JP2011115228A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011115228A
JP2011115228A JP2009272879A JP2009272879A JP2011115228A JP 2011115228 A JP2011115228 A JP 2011115228A JP 2009272879 A JP2009272879 A JP 2009272879A JP 2009272879 A JP2009272879 A JP 2009272879A JP 2011115228 A JP2011115228 A JP 2011115228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum cleaner
floor brush
state
control means
wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009272879A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5620089B2 (ja
Inventor
Masamichi Une
正道 宇根
Nobuyuki Iwata
宜之 岩田
Yasushi Takai
保志 高井
Yukio Machida
幸雄 町田
Yasushi Nakatogawa
靖 中戸川
Mitsuru Watanabe
満 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp
Toshiba Home Appliances Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp, Toshiba Home Appliances Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009272879A priority Critical patent/JP5620089B2/ja
Publication of JP2011115228A publication Critical patent/JP2011115228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5620089B2 publication Critical patent/JP5620089B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)
  • Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Abstract

【課題】床ブラシの操作性を向上して掃除性の向上を図った電気掃除機を提供する。
【解決手段】電動送風機13の吸込側に連通する床ブラシに床面の走行用の走行輪23,24を設ける。床ブラシの床面での走行方向を操作するための把持部17の状態を検出する動作検出手段44を備える。動作検出手段44により検出した把持部17の状態に対応して走行輪23,24の駆動を制御手段41により制御する。使用者が把持部17の状態をわずかに変えるだけで床ブラシの床面での走行を補助でき、掃除性を向上できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、被掃除面を走行可能な吸込口体を備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体には、電動送風機の吸込側に連通してホース体が連通接続される。このホース体の先端側には、延長管および吸込口体としての床ブラシが順次連通接続される。また、ホース体の延長管との接続部となる先端部には、使用者が把持する把持部が突出して形成されており、この把持部には、電動送風機の動作モードを設定する設定ボタンが配置されている。さらに、床ブラシの両側には、床面上での走行性を向上するための車輪が回転自在に配置されている。そして、使用者は、例えば床ブラシを被掃除面である床面上に載置し、把持部を把持して設定ボタンを操作することにより電動送風機を所望の動作モードで駆動させ、把持部により延長管を介して床ブラシを床面上で走行させて床面上を掃除する(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、この構成の場合、床ブラシに配置した車輪によって床ブラシの床面上での走行性は向上するものの、床ブラシの走行方向を変化させる際には、使用者は把持部を大きく捻って操作する必要があるため、長時間の掃除の際には使用者の腕への負荷が大きくなるという問題点を有している。
そこで、把持部を把持する使用者の握力の大きさ、あるいは左右へのねじり力の大きさを検出し、それらの力に対応して走行輪を駆動制御する構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、このような構成であっても、使用者は把持部に対して力を加えなければならず、使用者の腕への負荷を充分に低減することが容易でないという問題がある。
特開平11−178758号公報(第3−4頁、図2) 特開平5−95863号公報(第3−6頁、図1)
