JP2011122522A - 貫流ファン及びこれを備えた空気調和機 - Google Patents

貫流ファン及びこれを備えた空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011122522A
JP2011122522A JP2009280859A JP2009280859A JP2011122522A JP 2011122522 A JP2011122522 A JP 2011122522A JP 2009280859 A JP2009280859 A JP 2009280859A JP 2009280859 A JP2009280859 A JP 2009280859A JP 2011122522 A JP2011122522 A JP 2011122522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
blade
outer peripheral
cross
impeller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009280859A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4896213B2 (ja
Inventor
Hisafumi Ikeda
尚史 池田
Takahide Tadokoro
敬英 田所
Seiji Hirakawa
誠司 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009280859A priority Critical patent/JP4896213B2/ja
Publication of JP2011122522A publication Critical patent/JP2011122522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4896213B2 publication Critical patent/JP4896213B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Abstract

【課題】吹出風路での風速分布を均一化することにより通風抵抗を低減するとともに、ファンモーターの消費電力を低減し省エネルギーとなる貫流ファンを得る。
【解決手段】回転軸方向に間隔を隔てて配置された少なくとも2つの支持板(リング10b)と、相互の支持板間において、支持板の周方向に間隔を隔てて配置された複数の翼20とを有する羽根車10aを備えた貫流ファンにおいて、羽根車の回転軸に直交する翼断面における複数の翼の外径は略同一で、翼の長手方向の長さを複数の領域に分割し、支持板に隣接する部分を第1領域、翼中央部を第2領域、第1領域と第2領域との間の部分を第3領域とした場合、各領域の翼外周端部における翼出口角を、第2領域<第1領域<第3領域の順に大きくする。
【選択図】図3

Description

本発明は、送風手段として用いられる貫流ファン及びこの貫流ファンを搭載した空気調和機に関するものである。
従来の貫流ファンとしては、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。これは、羽根車の羽根保持板(リング)間に取り付けられた多数の羽根(翼)の外径側端の長手方向ラインに沿う形状を、回転方向に前進する位相と後退する位相とを交互に位相変化させる形状としたものである。すなわち、羽根の外径側端の長手方向ラインにおける位相変化の形状が、回転方向に前進−後退−前進、あるいは後退−前進−後退の順で形成されたものである。これによって、回転音1次、2次を低減し、音質がよく低騒音化を可能にしている。
また、特許文献2には、羽根車外周側の羽根先端に、羽根の長手方向に間隔をおいて、断続的に円柱部を設け、円柱部の外径を羽根の肉厚よりも大きくしたものが開示されている。
特開平9−250493号公報(第3頁、図1、図2) 特開平2−115598号公報(第2頁、第1図)
特許文献1に記載の貫流ファンでは、羽根位置外径が変化するため、貫流ファンの吹出風路と吸込風路とを分離する舌部表面との間で隙間が広くなる部分が存在するため、漏れ流れが生じることから損失が大きく、同一風量における回転トルクが増加し、その結果、ファンモーターの消費電力が増加し省エネルギー性に劣るという問題がある。
また、特許文献2に記載の貫流ファンにおいても、翼の長手方向に、翼外周側で円柱付きの部分と円柱無しの部分とを交互に設ける構成であるので、舌部表面との間で隙間が広くなる部分が存在することになり、特許文献1と同じような問題がある。加えて、円柱部により生じる気流の渦が舌部近傍で大きく成長する懸念があるため、騒音低減効果はそれほど期待できないものと考えられる。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたもので、吹出風路での風速分布を均一化することにより通風抵抗を低減するとともに、ファンモーターの消費電力を低減し省エネルギーとなる貫流ファンを得ることを目的とする。
