JP2011080437A - 排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水分が排気熱で蒸発することで尿素が析出し、尿素水供給ノズルが閉塞されてしまうことを防止する。
【解決手段】尿素水が供給される液体流路11c・12cおよび加圧空気が供給される気体流路11d・12d・13dを有し、液体流路に供給された尿素水を、気体流路に供給された加圧空気と噴射口13e近傍で混合して、噴射口から内燃機関であるエンジンに接続される排気管の内部に噴射可能な尿素水供給ノズルにおいて、尿素水を液体流路11c・12cに第一供給流路を介して供給可能な尿素水供給部と、加圧空気を気体流路11d・12d・13dに第二供給流路を介して供給可能な加圧空気供給部と、第一供給流路に設けられ、第一供給流路を遮断するとともに液体流路を大気開放させる第一ポジション、または第一供給流路を連通させる第二ポジションに保持可能な切替弁と、を具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は、排気浄化装置に関する。
従来、内燃機関から排出される排気に含まれるNOx(窒素酸化物)を低減させるために、排気管の内部に選択還元型のNOx触媒(SCR触媒)を配設し、アンモニアを還元剤として、NOxを窒素と水とに還元する排気浄化装置が知られている。この排気浄化装置は、排気管の内部に配置される尿素水供給ノズルから尿素水を排気中に供給し、排気の熱によって尿素水からアンモニアを生成することでNOxを窒素と水に還元するものである。しかし、尿素水の供給を停止した場合、尿素水供給ノズルの内部に残留している尿素水の水分が排気の熱によって蒸発することで尿素が析出し、尿素水供給ノズルが閉塞されてしまう問題があった。
このような排気浄化装置において、例えば特許文献1のように、尿素水の投入が停止されると、尿素水供給路である還元剤供給ラインに加圧空気が供給され、還元剤供給ラインの内部、および尿素水供給ノズルである還元剤投入ノズルの内部に残留している尿素水を排気管の内部に排出することで尿素の析出による還元剤投入ノズルの閉塞を防止するものがある。
しかし、排気に含まれるNOxの減少に伴って尿素水の供給を停止した場合、還元剤供給ラインの内部、および還元剤投入ノズルの内部に残留していた尿素水が排気管の内部に排出されると、排気に含まれるNOxの還元に必要な分量以上のアンモニアが生成され、還元反応に使用されなかったアンモニアが大気に放出される(アンモニアスリップ)問題があった。アンモニアは、酸化触媒によって酸化させることができるが、燃料に重油を使用する舶用エンジンなどでは、重油に含まれる硫黄分によって酸化触媒が被毒されるため使用できない。また、内燃機関の停止によって排気の温度が低下している場合、還元剤供給ラインの内部、および還元剤投入ノズルの内部に残留していた尿素水が排気管の内部に排出されると、アンモニアに分解されずに水分が蒸発して尿素が析出する。この析出した尿素によってNOx触媒が目詰まりしたり、NOx触媒の表面に尿素が付着して触媒性能を低下させたりする問題があった。加えて、昇り勾配で配設される還元剤供給ラインの上流側から加圧空気を還元剤供給ラインに供給しても、加圧空気は還元剤供給ラインの内部に残留している尿素水中を気泡となって通過してしまい、全ての尿素水を排出することができず、還元剤投入ノズルの閉塞を効果的に防止できない点で不利であった。
特開2004−360578号公報
本発明は係る課題を鑑みてなされたものであり、尿素水供給ノズルの内部に残留している尿素水を、排気管の内部に排出することなく、排気管の外部に排出することができる排気浄化装置の提供を目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1の発明は、尿素水が供給される液体流路および加圧空気が供給される気体流路を有し、前記液体流路に供給された尿素水を、前記気体流路に供給された加圧空気と噴射口近傍で混合して、前記噴射口から内燃機関に接続される排気管の内部に噴射可能な尿素水供給ノズルと、尿素水を前記液体流路に第一供給流路を介して供給可能な尿素水供給部と、加圧空気を前記気体流路に第二供給流路を介して供給可能な加圧空気供給部と、前記第一供給流路に設けられ、前記第一供給流路を遮断するとともに前記液体流路を大気開放させる第一ポジション、または前記第一供給流路を連通させる第二ポジションに保持可能な切替弁と、を具備するものである。
即ち、請求項2の発明は、前記第二供給流路に設けられ、前記第二供給流路を連通または遮断させる加圧空気弁を具備し、前記切替弁および前記加圧空気弁を自動弁から構成し、前記切替弁および前記加圧空気弁を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記切替弁を前記第二ポジションから前記第一ポジションに切り替えてから所定時間経過後に前記加圧空気弁によって前記第二供給流路を遮断させるものである。
即ち、請求項3の発明は、前記切替弁を自動弁から構成し、前記切替弁を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記内燃機関の回転数検出部と接続され、尿素水が前記尿素水供給ノズルから前記排気管の内部に供給されている際に前記内燃機関が停止すると、前記切替弁を前記第二ポジションから前記第一ポジションに切り替えるものである。
即ち、請求項4の発明は、前記切替弁を自動弁から構成し、前記切替弁を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記内燃機関の排気温度検出部と接続され、尿素水が前記尿素水供給ノズルから前記排気管の内部に供給されている際に前記内燃機関の排気温度が基準温度未満になると、前記切替弁を前記第二ポジションから前記第一ポジションに切り替えるものである。
