JP2011098001A - ヘアーアイロン - Google Patents

ヘアーアイロン Download PDF

Info

Publication number
JP2011098001A
JP2011098001A JP2009253291A JP2009253291A JP2011098001A JP 2011098001 A JP2011098001 A JP 2011098001A JP 2009253291 A JP2009253291 A JP 2009253291A JP 2009253291 A JP2009253291 A JP 2009253291A JP 2011098001 A JP2011098001 A JP 2011098001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
clamping
pair
clamping surface
sandwiching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009253291A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Nakasone
英俊 仲宗根
Naoki Yamazaki
直樹 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority to JP2009253291A priority Critical patent/JP2011098001A/ja
Priority to RU2010145134/12A priority patent/RU2010145134A/ru
Priority to CN 201010535580 priority patent/CN102048340A/zh
Priority to EP10189915A priority patent/EP2332436A1/en
Publication of JP2011098001A publication Critical patent/JP2011098001A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D1/00Curling-tongs, i.e. tongs for use when hot; Curling-irons, i.e. irons for use when hot; Accessories therefor
    • A45D1/02Curling-tongs, i.e. tongs for use when hot; Curling-irons, i.e. irons for use when hot; Accessories therefor with means for internal heating, e.g. by liquid fuel
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D2/00Hair-curling or hair-waving appliances ; Appliances for hair dressing treatment not otherwise provided for
    • A45D2/001Hair straightening appliances
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D1/00Curling-tongs, i.e. tongs for use when hot; Curling-irons, i.e. irons for use when hot; Accessories therefor
    • A45D1/02Curling-tongs, i.e. tongs for use when hot; Curling-irons, i.e. irons for use when hot; Accessories therefor with means for internal heating, e.g. by liquid fuel
    • A45D1/04Curling-tongs, i.e. tongs for use when hot; Curling-irons, i.e. irons for use when hot; Accessories therefor with means for internal heating, e.g. by liquid fuel by electricity

Landscapes

  • Hair Curling (AREA)
  • Cleaning And Drying Hair (AREA)
  • Table Equipment (AREA)

