JP5038880B2 - 吸込口体および電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、被掃除面の塵埃を掃除する回転清掃体を有する吸込口体およびこれを備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体には、電動送風機の吸込側に連通して集塵部が設けられ、この集塵部は、掃除機本体に開口された本体吸込口を介して掃除機本体の外部と連通している。この本体吸込口には、ホース体、延長管および吸込口体としての床ブラシが順次連通接続される。そして、床ブラシは、吸込口体本体としての横長のケース体を有している。このケース体の被掃除面すなわち床面に対向する下面には、横長の吸込口が開口形成されている。さらに、この吸込口には、この吸込口の両端部の軸受部に回転可能に軸支された軸状の回転清掃体である回転ブラシが複数設けられている。これら回転ブラシは、ケース体内に配置された駆動手段であるモータの回転などにより周方向にそれぞれ回転されることで、床面に付着した塵埃などを床面から掻き取る(例えば、特許文献1および2参照。)。
特開2002−219080号公報(第3頁、図2および図5) 特開2006−340827号公報(第4頁、図1−2)
しかしながら、モータにより回転ブラシを回転させる際には、モータの回転軸に対して回転ブラシ側をギヤやベルトなどで接続する必要がある。このため、上述の床ブラシでは、このような接続部分が回転ブラシの軸方向の両端側に形成されることから、回転ブラシの軸方向の両端のさらに側方の位置に床面の塵埃を吸い込んだり除去したりすることができない部分が生じ、掃除残りを招くという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、掃除残りを低減し効率よく掃除できる吸込口体およびこれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、吸込口体本体に回転可能に設けられ、被掃除面の塵埃を掃除する第1回転清掃体と、吸込口体本体に回動可能に設けられ、第1回転清掃体と接触する回転体と、第1回転清掃体と回転体とのいずれか一方を回転させる駆動手段と、吸込口体本体の略全幅に亘る軸寸法を有し、吸込口体本体の第1回転清掃体よりも前方で両端部が回転可能に軸支され、回転体との接触により回転駆動されて被掃除面の塵埃を掃除する第2回転清掃体とを具備したものである。
本発明によれば、回転体あるいはこの回転体と接触する第1回転清掃体のいずれかを駆動手段により回転させ、この回転体を接触させることで第2回転清掃体を回転させることにより、第2回転清掃体の軸方向の両端部側方に駆動手段の動力を第2回転清掃体へと伝達する機構を要さず、第2回転清掃体を吸込口体本体の略全幅に亘って形成でき、掃除残りを低減できるとともに、同一方向に回転する第1回転清掃体と第2回転清掃体により、被掃除面をより効率よく掃除できる。
以下、本発明の一実施の形態の構成を図1ないし図3を参照して説明する。
図3において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は、内部に収容された電動送風機2の駆動にて生じる吸気風とともに吸い込んだ塵埃を、集塵部に捕集するものである。
また、この掃除機本体1には、電動送風機2の動作を制御する制御手段としての図示しない制御回路が収容されているとともに、外部から空気を吸引する本体吸込口3が前部に開口されている。この本体吸込口3には、可撓性を有し湾曲可能な細長略円筒状のホース体4が連通接続されている。このホース体4の先端には、電動送風機2の動作モードなどが選択可能な手元操作部5が設けられている。この手元操作部5には、掃除する際に作業者が把持する把持部6が基端側に向けて突設され、この把持部6には、制御回路に所定の信号を送信して掃除機本体1内の電動送風機2などを複数の動作モードに設定する複数の設定ボタン7が設けられている。
