JP2011098659A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チルト調整可能な衝撃吸収式の電動パワーステアリング装置を安価にする。
【解決手段】電動モータ23の動力を操舵軸3に伝達するための減速機構24と、減速機構24を収容し、ステアリングコラム30の一部を構成する減速機構ハウジング33と、車体側部材としての固定ブラケット47によって支持されたチルト中心軸39と、減速機構ハウジング33とは単一の材料により一体に形成され、チルト中心軸39が挿通された長孔60を形成した長孔形成部48と、長孔60の内周603に配置され、衝撃吸収時に長孔60とチルト中心軸39との相対移動に伴って衝撃を吸収する衝撃吸収部としてのブッシュ63とを有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置には、ステアリングホイールをチルト中心軸の周りに揺動させることによりステアリングホイールの高さ位置を調整可能なものがある(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では、操舵補助用の減速機構を収容する減速機構ハウジングに、コラムブラケットがねじ止め固定されており、このコラムブラケットが、車体に固定された固定ブラケットによってチルト中心軸を介して揺動可能に支持されている。
また、車両の衝突時の衝撃を吸収するための技術として、ステアリングコラムに固定されたコラムブラケットに、チルト中心軸が挿通する長孔を形成しておき、衝撃を吸収するときに、チルト中心軸を長孔に沿って摺動させることが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2008−222050号公報 特開2003−212133号公報
ところで、特許文献1のチルト調整可能な電動パワーステアリング装置に、上述の特許文献2の衝撃吸収の技術を適用する場合、長孔が形成されたコラムブラケットを、減速機構ハウジングに、例えば、ねじ止めにより固定することが考えられる。しかし、コラムブラケットと減速機構ハウジングとが互いに別の部材により形成されているので、電動パワーステアリング装置の部品点数が多くなる。その結果、組立の手間が多くなるので、製造コストが高くなる。
そこで、本発明の目的は、安価なチルト調整可能な衝撃吸収式の電動パワーステアリング装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明の電動パワーステアリング装置(1)は、電動モータ(23)の動力を操舵軸(3)に伝達するための減速機構(24)と、上記減速機構を収容し、ステアリングコラム(30)の一部を構成する減速機構ハウジング(33)と、車体側部材(47,38)によって支持されたチルト中心軸(39)と、上記減速機構ハウジングとは単一の材料により一体に形成され、上記チルト中心軸が挿通された長孔(60)を形成した長孔形成部(48)と、上記長孔の内周(603)に配置され、衝撃吸収時に上記長孔と上記チルト中心軸との相対移動に伴って衝撃を吸収する衝撃吸収部(63)とを備えたことを特徴とする。本発明によれば、チルト中心軸が挿通された長孔が形成され且つ衝撃吸収部が配置された長孔形成部と、減速機構ハウジングとが、単一の材料により一体に形成されているので、部品点数を削減できる。その結果、組立の手間を少なくでき、製造コストを低減できる。
また、本発明において、上記長孔形成部は、上記車体側部材としての固定ブラケット(47)に当接可能な規制部(69)を有し、上記規制部によって、上記チルト中心軸周りの、上記減速機構ハウジングおよび上記固定ブラケットの相対回転量が規制されている場合がある。
この場合、ステアリングコラムおよびこれに取り付けられた部材を、車体に取り付けるときに、車体に取り付けられた固定ブラケットと規制部とが互いに当接することにより、ステアリングコラム等を支えることができる。従って、例えば、取り付け作業中に、作業者がステアリングコラム等を常時支えておかずに済む。その結果、ステアリングコラム等を車体に容易に取り付けることができる。ひいては、製造コストをより一層安価にできる。また、減速機構ハウジングおよび固定ブラケットの相対回転量を規制するために、長孔形成部および固定ブラケットを利用するので、構造を簡素化できる。その結果、製造コストをより一層安価にできる。
なお、上記括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符号を示すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
