JP2006246364A - ダイバーシティ受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ダイバーシティ受信およびシングル受信を切り替えて省電力化を図り、かつ、両受信の切り替えに起因する受信特性の劣化を防ぐことが可能なダイバーシティ受信装置を提供する。
【解決手段】 ダイバーシティ受信装置は、n本(nは2以上の自然数)のアンテナ1から受信した無線信号からデータを生成するn個の受信部100と、所定の条件に基づいて各アンテナの選択,非選択を決定するアンテナ選択部8と、選択されたアンテナに対応するデータを選択合成する選択合成部101と、新たに選択されるアンテナに対応する受信部100の起動および選択合成部101における選択合成の開始を所定の順番で行なう制御と、新たに非選択となるアンテナに対応する受信部100の停止および選択合成部101における選択合成の停止を所定の順番で行なう制御とのうち、少なくともいずれか一方を行なう制御部9とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダイバーシティ受信装置に関し、特に、ダイバーシティ受信およびシングル受信を切り替えるダイバーシティ受信装置に関する。
移動体通信システムでは、フェージング等による受信特性の劣化を低減するために、複数本のアンテナで無線信号を受信し、複数本のアンテナに対応する受信データを生成し、それらを選択合成するダイバーシティ受信を行なうダイバーシティ受信装置が提案されている。ここで、受信特性とは、たとえば、ダイバーシティ受信装置が無線信号から生成する受信データのBER(Bit Error Rate)、FER(Frame Error Rate)およびパケット損失率等である。
たとえば、特許文献1には、以下のようなダイバーシティ受信装置が開示されている。すなわち、2本のアンテナに対応する2系統の回路から出力されるデータをダイバーシティ回路において選択合成する。このような構成により、1本のアンテナのみで無線信号を受信するシングル受信構成と比べてダイバーシティ受信装置の受信特性を向上させることができる。
特開2003−283459号公報
しかしながら、特許文献1記載のダイバーシティ受信装置では、常にダイバーシティ受信を行なう構成であるため、省電力化を図れないという問題点があった。これは、無線信号の受信処理を行なう回路がアンテナの本数分必要になり、シングル受信を行なう構成と比べて消費電力が増大するからである。特に、省電力化の要請の強い携帯情報端末では消費電力の増大は重要な問題となる。
このような問題点を解決するために、必要に応じてダイバーシティ受信およびシングル受信を切り替えるダイバーシティ受信装置が従来から提案されている。しかしながら、このような従来のダイバーシティ受信装置では、ダイバーシティ受信およびシングル受信を切り替える際に受信特性が劣化するという問題点があった。
すなわち、電力供給が開始されてから各回路が安定するまでの期間は各回路で異なるところ、新たに有効にするアンテナに対応する各回路で同時に電力供給を開始すると、安定していない前段の回路から出力される信号によって後段の回路が誤動作して異常な信号を出力し、異常な信号が他の有効なアンテナに対応する信号と合成されることにより、ダイバーシティ受信装置の受信特性が劣化する場合がある。
また、電力供給が停止されてから各回路の出力が停止するまでの期間は各回路で異なるところ、新たに無効にするアンテナに対応する各回路で同時に電力供給を停止すると、前段の回路が出力を停止した時点で後段の回路が出力を停止しておらず、前段の回路からの出力がないことによって後段の回路が誤動作して異常な信号を出力し、異常な信号が他の有効なアンテナに対応する信号と合成されることにより、ダイバーシティ受信装置の受信特性が劣化する場合がある。
さらに、有効にするアンテナに対応する各回路で同時に電力供給を開始すると、各回路で同時にオーバーシュート(過渡電流)が発生する。そして、各回路における過渡電流が加算されることによって非常に大きな過渡電流となり、これに起因してノイズが発生する。このノイズにより、ダイバーシティ受信装置の受信特性が劣化することが考えられる。たとえば、発生したノイズが他の有効なアンテナに対応する信号と合成され、ダイバーシティ受信装置の受信特性が劣化する。
それゆえに、本発明の目的は、ダイバーシティ受信およびシングル受信を切り替えることによって省電力化を図るとともに、ダイバーシティ受信およびシングル受信の切り替えに起因する受信特性の劣化を防ぐことが可能なダイバーシティ受信装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるダイバーシティ受信装置は、n本(nは2以上の自然数)のアンテナと、n本のアンテナと1対1で接続され、アンテナを介して受信した無線信号から少なくとも受信データを生成するn個の受信部と、所定の条件に基づいてn本のアンテナをそれぞれ選択するか非選択とするかを決定し、かつ、n本のアンテナの中から少なくとも1本のアンテナを選択するアンテナ選択部と、選択されたアンテナを介して受信した無線信号から生成されるデータのうち少なくとも受信データを選択合成する選択合成部と、新たに選択されるアンテナに対応する受信部の起動および新たに選択されるアンテナを介して受信した無線信号から生成されるデータの選択合成部における選択合成の開始を所定の順番で行なわせる第1の制御と、新たに非選択となるアンテナに対応する受信部の停止および新たに非選択となるアンテナを介して受信した無線信号から生成されるデータの選択合成部における選択合成の停止を所定の順番で行なわせる第2の制御とのうち、少なくともいずれか一方を行なう制御部とを備える。
好ましくは、制御部は、第1の制御を行なうときには、新たに選択されるアンテナに対応する受信部を起動した後で、新たに選択されるアンテナを介して受信した無線信号から生成されるデータの選択合成部における選択合成を開始させる。
好ましくは、制御部は、第2の制御を行なうときには、新たに非選択となるアンテナを介して受信した無線信号から生成されるデータの選択合成部における選択合成を停止させた後で、新たに非選択となるアンテナに対応する受信部を停止する。
好ましくは、受信部は、アンテナを介して受信した無線信号からベースバンド信号を生成するチューナと、ベースバンド信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、デジタル信号を復調して受信データを生成する復調部とを含み、制御部は、第1の制御を行なうときには、新たに選択されるアンテナに対応するチューナ、アナログデジタル変換部、復調部を順番に起動した後で、新たに選択されるアンテナに対応する受信データの選択合成部における選択合成を開始させる。
好ましくは、受信部は、アンテナを介して受信した無線信号からベースバンド信号を生成するチューナと、ベースバンド信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、デジタル信号を復調して受信データを生成する復調部とを含み、制御部は、第2の制御を行なうときには、新たに非選択となるアンテナに対応する受信データの選択合成部における選択合成を停止させた後で、新たに非選択となるアンテナに対応する復調部、アナログデジタル変換部、チューナを順番に停止する。
好ましくは、受信部は、アンテナを介して受信した、直交周波数分割多重化変調された無線信号からベースバンド信号を生成するチューナと、ベースバンド信号とベースバンド信号が有効シンボル期間遅延された信号との相関値を算出する相関値算出部と、相関値に基づいて、ベースバンド信号のキャリア同期を行なうキャリア同期部と、FFT演算を行なうべきFFT窓位置を決定するシンボル同期部と、FFT窓位置に基づいて、ベースバンド信号をFFT演算して受信データを生成するFFT演算部とを含み、選択合成部は、選択されたアンテナに対応する受信データを選択合成するデータ選択合成部と、選択されたアンテナに対応する相関値を選択合成する相関値選択合成部とを含み、シンボル同期部は、選択合成された相関値に基づいてFFT窓位置を決定し、制御部は、第1の制御を行なうときには、新たに選択されるアンテナに対応する受信部を起動した後で、新たに選択されるアンテナに対応する相関値の相関値選択合成部における選択合成および新たに選択されるアンテナに対応する受信データのデータ選択合成部における選択合成を所定の順番で開始させる。