さらに、手元操作部5の先端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管8が着脱可能に連通接続されている。すなわち、延長管8は、ホース体4を介して電動送風機2の吸込側に連通接続されている。また、この延長管8の先端には、例えば室内の被掃除面としての床面Fの絨毯などの上に載置させて、この絨毯上の塵埃を吸い込む吸込口体としての床ブラシ9が着脱可能に連通接続されている。したがって、床ブラシ9は、延長管8、ホース体4および本体吸込口3を介して、電動送風機2の吸込側に連通接続される。
そして、床ブラシ9は、図1および図2に示すように、吸込口体本体としての横長のケース体11と、このケース体11の後部に設けられた接続管12とを備えている。
ケース体11は、前端部に横長の吸込口15が切り欠き形成され上側が開放された下ケース16と、この下ケース16の上部の後側を覆い、下ケース16との間で接続管12を回転可能に挟持する上ケース17と、この上ケース17の前部に吸込口15と連通して形成された前側吸込口18を覆うケース部材としての前蓋である前カバー19とを備えている。さらに、このケース体11内には、駆動手段としての電動部である駆動源、すなわちモータ21と、このモータ21により回転されるトルク伝達体である第1回転清掃体としての第1回転ブラシ22と、この第1回転ブラシ22との接触により回転される回転体23と、この回転体23との接触により回転される第2回転清掃体としての第2回転ブラシ24とがそれぞれ設けられている。
吸込口15は、横長形状の第1吸込口部としての後部吸込口部15aと、この後部吸込口部15aの前部に連続し、この後部吸込口部15aよりも幅寸法が大きくケース体11(下ケース16)の左右幅略全域、すなわち略全幅に亘って連続した横長形状に形成された第2吸込口部としての前部吸込口部15bとを有している。このため、吸込口15は、平面視で凸字状に形成されている。
なお、以下、本実施の形態において、略全幅とは、全幅、および僅かに全幅よりも狭い状態を含むものとする。
下ケース16は、後部の中央部に、後側へと突出した突出部25が設けられ、この突出部25の先端部に切り欠き形成された凹部26に、後車輪27が回転自在に軸支されている。また、この下ケース16の下面には、起毛布などにより形成され床面F上の塵埃を拭き取る拭取部材28が吸込口15の後方の一側に設けられている。
前側吸込口18は、ケース体11の前部全幅に亘って横長に形成されている。
前カバー19は、側面視で前側に凸となるように湾曲したカバー本体31と、このカバー本体31の下端部から突出した可撓部32とを備えている。そして、この前カバー19は、第2回転ブラシ24の前側上方を覆っている。
カバー本体31は、上端部が前側吸込口18の上端部に前後方向に回動可能に軸支された軸支部31aとなっている。この軸支部31aは、図示しない付勢手段であるトーションばねなどにより前方に向けて回動するように付勢されている。
可撓部32は、可撓性を有するゴムなどにより形成され、先端部が床面Fに対して離間されている。
モータ21は、ケース体11の左右方向に沿って、このケース体11の吸込口15(後部吸込口部15a)よりも後方である後部寄りに配設され、モータ回転軸21aの先端部に取り付けられた出力プーリ35に駆動伝達手段としてのベルト36が巻き掛けられ、このベルト36が第1回転ブラシ22側にも巻き掛けられていることにより、モータ21の回転によって第1回転ブラシ22が回転されるように構成されている。また、このモータ21は、ケース体11の内部に収容された図示しない駆動手段制御部としての図示しないモータ制御回路を介して駆動が制御されている。このモータ制御回路は、設定ボタン7および掃除機本体1側にそれぞれ電気的に接続され、設定ボタン7による動作設定に対応してモータ21の回転のオン/オフ、すなわちモータ21の駆動を制御可能となっている。
第1回転ブラシ22は、床面Fを掃除するとともに床ブラシ9の走行(前進)を補助するもので、長尺状の第1軸部である第1ブラシ台41と、この第1ブラシ台41に設けられた複数、例えば2つの第1突出清掃部材としての拭取部材である第1ブラシ部材42および複数、例えば2つの第2突出清掃部材としての掻出部材である第1ブレード部材43とを備え、第1ブラシ台41の両端部にプーリ44がそれぞれ取り付けられているとともに、これらプーリ44が軸受45によりそれぞれケース体11に対して回転可能に軸支されている。また、第1回転ブラシ22は、吸込口15の後部吸込口部15aに嵌合して位置し、この後部吸込口部15aから露出している。
