JP2011064881A - 画像形成装置 - Google Patents

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稔 山田
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直哉 前田
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Abstract

【課題】機内温度勾配に対応した印加電圧制御を行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録媒体に画像を転写する各転写ロール76と、各転写ロール76により転写された画像を記録媒体に定着する定着器32と、各転写ロール76のうち、定着器32から最も近い位置に配置された転写ロール76Kに流れる電流を測定する電流測定器78Kと、定着器32から最も遠い位置に配置された転写ロール76Yに流れる電流を測定する電流測定器78Yと、電流測定器78K、78Yとの測定結果に基づいて、各転写ロール76それぞれに印加する電圧を制御する制御部16とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1は、出口付近に定着器を備え、ほぼ鉛直方向上側に向かうレイアウトの搬送ベルトシステムにおいて、上流から下流に向かって定着器に近付くほど印加電圧を低くする画像形成装置が開示されている。
特許文献2は、現像器内に温湿度計を配設し、検出した温度に基づいてファンの駆動電流を調整して機内温度を制御し、また、検出した湿度に応じて現像ブレードの圧を変更する画像形成装置が開示されている。
特開2007−298542号公報 特開2004−102212号公報
本発明は、画像形成装置内に温度勾配が生じた場合でも、精度よく画質を制御することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、記録媒体に画像を形成する少なくとも3以上の画像形成部と、前記3以上の画像形成部により形成された画像を記録媒体に定着する定着装置と、前記3以上の画像形成部のうち、前記定着装置から最も近い位置に配置された画像形成部の画像形成に関する値を測定する第1の測定手段と、前記3以上の画像形成部のうち、前記定着装置から最も遠い位置に配置された画像形成部の画像形成に関する値を測定する第2の測定手段と、前記第1の測定手段と前記第2の測定手段との測定結果に基づいて、前記3以上の画像形成部それぞれに出力する画像形成に関する値を制御する制御手段と、を有する画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、前記画像形成部は、記録媒体に画像を転写する転写装置を有し、前記第1の測定手段は、前記定着装置から最も近い位置に配置された転写装置の画像形成に関する値を測定し、前記第2の測定手段は、前記定着装置から最も遠い位置に配置された転写装置の画像形成に関する値を測定し、前記制御部は、前記第1の測定手段と前記第2の測定手段との測定結果に基づいて、前記3以上の転写装置それぞれに印加する電圧を制御する請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、前記画像形成部は、像保持体と、前記像保持体を帯電する帯電装置を有し、前記第1の測定手段は、前記定着装置から最も近い位置に配置された帯電装置の画像形成に関する値を測定し、前記第2の測定手段は、前記定着装置から最も遠い位置に配置された帯電装置の画像形成に関する値を測定し、前記制御部は、前記第1の測定手段と前記第2の測定手段との測定結果に基づいて、前記3以上の帯電装置それぞれに印加する電圧を制御する請求項1記載の画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、前記画像形成部は、像保持体と、前記像保持体に保持された潜像を現像剤によって可視化する現像装置を有し、前記第1の測定手段は、前記定着装置から最も近い位置に配置された現像装置の画像形成に関する値を測定し、前記第2の測定手段は、前記定着装置から最も遠い位置に配置された現像装置の画像形成に関する値を測定し、前記制御部は、前記第1の測定手段と前記第2の測定手段との測定結果に基づいて、前記3以上の現像装置それぞれに印加する電圧を制御する請求項1記載の画像形成装置である。
