JP2011082326A - 半導体装置の製造方法及び基板の製造方法及び基板処理装置。 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び基板の製造方法及び基板処理装置。 Download PDF

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天和 山口
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Abstract

【課題】高温下で行われる為に十分な断熱構造が構築されたSiCエピタキシャル膜成膜装置を提供する。
【解決手段】所定の間隔で配列された複数枚の基板14を処理する処理室と、前記基板の配列領域下部に設けられ、複数枚の断熱部材で構成された処理室下部断熱部と、処理室内に処理ガスを供給するガス供給系と、前記ガス供給系が前記処理室内に処理ガスを供給し、前記基板上に炭化珪素膜を成膜するよう制御するコントローラと、を備える基板処理装置とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板を処理する工程を有する半導体装置の半導体装置の製造方法及び基板の製造方法及び基板処理装置に関して、特に、炭化珪素(シリコンカーバイド、SiC)エピタキシャル膜を基板上に成膜する工程を有する、半導体装置の製造方法及び基板の製造方法及び基板処理装置に関する。
炭化珪素は特に、パワーデバイス用素子材料として注目されている。一方で、炭化珪素は珪素(シリコン、Si)に比べて結晶基板やデバイスの作製が難しいことが知られている。
従来のSiCエピタキシャル膜を成膜する半導体製造装置は、複数枚の基板を板状サセプタに平面的に配置して、1500℃〜1800℃に加熱し、成膜に用いる原料ガスを一箇所から反応室内に供給して、基板上にSiCエピタキシャル膜を成長させた。
特許文献1では、サセプタに対向する面への原料ガスに起因する堆積物の付着及び、原料ガス対流が発生することによるSiCエピタキシャル成長の不安定化、これらの課題を解決するためにサセプタの基板を保持する面を下方に向くように配置した真空成膜装置及び薄膜形成方法が開示されている。
特開2006−196807号公報
しかしながら、従来の技術においては、いくつかの問題点がある。まず、多数枚の基板を処理する場合や、図17に示すように基板の径を大きくする場合にサセプタを大きくする必要があり、反応室の床面積が増大すること、また原料ガスは一箇所から供給される構成となっているため、反応室中のガス濃度分布が均一でなく、ウエハに成膜される膜の厚さが不均一になること、更にSiCエピタキシャル膜を成長する際に1500℃〜1800℃と高温で行われるため、ウエハ面内の温度制御が困難であること、断熱効果の高い構造を構築する必要があること等が挙げられる。
本発明は上述の問題点を解決し、高温条件下で行われるSiCエピタキシャル膜成長において複数枚の基板を均一に成膜することができる半導体製造装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、所定の間隔で配列された複数枚の基板を処理する処理室と、前記基板の配列領域下部に設けられ複数枚の断熱部材で構成された処理室下部断熱部と、処理室内に処理ガスを供給する第1のガス供給系と、ガス供給系が処理室内に処理ガスを供給し、基板上に炭化珪素膜を成膜するよう制御するコントローラと、を備える基板処理装置を提供する。
本発明の他の態様によれば、所定の間隔で配列された複数枚の基板を処理する処理室と、基板の配列領域の下部に設けられ、複数枚の断熱部材で構成された反応室下部断熱部と、を有する半導体製造装置において、処理室内に複数枚の基板を搬送する工程と、処理室内に処理ガスを供給し、基板上に炭化珪素膜を成膜する工程と、を有する半導体装置の製造方法を提供する。
更に本発明の他の態様によれば、所定の間隔で配列された複数枚の基板を処理する処理室と、基板の配列領域の下部に設けられ複数枚の断熱部材で構成された反応室下部断熱部と、を有する半導体製造装置において、処理室内に複数枚の基板を搬送する工程と、処理室内に処理ガスを供給し、基板上に炭化珪素膜を成膜する工程と、を有する基板の製造方法を提供する。
本発明によれば、多数枚の基板に均一な膜厚で成膜することができる半導体製造装置を提供することができる。