即ち、請求項5の発明は、前記切替弁を自動弁から構成し、前記切替弁とを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記内燃機関の出力算出部、または出力検出部と接続され、尿素水が前記尿素水供給ノズルから前記排気管の内部に供給されている際に前記内燃機関の出力が基準出力未満になると、前記切替弁のポジションを前記第二ポジションから前記第一ポジションに切り替えるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、切替弁のポジションを第一ポジションに切り替えると、尿素水供給ノズルの液体流路への尿素水の供給が停止されるとともに、尿素水供給ノズルの液体流路が大気解放される。その結果、尿素水供給ノズルの気体流路に供給される加圧空気が尿素水供給ノズルの液体流路の最も下流側である尿素水供給ノズルの噴射口近傍から尿素水供給ノズルの液体流路の内部に流入し、尿素水供給ノズルの液体流路の内部の尿素水が、切替弁を経て排気管の外部へと排出される。すなわち、尿素水供給ノズルの内部に残留している尿素水を排気管の内部に排出することなく、尿素水供給ノズルの内部から排出することができる。これにより、不要なアンモニアが生成されて、排気管から大気中に放出されることがない。また、排気管の内部で尿素が析出してNOx触媒を詰まらせたり、NOx触媒の表面に尿素が付着して触媒性能を低下させたりすることがない。加えて、尿素水供給ノズルの液体流路の最も下流側から加圧空気が流入することになるため、尿素水供給ノズルの設置状態によって液体流路が排気管に対して昇り勾配に配置される場合でも、加圧空気のみが排出されることなく尿素水を排出することができる。
請求項2においては、請求項1に記載の発明の効果に加えて、尿素水の供給が停止されても、所定時間の間は、加圧空気が尿素水供給ノズルに供給される。その結果、加圧空気が、尿素水供給ノズルの液体流路に流入するので、尿素水供給ノズルの内部に残留している尿素水を排気管の内部に排出することなく、尿素水供給ノズルの内部から排出することができる。
請求項3においては、請求項1に記載の発明の効果に加えて、内燃機関が停止した場合に、切替弁を第一ポジションにすることができる。その結果、内燃機関が停止しても、尿素水供給ノズルの内部に残留している尿素水を排気管の内部に排出することなく、尿素水供給ノズルの内部から排出することができる。
請求項4においては、請求項1に記載の発明の効果に加えて、内燃機関の排気温度が基準温度未満である場合に、切替弁を第一ポジションにすることができる。その結果、内燃機関の排気温度が基準温度未満に低下しても、尿素水供給ノズルの内部に残留している尿素水を排気管の内部に排出することなく、尿素水供給ノズルの内部から排出することができる。
請求項5においては、請求項1に記載の発明の効果に加えて、内燃機関の出力が基準出力未満である場合に、切替弁を第一ポジションにすることができる。その結果、内燃機関の出力が基準出力未満に低下しても、尿素水供給ノズルの内部に残留している尿素水を排気管の内部に排出することなく、尿素水供給ノズルの内部から排出することができる。
本発明の一実施形態に係る排気浄化装置の構成を示す図。 本発明の一実施形態に係る排気浄化装置の尿素水供給ノズルを示す一部断面図。 (a)本発明の一実施形態に係る排気浄化装置の尿素水供給ノズルから尿素水を排気管の内部に供給している状態を示す図。(b)本発明の一実施形態に係る排気浄化装置の尿素水供給ノズルから尿素水を排気管の外部に排出している状態を示す図。 本発明の一実施形態に係る排気浄化装置の制御手順を示すフローチャート図。
以下に、図1および図2を用いて本発明の一実施形態に係る排気浄化装置1と、この排気浄化装置1を適用した内燃機関であるエンジン2とについて説明する。なお、本実施形態における「上流側」とは流体の流れ方向における上流側を示し、「下流側」とは流体の流れ方向における下流側を示す。
図1に示すように、エンジン2は、単気筒エンジンまたは多気筒エンジンであり、本実施形態においては、四つの気筒5・5・5・5を有する直列四気筒エンジンである。エンジン2は、吸気管3を介して供給される外気と燃料噴射弁4・4・4・4から供給される燃料とを気筒5・5・5・5の内部において混合燃焼させ、これにより発生する排気を排気管6を介して外部へ排出する。エンジン2は、エンジン回転数検出部7、排気温度検出部8を具備し、エンジン2の出力を算出する出力算出部9aを有するECU9により制御される。
エンジン回転数検出部7は、エンジン回転数Rを検出するものである。エンジン回転数検出部7は、ロータリーエンコーダ等から構成され、エンジン2の出力軸に設けられる。なお、エンジン回転数検出部7は、本実施形態において、ロータリーエンコーダとしているが、これに特に限定するものではなく、エンジン回転数Rを検出することができるものであればよい。
排気温度検出部8は、エンジン2の排気温度Tを検出するものである。排気温度検出部8は、温度センサ等から構成され、排気管6の途中部であってNOx触媒90よりも上流側に配置される。なお、温度センサを配置する位置や温度センサの数は、本実施形態において、特に限定するものではなく、排気温度Tを適宜検出することができる構成であればよい。
ECU9は、エンジン2を制御するものである。ECU9には、エンジン2の制御を行うための種々のプログラムやデータが格納される。また、ECU9には、エンジン2の出力を算出する出力算出部9aが具備される。ECU9は、CPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であってもよく、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。