Abstract

【課題】毛髪に与えるダメージを抑制することができながら、毛髪をストレートに仕上げることの可能なヘアーアイロンを得る。
【解決手段】上側髪挟持面(第1髪挟持面)4Aを有した上側挟持部(第1の挟持部)2Aと、下側髪挟持面(第2髪挟持面)4Bを有した下側挟持部(第2の挟持部)2Bとを備え、毛髪Hを挟み込まない状態で前記髪挟持面4A、4Bどうしを接触させた際に、これら上下の髪挟持面4A、4B間に空間部6が形成されるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヘアーアイロンに関する。
従来より、互いに対向して配置される一対の髪挟持面(交換部材)を有した挟持部(押圧部)を備えるとともに、前記一対の髪挟持面の幅方向に沿って波状部を設け、この波状部間で毛髪を挟み込むことで、毛髪の手入れを行うようにしたヘアーアイロンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−32831号公報
しかしながら、上記従来のヘアーアイロンにあっては、一対の髪挟持面の波状部を互いに嵌合させて噛み合わせる構成となっている。かかる構成では、挟み込んだ毛髪を挟持部の幅方向に沿って滑らす際に毛髪を挟み込むプレス力が高いため、必要以上の摩擦力が毛髪表面にかかってしまい、毛髪にダメージを与えてしまう恐れがあった。
そこで、本発明は、毛髪に与えるダメージを抑制することができながら、毛髪をストレートに仕上げることの可能なヘアーアイロンを得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、第1髪挟持面を有した第1の挟持部と、第2髪挟持面を有した第2の挟持部とを備え、当該第1髪挟持面と第2髪挟持面との間で毛髪を挟持するヘアーアイロンであって、毛髪を挟み込まない状態で前記髪挟持面どうしを接触させた際に、これら一対の髪挟持面間に空間部が形成されるようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、前記空間部は、前記一対の髪挟持面のうち少なくとも第1髪挟持面に、複数の凹凸部を設けることで形成されることを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、前記一対の髪挟持面に複数の凹凸部を設けるとともに、前記凹凸部の凹部は半円状に凹設され、前記凹凸部の凸部はその先端が平坦状に形成されており、前記空間部は、前記第1髪挟持面の凹部と、前記第2髪挟持面の凸部とを接触させることで形成されることを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、前記一対の髪挟持面に複数の凹凸部を設けるとともに、前記空間部は、前記第1髪挟持面の凸部と、前記第2髪挟持面の凸部とを接触させることで形成されることを特徴とする。
請求項5の発明にあっては、前記凹部および凸部は、それぞれが前記挟持部の幅方向に沿って延在していることを特徴とする。
請求項6の発明にあっては、前記一対の髪挟持面は、前記第1の挟持部の挟持部本体と、前記第2の挟持部の挟持部本体との対向面に、前記第1髪挟持面を有する毛髪挟持部材と、前記第2髪挟持面を有する毛髪挟持部材とを支持させることで形成されており、前記一対の髪挟持面のうち少なくとも第2髪挟持面は、前記第2の挟持部の挟持部本体に対して相対移動自在に支持されていることを特徴とする。
請求項7の発明にあっては、前記一対の挟持部のうち少なくとも第1の挟持部の幅方向一端には、当該挟持部の長手方向に沿って複数設けられ、当該挟持部の幅方向に沿うように毛髪を案内する案内突起が設けられていることを特徴とする。
請求項8の発明にあっては、前記一対の挟持部の幅方向側面に、放熱部を設けたことを特徴とする。
請求項9の発明にあっては、前記放熱部は、前記幅方向における少なくとも一方の側面に、当該挟持部の長手方向に延在するように設けられた複数の突条であることを特徴とする。
請求項10の発明にあっては、前記一対の髪挟持面が、光触媒機能を発揮するようにしたことを特徴とする。
請求項11の発明にあっては、前記光触媒機能を発揮させる材料として二酸化チタンを用いたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、毛髪を挟み込まない状態で第1髪挟持面と第2髪挟持面とを接触させた際に、これら一対の髪挟持面間に空間部が形成されるようにしたため、毛髪を挟み込むプレス力を低下させて適度な摩擦力で毛髪を挟持部の幅方向に沿って滑らすことができるようになり、毛髪に与えるダメージを抑制することができる。
