JP2011098000A - ヘアーアイロン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より確実に毛髪を所望形状に整髪することのできるヘアーアイロン装置を得る。
【解決手段】ヘアーアイロン装置100は、第1の毛髪挟持面22aを有する第1の挟持部2bと第2の毛髪挟持面32aを有する第2の挟持部3bとを有し、当該第1の毛髪挟持面22aと第2の毛髪挟持面32aとで毛髪Hを挟持するヘアーアイロン1と、前記第2の挟持部3bに着脱自在に設けられ、毛髪Hを整形するセット部材10と、を備えている。そして、第1の挟持部2bに、前記第1の毛髪挟持面22aと第2の毛髪挟持面32aとで毛髪Hを挟み込んだ際に毛髪Hを前記第2の挟持部3b側へとガイドする突部20cを設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、ヘアーアイロン装置に関する。
従来、ヘアーアイロン装置として、基端を回動自在に連結して開閉自在に設けた一対のグリップと、各グリップの先端側に対向して設けられ、裏面側にカール部が設けられた平面状の発熱部(挟持部)と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、対向する発熱部(挟持部)で毛髪を挟み込んでヘアーアイロン装置を回転させ、発熱部(挟持部)に挟み込まれていない毛髪をカール部に押し当てた状態で、当該ヘアーアイロン装置を毛髪に沿って引き下ろすことで毛髪に癖付けを施している。
さらに、この特許文献1では、発熱部のカール部の曲率とは異なる曲率の湾曲面を有する補助ケースを発熱部(挟持部)に着脱自在に装着できるようにすることで、毛髪をカールさせるときの曲げ度合いを変えることができるようにしている。
特開2005−198984号公報
しかしながら、上記従来技術では、発熱部が平坦状に形成されており、発熱部(挟持部)間に毛髪を挟み込んだだけでは毛髪をカールさせることができず、毛髪を所望形状に整髪することができないおそれがあった。
そこで、本発明は、より確実に毛髪を所望形状に整髪することのできるヘアーアイロン装置を得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、第1の毛髪挟持面を有する第1の挟持部と第2の毛髪挟持面を有する第2の挟持部とを有し、当該第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟持するヘアーアイロンと、前記第2の挟持部に着脱自在に設けられ、毛髪を整形するセット部材と、を備えるヘアーアイロン装置であって、前記第1の挟持部には、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ際に毛髪を前記第2の挟持部側へとガイドする突部が設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載のヘアーアイロン装置において、前記第1の挟持部と第2の挟持部のうち少なくともいずれか一方の挟持部に、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで挟み込んだ毛髪に熱を加える発熱部が設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、請求項1または請求項2に記載のヘアーアイロン装置において、前記ヘアーアイロン装置は、複数種類のセット部材を備えることを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のヘアーアイロン装置において、前記ヘアーアイロン装置は、カール部が設けられたセット部材を備えることを特徴とする。
請求項5の発明にあっては、請求項4に記載のヘアーアイロン装置において、複数種類の前記セット部材は、前記カール部が設けられたセット部材とは別に、当該カール部とは異なる曲率のカール部を有するセット部材を備えることを特徴とする。
請求項6の発明にあっては、請求項4または請求項5に記載のヘアーアイロン装置において、前記カール部がセット部材の側部に設けられていることを特徴とする。
請求項7の発明にあっては、請求項4〜6のうちいずれか1項に記載のヘアーアイロン装置において、前記第2の挟持部に装着した状態における前記セット部材のカール部は、前記第2の挟持部を第2の毛髪挟持面が上を向くように配置した際に、当該第2の毛髪挟持面よりも下方に位置することを特徴とする。
請求項8の発明にあっては、請求項1〜6のうちいずれか1項に記載のヘアーアイロン装置において、前記第2の挟持部に前記セット部材を装着して当該第2の挟持部を第2の毛髪挟持面が上を向くように配置した状態において、当該セット部材の上部には、上方に突出する第1の突起が設けられており、前記第1の突起は、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向に間隔を開けて複数設けられていることを特徴とする。
請求項9の発明にあっては、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のヘアーアイロン装置において、前記ヘアーアイロン装置は、前記第2の挟持部を第2の毛髪挟持面が上を向くように配置して当該第2の挟持部に装着した状態において、上部に平面部を有するとともに当該平面部が前記第2の毛髪挟持面よりも下方に位置するセット部材を備えることを特徴とする。
請求項10の発明にあっては、請求項9に記載のヘアーアイロン装置において、前記平面部には上方に突出する第2の突起が設けられており、当該第2の突起が、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向に間隔を開けて複数設けられていることを特徴とする。
請求項11の発明にあっては、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のヘアーアイロン装置において、前記ヘアーアイロン装置は、前記第2の挟持部を第2の毛髪挟持面が上を向くように配置して当該第2の挟持部に装着した状態において、上部に前記第2の毛髪挟持面と略平行をなすように形成された上面部と、側部に前記第2の毛髪挟持面と略垂直をなすように形成された側面部と、前記上面部と側面部とをつなぐ曲面部と、を有し、当該曲面部には上方に突出する第3の突起が設けられており、当該第3の突起が、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向に間隔を開けて複数設けられているセット部材を備えることを特徴とする。
請求項12の発明にあっては、請求項11に記載のヘアーアイロン装置において、前記曲面部には湾曲して突出する第4の突起が設けられており、当該第4の突起が、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向に間隔を開けて複数設けられていることを特徴とする。
請求項13の発明にあっては、請求項1〜12のうちいずれか1項に記載のヘアーアイロン装置において、前記ヘアーアイロン装置は、前記第1の挟持部の第2の挟持部側への相対移動を規制する規制部材を備えていることを特徴とする。
請求項14の発明にあっては、請求項13に記載のヘアーアイロン装置において、前記ヘアーアイロン装置には、前記規制部材による規制時における前記第1の挟持部の第2の挟持部に対する相対位置を変える可変手段が設けられていることを特徴とする。
請求項15の発明にあっては、請求項1〜14のうちいずれか1項に記載のヘアーアイロン装置において、前記セット部材および前記ヘアーアイロンには、互いに解除可能に嵌合する嵌合部が設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1の挟持部に、第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ際に毛髪を第2の挟持部側へとガイドする突部を設けることで、当該突部によって毛髪を第2の挟持部側に押しやることができる。その結果、毛髪をセット部材に押し当てて癖付けを施す前に、突部によって毛髪に癖付けを施すことが可能となって、より確実に毛髪に癖付けを施すことができるようになる。このように、請求項1の発明によれば、より確実に毛髪を所望形状に整髪することができるようになる。
請求項2の発明によれば、第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで挟み込んだ毛髪に熱を加える発熱部を設けることで、熱エネルギがあたえられて毛髪繊維同士の水素結合が切断された状態の毛髪を、突部によって第2の挟持部側に押しやることができる。その結果、より確実に毛髪に癖付けを施すことができるようになる。
請求項3の発明によれば、ヘアーアイロン装置が複数種類のセット部材を備えているため、一つのヘアーアイロンで様々なヘアアレンジが可能になる。
請求項4の発明によれば、ヘアーアイロン装置がカール部が設けられたセット部材を備えているため、このセット部材を用いることで、毛髪にカール状の癖付けを施すことができる。
請求項5の発明によれば、ヘアーアイロン装置がカール部の曲率が異なる複数種類のセット部材を備えているため、装着するセット部材を変えることで、毛髪を所望の曲げ度合いにカールさせることが可能となる。
請求項6の発明によれば、カール部をセット部材の側部に設けたため、セット部材の厚さを薄くすることが可能となり、セット部材の厚さ方向の小型化を図ることができ、ひいては、ヘアーアイロン装置の厚みを薄くすることが可能となる。