第1ブラシ台41は、例えば金属、あるいは合成樹脂などにより形成されている。
各第1ブラシ部材42は、例えばフローリングなどの床面Fを掃除するためのもので、軟質の合成樹脂により形成された多数のブラシ毛42aを植毛して構成され、第1ブラシ台41から径方向に突出し、かつ、第1ブラシ台41の軸方向に連続した壁状に形成されている。また、各第1ブラシ部材42は、第1回転ブラシ22の回転により先端部が側面視で第1ブラシ台41を中心とする仮想円である回転軌道C1上を回転するように構成されている。
各第1ブレード部材43は、例えば絨毯などの床面Fを掃除するためのもので、第1ブラシ部材42よりも硬質で可撓性を有する合成樹脂などにより構成されており、第1ブラシ台41から径方向に突出し、かつ、第1ブラシ台41の軸方向に連続した壁状に形成されている。また、各第1ブレード部材43は、第1回転ブラシ22の回転により先端部が側面視で回転軌道C1と同心の回転軌道C2上を回転するように構成されている。ここで、第1ブレード部材43は、第1ブラシ台41からの突出量が第1ブラシ部材42よりも小さく設定されている。従って、回転軌道C2は回転軌道C1よりも径が小さい。
そして、第1ブラシ部材42と第1ブレード部材43とは、第1ブラシ台41の周方向に交互に配置され、周方向に互いに略等角度に離間されている。
各プーリ44は、第1ブラシ台41の両端部に一体的に取り付けられており、一方のプーリ44(図1中の右側のプーリ44)の外周面には、上記ベルト36が巻き掛けられる図示しないギヤ部が形成されている。
軸受45は、下ケース16の吸込口15の前部吸込口部15bの後方でかつ後部吸込口部15aとこの後部吸込口部15aの両側部との間に形成された第1吸込口部側板部としての後幅部46に対応する位置に設けられ、これら軸受45に第1ブラシ台41の両端部が軸支された状態で、第1回転ブラシ22は、吸込口15の後部吸込口部15aに臨んで、すなわち後部吸込口部15aから露出して位置し、各第1ブラシ部材42の先端側が後部吸込口部15aの開口面よりも外方に突出するとともに、各第1ブレード部材43の先端側が後部吸込口部15aの開口面よりも上方に位置している。
回転体23は、長尺状の回転体回転軸47と、この回転体回転軸47に設けられた複数、例えば2つの回転体第1清掃部材としての拭取部材である回転体ブラシ部材48および複数、例えば2つの回転体第2清掃部材としての掻出部材である回転体ブレード部材49とを備え、回転体回転軸47の両端部が、軸受50によりそれぞれケース体11に対して回転可能に軸支されている。
回転体回転軸47は、例えば金属、あるいは合成樹脂などにより形成されている。また、この回転体回転軸47は、第1回転ブラシ22の第1ブラシ台41よりも軸方向寸法が小さく設定されている。
各回転体ブラシ部材48は、例えばフローリングなどの床面Fを掃除するためのもので、軟質の合成樹脂により形成された多数のブラシ毛48aを植毛して構成され、回転体回転軸47から径方向に突出し、かつ、回転体回転軸47の軸方向に連続した壁状に形成されている。また、各回転体ブラシ部材48は、回転体23の回転により先端部が側面視で回転体回転軸47を中心とする仮想円である回転軌道C3上を回転するように構成されている。
各回転体ブレード部材49は、第2回転ブラシ24を掃除するためのもので、回転体ブラシ部材48よりも硬質で可撓性を有する合成樹脂などにより構成されており、回転体回転軸47から径方向に突出し、かつ、回転体回転軸47の軸方向に連続した壁状に形成されている。また、各回転体ブレード部材49は、回転体23の回転により先端部が側面視で回転軌道C3と同心の回転軌道C4上を回転するように構成されている。ここで、回転体ブレード部材49は、回転体回転軸47からの突出量が回転体ブラシ部材48よりも小さく設定されている。従って、回転軌道C4は回転軌道C3よりも径が小さい。
そして、回転体ブラシ部材48と回転体ブレード部材49とは、回転体回転軸47の周方向に交互に配置され、周方向に互いに略等角度に離間されている。