請求項2の発明によれば、空間部は一対の髪挟持面のうち少なくとも第1髪挟持面に、複数の凹凸部を設けることで形成されるため、第2髪挟持面を平坦面とする簡素な構成で空間部を形成することができる。
請求項3の発明によれば、一対の髪挟持面に複数の凹凸部を設けるとともに、空間部は第1髪挟持面の半円状の凹部と第2髪挟持面の先端が平坦状に形成された凸部とを接触させることで形成されるようにしたため、どちらか一方の髪挟持面にしか凹凸部が設けられない構成と比べて、一対の髪挟持面の表面積を大きくすることができる。このように、一対の髪挟持面の表面積を大きくすることで、毛髪に与える熱エネルギーの供給範囲を増やすことができるようになり、効果的にストレート状のくせ付けを施すことができる。
請求項4の発明によれば、請求項3と同様の作用効果を得ることができる。
請求項5の発明によれば、凹部および凸部はそれぞれが前記挟持部の幅方向に沿って延在しているため、当該幅方向に対して傾斜したり直交したりする毛髪を一対の髪挟持面間に挟み込んだとしても、毛髪を整流させることができる。
請求項6の発明によれば、一対の髪挟持面のうち少なくとも第2髪挟持面は、第2の挟持部の挟持部本体に対して相対移動自在に支持されているため、これら一対の髪挟持面間に毛髪を挟み込んだ際に、凹凸部の形成された第1髪挟持面側への毛髪の密着性を高めつつ、挟み込む毛髪の量に応じて第2髪挟持面が相対移動することで、毛髪に与えるダメージを最小限に抑えながら効果的にストレート状のくせ付けを施すことができる。
請求項7の発明によれば、一対の挟持部のうち少なくとも第1の挟持部の幅方向一端には、当該挟持部の長手方向に沿って複数設けられ、当該挟持部の幅方向に沿うように毛髪を案内する案内突起が設けられているため、挟み込んだ毛髪を挟持部の幅方向に沿って滑らす際に、毛髪が挟持部の長手方向に広がってしまうのを抑制することができる。
また、毛髪を整流するための案内突起を、髪挟持面が移動する場合に比べて密着性が高く整流効果を強く発揮させることのできる固定側(髪挟持面が移動しない側)の第1の挟持部に設けることで、毛髪の整流効果をより一層高めることができる。
請求項8の発明によれば、一対の挟持部の幅方向側面に放熱部を設けたため、ヘアーアイロンの使用時に、挟持部と使用者等の頭皮や肌との接触面積を少なくすることができる。
請求項9の発明によれば、放熱部は前記一対の挟持部の幅方向における少なくとも一方の側面に、当該挟持部の長手方向に延在するように設けられた複数の突条であるため、挟持部の表面積を増加させて、効率的に放熱を行うことができるようになる。
請求項10の発明によれば、一対の髪挟持面が光触媒機能を発揮するようにしたため、髪挟持面に除菌機能や脱臭機能などを持たせることができる。
請求項11の発明によれば、前記光触媒機能を発揮させる材料として二酸化チタンを用いたため、二酸化チタンによって髪挟持面に親水性機能を持たせることができ、毛髪にしっとり感、さらさら感を与えることができるようになる。
本発明の一実施形態にかかるヘアーアイロンの斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるヘアーアイロンの断面図である。 本発明の一実施形態にかかるヘアーアイロンの髪挟持面の断面図である。 本発明の一実施形態にかかる髪挟持面の変形例を示した図である。 本発明の一実施形態にかかる髪挟持面を光触媒でコーティングした状態を模式的に示した断面図である。 本発明の一実施形態にかかる髪挟持面に光触媒粒子を含有させた状態を模式的に示した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、第1髪挟持面と第2髪挟持面とを当接させるとともに第2髪挟持面が上を向いた状態におけるヘアーアイロンを基準として上下方向を規定する。また、ヘアーアイロンの挟持部側を前方、把持部側を後方として説明する。
図1〜図3は、本発明にかかるヘアーアイロンの一実施形態を示した図である。図1および図2に示すように、本実施形態のヘアーアイロン10は、その先端側に毛髪を挟み込む髪挟持面4を有した挟持部2が配置され、その基端側に使用者が握り持つ把持部3が配置された一対のアーム1によって構成される。
具体的には、一対のアーム1は、上側挟持部(第1の挟持部)2Aおよび上側把持部3Aが一体となった上側アーム1Aと、下側挟持部(第2の挟持部)2Bおよび下側把持部3Bが一体となった下側アーム1Bとを備えている。
