調節されると、後端レバー332の位置も調節される。後述する符号410b,410Cで示す調節機構も同様である。
レバーストッパ333は、回転軸334に回転自在に設けられている。レバーストッパ333は、中間処理トレイ330に積載されるシートによって上方へ押し上げられる後端レバー332を受け止めるようになっている。回転軸334には、突片411が突設されている。レバーストッパ333には、回転軸334に設けた突片411に当接する当接面333a,333bが形成されている。
捩じりばね336は、回転軸334に巻き付くようにして設けられて、両端を回転軸334とレバーストッパ333とに固定されている。捩じりばね336は、レバーストッパ333に図7(b)に示すように矢印J方向に付勢力を付与するようになっている。捩じりばね336の付勢力を受けたレバーストッパ333は、当接面333aが突片411に当接して回転規制されるようになっている。
なお、以上の構成において、捻じりばね336が、レバーストッパ333に回転力を付与しているため、レバーストッパ333は、レバーストッパ333の当接面333aを回転軸334と一体の突片411に当接させて、回転規制されている。このため、捻じりばね336を設けた構成において、当接面333bは必ずしも必要ではない。突片411と当接面333aは、回転規制機構を構成している。
また、回転軸334と、レバーストッパ333とを一体化した場合、捻じりばね336も、必ずしも必要ではない。この構成において、回転軸334の回転位置を調節して、レバーストッパ333が後端レバー332を受け止める位置をシートの積載高さに応じて変更できるようになる。レバーストッパ333が後端レバー332を受け止める位置は、後端レバー332がシートを押圧する位置と、レバーストッパ333に受け止められる位置との差が、シート積載高さに関係なくほぼ一定になるように後端レバー332の上方位置として設定する必要がある。この際、後端レバー332の上方位置は回転余裕を持って設定される。回転余裕は、カールしたシートが送り込まれてきたとき、そのカールしたシートを詰まらせることなく受け入れて、シートの浮き上がりを抑えるために設けてある。例えば、図27において、厚さ約0.1mmのシートを10枚積載されて、シートの積載高さが約1mmになったとき、後端レバー332に約4mm乃至5mmの回転余裕があるようにして、レバーストッパ333が回転して後端レバー332を受け止める位置を変更する。上記回転余裕の約4mm乃至5mmは、シートの積載高さに関係なく、ほぼ一定になるように、回転軸334の回転角位置は、調節されるようになっている。
また、図7に示すように、後端ストッパ331と後端レバー332は、支持軸335によって接続され、シート搬送ガイド312とレバーストッパ333は回転軸334を介して同一の駆動源で回転するようになっている。また、後端ストッパは、図8に示すように、中間処理トレイ330において、シート搬送方向に対して交差する方向(幅方向)の中心を境にして、符号331A,331Bに示す位置に分割して設けられている。同様に、レバーストッパも符号333A,333Bで示す位置に配設されている。このような配置関係になっていると、ステイプラ301が、後端ストッパ331、後端レバー332、及びレバーストッパ333に干渉することなく、シート束の後端に沿って移動することができて、シート束の所望の位置を綴じることができる。
さらに、後端ストッパ331と後端レバー332は、不図示の同一の駆動モータによって、シートPの後端Paに沿って、対象的に矢印方向に移動できるようになっている。
シート束綴じモード時の後端ストッパ331A、331Bは、図9(a)、(b)に示すように、サイズの異なるシート、または綴じ位置においても、ステイプラ301のクリンチ領域から外れた位置において、シートの後端を受け止めながら、シートの後端を整合することができるようになっている。これは、ステイプラ301の綴じ位置に後端ストッパ331と後端レバー332がいると、ステイプラ301のクリンチによって、後端ストッパ331を挟み込むおそれがあるためである。これにともない、レバーストッパ333A,333Bは、後端ストッパ331と後端レバー332が移動領域のどの位置にいても、後端レバー332の回転を受け止めることができるだけの長さを有している。
このような構成によって、図10に示すように、後端ストッパ331A,331Bと後端レバー332A,332Bがシートの幅方向に移動しても、後端レバー332A,332Bは、レバーストッパ333A,333Bに当接するようになっている。なお、レバーストッパ333A,333Bもシートの幅方向に移動するようになっていてもよい。この場合、レバーストッパ333A,333Bは、後端レバー332A,332Bに対向したまま、後端レバー332A,332Bと移動するようになっていてもよい。これらの構成にすると、レバーストッパ333A,333Bの長さを短くすることができる。
次に、フィニッシャ600の動作を説明する。なお、シートサイズがA4の場合を例にして説明する。
ノンソートモード時のシートPの流れを説明する。
ユーザが、画像形成装置の排紙モードの設定をノンソートに指定すると、図11に示すように、第1切り替えフラッパ611がノンソートパス634側にシートPを誘導するために切り替えられている。この状態で、入口ローラ対603、第1搬送ローラ対604、及びバッファローラ605がそれぞれに回転駆動されて、画像形成装置の装置本体100から排出されてくるシートPを装置内に取り込んでノンソートパス634に向けて搬送する。
そして、ノンソートパスセンサ633によってシートPの先端が検知されると、第2排出ローラ対609は、積載に適した速度で回転駆動されて、サンプルトレイ621上にシートPを排出して積載させる。
ステイプルソートモード時のシートPの流れを説明する。
ユーザが、画像形成装置の排紙モードの設定をステイプルソートに指定すると、図12に示すように、第1切り替えフラッパ611、及び第2切り替えフラッパ610がソートパス635側にシートPを受け入れるべく切り替えられる。この状態で、入口ローラ対603、第1搬送ローラ対604、及びバッファローラ605がそれぞれに回転駆動され、画像形成装置の装置本体100から排出されてくるシートPを装置内に取り込んでソートパス635に向けて搬送する。そして、第1排出ローラ対320を構成する排出ローラ320aのローレットベルト608、及び排出ころ320bによって中間処理トレイ330上に排出される。その後、揺動ガイド350が上方に開くことで、束排出ローラ対380の下部排出ローラ380aに対して上部排出ローラ380bが離間される。
中間処理トレイ330上に排出されたシートPは、自重によって後端ストッパ331側に戻り始め、かつこれに加えて、ホームポジションで停止していた引き込みパドル360の反時計方向への回転にともなって該戻り作用が助長される。シートPの後端が後端レバー332にガイドされながら後端ストッパ331に突き当てられて停止すると、引き込みパドル360の回転も停止する。ついで、第1、第2サイドストッパ340a,341aによってシートPの側端整合(幅整合)が行われる。その後、ステイプラ301によるシート束を綴じる動作と、揺動ガイド350を閉じた状態での束排出ローラ対380によるシート束排出動作とによって、シート束がスタックトレイ622上に排出されて積載される。引き込みパドル360は、シート束が綴じられた後、もとの位置に戻る。