請求項7の発明によれば、第2の挟持部に装着した状態におけるセット部材のカール部が、第2の挟持部を第2の毛髪挟持面が上を向くように配置した際に、当該第2の毛髪挟持面よりも下方に位置するようにしたため、毛髪を、第2の毛髪挟持面からカール部へとへとスムーズに進ませることが可能となる。また、毛髪が途中で極端に屈曲してしまうのが抑制され、カールさせる際に毛髪にかかる負荷を極力軽減させることができるようになる。
請求項8の発明によれば、第2の挟持部にセット部材を装着して当該第2の挟持部を第2の毛髪挟持面が上を向くように配置した状態において、当該セット部材の上部に、上方に突出する第1の突起を設けるとともに、当該第1の突起を、第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向に間隔を開けて複数設けている。そのため、ヘアーアイロン装置を毛髪に沿って引き下ろす際に、この第1の突起によって毛髪を整流させることができる。また、第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで挟み込んだ毛髪が毛髪挟持面の領域から外れてしまったり、毛髪がセット部材に押し当てられなくなってしまったりするのを抑制することができる。このように、第1の突起を設けることで、毛髪を第1の突起の間に入り込ませて整流させることができ、毛髪をより均一にカールさせることが可能となる。
請求項9の発明によれば、ヘアーアイロン装置が、第2の挟持部を第2の毛髪挟持面が上を向くように配置して当該第2の挟持部に装着した状態において、上部に平面部を有するとともに当該平面部が第2の毛髪挟持面よりも下方に位置するセット部材を備えている。このセット部材を第2の挟持部に装着することで、毛髪をセット部材の平面部に接触させることができ、毛髪をよりストレートに整髪することができるようになる。また、平面部を第2の毛髪挟持面よりも下側となるように設けているため、毛髪の流れをスムーズにして毛髪にかかる負荷を低減することができる。
請求項10の発明によれば、平面部に上方に突出する第2の突起を設けるとともに、当該第2の突起を、第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向に間隔を開けて複数設けている。そのため、毛髪を第2の突起の間に入り込ませて整流させることができ、毛髪をよりストレートに整髪することが可能となる。
請求項11の発明によれば、ヘアーアイロン装置が、第2の挟持部を第2の毛髪挟持面が上を向くように配置して当該第2の挟持部に装着した状態において、上部に第2の毛髪挟持面と略平行をなすように形成された上面部と、側部に第2の毛髪挟持面と略垂直をなすように形成された側面部と、上面部と側面部とをつなぐ曲面部と、を有し、当該曲面部に上方に突出する第3の突起を設けるとともに、当該第3の突起を、第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向に間隔を開けて複数設けたセット部材を備えている。このセット部材を第2の挟持部に装着することで、毛髪の根元部分に癖付けを施すことが可能となり、毛髪全体にボリューム感を与えるように整髪することができるようになる。
また、第3の突起を設けることにより毛髪を掻き分けることができるため、毛髪挟持面をよりスムーズに毛髪の根元部に挿入させることができ、より根元部分から毛髪に癖付けを施すことができる。
請求項12の発明によれば、曲面部に湾曲して突出する第4の突起を設けるとともに、当該第4の突起を、第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向に間隔を開けて複数設けている。そのため、毛髪を第4の突起の間に入り込ませて整流させることができ、毛髪全体により均一なボリューム感を与えるように整髪することができる。
請求項13の発明によれば、ヘアーアイロン装置は、第1の挟持部の第2の挟持部側への相対移動を規制する規制部材を備えているため、第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面との間に挟み込まれた毛髪に過度の負荷がかかってしまうのを抑制することができ、毛髪へのダメージを抑制することができる。
請求項14の発明によれば、ヘアーアイロン装置に、規制部材による規制時における第1の挟持部の第2の挟持部に対する相対位置を変える可変手段を設けている。したがって、整髪の種類等に応じて規制時における第1の挟持部の第2の挟持部に対する相対位置を変え、第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面との間に挟み込まれた毛髪にかかる負荷をより最適な状態とすることが可能となる。
請求項15の発明によれば、セット部材およびヘアーアイロンに、互いに解除可能に嵌合する嵌合部を設けることで、セット部材のヘアーアイロンへの着脱を容易に行うことができるようになる。
図1は、本発明の一実施形態にかかるヘアーアイロン装置の斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態にかかるヘアーアイロン装置の側面図である。 図3は、本発明の一実施形態にかかるヘアーアイロン装置の断面図である。 図4は、本発明の一実施形態にかかるヘアーアイロン装置の挟持部材の動きを示す断面図であって、(a)は、挟持面同士を当接させた状態を示す断面図、(b)は、さらに強く閉じた際に挟持部材が沈み込んだ状態を示す断面図である。 図5は、本発明の一実施形態にかかるセット部材の第一例を示す斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態にかかるセット部材の第一例を示す断面図である。 図7は、本発明の一実施形態にかかるセット部材の第二例を示す斜視図である。 図8は、本発明の一実施形態にかかるセット部材の第二例を示す断面図である。 図9は、本発明の一実施形態にかかるセット部材の第三例を示す斜視図である。 図10は、本発明の一実施形態にかかるセット部材の第三例を示す断面図である。 図11は、本発明の一実施形態にかかるセット部材の第四例を示す斜視図である。 図12は、本発明の一実施形態にかかるセット部材の第四例を示す断面図である。 図13は、本発明の一実施形態にかかるセット部材の第五例を示す斜視図である。 図14は、本発明の一実施形態にかかるセット部材の第五例を示す断面図である。 図15は、本発明の一実施形態にかかるスライド部材を示す図であって、(a)は、スライドする前を示す断面図、(b)は、スライドした後を示す断面図である。 図16は、本発明の一実施形態にかかるスライド部材とセット部材との連動を示す図であって、セット部材がスライド部材に当接する前の平面図である。 図17は、本発明の一実施形態にかかるスライド部材とセット部材との連動を示す図であって、セット部材がスライド部材に当接する前の内部を示す平面図である。 図18は、本発明の一実施形態にかかるスライド部材とセット部材との連動を示す図であって、セット部材がスライド部材に当接した状態における平面図である。 図19は、本発明の一実施形態にかかるスライド部材とセット部材との連動を示す図であって、セット部材がスライド部材に当接した状態における内部を示す平面図である。 図20は、本発明の一実施形態にかかるスライド部材とセット部材との連動を示す図であって、セット部材を挟持部に装着した状態における平面図である。 図21は、本発明の一実施形態にかかるスライド部材とセット部材との連動を示す図であって、セット部材を挟持部に装着した状態における内部を示す平面図である。 図22は、本発明の一実施形態にかかる毛髪挟持面を光触媒でコーティングした状態を模式的に示す断面図である。 図23は、本発明の一実施形態にかかる毛髪挟持面に光触媒粒子を含有させた状態を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とを当接させるとともに第2の毛髪挟持面が上を向いた状態におけるヘアーアイロンを基準として上下方向を規定する。また、ヘアーアイロンの挟持部側を前方、把持部側を後方として説明する。
本実施形態にかかるヘアーアイロン装置100は、図1および図2に示すように、ヘアーアイロン1と、当該ヘアーアイロン1に着脱自在に装着されて毛髪Hを整形するセット部材10と、を備えている。
本実施形態では、ヘアーアイロン1は、回動連結部4を介して略V字状に拡開可能に連結された上側アーム部2および下側アーム部3を備えており、上側アーム部2と下側アーム部3とを回動連結部4を介して相対回動させることで、上側アーム部2および下側アーム部3の先端同士を接離できるようにしている。本実施形態では、上側アーム部2と下側アーム部3との相対回動に伴って、後述する上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとが接離されるようにしている。
また、本実施形態では、下側アーム部3の回動連結部4近傍に、上方に開口した筒部3cが設けられているとともに、上側アーム部2の回動連結部4近傍に、下方に開口して、筒部3c内に挿入可能な筒部2cが設けられている。そして、この筒部2cと筒部3cとで形成された空間部には、コイルスプリング5が収容されており、このコイルスプリング5によって、上側アーム部2と下側アーム部3とを互いに拡開するように付勢している。また、筒部2cを筒部3c内に挿入させることで、ヘアーアイロン1を閉じる際に、上側アーム部2と下側アーム部3とが幅方向にずれてしまうのを抑制している。なお、本実施形態では、図示せぬストッパによって、上側アーム部2と下側アーム部3の拡開方向への回動が規制されている。
