JP2011102160A - シート後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シフト移動された記録シートへの搬送力の加わり方の安定化を図り、シート積載時の揃え精度が向上するシート後処理装置及び画像形成装置を提案する。
【解決手段】シート後処理装置200は、シート搬送手段201,204で搬送される画像形成後の記録シートPをシート搬送方向Yと直交するシフト方向に移動するシフト手段400と、シフト手段よりもシート搬送方向の下流側に配置され、シフト手段でシフト方向に移動された記録シートをシート積載部203に排出する排出ローラ対206と、排出ローラ対の一方のローラ224を、シフト手段によるシフト方向と同一方向へ同一量移動させる移動手段500を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成された記録シートの後処理を行うシート後処理装置及びこの装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置本体から排出される記録シートの後処理を行うシート後処理装置として、ステイプル機構により複数の記録シートを1つに束ねるステイプル処理や、シート積載部に排出される記録シートを所定枚数毎に区分するために、記録シートをシート排出方向と直交するシート幅方向へ移動(以下、「シフト移動」と記す)するシフト処理を行うものが知られている。シフト移動の方式には、シート幅方向をシフト方向とし、このシフト方向にシート積載部を移動するものや、特許文献1に記載のような記録シートを搬送するローラ対をシフト移動するものがある。
シート後処理装置には、記録シートをシフト移動するシフトローラ対と、このローラ対よりもシート搬送方向の下流側に、排出ローラ対を備えたものがある。これは、シート搬送経路が長い場合に搬送力を記録シートに与えるためである。このような構成においてシフト処理を行う場合、記録シートをシート積載部に排出する前に、シフトローラ対で記録シートを挟持した状態でシフト方向に移動するが、シフト方向の一方向への移動を正方向、これと逆方向への移動を負方向としたとき、排出ローラ対の初期位置は、画像形成装置本体から記録シートが送られてきたときの初期位置から何れの方向へのシフト移動にも対応できるように、記録シートの幅方向の中央位置に来るように配置されることが多い。また、シート後処理装置がステイプル機能を備えている場合、シート積載部に記録シートを排出する前に、シフトローラ対で挟持してシフト移動させてステイプル可能な位置へと移動する場合もある。
このため、シフト移動された記録シートを、シフト移動後に排出ローラ対で挟持する場合、排出ローラ対の中央位置からシフト移動した分だけずれた位置で記録シートが排出ローラ対によって挟持されてシート積載部へ排出されることとなり、搬送力の加わり方が変動し、記録シート積載時の揃え精度の低減につながる要因になり兼ねない。
本発明は、シフト移動された記録シートへの搬送力の加わり方の安定化を図り、シート積載時の揃え精度を向上するシート後処理装置及び画像形成装置を提案することを、その目的とする。
本発明にかかるシート後処理装置は、搬送手段で搬送される画像形成後の記録シートをシート搬送方向と直交するシフト方向に移動するシフト手段と、シフト手段よりもシート搬送方向の下流側に配置され、シフト手段でシフト方向に移動された記録シートをシート積載部に排出する排出ローラ対と、排出ローラ対の一方のローラを、シフト手段によるシフト方向と同一方向へ同一量移動させる移動手段を有することを特徴としている。
本発明にかかるシート後処理装置において、移動手段は、画像形成後の記録シートを複数枚毎に区数する場合、1つの区分に対して、一度だけ作動して一方のローラをシフト方向へ移動した位置に保持することを特徴としている。
本発明にかかるシート後処理装置において、排出ローラ対の他方のローラは、一方のローラがシフト方向へ移動したときに、移動した一方のローラと対向する位置に複数配置されていることを特徴としている。
本発明にかかる画像形成装置は、画像読取部と画像形成部を備え、画像読取部と画像形成部の間に上記のシート後処理装置が配設されていることを特徴としている。