ー方、図13に示すように、上記先行シート束Pにステイプル処理が行われているとき、画像形成装置の装置本体100から排出されてくる後続シートP1は、第2切り替えフラッパ610の切り替え作動でバッファローラ605に巻き付けられて、バッファパスセンサ632から所定距離だけ進んだところで、バッファローラ605の停止とともに待機している。次のシートP2の先端が入口センサ631から所定距離だけ進んだ地点で、図14に示すように、バッファローラ605の回転にともない、1枚目の後続シートP1よりも2枚目の後続シートP2の方が所定長さだけ先行して重ね合わされた状態で、図14に示すように、再びバッファローラ605に巻き付けられる。さらに、図15に示すように、3枚目のシートP3についても同様にバッファローラ605に巻き付けられる。図16に示すように、その後、第2切り替えフラッパ610は再度切り替わり、シートの先端を所定長さずつ、ずらせて重ね合わせた3枚のシートP1,P2,P3をソートパス635に案内する。
この時点で、先行のシート束Pは、束排出されている。図17に示すように、揺動ガイド350が閉じられたまま、排出方向に正転している束排出口一ラ対380a,380bが搬送されてくる3枚のシートP1,P2,P3を一旦受け取る。そして、図18に示すように、3枚のシートP1,P2,P3の終端が第1排出ローラ対320の排出ローラ320a,排出ころ320bを抜けて中間処理トレイ330に積載されると、束排出ローラ対380a,380bが3枚のシートP1,P2,P3を上流側に引き戻す。この3枚のシートP1,P2,P3の終端が後端ストッパ331の支持面331aに突き当てられる以前、例えば、図19に示すように、相互にずれ間隔bをもつ3枚のシートP1,P2,P3の後端と後端ストッパ331の支持面331aとの間に間隔aを残して接近した時点で、図20に示すように、揺動ガイド350を開いて束排出ローラ対380a,380bを離間させる。そして、4枚目以降のシートPは、1部目の動作と同様にソートパスを通って中間処理トレイ330上に排出される。3部目以降のシート束は、2部目のシート束と同じ動作の繰り返しによって、スタックトレイ622上に、所定に部数積載して処理を終了する。
前述したように、複数枚の重ね搬送において、各シートPは、搬送方向にオフセットされている。つまり、シートP1に対してシートP2が下流側にオフセットされ、シートP2に対してシートP3が下流側にオフセットされる。シートPの相互間のオフセット量と揺動ガイド350のローラ対離間(上昇)開始タイミングは、束排出ローラ対380a,380b問の戻し速度によるシートPの整定時間にかかわっている。すなわち、画像形成装置100の装置本体100の処理能力によって決まる。本実施形態では、シートPの搬送速度約1000mm/s、オフセット量b=約3mm、束排出ローラ戻し速度約500mm/sにおいて、束排出ローラの離間開始位置は、シートP1の終端が後端ストッパ331面に突き当てられる30mm程度(間隔aの値)手前に達した時点にタイミングを設定されている。
ソートモードの説明をする。
ユーザが、画像形成装置の装置本体100の原稿読取り部に原稿をセットした後、不図示の操作部上でソートモードを指定し、かつ不図示のスタートキーをオンする。これによって、入口ローラ対603、及び第1搬送ローラ対604は、図21に示すように、ステイプルソートモードの場合と同様にシートPを搬送して中間処理トレイ330上に積載する。第1、第2整合部340,341は、該中間処理トレイ330上のシート束を幅整合する。中間処理トレイ330にシートが少数枚を積載されると、図22に示すように、揺動ガイド350が閉じる方向に下降して、該少数枚のシート束を束搬送する。
次に、搬送されてくるシートPは、ここでも、ステイプルソートモードの場合と同様に、バッファローラ605に一旦巻き付けられて、先行シート束の排出終了後の中間処理トレイ330上に排出される。
1部目のシート束の排出が全て終了したならば、一方の整合部340は、他方の整合部341と共に移動し、2部目の整合位置を一部目の整合位置に対してオフセットさせる(この動作の詳細については後述する)。2部目のシート束は、オフセットした位置で整合され、かつ1部目のシート束と同様に少数枚ずつ束排出される。2部目のシート束のオフセットが終了したならば、第1、第2整合部340,341は、先の1部目のシート束を整合した位置に戻って3部目のシート束を整合する。このようにして、図23に示すように、シート束を相互にずらせながら全ての設定部数を終了させる。
中間処理トレイ330上でのシート整合動作の説明をする。
(第1、第2整合部によるシートの幅整合動作説明)
先ず、中間処理トレイ330上にシートPが1枚も無い場合、つまり、そのジョブの最初のシートP(3枚)が排出されるときには、図24に示すように、ホームポジションで待機していた第1、第2整合部340,341は、事前にそれぞれ排出されるシートPの幅に対して若干外側に逃げた位置PS11,PS21に移動する。
以上のように、3枚のシートPは、後端が後端ストッパ331、下面が第1、第2整合部340,341の支持面340c,341cでそれぞれに支持されると、図25に示すように、第1、第2整合部340,341は、位置PS12,PS22に移動して、シートPを第1整合位置390に移動させて幅整合する。その後、第1整合部340は、続いて排出されるシートPに備えて位置PS11に戻って待機し、シート排出がなされると、再び位置PS12に移動して、該排出されたシートPを第1整合位置390に移動かつ整合させる。
このとき、第2整合部341は、位置PS22で停止し続けることで、基準位置としての役割を果たす。以上の動作が、その束の最終シートPに至るまで続けられる。
整合が完了した1部目のシート束は、必要に応じて束シフト、ステイプル処理され、かつ束排出されて図1に示すスタックトレイ622に移送かつ積載される。
続いて、2部目のシートP(3枚)が中間処理トレイ330に排出されるが、このとき、第1、第2整合部340,341は、1部目と同様に位置PS11,PS21で待機してはいても、その整合位置は第2整合位置391(図26参照)に移る。この第2整合位置391は、第1整合位置390(図25参照)に対して所定量Lだけ片側に位置がずれている。
すなわち、これ以降、シート束毎に整合位置を変えながらスタックトレイ622上に束積載が行われて、オフセット量Lによる仕分け積載が可能になる。
ここで、オフセット量Lについては、ソートモードとステイプルモードとで変化させてもよい。例えば、ステイプルモード時には、束積載後に隣接する束の綴じ針同士の重なりを防げる量L1(約15mm)として、ソートモードでは、束識別の視認性が向上される量L2(約20〜30mm)とすることにより、ステイプルモード時の整合移動距離が短縮されて処理速度の向上を図ることができる。
(後端ストッパ、及び搬送ガイドの動作説明(シートの後端整合動作説明))