好ましくは、受信部は、アンテナを介して受信した、直交周波数分割多重化変調された無線信号からベースバンド信号を生成するチューナと、ベースバンド信号とベースバンド信号が有効シンボル期間遅延された信号との相関値を算出する相関値算出部と、相関値に基づいて、ベースバンド信号のキャリア同期を行なうキャリア同期部と、FFT演算を行なうべきFFT窓位置を決定するシンボル同期部と、FFT窓位置に基づいて、ベースバンド信号の有効シンボル期間のみをFFT演算して受信データを生成するFFT演算部とを含み、選択合成部は、選択されたアンテナに対応する受信データを選択合成するデータ選択合成部と、選択されたアンテナに対応する相関値を選択合成する相関値選択合成部とを含み、シンボル同期部は、選択合成された相関値に基づいてFFT窓位置を決定し、制御部は、第2の制御を行なうときには、新たに非選択となるアンテナに対応する相関値の相関値選択合成部における選択合成および新たに非選択となるアンテナに対応する受信データのデータ選択合成部における選択合成を所定の順番で停止させた後で、新たに非選択となるアンテナに対応する受信部を停止する。
より好ましくは、チューナは、アンテナを介して受信した無線信号から、地上波デジタル放送で使用される周波数帯域を分割した複数個の帯域のうちのいずれかの帯域において直交周波数分割多重化変調された信号を抽出してベースバンド信号を生成する。
本発明によれば、ダイバーシティ受信およびシングル受信を切り替えることによって省電力化を図るとともに、ダイバーシティ受信およびシングル受信の切り替えに起因する受信特性の劣化を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
[構成および基本動作]
図1は、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置の機能ブロック図である。
同図を参照して、このダイバーシティ受信装置は、アンテナ1aと、アンテナ1bと、受信部100aと、受信部100bと、選択合成部101と、クロック生成部5と、アンテナ選択部8と、制御部9と、デインタリーブ部10と、デマッピング部11と、誤り訂正部12とを備える。
受信部100aは、チューナ2aと、A/D(Analog/Digital)変換部3aと、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調部4aとを含む。受信部100bは、チューナ2bと、A/D変換部3bと、OFDM復調部4bとを含む。選択合成部101は、データ選択合成部6と、相関値選択合成部7とを含む。
アンテナ1aは、地上デジタル放送の技術規格であるISDB−T(Integrated Service Digital Broadcast-Terrestrial)にしたがったOFDM変調された無線信号を受信する。OFDM変調方式は、直交する多数の搬送波を変調して多重化する方式であり、マルチキャリア変調方式の一種である。このOFDM変調方式は、ガードインターバルという遅延波を吸収するための時間を設けることによって、マルチパスによる干渉に強いという特徴がある。地上デジタル放送では、1個のチャネル(帯域約5.6MHz)は、13個のセグメント(1セグメントが約430kHz)からなる。
チューナ2aは、アンテナ1aから受けた無線信号のうちの所定のチャネルにおける信号(以下、OFDM信号という)を抽出する。そして、チューナ2aは、OFDM信号の増幅、周波数変換および干渉波の除去等を行ない、ベースバンド帯のアナログのOFDM信号に変換する。
A/D変換部3aは、ベースバンド帯のアナログのOFDM信号をデジタル値(以下、デジタルOFDM信号という。)に変換する。
OFDM復調部4aは、A/D変換部3aから受けたデジタルOFDM信号を復調して受信データを生成し、データ選択合成部6へ出力する。また、OFDM復調部4aは、A/D変換部3aから受けたデジタルOFDM信号から相関値を生成し、相関値選択合成部7へ出力する。
アンテナ1b、チューナ2b、A/D変換部3bおよびOFDM復調部4bの動作は、アンテナ1a、チューナ2a、A/D変換部3a、OFDM復調部4aと同様であるため説明を省略する。なお、以下において、アンテナ1aおよびアンテナ1b、チューナ2aおよびチューナ2b、A/D変換部3aおよびA/D変換部3b、OFDM復調部4aおよびOFDM復調部4bを総称するときには、それぞれ符号1,2,3および4を用いる。
クロック生成部5は、クロック同期部61から受けたクロック生成制御信号に基づいて同期クロックを生成し、ダイバーシティ受信装置におけるA/D変換部3の後段の各ブロックへ出力する。また、クロック生成部5は、非同期クロックをダイバーシティ受信装置における各ブロックへ出力する。
アンテナ選択部8は、所定の条件に基づいて、アンテナ1aおよびアンテナ1bのうち少なくともいずれか一方を選択し、選択したアンテナを表わすアンテナ選択情報を制御部9へ出力する。すなわち、アンテナ選択部8は、所定の条件に基づいて、このダイバーシティ受信装置がシングル受信を行なうべきかダイバーシティ受信を行なうべきかを判断し、アンテナ1aおよびアンテナ1bのいずれか一方を選択するか、またはアンテナ1aおよびアンテナ1bの両方を選択するかを決定する。
データ選択合成部6は、アンテナ選択部8が選択したアンテナに対応するOFDM復調部から受けた受信データを選択合成し、選択合成した受信データをデインタリーブ部10へ出力する。すなわち、データ選択合成部6は、アンテナ選択部8がアンテナ1aおよびアンテナ1bのいずれか一方を選択した場合には、選択されたアンテナに対応するOFDM復調部4aまたはOFDM復調部4bから受けた受信データをデインタリーブ部10へ出力する。また、データ選択合成部6は、アンテナ選択部8がアンテナ1aおよびアンテナ1bの両方を選択した場合には、ダイバーシティ受信装置の受信特性などに基づいて決定されるアンテナごとの係数をOFDM復調部4aから受けた受信データおよびOFDM復調部4bから受けた受信データに乗じて合成し、デインタリーブ部10へ出力する。なお、アンテナ1aまたはアンテナ1bのいずれかに対応する係数が0である場合には、データ選択合成部6は、OFDM復調部4aから受けた受信データおよびOFDM復調部4bから受けた受信データのいずれか一方をデインタリーブ部10へ出力することになる。
ここで、データ選択合成部6が行なう選択合成は、上記に限定されるものではなく、たとえば、特許文献1記載のダイバーシティ回路が行なう選択合成であってもよい。
制御部9は、アンテナ選択部8から受けたアンテナ選択情報に基づいて、新たに選択されるアンテナ1に対応するチューナ2、A/D変換部3およびOFDM復調部4の起動と、新たに選択されるアンテナ1に対応する受信データのデータ選択合成部6における選択合成の開始と、新たに選択されるアンテナ1に対応する相関値の相関値選択合成部7における選択合成の開始とを行なう順番を決定する。そして、制御部9は、決定した順番に基づいて、チューナ2、A/D変換部3およびOFDM復調部4のそれぞれに起動命令を出力する。また、制御部9は、決定した順番に基づいて、データ選択合成部6および相関値選択合成部7のそれぞれに選択合成開始命令を出力する。
