JP2011069590A - 製氷装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】製氷皿21の氷を取り出して、製氷皿21のガイド部材24が設けられた側の側方から氷を落下させる離氷手段と、落下させた氷を貯氷する貯氷部1aと、貯氷部1a内の氷の量を検査する検氷時に、貯氷部1a内を昇降する検氷部材4と、を備える製氷装置1において、検氷部材4を、製氷皿21の氷が落下する側とは反対側の側方に設けて、落下する氷と検氷部材4とが衝突しないようにした。
【選択図】図5
Description
そのため、氷を製氷皿から落下させるときには、検氷部材を回転軸周りに回転させて、軸方向腕部を製氷皿の横方向に配置させる必要がある。
そのため、検氷部材を製氷皿の横方向に配置した状態における氷との衝突を避けるために、径方向腕部の長さを長くして、軸方向腕部と製氷皿との間に氷を通過させるための空間を確保する必要があり、製氷装置が幅方向に大きくなっている。
このように構成すると、検氷部材が設けられた側では、氷が落下しないので、落下する氷と検氷部材とが衝突して検氷部材が破損することを防止できると共に、氷の落下が検氷部材により妨げられることもない。
このように構成すると、検氷部材が、製氷皿の側方を回り込むように移動しないので、製氷装置の幅方向に検氷部材の移動を確保するための空間を設ける必要がなく、幅方向の大きさを抑えることができる。
このように構成すると、ヒータが取り付けられた製氷皿を製氷室内に設ける場合に確保される隙間を利用して、検氷部材を設けることができるので、製氷装置の幅方向の大きさを抑えることができる。
このように構成すると、検氷部材が、広い範囲に亘って氷と接触するようになるので、貯氷部内の氷の高さの分布が偏っていても、氷を検知することができる。
このように構成すると、ヒータの放射熱が、氷当接部に遮られて貯氷部に貯氷された氷に直接及ばない。よって、ヒータの熱により、製氷室内の温度が急上昇することを防止できる、
図1は、実施の形態にかかる製氷装置1の斜視図であり、(a)は、氷が排出されるガイド部材24側から見た図であり、(b)は、反対側の検氷部材4側から見た斜視図である。図2は、製氷装置1の分解斜視図であって、ガイド部材24の一部を切り欠いて示した図である。
製氷ユニット2は、製氷皿21と、製氷皿21に給水するための給水部22と、製氷皿21内の氷を掻き出す掻き出し部材23と、掻き出し部材23で掻き出された氷を製氷皿21の側方から落下させるガイド部材24と、を備える。
製氷溝212は、製氷皿21の幅方向における断面形状が半円形状を成しており、製氷溝212の深さは、仕切板211に向かうに連れて浅くなっている。
製氷皿21の長手方向における一方の側面(駆動ユニット3とは反対側の側面)には、給水部22から供給される水を製氷皿21内に導く給水口213が設けられており、給水口213を介して製氷溝212内に供給された水は、切欠き211aを通って総ての製氷溝212に行き渡るようになっている。
製氷皿21の駆動ユニット3側の側面にも、掻き出し部材23の他端側を回転可能に支持する軸受部217が、幅方向における中央部に設けられている。
壁部215は、長手方向の全長に亘って設けられており、掻き出し部材23で製氷溝212内の氷を掻き出す際に、氷が、ガイド部材24が設けられていない方の側面(検氷部材4が位置する方の側面)から落下しないようにされている。
図3に示すように、取付部216は、壁部215の上端から横方向に延びる延出部216aと、延出部216aの先端から上方に延びる固定部216bと、を備える断面L字形状の部材であり、延出部216aの上面と下面には、それぞれ補強リブ216c、216dが設けられている。
製氷皿21は、製氷室内において、固定部材300と有頭ネジ301との間に固定部216bを挟み込んだ状態で配置される。
