JP2011113321A - 基準電圧回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細プロセスによる小型化を実現しながら、高い電源電圧変動除去特性を得る基準電圧回路を提供する。
【解決手段】自身のゲートとドレインが接続されたNチャンネルのエンハンスメント型トランジスタである第1のトランジスタM1と、自身のゲートが第1のトランジスタM1のゲートに接続されるとともに自身のソースと接続されたNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第2のトランジスタM2とが第1のトランジスタM1のドレインを介して直列接続され、第1のトランジスタM1及び第2のトランジスタM2のゲートに基準電圧を発生する基準電圧回路であって、閾値が第2のトランジスタM2の閾値よりも絶対値が大きく、且つ電流駆動能力が第2のトランジスタM2の電流駆動能力よりも高いNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第3のトランジスタM3が、第2のトランジスタM2のドレインを介して直列接続されている。
【選択図】図8

Description

本発明は基準電圧回路に関し、特に電圧調整装置に代表される機器のパワーマネージメントに適用して有用なものである。
近年、携帯電話などに代表されるモバイル機器の普及は目覚しく、当該機器の小型化が進んでいる。かかる小型化を可能としたのが半導体集積回路の微細化である。このような半導体集積回路の微細化に伴い、その動作電圧が低下する一方、論理回路の誤動作防止の観点から電源電圧の安定化が要求されている。
ところで、半導体集積回路の電源電圧の供給を担う電圧調整装置に代表されるパワーマネージメントICに入力される電源線には、様々な雑音や電圧の揺らぎが含まれている。このため、パワーマネージメントICには、高い電源電圧変動除去特性(PSRR;Power Supply Rejection Ratio)が要求される。ここで、電源電圧変動除去特性とは、電源線に含まれる雑音や電圧の揺らぎの除去能力を表わす指標である。
さらに、パワーマネージメントIC自身の小型化も要求される。このため、微細プロセスを用いた高集積化も進める必要がある。
そこで、従来より高い電源電圧変動除去特性を得るべく様々な基準電圧回路が提案されている。例えば、特許文献1乃至特許文献3が開示する基準電圧回路を挙げることができる。
特許文献1に開示する基準電圧回路は、図21に示すように、Nチャンネルのエンハンスメント型トランジスタである第1のトランジスタM1と、第1のトランジスタM1のドレインを介して直列接続されたNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第2のトランジスタM2とを有し、第1のトランジスタM1と第2のトランジスタM2との閾値VTHの差に起因する基準電圧Vrefを第1のトランジスタM1及び第2のトランジスタM2のゲートに発生する回路を基本回路とするもので、この基本回路に、第2のトランジスタM2のドレインを介して自身のゲートが自身のソースに接続されたNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第3のトランジスタM3を直列接続したものである。
特許文献2に開示する基準電圧回路は、図22に示すように、第3のトランジスタM3とともにNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第13のトランジスタM13でカレントミラー回路を構成し、第1のトランジスタM1のゲートに自身のゲートが接続されたNチャンネルのエンハンスメント型トランジスタである第14のトランジスタM14を第13のトランジスタM13のソースを介して直列接続して構成している。したがって、特許文献1(図21参照)の基準電圧回路における第3のトランジスタM3のゲートをソースに接続しないような構成とすることができる。
特許文献3に開示する基準電圧回路は、図23に示すように、基準電圧発生回路の電源側の前段にボルテージレギュレータを配設したものである。
特許第4084872号公報 特開2007−188245号公報 特開2004−362300号公報
しかしながら、特許文献1では、高周波領域における電源電圧変動除去特性の低下が顕著になってしまう。
特許文献2では高周波領域での電源電圧変動除去特性は改善されるが、プロセスの微細化が進みトランジスタ自体のゲート長変調効果が大きくなってくると、ゲート長変調効果の影響を除去することができず、低周波領域を含む全体的な電源電圧変動除去特性の低下を招来する結果、小型化との両立に問題を生起する。
特許文献3では、高い入力電圧に対して高い電源電圧変動除去特性は得られるものの、基準電圧発生回路の前段に回路規模の大きなボルテージレギュレータを配置しなければならず、パワーマネージメントIC自身の小型化の要求に応えられるものではない。