本発明によれば、シフト手段による記録シートのシフト方向への移動量分、排出ローラ対の一方のローラをシフト方向と同一方向に同一量移動するので、排出ローラは常に中央位置で記録シートを挟持することができ、記録シートにかかる搬送力を均一にし、紙揃え性を向上することができる。
本発明に係るシート後処理処理を備えた画像形成装置の一構成例を示す概略図である。 本発明に係るシート後処理処理の概略構成を示す拡大図である。 シフト手段の概略構成を示す斜視図である。 シフトローラ対と排出ローラ対の概略構成とシフト動作状態を示す拡大斜視図である。 移動手段の概略構成を示す斜視図である。 シフト動作時のシフトローラ対と排出ローラ対と記録シートの位置関係を示す平面図である。 図6と反対方向へのシフト動作時のシフトローラ対と排出ローラ対と記録シートの位置関係を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。最初に画像形成装置の全体構成について説明し、その後、シート後処理装置の特徴的な構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。画像形成装置は、画像形成部100、シート後処理装置200、画像読取部300を備えている。シート後処理装置200は、画像形成部100と画像読取部300との間に配置されている。画像読取部300は、コンタクトガラス上にセットされた原稿を光走査して原稿面の画像を読み取る周知のものである。
本形態では、画像形成装置として間接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置を例に説明するが、このようなタンデム型やカラー画像を形成可能な画像形成装置に限定されるものではなく、単色画像を形成するモノクロのものであってもよい。画像形成部100は、画像形成装置本体101の内部に配置されていて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の作像ステーション111Y,111M,111C,111Kを備えている。各作像ステーションの下方には、作像ステーション111に隣接して光書き込み部112が配置されている。光書き込み部112の下方には給紙部120が配置されている。各作像ステーションの上方には中間転写体となる中間転写ベルト113が配置され、中間転写ベルト113の右上方には定着部150が配置されている。
各作像ステーション111は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色用の感光体ドラムと、これら感光体ドラムの外周に沿って配置された帯電ユニット、現像ユニット、1次転写ユニット、クリーニングユニット、及び除電ユニットと、各感光体ドラムに形成された画像を1次転写ユニットによって中間転写する中間転写ベルト113と、感光体ドラムに色毎に画像を書き込む図示しない光書き込みユニットを、その周囲に備えている。
中間転写ベルト113は、複数のローラによって回転可能に支持されている。複数のローラうちの1つのローラ114は、中間転写ベルト113を介して2次転写ローラ115と対向配置されていて、2次転写ローラ115と相まって2次転写部140を構成している。2次転写部140では、中間転写ベルト113上に転写された画像を記録シートPに2次転写する。符号116は交換可能に配置され、各作像ステーション111の現像ユニットへトナーを補給するトナー収容容器である。なお、間接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置による画像形成プロセスは公知であり詳細な説明は省略する。
給紙部120と定着部150の間には、記録シートPを2次転写部140及び定着部150に搬送する搬送路130が配設されている。給紙部120は、給紙トレイ121、ピックアップローラ122、搬送ローラ123を備え、給紙トレイ121からピックアップした記録シートPを搬送路130に沿って上方に送り出す。送り出された記録シートPは、2次転写部140でトナー画像が転写され、定着部150に送られる。定着部150は定着ローラと加圧ローラを備え、記録シートPが両者間に形成される定着ニップを通過する過程で、加熱及び加圧が行われことで、トナーを記録シートPに定着する周知のものである。