また、上側アーム部2および下側アーム部3の回動連結部4側(ヘアーアイロン1の後側)には、上側把持部2aおよび下側把持部3aがそれぞれ設けられており、先端側には、上側挟持部(第1の挟持部)2bおよび下側挟持部(第2の挟持部)3bがそれぞれ設けられている。
そして、上側挟持部2bおよび下側挟持部3bは、それぞれ、上側アーム部2および下側アーム部3を閉じるように回動させた際に当接可能な上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面)22aおよび下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aを有している。
さらに、本実施形態では、上側挟持部2bおよび下側挟持部3bには、図3に示すように、発熱部としてのヒータ23およびヒータ33が設けられている。
また、セット部材10の外表面には、図4及び図6に示すように、毛髪Hをカールさせるためのカール部10eが設けられている。
そして、上側アーム部2および下側アーム部3の先端側に形成された上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで毛髪Hを挟み込み、ヒータ23およびヒータ33で発生させた熱を上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aを介して毛髪Hに加えることで、毛髪Hにカール状やストレート状の癖付けを施している。
例えば、毛髪Hへのカール状の癖付けは、以下のようにして行われる。まず、加熱した上側挟持部2bおよび下側挟持部3bを互いに対向させ、上側挟持部2bと下側挟持部3bとの間に、上側挟持部2bおよび下側挟持部3bの幅方向に延在するように毛髪Hを配置した状態で、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで毛髪Hを挟み込む。次に、毛髪Hを挟み込んだ状態でヘアーアイロン装置100を回転させて、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで挟み込まれていない根元側の毛髪Hをセット部材10のカール部10eに押し当てる。そして、毛髪Hをセット部材10のカール部10eに押し当てた状態で、ヘアーアイロン装置100を、毛髪Hに沿って滑らせながら毛先に向けて引き下ろすことで、毛髪にカール状の癖付けが施される。なお、毛髪Hへのストレート状の癖付けは、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで毛髪を挟み込んだヘアーアイロン装置100を回転させずに、毛髪Hに沿って滑らせながら毛先に向けて引き下ろすことで行われる。
このように、本実施形態にかかるヘアーアイロン装置100は、毛髪Hに熱による癖付けを施すことで整髪を行うものである。
なお、本実施形態では、上側挟持部(第1の挟持部)2bおよび下側挟持部(第2の挟持部)3bの幅方向が、上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面)22aおよび下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aとで毛髪Hを挟み込んだ状態において、上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面)22aおよび下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aとで挟み込まれた毛髪Hの延在方向に相当している。また、上側挟持部(第1の挟持部)2bおよび下側挟持部(第2の挟持部)3bの長手方向が、毛髪Hの延在方向と交差する方向に相当している。
上述した上側アーム部2および下側アーム部3は、外壁をなすケース20およびケース30を備えており、これらケース20およびケース30は、複数の分割体を継ぎ合わせて構成されている。また、ケース20およびケース30の内部には空洞が形成されており、この空洞内に、各種電気部品が収容されている。
本実施形態では、図4に示すように、下方に開口した上部ケース20aの下端に設けた溝部に、上方に開口した下部ケース20bの上端に設けた突部を嵌合させ、溶着や接着等により上部ケース20aおよび下部ケース20bを一体化させることで、内部に空洞が形成されたケース20を形成している。
また、図4に示すように、上方に開口した下部ケース30bの上端側部に設けた溝部に、下方に開口した上部ケース30aの下端側部に設けた突部を嵌合させ、溶着や接着、またはネジ等により上部ケース30aおよび下部ケース30bを一体化させることで、内部に空洞が形成されたケース30を形成している。
そして、ケース20およびケース30の幅方向両側部には、当該ケース20およびケース30の長手方向に延在する突条20dおよび突条30eが設けられている。
この突条20dおよび突条30eは、ケース20およびケース30の上側挟持部2bおよび下側挟持部3b側に設けられており、側面視で、前端が上下の毛髪挟持面22a、32aの前側短辺よりも前方に突出するとともに、後端が上下の毛髪挟持面22a、32aの後側短辺よりも後方に突出するように延在している。
このように、ケース20およびケース30に、長手方向に延在する突条20dおよび突条30eを設けることで、ヘアーアイロン装置100の使用時に、ケース20およびケース30と使用者等の頭皮や肌との接触面積を少なくすることができる。また、長手方向に延在する突条20dおよび突条30eを設けることで、ケース20およびケース30の表面積が増加するため、効率的に放熱を行うことができるようになる。すなわち、突条20dおよび突条30eは、放熱部としても機能するものである。
また、本実施形態では、ケース(挟持部本体)20およびケース(挟持部本体)30に、上側毛髪挟持面22aを有する毛髪挟持部材21および下側毛髪挟持面32aを有する毛髪挟持部材31を支持させることで、上側挟持部(第1の挟持部)2bおよび下側挟持部(第2の挟持部)3bを形成している。
具体的には、毛髪挟持部材21および毛髪挟持部材31は、略板状のプレート部22およびプレート部32を備えており、このプレート部22およびプレート部32の表面に、略平坦状の上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aが形成されている。本実施形態では、上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aは、図1に示すように、平面視で、ケース20の長手方向に細長い略長方形状に形成されている。
さらに、プレート部22およびプレート部32は、幅方向(第1の挟持部および第2の挟持部の幅方向と同一の方向)両端部が、ケース20およびケース30の内側に向けて屈曲しており、上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aの幅方向両端には、図4に示すように、幅方向断面視で、斜め外側に向けて凸となる湾曲面22dおよび湾曲面32dがそれぞれ形成されている。
そして、プレート部22およびプレート部32のケース20およびケース30の内側には、ヒータ23およびヒータ33を収容する収容部24および収容部34が形成されており、収容部24および収容部34に収容したヒータ23およびヒータ33が、それぞれプレート部22およびプレート部32の裏面に当接するようにしている。
このプレート部22およびプレート部32は、例えば、銅やアルミニウムなど導電性の高い材料で形成し、毛髪Hに熱を伝えやすくするのが好ましい。
また、本実施形態では、ヒータ23およびヒータ33としてPTCヒータ(Positive Temperature Coefficient ヒータ)を用いており、これにより連続的な温度制御が可能となる。なお、本実施形態では、ヒータ23およびヒータ33としてPTCヒータを用いたものを例示したが、これに限らず、ニクロム線ヒータやその他の加熱手段を用いるようにしてもよい。また、ヒータ(発熱部)は、上側挟持部(第1の挟持部)2bおよび下側挟持部(第2の挟持部)3bのいずれか一方のみに設けられるようにしてもよい。
また、ケース20の内部には、ヒータ23およびヒータ33の温度等を制御する制御回路6が収容されており、この制御回路6にヒータ23およびヒータ33がリード線8を介して接続されている。また、本実施形態では、上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aの温度を段階的に設定できるようにしている。なお、ケース20内の空洞は、図4に示すように、制御回路6とプレート部22との間で、リード線8を挿通させるための挿通孔81が設けられたパッキング80によって画成されており、このパッキング80を設けることで制御回路6の防水効果を高めている。また、ヘアーアイロン1の後端部1aからは、電源コード72が引き出されている。
そして、ケース20の上側把持部2a側には、操作スイッチ7が設けられており、この操作スイッチ7を操作することで、ヒータ23およびヒータ33に対する通電のオン・オフを切り換えることができるようになっている。この操作スイッチ7の操作によってヒータ23およびヒータ33を通電させると当該ヒータ23およびヒータ33が発熱し、この発熱したヒータ23およびヒータ33からプレート部22およびプレート部32に熱が伝達されることで、プレート部22およびプレート部32が加熱される。