本発明は、上記従来技術に鑑み、微細プロセスによる小型化を実現しながら、高い電源電圧変動除去特性を得ることができる基準電圧回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の第1の態様は、自身のゲートが自身のドレインと接続されたNチャンネルのエンハンスメント型トランジスタである第1のトランジスタと、自身のゲートが前記第1のトランジスタのゲートに接続されるとともに自身のソースと接続されたNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第2のトランジスタとが前記第1のトランジスタのドレインを介して直列接続され、前記第1のトランジスタ及び第2のトランジスタのゲートに基準電圧を発生する基準電圧回路であって、自身の閾値が前記第2のトランジスタの閾値よりも絶対値が大きく、且つ電流駆動能力が前記第2のトランジスタの電流駆動能力よりも高いNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第3のトランジスタが、前記第2のトランジスタのドレインを介して直列接続され、さらに前記第3のトランジスタのゲートには一定の電圧が印加され、前記第3のトランジスタのサブストレートが前記第1のトランジスタのサブストレートに接続されていることを特徴とする基準電圧回路にある。
本態様によれば、第3のトランジスタのソースとサブストレートとの間の電位差に起因するバックゲートバイアス効果が図21及び図22に示す従来技術に較べてより顕著に発揮される。すなわち、第3のトランジスタは第2のトランジスタに直列接続されているので、両者には同じ電流を流す必要があり、自らバックゲートバイアスをかけて第3のトランジスタのソース電圧を基準電圧よりも若干高い電位に固定しようとする。このとき、本形態では、第3のトランジスタの電流駆動能力を第2のトランジスタのそれよりも大きくするとともに、第3のトランジスタの閾値の絶対値を第2のトランジスタのそれよりも大きくしたので、前記バックゲートバイアスをより効果的にかけることができ、その分より顕著に基準電圧の安定化を図ることができる。
この結果、微細プロセスによるゲート長変調効果に起因した電源電圧変動除去特性の低下を招来することなく、広い周波数帯域で高い電源電圧変動除去特性を得ることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載する基準電圧回路であって、前記第3のトランジスタのゲートには当該記基準電圧回路とは別のバイアス回路が発生するバイアス電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路にある。
本発明の第3の態様は、第1の態様に記載する基準電圧回路であって、前記第3のトランジスタのゲートには前記基準電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路にある。
本発明の第4の態様は、第1の態様に記載する基準電圧回路であって、前記第3のトランジスタのゲートには前記第1のトランジスタのソース電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路にある。
第2乃至第4の態様によれば、第3のトランジスタのゲートに印加される電圧を容易に一定にすることができる。同時に、第1の態様と同様の作用・効果も奏する。
本発明の第5の態様は、第1乃至第4の態様に記載する何れか一つの基準電圧回路において、前記第3のトランジスタのドレインを介して前記第3のトランジスタに直列接続されたNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第4のトランジスタを有し、前記第4のトランジスタのゲートには当該基準電圧回路とは別のバイアス回路から所定のバイアス電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路にある。
本態様によれば、第3のトランジスタのドレインを介して第4のトランジスタを直列接続し、且つ第4のトランジスタには所定のバイアス電圧を印加するようにしたので、入力側の電源電圧が変動しても第4のトランジスタ自身のチャネル抵抗が変化することにより第4のトランジスタのソース側の電圧、すなわち第3のトランジスタのドレイン側の電圧の変動が抑制され、かかる抑制効果と前述の如き第1の実施の形態の作用効果とが重畳されることでさらに高い電源電圧変動除去特性を得ることができる。
本発明の第6の態様は、第5の態様に記載する基準電圧回路において、前記第4のトランジスタの閾値が前記第2のトランジスタの閾値と同じであることを特徴とする基準電圧回路にある。
本発明の第7の態様は、第5の態様に記載する基準電圧回路において、前記第4のトランジスタの閾値が前記第3のトランジスタの閾値と同じであることを特徴とする基準電圧回路にある。
本発明の第8の態様は、自身のゲートとソースとが接続されたNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第2のトランジスタによって決定される電流がカレントミラー回路を介してNチャンネルのエンハンスメント型トランジスタである第1のトランジスタに供給され、これに伴い前記第1のトランジスタのゲートに基準電圧が発生される基準電圧回路であって、自身の閾値が前記第2のトランジスタの閾値よりも絶対値が大きく、且つ電流駆動能力が前記第2のトランジスタの電流駆動能力よりも高いNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第3のトランジスタが、前記第2のトランジスタのドレインを介して直列接続されるとともに自身のドレインを介して前記カレントミラー回路に接続され、さらに前記第3のトランジスタのゲートには一定の電圧が印加され、前記第3のトランジスタのサブストレートが前記第1のトランジスタのサブストレートに接続されていることを特徴とする基準電圧回路にある。