さらに、制御部9は、アンテナ選択部8から受けたアンテナ選択情報に基づいて、新たに非選択となるアンテナ1に対応するチューナ2、A/D変換部3およびOFDM復調部4の停止と、新たに非選択となるアンテナ1に対応する受信データのデータ選択合成部6における選択合成の停止と、新たに非選択となるアンテナ1に対応する相関値の相関値選択合成部7における選択合成の停止とを行なう順番を決定する。そして、制御部9は、決定した順番に基づいて、チューナ2、A/D変換部3およびOFDM復調部4のそれぞれに停止命令を出力する。また、制御部9は、決定した順番に基づいて、データ選択合成部6および相関値選択合成部7のそれぞれに選択合成停止命令を出力する。
なお、制御部9の行なうチューナ2およびA/D変換部3の起動制御は、たとえば、電源供給の開始およびスタンバイ(省電力)モードの解除などの制御である。また、制御部9の行なうOFDM復調部4の起動制御は、たとえば、電源供給の開始およびクロック供給の開始などの制御である。また、制御部9の行なうチューナ2およびA/D変換部3の停止制御は、たとえば、電源供給の停止およびスタンバイ(省電力)モードへの移行などの制御である。また、制御部9の行なうOFDM復調部4の停止制御は、電源供給の停止およびクロック供給の停止などの制御である。
デインタリーブ部10は、後述のTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号にしたがって、送信側で耐フェージング用に施されたインタリーブをもとにもどす。
デマッピング部11は、後述のTMCC信号にしたがって、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、またはQPSK(Quaternary Phase Shift Keying)などの変調方式に応じてマッピング処理されたデータのデマッピング処理を行なう。
誤り訂正部12は、後述のTMCC信号にしたがって、ビタビ復号およびリードソロモン復号等による誤り訂正を行ない、TSP(Transport Stream Packet)を生成する。TSPは、図示しないデコーダで復号化され、復号化された映像および音声がテレビに表示される。
図2(a)は、1フレーム期間のOFDM信号の構成を示す。同図に示すように、204シンボルで1フレームが構成される。1シンボル期間は、有効シンボル期間と、その直前のガードインターバル期間とで構成される。有効シンボル期間には、映像または音声信号と、複数個のTMCC信号などが含まれている。
図2(b)は、1シンボル期間のOFDM信号の構成を示す。
ガードインターバルの期間の信号は、有効シンボル期間の信号の最後の部分をコピーしたものである。このようなガードインターバル期間を設けることによって、反射等により遅延した現シンボル以前のシンボルを現シンボルにおけるガードインターバル期間の終了時までに受信を完了した場合には、現シンボル以前のシンボルによる干渉を防止することができる。
図3は、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるOFDM復調部4の機能ブロック図である。
同図を参照して、OFDM復調部4は、内挿部51と、狭帯域キャリア同期部52と、FFT(Fast Fourier Transform;高速フーリエ変換)演算部53と、広帯域キャリア同期部54と、等化部55と、フレーム同期・TMCC復号部56と、最大値保持部57と、比較部58と、モード/ガードインターバル決定部59と、シンボル同期部60と、クロック同期部61と、相関値算出部62とを含む。
内挿部51は、A/D変換部3から出力されるデジタルOFDM信号を用いて、クロック生成部5から出力される同期クロックのタイミングにおけるデジタルOFDM信号の値(以下、同期デジタルOFDM信号)を求めて、それを出力する。
狭帯域キャリア同期部52は、相関値算出部62によって得られた相関値を用いて、内挿部51から出力される同期デジタルOFDM信号のキャリア間隔内のキャリア同期(周波数同期)を行なう。
FFT演算部53は、後述するFFT窓位置の表わす期間、同期デジタルOFDM信号をシンボル単位でFFT演算することによってOFDM復調、つまり時間軸上の信号を周波数軸上の信号に変換する。
広帯域キャリア同期部54は、FFT演算部53から出力される信号のキャリア間隔単位のキャリア同期(周波数同期)を行なう。
フレーム同期・TMCC復号部56は、204個のシンボルからなるフレームの同期を確立するとともに、伝送パラメータを表わす制御信号であるTMCCを復号し、OFDM復調部4における各ブロックならびに図1に示す選択合成部101、デインタリーブ部10、デマッピング部11および誤り訂正部12等へ出力する。
等化部55は、周波数軸上において所定の規則にしたがって埋込まれたパイロット信号を利用して伝送路の特性を推定し、推定した特性で広帯域キャリア同期部54から出力される信号の波形を等化(補正)し、受信データとして出力する。
相関値算出部62は、モード(有効シンボル期間)およびガードインターバル期間の組み合わせを表わすモード/ガードインターバルごとに相関値算出回路70を含む。各相関値算出回路70は、並列に動作する。各相関値算出回路70は、それに固有のモードおよびガードインターバル期間にしたがって、相関値を算出する。なお、モードが異なると、キャリア間隔、シンボル長、およびキャリア数のうち少なくとも1つが異なる。なお、相関値算出部62が、1個の相関値算出回路70を含み、相関値算出回路70が時分割でモード/ガードインターバルごとの相関値を算出する構成としてもよい。
[相関値算出回路70の構成]
図4は、モード/ガードインターバルごとの相関値算出回路70の構成を示す図である。
同図を参照して、この相関値算出回路70は、遅延部131と、共役複素部132と、乗算器133と、移動平均部134とを含む。
遅延部131は、狭帯域キャリア同期部52から出力される信号X(t)を有効シンボル期間だけ遅延させた遅延信号DX(t)を出力する。
共役複素部132は、遅延信号DX(t)の複素共役である複素共役遅延信号DX′(t)を出力する。
乗算器133は、信号X(t)と、共役複素部132から出力される複素共役遅延信号DX′(t)とを複素乗算し、乗算信号{X(t)×DX′(t)}を出力する。
移動平均部134は、乗算器133から出力される乗算信号{X(t)×DX′(t)}のガードインターバルの期間幅に相当するN個のサンプルの移動平均、つまり最新のN個の乗算信号{X(t)×DX′(t)}の平均値または積分値を算出して、算出結果を相関値R(t)として出力する。
図5は、信号X(t)と、遅延信号DX(t)と、相関値R(t)の時間変化を表わす図である。
同図に示すように、遅延信号DX(t)は、信号X(t)に対して有効シンボル期間だけ遅延している。これにより、信号X(t)の有効シンボル期間の最後(これは、遅延信号DX(t)のガードインターバル期間の最後と等しい)の時点で、相関値R(t)は、三角波信号のピーク値を示す。
ここで、図1に示す相関値選択合成部7は、アンテナ選択部8が選択したアンテナに対応するOFDM復調部における各相関値算出回路70から受けた相関値を選択合成し、選択合成した相関値をOFDM復調部4aおよびOFDM復調部4bへ出力する。すなわち、相関値選択合成部7は、アンテナ選択部8がアンテナ1aおよびアンテナ1bのいずれか一方を選択した場合には、選択されたアンテナに対応するOFDM復調部4aまたはOFDM復調部4bから受けた相関値を選択されたアンテナに対応するOFDM復調部4aまたはOFDM復調部4bへ出力する。また、相関値選択合成部7は、アンテナ選択部8がアンテナ1aおよびアンテナ1bの両方を選択した場合には、ダイバーシティ受信装置の受信特性などに基づいて決定されるアンテナごとの係数をOFDM復調部4aから受けた相関値およびOFDM復調部4bから受けた相関値に乗じて合成し、OFDM復調部4aおよびOFDM復調部4bへ出力する。なお、相関値選択合成部7は、アンテナ選択部8がアンテナ1aおよびアンテナ1bの両方を選択した場合には、OFDM復調部4aから受けた相関値をOFDM復調部4aへ出力し、かつ、OFDM復調部4bから受けた相関値をOFDM復調部4bへ出力する構成であってもよい。
