JP2011079098A - ブレード交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切削ブレードを複数収容可能なブレード収容手段に収容された切削ブレードのブレード種類を正しく識別すること。
【解決手段】本発明のある実施の形態において、ブレード交換装置は、ワークを切削する切削装置において第1,第2の切削手段で使用される第1,第2の切削ブレードを交換するためのものであり、第1,第2のブレードラック71a,71bを備える。この第1,第2のブレードラック71a,71bは、ブレード種類を記録したバーコードラベルが裏面に貼付された交換用の切削ブレードを複数収容する。また、第1,第2のブレードラック71a,71bは、バーコードラベルからブレード種類を読み取る読み取り機構713を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、半導体ウェーハ等のワークを切削加工する切削装置で用いられるブレード交換装置に関するものである。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状であるワークの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによってワークを複数の矩形領域に区画し、各矩形領域にICやLSI等のデバイスを形成する。そして、デバイスを形成したワークをストリートに沿って分割することによって個々のデバイスを製造している。ストリートに沿ったワークの分割は、例えば切削装置を用いて行われる。この切削装置は、ワークを保持するチャックテーブルや、このチャックテーブルに保持されたワークを切削加工するための切削ブレードが装着された切削手段等で構成される。
ここで、切削手段に装着される切削ブレードは、その使用によって生じる消耗や破損等によって交換が必要であり、例えば特許文献1には、切削ブレードの交換を自動的に行うブレード交換装置(ブレードオートチェンジャー)が開示されている。また、切削ブレードは、切削加工対象のワークの種類や切削加工時の条件等によっても適宜交換の必要があり、例えば特許文献2には、切削手段に装着される切削ブレードをワーク種類や加工条件に適したものに交換可能な切削装置が開示されている。
特許第2617876号公報 特開2007−229843号公報
上記した特許文献2では、複数のブレード収容部に対し、切削ブレードの種類毎に分別して切削ブレードを収容するブレード収容手段(切削ブレード交換機構)が示されている。ここで、各ブレード収容部には、予め複数の切削ブレードをそのブレード種類に応じて収容しておく必要がある。したがって、各ブレード収容部に対して事前に想定していたのと異なるブレード種類の切削ブレードが収容されてしまうと、各ブレード収容部に収容されている切削ブレードのブレード種類を正しく管理できないという問題があった。このため、切削加工対象のワーク種類や加工条件に合致しない誤ったブレード種類の切削ブレードを切削手段に装着してしまい、ワークに対して不適切な切削加工を施す事態が生じ得る。
また、各ブレード収容部に収容された切削ブレードをユーザが操作入力して設定する構成も考えられるが、入力に誤りがあった場合、同様の問題が発生する。
本発明は、上記に鑑みて為されたものであり、切削ブレードを複数収容可能なブレード収容手段に収容された切削ブレードのブレード種類を正しく識別することができるブレード交換装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるブレード交換装置は、スピンドルの先端にナットで固定された切削ブレードを回転させることでワークを切削する切削装置において使用される切削ブレードを交換するブレード交換装置であって、前記切削ブレードは、該切削ブレードのブレード種類を記録した記録部を備えており、前記切削ブレードを個別に収容する複数のブレード収容部を有し、前記切削ブレードを複数収容するブレード収容手段と、前記ブレード収容部に収容された前記切削ブレードの前記記録部に記録されたブレード種類を読み取る読み取り機構と、前記ナットを着脱するナット着脱機構と、前記ブレード収容部と前記スピンドルの先端との間で前記切削ブレードを搬送するブレード搬送手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるブレード交換装置は、上記の発明において、前記記録部は、前記切削ブレードの前記ナットが当接する表面と反対側の裏面に貼付されており、前記ブレード収容部は、透明に形成された支持部材の表面に設けられ、前記切削ブレードを裏面側から支持して収容し、前記読み取り機構は、前記支持部材の裏面側に配設され、前記支持部材を介して前記記録部に記録されたブレード種類を読み取ることを特徴とする。
本発明によれば、ブレード種類を記録した記録部を備えて切削ブレードを構成し、このように記録部を備えた切削ブレードをブレード収容手段によって複数収容することとした。そして、読み取り機構によってブレード収容手段に収容された切削ブレードのブレード種類を読み取ることとした。これによれば、切削ブレードを複数収容可能なブレード収容手段に収容された切削ブレードのブレード種類を正しく識別することができるという効果を奏する。
図1は、ワークの一例である半導体ウェーハを示す斜視図である。 図2は、切削装置の構成例を示す斜視図である。 図3は、第1,第2の切削手段の構成例を示す斜視図である。 図4は、第1,第2の切削手段の構成例を示す断面図である。 図5は、切削ブレードの取付け構造を示す分解斜視図である。 図6は、切削ブレードの裏面側を示す平面図である。 図7は、第1,第2のブレードラックの構成例を示す斜視図である。 図8は、ブレード交換装置の構成例を部分的に示す斜視図である。 図9は、ブレード交換装置を構成する可動基板の移動を説明する説明図である。 図10は、第1,第2のナット着脱機構の構成例を示す断面図である。 図11は、第1,第2のブレード着脱機構の構成例を示す断面図である。 図12は、切削装置の主要な制御系の構成例を示すブロック図である。 図13は、第1,第2のブレード検出手段の構成例を説明する模式図である。 図14は、ブレード交換処理の流れを示すフローチャートである。 図15は、記録部読み取り工程を説明する説明図である。 図16は、交換ブレード把持工程を説明する説明図である。
以下、図1〜図16を参照し、本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、各図の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
先ず、本実施の形態の切削装置1(図2を参照)が研削加工対象とするワークについて説明する。図1は、ワークの一例である半導体ウェーハWを示す斜視図である。図1に示すように、半導体ウェーハWは、略円板形状を有し、その表面側に複数のデバイス11が形成されたものであり、本実施の形態の切削装置1は、これら表面側の各デバイス11を区画しているストリート13に沿って半導体ウェーハWを切削加工する。ここで、切削装置1は、例えば、環状フレームFの内側開口部を覆うように外周部が装着された保護テープTの表面に裏面が貼着された状態の半導体ウェーハWを扱う。
なお、ワークの具体例としては、特に限定されるものではなく、例えば、シリコンウェーハ等の半導体ウェーハの他、チップ実装用としてウェーハの裏面に設けられるDAF(Die Attach Film)等の粘着部材、あるいは半導体製品のパッケージ、セラミック、ガラス、サファイア(Al23)系の無機材料基板、LCDドライバー等の各種電子部品、さらにはμmオーダーの加工位置精度が要求される各種加工材料が挙げられる。
次に、切削装置1について説明する。本実施の形態の切削装置1は、2つのチャックテーブルと、これらチャックテーブルにそれぞれ対応するアライメント手段、切削手段、ナット着脱機構、ブレード着脱機構等とを備えており、2つの半導体ウェーハWに対して同時に切削加工を施すことが可能である。以下、具体的な構成について説明するが、各部の説明において同一の機能を有する構成には適宜同一の符号を付する。
図2は、本実施の形態の切削装置1の構成例を示す斜視図である。また、図3は、第1,第2の切削手段6a,6bの構成例を示す斜視図であり、図4は、第1,第2の切削手段6a,6bの構成例を示す断面図である。また、図5は、スピンドルユニット63における切削ブレード635の取付け構造を示す分解斜視図であり、図6は、切削ブレード635の裏面側を示す平面図である。また、図7は、第1,第2のブレードラック71a,71bの構成例を示す斜視図である。また、図8は、ブレード交換装置7の構成例を部分的に示す斜視図である。また、図9は、ブレード交換装置7を構成する可動基板73の移動を説明する説明図である。また、図10は、第1,第2のナット着脱機構8a,8bの構成例を示す断面図であり、図11は、第1,第2のブレード着脱機構9a,9bの構成例を示す断面図である。そして、図12は、切削装置1の主要な制御系の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、切削装置1は、静止基台2を具備している。この静止基台2上には、半導体ウェーハWを保持し、X座標方向を切削送り方向として切削送りさせるチャックテーブル機構3が配設されている。