上述したように、吸込口体の操作の際の使用者の負荷を低減して掃除性を向上することが望まれている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、吸込口体の操作性を向上して掃除性の向上を図った電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、被掃除面の走行用の駆動輪を備え、電動送風機の吸込側に連通する吸込口体と、この吸込口体の被掃除面での走行方向を操作するための把持部と、この把持部の状態を検出する動作検出手段と、この動作検出手段により検出された把持部の状態に対応して駆動輪の駆動を制御する制御手段とを具備したものである。
本発明によれば、動作検出手段により検出した把持部の状態に対応して制御手段が吸込口体の駆動輪の駆動を制御することにより、使用者が把持部の状態をわずかに変えるだけで吸込口体の被掃除面での走行を補助でき、掃除性を向上できる。
本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の内部構成を示す説明図である。 同上電気掃除機の斜視図である。 同上電気掃除機の走行制御を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の電気掃除機の走行制御を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態の電気掃除機の内部構成を示す説明図である。 同上電気掃除機の斜視図である。
以下、本発明の第1の実施の形態の構成を、図面を参照して説明する。
図2において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、掃除機本体12の内部に収容された電動送風機13の駆動にて生じる吸気風とともに吸い込んだ塵埃を、図示しない集塵部に捕集するものである。
また、掃除機本体12には、外部から空気を吸引する本体吸込口14が前部に開口されている。この本体吸込口14には、可撓性を有し湾曲可能な細長略円筒状のホース体15が連通接続されている。このホース体15の先端(上流側)には、手元操作部16が設けられている。この手元操作部16には、掃除する際に作業者が把持する把持部17が基端側に向けて突設され、この把持部17には、掃除機本体12内の電動送風機13などを複数の動作モードのいずれかに設定する複数の設定ボタン18が設けられている。
さらに、手元操作部16の先端(上流側)には、例えば剛性を有する合成樹脂などにより形成され伸縮可能な細長略円筒状の延長管19が着脱可能に連通接続されている。すなわち、延長管19は、ホース体15を介して電動送風機13の吸込側に連通接続されている。また、この延長管19の先端(上流側)には、例えば室内の被掃除面としての走行面である床面の絨毯などの上に載置させて、この絨毯上の塵埃を吸い込む吸込口体としての床ブラシ20が着脱可能に連通接続されている。したがって、床ブラシ20は、延長管19、ホース体15および本体吸込口14を介して、電動送風機13の吸込側に連通接続される。
そして、床ブラシ20は、吸込口体本体としてのケース体21と、このケース体21の後部に回動可能に接続された接続管22と、ケース体21の両側部に配置された一方および他方の駆動輪としての回転体ユニットである走行輪23,24とを備えている。また、床ブラシ20には、図示しない回転清掃体(回転ブラシ)と、この回転清掃体を回転駆動させるための図示しない駆動手段とがそれぞれ取り付けられている。さらに、この床ブラシ20は、把持部17を把持操作することにより、延長管19を介して床面上での走行操作が可能となっている。
ケース体21は、左右幅方向に長手状、すなわち横長に形成されている。また、このケース体21の床面に対向する下部には、図示しない吸込口が開口形成されており、この吸込口には、回転清掃体が回転可能に配置されている。
接続管22は、ケース体21の後部の左右幅方向の略中心部に対して、周方向および上下方向に回動可能に接続されており、上流側がケース体21の吸込口に連通し、下流側が延長管19の先端部に着脱可能となっている。
走行輪23,24は、任意の構成とすることが可能であるが、例えばケース体21の左右両側部に前後方向に沿って回転可能に配置されている。すなわち、これら走行輪23,24は、ケース体21の左右幅方向に対して互いに対称な位置に配置されている。また、これら走行輪23,24の周囲には、起毛布23a,24aが全周に亘って取り付けられている。そして、これら走行輪23,24のそれぞれは、ケース体21の内部に配置された一方および他方の駆動部としてのモータ34,35によりそれぞれ回転駆動されるように構成されている。
次に、電気掃除機11の内部構成を図1を参照して説明する。
電気掃除機11は、例えば図示しない電源コードを介して商用交流電源eから電源を受けるものである。そして、電動送風機13は、制御素子であるトライアックTRとの直列回路が商用交流電源eに対して電気的に接続される。このトライアックTRの制御端子には、掃除機本体12内に配置された制御手段41が電気的に接続されている。この制御手段41は、商用交流電源eに対して電動送風機13と並列に接続された直流(DC)電源部42から例えば5Vの直流電源を生成する5V電源部43により給電され、トライアックTRを介して電動送風機13の入力を位相角制御する。また、この制御手段41は、ホース体15および延長管19の内部に挿通された配線を介してモータ34,35とそれぞれ電気的に接続され、これらモータ34,35は、直流電源部42から給電されている。さらに、この制御手段41は、モータ34,35の入力を制御することで、これらモータ34,35の回転方向および回転数(回転速度)を個別に制御可能となっている。また、制御手段41は、把持部17に配置された設定ボタン18および動作検出手段44と電気的に接続されている。動作検出手段44は、例えば把持部17に少なくとも一部が配置された加速度センサなどであり、把持部17の動作や傾き、加速度などの把持部17の状態を検出して制御手段41へと出力するように構成されている。