また、アンテナ1aまたはアンテナ1bのいずれかに対応する係数が0である場合には、相関値選択合成部7は、OFDM復調部4aから受けた相関値およびOFDM復調部4bから受けた相関値のいずれか一方をOFDM復調部4aおよびOFDM復調部4bへ出力することになる。
このような構成により、フェージング等によってアンテナ1aおよびアンテナ1bのいずれか一方がヌル点、すなわち無線信号の受信レベルの非常に低い場所になり、ヌル点となっているアンテナで受信した無線信号から十分なレベルの相関値を取得することができない場合でも、ヌル点となっていないアンテナで受信した無線信号から十分なレベルの相関値を取得することができ、OFDM復調部4におけるクロック同期およびシンボル同期を正常に行なうことができる。
再び図3を参照して、最大値保持部57は、相関値選択合成部7から出力されるモード/ガードインターバルごとの相関値の最大値、すなわち前述の三角波信号のピーク値をそれぞれ保持して、それらを比較部58に出力する。
比較部58は、モード/ガードインターバルごとの相関値の最大値の中で最大の値を特定し、特定した最大の値が所定の閾値を超えるか否かを調べて、比較結果をモード/ガードインターバル決定部59に出力する。
モード/ガードインターバル決定部59は、特定した最大の値が所定の閾値を超えていることを比較結果が表わす場合には、その最大の値に対応する相関値算出回路を特定し、その相関値算出回路が相関値の算出のために用いたモード/ガードインターバルを表わすモード/ガードインターバル信号を出力する。モード/ガードインターバル決定部59は、特定した最大の値が所定の閾値を越えることを示す比較結果を受けるまでは、最も特定される確率の高いモード/ガードインターバルを表わすモード/ガードインターバル信号を出力する。なお、モード/ガードインターバル決定部59は、特定した最大の値が所定の閾値を越えることを示す比較結果を受けるまでは、モード/ガードインターバル信号を出力しない等の構成であってもよい。
シンボル同期部60は、モード/ガードインターバル信号および相関値選択合成部7から受けた相関値に基づいてシンボル同期を行なう、すなわち、FFT演算を行なうべき期間を表わすFFT窓位置を決定し、FFT窓位置をFFT演算部53へ通知する。ここで、FFT窓位置は、たとえば、有効シンボル期間を表わすか、またはガードインターバル期間の一部および有効シンボル期間の一部を合わせた有効シンボル期間と同じ長さの期間を表わす。
クロック同期部61は、モード信号/ガードインターバル信号および相関値選択合成部7から受けた相関値に基づいてクロック同期を行なう、すなわち、同期クロックを生成するためのクロック生成制御信号を生成してクロック生成部5へ出力する。
なお、シンボル同期部60およびクロック同期部61は、OFDM復調部4aおよびOFDM復調部4bのいずれか一方に含まれる構成であってもよい。この場合、シンボル同期部60は、OFDM復調部4aにおけるFFT演算部53およびOFDM復調部4bにおけるFFT演算部53へFFT窓位置を通知する。
[切替動作]
次に、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置がシングル受信およびダイバーシティ受信を切り替える際の動作について説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置がシングル受信からダイバーシティ受信に切り替わる際の動作手順を定めたフローチャートである。ここでは、アンテナ選択部8は、シングル受信を行なうべきと判断した場合にはアンテナ1aを選択すると仮定して説明を行なう。
制御部9は、アンテナ選択部8からアンテナ選択情報を受けて、シングル受信からダイバーシティ受信に切り替える必要がある場合には、最初に、新たに選択されるアンテナ1bに対応するチューナ2bを起動する制御を行なう(S1)。
次に、制御部9は、新たに選択されるアンテナ1bに対応するA/D変換部3bを起動する制御を行なう(S2)。
次に、制御部9は、図示しない制御信号をクロック生成部5へ出力し、新たに選択されるアンテナ1bに対応するOFDM復調部4bへのクロック供給をクロック生成部5に開始させる制御を行なう(S3)。
次に、制御部9は、OFDM復調部4bをリセットする制御を行なう(S4)。これは、OFDM復調部4bのシンボル同期部60およびクロック同期部61において、クロックが供給されているにも関わらず同期が確立できない状態が発生する場合があり、この状態をリセットによって強制的に解除して、シンボル同期部60およびクロック同期部61における同期を確実に行なうためである。
次に、制御部9は、所定の期間だけ待機する(S5)。この所定の期間は、シンボル同期部60およびクロック同期部61において同期が確立するまでに十分な期間である。
次に、制御部9は、フレーム同期・TMCC復号部56においてフレーム同期が確立しているか否かを検出し、フレーム同期が確立している場合には(S6でYES)、新たに選択されるアンテナ1bに対応する受信データ、すなわち、OFDM復調部4bから出力される受信データの選択合成を開始する命令をデータ選択合成部6へ出力する(S7)。
データ選択合成部6は、制御部9からこの命令を受けて、OFDM復調部4bから出力される受信データの選択合成を開始する、すなわち、OFDM復調部4aから出力される受信データおよびOFDM復調部4bから出力される受信データを選択合成する(S7)。
次に、制御部9は、新たに選択されるアンテナ1bに対応する相関値、すなわち、OFDM復調部4bから出力される相関値の選択合成を開始する命令を相関値選択合成部7へ出力する(S7)。
相関値選択合成部7は、制御部9からこの命令を受けて、OFDM復調部4bから出力される相関値の選択合成を開始する、すなわち、OFDM復調部4aから出力される相関値およびOFDM復調部4bから出力される相関値を選択合成する(S8)。
一方、制御部9は、フレーム同期・TMCC復号部56においてフレーム同期が確立しているか否かを検出し、フレーム同期が確立していない場合には(S6でNO)、再びOFDM復調部4bをリセットする制御を行なう(S4)。
なお、新たに選択されるアンテナ1bに対応する受信データのデータ選択合成部6における選択合成の開始および新たに選択されるアンテナ1bに対応する相関値の相関値選択合成部7における選択合成の開始の順番は、相関値選択合成部7における選択合成を開始した後でデータ選択合成部6における選択合成を開始する順番であってもよい。また、データ選択合成部6における選択合成および相関値選択合成部7における選択合成を同時に開始するとダイバーシティ受信装置の受信特性が劣化する可能性が高いため、データ選択合成部6における選択合成の開始および相関値選択合成部7における選択合成の開始は順番に行なうことが望ましいが、ダイバーシティ受信装置における受信特性の劣化がダイバーシティ受信装置の仕様上許容できる範囲内である場合には、データ選択合成部6における選択合成および相関値選択合成部7における選択合成を同時に開始してもよい。
図7は、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置がダイバーシティ受信からシングル受信に切り替わる際の動作手順を定めたフローチャートである。ここでは、アンテナ選択部8は、シングル受信を行なうべきと判断した場合にはアンテナ1aを選択すると仮定して説明を行なう。
制御部9は、アンテナ選択部8からアンテナ選択情報を受けて、ダイバーシティ受信からシングル受信に切り替える必要がある場合には、最初に、制御部9は、新たに非選択となるアンテナ1bに対応する相関値、すなわち、OFDM復調部4bから出力される相関値の選択合成を停止する命令を相関値選択合成部7へ出力する(S11)。
