JP2011069590A - 製氷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製氷皿から落下する氷と検氷部材との衝突を防止する。
【解決手段】製氷皿21の氷を取り出して、製氷皿21のガイド部材24が設けられた側の側方から氷を落下させる離氷手段と、落下させた氷を貯氷する貯氷部1aと、貯氷部1a内の氷の量を検査する検氷時に、貯氷部1a内を昇降する検氷部材4と、を備える製氷装置1において、検氷部材4を、製氷皿21の氷が落下する側とは反対側の側方に設けて、落下する氷と検氷部材4とが衝突しないようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動製氷機能を備える製氷装置に関する。
自動製氷機能を備える製氷装置として、例えば特許文献1に開示されたものがある。
特開2008−267630号公報
特許文献1の製氷装置は、製氷皿と、製氷皿を加熱して氷を製氷皿から分離させるヒータと、一軸回りに回転して氷を製氷皿から掻き出す掻き出し部材と、掻き出し部材で掻き出されて製氷皿から落下した氷を貯氷する貯氷部と、貯氷部内に貯氷された氷の高さを検出する検氷部材と、を備える。
検氷部材は、掻き出し部材の回転軸に平行な他の回転軸周りで回動するようになっており、回転軸から径方向に延びる径方向腕部と、径方向腕部の先端から製氷皿の側面に沿って軸方向に延びる軸方向腕部と、を備える。
ここで、氷を製氷皿から落下させるときに検氷部材が製氷皿の下方に位置していると、落下した氷が検氷部材に衝突して、検氷部材が破損するおそれがある。
そのため、氷を製氷皿から落下させるときには、検氷部材を回転軸周りに回転させて、軸方向腕部を製氷皿の横方向に配置させる必要がある。
特許文献1の製氷装置では、検氷部材の回転軸が、製氷皿における氷が落下する側に設けられているので、検氷部材は、氷が落下する側で回動する。
そのため、検氷部材を製氷皿の横方向に配置した状態における氷との衝突を避けるために、径方向腕部の長さを長くして、軸方向腕部と製氷皿との間に氷を通過させるための空間を確保する必要があり、製氷装置が幅方向に大きくなっている。
そこで、検氷部材と氷との衝突を避けつつ製氷装置をコンパクトにすることが求められている。
本発明は、製氷皿の氷を、製氷皿の側方から落下させる離氷手段と、落下させた氷を貯氷する貯氷部と、貯氷部内の氷の量を検査する検氷時に、貯氷部内を昇降する検氷部材と、を備える製氷装置において、検氷部材を、製氷皿の氷が落下する側とは反対側の側方に設けた構成とした。
このように構成すると、検氷部材が設けられた側では、氷が落下しないので、落下する氷と検氷部材とが衝突して検氷部材が破損することを防止できると共に、氷の落下が検氷部材により妨げられることもない。
また、検氷部材は、前記製氷皿を基準とした鉛直方向の移動により昇降する構成とした。
このように構成すると、検氷部材が、製氷皿の側方を回り込むように移動しないので、製氷装置の幅方向に検氷部材の移動を確保するための空間を設ける必要がなく、幅方向の大きさを抑えることができる。
離氷手段は、製氷皿を加熱するヒータを備えており、製氷装置は、製氷室内において、ヒータが取り付けられた製氷皿と、製氷室の壁部との間に隙間を空けて設けられており、検氷部材を、隙間に配置した構成とした。
このように構成すると、ヒータが取り付けられた製氷皿を製氷室内に設ける場合に確保される隙間を利用して、検氷部材を設けることができるので、製氷装置の幅方向の大きさを抑えることができる。
検氷部材は、製氷皿の下方まで延びる氷当接部を有している構成とした。
このように構成すると、検氷部材が、広い範囲に亘って氷と接触するようになるので、貯氷部内の氷の高さの分布が偏っていても、氷を検知することができる。
ヒータは、製氷皿の下面に取り付けられており、氷当接部は、検氷部材が貯氷部から離れる上昇方向に移動した際に、製氷皿の下方側からヒータをカバーする形状に形成されている構成とした。
このように構成すると、ヒータの放射熱が、氷当接部に遮られて貯氷部に貯氷された氷に直接及ばない。よって、ヒータの熱により、製氷室内の温度が急上昇することを防止できる、
落下する氷と検氷部材との接触を避けつつ、製氷装置の幅方向の大きさを抑えて、製氷装置をコンパクトにすることができる。
実施の形態にかかる製氷装置の斜視図である。 実施の形態にかかる製氷装置の分解斜視図である。 製氷皿の断面図である。 製氷皿の底面図である。 製氷室内に配置された製氷装置の給水部の図示を省略した正面図である。 製氷室内に配置された製氷装置の給水部の図示を省略した側面図である。 本体部の内部を、第1ケース部を取り外して見た平面図と、カム歯車の平面図である。 本体部の断面図である。 駆動ユニットの要部を拡大して示す斜視図である。 製氷装置の動作を示すフローチャートである。 製氷装置の動作を説明する図である。 変形例にかかる製氷装置の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、実施の形態にかかる製氷装置1の斜視図であり、(a)は、氷が排出されるガイド部材24側から見た図であり、(b)は、反対側の検氷部材4側から見た斜視図である。図2は、製氷装置1の分解斜視図であって、ガイド部材24の一部を切り欠いて示した図である。
図1および図2に示すように、実施の形態にかかる製氷装置1は、冷蔵庫などの製氷室内に配置されて、氷を連続して製造すると共に、製造した氷を製氷装置1の下方の貯氷部1aに自動的に排出する機能を備えており、これらの機能は、駆動ユニット3が備える検氷機構とスイッチ機構の動作の組み合わせにより実現されるようになっている。
