JP2011081382A - 光走査装置及びそれを採用した電子写真方式の画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及びそれを採用した電子写真方式の画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光走査装置及びそれを採用した電子写真方式の画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明の光走査装置は、光ビームを出射する光源と、光源から出射された光ビームを主走査方向に偏向して走査する光偏光器と、光源と光偏光器との間に配され、光源から出射された光ビームを主走査方向に平行光ビームに整形し、副走査方向に光偏光器の反射面に集光させる、単枚に形成された第1光学素子と、光偏光器で偏向され走査される光ビームを被走査面に結像させる少なくとも単枚の第2光学素子と、を備え、|βm|>|βs|の数式を満足する。ここで、βmは、光走査装置の光学系の主走査方向の倍率であり、βsは、光走査装置の光学系の副走査方向の倍率である。
【選択図】図2

Description

本発明は、光走査装置及びそれを採用した電子写真方式の画像形成装置に関する。
光走査装置は、光源から出射された光を所定領域に走査(scanning)する装置であり、電子写真方式の画像形成装置や、走査型ディスプレイなどの多様な分野に採用されている。
例えば、電子写真方式の画像形成装置において、光走査装置が感光ドラムのような感光体に光ビームを走査することになると、光走査装置による主走査及び感光体の移動による副走査によって、感光体には、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、トナーのような現像剤を利用して現像画像に現像され、現像画像は、印刷媒体上に転写される。
光走査装置は、光源から出射された光ビームを偏向して感光体に走査する光偏光器を有し、更に、光源から出射された光ビームを屈折させ結像させる光学素子(レンズ)を有する。このような光走査装置の一例として、特許文献1には、光源から出射された光ビームを平行した光束に整形するコリメーティング・レンズ、光偏光器の反射面に集束させるシリンドリカル・レンズ、光偏光器で走査された光ビームを感光体に結像させる走査レンズなどを含む光走査装置が開示されている。他の例として、特許文献2には、光源から出射された光ビームを平行ビームに変換するコリメーティング・レンズと、平行ビームを副走査方向に收斂させるシリンダ・レンズと、收斂された光ビームを主走査方向に偏向するビーム偏向ミラーと、ビーム偏向ミラーによって偏向された光ビームを被走査面上に結像させるFθレンズとを具備し、ここで、コリメーティング・レンズの入射面が回折面として形成された光走査装置が開示されている。
韓国公開特許第2006−0030371号明細書 韓国公開特許第2007−0017760号明細書
本発明は上記従来の技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、光学構成を簡素化させ得る光走査装置及びそれを採用した電子写真方式の画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明の一特徴による光走査装置は、光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームを主走査方向に偏向して走査する光偏光器と、前記光源と光偏光器との間に配され、前記光源から出射された光ビームを主走査方向に平行光ビームに整形し、副走査方向に光偏光器の反射面に集光させる、単枚に形成された第1光学素子と、前記光偏光器で偏向され走査される光ビームを被走査面に結像させる少なくとも単枚の第2光学素子と、を備え、|βm|>|βs|の数式を満足する。ここで、βmは、光走査装置の光学系の主走査方向の倍率であり、βsは、光走査装置の光学系の副走査方向の倍率である。
本発明の一特徴による電子写真方式の画像形成装置は、感光体と、前記感光体の被走査面に光を走査して静電潜像を形成するものであって、上述の光走査装置と、前記感光体に形成された静電潜像にトナーを供給して現像させる現像装置と、を備える。
光走査装置は、0.05<(βs/βm)<0.5の数式を満足し得る。
前記第1光学素子は、アナモフィック・レンズであり得る。
前記第1光学素子は、プラスチックで形成され得る。
前記第1光学素子の少なくとも一面には、回折パターンが形成され得る。
前記第1光学素子の回折パターンは、歯車状又は階段状に形成され得る。
前記第1光学素子の回折パターンが形成された回折面は、円形又は楕円の形状になり得る。
前記第1光学素子の回折パターンは、下記の数式で表示され得る。
Figure 2011081382