図1は、本発明の一実施形態の電動パワーステアリング装置の概略構成の模式図である。 図2は、図1の上部取付構造の模式的な断面図である。 図3は、図1の上部取付構造の平面図である。 図4は、図1のステアリングコラムの下部の断面図である。 図5は、図4のV−V線に沿う断面図である。 図6(a)は、通常時の下部取付構造の拡大図を示し、図6(b)に、車両衝突時を示す。 規制部と固定ブラケットが当接した状態の下部取付構造の拡大図である。 図8は、取付途中の電動パワーステアリング装置の側面図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態の電動パワーステアリング装置の概略構成の模式図である。図1を参照して、電動パワーステアリング装置(EPS:Electric Power Steering System)1は、ステアリングホイール等の操舵部材2に連結している操舵軸3と、操舵軸3に自在継手4を介して連結された中間軸5と、中間軸5に自在継手6を介して連結されたピニオン軸7と、ピニオン軸7の端部近傍に設けられたピニオン8に噛み合うラック9を有して自動車の左右方向(図1の紙面垂直方向に相当。)に延びる転舵軸としてのラック軸10とを有している。
ピニオン軸7およびラック軸10を含むラックアンドピニオン機構によって、操舵機構11が構成されている。ラック軸10は、車体の所定部12に固定されるラックハウジング13内に図示しない複数の軸受を介して直線往復可能に支持されている。また、図示しないが、ラック軸10には、一対のタイロッドが結合されている。各タイロッドは対応するナックルアームを介して対応する転舵輪に連結されている。
操舵部材2が操作されて操舵軸3が回転されると、その回転がピニオン8およびラック9によって、自動車の左右方向に沿ってのラック軸10の直線運動に変換される。これにより、転舵輪の転舵が達成される。
操舵軸3は、同軸上に連結された第1操舵軸15と第2操舵軸16とを備えている。第1操舵軸15は、単一の材料により単一部品に構成されている。操舵軸3の軸方向A1(以下、単に軸方向A1ともいう。)に関する第1操舵軸15の一端に、操舵部材2が連結されている。
第2操舵軸16は、第1操舵軸15の他端と同伴回転可能にセレーション嵌合により連結された入力軸17と、自在継手4を介して中間軸5に連結された出力軸18と、入力軸17および出力軸18を相対回転可能に連結するトーションバー19とを有している。これら入力軸17および出力軸18はトーションバー19を介して同一の軸線上で互いに連結されている。入力軸17に操舵トルクが入力されたときに、トーションバー19が弾性ねじり変形し、これにより、入力軸17および出力軸18が相対回転するようになっている。
トーションバー19を介する入力軸17および出力軸18の間の相対回転変位量により操舵トルクを検出するトルクセンサ20が設けられている。また、車速を検出するための車速センサ21が設けられている。また、制御装置としてのECU(Electronic Control Unit :電子制御ユニット)22が設けられている。また、操舵補助力を発生させるための電動モータ23と、この電動モータ23の出力回転を減速する減速機構24とが設けられている。
トルクセンサ20および車速センサ21からの検出信号が、ECU22に入力されるようになっている。ECU22は、トルク検出結果や車速検出結果等に基づいて、操舵補助用の電動モータ23を制御する。電動モータ23の出力回転が減速機構24を介して減速されてピニオン軸7に伝達され、ラック軸10の直線運動に変換されて、操舵が補助されるようになっている。
減速機構24は、操舵補助用の電動モータ23の動力(出力回転)を操舵軸3の出力軸18に伝達する。減速機構24は、駆動ギヤとしてのウォーム26と、このウォーム26に噛み合う従動ギヤとしてのウォームホイール27とを備えている。
ウォーム26は、電動モータ23の出力軸(図示せず)と同心に配置されており、電動モータ23により回転駆動される。
ウォームホイール27は、操舵軸3の出力軸18に同行回転し且つ軸方向A1に移動不能に連結されている。
操舵軸3は、ステアリングコラム30によって、後述するように軸受を介して回転可能に支持されている。また、操舵軸3とステアリングコラム30とは、後述するように軸方向A1に関する相対移動を規制されており、衝撃吸収するときに、軸方向A1に一体移動するようになっている。また、操舵部材2が上方に位置するように、操舵軸3は、車両の前後方向H1に対して斜めに支持されている。