相関値選択合成部7は、制御部9からこの命令を受けて、OFDM復調部4bから出力される相関値の選択合成を停止する(S11)。
次に、制御部9は、新たに非選択となるアンテナ1bに対応する受信データ、すなわち、OFDM復調部4bから出力される受信データの選択合成を停止する命令をデータ選択合成部6へ出力する(S12)。
データ選択合成部6は、制御部9からこの命令を受けて、OFDM復調部4bから出力される受信データの選択合成を停止する(S12)。
次に、制御部9は、図示しない制御信号をクロック生成部5へ出力し、新たに非選択となるアンテナ1bに対応するOFDM復調部4bへのクロック供給をクロック生成部5に停止させる制御を行なう(S13)。
次に、制御部9は、新たに非選択となるアンテナ1bに対応するA/D変換部3bを停止する制御を行なう(S14)。
次に、制御部9は、新たに非選択となるアンテナ1bに対応するチューナ2bを停止する制御を行なう(S15)。
次に、制御部9は、新たに非選択となるアンテナ1bに対応するOFDM復調部4bをリセットする制御を行なう(S16)。これは、OFDM復調部4bのフレーム同期・TMCC復号部56において確実にフレーム非同期状態とするためである。すなわち、OFDM復調部4bへのクロック供給を停止してもフレーム同期・TMCC復号部56においてフレーム同期が確立したままの状態となる場合があり、この状態のまま制御部9が再びOFDM復調部4bへのクロック供給をクロック生成部5に開始させる制御を行なうと、フレーム同期が確立していないにも関わらず、OFDM復調部4bが、フレーム同期が確立しているという誤認識の条件のもと動作を行なうため、OFDM復調部4b、あるいは選択合成部101が誤動作する可能性があるからである。
なお、新たに非選択となるアンテナ1bに対応する受信データのデータ選択合成部6における選択合成の停止および新たに非選択となるアンテナ1bに対応する相関値の相関値選択合成部7における選択合成の停止の順番は、データ選択合成部6における選択合成を停止した後で相関値選択合成部7における選択合成を停止する順番であってもよい。また、データ選択合成部6における選択合成および相関値選択合成部7における選択合成を同時に停止するとダイバーシティ受信装置の受信特性が劣化する可能性が高いため、データ選択合成部6における選択合成の停止および相関値選択合成部7における選択合成の停止は順番に行なうことが望ましいが、ダイバーシティ受信装置における受信特性の劣化がダイバーシティ受信装置の仕様上許容できる範囲内である場合には、データ選択合成部6における選択合成および相関値選択合成部7における選択合成を同時に停止してもよい。
次に、アンテナ選択部8が、シングル受信を行なうべきかダイバーシティ受信を行なうべきかを判断する基準となる所定の条件の具体例について説明する。
[切替判断基準の第1の例]
図8は、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、シングル受信からダイバーシティ受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第1の例を定めたフローチャートである。
まず、アンテナ選択部8は、所定の期間だけ待機する(S21)。この所定の期間は、無線信号の受信状態を表わす測定値が更新されるのに十分な期間である。
次に、アンテナ選択部8は、BER、AGC(Automatic Gain Control)制御値およびずれ異常数を図示しないリードレジスタから読み込む(S22)。ここで、ずれ異常数とは、たとえばQPSKなどの変調方式における信号点が配置される同相(I相)成分と直交位相(Q相)成分とからなる位相平面上において、所定の範囲から外れてしまう信号点の数であり、無線信号の受信状態の指標であるCNRと等価である。また、たとえば、BERは誤り訂正部12で測定され、AGC制御値は狭帯域キャリア同期部52から出力される信号のレベルからAGC制御値を生成する図示しないAGC部から取得され、ずれ異常数はデマッピング部11において測定される。
次に、アンテナ選択部8は、BERが所定値X1より大きいか、または、AGC制御値が所定値X2より大きいか、または、ずれ異常数が所定値X3より大きい場合には(S23でYES)、無線信号の受信状態が悪いため、ダイバーシティ受信を行なうべきであると判断する(S24)。
一方、アンテナ選択部8は、BERが所定値X1以下であり、かつ、AGC制御値が所定値X2以下であり、かつ、ずれ異常数が所定値X3以下である場合には、無線信号の受信状態が良好であるため、継続してシングル受信を行なうべきであると判断する(S23でNO)。そして、アンテナ選択部8は、所定の期間だけ待機する、すなわち、無線信号の受信状態を表わす測定値が更新されるまで待機する(S21)。
図9は、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、ダイバーシティ受信からシングル受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第1の例を定めたフローチャートである。
まず、アンテナ選択部8は、所定の期間だけ待機する(S31)。この所定の期間は、無線信号の受信状態を表わす測定値が更新されるのに十分な期間である。
次に、アンテナ選択部8は、BER、AGC制御値およびずれ異常数を図示しないリードレジスタから読み込む(S32)。
次に、アンテナ選択部8は、BERが所定値Y1より小さく、かつ、AGC制御値が所定値X2より小さく、かつ、ずれ異常数が所定値X3より小さい場合には(S33でYES)、アンテナ選択部8が保持しているカウンタ値CNTに1を加える(S34)。そして、アンテナ選択部8は、カウンタ値CNTが10になると(S35でYES)、無線信号の受信状態が良好であるため、シングル受信を行なうべきであると判断し、カウンタ値CNTを0に戻す(S36)。また、アンテナ選択部8は、カウンタ値CNTが10未満である場合には(S35でNO)、再び所定の期間だけ待機する(S31)。
なお、ここでは、アンテナ選択部8がシングル受信を行なうべきであると判断する基準となるカウンタ値CNTを10としたが、これに限定するものではなく、カウンタ値CNTを1以上の自然数に設定する構成とすることができる。
一方、アンテナ選択部8は、BERが所定値Y1以上であるか、または、AGC制御値が所定値X2以上であるか、または、ずれ異常数が所定値X3以上である場合には(S33でNO)、カウンタ値CNTを0に戻し(S37)、再び所定の期間だけ待機する(S31)。
したがって、無線信号の受信状態を表わす測定値が連続して良好である場合にのみシングル受信に変更することで、ダイバーシティ受信からシングル受信に誤って切り替えることによるダイバーシティ受信装置の受信特性の劣化を防ぐことができる。すなわち、無線信号の受信状態が良好な状態および悪い状態がフェージング等によって短期間に切り替わり、無線信号の受信状態が悪い状態であるにも関わらずシングル受信を行なうことで、ダイバーシティ受信装置の受信特性が劣化することを防ぐことができる。
また、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置では、図8のステップS23に示すように、BERが所定値X1より大きいか、または、AGC制御値が所定値X2より大きいか、または、ずれ異常数が所定値X3より大きい場合をシングル受信からダイバーシティ受信に切り替える条件としているのに対して、図9のステップS33に示すように、BERが所定値Y1より小さく、かつ、AGC制御値が所定値X2より小さく、かつ、ずれ異常数が所定値X3より小さい場合をダイバーシティ受信からシングル受信へ切り替える条件としている。すなわち、シングル受信からダイバーシティ受信へ切り替える条件を緩く設定し、ダイバーシティ受信からシングル受信へ切り替える条件を厳しく設定している。このような構成により、ダイバーシティ受信装置の受信特性の向上および受信特性の劣化の防止を適切に行なうことができる。
