JP2011061456A - 通信システム、移動局装置および基地局装置 - Google Patents

通信システム、移動局装置および基地局装置 Download PDF

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Abstract

【課題】周波数帯域間の負荷のバランスを是正して周波数帯域間の負荷の平衡化を効率的に行なう。
【解決手段】移動局装置1と基地局装置3Aとを備え、移動局装置1に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう通信システムであって、基地局装置3Aは、特定の周波数帯域において前記負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置1に対して、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標を設定したページングを送信し(S404)、待ち受け状態の移動局装置1は、前記受信したページングに前記負荷平衡指標が設定されている場合、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、前記再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行する(S405)。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の周波数帯域の負荷を効率的に平衡化することが可能な通信システム、移動局装置および基地局装置に関する。
標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)において第3世代の移動通信方式を進化させたEvolved Universal Terrestrial Radio Access(以降EUTRAと称する)、更にその発展形であるAdvanced EUTRA(LTE-Advancedとも呼ばれる)の検討が進められている。
Advanced EUTRAでは、EUTRAとの互換性を維持しつつ、より高速なデータ伝送およびスループット改善のために、キャリア・アグリゲーション(Carrier Aggregation)、リレー伝送(Relay)などの技術の導入が提案されている(非特許文献1)。
Advanced EUTRAでは、基地局装置と移動局装置がキャリア・アグリゲーションによって複数の周波数帯域(マルチキャリア)を使用して接続される場合と、EUTRAのように基地局装置と移動局装置が一つの周波数帯域(シングルキャリア)を使用して接続される場合がある。キャリア・アグリゲーションに対応しない移動局装置(EUTRAの移動局装置も含まれる)は、一つの周波数帯域を使用して接続される。このとき、一つの周波数帯域を使用して接続される移動局装置が、ある周波数帯域に集中して配置されると、その周波数帯域では無線リソースにおける制御信号の占有率が上昇し、逆にデータ伝送に割り当て可能な無線リソースの量が減少することで満足なスループットを得られないという問題が発生する。そのため、複数の周波数帯域を持つ基地局装置では、移動局装置がある周波数帯域に集中して配置されないように周波数帯域毎の負荷のバランスを是正する負荷平衡(Load balancing)を行なう必要がある。
しかしながら、EUTRAにおけるセル選択方法およびセル再選択方法は移動局装置主導で行なわれるが、その際にLoad balancingを考慮してセル選択・セル再選択は行なわれていない(非特許文献2)。すなわち、EUTRAにおけるLoad balancingは移動局装置が接続中の状態(無線リソース制御接続状態;RRC_Connected)の場合に基地局装置が主導で行なう。例えば、非特許文献3には、基地局装置が移動局装置の無線リソース制御接続(RRC Connection)を一旦解放(Release)し、解放を指示するレイヤ3メッセージに、セル再選択によって移動させたい周波数帯域の優先度を個別に設定して送信する方法が提案されている。
3GPP TR36.814,Further Advancements for E-UTRA、Physical Layer Aspects.V1.0.0;http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/36814.htm 3GPP TS36.304,User Equipment (UE) procedures in idle mode.V8.6.0;http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/36304.htm 3GPP TSG-RAN WG2 LTE RRC ad-hoc,R2-075561、Vienna、Austria 13-14th December 2007
上述したように、EUTRAでは移動局装置が主導となった負荷平衡の制御方法が導入されていない。そのため、実際の負荷状況に応じて負荷を分散(平衡化)させるための制御は、移動局装置が基地局装置と接続中に行なう必要があった。そのため、周波数帯域間の平衡化が必要な場合であっても、基地局装置は、基地局装置と接続していない移動局装置を異周波数へ移動させることが出来ないという問題があった。
また、従来の負荷平衡の方法は基地局装置が接続された移動局装置の無線リソース制御接続を一旦解放することで行なわれるため、移動局装置の消費電力が増大し、かつ、無線リソース制御接続の解放に伴い処理遅延が発生するという問題があった。
上記の課題を鑑みて、本発明は、周波数帯域間の負荷のバランスを是正して周波数帯域間の負荷の平衡化を効率的に行なうことが可能な通信システム、移動局装置および基地局装置を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の通信システムは、移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう通信システムであって、前記基地局装置は、特定の周波数帯域において前記負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標を設定したページングを送信し、前記待ち受け状態の移動局装置は、前記受信したページングに前記負荷平衡指標が設定されている場合、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、前記再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行することを特徴とする。
このように、待ち受け状態の移動局装置は、受信したページングに負荷平衡指標が設定されている場合、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行するので、基地局装置は、ページングを用いて負荷平衡制御の実施を移動局装置に通知することができ、これにより、負荷平衡制御のための専用のメッセージを追加する必要がなくなり、無線リソースの消費を抑えることができる。また、基地局装置は、待ち受け中の複数の移動局装置に対して一つのページングで制御の実施を通知できるため、接続中の移動局装置毎に個別に制御を通知していた従来の方式よりも効率的に負荷平衡を実施することが可能となる。また、移動局装置は、ページング受信の手順を流用することができるため、不要な受信制御に伴う電力消費を抑えることができる。
また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによって負荷のバランスが是正されるため、無線リソースの有効利用が可能となり、スループットが向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによってセル間の干渉量も平衡化されるため通信品質が向上する。
(2)また、本発明の通信システムにおいて、移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう通信システムであって、前記基地局装置は、特定の周波数帯域において前記負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標および前記負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数を設定したページングを送信し、前記待ち受け状態の移動局装置は、前記受信したページングに前記負荷平衡指標および前記負荷平衡係数が設定されている場合、ランダムに選択した値と前記負荷平衡係数とを比較し、前記比較結果に基づいて、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、前記再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行することを特徴とする。
このように、待ち受け状態の移動局装置は、受信したページングに負荷平衡指標および負荷平衡係数が設定されている場合、ランダムに選択した値と負荷平衡係数とを比較し、比較結果に基づいて、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行するので、基地局装置は、ページングを用いて負荷平衡制御の実施を移動局装置に通知することができ、負荷平衡制御のための専用のメッセージを追加する必要がなくなり、無線リソースの消費を抑えることができる。また、基地局装置は、待ち受け中の複数の移動局装置に対して一つのページングで制御の実施を通知できるため、接続中の移動局装置毎に個別に制御を通知していた従来の方法よりも効率的に負荷平衡を実施することが可能となる。
また、移動局装置は、ページング受信の手順を流用することができるため、不要な受信制御に伴う電力消費を抑えることができる。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによって負荷のバランスが是正されるため、無線リソースの有効利用が可能となり、スループットが向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによってセル間の干渉量も平衡化されるため通信品質が向上する。
また、基地局装置は、待ち受け中の移動局装置に対して、負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数を設定したページングを送信するので、待ち受け中の所定の割合の複数の移動局装置に対して一つのページングで制御の実施を一斉に通知でき、負荷平衡に必要なページングの送信回数を抑制することができるため、無線リソースの利用効率が向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化の完了までに必要な時間を短縮することが可能となる。
(3)また、本発明の通信システムにおいて、前記パラメータは、前記移動局装置が在圏する在圏周波数の優先度を示す周波数優先度を含み、前記移動局装置は、前記基地局装置から報知情報で通知された在圏周波数の周波数優先度を最低の値に再設定してセル再選択を実行することを特徴とする。
このように、移動局装置は、基地局装置から報知情報で通知された在圏周波数の周波数優先度を最低の値に再設定してセル再選択を実行するので、従来のセル再選択方法を流用することができ、実現のために機能の追加が不要であり、制御が簡単になる。
(4)また、本発明の通信システムにおいて、前記パラメータは、周波数帯域毎の優先度の順序を示す周波数優先度を含み、前記移動局装置は、前記基地局装置から報知情報で通知された在圏周波数および在圏周波数とは異なる異周波数の周波数優先度に替えて、前記ページングで示された周波数優先度を再設定してセル再選択を実行することを特徴とする。
このように、移動局装置は、基地局装置から報知情報で通知された在圏周波数および在圏周波数とは異なる異周波数の周波数優先度に替えて、ページングで示された周波数優先度を再設定してセル再選択を実行するので、セル再選択によって移動する異周波数を、周波数帯域毎の負荷状況に応じた周波数優先度に基づいて選択することができ、効率的な負荷平衡を実現することができる。
(5)また、本発明の移動局装置は、移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう通信システムに適用される移動局装置であって、待ち受け状態で受信したページングに、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標が設定されている場合、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、前記再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行することを特徴とする。
このように、移動局装置は、待ち受け状態で受信したページングに、負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標が設定されている場合、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行するので、基地局装置は、ページングを用いて負荷平衡制御の実施を移動局装置に通知することができ、負荷平衡制御のための専用のメッセージを追加する必要がなくなり、無線リソースの消費を抑えることができる。また、基地局装置は、待ち受け中の複数の移動局装置に対して一つのページングで制御の実施を通知できるため、接続中の移動局装置毎に個別に制御を通知していた従来の方法よりも効率的に負荷平衡を実施することが可能となる。また、移動局装置は、ページング受信の手順を流用することができるため、不要な受信制御に伴う電力消費を抑えることができる。
また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによって負荷のバランスが是正されるため、無線リソースの有効活用が可能となり、スループットが向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによってセル間の干渉量も平衡化されるため通信品質が向上する。
(6)また、本発明の移動局装置は、移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう通信システムに適用される移動局装置であって、待ち受け状態で受信したページングに、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標および前記負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数が設定されている場合、ランダムに選択した値と前記負荷平衡係数とを比較し、前記比較結果に基づいて、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、前記再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行することを特徴とする。
このように、移動局装置は、待ち受け状態で受信したページングに、負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標および負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数が設定されている場合、ランダムに選択した値と負荷平衡係数とを比較し、比較結果に基づいて、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行するので、基地局装置は、ページングを用いて負荷平衡制御の実施を移動局装置に通知することができ、負荷平衡制御のための専用のメッセージを追加する必要がなくなり、無線リソースの消費を抑えることができる。また、基地局装置は、待ち受け中の複数の移動局装置に対して一つのページングで制御の実施を通知できるため、接続中の移動局装置毎に個別に制御を通知していた従来の方法よりも効率的に負荷平衡を実施することが可能となる。
また、移動局装置は、ページング受信の手順を流用することができるため、不要な受信制御に伴う電力消費を抑えることができる。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによって負荷のバランスが是正されるため、無線リソースの有効活用が可能となり、スループットが向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによってセル間の干渉量も平衡化されるため通信品質が向上する。
また、移動局装置には、負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数が設定されるので、基地局装置は、待ち受け中の所定の割合の複数の移動局装置に対して一つのページングで制御の実施を一斉に通知することができ、負荷平衡に必要なページングの送信回数を抑制することができるため無線リソースの利用効率が向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化の完了までに必要な時間を短縮することが可能となる。
(7)また、本発明の移動局装置において、前記パラメータは、自局が在圏する在圏周波数の優先度を示す周波数優先度を含み、前記基地局装置から報知情報で通知された在圏周波数の周波数優先度を最低の値に再設定してセル再選択を実行することを特徴とする。
このように、移動局装置は、基地局装置から報知情報で通知された在圏周波数の周波数優先度を最低の値に再設定してセル再選択を実行するので、従来のセル再選択方法を流用することができ、実現のために機能の追加が不要であり、制御が簡単になる。
(8)また、本発明の移動局装置において、前記パラメータは、周波数帯域毎の優先度の順序を示す周波数優先度を含み、前記基地局装置から報知情報で通知された在圏周波数および在圏周波数とは異なる異周波数の周波数優先度に替えて、前記ページングで示された周波数優先度を再設定してセル再選択を実行することを特徴とする。
このように、移動局装置は、基地局装置から報知情報で通知された在圏周波数および在圏周波数とは異なる異周波数の周波数優先度に替えて、ページングで示された周波数優先度を再設定してセル再選択を実行するので、セル再選択によって移動する異周波数を、周波数帯域毎の負荷状況に応じた周波数優先度に基づいて選択することができ、効率的な負荷平衡を実現することができる。
(9)また、本発明の移動局装置は、移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう通信システムに適用される移動局装置であって、待ち受け状態で前記基地局装置からページングを受信する受信部と、前記受信したページングに前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標が設定されている場合、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、前記再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行するセル選択部と、を備えることを特徴とする。
このように、移動局装置は、待ち受け状態で基地局装置からページングを受信し、受信したページングに負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標が設定されている場合、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行するので、基地局装置は、ページングを用いて負荷平衡制御の実施を移動局装置に通知することができ、負荷平衡制御のための専用のメッセージを追加する必要がなくなり、無線リソースの消費を抑えることができる。また、基地局装置は、待ち受け中の複数の移動局装置に対して一つのページングで制御の実施を通知できるため、接続中の移動局装置毎に個別に制御を通知していた従来の方法よりも効率的に負荷平衡を実施することが可能となる。
また、移動局装置は、ページング受信の手順を流用することができるため、不要な受信制御に伴う電力消費を抑えることができる。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによって負荷のバランスが是正されるため、無線リソースの有効活用が可能となり、スループットが向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによってセル間の干渉量も平衡化されるため通信品質が向上する。
(10)また、本発明の移動局装置は、移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう通信システムに適用される移動局装置であって、待ち受け状態で前記基地局装置からページングを受信する受信部と、前記受信したページングに、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標および前記負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数が設定されている場合、ランダムに選択した値と前記負荷平衡係数とを比較し、前記比較結果に基づいて、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、前記再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行するセル選択部と、を備えることを特徴とする。
このように、移動局装置は、待ち受け状態で基地局装置からページングを受信する受信部と、受信したページングに、負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標および負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数が設定されている場合、ランダムに選択した値と負荷平衡係数とを比較し、比較結果に基づいて、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行するので、基地局装置は、ページングを用いて負荷平衡制御の実施を移動局装置に通知することができるので、負荷平衡制御のための専用のメッセージを追加する必要がなくなり、無線リソースの消費を抑えることができる。また、基地局装置は、待ち受け中の複数の移動局装置に対して一つのページングで制御の実施を通知できるため、接続中の移動局装置毎に個別に制御を通知していた従来の方法よりも効率的に負荷平衡を実施することが可能となる。
また、移動局装置は、ページング受信の手順を流用することができるため、不要な受信制御に伴う電力消費を抑えることができる。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによって負荷のバランスが是正されるため、無線リソースの有効活用が可能となり、スループットが向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによってセル間の干渉量も平衡化されるため通信品質が向上する。
また、移動局装置には、負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数が設定されるので、基地局装置は、待ち受け中の所定の割合の複数の移動局装置に対して一つのページングで制御の実施を一斉に通知することができ、負荷平衡に必要なページングの送信回数を抑制することができるため無線リソースの利用効率が向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化の完了までに必要な時間を短縮することが可能となる。
(11)また、本発明の基地局装置は、移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう基地局装置であって、特定の周波数帯域において前記負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標を設定したページングを送信することを特徴とする。
このように、基地局装置は、特定の周波数帯域において負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標を設定したページングを送信するので、負荷平衡制御のための専用のメッセージを追加する必要がなくなり、無線リソースの消費を抑えることができる。また、基地局装置は、待ち受け中の複数の移動局装置に対して一つのページングで制御の実施を通知できるため、接続中の移動局装置毎に個別に制御を通知していた従来の方法よりも効率的に負荷平衡を実施することが可能となる。
また、移動局装置は、ページング受信の手順を流用することができるため、不要な受信制御に伴う電力消費を抑えることができる。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによって負荷のバランスが是正されるため、無線リソースの有効活用が可能となり、スループットが向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによってセル間の干渉量も平衡化されるため通信品質が向上する。
(12)また、本発明の基地局装置は、移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう基地局装置であって、特定の周波数帯域において前記負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標および前記負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数を設定したページングを送信することを特徴とする。
このように、基地局装置は、特定の周波数帯域において負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標および負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数を設定したページングを送信するので、負荷平衡制御のための専用のメッセージを追加する必要がなくなり、無線リソースの消費を抑えることができる。また、基地局装置は、待ち受け中の複数の移動局装置に対して一つのページングで制御の実施を通知できるため、接続中の移動局装置毎に個別に制御を通知していた従来の方法よりも効率的に負荷平衡を実施することが可能となる。
また、移動局装置は、ページング受信の手順を流用することができるため、不要な受信制御に伴う電力消費を抑えることができる。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによって負荷のバランスが是正されるため、無線リソースの有効活用が可能となり、スループットが向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによってセル間の干渉量も平衡化されるため通信品質が向上する。
(13)また、本発明の基地局装置において、前記負荷平衡が必要である場合、周波数帯域毎の優先度の順序を示す周波数優先度を設定したページングを前記移動局装置に対して送信することを特徴とする。
このように、基地局装置は、負荷平衡が必要である場合、周波数帯域毎の優先度の順序を示す周波数優先度を設定したページングを移動局装置に対して送信するので、移動局装置は、セル再選択によって移動する異周波数を、周波数帯域毎の負荷状況に応じた周波数優先度に基づいて選択することができ、効率的な負荷平衡を実現することができる。
(14)また、本発明の基地局装置は、移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう基地局装置であって、特定の周波数帯域において前記負荷平衡が必要であるかどうかを判断する負荷平衡判断部と、前記判断の結果、負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標を設定したページングを送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
このように、基地局装置は、負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標を設定したページングを送信するので、負荷平衡制御のための専用のメッセージを追加する必要がなくなり、無線リソースの消費を抑えることができる。また、基地局装置は、待ち受け中の複数の移動局装置に対して一つのページングで制御の実施を通知できるため、接続中の移動局装置毎に個別に制御を通知していた従来の方法よりも効率的に負荷平衡を実施することが可能となる。