ステアリングコラム30は、第1操舵軸15の一部を収容する筒状のジャケット31と、トルクセンサ20の少なくとも一部を収容するとともにトルクセンサ20を保持するセンサハウジング32と、減速機構24を収容する減速機構ハウジング33とを有している。ジャケット31の軸方向下端に、センサハウジング32が連結されている。センサハウジング32と減速機構ハウジング33とは、互いに嵌め合わされて、互いに連結されており、それぞれが、ステアリングコラム30の一部を構成している。
また、ステアリングコラム30は、車両後方側に配置された上部取付構造35により車体の所定部36に取り付けられるとともに、車両前方側に配置された下部取付構造37により車体の所定部38に取り付けられている。具体的には、ジャケット31が、上部取付構造35により支持され、減速機構ハウジング33が下部取付構造37により支持されている。
ステアリングコラム30をチルト中心軸39の中心軸線の周りに揺動させ傾けることにより操舵部材2の高さ位置を調整するチルト調整機能が、上部取付構造35および下部取付構造37により実現されている。
上部取付構造35は、カプセル41を介して車体の所定部36に固定される車体側ブラケット42と、車体側ブラケット42に支持された支軸43と、支軸43を介して車体側ブラケット42に支持されジャケット31に固定されるコラムブラケット44と、チルト調整されたステアリングコラム30の位置を解除可能にロックするためのロック機構45とを有している。
下部取付構造37は、車体の所定部38に固定される車体側部材としての固定ブラケット47と、固定ブラケット47によって支持されたチルト中心軸39と、チルト中心軸39が挿通された長孔60を形成した長孔形成部48とを有している。長孔形成部48は、チルト中心軸39を介して固定ブラケット47により支持されており、ステアリングコラム30に固定されている。また、下部取付構造37は、チルトヒンジ機構として機能する。ステアリングコラム30が、チルト中心軸39の中心軸線の周りに揺動可能に支持されている。
ジャケット31は、軸受50を介して、第1操舵軸15を回転可能に支持し、これとともに、軸方向A1に関する両方向への第1操舵軸15の相対移動を規制している。
図2は、図1の上部取付構造35の模式的な断面図である。図3は、図1の上部取付構造35の平面図である。図2および図3を参照して、上部取付構造35の車体側ブラケット42は、例えば、板金により形成されている。車体側ブラケット42は、左右一対の取付座421を有する上板422と、上板422に固定された下向きに開放する溝形をなす主体部423とを有している。主体部423は、上板422の下面に固定された上板としてのウェブ424と、ウェブ424の両端から延設された一対の側板425とを有している。各側板425には、操舵軸3の軸方向A1(図2の紙面垂直方向に相当する。)と直交する縦方向(図2の紙面上下方向に相当する。)に延びる縦長孔からなる挿通孔(図示せず)が形成されている。
また、車体側ブラケット42の取付座421には、衝撃吸収のときに、カプセル41から取付座421を離脱させるために車両後方に向けて開放した切欠溝426が形成されている。車体側ブラケット42の取付座421が、離脱可能にカプセル41により保持されている。
カプセル41は、取付座421を固定するために取付座421を挟持する一対の固定片411と、一対の固定片411間の間隔を規制する規制部412とを有している。カプセル41は、車体の所定部36に設けられたナット(ウェルドナット)361と、このナット361に螺合する固定ボルト51とを用いて、車体の所定部36に固定されている。
車体の所定部36は、車体の構造部材としての板材362と、この板材362に形成された挿通孔363の縁部に溶接により固定されたナット361とを有している。ナット361は、板材362を挟んで、カプセル41とは反対側に配置されている。固定ボルト51の軸部は、カプセル41の挿通孔413と板材362の挿通孔363とを通され、ナット361にねじ嵌合している。
車体の所定部36と固定ボルト51の頭部との間に、固定ボルト51が挿通した取付座421およびカプセル41が挟持されている。これとともに、カプセル41の一対の固定片411の間に、取付座421の切欠溝426の縁部が挟持されている。これにより、取付座421を車体に固定している。
コラムブラケット44は、ステアリングコラム30のジャケット31に固定されている。コラムブラケット44は、一対の側板441を有し、各側板441には挿通孔(図示せず)が形成されている。
支軸43が、車体側ブラケット42の一対の側板425の挿通孔と、コラムブラケット44の一対の側板441の挿通孔とを挿通している。車体側ブラケット42とコラムブラケット44とは、支軸43を介して互いに位置調整可能に連結されている。支軸43にロック機構45が取り付けられている。
