JP2011124616A - 通信装置及び通信処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数本のアンテナを用いて信号を受信する際の受信品質を向上させる通信装置及び通信処理方法を提供すること
【解決手段】本発明にかかる通信装置は、複数本のアンテナによって無線信号を受信するRFチューナー3と、RFチューナー3により受信された無線信号に基づいて、各アンテナのノイズ量を測定するノイズ量検出部8と、複数本のアンテナの選択を時分割で切り替える時分割タイミング生成部10を備えている。時分割タイミング生成部10は、複数本のアンテナを定期的に切り替える。さらに、ノイズ量検出部8により測定されたノイズ量に基づいて、受信品質が最も高いアンテナが他のアンテナに比べて相対的に選択期間が長くなるように選択するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は通信装置及び通信処理方法に関し、特に複数本のアンテナを制御する通信装置とその通信装置を用いた通信処理方法に関する。
携帯型のテレビ受信装置を用いた通信を行う場合、携帯型のテレビ受信装置に取り付けられたアンテナを用いて無線信号の受信を行う。この時、携帯型のテレビ受信装置を使用するユーザは、移動しながら通信を行うことが多い。通常、携帯型のテレビ受信装置に取り付けられるアンテナは簡易なものが一般的であるため、受信感度の変化に対する許容度が小さく、受信位置が少し変動するだけで、受信ができなくなる場合もある。このような問題を解決するために、携帯型のテレビ受信装置に複数本のアンテナを搭載し、ダイバーシティ受信を行う方法がある。ダイバーシティ受信とは、複数本のアンテナの各アンテナが同一の無線信号を受信し、受信した信号を合成することで、受信品質を向上させるものである。
しかし、ダイバーシティ受信を行うには、複数本のアンテナそれぞれにチューナーを用意し、各アンテナが受信した無線信号をチューナーにて処理する必要がある。一般的に、無線信号を受信する受信器が消費する電力のうち、チューナーが消費する電力の占める割合は高く、複数本のアンテナそれぞれに対応するチューナーを設けた場合、装置の消費電力が増大するという問題が発生する。
そこで、特許文献1には、2本のアンテナで1つのチューナーを共有する構成が開示されている。2本のアンテナは択一的に切り替えられるものであり、通信中のアンテナの受信品質が低下した場合に、もう一方のアンテナに切り替えて無線信号の受信を行う。
特開2007−43650号公報
以下に、特許文献1の開示する方法を用いてアンテナの切り替えを行った場合の問題について、図9を用いて説明する。
図9のグラフにおいて、縦軸はアンテナで測定されるC/N比(Carrier to Noise ratio)を示している。横軸は時間を示している。実際に選択されているアンテナのC/N比を実線で表わし、選択されていないアンテナのC/N比を破線で表わす。また、アンテナの受信限界を示すC/N比をNとする。Nについては、フェージング/マルチパス等の妨害条件により変化し、常に一定の値を示すものではない。アンテナ1のC/N比が受信限界と想定されるNに達する時刻Tでアンテナ2へ切り替える。アンテナ1で受信限界と想定されるタイミングでアンテナを切り替えることにより、アンテナ2の特性が受信可能な状態である場合正常な受信状態を維持することが可能となる。しかし、アンテナを切り替えるタイミングではアンテナ2での受信状態がどのようなものかを事前に把握することはできないため、アンテナの切り替えを行ったことにより逆に受信特性がより劣化してしまう可能性も考えられる。また、アンテナのC/N比と受信限界の関係は、フェージング、マルチパスなどの環境要因に依存し変化するため、実際にはアンテナ1で受信が維持できるような状態であっても受信限界と判定されアンテナ2への切り替えが発生することにより、切り替え時間が短時間であってもさらに大きな劣化が生じる可能性も考えられる。環境に依存し変化するC/N比を用いた判定ではなく、エラー率を用いてより正確な判定を行う場合でも、時間インターリーブやエラー訂正による遅延により、アンテナ切り替えタイミングが遅れるため特性劣化が生じる可能性もある。