また、本発明は、そのような貫流ファンを搭載することで、省エネルギー性のよい空気調和機を得ることを目的とする。
本発明に係る貫流ファンは、
回転軸方向に間隔を隔てて配置された少なくとも2つの支持板と、
相互の支持板間において、支持板の周方向に間隔を隔てて配置された複数の翼とを有する羽根車を備えた貫流ファンにおいて、
前記羽根車の回転軸に直交する翼断面における複数の翼の外径は略同一で、
翼の長手方向の長さを複数の領域に分割し、前記支持板に隣接する部分を第1領域、翼中央部を第2領域、第1領域と第2領域との間の部分を第3領域とした場合、各領域の翼外周端部における翼出口角が、第2領域<第1領域<第3領域の順に大きくなっていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る空気調和機は、本体内部に設けられた空気が通過する風路に、熱交換器と、この熱交換器の下流に上記の貫流ファンとを配設したものである。
本発明の空気調和機に搭載される貫流ファンは、上記のように、長手方向の翼中央部である第2領域では翼出口角が最小であるので、支持板間の長手方向中央部に流れが集中しすぎず、また第3領域では翼出口角が最も大きいため、他の領域に比べ相対的に半径方向へ空気が吹き出され、翼間距離が拡大するので風速を低減できる。また低速となる第1領域では翼出口角を小さくし翼間距離が縮小するので、流れの不安定さによる乱れ生成を防止でき、かつ風速を増加できる。よって、吹出風路での風速分布が均一化され、局所的に高風速域が無くなるので、負荷トルクが低減しファンモーターの消費電力を低減することができる。また、翼外周部半径が周方向、長手方向で変化せず舌部との隙間も一定に保持できるため、漏れ流れによる損失が小さくなり通風抵抗が低減し、さらには負荷トルクを低減することができる。
以上の結果、省エネルギーな空気調和機が得られる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の外観斜視図である。 図1の空気調和機の縦断面図である。 図1の貫流ファンの羽根車の概略図で、図3(a)は羽根車の側面図、図3(b)は羽根車の半断面を示す正面図である。 図3のA−A断面(第1領域)における翼断面図である。 図3のB−B断面(第2領域)における翼断面図である。 図3のC−C断面(第3領域)における翼断面図である。 翼外周部を表すための翼1枚の斜視図である。 リング間距離Lに対する第1領域の長さL1の比率L1/Lによる騒音値と、比較例として、長手方向の全長でリング近傍部(第1領域)の翼形状とした場合の騒音値との差を示す図である。 第3領域の翼外周端部における翼出口角β2cと第1領域の翼外周端部における翼出口角β2aとの差Δβ2(=β2c−β2a)と騒音値差との関係を示す図である。
実施の形態1.
まず、本発明に係る貫流ファンを搭載した空気調和機について概要を説明する。図1は本発明の実施の形態1における壁掛け型空気調和機の外観斜視図、図2は図1の空気調和機の縦断面図である。また、図2には、吹出口における風速分布として、従来の貫流ファンを搭載した場合の風速分布U1と本発明の貫流ファンを搭載した場合の風速分布U2が併記してある。
図1及び図2において、本発明に係る空気調和機の本体1は、空調される部屋の壁に設置されている。本体前面1aは取り外し可能な前面グリル6で覆われている。本体上部1bには、室内空気を吸い込むための吸込口2が、本体下部には空調された空気を室内へ吹き出すための吹出口3が設けられている。吹出口3には上下風向ベーン4a、左右風向ベーン4bが回動自在に取り付けられており、室内への送風方向を調整できるようになっている。
本体1の内部においては、吸込口2から吹出口3に至る風路5において、上流側より順に、ホコリに静電気を与えてホコリを集塵する電気集塵器7、ホコリを除塵する網目状のフィルター8、空気を冷暖房する熱交換器9、本発明に係る貫流ファン10が主として配置されている。熱交換器9は、フィンチューブ型の熱交換器からなり、貫流ファン10の羽根車10aの正面側及び上方側に、羽根車10aを覆うように配設されている。
貫流ファン10の羽根車10aは、吸込側風路5aと吹出側風路5bとを分ける舌部11aと、本体背面側のスクロール壁を形成するガイドウォール(リアガイドともいう)12との間に設置されている。また、本体1内部には熱交換器9から滴下する水滴(ドレン水)を一時的に受けるドレンパン11bを有するスタビライザー11が横架されており、舌部11aはこのドレンパン11bの先端部に一体的に形成されている。なお、図中、Oは羽根車10aの回転中心を示し、ROは羽根車10aの回転方向を示している。
この空気調和機において、貫流ファン10の羽根車10aを回転駆動することにより、本体上部に設けられている吸込みグリルの吸込口2から室内空気が吸い込まれる。吸い込まれた室内空気は、空気中に含まれているホコリ等を電気集塵器7、およびフィルター8で除去し、清浄な空気が熱交換器9を通過して羽根車10aに吸い込まれる。その際、熱交換器9のチューブ内を流通する冷媒と熱交換器9のフィン・チューブ間を通過する空気とが熱交換され、冷気または暖気となった空気が羽根車10aを横断し(貫流し)、吹出側風路5bを通って吹出口3から室内へ吹き出される。