ロック機構45は、車体側ブラケット42の側板425およびコラムブラケット44の側板441同士を押圧するためのカム機構からなる。このカム機構を操作するための操作レバー53が支軸43に取り付けられている。操作レバー53を操作すると、カム機構により、車体側ブラケット42の側板425およびコラムブラケット44の側板441同士が押圧されて、ステアリングコラム30が所定の保持力で保持され、チルトロックが達成される。また、逆の操作により、保持状態を解除できる。解除状態で、ステアリングコラム30は、チルト中心軸39の回りに揺動可能とされている(図1参照。)。
図4は、図1のステアリングコラム30の下部の断面図である。図4を参照して、センサハウジング32および減速機構ハウジング33は、軸受54,55,56を介して、入力軸17および出力軸18を回転可能に支持している。また、センサハウジング32および減速機構ハウジング33は、軸受54,55,56を介して、軸方向A1に関する入力軸17、出力軸18およびトーションバー19の移動を規制している。これにより、これらの各部17,18,19,32,33,54,55,56は、衝撃吸収するときに、軸方向A1に同行移動できるようになっている。
具体的には、軸受54は、センサハウジング32の軸受保持孔に嵌合されており、入力軸17を回転可能に支持している。軸受55は、センサハウジング32の軸受保持孔に嵌め入れられており、出力軸18を回転可能に支持している。軸受56は、減速機構ハウジング33の軸受保持孔に嵌め入れられており、出力軸18を回転可能に支持している。また、軸受56の外輪は、軸方向A1に関して、減速機構ハウジング33の環状の段部と、減速機構ハウジング33の軸受保持孔の環状溝に嵌められた止め輪57とにより挟持されている。また、軸受56の内輪は、軸方向A1に関して、出力軸18の段部と、出力軸18のねじ部に締め込まれたナット58とにより挟持されている。
図5は、図4のV−V線に沿う断面図である。図5を参照して、下部取付構造37の固定ブラケット47は、例えば、板金成形品からなり、溝形に形成されている。固定ブラケット47は、チルト中心軸39の軸方向A2に相対向する一対の側板471と、一対の側板471を互いに接続する接続部472とを有している。一対の側板471のそれぞれに、挿通孔473が形成されている。一対の側板471間に、一対の長孔形成部48が配置されている。
一対の長孔形成部48は、軸方向A2に関して互いに離隔して配置されている。なお、長孔形成部48の数は、単一でもよいし、3つ以上であってもよい。本実施形態では、一対の長孔形成部48がある場合に則して説明する。
本実施形態では、一対の長孔形成部48と減速機構ハウジング33とは、単一の材料により一体に形成されている。一対の長孔形成部48と減速機構ハウジング33とを含む一体成形品は、例えば、鋳造品または塑性加工品からなり、金属、例えば、アルミニウム合金により形成されている。
図4および図5を参照して、各長孔形成部48は、板状をなしており、長孔60を形成している。一対の長孔60は互いに同じに構成されている。長孔60は、例えば、軸方向A1に平行に延びている。長孔60には、チルト中心軸39が挿通している。
具体的には、長孔60の長手方向に関して車両前方側にある長孔60の端部に、衝撃吸収部としての筒状のブッシュ63が取り付けられている。このブッシュ63をチルト中心軸39が挿通している。
各ブッシュ63は、合成樹脂により形成されている。各ブッシュ63は、対応する長孔60にそれぞれ圧入嵌合された筒状の本体631と、本体631の一端部に延設された環状のフランジ632とを有している。フランジ632は、相対向する固定ブラケット47の側板471の内側面474および長孔形成部48の対応する外側面481の間に介在している。ブッシュ63には、軸方向A2に延びるスリット633が形成されており、これにより、ブッシュ63は周方向に有端となっている。
ブッシュ63は、一対の周方向端部634を有している。一対の周方向端部634の間にスリット633が形成されている。各周方向端部634は、長孔60内に突出している。一対の周方向端部634の突出量が互いに等しくなるように、ブッシュ63の本体631の外周が長孔60に位置決めされている。周方向端部634は、車両の衝突時に、曲げ変形可能とされている。後述するように、ブッシュ63は、衝撃吸収時に長孔60とチルト中心軸39との相対移動に伴って衝撃を吸収する衝撃吸収部として機能する。
ブッシュ63の本体631の内周と、チルト中心軸39の外周とは、相対摺動可能に嵌合している。これにより、通常時にチルト調整することができる。