請求項5に係る発明は、温度及び湿度の少なくともいずれか一方に関する値を測定する第3の測定手段をさらに有し、前記制御手段は、前記第1の制御手段、前記第2の制御手段、及び、前記第3の測定手段の測定結果に基づいて制御する請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、画像形成装置内に温度勾配が生じた場合でも、本構成を有しない場合と比較して、精度よく画質を制御することができる。
請求項2に係る発明によれば、画像形成装置内に温度勾配が生じた場合でも、転写装置の電圧を制御して、本構成を有しない場合と比較して、画質を制御することができる。
請求項3に係る発明によれば、画像形成装置内に温度勾配が生じた場合でも、帯電装置の電圧を制御して、本構成を有しない場合と比較して、簡易に画質を制御することができる。
請求項4に係る発明によれば、画像形成装置内に温度勾配が生じた場合でも、現像装置の電圧を制御して、本構成を有しない場合と比較して、簡易に画質を制御することができる。
請求項5に係る発明によれば、請求項1乃至4いずれかに係る本発明の効果に加えて、さらに環境が変化しても精度よく画質を制御することができる。
本発明の一実施形態が適用される画像形成装置の全体構成図である。 第1実施形態における制御部16のハードウエア構成を示す図である。 制御部16により実現される機能構成を示す図である。 オフセット値を決定するための対応表の例を示す図である。図4(a)は、ΔIpgとΔIpg区分の対応表であり、図4(b)は、温度・湿度と温度・湿度区分の対応表であり、図4(c)は、ΔIpg区分、温度・湿度区分と、オフセット値の対応表である。 オフセット値を算出するフローチャート(S10)を示す図である。 第1実施形態における制御部16により実行される制御動作(S20)のフローチャートを示す図である。 転写電圧を制御する際のタイミング図である。 第2実施形態における制御部16のハードウエア構成を示す図である。 第2実施形態における制御部16により実行される制御動作(S30)のフローチャートを示す図である。 第3実施形態における制御部16のハードウエア構成を示す図である。 第3実施形態における制御部16により実行される制御動作(S40)のフローチャートを示す図である。
[第1実施形態]
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態としての画像形成装置10の全体構成を示す。
画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有する。画像形成装置本体12内には、電源ユニット14と画像形成装置10を構成する各部を制御する制御部16が設けられている。また、画像形成装置本体12の上部には排紙部18が形成されている。画像形成装置本体12外には、給紙装置20が画像形成装置本体12とは別個、区別されて設けられている。すなわち給紙装置20は、画像形成装置本体12内と比較して、画像形成装置10の駆動等による温度変化の影響を受けにくい位置に配置されている。
給紙装置20は、記憶媒体が収納される給紙カセット22を有する。給紙カセット22には、画像形成装置10(記録媒体)の周囲の温度及び湿度を測定する温湿度測定器23が設けられている。給紙カセット22の一端上部には、フィードロール24が配置されているとともに、このフィードロール24に対向して捌きロール26が設けられている。給紙カセット22の最上位にある記憶媒体がフィードロール24によりピックアップされ、このフィードロール24と捌きロール26との協働により記憶媒体が捌かれて搬送される。
搬送路28は、フィードロール24から排紙口30までの記録媒体通路であり、この搬送路28は、画像形成装置本体12の正面側(図1の左側)近傍にあって、最下端の給紙装置20から定着器32まで略鉛直に形成されている部分を有する。この定着器32には、加熱ロール34と加圧ロール36が設けられている。搬送路28の定着器32の上流側に像形成ユニット40と転写ユニット42が配置され、この像形成ユニット40と転写ユニット42の上流側にレジストロール44が配置されている。さらに、搬送路28の排紙口30の近傍には、排紙ロール46が配置されている。