軸受50は、ケース体11内の吸込口15の前後方向の中心前側寄りの上方にて上ケース17の下面から下方に突出して形成されている。このため、回転体23は、回転ブラシ22,24の間の上側に位置することで吸込口15に対してこれら回転ブラシ22,24の背後に隠れ、この吸込口15から殆ど露出しないように配置されている。
さらに、各軸受50により軸支された状態で、回転体23の各回転体ブラシ部材48の回転軌道C3は、第1回転ブラシ22の第1ブラシ部材42および第1ブレード部材43のそれぞれの回転軌道C1,C2とそれぞれ交差している。また、回転体23の各回転体ブレード部材49の回転軌道C4および回転体回転軸47は、第1回転ブラシ22の第1ブラシ部材42の回転軌道C1とそれぞれ交差している。換言すれば、第1回転ブラシ22の各第1ブラシ部材42は、この第1回転ブラシ22の回転によって、回転体23の各回転体ブラシ部材48、各回転体ブレード部材49および回転体回転軸47の外周面と当接し、各第1ブレード部材43は、回転体23の各回転体ブラシ部材48と当接するように構成され、これら当接によって、第1回転ブラシ22が回転体23を回転させるように構成されている。なお、本実施の形態において、第1回転ブラシ22の各第1ブラシ部材42の先端部は、回転体23の回転体回転軸47に対して接触するように構成されているものの、各第1ブラシ部材42の先端部を回転体回転軸47に接触させないように構成してもよい。
第2回転ブラシ24は、長尺状の軸部としての第2軸部である第2ブラシ台53と、この第2ブラシ台53に設けられた複数、例えば2つの第1清掃部材としての拭取部材である第2ブラシ部材54および複数、例えば2つの第2清掃部材としての掻出部材である第2ブレード部材55とを備え、第2ブラシ台53の両端部が、軸受56によりそれぞれケース体11に対して回転可能に軸支されている。
第2ブラシ台53は、例えば金属、あるいは合成樹脂などにより形成されている。また、この第2ブラシ台53は、吸込口15の前部吸込口部15bの幅寸法よりも大きくケース体11(下ケース16)の略全幅に亘る長さに形成されている。すなわち、この第2ブラシ台53は、第1ブラシ台41および回転体回転軸47よりも軸方向寸法が大きく設定されている。さらに、この第2ブラシ台53は、第1ブラシ台41よりも径寸法が小さく設定されている。
各第2ブラシ部材54は、例えばフローリングなどの床面Fを掃除するためのもので、軟質の合成樹脂により形成された多数のブラシ毛54aを植毛して構成され、第2ブラシ台53から径方向に突出し、かつ、第2ブラシ台53の軸方向に連続した壁状に形成されている。また、各第2ブラシ部材54は、第2回転ブラシ24の回転により先端部が側面視で第2ブラシ台53を中心とする仮想円である回転軌道C5上を回転するように構成されている。
各第2ブレード部材55は、例えば絨毯などの床面Fを掃除するためのもので、第2ブラシ部材54よりも硬質で可撓性を有する合成樹脂などにより構成されており、第2ブラシ台53から径方向に突出し、かつ、第2ブラシ台53の軸方向に連続した壁状に形成されている。また、各第2ブレード部材55は、第2回転ブラシ24の回転により先端部が側面視で回転軌道C5と同心の回転軌道C6上を回転するように構成されている。ここで、第2ブレード部材55は、第2ブラシ台53からの突出量が第2ブラシ部材54よりも小さく設定されている。従って、回転軌道C6は回転軌道C5よりも径が小さい。
そして、第2ブラシ部材54と第2ブレード部材55とは、第2ブラシ台53の周方向に交互に配置され、周方向に互いに略等角度に離間されている。
各軸受56は、吸込口15の前部吸込口部15bとこの前部吸込口部15bの両側部との間に形成された第2吸込口側板部としての僅かな幅部58に対応する位置に設けられ、これら軸受56に第2ブラシ台53の両端部が軸支された状態で、第2回転ブラシ24は、吸込口15の前部吸込口部15bに臨んで、すなわち前部吸込口部15bから露出して位置し、各第2ブラシ部材54の先端側が前部吸込口部15bの開口面よりも外方に突出するとともに、各第2ブレード部材55の先端側が前部吸込口部15bの開口面よりも上方に位置している。