次に、図27乃至図30に基づいて、例えば、100枚平綴じモードをユーザが設定したとき、後端ストッパ331にシート後端を整合する動作を説明する。なお、シート積載装置1は、図7、図27に示すように、捻じりばね336を有している。レバーストッパ333は、回転軸334に回転自在に設けられている。しかし、レバーストッパ333は、捻じりばね336によって図7に示す突片411に当接されて回転規制されるようになっている。捻じりばね336は、一端をレバーストッパ333に設けられ、他端を回転軸334に設けられて、回転軸334、レバーストッパ333と回転方向に一体に回転するようになっている。このシート積載装置1も後端ストッパ331の自重によって、シートを押さえるようになっている。
なお、後述する第2実施形態のシート積載装置1Aは、レバーストッパ333が後端レバー332の回転を受け止めて、回転を阻止するようになっているが、本第1実施形態のシート積載装置1は、レバーストッパ333に後端レバー332が当接した後、レバーストッパ333が捻じりばね336に抗して回転するようになっている。
図27に示すように、中間処理トレイ330にシートPが1枚も積載されていないとき、回転軸334は、初期位置に回転停止している。レバーストッパ333は、捻じりばね336に回転付勢されて、回転軸334に突設してある突片411によって受け止められて、初期位置に回転規制されている。
レバーストッパ333に後端レバー332が当接したとき、後端レバー332の先端Eと後端ストッパ331のシート積載面331bとの間に、例えば、約5mm乃至約6mmの隙間が空くように設定されている。また、搬送ガイドとしてのシート搬送ガイド312の先端Rと中間処理トレイ330の積載面330c、及び後端ストッパ331のシート積載面331bとの間に約5mm乃至約6mmの隙間が空くように設定されている。すなわち、後端レバー332に隙間分(約5mm乃至約6mm)だけ、回転余裕があることを示し、シート搬送ガイド312とシート積載面との間の隙間分(約5mm乃至約6mm)が搬送パス空間になる。
シートが中間処理トレイ330に積載されていないとき、後端レバー332は、自重によって右回転して先端Eが後端ストッパ331のシート積載面331bに当接し、当接部332bがレバーストッパ333から離れている。すなわち、後端レバー332とレバーストッパ333との間にクリアランスが生じている。
シートが中間処理トレイ330の積載面330cを滑降して後端ストッパ331の支持面331aに当接するとき、シートは、シートの厚み分だけ後端レバー332を押し上げる。中間処理トレイ330にシートが10枚積載されると、シートの厚みを約0.1mmとすれば、シートの積載高さが約1mmになり、後端レバー332は、シートの積載高さ分だけ、左回転している。この結果、後端レバー332の先端E、及びシート搬送ガイド312の先端Rと10枚目のシートとの間には、約4mm乃至約5mmの隙間を空けられるようになる。すなわち、後端レバー332の回転余裕、及びシート搬送パス空間が、約4mm乃至約5mmになる。この回転余裕は、シートの後端部分が上向きにカールしたシートP11が送り込まれてきたとき、その上向きにカールしたシートP11を詰まらせないで受け入れて、かつ上向きの浮き上がりを抑えるために設けてある。もし、後端レバー332の回転余裕以上に後端レバー332を回転させるようなカールシートP12である場合、カールシートP12は、後端レバー332を押し上げてレバーストッパ333に当接させ、レバーストッパ333を捻じりばね336に抗して、図7に示す突片411から離れる右方向に回転させる。カールシートP12は、捻じりばね336に抗して後端レバー332、レバーストッパ333を回転させようとするため、捻じりばね336の反力によって、浮き上がりを抑えることが出来る。また、シート搬送ガイド312の先端Rと10枚目のシート間の搬送パス空間は、シートの後端部分が下向きにカールしたシートP13が送り込まれてきたときに、その下向きにカールしたシートP13の中間部分の山形状になる頂部を抑え込みながら、後端ストッパ331方向に搬送し、整合するためのもので、シートを平坦にすることで、搬送方向のシートのコシを強くし、後端ストッパ331の支持面331aへの整列性を高めることができる。以上のようにして、シートが上向き、下向きどちらの方向にカールしていても、シートは、後端ストッパ331に当接させられて良好に後端整合をされる。
10枚目のシートの突き当て整合が終了すると、図28に示すように回転軸334を約2度、時計方向(矢印方向)に回転させる。レバーストッパ333は、回転軸334に追従して、約2度、時計方向に回転する。すなわち、回転軸334、レバーストッパ333、捻じりばね336は、一体に約2度、時計方向に回転する。これにともない、10枚目のシートP10と後端レバー332の先端E、及びシート搬送ガイド312の先端Rとの間に、約5mm乃至約6mmの隙間を空けることが可能になる。すなわち、後端レバー332の回転余裕、及び搬送空間が、約5mm乃至約6mmに戻る。また、後端ストッパ331のシート積載面331bと、後端レバー332の先端E、及びシート搬送ガイド312の先端Rとの距離が約6mm乃至約7mmになる。この状態で、11枚目から20枚目のシートP20が積載されて後端整合される。この間に、カールシートがある場合、そのシートの上向きカールの浮き上がりは、後端レバー332によって、下向きカールの山状頂部はシート搬送ガイド312によって抑えられる。大きくカールしているシートの浮き上がりも、捻じりばね336の反力によって、良好に抑えられる。20枚目のシートが積載されると、後端レバー332の回転余裕、及び搬送空間が、約4mm乃至約5mmになる。
そこで、図29に示すように、再度、回転軸334を約2度、時計方向(矢印方向)に回転させる。レバーストッパ333は、回転軸334に追従して、約2度、時計方向に回転する。すなわち、回転軸334、レバーストッパ333、捻じりばね336は、一体に約2度、時計方向に回転する。後端レバー332の回転余裕、及び搬送空間が、約5mm乃至約6mmに戻る。後端ストッパ331のシート積載面331bと、後端レバー332の先端E、及びシート搬送ガイド312の先端Rとの距離が約7mm乃至約8mmになる。そして、21枚目から30枚目のシートP30が積載されると、後端レバー332の回転余裕、及び搬送空間が、約4mm乃至約5mmになる。そこで、さらに、回転軸334とレバーストッパ333とを約2度時計方向に回転させて、後端レバー332の回転余裕、及び搬送空間を、約5mm乃至約6mmに戻す。最後、図30に示すように、シートが90枚積載されると、10回目のレバーストッパ333の位置を変える動作が行われる。
シートが100枚、中間処理トレイ330に積載されるまで、以上の動作が繰り返されされる。その後、100枚のシートは、後述するステイプラのステイプル動作によって綴じられる。
このように、シート積載装置1は、後端レバー332の回転余裕、及び搬送空間を、約5mm乃至約6mmと、約4mm乃至約5mmとの間に常時設定できるようになっているので、シートの積載高さに殆ど関係無く、ほぼ同じ押圧力、同じ条件でシートを押圧することができる。また、シート積載装置1は、カールの大きいシートの場合、捻じりばね336の弾力によってシートの浮き上がりを抑えるようになっている。これらの理由によって、シート積載装置1は、従来、発生していたシートの戻し不良や、座屈現象を少なくすることができる。