したがって、給紙装置20の給紙カセット22からフィードロール24により送り出された記録媒体は、搬送路28に搬送され、レジストロール44により一時停止されタイミングを合わせ、像形成ユニット40と転写ユニット42との間を通って現像剤像が転写される。この転写された現像剤像が定着器32により記録媒体に定着され、記録媒体は排紙ロール46により排紙口30から排紙部18へ排出される。
像形成ユニット40は、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)及びK(ブラック)の各色のトナー像を保持する像保持体50Y、50M、50C、50Kと、この各像保持体50Y、50M、50C、50Kそれぞれを一様に帯電する帯電ロールを備える帯電装置52Y、52M、52C、52Kと、各像保持体50Y、50M、50C、50Kに書き込まれた潜像を現像剤(トナー)を用いて現像する現像器54Y、54M、54C、54K及び、転写ユニット42によるトナー像の転写がなされた後に各像保持体50Y、50M、50C、50Kに残留する転写残トナー[m1]を例えば剥離して回収するクリーニング装置56Y、56M、56C、56Kとにより一体型に構成され、画像形成装置本体12に対して着脱自在に装着される。
像形成ユニット40の背面側には、各像保持体50Y、50M、50C、50Kに対応するように光書き込み装置58Y、58M、58C、58Kが設けられている。各光書き込み装置58Y、58M、58C、58Kは、それぞれレーザ露光装置からなり、一様に帯電された各像保持体50Y、50M、50C、50Kに対してレーザを照射して潜像を形成する。
また、像形成ユニット40の各現像器54Y、54M、54C、54Kに各色のトナーを搬送するためのトナー搬送装置48が画像形成装置本体12に設けられている。トナー搬送装置48には、像形成ユニット40の各現像器54Y、54M、54C、54Kに供給する各色のトナーそれぞれを収容する交換ユニットとしてのトナーカートリッジ60Y、60M、60C、60Kが、着脱自在に装着される。
トナーカートリッジ60Y、60M、60C、60Kはそれぞれ、トナーカートリッジ本体62Y、62M、62C、62Kを有し、このトナーカートリッジ本体62Y、62M、62C、62K内には、各色のトナーを収容するトナー収容室64Y、64M、64C、64K及び、転写残トナーを収容する転写残トナー収容室66Y、66M、66C、66Kが設けられている。トナー収容室64Y、64M、64C、64Kに収容されたトナーは、トナー搬送装置48により各現像器54Y、54M、54C、54Kに搬送される。
転写ユニット42は、像形成ユニット40の像保持体50Y、50M、50C、50Kに対向するように配置されている。転写ユニット42は、2つの支持ロール70a、70bと、記録媒体を搬送する搬送ベルト72と、この搬送ベルト72に記録媒体を吸着させる吸着ロール74と、搬送ベルト72によって搬送される記録媒体に各像保持体50Y、50M、50C、50Kに形成されたトナー像それぞれを転写する転写ロール76Y、76M、76C、76Kとにより一体型に構成される。
吸着ロール74は、搬送ベルト72を介して支持ロール70aに圧設する状態で設けられ、電源ユニット14から電圧が印加されることにより、記録媒体を搬送ベルト72に静電的に吸着させる構成となっている。
転写ロール76Y、76M、76C、76Kは、それぞれ転写電圧が印加されており、像保持体50Y、50M、50C、50Kに形成されたトナー像を、搬送ベルト72によって搬送される記録媒体へ順に転写し、カラートナー像を形成する構成となっている。転写ロール76Y、76M、76C、76Kのうち、定着器32から最も近い位置に配置された転写ロール76Kと、定着器32から最も遠い位置に配置された転写ロール76Yとには、画像形成に関する値として、転写ロール76K、76Yに流れる電流を測定する電流測定器78K、78Yがそれぞれ設けられている。
各色の像形成部79Y、79M、79C、79Kは、像保持体50Y、50M、50C、50Kと、帯電装置52Y、52M、52C、52Kと、現像器54Y、54M、54C、54Kと、クリーニング装置56Y、56M、56C、56Kと、光書き込み装置58Y、58M、58C、58Kと、トナーカートリッジ60Y、60M、60C、60K、及び、転写ロール76Y、76M、76C、76Kと、により構成される。トナーカートリッジ60Y、60M、60C、60K等は、対応するトナーの色が異なることを除き同様の構成となっているため、以下、場合によってはY、M、C、Kの符号を省略して説明する。