製氷装置1は、氷を製造するための製氷ユニット2と、駆動ユニット3と、貯氷部1aに貯氷された氷の量(高さ)を確認するための検氷部材4と、を備える。
製氷ユニット2は、製氷皿21と、製氷皿21に給水するための給水部22と、製氷皿21内の氷を掻き出す掻き出し部材23と、掻き出し部材23で掻き出された氷を製氷皿21の側方から落下させるガイド部材24と、を備える。
図3は、図2における面Aで製氷皿21を切断した断面図であり、図4は、製氷皿21の底面図である。
図2および図3に示すように、製氷皿21は、上面視において矩形形状を有しており、上面21aに開口を露出させた製氷溝212が、長手方向に沿って複数設けられている。
製氷溝212は、製氷皿21の幅方向における断面形状が半円形状を成しており、製氷溝212の深さは、仕切板211に向かうに連れて浅くなっている。
製氷溝212を区画する仕切板211の各々には、仕切板211を挟んで隣接する製氷溝212同士を連通させる切欠き211aが設けられている。
製氷皿21の長手方向における一方の側面(駆動ユニット3とは反対側の側面)には、給水部22から供給される水を製氷皿21内に導く給水口213が設けられており、給水口213を介して製氷溝212内に供給された水は、切欠き211aを通って総ての製氷溝212に行き渡るようになっている。
製氷皿21は、コーティングやアルマイト処理などの表面処理が施されたアルミニウム材から形成されており、冷蔵(冷凍)室内で冷却されることにより、各製氷溝212内に貯留された水が、その内部で凍結するようになっている。
給水口213に隣接する位置には、掻き出し部材23の一端を回転可能に支持する軸受部214が、製氷皿21の幅方向における中央部に設けられている。
製氷皿21の駆動ユニット3側の側面にも、掻き出し部材23の他端側を回転可能に支持する軸受部217が、幅方向における中央部に設けられている。
製氷皿21の長手側の側面のうちの一方には、製氷皿21の上面21aから上方に突出して壁部215が設けられている。
壁部215は、長手方向の全長に亘って設けられており、掻き出し部材23で製氷溝212内の氷を掻き出す際に、氷が、ガイド部材24が設けられていない方の側面(検氷部材4が位置する方の側面)から落下しないようにされている。
壁部215の長手方向における一端側と他端側には、取付部216が、壁部215と一体に形成されている。
図3に示すように、取付部216は、壁部215の上端から横方向に延びる延出部216aと、延出部216aの先端から上方に延びる固定部216bと、を備える断面L字形状の部材であり、延出部216aの上面と下面には、それぞれ補強リブ216c、216dが設けられている。
製氷皿21は、製氷室内において、固定部材300と有頭ネジ301との間に固定部216bを挟み込んだ状態で配置される。
図4に示すように、製氷皿21の底面には、平面視においてU字形状のヒータ25が設けられている。
ヒータ25は、氷を製氷皿21から掻き出す際に製氷皿21を加熱して、製氷皿21との接触界面側の氷を溶解させて、氷を製氷皿21から浮かせるために設けられている。
製氷皿21の底面には、ヒータ25の外形と整合する形状(平面視において略U字形状)の外側リブ218aと、外側リブ218aから内側に離間した位置を製氷皿21の長手方向に沿って延びる内側リブ218bと、ヒータ25の湾曲部25aに係合する係合爪219と、が設けられており、ヒータ25は、外側リブ218a、内側リブ218b、係合爪219との間に挟み込まれた状態で、設けられている。
ヒータ25の長手方向における一端および他端には、接続端子部251が設けられており、接続端子部251は、製氷皿21の駆動ユニット3側の側面から突出している。
図1および図2に示すように、給水部22は、製氷ユニット2の駆動ユニット3とは反対側の端部に駆動ユニット3と対向するように配置されている。
この給水部22には、給水ポンプから延びる給水管(図示せず)、または給水タンク(図示せず)が接続されるようになっており、これらを介して製氷皿21に水が供給されるようになっている。
掻き出し部材23は、製氷皿21の長手方向に沿って延びる回転軸231と、回転軸231の軸方向で、所定間隔で設けられた掻き出し部232とを備える。掻き出し部232は、製氷皿21の製氷溝212に対して一対一で対応するように、製氷溝212と同一数設けられている。
図5に示すように、掻き出し部232は、軸方向から見て、回転軸231の接線方向に延びる板状の当接部232aと、当接部232aと回転軸231とを接続する補強リブ232bとを備える。
図2に示すように、回転軸231の先端には、製氷皿21の軸受部214で回転可能に支持される円筒形状の縮径部231aが設けられており、基端には、後記するカム歯車40の連結部43に連結される連結部231bが、断面D形状で形成されている。
図1および図2に示すように、ガイド部材24は、掻き出し部材23によって製氷皿21から掻き出された氷を、製氷皿21の側方に導くために設けられている。
ガイド部材24は、製氷皿21の氷が排出される側の側面を、長手方向の全長に亘って被う側板部241と、この側板部241の上端から掻き出し部材23側に向けて延びる傾斜板部242と、を備える。
傾斜板部242は、製氷皿21の氷が排出される側の上面を、長手方向の全長に亘って覆うように設けられている。
傾斜板部242は、側板部241側に傾斜しており、掻き出し部材23により製氷皿21から掻き出された氷が、傾斜板部242の上面をスライドして、側板部241側の側面から貯氷部1aに向けて落下するようになっている。