次に、図31乃至図34に基づいて、第2実施形態のシート積載装置1Aを説明する。なお、例えば、100枚平綴じモードをユーザが設定したとき、後端ストッパ331にシート後端を整合する動作を説明する。このシート積載装置1Aは、図31に示すように、捻じりばね336が無く、後端レバー332の自重によって、シートを押さえるようになっている。また、回転軸334とレバーストッパ333は一体化されて一体に回転するようになっている。
図31(a)に示すように、中間処理トレイ330にシートPが1枚も積載されていないとき、回転軸334と一体のレバーストッパ333の初期位置に定められて、レバーストッパ333に回転規制される後端レバー332と、シート搬送ガイド312との初期上方位置が定められる。シート搬送ガイド312と後端レバー332の初期上方位置は、シート搬送ガイド312の先端R、及び後端レバー332の先端Eと、中間処理トレイ330の積載面330c、及び後端ストッパ331のシート積載面331bとの間に、例えば、約5mm乃至約6mmの隙間が空くように設定されている。すなわち、後端レバー332に隙間分(約5mm乃至約6mm)だけ、回転余裕があることを示し、シート搬送ガイド312とシート積載面との間の隙間分(約5mm乃至6mm)が搬送パス空間になる。回転余裕と搬送パス空間は、上述したようにカールしたシートに対応するために設けられる。
このように、後端レバー332の規制位置が初期規制位置に設定されている状態で、シートが中間処理トレイ330に積載されていないとき、後端レバー332は、自重によって右回転して先端Eが後端ストッパ331のシート積載面331bに当接し、当接部332bがレバーストッパ333から離れている。すなわち、後端レバー332とレバーストッパ333との間にクリアランスが生じている。
シートが中間処理トレイ330の積載面330cを滑降して後端ストッパ331の支持面331aに当接するとき、シートは、シートの厚み分だけ、後端レバー332を押し上げる。中間処理トレイ330にシートが10枚積載されると、シートの厚みを約0.1mmとすれば、シートの積載高さが約1mmになり、後端レバー332は、シートの積載高さ分だけ、左回転している。この結果、後端レバー332の先端E、及びシート搬送ガイド312の先端Rと10枚目のシートとの間には、約4mm乃至約5mmの隙間を空けられるようになる。すなわち、後端レバー332の回転余裕、及びシート搬送パス空間が、約4mm乃至約5mmになる。この回転余裕は、シートの後端部分が上向きにカールしたシートP11が送り込まれてきたとき、そのカールしたシートP11を詰まらせないで受け入れて、かつ上向きのシートの浮き上がりを抑えるために設けてある。もし、後端レバー332の回転余裕以上に後端レバー332を回転させるようなカールしたシートP12である場合、後端レバー332は、レバーストッパ333に回転規制されてそのカールしたシートP12を受け入れるので、カールシートP12を大きな押圧力で押さえることができる。
また、図31(b)に示すように、シート搬送ガイド312の先端Rと10枚目のシート間の搬送パス空間は、シートの後端部分が下向きにカールしたシートP13が送り込まれてきたときに、そのカールしたシートP13の中間部分が山形状になる頂部を抑え込みながら、後端ストッパ331方向に搬送し、整合するためのもので、シートを平坦にすることで、搬送方向のシートのコシを強くし、後端ストッパ331の支持面331aへの整列性を高めることができる。
以上のようにして、シートが上向き、下向きのどちらの方向にカールしていても、シートは、良好な状態で後端ストッパ331に当接させられて後端整合をされる。
10枚目のシートの突き当て整合が終了すると、図32に示すように回転軸334とレバーストッパ333とを約2度、時計方向(矢印方向)に回転させる。これにともない、10枚目のシートP10とシート搬送ガイド312の先端R、及び後端レバー332の先端Eとの間に、約5mm乃至約6mmの隙間を空けることができる。すなわち、後端レバー332の回転余裕、及び搬送パス空間が、約5mm乃至約6mmに戻る。また、後端ストッパ331のシート積載面331bと、後端レバー332の先端Eとの距離が約6mm乃至約7mmになる。この状態で、11枚目から20枚目のシートが積載されて後端整合される。この間に、カールしたシートがある場合、そのシートの浮き上がりは、後端レバー332によって押さえられる。20枚目のシートP20が積載されると、後端レバー332の回転余裕、及び搬送パス空間が、約4mm乃至約5mmになる。
そこで、図33に示すように、再度、回転軸334とレバーストッパ333とを約2度、時計方向(矢印方向)に回転させて、後端レバー332の回転余裕、及び搬送パス空間を、約5mm乃至約6mmに戻す。後端ストッパ331のシート積載面331bと、後端レバー332の先端Eとの距離が約7mm乃至約8mmになる。そして、21枚目から30枚目のシートが積載されると、後端レバー332の回転余裕、及び搬送パス空間が、約4mm乃至約5mmになる。そこで、さらに、回転軸334とレバーストッパ333とを約2度、時計方向に回転させて、後端レバー332の回転余裕、及び搬送パス空間を、約5mm乃至約6mmに戻す。
シートが100枚、中間処理トレイ330に積載されるまで、以上の動作が繰り返されされる。最終的に、90枚目のシートが中間処理トレイ上に積載されると、図34のように、回転軸334とレバーストッパ333を動作させる。シートの積載枚数と、後端レバー332、及びシート搬送ガイド312の位置と、レバーストッパ333の回転角との関係を図31に示す。その後、100枚のシートは、後述するステイプラのステイプル動作によって綴じられる。
このように、シート積載装置1Aは、後端レバー332の回転余裕とシート搬送ガイド312と積載面との搬送パス空間を、約5mm乃至約6mmと、約4mm乃至約5mmとの間に常時設定できるようになっているので、シートの積載高さに殆ど関係無く、ほぼ同じ押圧力、同じ条件でシートを押圧することができるので、従来、発生していたシートの戻し不良や、座屈現象を少なくすることができる。
図31は、シート処理装置1A、1における、中間処理トレイ330のシート積載枚数と、レバーストッパ333の回転角と、後端レバー332の先端E、及びシート搬送ガイド312の先端Rの高さ位置との関係を示した図である。このように、シート処理装置1A、1は、中間処理トレイ330のシート積載枚数に応じて、後端レバー332の先端Eの高さを変えていくことで、常に、後端レバー332とレバーストッパ333との間の隙間を最適なクリアランスに保持することができて、シートの積載枚数によらず、常にほぼ一定の押圧力でシートを押圧することができて、従来の課題であった『戻し不良』や『座屈現象』の発生を少なくすることができる。