チャックテーブル機構3は、静止基台2の上面に配設された第1,第2の案内レール31a,31bを備える。この第1,第2の案内レール31a,31bは、それぞれ一対のレール部材311,311を備え、切削送り方向に沿って互いに平行に延設されている。そして、第1の案内レール31a上には第1の支持基台32aが配設されており、一対のレール部材311,311に摺動自在に係合して第1の案内レール31aに沿った移動を可能にしている。同様に、第2の案内レール31b上には第2の支持基台32bが配設されており、一対のレール部材311,311に摺動自在に係合して第2の案内レール31bに沿った移動を可能にしている。
第1,第2の支持基台32a,32bの上にはそれぞれ第1,第2の円筒部材33a,33bが配設され、この第1,第2の円筒部材33a,33bの上端にはそれぞれ第1,第2の支持基台32a,32bを覆う第1,第2のカバー部材35a,35bが配設されている。そして、この第1,第2のカバー部材35a,35bの上面に、それぞれ第1,第2のチャックテーブル34a,34bが配設されている。
第1,第2のチャックテーブル34a,34bは、ともに多孔質セラミックス等の多孔性材料から構成されており、それぞれ不図示の吸引手段によって上面である載置面341に載置された半導体ウェーハWを吸引保持する。また、第1,第2のチャックテーブル34a,34bは、それぞれ第1,第2の円筒部材33a,33b内に配設された不図示のパルスモータによって鉛直軸を軸中心として回転可能に構成されている。なお、詳細は後述するが、第1,第2のカバー部材35a,35bの上面には、それぞれ第1,第2のチャックテーブル34a,34bに対応する後述の第1,第2の切削手段6a,6bにおいてスピンドル632に装着される切削ブレード635の寿命を判定するための第1,第2のブレード検出手段36a,36bが配設されている。
ここで、第1,第2の支持基台32a,32bの移動による第1,第2のチャックテーブル34a,34bの切削送り方向への移動は、第1,第2の切削送り手段37a,37bによって実現される。この第1,第2の切削送り手段37a,37bは、それぞれ一対のレール部材311,311の間に平行に延設された雄ネジロッド371と、雄ネジロッド371の一端部を回転可能に支持する軸受372と、雄ネジロッド371の他端に連結されて雄ネジロッド371を正転または逆転駆動するパルスモータ373とを備える。そして、第1,第2の支持基台32a,32bには、それぞれ不図示の貫通雌ネジが形成されており、この貫通雌ネジが雄ネジロッド371と螺合される。したがって、この第1,第2の切削送り手段37a,37bによって各々を構成するパルスモータ373を駆動し、雄ネジロッド371を正転または逆転駆動すると、第1,第2の支持基台32a,32bに配設された第1,第2のチャックテーブル34a,34bがそれぞれ第1の案内レール31aと第2の案内レール31bに沿って切削送り方向へ移動する。
また、切削装置1は、第1の案内レール31aおよび第2の案内レール31bを跨いで配設された門型の支持フレーム4を具備している。この支持フレーム4は、第1の案内レール31aの側方に配設された第1の柱部41と、第2の案内レール31bの側方に配設された第2の柱部42と、切削送り方向と直交するY座標方向である割り出し送り方向に沿って配設されて第1の柱部41と第2の柱部42の上端を連結する支持部43とからなる。そして、このように門型を有する支持フレーム4は、中央部において第1のチャックテーブル34aおよび第2のチャックテーブル34bの移動を許容する開口44を形成している。また、第1の柱部41および第2の柱部42の上端部はそれぞれ幅広に形成されており、この上端部にはそれぞれ後述するスピンドルユニット63の移動を許容する開口411,421が設けられている。
支持部43には、第1,第2のアライメント手段5a,5bおよび第1,第2の切削手段6a,6bが搭載されている。ここで、支持部43の割り出し送り方向に沿った一方の側面には、一対の案内レール431,431が設けられている。また、支持部43の割り出し送り方向に沿った他方の側面にも同様に、一対の案内レール432,432(図4を参照)が設けられている。
第1,第2のアライメント手段5a,5bは、第1,第2のチャックテーブル34a,34bの載置面341に載置された半導体ウェーハWのストリート13上の位置を検出し、検出した位置と対応する第1,第2の切削手段6a,6bの切削ブレード635との位置合わせ(アライメント)を行うためのものである。
これら第1,第2のアライメント手段5a,5bは、それぞれ撮像手段53が装着された移動ブロック51を備える。移動ブロック51は、それぞれ一対の案内レール431,431に摺動自在に係合し、この一対の案内レール431,431に沿って割り出し送り方向へ移動する。撮像手段53は、対応する第1,第2のチャックテーブル34a,34bの載置面341に載置された半導体ウェーハWを撮像するCCD等の撮像素子を備える。
以上のように構成される第1,第2のアライメント手段5a,5bは、制御手段100の制御のもとアライメント工程を実施し、それぞれ第1,第2の切削手段6a,6bの切削ブレード635の鉛直下方に半導体ウェーハWのストリート13を位置付ける。具体的には、第1,第2のアライメント手段5a,5bは先ず、その撮像手段53を対応する第1,第2のチャックテーブル34a,34bの上方に位置付けて載置面341上の半導体ウェーハWを撮像し、得られた画像データにパターンマッチング等の画像処理を施すことでストリート13を検出する。その後、検出したストリート13が切削送り方向に沿うように適宜第1,第2のチャックテーブル34a,34bが回転するとともに、第1,第2の切削手段6a,6bが割り出し送り方向に移動し、検出したストリート13を切削ブレード635の鉛直下方に位置付ける。
ここで、移動ブロック51の割り出し送り方向への移動は、それぞれアライメント割り出し送り手段52によって実現される。このアライメント割り出し送り手段52は、それぞれ一対の案内レール431,431の間に平行に延設された雄ネジロッド521と、雄ネジロッド521の一端部を回転可能に支持する軸受522と、雄ネジロッド521の他端に連結されて雄ネジロッド521を正転または逆転駆動するパルスモータ523とを備える。そして、移動ブロック51には、それぞれ不図示の貫通雌ネジが形成されており、この貫通雌ネジが雄ネジロッド521と螺合される。したがって、このアライメント割り出し送り手段52によって各々を構成するパルスモータ523を駆動し、雄ネジロッド521を正転または逆転駆動すると、移動ブロック51が一対の案内レール431,431に沿って割り出し送り方向へ移動する。
第1,第2の切削手段6a,6bは、一対の案内レール432,432に沿って移動可能に設けられる。この第1,第2の切削手段6a,6bは、図3に示すように、それぞれ割り出し移動基台61と、切り込み移動基台62と、スピンドルユニット63とを備える。
割り出し移動基台61の正面には、それぞれ被案内溝611,611が形成されており、割り出し移動基台61は、この被案内溝611,611が一対の案内レール432,432と摺動自在に係合することで、一対の案内レール432,432に沿って割り出し方向へ移動する。
割り出し移動基台61の割り出し送り方向への移動は、それぞれ割り出し送り手段64によって実現される。この割り出し送り手段64は、それぞれ一対の案内レール432,432の間に平行に延設された雄ネジロッド641と、雄ネジロッド641の一端部を回転可能に支持する軸受642と、雄ネジロッド641の他端に連結されて雄ネジロッド641を正転または逆転駆動するパルスモータ643とを備える。そして、割り出し移動基台61には、それぞれ不図示の貫通雌ネジが形成されており、この貫通雌ネジが雄ネジロッド641と螺合される。したがって、この割り出し送り手段64によって各々を構成するパルスモータ643を駆動し、雄ネジロッド641を正転または逆転駆動すると、割り出し移動基台61が一対の案内レール432,432に沿って割り出し送り方向へ移動する。なお、割り出し移動基台61の正面には、それぞれ雄ネジロッド641の挿通を許容する逃げ溝613が形成されている。