本発明の一実施形態が適用される半導体製造装置10の斜視図を示す。 本発明の一実施形態が適用される半導体製造装置10の側面断面図を示す。 本発明の一実施形態が適用される半導体製造装置10を構成する各部の制御構成を示す。 本発明の一実施形態が適用される半導体製造装置10におけるボート断熱部34の詳細な形状の一例を示す。 本発明の一実施形態が適用される半導体製造装置10における断熱部材の形状の一例を示す。 本発明の一実施形態に適用される半導体製造装置10の処理炉40を示す上面断面図である。 本発明の一実施形態が適用される半導体製造装置10の処理炉40及びその周辺構造の概略図を示す。 本発明の第二実施形態が適用される半導体製造装置10における断熱部材の上面視図及び側面視図の一例を示す。 本発明の第三実施形態が適用される半導体製造装置10における断熱部材の上面視図及び側面視図の一例を示す。 本発明の第三実施形態が適用される半導体製造装置10における断熱部材のスリット形状の側面視拡大図の例を示す。 本発明の第三実施形態が適用される半導体製造装置10における断熱部材のスリット形状の第一変形例の側面視拡大図を示す。 本発明の第三実施形態が適用される半導体製造装置10における断熱部材のスリット形状の第二変形例の側面視拡大図を示す。 本発明の第四実施形態が適用される半導体製造装置10における断熱部材の上面視図及び側面視図の一例を示す。 本発明の第四実施形態が適用される半導体製造装置10における断熱部材のスリット形状の側面視拡大図の例を示す。 本発明の第四実施形態が適用される半導体製造装置10における断熱部材のスリット形状の第一変形例の側面視拡大図を示す。 本発明の第四実施形態が適用される半導体製造装置10における断熱部材のスリット形状の第二変形例の側面視拡大図を示す。 パンケーキ型サセプタ構造と基板の位置関係を模式的に示す。
[第1実施形態]
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に係るSiCエピタキシャル膜を成膜する半導体製造装置10の一例であり、斜視図にて示す。この基板処理装置としての半導体製造装置10は、バッチ式縦型熱処理装置であり、主要部が配置される筐体12を有する。半導体製造装置10には、例えば、Si又はSiC等で構成された基板としてのウエハ14を収納する基板収納器としてフープ(以下、ポッドという)16が、ウエハキャリアとして使用される。この筐体12の正面側には、ポッドステージ18が配置されており、このポッドステージ18にポッド16が搬送される。ポッド16には、例えば25枚のウエハ14が収納され、蓋が閉じられた状態でポッドステージ18にセットされる。
筐体12内の正面側であって、ポッドステージ18に対向する位置にはポッド搬送装置20が配置されている。また、このポッド搬送装置20の近傍にはポッド棚22、ポッドオープナ24及び基板枚数検知器26が配置されている。ポッド棚22はポッドオープナ24の上方に配置されポッド16を複数個載置した状態で保持するように構成されている。基板枚数検知器26はポッドオープナ24に隣接して配置される。ポッド搬送装置20はポッドステージ18とポッド棚22とポッドオープナ24との間でポッド16を搬送する。ポッドオープナ24はポッド16の蓋を開けるものであり、基板枚数検知器26は蓋を開けられたポッド16内のウエハ14の枚数を検知する。
筐体12内には基板移載機28、基板支持具としてのボート30が配置されている。基板移載機28は、アーム(ツィーザ)32を有し、図示しない駆動手段により、上下回転動作が可能な構造になっている。アーム32は例えば5枚のウエハを取り出すことができ、このアーム32を動かすことにより、ポッドオープナ24の位置に置かれたポッド16及びボート30間にてウエハ14を搬送する。
ボート30は例えばカーボングラファイトやSiC等の耐熱性材料で構成されており、複数枚のウエハ14を水平姿勢でかつ互いに中心を揃えた状態で整列させて縦方向に積み上げて保持するように構成されている。なお、ボート30の下部には例えばカーボングラファイトや石英やSiC等の耐熱性材料で構成された円盤形状の断熱部材510で構成された処理室44下部断熱部としてのボート断熱部34が配置されており、後述する被加熱体48からの熱が処理炉40の下方側に伝わりにくくなるように構成されている(図2参照)。
ボート断熱部34の詳細な構成図の一例を図4に示す。図4に示すようにボート断熱部34は複数の円盤形状の断熱部材510が、断熱部材支持器具500に水平姿勢でかつ互いに中心を揃えた状態で整列させて縦方向に積み上げて保持するように載置されて構成されている。なお断熱部材支持器具500は例えばカーボングラファイトや石英やSiC等の耐熱性材料で構成されている。
好ましくは、図4に示すように断熱部材支持器具500は所定の高さ毎に分割されていると良い。これにより、設置する際の安定性やメンテナンス性を向上することができる。
図5(a)に示すように、断熱部材510が円盤形状であると、誘導加熱源である誘導コイル50に高周波電流を印加して被加熱体48及び基板であるウエハ14を加熱する際に断熱部材510に誘導コイル50と反対方向に誘導電流が流れる。これにより、断熱部材510自体が発熱することになり、このため、ボート断熱部34の断熱効果が小さくなる。
そこで、図5(b)に示すように、円盤状の断熱部材510に例えば円周方向にスリットを設けることで、誘導電流の経路を遮断することができる。これにより断熱部材510自身の発熱を抑制しすることができ、被加熱体48からの熱が処理炉40の下方側への伝達を抑制することができる、高い断熱効果を有するボート断熱部34を構成することができる。
好ましくは、断熱部材510を設置する際は、スリット形状の位置を変えながら設置すると良く、例えば、90°ずつ円周方向に回転させてスリット形状の位置をずらして設置すると良い。これにより、スリット形状の位置が上下の断熱部材で異なる位置にすることになり、ふく射による熱を遮断する効果を向上することができる。