傾斜板部242には、掻き出し部材23の掻き出し部232との干渉を避けるための切欠き242aが、長手方向に沿って所定間隔で設けられている。
傾斜板部242の上面には、切欠き242aに向けて傾斜する僅かな傾斜が、氷との接触面積を少なくするために設けられている。
図5は、製氷室内に配置された製氷装置1の正面図であって、給水部22の図示を省略した図であり、図6は製氷室内に配置された製氷装置1の右側側面図である。
図5および図6に示すように、検氷部材4は、駆動ユニット3の側面に設けられたレバー状の部材である。検氷部材4は、貯氷部1aに貯留された氷の高さを検知するために設けられており、貯氷部1a内の氷の量を検査する検氷時に、貯氷部1a内を昇降するようになっている。
検氷部材4は、ガイド部材24とは反対側に位置しており、貯氷部1aに向けて落下する氷Icが、検氷部材4に衝突しないようにされている。
検氷部材4は、駆動ユニット3の後記する検氷軸60に軸方向から連結された連結部4aと、連結部4aから径方向に延びる基部4bと、貯氷部1a内の氷に当接する氷当接部4cとを備えている。
図5に示すように、検氷部材4は、製氷装置1が固定部材300に取り付けられた状態において、取付部216の下方に配置されて、製氷皿21と固定部材300との間の幅Wの隙間内に位置している。
図6に示すように、検氷部材4は、連結部4aが検氷軸60と共に製氷皿21の幅方向に延びる回転軸X2周りに回転することにより、氷当接部4cが設けられた先端側が、製氷皿21を基準として上下方向(鉛直方向)に移動するようになっている。
氷当接部4cは、基部4bに対して傾斜して設けられており、検氷部材4が図6の仮想線で示す位置(製氷位置)に配置された場合に、基部4bが水平に配置され、氷当接部4cが先端4c5側を上方に位置させて配置されるようになっている。
氷当接部4cは、断面H形状を有しており、製氷皿21の下方側に位置する下側板部4c1は、貯氷部1a内の氷との接触面積を広く取るために、反対側の上側板部4c2よりも幅広で形成されている。下側板部4c1と上側板部4c2とを接続する壁部4c3の両側には、補強リブ4c4が設けられている。
図2に示すように、駆動ユニット3は、本体部3aと、本体部3aに製氷ユニット2側から取り付けられたカバー部3bとを備えて構成され、貯氷部1a内の氷の高さを検知するために検氷部材4を昇降動作させる検氷機構と、貯氷部1aに氷を排出するか否かの判定に関与するスイッチ機構とを備えている。
図7の(a)は、本体部3aの内部を、第1ケース部31を取り外して、カバー部3bとは反対側から見た平面図であり、(b)は、(a)におけるカム歯車40を取り出して示した平面図である。
図8の(a)は、図7の(a)におけるA―A断面で本体部3aを切断した断面を、第1ケース部31と共に記載した図であり、(b)は、カム歯車40の角度位置が(a)とは異なる場合を示した図である。
図7の(a)に示すように、本体部3aでは、第1ケース部31と第2ケース部32とからなる筐体(図2参照)内に、カム歯車40と、モータMと、モータMの回転出力をカム歯車40へ伝達する減速歯車列50と、検氷部材4に連結される検氷軸60と、が設けられている。
モータ(DCモータ)Mの出力軸には、ウォーム51が連結されており、ウォーム51は、減速歯車列50を構成する第1歯車52に噛合している。
減速歯車列50は、第1歯車52と、第2歯車53と、第3歯車54と、を備えて構成され、ウォーム51を介して第1歯車52に入力されたモータMの回転出力が、第2歯車53と第3歯車54とを介して、カム歯車40に伝達されるようになっている。
減速歯車列50の各歯車52〜54は、第1ケース部31と第2ケース部32の内側に設けられた図示しない軸受部で、回転可能に支持されている。
図8の(a)に示すように、カム歯車40の第2ケース部32側には、軸方向から見てリング状の凹部42が、外周側に設けられており、凹部42の内側には、掻き出し部材23との連結部43が、第2ケース部32側に突出して設けられている。
連結部43の先端部431は、カバー部3b(図2参照)の中央の挿通穴3b1と整合する外径R1で形成されており、駆動ユニット3が組み付けられた状態において、先端部431は、カバー部3bの挿通穴3b1で回転可能に支持されるようになっている。
連結部43の基端部432は、第2ケース部32の中央に設けられた挿通穴321と整合する外径R2で形成されている。
連結部43は、第1ケース部31と第2ケース部32とが組み付けられた状態において、第2ケース部32を貫通しており、基端部432が、第2ケース部32の挿通穴321で回転可能に支持されるようになっている。
連結部43の中央には、カム歯車40の回転軸X1の軸方向に延びる有底穴433が形成されており、この有底穴433の底部433aは、凹部42の底部42aよりも第2ケース部32側に位置している。
有底穴433内には、軸方向に沿って壁部434が設けられており、この壁部434が設けられた部分が、掻き出し部材23の連結部231bと整合する断面形状(断面D形状)とされている。
掻き出し部材23の連結部231bを軸方向から有底穴433に挿入するだけで、掻き出し部材23とカム歯車40とを一体回転可能に連結できるようにするためである。
先端部431の外周には、側面視において三角形形状の補強リブ435(図2参照)が、周方向に沿って所定間隔で複数設けられている。補強リブ435は、回転軸X1周りに放射状に配置されており、先端部431と基端部432とに接した状態で設けられている。
図8の(a)に示すように、カム歯車40の第1ケース部31側の面の中央には、円筒部44が設けられている。
円筒部44は、回転軸X1に沿って連結部43とは反対方向に延びており、先端部44aは、第1ケース部31の軸部311に外嵌して回転可能に支持されている。