定着部150よりもシート搬送方向Yの下流には、排出搬送路160と両面搬送路170が設けられている。排出搬送路160は、定着部150とシート後処理装置200の間に配設されていて、定着部150で画像が定着された画像形成後の記録シートPをシート後処理装置200へ向かって搬送する。両面搬送路170は、両面印刷時に片面に画像を定着された記録シートPを反転させて、2次定着部140へと搬送するものである。排出搬送路160と両面搬送路170の分岐部分に設けられた分岐爪161は、定着部150を通過した記録シートPを排出搬送路160あるいは両面搬送路170の何れかに案内するように搬送経路を切替るものである。分岐爪161よりもシート搬送方向Yの上流側には分岐搬送ローラ162対が配設されていて、定着部150を通過した記録シートPへ搬送力を付与している。
シート後処理装置200は、画像形成装置本体101に対して着脱可能であって、装着時には画像形成装置本体101に形成された窪み部101Aの内部に配置され、排出搬送路160から搬送された画像形成済みの記録シートPに所定の後処理を施し、シート搬送方向Yの最下流に位置するシート積載部となる積載トレイ203に積載するもので、詳細については後述する。
このように構成された画像形成装置では、画像読取部300で読み取られた原稿データあるいは外部のコンピュータ等から転送された印刷データに基づいて、書込みに使用する画像データを生成し、その画像データに基づいて光書き込み部112から各感光体ドラムに対して光書き込みが行われる。各作像ステーションでは色毎に形成された画像が順次中間転写ベルト113に転写され、中間転写ベルト113上に4色の画像が重畳されたカラー画像が形成される。
給紙トレイ121からは画像形成に応じて記録シートPが給送される。記録シートPは、2次転写部140の直前の図示しないレジストローラ位置で一旦停止し、中間転写ベルト113上の画像先端とタイミングを合わせて送り出され、2次転写部140で2次転写されて定着部150へと送られる。
定着部150で画像定着された記録シートPは、片面印刷の場合及び両面印刷の両面印刷後に、分岐爪161の切替動作により排出搬送路160側へ案内され、両面印刷の場合、分岐爪161の切替動作により片面印刷後に両面搬送路170側へ案内される。両面搬送路170に案内された記録シートPは反転後、再度2次転写部140に送り込まれて、他方の面に画像が定着された後、排出搬送路160側に搬送される。排出搬送路160側に搬送された記録シートPは、シート後処理装置200に搬送され、シート後処理装置200で所定の後処理を施されるか、あるいは後処理しない場合には積載トレイ203に排出される。
次に図2を用いてシート後処理装置200の構成について説明する。図2はシート後処理装置200の概略構成を主に示す図である。シート後処理装置200は、入口ローラ対201、排出搬送路202、シフト搬送ローラ対204、ステイプルトレイ219、叩きコロ211、戻しコロ214、後端基準フェンス220、ジョガーフェンス(整合板)212、排出ローラ対206、及び積載トレイ203から主に構成されている。
シート後処理装置200の記録シート受入れ側200Aには、画像形成装置本体101の排出搬送路160から搬送される記録シートPを受け入れる入口ローラ対201と、受け入れた記録シートPをシフト搬送ローラ対204側に案内する排出搬送路202が配設されている。
入口ローラ対201は、駆動ローラとこれに従動する従動ローラで構成されている。シフト搬送ローラ対204は、排出搬送路202の最下流の端部に配置されていて、シフト駆動ローラ204Aとシフト駆動ローラ204Aの回転に従動するシフト従動ローラ204Bで構成されている。駆動ローラ201Aとシフト駆動ローラ204Aは、駆動手段となるステッピングモータで構成された入口モータ216にベルトとプーリを介して連結されていて、入口モータ216が駆動することで、記録シートPを挟持して排出搬送路202に沿って記録シートPを搬送する。
入口ローラ対201とシフト搬送ローラ対204の間に位置する排出搬送路202には入口センサ207が配置され、記録シートPの先端と後端の検知、および検知した記録シートPの先端と後端の検知タイミングと入口モータ216と後述の排出駆動手段となるステッピングモータで構成された排出モータ217の駆動ステップ数によりシート処理を行う際のタイミングをとっている。本形態において、排出搬送路202に沿って設けられた入口ローラ対201及びシフト搬送ローラ対204は搬送手段として機能する。