各像形成部79は、熱源である定着器32からの距離が異なる位置に配置されることとなり、各像形成部79を構成する各部がおかれる環境は均一でない。例えば、定着器32に近い転写ロール76ほど、定着器32から発生する熱の影響を受けやすい。このため、定着器32に近い位置に配置された転写ロール76ほど、温度が高くなり、電気抵抗が小さくなる。この状態で、定着器32から最も遠い位置に配置された転写ロール76Yを基準として各転写ロール76に同一の電圧を印加すると、転写ロール76Yと比較して定着器32に近い位置に配置された転写ロール76M、76C、76Kでは転写電界過多となり、画像不良が生じる。また、画像形成装置10がおかれる環境等により、定着器32から発生する熱が各転写ロール76に与える影響(温度勾配)、さらには、記録媒体の状態が変化する。
したがって、各転写ロール76それぞれに印加する転写電圧は、各転写ロール76がおかれた環境(温度勾配)に応じて制御される必要がある。例えば、温度が高い状態におかれた転写ロール76ほど、つまり、定着器32に近い転写ロール76ほど、印加する電圧を低くするように制御する。
画像形成装置本体12の正面側上部には、作業者の入力を受け入れて各種操作を行うためのユーザインターフェイス(UI)部80が設けられている。UI部80は、例えばタッチパネルからなり、作業者の入力を受け付け制御部16に出力するとともに、制御部16の制御に応じて所定の表示を行う。
図2は、制御部16のハードウエア構成を示す。制御部16は、CPU100、メモリ102、ハードディスク駆動装置等の記憶装置104、転写ロール76に電圧を印加する印加装置106、及び、UI部80を有する。これらの構成要素は、情報の入出力が互いに可能なようにバス110を介して接続されている。
図3は、制御部16により実現される機能構成のブロック図を示し、図4は、記憶装置104に記憶された対応表の例を示す。
制御部16は、算出部202、判定部204及び決定部206を有する。これらの構成要素は、ソフトウエアあるいはハードウエアによって実現される。
算出部202は、転写ロール76Kと転写ロール76Yに流れる電流の差を算出する。
具体的には、算出部202は、記録媒体間(転写ロール76に記録媒体が挟まっていない状態)において、電流測定器78Kから出力される電流値情報(Ipg−K)、及び、電流測定器78Yから出力される電流値情報(Ipg−Y)を受け付け、これらの電流値情報からΔIpg{=(Ipg−K)−(Ipg−Y)}を算出する。
判定部204は、算出部202から算出情報(ΔIpg)を、また、温湿度測定器23から温度・湿度情報を受け付け、これらに対応する区分を判定する。
具体的には、判定部204は、算出部202から出力された算出情報(ΔIpg)を受け付け、この算出情報(ΔIpg)と、記憶装置104に記憶された対応表(図4(a)参照)に基づいて、対応するΔIpg区分を判定する。ΔIpg区分は、所定の範囲内にあるΔIpgに対応させて設定される。例えば、図4(a)に例示する場合において、ΔIpgがn(nは所定の値)のとき、ΔIpg区分は「1」となる。
つまり、ΔIpg区分を判定することにより、定着器32からの距離に応じた各転写ロール76のおかれた環境の温度勾配に関する情報が取得される。
また、判定部204は、温湿度測定器23から出力された温度・湿度情報を受け付け、この温度・湿度情報と、記憶装置104に記憶された対応表(図4(b)参照)に基づいて、対応する温度・湿度区分を判定する。温度・湿度区分は、所定の温度及び相対湿度により設定される。また、絶対湿度により設定するようにしてもよい。
例えば、図4(b)に例示する場合において、温度22℃、湿度55%RHのとき、温度・湿度区分は「2」となる。
つまり、ここで温度及び湿度を測定することにより、画像形成装置10の周囲の環境が各転写ロール76及び記録媒体に与える影響に関する情報が取得される。
決定部206は、判定部204から出力された区分情報(ΔIpg区分情報及び温度・湿度区分情報)を受け付け、これらの区分情報と、記憶装置104に記憶された対応表(図4(c)参照)に基づいて、オフセット値を決定する。
例えば、図4(c)に例示する場合において、ΔIpg区分が「1」、温度・湿度区分が「2」のとき、オフセット値は「a12」となる。
つまり、オフセット値には、定着器32からの距離に応じた温度勾配及び画像形成装置10の周囲の環境に関する情報が加味されている。
次に、画像形成装置10の動作について説明する。
まず、転写ロール76に印加する適正な転写電圧を決定するためのオフセット値を算出する動作について説明する。図5は、制御部16により実行されるオフセット値の算出動作(S10)のフローチャートを示す。
ステップ102(S102)において、制御部16の印加装置106は、記録媒体間(各転写ロール76に記録媒体が挟まっていない状態)で各転写ロール76に電圧を印加し、電流測定器78Kは、定着器32から最も近い位置に配置された転写ロール76Kに流れる電流値(Ipg−K)を、電流測定器78Yは、定着器32から最も近い位置に配置された転写ロール76Yに流れる電流値(Ipg−Y)を測定する。
ステップ104(S104)において、算出部202は、電流測定器78K、78Yから電流値情報を受け付け、ΔIpgを算出する。
ステップ106(S106)において、判定部204は、算出部202から算出情報(ΔIpg)を受け付け、対応するΔIpg区分を判定する。
一方、ステップ112(S112)において、温湿度測定器23は、画像形成装置10(記録媒体)の周囲の温度及び湿度を測定する。
ステップ114(S114)において、判定部204は、温湿度測定器23から温度・湿度情報を受け付け、対応する温度・湿度区分を判定する。
ステップ120(S120)において、決定部206は、判定部204から区分情報を受け付け、オフセット値を決定する。
次に、各転写ロール76に印加する転写電圧(記録媒体に転写をする際の電圧)の制御動作について説明する。図6は、制御部16により実行される制御動作(S20)のフローチャートを示し、図7は、転写電圧を制御する際のタイミング図を示す。
ステップ202(S202)において、制御部16は、疑似定電流制御を行い、システム抵抗を検知する。
具体的には、制御部16の印加装置106は、定着器32から最も遠い位置に配置された転写ロール76Yに、所定の電圧Vを印加し、その際に流れる電流を電流測定器78Yで測定する。小さな電圧から段階的に電圧を上げていきこれを繰り返し、所定の電流値Ipg−Yに収束するまで処理を行う。これにより、記録媒体間で転写ロール76Yに印加する電圧Vpg−Yが決定される。
そして、制御部16は、転写ロール76Y、76Kに電圧Vpg−Yを印加し、オフセット値を決定する(S10)。
ステップ204(S204)において、制御部16は、決定されたVpg−Y(S202)とオフセット値(S10)に基づいて、記録媒体間で転写ロール76M、76C、76Kそれぞれに印加する電圧Vpg−M、Vpg−C、Vpg−Kを決定する。
電圧Vpg−M、Vpg−C、Vpg−Kは、例えば、Vpg−Y及びオフセット値を予め設定された演算式に代入することによって決定される。
例えば、区分情報(ΔIpg区分及び温度・湿度区分)が大きい条件に該当するオフセット値(例えば図4(c)において「a24」)のときは、区分情報が小さい条件に該当するオフセット値(例えば図4(c)において「a00」)のときと比べて、各転写ロール76に印加する電圧の差が大きくなるように制御する。
ステップ206(S206)において、先端抵抗検知により転写ロール76Yに印加する転写電圧(Vtr−Y)を決定する。
印加装置106は、転写ロール76YにVpg−Yを印加し、電流測定器78Yは、記録媒体が転写ロール76Yに挟まれていないときの電流(I)と、記録媒体先端(例えば2mm)が転写ロール76Yに挟まれているときの電流(I)を測定する。制御部16は、この電流差ΔI(=I−I)と電圧Vpg−Yに基づいて、転写電圧Vtr−Yを仮決定する。例えば、(Vtr−Y)=f(ΔI)×Vpg−Y (f(ΔI)はΔIの関数)として、算出される。
ステップ208(S208)において、印加装置106は、記録媒体の先端が転写ロール76Yに挟まれている状態で、仮決定された転写電圧Vtr−Yを転写ロール76Yに印加し、電流測定器78Yは、この際に転写ロール76Yに流れる電流値を測定する。制御部16は、電流測定器78Yから電流値情報を受け付け、この電流値情報に基づいて、記録媒体が転写ロール78Yに挟まれている状態において所定の電流が流れるように印加する電圧を補正し、電圧Vtr−Yを決定する。
ステップ210(S210)において、制御部16は、決定されたVtr−Y(S206)とオフセット値(S10)に基づいて、転写ロール76M、76C、76Kそれぞれに印加する転写電圧Vtr−M、Vtr−C、Vtr−Kを決定する。
つまり、装置内(各転写ロール76)の温度勾配及び画像形成装置10の周囲の環境に関する情報を加味して、転写ロール76M、76C、76Kそれぞれの転写電圧が決定される。
ステップ212(S212)において、制御部16は、各転写ロール76Y、76M、76C、76Kそれぞれに、転写電圧Vtr−Y、Vtr−M、Vtr−C、Vtr−Kを印加する。これにより、像保持体50Y、50M、50C、50Kに保持されたトナー像が記録媒体に転写される。
ステップ214(S214)において、制御部16は、所定枚数の記録媒体への転写が終了したかを判断する。所定枚数の処理が終了していない場合は、ステップ216(S216)の処理に進む。所定枚数の記録媒体への転写が終了している場合は、動作を終了する。
ステップ216(S216)において、電流測定器78Yは、転写後の記録媒体間の電流を測定し、制御部16は、電流測定器78Yから電流値情報を受け付け、この電流値情報に基づいて、次回の転写に備え、記録媒体間において所定の電流Ipg−Yが流れるように電圧Vpg−Yを補正する。
本実施形態においては、オフセット値に基づいて各転写ロール76Y、76M、76C、76K全てに印加する転写電圧を制御する場合について説明したが、これに限らず、転写ロール76Y、76M、76Cと、転写ロール76Kの2種に分ける等、各転写ロール76のうちいずれかを組み合わせて制御するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、定着器32から最も近い位置及び最も遠い位置に配置された転写ロール76それぞれに流れる電流を、電流測定器78で測定することによりオフセット値を算出する場合について説明したが、これに限らず、定着器32から最も近い位置及び最も遠い位置に配置された転写ロール76それぞれの画像形成に関する値として、例えば、電圧や抵抗値等を測定し、この測定結果に基づいてオフセット値を算出するようにしてもよい。
さらに、本実施形態においては、オフセット値に基づいて各転写ロール76に印加する電圧を制御する場合について説明したが、これに限らず、各転写ロール76に出力する画像形成に関する値として、例えば電流や抵抗値等を制御するようにしてもよい。
[第2実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。
図8は、第2実施形態に用いられる制御部16のハードウエア構成を示し、図9は、第2実施形態において、制御部16により実行される制御動作(S30)のフローチャートを示す。第2実施形態において、制御部16は、算出されたオフセット値(S10)に基づいて、各帯電装置52に印加する電圧を制御する。
各帯電装置52に電圧を印加する際の、制御部16により実行される制御動作(S30)について説明する。
ステップ202(S202)及びS10による処理の後、ステップ304(S304)において、制御部16は、Vpg−Y(S202)に対応させて、帯電装置52Yに印加する電圧Vch−Yを決定する。
ステップ306(S306)において、制御部16は、電圧Vch−Yと、オフセット(S10)に基づいて、帯電装置52M、52C、52Kに印加する電圧Vch−M、Vch−C、Vch−Kを決定する。
ステップ308(S308)において、制御部16は、各帯電装置52Y、52M、52C、52Kそれぞれに、電圧Vch−Y、Vch−M、Vch−C、Vch−Kを印加する。これにより、像保持体50Y、50M、50C、50Kに保持されたトナー像が記録媒体に転写される。
ステップ310(S310)において、制御部16は、所定枚数の記録媒体への転写が終了したかを判断する。所定枚数の処理が終了していない場合は、S10の処理に戻る。所定枚数の記録媒体への転写が終了している場合は、制御動作(S30)を終了する。
[第3実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。
図10は、第2実施形態に用いられる制御部16のハードウエア構成を示し、図9は、第3実施形態において、制御部16により実行される制御動作(S40)のフローチャートを示す。第3実施形態において、制御部16は、算出されたオフセット値(S10)に基づいて、各現像器54に印加する電圧を制御する。
各現像器54に電圧を印加する際の、制御部16により実行される制御動作(S30)について説明する。