本発明の第1の実施の態様にかかる通信装置は、複数本のアンテナによって無線信号を受信する信号受信部と、前記信号受信部により受信された前記無線信号に基づいて、各アンテナの受信品質を測定する測定部と、前記複数本のアンテナの選択を時分割で切り替えるアンテナ選択制御部とを備え、当該アンテナ選択制御部は、前記複数本のアンテナを定期的に切り替えるとともに、前記測定部により測定された受信品質に基づいて、受信品質が最も高いアンテナが他のアンテナに比べて相対的に選択期間が長くなるように選択するものである。
本発明の第2の実施の態様にかかる通信処理方法は、複数本のアンテナを時分割で定期的に切り替えて、前記複数本のアンテナによって受信された受信信号の受信品質を、各アンテナについて取得し、各アンテナについて取得した受信品質に基づいて、受信品質が最も高いアンテナが他のアンテナに比べて相対的に選択期間が長くなるように、前記アンテナの選択期間を決定することである。
このようにして、アンテナを定期的に切り替え、それぞれのアンテナの受信品質を測定することにより、通信中のアンテナ以外の受信品質も認識することが可能であり、受信品質がよいアンテナを選択して通信を行うことができる。
本発明により、複数本のアンテナを用いて信号を受信する際の受信品質を向上させる通信装置及び通信処理方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる通信装置の構成図である。 実施の形態1にかかる波形等化処理の概要図である。 実施の形態1にかかるアンテナ切り替え処理の概要図である。 実施の形態1にかかるAGC制御の概要図である。 実施の形態1にかかるインタリーブ処理の概要図である。 実施の形態1にかかるノイズ量測定処理のフローチャートである。 実施の形態1にかかる時分割比率測定処理のフローチャートである。 実施の形態1にかかるアンテナ切り替えのタイミングを示す図である。 従来のアンテナ切り替えのタイミングを示す図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかる通信装置の構成例を示している。
通信装置は、アンテナ1と、アンテナ2と、RFチューナー3と、A/D(Analog/Digital)変換部4と、I/Q復調部5と、高速フーリエ変換部(以下、FFT部とする)6と、波形等化部7と、ノイズ量検出部8と、時分割比率判定部9と、時分割タイミング生成部10と、AGC(Automatic Gain Control)制御部11と、誤り訂正部12とを備えている。信号受信部は、アンテナ1と、アンテナ2と、RFチューナー3に相当し、測定部はノイズ量検出部8に相当し、アンテナ選択制御部は、時分割比率判定部9と、時分割タイミング生成部10に相当し、信号レベル制御部はAGC制御部11に相当する。
また、信号受信部は、信号を受信する手段を有し、測定部は、ノイズ量を測定する手段を有し、アンテナ選択制御部は、アンテナ制御を行う手段を有し、信号レベル制御部は、信号レベルを制御する手段を有するものとする。
アンテナ1、2は選択的に切り替えて用いられる。アンテナ1、2の切り替えタイミングは後に詳述する。アンテナ1、2は、通信相手からRF(Radio Frequency)信号を受信する。通信装置が携帯型テレビ受信装置である場合には、放送局から送信されるRF信号を受信する。アンテナ1、2は、受信したRF信号をRFチューナー3に出力する。
RFチューナー3は、アンテナ1又は2から取得したRF信号をベースバンド又はIF(Intermediate Frequency)信号に変換して、A/D変換部4に出力する。
A/D変換部4は、RFチューナー3から取得したIF信号をデジタル信号に変換してI/Q復調部5に出力する。RFチューナー3がベースバンド信号を取得した場合は、I/Q復調は実施しないため、I/Q復調部5の処理は不要である。ここで、AGC制御部11は、A/D変換部4からI/Q復調部5に出力されたデジタル信号のレベルを取得し、目標レベルに合わせるように制御を行う。つまり、デジタル信号のレベルを目標レベルに合わせて増減させるよう制御を行う。また、AGC制御部11は、通常A/D変換部4から出力されたデジタル信号を用いて制御を行うが、A/D変換部4の処理以降のデジタル信号を用いて制御を行ってもよい。