なお、図8および図9に示すフローチャートでは、アンテナ選択部8は、BER、AGC制御値およびずれ異常数のすべてを、シングル受信を行なうべきかダイバーシティ受信を行なうべきかの判断対象とする構成としたが、これに限定するものではなく、これらのうち少なくとも1つに基づいてシングル受信を行なうべきかダイバーシティ受信を行なうべきかを判断する構成とすることができる。
[切替判断基準の第2の例]
図10は、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、シングル受信からダイバーシティ受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第2の例を定めたフローチャートである。
アンテナ選択部8は、このダイバーシティ受信装置が搭載される携帯電話およびPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末にイヤホーンアンテナが接続された場合には(S41でYES)、携帯情報端末のアンテナが1本から2本になるため、シングル受信より受信特性が良好になるダイバーシティ受信を行なうべきであると判断する(S42)。ここで、イヤホーンアンテナとは、通常のイヤホーンにアンテナ機能が備えられてイヤホーンおよびアンテナが一体化されたものである。
図11は、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、ダイバーシティ受信からシングル受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第2の例を定めたフローチャートである。
アンテナ選択部8は、このダイバーシティ受信装置が搭載される携帯電話およびPDA等の携帯情報端末からイヤホーンアンテナが外れた場合には(S51でYES)、携帯情報端末のアンテナが2本から1本になるため、シングル受信を行なうべきであると判断する(S52)。
[切替判断基準の第3の例]
図12は、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、シングル受信からダイバーシティ受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第3の例を定めたフローチャートである。
アンテナ選択部8は、このダイバーシティ受信装置が搭載される携帯電話およびPDA等の携帯情報端末の電池残量が所定値Zより多い場合には(S61でYES)、携帯情報端末が電池切れとなる恐れが少ないため、シングル受信より受信特性が良好になるダイバーシティ受信を行なうべきであると判断する(S62)。
図13は、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、ダイバーシティ受信からシングル受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第3の例を定めたフローチャートである。
アンテナ選択部8は、このダイバーシティ受信装置が搭載される携帯電話およびPDA等の携帯情報端末の電池残量が所定値Zより少なくなると(S71でYES)、携帯情報端末が電池切れとなる恐れがあるため、ダイバーシティ受信より消費電力の小さいシングル受信を行なうべきであると判断する(S72)。
[切替判断基準の第4の例]
図14は、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、シングル受信からダイバーシティ受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第4の例を定めたフローチャートである。
アンテナ選択部8は、このダイバーシティ受信装置が搭載される携帯電話およびPDA等の携帯情報端末を使用しているユーザが受信特性を向上したいと考え、シングル受信からダイバーシティ受信に変更する操作を携帯情報端末に対して行なった場合には(S81でYES)、ダイバーシティ受信を行なうべきと判断する(S82)。
図15は、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、ダイバーシティ受信からシングル受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第4の例を定めたフローチャートである。
アンテナ選択部8は、このダイバーシティ受信装置が搭載される携帯電話およびPDA等の携帯情報端末を使用しているユーザが携帯情報端末の電池を節約したいためにダイバーシティ受信からシングル受信に変更する操作を携帯情報端末に対して行なった場合には(S91でYES)、シングル受信を行なうべきであると判断する(S92)。
[切替判断基準の第5の例]
図16は、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、シングル受信からダイバーシティ受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第5の例を定めたフローチャートである。
アンテナ選択部8は、このダイバーシティ受信装置が搭載される携帯電話およびPDA等の携帯情報端末の電池残量が所定値Zより多い場合であって、かつ、この携帯情報端末を使用しているユーザが受信特性を向上したいと考えてシングル受信からダイバーシティ受信に変更する操作を携帯情報端末に対して行なった場合には(S101でYES)、ダイバーシティ受信を行なうべきと判断する(S102)。
図17は、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、ダイバーシティ受信からシングル受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第5の例を定めたフローチャートである。
アンテナ選択部8は、このダイバーシティ受信装置が搭載される携帯電話およびPDA等の携帯情報端末の電池残量が所定値Zより少なくなり、かつ、この携帯情報端末を使用しているユーザが携帯情報端末の電池を節約したいためにダイバーシティ受信からシングル受信に変更する操作を携帯情報端末に対して行なった場合には(S111でYES)、シングル受信を行なうべきであると判断する(S112)。
ところで、特許文献1記載のダイバーシティ受信装置では、常にダイバーシティ受信を行なう構成であるため、省電力化を図れないという問題点があった。
しかしながら、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置では、アンテナ選択部8は、無線信号の受信状態、イヤホーンアンテナの着脱、電池残量またはユーザ判断に基づいて、このダイバーシティ受信装置がシングル受信を行なうべきかダイバーシティ受信を行なうべきかを判断し、アンテナ1aおよびアンテナ1bのいずれか一方を選択するか、またはアンテナ1aおよびアンテナ1bの両方を選択するかを決定する。
したがって、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置では、ダイバーシティ受信およびシングル受信を所定の条件に基づいて適切に切り替えることができ、かつ、ダイバーシティ受信装置の省電力化を図ることができる。
また、従来のダイバーシティ受信装置では、ダイバーシティ受信およびシングル受信を切り替える際に受信特性が劣化するという問題点があった。
しかしながら、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置では、制御部9は、