一方、図4に示すように、割り出し移動基台61の背面には、それぞれZ座標方向である切り込み送り方向(第1,第2のチャックテーブル34a,34bの載置面341,341に垂直な方向)に沿って一対の案内レール612,612(図4では一方の案内レールのみが示されている)が設けられており、切り込み移動基台62は、それぞれこの一対の案内レール612,612と摺動自在に係合することで割り出し移動基台61に装着され、一対の案内レール612,612に沿って切り込み送り方向へ移動する。この切り込み移動基台62は、それぞれ上下方向に延びる被支持部621と、被支持部621の下端から直角に水平に延びる装着部622とが断面視L字状に一体形成されて構成される。
ここで、切り込み移動基台62の切り込み送り方向への移動は、それぞれ切り込み送り手段65によって実現される。この切り込み送り手段65は、それぞれ一対の案内レール612,612と平行に延設された雄ネジロッド651と、雄ネジロッド651の一端部を回転可能に支持する軸受652と、雄ネジロッド651の他端に連結されて雄ネジロッド651を正転または逆転駆動するパルスモータ653とを備える。そして、切り込み移動基台62の被支持部621にはそれぞれ不図示の貫通雌ネジが形成されており、この貫通雌ネジが雄ネジロッド651と螺合される。したがって、この切り込み送り手段65によって各々を構成するパルスモータ653を駆動し、雄ネジロッド651を正転または逆転駆動すると、切り込み移動基台62が一対の案内レール612,612に沿って切り込み送り方向へ移動する。
そして、このようにして割り出し移動基台61のそれぞれに装着されて切り込み送り方向へ移動する切り込み移動基台62は、図2に示すように、その装着部622が支持部43の他方の面側から開口44を通して一方の面側に突出するように配置される。
スピンドルユニット63は、前述のように開口44を通して配置された装着部622の下面に装着される。このスピンドルユニット63のそれぞれは、図5に示すように、それぞれスピンドルハウジング631、スピンドル632、ナット633、フランジ634、切削ブレード635等を含む。
スピンドル632は、不図示のパルスモータによる回転駆動力を切削ブレード635に伝達させて高速回転させるための回転軸であり、スピンドルハウジング631内にベアリング機構等を介して高速回転可能に支持されている。なお、スピンドル632は、図示しないロック機構により回転不可状態に規制可能とされている。このスピンドル632は、フランジ634等を取付けるための小径の先端部6321を有し、この先端部6321にボルト636が螺合する。
ナット633は、切削ブレード635をスピンドル632に固定するためのものであり、フランジ634に締結されるフランジナットで構成される。このナット633の側面には、後述するブレード交換装置7の対応する第1,第2のナット着脱機構8a,8bの回動ピン814と嵌合する4個のピン嵌合穴6331が、それぞれ90度の位相をもって設けられている。また、ナット633は、対応する第1,第2のナット着脱機構8a,8bのナット把持爪8211が係合する環状溝6332を有し、その内周面にフランジ634のフランジ雄ネジ6342と螺合する不図示の雌ネジが形成されている。
フランジ634は、円筒状のブレード嵌合部6341を有し、このブレード嵌合部6341の先端部に前述のナット633の雌ネジと螺合するフランジ雄ネジ6342が形成されている。また、フランジ634には、スピンドル632の先端部6321を挿通させる中心穴6343が形成されている。
切削ブレード635は、ナット633とフランジ634とによって両側より挟持された状態でスピンドル632上に取付けられる。ここで、切削ブレード635のナット633と当接する側の面を表面とし、フランジ634と当接する側の面を裏面とする。この切削ブレード635は、環状のハブ6351を有し、ハブ6351の外周の全周にわたって切れ刃である砥石部6352が形成されて構成される。また、このハブ6351の表面側の側面には環状の被把持部6353が突出して形成されており、この被把持部6353の外周面にブレード交換装置7の対応する第1,第2のブレード着脱機構9a,9bの把持爪951と係合する環状溝6354が形成されている。
また、図6に示すように、切削ブレード635の裏面側のハブ6351の側面には、記録部としてのバーコードラベル6355が貼付されている。このバーコードラベル6355には、当該バーコードラベル6355が貼付された切削ブレード635の種類(ブレード種類)を所定の規格に従ってコード化したバーコード(図6では二次元バーコード)が印刷されている。このバーコードラベル6355は、対応する第1,第2のブレードラック71a,71bを構成する読み取り機構713によって読み取られる。
以上のように構成されるスピンドルユニット63において、フランジ634は、その中心穴6343がスピンドル632の先端部6321に挿通された状態でボルト636をスピンドル632に螺合させて締め付けることによって、スピンドル632から抜け止めされた状態となっている。そして、切削ブレード635は、そのハブ6351をフランジ634と嵌合させ、ナット633とフランジ634とを螺合することによってスピンドル632に装着され、ナット633とフランジ634とに把持されて固定される。
また、スピンドルユニット63は、図5に示すように、切削ブレード635の外周を覆うブレードカバー637を含む。このブレードカバー637は、切削水や切り屑の飛散を防止するためのものであり、第1のカバー部材6371と、この第1のカバー部材6371の前面に装着され側方に移動可能に配設された第2のカバー部材6372とからなる。
ここで、第2のカバー部材6372は、例えばエアーピストン機構等により、図5中に実線で示す開放位置と二点鎖線で示す閉止位置とに位置付けられる。この第2のカバー部材6372は、切削加工時には閉止位置に位置付けられ、切削ブレード635の交換時には開放位置に位置付けられる。なお、第1のカバー部材6371と第2のカバー部材6372は、それぞれ切削加工時において切削ブレード635の側方に位置するように取り付けられた切削水供給ノズル638,638を備えている(図5等では、第2のカバー部材6372に配設された切削水供給ノズルのみが示されている)。この切削水供給ノズル638,638は、それぞれ不図示の切削水供給手段と接続されており、切削加工時に加工位置付近に切削水を供給する。
以上のように構成される第1,第2の切削手段6a,6bは、制御手段100の制御のもと切削加工工程を実施し、第1,第2のチャックテーブル34a,34bの載置面341に載置された半導体ウェーハWを切削加工する。具体的には、第1,第2の切削手段6a,6bは、スピンドル632の回転駆動力によって切削ブレード635を高速回転させながら切り込み送り手段65を駆動し、対応する第1,第2のチャックテーブル34a,34bの載置面341に載置された半導体ウェーハWに切り込ませるとともに、第1,第2の切削送り手段37a,37bを駆動して切削送り方向に移動することでストリート13に沿って半導体ウェーハWを切削加工する。そして、第1,第2の切削手段6a,6bは、割り出し送り手段64を駆動して割り出し送り方向に所定量ずつ移動することで切削ブレード635の鉛直下方に順次ストリート13を位置付け、対象を移しながらストリート13のそれぞれに沿って半導体ウェーハWを切削加工する。
なお、以下では、第1の切削手段6aの切削ブレード635と第2の切削手段6bの切削ブレード635とをそれぞれ区別するため、第1の切削手段6aの切削ブレード635を適宜「第1の切削ブレード635a」と呼び、第2の切削手段6bの切削ブレード635を適宜「第2の切削ブレード635b」と呼ぶ。
また、本実施の形態の切削装置1は、図2に示すように、切削ブレード635を交換するためのブレード交換装置7を具備している。ブレード交換装置7は、支持フレーム4の後方(支持部43の他方の側面側)に互いの支持部材712が対向するように配設されたブレード収容手段としての2つの第1,第2のブレードラック71a,71bと、これら第1のブレードラック71aと第2のブレードラック71bとの間に配設された案内手段72と、この案内手段72によって切削送り方向へ移動する可動基板73とを備える。そして、案内手段72と可動基板73とが協働し、図7等に示す受け渡し位置E1に位置付けられたブレード収容部715と対応する第1,第2の切削手段6bを構成するスピンドル632の先端との間で第1,第2の切削ブレード635a,635bや交換用の切削ブレードB(B−1〜B−4;後述する図15,図16を参照)を搬送するブレード搬送手段として機能する。また、ブレード交換装置7は、図9に示す受け渡し時X位置Px1と受け渡し位置E1との間の所定の廃棄位置E3において静止基台2の上面に開口し、寿命に達した第1,第2の切削ブレード635a,635bをそれぞれ廃棄するブレード廃棄口77を備える(図2では、第2の切削ブレード635bを廃棄するブレード廃棄口のみが示されている)。