さらに、各軸受56により軸支された状態で、第2回転ブラシ24の各第2ブラシ部材54の回転軌道C5は、回転体23の回転体ブラシ部材48および回転体ブレード部材49のそれぞれの回転軌道C3,C4、および、第1回転ブラシ22の第1ブラシ部材42の回転軌道C1とそれぞれ交差している。また、第2回転ブラシ24の各第2ブレード部材55の回転軌道C6および第2ブラシ台53は、回転体23の回転体ブラシ部材48の回転軌道C3とそれぞれ交差している。換言すれば、回転体23の各回転体ブラシ部材48は、第1回転ブラシ22の回転時のこの第1回転ブラシ22との接触による回転体23の回転によって、第2回転ブラシ24の各第2ブラシ部材54、各第2ブレード部材55および第2ブラシ台53の外周面と当接し、各回転体ブレード部材49は、第2回転ブラシ24の各第2ブラシ部材54と当接するように構成され、これら当接によって、回転体23が第2回転ブラシ24を回転させるように構成されている。
接続管12は、ケース体11内に区画され吸込口15および前側吸込口18に連通する空間部59と連通している。また、この接続管12は、ケース体11に対して周方向などに回動可能に連結されている。
次に、上記一実施の形態の動作を説明する。
まず、作業者は、掃除機本体1の本体吸込口3に、ホース体4、延長管8および床ブラシ9を順次連通接続する。
さらに、作業者が、掃除機本体1から電源コードを引き出して図示しないコンセントに接続した後、把持部6を把持して所定の設定ボタン7を操作すると、この設定ボタン7により設定された動作モードに応じて電動送風機2が駆動される。
そして、作業者は、把持部6を把持して図3に示すように床面上で床ブラシ9を前後に走行させ、吸込口15および前側吸込口18から塵埃を空気とともに吸い込む。
この掃除作業において、例えばフローリングなどの比較的硬い床面Fを掃除する場合には、床ブラシ9の各回転ブラシ22,24の各ブラシ部材42,54が床面Fに当接し、例えば毛足の長い絨毯などの床面Fを掃除する場合には、床ブラシ9が床面Fに対して沈み込むことで、各回転ブラシ22,24の各ブラシ部材42,54が床面Fに入り込み、各ブレード部材43,55が床面Fに接触する。
これらの状態で、作業者が所定の設定ボタン7を操作すると、モータ制御回路がモータ21の駆動を制御してこのモータ21を図2中の時計回り方向、すなわち床ブラシ9の前方向へと回転させる。
すると、このモータ21のモータ回転軸21aに取り付けられた出力プーリ35と第1回転ブラシ22の一方のプーリ44との間に巻き掛けられたベルト36によって、モータ21の回転が第1回転ブラシ22へと伝達され、この第1回転ブラシ22が図2中の時計回り方向に回転駆動される。
この第1回転ブラシ22の回転により、この第1回転ブラシ22の各第1ブラシ部材42が回転体23の各部材48,49に当接するとともに、第1回転ブラシ22の各第1ブレード部材43が回転体23の各回転体ブラシ部材48に当接することで、回転体23が第1回転ブラシ22の回転方向と反対方向、すなわち図2中の反時計回り方向、換言すれば床ブラシ9の後方向へと回転する。
さらに、この回転体23の回転により、この回転体23の各回転体ブラシ部材48が第2回転ブラシ24の各部材54,55に当接するとともに、回転体23の各回転体ブレード部材49が第2回転ブラシ24の各第2ブラシ部材54に当接することで、第2回転ブラシ24が回転体23の回転方向と反対方向、すなわち図2中の時計回り方向、換言すれば第1回転ブラシ22の回転方向と同じ床ブラシ9の前方向へと回転する。
そして、各回転ブラシ22,24の回転により、フローリングなどの掃除の場合には、各ブラシ部材42,54が床面Fを磨くように掃除し、毛足の長い絨毯などの掃除の場合には、床面Fに入り込んだ塵埃が各ブラシ部材42,54と各ブレード部材43,55によって掻き出され、吸込口15および前側吸込口18から空間部59を介して接続管12側へと吸い込まれる。
さらに、各ブラシ部材42,54や各ブレード部材43,55に付着した塵埃は、ブラシ部材42,54同士の当接、および、回転体23の各部材48,49との当接などによってそれぞれ掻き取られる。