チルト中心軸39は、一対のブッシュ63に挿通された状態で固定ブラケット47の一対の側板471間に挟持された筒状部材64と、筒状部材64を固定ブラケット47に固定するための固定軸としての固定ボルト65とを有している。固定ボルト65は、筒状部材64内に挿通されている。
筒状部材64は、長孔形成部48の長孔60を挿通している。筒状部材64は、ブッシュ63を介して、長孔形成部48およびステアリングコラム30を回動可能に支持している。筒状部材64の外周の直径G2は、長孔60の幅方向に関するスリット633の幅G1よりも大きくされている(G2>G1)。ここで、長孔60の幅方向は、長孔60の長手方向およびチルト中心軸39の軸方向A2の双方に直交する方向である。
固定ボルト65は、一端にねじ部651が形成されたねじ軸652と、ねじ軸652の他端に形成された頭部653とを有している。ねじ軸652は、筒状部材64、固定ブラケット47の一対の側板471の挿通孔473、および一対の長孔形成部48の長孔60に挿通されている。ねじ軸652の一端のねじ部651に、端部材としてのナット66が螺合されている。
ナット66に対して固定ボルト65をねじ込むことにより、ナット66と頭部653の間に、固定ブラケット47の一対の側板471を挟持し、これとともに、固定ブラケット47の一対の側板471間に、チルト中心軸39の筒状部材64を挟持する。これにより、筒状部材64が固定ブラケット47に締結されている。
図6(a)は、図4の通常時の下部取付構造37の拡大図を示し、図6(b)に、車両衝突時を示す。図6(a)および図6(b)を参照して、下部取付構造37は、衝突時の衝撃を吸収するための衝撃吸収機能を有している。衝突時にステアリングコラム30が車体の所定部38に対して車両前方X1に向けて相対移動する。この相対移動の開始時に、衝撃を吸収することができる。
長孔60は、例えば、軸方向A1に平行に延びている。長孔60は、衝撃吸収前の通常時にチルト中心軸39およびブッシュ63が挿通する第1の部分601と、車両衝突時にチルト中心軸39の進入を許容する第2の部分602とを有している。
第1の部分601は、長孔60において、当該長孔60の長手方向に関して車両前方X1側にある一方の端部により構成されており、軸方向A2に沿って見たときに円形の一部をなしている。第1の部分601には、ブッシュ63の本体631が固定されている。
第2の部分602は、長孔60において、第1の部分601を除いた残りの部分により構成され、当該長孔60の長手方向に延びる延設溝を形成している。
長孔60の内周603は、上述の第1の部分601を区画するとともに、第2の部分602を区画している。また、長孔60の内周603は、ブッシュ63を長孔60の第1の部分601に係止する係止部67を有している。また、長孔60の内周603は、車両衝突時にステアリングコラム30が車両前方X1に向けて移動するときに、チルト中心軸39と沿うことにより案内される一対の被案内部68を有している。
係止部67は、第1の部分601の中心よりも車両後方側に配置されており、第1の部分601の一部を区画している。係止部67は、長孔60の長手方向に沿ってブッシュ63の本体631の外周に対向してこの外周に接している。係止部67は、長孔60の長手方向に対して斜めに傾斜している。長孔60の幅方向に関する一対の係止部67の間隔は、車両後方側に向かうにしたがって狭くなっている。
一対の被案内部68は、長孔60の第2の部分602の少なくとも一部(本実施形態では一部)を区画している。一対の被案内部68は、長孔60の長手方向に沿って所定長さで真直に連続して延びている。各被案内部68は、車両衝突時にチルト中心軸39に接触可能である。
一対の被案内部68は、長孔60の幅方向に互いに対向している。長孔60の幅方向に関する一対の被案内部68の間隔L2は、第1の部分601の最大寸法としての直径L1よりも小さくされている(L2<L1)。また、間隔L2は、チルト中心軸39の外径(筒状部材64の外径G2に相当する。)に近似した値に設定されている。例えば、間隔L2は、チルト中心軸39の外径と等しい値か、この値よりも若干量大きい値に設定されている。これにより、チルト中心軸39と被案内部68とがスムーズに相対移動できる。
図1および図6(a)を参照して、衝突前の通常時には、長孔形成部48は、ブッシュ63を介して、チルト中心軸39により長孔60の第1の部分601に所定の保持力で保持されている。
衝突時に、ドライバが操舵部材2にぶつかると、ステアリングコラム30が車体に対して前方へ相対移動する。これに伴い、ステアリングコラム30と同行移動する長孔形成部48およびブッシュ63が、車体に固定される固定ブラケット47およびチルト中心軸39に対して相対移動する。