第1のブレードラック71aは、第1の切削ブレード635aの交換用として用意された複数の交換用の切削ブレードを収容するためのものである。一方、第2のブレードラック71bは、第2の切削ブレード635bの交換用として用意された複数の交換用の切削ブレードを収容するためのものである。この第1,第2のブレードラック71a,71bは、図7に示すように、それぞれ静止基台2上に配設された支柱711と、支柱711の上端に回転軸714を介して取り付けられた支持部材712と、支柱711の上端側であって回転軸714の下方に取り付けられて支持部材712の裏面側に配設された読み取り機構713とを備える。
支持部材712の表面側には、それぞれ複数(例えば図7では4個)のブレード収容部715が同心円状に配設されており、対応する第1,第2の切削ブレード635a,635bの交換用の切削ブレードBを複数個(例えば4個)収容可能な構成となっている。これら交換用の切削ブレードBは、必要に応じて対応する第1,第2の切削手段6a,6bにおいてスピンドル632に装着されている既使用の第1,第2の切削ブレード635a,635bと交換されて装着されるものであり、未使用のものの他、既使用であるが寿命に達しておらず使用可能なものを含む。そして、各ブレード収容部715にそれぞれ収容される交換用の切削ブレードBは、同種類および/または異種類のブレード種類の切削ブレードを含む。ここで、この交換用の切削ブレードBは、図5に示した切削ブレード635(第1,第2の切削ブレード635a,635b)と同様に構成されるものであって、図6に示したように、そのブレード種類を示す二次元バーコードを記録したバーコードラベル6355が裏面側に貼付されて構成されるものであり、以下の説明において、交換用の切削ブレードBを構成する各部については切削ブレード635の各部と同様の符号を付する。
ブレード収容部715は、円筒状のブレード嵌合部716と、このブレード嵌合部716の外周面に交換用の切削ブレードBが挿入された状態で位置規制する規制手段717とを備える。この規制手段717は、ボールとこのボールを径方向外側に押圧するスプリングとを含み、ボールに作用する力が所定の値までは規制機能が働くようになっている。
このように構成されたブレード収容部715は、初期状態においては手動で、その後は第1,第2のブレード着脱機構9a,9bによって自動的にブレード嵌合部716の外周面にハブ6351が嵌挿されることで、交換用の切削ブレードBを裏面側から支持して収容する。具体的には、この嵌挿時において規制手段717(ボール)が後退する。そして、嵌挿された交換用の切削ブレードBは、復帰した規制手段717によってブレード嵌合部716に保持される。
支持部材712を支柱711の上端に取り付けている回転軸714は、一端が支柱711の上端に配設され、他端が支持部材712の裏面中央に連結されている。そして、回転軸714の一端側は、支柱711の内部に配設されたパルスモータ718の駆動軸に連結されており、支持部材712は、回転軸714を軸中心とした間欠的な回転が可能に構成されている。そして、支持部材712は、回転軸714の間欠的な回転によって各ブレード収容部715のそれぞれをその移動経路上の所定の受け渡し位置E1に選択的に位置付ける。受け渡し位置E1は、図9に示す受け渡し時X位置Px1に位置付けられた第1,第2のナット着脱機構8a,8bや第1,第2のブレード着脱機構9a,9bの第1のブレード把持手段93aまたは第2のブレード把持手段93bと対向可能な位置として予め設定される。また、支持部材712は、回転軸714の間欠的な回転によって、各ブレード収容部715のそれぞれをその移動経路上の所定の読み取り位置E2に選択的に位置付ける。読み取り位置E2は、ブレード収容部715が読み取り機構713と対向可能な位置として予め設定される。
読み取り機構713は、例えばCCD等の撮像素子で構成され、その読み取り面719が、読み取り位置E2のブレード収容部715に収容される交換用の切削ブレードBの裏面と対向する向きで配設される。この読み取り機構713は、読み取り位置E2のブレード収容部715に収容されている交換用の切削ブレードBの裏面側を撮像する。そして、バーコードラベル6355から二次元バーコードを読み取り、読み取った二次元バーコードが示すブレード種類を制御手段100に通知する。ここで、支持部材712は例えばポリ塩化ビニル等の透明材料を用いて形成されており、読み取り機構713は、支持部材712を間に配した状態でバーコードラベル6355の読み取りが可能な構成となっている。
なお、本実施の形態では、記録部の一例として、ブレード種類を示す二次元バーコード等のバーコードを印刷することで記録したバーコードラベル6355を示し、このバーコードラベル6355を切削ブレード(第1,第2の切削ブレード635a,635bや、第1,第2のブレードラック71a,71bのそれぞれに交換用として収容された切削ブレードB)の裏面に貼付する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、RFIDタグ等の非接触型のICチップを内蔵したICタグを記録部として用い、このICタグにブレード種類を書き込んで切削ブレードの裏面に貼付することとしてもよい。この場合には、ICタグを読み取るためのリーダライタ装置を読み取り機構として設置することでブレード種類を読み取るようにすればよい。
また、切削ブレードの裏面側にバーコードラベル6355を貼付することとしたが、支持部材712の表面側において読み取り機構を配設するスペースが確保できる場合であれば、表面側にバーコードラベルを貼付してもよい。この場合には、支持部材712を透明な部材で形成する必要はない。
案内手段72は、図2に示すように、平面視矩形状の案内板721と、この案内板721の下面において切削送り方向に延在する一対の案内レール722,722(図2では一方の案内レールのみが示されている)とを備える。なお、案内手段72は、不図示の固定部材に取り付けられている。
一方、可動基板73には、図8に示すように、背面部741と、この背面部741によって一端側が支持された天井部742とが断面視略L字状に一体形成された被案内部材74が取り付けられている。そして、天井部742は、その上面両端において一対の被案内レール743,743を備えており、この一対の被案内レール743,743が前述の一対の案内レール722,722と摺動自在に係合して可動基板73の切削送り方向への移動を可能にしている。
そして、この可動基板73は、その上面において第1の切削手段6aを構成するスピンドル632にナット633を着脱するための第1のナット着脱機構8aおよび第2の切削手段6bを構成するスピンドル632にナット633を着脱するための第2のナット着脱機構8bと、第1の切削ブレード635aを着脱するための第1のブレード着脱機構9aおよび第2の切削ブレード635bを着脱するための第2のブレード着脱機構9bとを搭載している。なお、第1のナット着脱機構8aおよび第1のブレード着脱機構9aと第2のナット着脱機構8bおよび第2のブレード着脱機構9bとは、可動基板73の上面においてそれぞれ切削送り方向に対して線対称となるように配設される。
ここで、図9では、このように切削送り方向へ移動する可動基板73の移動経路R1を中央に示し、この移動経路R1に対する第1,第2のブレードラック71a,71bおよび第1,第2の切削手段6a,6bのスピンドル632の位置を示している。図9に示すように、第1のブレードラック71aと第2のブレードラック71bとは、切削送り方向に沿った可動基板73の移動経路R1を挟んで対向するように配設される。同様に、第1の切削手段6aのスピンドル632と第2の切削手段6bのスピンドル632とは、切削送り方向に沿った可動基板73の移動経路R1を挟んで対向するように配設される。
この可動基板73の切削送り方向への移動は、図2において案内板721の上面を一部切り欠いて示した位置付け手段75によって実現される。この位置付け手段75は、一対の案内レール722,722と平行に延設された雄ネジロッド751と、案内板721の下面に取付けられて雄ネジロッド751の一端に連結され、この雄ネジロッド751を正転または逆転駆動するパルスモータ752とを備える。なお、雄ネジロッド751の他端は、案内板721の下面に取付けられた不図示の軸受によって回転可能に支持されている。そして、前述の天井部742の上面には、不図示の貫通雌ネジが形成された移動ブロック744が取り付けられており、この移動ブロック744に形成された貫通雌ネジが雄ネジロッド751と螺合される。したがって、この位置付け手段75によってパルスモータ752を駆動し、雄ネジロッド751を正転または逆転駆動すると、可動基板73が一対の案内レール722、722に沿って切削送り方向へ移動する。