次に、上記の貫流ファン10について図3〜図7を参照して詳細に説明する。図3は本発明の実施の形態1に係る貫流ファンの羽根車の概略図で、図3(a)は羽根車の側面図、図3(b)は羽根車の半断面を示す正面図である。また、図4、図5、図6は、それぞれ貫流ファンの回転軸に直交する断面における翼1枚の拡大断面図を示し、図4は図3の翼長手方向の第1領域におけるA−A断面図、図5は図3の翼長手方向の第2領域におけるB−B断面図、図6は図3の翼長手方向の第3領域におけるC−C断面図である。また、図7は翼外周部を表すための翼1枚の斜視図を示す。なお、図3には、従来の貫流ファンの風速分布V1と本発明の貫流ファンの風速分布V2が併記してある。
図3において、貫流ファン10の羽根車10aは、回転軸方向Xに1つ以上の羽根車単体10cを有する。羽根車単体10cは、所定の間隔を隔てて配置される少なくとも2つの円板状の支持板として、例えばリング10bと、2つのリング10b間の外周部において、周方向に所定の間隔をあけて配設された複数の翼20とから構成されている。翼20は、両端がリング10bに固定され、回転軸方向Xに平行に配設されている。羽根車単体10cは、例えばAS樹脂やABS樹脂などの熱可塑性樹脂で成形され、回転軸方向Xに溶着等によって複数個連結して一体化され、これにより1つ以上の羽根車単体10cを有する羽根車10aが形成される。羽根車10aの両端における一方の端板であるリング10bにはファンシャフト10dが取り付けられ、他方の端板であるリング10bには内部側に突出するファンボス10eを設け、このファンボス10eにモーター13のモーターシャフト13aを挿入しネジ等で固定してモーターシャフト13aが取り付けられている。そして、上記のように構成された羽根車10aは、ファンシャフト10dとモーターシャフト13aとがそれぞれ軸受(図示せず)を介して図2のように風路4内に両持ちで支持され、RO方向に回転することで送風することができる。
ここで、翼20の長手方向の長さを、図3及び図7に示すように、5つの領域に分けて、以下に示すように翼断面形状を形成するものとする。
長さL1で示される第1領域20aは、リング10bに隣接するリング近傍の翼端部分である。長さL2で示される第2領域20bは、翼の中央部分である。そして、長さL3で示される第3領域20cは、第1領域20aと第2領域20bとの間、すなわち翼の中間部分(翼間部分)である。また、リング10b間における翼20の長手方向の全長をLとし、この例では、L=2(L1+L3)+L2である。
翼20は、各領域20a、20b、20cでの断面形状が図4〜図6に示すような翼型形状に形成されている。翼20は、円弧形状に形成され、翼外周端部T1及び翼内周端部T2は丸みを有する円弧形状に形成されている。そして、翼外周端部T1の円弧中心T1oと羽根車回転中心Oとを結ぶ直線O−T1oの半径R01は、各領域20a、20b、20cの翼断面ともに長手方向で略同一半径寸法となっており、全翼の外接円の直径となる羽根車有効外径は長手方向で同一である。したがって、羽根車有効外径と舌部11aの表面との隙間は、各領域20a、20b、20cにおいて一定となっている。
図4は、第1領域20aの翼断面形状を示すものである。なお、図4には、第1領域20aの翼断面形状との比較のため、第1領域20aに隣接する第3領域20cの翼断面形状が併記してある。
第1領域20aの翼断面形状は、翼20の回転方向RO側に面する圧力面20pと、反回転側に面する負圧面20sとの肉厚中心線であるそり線Sが、羽根車回転中心Oから所定半径R03に対して、外側の所定半径Ra31の外周側そり線S1aと、内側の所定半径Ra32の内周側そり線S2aとの2つの円弧で形成されている。但し、2つのそり線31a、32aの曲率半径Ra31とRa32との関係は、Ra31<Ra32となっている。また、圧力面20pは、羽根車回転中心Oから所定半径R03に対して、外周側においては曲率半径Ra11、内周側においては曲率半径Ra12の2つの円弧で形成されており、2つの曲率半径Ra11とRa12との関係は、Ra11<Ra12となっている。負圧面20sは、羽根車回転中心Oから所定半径R03に対して、外周側においては曲率半径Ra21、内周側においては曲率半径Ra22の2つの円弧で形成されており、2つの曲率半径Ra21とRa22との関係は、Ra21<Ra22となっている。
そして、翼20の翼外周端部T1の円弧中心T1oにおける羽根車回転中心Oを中心とする円の接線と、翼外周側そり線S1aの接線との成す狭角である翼出口角β2aが所定角度となるように翼20が形成されている。
図5は、第2領域20bの翼断面形状を示すものである。なお、図5においても、第2領域20bの翼断面形状との比較のため、第1領域20a及び第3領域20cの翼断面形状が併記してある。