ここで、φは、回折パターンの位相であり、mは、回折次数であり、λは、前記光源から放出される光ビームの波長であり、c、c、c、cは、位相多項式係数であり、rは、前記第1光学素子の回折パターンが形成された回折面の中心点を基準にした距離である。
光走査装置は、光ビームの形状を整形するスリットを更に含むことができる。
本発明の光走査装置によれば、光源と光偏光器との間に配される光学素子を単枚に形成し、光学部品数を減らしながら、光学素子の副走査/主走査の倍率比を適切に設定することで、設置時に光学部品の調整を容易に行うことができ、光源などに対する調整部材を不要として、光学的・機構的特性を確保することができる。
本発明の一実施形態による光走査装置の光学的配置を、主走査平面から見た概略的な図面である。 図1の光走査装置の光学的配置を、副走査平面から見た概略的な図面である。 図1の光走査装置に採用される第1光学素子の一例の概略的な側面図である。 (a)は図1の光走査装置に採用される第1光学素子の一変形例の概略的な側面図であり、(b)は(a)の第1光学素子の回折面を示す図面である。 第1光学素子の位置調整による副走査ビーム径の変化を、光走査装置の光学系の主走査/副走査方向の倍率比別に図示したグラフである。 本発明の一実施形態による光走査装置を採用した電子写真方式の画像形成装置の概略的構成を図示した構成図である。
以下、本発明による光走査装置及びそれを採用した電子写真方式の画像形成装置を実施するための形態の具体例を、図面を参照ながら詳細に説明する。以下で例示する実施形態は、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明を、該技術分野で当業者に十分に説明するために提供するものである。以下の図面で、同じ参照符号は、同じ構成要素を指し、図面上での各構成要素の大きさは、説明の明瞭性と便宜性とのために誇張することがある。
図1は、本発明の一実施形態による光走査装置の光学的配置を、主走査平面から見た概略的な図面であり、図2は、光走査装置の光学的配置を、副走査平面から見た概略的な図面である。ここで、主走査平面というのは、主走査方向に走査される光ビームが走査される平面であり、副走査平面というのは、主走査方向に垂直な平面である。図2は、便宜上、ビーム偏向器(光偏光器)で屈折する光ビームを、直進する光ビームのように図示している。
図1及び図2を参照すると、光走査装置は、光ビームLを出射する光源20、スリット40、第1光学素子50、光偏光器60、及び第2光学素子70を含む。
光源20は、光ビームを放出するものであり、例えば、レーザビームを放出する半導体レーザダイオードが採用され得る。
スリット40は、光源20から放出された光ビームの形状を整形するものであり、例えば、円形或いは楕円形の形状の開口を有することができる。図1及び図2は、このようなスリット40が、光源20と第1光学素子50との間に配される場合を図示しているが、これに限定されるものではない。例えば、スリット40は、第1光学素子50と光偏光器60との間に配することもできる。更に、このようなスリット40は、省略することもできる。
第1光学素子50は、光源20と光偏光器60との間に配され、光源20から出射された光ビームLを、主走査方向xには、ほぼ平行光ビーム(collimated light beam)に整形し、副走査方向yには、光偏光器60の反射面に集光させるものであり、単枚のアナモフィック・レンズ(anamorphic lens)であり得る。このような第1光学素子50は、従来の光走査装置において、個別的に設けられるコリメーティング・レンズとシリンドリカル・レンズとの機能を共に遂行する。第1光学素子50は、プラスチック材質から形成され得る。ここで、主走査方向xは、被走査面80から見たとき、光ビームLが走査される方向であり、副走査方向yは、被走査面80から見たとき、主走査方向xに垂直な方向であり、光偏光器60の回転軸方向と同じである。
図3は、このような第1光学素子50の一例を図示する。図3を参照すると、第1光学素子50の入射面50a及び出射面50bのうちの少なくとも一面が、主走査方向と副走査方向との、屈折力を異にする曲面に形成され得る。
図4(a)及び図4(b)は、第1光学素子の一変形例を図示している。図4(a)及び図4(b)を参照すると、第1光学素子50’の入射面50a’に、回折パターン51が形成される。回折パターン51は、歯車状又は階段状に形成され得る。
このような回折パターン51は、数式1の位相多項式で表示され得る。
Figure 2011081382
ここで、φは、回折パターン51が形成された回折領域、即ち、回折面の中心点を基準に、距離rほど離れたところの回折パターン51の位相(phase)であり、mは、回折次数であり、λは、光源20(図1参照)から放出される光ビームLの波長であり、c、c、c、cは、位相多項式係数である。