図6(a)および図6(b)を参照して、車両衝突時の衝撃力が、軸方向A1に沿って、長孔形成部48およびブッシュ63にかかり、その衝撃力が、チルト中心軸39により保持される所定の保持力を上回ると、ブッシュ63が変形する。
すなわち、長孔形成部48の長孔60の係止部67は、ブッシュ63を車体前方へ押圧し、これにより、ブッシュ63と長孔形成部48とが同行移動する。これに伴い、ブッシュ63が、車体に固定されたチルト中心軸39に対して相対移動し、このチルト中心軸39により押されたブッシュ63の周方向端部634が曲げ変形する。その結果、スリット633が拡がり、チルト中心軸39がスリット633を通じて、ブッシュ63から離脱する。筒状部材64および固定ボルト65は、長孔60の第1の部分601から第2の部分602へ同行移動する。
このとき、ブッシュ63の周方向端部634が曲げ変形することにより、また、変形した周方向端部634とチルト中心軸39の外周とが摩擦を伴って相対摺動することにより、衝撃エネルギーが吸収される。なお、衝撃エネルギーの吸収時に、ブッシュ63に加えて、長孔形成部48の被案内部68の少なくとも一部、および筒状部材64も変形するようにしてもよい。
図7は、長孔形成部48と固定ブラケット47とが当接した状態の図4の下部取付構造37の拡大図である。図7を参照して、長孔形成部48は、車体側部材としての固定ブラケット47に当接可能な規制部69を有している。規制部69によって、チルト中心軸39の中心軸線の周りの、減速機構ハウジング33および固定ブラケット47の相対回転量が規制されている。
規制部69は、長孔60の長手方向に関する長孔形成部48の一方の端部の角部により構成されている。規制部69は、長孔60の第1の部分601の中心よりも、軸方向A1に関して下方(車体前方X1)に配置されている。規制部69は、長孔形成部48の角を、軸方向A2に見たときに直角に角張らせることにより、形成されている。規制部69が、固定ブラケット47の接続部472の下面の当接部70と対向して配置されている。規制部69と当接部70とが、互いに当接可能とされている。
規制部69と当接部70とが互いに当接することにより、チルト中心軸39の中心軸線に垂直な断面において、ステアリングコラム30の長手方向(軸方向A1に相当する。)と、固定ブラケット47の接続部472の下面とのなす角度D1の上限値が、規制されている。また、規制部69と当接部70とが互いに当接することにより、チルト調整範囲の端部が決められるようにしてもよい。この場合には、規制部69と当接部70とが、チルト調整範囲の端部を決めるためのストッパーとして機能する。
図8は、車体へ取り付け途中の電動パワーステアリング装置1の側面図である。図8を参照して、規制部69が設けられるので、ステアリングコラム30およびこれに取り付けられる複数の部品を含むユニットとしての組立品80(ステアリングコラム30等ともいう。)を、車体に取り付けるときに、作業し易くできる。
組立品80は、操舵軸3と、操舵部材2と、ステアリングコラム30と、ステアリングコラム30に取り付けられた部品、例えば、上部取付構造35の各部品、下部取付構造37の各部品、軸受50,54,55,56、減速機構24の各部品、電動モータ23、トルクセンサ20等とを有している。
組立品80を車体へ取り付けるときには、先ず、組立品80の下部取付構造37の固定ブラケット47を車体の所定部38に取り付ける。この状態では、上部取付構造35の車体側ブラケット42は、車体の所定部36に固定されていない。このとき、従来、作業者は、ステアリングコラムの上部を支える必要があった。これに対して、本実施形態では、ステアリングコラム30の回転が規制部69により規制されることにより、ステアリングコラム30等の重量が固定ブラケット47により受け止められる。従って、作業者が常にステアリングコラム30を支える必要がない。その結果、例えば、次工程、すなわち、組立品80の車体側ブラケット42を車体の所定部36に固定ボルト51により固定する作業の準備がし易くなる。ひいては、取り付け作業全体がし易くなる。
図6(a)および図6(b)を参照して、上述のように本実施形態の電動パワーステアリング装置1では、チルト中心軸39が挿通された長孔60が形成され且つ衝撃吸収部としてのブッシュ63が配置された長孔形成部48と、減速機構ハウジング33とが、単一の材料により一体に形成されているので、長孔形成部48と減速機構ハウジング33とを、互いにねじ止めする場合や、互いに溶接する場合と比較して、部品点数を削減できる。その結果、組立の手間を少なくでき、製造コストを低減できる。