図1に示すように、ECU9は、燃料噴射装置4aと接続され、燃料噴射装置4aの操作量を取得し、燃料噴射弁4・4・4・4が噴射する燃料噴射量を算出することが可能である。
ECU9は、エンジン回転数検出部7に接続され、エンジン回転数検出部7が検出するエンジン回転数Rを取得することが可能である。
ECU9は、排気温度検出部8に接続され、排気温度検出部8が検出する排気温度Tを取得することが可能である。
ECU9は、出力算出部9aによって燃料噴射量とエンジン回転数Rからエンジン出力Wを算出することが可能である。出力算出部9aは、燃料噴射量とエンジン回転数Rからエンジン出力マップ等を用いてエンジン出力Wを算出する。なお、エンジン出力Wは、本実施形態において、エンジン出力マップ等から算出するものとしたが、特に限定するものではなく、エンジン2に接続される図示しない発電機等の出力を検出する出力検出部9bからエンジン出力Wを取得してもよい。
排気浄化装置1は、エンジン2から排出される排気を浄化するものである。排気浄化装置1は、エンジン2に設けられ、尿素水供給ノズル10、加圧空気供給部20、尿素水供給部30、切替弁40、NOx検出部50、制御部60、第一供給流路70、第二供給流路80、NOx触媒90等を具備する。
尿素水供給ノズル10は、尿素水を排気管6の内部に供給するものである。尿素水供給ノズル10は、管状部材から構成され、その一側(下流側)を排気管6の外部から内部へ挿通して設けられる。この尿素水供給ノズル10は、二重管11、液キャップ12、エアキャップ13等を具備する。
図2に示すように、二重管11は、尿素水供給ノズル10の主たる構成部材であり、尿素水の流路と加圧空気の流路とを構成するものである。二重管11は、一側(下流側)の端部を本体部に対して屈曲して略L字状に形成され、一側が排気管6の内部に位置し、他側(上流側)が排気管6の外部に位置するように配置される。この際、二重管11の本体部は、その軸方向が排気管6の排気の流れ方向と略直交するように配置され、二重管11の下流側端部は、排気管6の内部に配置されるNOx触媒90の上流側に当該NOx触媒90と対向するように配置される。なお、二重管11の下流側端部は、本実施形態において、NOx触媒90と対向するように配置されるが、これに特に限定するものではなく、排気管6の内部に配置されていればよい。
二重管11は、外管11bと、外管11bの内部に配置される内管11aとから構成される。内管11aには、尿素水の流路である液体流路11cが構成される。外管11bと内管11aとの隙間には、加圧空気の流路である気体流路11dが構成される。外管11bの外側の途中部には、排気管6と水密的に接続可能な図示しない接続部が構成される。内管11aの下流側端部には、雌ネジ部11eが形成される。二重管11の上流側端部には、液体流路11cと連通される液体供給ポート11fと、気体流路11dと連通される気体供給ポート11gとが構成される。二重管11は、尿素水に混入した空気が液体流路11cの内部に滞留しないように、排気管6に対して昇り勾配で配設される。
液キャップ12は、尿素水を噴射させるものである。液キャップ12は、略円筒状の部材から形成され、二重管11の下流側に配置される。液キャップ12の一側(下流側)端部は軸心部を中心として略円錐状に形成される。この端部の中心部には、略円柱状の凸部12aが軸方向に突出して形成される。液キャップ12の他側(上流側)端部には、雄ネジ部12bが軸方向に突出するように形成される。さらに、液キャップ12の軸心部には、尿素水の流路である液体流路12cが雄ネジ部12bから凸部12aまで液キャップ12全体を軸方向に貫通するように形成される。この液体流路12cは、途中部で下流側に向けて縮径され、液体流路12cの下流側端部の内径が液体流路12cの上流側端部の内径より小さくなるように形成される。また、液体流路12cの径方向外側には、上流側端から下流側端に向けて加圧空気の流路である気体流路12dが液キャップ12全体を軸方向に貫通するように複数形成される。
液キャップ12の雄ネジ部12bが二重管11の雌ネジ部11eに螺合される。これにより、二重管11と液キャップ12とが接続されて、液体流路12cと二重管11の液体流路11cとが連通されるとともに、気体流路12dと二重管11の気体流路11dとが連通される。液キャップ12部の外周部分の途中部には、雄ネジ部12eが形成される。こうして、液体流路12cに、二重管11の液体流路11cから尿素水が供給可能に構成され、気体流路12dに、二重管の気体流路11dから加圧空気が供給可能に構成される。液キャップ12は、尿素水に混入した空気が液体流路12cの内部に滞留しないように昇り勾配で配設される。
エアキャップ13は、尿素水を霧化して噴射させるものである。エアキャップ13は略円柱状の部材から形成され、液キャップ12の下流側に配置される。エアキャップ13の軸心部には、途中部で一側(下流側)に向かって縮径する略円錐状の縮径部を有する孔が、他側(上流側)端から下流側端に向けて、貫通するように形成される。孔の上流側端部は、液キャップ12の下流側端部が挿入可能な内径に形成される。縮径部の縮径側端の軸心部には、液キャップ12の凸部12aの外径より大きい内径を有する凹部13aが形成される。孔の上流側と比較して小径に形成される孔の下流側は、尿素水の混合流路13cとして構成される。エアキャップ13の上流側端部の外周部分には、つば部13bが形成される。