図4(b)及び数式1は、回折面が円形の形状を有している場合を示しているが、これに限定されるものではない。例えば回折面は、楕円の形状を有することもある。また、図4(a)及び図4(b)は、回折パターン51が第1光学素子50’の入射面50a’に形成された場合を図示しているが、これに限定されるものではなく、第1光学素子50’の入射面50a’及び出射面50b’のうちの少なくとも1つの面に、回折パターン51が形成され得る。
再び図1及び図2を参照すると、光偏光器60は、入射した光ビームLを被走査面80に主走査方向xに走査するものであり、例えば、複数の反射面を有して回転するポリゴン・ミラーが採用され得る。光源20から出射された光ビームLは、光偏光器60の反射面で、被走査面80に向けて偏向反射され、光偏光器60が回転することによって、主走査方向xに走査される。このような光偏光器60の他の例として、微小電気機械素子(micro electro−mechanical system)で具現されるミラー・スキャナがある。
第2光学素子70は、光偏光器60で走査された光ビームLを、被走査面80に結像させる光学系であり、光偏光器60と被走査面80との間に配される。このような第2光学素子70は、プラスチック材質から形成され得る。第2光学素子70は、主走査方向から見たとき、光偏光器60で走査された光ビームLを、被走査面80に等速走査されるように補正する非球面を有することができる。また、第2光学素子70は、副走査方向から見たとき、光偏光器60の反射面と被走査面80とに、光ビームLの焦点を結ばせる。このように、第2光学素子70は、光偏光器60の反射面と被走査面80とを共役関係とすることによって、光偏光器60の軸が揺れることに対して補正を行うことができる。本実施形態は、第2光学素子70が単枚のレンズである場合を例にして説明しているが、2枚以上の複数のレンズでも構成され得る。第2光学素子70と被走査面80との間には、光路を適切に変更できる反射ミラー(図示せず)が更に介在され得る。
一方、本実施形態の光走査装置は、第1光学素子50を単枚のレンズで構成することによって、従来の光走査装置で、コリメーティング・レンズとシリンドリカル・レンズとが個別的に設けられる構成との違いを有する。従来の光走査装置の場合、コリメーティング・レンズ及びシリンドリカル・レンズのそれぞれの光軸上の位置を調整することによって、主走査平面での結像位置と、副走査平面での結像位置とを独立して調整することになる。一方、本実施形態は、単枚の第1光学素子50で、コリメーティング・レンズ及びシリンドリカル・レンズの機能を遂行することになるので、主走査平面での結像位置と、副走査平面での結像位置とを独立して調整することが多少困難であり、これによって、本実施形態は、光走査装置の全体光学系の倍率が下記の数式2を満足するように設計する。
〔数2〕
|βm|>|βs|
ここで、βmは、光走査装置の光学系の主走査方向の倍率であり、βsは、光走査装置の光学系の副走査方向の倍率である。
更に、第1光学素子50及び第2光学素子70は、光走査装置の光学系の倍率が、下記の数式3を満足するように設計及び配置され得る。
〔数3〕
0.05<(βs/βm)<0.5
本実施形態の光走査装置の光学系が、上記のような数式2、更に数式3を満足する場合、主走査/副走査の倍率比が従来の光走査装置の場合より相対的に小さいので、副走査方向の公差敏感度を低減させることができ、これによって、光走査装置の光学的・機構的特性を確保することができる。例えば、第1光学素子50を、光ビームの主走査方向のスポットだけを基準に調整しても、公差範囲内で、第1光学素子50を光走査装置内に設けることになる。また、第1光学素子50は、光ビームの主走査方向のスポットを基準に調整された状態で、光走査装置のフレーム(図示せず)に接着剤などで固定するだけで十分であるので、別途の調整部材が不要となる。このとき、第1光学素子50の調整は、上下、左右又はビーム進行方向に移動させたり、更にビーム進行方向を軸として回転させたりしながらなされ得る。更に、光源20を上下、左右又はビーム進行方向に移動させながら、光ビームのスポットを更に精密に調整することができる。光源20の場合も、別途の調整部材なしに、光ビームの主走査方向のスポットを基準に調整された状態で、光走査装置のフレーム(図示せず)に接着剤などで固定することができる。
次に、具体的な実施例を通して、光走査装置の光学系の設計条件について説明する。
下記の表1は、図1及び図2の光学的配置を基準に、光走査装置の光学系の設計条件を示している。
Figure 2011081382
ここで、d1〜d5は、図2に示しているように、第1光学素子50及び第2光学素子70間の距離或いは光軸方向の厚みを示し、R1は、第1光学素子50の入射面50aの曲率半径を示し、R2は、第1光学素子50の出射面50bの曲率半径を示す。また、R3は、第2光学素子70の入射面70aの曲率半径を示し、R4は、第2光学素子70の出射面70bの曲率半径を示す。基準波長λは、光源20から放出される光ビームLの波長である。表1で、屈折率nと基準波長λとを除外した残りの単位は、mmである。