円筒部44は、反対側の連結部43と同軸に設けられており、連結部43の基端部432は、前記したように、第2ケース部32の挿通穴321で回転可能に支持されているので、モータMの回転が減速歯車列50を介してカム歯車40に入力されると、カム歯車40は、モータMの回転方向に応じて決まる回転軸X1周りの一方向に回転するようになっている。
カム歯車40の第1ケース部31側の面には、円筒部44を囲むリング状の内側凹部45と、内側凹部45を囲む外側凹部46と、が設けられている。
内側凹部45の深さD1は、外側凹部46の深さD2よりも深くなっており、内側凹部45の底部45aは、連結部43の有底穴433の底部433aよりも、第2ケース部32側に位置している。
外側凹部46は、第2ケース部32側の凹部42と略整合する位置に設けられており、外側凹部46の一部には、カム歯車40の第1ケース部31側と、第2ケース部32側とを連通する連通口47が設けられている。
図7の(b)に示すように、連通口47は、内側凹部45と外側凹部46を仕切る円弧壁48の一部を切り欠いた位置において、外側凹部46の一部を、径方向外側に向かうにつれて、周方向の幅W1が狭くなる形状に切り欠いて形成される。
連通口47を囲む縁部471〜474のうち、外径側の縁部473は、回転軸(中心)X1からの距離がr1である円弧を描く形状を有しており、内径側の縁部474は、回転軸(中心)X1からの距離が、円弧壁48の外周481までの距離r2と同じである円弧を描く形状を有している。
回転軸(中心)X1周りの周方向における一方の縁部471と他方の縁部472は、回転軸(中心)X1と縁部474の周方向の中央部とを通る直線Lxを挟んで対称に位置している。
円弧壁48の連通口47と接する一端48aおよび他端48bは、連通口47の縁部471、472に沿って折れ曲げられて、径方向外側に僅かに突出している。
円弧壁48の内周482、および連通口47の縁部471、472、473は、カム歯車40が回転する際に、後記する検氷軸60の当接部642が摺動するカム面となっており、当接部642が摺動するカム面に応じて、後記する検氷機構の検氷軸60の回転軸X2周りの角度位置と、検氷部材4の位置が決まるようになっている。
なお、以下の説明において、円弧壁48の内周482、および連通口47の縁部471、472、473を、必要に応じて、カム面482、471、472、473と表記する。
外側凹部46の外周壁461は、カム歯車40の回転軸(中心)Xからの距離がr3の周壁部461a、461cと、距離がr4の周壁部461b、461dと、を備えて構成され、周壁部461bの周方向長さは、周壁部461dの周方向長さよりも長く設定されている。
これら周壁部461a、461b、461c、461dは、カム歯車40が回転する際に、後記するスイッチ押圧レバー80の当接部82aが摺動するカム面となっており、当接部82aが当接するカム面に応じて、後記するスイッチ機構のスイッチ押圧レバー80が、タクトスイッチ90をオンする方向、またはオフにする方向に駆動されるようになっている。
なお、以下の説明において、周壁部461a〜461dを、必要に応じて、カム面461a〜461d表記する。
図9は、駆動ユニット3の要部を拡大して示す斜視図であって、検氷機構とスイッチ機構の構成を説明する図である。
検氷機構は、カム歯車40のカム面482、471〜473(図7の(b)参照)と、カム面482、471〜473を摺動する摺動部64を有する検氷軸60と、摺動部64の当接部642をカム面に当接させる回転方向に検氷軸60を付勢するコイルバネ70と、検氷軸60の連結部62に連結された検氷部材4(図1参照)と、により構成される。
検氷軸60は、第1ケース部31と第2ケース部32との合わせ面を貫通して設けられた軸状の部材である。
図7の(a)に示すように、検氷軸60の連結部62が設けられた一端側は、第2ケース部32の軸受部323で回転可能に支持されており、検氷軸60の摺動部64が設けられた他端側の軸部63は、第1ケース部31の軸受部(図示せず)で回転可能に支持されている。
検氷軸60は、連結部62を、第2ケース部32の外部に配置した状態で、回転軸X2周りに回転可能とされており、検氷軸60の回転に連動して、検氷部材4の氷当接部4cが設けられた先端側が、製氷皿21の上下方向に移動するようになっている(図6参照)。
図9に示すように、検氷軸60では、軸部63側から順に、摺動部64、バネ係合部65、スイッチ押圧阻止部67が設けられている。
図8の(a)に示すように、摺動部64は、検氷軸60の本体部61の外周から、接線方向に延びる突出部641を有しており、突出部641の本体部61側の面には、カム歯車40のカム面482、471〜473に当接する当接部642が設けられている。
当接部642には、互いに傾斜する当接面642a、642bが設けられており、カム歯車40の回転軸X1周りの角度位置に応じて、当接面642a、642bのうちの一方が対応するカム面482、471〜473に当接するようになっている。
カム歯車40の角度位置が図8の(a)に示す位置の場合、当接部642は、連通口47内に位置しており、当接面642bをカム面473に当接させている。
また、カム歯車40の角度位置が図8の(b)に示す位置の場合、当接部642は、内側凹部45内に位置しており、当接面642aをカム面472に当接させている。
図9に示すように、バネ係合部65は、本体部61の外周から接線方向に沿って、第1ケース部31側(摺動部64の当接部642とは反対側)に延出して設けられている。
