JP2011076875A - 照明制御システム - Google Patents

Abstract

【課題】端末の配置情報を配置画面上で容易に設定することを目的とする。
【解決手段】自己の識別情報が記憶され、前記識別情報を可視光通信にて送信する端末３と；前記端末３から送信された前記識別情報を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した識別情報に対応する端末の配設位置を配置情報として配置図上に設定する設定手段と、前記端末の配置情報を送信する送信手段と、を有する設定器７と；前記設定器７から送信された配置情報を受信するとともに、前記端末３と通信可能に接続されたエリアコントローラ１と；を具備したことを特徴とする。
【選択図】 図１

Description

本発明は、端末の配置情報を容易に設定することができる照明制御システムに関する。

従来は、照明機器に対する制御を行う制御端末と照明主操作盤とを接続し、照明主操作盤からアドレスにより制御端末を指定し、制御信号を与えるようにしている。この場合において、制御端末のアドレス設定は、制御端末に設けられたディップスイッチを用いて行っている。

これに対し、可視光通信を用いて照明機器から自己の固有アドレスを送信し、照明機器の固有アドレスを受信した設定器は、この固有アドレスに対し制御用のアドレスやグループアドレスを設定することができる照明制御システムが知られている（例えば、特許文献１参照）。

一方、アドレス設定された照明機器の配置関係を視覚的に認識しながら制御を行うために、例えば、パソコン等の端末画面に照明空間における照明機器の配置図を表示させ、この表示画面上から各照明機器を制御することが行われている（例えば、特許文献２参照）。

特開２００８−１６０７８７号公報 特開平１１−２５１０７２号公報

しかしながら、照明機器の配置図を作成るためには、アドレスを設定した後に一つ一つの照明機器を点消灯させながら位置を特定し、設定していく必要があり、設定作業が非常に手間であった。

本願発明は上記課題に鑑みなされたもので、照明機器の端末の配置情報を容易に設定することを目的とする。

本発明の請求項１に係る照明制御システムは、自己の識別情報が記憶され、前記識別情報を可視光通信にて送信する端末と；前記端末から送信された前記識別情報を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した識別情報に対応する端末の配設位置を配置情報として配置図上に設定する設定手段と、前記端末の配置情報を送信する送信手段と、を有する設定器と；前記設定器から送信された配置情報を受信するとともに、前記端末と通信可能に接続されたエリアコントローラと；を具備したことを特徴とする照明制御システム。

端末は、例えば、照明器具、明るさセンサ、人感センサ、壁スイッチ、その他種々の機器であってもよい。

自己の識別情報とは、例えば予め設定された固有のアドレス、この固有アドレスに対して設定される論理アドレス、グループアドレスなど、端末を指定するために必要な情報をいう。

また、識別情報には端末種別等の情報が含まれていてもよい。

設定器は、例えば、パソコンなどの可搬形の機器が好ましい。

配置図は、例えば端末が配設される空間を２次元で示した平面図であり、端末が配設される空間内において、端末の位置を特定することができるものである。

本発明の請求項２に係る照明制御システムは、前記設定器は、配置図を表示する表示部を有し、前記識別情報を受信した端末の配設位置を、前記表示部に表示された配置図上で設定することを特徴とする。

本発明の請求項３に係る照明制御システムは、前記エリアコントローラは、表示部を有する制御用端末と通信可能に構成され、前記制御用端末は、前記エリアコントローラから受信した前記配置情報により表示部に表示した配置図上で前記端末を制御することを特徴とする。

請求項１の発明によれば、可視光通信で設定の対象となる端末を容易に特定することができるとともに、特定した端末の配設位置を配置図上に設定することができるため、端末の設定作業が容易になる。

請求項２に記載の発明によると、設定器の表示部を確認しながら端末の設定作業を行うことができるため、端末の設定作業が容易になる。

請求項３に記載の発明によると、設定器で設定した配置情報に基づいて各端末を制御することができる。

本発明に係る照明制御システムの説明図。 本発明に係る設定器のブロック図。 本発明に係るエリアコントローラのブロック図。 本発明に係る端末の配設情報を示す配置図。 本発明に係る端末のグループ設定画面。