シート後処理装置200による排出動作は、画像形成後の記録シートPを後処理することなく積載トイレ203へ排出するノーマルモードと、画像形成後の記録シートPをシート搬送方向と直交するシフト方向W(図3参照)に移動、すなわちシフトして積載トレイ203に排出するシフトモードと、複数の記録シートPを所定枚数毎に綴じて排出するステイプルモードとを備えている。本発明は、記録シートPをシフト方向Wに移動する際の課題を解決するものであるため、ノーマルモードに関する説明については省略する。
シート後処理装置200は、図3に示すように、搬送手段で搬送される画像形成後の記録シートPをシフト方向Wに移動するシフト手段400を備えている。本形態において、シフト手段400は、シフト搬送ローラ対204に適用されている。以下、シフトモードとステイプルモードとに分けて構成と動作を説明する。
(シフトモード)
シフトモードは、記録シートPを排出する際に所定枚数毎にシート幅方向Wに記録シートPの排出位置をずらし、このずれにより記録シートPを仕分けするモードであり、シフトモードが設定されるとシフト手段400が作動するように構成されている。
本形態において、シフト駆動ローラ204Aは、シフト方向Wに延びる軸222A上に2つローラとして支持されていて、軸222Aが入口モータ216によって回転駆動されることで、記録シートPをシート搬送方向Yへ搬送する方向に回転する。
シフト手段400は、シフトモータ401と、シフトモータ401で回転されるギヤ部402と、ギヤ部402の回転によって軸222Aをシフト方向Wに移動するリンク部403で構成されている。シフトモータ401は、ギヤ部402およびリンク部403を介して、軸222Aに連結されており、シフトモータ401が一定量回転することにより軸222Aをシフト方向Wへ移動する。そして、シフト駆動ローラ204Aを図6、図7に2点鎖線で示すシフト方向Wへ中央位置から片側に例えば10mm、両側で20mm移動可能に構成されている。このシフト移動量はシフトモータ401をステップモータ等の移動量制御できるモータとすることで任意のシフト量に変更可能である。シフト移動量は積載トレイ203に記録シートPが排出され、スタックされたときに、記録シートPの区別が可能な量に設定されている。
図3に示すように、シフト従動ローラ204Bは、軸222Aと平行に配置された支軸222B上に2つのローラとして配置されている。各シフト従動ローラ204Bは、各シフト駆動ローラ204Aにそれぞれ弾圧的に接触するように支軸222Bに回転可能に支持されていて、各シフト駆動ローラ204Aとの間にニップ部を形成している。
支軸222Bに回転可能に支持されたこれらシフト従動ローラ204Bは、各シフト従動ローラ204Bの横に配置されたスプリング223によって支軸222Bの中央部方向へ弾性付勢されており、シフト駆動ローラ204Aがシフト方向Wに移動した後、元の位置へ自己復帰するように構成されている。
このような構成により、シフト搬送ローラ対204は、シフトモータ401によりシフト方向Wに軸222Aが往復駆動されることで、シフト方向Wに移動可能とされている。すなわち、シフトモードで記録シートPの仕分けを行う際、シフト駆動ローラ204Aとシフト従動ローラ204Bsで記録シートPを挟持した状態で、シフトモータ401を駆動し、所定枚数毎にシフト搬送ローラ対204をシフト方向W(シート幅方向)に移動させることにより、記録シートPをシフト方向Wに移動した分だけずらして記録シートPを搬送する。これにより積載トレイ203に積載されたとき、所定枚数毎に排出位置が交互にずれ、記録シートPの仕分けが行われる。
図1,図2に示すように、シフト搬送ローラ対204よりもシート搬送方向Yの下流には排出ガイド板205と排出ローラ対206が配置されている。排出ローラ対206は、排出ローラ224と、排出ローラ224に接離可能に設けられた従動コロ223で構成されていて、これらローラで記録シートPを挟持して積載トレイ203へ記録シートPを排出搬送するものである。
排出ローラ224は、図4,図5に示すように、シフト方向Wに延びる軸226上に2つのローラとして支持されていて、軸226が出口モータ217によって回転駆動されることで、記録シートPをシート搬送方向Yへ搬送する方向に回転する。