筐体12内の背面側上部には処理炉40が配置されている。この処理炉40内に複数枚のウエハ14を装填したボート30が搬入され熱処理が行われる。
図2はSiCエピタキシャル膜を成膜する半導体製造装置10の処理炉40の側面断面図を示す。なお図2においては処理ガスとして少なくともSi(シリコン)原子含有ガス及び塩素(以下Clとする)原子含有ガス及び炭素(以下Cとする)原子含有ガス及び還元ガスとを供給する第1のガス供給口68、及び第1の排気口90を代表例としてそれぞれが1つずつ図示されている。また反応室を形成する反応管42と断熱材54との間に不活性ガスを供給する第2のガス供給口360、第2の排気口390が図示されている。
処理炉40は、処理室44を形成する円筒形上の反応管42を備える。反応管42は、石英またはSiC等の耐熱材料からなり、上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。反応管42の内側の筒中空部には、処理室44が形成されており、シリコン(Si)又は炭化珪素(SiC)等で構成された基板としてウエハ14をボート30によって水平姿勢でかつ互いに中心を揃えた状態で整列させて縦方向に積み上げて保持した状態で収納可能に構成されている。
反応管42の下方には、この反応管42と同心円状にマニホールドが配設されている。マニホールドはたとえばステンレス等からなり、上端及び下端が開口した円筒形状に形成されている。このマニホールドは反応管42を支持するように設けられている。なお、このマニホールドと反応管42との間にはシール部材としてOリングが設けられている。このマニホールドが図示しない保持体に支持されることにより、反応管42は垂直に据えつけられた状態になっている。この反応管42とマニホールドにより反応容器が形成されている。
処理炉40は、加熱される被加熱体48及び磁場発生部として誘導加熱源である、たとえば誘導コイル50を備える。被加熱体48は処理室44内に配設されており、該被加熱体は少なくとも基板であるウエハ14の配列領域を囲むように設けられている。この被加熱体48は反応管42の外側に設けられた誘導コイル50により発生される磁場によって加熱される構成となっている。被加熱体48が発熱することにより、処理室44内が加熱される。
被加熱体48は、好ましくは天井部を設けて上部が閉塞した形状であることが良い。これより供給されるガスを封止することができる。更に処理室44上部からの放熱を抑制することができる。
更に好ましくは、誘導コイル50は被加熱体48の天井部よりも高い位置まで設けると良い。これは、被加熱体48の側壁より天井部のほうが放熱しやすく、特に天井部の中央部が放熱しやすいためである。これにより、上述の問題を解決し、ウエハ14を均一に加熱することができる。
被加熱体48の近傍には、処理室44内の温度を検出する温度検出体として図示しない温度センサが設けられている。誘導加熱源としての誘導コイル50及び温度センサには、電気的に温度制御部52が接続されており、温度センサにより検出された温度情報に基づき誘導コイル50への通電具合を調節することにより処理室44内の温度が所定の温度分布となるよう所定のタイミングにて制御するように構成されている(図3参照)。
被加熱体48と反応管42の間には、例えば誘導されにくいカーボンフェルト等で構成された断熱材54が設けられ、この断熱材54を設けることにより、被加熱体48の熱が反応管42あるいは反応管42の外側へ伝達するのを抑制することができる。
好ましくは、断熱材54は天井部を設けて上部が閉塞した形状であることが良い。例えば反応管42が石英で構成される場合、断熱材54に天井部が設けられていなければ、被加熱体48からの放熱により、反応管42は溶けてしまう。これより被加熱体48上部から反応管42への放熱に影響を抑制することができる。
更に好ましくは、誘導コイル50は断熱材54の天井部よりも高い位置まで設けると良い。これにより、ウエハ14を均一に加熱することができる。
また、誘導コイル50の外側には、処理室44内の熱が外側に伝達するのを抑制するための、例えば水冷構造である外側断熱壁が誘導コイル50を囲むように設けられている。更に、外側断熱壁の外側には、誘導コイル50により発生された磁場が外側に漏れるのを防止する磁気シール58が設けられている。
図2及び図6に示すように被加熱体48とウエハ14との間であって、少なくともSi(シリコン)原子含有ガスとCl(塩素)原子含有ガスとC(炭素)原子含有ガスと還元ガスを供給する第1のガス供給口68と第1の排気口90、反応管42と断熱材54の間であって、少なくとも不活性ガスを供給する第2のガス供給口360と第2の排気口390が配置されている。それぞれについて詳細に説明をする。
処理ガスとして、少なくともSi(シリコン)原子含有ガスとして例えばモノシラン(以下SiH4とする)ガス、Cl(塩素)原子含有ガスとして例えば塩化水素(以下HClとする)ガスとC(炭素)原子含有ガスとして例えばプロパン(以下Cとする)ガス、還元ガスとして例えば水素(以下Hとする)ガスとを供給する第1のガス供給口68は、例えばカーボングラファイトで構成され、被加熱体48内側に設けられており、マニホールドを貫通するようにマニホールドに取り付けられている。