さらに、本実施形態では、図3に示すように、ヒータ23にサーミスタ73が取り付けられており、ヒータ23の温度変化に伴って変化するサーミスタ73の抵抗値を利用して、ヒータ23およびヒータ33の温度を制御している。なお、符号74はヒューズであり、このヒューズ74を設けることで、制御回路6の破損等により上側毛髪挟持面22aや下側毛髪挟持面32aの温度が所定の温度を超えてしまった場合に、ヒータ23およびヒータ33への通電が遮断されるようにしている。
また、ケース20の上側把持部2a側には、2つの温度調節スイッチ70a、70bが設けられており、この2つの温度調節スイッチ70a、70bを操作することで、上側毛髪挟持面22aおよび下側毛髪挟持面32aの設定温度を切り換えることができるようになっている。本実施形態では、設定温度を5段階に切り換えることができるようにしたものを例示している。そして、ケース20には、図示せぬLEDランプによって点灯する点灯部71が5つ設けられており、例えば、各段階に対応した点灯部71を点灯させることで、現在の設定温度を認識できるようにしている。
ここで、本実施形態では、上側挟持部2bに、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで毛髪Hを挟み込んだ際に毛髪Hを下側挟持部3b側へとガイドする突部20cを下方に向けて突設している。
この突部20cは、上側挟持部2bの幅方向両端に、当該上側挟持部2bの長手方向に沿って設けられている。また、本実施形態では、突部20cは、図1に示すように、上側毛髪挟持面22aの長辺近傍の幅方向外側に、上側毛髪挟持面22aの長辺とほぼ同じ長さとなるように延設されている。
そして、突部20cは、当該突部20cの頂部が、幅方向断面視で、下に突となる略半円弧状となるように形成されている。
なお、この突部20cは、耐熱性樹脂や金属材料(銅、アルミニウムなどの導電性の高いもの)で形成するのが好ましい。
さらに、本実施形態では、毛髪挟持部材21は、図4に示すように、ケース(挟持部本体)20に対して上下方向(第1の毛髪挟持面の法線方向)に相対的に往復移動可能に支持されている。
具体的には、毛髪挟持部材21の4隅を、ケース20内に配置された4個のフロートばね9にて支持することで、毛髪挟持部材21をケース20に対して上下移動できるようにしている。そして、毛髪挟持部材21に設けたストッパ部材25を下部ケース20bに設けたストッパ部20eに係合させることで、毛髪挟持部材21がケース20から外れてしまわないようにしている。すなわち、本実施形態では、フロートばね9の付勢力を利用することで、毛髪挟持部材21をケース20に上下動可能に支持している。
このように、毛髪挟持部材21をケース20に上下動可能に支持することで、図4(b)に示すように、ケース20がケース30に対して下方に相対移動する際に、毛髪Hが突部20cによって下方に押圧されることとなる。
なお、ストッパ部材25をストッパ部20eに係合させたときに、毛髪挟持部材21をフロートばね9によって下側に向けて付勢させることで、毛髪挟持部材21のがたつきを抑制できるようにするのが好ましい。また、本実施形態では、毛髪挟持部材21の4隅をフロートばね9で支えるようにしているが、このフロートばねの位置や配置個数は、適宜設定することが可能である。また、毛髪挟持部材21の上下方向の移動可能範囲は、0〜3mm程度となるように設定するのが好ましい。移動量が3mm以上となると、挟み込んだ毛髪にかかる荷重や引き下ろす際に生じる摩擦力が増大してしまい、ヘアーアイロン装置100を毛髪Hに沿ってスムーズに滑らすことが難しくなってしまうからである。
また、本実施形態では、毛髪挟持部材31は、図4に示すように、下部ケース30bに設けられたリブ等で形成された載置部30f上に載置されている。そして、この載置部30fと上部ケース30aに形成されたフランジ部30gとで毛髪挟持部材31を挟持することで、毛髪挟持部材31をケース30に支持させている。なお、毛髪挟持部材31は、湾曲面32dを含む下側毛髪挟持面32aが露出するように、すなわち、湾曲面32dを含む下側毛髪挟持面32aがフランジ部30gよりも上方に突出するように、ケース30に支持されている。
また、本実施形態では、下側挟持部3bを下側毛髪挟持面32aが上を向くように配置した状態で、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで毛髪Hを挟み込んだ際に、下側毛髪挟持面32aを突部20cの頂部よりも上方に配置できるようにしている。
具体的には、毛髪挟持部材21をケース20に対して上下方向に相対往復移動できるようにするとともに、毛髪挟持部材31を、下側毛髪挟持面32aがフランジ部30gよりも上方に突出するようにケース30に支持させることで、ヘアーアイロン1を閉じたときに、毛髪挟持部材21が下側毛髪挟持面32aによって上方に押圧されるようにしている。そして、下側毛髪挟持面32aによる押圧によって、図4(b)に示すように、ケース20が毛髪挟持部材21に対して下方に相対移動させることで、突部20cの頂部が仮想平面(下側毛髪挟持面32aに相当)Xよりも下方に位置できるようにしている。
また、セット部材10は、図6に示すように、底壁10cと、当該底壁10cの幅方向両端から上方に向けて突設された側壁10bと、両側壁10bの上端から内方に向けて略水平に延在するリブ10aとを備えており、上方に開口が形成されている。また、底壁10cの前端には前端壁10dが設けられており、この前端壁10dの上端からも後方に向けて略水平に延在するリブ10aが設けられている。このように、セット部材10は後端及び上方が開口しており、このセット部材10を下側挟持部3bの前方から挿入して後方に向けてスライドさせることで、セット部材10が下側挟持部3bに装着されるようにしている。
また、底壁10cの後部には、嵌合凹部10fが設けられており、この嵌合凹部10fと後述する着脱ボタン60の嵌合突部61とを嵌合させることで、セット部材10を下側挟持部3bに装着するとともに、セット部材10の下側挟持部3bからの抜け止めがなされている。
着脱ボタン60には、ケース30の内側に突出したばね受け筒62が設けられており、このばね受け筒62とケース30内に設けられたばね受け30hとの間にコイルスプリング63を介在させている。この着脱ボタン60は、コイルスプリング63によってケース外側に向けて付勢された状態でケース30に取り付けられている。
そして、嵌合凹部10fと嵌合突部61とが嵌合した状態で、着脱ボタン60をコイルスプリング63の付勢力に抗して内側に向けて押圧することで、嵌合凹部10fと嵌合突部61との嵌合が解除されて、セット部材10を取り外すことができるようになっている。
すなわち、セット部材10に設けられた嵌合凹部10fとヘアーアイロン1に設けられた嵌合突部61とが、互いに解除可能に嵌合する嵌合部に相当するものである。
また、本実施形態では、リブ10aの幅方向内側下部に凹曲面10jが形成されており、この凹曲面10jが、上部ケース30aの上端に設けられた凸曲面30iにスライド自在に係合できるようになっている。また、底壁10cには、下部ケース30bの下端部30jをガイドする溝部10kが設けられている。また、リブ10aの後部には、切欠10iが形成されており、セット部材10を下側挟持部3bに装着した際には、この切欠10iに、ケース30の天壁30cに形成された幅狭の係合板部30d(図20参照)が係合されるようになっている。
なお、後端面10gは、セット部材10をスライドさせて下側挟持部3bに装着する際に、後述するスライド部材50を押圧してスライドさせる押圧面として機能するものである。
また、セット部材10の側壁10bには、所定の曲率で湾曲したカール部10eが形成されている。
このカール部10eは、下側挟持部3bにセット部材10を装着した状態で、下側挟持部3bを下側毛髪挟持面32aが上を向くように配置(図4に示す状態)した際に、当該下側毛髪挟持面32aよりも下方に位置するように形成されている。
また、図4に示すように配置した際に、当該セット部材10の上部に位置するリブ10aの上面には、上方に突出する第1の突起10hが設けられている。この第1の突起10hは、セット部材10の幅方向両端にそれぞれ設けられており、セット部材10の長手方向に間隔を開けて2箇所(複数個所)に設けられている。
そして、このセット部材10を用い、毛髪Hをカール部10eに押し当てることで、毛髪Hをカールさせることができる。
さらに本実施形態では、ヘアーアイロン装置100は、複数種類のセット部材を備えている。具体的には、セット部材10以外にセット部材11〜14を備えており、整髪形状に応じて、これら5種類のセット部材10〜14を交換しながら整髪することで様々な形状の髪型とすることができるようになっている。
セット部材11は、図8に示すように、底壁11cと、当該底壁11cの幅方向両端から上方に向けて突設された側壁11bと、両側壁11bの上端から内方に向けて略水平に延在するリブ11aとを備えており、上方に開口が形成されている。また、底壁11cの前端には前端壁11dが設けられており、この前端壁11dの上端からも後方に向けて略水平に延在するリブ11aが設けられている。そして、このセット部材11を下側挟持部3bの前方から挿入して後方に向けてスライドさせることで、セット部材11が下側挟持部3bに装着されるようにしている。
また、底壁11cの後部には、嵌合凹部11fが設けられており、この嵌合凹部11fと着脱ボタン60の嵌合突部61とを嵌合させることで、セット部材11を下側挟持部3bに装着するとともに、セット部材11の下側挟持部3bからの抜け止めがなされている。