なお、制御手段41は、例えばモータ34,35の駆動を制御する一部が床ブラシ20に配置されていてもよい。
次に、上記第1の実施の形態の動作を、図3に示すフローチャートも参照しながら説明する。なお、以下、左右方向は、床ブラシ20の後方、すなわち作業者側から見た方向に基づくものとする。
掃除の際には、掃除機本体12に集塵部を取り付けた状態で、作業者は把持部17を把持し、所望の設定ボタン18を操作する(ステップ1)。
制御手段41は、設定ボタン18からの操作信号に応じてトライアックTRを介して電動送風機13を位相制御することにより、この電動送風機13を設定ボタン18の操作に対応した動作モードで動作させる。
この電動送風機13の動作により生じる負圧が集塵部を介してホース体15、延長管19および床ブラシ20に作用することにより、この床ブラシ20の吸込口から空気とともに塵埃が吸い込まれる。
このとき、作業者は、床ブラシ20を床面上に載置して前後に往復走行させながら床ブラシ20の位置を変化させて部屋内の床面全体を掃除する。
ここで、動作検出手段44は、把持部17の状態を加速度などによりリアルタイムに検出している(ステップ2)。
そして、制御手段41は、動作検出手段44により検出された把持部17の状態が、例えば床ブラシ20を前進方向に沿わせるように把持部17を操作している状態かどうかを判断する(ステップ3)。
このステップ3において、床ブラシ20を前進方向に沿わせるように把持部17を操作していると制御手段41が判断した場合には、この制御手段41は、さらに、動作検出手段44に検出された把持部17の状態が、例えば床ブラシ20を左右方向のいずれかへと走行させるように把持部17を操作している状態かどうか、換言すれば、把持部17が左右に傾いているかどうかを判断する(ステップ4)。
そして、このステップ4において、把持部17が左右に傾いていないと制御手段41が判断した場合には、この制御手段は、モータ34,35を介して走行輪23,24を同回転数(同回転速度)で正回転させ(ステップ5)、ステップ2に戻る。この結果、床ブラシ20は前進方向に沿って直進状に走行する。
また、ステップ4において、把持部17が左右に傾いていると制御手段41が判断した場合には、この制御手段41は、動作検出手段44により検出された把持部17の状態が、例えば床ブラシ20を左方向へと走行させるように把持部17を操作している状態かどうか、換言すれば把持部17が左側に傾いているかどうかを判断する(ステップ6)。
このステップ6において、把持部17が左側に傾いていると制御手段41が判断した場合には、この制御手段41は、一方のモータ34(走行輪23)の回転数(回転速度)を他方のモータ35(走行輪24)の回転数(回転速度)よりも相対的に小さくした状態で(他方のモータ35(走行輪24)の回転数(回転速度)を一方のモータ34(走行輪23)の回転数(回転速度)よりも相対的に大きくした状態で)、これらモータ34,35(走行輪23,24)をそれぞれ正回転させ(ステップ7)、ステップ2に戻る。この結果、床ブラシ20は左前方に向けて傾斜するように走行する。
また、ステップ6において、把持部17が左側に傾いていない(把持部17が右側に傾いている)と制御手段41が判断した場合には、この制御手段41は、他方のモータ35(走行輪24)の回転数(回転速度)を一方のモータ34(走行輪23)の回転数(回転速度)よりも相対的に小さくした状態で(一方のモータ34(走行輪23)の回転数(回転速度)を他方のモータ35(走行輪24)の回転数(回転速度)よりも相対的に大きくした状態で)、これらモータ34,35(走行輪23,24)をそれぞれ正回転させ(ステップ8)、ステップ2に戻る。この結果、床ブラシ20は右前方に向けて傾斜するように走行する。
一方、ステップ3において、床ブラシ20を前進方向に沿わせるように把持部17を操作していないと制御手段41が判断した場合には、この制御手段41は、さらに、動作検出手段44に検出された把持部17の状態が、例えば床ブラシ20を左右方向のいずれかへと走行させるように把持部17を操作している状態かどうか、換言すれば、把持部17が左右に傾いているかどうかを判断する(ステップ9)。
そして、このステップ9において、把持部17が左右に傾いていないと制御手段41が判断した場合には、この制御手段は、モータ34,35を介して走行輪23,24を同回転数(同回転速度)で逆回転させ(ステップ10)、ステップ2に戻る。この結果、床ブラシ20は後進方向に向けて直進状に走行する。
また、ステップ9において、把持部17が左右に傾いていると制御手段41が判断した場合には、この制御手段41は、動作検出手段44により検出された把持部17の状態が、例えば床ブラシ20を左方向へと走行させるように把持部17を操作している状態かどうか、換言すれば把持部17が左側に傾いているかどうかを判断する(ステップ11)。