第1のガス供給口68は、第1のガスライン222に接続されている。この第1のガスライン222は、例えばSiHガス、HClガス、Cガス、Hガスそれぞれに対して流量制御器(流量制御手段)としてのマスフローコントローラ(以下、MFCとする。)211a、211b、211c、211d及びバルブ212a、212b、212c、212dを介して例えばSiHガス源210a、HClガス源210b、Cガス源210c、Hガス源210dに接続されている。
この構成により、例えばSiHガス、HClガス、Cガス、Hガスそれぞれの供給流量、濃度、分圧を処理室44内において制御することができる。バルブ212a、212b、212c、212d、MFC211a、211b、211c、211dは、ガス流量制御部78によって電気的に接続されており、それぞれ供給するガスの流量が所定流量となるよう、所定のタイミングにて制御するようにされ(図3参照)、例えばSiHガス、HClガス、Cガス、Hガスそれぞれのガス源210a、210b、210c、210d、バルブ212a、212b、212c、212d、MFC211a、211b、211c、211d、ガスライン222、第1のガス供給口68によりガス供給系として、第1のガス供給系を構成される。
なお、上述は第1のガス供給口68より処理ガスとして、少なくともSi(シリコン)原子含有ガスとCl(塩素)原子含有ガスとC(炭素)原子含有ガスと還元ガスとを供給したが、これに限らず、それぞれに対応したガス供給口を複数設けても良く、また、これらのガスは組み合わせて供給できるようにガス供給口を設けても良い。
なお、Cl(塩素)原子含有ガスとしてHClガスを例示したがClガス(塩素ガス)を用いても良い。
なお、上述では、Si(シリコン)原子含有ガスとCl(塩素)原子含有ガスを供給したが、Si(シリコン)原子とCl(塩素)原子を含むガス、例えば、テトラクロロシラン(以下、SiClとする)ガス、トリクロロシラン(以下、SiHClとする)ガス、ジクロロシラン(以下SiHCl)ガスを供給しても良い。
なお、C(炭素)原子含有ガスとしてCガスを例示したが、エチレン(以下Cとする)ガス、アセチレン(以下、Cとする)ガスを用いても良い。
なお、第1のガス供給口68から更にドーパントガスも供給しても良く、ドーパントガスを供給するためのガス供給口を更に設けてドーパントガスを供給しても良い。
また、第1の排気口90は、第1の供給口68の位置に対して対向面に位置するように配置され、マニホールドには、第1の排気口90に接続されたガス排気管230が貫通するように設けられている。ガス排気管230の下流側には図示しない圧力検出器として圧力センサ及び圧力調整器としてのAPC(Auto Pressure Controller、以下APCとする)バルブ214を介して真空ポンプ等の真空排気装置220が接続されている。圧力センサ及びAPCバルブ214には、圧力制御部98が電気的に接続されており、この圧力制御部は圧力センサにより検出された圧力に基づいて、APCバルブ214の開度を調整することにより被加熱体48内側の圧力が所定の圧力になるよう、所定のタイミングにて制御するように構成されている(図3参照)。
このように、第1のガス供給口68から処理ガスとして少なくともSi(シリコン)原子含有ガスとCl(塩素)原子含有ガスとC(炭素)原子含有ガスと還元ガスとを供給し、供給されたガスはSi又はSiCで構成されたウエハ14に対し平行に流れ、第1の排気口90に向かって流れるため、ウエハ14全体が効率的にかつ均一にガスに晒される。
なお、好ましくは図6に示すように、処理室44内であって被加熱体48とウエハ14との間には第1のガス供給口68と第1の排気口90との間には、構造物400を設けると良い。例えば、対向する位置にそれぞれ構造物400を設ける。構造物400として、好ましくは断熱材、又はカーボングラファイト材等で構成され、耐熱やパーティクル発生を抑制することができると共に、これにより第1のガス供給口68より供給されるガスはウエハ14全体に効率的にかつ均一に晒され、ウエハ14上に成膜されるSiCエピタキシャル膜の膜厚均一性は向上する。
第2のガス供給口360は反応管42と断熱材54との間に配置されており、マニホールドを貫通するように取り付けられている。更に第2の排気口390が、反応管42と断熱材54との間に配置され、第2のガス供給口360に対して対向面に位置するように配置され、マニホールドには第2の排気口390に接続されたガス排気管230が貫通するように設けられている。この第2のガス供給口360は少なくとも不活性ガスとして例えばアルゴン(以下、Arとする)ガスが供給され、SiCエピタキシャル膜成長に寄与するガスである、例えばSi(シリコン)原子含有ガス又はC(炭素)原子含有ガス又はCl(塩素)原子含有ガス又はそれらの混合ガスが反応管42と断熱材54との間に侵入するのを防ぎ、反応管42の内壁又は断熱材54の外壁に不要な生成物が付着するのを防止することができる。