I/Q復調部5は、A/D変換部4より取得したIF信号をベースバンドのI信号とQ信号とに変換する。I/Q復調部5は、変換したI信号とQ信号とをFFT部6に出力する。
FFT部6は、I/Q復調部5から取得した時間領域の信号を周波数領域の信号にフーリエ変換する。フーリエ変換した信号は波形等化部7に出力される。
波形等化部7は、パイロット信号を用いて波形等化処理を行う。具体的に、QPSK変調を用いて送信された波形等化処理について説明を行う。QPSK変調されたデジタル信号は、理想的にはI信号、Q信号が(1、1)(1、−1)(−1、1)(−1、−1)の各信号周辺の値を有するようにI/Q復調部5によって復調される。しかし、実際には周波数選択性フェージングの影響などにより、位相、振幅が変化し理想的なI信号、Q信号とは異なる位置の信号を有するデジタル信号として復調される。波形等化処理は、理想的なI信号、Q信号とは異なる位置の信号を有するデジタル信号を、パイロット信号を等化基準として用い理想的なI信号、Q信号の位置に近づけるよう変換処理を行うことである。
また、等化処理に用いるパイロット信号は、同一のアンテナで受信したパイロット信号のみを使用して波形等化処理を行う。図2を用いてパイロット信号を用いた波形等化処理の概要を説明する。縦軸は時間方向を示しており、横軸は周波数方向を示している。図2においては、時間軸方向の4シンボル目までのデータは、アンテナ1を選択している際に取得したデータであり、5シンボル目以降のデータは、アンテナ2を選択している際に取得したデータであることを示している。網掛けで示されているデータはパイロット信号であり、白抜きの四角で示されているデータは等化対象信号である。
図2に示されるように、アンテナ1で取得した等化対象信号は、アンテナ1で取得したパイロット信号を使用して波形等化を行う。アンテナ2で取得した等化対象信号はアンテナ2で取得したパイロット信号を使用して波形等化を行う。これは、アンテナ1、2それぞれで受信したシンボル間には、位相、振幅などのずれがあるため、それぞれのアンテナで受信したパイロット信号のみを使用して波形等化することにより受信特性の劣化を低減するためである。波形等化部7は、波形等化処理を行ったデジタル信号をノイズ量検出部8と、誤り訂正部12に出力する。
ノイズ量検出部8は、波形等化部7から取得したデジタル信号のノイズ量を検出する。ノイズ量は、波形等化処理後のデジタル信号のI信号、Q信号の値と、理想的なI信号、Q信号とのずれを測定することにより、ノイズ量を検出する。波形等化部7により、FFT部6より取得したデジタル信号のI信号、Q信号を理想的なI信号、Q信号の位置に近づけるよう波形等化を行うが、波形等化実施後のデジタル信号のI信号、Q信号と理想的なI信号、Q信号の位置とのずれが生じる。これは、ノイズにより生じるものである。よって、波形等化処理後のデジタル信号のI信号、Q信号の値を用いることにより、ノイズ量を検出することができる。ノイズ量検出部8は、アンテナ1、2それぞれのアンテナにより受信される信号に基づくデジタル信号のノイズ量を検出する。ノイズ量検出部8により検出されたノイズ量は、時分割比率判定部9に出力される。
次に、時分割比率判定部9は、ノイズ量検出部8から取得したノイズ量に基づいて、アンテナ1とアンテナ2の選択比率を決定する。デジタル信号のノイズ量が少ないほうのアンテナの選択期間を長くするようにアンテナ1とアンテナ2の選択比率を決定する。ここで、アンテナの選択期間として長い期間と短い期間を予め定めておき、ノイズ量が少ないアンテナに長い選択期間を設定し、ノイズ量が多いアンテナに短い選択期間を設定してもよい。図3を用いてアンテナ切り替えの概要について説明する。