このステップ11において、把持部17が左側に傾いていると制御手段41が判断した場合には、この制御手段41は、一方のモータ34(走行輪23)の回転数(回転速度)を他方のモータ35(走行輪24)の回転数(回転速度)よりも相対的に小さくした状態で(他方のモータ35(走行輪24)の回転数(回転速度)を一方のモータ34(走行輪23)の回転数(回転速度)よりも相対的に大きくした状態で)、これらモータ34,35(走行輪23,24)をそれぞれ逆回転させ(ステップ12)、ステップ2に戻る。この結果、床ブラシ20は左後方に向けて傾斜するように走行する。
また、ステップ11において、把持部17が左側に傾いていない(右側に傾いている)と制御手段41が判断した場合には、この制御手段41は、他方のモータ35(走行輪24)の回転数(回転速度)を一方のモータ34(走行輪23)の回転数(回転速度)よりも相対的に小さくした状態で(一方のモータ34(走行輪23)の回転数(回転速度)を他方のモータ35(走行輪24)の回転数(回転速度)よりも相対的に大きくした状態で)、これらモータ34,35(走行輪23,24)をそれぞれ逆回転させ(ステップ13)、ステップ2に戻る。この結果、床ブラシ20は右後方に向けて傾斜するように走行する。
なお、ステップ7、ステップ8、ステップ12およびステップ13において、左右のモータ34,35(走行輪23,24)の回転数(回転速度)の差は、動作検出手段44により検出した把持部17の傾きの大小に応じて変化させることができる。すなわち、例えば把持部17の傾きが相対的に大きい場合には、モータ34,35(走行輪23,24)の回転数(回転速度)の差を相対的に大きくし、把持部17の傾きが相対的に小さい場合には、モータ34,35(走行輪23,24)の回転数(回転速度)の差を相対的に小さくするように制御することにより、把持部17の操作に対応して床ブラシ20の走行方向の傾斜角度を変化させるように制御できる。
そして、吸込口から吸い込まれた空気は、吸気風となり、塵埃とともに延長管19およびホース体15を通過し、本体吸込口14から集塵部へと吸い込まれ、この集塵部を通過する際に、含まれる塵埃が集塵部に捕集される。
塵埃が捕集された吸気風は、電動送風機13に吸い込まれ、この電動送風機13を冷却しつつ排気風として掃除機本体12の外部へと、この掃除機本体12に形成された排気孔を介して排気される。
掃除が終了すると、作業者が所定の設定ボタン18を操作することにより、制御手段41が電動送風機13の駆動を停止させる。
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、動作検出手段44により検出した把持部17の状態に対応して制御手段41が床ブラシ20の走行輪23,24の駆動を制御することにより、使用者が把持部17の状態、例えば傾きをわずかに変えるだけでの床ブラシ20の床面での走行を補助でき、掃除性を向上できる。
したがって、作業者の把持部17を把持する腕の負荷を抑制でき、掃除作業が容易になる。
具体的に、床ブラシ20の左右に走行輪23,24を配置し、動作検出手段44により検出した把持部17の状態、例えば傾きに対応して左右の走行輪23,24の回転数を変化させることにより、把持部17のわずかな操作のみで床ブラシ20の走行方向を容易に変化させることができる。
次に、第2の実施の形態を図4を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態の電気掃除機11では、上記第1の実施の形態のステップ7、ステップ8、ステップ12およびステップ13に代えて、以下のステップ21ないしステップ24の制御をする。
すなわち、ステップ6において、把持部17が左側に傾いていると制御手段41が判断した場合には、この制御手段41は、一方のモータ34(走行輪23)を停止させて他方のモータ35(走行輪24)のみを正回転させ(ステップ21)、ステップ2に戻る。この結果、床ブラシ20は左前方に向けて傾斜するように走行する。
また、ステップ6において、把持部17が左側に傾いていない(右側に傾いている)と制御手段41が判断した場合には、この制御手段41は、他方のモータ35(走行輪24)を停止させて一方のモータ34(走行輪23)のみを正回転させ(ステップ22)、ステップ2に戻る。この結果、床ブラシ20は右前方に向けて傾斜するように走行する。
さらに、ステップ11において、把持部17が左側に傾いていると制御手段41が判断した場合には、この制御手段41は、一方のモータ34(走行輪23)を停止させて他方のモータ35(走行輪24)のみを逆回転させ(ステップ23)、ステップ2に戻る。この結果、床ブラシ20は左後方に向けて傾斜するように走行する。
そして、ステップ11において、把持部17が左側に傾いていない(右側に傾いている)と制御手段41が判断した場合には、この制御手段41は、他方のモータ35(走行輪24)を停止させて一方のモータ34(走行輪23)のみを逆回転させ(ステップ24)、ステップ2に戻る。この結果、床ブラシ20は右後方に向けて傾斜するように走行する。
なお、ステップ21ないしステップ24において、駆動させる左右いずれかのモータ34,35の回転数(回転速度)は、動作検出手段44により検出した把持部17の傾きの大小に応じて変化させることができる。すなわち、例えば把持部17の傾きが相対的に大きい場合には、駆動させる左右いずれかのモータ34,35(走行輪23,24)の回転数(回転速度)を相対的に大きくし、把持部17の傾きが相対的に小さい場合には、駆動させる左右いずれかのモータ34,35(走行輪23,24)の回転数(回転速度)を相対的に小さくするように制御することにより、把持部17の操作に対応して床ブラシ20の走行方向の傾斜角度を変化させるように制御できる。