エアキャップ13のつば部13bに掛止されるナット13fが液キャップ12の雄ネジ部12eと螺合する。これにより、エアキャップ13と液キャップ12とが接続されて、孔の上流側端部に液キャップ12の下流側端部が挿入されるとともに、凹部13aに液キャップ12の凸部12aが挿入される。この際、エアキャップ13には、縮径部と液キャップ12の下流側端部との間に形成される隙間と、凹部13aと液キャップ12の凸部12aとの間に形成される隙間とによって、加圧空気の流路である気体流路13dが混合流路13cに連通するように構成される。こうして、混合流路13cに、液キャップ12の凸部12aに形成される液体流路12cから尿素水が供給可能に構成され、気体流路13dから加圧空気が供給可能に構成される。つまり、エアキャップ13は、液キャップ12に螺合されることで、混合流路13cの下流側端を噴射口13eとして、尿素水が噴射可能に構成される。
以上より、尿素水供給ノズル10は、一側(下流側)端部に尿素水を噴射する液キャップ12、およびエアキャップ13を具備し、NOx触媒90に向けて尿素水を噴射するように構成される。なお、尿素供給ノズルの構成は、本実施形態において、液キャップ12とエアキャップ13とから流体流路12c、気体流路13d、および混合流路13cを構成しているが、特に限定するものではなく、流体流路12c、気体流路13d、および混合流路13cがそれぞれ構成されていればよい。
図1に示すように、加圧空気供給部20は、加圧空気を供給するものである。加圧空気供給部20は、加圧空気供給ポンプ(コンプレッサ)21、エアタンク22等を具備する。
加圧空気供給ポンプ21は、空気を加圧(圧縮)して供給するものである。加圧空気供給ポンプ21は電動モータ21bによって駆動され、エアタンク22の圧力が所定の圧力を下回った場合に吐出ポート21aから空気を圧送する。なお、加圧空気供給ポンプ21は、本実施形態において、特に限定するものではなく、エアタンク22の圧力を維持できるものであればよい。また、加圧空気供給ポンプ21は、エアタンク22の圧力が所定の圧力に達すると停止し、その圧力よりも低い所定の圧力に達すると駆動するように構成している。
エアタンク22は、空気を所定の圧力で所定量保持するものである。エアタンク22は、内部に高圧の空気を保持できるよう強固に構成される。エアタンク22は、所定の圧力の加圧空気を吐出ポート22aから供給する。
エアタンク22は、第二供給流路80を構成する流路81を介して加圧空気供給ポンプ21の吐出ポート21aに接続され、加圧空気供給ポンプ21から空気を供給される。
自動弁である加圧空気弁23は、加圧空気の流路を連通または遮断するものである。加圧空気弁23は、ポート23a・23bを具備する2ポート2ポジションの電磁弁である。加圧空気弁23は、ポート23aとポート23bとを閉塞する第一ポジションA、またはポート23aとポート23bとを連通する第二ポジションBに保持可能とされる。通常、加圧空気弁23は、スプリング23cの付勢力により第一ポジションAに保持される。加圧空気弁23が具備するソレノイド23dが通電された場合にのみ、加圧空気弁23の内部に設けられたスプールが摺動し、加圧空気弁23は第一ポジションAから第二ポジションBに切り替えられる。なお、加圧空気弁23は、スプリング23cとソレノイド23dとによって第一ポジションA、または第二ポジションBに保持可能に構成されているが、特に限定するものではなく、駆動モータ等によって第一ポジションA、または第二ポジションBに保持する構成でもよい。
ポート23aは、第二供給流路80を構成する流路82を介してエアタンク22の吐出ポート22aに接続される。ポート23bは、第二供給流路80を構成する流路83を介して二重管11の気体供給ポート11gに接続される。すなわちエアタンク22内の加圧空気は、加圧空気弁23を経て二重管11の気体流路11dに供給される。
図1に示すように、尿素水供給部30は、尿素水を供給するものである。尿素水供給部30は、尿素水供給ポンプ31、尿素水タンク32等を具備する。
尿素水供給ポンプ31は、尿素水を供給するものである。尿素水供給ポンプ31は電動モータ31bによって駆動される。尿素水供給ポンプ31は、第一供給流路70の一部を構成する流路71を介して尿素水タンク32と接続され、尿素水タンク32内の尿素水を所定の流量で吐出ポート31aから圧送する。なお、尿素水供給ポンプ31は、本実施形態において、特に限定するものではなく、尿素水を所定の流量で供給できるものであればよい。
自動弁である切替弁40は、尿素水の流路を切り替えるものである。切替弁40は、ポート40a・40b・40cを具備する3ポート2ポジションの電磁弁である。切替弁40は、ポート40bとポート40cとを連通するとともに、ポート40aを閉塞する第一ポジションX、またはポート40aとポート40bとを連通するとともに、ポート40cを閉塞する第二ポジションYに保持可能とされる。通常、切替弁40は、スプリング40dの付勢力により第一ポジションXに保持される。切替弁40が具備するソレノイド40eが通電された場合にのみ、切替弁40の内部に設けられたスプールが摺動し、切替弁40は第一ポジションXから第二ポジションYに切り替えられる。なお、切替弁40は、スプリング40dとソレノイド40eとによって第一ポジションX、または第二ポジションYに保持可能に構成されているが、特に限定するものではなく、駆動モータ等によって第一ポジションX、または第二ポジションYに保持する構成でもよい。
ポート40aは、第一供給流路70の一部を構成する流路72を介して尿素水供給ポンプ31の吐出ポート31aと接続される。第一供給流路70の一部を構成する流路72の途中部には逆止弁41が設けられる場合もある。ポート40bは、配設される第一供給流路70の一部を構成する流路73を介して二重管11の液体供給ポート11fに接続される。第一供給流路70の一部を構成する流路73は、尿素水に混入した空気が第一供給流路70の一部を構成する流路73の内部に滞留しないように昇り勾配で配設される。ポート40cは、流路77を介してドレンポット42と接続される。流路77は、尿素水が流路77の内部に滞留しないように下り勾配で配設される。