シングル受信からダイバーシティ受信に切り替える必要がある場合には、新たに選択されるアンテナ1bに対応するチューナ2bを起動し、次に、A/D変換部3bを起動し、次に、OFDM復調部4bへのクロック供給をクロック生成部5に開始させ、次に、OFDM復調部4bをリセットし、次に、シンボル同期部60およびクロック同期部61において同期が確立するまでに十分な期間待機し、次に、新たに選択されるアンテナ1bに対応する受信データの選択合成を開始する命令をデータ選択合成部6へ出力し、次に、新たに選択されるアンテナ1bに対応する相関値の選択合成を開始する命令を相関値選択合成部7へ出力する。
一方、制御部9は、ダイバーシティ受信からシングル受信に切り替える必要がある場合には、新たに非選択となるアンテナ1bに対応する相関値の選択合成を停止する命令を相関値選択合成部7へ出力し、次に、新たに非選択となるアンテナ1bに対応する受信データの選択合成を停止する命令をデータ選択合成部6へ出力し、次に、OFDM復調部4bへのクロック供給をクロック生成部5に停止させ、次に、A/D変換部3bを停止し、次に、チューナ2bを停止する。
このような構成により、各ブロックの不適切な起動順序または停止順序に起因する受信特性の劣化を防ぎ、かつ、各ブロックで同時にオーバーシュートが発生することによる受信特性の劣化を防ぐことができる。すなわち、本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置では、ダイバーシティ受信およびシングル受信の切り替えに起因する受信特性の劣化を防ぐことができる。
[変形例]
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、たとえば以下の変形例も含まれる。
(1) アンテナ
本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置は、アンテナ1aに対応する受信部100aおよびアンテナ2bに対応する受信部100bを備える構成としたが、これに限定するものではない。アンテナを3本以上備え、これらのアンテナと1対1で接続される複数の受信部を備える構成とすることができる。
すなわち、アンテナ選択部8が、所定の条件に基づいて複数本のアンテナをそれぞれ選択するか非選択とするかを決定する。また、制御部9が、新たに選択されるかまたは非選択となるアンテナに対応するチューナの起動または停止、A/D変換部の起動または停止、OFDM復調部へのクロック供給の開始または停止、データ選択合成部6における選択合成の開始または停止、および相関値選択合成部7における選択合成の開始または停止を所定の順番で行なわせる。
このような構成でも、ダイバーシティ受信およびシングル受信を切り替えることによって省電力化を図るとともに、ダイバーシティ受信およびシングル受信の切り替えに起因する受信特性の劣化を防ぐという本発明の目的を達成することができる。
(2) 変調方式
本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置は、地上デジタル放送の技術規格であるISDB−TにしたがったOFDM変調された無線信号を受信する構成としたが、これに限定するものではない。複数本のアンテナを備え、ダイバーシティ受信を行なうことが可能な無線装置であれば、どのような変調方式でもよく、たとえば、QPSK変調のみが行なわれた無線信号を受信するダイバーシティ受信装置の場合には、相関値選択合成部7は不要であり、各ブロックの起動順序および停止順序において相関値選択合成部7を考慮する必要はない。
(3) チューナ2、A/D変換部3およびOFDM復調部4の起動順序および停止順序
本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置では、制御部9は、ダイバーシティ受信およびシングル受信を切り替える必要がある場合には、チューナ2bの起動または停止と、A/D変換部3bの起動または停止と、OFDM復調部4bへのクロック供給の開始または停止とを順番に行なう構成としたが、これに限定するものではない。
チューナ2、A/D変換部3およびOFDM復調部4を含む受信部100と、データ選択合成部6における受信データの選択合成と、相関値選択合成部7における相関値の選択合成とを所定の順番で起動または停止する構成であればよい。すなわち、チューナ2b、A/D変換部3bおよびOFDM復調部4bの起動または停止を同時に行なう構成とすることができる。
このような構成により、制御部9が行なうダイバーシティ受信およびシングル受信の切り替え制御を簡易化することができ、制御部9の構成の簡易化および処理量の低減を図ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置の機能ブロック図である。 (a)は、1フレーム期間のOFDM信号の構成を示す図である。(b)は、1シンボル期間のOFDM信号の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるOFDM復調部4の機能ブロック図である。 モード/ガードインターバルごとの相関値算出回路70の構成を示す図である。 信号X(t)と、遅延信号DX(t)と、相関値R(t)の時間変化を表わす図である。 本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置がシングル受信からダイバーシティ受信に切り替わる際の動作手順を定めたフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置がダイバーシティ受信からシングル受信に切り替わる際の動作手順を定めたフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、シングル受信からダイバーシティ受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第1の例を定めたフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、ダイバーシティ受信からシングル受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第1の例を定めたフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、シングル受信からダイバーシティ受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第2の例を定めたフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、ダイバーシティ受信からシングル受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第2の例を定めたフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、シングル受信からダイバーシティ受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第3の例を定めたフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、ダイバーシティ受信からシングル受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第3の例を定めたフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、シングル受信からダイバーシティ受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第4の例を定めたフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、ダイバーシティ受信からシングル受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第4の例を定めたフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、シングル受信からダイバーシティ受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第5の例を定めたフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信装置におけるアンテナ選択部8が、ダイバーシティ受信からシングル受信に切り替えるべきであると判断する際の動作手順の第5の例を定めたフローチャートである。