以下、図１ないし５を参照して本発明に係る照明制御システム１００の実施例を説明する。各図において同一の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。

図１に示すように、エリアコントローラ１は、伝送線２によって図示しない通信ユニットを介して端末としての照明器具３、明るさセンサ４、壁スイッチ５と接続されている。

照明器具３は、伝送線２に例えば１６個接続されており、４個ずつ４つのグループＧ１〜Ｇ４に分けられている。

明るさセンサ４は、照明器具３が照射する照明領域の照度を検出するものであり、各グループＧ１〜Ｇ４に対応して一つずつ設けられている。

なお、このグループはエリアコントローラ１に接続される全ての端末を対象として任意に選択してグループとすることができるものであり、同一伝送線２に接続されるもの同士でグループ分けする必要は無い。

壁スイッチ５は、複数の操作部５aを有しており、この操作部５aの操作によって照明器具３の点消灯を制御するものである。また、壁スイッチ５は、一つの操作部５aによって照明器具３をグループ単位で制御することができるとともに、このグループの点消灯状態を監視することができる監視端末器として機能する。

エリアコントローラ１は、RS-485などのシリアル通信によって通信線１２を介してサブコントローラ１１と通信可能に接続されており、サブコントローラ１１には伝送線２によって図示しない通信ユニットを介して端末としての照明器具３、人感センサ１４、壁スイッチ５が接続されている。

サブコントローラ１１に接続された照明器具３は、人感センサ１４と合わせて一つのグループG５を形成している。

なお、照明器具３、明るさセンサ４、人感センサ１４、壁スイッチ５は自己の識別情報として、製造時に設定されるＭＡＣアドレス（Media Access Control Address）及び端末の種類を記憶しており、記憶している自己の識別情報を可視光通信にて送信する可視光通信部をそれぞれ具備している。

照明器具３は、照明用の光源を用いて可視光通信により識別信号を送信し、明るさセンサ４、人感センサ１４及び壁スイッチ５は表示用の光源または可視光通信用の光源を用いて可視光通信を行う。

設定器７は、例えば汎用のパソコンを使用することができ、照明器具３、明るさセンサ４、人感センサ１４、壁スイッチ５から送信された可視光信号を受信するとともに、無線のアクセスポイント６及び伝送線２、または通信線１２を介してエリアコントローラ１と通信可能に構成されている。

図２に示すように、設定器７は筐体７aに表示部７ｂ、制御部７ｃ、上記端末から可視光信号で送信された識別信号を受信する受信手段としての受信部７ｄ、エリアコントローラへ信号を送信する送信手段を備えた送受信部７eを具備している。なお、設定器２の送信手段は、例えば無線ＬＡＮなどの無線信号であってもよいし、LANなどの有線を用いて行ってもよい。また、種々の設定情報を記憶するための記憶部７ｆを有している。

エリアコントローラ１は、例えば図３に示されるように構成されている。ＣＰＵ１aにメモリ１bが接続され、ＣＰＵ１aはメモリ１b内のプログラム及びデータを用いて照明器具３に対する照明制御を行う。この場合、ＣＰＵ１aは、伝送線２に接続された壁スイッチ５などから伝送線２を介して送られる制御信号を信号送受信部１ｃで受けて、対応する照明器具３の制御を行う。

また、信号送受信部７は設定器７との間でも通信を行うことができる。

なお、サブコントローラ１１は、伝送線２と通信線１２との間で通信可能となるように構成された変換機能を有するものであり、各照明器具３の制御はエリアコントローラ１で行う。

次に、設定器７による端末の設定方法について説明する。

まず、設定器７からエリアコントローラ１に対して、端末から識別情報を送信させるための設定信号を無線で送信する。設定器７から送信された設定信号はアクセスポイント６、伝送線２を介してエリアコントローラ１で受信される。設定信号を受信したエリアコントローラ１は、各端末に対して自己の識別情報を可視光で送信するように制御信号を送信する。以下、端末の動作は共通であるため端末として照明器具３の場合について説明する。

制御信号を受け取った照明器具３は、自己に記憶されている識別情報を可視光通信によって送信する。

ここで、設定器７は設定の前段階として、照明器具３が配設される照明空間を示す配置図を取得しておく。この配置図は予め設定器７に保存しておいても良いし、エリアコントローラ１から取得してもよい。