また、回転可能なレバーストッパ333に捻りばね336の付勢力を付勢するようにしたシート積載装置1は、大きく上向きにカールしたシートの場合、後端レバー332を捻じりばね336に抗して逃がすようになっているので、大きく上向きにカールしたシートであっても後端レバー332と中間処理トレイ330との間にジャムを起こしながら進入することを少なくすることができる。そして、大きく上向きにカールしたシートは、捻じりばね336のばね力によってシートの浮き上がりを抑えられる。しかも、捻じりばね336は、シートの積載枚数に応じて、回転軸334の回転位置を調整するとき、回転軸334、及びレバーストッパ333と一体に回転するので、シートを押圧する捻じりばね336の押圧力をほぼ一定にすることができて、後端レバー332と中間処理トレイ330との間にジャムを起こしながら進入することを少なくすることができる。
なお、本実施形態では、10枚ごとに、レバーストッパ333の角度を回転変位させていたが、整合シートの厚み、表面抵抗、転写画像の種類等に応じて、変位枚数や変位量を変えても良い。また、シートによって、あらかじめ、シートカウント値を設けて、所定のシートカウント値ごとに、レバーストッパ333を回転させるという制御を行えば、シートごとに、設定する必要が無くなり、複雑な制御が不要となる。例えば、図43はシートの厚み別に設定したシート1枚あたりのカウント値と、レバーストッパ333の変位値を示した表である。このようにすることによって、複数の厚みの異なったシートが1つのシート束の中に混載された場合に、常に、後端レバー332とシート搬送ガイド312の位置を最適な位置に制御することができる。
なお、以上の説明において、後端ストッパ331のシート積載面331bは、中間処理トレイ330の積載面330cの延長上にあり、中間処理トレイの積載面の一部を構成している。
次に、図35乃至図39に基づいて、第3実施形態のシート積載装置1Bを説明する。第3実施形態のシート積載装置1Bは、第2実施形態のシート積載装置1Aにおいて、シート搬送ガイド312、支持軸313を省略した構成になっている。例えば、100枚平綴じモードをユーザが設定したとき、後端ストッパ331にシート後端を整合する動作を説明する。なお、第3実施形態のシート積載装置1Bは、図35、図36に示すように、捻じりばね336を有している。レバーストッパ333は、回転軸334に回転自在に設けられている。しかし、レバーストッパ333は、捻じりばね336によって突片411に当接されて回転規制されるようになっている。捻じりばね336は、一端をレバーストッパ333に設けられ、他端を回転軸334に設けられて、回転軸334、レバーストッパ333と回転方向に一体に回転するようになっている。このシート積載装置1Bも後端ストッパ331の自重によって、シートを押さえるようになっている。歯車337は、調節機構410Bを構成している。
本シート積載装置1Bは、レバーストッパ333に後端レバー332が当接した後、レバーストッパ333が捻じりばね336に抗して回転するようになっている。
図36に示すように、中間処理トレイ330にシートPが1枚も積載されていないとき、回転軸334は、初期位置に回転停止している。レバーストッパ333は、捻じりばね336に回転付勢されて、回転軸334に突設してある突片411によって受け止められて、初期位置に回転規制されている。
レバーストッパ333に後端レバー332が当接したとき、後端レバー332の先端Eと後端ストッパ331のシート積載面331bとの間に、例えば、約5mm乃至約6mmの隙間が空くように設定されている。すなわち、後端レバー332に隙間分(約5mm乃至約6mm)だけ、回転余裕があることになる。
シートが中間処理トレイ330に積載されていないとき、後端レバー332は、自重によって右回転して先端Eが後端ストッパ331のシート積載面331bに当接し、当接部332bがレバーストッパ333から離れている。すなわち、後端レバー332とレバーストッパ333との間にクリアランスが生じている。
シートが中間処理トレイ330の積載面330cを滑降して後端ストッパ331の支持面331aに当接するとき、シートは、シートの厚み分だけ後端レバー332を押し上げる。中間処理トレイ330にシートが10枚積載されると、シートの厚みを約0.1mmとすれば、シートの積載高さが約1mmになり、後端レバー332は、シートの積載高さ分だけ、左回転している。この結果、後端レバー332の先端Eと10枚目のシートとの間には、約4mm乃至約5mmの隙間を空けられるようになる。すなわち、後端レバー332の回転余裕が、約4mm乃至約5mmになる。この回転余裕は、カールしたシートP11が送り込まれてきたとき、そのカールしたシートP11を詰まらせないで受け入れて、かつ浮き上がりを抑えるために設けてある。もし、後端レバー332の回転余裕以上に後端レバー332を回転させるようなカールシートP12である場合、カールシートP12は、後端レバー332を押し上げてレバーストッパ333に当接させ、レバーストッパ333を捻じりばね336に抗して、突片411から離れる右方向に回転させる。カールシートP12は、捻じりばね336に抗して後端レバー332、レバーストッパ333を回転させるため、捻じりばね336の反力によって、浮き上がりを抑えることが出来る。以上のようにして、シートがカールしていても、シートは、後端ストッパ331に当接させられて良好に後端整合をされる。
10枚目のシートの突き当て整合が終了すると、図37に示すように回転軸334を約2度右回転させる。レバーストッパ333は、回転軸334に追従して、約2度左回転する。すなわち、回転軸334、レバーストッパ333、捻じりばね336は、一体に約2度右回転する。これにともない、10枚目のシートと後端レバー332の先端Eとの間に、約5mm乃至約6mmの隙間を空けることが可能になる。すなわち、後端レバー332の回転余裕が、約5mm乃至約6mmに戻る。また、後端ストッパ331のシート積載面331bと、後端レバー332の先端Eとの距離が約6mm乃至約7mmになる。この状態で、11枚目から20枚目のシートが積載されて後端整合される。この間に、カールシートがある場合、そのシートの浮き上がりは、後端レバー332によって抑えられる。大きくカールしているシートの浮き上がりも、捻じりばね336の反力によって、良好に抑えられる。20枚目のシートが積載されると、後端レバー332の回転余裕が、約4mm乃至約5mmになる。
そこで、図38に示すように、再度、回転軸334を約2度右回転させる。レバーストッパ333は、回転軸334に追従して、約2度左回転する。すなわち、回転軸334、レバーストッパ333、捻じりばね336は、一体に約2度右回転する。後端レバー332の回転余裕が、約5mm乃至約6mmに戻る。後端ストッパ331のシート積載面331bと、後端レバー332の先端Eとの距離が約7mm乃至約8mmになる。そして、21枚目から30枚目のシートが積載されると、後端レバー332の回転余裕が、約4mm乃至約5mmになる。そこで、さらに、回転軸334とレバーストッパ333とを約2度右回転させて、後端レバー332の回転余裕を、約5mm乃至約6mmに戻す。最後、図39に示すように、シートが90枚積載されると、10回目の後端ストッパ331の位置を変える動作が行われる。
シートが100枚、中間処理トレイ330に積載されるまで、以上の動作が繰り返されされる。その後、100枚のシートは、後述するステイプラのステイプル動作によって綴じられる。