本態様によれば、カレントミラー回路により第1のトランジスタ及び第2のトランジスタに電源電圧から供給される電流を分流させるようにしたので、第1のトランジスタ乃至第3のトランジスタを直列に接続した第1の態様の場合よりも低い電源電圧での動作が可能となると同時に、第1の態様と同様の作用効果が発揮される結果、第1の態様と同様に広い周波数帯域で高い電源電圧変動除去特性を得ることができる。
本発明の第9の態様は、第8の態様に記載する基準電圧回路であって、前記第3のトランジスタのゲートには当該基準電圧回路とは別のバイアス回路が発生するバイアス電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路にある。
本発明の第10の態様は、第8の態様に記載する基準電圧回路であって、前記第3のトランジスタのゲートには前記基準電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路にある。
本発明の第11の態様は、第8の態様に記載する基準電圧回路であって、前記第3のトランジスタのゲートには前記第1のトランジスタのソース電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路にある。
第9乃至第11の態様によれば、第3のトランジスタのゲートに印加される電圧を容易に一定にすることができる。また、第8の態様と同様の作用・効果も奏する。
本発明の第12の態様は、第8乃至第11の態様に記載する何れか一つの基準電圧回路において、前記第3のトランジスタのドレインを介して前記第3のトランジスタに直列接続されるとともに自身のドレインを介して前記カレントミラー回路に接続されているNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第4のトランジスタを有し、前記第4のトランジスタのゲートには当該基準電圧回路とは別のバイアス回路から所定のバイアス電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路にある。
本態様によれば、第3のトランジスタのドレインを介して第4のトランジスタをカレントミラー回路との間に直列接続し、且つ第4のトランジスタには所定のバイアス電圧を印加するようにしたので、入力側の電源電圧が変動しても第4のトランジスタ自身のチャネル抵抗が変化することにより第4のトランジスタのソース側の電圧、すなわち第3のトランジスタのドレイン側の電圧の変動が抑制される。この結果、かかる抑制効果と第1のトランジスタ乃至第3のトランジスタを直列に接続した第5の態様の場合よりも低い電源電圧での動作が可能となると同時に、第8の実施の形態に較べてさらに高い電源電圧変動除去特性を得ることができる。
本発明の第13の態様は、第12の態様に記載する基準電圧回路において、前記第4のトランジスタの閾値が前記第2のトランジスタの閾値と同じであることを特徴とする基準電圧回路にある。
本発明の第14の態様は、第12の態様に記載する基準電圧回路において、前記第4のトランジスタの閾値が前記第3のトランジスタの閾値と同じであることを特徴とする基準電圧回路にある。
本発明によれば、第3のトランジスタのソースとサブストレートとの間の電位差に起因するバックゲートバイアス効果による基準電圧の安定化とも相俟って、微細プロセスによるゲート長変調効果に起因した電源電圧変動除去特性の低下を招くことなく、広い周波数帯域で高い電源電圧変動除去特性を得ることができる。
さらに、本発明は微細プロセスのみならず、高耐圧プロセスやそれらの混載プロセス等にも適用が可能なため、幅広いアプリケーションでの展開を図ることができる。この結果、パワーマネージメントICの小型化と高い電源電圧変動除去特性を同時に実現することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 第1乃至第4の実施の形態における第3のトランジスタM3と第2のトランジスタM2との電流駆動能力比(M3/M2)に対する電源電圧変動除去特性の関係を示す特性図である。 第1乃至第4の実施の形態における第2のトランジスタM2と第3のトランジスタM3との閾値の差に対する電源電圧変動除去特性の関係を示す特性図である。 第1乃至第4の実施の形態における第3のトランジスタM3と第2のトランジスタM2との電流駆動能力比(M3/M2)が12.5で、第2のトランジスタM2と第3のトランジスタM3との閾値の差が0.5(V)の場合における電源電圧変動除去特性を図21に示す従来技術との比較において示す特性図である。 