排出ローラ対206の近傍には、図5に示す移動手段500が配設されている。移動手段500は、排出シフトモータ501と、シフトモータ501で回転されるギヤ部502と、ギヤ部502の回転によって軸226をシフト方向Wに移動するリンク部503で構成されている。排出シフトモータ501は、ギヤ部502およびリンク部503を介して、軸226に連結されており、排出シフトモータ501が一定量回転することにより軸226をシフト方向Wへ移動する。そして、排出ローラ224を図6、図7に2点鎖線で示すシフト方向Wへの中央位置から片側に例えば10mm、両側で20mm移動可能に構成されている。
つまり、排出ローラ224は排出シフトモータ501によってシート幅方向Wに移動可能とされている支軸226に支持されていて、支軸226がシート幅方向Wに往復駆動することで、その位置を変位可能とされている。
従動コロ223は、図2,図4に示すように、支軸225によって回転自在に支持されている。この支軸225は、図2に示すように排出ガイド板205に装着されている。排出ガイド板205は、一端を支点としてシート後処理装置200のフレームに揺動自在に支持されていて、支軸225を自由端側で支持している。排出ガイド板205は、ステッピングモータなどの駆動手段250によって、図2に2点鎖線で示す従動コロ223が排紙ローラ224と圧接する位置と、図2に実線で示す排紙ローラ224から離間する位置を占めるように動作される。
従動コロ223は、図4,図6,図7に示すように、本形態では4つのコロ223a,223b,223c,223dで構成され、排紙シフトモータ500による排出ローラ224の移動量に合わせて配置されている。
排紙ローラ対206は、シフトモードやステップルモードで、排紙シフトモータ501によって排出ローラ224,224がシート幅方向Wの一方となる装置奥側W1に移動された場合には、排紙ローラ224,224とコロ223a,223bで記録シートPを挟持し、シート幅方向Wの他方となる装置手前側W2に排出ローラ224,224が移動された場合には排紙ローラ224,224とコロ223c,223dを用いて記録シートPを挟持する。また、ノーマルモードの場合には、排紙ローラ対206はシフト方向へは移動せず、図6、図7に2点鎖線で示す初期位置で排紙ローラ224,224とコロ223b,223cを用いて記録シートPを挟持する。
本形態において、排紙ローラ対206の初期位置は、図6,図7に2点差線で示す排紙ローラ224,224とコロ223b,223cとが互いに対向して圧接する位置である。この排紙ローラ対206の初期位置は、シフト方向Wにおけるシフト搬送ローラ対204の初期位置と同一な位置であり、これら初期位置は記録シートPに対してシフト処理を行わない場合の記録シートPのシフト方向Wにおける中央位置と一致させている。
シート後処理装置200では、シフトモータ401の回転方向と回転量に合わせて排紙シフトモータ501の回転方向と回転量を同一とし、排出ローラ224をシフト搬送ローラ204Aの移動方向と同一方向に移動させ、排出ローラ224の移動方向と位置に合わせて配置した従動コロ223(223a〜223d)とで記録シートPを挟持することで、常に記録シートPの中央位置を挟持して排出することが可能とされている。つまり、排出ローラ224は、移動手段500によって、シフト手段400によるシフト搬送ローラ204Aと同一方向へ同一量移動可能に構成されている。
画像形成装置にシフトモードが設定されて画像形成が行われる場合、排出ローラ対206に到達する記録シートPは、シフト搬送ローラ対204によってシフト方向Wに一定量移動されている。排出ローラ224は記録シートPが到達する前に排紙シフトモータ501を駆動することで、シフト搬送ローラ対204によってシフトされた記録シートPの移動分だけ同一シフト方向に移動される。このとき、シフトモータ401での記録シートPのシフトは、複数枚毎に区数する部数によって移動方向が変わるため、排出ローラ224は部の最初のみ移動され、次の部になるまでその移動した位置(シフト位置)に保持されつつ、排出モータ217によって駆動される。つまり、画像形成後の記録シートPを複数枚毎に区数する場合、1つの区分に対して、一度だけシフトモータ401と排紙シフトモータ501を作動してシフト搬送ローラ対204と、排紙ローラ224をシフト方向Wへ移動した位置に保持する。そして、次の部に移行するとシフト排出モータ501が駆動して、最初のシフト移動と逆方向に排出ローラ224が移動する。