本実施例で、βmは8.9であり、βsは5.52であるから、数式2の条件を満足し、更に、(βs/βm)の値が0.38であるから、数式3の条件を満足する。
下記の表2は、先ず、光ビームLが、被走査面80に、主走査方向xに焦点を結ぶように第1光学素子50を調整した場合、第1光学素子50の調整量による副走査方向yのスポット・サイズの変化を(βs/βm)の値に示し、図5は、このような副走査方向のスポット・サイズの変化をグラフで示している。ここで、第1光学素子50の調整量は、第1光学素子50を光ビームLの進行方向zに動かすときの値を意味する。
Figure 2011081382
上記表2及び図5を参照すると、(βs/βm)の値が0.54のように大きい値を有する場合、第1光学素子50を、光ビームLの進行方向zに動かすと、副走査方向yのスポット・サイズ、即ち、ビーム径が大きく変化することになり、第1光学素子50の副走査方向の公差敏感度が大きいという点が分かる。一方、(βs/βm)の値が0.46を有する場合、第1光学素子50を、光ビームLの進行方向zに動かしても、副走査方向yのスポット・サイズが緩慢に変化するので、第1光学素子50の副走査方向の公差敏感度が小さくなることが分かり、(βs/βm)の値が0.277のように、更に小さい値を有する場合、第1光学素子50の副走査方向の公差敏感度が更に小さくなることが分かる。このように、光走査装置の光学系が、上記数式2更に数式3を満足し、第1光学素子50の副走査方向の公差敏感度が小さくなると、第1光学素子50を設ける際、主走査方向のスポットを基準に第1光学素子50を調整しても、既設定のビーム径変動許容量を満足させることができ、第1光学素子50を単枚に構成する場合に発生し得る調整の難点を解決できる。
下記の表3は、図1及び図2の光学的配置を基準に光走査装置の光学系の設計条件を示し、特に、第1光学素子が図4(a)及び図4(b)を参照して説明したように、回折面を有する場合である。
Figure 2011081382
一方、第1光学素子50’(図4A参照)の回折面は、上述の数式1の回折パターンで入射面50a’に形成され、下記の表4で与えられた値を満足する。
Figure 2011081382
本実施例で、βmは10.98であり、βsは5.19であるから、数式2の条件を満足し、更に(βs/βm)の値が0.22であるから、数式3の条件を満足する。
図6は、本発明の一実施形態による光走査装置を採用した電子写真方式の画像形成装置の概略的構成を図示した構成図である。
図6を参照すると、画像形成装置は、光走査装置100、感光ドラム200、現像装置300、帯電ローラ400、クリーニング装置500、中間転写ベルト600、第1転写ローラ700、第2転写ローラ800、及び定着装置900を含む。
カラー画像を印刷するために、光走査装置100、感光ドラム200、及び現像装置300は、各カラー別に設けられ得る。各カラー別に設けられた光走査装置100は、上述の実施形態の光走査装置が採用され得る。光走査装置100は、4個の光を4個の感光ドラム200にそれぞれ走査する。感光ドラム200は、感光体の一例であり、円筒形金属パイプの外周面に、所定厚の感光層が形成されたものである。図面に示していないが、感光体として、ベルト状の感光ベルトが採用されることもある。感光ドラム200の外周面は、被走査面になる。帯電ローラ400は、感光ドラム200に接触して回転しながら、その表面を均一な電位に帯電させる帯電器の一例である。帯電ローラ400には、帯電バイアスが印加される。帯電ローラ400の代わりに、コロナ帯電器(図示せず)が使われることもある。光走査装置100は、主走査方向に光ビームを走査し、画像情報によって変調された感光ドラム200の被走査面に、静電潜像を形成する。このとき、被走査面は、感光ドラム200が回転するにつれて副走査方向に移動することになり、光走査装置100は、水平同期信号に同期され、被走査面に、主走査方向に光ビームを走査することによって、感光ドラム200の被走査面には、二次元の静電潜像が形成される。
4個の感光ドラム200には、それぞれ黒色(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)の色相の画像情報に対応する静電潜像が形成される。4個の現像装置300は、それぞれ黒色(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)の色相のトナーを感光ドラム200に供給し、黒色(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)の色相のトナー画像を形成する。中間転写ベルト600は、4個の感光ドラム200と接触して走行する。感光ドラム200に形成された黒色(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)の色相のトナー画像は、第1転写ローラ700に印加される第1転写バイアスによって、中間転写ベルト600にそれぞれ重なって転写される。転写されて残ったトナー画像は、クリーニング装置500によって除去される。中間転写ベルト600に転写されたトナー画像は、第2転写ローラ800に印加される第2転写バイアスによって、中間転写ベルト600から記録媒体Pに転写される。記録媒体Pに転写されたトナー画像が、定着装置900から熱と圧力とを受けて記録媒体Pに定着することによって、印刷が完了する。