このように、シート積載装置1Bは、後端レバー332の回転余裕を、約5mm乃至約6mmと、約4mm乃至約5mmとの間に常時設定できるようになっているので、シートの積載高さに殆ど関係無く、ほぼ同じ押圧力、同じ条件でシートを押圧することができる。また、シート積載装置1Bは、カールの大きいシートの場合、捻じりばね336の弾力によってシートの浮き上がりを抑えるようになっている。これらの理由によって、シート積載装置1Bは、従来、発生していたシートの戻し不良や、座屈現象を少なくすることができる。
次に、図40、図41に基づいて、第4実施形態のシート積載装置1Cを説明する。例えば、100枚平綴じモードをユーザが設定したとき、後端ストッパ331にシート後端を整合する動作を説明する。なお、第4実施形態のシート積載装置1Cは、第3実施形態のシート積載装置1Bにおいて、図40に示すように、捻じりばね336が無く、後端レバー332の自重によって、シートを押さえるようになっている。また、回転軸334とレバーストッパ333は一体化されて一体に回転するようになっている。なお、シート積載装置1Cは、レバーストッパ333が後端レバー332の回転を受け止めて、回転を阻止するようになっている。また、歯車337は、調節機構410Cを構成している。
図40に示すように、中間処理トレイ330にシートPが1枚も積載されていないとき、回転軸334と一体のレバーストッパ333の初期位置に定められて、レバーストッパ333に回転規制される後端レバー332の初期上限位置が定められる。後端レバー332の初期上限位置は、後端レバー332の先端Eと後端ストッパ331のシート積載面331bとの間に、例えば、約5mm乃至約6mmの隙間が空くように設定されている。すなわち、後端レバー332に隙間分(約5mm乃至約6mm)だけ、回転余裕があることになる。回転余裕は、上述したようにカールしたシートに対応するために設けられる。
このように、後端レバー332の上限位置が初期上限位置に調節されている状態で、シートが中間処理トレイ330に積載されていないとき、後端レバー332は、自重によって右回転して先端Eが後端ストッパ331のシート積載面331bに当接し、当接部332bがレバーストッパ333から離れている。すなわち、後端レバー332とレバーストッパ333との間にクリアランスが生じている。
シートが中間処理トレイ330の積載面330cを滑降して後端ストッパ331の支持面331aに当接するとき、シートは、シートの厚み分だけ、後端レバー332を押し上げる。中間処理トレイ330にシートが10枚積載されると、シートの厚みを約0.1mmとすれば、シートの積載高さが約1mmになり、後端レバー332は、シートの積載高さ分だけ、左回転している。この結果、後端レバー332の先端Eと10枚目のシートとの間には、約4mm乃至約5mmの隙間を空けられるようになる。すなわち、後端レバー332の回転余裕が、約4mm乃至約5mmになる。この回転余裕は、カールしたシートP11が送り込まれてきたとき、そのカールしたシートP11を詰まらせないで受け入れて、かつシートの浮き上がりを抑えるために設けてある。もし、後端レバー332の回転余裕以上に後端レバー332を回転させるようなカールしたシートP12である場合、後端レバー332は、レバーストッパ333に回転規制されてそのカールしたシートP12を受け入れるので、カールシートP12を大きな押圧力で押さえることができる。以上のようにして、シートがカールしていても、シートは、良好な状態で後端ストッパ331に当接させられて後端整合をされる。
10枚目のシートの突き当て整合が終了すると、図41に示すように回転軸334とレバーストッパ333とを約2度左回転させる。これにともない、10枚目のシートと後端レバー332の先端Eとの間に、約5mm乃至約6mmの隙間を空けることが可能になる。すなわち、後端レバー332の回転余裕が、約5mm乃至約6mmに戻る。また、後端ストッパ331のシート積載面331bと、後端レバー332の先端Eとの距離が約6mm乃至約7mmになる。この状態で、11枚目から20枚目のシートが積載されて後端整合される。この間に、カールしたシートがある場合、そのシートの浮き上がりは、後端レバー332によって押さえられる。20枚目のシートが積載されると、後端レバー332の回転余裕が、約4mm乃至約5mmになる。
そこで、再度、回転軸334とレバーストッパ333とを約2度左回転させて、後端レバー332の回転余裕を、約5mm乃至約6mmに戻す。後端ストッパ331のシート積載面331bと、後端レバー332の先端Eとの距離が約7mm乃至約8mmになる。そして、21枚目から30枚目のシートが積載されると、後端レバー332の回転余裕が、約4mm乃至約5mmになる。そこで、さらに、回転軸334とレバーストッパ333とを約2度右回転させて、後端レバー332の回転余裕を、約5mm乃至約6mmに戻す。
シートが100枚、中間処理トレイ330に積載されるまで、以上の動作が繰り返されされる。シートの積載枚数と、後端レバー332の位置と、レバーストッパ333の回転角との関係を図42に示す。その後、100枚のシートは、後述するステイプラのステイプル動作によって綴じられる。
このように、シート積載装置1Cは、後端レバー332の回転余裕を、約5mm乃至約6mmと、約4mm乃至約5mmとの間に常時設定できるようになっているので、シートの積載高さに殆ど関係無く、ほぼ同じ押圧力、同じ条件でシートを押圧することができるので、従来、発生していたシートの戻し不良や、座屈現象を少なくすることができる。
図42は、シート処理装置1,1A,1B,1Cにおける、中間処理トレイ330のシート積載枚数と、レバーストッパ333の回転角と、後端レバー332の先端Eの高さ位置との関係を示した図である。このように、シート処理装置1,1A,1B,1Cは、中間処理トレイ330のシート積載枚数に応じて、後端レバー332の先端Eの高さを変えていくことで、常に、後端レバー332とレバーストッパ333との間の隙間を最適なクリアランスに保持することができて、シートの積載枚数によらず、常にほぼ一定の押圧力でシートを押圧することができて、従来の課題であった『戻し不良』や『座屈現象』の発生を少なくすることができる。
また、回転可能なレバーストッパ333に捻りばね336の付勢力を付勢するようにしたシート積載装置1,1Bは、大きくカールしたシートの場合、後端レバー332を捻じりばね336に抗して逃がすようになっているので、大きくカールしたシートであっても後端レバー332と中間処理トレイ330との間にジャムを起こしながら進入することを少なくすることができる。そして、大きくカールしたシートは、捻じりばね336のばね力によってシートの浮き上がりを抑えられる。しかも、捻じりばね336は、シートの積載枚数に応じて、回転軸334の回転位置を調整するとき、回転軸334及びレバーストッパ333と一体に回転するので、シートを押圧する捻じりばね336の押圧力をほぼ一定にすることができて、後端レバー332と中間処理トレイ330との間にジャムを起こしながら進入することを少なくすることができる。