そして、本実施形態では、これら上側アーム1Aの基端部と下側アーム1Bの基端部とが回動連結部11を介して回動自在に連結されている。すなわち、一対のアーム1は、上側挟持部2Aと下側挟持部2Bとが離反して略V字状となる拡開位置と、上側挟持部2Aと下側挟持部2Bとが接触して一直線状となる挟み込み位置との間で回動自在となっている。
また、上側挟持部2Aおよび下側挟持部2Bは、それぞれ、上側アーム1Aおよび下側アーム1Bを閉じるように回動させた際に当接可能な上側髪挟持面(第1髪挟持面)4Aおよび下側髪挟持面(第2髪挟持面)4Bを有している。
なお、本実施形態では、挟持部2の幅方向が、上側髪挟持面4Aと下側髪挟持面4Bとの間に毛髪Hを挟み込んだ状態における毛髪Hの延在方向に相当している。また、挟持部2の長手方向が、毛髪Hの延在方向と交差する方向に相当している。
上述した上側および下側アーム1A、1Bは、外壁をなすケース21、22をそれぞれ備えており、これらケース21およびケース22の内部に形成された空洞内に、各種電機部品が収容されている。
また、ケース21およびケース22の幅方向側面部には、当該ケース21、22の長手方向に延在する放熱部としての突条25および突条26が設けられている。本実施形態では、この突条25および突条26は、ケース21およびケース22の幅方向両側部にそれぞれ2つずつ設けられており、側面視で、上下の髪挟持面4A、4Bの長手方向の長さと略同じ長さとなるように延在している。
このように、ケース21およびケース22に、長手方向に延在する突条25および突条26を設けることで、ヘアーアイロン10の使用時に、当該ケース21、22と使用者等の頭皮や肌との接触面積を少なくすることができる。また、長手方向に延在する突条25および突条26を設けることで、ケース21およびケース22の表面積が増加するため、効率的に放熱を行うことができるようになる。
また、本実施形態では、ケース(挟持部本体)21とケース(挟持部本体)22との対向面に、上側髪挟持面4Aを有する毛髪挟持部材15と下側髪挟持面4Bを有する毛髪挟持部材16とを支持させることで、上側挟持部(第1の挟持部)2Aおよび下側挟持部(第2の挟持部)2Bを形成している。
具体的には、毛髪挟持部材15および毛髪挟持部材16は、略薄板状のプレート部15aおよびプレート部16aを備えており、このプレート部15aおよびプレート部16aの表面に、上側髪挟持面4Aおよび下側髪挟持面4Bが形成されている。なお、このプレート部15aおよびプレート部16aは、例えば、銅やアルミニウムなど導電性の高い材料で形成し、毛髪Hに熱を伝えやすくするのが好ましい。
そして、プレート部15aおよびプレート部16aの裏面に当接するようにしてそれぞれヒータ13(13A、13B)が配置されている。本実施形態では、ヒータ13としてPCTヒータ(Positive Temperature Coefficient ヒータ)を用いており、これにより連続的な温度制御が可能となる。なお、本実施形態では、ヒータ13としてPCTヒータを用いたものを例示したが、これに限らず、ニクロム線ヒータやその他の加熱手段を用いるようにしてもよい。また、ヒータ(発熱部)は、上側挟持部(第1の挟持部)2Aおよび下側挟持部(第2の挟持部)2Bの何れか一方のみに設けられるようにしてもよい。
また、ケース21の内部には、ヒータ13の温度等を制御する制御回路14が収容されており、この制御回路14にヒータ13が電気的に接続されている。また、本実施形態では、上側髪挟持面4Aおよび下側髪挟持面4Bの温度を段階的に設定できるようにしている。
ケース21の上側把持部3A側には、操作スイッチ7が設けられており、この操作スイッチ7を操作することで、ヒータ13に対する通電のオン・オフを切り換えることができる。この操作スイッチ7の操作によってヒータ13を通電させると当該ヒータ13が発熱し、この発熱したヒータ13のそれぞれからプレート部15aおよびプレート部16aに熱が伝達されることで、プレート部15aの上側髪挟持面4Aおよびプレート部16aの下側髪挟持面4Bが加熱される。
また、ケース21の上側把持部3A側には、2つの温度調節スイッチ8が設けられており、この2つの温度調節スイッチ8を操作することで、上側髪挟持面4Aおよび下側髪挟持面4Bの設定温度を切り換えることができるようになっている。本実施形態では、設定温度を5段階に切り換えることができるようにしたものを例示している。そして、ケース21には、LEDランプによって点灯する点灯部8aが5つ設けられており、例えば、各段階に対応した点灯部8aを点灯させることで、現在の設定温度を認識できるようにしている。なお、図1では図示省略したが、把持部3の末端部(図1中右端部)には電源コード9が接続されている。