そして、位置付け手段75は、図9中の矢印A1に示すように可動基板73を切削送り方向へ移動させることによって、第1,第2のナット着脱機構8a,8bや、第1,第2のブレード着脱機構9a,9bの第1のブレード把持手段93aまたは第2のブレード把持手段93bをそれぞれスピンドル632の先端部6321と対向する着脱時X位置Px2に位置付ける。また、位置付け手段75は、第1,第2のナット着脱機構8a,8bや、第1,第2のブレード着脱機構9a,9bの第1のブレード把持手段93aまたは第2のブレード把持手段93bを、それぞれ前述のように受け渡し位置E1に選択的に位置付けられる第1,第2のブレードラック71a,71bのブレード収容部715と対向可能な位置として予め設定される受け渡し時X位置Px1に位置付ける。
第1,第2のナット着脱機構8a,8bは、それぞれ可動基板73の上面に割り出し送り方向に沿うように設けられた案内レール731上に配設され、この案内レール731に沿って割り出し送り方向へ移動する。この第1のナット着脱機構8aおよび第2のナット着脱機構8bは、それぞれナット回動手段81と、ナット把持手段82とを備える。
ナット回動手段81は、図10に示すように、案内レール731上に配設されたモータケース811と、モータケース811内に配設された電動モータ812と、電動モータ812の駆動軸8121に連結された回動部材813とを備える。
電動モータ812は、例えば正転するとナット633を緩める方向に回転し、逆転するとナット633を締め付ける方向に回転するようになっている。
回動部材813の図10中に向かって右端部には、右端面から突出する例えば4個の回動ピン814がそれぞれ90度の位相をもって配設されており、これら回動ピン814は、それぞれ基端(図10中に向かって左端)に配設された圧縮スプリング815によって先端側に付勢されている。
ナット把持手段82は、回動部材813の外周にそれぞれ90度の位相をもって配設された4個の把持部材821と、これら把持部材821を図10中に実線で示す開放位置と一点鎖線で示す把持位置とに位置付ける駆動リング822と、この駆動リング822を図10中に実線で示す後退位置と二点鎖線で示す作用位置とに位置付けるためのエアシリンダ823とを備える。エアシリンダ823は、モータケース811の上面に配設され、そのピストンロッド8231が駆動リング822に連結されて構成される。
把持部材821は、先端(図10中に向かって右端)に把持爪8211を備える一方、基端(図10中に向かって左端)が支軸824を介して回動部材813と連結され、支軸824を軸中心として揺動自在に支持されている。この把持部材821は、把持部材821と回動部材813との間に配設された圧縮スプリング825によって開放位置側に向けて付勢されている。
ここで、モータケース811の底部には、不図示の被案内溝が形成されている。そして、この被案内溝が案内レール731と摺動自在に係合し、モータケース811が案内レール731に沿って割り出し送り方向へ移動することで、第1,第2のナット着脱機構8a,8bの割り出し送り方向への移動を可能にしている。
モータケース811の割り出し送り方向への移動は、それぞれ図8に示す移動手段83によって実現される。この移動手段83は、それぞれそのピストンロッド8311が案内レール731と平行に配設されたエアシリンダ831と、ピストンロッド8311とモータケース811とを連結する連結部材832とを備え、エアシリンダ831を駆動することにより、モータケース811が案内レール731に沿って割り出し送り方向へ移動する。
以上のように構成される第1,第2のナット着脱機構8a,8bは、エアシリンダ823が駆動して駆動リング822を開放位置から把持位置に位置付けることにより、ナット回動手段81の4個の回動ピン814がナット633に設けられた4個のピン嵌合穴6331と嵌合可能な構成となっている。また、この把持位置において、ナット把持手段82の把持爪8211がナット633の環状溝6332と係合可能な構成となっている。そして、電動モータ812が正転することでナット633を緩め、逆転することでナット633を締め付けることができ、第1,第2の切削ブレード635a,635bを固定しているナット633の着脱が可能な構成となっている。
第1,第2のブレード着脱機構9a,9bは、図8に示すように、それぞれ可動基板73の上面に割り出し送り方向に沿うように設けられた案内レール732上に配設され、この案内レール732に沿って割り出し送り方向へ移動する。この第1,第2のブレード着脱機構9a,9bは、図11に示すように、それぞれ案内レール732上に配設されたモータケース91と、モータケース91内に配設されたパルスモータ92と、2つのブレード把持手段(第1,第2のブレード把持手段)93a,93bと、これら2つのブレード把持手段(第1,第2のブレード把持手段)93a,93bが装着された支持プレート94とを備える。
モータケース91の底部には、不図示の被案内溝が形成されている。そして、この被案内溝が案内レール732と摺動自在に係合し、モータケース91が案内レール732に沿って割り出し送り方向へ移動することで、第1,第2のブレード着脱機構9a,9bの割り出し送り方向への移動を可能にしている。
モータケース91の割り出し送り方向への移動は、それぞれ移動手段98によって実現される。この移動手段98は、図8に示すように、それぞれそのピストンロッド9811が案内レール732と平行に配設されたエアシリンダ981と、ピストンロッド9811とモータケース91とを連結する連結部材982とを備え、エアシリンダ981を駆動することにより、モータケース91が案内レール732に沿って割り出し送り方向へ移動する。
第1,第2のブレード把持手段93a,93bは、図8および図11に示すように、それぞれ複数(例えば4個)の把持部材95と、これら4個の把持部材95を駆動する把持部材駆動手段96と、各把持部材95の内側に配設された位置決め手段97とを備える。ここで、第1のブレード把持手段93aは、対応する第1,第2の切削手段6a,6bのスピンドル632に新たに装着させる交換用の切削ブレードBを把持するためのものである。一方、第2のブレード把持手段93bは、スピンドル632に装着されている既使用の第1,第2の切削ブレード635a,635bをその交換時において把持するためのものである。
把持部材95は、先端に把持爪951を備えている。これら把持部材95は、それぞれ把持部材駆動手段96の外周に90度の位相をもって配設され、この把持部材駆動手段96によってそれぞれ径方向に駆動され、図11中に実線で示す開放位置と一点鎖線で示す把持位置と二点鎖線で示す退避位置とに位置付けられる。
位置決め手段97は、先端が円錐形状に形成された位置決め部材971を備え、この位置決め部材971と把持部材駆動手段96の端面との間に配設された圧縮スプリング972によって先端側に付勢されている。
支持プレート94は、その中心に取り付けられた回動軸941を備える。回動軸941にはパルスモータ92の駆動軸921が連結されており、支持プレート94は、回動軸941を軸中心として回動可能に構成される。
以上のように構成される第1,第2のブレード着脱機構9a,9bは、位置決め部材971が対応する第1,第2のブレードラック71a,71bにおいて受け渡し位置E1に位置付けられたブレード収容部715のブレード嵌合部716および第1,第2の切削手段6a,6bのフランジ634の中心穴6343に挿通可能な構成となっている。そして、把持部材駆動手段96を駆動して4個の把持部材95を開放位置から把持位置に位置付けることにより、把持爪951がハブ6351の環状溝6354と係合可能な構成となっている。さらに、4個の把持部材95を把持位置から退避位置に位置付けることにより、把持部材95によって把持されている第1,第2の切削ブレード635a,635bの落下を可能にしている。
そして、以上のように構成される第1,第2のナット着脱機構8a,8bおよび第1,第2のブレード着脱機構9a,9bは、制御手段100の制御のもとブレード交換工程を実施し、対応する第1,第2の切削手段6a,6bのスピンドル632に装着されている既使用の第1,第2の切削ブレード635a,635bを、第1,第2のブレードラック71a,71bにおいて受け渡し位置E1に位置付けられたブレード収容部715に収容されている交換用の切削ブレードBと交換する。このブレード交換工程については後述する。