反応管42と断熱材54との間に供給された不活性ガスは、第2の排気口390よりガス排気管230の下流側には図示しない圧力検出器として圧力センサ及び圧力調整器としてのAPCバルブ214を介して真空ポンプ等の真空排気装置220から排気される。圧力センサ及びAPCバルブ214には、圧力制御部が電気的に接続されており、この圧力制御部は圧力センサにより検出された圧力に基づいて、APCバルブ214の開度を調整することにより反応管42と断熱材54との間の空間の圧力が所定の圧力になるよう、所定のタイミングにて制御するように構成されている(図3参照)。
なお、不活性ガスとしてArガスを例示したが、これに限らず、ヘリウム(以下Heとする)ガス、ネオン(以下Neとする)ガス、クリプトン(以下Krとする)、キセノン(以下Xeとする)等の希ガスより少なくとも1つのガス、又は上述の希ガスより少なくとも2つを組み合わせたガスを供給しても良い。
次に処理炉40周辺の構成について説明する。図7は処理炉40及びその周辺構造の概略図を示す。処理炉40の下方には、この処理炉40の下端開口を機密に閉塞するための炉口蓋体としてシールキャップ102が設けられている。シールキャップ102は例えばステンレス等の金属よりなり、円盤状に形成されている。シールキャップ102の上面には処理炉40の下端と当接するシール材としてのOリングが設けられている。シールキャップ102には回転機構218が設けられている。回転機構218の回転軸106はシールキャップ102を貫通してボート30に接続されており、このボート30を回転させることで、ウエハ14を回転させるように構成されている。シールキャップ102は処理炉40の外側に向けられた昇降機構として後述する昇降モータ122によって垂直方向に昇降されるように構成されており、これにより、ボート30を処理炉40に対し搬入搬出することが可能となっている。回転機構218及び昇降モータ122には、駆動制御部108が電気的に接続されており、所定の動作をするよう所定のタイミングにて制御するよう構成されている(図3参照)。
予備室としてロードロック室110の外面に下基板112が設けられている。下基板112には昇降台114と嵌合するガイドシャフト116及びこの昇降台114と螺合するボール螺子118が設けられている。下基板112に立設したガイドシャフト116及びボール螺子118の上端に上基板120が設けられている。ボール螺子118は上基板120に設けられた昇降モータ122により回転される。ボール螺子118が回転することにより昇降台114が昇降するように構成されている。
昇降台114には中空の昇降シャフト124が垂設され、昇降台114と昇降シャフト124の連結部は気密となっている。昇降シャフト124は昇降台114と共に昇降するようになっている。昇降シャフト124はロードロック室110の天板126を遊貫する。昇降シャフト124が貫通する天板126の貫通穴はこの昇降シャフト124に対して接触することがないよう十分な余裕がある。ロードロック室110と昇降台114との間には昇降シャフト124の周囲を覆うように伸縮性を有する中空伸縮体としてベローズ128がロードロック室110を気密に保つために設けられている。ベローズ128は昇降台114の昇降量に対応できる十分な伸縮量を有し、このベローズ128の内径は昇降シャフト124の外形に比べ十分に大きく、ベローズ128の伸縮により接触することがないように構成されている。
昇降シャフト124の下端には昇降基板130が水平に固着されている。昇降基板130の下面にはOリング等のシール部材を介して駆動部カバー132が気密に取り付けられる。昇降基板130と駆動部カバー132とで駆動部収納ケース134が構成されている。この構成により駆動部収納ケース134内部はロードロック室110内の雰囲気と隔離される。
また、駆動部収納ケース134の内部にはボート30の回転機構218が設けられ、この回転機構218の周辺は冷却機構136により冷却される。
電力ケーブル138は昇降シャフト124の上端からこの昇降シャフト124の中空部を通り回転機構218に導かれて接続されている。また、冷却機構136及びシールキャップ102には冷却流路140が形成されている。冷却水配管142は昇降シャフト124の上端からこの昇降シャフト124の中空部を通り冷却流路140に導かれて接続されている。
昇降モータ122が駆動されボール螺子118が回転することで、昇降台114及び昇降シャフト124を介して駆動部収納ケース134を昇降させる。
駆動部収納ケース134が上昇することにより、昇降基板130に気密に設けられているシールキャップ102が処理炉40の開口部である炉口144を閉塞し、ウエハ処理が可能な状態となる。駆動部収納ケース134が下降することにより、シールキャップ102と共にボート30が降下され、ウエハ14を外部に搬出できる状態となる。
なお、上述の説明では、予備室としてロードロック室110を用いて例示したが、これに限らず他の形態を用いても良い。但し、ロードロック室110を用いることにより、処理前後の基板であるウエハ14の酸化を抑制することができ、良好な性能を有する半導体装置の製造を行うことができる。