したがって、上側髪挟持面4Aと下側髪挟持面4Bとの間に毛髪Hの束を挟み込むことにより、その挟み込まれた毛髪Hは上側髪挟持面4Aと下側髪挟持面4Bとの間で温められ、ヘアーアイロン10を毛髪Hに沿って滑らせながら毛先に向けて引き下ろすことで、毛髪Hにストレート状のくせ付けを施すことができる。
ここで、本実施形態では、毛髪Hを挟み込まない状態でこれら上下の髪挟持面4A、4Bどうしを接触させた際に、上側髪挟持面4Aと下側髪挟持面4Bとの間に空間部6が形成されるようにしている。
具体的には、本実施形態では、上側髪挟持面4Aおよび下側髪挟持面4Bには、挟持部2の幅方向に沿って延在するそれぞれ同一形状の複数の凹凸部5が設けられている。また、本実施形態では、この凹凸部5の凹部5aは半円状に凹設され、凹凸部5の凸部5bはその先端が平坦状に形成されている。
かかる構成では、図3に示すように、上側髪挟持面4Aの凹部5aと下側髪挟持面の凸部5b、上側髪挟持面4Aの凸部5bと下側髪挟持面の凹部5aをそれぞれ接触させた際に、これら上下の髪挟持面4A、4B間に空間部6が形成される。
このように、上側髪挟持面4Aと下側髪挟持面4Bとの間に空間部6が形成されることで、毛髪Hを挟み込むプレス力を低下させて適度な摩擦力で毛髪Hを滑らすことができるようになり、毛髪Hに与えるダメージを抑制することができる。
なお、本実施形態では、上下の髪挟持面4A、4Bのうち一方の凸部5bが他方の凹部5aに入り込んだ際に形成される空間部6の寸法が、0.05ミリ〜0.5ミリ程度となるように設計するのが好ましい。一般的な毛髪Hの直径が0.05ミリ以上であることから空間部6の寸法を0.05ミリ未満とすると毛髪Hを挟み込むプレス力を強めてしまい、空間部6の寸法を逆に大きくしすぎると効果的なプレス力を与えることができず、毛髪Hにストレート状のくせ付けを施すことができないためである。
さらに、本実施形態では、この上下の髪挟持面4A、4Bのうち少なくとも下側髪挟持面(第2髪挟持面)4Bは、ケース(挟持部本体)22に対して相対移動自在に支持されている。
具体的には、図2に示すように、ケース22の内部には毛髪挟持部材16の四隅に対応する位置に4個のフロートばね12が配置されており、このフロートばね12を介して毛髪挟持部材16のフロート部16aが上下に往復動可能に支持されている。すなわち、本実施形態では、フロートばね12の付勢力を利用することで、下側髪挟持面4Bをケース22に対して上下動可能に支持している。
かかる構成では、上側髪挟持面4Aと下側髪挟持面4Bとの間に毛髪Hを挟み込んだ際に、凹凸部5の形成された上側髪挟持面4A側への毛髪Hの密着性を高めつつ、挟み込む毛髪Hの量に応じて下側髪挟持面4Bが相対移動することで、毛髪Hに与えるダメージを最小限に抑えながら効果的にストレート状のくせ付けを施すことができる。
なお、本実施形態では、毛髪挟持部材16の四隅をフロートばね12で支えるようにしているが、このフロートばね12の位置や配置個数は、適宜に設定することが可能である。また、毛髪挟持部材16の上下方向の移動可能範囲は、0〜3ミリ程度となるように設定するのが好ましい。移動量が3ミリ以上となると、挟み込んだ毛髪Hにかかる荷重や引き下ろす際に生じる摩擦力が増大してしまい、ヘアーアイロン10を毛髪Hに沿ってスムーズに滑らすことが難しくなってしまうからである。
また、図1に示すように、上側挟持部(第1の挟持部)2Aの幅方向両端には、挟持部2の長手方向に沿って複数設けられ、挟持部2の幅方向に沿うように毛髪Hを案内する案内突起24が設けられている。
案内突起24は、本実施形態では上側髪挟持面4Aの長辺近傍の幅方向外側に、等間隔に8個ずつ配置されており、上下の髪挟持面4A、4B間で挟み込んだ毛髪Hを滑らす際に、毛髪Hが挟持部2の長手方向に広がってしまうのを抑制することができる。
以上、詳細に亘って説明してきたように、本実施形態のヘアーアイロン10によれば、上側髪挟持面(第1髪挟持面)4Aを有した上側挟持部(第1の挟持部)2Aと、下側髪挟持面(第2髪挟持面)4Bを有した下側挟持部(第2の挟持部)2Bとを備え、毛髪Hを挟み込まない状態で前記髪挟持面4A、4Bどうしを接触させた際に、これら上下の髪挟持面4A、4B間に空間部6が形成されるようにしたため、毛髪Hを挟み込むプレス力を低下させて適度な摩擦力で毛髪を挟持部2の幅方向に沿って滑らすことができるようになり、毛髪Hに与えるダメージを抑制することができる。