このように、動作検出手段44により検出した把持部17の状態に対応して制御手段41が床ブラシ20の走行輪23,24の駆動を制御するなど、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、床ブラシ20の左右に走行輪23,24を配置し、動作検出手段44により検出した把持部17の状態、例えば傾きに対応して左右の走行輪23,24のいずれか一方の回転を停止させることにより、把持部17のわずかな操作のみで床ブラシ20の走行方向をより容易かつ確実に変化させることができる。
次に、第3の実施の形態を図5および図6を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付して説明を省略する。
図6において、51はいわゆるアップライト型の電気掃除機を示し、この電気掃除機51は、掃除機本体52の内部に収容された電動送風機53の駆動にて生じる吸気風とともに吸い込んだ塵埃を、集塵部54に捕集するものである。
また、掃除機本体52は、上下方向に長手状に形成されており、下側に電動送風機53を収容しているとともに、集塵部54を着脱可能な取付部56が前部に凹設されている。さらに、掃除機本体52の上側の一側部には、電動送風機53の駆動用の本体スイッチ57が設けられている。そして、掃除機本体52の下部には、吸込口体としての床ブラシ58が着脱可能に接続されている。また、掃除機本体52の後部には、図示しない排気孔が多数形成されている。
電動送風機53は、取付部56に吸込側が連通している。さらに、掃除機本体52の上部前側には、管部59が着脱可能に取り付けられている。なお、この電動送風機53は、図5に示すように、トライアックTRとの直列回路が商用交流電源eに電気的に接続されている。
また、図6に示す集塵部54は、集塵カップとも呼ばれるもので、取付部56に取り付けた状態でこの取付部56の前側を掃除機本体52の外部に対して気密に閉塞するように構成されている。
本体スイッチ57は、図5に示すように、制御手段41と電気的に接続されている。なお、本体スイッチ57は、本実施の形態では、電動送風機53のオンオフを設定するものとするが、例えば電動送風機53の動作モードを切り換えるものとしてもよい。
また、図6に示す床ブラシ58は、吸込口体本体としてのケース体61と、このケース体61に回動可能に接続された図示しない接続管とを有している。
ケース体61は、左右幅方向に長手状、すなわち横長に形成されている。また、このケース体61の床面に対向する下部には、図示しない吸込口が開口形成されており、この吸込口には、回転清掃体(回転ブラシ)が回転可能に位置している。この回転清掃体は、ケース体61内に取り付けられた図示しない駆動手段により回転駆動される。さらに、このケース体61の後部でかつ接続管の両側部すなわち左右には、掃除機本体52とともに床ブラシ58を床面上で走行可能とする一方および他方の駆動輪としての走行輪64,65が回転可能に取り付けられている。そして、ケース体61の下部の前部には、図示しない従動輪が回転自在に取り付けられている。
走行輪64,65は、任意の構成とすることが可能であるが、例えばケース体61の左右両側部に前後方向に沿って回転自在に配置されており、従動輪よりも径大に形成されている。すなわち、これら走行輪64,65は、ケース体61の左右幅方向に対して互いに対称な位置に配置されている。さらに、これら走行輪64,65のそれぞれは、ケース体61の内部に配置された一方および他方の駆動部としてのモータ67,68によりそれぞれ回転駆動されるように構成されている。これらモータ67,68は、図5に示すように、直流電源部42から給電されているとともに、制御手段41により回転方向および回転数(回転速度)が個別に制御されている。
また、接続管は、図6に示すケース体61に対して例えば上下方向および周方向に回動可能に接続されている。さらに、この接続管は、掃除機本体52の下端部に対して一体的に接続されており、この掃除機本体52の取付部56に対して連通するように構成されている。したがって、床ブラシ58は、掃除機本体52を床面に対して支持するように構成されている。
一方、管部59は、伸縮可能で掃除機本体52の上部に着脱可能な延長管71と、この延長管71に対して着脱可能なホース体72とを備えている。そして、この管部59は、床面以外の高い位置などを掃除する際に用いられるものであり、延長管71を掃除機本体52から取り外したとき、あるいはホース体72を延長管71から取り外したときにのみ、先端側から塵埃を吸い込むことが可能となっている。
延長管71は、例えば合成樹脂などの剛性を有する部材により細長略円筒状に形成されており、掃除機本体52に先端側が接続された状態で上下方向、すなわち掃除機本体52の長手方向に沿って位置している。
ホース体72は、可撓性を有し湾曲可能な細長略円筒状に形成されている。また、このホース体72の上流側である延長管71側には、手元操作部74が形成されており、下流側は、掃除機本体52の上部の延長管71の後方に接続されて電動送風機53の吸込側に連通している。