図3は炭化珪素(SiC)エピタキシャル膜を成膜する半導体製造装置10を構成する各部の制御構成を示す。温度制御部52、ガス流量制御部78、圧力制御部98、駆動制御部108は、操作部及び入出力部を構成し、半導体製造装置10全体を制御する主制御部150に電気的に接続されている。これら、温度制御部52、ガス流量制御部78、圧力制御部98、駆動制御部108は、コントローラ152として構成されている。
次に、上述したように構成された半導体製造装置10を用いて、半導体デバイスの製造工程の一工程として、例えばSiC等で構成されたウエハなどの基板上に、SiCエピタキシャル膜を形成する方法について説明する。なお、以下の説明において、半導体製造装置10を構成する各部の動作は、コントローラ152により制御される。
まず、ポッドステージ18に複数枚のウエハ14を収容したポッド16がセットされると、ポッド搬送装置20によりポッド16をポッドステージ18からポッド棚20へ搬送し、このポッド棚22にストックする。次に、ポッド搬送装置20により、ポッド棚22にストックされたポッド16をポッドオープナ24に搬送してセットし、このポッドオープナ24によりポッド16の蓋を開き、基板枚数検知器26によりポッド16に収容されているウエハ14の枚数を検知する。
次に、基板移載機28により、ポッドオープナ24の位置にあるポッド16からウエハ14を取り出し、ボート30に移載する。
複数枚のウエハ14がボート30に装填されると、複数枚のウエハ14を保持したボート30は、昇降モータ122による昇降台114及び昇降シャフト124の昇降動作により処理室44内に搬入(ボートローディング)される。この状態で、シールキャップ102はOリングを介してマニホールドの下端をシールした状態となる。
被加熱体48内側が所定の圧力(真空度)となるように真空排気装置220によって真空排気される。この際、被加熱体48内側の圧力は、圧力センサで測定され、この測定された圧力に基づき第1の排気口90及第2の排気口390に連通するAPCバルブ214がフィードバック制御される。また、ウエハ14及び被加熱体48内側が所定の温度となるように誘導加熱源としての誘導コイル50により加熱され、被加熱体48、基板であるウエハ14が加熱される。この際、被加熱体48内側が所定の温度分布となるように温度センサが検出した温度情報に基づき誘導コイル50への通電具合がフィードバック制御される。続いて、回転機構218により、ボート30が回転されることでウエハ14が周方向に回転される。
続いて、炭化珪素(SiC)エピタキシャル成長反応に寄与するSi(シリコン)原子含有ガス及びCl(塩素)原子含有ガス、C(炭素)原子含有ガス及び還元ガスであるHガスはそれぞれ、ガス源210a、210b、210c、210dから供給され、被加熱体48内側に少なくとも1つ設けられる第1のガス供給口68より被加熱体48内側に噴出され、SiCエピタキシャル成長反応が行われる。
このとき、Si(シリコン)原子含有ガス及びCl(塩素)原子含有ガス及び、C(炭素)原子含有ガス及び還元ガスであるHガスは、所定の流量となるように対応するMFC211a、211b、211c、211dの開度が調整された後、バルブ212a、212b、212c、212dが開かれ、それぞれのガスがガス供給管222を流通して、第1のガス供給口68から被加熱体48内側に供給される。
第1のガス供給口68より供給されたガスは、処理室44内の被加熱体48内側を通り、第1の排気口90からガス排気管230を通り排気される。供給されたガスは、被加熱体48内側を通過する際にウエハ14と接触しウエハ14の表面上にSiCエピタキシャル膜成長がなされる。
またガス供給源210eより不活性ガスである例えばArガスは所定の流量となるように、対応するMFC211eの開度が調整された後、バルブ212eが開かれ、ガス供給管240を流通して、第2のガス供給口360から反応管42と断熱材54との間に形成される空間に供給される。第2のガス供給口360から供給された不活性ガスであるArガスは、処理室44内の断熱材54と反応管42との間に形成される空間を通過し、第2の排気口390から排気される。
SiCエピタキシャル膜成長は、予め設定された時間が経過すると、上述のガスの供給を停止し、図示しない不活性ガス供給源から不活性ガスが供給され、被加熱体48内側が不活性ガスで置換されると共に、処理室44内の圧力が常圧に復帰される。
その後、昇降モータ122によりシールキャップ102が下降されて、マニホールドの下端が開口されると共に、処理済ウエハ14がボート30に保持された状態でマニホールドの下端から反応管42の外部に搬出(ボートアンローディング)し、ボート30に支持された全てのウエハ14が冷えるまで、ボート30を所定位置で待機させる。次に、待機させたボート30のウエハ14が所定温度まで冷却されると、基板移載機28により、ボート30からウエハ14を取り出し、ポッドオープナ24にセットされている空のポッド16に搬送して収容する。その後、ポッド搬送装置20により、ウエハ14が収容されたポッド16をポッド棚22、またはポッドステージ18に搬送する。このようにして半導体製造装置10の一連の作用が完了する。