ヒータ25は、氷を製氷皿21から掻き出す際に製氷皿21を加熱して、製氷皿21との接触界面側の氷を溶解させて、氷を製氷皿21から浮かせるために設けられている。
ヒータ25の長手方向における一端および他端には、接続端子部251が設けられており、接続端子部251は、製氷皿21の駆動ユニット3側の側面から突出している。
この給水部22には、給水ポンプから延びる給水管(図示せず)、または給水タンク(図示せず)が接続されるようになっており、これらを介して製氷皿21に水が供給されるようになっている。
図5に示すように、掻き出し部232は、軸方向から見て、回転軸231の接線方向に延びる板状の当接部232aと、当接部232aと回転軸231とを接続する補強リブ232bとを備える。
ガイド部材24は、製氷皿21の氷が排出される側の側面を、長手方向の全長に亘って被う側板部241と、この側板部241の上端から掻き出し部材23側に向けて延びる傾斜板部242と、を備える。
傾斜板部242は、側板部241側に傾斜しており、掻き出し部材23により製氷皿21から掻き出された氷が、傾斜板部242の上面をスライドして、側板部241側の側面から貯氷部1aに向けて落下するようになっている。
傾斜板部242の上面には、切欠き242aに向けて傾斜する僅かな傾斜が、氷との接触面積を少なくするために設けられている。
検氷部材4は、ガイド部材24とは反対側に位置しており、貯氷部1aに向けて落下する氷Icが、検氷部材4に衝突しないようにされている。
図5に示すように、検氷部材4は、製氷装置1が固定部材300に取り付けられた状態において、取付部216の下方に配置されて、製氷皿21と固定部材300との間の幅Wの隙間内に位置している。
図6に示すように、検氷部材4は、連結部4aが検氷軸60と共に製氷皿21の幅方向に延びる回転軸X2周りに回転することにより、氷当接部4cが設けられた先端側が、製氷皿21を基準として上下方向(鉛直方向)に移動するようになっている。
図8の(a)は、図7の(a)におけるA―A断面で本体部3aを切断した断面を、第1ケース部31と共に記載した図であり、(b)は、カム歯車40の角度位置が(a)とは異なる場合を示した図である。
減速歯車列50は、第1歯車52と、第2歯車53と、第3歯車54と、を備えて構成され、ウォーム51を介して第1歯車52に入力されたモータMの回転出力が、第2歯車53と第3歯車54とを介して、カム歯車40に伝達されるようになっている。
減速歯車列50の各歯車52〜54は、第1ケース部31と第2ケース部32の内側に設けられた図示しない軸受部で、回転可能に支持されている。
連結部43は、第1ケース部31と第2ケース部32とが組み付けられた状態において、第2ケース部32を貫通しており、基端部432が、第2ケース部32の挿通穴321で回転可能に支持されるようになっている。
有底穴433内には、軸方向に沿って壁部434が設けられており、この壁部434が設けられた部分が、掻き出し部材23の連結部231bと整合する断面形状(断面D形状)とされている。
掻き出し部材23の連結部231bを軸方向から有底穴433に挿入するだけで、掻き出し部材23とカム歯車40とを一体回転可能に連結できるようにするためである。
円筒部44は、回転軸X1に沿って連結部43とは反対方向に延びており、先端部44aは、第1ケース部31の軸部311に外嵌して回転可能に支持されている。
外側凹部46は、第2ケース部32側の凹部42と略整合する位置に設けられており、外側凹部46の一部には、カム歯車40の第1ケース部31側と、第2ケース部32側とを連通する連通口47が設けられている。
連通口47を囲む縁部471〜474のうち、外径側の縁部473は、回転軸(中心)X1からの距離がr1である円弧を描く形状を有しており、内径側の縁部474は、回転軸(中心)X1からの距離が、円弧壁48の外周481までの距離r2と同じである円弧を描く形状を有している。