第2領域20bの翼断面形状は、翼20の回転方向RO側に面する圧力面20pと、反回転側に面する負圧面20sとの肉厚中心線であるそり線Sが、羽根車回転中心Oから所定半径R03に対して、外側の所定半径Rb31の外周側そり線S1bと、内側の所定半径Rb32の内周側そり線S2bとの2つの円弧で形成されている。但し、2つのそり線31b、32bの曲率半径Rb31とRb32との関係は、Rb31<Rb32となっている。また、圧力面20pは、羽根車回転中心Oから所定半径R03に対して、外周側においては曲率半径Rb11、内周側においては曲率半径Rb12の2つの円弧で形成されており、2つの曲率半径Rb11とRb12との関係は、Rb11<Rb12となっている。負圧面20sは、羽根車回転中心Oから所定半径R03に対して、外周側においては曲率半径Rb21、内周側においては曲率半径Rb22の2つの円弧で形成されており、2つの曲率半径Rb21とRb22との関係は、Rb21<Rb22となっている。
そして、翼20の翼外周端部T1の円弧中心T1oにおける羽根車回転中心Oを中心とする円の接線と、翼外周側そり線S1bの接線との成す狭角である翼出口角β2bが所定角度となるように翼20が形成されている。
図6は、第3領域20cの翼断面形状を示すものである。なお、図6においても、第3領域20cの翼断面形状との比較のため、第3領域20cに隣接する第1領域20aの翼断面形状が併記してある。
第3領域20cの翼断面形状は、翼20の回転方向RO側に面する圧力面20pと、反回転側に面する負圧面20sとの肉厚中心線であるそり線Sが、羽根車回転中心Oから所定半径R03に対して、外側の所定半径Rc31の外周側そり線S1cと、内側の所定半径Rc32の内周側そり線S2cとの2つの円弧で形成されている。但し、2つのそり線31c、32cの曲率半径Rc31とRc32との関係は、Rc31>Rc32となっている。また、圧力面20pは、羽根車回転中心Oから所定半径R03に対して、外周側においては曲率半径Rc11、内周側においては曲率半径Rc12の2つの円弧で形成されており、2つの曲率半径Rc11とRc12との関係は、Rc11>Rc12となっている。負圧面20sは、羽根車回転中心Oから所定半径R03に対して、外周側においては曲率半径Rc21、内周側においては曲率半径Rc22の2つの円弧で形成されており、2つの曲率半径Rc21とRc22との関係は、Rc21>Rc22となっている。
そして、翼20の翼外周端部T1の円弧中心T1oにおける羽根車回転中心Oを中心とする円の接線と、翼外周側そり線S1bの接線との成す狭角である翼出口角β2cが所定角度となるように翼20が形成されている。
このような第1領域20a〜第3領域20cの各領域の翼断面形状において、羽根車回転中心Oから所定半径R03の円を翼外周側の形状を変更する基準として、その所定半径R03より内周側の翼断面形状は、長手方向で同一形状となっている。つまり、各領域における、そり線S2の半径Ra32=Rb32=Rc32、圧力面内周側半径Ra12=Rb12=Rc12=R12、負圧面内周側半径Ra22=Rb22=Rc22=R22となっている。また、所定半径R03より外周側の翼断面形状においては、そり線S1の半径Rb31<Ra31<Rc31、圧力面内周側半径Rb11<Ra11<Rc11、負圧面内周側半径Rb21<Ra21<Rc21となるように形成されている。その結果、翼出口角はβ2b(第2領域)<β2a(第1領域)<β2c(第3領域)の順に、大きくなっている。したがって、図5に示すように、第2領域20bの翼外周端部T1は他の領域よりも最も回転方向に前進し、第3領域20cの翼外周端部は逆に最も回転方向に後退した翼断面形状となっている。そのため、翼弦長についても、第2領域<第1領域<第3領域の順に短くなっている。
図7は、第1領域20a〜第3領域20cの各領域の翼外周部20dの形状を示す斜視図である。図7に示すように、翼20は長手方向に、リングに隣接する両端2箇所の第1領域20a、翼中央部分の第2領域20b、及び第1領域20aと第2領域20bとの間の2箇所の翼間部分の第3領域20cの5つの領域に分割され、長手方向においてそれぞれ所定長さL1、L2、L3を有する矩形状に形成され、かつ前記5つの領域の間は各々傾斜面20eで接続された翼形状を形成している。
以上のように各領域20a、20b、20cの翼断面形状を形成することで、図2に示すように、従来の長手方向に同一翼断面形状を有する貫流ファンの場合は、吹出口高さ方向の風速分布U1のように、風速が翼中央部で速く、リング近傍の翼端部ではリング表面の摩擦損失の影響で遅い分布となる。一方、本発明の風速分布U2は、第2領域20b(翼中央部)の翼出口角が最小で、翼外周端部が羽根車回転方向へ他の領域の翼外周端部よりも突出(前進)する形状であるので、リング間の翼長手方向中央部に流れが集中しすぎず、また第3領域20c(翼間部)では翼出口角が最も大きく他の領域に比べて相対的に半径方向へ空気を吹き出すため、回転方向に隣合う翼と翼との間の距離(翼間距離)も拡大することになるため風速を低減することができる。また、低速となる第1領域20a(リング近傍の翼端部)では翼出口角を小さくし翼間距離を縮小することで、流れの不安定さによる乱れの生成を防止することができ、かつ風速を増加することができる。