本発明の第5の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 本発明の第6の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 本発明の第7の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 本発明の第8の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 本発明の第9の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 本発明の第10の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 本発明の第11の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 本発明の第12の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 本発明の第13の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 本発明の第14の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 本発明の第15の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 本発明の第16の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る基準電圧回路を有するボルテージレギュレータの一例を示す回路図である。 従来技術(特許文献1)に係る基準電圧回路を示す回路図である。 従来技術(特許文献2)に係る基準電圧回路を示す回路図である。 従来技術(特許文献3)に係る基準電圧回路を示すブロック線図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。なお、各実施の形態において、機能的に同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1乃至第4の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。同図に示すように、第1の実施の形態に係る基準電圧回路は、自身のゲートが自身のドレインと接続されたNチャンネルのエンハンスメント型トランジスタである第1のトランジスタM1と、自身のゲートが第1のトランジスタM1のゲートに接続されるとともに自身のソースと接続されたNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第2のトランジスタM2とが第1のトランジスタM1のドレインを介して直列接続された基本回路を有している。この基本回路では、第1のトランジスタM1の閾値VTHと第2のトランジスタM2の閾値VTHとの差で規定される基準電圧Vrefが第1のトランジスタM1及び第2のトランジスタM2のゲート(第1のトランジスタM1のドレイン及び第2のトランジスタM2のソース)に得られる。
Nチャンネルのディプレッション型トランジスタである第3のトランジスタM3は、自身の閾値が第2のトランジスタM2の閾値よりも絶対値が大きく、且つ電流駆動能力が第2のトランジスタM2の電流駆動能力よりも高く、第2のトランジスタM2のドレインを介して直列接続されている。ここで、電流駆動能力を高くするには、チャネル長Lを小さくする方法と、チャネル幅Wを大きくする方法及びその両方を実施する方法がある。通常第2のトランジスタM2のチャネル長Lは大きく設定されているため、トランジスタサイズを考慮すると第3のトランジスタM3のチャネル長Lを小さくする方法が面積効率的に有利である。
さらに、第3のトランジスタM3のゲートには一定の電圧が印加される。第1の実施の形態では第3のトランジスタM3のゲートを第1のトランジスタM1及び第2のトランジスタM2のゲートに共通に接続することで、一定電圧である基準電圧Vrefが印加されるようになっている。
また、第3のトランジスタM3のサブストレートは第1のトランジスタM1のサブストレートに接続されている。第1の実施の形態における第3のトランジスタM3のサブストレートは第1のトランジスタM1のサブストレートとともにGNDに接続されている。
Nチャンネルのディプレッション型トランジスタである第4のトランジスタM4は第3のトランジスタM3のドレインを介して第3のトランジスタM3に直列接続されている。ここで、第4のトランジスタM4のゲートには当該基準電圧回路とは別のバイアス回路1から所定のバイアス電圧が印加されており、第4のトランジスタM4のドレインには、図示しない電源からの電源電圧Vinが印加されている。ここで、第4のトランジスタM4の閾値は第2のトランジスタM2の閾値又は第3のトランジスタM3の閾値と同じであっても良い。
さらに、第1の実施の形態においては、第4のトランジスタM4のサブストレートも第2のトランジスタのサブストレートとともに第1のトランジスタM1及び第3のトランジスタM3と同様にGNDに接続されている。ただ、第2のトランジスタM2及び第4のトランジスタM4のサブストレートに関しては必ずしも第1のトランジスタM1及び第3のトランジスタM3のサブストレートと同電位にする必要はない。