本実施形態によれば、以下に示す効果のうち少なくとも1つ以上の効果を奏する。
(1)断熱部材の周方向にスリット形状を設けることにより、断熱部材自体の誘導加熱による発熱を抑制することができる。
(2)(1)により、ボート断熱部34の断熱効果を向上することができる。
(3)上記の効果により、処理室44内での一度の処理にて多数枚の基板に対して高温処理の炭化珪素(SiC)エピタキシャル膜成長を行うことができる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、断熱部材510の周方向にスリット形状を設けることで断熱部材510の内部を流れる誘導電流610を遮断し、断熱部材510自体が誘導加熱されることを抑制した。第2実施形態では、図8に示すように断熱部材510の一部を曲げてスリット形状を形成している。
図8で示すような形状である為、断熱部材510内に流れる誘導電流610を遮断すると共に、断熱部34上部の被加熱体48からのふく射による熱も遮断することができる。
この際、曲げの角度が90°以上では被加熱体48からのふく射による熱を抑制することができない。そのため、曲げの角度は90°以下である必要があり、好ましくは、45℃以下の角度であると良い。
また好ましくは、断熱部材510を設置する際は、スリット形状の位置を変えながら設置すると良く、例えば、90°ずつ周方向にずらしながら設置すると良い。これにより、ふく射による熱を遮断する効果を向上することができる。
本実施形態によれば、第1実施形態で説明した効果に加えて、以下に示す効果のうち少なくとも1つ以上の効果を奏する。
(1)断熱部材内に流れる誘導電流を遮断すると共に、断熱部上部の被加熱体48からのふく射による熱も遮断することができる。
[第3実施形態]
次に第3実施形態について説明する。
第3実施形態では、図9及び図10に示すように断熱部材510の一部を周方向にスリット形状を形成する際に斜め方向に切り欠きを設けている。図9は第3実施形態で用いられる断熱部材510の形状の一例に関して、断熱部材510の上面視図及び側面視図を示し、図10は図9における側面視図のスリット形状部分を拡大した図を示している。これにより断熱部材510内部を流れる誘導電流610を遮断すると共に、断熱部34上部の被加熱体48からのふく射による熱も遮断するための形状が、容易に形成できる。
更に第3実施形態における断熱部材510のスリット形状の変形例を図11に示す。図11に示すように、形成されるスリット形状が、くの字である場合である。これにより、更に、断熱部34上部の被加熱体42からのふく射による熱も遮断する効果が高くなる。
また、図12に示すように、異なる斜め方向に切り欠かれたスリット形状である断熱部材510a、510bを重ねて1組の断熱部材として用いても良い。これにより、図11に示すようなくの字に切りかかれたスリット形状と同等の断熱部34上部の被加熱体48からのふく射による熱も遮断する効果が高いと共に、異なる斜め方向のスリット形状を設ければよいので、製作することが容易になる。
上述では、異なる斜め方向に切り欠かれたスリット形状をもつ断熱部材510a、510bの2枚を重ね合わせて1組としたが、これに限らず、異なる斜め方向に切りかかれたスリット形状を持つ断熱部材を3枚以上重ね合わせて1組の断熱部材を構成しても良く、好ましくは、切り欠かれた方向が交互に重ねあわされるようになっていることが望ましい。
更に、第3実施形態における断熱部材510の形状の変形例として、図13に示すように熱部材の上面部の一部及び、下面部の一部が延在したスリット形状を持つ断熱部材を用いた場合である。これにより、断熱部材510内へ流れる誘導電流を遮断すると共に、被加熱体48からのふく射による熱の反応室下部への影響を抑制することができるので、断熱効果を向上することができる。
好ましくは図14に示されるように断熱部材の上面部の端部と下面部の端部が揃うようにスリット形状を設けることが良い。
更に好ましくは図15に示すように、上面部と下面部の一部が重なるようにスリット形状にすることで、更にふく射による熱の処理室44の下部への影響を抑制できる。
また、図15に示すように、断熱部材を、上断熱部材510c及び下断熱部材510dと分割された部材を重ね合わせて設置しても良い。これにより、断熱部材510の製作を容易することができる。
本実施形態によれば、第1及び第2実施形態で説明した効果に加えて、以下に示す効果のうち少なくとも1つ以上の効果を奏する。
(1)被加熱体42からのふく射による熱も遮断するための形状が、容易に形成できる。
なお、本発明はSiCエピタキシャル膜成長に関して説明したが、その他のエピタキシャル膜及びCVD膜に関しても適用することができる。
[付記]
以下に、本実施形態に係る好ましい態様を付記する。
[付記1]
所定の間隔で配列された複数枚の基板を処理する処理室と、基板の配列領域下部に設けられ、複数枚の断熱部材で構成された処理室下部断熱部と、処理室内に少なくともシリコン原子含有ガスと炭素原子含有ガスとを供給する第1のガス供給系と、ガス供給系が処理室内に少なくとも前記シリコン原子含有ガスと前記炭素原子含有ガスとを供給し、基板上に炭化珪素膜を成膜するよう制御するコントローラと、を備える基板処理装置。