また、このように上下の髪挟持面4A、4B間に空間部6を設けることで、挟み込まれる毛髪Hの自由度を適度に確保することができるため、毛髪Hの整流効果をより高めることができる。
さらにまた、本実施形態では、上下の髪挟持面4A、4Bに複数の凹凸部5を設けるとともに、上側髪挟持面4Aの半円状の凹部5aと下側髪挟持面4Bの先端が平坦状に形成された凸部5bとを接触させることで空間部6が形成されるようにしたため、どちらか一方の髪挟持面にしか凹凸部が設けられない構成と比べて、上下の髪挟持面4A、4Bの表面積を大きくすることができる。このように、上下の髪挟持面4A、4Bの表面積を大きくすることで、毛髪に与える熱エネルギーの供給範囲を増やすことができるようになり、効果的にストレート状のくせ付けを施すことができる。
なお、本実施形態では、上下の髪挟持面4A、4Bに複数の凹凸部5を設けることで空間部6を形成したが、上下の髪挟持面4A、4Bのうち、上側髪挟持面4Aのみに複数の凹凸部8を設けるようにすると、下側髪挟持面4Bを平坦面とする簡素な構成で空間部6を形成することができるようになる。
また、本実施形態では、複数の凹凸部5の凹部5aおよび凸部5bは、それぞれが挟持部2の幅方向に沿って延在しているため、当該幅方向に対して傾斜したり直交したりする毛髪Hを上下の髪挟持面4A、4B間に挟み込んだとしても、毛髪を整流させることができる。
さらにまた、本実施形態では、上下の髪挟持面4A、4Bのうち少なくとも下側髪挟持面(第2髪挟持面)4Bは、下側挟持部(第2の挟持部)2Bのケース(挟持部本体)22に対して相対移動自在に支持されている。そのため、凹凸部5の形成された上側髪挟持面(第1髪挟持面)4A側への毛髪Hの密着性を高めつつ、挟み込む毛髪Hの量に応じて下側髪挟持面4Bが相対移動することで、毛髪Hに与えるダメージを最小限に抑えながら効果的にストレート状のくせ付けを施すことができる。
また、本実施形態では、上下の挟持部2A、2Bのうち少なくとも上側挟持部(第1の挟持部)2Aの幅方向一端には、挟持部2の長手方向に沿って複数設けられ、挟持部2の幅方向に沿うように毛髪Hを案内する案内突起24が設けられているため、挟み込んだ毛髪Hを挟持部2の幅方向に沿って滑らす際に、毛髪Hが挟持部2の長手方向に広がってしまうのを抑制することができる。
特に、本実施形態では、毛髪Hを整流するための案内突起24を、髪挟持面が移動する場合に比べて密着性が高く整流効果を強く発揮させることのできる固定側(髪挟持面が移動しない側)の上側挟持部(第1の挟持部)2Aに設けることで、毛髪Hの整流効果をより一層高めることができる。
また、本実施形態によれば、上下の挟持部2A、2Bの幅方向側面に突条(放熱部)25、26を設けたため、ヘアーアイロン10の使用時に、挟持部2と使用者等の頭皮や肌との接触面積を少なくすることができる。
さらにまた、本実施形態では、放熱部は上下の挟持部2A、2Bの幅方向における少なくとも一方の側面に、挟持部2の長手方向に延在するように設けられた複数の突条25、26であるため、挟持部2の表面積を増加させて、効率的に放熱を行うことができるようになる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能である。例えば、上記実施形態では、上側髪挟持面4Aの凹部5aと下側髪挟持面4Bの凸部5bとを接触させることで空間部6が形成されるようにしたが、図4に示す変形例のように、上側髪挟持面4Aの凸部5aと下側髪挟持面4Bの凸部5aとを接触させることで空間部30を形成するようにしてもよい。この場合は、上下の髪挟持面4A、4Bの凹部5aが空間部30となる。
また、髪挟持面4に光触媒機能を持たせるようにしてもよい。例えば、図5に示すように、光触媒粒子を含んだコーティング材4aをプレート部15a(16a)の表面に塗布してコーティングしたり、図6に示すように、光触媒粒子4bをプレート部15a(16a)に含有させたりすることで、髪挟持面4に光触媒機能を持たせることができる。こうすれば、髪挟持面4に除菌機能、脱臭機能などを持たせることができる。
なお、髪挟持面4に光触媒機能を発揮させる材料としては、銀など公知の材料を用いることができるが、特に二酸化チタンを用いるのが好適である。このように、二酸化チタンを用いることで、当該二酸化チタンによって髪挟持面4に親水性機能を持たせることができ、毛髪にしっとり感やさらさら感を与えることができるようになる。
2A 上側挟持部(第1の挟持部)
2B 下側挟持部(第2の挟持部)
4A 上側髪挟持面(第1髪挟持面)
4B 下側髪挟持面(第2髪挟持面)
5 凹凸部
6、30 空間部
10 ヘアーアイロン