また、翼外周部半径が周方向、長手方向で変化せず舌部11aとの隙間も一定に保持できるため、漏れ流れによる損失が小さくなり通風抵抗が低減し、さらには負荷トルクを低減することができる。
さらに、従来のように翼外周端部が長手方向で徐々に湾曲する波形に形成することで翼外周端部で流れを拡散し乱れを抑制するのではなく、本発明は異なる翼出口角を有する領域が長手方向に所定幅一定の矩形状になっているので、羽根車の吹出し風向を長手方向で制御することで、下流側の吹出口への風速分布を均一化している。
また、翼出口角の異なる5つの領域が傾斜面で形成され、略直角な段差ではないので、翼面上で急激に流れの変化が生じないので段差による乱れが生じない。
よって、翼長手方向で風速分布が均一化され、局所的な高風速域が無くなるので、負荷トルクが低減するため、モーターの消費電力を低減することができる。また、下流側に配設される風向ベーンにも局所的な高速流が当たらないので通風抵抗が低減し、さらに負荷トルクを低減することができる。
また、風向ベーンへの風速が均一化し局所的に高速な領域が無くなるので、風向ベーン表面での境界層乱れによる騒音も低減できる。
以上の結果、省エネルギーで低騒音な空気調和機が得られる。
そして、翼20は、羽根車内周側、外周側で薄肉で略中央付近で最大肉厚となる翼型翼であり、最大肉厚部より外周側の羽根車回転中心Oを中心とする所定半径R03より外周側で翼形状を変更し、内周側は羽根車長手方向で同一形状となるように形成しているので、ファン回転起動時のねじれ応力に対し、従来の貫流ファンの翼のように長手方向でねじれておらず、さらに翼の最大肉厚部でも長手方向でねじれていないので、ねじれ強度が高く破損しない。
よって、このような貫流ファンを搭載しているので高品質な空気調和機が得られる。
また、翼出口角β2b<β2a<β2cの順に、第2領域20bの外周側は他の領域よりも最も回転方向に前進し、第3領域20cの外周側は逆に最も後退した形状であり、第1領域20a、第2領域20b、第3領域20cは長手方向においてそれぞれ所定長さL1、L2、L3の幅の間では長手方向に略同一の矩形形状で形成し、第2領域20bは第1領域20aよりも回転方向に突出し、第2領域20bは第3領域20cよりも回転方向に突出するように形成している。
そのため、第1領域20aの長手方向長さL1が短すぎると、リング近傍の流れが第3領域20cへ誘引されリング近傍で低速域が増加するため、風速分布の差が生じてしまう。また第1領域20aの長さL1が長すぎると、第3領域20cの長さL3が短くなり、リング近傍部で高速流が増加し、風速分布の差が生じてしまう。したがって、第1領域20aの長さL1とリング間距離(翼の全長)Lに最適範囲が存在する。
図8は、リング間距離Lに対する第1領域20aの長さL1の比率L1/Lによる騒音値と、比較例として、長手方向の全長でリング近傍部(第1領域)の翼形状とした場合の騒音値との差を示す図である。同図のグラフは、縦軸に騒音値差[dB]を、横軸にL1/L[%]をとってあらわしたものである。
図8から、L1/L=25%〜40%であれば少なくとも低騒音となる。L1/Lが25%未満では、第1領域20aの長さL1が短すぎて、上記のようにリング近傍で低速域が増加するため、比較例との騒音値はむしろ大きくなる傾向にある。また、L1/Lが約43%以上になると、第1領域20aの長さL1が逆に長すぎることになり、比較例との翼形状の差がほとんど無くなるため、騒音値は大きくなる。したがって、騒音値を小さくするためには、L1/Lの範囲としては、25%≦L1/L≦40%の範囲が望ましい。
また、図9は、第3領域20cの翼外周端部における翼出口角β2cと第1領域20aの翼外周端部における翼出口角β2aとの差Δβ2(=β2c−β2a)と騒音値差との関係を示す図である。同図のグラフは、縦軸に騒音値差[dB]を、横軸に出口角度差Δβ2[゜]をとってあらわしたものである。
前述のように、第2領域20bでの翼出口角β2b<第1領域20aでの翼出口角β2a<第3領域20cでの翼出口角β2cの順に、翼出口角が大きくなるように形成されているが、第1領域20aでの翼出口角β2aと第3領域20cでの翼出口角β2cとの出口角度差Δβ2が大きすぎると、第1領域20aと第3領域20cとの間で速度差が生じ流れが乱れてしまうため、騒音低減効果が少なくなる。逆に、上記の出口角度差Δβ2が小さすぎると騒音低減効果がない。
よって、図9から、出口角度差Δβ2は、少なくとも2°〜4°であれば騒音低減効果が得られる。
本発明の貫流ファンは、前述した空気調和機に限らず、カーエアコン、空気清浄機、加湿器、除湿器などにおいて有効に利用することができるものである。