また、移動局装置は、ページング受信の手順を流用することができるため、不要な受信制御に伴う電力消費を抑えることができる。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによって負荷のバランスが是正されるため、無線リソースの有効活用が可能となり、スループットが向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによってセル間の干渉量も平衡化されるため通信品質が向上する。
(15)また、本発明の基地局装置は、移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう基地局装置であって、特定の周波数帯域において前記負荷平衡が必要であるかどうかを判断する負荷平衡判断部と、前記判断の結果、負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標および前記負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数を設定したページングを送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
このように、基地局装置は、負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標および負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数を設定したページングを送信するので、負荷平衡制御のための専用のメッセージを追加する必要がなくなり、無線リソースの消費を抑えることができる。また、基地局装置は、待ち受け中の複数の移動局装置に対して一つのページングで制御の実施を通知できるため、接続中の移動局装置毎に個別に制御を通知していた従来の方法よりも効率的に負荷平衡を実施することが可能となる。
また、移動局装置は、ページング受信の手順を流用することができるため、不要な受信制御に伴う電力消費を抑えることができる。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによって負荷のバランスが是正されるため、無線リソースの有効活用が可能となり、スループットが向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによってセル間の干渉量も平衡化されるため通信品質が向上する。
また、基地局装置は、待ち受け中の移動局装置に対して、負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数を設定したページングを送信するので、待ち受け中の所定の割合の複数の移動局装置に対して一つのページングで制御の実施を一斉に通知でき、負荷平衡に必要なページングの送信回数を抑制することができるため、無線リソースの利用効率が向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化の完了までに必要な時間を短縮することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、周波数帯域間の負荷のバランスを是正して周波数帯域間の負荷の平衡化を効率的に行なうことが可能な通信システム、移動局装置および基地局装置を提供することが出来る。
本発明の実施形態に係る基地局装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る移動局装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るページングを用いた負荷平衡方法の概略を示したシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る移動局装置が、ページングの受信処理において負荷平衡制御が必要か否かを判断するためのフローチャートの一例である。 本発明の第1の実施形態において、図4で負荷平衡制御が必要と判断した移動局装置の負荷平衡制御について示したフローチャートの一例である。 本発明の第2の実施形態に係る移動局装置が、ページングの受信処理において負荷平衡制御が必要か否かを判断するためのフローチャートの一例である。 本発明の第2の実施形態において、図6で負荷平衡制御が必要と判断した移動局装置の負荷平衡制御について示したフローチャートの一例である。 EUTRAにおけるセル再選択に関わるシーケンスチャートの一例である。 同周波数(Intra-frequency)セル再選択の方法の一例について示したフローチャートである。 異周波数(Inter-frequency)セル再選択の方法の一例について示したフローチャートである。
本発明の実施形態を説明する前に、本発明に関する、物理チャネル、セル再選択方法について簡単に説明する。
(1)物理チャネル
EUTRAおよびAdvanced EUTRAで使用される物理チャネル(または物理シグナル)について説明を行なう。物理チャネルはEUTRA、およびAdvanced EUTRAにおいて、今後追加、または、その構造が変更される可能性もあるが、変更された場合でも本発明の各実施形態の説明には影響しない。
同期シグナル(Synchronization Signals)は、3種類のプライマリ同期シグナルと、周波数領域で互い違いに配置される31種類の符号から構成されるセカンダリ同期シグナルとで構成され、プライマリ同期シグナルとセカンダリ同期シグナルの信号の組み合わせによって、基地局装置を識別する504通りのセル識別子(セルID)と、無線同期のためのフレームタイミングが示される。移動局装置は、セルサーチによって受信した同期シグナルのセルIDを特定する。
物理報知情報チャネル(PBCH;Physical Broadcast Channel)は、セル内の移動局装置で共通に用いられる制御パラメータ(報知情報(システム情報);System information)を通知する目的で送信される。物理報知情報チャネルで通知されない報知情報は、下りリンク制御チャネルで無線リソースが通知され、下りリンクデータチャネルを用いてレイヤ3メッセージで送信される。報知情報として、アクセス制限情報やセル個別の識別子を示すセルグローバルID(CGI)などが通知される。
下りリンクリファレンスシグナルは、セル毎に所定の電力で送信されるパイロットシグナルである。また、下りリンクリファレンスシグナルは、所定の規則に基づき周波数・時間位置で周期的に繰り返される既知の信号である。移動局装置は、下りリンクリファレンスシグナルを受信することでセル毎の受信品質を測定する。また、移動局装置は、下りリンクリファレンスシグナルと同時に送信される下りリンク制御チャネル、または下りリンクデータチャネルの復調のための参照用の信号としても下りリンクリファレンスシグナルを使用する。下りリンクリファレンスシグナルに使用される系列は、セル毎に一意に識別可能な系列が用いられる。なお、下りリンクリファレンスシグナルはセル専用RS(Cell-specific reference signals)と記載される場合もあるが、その用途と意味は同じである。
下りリンク制御チャネル(PDCCH;Physical Downlink Control Channel)は、各サブフレームの先頭からいくつかのOFDMシンボルで送信され、移動局装置に対して基地局装置のスケジューリングに従った無線リソース割当て情報や、送信電力の増減の調整量を指示する目的で使用される。移動局装置は、下りリンクデータやレイヤ3メッセージ(ページング、ハンドオーバーコマンドなど)を送受信する前に下りリンク制御チャネルを受信し、送信時には上りリンクグラント、受信時には下りリンクグラントと呼ばれる無線リソース割当て情報を取得する必要がある。
下りリンクデータチャネル(PDSCH;Physical Downlink Shared Channel)は、下りリンクデータの他、レイヤ3メッセージとしてページングや報知情報を通知するためにも使用される。下りリンクデータチャネルの無線リソース割当て情報は、下りリンク制御チャネルで示される。
上りリンクデータチャネル(PUSCH;Physical Uplink Shared Channel)は、主に上りリンクデータを送信し、下りリンクの受信品質やACK/NACKなどの制御データを含めることも可能である。また、下りリンクと同様に上りリンクデータチャネルの無線リソース割当て情報は、下りリンク制御チャネルで示される。
ランダムアクセスチャネル(PRACH;Physical Random Access Channel)は、プリアンブル系列を通知するために使用されるチャネルであり、ガードタイムを持つ。ランダムアクセスチャネルは、上りリンク送信タイミングが基地局装置と同期していない非同期状態の移動局装置の基地局装置へのアクセス手順として用いられ、無線リソース要求や上りリンク送信タイミングの調整に用いられる。なお、それ以外の物理チャネルは、本発明の各実施形態に関わらないため詳細な説明は省略する。
(2)セル再選択方法
図8は、EUTRAの移動局装置におけるセル再選択(Cell Reselection)に関わるシーケンスチャートの一例である。セル再選択は、移動局装置1が待ち受け状態(待ち受け中)である非無線リソース制御接続状態(RRC_Idle)の時に行なわれる。セルとは、基地局装置3と移動局装置1が通信可能なエリアであり、周波数とセルIDによって区別される。周波数は、絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN;Absolute Radio Frequency Channel Number)で表される。図8は、移動局装置1と、移動局装置1が受信可能な下りリンクリファレンスシグナルを送信する基地局装置3が複数配置されているときに(図8の例では基地局装置3A、基地局装置3B)、移動局装置1がセルサーチによって基地局装置3Aの下りリンクリファレンスシグナルの受信品質が最良と判断した状態から開始する。移動局装置1は、基地局装置3Aから報知情報を受信し、キャンプ可能かどうかを判断する(ステップS101)。そして、キャンプ可能であれば基地局装置3Aにキャンプする(ステップS102)。ステップS102までの処理はセル選択(Cell Selection)と呼ばれる。ここで、基地局装置3Aにキャンプするとは、移動局装置1が基地局装置3Aの送信する周波数帯域のセルの中で待ち受け状態にあることを示す。