NOx検出部50は、エンジン2の排気に含まれるNOx濃度Dを検出するものである。NOx検出部50は、NOxセンサ等から構成され、排気管6の途中部であってNOx触媒90よりも上流側に配置される。なお、NOxセンサを配置する位置やNOxセンサの数は、本実施形態において、特に限定するものではなく、NOx濃度Dを適宜検出できる構成であればよい。なお、NOx濃度Dは、本実施形態において、エンジン2の排気に含まれるNOx濃度Dを検出するものとしたが、特に限定するものではなく、エンジン出力Wやエンジン回転数Rから制御部60が算出してもよい。
制御部60は、尿素水供給ポンプ31と、切替弁40と、加圧空気弁23と、を制御するものである。制御部60は、具体的には、NOx検出部50が検出する排気中のNOx濃度D、排気温度検出部8が検出する排気温度T、エンジン回転数検出部7が検出するエンジン回転数R、および出力算出部9aが算出するエンジン出力Wに基づいて、尿素水供給ポンプ31と、切替弁40と、加圧空気弁23とを制御する。制御部60には、尿素水供給ポンプ31と、切替弁40と、加圧空気弁23と、を制御するための種々のプログラムやデータが格納される。また、制御部60は、NOxが排出されているか否かを判定するエンジン出力Wの基準出力W0、尿素水がアンモニアに分解されるか否かを判定する排気温度Tの基準温度T0、尿素水を供給するか否かを判定するNOx濃度Dの基準濃度D0、および尿素水を供給していない場合にF=0とされ、尿素水を供給している場合にF=1とされるフラグFを格納している。制御部60は、CPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であってもよく、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。また、制御部60は、ECU9と一体的に構成することも可能である。
図1に示すように、制御部60は、エンジン回転数検出部7、排気温度検出部8、ECU9の出力算出部9a、加圧空気弁23のソレノイド23d、尿素水供給ポンプ31、および切替弁40のソレノイド40eの電動モータ31bにそれぞれ接続される。
制御部60は、エンジン回転数検出部7が検出するエンジン回転数R、排気温度検出部8が検出する排気温度T、および出力算出部9aが算出するエンジン出力W、をそれぞれ取得することが可能である。
制御部60は、電動モータ31b、加圧空気弁23のソレノイド23d、および切替弁40のソレノイド40e、をそれぞれ制御することが可能である。
制御部60は、NOx検出部50と接続され、NOx検出部50が検出するNOx濃度Dを取得することが可能である。
NOx触媒90は、NOxの還元反応を促進させるものである。NOx触媒90は排気管6の内部であって、尿素水供給ノズル10よりも下流側に配置される。NOx触媒90はハニカム状に構成され、尿素水が熱・加水分解されて生成されるアンモニアが排気に含まれるNOxを窒素と水とに還元する反応を促進させる。
以下では、図1を用いて、切替弁40と加圧空気弁23との動作態様について説明する。
図1に示すように、エアタンク22は、第二供給流路80を構成する流路82、加圧空気弁23、第二供給流路80を構成する流路83を介して尿素水供給ノズル10の気体供給ポート11gに接続される。
上述の通り、通常、加圧空気弁23は、第一ポジションAに保持される。この場合、加圧空気弁23のポート23aとポート23bとが閉塞されているので、加圧空気は尿素水供給ノズル10の気体供給ポート11gに供給されない。
制御部60が加圧空気弁23のソレノイド23dに通電した場合、加圧空気弁23は、第一ポジションAから第二ポジションBに切り替えられる。この場合、加圧空気弁23のポート23aとポート23bとが連通されるので、加圧空気は尿素水供給ノズル10の気体供給ポート11gに供給される。
制御部60が加圧空気弁23のソレノイド23dへの通電を停止した場合、加圧空気弁23は、スプリング23cの付勢力により第一ポジションAに切り替えられる。この場合、加圧空気弁23のポート23aとポート23bとが閉塞されるので、加圧空気は尿素水供給ノズル10の気体供給ポート11gに供給されない。
図1に示すように、尿素水タンク32は、第一供給流路70の一部を構成する流路71、尿素水供給ポンプ31、第一供給流路70の一部を構成する流路72、逆止弁41、切替弁40、第一供給流路70の一部を構成する流路73を介して尿素水供給ノズル10の液体供給ポート11fに接続される。
上述の通り、通常、切替弁40は、第一ポジションXに保持される。この場合、切替弁40のポート40aとポート40bとが閉塞されているので、尿素水は尿素水供給ノズル10の液体供給ポート11fに供給されない。また、切替弁40のポート40bとポート40cとが連通されているので、尿素水供給ノズル10の液体供給ポート11fが流路77を介してドレンポット42内で大気開放されている。
制御部60が切替弁40のソレノイド40eに通電した場合、切替弁40は第二ポジションYに切り替えられる。この場合、切替弁40のポート40aとポート40bとが連通されるので、尿素水は尿素水供給ノズル10の液体供給ポート11fに供給される。また、切替弁40のポート40cは閉塞されるので、尿素水供給ノズル10の液体供給ポート11fは大気開放されない。
制御部60が切替弁40のソレノイド40eへの通電を停止した場合、切替弁40のスプリング40dの付勢力により第一ポジションXに切り替えられる。この場合、切替弁40のポート40aとポート40bとが閉塞されるので、尿素水は尿素水供給ノズル10の液体供給ポート11fに供給されない。また、切替弁40のポート40bとポート40cとが連通されるので、尿素水供給ノズル10の液体供給ポート11fが流路77を介してドレンポット42内で大気開放される。