1 本体、1a 本体前面、1b 本体上部、2b 吸込口、3 吹出口、4a 上下風向ベーン、4b 左右風向ベーン、5 風路、5a 吸込側風路、5b 吹出側風路、6 前面グリル、7 電気集塵器、8 フィルター、9 熱交換器、10 貫流ファン、10a 羽根車、10b リング(支持板)、10c 羽根車単体、10d ファンシャフト、10e ファンボス、11 スタビライザー、11a 舌部、11b ドレンパン、12 ガイドウォール、13 モーター、13a モーターシャフト、20 羽根車の翼、20a 第1領域、20b 第2領域、20c 第3領域、20d 翼外周部、20e 傾斜面、20p 圧力面、20s 負圧面、L 翼の全長、L1 第1領域の長さ、L2 第2領域の長さ、L3 第3領域の長さ、O 羽根車回転中心、R01 翼外周端部T1の円弧中心T1oと羽根車回転中心Oとを結ぶ直線の半径、R02 翼内周端部T2の円弧中心T2oと羽根車回転中心Oとを結ぶ直線の半径、R03 翼形状を変更する基準となる半径、RO 羽根車回転方向、S そり線、S1 翼外周側そり線、S1a 第1領域の翼外周側そり線、S1b 第2領域の翼外周側そり線、S1c 第3領域の翼外周側そり線、S2 翼内周側そり線、S2a 第1領域の翼内周側そり線、S2b 第2領域の翼内周側そり線、S2c 第3領域の翼内周側そり線、T1 翼外周端部、T1o 翼外周端部の円弧中心、T2 翼内周側端部、T2o 翼内周側端部の円弧中心、U1 従来の吹出口高さ方向の風速分布、U2 本発明における吹出口高さ方向の風速分布、V1 従来の羽根車リング間の長手方向風速分布、V2 本発明における羽根車リング間の長手方向風速分布。

Claims (7)

  1. 回転軸方向に間隔を隔てて配置された少なくとも2つの支持板と、
    相互の支持板間において、支持板の周方向に間隔を隔てて配置された複数の翼とを有する羽根車を備えた貫流ファンにおいて、
    前記羽根車の回転軸に直交する翼断面における複数の翼の外径は略同一で、
    翼の長手方向の長さを複数の領域に分割し、前記支持板に隣接する部分を第1領域、翼中央部を第2領域、第1領域と第2領域との間の部分を第3領域とした場合、各領域の翼外周端部における翼出口角が、第2領域<第1領域<第3領域の順に大きくなっていることを特徴とする貫流ファン。
  2. 第2領域の翼外周端部は、第1領域の翼外周端部よりも回転方向に前進し、
    第1領域の翼外周端部は、第3領域の翼外周端部よりも回転方向に前進するように、翼が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の貫流ファン。
  3. 翼は、最大肉厚部より外周側では各領域の翼断面形状が変化し、最大肉厚部より内周側では各領域の翼断面形状が同一となるように、形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の貫流ファン。
  4. 翼の長手方向の長さを5つの領域に分割し、各領域の翼外周部は長手方向に矩形状に形成され、かつ、各領域の間は傾斜面で接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の貫流ファン。
  5. 第1領域の翼長さと支持板間の翼全長との比率が25%〜40%となるように、翼が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の貫流ファン。
  6. 第3領域の翼外周端部における翼出口角と第1領域の翼外周端部における翼出口角との差が2゜〜4゜となるように、翼が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の貫流ファン。
  7. 本体内部に設けられた空気が通過する風路に、熱交換器と、この熱交換器の下流に請求項1〜6のいずれかに記載の貫流ファンとを配設したことを特徴とする空気調和機。
JP2009280859A 2009-12-10 2009-12-10 貫流ファン及びこれを備えた空気調和機 Active JP4896213B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009280859A JP4896213B2 (ja) 2009-12-10 2009-12-10 貫流ファン及びこれを備えた空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009280859A JP4896213B2 (ja) 2009-12-10 2009-12-10 貫流ファン及びこれを備えた空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011122522A true JP2011122522A (ja) 2011-06-23
JP4896213B2 JP4896213B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=44286638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009280859A Active JP4896213B2 (ja) 2009-12-10 2009-12-10 貫流ファン及びこれを備えた空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4896213B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012086147A1 (ja) * 2010-12-24 2012-06-28 三菱電機株式会社 貫流ファン及び空気調和機の室内機