第1の実施の形態では第3のトランジスタM3のゲートには一定電圧である基準電圧Vrefを印加するようにしたが、これに限る必要はない。例えば、図2に示す第2の実施の形態のように、GND電圧が印加されるように構成しても良く、また図3及び図4に示す第3及び第4の実施の形態のように、当該基準電圧回路とは別のバイアス回路1,2,3が発生するバイアス電圧が印加されるように構成しても良い。なお、図3及び図4に示す第3及び第4の実施の形態は、本質的には同様の構成であるが、第3の実施の形態は第4のトランジスタM4のバイアス回路1と独立に第3のトランジスタM3のバイアス回路2を設けた場合であり、第4の実施の形態は第4のトランジスタM4と第3のトランジスタM3とで共通のバイアス回路3を設けた場合である。
かかる第1乃至第4の実施の形態によれば、エンハンスメント型トランジスタである第1のトランジスタM1の閾値VTHと、ディプレッション型トランジスタである第2のトランジスタM2の閾値VTHとの差に基づいて基準電圧Vrefが規定される。
プロセスの微細化が進むとゲート長変調効果が大きくなり、その結果図21、図22に示す従来技術においては高い電源電圧変動除去特性を維持することが困難になる。
これに対し、第1乃至第4の実施の形態においては、第2のトランジスタM2に対して第3のトランジスタM3が直列接続されており、しかも第3のトランジスタM3の閾値の絶対値が第2のトランジスタM2の閾値の絶対値よりも大きく、また第3のトランジスタM3の電流駆動能力が第2のトランジスタM2よりも大きく設定されており、さらに第3のトランジスタM3のゲートに一定の電圧が印加されるとともに、第3のトランジスタM3のサブストレートが第1のトランジスタM1のサブストレートに接続されているので、第3のトランジスタM3のソースとサブストレートとの間の電位差に起因するバックゲートバイアス効果が図21及び図22に示す従来技術に較べてより顕著に発揮される。すなわち、第3のトランジスタM3は第2のトランジスタM2に直列接続されているので、両者には同じ電流を流す必要があり、自らバックゲートバイアスをかけて第3のトランジスタM3のソース電圧が基準電圧Vrefよりも若干高い電位に固定しようとする。このとき、第1乃至第4の実施の形態では、前述の如き固有の構成要件を有するので、前記バックゲートバイアスをより効果的にかけることができ、その分より顕著に基準電圧の安定化を図ることができる。
さらに、第1乃至第4の実施の形態によれば、第3のトランジスタM3のドレインを介して第4のトランジスタM4を直列接続し、且つ第4のトランジスタM4には所定のバイアス回路1,3から所定のバイアス電圧を印加するようにしたので、入力側の電源電圧Vinが変動しても第4のトランジスタM4自身のチャネル抵抗が変化することにより第4のトランジスタM4のソース側の電圧、すなわち第3のトランジスタM3のドレイン側の電圧の変動が抑制され、かかる抑制効果と前述の如き第3のトランジスタM3による作用効果とが重畳されることでさらに高い電源電圧変動除去特性を得ることができる。
図5は、第1乃至第4の実施の形態における第3のトランジスタM3と第2のトランジスタM2との電流駆動能力比(M3/M2)に対する電源電圧変動除去特性(PSRR)の関係を示す特性図である。同図を参照すれば、チャネル長L乃至チャネル幅Wを調整して第3のトランジスタM3の電流駆動能力を第2のトランジスタM2の電流駆動能力に対して大きくしていくと電源電圧変動除去特性が大きく改善されることが分かる。ここで、第2のトランジスタM2の閾値は−0.50(V)、第3のトランジスタM3の閾値は−0.85(V)に選定してある。
図6は第1乃至第4の実施の形態における第2のトランジスタM2と第3のトランジスタM3との閾値VTHの差に対する電源電圧変動除去特性の関係を示す特性図である。同図を参照すれば、第2のトランジスタM2と第3のトランジスタM3との閾値VTHの差が大きい程、電源電圧変動除去特性が向上することが分かる。基準電源回路として最近要求されるようになってきた−88dBの電源電圧変動除去特性を実現するには、閾値VTHの差が0.35(V)以上であることが望ましい。なお、従来は10kHzにおける電源電圧変動除去特性に関して−60〜−70dBで十分満足とされていた。
さらに、図7は第1乃至第4の実施の形態における第3のトランジスタM3と第2のトランジスタM2との電流駆動能力比(M3/M2)が12.5で、第2のトランジスタM2と第3のトランジスタM3との閾値VTHの差が0.5(V)の場合における電源電圧変動除去特性を図21に示す従来技術との比較において示す特性図である。同図を参照すれば、前記従来技術に較べ、本発明の第1乃至第4の実施の形態の場合が、広い周波数領域において顕著に電源電圧変動除去特性が改善されていることが分かる。また、第1乃至第4の実施の形態では、最近要求されるようになってきた−88dBの電源電圧変動除去特性を容易に実現し得るのに対し、従来技術では従来要求されていた−60〜−70dBを満足しているに過ぎないことが明確に示されている。
<第5乃至第7の実施の形態>