また、本実施の形態の切削装置1は、図2に示すように、装置内の適所に収められた制御手段100を備える。この制御手段100は、マイクロコンピュータ等で構成され、切削装置1を構成する各部の動作を制御して切削装置1を統括的に制御する。この制御手段100は、図12に示すように、キーボードやマウス、タッチパネル、各種スイッチ等の入力装置で構成される入力手段101や、LCDやELディスプレイ等の表示装置によって実現される表示手段103、記憶手段105等と接続されている。
記憶手段105は、更新記憶可能なフラッシュメモリ等のROMやRAMといった各種ICメモリ、内蔵或いはデータ通信端子で接続されたハードディスク、CD−ROM等の情報記憶媒体およびその読取装置等によって実現され、切削装置1の動作に必要な各種プログラムや、このプログラムの実行中に必要なデータ等が記憶されている。本実施の形態では、ワーク(ここでは図1に示した半導体ウェーハW)の種類(ワーク種類)毎に、そのワーク種類のワークに施す切削加工の条件(加工条件)や、そのワーク種類のワークに施す切削加工で使用する切削ブレードのブレード種類等を関連付けたワーク加工情報が記憶されており、後述するブレード交換処理の際に参照される。
ここで、ワーク加工情報において、1つのワーク種類に対して関連付けられるブレード種類は1つに限らず、2つ以上の場合を含む。ここで、ワーク加工情報において、例えばワーク種類Aに対してブレード種類αが関連付けられていたとする。切削装置1は、ワーク種類Aの半導体ウェーハWを切削加工対象とする場合であれば、制御手段100の制御のもと、このワーク種類Aの半導体ウェーハWを第1,第2のチャックテーブル34a,34bの載置面341に不図示の搬送手段によって載置する。そして、第1,第2の切削手段6a,6bが、そのスピンドル632にそれぞれブレード種類αの切削ブレードを第1,第2の切削ブレード635a,635bとして装着した状態で載置面341上の半導体ウェーハWを切削加工する。また、ワーク加工情報において、ワーク種類Bに対してブレード種類αとブレード種類βの2種類のブレード種類が関連付けられていたとする。そして、ワーク種類Bの半導体ウェーハWを切削加工対象とする場合には、切削装置1は、このワーク種類Bの半導体ウェーハWを例えば先ず、第1のチャックテーブル34aの載置面341に不図示の搬送手段によって載置する。そして、第1の切削手段6aが、そのスピンドル632にブレード種類αの切削ブレードを第1の切削ブレード635aとして装着した状態で載置面341上の半導体ウェーハWを切削加工する。次に、切削加工後の載置面341上の半導体ウェーハWを不図示の搬送手段によって第2のチャックテーブル34bの載置面341に搬送して載置する。そして、第2の切削手段6bが、そのスピンドル632にブレード種類βの切削ブレードを第2の切削ブレード635bとして装着した状態で載置面341上の半導体ウェーハWに切削加工を施す。
また、本実施の形態では、制御手段100は、装置各部の動作を制御し、必要に応じて第1,第2の切削ブレード635a,635bを交換するための処理(ブレード交換処理)を行う。このブレード交換処理では、制御手段100は、第1,第2のブレード検出手段36a,36bから通知される検出信号をもとに、第1,第2の切削ブレード635a,635bの寿命を判定する。また、制御手段100は、ブレード交換装置7を構成する第1,第2のブレードラック71a,71bの読み取り機構713から通知されるブレード種類をもとに、読み取り位置E2のブレード収容部715に収容されている交換用の切削ブレードBのブレード種類を識別する。そして、識別したブレード種類をもとに、そのブレード種類が所定の交換対象種類である交換用の切削ブレードBを受け渡し位置E1に位置付けるようパルスモータ718の駆動を制御して回転軸714を回転させる。
ここで、第1,第2のブレード検出手段36a,36bの詳細な構成について説明する。図13は、第1,第2のブレード検出手段36a,36bの構成例を説明する模式図である。ここで、第1,第2のブレード検出手段36a,36bは、上記したように、第1,第2のチャックテーブル34a,34bとともに第1,第2のカバー部材35a,35bの上面に配設されている。そして、第1,第2のブレード検出手段36a,36bは、図13に示すように、それぞれ断面視コの字状に形成されており、割り出し送り方向に沿って移動する第1,第2の切削手段6a,6bの移動経路上の所定の位置に、中央の溝361が切削送り方向に沿うように配設される。この第1,第2のブレード検出手段36a,36bはフォトインタラプタで実現され、溝361を挟んで対向配置された発光部362と受光部363とを備える。
以上説明した構成の第1,第2のブレード検出手段36a,36bは、制御手段100の制御のもと、第1,第2の切削手段6a,6bと協働してブレード検出工程を実施する。すなわち先ず、図13中に矢印A11で示すように、第1,第2のブレード検出手段36a,36bの上方で第1,第2の切削手段6a,6bの切り込み移動基台62が下降する。そして、第1,第2のブレード検出手段36a,36bが、このように切り込み移動基台62が下降することでそれぞれの溝361に進入する第1,第2の切削ブレード635a,635bを検出する。具体的には、第1,第2のブレード検出手段36a,36bは、第1,第2の切削ブレード635a,635b(詳細には砥石部6352の下端)が図13中に一点鎖線の矢印A12で示す光軸位置まで下降することで発光部362からの射出光が遮断され、受光部363が光を受光しなくなった時点で検出信号を制御手段100に通知する。
次に、制御手段100が行うブレード交換処理について説明する。このブレード交換処理は、例えば第1,第2のチャックテーブル34a,34bの載置面341に載置された半導体ウェーハWに対する切削加工(切削加工工程)を終了した時点で実施する。図14は、ブレード交換処理の流れを示すフローチャートである。また、図15は、記録部読み取り工程を説明する説明図であり、図16は、交換ブレード把持工程を説明する説明図である。なお、図15および図16では、それぞれ該当する工程における第1,第2のブレードラック71a,71bの支持部材712の周辺の様子を示している。
図14に示すように、ブレード交換処理では、制御手段100は先ず、ブレード検出工程を制御し、第1,第2の切削ブレード635a,635bの寿命を判定する(ステップS1)。具体的には先ず、割り出し送り手段64を駆動して第1,第2の切削手段6a,6bを第1,第2のブレード検出手段36a,36bの上方に位置付ける。続いて、切り込み送り手段65を駆動して切り込み移動基台62を溝361に向けて下降させる。これによって、第1,第2の切削ブレード635a,635bが溝361に進入し、第1,第2のブレード検出手段36a,36bが溝361に進入した第1,第2の切削ブレード635a,635bを検出して検出信号を制御手段100に通知する。そして、制御手段100は、この第1,第2のブレード検出手段36a,36bからの検出信号の通知に応答して割り出し送り手段64の駆動を停止し、その駆動量(切り込み移動基台62の下降量)をもとに第1,第2の切削ブレード635a,635bの寿命(砥石部6352の減り量)を判定する。切り込み移動基台62の下降量が所定の閾値より小さい場合には砥石部6352の減り量が少なく使用可能と判定する一方、切り込み移動基台62の下降量が前述の閾値以上であれば、砥石部6352の減り量が多く寿命に達していると判定する。
そして、制御手段100は、寿命に達しており交換が必要と判定したならば(ステップS3:Yes)、廃棄フラグをセット(ON)する(ステップS5)。具体的には、第1の切削ブレード635aが寿命に達している場合には第1の切削ブレード635aについての廃棄フラグをセットし、第2の切削ブレード635bが寿命に達している場合には第2の切削ブレード635bについての廃棄フラグをセットし、第1,第2の切削ブレード635a,635bの両方が寿命に達している場合には両方についての廃棄フラグをそれぞれセットする。
続いて、制御手段100は、次に切削加工対象とする半導体ウェーハW等のワークのワーク種類を取得する(ステップS7)。ワークの切削加工順等の情報は、事前に入力手段101によってユーザが入力する等して記憶手段105に記憶しておく。続いて、制御手段100は、記憶手段105に記憶されているワーク加工情報を参照し、取得したワーク種類に関連付けられたブレード種類(すなわち、ステップS7で取得したワーク種類のワークに対して施す切削加工で用いる切削ブレードのブレード種類)を取得する(ステップS9)。