上述のように本実施形態の光走査装置は、光走査装置の光学系が所定の主走査/副走査倍率比を満足するように構成することにより副走査方向の公差敏感度を小さくし、単枚の第1光学素子で、主走査方向に平行光ビームに整形し、副走査方向に光偏光器の反射面に集光させつつ、設置時に光学部品の調整を容易に行える。更に、光学部品の調整時に、副走査方向の公差敏感度を低減させることによって、第1光学素子を光走査装置内に設ける際に発生する収率低下を抑制でき、光源などに対する調整部材が不要となる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
20 光源
40 スリット
50、50’ 第1光学素子
50a、50a’ 第1光学素子の入射面
50b、50b’ 第1光学素子の出射面
51 回折パターン
60 光偏光器
70 第2光学素子
70a 第2光学素子の入射面
70b 第2光学装置の出射面
80 被走査面
100 光走査装置
200 感光ドラム
300 現像装置
400 帯電ローラ
500 クリーニング装置
600 中間転写ベルト
700 第1転写ローラ
800 第2転写ローラ
900 定着装置
L 光ビーム
P 記録媒体

Claims (10)

  1. 光ビームを出射する光源と、
    前記光源から出射された光ビームを主走査方向に偏向して走査する光偏光器と、
    前記光源と光偏光器との間に配され、前記光源から出射された光ビームを主走査方向に平行光ビームに整形し、副走査方向に前記光偏光器の反射面に集光させる、単枚に形成された第1光学素子と、
    前記光偏光器で偏向され走査される光ビームを被走査面に結像させる少なくとも単枚の第2光学素子と、を備え、
    下記の数式を満足することを特徴とする光走査装置。
    |βm|>|βs|
    ここで、βmは、光走査装置の光学系の主走査方向の倍率であり、βsは、光走査装置の光学系の副走査方向の倍率である。
  2. 下記の数式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
    0.05<(βs/βm)<0.5
  3. 前記第1光学素子は、アナモフィック・レンズであることを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記第1光学素子は、プラスチックで形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光走査装置。
  5. 前記第1光学素子の少なくとも一面には、回折パターンが形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光走査装置。
  6. 前記第1光学素子の回折パターンは、歯車状又は階段状に形成されることを特徴とする請求項5に記載の光走査装置。
  7. 前記第1光学素子の回折パターンが形成された回折面は、円形又は楕円の形状を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の光走査装置。
  8. 前記第1光学素子の回折パターンは、下記の数式で示されることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の光走査装置。
    Figure 2011081382
    ここで、φは、前記第1光学素子の回折パターンが形成された回折面の中心点を基準に距離rほど離れたところの回折パターンの位相であり、mは、回折次数であり、λは、前記光源から放出される光ビームの波長であり、c、c、c、cは、位相多項式係数である。
  9. 光ビームの形状を整形するスリットを更に含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光走査装置。
  10. 感光体と、
    前記感光体の被走査面に光を走査して静電潜像を形成するものであって、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光走査装置と、
    前記感光体に形成された静電潜像にトナーを供給して現像させる現像装置と、を備えることを特徴とする電子写真方式の画像形成装置。
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