上記第1乃至第4の実施の形態は全て第4のトランジスタM4を有する場合であるが、この第4のトランジスタM4は省略することもできる。すなわち、図8乃至図10に示す第5乃至第7の実施の形態のように構成することもできる。図8に示す第5の実施の形態が図1に示す第1の実施の形態から第4のトランジスタM4を省略したものであり、同様に図9に示す第6の実施の形態が図2に示す第2の実施の形態から、図10に示す第7の実施の形態が図3に示す第3の実施の形態から第4のトランジスタM4をそれぞれ省略した場合である。
この結果、第5乃至第7の実施の形態では、第4のトランジスタM4を省略しているので、第1乃至第4の実施の形態の場合よりも低い電源電圧Vinでの動作が可能となる。同時に、第1乃至第4の実施の形態に較べ、若干電源電圧変動除去特性は劣るが、図21及び図22に示す従来技術に係る基準電圧回路の場合よりも、高い電源電圧変動除去特性を得ることができる。第5乃至第7の実施の形態でも、第3のトランジスタM3のソースとサブストレートとの間の電位差に起因するバックゲートバイアス効果が図21及び図22に示す従来技術に較べてより顕著に発揮されるからである。
<第8乃至第10の実施の形態>
図11は本発明の第8の実施の形態に係る基準電圧回路を示す回路図である。同図に示すように、第8の実施の形態に係る基準電圧回路は、自身のゲートとソースとが接続された第2のトランジスタM2によって決定される電流がカレントミラー回路を介して第1のトランジスタM1に供給されるように構成した基本回路に、図1に示す第1の実施の形態に係る基準電圧回路の構成を組み合わせたものである。さらに詳言すると、カレントミラー回路は、Pチャンネルのエンハンスメント型トランジスタである第5のトランジスタM5とPチャンネルのエンハンスメント型トランジスタである第6のトランジスタM6とからなり、これら第5及び第6のトランジスタM5,M6のドレインに電源電圧Vinが印加されている。かかるカレントミラー回路と第2のトランジスタM2のドレインとの間に第3のトランジスタM3と第4のトランジスタM4とが直列に接続されている。ここで、第3のトランジスタM3は自身の閾値が前記M2の閾値よりも絶対値が大きく、且つ電流駆動能力が前記第2のトランジスタM2の電流駆動能力よりも高く設定されている。しかも第3のトランジスタM3のゲートは第2のトランジスタM2のゲートとともに一定の電圧であるGNDに接続されるとともに、そのサブストレートは第1のトランジスタM1のサブストレートと同様にGNDに接続されている。また、第4のトランジスタM4のゲートには当該基準電圧回路とは別のバイアス回路1から所定のバイアス電圧が印加される。
第4のトランジスタM4の閾値は第2のトランジスタM2の閾値又は第3のトランジスタM3の閾値と同じであっても良い。さらに、第8の実施の形態においては、第4のトランジスタM4のサブストレートも第2のトランジスタのサブストレートとともに第1のトランジスタM1及び第3のトランジスタM3と同様にGNDに接続されている。ただ、第2のトランジスタM2及び第4のトランジスタM4のサブストレートに関しては必ずしも第1のトランジスタM1及び第3のトランジスタM3のサブストレートと同電位にする必要はない。
一方、第1のトランジスタM1のゲートは、Nチャンネルのディプレッション型トランジスタである第7のトランジスタM7のソースに接続されるとともに、抵抗Rを介してGNDに接続されている。また、第7のトランジスタM7のドレインには電源電圧Vinが印加されている。この結果、第1のトランジスタM1のゲートには第1のトランジスタM1の閾値VTHと第2のトランジスタM2の閾値VTHとの差に基づく基準電圧Vrefが得られる。
また、図12に示す第9の実施の形態のように、第1のトランジスタM1のゲートに接続された抵抗R1,R2の抵抗比で基準電圧Vrefよりも高圧の基準電圧Vref1を得るように構成しても良い。この場合の基準電圧Vref1は次式(1)で与えられる。
Vref1={(R1+R2)/R1}×Vref ・・・ (1)
さらに、図13に示す第10の実施の形態のように、第1のトランジスタM1のゲートに接続された抵抗R1,R2の抵抗比で基準電圧Vrefよりも低圧の基準電圧Vref2を得るように構成しても良い。この場合の基準電圧Vref2は次式(2)で与えられる。
Vref2={R1/(R1+R2)}×Vref ・・・ (2)
上述の如き第8乃至第10の実施の形態によれば、カレントミラー回路により第1のトランジスタM1,第2のトランジスタM2に電源から供給される電流を分流させるようにしたので、第1のトランジスタM1乃至第4のトランジスタM4を直列に接続した第1の実施の形態の場合よりも低い電源電圧Vinでの動作が可能となると同時に、第1の実施の形態と同様の作用効果が発揮される結果、第1の実施の形態と同様に広い周波数帯域で高い電源電圧変動除去特性を得ることができる。
<他の実施の形態>
図11乃至図13に示す第8乃至第10の実施の形態に係る基準電圧回路は、カレントミラー回路と図1に示す第1の実施の形態に係る基準電圧回路の構成とを組み合わせたものであるが、かかる組み合わせに限定するものではない。第2乃至第7の実施の形態に係る基準電圧回路の何れとも組み合わせることができる。すなわち、図11乃至図13に示すカレントミラー回路を構成する第5のトランジスタM5に接続されるブロックAを、図14乃至図19に示すブロックA1乃至A6で置換することができる。これらを第11乃至第16の実施の形態としてさらに詳細に説明する。