以下では、図1、図2、および図3を用いて、尿素水供給ノズル10の動作態様について説明する。
図1に示すように、排気管6の内部に尿素水の供給(噴射)が開始される場合、制御部60が切替弁40を第二ポジションYとすることによって、尿素水が尿素水供給ノズル10(二重管11)の液体供給ポート11fに供給される。図2、および図3(a)に示すように、尿素水は、図3(a)における黒塗り矢印の如く、所定の圧力で二重管11の液体流路11c、および液キャップ12の液体流路12cを介して、液キャップ12の凸部12aからエアキャップ13の混合流路13cに噴射される。
この状態で、図1に示すように、制御部60が加圧空気弁23を第二ポジションBとすることによって、加圧空気が尿素水供給ノズル10(二重管11)の気体供給ポート11gに供給される。図2、および図3(a)に示すように、加圧空気は、図3(a)における白抜き矢印の如く、所定の圧力で二重管11の気体流路11d、液キャップ12の気体流路12d、およびエアキャップ13の気体流路13dを介して、エアキャップ13の凹部13aからエアキャップ13の混合流路13cに噴射される。この結果、尿素水は、エアキャップ13の混合流路13cの内部で加圧空気と衝突して霧化され、エアキャップ13の噴射口13eから噴射される。
図1に示すように、排気管6の内部への尿素水の供給(噴射)が停止される場合、制御部60が切替弁40のポジションを第一ポジションXとすることによって、尿素水供給ノズル10(二重管11)の液体供給ポート11fへの尿素水の供給が停止される。これに伴い、二重管11の液体供給ポート11fは、第一供給流路70の一部を構成する流路73、切替弁40、流路77を介して大気開放される。図2、および図3(b)に示すように、尿素水は、液キャップ12の液体流路12cの内部、二重管11の液体流路11cの内部、および二重管11と切替弁40とを接続する第一供給流路70の一部を構成する流路73の内部、に残留する。
この状態で、図1に示すように、制御部60が加圧空気弁23のポジションを第二ポジションBに維持することで、加圧空気は尿素水供給ノズル10(二重管11)の気体供給ポート11gに継続して供給される。二重管11の液体供給ポート11fは大気開放されているので、図2、および図3(b)に示すように、液キャップ12の液体流路12cの内部、二重管11の液体流路11cの内部、および第一供給流路70の一部を構成する流路73の内部の圧力は、加圧空気が供給されているエアキャップ13の混合流路13cの内部の圧力より低い。よって、エアキャップ13の混合流路13cの内部の加圧空気は、図3(b)における白抜き矢印の如く、液キャップ12の液体流路12cの内部に流入し、液キャップ12の液体流路12cの内部、二重管11の液体流路11cの内部、および第一供給流路70の一部を構成する流路73の内部に残留している尿素水を、切替弁40とドレンポット42を接続する流路77を経てドレンポット42側へ押す。すなわち、尿素水供給ノズル10の内部に残留している尿素水は、排気管6の内部に排出されずに、排気管6の外部にあるドレンポット42に排出される。また、上述の通り、液キャップ12の液体流路12c、二重管11の液体流路11c、および第一供給流路70の一部を構成する流路73は、昇り勾配で配設されているので、下流側から加圧空気を供給することで加圧空気のみがドレンポット42に排出されることがない。なお、液体を霧化する方式は、本実施形態において、エアキャップ13の混合流路13cの内部において霧化する内部混合式としたが、特に限定するものではなく、エアキャップ13の外部で液体を霧化する外部混合式でもよい。
以下では、制御部60による尿素水供給ポンプ31と切替弁40と加圧空気弁23との制御態様について説明する。
制御部60は、エンジン2の稼動中に、出力算出部9aが算出したエンジン出力W、排気温度検出部8が検出した排気温度T、およびNOx検出部50が検出するNOx濃度Dを取得し、取得した各値が各基準値以上か否か判定する。制御部60は、取得した各値が各基準値以上である場合、NOx濃度Dに応じた尿素水を排気管6の内部に供給する制御を行う。制御部60は、取得した各値が各基準値未満、もしくはエンジン2が停止された場合、尿素水の供給を停止し、尿素水供給ノズル10の内部に残留している尿素水を排気管6の外部へ排出する制御を行う。
以下では、制御部60による尿素水供給ポンプ31、切替弁40、および加圧空気弁23の制御態様の例について図4を用いて具体的に説明する。
ステップS110において、制御部60は、エンジン回転数検出部7が検出するエンジン回転数Rを取得した後、制御段階をステップS120へ移行する。
ステップS120において、制御部60は、エンジン回転数検出部7の検出値に基づいて、エンジン2が稼動しているか否か判定する。
その結果、エンジン2が稼動していると判定した場合、制御部60は制御段階をステップS130に移行する。
また、エンジン2が稼動していないと判定した場合、制御部60は制御段階をステップS310に移行する。
ステップS130において、制御部60は、出力算出部9aが算出するエンジン出力W、排気温度検出部8が検出する排気温度T、およびNOx検出部50が検出するNOx濃度Dを取得した後、制御段階をステップS140へ移行する。
ステップS140において、制御部60は、排気温度Tが基準温度T0以上か否か判定する。
その結果、排気温度Tが基準温度T0以上と判定した場合、制御部60は制御段階をステップS150に移行する。
また、排気温度Tが基準温度T0未満と判定した場合、制御部60は制御段階をステップS310に移行する。
ステップS150において、制御部60は、エンジン出力Wが基準出力W0以上か否か判定する。
その結果、エンジン出力Wが基準出力W0以上と判定した場合、制御部60は制御段階をステップS160に移行する。