また、本実施形態では、リブ11aの幅方向内側下部に凹曲面11jが形成されており、この凹曲面11jが、上部ケース30aの上端に設けられた凸曲面30iにスライド自在に係合できるようになっている。また、底壁11cには、下部ケース30bの下端部30jをガイドする溝部11kが設けられている。また、リブ11aの後部には、切欠11iが形成されており、セット部材11を下側挟持部3bに装着した際には、この切欠11iに、ケース30の天壁30cに形成された幅狭の係合板部30d(図20参照)が係合されるようになっている。
なお、後端面11gは、セット部材11をスライドさせて下側挟持部3bに装着する際に、後述するスライド部材50を押圧してスライドさせる押圧面として機能するものである。
そして、セット部材11の側壁11bには、セット部材10のカール部10eの曲率よりも小さい曲率(カール部10eの曲率とは異なる曲率)で湾曲したカール部11eが形成されている。
このカール部11eは、下側挟持部3bに装着した状態で、下側挟持部3bを下側毛髪挟持面32aが上を向くように配置(図4に示す状態)した際に、当該下側毛髪挟持面32aよりも下方に位置するように形成されている。
また、セット部材11を下側挟持部3bに装着して図4に示すように配置した際に、当該セット部材11の上部に位置するリブ11aの上面には、上方に突出する第1の突起11hが設けられている。この第1の突起11hは、セット部材11の幅方向両端にそれぞれ設けられており、セット部材11の長手方向に間隔を開けて2個(複数)設けられている。
このセット部材11を用い、毛髪Hをカール部11eに押し当てることで、セット部材10を用いた場合とは異なる曲げ度合いで毛髪Hをカールさせることができる。
セット部材12は、図10に示すように、底壁12cと、当該底壁12cの幅方向両端から上方に向けて突設された側壁12bと、両側壁12bの上端から内方に向けて略水平に延在するリブ12aとを備えており、上方に開口が形成されている。また、底壁12cの前端には前端壁12dが設けられており、この前端壁12dの上端からも後方に向けて略水平に延在するリブ12aが設けられている。そして、このセット部材12を下側挟持部3bの前方から挿入して後方に向けてスライドさせることで、セット部材12が下側挟持部3bに装着されるようにしている。
また、底壁12cの後部には、嵌合凹部12fが設けられており、この嵌合凹部12fと着脱ボタン60の嵌合突部61とを嵌合させることで、セット部材12を下側挟持部3bに装着するとともに、セット部材12の下側挟持部3bからの抜け止めがなされている。
また、本実施形態では、リブ12aの幅方向内側下部に凹曲面12jが形成されており、この凹曲面12jが、上部ケース30aの上端に設けられた凸曲面30iにスライド自在に係合できるようになっている。また、リブ12aの後部には、切欠12iが形成されており、セット部材12を下側挟持部3bに装着した際には、この切欠12iに、ケース30の天壁30cに形成された幅狭の係合板部30d(図20参照)が係合されるようになっている。
なお、後端面12gは、セット部材11をスライドさせて下側挟持部3bに装着する際に、後述するスライド部材50を押圧してスライドさせる押圧面として機能するものである。
そして、セット部材12の側壁12bには、セット部材10およびセット部材11のカール部10e、11eの曲率よりも小さい曲率(カール部10e、11eの曲率とは異なる曲率)で湾曲したカール部12eが形成されている。
このカール部12eは、下側挟持部3bにセット部材12を装着した状態で、下側挟持部3bを下側毛髪挟持面32aが上を向くように配置(図4に示す状態)した際に、当該下側毛髪挟持面32aよりも下方に位置するように形成されている。
また、下側挟持部3bにセット部材12を装着して図4に示すように配置した際に、当該セット部材12の上部に位置するリブ12aの上面には、上方に突出する第1の突起12hが設けられている。この第1の突起12hは、セット部材12の幅方向両端にそれぞれ設けられており、セット部材12の長手方向に間隔を開けて2個(複数)設けられている。
このセット部材12を用い、毛髪Hをカール部12eに押し当てることで、セット部材10およびセット部材11を用いた場合とは異なる曲げ度合いで毛髪Hをカールさせることができる。
セット部材13は、図12に示すように、底壁13cと、当該底壁13cの幅方向両端から上方に向けて突設された側壁13bと、両側壁13bの上端から内方に向けて略水平に延在するリブ13aとを備えており、上方に開口が形成されている。また、底壁13cの前端には前端壁13dが設けられており、この前端壁13dの上端からも後方に向けて略水平に延在するリブ13aが設けられている。そして、このセット部材13を下側挟持部3bの前方から挿入して後方に向けてスライドさせることで、セット部材13が下側挟持部3bに装着されるようにしている。
また、底壁13cの後部には、嵌合凹部13fが設けられており、この嵌合凹部13fと着脱ボタン60の嵌合突部61とを嵌合させることで、セット部材13を下側挟持部3bに装着するとともに、セット部材13の下側挟持部3bからの抜け止めがなされている。
また、本実施形態では、リブ13aの幅方向内側下部に凹曲面13kが形成されており、この凹曲面13kが、上部ケース30aの上端に設けられた凸曲面30iにスライド自在に係合できるようになっている。また、リブ13aの後部には、切欠13iが形成されており、セット部材13を下側挟持部3bに装着した際には、この切欠13iに、ケース30の天壁30cに形成された幅狭の係合板部30d(図20参照)が係合されるようになっている。
なお、後端面13gには、切欠13jが設けられており、セット部材13をスライドさせて下側挟持部3bに装着させたとしても、後端面13gが後述するスライド部材50をスライドさせてしまわないようにしている。
さらに、下側挟持部3bにセット部材13を装着した状態で、下側挟持部3bを下側毛髪挟持面32aが上を向くように配置(図4に示す状態)した際に、当該セット部材13の上部に位置するリブ13aの上面には、平面部13lが形成されている。
本実施形態では、下側挟持部3bにセット部材13を装着して図4に示すように配置した際に、平面部13lは、下側毛髪挟持面32aよりも下方に位置するように形成されている。なお、セット部材13は、リブ13aの厚さが、上述のセット部材10、11,12の厚さよりも厚くなるように形成されており、平面部13lと下側毛髪挟持面32aとの間に形成される段差があまり大きくならないようにしている。
また、平面部13lには上方に突出する第2の突起13hが設けられており、当該第2の突起13hが、セット部材13の幅方向両端にそれぞれ設けられており、セット部材13の長手方向に間隔を開けて8個(複数)設けられている。
このセット部材13を用い、毛髪Hを平面部13lに押し当てることで、毛髪Hをストレートに整髪することができる。特に、このセット部材13を用いることで、加熱により毛髪繊維同士の水素結合が切断された毛髪Hを平面部13lに押し当てるようにすることができるため、セット部材を用いない場合に比べて、よりストレート状の癖付けを施すことができるようになる。
セット部材14は、図14に示すように、底壁14cと、当該底壁14cの幅方向両端から上方に向けて突設された側壁14bと、両側壁14bの上端から内方に向けて略水平に延在するリブ14aとを備えており、上方に開口が形成されている。また、底壁14cの前端には前端壁14dが設けられており、この前端壁14dの上端からも後方に向けて略水平に延在するリブ14aが設けられている。そして、このセット部材14を下側挟持部3bの前方から挿入して後方に向けてスライドさせることで、セット部材14が下側挟持部3bに装着されるようにしている。
また、底壁14cの後部には、嵌合凹部14fが設けられており、この嵌合凹部14fと着脱ボタン60の嵌合突部61とを嵌合させることで、セット部材14を下側挟持部3bに装着するとともに、セット部材14の下側挟持部3bからの抜け止めがなされている。
また、本実施形態では、リブ14aの幅方向内側下部に凹曲面14jが形成されており、この凹曲面14jが、上部ケース30aの上端に設けられた凸曲面30iにスライド自在に係合できるようになっている。また、リブ14aの後部には、切欠14iが形成されており、セット部材14を下側挟持部3bに装着した際には、この切欠14iに、ケース30の天壁30cに形成された幅狭の係合板部30d(図20参照)が係合されるようになっている。
なお、後端面14gは、セット部材14をスライドさせて下側挟持部3bに装着する際に、後述するスライド部材50を押圧してスライドさせる押圧面として機能するものである。
さらに、下側挟持部3bにセット部材14を装着した状態で、下側挟持部3bを下側毛髪挟持面32aが上を向くように配置(図4に示す状態)した際に、セット部材14の上部には、下側毛髪挟持面32aと略平行をなすように形成された上面部14mと、側部に下側毛髪挟持面32aと略垂直をなすように形成された側面部14eと、上面部14mと側面部14eとをつなぐ曲面部14kと、が形成されている。このように、上面部14mと側面部14eとを曲面部14kでつないだ形状とすることで、セット部材14に押し当てる毛髪Hが極端に屈曲してしまうのが抑制され、毛髪Hにかかる負荷を極力軽減させることができるようになる。
また、このセット部材14も、セット部材13と同様に、リブ14aの厚さが、上述のセット部材10、11,12のリブの厚さよりも厚くなるように形成されており、上面部14mと下側毛髪挟持面32aとの間に形成される段差があまり大きくならないようにしている。
また、曲面部14kには上方に突出する第3の突起14hが設けられており、当該第3の突起14hが、セット部材14の幅方向両端にそれぞれ設けられており、セット部材14の長手方向に間隔を開けて7個(複数)設けられている。