手元操作部74には、ホース体72側へと突出する把持部76が形成されている。この把持部76は、掃除する際に作業者が把持するものであり、管部59を掃除機本体52に接続した状態でこの管部59の前側(走行輪64,65よりも前方)に位置し、延長管71を介して掃除機本体52と一体的に床ブラシ58を操作可能となっている。また、この把持部76は、例えば動作や傾き、加速度などの状態が動作検出手段44により検出可能となっている。
そして、上記各実施の形態に示す各制御と同様に、動作検出手段44により検出した把持部76の状態に対応して制御手段41が床ブラシ58の走行輪64,65の駆動を制御する。この結果、使用者が把持部76の状態、例えば傾きをわずかに変えるだけで床ブラシ58の床面での走行を補助でき、掃除性を向上できるなど、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
特に、アップライト型の電気掃除機51の場合、比較的重量が大きい電動送風機53を収容する掃除機本体52と一体的に床ブラシ58を把持部76により操作するので、キャニスタ型の電気掃除機と比較して、作業者の把持部76を把持する腕に加わる負荷が相対的に大きい。このため、把持部76の状態をわずかに変化させるだけで床ブラシ58の走行を走行輪64,65によって補助することで、アップライト型の電気掃除機51であっても作業者の腕に加わる負荷を抑制し、掃除作業がより容易になる。
また、走行輪64,65は、床ブラシ58の前側の従動輪よりも径大の後輪であるため、床ブラシ58の前側に配置した場合と比較して、作業者の手の負担がより少なくなる。
なお、上記第3の実施の形態において、把持部76は、管部59に形成したものとしたが、例えば掃除機本体52に直接形成したものでもよい。この場合にも、把持部76の状態、すなわち把持部76(掃除機本体52)の傾きを動作検出手段44により検出し、この動作検出手段44により検出した把持部76の状態に対応して制御手段41が床ブラシ58の走行輪64,65の駆動を制御することで、同様の作用効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態において、駆動輪は、任意の位置に任意の個数配置することが可能であり、例えば吸込口体のケース体の左右それぞれに複数ずつ設けてもよい。すなわち、例えば駆動輪をケース体の左右の前後にそれぞれ配置する構成などでもよい。
さらに、電気掃除機11,51の細部は、上記構成に限定されるものではない。
11,51 電気掃除機
12,52 掃除機本体
13,53 電動送風機
17,76 把持部
20,58 吸込口体としての床ブラシ
23,24,64,65 駆動輪としての走行輪
41 制御手段
44 動作検知手段

Claims (3)

  1. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    被掃除面の走行用の駆動輪を備え、前記電動送風機の吸込側に連通する吸込口体と、
    この吸込口体の被掃除面での走行方向を操作するための把持部と、
    この把持部の状態を検出する動作検出手段と、
    この動作検出手段により検出された把持部の状態に対応して前記駆動輪の駆動を制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. 駆動輪は、吸込口体の左右に配置され、
    制御手段は、動作検出手段により把持部の状態を検出した際に、この検出した動きに対応して左右の前記駆動輪の回転数を変化させる
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 駆動輪は、吸込口体の左右に配置され、
    制御手段は、動作検出手段により把持部の状態を検出した際に、この検出した動きに対応して左右の前記駆動輪のいずれか一方の回転を停止させる
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
JP2009272879A 2009-11-30 2009-11-30 電気掃除機 Expired - Fee Related JP5620089B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009272879A JP5620089B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009272879A JP5620089B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 電気掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011115228A true JP2011115228A (ja) 2011-06-16
JP5620089B2 JP5620089B2 (ja) 2014-11-05

Family

ID=44281303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009272879A Expired - Fee Related JP5620089B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5620089B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018143344A (ja) * 2017-03-02 2018-09-20 シャープ株式会社 電気掃除機