また、エンジン出力Wが基準出力W0未満と判定した場合、制御部60は制御段階をステップS310に移行する。
ステップS160において、制御部60は、NOx濃度Dが基準濃度D0以上か否か判定する。
その結果、NOx濃度Dが基準濃度D0以上と判定した場合、制御部60は制御段階をステップS170に移行する。
また、NOx濃度Dが基準濃度D0未満と判定した場合、制御部60は制御段階をステップS310に移行する。
ステップS170において、制御部60は、フラグFがF=0か否か判定する。
その結果、フラグFがF=0と判定した場合、制御部60は制御段階をステップS180に移行する。
また、フラグFがF=0でないと判定した場合、制御部60は制御段階をステップS110へ繰り返し移行する。
ステップS180において、制御部60は、加圧空気弁23のポジションを第二ポジションBに切り替えた後、制御段階をステップS190へ移行する。
ステップS190において、制御部60は、切替弁40のポジションを第二ポジションYに切り替えた後、制御段階をステップS200へ移行する。
ステップS200において、制御部60は、NOx濃度Dに応じた尿素水を供給するようにして尿素水供給ポンプ31を始動させた後、制御段階をステップS210へ移行する。
ステップS210において、制御部60は、フラグFをF=1とした後、制御段階をステップS110へ繰り返し移行する。
ステップS310において、制御部60は、フラグFがF=1か否か判定する。
その結果、フラグFがF=1と判定した場合、制御部60は制御段階をステップS320に移行する。
また、フラグFがF=1でないと判定した場合、制御部60は制御段階をステップS110へ繰り返し移行する。
ステップS320において、制御部60は、切替弁40のポジションを第一ポジションにCに切り替えた後、制御段階をステップS320へ移行する。
ステップS320において、制御部60は、尿素水供給ポンプ31を停止させた後、制御段階をステップS340へ移行する。
ステップS340において、制御部60は、切替弁40のポジションを第一ポジションXに切り替えてから所定時間経過後に加圧空気弁23のポジション第一ポジションAに切り替えた後、制御段階をステップS350へ移行する。
ステップS350において、制御部60は、フラグFをF=0とした後、制御段階をステップS110へ繰り返し移行する。
上記の如く、制御部60が切替弁40のポジションを第一ポジションXに切り替えてから所定時間経過後に加圧空気弁23を第一ポジションAに切り替えることで、尿素水供給ノズル10の内部に残留している尿素水を加圧空気の圧力によって排気管6の外部(ドレンポット42)に排出することができる(図1、図3参照)。
以上のごとく、本実施形態に係る排気浄化装置1は、尿素水が供給される液体流路11c・12cおよび加圧空気が供給される気体流路11d・12d・13dを有し、液体流路11c・12cに供給された尿素水を、気体流路11d・12d・13dに供給された加圧空気と噴射口13e近傍で混合して、噴射口13eから内燃機関であるエンジン2に接続される排気管6の内部に噴射可能な尿素水供給ノズル10と、尿素水を液体流路11c・12cに第一供給流路70を介して供給可能な尿素水供給部30と、加圧空気を気体流路11d・12d・13dに第二供給流路80を介して供給可能な加圧空気供給部20と、第一供給流路70に設けられ、第一供給流路70を遮断するとともに液体流路11c・12cを大気開放させる第一ポジションX、または第一供給流路70を連通させる第二ポジションYに保持可能な切替弁40と、を具備するものである。
このように構成することにより、切替弁40のポジションを第一ポジションXに切り替えると、尿素水供給ノズル10の液体流路11c・12cへの尿素水の供給が停止されるとともに、尿素水供給ノズル10の液体流路11c・12cが大気解放される。その結果、尿素水供給ノズル10の気体流路11d・12d・13dに供給される加圧空気が尿素水供給ノズル10の液体流路11c・12cの最も下流側である尿素水供給ノズル10の噴射口13e近傍から尿素水供給ノズル10の液体流路11c・12cの内部に流入し、尿素水供給ノズル10の液体流路11c・12cの内部の尿素水、および尿素水供給ノズル10と切替弁40とを接続する第一供給流路70の一部を構成する流路73の内部の尿素水が、切替弁40を経て排気管6の外部へと排出される。すなわち、尿素水供給ノズル10の内部に残留している尿素水を排気管6の内部に排出することなく、尿素水供給ノズル10の内部から排出することができる。これにより、不要なアンモニアが生成されて、排気管6から大気中に放出されることがない。また、排気管6の内部で尿素が析出してNOx触媒90を詰まらせたり、NOx触媒90の表面に尿素が付着して触媒性能を低下させたりすることがない。加えて、尿素水供給ノズル10の液体流路11c・12cの最も下流側である噴射口13e近傍から加圧空気が流入するため、昇り勾配に配設されている液体流路11c・12cでも加圧空気のみが排出されることなく尿素水を排出することができる。
また、第二供給流路80に設けられ、第二供給流路80を連通または遮断させる加圧空気弁23を具備し、切替弁40および加圧空気弁23を自動弁である電磁弁から構成し、切替弁40および加圧空気弁23を制御する制御部60を備え、制御部60は、切替弁40を第二ポジションYから第一ポジションXに切り替えてから所定時間経過後に加圧空気弁23によって第二供給流路80を遮断させるものである。
このように構成することにより、前述の効果に加えて、尿素水の供給が停止されても、所定時間の間は、加圧空気が尿素水供給ノズル10に供給される。その結果、加圧空気が、尿素水供給ノズル10の液体流路11c・12cに流入するので、尿素水供給ノズル10の内部に残留している尿素水を排気管6の内部に排出することなく、尿素水供給ノズル10の内部から排出することができる。