また、壁際などの掃除の際には、作業者が床ブラシ9の前側を壁に押し当てることにより、前カバー19が軸支部31aを中心として後方に回動して後面が第2回転ブラシ24の各第2ブラシ部材54などに接触し、第2回転ブラシ24が相対的に床ブラシ9の前側吸込口18から前方に突出して、この相対的に突出した第2回転ブラシ24の回転によって、壁際などの塵埃を前側吸込口18から吸い込む。
床ブラシ9から空気とともに吸い込んだ塵埃は、延長管8およびホース体4を介して、本体吸込口3から集塵部へと運ばれ、この集塵部に捕集され、この塵埃が捕集された空気が電動送風機2を介して図示しない排気孔から掃除機本体1の外部へと排気される。
上述したように、上記一実施の形態では、モータ21により回転させた第1回転ブラシ22の各部材42,43を回転体23の各部材48,49に接触させることで回転体23を回転させ、この回転体23の各部材48,49を第2回転ブラシ24の各部材54,55に接触させることで第2回転ブラシ24を回転させる構成とした。
すなわち、モータにより回転ブラシを直接回転させる従来の構成では、モータから回転ブラシへと回転を伝達するためのベルトやギヤなどの機構を回転ブラシの側方などに要し、ケース体の幅寸法に対してこの機構の分、幅寸法を取らなければならなくなり、このような機構の部分に吸込口を設けることができないので、この機構に対向する位置に掃除残りが生じるのに対して、本実施の形態によれば、第2回転ブラシ24の軸方向の両端部側方にモータ21の動力を第2回転ブラシ24へと伝達するための各種機構を要さず、第2回転ブラシ24をケース体11の略全幅に亘って形成でき、部品点数を増加させることなく掃除残りを低減できる。
換言すれば、本実施の形態は、第2回転ブラシ24の両端部の軸受56,56(幅部58,58)の部分は僅かに形成されるものの、上記機構の分だけ従来の構成では吸い込むことができなかった部分の塵埃を、吸い込むことが可能になり、掃除残りが殆どないようにできる。
特に、第2回転ブラシ24の軸方向寸法をケース体11の略全幅としているため、床面Fの角部などを掃除する際にも、この角部の塵埃をも吸込口15および前側吸込口18から吸い込むことが可能となり、床面Fの隅々まで掃除が可能になる。
また、各回転ブラシ22,24が同一方向に回転することにより、これら回転ブラシ22,24によって床面Fをより効率よく掃除できる。
すなわち、各回転ブラシ22,24は、各ブラシ部材42,54が床ブラシ9の前進方向へと回転して床面Fと接触する、換言すれば、各ブラシ部材42,54が床ブラシ9の前進方向に食い込むように回転することにより、床ブラシ9を前進させた際に、各回転ブラシ22,24の回転の相対速度、すなわち各ブラシ部材42,54の床面Fへの相対接触速度が向上するため、塵埃の除去効率を向上できるとともに、床ブラシ9を前進させた際にも、前方の塵埃を第2回転ブラシ24が巻き込むので、塵埃を前方へと弾き飛ばすことなく確実に吸い込むことができ、かつ、床ブラシ9の前進時に、回転している各回転ブラシ22,24がこの前進を補助するので、走行性を向上できる。
さらに、第2回転ブラシ24は、第2ブラシ台53に対して、第2ブラシ部材54と、この第2ブラシ部材54よりも第2ブラシ台53からの突出量が小さい第2ブレード部材55とを突出させ、モータ21によって回転される第1回転ブラシ22との当接によって回転される回転体23の各回転体ブラシ部材48に第2ブラシ部材54よりも硬質の第2ブレード部材55を当接させることで回転することにより、回転体23の回転を第2回転ブラシ24に確実に伝えることができ、第2回転ブラシ24を確実に回転させることができる。
そして、回転体23は、回転体回転軸47に対して複数の部材48,49を突出させてこれら部材48,49を各回転ブラシ22,24の各部材42,43,54,55に当接可能とすることにより、第1回転ブラシ22の回転に伴う回転体23および第2回転ブラシ24の回転によって回転体23の部材48,49が各回転ブラシ22,24の各部材42,43,54,55に当接することで各回転ブラシ22,24の各部材42,43,54,55に付着した塵埃を除去でき、各回転ブラシ22,24を常時クリーニングできる。