Claims (11)

  1. 第1髪挟持面を有した第1の挟持部と、第2髪挟持面を有した第2の挟持部とを備え、当該第1髪挟持面と第2髪挟持面との間で毛髪を挟持するヘアーアイロンであって、
    毛髪を挟み込まない状態で前記髪挟持面どうしを接触させた際に、これら一対の髪挟持面間に空間部が形成されるようにしたことを特徴とするヘアーアイロン。
  2. 前記空間部は、前記一対の髪挟持面のうち少なくとも第1髪挟持面に、複数の凹凸部を設けることで形成されることを特徴とする請求項1に記載のヘアーアイロン。
  3. 前記一対の髪挟持面に複数の凹凸部を設けるとともに、前記凹凸部の凹部は半円状に凹設され、前記凹凸部の凸部はその先端が平坦状に形成されており、
    前記空間部は、前記第1髪挟持面の凹部と、前記第2髪挟持面の凸部とを接触させることで形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のヘアーアイロン。
  4. 前記一対の髪挟持面に複数の凹凸部を設けるとともに、
    前記空間部は、前記第1髪挟持面の凸部と、前記第2髪挟持面の凸部とを接触させることで形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のヘアーアイロン。
  5. 前記凹部および凸部は、それぞれが前記挟持部の幅方向に沿って延在していることを特徴とする請求項2〜4のうち何れか1項に記載のヘアーアイロン。
  6. 前記一対の髪挟持面は、前記第1の挟持部の挟持部本体と、前記第2の挟持部の挟持部本体との対向面に、前記第1髪挟持面を有する毛髪挟持部材と、前記第2髪挟持面を有する毛髪挟持部材とを支持させることで形成されており、
    前記一対の髪挟持面のうち少なくとも第2髪挟持面は、前記第2の挟持部の挟持部本体に対して相対移動自在に支持されていることを特徴とする請求項1〜5のうち何れか1項に記載のヘアーアイロン。
  7. 前記一対の挟持部のうち少なくとも第1の挟持部の幅方向一端には、当該挟持部の長手方向に沿って複数設けられ、当該挟持部の幅方向に沿うように毛髪を案内する案内突起が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のうち何れか1項に記載のヘアーアイロン。
  8. 前記一対の挟持部の幅方向側面に、放熱部を設けたことを特徴とする請求項1〜7のうち何れか1項に記載のヘアーアイロン。
  9. 前記放熱部は、前記幅方向における少なくとも一方の側面に、当該挟持部の長手方向に延在するように設けられた複数の突条であることを特徴とする請求項8に記載のヘアーアイロン。
  10. 前記一対の髪挟持面が、光触媒機能を発揮するようにしたことを特徴とする請求項1〜9のうち何れか1項に記載のヘアーアイロン。
  11. 前記光触媒機能を発揮させる材料として二酸化チタンを用いたことを特徴とする請求項10に記載のヘアーアイロン。
JP2009253291A 2009-11-04 2009-11-04 ヘアーアイロン Pending JP2011098001A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009253291A JP2011098001A (ja) 2009-11-04 2009-11-04 ヘアーアイロン
RU2010145134/12A RU2010145134A (ru) 2009-11-04 2010-11-03 Щипцы для укладки волос
CN 201010535580 CN102048340A (zh) 2009-11-04 2010-11-04 烫发器
EP10189915A EP2332436A1 (en) 2009-11-04 2010-11-04 Hair iron