また、切替弁40を自動弁である電磁弁から構成し、切替弁40を制御する制御部60を備え、制御部60は、内燃機関であるエンジン2の回転数検出部7と接続され、尿素水が尿素水供給ノズル10から排気管6の内部に供給されている際にエンジン2が停止すると、切替弁40を第二ポジションYから第一ポジションXに切り替えることを特徴とするものである。
このように構成することにより、前述の効果に加えて、エンジン2が停止した場合に、切替弁40を第一ポジションXにすることができる。その結果、エンジン2が停止しても、尿素水供給ノズル10の内部に残留している尿素水を排気管6の内部に排出することなく、尿素水供給ノズル10の内部から排出することができる。
また、切替弁40を自動弁である電磁弁から構成し、切替弁40を制御する制御部60を備え、制御部60は、内燃機関であるエンジン2の排気温度検出部8と接続され、尿素水が尿素水供給ノズル10から排気管6の内部に供給されている際にエンジン2の排気温度Tが基準温度T0未満になると、切替弁40を第二ポジションYから第一ポジションXに切り替えることを特徴とするものである。
このように構成することにより、前述の効果に加えて、エンジン2の排気温度Tが基準温度T0未満である場合に、切替弁40を第一ポジションXにすることができる。その結果、エンジン2の排気温度Tが基準温度T0未満に低下しても、尿素水供給ノズル10の内部に残留している尿素水を排気管6の内部に排出することなく、尿素水供給ノズル10の内部から排出することができる。
また、切替弁40を自動弁である電磁弁から構成し、切替弁40を制御する制御部を備え、制御部60は、内燃機関であるエンジン2の出力算出部9a、または出力検出部9bと接続され、尿素水が尿素水供給ノズル10から排気管6の内部に供給されている際にエンジン出力Wが基準出力W0未満になると、切替弁40を第二ポジションYから第一ポジションXに切り替えることを特徴とするものである。
このように構成することにより、前述の効果に加えて、エンジン出力Wが基準出力W0未満である場合に、切替弁40を第一ポジションXにすることができる。その結果、エンジン出力Wが基準出力W0未満に低下しても、尿素水供給ノズル10の内部に残留している尿素水を排気管6の内部に排出することなく、尿素水供給ノズル10の内部から排出することができる。
1 排気浄化装置
2 エンジン
6 排気管
10 尿素水供給ノズル
11c 液体流路
11d 気体流路
12c 液体流路
12d 気体流路
13d 気体流路
13e 噴射口
20 加圧空気供給部
30 尿素水供給ポンプ
40 切替弁
70 第一供給流路
80 第二供給流路
X 第一ポジション
Y 第二ポジション

Claims (5)

  1. 尿素水が供給される液体流路および加圧空気が供給される気体流路を有し、前記液体流路に供給された尿素水を、前記気体流路に供給された加圧空気と噴射口近傍で混合して、前記噴射口から内燃機関に接続される排気管の内部に噴射可能な尿素水供給ノズルと、
    尿素水を前記液体流路に第一供給流路を介して供給可能な尿素水供給部と、
    加圧空気を前記気体流路に第二供給流路を介して供給可能な加圧空気供給部と、
    前記第一供給流路に設けられ、前記第一供給流路を遮断するとともに前記液体流路を大気開放させる第一ポジション、または前記第一供給流路を連通させる第二ポジションに保持可能な切替弁と、
    を具備する排気浄化装置。
  2. 前記第二供給流路に設けられ、前記第二供給流路を連通または遮断させる加圧空気弁を具備し、
    前記切替弁および前記加圧空気弁を自動弁から構成し、
    前記切替弁および前記加圧空気弁を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記切替弁を前記第二ポジションから前記第一ポジションに切り替えてから所定時間経過後に前記加圧空気弁によって前記第二供給流路を遮断させる請求項1に記載の排気浄化装置。
  3. 前記切替弁を自動弁から構成し、
    前記切替弁を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記内燃機関の回転数検出部と接続され、
    尿素水が前記尿素水供給ノズルから前記排気管の内部に供給されている際に前記内燃機関が停止すると、前記切替弁を前記第二ポジションから前記第一ポジションに切り替える請求項1または請求項2に記載の排気浄化装置。
  4. 前記切替弁を自動弁から構成し、
    前記切替弁を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記内燃機関の排気温度検出部と接続され、
    尿素水が前記尿素水供給ノズルから前記排気管の内部に供給されている際に前記内燃機関の排気温度が基準温度未満になると、前記切替弁を前記第二ポジションから前記第一ポジションに切り替える請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の排気浄化装置。
  5. 前記切替弁を自動弁から構成し、
    前記切替弁を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記内燃機関の出力算出部、または出力検出部と接続され、
    尿素水が前記尿素水供給ノズルから前記排気管の内部に供給されている際に前記内燃機関の出力が基準出力未満になると、前記切替弁を前記第二ポジションから前記第一ポジションに切り替える請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の排気浄化装置。
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