図14に示す第11の実施の形態におけるブロックA1は、図2に示す第2の実施の形態に対応する構成を基本とし、第3のトランジスタM3のゲートに基準電圧Vrefを印加するように構成して図11のブロックAを置換したものである。
図15に示す第12の実施の形態におけるブロックA2は、図3に示す第3の実施の形態に対応する構成で、図16に示す第13の実施の形態におけるブロックA3は、図4に示す第4の実施の形態に対応する構成で、図17に示す第14の実施の形態におけるブロックA4は、図8に示す第5の実施の形態に対応する構成で、それぞれ図11に示すブロックAを置換したものである。
図18に示す第15の実施の形態におけるブロックA5は、図9に示す第6の実施の形態に対応する構成を基本とし、第3のトランジスタM3のゲートに基準電圧Vrefを印加するように構成して図11のブロックAを置換したものである。
図19に示す第16の実施の形態におけるブロックA6は、図10に示す第7の実施の形態に対応する構成で図11に示すブロックAを置換したものである。
なお、図12乃至図13に示すブロックAを、ブロックA1乃至A6で置換した構成の各基準電圧回路も,勿論本発明の各実施の形態として含めることができる。
さらに、上記各実施の形態はP型シリコン基板にNチャンネルMOSトランジスタを形成した場合について説明したが、N型シリコン基板にPウェル領域を形成し、その領域内にNチャンネルMOSを形成した場合でも同様の効果が得られる。この場合の基板電位とは互いに接続されたPウェル領域の電位のことである。すなわち、半導体基板の極性には依存しない。また、本発明の効果はゲート電極の極性や不純物濃度にも影響を受けない。
本発明は、入力電圧が例えば10V以上の高電圧電源の場合にも、同様の効果を奏することができる。この場合は、第3のトランジスタM3と第4のトランジスタM4を高耐圧用トランジスタ、例えばLocosオフセット型トランジスタやマスクLDD型トランジスタ等を用いれば良い。この際、第1のトランジスタM1や第2のトランジスタM2は低耐圧用であるコンベンショナル型トランジスタのままでも良いし、高耐圧用トランジスタでも良い。この場合、ゲート酸化膜厚やドレイン構造が異なる場合が多いので、電流駆動能力比はトランジスタサイズ比にはならず、ゲート酸化膜厚やドレイン抵抗を含めた電流駆動能力で考える必要がある。
<ボルテージレギュレータ>
図20は図1に示す第1の実施の形態に係る基準電圧回路を有するボルテージレギュレータの一例を示す回路図である。同図に示すように、当該ボルテージレギュレータは、抵抗R3,R4の分圧比で規定されて出力電圧Voutに追従するフィードバック電圧Vfbと所定の基準電圧Vrefとを差動増幅器5の入力とすることにより、両者の偏差に応じて第10のトランジスタM10のオン抵抗を制御することで出力電圧Voutを一定に調整する。ここで、第11及び第12のトランジスタM11,M12は電流源Irefが供給する電流で第4のトランジスタM4のゲートに印加する一定電圧を発生するバイアス回路を構成している。
かくして次式(3)で示す出力電圧Voutが得られる。
Vout={(R3+R4)/R3}×Vref ・・・ (3)
ここで、基準電圧Vrefを発生するのが本発明の各実施の形態に係る基準電圧回路である。図20は、そのブロックB内に示すように、基準電圧回路を第1の実施の形態で構成した場合を示している。ブロックB内の基準電圧回路は、勿論第2乃至第10の実施の形態に係る基準電圧回路で置き換えることができる。
本発明は電源電圧の供給を担う電圧調整装置に代表されるパワーマネージメントICである基準電圧回路を製造・販売する産業分野において有効に利用することができる。
1,2,3 バイアス回路 ,
Vin 電源電圧
Vref 基準電圧
R、R,R 抵抗
M1 第1のトランジスタ(Nチャンネルのエンハンスメント型トランジスタ)
M2 第2のトランジスタ(Nチャンネルのディプレッション型トランジスタ)
M3 第3のトランジスタ(Nチャンネルのディプレッション型トランジスタ)
M4 第4のトランジスタ(Nチャンネルのディプレッション型トランジスタ)
M5 第5のトランジスタ(Pチャンネルのエンハンスメント型トランジスタ)
M6 第6のトランジスタ(Pチャンネルのエンハンスメント型トランジスタ)
M7 第7のトランジスタ(Nチャンネルのディプレッション型トランジスタ)

Claims (14)

  1. 自身のゲートが自身のドレインと接続されたNチャンネルのエンハンスメント型トランジスタである第1のトランジスタと、自身のゲートが前記第1のトランジスタのゲートに接続されるとともに自身のソースと接続されたNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第2のトランジスタとが前記第1のトランジスタのドレインを介して直列接続され、前記第1のトランジスタ及び第2のトランジスタのゲートに基準電圧を発生する基準電圧回路であって、