なお、この第3の突起14hは、毛髪Hを掻き分けるための突起であり、幅方向外側の面が側面部14eと面一になるように形成されるとともに、先端(図14の上方)が櫛突起状に形成されている。本実施形態では、第3の突起14hをこのような形に形成することで、第3の突起14hを毛髪Hの根元部分に挿入させやすくしている。
さらに、曲面部14kには、湾曲して突出する第4の突起14lが設けられており、当該第4の突起14lが、セット部材14の幅方向両端にそれぞれ設けられており、セット部材14の長手方向に間隔を開けて12個(複数)設けられている。本実施形態では、互いに隣り合う第3の突起14hの間に2つずつ設けられている。この第4の突起14lは、ヘアーアイロン装置100を毛髪Hに沿って引き下ろす際に、毛髪Hを整流させるための突起であり、幅方向断面視で、曲面部14kの湾曲形状にほぼ沿うように突出させている。本実施形態では、第4の突起14lをこのような形に形成することで、曲面部14kにて毛髪Hをカールさせる際に第4の突起14lが整髪の邪魔をしてしまうのを抑制している。
このセット部材14を用いることで、毛髪Hの根元部分に癖付けを施すことが可能となり、毛髪全体にボリューム感を与えるように整髪することができるようになる。
具体的には、まず、側面部14eを使用者の頭皮に沿わせながらセット部材14を毛髪の根元部分に挿入して、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで毛髪Hの根元部分を挟み込む。このとき、第3の突起14hによって毛髪Hが掻き分けられるため、毛髪Hの根元部分を上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで容易に挟み込むことができる。次に、毛髪Hを挟み込んだ状態で根元部分の毛髪Hを曲面部14kに押し当てる。そして、ヘアーアイロン装置100を、毛髪Hに沿って滑らせながら毛先に向けて引き下ろすことで、毛髪Hの根元部分に癖付けが施され、毛髪全体にボリューム感を与えるように整髪される。
このように、様々な種類のセット部材を用意し、これらのセット部材を適宜交換することで、様々なヘアアレンジが可能になる。
なお、ヘアーアイロン装置100は、セット部材を装着せずに使用することも可能である。この場合、主に毛髪Hにストレート状の癖付けを施すこととなるが、上下の挟持部を利用して毛髪Hに癖付けを施すことも可能である。
さらに、本実施形態にかかるヘアーアイロン装置100は、上側挟持部2bの下側挟持部3b側への相対移動を規制する規制部材を備えている。
具体的には、ケース20の上側把持部2a側下部に、下方に向けて突出するストッパ突起40を設けるとともに、ケース30の天壁30cにストッパ溝部41を設け、ストッパ突起40の先端をストッパ溝部41の底面に当接させることで、上側アーム部2と下側アーム部3との閉じる方向への回動を規制している。
さらに、本実施形態では、ヘアーアイロン装置100には、上側アーム部2と下側アーム部3との閉じる方向への回動を規制(規制部材による規制)した時における上側アーム部2と下側アーム部3とがなす角度(上側挟持部2bの下側挟持部3bに対する相対位置)を変える可変手段が設けられている。
具体的には、図15に示すように、ケース30内にスライド部材50をケース30の長手方向にスライド可能に設け、スライド部材50をスライドさせることでストッパ溝部41の溝深さを変えるようにしている。
本実施形態では、天壁30cに貫通孔30kが設けられるとともに、スライド部材50の上面50aには、底面50bを有する溝部51が設けられている。そして、スライド部材50をスライドさせることで、図15(a)に示すように、上面50aが貫通孔30kの下部開口を塞いだ状態と、図15(b)に示すように、貫通孔30kと溝部51とを連通させた状態と、が切り替えられえるようになっている。
このように、本実施形態では、貫通孔30kと上面50aとで浅い溝を形成するとともに、貫通孔30kと溝部51とで深い溝を形成することで、ストッパ溝部41の深さを変えるようにしている。
さらに、本実施形態では、セット部材10、11、12、14の下側挟持部3bへの着脱に連動してストッパ溝部41の深さを変えることができるようにしている。具体的には、図17、図19、図21に示すように、スライド部材50には、セット部材10、11、12、14に押圧されて後方にスライドするスライド板52が連結アーム53を介して一体に設けられている。そして、セット部材10、11、12、14を下側挟持部3bに装着させる際には、装着の途中で、セット部材10、11,12、14の後端面10g、11g、12g、14gがスライド板52の前端面52aに当接し、セット部材10、11、12、14の後方へのスライドに伴ってスライド板52が後方に押圧されてスライド部材50が後方にスライドする。そして、セット部材10、11、12、14を下側挟持部3bに装着した状態では、スライド部材50が、図15(b)に示す位置までスライドし、貫通孔30kと溝部51とが連通した状態となる。
なお、スライド部材50は、図示せぬ付勢部材によって前方に付勢されており、セット部材10、11、12、14を下側挟持部3bから取り外したときには、前方に移動して図15(a)に示す状態(貫通孔30kと上面50aとで浅い溝を形成した状態)となる。
このように、本実施形態では、セット部材10、11、12、14を用いて毛髪Hにカール状の癖付けを施す場合に、ストッパ溝部41の深さを深くするとともに、セット部材13を用いて毛髪Hにストレート状の癖付けを施したり、セット部材を用いずに毛髪Hに癖付けを施す場合に、ストッパ溝部41の深さが浅くなるようにすることで、毛髪挟み込み量や毛髪にかかる圧力などを用途に応じてより適した状態とできるようにしている。
具体的には、ストッパ溝部41の深さは、深くした場合には、図4(b)に示す状態となるまで回動できるように設定して、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで挟み込んだ毛髪Hが突部20cによって湾曲面32dに押し付けられるようにするとともに、浅くした場合には、図4(a)に示す状態で閉じる方向の回動が規制されるように設定して、セット部材13の平面部13l上に載置された毛髪Hが突部20cによって適度な圧力で押圧されるようにしている。なお、溝の深さは、これに限らず、適宜に設定可能である。
また、毛髪挟持面22a、32aに光触媒機能を持たせるようにするのが好ましい。例えば、図22に示すように、光触媒粒子を含んだコーティング材22b、32bをプレート部22およびプレート部32の表面に塗布してコーティングしたり、図23に示すように、光触媒粒子22c、32cをプレート部22およびプレート部32に含有させたりすることで、毛髪挟持面22a、32aに光触媒機能を持たせることができる。
こうすれば、毛髪挟持面22a、32aに除菌機能、脱臭機能などを持たせることができる。
毛髪挟持面22a、32aに光触媒機能を発揮させる材料としては、銀等公知の材料を用いることができるが、特に二酸化チタンを用いるのが好適である。このように、二酸化チタンを用いることで、当該二酸化チタンによって毛髪挟持面22a、32aに親水性機能を持たせることができ、毛髪に、しっとり感、さらさら感をあたえることができるようになる。
ここで、セット部材10を装着したヘアーアイロン装置100を用いた場合の作用を説明する。
まず、セット部材10を装着し、ストッパ溝部41の深さを深くして、上側アーム部2と下側アーム部3とが、図4(b)に示す状態となるまで回動できるようにする。そして、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとを所定温度となるように加熱する。
そして、互いに対向させた上側挟持部2bと下側挟持部3bとの間に、上側挟持部2bおよび下側挟持部3bの幅方向に延在するように毛髪Hを配置した状態で、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで毛髪Hを挟み込む。このとき、ケース20がケース30に対して下方に相対移動して毛髪Hが突部20cによって下方に押圧されて加熱された湾曲面32dに押し付けられる。このように、毛髪Hを加熱された湾曲面32dに押し付けることで、毛髪繊維同士の水素結合を切断した毛髪Hにカール状の癖付けを施すことができるため、容易に毛髪Hをカール状に癖付けすることができる。さらに、毛髪Hをカールさせた状態で毛髪繊維同士を水素結合させることができるようになるため、毛髪Hのカール保持力を高めることができる。
次に、毛髪Hを挟み込んだ状態でヘアーアイロン装置100を半回転させて、上側毛髪挟持面22aと下側毛髪挟持面32aとで挟み込まれていない根元側の毛髪Hをセット部材10のカール部10eに押し当てる。そして、毛髪Hをセット部材10のカール部10eに押し当てた状態で、ヘアーアイロン装置100を、毛髪Hに沿って滑らせながら毛先に向けて引き下ろすことで、毛髪Hにカール状の癖付けが施される。
以上説明したように、本実施形態では、上側挟持部(第1の挟持部)2bに、上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面)22aと下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aとで毛髪Hを挟み込んだ際に、毛髪Hを下側挟持部(第2の挟持部)3b側へとガイドする突部20cを設けている。そのため、突部20cによって毛髪Hを下側挟持部(第2の挟持部)3b側に押しやることができるようになる。その結果、毛髪Hをセット部材10に押し当てて癖付けを施す前に、突部20cによって毛髪Hに癖付けを施すことが可能となって、より確実に毛髪Hに癖付けを施すことができる。このように、本実施形態によれば、より確実に毛髪Hを所望形状に整髪することができるようになる。