ステップ202(S202)及びS10による処理の後、ステップ404(S404)において、制御部16は、Vpg−Y(S202)に対応させて、現像器54Yに印加する電圧Vdev−Yを決定する。
ステップ406(S406)において、制御部16は、電圧Vdev−Yと、オフセット(S10)に基づいて、現像器54M、54C、54Kに印加する電圧Vdev−M、Vdev−C、Vdev−Kを決定する。
ステップ408(S408)において、制御部16は、各現像器54Y、54M、54C、54Kそれぞれに、電圧Vdev−Y、Vdev−M、Vdev−C、Vdev−Kを印加する。これにより、像保持体50Y、50M、50C、50Kに保持されたトナー像が記録媒体に転写される。
ステップ410(S410)において、制御部16は、所定枚数の記録媒体への転写が終了したかを判断する。所定枚数の処理が終了していない場合は、S10の処理に戻る。所定枚数の記録媒体への転写が終了している場合は、制御動作(S40)を終了する。
10 画像形成装置
12 画像形成装置本体
16 制御部
17 メモリ
20 給紙装置
22 給紙カセット
23 温湿度測定器
32 定着器
40 像形成ユニット
42 転写ユニット
50 像保持体
52 帯電装置
54 現像器
60 トナーカートリッジ
76 転写ロール
78 電流測定器
Vtr 転写電圧

Claims (5)

  1. 記録媒体に画像を形成する少なくとも3以上の画像形成部と、
    前記3以上の画像形成部により形成された画像を記録媒体に定着する定着装置と、
    前記3以上の画像形成部のうち、前記定着装置から最も近い位置に配置された画像形成部の画像形成に関する値を測定する第1の測定手段と、
    前記3以上の画像形成部のうち、前記定着装置から最も遠い位置に配置された画像形成部の画像形成に関する値を測定する第2の測定手段と、
    前記第1の測定手段と前記第2の測定手段との測定結果に基づいて、前記3以上の画像形成部それぞれに出力する画像形成に関する値を制御する制御手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記画像形成部は、記録媒体に画像を転写する転写装置を有し、
    前記第1の測定手段は、前記定着装置から最も近い位置に配置された転写装置の画像形成に関する値を測定し、
    前記第2の測定手段は、前記定着装置から最も遠い位置に配置された転写装置の画像形成に関する値を測定し、
    前記制御部は、前記第1の測定手段と前記第2の測定手段との測定結果に基づいて、前記3以上の転写装置それぞれに印加する電圧を制御する
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成部は、像保持体と、前記像保持体を帯電する帯電装置を有し、
    前記第1の測定手段は、前記定着装置から最も近い位置に配置された帯電装置の画像形成に関する値を測定し、
    前記第2の測定手段は、前記定着装置から最も遠い位置に配置された帯電装置の画像形成に関する値を測定し、
    前記制御部は、前記第1の測定手段と前記第2の測定手段との測定結果に基づいて、前記3以上の帯電装置それぞれに印加する電圧を制御する
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成部は、像保持体と、前記像保持体に保持された潜像を現像剤によって可視化する現像装置を有し、
    前記第1の測定手段は、前記定着装置から最も近い位置に配置された現像装置の画像形成に関する値を測定し、
    前記第2の測定手段は、前記定着装置から最も遠い位置に配置された現像装置の画像形成に関する値を測定し、
    前記制御部は、前記第1の測定手段と前記第2の測定手段との測定結果に基づいて、前記3以上の現像装置それぞれに印加する電圧を制御する
    請求項1記載の画像形成装置。
  5. 温度及び湿度の少なくともいずれか一方に関する値を測定する第3の測定手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第1の制御手段、前記第2の制御手段、及び、前記第3の測定手段の測定結果に基づいて制御する
    請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置。
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