同様に、各回転ブラシ22,24の各ブラシ部材42,54の先端部を接触可能とすることにより、これら回転ブラシ22,24の回転により各ブラシ部材42,54の先端部が当接して、これら各ブラシ部材42,54に付着した塵埃を除去できる。
なお、上記一実施の形態において、回転体23は、第2回転ブラシ24を回転させることが可能であれば、任意の構成とすることが可能である。
また、第1回転ブラシ22は、ベルト36に代えてギヤ列などによりモータ21と接続して回動させてもよい。
さらに、モータ21は、回転体23を回転させるように構成し、この回転体23と各回転ブラシ22,24との当接によってこれら回転ブラシ22,24を回転させるようにしてもよい。
そして、各部材42,43,48,49,54,55は、それぞれ周方向に所定角度、例えば180°捻らずに、直線状に形成してもよく、また、各部材42,43、各部材48,49および各部材54,55は、第1ブラシ台41、回転体回転軸47および第2ブラシ台53と別体に形成してこれら第1ブラシ台41、回転体回転軸47および第2ブラシ台53にそれぞれ取り付けてもよいし、これら第1ブラシ台41、回転体回転軸47および第2ブラシ台53とそれぞれ一体的に形成してもよい。
また、回転体23および各回転ブラシ22,24は、複数種類の部材をそれぞれ有しているが、例えば3種類以上の異なる部材を互いに異なる突出量や互いに等しい突出量で突出させたり、あるいは1種類の部材のみを互いに異なる突出量や互いに等しい突出量で複数突出させたりしてもよい。
さらに、床ブラシ9に、この床ブラシ9の走行方向を検出するスイッチなどの走行方向検出手段を設け、この走行方向検出手段により検出した床ブラシ9の走行方向に対応してモータ21の回転方向を切り換えてもよい。この場合には、各回転ブラシ22,24が床ブラシ9の前進時および後退時のそれぞれでこの床ブラシ9の走行方向に沿って回転するため、より確実に走行補助できる。
さらに、電気掃除機の細部は、上記構成に限定されるものではない。
本発明の一実施の形態の吸込口体を示す底面図である。 同上吸込口体を示す縦断面図である。 同上吸込口体を備えた電気掃除機を示す斜視図である。
符号の説明
1 掃除機本体
2 電動送風機
9 吸込口体としての床ブラシ
11 吸込口体本体としてのケース体
21 駆動手段としてのモータ
22 第1回転清掃体としての第1回転ブラシ
23 回転体
24 第2回転清掃体としての第2回転ブラシ
53 軸部としての第2ブラシ台
54 第1清掃部材としての第2ブラシ部材
55 第2清掃部材としての第2ブレード部材
F 被掃除面としての床面

Claims (4)

  1. 吸込口体本体と、
    この吸込口体本体に回転可能に設けられ、被掃除面の塵埃を掃除する第1回転清掃体と、
    前記吸込口体本体に回動可能に設けられ、前記第1回転清掃体と接触する回転体と、
    前記第1回転清掃体と前記回転体とのいずれか一方を回転させる駆動手段と、
    前記吸込口体本体の略全幅に亘る軸寸法を有し、前記吸込口体本体の前記第1回転清掃体よりも前方で両端部が回転可能に軸支され、前記回転体との接触により回転駆動されて被掃除面の塵埃を掃除する第2回転清掃体と
    を具備したことを特徴とした吸込口体。
  2. 第1回転清掃体と第2回転清掃体とは、互いに接触している
    ことを特徴とした請求項1記載の吸込口体。
  3. 第2回転清掃体は、
    両端部が吸込口体本体に軸支された軸部と、
    この軸部の外周部から突出した第1清掃部材と、
    この第1清掃部材よりも硬質に設けられ、前記軸部の外周部から前記第1清掃部材の突出量よりも小さい突出量で突出し、回転体に接触する第2清掃部材とを備えている
    ことを特徴とした請求項1または2記載の吸込口体。
  4. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    前記電動送風機の吸込側に連通して前記掃除機本体に接続される請求項1ないし3いずれか一記載の吸込口体と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
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