バネ係合部65の係合部65aには、図示しない第1ケース部31で一端が支持されたコイルバネ70が係合しており、バネ係合部65には、検氷軸60を回転軸X2周りで時計回り方向に回転させる方向の力が、コイルバネ70から作用している。
そのため、バネ係合部65とは反対側に位置する摺動部64の当接部642は、コイルバネ70の付勢力により、カム歯車40のカム面482、471〜473(図7の(b)参照)に押し当てた状態で維持されるようになっている。
実施の形態では、カム歯車40が回転軸X1周りに回転する場合において、当接部642がカム面482(図7の(b)参照)を摺動する間は、当接面642aがカム面482と当接し、当接部642がカム面473を摺動する間は、当接面642bがカム面473と当接する。
なお、当接部642がカム面471、472を摺動する間に、カム面471、472と当接する当接面が、当接面642aと当接面642bとの間で切り替わるようになっている。
スイッチ押圧阻止部67は、後記するスイッチ機構の一部を構成する板状の部材であり、本体部61の外周から径方向外側に延出して設けられている。
図7の(a)および図9に示すように、スイッチ押圧阻止部67は、回転軸X2周りの検氷軸60の角度位置が、摺動部64の当接部642をカム面473に当接させる位置にある場合に、スイッチ押圧レバー80のスイッチ押圧部83に当接して、スイッチ押圧部83のタクトスイッチ90をオンする方向への移動を阻止するようになっている。
図9に示すように、スイッチ機構は、カム歯車40のカム面461(461a〜461d)と、カム面461との当接部82aを有するスイッチ押圧レバー80と、プリント基板Pに取り付けられたタクトスイッチ90と、コイルバネ71と、検氷軸60のスイッチ押圧阻止部67と、により構成される。
スイッチ押圧レバー80は、円筒部81と、カム摺動部82と、スイッチ押圧部83と、揺動規制部84と、を備える
円筒部81は、軸方向の両端を、第1ケース部31の図示しない支持部に回転可能に支持させて設けられており、スイッチ押圧レバー80は、回転軸X3周りに揺動可能とされている。
カム摺動部82は、円筒部81の外周から径方向に沿ってカム歯車40側に延びる板状の部材であり、先端部のスイッチ押圧部83側の面には、カム歯車40のカム面461と当接する当接部82aが設けられている。
スイッチ押圧部83は、円筒部81の外周から、カム摺動部82と直交する方向に延びる板状の部材であり、先端側のタクトスイッチ90との対向面83aが、タクトスイッチ90の押圧ボタン(図示せず)を押圧する押圧面となっている。
さらに、図7の(a)に示すように、スイッチ押圧部83の先端側には、検氷軸60側に延出する延出部83bが設けられている。
この延出部83bには、回転軸X2周りの検氷軸60の角度位置が、摺動部64の当接部642をカム面473に当接させる位置にある場合(図8の(a)参照)に、検氷軸60のスイッチ押圧阻止部67が当接するようになっている。
図9に示すように、スイッチ押圧部83の先端側では、タクトスイッチ90とは反対側の面に、バネ係合部83cが設けられている。
バネ係合部83cには、図示しない第2ケース部32で一端が支持されたコイルバネ71が係合しており、スイッチ押圧部83には、スイッチ押圧レバー80を、回転軸X3周りの反時計回り方向に回転させる方向の力が、コイルバネ71から作用している。
そのため、図9に示すように、スイッチ押圧レバー80は、コイルバネ71の付勢力により、カム摺動部82の当接部82aを、カム歯車40のカム面461(461a〜461d)に押し当てた状態で維持されるようになっている。
さらに、回転軸X1周りのカム歯車40の角度位置が、当接部82aをカム面461bまたはカム面461dに当接させる位置にある場合には、スイッチ押圧レバー80の回転軸X3周りの回転(反時計回り方向への回転)がさらに許容されて、スイッチ押圧部83の押圧ボタン90a(図17参照)が、スイッチ押圧部83により押圧されて、タクトスイッチ90がオンされるようになっている。
ここで、カム摺動部82の当接部82aが、カム歯車40のカム面461a、461cに当接しているときには、スイッチ押圧部83の押圧ボタン90aは、スイッチ押圧部83により押圧されないようになっている。
揺動規制部84は、円筒部81の外周からカム摺動部82とは反対側に延びる板状の部材である。
揺動規制部84は、第1ケース部31の図示しないガイド溝に先端側を挿入した状態で設けられており、回転軸X3周りで揺動するスイッチ押圧レバー80の揺動範囲が、あらかじめ決められた所定範囲内になるように設定されている。
タクトスイッチ90は、プリント基板Pに取り付けられており、押圧ボタン(図示せず)が押圧されると、オン信号を図示しない制御部に出力するように構成されている。
以下、製氷装置1の動作を説明する。
図10は、製氷装置1の動作を示すフローチャートであり、図11は、掻き出し部232の回転軸X1周りの角度位置と、カム歯車40の回転軸X1周りの角度位置に応じたカム面482、471〜473と検氷軸60の当接部642との当接位置、およびカム面461a〜461dとスイッチ押圧レバー80の当接部82aとの当接位置との変化を説明する図であり、(a)は、カム歯車40が製氷位置(原点位置)にある場合を、(b)は、カム歯車40が検氷位置にある場合を、(c)は、カム歯車40が掻き出し動作位置にある場合をそれぞれ示した図である。
実施の形態にかかる製氷装置1は、製氷装置1、または製氷装置1が取り付けられた冷蔵庫が備える制御部(図示せず)により、駆動が制御されるようになっている。
製氷装置1の電源がオンされる、または初期化信号が入力されると、ステップ1において、制御部は、検氷部材4と掻き出し部材23を製氷位置にセットする初期化動作を実行する。