ところで、毛髪Hに癖付けを施す際には、毛髪に熱エネルギをあたえて毛髪繊維同士の水素結合を切断し、その状態で毛髪Hを所望形状(例えば、カール状等)に整形し、整形した状態で熱エネルギを奪い再び毛髪繊維同士を水素結合させることで、毛髪Hを所望形状に保持するようにするのが好ましい。
しかしながら、上述した従来技術では、発熱部に挟まれて熱が加えられた毛髪が、カール部に当接するまでに冷却されてしまい、カール部に押し当てるときには、毛髪繊維が水素結合により再び結合しているおそれがあった。このように、毛髪繊維同士が水素結合した状態の毛髪をカール部に押し当てた場合には、毛髪を所望形状に整髪することが難しかった。
これに対して、本実施形態では、上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面)22aと下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aとで挟み込んだ毛髪Hに熱を加えるヒータ(発熱部)23、33を設けることで、熱エネルギがあたえられて毛髪繊維同士の水素結合が切断された状態の毛髪Hを、突部20cによって下側挟持部(第2の挟持部)3b側に押しやることができる。そのため、より確実に毛髪Hに癖付けを施すことができるようになる。
また、本実施形態によれば、ヘアーアイロン装置100が複数種類のセット部材10〜14を備えているため、一つのヘアーアイロン1で様々なヘアアレンジが可能になる。
また、本実施形態によれば、ヘアーアイロン装置100がカール部10e、11e、12eが設けられたセット部材10、11、12を備えているため、このセット部材10、11、12を用いることで、毛髪Hにカール状の癖付けを施すことができる。
また、本実施形態によれば、ヘアーアイロン装置100がカール部10e、11e、12eの曲率が異なる複数種類のセット部材10、11、12を備えているため、装着するセット部材を変えることで、毛髪Hを所望の曲げ度合いにカールさせることが可能となる。
また、本実施形態によれば、カール部10e、11e、12eをセット部材10、11、12の側壁(側部)10b、11b、12bに設けたため、セット部材の厚さを薄くすることが可能となり、セット部材の厚さ方向の小型化を図ることができ、ひいては、ヘアアイロン装置の厚みを薄くすることが可能となる。
また、セット部材は下側挟持部(第2の挟持部)3bにのみ設置するようにしたため、セット部材の交換が容易になるとともに、部品点数を削減することができ、構成の簡素化を図ることが可能となる。また、ヘアーアイロン装置100を半回転させるだけで毛髪Hに癖付けを施すことができるため、ヘアーアイロン装置100の使い勝手を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、下側挟持部(第2の挟持部)3bに装着した状態におけるセット部材10、11、12のカール部10e、11e、12eが、下側挟持部(第2の挟持部)3bを下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aが上を向くように配置した際に、当該下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aよりも下方に位置するようにしたため、毛髪Hを、下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aから突部20cを介してセット部材10、11、12のカール部10e、11e、12eへとスムーズに進ませることが可能となる。また、毛髪Hが途中で極端に屈曲してしまうのが抑制され、カールさせる際に毛髪Hにかかる負荷を極力軽減させることができるようになる。
また、本実施形態によれば、下側挟持部(第2の挟持部)3bにセット部材10、11、12を装着して当該下側挟持部(第2の挟持部)3bを下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aが上を向くように配置した状態において、当該セット部材10、11、12の上部に、上方に突出する第1の突起10h、11h、12hを設けるとともに、当該第1の突起10h、11h、12hを、セット部材10、11、12の長手方向(第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向)に間隔を開けて複数設けている。そのため、ヘアーアイロン装置100を毛髪Hに沿って引き下ろす際に、この第1の突起10h、11h、12hによって毛髪Hを整流させることができる。また、上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面)22aと下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aとで挟み込んだ毛髪Hが毛髪挟持面22a、32aの領域から外れてしまったり、毛髪Hがセット部材10、11、12に押し当てられなくなってしまったりするのを抑制することができる。このように、第1の突起10h、11h、12hを設けることで、毛髪Hを第1の突起10h、11h、12hの間に入り込ませて整流させることができ、毛髪Hをより均一にカールさせることが可能となる。
また、本実施形態によれば、ヘアーアイロン装置100が、下側挟持部(第2の挟持部)3bを下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aが上を向くように配置して当該下側挟持部(第2の挟持部)3bに装着した状態において、リブ(上部)13aに平面部13lを有するとともに当該平面部13lが下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aよりも下方に位置するセット部材13を備えている。このセット部材13を下側挟持部(第2の挟持部)3bに装着することで、上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面)22aと下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aとで挟み込んだ毛髪Hをセット部材13の平面部13lに接触させることができ、セット部材13を外した場合と比べて毛髪Hをよりストレートに整髪することができるようになる。また、平面部13lを下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aよりも下側となるように設けているため、毛髪Hの流れをスムーズにして毛髪Hにかかる負荷を低減することができる。
また、本実施形態によれば、平面部13lに上方に突出する第2の突起13hを設けるとともに、当該第2の突起13hを、セット部材13の長手方向(第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向)に間隔を開けて複数設けている。そのため、毛髪Hを第2の突起13hの間に入り込ませて整流させることができ、毛髪Hをよりストレートに整髪することが可能となる。
また、本実施形態によれば、ヘアーアイロン装置100が、下側挟持部(第2の挟持部)3bを下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aが上を向くように配置して当該下側挟持部(第2の挟持部)3bに装着した状態において、上部に下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aと略平行をなすように形成された上面部14mと、側壁(側部)14bに下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aと略垂直をなすように形成された側面部14eと、上面部14mと側面部14eとをつなぐ曲面部14kと、を有し、当該曲面部14kに上方に突出する第3の突起14hを設けるとともに、当該第3の突起14hを、セット部材13の長手方向(第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向)に間隔を開けて複数設けたセット部材14を備えている。このセット部材14を下側挟持部(第2の挟持部)3bに装着することで、毛髪Hの根元部分に癖付けを施すことが可能となり、毛髪H全体にボリューム感を与えるように整髪することができるようになる。
また、第3の突起14hを設けることにより毛髪Hを掻き分けることができるため、毛髪挟持面22a、32aをよりスムーズに毛髪Hの根元部に挿入させることができ、より根元部分から毛髪Hに癖付けを施すことができる。
また、本実施形態によれば、曲面部14kに湾曲して突出する第4の突起14lを設けるとともに、当該第4の突起14lを、セット部材13の長手方向(第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向)に間隔を開けて複数設けている。そのため、毛髪Hを第4の突起14lの間に入り込ませて整流させることができ、毛髪H全体により均一なボリューム感を与えるように整髪することができる。