そして、制御手段100は、取得したブレード種類が現時点で第1,第2の切削手段6a,6bのスピンドル632にそれぞれ装着されている第1,第2の切削ブレード635a,635bのブレード種類と異なり、変更が必要な場合には(ステップS11:Yes)、変更フラグをセット(ON)する(ステップS13)。その後、ステップS15に移行する。具体的には、第1の切削ブレード635aを変更する場合には第1の切削ブレード635aについての変更フラグをセットし、第2の切削ブレード635bを変更する場合には第2の切削ブレード635bについての変更フラグをセットし、第1,第2の切削ブレード635a,635bの両方を変更する場合には両方についての変更フラグをそれぞれセットする。なお、ステップS7で取得したワーク種類が前回切削加工を行ったワークと同じ場合には、ステップS9〜ステップS13の処理は行わずにステップS15に移行する。
このステップS15では、制御手段100は、第1,第2の切削ブレード635a,635bについての廃棄フラグおよび/または変更フラグがセットされているか否かを判定する。そして、セットされている場合には(ステップS15:Yes)、ステップS17,S19の処理を行う。すなわち、ステップS17,S19では、廃棄フラグがセットされている第1,第2の切削ブレード635a,635bをスピンドル632から取り外して廃棄する。そして、同種類のブレード種類を交換対象種類とし、対応する第1,第2のブレードラック71a,71bに交換用として収容されている交換対象種類の切削ブレードBを新たにスピンドル632に装着する。また、変更フラグがセットされている第1,第2の切削ブレード635a,635bをスピンドル632から取り外して対応する第1,第2のブレードラック71a,71bに収容するとともに、ステップS9で取得したブレード種類を交換対象種類とし、対応する第1,第2のブレードラック71a,71bに交換用として収容されている交換対象種類の切削ブレードBを新たにスピンドル632に装着する。なお、廃棄フラグと変更フラグとがともにセットされている第1,第2の切削ブレード635a,635bについては、ステップS9で取得したブレード種類を交換対象種類とし、対応する第1,第2のブレードラック71a,71bに交換用として収容されている交換対象種類の切削ブレードBを新たにスピンドル632に装着するとともに、スピンドル632から取り外した第1,第2の切削ブレード635a,635bを廃棄する。
具体的に説明する。先ず、図14に示すように、制御手段100は、交換が必要な第1,第2の切削ブレード635a,635bに対応する第1,第2のブレードラック71a,71bのパルスモータ718を駆動し、ブレード収容部715を順次読み取り位置E2に位置付けるとともに、読み取り機構713を駆動して読み取り処理を行い、読み取り位置E2のブレード収容部715に収容されている交換用の切削ブレードBのバーコードラベル6355から二次元バーコードを読み取る(ステップS17)。このとき、読み取り機構713は、読み取った二次元バーコードが示すブレード種類を制御手段100に通知する。制御手段100は、このように読み取り機構713から通知されるブレード種類によって読み取り位置E2のブレード収容部715に収容されている交換用の切削ブレードBのブレード種類を識別し、交換対象種類か否かを判定する。そして、交換対象種類でない場合には(ステップS19:No)、上記ステップS17に戻って上記を繰り返す(記録部読み取り工程)。
例えば、図15では、4つのブレード収容部715のそれぞれに交換用の切削ブレードB−1〜B−4が収容された場合を示しており、図15中に矢印A2で示すように回転軸714が回転することで各ブレード収容部715のそれぞれを順次読み取り位置E2に位置付け、各ブレード収容部715に収容されている交換用の切削ブレードB−1〜B−4のブレード種類を順次識別し、交換対象種類か否かを判定していく。
そして、制御手段100は、ステップS17で読み取った二次元バーコードが示すブレード種類が交換対象種類の場合には(ステップS19:Yes)、続いてブレード交換工程を制御し、読み取り位置E2のブレード収容部715に交換用として収容されている切削ブレードBを対応する第1,第2の切削ブレード635a,635bと交換する(ステップS21)。
以下、ブレード交換工程について説明するが、このブレード交換工程では、ブレード交換装置7において、交換が必要な第1,第2の切削ブレード635a,635bに対応する部材が動作する。すなわち、第1の切削ブレード635aの交換が必要な場合には第1のブレードラック71aや第1のナット着脱機構8a、第1のブレード着脱機構9a等が動作し、第2の切削ブレード635bの交換が必要な場合には第2のブレードラック71bや第2のナット着脱機構8b、第2のブレード着脱機構9b等が動作する。また、第1の切削ブレード635aおよび第2の切削ブレード635bの両方について交換が必要な場合であれば、第1,第2のブレードラック71a,71bや第1,第2のナット着脱機構8a,8b、第1,第2のブレード着脱機構9a,9b等が動作する。
すなわち、ブレード交換工程では、制御手段100は、先ず、第1,第2のブレードラック71a,71bのパルスモータ718をさらに駆動し、回転軸714を回転させることで読み取り位置E2のブレード収容部715(交換用として交換対象種類の第1,第2の切削ブレード635a,635bを収容していると判定されたブレード収容部715)を受け渡し位置E1に位置付ける制御を行う。その後、位置付け手段75を駆動して第1,第2のブレード着脱機構9a,9bの第1のブレード把持手段93aを受け渡し時X位置Px1に位置付け、受け渡し位置E1に位置付けられたブレード収容部715と対向配置させる。
例えば、図15に示す状態で読み取ったブレード種類を交換対象種類と判定した場合には、この読み取り位置E2のブレード収容部715に収容されている交換用の切削ブレードB−4を対応する第1,第2の切削ブレード635a,635bと交換する。すなわち、先ず、この交換用の切削ブレードB−4を収容しているブレード収容部715を受け渡し位置E1に位置付ける。続いて、図16に示すように、移動手段98を駆動して第1のブレード把持手段93aを受け渡し位置E1のブレード収容部715に向けて前進させ、そのブレード嵌合部716(図7を参照)に位置決め部材971を挿通させる。そして、第1のブレード把持手段93aの把持部材駆動手段96を駆動して4個の把持部材95を把持位置に位置付け、把持爪951をハブ6351の環状溝6354と係合させる。この結果、第1のブレード把持手段93aによって受け渡し位置E1のブレード収容部715に収容されている交換用の切削ブレードB−4(ブレード種類が交換種類である交換用の切削ブレードB)が把持される(交換ブレード把持工程)。
その後、制御手段100は、移動手段98を駆動して第1のブレード把持手段93aを後退させるとともに、位置付け手段75を駆動して第1,第2のナット着脱機構8a,8bを着脱時X位置Px2に位置付けて対応する第1,第2の切削手段6a,6bのスピンドル632の先端部6321と対向させる。続いて、移動手段83を駆動してナット回動手段81およびナット把持手段82をスピンドル632に向けて前進させ、回動部材813に配設された4個の回動ピン814をナット633の端面に当接させる。また、エアシリンダ823を駆動して把持部材821を把持位置に位置付け、把持爪8211をナット633の環状溝6332と係合させる。この状態で電動モータ812を正転駆動すると、4個の回動ピン814は、ナット633に形成された4個のピン嵌合穴6331と対向した時点でこれらピン嵌合穴6331とそれぞれ嵌合する。そして、その後の電動モータ812の正転駆動力が4個の回動ピン814を介してナット633に伝達され、ナット633が緩められてフランジ634から外される。このようにしてフランジ634から外されたナット633は、ナット把持手段82の把持部材821によって把持された状態となる(ナット取り外し工程)。
続いて、移動手段83を駆動してナット回動手段81およびナット把持手段82を後退させるとともに、位置付け手段75を駆動して第1,第2のブレード着脱機構9a,9bの第2のブレード把持手段93bを着脱時X位置Px2に位置付け、対応する第1,第2の切削手段6a,6bのスピンドル632の先端部6321と対向させる。続いて、移動手段98を駆動して第2のブレード把持手段93bをスピンドル632に向けて前進させ、位置決め部材971を第1,第2の切削ブレード635a,635bのハブ6351と嵌合しているフランジ634の中心穴6343に挿通させる。そして、第2のブレード把持手段93bの把持部材駆動手段96を駆動して4個の把持部材95を把持位置に位置付け、把持爪951をハブ6351の環状溝6354と係合させる。この結果、第1,第2の切削手段6a,6bのスピンドル632に装着されていた既使用の第1,第2の切削ブレード635a,635bが第2のブレード把持手段93bによって把持される(既使用ブレード取り外し工程)。