回転軸(中心)X1周りの周方向における一方の縁部471と他方の縁部472は、回転軸(中心)X1と縁部474の周方向の中央部とを通る直線Lxを挟んで対称に位置している。
なお、以下の説明において、円弧壁48の内周482、および連通口47の縁部471、472、473を、必要に応じて、カム面482、471、472、473と表記する。
これら周壁部461a、461b、461c、461dは、カム歯車40が回転する際に、後記するスイッチ押圧レバー80の当接部82aが摺動するカム面となっており、当接部82aが当接するカム面に応じて、後記するスイッチ機構のスイッチ押圧レバー80が、タクトスイッチ90をオンする方向、またはオフにする方向に駆動されるようになっている。
なお、以下の説明において、周壁部461a〜461dを、必要に応じて、カム面461a〜461d表記する。
検氷機構は、カム歯車40のカム面482、471〜473(図7の(b)参照)と、カム面482、471〜473を摺動する摺動部64を有する検氷軸60と、摺動部64の当接部642をカム面に当接させる回転方向に検氷軸60を付勢するコイルバネ70と、検氷軸60の連結部62に連結された検氷部材4(図1参照)と、により構成される。
図7の(a)に示すように、検氷軸60の連結部62が設けられた一端側は、第2ケース部32の軸受部323で回転可能に支持されており、検氷軸60の摺動部64が設けられた他端側の軸部63は、第1ケース部31の軸受部(図示せず)で回転可能に支持されている。
検氷軸60は、連結部62を、第2ケース部32の外部に配置した状態で、回転軸X2周りに回転可能とされており、検氷軸60の回転に連動して、検氷部材4の氷当接部4cが設けられた先端側が、製氷皿21の上下方向に移動するようになっている(図6参照)。
当接部642には、互いに傾斜する当接面642a、642bが設けられており、カム歯車40の回転軸X1周りの角度位置に応じて、当接面642a、642bのうちの一方が対応するカム面482、471〜473に当接するようになっている。
また、カム歯車40の角度位置が図8の(b)に示す位置の場合、当接部642は、内側凹部45内に位置しており、当接面642aをカム面472に当接させている。
バネ係合部65の係合部65aには、図示しない第1ケース部31で一端が支持されたコイルバネ70が係合しており、バネ係合部65には、検氷軸60を回転軸X2周りで時計回り方向に回転させる方向の力が、コイルバネ70から作用している。
なお、当接部642がカム面471、472を摺動する間に、カム面471、472と当接する当接面が、当接面642aと当接面642bとの間で切り替わるようになっている。
図7の(a)および図9に示すように、スイッチ押圧阻止部67は、回転軸X2周りの検氷軸60の角度位置が、摺動部64の当接部642をカム面473に当接させる位置にある場合に、スイッチ押圧レバー80のスイッチ押圧部83に当接して、スイッチ押圧部83のタクトスイッチ90をオンする方向への移動を阻止するようになっている。
円筒部81は、軸方向の両端を、第1ケース部31の図示しない支持部に回転可能に支持させて設けられており、スイッチ押圧レバー80は、回転軸X3周りに揺動可能とされている。
さらに、図7の(a)に示すように、スイッチ押圧部83の先端側には、検氷軸60側に延出する延出部83bが設けられている。
この延出部83bには、回転軸X2周りの検氷軸60の角度位置が、摺動部64の当接部642をカム面473に当接させる位置にある場合(図8の(a)参照)に、検氷軸60のスイッチ押圧阻止部67が当接するようになっている。
バネ係合部83cには、図示しない第2ケース部32で一端が支持されたコイルバネ71が係合しており、スイッチ押圧部83には、スイッチ押圧レバー80を、回転軸X3周りの反時計回り方向に回転させる方向の力が、コイルバネ71から作用している。