WO2018230830A1 (en) * 2017-06-14 2018-12-20 Lg Electronics Inc. Vacuum cleaner
JP2022143049A (ja) * 2021-03-17 2022-10-03 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 掃除機、清掃管理システム並びに清掃管理方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58203736A (ja) * 1982-05-21 1983-11-28 松下電器産業株式会社 自走式電気掃除機
JPH05184505A (ja) * 1992-01-10 1993-07-27 Sanyo Electric Co Ltd 自走式掃除機
JPH05309055A (ja) * 1991-08-16 1993-11-22 Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd 電気掃除機の床ブラシ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58203736A (ja) * 1982-05-21 1983-11-28 松下電器産業株式会社 自走式電気掃除機
JPH05309055A (ja) * 1991-08-16 1993-11-22 Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd 電気掃除機の床ブラシ
JPH05184505A (ja) * 1992-01-10 1993-07-27 Sanyo Electric Co Ltd 自走式掃除機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018143344A (ja) * 2017-03-02 2018-09-20 シャープ株式会社 電気掃除機
WO2018230830A1 (en) * 2017-06-14 2018-12-20 Lg Electronics Inc. Vacuum cleaner
CN110708994A (zh) * 2017-06-14 2020-01-17 Lg电子株式会社 真空吸尘器
TWI736659B (zh) * 2017-06-14 2021-08-21 南韓商樂金電子公司 真空吸塵器
US11350808B2 (en) 2017-06-14 2022-06-07 Lg Electronics Inc. Vacuum cleaner
JP2022143049A (ja) * 2021-03-17 2022-10-03 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 掃除機、清掃管理システム並びに清掃管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5620089B2 (ja) 2014-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006314569A (ja) 電気掃除機
JP6560921B2 (ja) 電気掃除機
JP2011030668A (ja) 電気掃除機
JP5620089B2 (ja) 電気掃除機
JP5350755B2 (ja) 電気掃除機
KR20070102849A (ko) 업라이트 청소기와 그 제어방법
KR101052108B1 (ko) 진공 청소기
JP2019033814A (ja) 電気掃除機
JP2006136503A (ja) 電気掃除機の吸込口体および電気掃除機
JP4243289B2 (ja) 吸込口体および電気掃除機
JP2008073401A (ja) 電気掃除機
JP2010227468A5 (ja)
JP2007252644A (ja) 電気掃除機の吸込口体および電気掃除機
JP2007252642A (ja) 電気掃除機の吸込口体および電気掃除機
JP5038880B2 (ja) 吸込口体および電気掃除機
JP2808503B2 (ja) 電気掃除機用床ブラシ
JP2857947B2 (ja) 電気掃除機
JP2011139773A (ja) 電気掃除機
JP5259210B2 (ja) 電気掃除機
JP7174507B2 (ja) 電気掃除機
JP2010069212A (ja) 電気掃除機
JP2012200556A (ja) 電気掃除機
JP2007160128A (ja) 掃除装置
JP2010069019A (ja) 電気掃除機
JP2021087620A (ja) 清掃体及び電気掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130717

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140129

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20140204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5620089

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees