JP2008058808A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数ある像保持体各々の抵抗を測定することができる。
【解決手段】共通電源である帯電用高圧電源部70に電圧E1の印加を指示し(ステップ100)、このときの電流値I1を読取り(ステップ102)、像保持体16n(n=K、C、M、Y)に対する転写ローラ52nの転写用高圧電源部72nに電圧E2の印加を指示し(ステップ106)、このときの電流値I2nを読取り(ステップ112)、像保持体16nの抵抗RnをRn=E2/(I2n−I1)により算出する(ステップ116)。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
一般に、高画質なカラー画像を高速で得ることができる画像形成装置として、安価かつ、複雑な制御を必要としないタンデム型フルカラープリンタが知られている。タンデム型フルカラープリンタでは、複数の像保持体を帯電させるために像保持体の各々に設けられた複数の帯電装置に共通電源から共通に電圧を印加している(例えば、特許文献1参照)。
また、電流検出手段を設け、帯電装置に流れる電流を電流検出手段により検出し、検出された電流値に基づいて帯電装置の抵抗を測定する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−62016号公報 特開2002−108068号公報
しかしながら、電流検出手段により検出された電流値に基づいて、複数ある像保持体の抵抗を測定しようとすると、像保持体の各々に設けられた複数の帯電装置の電源が共通電源である場合には、像保持体各々の抵抗を測定することが困難である。
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、共通電源を用いた場合でも複数ある像保持体各々の抵抗を測定することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、表面に静電潜像が形成される複数の像保持体各々の表面を帯電させる複数の帯電手段と、前記帯電手段の各々に共通に電圧を印加するための共通電源と、前記複数の像保持体の各々に設けられると共に、前記像保持体各々の表面に形成された静電潜像を現像することによって形成されたトナー像を記録媒体に転写する複数の転写手段と、前記転写手段の各々に転写用の電圧を印加するための転写用電源と、前記共通電源から負荷としての帯電手段に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記転写用の電圧の印加を停止して前記共通電源から前記帯電手段の各々に第1の電圧を印加した状態で前記電流検出手段により検出された第1の電流値と、前記共通電源からの前記第1の電圧の印加を停止し、かつ目的とする像保持体に設けられた転写手段に前記転写用電源から第2の電圧を印加した状態で前記電流検出手段により検出された第2の電流値との差、及び前記第2の電圧の電圧値を用いて前記目的とする像保持体の抵抗を算出する像保持体抵抗算出手段と、を含むことを特徴とする。
本発明の画像形成装置では、表面に静電潜像が形成される複数の像保持体各々の表面を帯電させる複数の帯電手段の各々に共通に共通電源から電圧が印加される。複数の転写手段は、複数の像保持体の各々に設けられると共に、像保持体各々の表面に形成された静電潜像を現像することによって形成されたトナー像を記録媒体に転写する。転写用電源は、転写手段の各々に転写用の電圧を印加する。電流検出手段は、共通電源から負荷としての帯電手段に流れる電流を検出する。像保持体抵抗算出手段は、転写用の電圧の印加を停止して共通電源から帯電手段の各々に第1の電圧を印加した状態で電流検出手段により検出された第1の電流値と、共通電源からの第1の電圧の印加を停止し、かつ目的とする像保持体に設けられた転写手段に転写用電源から第2の電圧を印加した状態で電流検出手段により検出された第2の電流値との差、及び第2の電圧の電圧値を用いて目的とする像保持体の抵抗を算出する。このように本発明の画像形成装置では、転写用の電圧の印加を停止して共通電源から帯電手段の各々に第1の電圧が印加されるので、複数の像保持体の表面は第1の電圧により帯電される。また、共通電源からの第1の電圧の印加を停止し、かつ目的とする像保持体に設けられた転写手段に転写用電源から第2の電圧が印加されるので、複数の像保持体のうち、目的とする像保持体のみが第1の電圧及び第2の電圧によって帯電された状態になる。従って、電流検出手段により検出された第1の電流値と第2の電流値との差、及び第2の電圧の電圧値を用いて目的とする像保持体の抵抗を算出することができる。
本発明では、前記像保持体抵抗算出手段により算出した像保持体の抵抗が予め定められた値未満の場合に、前記像保持体を異常と判断する判断手段を更に備えることができる。