図3(a)は、アンテナ1のノイズ量が少ない場合のアンテナ1と2の選択期間を示している。横軸を時間とすると、アンテナ1の選択期間がアンテナ2の選択期間よりも相対的に長くなっている。図3(b)は、アンテナ2のノイズ量が少ない場合のアンテナ1と2との選択期間を示している。この場合は、アンテナ2の選択期間がアンテナ1の選択期間よりも相対的に長くなっている。また、時間インターリーブを有効とするため、選択期間が相対的に短いアンテナの選択期間は、4シンボル時間程度に抑える必要がある。
時分割タイミング生成部10は、時分割比率判定部9より取得したアンテナ1と2との選択期間に基づいて実際にアンテナ1と2との切り替えタイミングをアンテナ1と2とに通知する。アンテナ1と2とを切り替えるタイミングは、シンボルの途中ではなく、先頭タイミングで切り替えることが望ましい。たとえば、OFDM信号であれば、ガードインターバル部とデータ部とを含むシンボルの先頭タイミングを受信するタイミングでアンテナ1と2とを切り替えることが望ましい。1シンボルを受信中にアンテナ1と2とが切り替えられた場合に、同一シンボル内で異なるアンテナから取得した、位相、振幅等が異なるデータに対してFFT処理を行った場合、演算結果に大幅な劣化が生じてしまうためである。
例えば1シンボルが1msのOFDM信号とした場合時分割タイミング生成部10は、1ミリ秒を最小単位としてアンテナ1と2とを切り替えるタイミングを生成する。時分割タイミング生成部10は、生成したアンテナ切り替えタイミング情報をアンテナ1、2と、AGC制御部11と、波形等化部7とに出力する。
時分割タイミング生成部10よりアンテナ切り替えタイミング情報を取得したアンテナ1と2とは、取得したタイミング情報に基づいてアンテナ1と2とを時分割により切り替える。
AGC制御部11は、時分割タイミング生成部10よりアンテナ切り替えタイミング情報を取得すると、アンテナ1と2の切り替えタイミングにおいて、チューナーから取得した信号に対するゲインの値を変更できる。図4を用いてAGC制御の概要について説明する。
図4に示すように、異なる受信電界のアンテナ1と2とにおいて、アンテナ1の受信電界はゲインを下げるように制御を行い、アンテナ2の受信電界はゲインをあげるように制御することにより、復調器への入力レベルが一定となるように制御を行う。これにより、過大レベル入力時のA/Dコンバータのオーバーフロー、小レベル入力時の量子化雑音特性悪化等の影響を低減することができる。
さらに、AGC制御部11は、アンテナが切り替えられる直前にそのアンテナに適したAGC制御レベルを保持し、他のアンテナへの切り替え後再び同じアンテナが選択された段階でその制御レベルをすみやかに復帰させることにより、常にそれぞれのアンテナに適したAGC制御をおこなうことも可能である。
OFDM信号では1つのシンボル内のレベルを急激に変動させることにより特性劣化が生じる場合があり、それを避けるため通常AGCの時定数を数シンボルから数10シンボル以上の長さに設定する。このため、例えばレベルの低いアンテナに短時間切り替わったとしても大幅なAGC制御レベルの変動は発生しないため、アンテナの切り替えの有無に関係なく同じAGC制御を維持し続けても良い。
波形等化部7は、時分割タイミング生成部10よりアンテナ1と2とを切り替えるタイミングを通知されることにより、等化対象信号の波形等化処理に用いるパイロット信号として、等化対象信号を受信したアンテナと同一のアンテナから受信したパイロット信号を選択する。上述したように、異なるアンテナから取得したパイロット信号は、位相、振幅のずれが生じるため、等化対象信号が取得されたアンテナと同一のアンテナから取得されたパイロット信号を波形等化処理に用いる必要があるからである。
誤り訂正部12は、時間インタリーブを実施する。図5を用いて、誤り訂正部12における時間インタリーブ処理について説明する。図5(a)は、アンテナ2の受信品質がアンテナ1の受信品質よりも劣っているため、アンテナ2の選択期間が相対的に短く設定されている。この場合、アンテナ2の選択期間に受信したデータはアンテナ1の受信データと比較しより多くの誤りが含まれている可能性が高い。そこで、図5(b)のように、時間方向にインタリーブを行うことにより、アンテナ2の選択期間に受信したデータを拡散することができる。つまり、誤りが含まれている可能性の高いアンテナ2の選択期間に受信したデータをビット系列内に拡散させることにより、効果的に誤り訂正を行うことが可能となる。