初期化動作では、始めに、モータMにより、カム歯車40を第1ケース部31側から見て反時計回り方向(図11の(a)において矢印A1方向)に回転させる。
次に、タクトスイッチ90からのオン信号の入力が所定時間の間継続した時点で、モータMの回転方向を反転させて、カム歯車40を時計回り方向(図11の(a)において矢印A2方向)に回転させる。
そして、オン信号が入力されなくなった時点で、モータMの回転を停止させて、カム歯車40の回転を停止させる。
これにより、カム歯車40は、スイッチ押圧レバー80の当接部82aが、カム面461cに当接し、摺動部64の当接部642が、連通口47近傍のカム面482に当接した角度位置(製氷位置)に配置される。この状態が、図11の(a)である。
この製氷位置では、掻き出し部材23は、掻き出し部232を、ガイド部材24側に傾けた角度位置に配置され、検氷部材4は、基部4bを水平方向に向けて氷当接部4cを跳ね上げた位置(図6において仮想線で示す位置)に配置される。
なお、モータMの回転方向を反転させる条件として、オン信号の入力が所定時間の間継続した場合を要件としたのは、スイッチ押圧レバー80の当接部82aがカム面461dに当接している場合のオン信号と、カム面461bに当接している場合のオン信号とを区別するためである。
ステップ2において、制御部は、製氷皿21に給水し、給水した水を固化させて氷を形成する製氷動作を実行する。なお、氷が形成されたか否か判断は、あらかじめ設定された所定時間が給水完了時から経過したか否か、製氷皿21の温度をモニタするサーモスタット(図示せず)の出力、などに基づいて行われる。
制御部は、氷が形成されたのち、ステップ3においてタイマをスタートさせ、ステップ4において所定時間が経過したか否かを確認する。
そして、所定時間が経過した場合に、ステップ5において、制御部は、カム歯車40を回転させて検氷部材4を駆動させることで、検氷部材4による検氷を実施する。
具体的には、モータMにより、カム歯車40を時計回り方向(図11の(a)において矢印A2方向)に回転させる。
そうすると、掻き出し部232は、図中矢印A2で示す方向に回転軸X1周りに回転し、カム歯車40は、図11の(a)に示す製氷位置から時計回り方向(矢印A2方向)に11度回転した時点で、摺動部64の当接部642を、カム面471に当接させる角度位置に達する。
ここで、コイルバネ70は、図9において検氷軸60を時計回り方向に回転させる付勢力を与えているので、カム歯車40がさらに回転を続けると、当接部642はカム面473に向けてカム面471を摺動する。この際、当接部642とカム面471との当接位置は、図9において回転軸X2周りに時計回り方向に移動する。そうすると、図6において、検氷軸60は、回転軸X2周りに反時計回り方向に回転することになるので、検氷部材4は、氷当接部4cを、製氷皿21の下方側に向けて移動させる。
そして、カム歯車40が、摺動部64の当接部642をカム面473に当接させる角度位置に達すると、スイッチ押圧レバー80の当接部82aを、カム面461dに当接させる角度位置(検氷位置:原点位置から42度の位置)に達する。この状態が、図11の(b)である。
よって、この時点において制御部は、貯氷部1aの所定高さ以上の氷が貯氷されているか否かを、タクトスイッチ90からのオン信号の入力の有無に基づいて判定する。
製氷皿21の下方の貯氷部1aに氷が貯留されていない場合には、検氷部材4の氷当接部4cの下降が氷により妨げられないので、検氷軸60は、摺動部64の当接部642をカム面473に当接させる角度位置まで、図9において回転軸X2周りの時計回り方向に回転する。
そうすると、検氷軸60のスイッチ押圧阻止部67が、スイッチ押圧レバー80のスイッチ押圧部83(延出部83b)に当接して、スイッチ押圧部83によるタクトスイッチ90のオンを阻止するので、オン信号は制御部に入力されない。
一方、氷が貯氷部1aに所定高さ以上貯留されている場合には、氷当接部4cの下降が氷により妨げられた時点で、検氷軸60は、回転軸X2周りで時計回り方向に回転できなくなり、摺動部64の当接部642をカム面473に当接させる角度位置に到達できなくなる。
そうすると、検氷軸60のスイッチ押圧阻止部67は、スイッチ押圧部83(延出部83b)に当接できないので、スイッチ押圧部83によるタクトスイッチ90のオンが阻止されない状態となる。よって、カム歯車40が、図11の(b)に示す角度位置に達した時点で、タクトスイッチ90がスイッチ押圧レバー80によりオンされて、オン信号が制御部に入力される。
したがって、ステップ6において制御部は、カム歯車40が検氷軸60の摺動部64をカム面473に当接させる角度位置を移動する間に、タクトスイッチ90からオン信号が入力されると、貯氷部1aに所定高さ以上の氷が貯留されていると判定し、オン信号が入力されないと、氷が貯留されていないと判定する。
実施の形態では、カム歯車40の回転軸X1周りの角度位置が、図11の(a)に示す製氷位置から、時計回り方向に30度から55度の範囲内にある間、検氷軸60の摺動部64がカム面473を摺動するようになっており、制御手段は、この角度範囲内でのオン信号の有無に基づいて判定している。
ステップ6において貯氷部1aに所定高さ以上の氷が貯留されていないと判定されると、ステップ7において、制御部は、カム歯車40の回転を継続して、検氷部材を、図6において仮想線で示す製氷位置(初期位置)に復帰させる。ステップ8における氷の掻き出しに備えて、検氷部材を、製氷皿から落下する氷と接触するおそれのない初期位置に配置させるためである。