前記像保持体各々の表面に形成された静電潜像を現像する現像手段と、前記現像手段の各々に現像用の電圧を印加するための現像用電源と、前記像保持体の抵抗と前記現像手段に前記現像用電源から印加される電圧との所定の関係を予め記憶した記憶手段と、前記像保持体抵抗算出手段により算出した像保持体の抵抗が予め定められた値以上の場合に、前記記憶手段に記憶された前記所定の関係に基づいて、前記現像用電源から前記現像手段に印加する電圧を制御する現像用電源制御手段とを更に備えることができる。
前記電流検出手段を、前記帯電手段に流れる電流を電圧に変換して出力するオペアンプと、オペアンプ出力と電流値との関係を記憶したメモリと、を含んで構成することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明によれば、複数の像保持体各々の表面を帯電させる複数の帯電手段の各々に共通に電圧を印加するための共通電源に第1の電圧を印加したときの第1の電流値と目的とする像保持体に設けられた転写手段の転写用電源に第2の電圧を印加したときの第2の電流値との差、及び第2の電圧の電圧値とを用いて目的とする像保持体の抵抗を算出したので、共通電源を用いた場合でも複数ある像保持体各々の抵抗を測定することができる、という効果が得られる。
請求項2に記載の本発明によれば、複数ある像保持体各々の抵抗を測定することができるため、像保持体の異常を判断することができる、という効果が得られる。
請求項3に記載の本発明によれば、複数ある像保持体各々の抵抗を測定することができるため、像保持体の表面に形成された静電潜像を現像する電圧を制御することができる、という効果が得られる。
請求項4に記載の本発明によれば、電流検出手段をオペアンプ及びオペアンプ出力と電流値との関係を記憶したメモリとを含んで構成することができるため、帯電手段に流れる電流をオペアンプで検出することができる、という効果が得られる。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置10の概略構成を示す図である。画像形成装置10は、用紙Pに直接、画像を形成するタンデム型フルカラープリンタである。
画像形成装置10では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のトナー画像をそれぞれ用紙Pに順次転写し、フルカラー画像形成を行うためのプロセスカートリッジ14K、14C、14M、14Yが上下方向に配置されている。
画像形成装置10の下部には、用紙Pが収納された給紙カセット24が設けられている。給紙カセット24の近傍には、用紙Pを所定のタイミングで送り出すピックアップロール26が設けられている。ピックアップロール26によって給紙カセット24から送り出された用紙Pは、搬送ロール28及びレジストレーションロール30を介して、用紙搬送路32へ送り込まれ、プロセスカートリッジ14に用紙Pを搬送する搬送装置44へ搬送される。
なお、KCMYを区別する必要がある場合は、符号の後にK、C、M、Yの何れかを付して説明し、KCMYを区別する必要が無い場合は、K、C、M、Yを省略する。
各色のプロセスカートリッジ14は、用紙搬送路32の下流側から上流側に向って前述のK、C、M、Yの色の順に配設されており、像保持体16と、像保持体16の周囲に配設された帯電ローラ18と、クリーニング装置20と、各色のトナーが収容されるとともに、像保持体16の表面に形成された静電潜像を、各色のトナーを用いて現像する現像装置64とで構成されている。
図2は、本実施の形態の画像形成装置10の主要構成を示す図である。像保持体16K、16C、16M、16Yの周囲には各々の表面を帯電させるための帯電ローラ18K、18C、18M、18Y、現像装置64K、64C、64M、64Y及び、転写ローラ52K、52C、52M、52Yが配設されている。帯電ローラ18K、18C、18M、18Yには、共通の帯電用高圧電源部70から同一の電圧が印加され、電流検出部86は、帯電用高圧電源部70から帯電ローラ18K、18C、18M、18Yを含む負荷に流れる電流の電流値を検出する。
本実施の形態における電流検出部86は、図3に示すようにオペアンプ88を用いて構成されている。オペアンプ88の非反転端子には基準電圧源が接続されており、反転端子は帯電用高圧電源部70に接続され、出力端子は制御部80に接続されている。また、反転端子と出力端子との間にはフィードバック抵抗が接続されている。電流検出部86は負荷に流れる電流を電圧に変換して出力端子から出力するので、出力される電圧値と対応する電流値との関係を予め、メモリ84(図4)に記憶しておくことにより、電流検出部86から出力される電圧から負荷に流れる電流値を検出することができる。なお、電流検出部86はこれに限らず、他の電流計を用いても良い。また、現像装置64K、64C、64M、64Yには、各々現像用高圧電源部66K、66C、66M、66Yから制御部80(図4)の指示により現像用電圧が印加される。転写ローラ52K、52C、52M、52Yは、用紙Pを介して各々像保持体16K、16C、16M、16Yに接している。転写用高圧電源部72K、72C、72M、72Yは、転写用電圧、及び像保持体16K、16C、16M、16Yの表面に残留するトナーを回収するクリーニングのために印加される転写用電圧とは逆極の電圧の二種類の電圧を印加する電源で構成され、制御部80(図4)の指示でスイッチ73K、73C、73M、73Yを切換えることにより転写装置52K、52C、52M、52Yの各々にいずれか一方の電圧を印加する。
プロセスカートリッジ14の図中左側には、プロセスカートリッジ14に走査光を照射する露光装置34が配設されている。
露光装置34は、筐体36内に配設された図示しない半導体レーザ、ポリゴンミラー38、結像レンズ40及びミラー42により構成されており、半導体レーザからの光は、ポリゴンミラー38で偏向走査され、結像レンズ40とミラー42を介して像保持体16に照射される。これにより、像保持体16に、画像情報に応じた静電潜像が形成される。
また、画像形成装置10の図中右側(像保持体16と対向する位置)には、前述の搬送装置44が配設されている。搬送装置44は、画像形成装置10の側壁10Aに沿って設けられた一対の張架ロール46、48と、この張架ロール46、48に巻き掛けられた搬送ベルト50とで構成されている。張架ロール48は、図示しないモータによって回転され、搬送ベルト50が移動する。
張架ロール46の近傍には、吸着ロール54が配設されており、この吸着ロール54に電圧が印加されることによって、搬送ベルト50に用紙Pが静電的に吸着される。
また、搬送ベルト50の裏面の、各色の像保持体16に対向する位置には、それぞれ転写ローラ52が配設されている。この転写ローラ52によって、像保持体16上のトナー像が、搬送ベルト50によって搬送される用紙Pに転写され、定着装置56で定着される。そして、トナー像が定着された用紙Pは、排出ロール58によって排出トレイ60へ排出される。
図4は、本実施の形態に係る画像形成装置10の制御系のブロック図である。なお、ここではプロセスカートリッジ14はKCMY4色のうちK色のみを代表させて図示した。
制御部80には、IOTコントローラ90が接続されており、IOTコントローラ90には、ユーザインターフェイス92が接続され、ユーザの操作によって画像形成等に関する指示がなされると共に、画像形成時の情報をユーザへ報知するようになっている。更に、IOTコントローラ90には、図示しない外部ホストコンピュータとのネットワークラインが接続されており、画像データが入力される。
制御部80は、CPU82、ROM、RAM、及びHDDを含むメモリ84を備えており、電流検出部86が接続されている。CPU82では、像保持体16K、16C、16M、16Y各々の抵抗を測定するために、詳細を後述する制御ルーチンが実行される。制御ルーチンのプログラムは記憶媒体としてのROMに記憶されている。メモリ84のHDDには、詳細を後述するオペアンプ88の出力電圧値Vと電流値Iとの関係、像保持体16の異常を判断するための閾値X、及び像保持体16の抵抗Rと現像用印加電圧Yとの関係が予め記憶されている。
また、制御部80には、帯電用高圧電源部70が接続されており、帯電用高圧電源部70には、帯電ローラ18K、18C、18M、18Yが接続されている。さらに、制御部80には、転写用高圧電源部72K、72C、72M、72Yが接続されており、転写用高圧電源部72K、72C、72M、72Yには、各々、転写ローラ52K、52C、52M、52Yが接続されている。さらにまた、制御部80には、現像用高圧電源部66K、66C、66M、66Yが接続されており、現像用高圧電源部66K、66C、66M、66Yには、各々、現像装置64K、64C、64M、64Yが接続されている。
次に、本実施の形態の画像形成装置10において実行される制御ルーチンを図5を参照して説明する。図5に示す処理は、例えば、画像形成装置10の電源投入時やIOTコントローラ90から印刷を実行する指示が制御部80に入力されたときに実行される。
まず、制御部80にIOTコントローラ90から指示が入力されると、ステップ100では、帯電用高圧電源部70に帯電ローラ18K、18C、18M、18Yに電圧E1が印加されるようにスイッチ71をオンする。これにより、帯電ローラ18K、18C、18M、18Yにはそれぞれ帯電用高圧電源部70からスイッチ71を介して電圧E1が印加され、各々の像保持体16K、16C、16M、16Yの表面は、電圧E1に帯電される(図6(A))。なお、このとき、転写装置用高圧電源部72K、72C、72M、72Y各々のスイッチ73K、73C、73M、73Yはオフになっており、転写ローラ52K、52C、52M、52Yは接地され、電圧が印加されていない状態となっている。
次のステップ102では、オペアンプ88の出力電圧値V1を取り込み、メモリ84に記憶されているオペアンプ88の出力電圧値Vと電流値Iとの関係に基づいて電圧値V1に対応する電流値I1を読取って、メモリ84、すなわちメモリ84のRAMに記憶する。本実施の形態におけるオペアンプ88の出力電圧値Vと電流値Iとの関係の一例を図7に示す。
次のステップ104では、スイッチ71をオフして、帯電ローラ18を接地し、帯電用高圧電源部70から電圧E1の印加を停止し、次のステップ106では、像保持体16n(n=K、C、M、Y)に対する転写ローラ52nの転写用高圧電源部72nに転写ローラ52nに電圧E2が印加されるようにスイッチ73nをオンする。これにより、転写ローラ52nには、転写用高圧電源部72nからスイッチ73nを介して転写電圧E2が印加される。像保持体16nは、表面が一様に帯電すると、自己放電するために時間を必要とするため、ステップ104でスイッチ71をオフして帯電ローラに印加される電圧を停止しても、一時的に帯電電圧を維持している。像保持体16nが電圧E1に帯電した状態で、転写ローラ52nに電圧E2が印加されるので、像保持体16nの表面は電圧(E1+E2)に帯電された状態になる(図6(B))。
次のステップ108では、スイッチ73nをオフして転写用高圧電源部72nに電圧E2の印加停止を指示し、次のステップ110では、スイッチ71をオンし帯電用高圧電源部70から帯電ローラ18K、18C、18M、18Yに電圧E1を印加するように制御し、ステップ112へ進む。ステップ112では、オペアンプ88の出力電圧値V2nを取り込み、メモリ84に記憶されているオペアンプ88の出力電圧値Vと電流値Iとの関係に基づいて電圧値V2nに対応する電流値I2nを読取って、メモリ84に記憶する(図6(C))。
次のステップ114では、メモリ84に記憶した電流値I2nと電流値I1との差(I2n−I1)を算出し、次のステップ116では、負荷の抵抗、すなわち像保持体16nの抵抗Rnを式(1)により算出し、メモリ84に記憶する。
Rn=E2/(I2n−I1) ・・・・・・(1)
これにより、像保持体16nの抵抗Rnを算出することができる。
次のステップ118では、メモリ84から像保持体16nの異常を判断するための基準となる閾値Xを読込み、次のステップ120では像保持体16nの抵抗Rnが閾値X未満であるか否かを判断する。肯定されると、ステップ122に進み、例えば、IOTコントローラ90を介してユーザインターフェイス92に異常を示す出力を指示する等、像保持体16nの異常を表す所定の処理を行った後、ステップ130に進む。像保持体16nは経時劣化等によって抵抗Rnが下がると該像保持体16nにより形成された画像に、欠陥であるディフェクト等が生じるようになる。本実施の形態では、このような形成された画像にディフェクト等が生じる状態の像保持体16nを異常としている。そのため、例えば良好な画像が得れるように、像保持体16nの抵抗Rnの閾値Xを予め実験等により得ておき、抵抗Rnが閾値X未満の場合を異常と判断する。これにより、像保持体16nの経時劣化等の状態がわかるので、例えば、像保持体16nの寿命を把握することができ、像保持体16nの交換をユーザに促すことができる。従って、良好な画像が得られるようになる。
一方、ステップ120で否定判断の場合は、ステップ124に進み、メモリ84から像保持体16nの抵抗Rnと現像用印加電圧Ynとの関係を読取る。本実施の形態における、像保持体16nの抵抗Rnと現像用印加電圧Ynとの関係の一例を表1に示す。
Figure 2008058808
なお、表1は、閾値Xが30M(Ω)の場合である。
なお、像保持体16nの抵抗Rnと現像用印加電圧Ynとの関係はこれに限らず、予め、像保持体16nの表面に形成された静電潜像を現像し、トナー像を形成するために最適となる現像用印加電圧Ynを実験等により得ておき、メモリ84に記憶させておいてもよい。
次のステップ126では、像保持体16nの抵抗Rnに対応する現像装置64nの印加電圧Ynを決定し、次のステップ128では、現像用高圧電源部66nに印加電圧Ynを指示する。これにより、現像装置64nは像保持体16nの表面に形成された静電潜像を現像用高圧電源部66nからスイッチ67nを介して印加された印加電圧Ynで現像し、トナー像を形成することができる。
次のステップ130では、像保持体16nの全てについて処理を終了したか否かを判断する。否定されると未処理の像保持体16Mについて処理を実行するために、ステップ132に進み、所定時間が経過したか否かを例えば、制御部80の図示しないタイマー等により判断し、否定されると待機状態になり、肯定されると他の像保持体16を選択(他のnを選択)し、ステップ100へ戻り本処理を繰返す。上記ステップ102の処理を実施するときには、全ての像保持体16は同じ電圧に帯電されていなくてはならないが、上記ステップ106の処理により、像保持体16nのみ他の像保持体16と異なり、表面が電圧(E1+E2)に帯電された状態(他の像保持体16は電圧E1に帯電された状態)になっている。そこで、ステップ132では、全ての像保持体16が例えば、自己放電等により帯電電圧が0になるまでの所定時間が経過したか否かを判断する。帯電電圧が0になるまでの時間は、予め実験等により得ておけばよい。なお、これに限らず、例えば、像保持体16の表面に、帯電電圧と同じ、且つ逆極性の電圧を印加する等の処理を行うようにしても良い。一方、ステップ130で肯定判断された場合は、本処理を終了する。