また、移動局装置1は、報知情報からセル再選択に必要なパラメータを受信する。報知情報で通知されるパラメータとして、周波数帯域毎の優先度の順番を示す周波数優先度、セルの受信品質に適用するオフセット値、セル再選択の成立に必要な所要時間を示すタイマなどがある。そして、受信した報知情報に基づき基地局装置3Aと基地局装置3Bの下りリンクリファレンスシグナルの受信品質を比較する(ステップS103A、ステップS103B)。基地局装置3Bの下りリンクリファレンスシグナルの受信品質が基地局装置3Aの下りリンクリファレンスシグナルの受信品質を所定時間の間上回った場合、移動局装置1は、セル再選択が成立したと判断し(ステップS104)、キャンプ先を基地局装置3Aから基地局装置3Bへ変更する(ステップS105)。そして、基地局装置3Bの報知情報を受信し、セル再選択を完了する(ステップS106)。
受信品質は、各下りリンクリファレンスシグナルの参照信号受信電力(RSRP;Reference Signal Received Power)または参照信号受信品質(RSRQ;Reference Signal Received Quality)を移動局装置1が測定することによって得られる。なお、基地局装置3Aと基地局装置3Bは異なる基地局装置3ではなく、同じ基地局装置3の異なる送信装置(同周波数の異なるセル、または異周波数のセル)であって良い。
図9は、同周波数(Intra-frequency)セル再選択の方法の一例について示したフローチャートである。図9において、移動局装置1は、キャンプ先のセルである在圏セルの受信品質を測定し、在圏セルの受信品質が閾値以下かどうかを判定する(ステップS201)。閾値以下ではない場合、移動局装置1はセル再選択を終了する。閾値以下である場合、移動局装置1は測定しているセルの順序付けであるセルランキングを行なう(ステップS202)。セルランキングとは、在圏セルと、在圏セル以外の測定中の周辺セルの受信品質に対して報知情報から取得したオフセット値をそれぞれ加算し、ランキングに用いるセル毎のランキング基準値を計算することである。続いて、移動局装置1は、周辺セルと在圏セルのランキング基準値を比較し、在圏セルのランキング基準値がある周辺セルのランキング基準値よりも下回った時間が所要時間を示すタイマよりも短いときには、セル再選択を終了する。移動局装置1は、在圏セルのランキング基準値が周辺セルのランキング基準値よりも下回った時間が所要時間を示すタイマよりも長いときに、セル再選択の条件を満たしたと判断し(ステップS203)、同周波数セル再選択を行なう(ステップS204)。
図10は、異周波数(Inter-frequency)セル再選択の方法の一例について示したフローチャートである。図10において、移動局装置1は、キャンプ先のセルである在圏セルの周波数帯域に設定されている優先度(周波数優先度)よりも高い優先度が設定されている周波数帯域が存在するかどうかを報知情報から判断する(ステップS301)。優先度の高い周波数帯域がない場合、移動局装置1はセル再選択を終了する。優先度の高い周波数帯域がある場合、移動局装置1は在圏セルの受信品質を測定し、在圏セルの受信品質が閾値以下かどうかを判定する(ステップS302)。閾値以下でない場合、移動局装置1はセル再選択を終了する。閾値以下である場合、移動局装置1は、優先度の高い周波数帯域の周辺セルと在圏セルの受信品質を比較し、在圏セルの受信品質が優先度の高い周波数帯域のある周辺セルの受信品質よりも下回った時間が所要時間を示すタイマよりも長いときには、セル再選択を終了する(ステップS303)。移動局装置1は、在圏セルの受信品質が優先度の高い周波数帯域のある周辺セルの受信品質よりも下回った時間が所要時間を示すタイマよりも長いときに、セル再選択の条件を満たしたと判断し(ステップS303)、異周波数セル再選択を行なう(ステップS304)。なお、図10のフローチャートはシステム間(Inter-RAT)セル再選択にも適用される。
以上の事項を考慮しつつ、以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明の説明において、本発明に関連した公知の機能や構成についての具体的な説明が、本発明の要旨を不明瞭にすると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について以下に説明する。本実施形態は、基地局装置3がページングを用いて移動局装置1に対してLoad balancingの実施を通知する方法に関する。
図1は、本発明の実施形態による基地局装置3の一例を示すブロック図である。本基地局装置3は、受信部101、復調部103、復号部105、上位レイヤ107、符号部109、変調部111、RS生成部113、多重部115、送信部117、制御部119、負荷平衡判断部121から構成される。
上位レイヤ107は、下りリンクデータと下りリンク制御データを符号部109へ入力する。符号部109は、入力された各データを符号化し、変調部111へ入力する。変調部111は、符号化した信号の変調を行なう。また、変調部111から出力される信号とRS生成部113で生成される下りリンクリファレンスシグナルは、多重部115にて周波数領域にマッピングされる。多重部115からの出力信号は、送信部117に入力される。送信部117は、周波数領域の信号を時間領域の信号へ変換し、変換した信号を既定の周波数の搬送波にのせて電力増幅を行ない送信する。また、上位レイヤ107から負荷平衡判断部121に周波数帯域毎の負荷情報が入力される。負荷平衡判断部121は、周波数帯域毎の負荷情報から、一つまたは複数の周波数帯域においてLoad balancingが必要であると判断すると、負荷平衡を通知するページングの作成に必要なデータを生成し、符号部109へ入力する。なお、負荷平衡判断部121は、上位レイヤ107のサブブロックとして実現されても良い。下りリンク制御データが配置される下りリンクデータチャネルは、典型的にはレイヤ3メッセージ(RRCメッセージ)を構成する。
また、受信部101は、移動局装置1から受信した信号をベースバンドのディジタル信号に変換する。ディジタル信号は、復調部103へ入力されて復調される。復調部103で復調された信号は続いて復号部105へ入力されて復号され、正しく復号された上りリンク制御データや上りリンクデータは上位レイヤ107へ出力される。これら各ブロックの制御に必要な制御情報は、上位レイヤ107より制御部119へ入力され、制御部119より送信に関連する制御情報は送信制御情報として、符号部109、変調部111、RS生成部113、多重部115、送信部117の各ブロックに、受信に関連する制御情報は受信制御情報として、受信部101、復調部103、復号部105の各ブロックに適切に入力される。図1において、その他の基地局装置3の構成要素は本実施形態に関係ないため省略してある。
図2は、本発明の実施形態に係る移動局装置1の一例を示すブロック図である。本移動局装置1は、受信部201、復調部203、復号部205、測定処理部207、セル選択部209、ランダムアクセス生成部211、符号部213、変調部215、送信部217、送信帯域設定部219、制御部221、上位レイヤ223から構成される。受信に先立ち、上位レイヤ223より制御部221へ制御情報が入力され、受信に関する制御情報が受信制御情報として、受信部201、復調部203、復号部205へ適切に入力される。受信制御情報は、受信周波数帯域の情報の他に、各チャネルに関する受信タイミング、多重方法、無線リソース配置情報などの情報が含まれている。
受信信号は、受信部201において受信される。受信部201は、受信制御情報で通知された周波数帯域で信号を受信する。受信された信号は、復調部203へと入力される。復調部203は、受信信号の復調を行ない、復号部205へと信号を入力して下りリンクデータと下りリンク制御データとを正しく復号し、復号された各データを上位レイヤ223へと入力する。また、復号部205はサブブロックとしてページング処理部を持つ(図示せず)。ページング処理部は、復号されたデータがページングである場合、ページングが指示する制御内容に基づき、適切にデータを処理する。ページングに設定されている情報が負荷平衡の実施である場合、ページング処理部はセル選択部209へ負荷平衡の開始を通知する。ページング処理部は、負荷平衡以外のページング(報知情報の変更通知や災害情報の告知、呼び出し通知)である場合、該当する指示内容を上位レイヤ223へ通知する。測定処理部207は、セル毎の下りリンクリファレンスシグナルの受信品質の測定処理や、下りリンク制御チャネルまたは下りリンクデータチャネルの受信誤り率の測定結果に基づいて測定処理を行ない、測定した受信品質をサンプル毎に平均化(フィルタリング)した測定情報を生成し、測定情報を上位レイヤ223と必要に応じてセル選択部209へ出力する。
セル選択部209は、移動局装置1が非無線リソース制御接続(RRC_Idle)モード時に動作し、セル選択(セル再選択)に必要なパラメータと、測定処理部207で測定した測定情報を基に最適なセルを選択する。セル選択部209は、更に周波数帯域毎の優先度を管理する優先度管理部、セル間の受信品質を比較するセル品質比較部を含む(図示せず)。セル選択部209で実施されるセル選択(セル再選択)の方法は、それぞれ図9または図10に示した方法を用いる。なお、セル選択部209は、上位レイヤ223のサブブロックとして実現されても良い。