JP5143317B1 (ja) * 2012-04-06 2013-02-13 三菱電機株式会社 空気調和装置の室内機
JP2013096380A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Nsk Ltd スピンドル装置及び静電塗装装置
WO2014207908A1 (ja) * 2013-06-28 2014-12-31 三菱電機株式会社 空気調和装置の室内機
WO2015063850A1 (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 三菱電機株式会社 貫流ファン及び空気調和機
WO2015063851A1 (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 三菱電機株式会社 貫流ファン及び空気調和機
CN104870823A (zh) * 2012-11-22 2015-08-26 三菱电机株式会社 空调机
JP2016023601A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 ダイキン工業株式会社 クロスフローファンおよびそれを備えた空気調和機
CN107842526A (zh) * 2017-11-16 2018-03-27 惠州德赛信息科技有限公司 一种低噪风道结构
CN114704488A (zh) * 2022-04-02 2022-07-05 杭州老板电器股份有限公司 一种风机叶片、离心叶轮及离心风机

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02115598A (ja) * 1988-10-25 1990-04-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多翼送風機の羽根車
JPH09250493A (ja) * 1996-03-12 1997-09-22 Hitachi Ltd 貫流ファン
JP2005120877A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Haruo Yoshida 横断流送風機用羽根車および横断流送風機
JP2006329099A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Daikin Ind Ltd クロスフローファン

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02115598A (ja) * 1988-10-25 1990-04-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多翼送風機の羽根車
JPH09250493A (ja) * 1996-03-12 1997-09-22 Hitachi Ltd 貫流ファン
JP2005120877A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Haruo Yoshida 横断流送風機用羽根車および横断流送風機
JP2006329099A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Daikin Ind Ltd クロスフローファン

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012086147A1 (ja) * 2010-12-24 2012-06-28 三菱電機株式会社 貫流ファン及び空気調和機の室内機
US9759220B2 (en) 2010-12-24 2017-09-12 Mitsubishi Electric Corporation Cross flow fan and indoor unit of air-conditioning apparatus
JP2013096380A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Nsk Ltd スピンドル装置及び静電塗装装置
JP5143317B1 (ja) * 2012-04-06 2013-02-13 三菱電機株式会社 空気調和装置の室内機
WO2013150569A1 (ja) * 2012-04-06 2013-10-10 三菱電機株式会社 空気調和装置の室内機
WO2013150673A1 (ja) * 2012-04-06 2013-10-10 三菱電機株式会社 空気調和装置の室内機
US10436496B2 (en) 2012-04-06 2019-10-08 Mitsubishi Electric Corporation Indoor unit for air-conditioning apparatus