このようにして時間インタリーブ処理を行うことにより、受信品質が劣るアンテナに受信品質を確認するために一定の選択期間を割り当てても、通信装置が受信するデータ全体として受信品質の低下は少ない。そのため、アンテナ1と2とを時分割に切り替えることによる受信品質への影響は少ない。
次に、図6を用いて本発明の実施の形態1にかかるノイズ量測定の処理の流れにつき説明する。図6においては、アンテナ1が選択されている状態から処理の流れについて説明を行う。
はじめに、ノイズ量検出部8は、波形等化部7から取得したデジタル信号のノイズ量を測定する(S1)。測定したノイズ量は、時分割比率判定部9に出力される。
次に、ノイズ量検出部8は、アンテナ1の選択期間であるか否かを判定する(S2)。アンテナ1の選択期間の情報は、波形等化部7から取得する。アンテナ1の選択期間であれば、ステップS1の処理に戻り、アンテナ1のノイズ量を測定する。アンテナ1の選択期間でない場合は、ノイズ量を検出するアンテナとしてアンテナ2を選択する(S3)。
次に、アンテナ2のノイズ量測定についても同様に、ノイズ量検出部8は、アンテナ2のノイズ量を測定する(S4)。測定したノイズ量は、時分割比率判定部9に出力される。
次に、ノイズ量検出部8は、アンテナ2の選択期間であるか否かを判定する(S5)。アンテナ2の選択期間であれば、ステップS4の処理に戻り、アンテナ2のノイズ量を測定する。アンテナ2の選択期間でない場合は、ノイズ量を検出するアンテナとしてアンテナ2を選択する(S6)。
次に、図7を用いて本発明の実施の形態2にかかる時分割比率の判定における処理の流れにつき説明を行う。初めに、時分割比率判定部9は、ノイズ量検出部8より、アンテナ1のノイズ量を取得する(S10)。
次に、時分割比率判定部9は、取得したノイズ量を保存する(S11)。すでにアンテナ1のノイズ量を保持している場合は、新たに取得したノイズ量を上書き、つまり最新のノイズ量のみを保持してもよく、すでに保持しているノイズ量と併せて新たに取得したノイズ量の重みづけを高めるように平均処理を行い保存してもよい。ここで、アンテナ2のノイズ量についてはすでに保持しているものとする。
次に、時分割比率判定部9は、アンテナ1とアンテナ2のノイズ量を比較する(S12)。比較するノイズ量は、アンテナ1の最新のノイズ量と、アンテナ2の最新のノイズ量を比較するものとする。
次に、アンテナ1のノイズ量がアンテナ2のノイズ量よりも少ないと判定した場合は、アンテナ1の選択期間を長く設定するよう決定し、アンテナ2の選択期間を短く設定するように決定する(S13)。また、アンテナ2のノイズ量がアンテナ1のノイズ量よりも少ないと判定した場合は、アンテナ2の選択期間を長く設定するように決定し、アンテナ1の選択期間を短く設定するように決定する(S14)。
次に図8を用いて本発明の実施の形態1にかかるアンテナの切り替えタイミングについて説明を行う。図8の上のグラフにおいて、縦軸は、受信電界を示し、横軸は、時間を示す。グラフに示される実線は、選択されているアンテナの受信電界を示したものであり、破線は、選択されていないアンテナの受信電界を示したものである。時刻t1まではアンテナ1の受信電界がアンテナ2の受信電界を上回っている。時刻t1以降は、アンテナ2の受信電界がアンテナ1の受信電界を上回っている。
図8の下のグラフにおいて、縦軸は、受信品質を示すC/N比を示し、横軸は、時間を示す。期間T1、T3、T5、T8はアンテナ1の選択期間を示し、期間T2、T4、T6、T7はアンテナ2の選択期間を示している。また、期間T1、T3、T5、T7は長い選択期間を示し、期間T2、T4、T6、T8は短い選択期間を示している。