続いて、移動手段98を駆動して第2のブレード把持手段93bを後退させるとともに、パルスモータ92を駆動して支持プレート94を180度回動し、第1のブレード把持手段93aと第2のブレード把持手段93bとを反転させる。この結果、上記した交換ブレード把持工程で交換用の切削ブレードB(交換用として用意された交換対象種類の切削ブレードB)を把持した状態の第1のブレード把持手段93aが着脱時X位置Px2に位置付けられる(ブレード把持手段反転工程)。
続いて、移動手段98を駆動して第1のブレード把持手段93aをスピンドル632に向けて前進させ、フランジ634の中心穴6343に位置決め部材971を挿通させる。このとき、第1のブレード把持手段93aの4個の把持部材95によって把持されている交換用の第1,第2の切削ブレード635a,635bのハブ6351がフランジ634と嵌合する。そして、第1のブレード把持手段93aの把持部材駆動手段96を駆動して4個の把持部材95を開放位置に位置付け、交換用の第1,第2の切削ブレード635a,635bの把持状態を解除する(交換用ブレード装着工程)。
続いて、移動手段98を駆動して第1のブレード把持手段93aを後退させるとともに、位置付け手段75を駆動してナット取り外し工程でナット633を把持した状態の第1,第2のナット着脱機構8a,8bを着脱時X位置Px2に位置付け、対応する第1,第2の切削手段6a,6bのスピンドル632の先端部6321と対向させる。続いて、移動手段83を駆動してナット回動手段81およびナット把持手段82をスピンドル632に向けて前進させる。この結果、ナット633がフランジ634のブレード嵌合部6341と嵌合する。その後、電動モータ812を逆転駆動すると、逆転回転力が4個の回動ピン814を介してナット633に伝達され、ナット633の雌ネジ(不図示)がフランジ雄ネジ6342と螺合し締め付けられる。この結果、交換用の切削ブレードBはフランジ634とナット633とによって挟持固定され、対応する第1,第2の切削ブレード635a,635bとしてスピンドル632に装着される。その後、エアシリンダ823を駆動して把持部材821を開放位置に位置付ける(交換用ブレード固定工程)。
続いて、移動手段83を駆動してナット回動手段81およびナット把持手段82を後退させるとともに、位置付け手段75を駆動し、既使用ブレード取り外し工程で取り外した既使用の第1,第2の切削ブレード635a,635bを把持した状態の第2のブレード把持手段93bを受け渡し時X位置Px1に位置付け、受け渡し位置E1のブレード収容部715と対向配置させる。ここで、受け渡し位置E1のブレード収容部715は、交換ブレード把持工程で交換用の切削ブレードBが取り外されたため空の状態となっている。その後、第2のブレード把持手段93bが把持している既使用の第1,第2の切削ブレード635a,635bの廃棄フラグを判定し、廃棄フラグがセットされていない(OFF)場合には既使用ブレード収容工程を行う。一方、この既使用の第1,第2の切削ブレード635a,635bが寿命に達しており、廃棄フラグがセットされている(ON)の場合にはブレード廃棄工程を行う(ブレード収容判定工程)。
そして、既使用ブレード収容工程では、移動手段98を駆動して第2のブレード把持手段93bを受け渡し位置E1のブレード収容部715に向けて前進させ、そのブレード嵌合部716に位置決め部材971を挿通させる。この結果、ブレード嵌合部716に対し、第2のブレード把持手段93bが把持している既使用の第1,第2の切削ブレード635a,635bのハブ6351が嵌挿され、交換用の切削ブレードBとして収容される。その後、第2のブレード把持手段93bの把持部材駆動手段96を駆動して4個の把持部材95を開放位置に位置付け、既使用の第1,第2の切削ブレード635a,635bの把持状態を解除する。
一方、ブレード廃棄工程では、移動手段98を駆動して第2のブレード把持手段93bを受け渡し位置E1のブレード収容部715に向けて前進させ、第2のブレード把持手段93bを廃棄位置E3上方に位置付ける。続いて、第2のブレード把持手段93bの把持部材駆動手段96を駆動して4個の把持部材95を退避位置に位置付けて既使用の第1,第2の切削ブレード635a,635bの把持状態を解除する。この結果、既使用の第1,第2の切削ブレード635a,635bは、第2のブレード把持手段93bから脱離して対応するブレード廃棄口77に落下する。
以上説明したように、本実施の形態では、第1,第2の切削ブレード635a,635bや第1,第2のブレードラック71a,71bのそれぞれに交換用として収容された切削ブレードBに対し、ハブ6351の裏面側の側面にブレード種類を二次元バーコードとして記録したバーコードラベル6355を貼付することとした。そして、このバーコードラベル6355の二次元バーコードを読み取り機構713によって読み取ることとした。したがって、第1,第2のブレードラック71a,71bにおいて複数のブレード収容部715のそれぞれに収容された交換用の切削ブレードBのブレード種類を正しく識別することができる。これによれば、各ブレード収容部715に収容されている交換用の切削ブレードBをブレード種類を正しく管理できないという問題が生じない。このため、切削加工対象のワーク種類や加工条件に合致しない誤った種類の切削ブレードBを第1,第2の切削ブレード635a,635bとして第1,第2の切削手段6a,6bのスピンドル632に装着してしまい、切削加工対象とする半導体ウェーハW等のワークに対して不適切な切削加工を施すことがない。
また、本実施の形態の第1,第2のブレードラック71a,71bでは、各ブレード収容部715に対して交換用の切削ブレードBを1つずつ個別に収容することとした。ここで、上記した特許文献2では、1つのブレード収容部715に対して複数の切削ブレードを重ねて収容可能な構成としている。しかしながら、切削加工の直後、第1,第2の切削ブレード635a,635bのスピンドル632から取り外された第1,第2の切削ブレード635a,635bには、切削加工時に用いた切削水が付着している場合がある。このため、特許文献2の構成では、この切削水によって1つのブレード収容部に重ねて収容された切削ブレード同士が貼り付いてしまい、1枚ずつ取り出せなくなる場合があった。これに対し、本実施の形態の第1,第2のブレードラック71a,71bの構成では、前述のような問題は生じない。
以上のように、本発明のブレード交換装置は、切削ブレードを複数収容可能なブレード収容手段に収容された切削ブレードのブレード種類を正しく識別するのに適している。
W 半導体ウェーハ(ワーク)
1 切削装置
34a,34b 第1,第2のチャックテーブル
36a,36b 第1,第2のブレード検出手段
37a,37b 第1,第2の切削送り手段
5a,5b 第1,第2のアライメント手段
6a,6b 第1,第2の切削手段
63 スピンドルユニット
631 スピンドルハウジング
632 スピンドル
633 ナット
634 フランジ
635a,635b 第1,第2の切削ブレード
6355 バーコードラベル
64 割り出し送り手段
65 切り込み送り手段
7 ブレード交換装置
71a,71b 第1,第2のブレードラック
712 支持部材
715 ブレード収容部
713 読み取り機構
72 案内手段
77 ブレード廃棄口
8a,8a 第1,第2のナット着脱機構
81 ナット回動手段
82 ナット把持手段
9a,9b 第1,第2のブレード着脱機構
93a,93b 第1,第2のブレード把持手段
100 制御手段
105 記憶手段
B 交換用の切削ブレード

Claims (2)

  1. スピンドルの先端にナットで固定された切削ブレードを回転させることでワークを切削する切削装置において使用される切削ブレードを交換するブレード交換装置であって、
    前記切削ブレードは、該切削ブレードのブレード種類を記録した記録部を備えており、
    前記切削ブレードを個別に収容する複数のブレード収容部を有し、前記切削ブレードを複数収容するブレード収容手段と、
    前記ブレード収容部に収容された前記切削ブレードの前記記録部に記録されたブレード種類を読み取る読み取り機構と、
    前記ナットを着脱するナット着脱機構と、
    前記ブレード収容部と前記スピンドルの先端との間で前記切削ブレードを搬送するブレード搬送手段と、
    を備えたことを特徴とするブレード交換装置。
  2. 前記記録部は、前記切削ブレードの前記ナットが当接する表面と反対側の裏面に貼付されており、
    前記ブレード収容部は、透明に形成された支持部材の表面に設けられ、前記切削ブレードを裏面側から支持して収容し、
    前記読み取り機構は、前記支持部材の裏面側に配設され、前記支持部材を介して前記記録部に記録されたブレード種類を読み取ることを特徴とする請求項1に記載のブレード交換装置。
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