シート後処理装置200への積載トレイ203の取付部には、積載トレイ203上に積載された記録シートPを押えるためのシート押え部材209が配置されている。シート押え部材209は、その基端を中心に回動自在にシート後処理装置200のフレームに支持されていて、駆動手段となるソレノイド218のオン/オフによりシート押え解除動作とシート押え動作が行われる。すなわち、記録シートPの搬送に合わせてソレノイド218がオンすると、シート押え部材209の押圧動作を解除し、記録シートPが排出ローラ対206を通過するとソレノイド218をオフして記録シートPの押えを行う。
積載トレイ203は、搬送方向下流側の固定トレイ部208aと上流側の可動トレイ部208bを備えている。可動トレイ部208bはトレイDCモータ221aおよびカム・リンク機構221bにより上下動可能とされている。可動トレイ部208bは上流側の端部が回動端となって支軸221cを介して固定トレイ部208aに揺動可能に軸支され、カム・リンク機構221bの作動端がこの可動トレイ208bに連結されている。これにより、トレイDCモータ221aが回転し、この回転に応じて可動トレイ部208bが支軸221cを中心に揺動する。
可動トレイ208bは、排出された記録シートPの枚数が一定枚数に達すると、後述の制御部からの指令によりトレイDCモータ221aが回転し、可動トレイ部208の自由端を下降させる。また、シート押え部材209には不図示のトレイ紙面センサが配置され、シート押え部材209209が記録シートPの押えを行っている状態で、当該トレイ紙面センサがオフであれば積載トレイ203を紙面センサがオンするまで上昇させ、紙面センサがオンしていれば一旦紙面センサがオフするまで積載トレイ203を下降し、再度オンするまで上昇させることによって記録シートPが積載された積載トレイ203の高さを一定に保つように構成されている。
このように、積載トレイ203の記録シート積載状態に応じて可動トレイ部208bの自由端を上下させ、排出ローラ対206のニップ部から可動トレイ部208b上の記録シート積載部までの距離を一定に保つことにより、排出ローラ対206から排出される記録シートPと可動トレイ部208bの接触角度を一定にし、積載トレイ203に積載される記録シートPの揃え品質を安定させることができ、また多枚数の積載が可能となる。
このような動作を繰り返すことにより、積載トレイ203上に仕分けされた記録シートPが積載されることになる。
(ステイプルモード)
図2に示すシフト搬送ローラ対204と積載トレイ203に排出する直前に設けられた排出ローラ対206の間には、不図示のステッピングモータにより上下方向に駆動される叩きコロ211が配置されている。叩きコロ211は上下動を行うレバー部分とコロ部分から成り、コロ部分は排出モータ217により記録シートPを積載トレイ203に向かって搬送する方向と逆方向に回転駆動されるように構成されている。
このステイプルモードでは、記録シートPの後端がシフト搬送ローラ対204を通過したタイミングで、不図示のステッピングモータを作動して叩きコロ211を下降させ、コロ部分で記録シートPを積載手段としてのステイプルトレイ219に押し付け、さらにコロ部分を排出モータ217で回転させて記録シートPの後端が後端基準フェンス220に突き当たるまでスイッチバックさせる。後端基準フェンス220の上部には、入口モータ216で駆動される戻しコロ214が配置されており、記録シートPのスイッチバックの補助を行い、またシート搬送方向の整合を行う。この整合は、後端基準フェンス220に記録シートPの端部が突き当てることにより、後端基準フェンス220を基準に行われる。
記録シートPのスイッチバックが完了すると、シート後処理装置200は、ステイプルトレイ219に配置されているジョガーフェンス212によるシート搬送方向と垂直な方向となるシート幅方向への記録シートPの整合を行う。ジョガーフェンス212は、固定部分と可動部分からなり、可動部分がシート幅方向に移動して記録シートPの端部を固定部分と挟むように移動し、記録シートPの端部に当接して記録シートPを基準位置に揃え、整合する。