また、送信に先立ち、上位レイヤ223より制御部221へ制御情報が入力され、送信に関する制御情報が送信制御情報として、ランダムアクセス生成部211、符号部213、変調部215、送信帯域設定部219へ適切に入力される。送信制御情報は、送信信号の上りリンクスケジューリング情報として、符号化情報、変調情報、送信周波数帯域の情報、各チャネルに関する送信タイミング、多重方法、無線リソース配置情報などの情報が含まれている。ランダムアクセス情報はランダムアクセス生成部211に入力され、ランダムアクセス生成部211においてランダムアクセスデータが生成される。ランダムアクセス情報には、プリアンブル情報や送信用の無線リソース情報などが含まれる。符号部213には、前記ランダムアクセスデータのほか、上位レイヤ223より上りリンクデータと上りリンク制御データとが入力される。符号部213は送信制御情報に従い、各データを適切に符号化し、変調部215に出力する。変調部215は、符号部213からの入力を変調する。
送信帯域設定部219は、各送信部に対して送信する周波数帯域を設定する。送信部は、変調部215の出力を周波数領域にマッピングすると共に、周波数領域の信号を時間領域の信号へ変換し、既定の周波数の搬送波にのせて電力増幅を行ない送信する。また、上位レイヤ223に入力されたイベント情報は、上りリンクデータとして符号部213と変調部215へ入力され、上りリンクデータチャネルに適切に配置されて送信信号として送信される。上りリンク制御データが配置される上りリンクデータチャネルは、典型的にはレイヤ3メッセージ(RRCメッセージ)を構成する。図2において、その他の移動局装置1の構成要素は本実施形態に関係ないため省略してある。
図3は、本発明の実施形態に係るページングを用いた負荷平衡方法の概略を示したシーケンスチャートである。移動局装置1は、セル選択(またはセル再選択)によって選択された基地局装置3Aから報知情報を受信する(ステップS401)。移動局装置1は、報知情報に基づきキャンプ可能であると判断した場合、他の報知情報のパラメータをセットし、基地局装置3Aにキャンプする(ステップS402)。すなわち、移動局装置1は、基地局装置3Aが送信する周波数帯域のセルの中で待ち受け状態(RRC_Idle)となる。待ち受け状態である移動局装置1は、報知情報に基づく所定の周期で基地局装置3Aから送信されるページング(Paging)を受信している。
ページングが送信される周期はEUTRAのページングの仕様(非特許文献2)に基づく。ページングは、レイヤ3メッセージ(RRCメッセージ)であり、下りリンク制御チャネルの下りリンクグラントで通知される無線リソース割当て情報で示される下りリンクデータチャネルで送信される。ページングの送信を示す下りリンクグラントを通知する下りリンク制御チャネルのCRC(巡回冗長検査、Cyclic Redundancy Check)は、ページング用の識別子(P-RNTI;Paging-Radio Network Temporary Identifier)によってスクランブルされる。スクランブルされるとは、典型的にはビット毎の排他的論理和を行なうことである。移動局装置1は、下りリンク制御チャネルのCRCをP−RNTIでデスクランブルし、正しいCRCを得られた場合、下りリングラントに基づきページングを受信する。
図3に戻り、基地局装置3Aは、他の基地局装置3または上位の制御局から負荷情報を取得する(ステップS403)。負荷情報とは、周波数帯域毎にどれだけの負荷がかかっているかを示す。周波数帯域毎の負荷情報は、他の基地局装置3から基地局装置3間通信によって通知されても良いし、複数の基地局装置3を管理する上位の制御局(例えばMME(Mobility Management Entity))によって通知されても良い。周波数帯域毎の負荷情報(Load information)は、周波数帯域毎の無線リソースの消費量、または周波数帯域毎の移動局装置1の接続数などに基づき生成される。なお、周波数帯域毎の負荷情報は、複数のレベルに分けて数ビットに符号化して示す方法でも良いし、実際の負荷をパーセンテージで示す方法でも良い。負荷平衡が必要な周波数かどうかを示す1ビットの情報でも良い。
基地局装置3Aは、Load balancingが必要な周波数帯域の移動局装置1の一部を他の周波数帯域のセルへ移動させるために、ページングに設定されるデータに負荷平衡指標(Load balancing indicator)を設定して送信する(ステップS404)。なお、ページングの送信に先駆けて、基地局装置3Aはページングが送信される下りリンクの無線リソース情報を通知するために下りリンク制御チャネルを送信している(図示せず)。移動局装置1がページングを受信する手順はEUTRAと同じで良い。負荷平衡指標は、負荷平衡が必要か否かを示す1ビットの情報でよい。負荷平衡指標は、ページングのメッセージ内部において移動局装置1毎に設定されるセル内識別子であるC−RNTI(Cell-RNTI)と共に設定される。
基地局装置3Aは、複数の移動局装置1のC−RNTIをページングに設定して送信しても良い(例えば、EUTRAでは最大16のC-RNTIを含めることができる)。基地局装置3Aは、負荷平衡制御の有効時間タイマをページングに設定して送信しても良い。基地局装置3Aは、負荷平衡用のオフセット値をページングに設定して送信しても良い。負荷平衡制御の有効時間タイマと負荷平衡用のオフセット値は報知情報として送信しても良い。基地局装置3Aは、負荷平衡指標と共に設定される移動局装置1のC−RNTI、すなわちLoad balancingによって他の周波数帯域のセルへ移動させる移動局装置1を、負荷情報に基づき適切な数だけ選択する。基地局装置3Aは、負荷平衡が不必要と判断するまで、複数のページングに負荷平衡指標を設定して送信しても良い。
移動局装置1は、ページングの受信処理を行ない、ページングに負荷平衡指標が含まれていた場合、負荷平衡制御を行ない、負荷の低い他の周波数帯域への移動を自律的に試みる(ステップS405)。移動局装置1が行なう負荷平衡制御の具体的な方法については後述する図5で説明する。なお、基地局装置3がページングを用いて負荷平衡制御の必要を通知するのは待ち受け中(RRC_Idle)の移動局装置1に限定され、接続中(RRC_Connected)の移動局装置1には何ら影響しないことに注意する。接続中の移動局装置1は、負荷平衡指標が設定されたページングを受信しても何も行なわない。基地局装置3は、接続中の移動局装置1に対する負荷平衡制御は、従来と同じくセル再選択に用いる周波数優先度を通知するために無線リソース制御接続を解放したり、異周波数ハンドオーバーを指示したりすることで実現する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る移動局装置1が、ページングの受信処理において負荷平衡制御が必要か否かを判断するためのフローチャートの一例である。待ち受け中の移動局装置1は、ページング受信タイミングでページングを受信する。そして、受信したページングに負荷平衡指標が設定されていなければ(ステップS501)、ページングによって通知される他のデータの処理を行なう(ステップS502)。他のデータの処理とは、報知情報の変更通知や災害情報の告知、呼び出し通知である。
負荷平衡指標が設定されていた場合(ステップS501)、移動局装置1は、自局のC−RNTIがページングに含まれているかどうかを判断する(ステップS503)。移動局装置1は、自局のC−RNTIが含まれていなければ、負荷平衡対象の移動局装置1として選ばれなかったと判断し、処理を終了する。移動局装置1は、自局のC−RNTIが含まれていた場合、負荷平衡制御が必要と判断して(ステップS504)、処理を終了する。なお、負荷平衡指標の送信の有無と、負荷平衡制御の必要の有無を確認する処理がページングの受信処理の一部として含まれていれば、図4に示した以外のフローチャートを採用しても良い。例えば、移動局装置1は負荷平衡指標が設定されていた場合は、自局のC−RNTIがページングに含まれているかを判断せずに負荷平衡制御が必要と判断しても良い。
なお、P−RNTIの代わりに負荷平衡の実行を示す特別な識別子を用いて下りリンク制御チャネルのCRCをスクランブルすることも可能である。例えば、通信システム内で固定の値かつCRCと同じビット長の識別子(LB-RNTI(Load Balancing-RNTI))を設定し、負荷平衡を通知する下りリンク制御チャネルのCRCを、LB−RNTIでスクランブルして送信することも可能である。移動局装置1は、下りリンク制御チャネルのCRCをLB−RNTIでデスクランブルして下りリンク制御チャネルの受信を試みる。LB−RNTIでデスクランブルした下りリンク制御チャネルを正しく受信できた場合、移動局装置1は図4の負荷平衡指標の設定の有無を判断する必要は無く、更に、ページングに自局のC−RNTIが含まれているかを判断せずに負荷平衡制御が必要と判断しても良い。
図5は、本発明の第1の実施形態において、図4で負荷平衡制御が必要と判断した移動局装置1の負荷平衡制御について示したフローチャートの一例である。移動局装置1は、負荷平衡制御として、待ち受け中の周波数帯域、すなわちキャンプしている在圏周波数に設定されている優先度(周波数優先度)を、報知情報で通知されている値に関係なく最低の値に変更したとみなす(ステップS601)。在圏周波数以外の周波数帯域の優先度は変更しない。移動局装置1は、負荷平衡用のオフセット値が設定されている場合、在圏セルの受信品質に対して設定されたオフセット値を適用するか、または、在圏セル以外の異周波数の周辺セルに対して設定されたオフセット値を適用する。典型的には、在圏セルに適用するオフセット値は負の値であり、異周波数の周辺セルに適用するオフセット値は正の値である。異周波数の周辺セルに適用するオフセット値は周波数毎に用意されていても良い。