US20150056910A1 (en) * 2012-04-06 2015-02-26 Mitsubishi Electric Corporation Indoor unit for air-conditioning apparatus
EP2924296A4 (en) * 2012-11-22 2016-08-03 Mitsubishi Electric Corp AIR CONDITIONER
US9995303B2 (en) 2012-11-22 2018-06-12 Mitsubishi Electric Corporation Air conditioner
CN104870823B (zh) * 2012-11-22 2017-09-19 三菱电机株式会社 空调机
CN104870823A (zh) * 2012-11-22 2015-08-26 三菱电机株式会社 空调机
WO2014207908A1 (ja) * 2013-06-28 2014-12-31 三菱電機株式会社 空気調和装置の室内機
JP6000454B2 (ja) * 2013-06-28 2016-09-28 三菱電機株式会社 空気調和装置の室内機
WO2014208608A1 (ja) * 2013-06-28 2014-12-31 三菱電機株式会社 空気調和装置の室内機
WO2015063851A1 (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 三菱電機株式会社 貫流ファン及び空気調和機
WO2015064617A1 (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 三菱電機株式会社 貫流ファン及び空気調和機
WO2015063850A1 (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 三菱電機株式会社 貫流ファン及び空気調和機
JP2016023601A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 ダイキン工業株式会社 クロスフローファンおよびそれを備えた空気調和機
CN107842526A (zh) * 2017-11-16 2018-03-27 惠州德赛信息科技有限公司 一种低噪风道结构
CN114704488A (zh) * 2022-04-02 2022-07-05 杭州老板电器股份有限公司 一种风机叶片、离心叶轮及离心风机

Also Published As

Publication number Publication date
JP4896213B2 (ja) 2012-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4896213B2 (ja) 貫流ファン及びこれを備えた空気調和機
JP6041895B2 (ja) 空気調和機
EP2835585B1 (en) Indoor unit for air conditioning device
US9759220B2 (en) Cross flow fan and indoor unit of air-conditioning apparatus
JP4831707B2 (ja) 貫流ファン、成型用金型および流体送り装置
WO2012002080A1 (ja) ファン、成型用金型および流体送り装置
WO2012002081A1 (ja) ファン、成型用金型および流体送り装置
EP2639458B1 (en) Circulating fan and air-conditioner equipped with same
KR102321173B1 (ko) 팬 및 이를 구비하는 공기 조화기 실내기
JP4109936B2 (ja) 空気調和機
JPH05203173A (ja) 空気調和装置
JP4937331B2 (ja) 送風機及びヒートポンプ装置
CN213808155U (zh) 风机装置以及空调室外机
JP4775867B1 (ja) ファン、成型用金型および流体送り装置
JP5774206B2 (ja) 空気調和装置の室内機
JP4906010B2 (ja) ファン、成型用金型および流体送り装置
WO2015063850A1 (ja) 貫流ファン及び空気調和機
JP5179638B2 (ja) ファン、成型用金型および流体送り装置
WO2024084537A1 (ja) 送風装置
EP3015775B1 (en) Indoor unit for air-conditioning device
WO2020026373A1 (ja) 貫流ファンおよび空気調和機
JP5627731B2 (ja) 貫流ファン、およびそれを備えた空気調和機
CN114320957A (zh) 风机装置以及空调室外机
CN116964330A (zh) 风机和室内机
CN114320959A (zh) 风机装置以及空调室外机

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4896213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250