例えば、従来設けられていた部品、すなわち、下部取付構造のコラムブラケットと、コラムブラケットを減速機構ハウジングに固定するための複数のボルトとを廃止できる。
また、長孔形成部48と減速機構ハウジング33とが単一の材料により一体に形成されているので、車体の所定部38に対してステアリングコラム30を精度良く取り付けることができる。
また、本実施形態では、減速機構ハウジング33および長孔形成部48を含む一体成形品が、鋳造品または塑性加工品からなっている。この場合、減速機構ハウジング33および長孔形成部48を互いに固定するために従来行われていた溶接工程やねじ止め工程を廃止できる。従って、製造コストを安価にできる。
図8を参照して、本実施形態では、長孔形成部48は、車体側部材としての固定ブラケット47に当接可能な規制部69を有し、規制部69によって、チルト中心軸39周りの、減速機構ハウジング33および固定ブラケット47の相対回転量が規制されている。
この場合、ステアリングコラム30およびこれに取り付けられた部材(具体的には、操舵部材2、操舵軸3、トルクセンサ20、減速機構24、電動モータ23、上部取付構造35、下部取付構造37、軸受50,54,55,56等。)を、車体に取り付けるときに、車体に取り付けられた固定ブラケット47と規制部69とが互いに当接することにより、ステアリングコラム30等を支えることができる。従って、例えば、取り付け作業中に、作業者がステアリングコラム30等を常時支えておかずに済む。その結果、ステアリングコラム30等を車体に容易に取り付けることができる。ひいては、製造コストをより一層安価にできる。
また、減速機構ハウジング33および固定ブラケット47の相対回転量を規制するために、長孔形成部48の規制部69および固定ブラケット47を利用するので、構造を簡素化できる。その結果、製造コストをより一層安価にできる。
また、規制部69を、固定ブラケット47に近接した長孔形成部48に設けているので、規制部69を安価に実現することができる。例えば、長孔形成部48の形状をわずかに変更することにより、規制部69を実現できる。
規制部69および長孔60の両方を含む長孔形成部48の全体と、減速機構ハウジング33とが、単一の材料により一体に形成されているので、製造コストをより一層安価にできる。
また、本実施形態について、以下のような変形例を考えることができる。以下の説明では、上述の実施形態と異なる点を中心に説明する。他の構成については、上述の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
例えば、車体側部材としては、車体の所定部38に固定された固定ブラケット47の他、上述の所定部38等の車体の一部であってもよい。また、チルト中心軸39は、長孔60を挿通する単一部材により構成された部材であってもよい。
また、図6(b)に示すように上述の実施形態では、衝撃吸収時に筒状部材64と固定ボルト65がブッシュ63から離脱したが、これに代えて、衝撃吸収時に、筒状部材64、固定ボルト65、およびブッシュ63が、同行移動する場合も考えられる。その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1…電動パワーステアリング装置、3…操舵軸、23…電動モータ、24…減速機構、30…ステアリングコラム、33…減速機構ハウジング、39…チルト中心軸、47…固定ブラケット(車体側部材)、48…長孔形成部、60…長孔、63…ブッシュ(衝撃吸収部)、69…規制部、603…長孔の内周。

Claims (2)

  1. 電動モータの動力を操舵軸に伝達するための減速機構と、
    上記減速機構を収容し、ステアリングコラムの一部を構成する減速機構ハウジングと、 車体側部材によって支持されたチルト中心軸と、
    上記減速機構ハウジングとは単一の材料により一体に形成され、上記チルト中心軸が挿通された長孔を形成した長孔形成部と、
    上記長孔の内周に配置され、衝撃吸収時に上記長孔と上記チルト中心軸との相対移動に伴って衝撃を吸収する衝撃吸収部とを備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1において、上記長孔形成部は、上記車体側部材としての固定ブラケットに当接可能な規制部を有し、上記規制部によって、上記チルト中心軸周りの、上記減速機構ハウジングおよび上記固定ブラケットの相対回転量が規制されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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