具体的には、カム歯車40の時計回り方向(図11の(b)において矢印A2方向)の回転を継続し、当接部642が図11の(b)において仮想線で示す位置に達する角度位置まで、カム歯車40を回転させる。
そうすると、カム歯車40の原点位置(図11の(a)参照)からの回転角度が55度を超えた時点で、当接部642はカム面473から離れる方向にカム面472を摺動するようになる。
この際、当接部642とカム面472との当接位置は、図12において回転軸X2周りに反時計回り方向に移動する。そうすると、図6において、検氷軸60は、回転軸X2周りに時計回り方向に回転することになるので、検氷部材4は、氷当接部4cを、製氷皿21の上方(貯氷部1aから離間させる方向に)に向けて移動させる。
そして、カム歯車40の製氷位置(図11の(a)参照)からの回転角度が79度に達した時点で、当接部642が図11の(b)において仮想線で示す位置に達して、カム面482と当接する。
これにより、検氷部材4が、図6において仮想線で示す製氷位置に復帰する。
続いて、ステップ8において、制御部は、掻き出し部材23による製氷皿21内の氷の掻き出し動作を実行する。
具体的には、始めに、モータMの回転を停止して、カム歯車40の回転を停止させる。そして、製氷皿21をヒータ25で加熱して、氷の製氷皿21との接触界面を溶かすことで、氷を製氷皿21から剥離させる。
ここで、氷が製氷皿21から剥離したか否か判断は、ヒータ25による加熱の開始から所定時間が経過したか否か、製氷皿21の温度をモニタするサーモスタット(図示せず)の出力、などに基づいて行われる。
続いて、モータMにより、カム歯車40を時計回り方向(図11の(b)において矢印A2で示す方向)に再び回転させる。
そうすると、当接部642がカム面482を摺動し、掻き出し部232は、図中矢印A2で示す方向に回転軸X1周りに回転する。
そして、図11の(c)に示すように、カム歯車40の図中矢印A2で示す方向の回転が継続すると、製氷皿21内の氷は、矢印A2方向に回転する掻き出し部232に押されながら、製氷皿21の内周面に沿って回転軸X1周りに回転し、最終的にガイド部材24の上面に押し上げられる。
そして、押し上げられた氷は、検氷部材4が設けられた側面とは反対側の側面から、貯氷部1aに落下する。
ステップ9において、制御手段は、検氷部材4と掻き出し部材23を製氷位置に復帰させる復帰動作を実行する。
具体的には、始めに、オン信号の入力から所定時間が経過した時点で、モータMの回転方向を反転させる。
そして、タクトスイッチ90からのオン信号の入力が所定時間の間継続した時点で、モータMを時計回り方向(CW方向)に反転させて、カム歯車40を時計回り方向に回転させる。そして、オン信号が入力されなくなった時点で、モータMの回転を停止させて、カム歯車40の回転を停止させる。
これにより、カム歯車40が図11の(a)に示す製氷位置に復帰する。
なお、ステップ6において貯氷部1aに所定高さ以上の氷が貯留されていると判定された場合には、ステップ10において、制御部は、カム歯車40の回転を反転させて、検氷部材を、図6において仮想線で示す製氷位置(初期位置)に復帰させる。
具体的には、モータMの回転方向を反転させて、カム歯車40を時計回り方向(図11の(b)において矢印A1方向)に回転させる。
そして、オン信号が一旦入力されなくなったのち、オン信号の入力が所定時間の間継続した時点で、モータMの回転方向を反転させて、カム歯車40を時計回り方向(図11の(a)において矢印A2方向)に回転させる。
そして、オン信号が入力されなくなった時点で、モータMの回転を停止させて、カム歯車40の回転を停止させる。
これにより、カム歯車40は、スイッチ押圧レバー80の当接部82aが、カム面461cに当接し、摺動部64の当接部642が、連通口47近傍のカム面482に当接した角度位置(製氷位置)に配置される。この状態が、図11の(a)である。
この製氷位置では、掻き出し部材23は、掻き出し部232を、ガイド部材24側に傾けた角度位置に配置され、検氷部材4は、基部4bを水平方向に向けて氷当接部4cを跳ね上げた位置(図6において仮想線で示す位置)に配置される。
このように、ステップ10において検氷部材4を製氷位置に復帰させたのは、検氷部材4の氷当接部4cを貯氷部1a内に下降させた状態で保持すると、例えば冷蔵庫から貯氷庫を取り外す際などに、検氷部材4と氷や貯氷庫とが衝突するおそれがあるからである。
このステップ10の処理により、カム歯車40と掻き出し部232を、図11の(a)に示す製氷位置に復帰させたのち、ステップS3の処理に移行する。
以降、貯氷部1aに所定高さ以上の氷が貯留されていないと判定されるまでの間、ステップ3〜ステップ6、ステップ10の処理が繰り返されることになる。
ここで、実施の形態における掻き出し部材23と、ガイド部材24と、ヒータ25と、カム歯車40と、モータMとで、発明における離氷手段を構成する。
以上のとおり、実施の形態では、製氷皿21の氷を取り出して、製氷皿21のガイド部材24が設けられた側の側方から落下させる離氷手段と、落下させた氷を貯氷する貯氷部1aと、貯氷部1a内の氷の量(高さ)を検査する検氷時に、貯氷部1a内を昇降する検氷部材4と、を備える製氷装置1において、検氷部材4を、製氷皿21の氷が落下する側とは反対側の側方に設けた構成とした。
このように構成すると、検氷部材4が設けられた側では、氷が落下しないので、落下する氷と検氷部材4とが接触して検氷部材4が破損することを防止できると共に、氷の落下が検氷部材4により妨げられることもない。
さらに、検氷部材4は、製氷皿21を基準とした鉛直方向の移動により昇降する構成とした。