C/N比はノイズ量に対する信号の比であるため、その値が高いほど受信品質が良好であることを示している。例えば期間T3では、アンテナ1のノイズ量を随時測定しており、ノイズ量が増加しているため、アンテナ1のC/N比が徐々に下がっている様子を示している。それに対して、アンテナ2は選択されていないため、期間T2に測定し保持しているアンテナ2のノイズ量を用いてC/N比を算出している。これより、アンテナ2は、期間T3ではノイズ量の変動がないためC/N比は水平に推移している様子を示している。その他の期間についても同様である。
期間T1から期間T5においては、アンテナ1のC/N比がアンテナ2のC/N比を上回っているため、時分割比率判定部9により、アンテナ1の選択期間を長くするように設定されている。期間T6において、アンテナ2のC/N比がアンテナ1のC/N比を上回っている。そのため、時分割比率判定部9は、アンテナ2の選択期間をアンテナ1の選択期間よりも長くするように設定する。そのため、期間T6の次の期間T7で再度アンテナ2を選択するように設定し、選択期間が短い期間T8はアンテナ1を選択するように設定している。
ここで、期間T7を短い選択期間とし期間T8を長い選択期間とするように時分割タイミング生成部10が選択期間を変更してもよい。この場合、短い選択期間である期間T7では受信品質の低下したアンテナ1を選択し、長い選択期間であるT8では受信品質の向上したアンテナ2を選択するようにする。
以上説明したように、本発明の実施の形態1にかかる通信装置を用いることにより、アンテナ1及びアンテナ2の受信品質を測定することができる。これに伴い、受信品質の良いアンテナの選択期間を長くするように設定することで、通信装置全体の受信品質を向上させることができる。また、1つのRFチューナーのみを使用した場合でも、複数のアンテナの受信品質を認識することが可能となる。また、C/N比が良好な場合、時分割処理を実施せず、アンテナの選択を固定としてもよい。特に、移動受信時については、レベル、位相、マルチパスの状況が刻一刻と変化していくため、このような受信状態では時分割処理を行わない方が良好な特性を維持できる。
(その他の実施の形態)
実施の形態1においては、アンテナを2本とする形態について説明した。以下に、アンテナを3本以上とする形態について説明する。アンテナを3本以上とした場合の構成例は、図1のアンテナを3本以上とすること以外は同様の構成となるため、図面を省略する。
アンテナを3本以上とした場合もそれぞれのアンテナを時分割で切り替えを行う。その際に、それぞれのアンテナを選択する期間について、受信品質の良いアンテナに長い選択期間を設定するように制御を行う。その際に、最も受信品質の良いアンテナに長い選択期間を設定し、その他のアンテナには、同一の短い選択期間を設定してもよい。この場合の選択期間は、長い選択期間と短い選択期間との2種類となる。又は、それぞれのアンテナの受信品質に応じて異なる選択期間を設定してもよい。この場合の選択期間は、アンテナ数分の選択期間がそれぞれのアンテナに設定されることになる。一つのアンテナについては、例えば外付けのイヤホンアンテナのように常時接続されていないようなものでも良い。1本のアンテナが接続されてない状態でもアンテナの選択期間が短い場合については大幅な特性劣化が生じることは無い。これにより例え外部アンテナの接続状態が他の手段により確認できない場合でもアンテナが接続されているとみなして動作させることが可能となり、アンテナが接続された場合は違和感なくアンテナ切り替えが行われるようになる。また、外付けのアンテナのような受信能力の不明なアンテナを使用した場合でも、常に受信能力の判定を行うことにより能力の高いアンテナの選択期間を長くすることが可能となり、より安定した受信状態を維持することができる。さらにアンテナの受信能力に差があるような場合、ある程度受信条件が良い場合でもより能力の高いアンテナの選択期間が長く設定されると考えられるため、これによりフェージング環境のように瞬間的に電界強度が低下するような場合においても、電界強度の低下に対するマージンがより確保され、安定受信を維持することも可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1、2 アンテナ