なお、上記ステップ104では帯電用高圧電源部に対して、またステップ108では転写用高圧電源部に対して電圧印加オフを指示しているが、電圧を印加したまま次のステップに進んでも良い。なお、電流検出部により正確に電流を検出するためには、画像形成装置10に流れる電流の経路を一方向とすることが好ましいため、電圧の印加を停止することが好ましい。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置では、複数の像保持体各々の表面を帯電させる複数の帯電ローラの各々に共通に電圧を印加するための帯電用高圧電源部に電圧E1を印加したときに電流検出部から読取った電流値I1と、さらに目的とする像保持体に対応する転写ローラの転写用高圧電源部に電圧E2を印加したときに電流検出部から読取った電流値I2との差、及び電圧E2とを用いて該目的とする像保持体の抵抗を算出するため、共通電源を用いた場合でも複数ある像保持体各々の抵抗を測定することができる。また、複数ある像保持体各々の抵抗を測定することができるため、予め定めた閾値と比較することにより、像保持体の異常を判断することができ、像保持体の経時劣化や寿命等を判断することができる。さらにまた、像保持体の表面に形成された静電潜像を現像するために現像用高圧電源部から現像装置に印加する電圧を制御することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の主要構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電流検出部の一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御系のブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置で実行される制御処理のフローである。 帯電ロールと転写ローラの印加電圧、及び像保持体の帯電電圧を説明するための説明図である。 オペアンプの出力電圧値と電流値との関係の一例を説明するための説明図である。
符号の説明
10 画像形成装置
16 像保持体
18 帯電ローラ
52 転送ローラ
64 現像装置
66 現像用高圧電源部
70 帯電用高圧電源部
72 転写用高圧電源部
80 制御部
86 電流検出部
88 オペアンプ

Claims (4)

  1. 表面に静電潜像が形成される複数の像保持体各々の表面を帯電させる複数の帯電手段と、
    前記帯電手段の各々に共通に電圧を印加するための共通電源と、
    前記複数の像保持体の各々に設けられると共に、前記像保持体各々の表面に形成された静電潜像を現像することによって形成されたトナー像を記録媒体に転写する複数の転写手段と、
    前記転写手段の各々に転写用の電圧を印加するための転写用電源と、
    前記共通電源から負荷としての帯電手段に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記転写用の電圧の印加を停止して前記共通電源から前記帯電手段の各々に第1の電圧を印加した状態で前記電流検出手段により検出された第1の電流値と、前記共通電源からの前記第1の電圧の印加を停止し、かつ目的とする像保持体に設けられた転写手段に前記転写用電源から第2の電圧を印加した状態で前記電流検出手段により検出された第2の電流値との差、及び前記第2の電圧の電圧値を用いて前記目的とする像保持体の抵抗を算出する像保持体抵抗算出手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記像保持体抵抗算出手段により算出した像保持体の抵抗が予め定められた値未満の場合に、前記像保持体を異常と判断する判断手段を更に備えた請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記像保持体各々の表面に形成された静電潜像を現像する現像手段と、前記現像手段の各々に現像用の電圧を印加するための現像用電源と、前記像保持体の抵抗と前記現像手段に前記現像用電源から印加される電圧との所定の関係を予め記憶した記憶手段と、前記像保持体抵抗算出手段により算出した像保持体の抵抗が予め定められた値以上の場合に、前記記憶手段に記憶された前記所定の関係に基づいて、前記現像用電源から前記現像手段に印加する電圧を制御する現像用電源制御手段とを更に備えた請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記電流検出手段を、前記帯電手段に流れる電流を電圧に変換して出力するオペアンプと、オペアンプ出力と電流値との関係を記憶したメモリと、を含んで構成した請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012032532A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2012053350A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Brother Ind Ltd 画像形成装置

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