さらに、回転軸X1周りのカム歯車40の角度位置が、当接部82aをカム面461bまたはカム面461dに当接させる位置にある場合には、スイッチ押圧レバー80の回転軸X3周りの回転(反時計回り方向への回転)がさらに許容されて、スイッチ押圧部83の押圧ボタン90a(図17参照)が、スイッチ押圧部83により押圧されて、タクトスイッチ90がオンされるようになっている。
ここで、カム摺動部82の当接部82aが、カム歯車40のカム面461a、461cに当接しているときには、スイッチ押圧部83の押圧ボタン90aは、スイッチ押圧部83により押圧されないようになっている。
揺動規制部84は、第1ケース部31の図示しないガイド溝に先端側を挿入した状態で設けられており、回転軸X3周りで揺動するスイッチ押圧レバー80の揺動範囲が、あらかじめ決められた所定範囲内になるように設定されている。
図10は、製氷装置1の動作を示すフローチャートであり、図11は、掻き出し部232の回転軸X1周りの角度位置と、カム歯車40の回転軸X1周りの角度位置に応じたカム面482、471〜473と検氷軸60の当接部642との当接位置、およびカム面461a〜461dとスイッチ押圧レバー80の当接部82aとの当接位置との変化を説明する図であり、(a)は、カム歯車40が製氷位置(原点位置)にある場合を、(b)は、カム歯車40が検氷位置にある場合を、(c)は、カム歯車40が掻き出し動作位置にある場合をそれぞれ示した図である。
次に、タクトスイッチ90からのオン信号の入力が所定時間の間継続した時点で、モータMの回転方向を反転させて、カム歯車40を時計回り方向(図11の(a)において矢印A2方向)に回転させる。
そして、オン信号が入力されなくなった時点で、モータMの回転を停止させて、カム歯車40の回転を停止させる。
この製氷位置では、掻き出し部材23は、掻き出し部232を、ガイド部材24側に傾けた角度位置に配置され、検氷部材4は、基部4bを水平方向に向けて氷当接部4cを跳ね上げた位置(図6において仮想線で示す位置)に配置される。
そして、所定時間が経過した場合に、ステップ5において、制御部は、カム歯車40を回転させて検氷部材4を駆動させることで、検氷部材4による検氷を実施する。
そうすると、掻き出し部232は、図中矢印A2で示す方向に回転軸X1周りに回転し、カム歯車40は、図11の(a)に示す製氷位置から時計回り方向(矢印A2方向)に11度回転した時点で、摺動部64の当接部642を、カム面471に当接させる角度位置に達する。
ここで、コイルバネ70は、図9において検氷軸60を時計回り方向に回転させる付勢力を与えているので、カム歯車40がさらに回転を続けると、当接部642はカム面473に向けてカム面471を摺動する。この際、当接部642とカム面471との当接位置は、図9において回転軸X2周りに時計回り方向に移動する。そうすると、図6において、検氷軸60は、回転軸X2周りに反時計回り方向に回転することになるので、検氷部材4は、氷当接部4cを、製氷皿21の下方側に向けて移動させる。
よって、この時点において制御部は、貯氷部1aの所定高さ以上の氷が貯氷されているか否かを、タクトスイッチ90からのオン信号の入力の有無に基づいて判定する。
そうすると、検氷軸60のスイッチ押圧阻止部67が、スイッチ押圧レバー80のスイッチ押圧部83(延出部83b)に当接して、スイッチ押圧部83によるタクトスイッチ90のオンを阻止するので、オン信号は制御部に入力されない。
そうすると、検氷軸60のスイッチ押圧阻止部67は、スイッチ押圧部83(延出部83b)に当接できないので、スイッチ押圧部83によるタクトスイッチ90のオンが阻止されない状態となる。よって、カム歯車40が、図11の(b)に示す角度位置に達した時点で、タクトスイッチ90がスイッチ押圧レバー80によりオンされて、オン信号が制御部に入力される。