なお、本実施形態では、10枚ごとに、レバーストッパ333の角度を回転変位させていたが、整合シートの厚み、表面抵抗、転写画像の種類等に応じて、変位枚数や変位量を変えても良い。また、シートによって、あらかじめ、シートカウント値を設けて、所定のシートカウント値ごとに、レバーストッパ333を回転させるという制御を行えば、シートごとに、設定する必要が無くなり、複雑な制御が不要となる。例えば、図43はシートの厚み別に設定したシート1枚あたりのカウント値と、レバーストッパ333の変位値を示した表である。このようにすることによって、複数の厚みの異なったシートが1つのシート束の中に混載された場合に、常に、後端レバーの位置を最適な位置に制御することができる。
なお、以上の説明において、後端ストッパ331のシート積載面331bは、中間処理トレイ330の積載面330cの延長上にあり、中間処理トレイの積載面の一部を構成している。
ステイプル動作の説明をする。
ステイプラ301は、整合されるシート束に対する所望のクリンチ位置にあらかじめ待機しており、束の最終シートPの排出とその整合が完了した時点でシート束を綴じるようになっている。ステイプラ301は、シート束の整合位置がシート束毎にオフセット量L(図26参照)に対応して変化するのに合わせて移動するようになっている。
1箇所綴じモードのときは、ステイプラ301のクリンチ動作において、シート束が所定のクリンチ部で針綴じされた後、揺動ガイド350の閉口動作がなされ、束排出ローラ対380の正転で束排出され、スタックトレイ622に積載される。
ステイプラ301は、2箇所綴じモードのとき、1箇所目のクリンチ動作が終了すると、2箇所目の綴じ位置までをスライド移動して、再びクリンチを行う。揺動ガイド350は、1箇所所綴じモードと同様にして、閉口動作をして、束排出ローラ対380の正転によって、2箇所綴じシート束をスタックトレイ622に排出する。
本発明の実施形態における画像形成装置のシート搬送方向に沿った断面図である。 平綴じ処理装置の平面概略図である。 平綴じ処理装置の正面図である。 ステイプラを移動させる機構の概略平面図である。 平綴じ処理装置における中間処理トレイと整合部材移動機構との平面図である。 本発明の第1実施形態におけるシート積載装置の正面図である。 第1実施形態のシート積載装置の図である。(a)は、外観斜視図である。(b)正面図である。 シート積載装置の平面図である。 ステイプラと後端ストッパとの位置関係を示す平面図である。(a)シート束の角を綴じる場合の平面図である。(b)シート束の後端を綴じる場合の平面図である。 後端ストッパと後端レバーとの配置関係の斜視図である。 フィニッシャにおけるノンソートモード時の動作説明用の図である。 フィニッシャにおけるステイプルモード時における中間処理トレイにシートを排出する動作説明用の図である。 フィニッシャにおけるステイプルソートモード時における中間処理トレイにシートを排出した後の動作説明用の図である。 フィニッシャにおけるステイプルソートモード時における中間処理トレイからシート束を排出する動作説明用の図である。 フィニッシャのバッファローラにおいて、シートの重ねあわせ状態を説明するための図である。 フィニッシャにおいて、シートの重ねあわせ状態を説明するための図である。 フィニッシャにおいて、重ねたシートを中間処理トレイに排出するときの動作説明用の図である。 フィニッシャにおいて、重ねたシートを中間処理トレイに積載したときの動作説明用の図である。 シート間のずれを示す図である。 4枚目のシートを受け入れ可能にした状態の図である。 フィニッシャのソートモード時において、中間処理トレイにシートを排出する動作説明用の図である。 フィニッシャのソートモード時において、中間処理トレイにシートが積載された状態を示す図である。 シート束をオフセット積載したときの図である。 ステイプラの2箇所綴じにおける第1、第2整合部の位置を示す中間処理トレイの平面図である。 第1、第2整合部によってシートを幅整合したときの中間処理トレイの平面図である。 オフセット積載するときにおいて、第1、第2整合部によってシートを幅整合したときの中間処理トレイの平面図である。 本発明の第1実施形態におけるシート積載装置において、シートが10枚積載されるまでの動作説明用の図である。 図27のシート積載装置において、シートが20枚積載されるまでの動作説明用の図である。 図27のシート積載装置において、シートが30枚積載されるまでの動作説明用の図である。 図27のシート積載装置において、シートが90枚積載されたときの動作説明用の図である。 本発明の第2実施形態におけるシート積載装置において、シートが10枚積載されるまでの動作説明用の図である。(a)は、シートの後端が上向きにカールしている場合の図である。(b)は、シートの中間部分が上向きにカールしている場合の図である。 図31のシート積載装置において、シートが20枚積載されるまでの動作説明用の図である。 図31のシート積載装置において、シートが30枚積載されるまでの動作説明用の図である。 図31のシート積載装置において、シートが90枚積載されたときの動作説明用の図である。 本発明の第3実施形態におけるシート積載装置の図である。(a)は、外観斜視図である。(b)正面図である。 本発明の第3実施形態におけるシート積載装置において、シートが10枚積載されるまでの動作説明用の図である。 図36のシート積載装置において、シートが10枚積載されたときの動作説明用の図である。 図36のシート積載装置において、シートが20枚積載されたときの動作説明用の図である。 図36のシート積載装置において、シートが90枚積載されたときの動作説明用の図である。 本発明の第4実施形態のシート積載装置において、シートが10枚積載されるときの動作説明用の図である。 図40のシート積載装置において、シートが10枚積載されたときの動作説明用の図である。 シートの積載枚数と、後端レバーの位置と、レバーストッパの回転角との関係を示す図である。 シートの厚み別に設定したシート1枚あたりのカウントと、レバーストッパの変位値を示した表である。 本発明の実施形態の効果を表す説明図である。(a)は、シートの後端が上向きにカールしている場合の図である。(b)は、シートの後端が下向きにカールしている場合の図である。 従来のフィニッシャを示す断面図である。 シート処理装置の概略正面図である。 従来の後端ストッパの外観斜視図である。 従来の後端ストッパの外観斜視図である。 従来のシート処理装置の正面図である。 従来のシート処理装置の後端ストッパでの弊害を示す正面図である。 従来のシート処理装置の戻し領域を示す図である。
符号の説明
P シート
E 後端レバーの先端
1 第1実施形態のシート積載装置
1A 第2実施形態のシート積載装置
1B 第3実施形態のシート積載装置
1C 第4実施形態のシート積載装置
100 複写機(画像形成装置)の装置本体
110 複写機(画像形成装置)
101a乃至101d 感光ドラム(画像形成手段)
200 中綴じ処理装置
300 平綴じ処理装置(シート処理装置)
301 ステイプラ(綴じ手段)
312 シート搬送ガイド(搬送ガイド)
330 中間処理トレイ(シート積載手段)
330c 積載面(シート積載面)
331 後端ストッパ(ストッパ)