    自身の閾値が前記第2のトランジスタの閾値よりも絶対値が大きく、且つ電流駆動能力が前記第2のトランジスタの電流駆動能力よりも高いNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第3のトランジスタが、前記第2のトランジスタのドレインを介して直列接続され、
    さらに前記第3のトランジスタのゲートには一定の電圧が印加され、前記第3のトランジスタのサブストレートが前記第1のトランジスタのサブストレートに接続されていることを特徴とする基準電圧回路。
  2. 請求項1に記載する基準電圧回路であって、
    前記第3のトランジスタのゲートには当該基準電圧回路とは別のバイアス回路が発生するバイアス電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路。
  3. 請求項1に記載する基準電圧回路であって、
    前記第3のトランジスタのゲートには前記基準電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路。
  4. 請求項1に記載する基準電圧回路であって、
    前記第3のトランジスタのゲートには前記第1のトランジスタのソース電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路。
  5. 請求項1乃至請求項4に記載する何れか一つの基準電圧回路において、
    前記第3のトランジスタのドレインを介して前記第3のトランジスタに直列接続されたNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第4のトランジスタを有し、
    前記第4のトランジスタのゲートには当該基準電圧回路とは別のバイアス回路から所定のバイアス電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路。
  6. 請求項5に記載する基準電圧回路において、
    前記第4のトランジスタの閾値が前記第2のトランジスタの閾値と同じであることを特徴とする基準電圧回路。
  7. 請求項5に記載する基準電圧回路において、
    前記第4のトランジスタの閾値が前記第3のトランジスタの閾値と同じであることを特徴とする基準電圧回路。
  8. 自身のゲートとソースとが接続されたNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第2のトランジスタによって決定される電流がカレントミラー回路を介してNチャンネルのエンハンスメント型トランジスタである第1のトランジスタに供給され、これに伴い前記第1のトランジスタのゲートに基準電圧が発生される基準電圧回路であって、
    自身の閾値が前記第2のトランジスタの閾値よりも絶対値が大きく、且つ電流駆動能力が前記第2のトランジスタの電流駆動能力よりも高いNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第3のトランジスタが、前記第2のトランジスタのドレインを介して直列接続されるとともに自身のドレインを介して前記カレントミラー回路に接続され、
    さらに前記第3のトランジスタのゲートには一定の電圧が印加され、前記第3のトランジスタのサブストレートが前記第1のトランジスタのサブストレートに接続されていることを特徴とする基準電圧回路。
  9. 請求項8に記載する基準電圧回路であって、
    前記第3のトランジスタのゲートには当該基準電圧回路とは別のバイアス回路が発生するバイアス電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路。
  10. 請求項8に記載する基準電圧回路であって、
    前記第3のトランジスタのゲートには前記基準電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路。
  11. 請求項8に記載する基準電圧回路であって、
    前記第3のトランジスタのゲートには前記第1のトランジスタのソース電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路。
  12. 請求項8乃至請求項11に記載する何れか一つの基準電圧回路において、
    前記第3のトランジスタのドレインを介して前記第3のトランジスタに直列接続されるとともに自身のドレインを介して前記カレントミラー回路に接続されているNチャンネルのディプレッション型トランジスタである第4のトランジスタを有し、
    前記第4のトランジスタのゲートには当該基準電圧回路とは別のバイアス回路から所定のバイアス電圧が印加されるように構成されていることを特徴とする基準電圧回路。
  13. 請求項12に記載する基準電圧回路において、
    前記第4のトランジスタの閾値が前記第2のトランジスタの閾値と同じであることを特徴とする基準電圧回路。
  14. 請求項12に記載する基準電圧回路において、
    前記第4のトランジスタの閾値が前記第3のトランジスタの閾値と同じであることを特徴とする基準電圧回路。
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