このように構成すると、検氷部材4が、製氷皿21の側方を回り込むように移動しないので、製氷装置1の幅方向に検氷部材4の移動を確保するための空間を設ける必要がなく、幅方向の大きさを抑えることができる。
製氷装置1は、製氷室内において、ヒータ25が取り付けられた製氷皿21と、製氷室の壁部である固定部材300との間に隙間を空けて設けられており、検氷部材4を、隙間に配置した構成とした。
このように構成すると、ヒータ25が取り付けられた製氷皿21を製氷室内に設ける場合に確保される隙間を利用して、検氷部材4を設けることができるので、製氷装置1の幅方向の大きさを抑えることができる。
なお、実施の形態では、検氷部材4の連結部4aが、製氷皿21の幅方向に延びる回転軸X2で回転可能とされて、連結部4aから径方向に延びる基部4bと氷当接部4cとが、製氷皿21の長手側の側面の側方で、回転軸X2周りに回動することで、氷当接部4cが、製氷皿21を基準にして上下方向(鉛直方向)に昇降するようにしたが、氷当接部4cを回転軸X2の径方向に直動する部材から構成して、かかる直動部材により、貯氷室1a内の氷の高さを検知するようにしても良い。
図12は、検氷部材の変形例を説明する図である。
変形例にかかる検氷部材100は、検氷軸60の連結部62(図示せず)に軸方向から連結されて、検氷軸60の径方向に延びる基部101と、基部101から、製氷皿21の下方まで延びる氷当接部102とを有している、
この氷当接部102は、平面視においてヒータ25(図4参照)と整合する形状(平面視においてU字形状)を有しており、検氷部材100が製氷位置に配置されると、製氷皿21の底部で露出するヒータ25の下面が、全面に亘って氷当接部102により覆われるようになっている。
前記した検氷部材4を採用した製氷装置1では、貯氷部1a内の氷の高さの分布が偏っていて、例えば図5において固定部材300側の氷の高さが低く、反対側(ガイド部材24側の)の氷の高さが高い場合には、氷が不足していると検知されて、貯氷部1aに十分に氷が貯氷されていても、氷が新たに供給されてしまう。
変形例にかかる製氷装置1Aでは、検氷部材100が、製氷皿21の下方まで延びる氷当接部102を備える構成としたので、貯氷部1a内の氷との接触面積が、検氷部材4の場合よりも広くなる。
そうすると、貯氷部1a内の氷の高さの分布が偏っていても、貯氷部1a内の氷の最も多い位置を基準に、貯氷された氷が不足しているか否かを判定できるので、貯氷部1aに十分に氷が貯氷されているにもかかわらず、氷の分布が偏っているために氷が不足されていると判定されて、貯氷部1aに氷が新たに供給されてしまうことを好適に防止できるようになる。
また、検氷部材100が貯氷部1aから離れる上昇方向に移動して、図6において仮想線で示す製氷位置に到達した際に、製氷皿21の底部で露出するヒータ25の下面が、全面に亘って氷当接部102により覆われる構成としたので、ヒータ25の放射熱が、貯氷部1aに貯氷された氷に直接及ばないようにすることができる。
よって、ヒータ25の放射熱により、貯氷部1aおよび製氷室内の温度が急激に上昇することを防止でき、製氷装置や、製氷装置を備える冷蔵庫におけるエネルギーロスを抑えることができる。
1、1A 製氷装置
1a 貯氷部
2 製氷ユニット
3 駆動ユニット
4、100 検氷部材
4c、102 氷当接部
21 製氷皿
22 給水部
23 掻き出し部材
24 ガイド部材
25 ヒータ
31 第1ケース部
32 第2ケース部
40 カム歯車
48 円弧壁
50 減速歯車列
60 検氷軸
64 摺動部
641 突出部
642 当接部
642a 当接面
642b 当接面
65 バネ係合部
67 スイッチ押圧阻止部
70、71 コイルバネ
80 スイッチ押圧レバー
82 カム摺動部
82a 当接部
83 スイッチ押圧部
90 タクトスイッチ
300 固定部材
461 外周壁
461a〜461d 周壁部(カム面)
471〜473 縁部(カム面)
482 内周(カム面)
Ic 氷
M モータ
P プリント基板

Claims (5)

  1. 製氷皿の氷を、前記製氷皿の側方から落下させる離氷手段と、
    落下させた氷を貯氷する貯氷部と、
    前記貯氷部内の氷の量を検査する検氷時に、前記貯氷部内を昇降する検氷部材と、を備える製氷装置において、
    前記検氷部材を、前記製氷皿の氷が落下する側とは反対側の側方に設けたことを特徴とする請求項1に記載の製氷装置。
  2. 前記検氷部材は、前記製氷皿を基準とした鉛直方向の移動により昇降することを特徴とする請求項1に記載の製氷装置。
  3. 前記離氷手段は、前記製氷皿を加熱するヒータを備えており、
    前記製氷装置は、製氷室内において、前記ヒータが取り付けられた前記製氷皿と、前記製氷室の壁部との間に隙間を空けて設けられており、
    前記検氷部材を、前記隙間に配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の製氷装置。
  4. 前記検氷部材は、前記製氷皿の下方まで延びる氷当接部を有していることを特徴とする請求項1から請求項3のうちの何れか一項に記載の製氷装置。
  5. 前記ヒータは、前記製氷皿の下面に取り付けられており、
    前記氷当接部は、前記検氷部材が前記貯氷部から離れる上昇方向に移動した際に、前記製氷皿の下方側から前記ヒータをカバーする形状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の製氷装置。
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