実施の形態では、カム歯車40の回転軸X1周りの角度位置が、図11の(a)に示す製氷位置から、時計回り方向に30度から55度の範囲内にある間、検氷軸60の摺動部64がカム面473を摺動するようになっており、制御手段は、この角度範囲内でのオン信号の有無に基づいて判定している。
具体的には、カム歯車40の時計回り方向(図11の(b)において矢印A2方向)の回転を継続し、当接部642が図11の(b)において仮想線で示す位置に達する角度位置まで、カム歯車40を回転させる。
この際、当接部642とカム面472との当接位置は、図12において回転軸X2周りに反時計回り方向に移動する。そうすると、図6において、検氷軸60は、回転軸X2周りに時計回り方向に回転することになるので、検氷部材4は、氷当接部4cを、製氷皿21の上方(貯氷部1aから離間させる方向に)に向けて移動させる。
これにより、検氷部材4が、図6において仮想線で示す製氷位置に復帰する。
ここで、氷が製氷皿21から剥離したか否か判断は、ヒータ25による加熱の開始から所定時間が経過したか否か、製氷皿21の温度をモニタするサーモスタット(図示せず)の出力、などに基づいて行われる。
そうすると、当接部642がカム面482を摺動し、掻き出し部232は、図中矢印A2で示す方向に回転軸X1周りに回転する。
そして、図11の(c)に示すように、カム歯車40の図中矢印A2で示す方向の回転が継続すると、製氷皿21内の氷は、矢印A2方向に回転する掻き出し部232に押されながら、製氷皿21の内周面に沿って回転軸X1周りに回転し、最終的にガイド部材24の上面に押し上げられる。
そして、押し上げられた氷は、検氷部材4が設けられた側面とは反対側の側面から、貯氷部1aに落下する。
具体的には、始めに、オン信号の入力から所定時間が経過した時点で、モータMの回転方向を反転させる。
そして、タクトスイッチ90からのオン信号の入力が所定時間の間継続した時点で、モータMを時計回り方向(CW方向)に反転させて、カム歯車40を時計回り方向に回転させる。そして、オン信号が入力されなくなった時点で、モータMの回転を停止させて、カム歯車40の回転を停止させる。
これにより、カム歯車40が図11の(a)に示す製氷位置に復帰する。
具体的には、モータMの回転方向を反転させて、カム歯車40を時計回り方向(図11の(b)において矢印A1方向)に回転させる。
そして、オン信号が一旦入力されなくなったのち、オン信号の入力が所定時間の間継続した時点で、モータMの回転方向を反転させて、カム歯車40を時計回り方向(図11の(a)において矢印A2方向)に回転させる。
そして、オン信号が入力されなくなった時点で、モータMの回転を停止させて、カム歯車40の回転を停止させる。
この製氷位置では、掻き出し部材23は、掻き出し部232を、ガイド部材24側に傾けた角度位置に配置され、検氷部材4は、基部4bを水平方向に向けて氷当接部4cを跳ね上げた位置(図6において仮想線で示す位置)に配置される。
このように、ステップ10において検氷部材4を製氷位置に復帰させたのは、検氷部材4の氷当接部4cを貯氷部1a内に下降させた状態で保持すると、例えば冷蔵庫から貯氷庫を取り外す際などに、検氷部材4と氷や貯氷庫とが衝突するおそれがあるからである。
このステップ10の処理により、カム歯車40と掻き出し部232を、図11の(a)に示す製氷位置に復帰させたのち、ステップS3の処理に移行する。
以降、貯氷部1aに所定高さ以上の氷が貯留されていないと判定されるまでの間、ステップ3〜ステップ6、ステップ10の処理が繰り返されることになる。
このように構成すると、検氷部材4が設けられた側では、氷が落下しないので、落下する氷と検氷部材4とが接触して検氷部材4が破損することを防止できると共に、氷の落下が検氷部材4により妨げられることもない。
このように構成すると、検氷部材4が、製氷皿21の側方を回り込むように移動しないので、製氷装置1の幅方向に検氷部材4の移動を確保するための空間を設ける必要がなく、幅方向の大きさを抑えることができる。