この制御を行なうことにより、移動局装置1は、在圏周波数よりも高い優先度を持つ異周波数の周辺セルに対して異周波数セル再選択が発生しやすくなる。移動局装置1は、セル再選択を行なった場合、または、所定の時間が経過した場合に在圏周波数の優先度の変更並びにオフセット値の適用を解除する。所定の時間は、報知情報で通知されても良いし、通信システム内で一意に定められても良いし、ページングによって負荷平衡制御の実施時間を示す有効時間タイマが通知されても良い。移動局装置1は、負荷平衡制御の有効時間タイマが通知された場合、有効時間タイマを起動し、有効時間タイマが計時されている時間内だけ在圏周波数の優先度の変更、並びにオフセット値の適用を行ない、有効時間タイマが満了した場合には、元の値を再度適用する。
このように、第1の実施形態では、基地局装置3は負荷平衡が必要な周波数帯域にキャンプしている1つ以上の移動局装置1に対してページングを用いて負荷平衡制御の実施を通知する。移動局装置1は、ページングの内容によって負荷平衡制御の実施の有無を判断し、負荷平衡制御を実施が通知された場合、在圏周波数の優先度を最低の値に設定する。本制御を用いることにより、周波数帯域間の負荷の平衡化を実現することが可能となる。
以上のように、基地局装置3は、ページングを用いて負荷平衡制御の実施を移動局装置1に通知することができるので、負荷平衡制御のための専用のメッセージを追加する必要がなくなり、無線リソースの消費を抑えることができる。また、基地局装置3は、待ち受け中の複数の移動局装置1に対して一つのページングで制御の実施を通知できるため、接続中の移動局装置1毎に個別に制御を通知していた従来の方法よりも効率的に負荷平衡を実施することが可能となる。また、移動局装置1は、ページング受信の手順を流用することができるため、不要な受信制御に伴う電力消費を抑えることができる。また、移動局装置1は、従来のセル再選択方法を流用することができるため、実現のために機能の追加が不要であり、制御が簡単になる。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによって負荷のバランスが是正されるため、無線リソースの有効活用が可能となり、スループットが向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化を行なうことによってセル間の干渉量も平衡化されるため通信品質が向上する。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について以下に説明する。本実施形態は、基地局装置3がページングを用いて任意の割合の移動局装置1に対してLoad balancingの実施を通知する方法に関する。
本実施形態の基地局装置3と移動局装置1の構成は、第1の実施形態と同じで良いため、その説明を省略する。ただし、基地局装置3の負荷平衡判断部121は、負荷平衡制御を実施する移動局装置1の割合を示す負荷平衡係数をページングに設定する機能を有する。なお、基地局装置3は、負荷平衡判断部121で負荷平衡係数の値を生成しても良いし、他の局(他の基地局装置3または上位の制御局)から通知された値をそのまま使用しても良い。また、移動局装置1のページング処理部は、ページングから負荷平衡係数を取得し、セル選択部209へ通知する機能を有する。また、移動局装置1のセル選択部209は、負荷平衡係数に基づき負荷平衡のためのセル再選択を行なう機能を有する。負荷平衡方法に関するシーケンスチャートは図3と同じで良いが、ページングのメッセージ内部にC−RNTIは設定されず、代わりに負荷平衡指標と後述する負荷平衡係数が設定される点が異なる。なお、基地局装置3はページングのメッセージ内部に負荷平衡指標を含めずに負荷平衡係数のみを設定することで負荷平衡の実施を移動局装置1へ示すこともできる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る移動局装置1が、ページングの受信処理において負荷平衡制御が必要か否かを判断するためのフローチャートの一例である。待ち受け中の移動局装置1は、ページング受信タイミングでページングを受信する。そして、受信したページングに負荷平衡指標が設定されていなければ(ステップS701)、移動局装置1はページングによって通知される他のデータの処理を行なう(ステップS702)。他のデータの処理とは、報知情報の変更通知や災害情報の告知、呼び出し通知である。負荷平衡指標が設定されていた場合、移動局装置1はページングに含まれる負荷平衡係数を受信する(ステップS703)と共に、負荷平衡制御が必要と判断して(ステップS704)、処理を終了する。
ここで、負荷平衡係数とは、負荷平衡用の当該ページングを受信した移動局装置1のうち、実際に何割の移動局装置1に対して負荷平衡制御を行なわせるかを示すパラメータである。すなわち、基地局装置3Aは、負荷平衡係数を用いることにより、異周波数に移動させる移動局装置1の数を負荷平衡制御が必要と判断した移動局装置1の数に応じて適応的に制御することが可能となる。負荷平衡係数は、好適には0〜100の数値から適切な数が事前に定義され(例えば、10、20、30、・・・、100)、その一つを基地局装置3Aが選択し、ページングを用いて移動局装置1に通知される。例えば、在圏周波数の移動局装置1の数を1000台とした場合で、そのうち300台を異周波数に移動させたい場合、基地局装置3Aは負荷平衡係数として30を選択すればよい。なお、負荷平衡指標の送信の有無を確認し、負荷平衡係数を受信する処理がページングの受信処理の一部として含まれていれば、図6に示した以外のフローチャート図を採用しても良い。
なお、第1の実施形態で説明したように、基地局装置3は、負荷平衡を通知する下りリンク制御チャネルのCRCをLB−RNTIでスクランブルして送信することも可能である。また、基地局装置3が負荷平衡指標を送信しない場合、移動局装置1は、負荷平衡係数の有無によって通常のページングと負荷平衡制御のためのページングを識別し、受信処理を適切に切り替えることも可能である。
図7は、本発明の第2の実施形態において、図6で負荷平衡制御が必要と判断した移動局装置1の負荷平衡制御について示したフローチャートの一例である。まず、移動局装置1は0〜100までの値(ランダム値)を選択する(ステップS801)。選択したランダム値は一様分布に従うことが望ましい。そして、移動局装置1はランダム値とページングによって受信した負荷平衡係数の大小関係を比較する(ステップS802)。ランダム値の方が負荷平衡係数よりも小さい場合、移動局装置1は何もせずに負荷平衡制御を終了する。ランダム値の方が負荷平衡係数よりも大きい場合、移動局装置1は負荷平衡制御が必要と判断し、負荷平衡制御を行なう(ステップS803)。ランダム値と負荷平衡係数との大小関係の判定は逆でも良い。移動局装置1が行なう負荷平衡制御の方法は、図5の説明で示した方法と同じで良いため詳細を略す。なお、負荷平衡係数とランダム値は、取り得る範囲が互いに一致していれば、0〜100の値に限定されない(例えば、0〜1の範囲でも良い)。
また、移動局装置1は、ページングに負荷平衡係数が設定されていない場合に初期値(デフォルト値)を使用するような負荷平衡制御を用いることも可能である。初期値は基地局装置3が報知情報で事前に指定することも可能である。また、移動局装置1は、ページングに負荷平衡係数が設定されていない場合に前回と同じ値を使用するような負荷平衡制御を用いることも可能である。
このように、第2の実施形態では、基地局装置3は負荷平衡が必要な周波数帯域にキャンプしている任意の割合の移動局装置1に対してページングを用いて負荷平衡制御の実施を通知する。移動局装置1は、ページングに含まれる負荷平衡係数と自局で選択するランダム値に基づいて負荷平衡制御の実施の有無を判断し、負荷平衡制御の実施を行なう場合、在圏周波数の優先度を最低の値に設定する。本制御を用いることにより、周波数帯域間の負荷の平衡化を実現することが可能となる。
以上のように、第1の実施形態の効果に加え、基地局装置3は、待ち受け中の所定の割合の複数の移動局装置1に対して一つのページングで制御の実施を一斉に通知できるため、接続中の移動局装置1毎に個別に制御を通知していた従来の方法よりも効率的に負荷平衡を実施することが可能となる。すなわち、負荷平衡に必要なページングの送信回数を抑制することができるため無線リソースの利用効率が向上する。また、周波数帯域間の負荷の平衡化の完了までに必要な時間を短縮することが可能となる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について以下に説明する。本実施形態は、第1または第2の実施形態の変形例であり、基地局装置3がページングを用いて移動局装置1に対してLoad balancingの実施を通知し、更に、Load balancingを実施する移動局装置1に適用される周波数帯域毎の優先度を設定する方法に関する。なお、周波数帯域毎の優先度とは、異なるシステム(Inter-RAT)に設定される優先度の意味を含む。