331A 後端ストッパ
331B 後端ストッパ
331a 支持面
331b シート積載面
332 後端レバー(シート押圧部材)
332A 後端レバー
332B 後端レバー
333 レバーストッパ(規制部材)
333A レバーストッパ
333B レバーストッパ
333a 当接面(回転規制機構)
334 回転軸
336 捩じりばね(付勢部材)
360 引き込みパドル
390 第1整合位置
391 第2整合位置
400 シート束背部処理装置
410 調節機構
410B 調節機構
410C 調節機構
411 突片(回転規制機構)
600 フィニッシャ
700 中綴じ製本処理装置

Claims (18)

  1. シートが積載されるシート積載手段と、
    前記シート積載手段上のシートを押圧する押圧位置から上方へ移動可能なシート押圧部材と、
    前記シート押圧部材の上方移動を規制する規制部材と、
    前記規制部材による前記シート押圧部材の規制位置を前記シート積載手段に積載されたシートの積載高さに応じて変更する調節機構と、を備え、
    前記調節機構が、前記シート積載手段に積載されたシートの積載高さにかかわらず、前記シート押圧部材の押圧位置から規制位置までの距離を略一定に保持することを特徴とするシート積載装置。
  2. 前記シート積載手段に積載されたシートの端部を受け止めるストッパと、前記シート押圧部材を間にして前記ストッパとは反対側に設けられ、前記シート積載手段に排出されたシートを前記ストッパへ案内する搬送ガイドを備え、
    前記搬送ガイドの位置は、前記シート押圧部材の前記規制位置の変更に連動して変更されることを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
  3. 前記規制部材が、前記シート積載手段に積載されたシートの積載高さに応じて回転する回転軸に一体に備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート積載装置。
  4. 前記規制部材を前記シート押圧部材の前記規制位置に付勢する付勢部材を備え、
    前記シート積載手段に排出されたシートとの当接により前記シート押圧部材が、前記付勢部材に抗して、前記規制部材を前記規制位置よりさらに上方に移動させることが可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  5. 前記規制部材が、前記シートの積載高さに応じて回転する回転軸に回転自在に設けられ、
    前記付勢部材が、前記シート押圧部材の前記規制位置に、前記規制部材を付勢するように前記規制部材と前記回転軸との間に設けられて、
    前記規制部材が、前記回転軸と前記規制部材との間に設けられた回転規制機構によって、
    前記シート押圧部材の前記規制位置に規制されていることを特徴とする請求項4に記載のシート積載装置。
  6. 前記シート押圧部材と前記規制部材との内、少なくとも前記シート押圧部材が、シート排出方向に対して交差する方向に移動可能に備えられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  7. 前記シート押圧部材のシート押圧位置が、前記ストッパの下流側近傍に設定されていることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  8. 前記ストッパと前記シート押圧部材とが、前記シート排出方向に対して交差する方向に移動可能であることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  9. シートが積載されるシート積載手段と、
    シートを押圧する押圧部を有し、前記押圧部によって前記シート積載手段上のシートを押圧する押圧位置から上方へ移動可能なシート押圧部材と、
    前記シート押圧部材の上方移動を規制する規制部材と、
    前記シート積載手段に積載されたシートの積載高さが増えるにしたがって前記規制部材による前記シート押圧部材の規制位置における前記押圧部と前記シート積載手段のシート積載面との間の距離が大きくなるよう前記規制位置を変更する調節機構と、
    を備えたことを特徴とするシート積載装置。
  10. 前記シート積載手段に積載されたシートの端部を受け止めるストッパと、前記シート押圧部材を間にして前記ストッパとは反対側に設けられ、前記シート積載手段に排出されたシートを前記ストッパへ案内する搬送ガイドを備え、前記搬送ガイドの位置は、前記シート押圧部材の前記規制位置の変更に連動して変更されることを特徴とする請求項9に記載のシート積載装置。
  11. 前記規制部材が、前記シート積載手段に積載されたシートの積載高さに応じて回転する回転軸に一体に備えられていることを特徴とする請求項9又は10に記載のシート積載装置。
  12. 前記規制部材を前記シート押圧部材の前記規制位置に付勢する付勢部材を備え、前記シート積載手段に排出されたシートとの当接により前記シート押圧部材が、前記付勢部材に抗して、前記規制部材を前記規制位置よりさらに上方に移動させることが可能であることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  13. 前記規制部材が、前記シートの積載高さに応じて回転する回転軸に回転自在に設けられ、
    前記付勢部材が、前記シート押圧部材の前記規制位置に、前記規制部材を付勢するように前記規制部材と前記回転軸との間に設けられて、前記規制部材が、前記回転軸と前記規制部材との間に設けられた回転規制機構によって、前記シート押圧部材の前記規制位置に規制されていることを特徴とする請求項12に記載のシート積載装置。
  14. シートが積載されるシート積載装置と、
    前記シート積載装置の前記シート積載手段に積載されたシートのシート排出方向上流側端部を綴じる綴じ手段と、を備え、
    前記シート積載装置が、請求項1乃至13のいずれか1項に記載のシート積載装置であることを特徴とするシート処理装置。
  15. 前記シート積載装置の前記シート押圧部材の移動領域が、前記綴じ手段と干渉しない位置に設定されていることを特徴とする請求項14に記載のシート処理装置。
  16. 前記綴じ手段が、前記シート排出方向に対して交差する方向に位置調節可能であることを特徴とする請求項14又は15に記載のシート処理装置。
  17. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像を形成されたシートが積載されるシート積載装置と、を備え、
    前記シート積載装置が、請求項1乃至13のいずれか1項に記載のシート積載装置であることを特徴とする画像形成装置。
  18. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像を形成されたシートに処理を施すシート処理装置と、を備え、
    前記シート処理装置が、請求項14乃至16のいずれか1項に記載のシート処理装置であることを特徴とする画像形成装置。
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