このように構成すると、ヒータ25が取り付けられた製氷皿21を製氷室内に設ける場合に確保される隙間を利用して、検氷部材4を設けることができるので、製氷装置1の幅方向の大きさを抑えることができる。
変形例にかかる検氷部材100は、検氷軸60の連結部62(図示せず)に軸方向から連結されて、検氷軸60の径方向に延びる基部101と、基部101から、製氷皿21の下方まで延びる氷当接部102とを有している、
この氷当接部102は、平面視においてヒータ25(図4参照)と整合する形状(平面視においてU字形状)を有しており、検氷部材100が製氷位置に配置されると、製氷皿21の底部で露出するヒータ25の下面が、全面に亘って氷当接部102により覆われるようになっている。
変形例にかかる製氷装置1Aでは、検氷部材100が、製氷皿21の下方まで延びる氷当接部102を備える構成としたので、貯氷部1a内の氷との接触面積が、検氷部材4の場合よりも広くなる。
そうすると、貯氷部1a内の氷の高さの分布が偏っていても、貯氷部1a内の氷の最も多い位置を基準に、貯氷された氷が不足しているか否かを判定できるので、貯氷部1aに十分に氷が貯氷されているにもかかわらず、氷の分布が偏っているために氷が不足されていると判定されて、貯氷部1aに氷が新たに供給されてしまうことを好適に防止できるようになる。
よって、ヒータ25の放射熱により、貯氷部1aおよび製氷室内の温度が急激に上昇することを防止でき、製氷装置や、製氷装置を備える冷蔵庫におけるエネルギーロスを抑えることができる。
1a 貯氷部
2 製氷ユニット
3 駆動ユニット
4、100 検氷部材
4c、102 氷当接部
21 製氷皿
22 給水部
23 掻き出し部材
24 ガイド部材
25 ヒータ
31 第1ケース部
32 第2ケース部
40 カム歯車
48 円弧壁
50 減速歯車列
60 検氷軸
64 摺動部
641 突出部
642 当接部
642a 当接面
642b 当接面
65 バネ係合部
67 スイッチ押圧阻止部
70、71 コイルバネ
80 スイッチ押圧レバー
82 カム摺動部
82a 当接部
83 スイッチ押圧部
90 タクトスイッチ
300 固定部材
461 外周壁
461a〜461d 周壁部(カム面)
471〜473 縁部(カム面)
482 内周(カム面)
Ic 氷
M モータ
P プリント基板
Claims (5)
- 製氷皿の氷を、前記製氷皿の側方から落下させる離氷手段と、
落下させた氷を貯氷する貯氷部と、
前記貯氷部内の氷の量を検査する検氷時に、前記貯氷部内を昇降する検氷部材と、を備える製氷装置において、
前記検氷部材を、前記製氷皿の氷が落下する側とは反対側の側方に設けたことを特徴とする請求項1に記載の製氷装置。 - 前記検氷部材は、前記製氷皿を基準とした鉛直方向の移動により昇降することを特徴とする請求項1に記載の製氷装置。
- 前記離氷手段は、前記製氷皿を加熱するヒータを備えており、
前記製氷装置は、製氷室内において、前記ヒータが取り付けられた前記製氷皿と、前記製氷室の壁部との間に隙間を空けて設けられており、
前記検氷部材を、前記隙間に配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の製氷装置。 - 前記検氷部材は、前記製氷皿の下方まで延びる氷当接部を有していることを特徴とする請求項1から請求項3のうちの何れか一項に記載の製氷装置。
- 前記ヒータは、前記製氷皿の下面に取り付けられており、
前記氷当接部は、前記検氷部材が前記貯氷部から離れる上昇方向に移動した際に、前記製氷皿の下方側から前記ヒータをカバーする形状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の製氷装置。
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