また、本実施形態によれば、ヘアーアイロン装置100は、上側挟持部(第1の挟持部)2bの下側挟持部(第2の挟持部)3b側への相対移動を規制する規制部材(ストッパ突起40およびストッパ溝部41)を備えているため、上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面)22aと下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aとの間に挟み込まれた毛髪Hに過度の負荷がかかってしまうのを抑制することができ、毛髪Hへのダメージを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、ヘアーアイロン装置100に、規制部材(ストッパ突起40およびストッパ溝部41)による規制時における上側挟持部(第1の挟持部)2bの下側挟持部(第2の挟持部)3bに対する相対位置を変える可変手段を設けている。したがって、整髪の種類(カール状、ストレート状)等に応じて規制時における上側挟持部(第1の挟持部)2bの下側挟持部(第2の挟持部)3bに対する相対位置を変え、上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面)22aと下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)32aとの間に挟み込まれた毛髪Hにかかる負荷をより最適な状態とすることが可能となる。
このように、ヘアーアイロン装置100に可変手段を設けることで、整髪の種類(カール状、ストレート状)等にかかわらず、ヘアーアイロン装置100を最適な状態で使用することが可能となる。
また、本実施形態によれば、セット部材10〜14およびヘアーアイロン1に、互いに解除可能に嵌合する嵌合部(嵌合凹部10f、11f、12f、13f、14fおよび嵌合突部61)を設けることで、セット部材10〜14のヘアーアイロン1への着脱を容易に行うことができるようになる。
なお、本実施形態では、セット部材10、11、12、13、14を毛髪挟持面が移動しない下側挟持部(第2の挟持部)3bに設けるとともに、セット部材10、11、12、13、14に毛髪Hを整流するための突起10h、11h、12h、13h、14lを設けている。このように、毛髪Hを整流するための突起10h、11h、12h、13h、14lを、毛髪挟持面が移動する場合に比べて密着性が高く整流効果を強く発揮させることのできる固定側(毛髪挟持面が移動しない側)に設けることで、毛髪の整流効果をより一層高めることができるようになる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
たとえば、ミスト生成部や金属微粒子生成部等のイオン生成部を設けたヘアーアイロン装置に本発明を適用することも可能である。
また、上記実施形態では、セット部材の挟持部への着脱に連動してストッパ溝部の深さを変えるようにしているが、ストッパ溝部の深さ変動を、セット部材の着脱とは独立させて行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、セット部材をスライドさせながら挟持部に装着させるものを例示したが、これに限らず、例えば、セット部材の開口に挟持部の背面を嵌め込むようにして装着させるようにしてもよい。
また、セット部材の種類や数も適宜設定することが可能である。
また、毛髪挟持面やセット部材、把持部、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
1 ヘアーアイロン
2b 上側挟持部(第1の挟持部)
3b 下側挟持部(第2の挟持部)
10 セット部材
10e カール部
10h 第1の突起
11 セット部材
11e カール部
11h 第1の突起
12 セット部材
12e カール部
12h 第1の突起
13 セット部材
13h 第2の突起
13l 平面部
14 セット部材
14e 側面部
14h 第3の突起
14k 曲面部
14l 第4の突起
14m 上面部
20c 突部
22a 上側毛髪挟持面(第1の毛髪挟持面)
23 ヒータ(発熱部)
32a 下側毛髪挟持面(第2の毛髪挟持面)
33 ヒータ(発熱部)
40 ストッパ突起(規制部材)
41 ストッパ溝(規制部材)
50 スライド部材(可変手段)

Claims (15)

  1. 第1の毛髪挟持面を有する第1の挟持部と第2の毛髪挟持面を有する第2の挟持部とを有し、当該第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟持するヘアーアイロンと、
    前記第2の挟持部に着脱自在に設けられ、毛髪を整形するセット部材と、
    を備え、
    前記第1の挟持部には、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ際に毛髪を前記第2の挟持部側へとガイドする突部が設けられていることを特徴とするヘアーアイロン装置。
  2. 前記第1の挟持部と第2の挟持部のうち少なくともいずれか一方の挟持部に、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで挟み込んだ毛髪に熱を加える発熱部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヘアーアイロン装置。
  3. 前記ヘアーアイロン装置は、複数種類のセット部材を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヘアーアイロン装置。
  4. 前記ヘアーアイロン装置は、カール部が設けられたセット部材を備えることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のヘアーアイロン装置。
  5. 複数種類の前記セット部材は、前記カール部が設けられたセット部材とは別に、当該カール部とは異なる曲率のカール部を有するセット部材を備えることを特徴とする請求項4に記載のヘアーアイロン装置。
  6. 前記カール部がセット部材の側部に設けられていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のヘアーアイロン装置。
  7. 前記第2の挟持部に装着した状態における前記セット部材のカール部は、前記第2の挟持部を第2の毛髪挟持面が上を向くように配置した際に、当該第2の毛髪挟持面よりも下方に位置することを特徴とする請求項4〜6のうちいずれか1項に記載のヘアーアイロン装置。
  8. 前記第2の挟持部に前記セット部材を装着して当該第2の挟持部を第2の毛髪挟持面が上を向くように配置した状態において、当該セット部材の上部には、上方に突出する第1の突起が設けられており、
    前記第1の突起は、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向に間隔を開けて複数設けられていることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載のヘアーアイロン装置。
  9. 前記ヘアーアイロン装置は、前記第2の挟持部を第2の毛髪挟持面が上を向くように配置して当該第2の挟持部に装着した状態において、上部に平面部を有するとともに当該平面部が前記第2の毛髪挟持面よりも下方に位置するセット部材を備えることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のヘアーアイロン装置。
  10. 前記平面部には上方に突出する第2の突起が設けられており、当該第2の突起が、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向に間隔を開けて複数設けられていることを特徴とする請求項9に記載のヘアーアイロン装置。
  11. 前記ヘアーアイロン装置は、前記第2の挟持部を第2の毛髪挟持面が上を向くように配置して当該第2の挟持部に装着した状態において、上部に前記第2の毛髪挟持面と略平行をなすように形成された上面部と、側部に前記第2の毛髪挟持面と略垂直をなすように形成された側面部と、前記上面部と側面部とをつなぐ曲面部と、を有し、当該曲面部には上方に突出する第3の突起が設けられており、当該第3の突起が、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向に間隔を開けて複数設けられているセット部材を備えることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のヘアーアイロン装置。
  12. 前記曲面部には湾曲して突出する第4の突起が設けられており、当該第4の突起が、前記第1の毛髪挟持面と第2の毛髪挟持面とで毛髪を挟み込んだ状態において、挟み込まれた毛髪の延在方向と交差する方向に間隔を開けて複数設けられていることを特徴とする請求項11に記載のヘアーアイロン装置。
  13. 前記ヘアーアイロン装置は、前記第1の挟持部の第2の挟持部側への相対移動を規制する規制部材を備えていることを特徴とする請求項1〜12のうちいずれか1項に記載のヘアーアイロン装置。
  14. 前記ヘアーアイロン装置には、前記規制部材による規制時における前記第1の挟持部の第2の挟持部に対する相対位置を変える可変手段が設けられていることを特徴とする請求項13に記載のヘアーアイロン装置。
  15. 前記セット部材および前記ヘアーアイロンには、互いに解除可能に嵌合する嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項1〜14のうちいずれか1項に記載のヘアーアイロン装置。
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