符号の説明
1a,1b アンテナ、2a,2b チューナ、3a,3b A/D変換部、4a,4b OFDM復調部、5 クロック生成部、6 データ選択合成部、7 相関値選択合成部、8 アンテナ選択部、9 制御部、10 デインタリーブ部、11 デマッピング部、12 誤り訂正部、51 内挿部、52 狭帯域キャリア同期部、53 FFT演算部、54 広帯域キャリア同期部、55 等化部、56 フレーム同期・TMCC復号部、57 最大値保持部、58 比較部、59 モード/ガードインターバル決定部、60 シンボル同期部、61 クロック同期部、62 相関値算出部、70 相関値算出回路、100a,100b 受信部、101 選択合成部、131 遅延部、132 共役複素部、133 乗算器、134 移動平均部。

Claims (8)

  1. n本(nは2以上の自然数)のアンテナと、
    n本の前記アンテナと1対1で接続され、前記アンテナを介して受信した無線信号から少なくとも受信データを生成するn個の受信部と、
    所定の条件に基づいてn本の前記アンテナをそれぞれ選択するか非選択とするかを決定し、かつ、n本の前記アンテナの中から少なくとも1本の前記アンテナを選択するアンテナ選択部と、
    前記選択された前記アンテナを介して受信した前記無線信号から生成されるデータのうち少なくとも前記受信データを選択合成する選択合成部と、
    新たに選択される前記アンテナに対応する前記受信部の起動および前記新たに選択される前記アンテナを介して受信した前記無線信号から生成される前記データの前記選択合成部における選択合成の開始を所定の順番で行なわせる第1の制御と、新たに非選択となる前記アンテナに対応する前記受信部の停止および前記新たに非選択となる前記アンテナを介して受信した前記無線信号から生成される前記データの前記選択合成部における選択合成の停止を所定の順番で行なわせる第2の制御とのうち、少なくともいずれか一方を行なう制御部とを備えるダイバーシティ受信装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の制御を行なうときには、前記新たに選択される前記アンテナに対応する前記受信部を起動した後で、前記新たに選択される前記アンテナを介して受信した前記無線信号から生成される前記データの前記選択合成部における選択合成を開始させる請求項1記載のダイバーシティ受信装置。
  3. 前記制御部は、前記第2の制御を行なうときには、前記新たに非選択となる前記アンテナを介して受信した前記無線信号から生成される前記データの前記選択合成部における選択合成を停止させた後で、前記新たに非選択となる前記アンテナに対応する前記受信部を停止する請求項1記載のダイバーシティ受信装置。
  4. 前記受信部は、
    前記アンテナを介して受信した前記無線信号からベースバンド信号を生成するチューナと、
    前記ベースバンド信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、
    前記デジタル信号を復調して前記受信データを生成する復調部とを含み、
    前記制御部は、前記第1の制御を行なうときには、前記新たに選択される前記アンテナに対応する前記チューナ、前記アナログデジタル変換部、前記復調部を順番に起動した後で、前記新たに選択される前記アンテナに対応する前記受信データの前記選択合成部における選択合成を開始させる請求項1記載のダイバーシティ受信装置。
  5. 前記受信部は、
    前記アンテナを介して受信した前記無線信号からベースバンド信号を生成するチューナと、
    前記ベースバンド信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、
    前記デジタル信号を復調して前記受信データを生成する復調部とを含み、
    前記制御部は、前記第2の制御を行なうときには、前記新たに非選択となる前記アンテナに対応する前記受信データの前記選択合成部における選択合成を停止させた後で、前記新たに非選択となる前記アンテナに対応する前記復調部、前記アナログデジタル変換部、前記チューナを順番に停止する請求項1記載のダイバーシティ受信装置。
  6. 前記受信部は、
    前記アンテナを介して受信した、直交周波数分割多重化変調された無線信号からベースバンド信号を生成するチューナと、
    前記ベースバンド信号と前記ベースバンド信号が有効シンボル期間遅延された信号との相関値を算出する相関値算出部と、
    前記相関値に基づいて、前記ベースバンド信号のキャリア同期を行なうキャリア同期部と、
    FFT演算を行なうべきFFT窓位置を決定するシンボル同期部と、
    前記FFT窓位置に基づいて、前記ベースバンド信号をFFT演算して前記受信データを生成するFFT演算部とを含み、
    前記選択合成部は、
    前記選択された前記アンテナに対応する前記受信データを選択合成するデータ選択合成部と、
    前記選択された前記アンテナに対応する前記相関値を選択合成する相関値選択合成部とを含み、
    前記シンボル同期部は、前記選択合成された相関値に基づいて前記FFT窓位置を決定し、
    前記制御部は、前記第1の制御を行なうときには、前記新たに選択される前記アンテナに対応する前記受信部を起動した後で、前記新たに選択される前記アンテナに対応する前記相関値の前記相関値選択合成部における選択合成および前記新たに選択される前記アンテナに対応する前記受信データの前記データ選択合成部における選択合成を所定の順番で開始させる請求項1記載のダイバーシティ受信装置。
  7. 前記受信部は、
    前記アンテナを介して受信した、直交周波数分割多重化変調された無線信号からベースバンド信号を生成するチューナと、
    前記ベースバンド信号と前記ベースバンド信号が有効シンボル期間遅延された信号との相関値を算出する相関値算出部と、
    前記相関値に基づいて、前記ベースバンド信号のキャリア同期を行なうキャリア同期部と、
    FFT演算を行なうべきFFT窓位置を決定するシンボル同期部と、
    前記FFT窓位置に基づいて、前記ベースバンド信号の有効シンボル期間のみをFFT演算して前記受信データを生成するFFT演算部とを含み、
    前記選択合成部は、
    前記選択された前記アンテナに対応する前記受信データを選択合成するデータ選択合成部と、
    前記選択された前記アンテナに対応する前記相関値を選択合成する相関値選択合成部とを含み、
    前記シンボル同期部は、前記選択合成された相関値に基づいて前記FFT窓位置を決定し、
    前記制御部は、前記第2の制御を行なうときには、前記新たに非選択となる前記アンテナに対応する前記相関値の前記相関値選択合成部における選択合成および前記新たに非選択となる前記アンテナに対応する前記受信データの前記データ選択合成部における選択合成を所定の順番で停止させた後で、前記新たに非選択となる前記アンテナに対応する前記受信部を停止する請求項1記載のダイバーシティ受信装置。
  8. 前記チューナは、前記アンテナを介して受信した前記無線信号から、地上波デジタル放送で使用される周波数帯域を分割した複数個の帯域のうちのいずれかの帯域において直交周波数分割多重化変調された信号を抽出して前記ベースバンド信号を生成する、請求項6または請求項7に記載のダイバーシティ受信装置。
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