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009253291A JP2011098001A (ja) 2009-11-04 2009-11-04 ヘアーアイロン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011098001A true JP2011098001A (ja) 2011-05-19

Family

ID=43901507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009253291A Pending JP2011098001A (ja) 2009-11-04 2009-11-04 ヘアーアイロン

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP2332436A1 (ja)
JP (1) JP2011098001A (ja)
CN (1) CN102048340A (ja)
RU (1) RU2010145134A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7491835B2 (ja) 2020-12-25 2024-05-28 ヤーマン株式会社 毛髪挟持装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6542341B2 (ja) * 2017-12-14 2019-07-10 花王株式会社 毛髪保持具及びその製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63123206U (ja) * 1987-02-02 1988-08-10
JP2004249122A (ja) * 2004-04-15 2004-09-09 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 髪処理装置
JP2007143783A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Matsushita Electric Works Ltd 超音波ヘアセット器
WO2009050799A1 (ja) * 2007-10-17 2009-04-23 Takashi Mukai ヘアーアイロン

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5783800A (en) * 1996-08-12 1998-07-21 Thompson; Ivan C. Hair braiding tool with mating semi-cylindrical groove pairs having different sizes
JPH1132831A (ja) 1997-07-18 1999-02-09 Matetsuku Matsuzaki:Kk ヘアーアイロン
US6070596A (en) * 1998-09-25 2000-06-06 Wahl Clipper Corporation Heated hair styling device
DE20119133U1 (de) * 2001-11-23 2003-04-03 Wik Far East Ltd Haarformer zum Umformen von Haaren sowie Wärmeplatte für einen solchen Haarformer
JP3594961B2 (ja) * 2004-04-19 2004-12-02 九州日立マクセル株式会社 髪処理装置
JP4293211B2 (ja) * 2006-08-31 2009-07-08 パナソニック電工株式会社 ヘアーアイロン
US7540289B2 (en) * 2006-09-22 2009-06-02 Masood Habibi Hair styling device and method of operation

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63123206U (ja) * 1987-02-02 1988-08-10
JP2004249122A (ja) * 2004-04-15 2004-09-09 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 髪処理装置
JP2007143783A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Matsushita Electric Works Ltd 超音波ヘアセット器
WO2009050799A1 (ja) * 2007-10-17 2009-04-23 Takashi Mukai ヘアーアイロン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7491835B2 (ja) 2020-12-25 2024-05-28 ヤーマン株式会社 毛髪挟持装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2332436A1 (en) 2011-06-15
RU2010145134A (ru) 2012-05-10
CN102048340A (zh) 2011-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2640039T3 (es) Dispositivo de peluquería provisto de mordazas
KR101771212B1 (ko) 고데기
JP2006006909A (ja) ヘアアイロン
JP7477565B2 (ja) 髪の乾燥方法
US20180014618A1 (en) Hair iron
JP2006239388A (ja) 緩衝部材が取り付けられたヘアーアイロン
US20110232673A1 (en) Hair treatment tool including flat iron
US20050051188A1 (en) Hair styling appliance
US20140353301A1 (en) Hair styling appliance
WO2008054090A1 (en) Hair styler
JP2019126703A (ja) 整髪機器
JP2011098001A (ja) ヘアーアイロン
EP2319355A1 (en) Hair iron
JP2011098000A (ja) ヘアーアイロン装置
JP2020018936A (ja) ヘアーアイロン
KR101067391B1 (ko) 헤어아이론
JP2013056023A (ja) ヘアーアイロン
JP2015104448A (ja) ヘアーアイロンおよびその使用方法
KR200456395Y1 (ko) 브러쉬를 구비한 헤어아이론
JP5536612B2 (ja) ヘアーアイロン
JP6512471B2 (ja) ヘアーアイロン
JP5752717B2 (ja) 毛髪スタイリング装置
CN216255901U (zh) 一种直发梳
JP2012085922A (ja) ヘアーアイロン装置
KR200262444Y1 (ko) 전기 빗

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111118

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130528