3 RFチューナー
4 A/D変換部
5 I/Q復調部
6 FFT部
7 波形等化部
8 ノイズ量検出部
9 時分割比率判定部
10 時分割タイミング生成部
11 AGC制御部

Claims (10)

  1. 複数本のアンテナによって無線信号を受信する信号受信部と、
    前記信号受信部により受信された前記無線信号に基づいて、各アンテナの受信品質を測定する測定部と、
    前記複数本のアンテナの選択を時分割で切り替えるアンテナ選択制御部と、を備え、
    当該アンテナ選択制御部は、前記複数本のアンテナを定期的に切り替えるとともに、前記測定部により測定された受信品質に基づいて、受信品質が最も高いアンテナが他のアンテナに比べて相対的に選択期間が長くなるように選択する通信装置。
  2. 前記信号受信部により受信された前記無線信号に基づいてデジタル変換されたデジタル信号を波形等化する波形等化部をさらに備え、
    前記測定部は、前記波形等化部により波形等化されたデジタル信号の受信品質を測定することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記波形等化部は、同一のアンテナから取得したシンボルデータに含まれるパイロット信号に基づいてデジタル信号の波形等化を行うことを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  4. 前記複数本のアンテナに含まれる第1のアンテナから前記信号受信部が受信した無線信号の信号レベルを他のアンテナから前記信号受信部が受信した無線信号の信号レベルと実質的に同一となるように信号レベルを制御する信号レベル制御部をさらに備え、
    前記第1のアンテナを前記他のアンテナに切り替える直前の信号レベルを保持し、前記他のアンテナから当該第1のアンテナに切り替えた直後は保持している信号レベルに基づいて信号レベルを制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記アンテナ選択制御部は、前記測定部により測定された受信品質の変化に基づいて、前記アンテナの選択期間を変更することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  6. 前記信号受信部は、直交周波数分割多重方式により送信された無線信号を受信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記アンテナ制御部は、前記信号受信部が前記直交周波数分割多重方式により送信された無線信号シンボルの先頭を受信するタイミングで前記複数本のアンテナを切り替えることを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 複数本のアンテナを時分割で定期的に切り替えて、前記複数本のアンテナによって受信された受信信号の受信品質を、各アンテナについて取得し、
    各アンテナについて取得した受信品質に基づいて、受信品質が最も高いアンテナが他のアンテナに比べて相対的に選択期間が長くなるように、前記アンテナの選択期間を決定する通信処理方法。
  9. 前記複数本のアンテナによって受信された受信信号を波形等化し、
    前記波形等化された受信信号に基づいて受信品質を各アンテナについて取得することを特徴とする請求項8記載の通信処理方法。
  10. 前記複数本のアンテナに含まれる第1のアンテナから前記信号受信部が受信した無線信号の信号レベルを他のアンテナから前記信号受信部が受信した無線信号の信号レベルと実質的に同一となるように信号レベルを制御し、
    前記第1のアンテナを前記他のアンテナに切り替える直前に制御された信号レベルを保持し、
    前記他のアンテナから当該第1のアンテナに切り替えた直後は保持している信号レベルに基づいて信号レベルを制御することを特徴とする請求項8又は9に記載の通信処理方法。
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