[付記2]
所定の間隔で配列された複数枚の基板を処理する処理室と、基板の配列領域の下部に設けられ、複数枚の断熱部材で構成された反応室下部断熱部と、を有する半導体製造装置において、処理室内に複数枚の基板を搬送する工程と、処理室内に少なくともシリコン原子含有ガスと炭素原子含有ガスとを供給し、基板上に炭化珪素膜を成膜する工程と、を有する半導体装置の製造方法。
[付記3]
所定の間隔で配列された複数枚の基板を処理する処理室と、基板の配列領域の下部に設けられ、複数枚の断熱部材で構成された反応室下部断熱部と、を有する半導体製造装置において、処理室内に複数枚の基板を搬送する工程と、処理室内に少なくともシリコン原子含有ガスと炭素原子含有ガスとを供給し、基板上に炭化珪素膜を成膜する工程と、を有する基板の製造方法。
[付記4]
付記1において周方向にスリット形状を有する断熱部材を用いる基板処理装置。
[付記5]
付記4においてスリットの位置を周方向に90°ずらして設置する基板処理装置。
[付記6]
付記4においてスリットの位置を周方向にずらして設置する基板処理装置。
[付記7]
付記1において断熱部材の一部を上方向又は下方向に曲げた形状を有する断熱部材を用いる基板処理装置。
[付記8]
付記1において断熱部材の一部を上方向又は下方向に90°以下の角度に曲げた形状を有する断熱部材を用いる基板処理装置。
[付記9]
付記1において、スリット形状が厚さ方向に対して斜め方向に設けられた断熱部材を用いる基板処理装置。
[付記10]
付記1において、スリット形状が厚さ方向に対して、くの字に設けられた断熱部材を用いる基板処理装置。
[付記11]
付記9において、厚さ方向に対してスリット形状が異なる斜め方向に設けられた2枚の断熱部材を重ね合わせて用いる基板処理装置。
[付記12]
付記1において、断熱部材の上面部の一部及び、下面部の一部が延在したスリット形状を持つ断熱部材を用いる基板処理装置。
[付記13]
付記12において、断熱部材の上面部の延在した部分の一部と、下面部から延在した延在した部分の一部が重なるスリット形状をもつ断熱部材を用いる基板処理装置。
[付記14]
付記12において、異なる方向にスリット形状の一部が延在した断熱部材を重ね合わせて用いる基板処理装置。
[付記15]
付記14において、異なる方向にスリット形状の一部が延在した断熱部材を複数枚重ね合わせて用いる基板処理装置。
[付記16]
付記4乃至15において、周方向に形成されるスリット形状を断熱部に設置する際に、スリット形状の位置を径方向に数度ずらして断熱部材を設置する基板処理装置。
[付記17]
付記16において、周方向に形成されるスリット形状を断熱部に設置する際に、スリット形状の位置を径方向に90°ずらして断熱部材を設置する基板処理装置。
[付記18]
付記16において、周方向に形成されるスリット形状を断熱部に設置する際に、スリット形状の位置を径方向に180°ずらして断熱部材を設置する基板処理装置。
10 半導体製造装置
12 筐体
14 ウエハ
16 ポッド
30 ボート
40 処理炉
42 反応管
44 処理室
48 被加熱体
50 誘導コイル
68 第1のガス供給口
90 第1の排気口
150 主制御部
152 コントローラ
360 第2のガス供給口
390 第2の排気口
500 断熱部材支持器具
510 断熱部材
600 (供給)電流
610 誘導電流

Claims (3)

  1. 所定の間隔で配列された複数枚の基板を処理する処理室と、
    前記基板の配列領域下部に設けられ、複数枚の断熱部材で構成された処理室下部断熱部と、
    処理室内に処理ガスを供給するガス供給系と、
    前記ガス供給系が前記処理室内に処理ガスを供給し、前記基板上に炭化珪素膜を成膜するよう制御するコントローラと、を備える基板処理装置。
  2. 所定の間隔で配列された複数枚の基板を処理する処理室と、
    基板の配列領域の下部に設けられ、複数枚の断熱部材で構成された反応室下部断熱部と、
    を有する半導体製造装置において、
    前記処理室内に複数枚の基板を搬送する工程と、
    前記処理室内に処理ガスを供給し、前記基板上に炭化珪素膜を成膜する工程と、を有する半導体装置の製造方法。
  3. 所定の間隔で配列された複数枚の基板を処理する処理室と、
    基板の配列領域の下部に設けられ、複数枚の断熱部材で構成された反応室下部断熱部と、
    を有する半導体製造装置において、
    前記処理室内に複数枚の基板を搬送する工程と、
    前記処理室内に処理ガスを供給し、前記基板上に炭化珪素膜を成膜する工程と、を有する基板の製造方法。
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JP2016162921A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 昭和電工株式会社 SiC化学気相成長装置

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