その際、記録シートPの後端の一側の端面は、ステイプル処理手段となるスティプラ215の綴じ針の打ち込み位置まで挿入され、所定枚数の記録シートPの搬送動作、スイッチバック動作、及び整合動作の完了後に、ステイプル処理されて所定枚数の束に綴じられる。このため、本形態では、後端基準フェンス220及びジョガーフェンス212が整合手段として機能する。
シート後処理装置200は、ステイプル処理後、排出ガイド板205を下降させ、排出ローラ224と排出ガイド板205に取り付けられた従動コロ223とで構成される排紙ローラ対206により記録シート束を挟持し、排出モータ217を駆動することによって、記録シート束を積載トレイ203に排出する。このとき排出ローラ224は、シフト方向における初期位置(中央位置)を占め、排紙従動コロ223b,223cによって記録シートを挟持する。記録シート束の排出を開始してから排出モータ217を所定数ステップ駆動した後、ソレノイド218をオンしてシート押え部材209を解除し、さらに積載トレイ203一定量下降させる。次いで、記録シート束の後端が排紙ローラ対206の手前に配置された束排出センサ210を通過したタイミングで、排出ガイド板205を上昇させ、排出モータ217を停止し、次の記録シートPの受入れに備える。また、記録シート束の後端が束排出センサ210を通過したタイミングでソレノイド218をオフして記録シート押え部材209でシート束の押さえ込みを行う。なお、符号213はステイプルトレイ219上の記録シートの有無の検知する紙有無センサであり、電源オン時やジャム発生時の機内残紙検知に使用される。
このように、本形態では、シフト手段400による記録シートPのシフト移動量分、排出ローラ224を移動手段500で同一方向に同一量移動させるため、常に中央位置で記録シートPを挟持することができる。このため、シフト移動された記録シートPへの搬送力の加わり方が安定し、シート積載時の揃え精度を向上することができる。
複数枚の記録シートPを1部として複数部を印刷するとき、1つの部の印刷が終了するまで当該部の対応したシフト位置に、シフト搬送ローラ対204と排出ローラ224を保持するので、1部の印刷中に記録シートP一枚ずつに対応させてシフト搬送ローラ対204及び排紙ローラ224をシフト方向に移動する場合に比べて、シフト搬送ローラ対204と排紙ローラ224の移動の頻度が少なくなる。このため、記録シートPを排出する場合のシフト動作遅れが少なくなり、高速な印刷にも対応でき、生産性を向上することができる。
排紙ローラ対206を構成する従動コロ223を排出ガイド板205に複数配置しているので、装置構成の簡素化を図ることができる。
100 画像形成部
200 シート後処理装置
201,204 搬送手段
203 シート積載部
206 排出ローラ対
223(a〜d) 他方のローラ
224 一方のローラ
300 画像読取部
400 シフト手段
500 移動手。
P 記録シート
Y シート搬送方向
W シフト手段
特開2006−137530号公報

Claims (4)

  1. 搬送手段で搬送される画像形成後の記録シートをシート搬送方向と直交するシフト方向に移動するシフト手段と、前記シフト手段よりもシート搬送方向の下流側に配置され、前記シフト手段でシフト方向に移動された記録シートをシート積載部に排出する排出ローラ対を備えたシート後処理装置において、
    前記排出ローラ対の一方のローラを、前記シフト手段によるシフト方向と同一方向へ同一量移動させる移動手段を有することを特徴とするシート後処理装置。
  2. 請求項1記載のシート後処理装置において、
    前記移動手段は、前記画像形成後の記録シートを複数枚毎に区数する場合、1つの区分に対して、一度だけ作動して前記一方のローラをシフト方向へ移動した位置に保持することを特徴とするシート後処理装置。
  3. 請求項1または2記載のシート後処理装置において、
    前記排出ローラ対の他方のローラは、一方のローラがシフト方向へ移動したときに、移動した一方のローラと対向する位置に複数配置されていることを特徴とするシート後処理装置。
  4. 画像読取部と画像形成部を備え、
    前記画像読取部と前記画像形成部の間に請求項1ないし3の何れか1つに記載のシート後処理装置が配設されていることを特徴とする画像形成装置。
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