図４は、設定器７の表示部７aに表示された配置図を示している。配置図は、例えば、２次元の平面図で示されており、照明器具３、明るさセンサ４、人感センサ１４、壁スイッチ５に対応する絵柄が配置図上に表示されている。

設定前の段階では、これらの端末と配置図上の絵柄との対応関係は設定されていない。

照明器具３から送信された識別情報を受信すると、設定器７の表示部に識別情報を受信した旨の表示がされる。ここで、例えば配置図上の絵柄をクリックすると、受信した識別情報に対応する照明器具３の配設位置を配置情報として配置図上に設定することができる。つまり、受信した識別情報と配置図上の配置位置とが対応付けされたことになる。

ここで、例えば、配置図の最も左下の照明器具３に対応する位置で照明器具３の識別情報を受信した場合、配置図の左下の照明器具３の絵柄をクリックすると絵柄の色が変化して配置情報が設定されたことを視覚的に確認することができる。

このとき、端末のグループを設定することもできる。

図５は、配置図上の壁スイッチ５に対応する絵柄を右クリックしたときの設定画面である。壁スイッチ５は４つの操作部を具備している。それぞれの操作部に対応する欄にグループアドレスを記入していくことで、グループを設定することができる。図５では、一番上の操作部から順にG1〜G４と設定している。

同様に照明器具３のグループを設定してもよい。例えば、配置図上で配置情報が設定された照明器具３の絵柄上で右クリックを押すことでグループ設定画面が立ち上がり、ここにグループ名としてG１などを記入することで設定するようにしてもよい。

配置情報を設定した後、設定器７から設定完了信号をエリアコントローラ１に送信し、設定が完了した照明器具３の可視光信号の送信を停止するようにしてもよい。

さらに、所望の照明器具３の下に移動し同様に設定を繰り返す。明るさセンサ４、人感センサ１４、壁スイッチ５についても同様に配置情報を設定することができる。

設定が完了すると、設定器７は、設定が完了した端末の配置情報をエリアコントローラ１に対して送信する。

一方、エリアコントローラ１は、受信した配置情報をメモリ１ｂに記憶する。

このように、設定器７は、配置図を表示する表示部を有し、識別情報を受信した端末の配設位置を、表示部に表示された配置図上で設定することができるため、配置図上に端末の配置関係を容易に設定することができる。

つまり、設定者は照明空間に配設された端末の位置へ移動しながら設定作業を行うため、配設位置を実際に確認することができ、端末の実際の配設位置と配置図上の配設位置との対応関係を直感的に判断し易くなる。

設定器７は、照明器具３を制御するための制御用端末としても使用することができる。つまり、表示部に表示した配置図上で対象となる照明器具３をクリック等の操作を行うことで点消灯制御するようにしてもよい。

この場合、エリアコントローラ１から照明器具３の点消灯状態を取得し、配置図上の照明器具３の絵柄の色を変えるなどで照明器具３の点消灯状態を反映しておくことが好ましい。

１００…照明制御システム
１…エリアコントローラ
２…伝送線
３…照明器具
４…明るさセンサ
５…壁スイッチ
７…設定器
１４…人感センサ

Claims (3)

1. 自己の識別情報が記憶され、前記識別情報を可視光通信にて送信する端末と；
   前記端末から送信された前記識別情報を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した識別情報に対応する端末の配設位置を配置情報として配置図上に設定する設定手段と、前記端末の配置情報を送信する送信手段と、を有する設定器と；
   前記設定器から送信された配置情報を受信するとともに、前記端末と通信可能に接続されたエリアコントローラと；
   を具備したことを特徴とする照明制御システム。
2. 前記設定器は、配置図を表示する表示部を有し、前記識別情報を受信した端末の配設位置を、前記表示部に表示された配置図上で設定することを特徴とする請求項１に記載の照明制御システム。
3. 前記エリアコントローラは、表示部を有する制御用端末と通信可能に構成され、前記制御用端末は、前記エリアコントローラから受信した前記配置情報により表示部に表示した配置図上で前記端末を制御することを特徴とする請求項１または２に記載の照明制御システム。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

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