本実施形態の基地局装置3と移動局装置1の構成は、第1の実施形態または第2の実施形態と同じで良いため、その説明を省略する。ただし、基地局装置3の負荷平衡判断部121は、負荷平衡制御を実施する移動局装置1に適用される周波数帯域毎の優先度をページングに設定する機能を有する。なお、基地局装置3は、負荷平衡判断部121で周波数帯域毎の優先度(周波数優先度)を生成しても良いし、他の局(他の基地局装置3または上位の制御局)から通知された周波数優先度をそのまま使用しても良い。また、移動局装置1のページング処理部は、ページングから周波数帯域毎の優先度を取得し、セル選択部209へ通知する機能を有する。また、移動局装置1のセル選択部209は、設定された周波数帯域毎の優先度に基づき負荷平衡のためのセル再選択を行なう機能を有する。負荷平衡方法に関するシーケンスチャートは図3と同じで良いが、具体的な基地局装置3Aと移動局装置1の制御方法は、第1の実施形態または第2の実施形態のいずれかの説明に基づいて行なわれることに注意する。
更に、本実施形態の基地局装置3は、周波数帯域毎の優先度を周波数帯域毎の負荷状況に応じて適切に設定する。すなわち、在圏周波数以外で負荷が高い周波数の周波数優先度を低く設定し、在圏周波数以外で負荷が低い周波数の周波数優先度を高く設定する。また、基地局装置3は、第1の実施形態または第2の実施形態と同様に、負荷平衡制御の有効時間タイマと負荷平衡用のオフセット値の両方または一方をページングに設定して送信しても良いし、報知情報として送信しても良い。
本実施形態の移動局装置1は、第1の実施形態または第2の実施形態のページング受信処理に基づいて負荷平衡制御の必要の有無を判断し、負荷平衡制御が必要と判断した場合、周波数帯域毎の優先度を、報知情報で通知されている値に関係なくページングに設定された新たな周波数優先度に変更する。在圏周波数の周波数優先度はページングに設定されていても良いし、設定されなくても良い。移動局装置1は、在圏周波数の周波数優先度がページングに設定されていない場合、報知情報で通知されている値を変更せずに適用しても良いし、最低の値に変更して適用しても良い。ページングで周波数優先度が設定されない周波数帯域があっても良い。負荷平衡用のオフセット値と負荷平衡制御の有効時間タイマが設定された場合の制御方法は、第1の実施形態または第2の実施形態で説明しているため説明を略す。移動局装置1は、負荷平衡制御の有効時間タイマの満了時に周波数帯域毎の優先度の変更を解除し、元の値を適用する。
このように、第3の実施形態では、基地局装置3は負荷平衡が必要な周波数帯域にキャンプしている移動局装置1に対してページングを用いて周波数帯域毎に調整可能な負荷平衡制御の実施を通知する。移動局装置1は、ページングの内容によって負荷平衡制御の実施の有無を判断し、負荷平衡制御の実施を行なう場合、負荷平衡制御として、設定された周波数帯域の優先度を変更する。本制御を用いることにより、周波数帯域間の負荷の平衡化を実現することが可能となる。
以上のように、基地局装置3は、ページングを用いて負荷平衡制御の実施を移動局装置1に通知すると共に、周波数帯域毎の負荷状況に応じた周波数優先度を適切に設定することで、移動局装置1がセル再選択によって移動する異周波数を適応的に制御することができるため、効率的な負荷平衡を実現することができる。
なお、以上説明した実施形態は単なる例示に過ぎず、様々な変形例、置換例を用いて実現することができる。説明の便宜上、実施形態の移動局装置1および基地局装置3を機能的なブロック図を用いて説明したが、移動局装置1および基地局装置3の各部の機能またはこれらの機能の一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより移動局装置1や基地局装置3の制御を行なっても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上記各実施形態に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部または全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。例えば、負荷平衡の実施を移動局装置1に示すページングは、基地局装置3の代わりに基地局装置3を管理する上位の制御局(例えばMME)の判断によって生成されても構わない。この場合、上位の制御局は、負荷平衡の実施が必要と判断した場合に移動局装置1に付加平衡の実施を示すページングを生成して基地局装置3に送信し、基地局装置3は、受信した負荷平衡の実施を示すページングの送信タイミングを移動局装置1の受信タイミングに一致するように調整して送信するように設計されていても良い。
1 移動局装置
3、3A、3B 基地局装置
101 受信部
103 復調部
105 復号部
107 上位レイヤ
109 符号部
111 変調部
113 RS生成部
115 多重部
117 送信部
119 制御部
121 負荷平衡判断部
201 受信部
203 復調部
205 復号部
207 測定処理部
209 セル選択部
211 ランダムアクセス生成部
213 符号部
215 変調部
217 送信部
219 送信帯域設定部
221 制御部
223 上位レイヤ

Claims (15)

  1. 移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう通信システムであって、
    前記基地局装置は、特定の周波数帯域において前記負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標を設定したページングを送信し、
    前記待ち受け状態の移動局装置は、前記受信したページングに前記負荷平衡指標が設定されている場合、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、前記再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行することを特徴とする通信システム。
  2. 移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう通信システムであって、
    前記基地局装置は、特定の周波数帯域において前記負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標および前記負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数を設定したページングを送信し、
    前記待ち受け状態の移動局装置は、前記受信したページングに前記負荷平衡指標および前記負荷平衡係数が設定されている場合、ランダムに選択した値と前記負荷平衡係数とを比較し、前記比較結果に基づいて、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、前記再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行することを特徴とする通信システム。
  3. 前記パラメータは、前記移動局装置が在圏する在圏周波数の優先度を示す周波数優先度を含み、
    前記移動局装置は、前記基地局装置から報知情報で通知された在圏周波数の周波数優先度を最低の値に再設定してセル再選択を実行することを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信システム。
  4. 前記パラメータは、周波数帯域毎の優先度の順序を示す周波数優先度を含み、
    前記移動局装置は、前記基地局装置から報知情報で通知された在圏周波数および在圏周波数とは異なる異周波数の周波数優先度に替えて、前記ページングで示された周波数優先度を再設定してセル再選択を実行することを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信システム。
  5. 移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう通信システムに適用される移動局装置であって、
    待ち受け状態で受信したページングに、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標が設定されている場合、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、前記再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行することを特徴とする移動局装置。
  6. 移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう通信システムに適用される移動局装置であって、
    待ち受け状態で受信したページングに、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標および前記負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数が設定されている場合、ランダムに選択した値と前記負荷平衡係数とを比較し、前記比較結果に基づいて、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、前記再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行することを特徴とする移動局装置。
  7. 前記パラメータは、自局が在圏する在圏周波数の優先度を示す周波数優先度を含み、
    前記基地局装置から報知情報で通知された在圏周波数の周波数優先度を最低の値に再設定してセル再選択を実行することを特徴とする請求項5または請求項6記載の移動局装置。
  8. 前記パラメータは、周波数帯域毎の優先度の順序を示す周波数優先度を含み、
    前記基地局装置から報知情報で通知された在圏周波数および在圏周波数とは異なる異周波数の周波数優先度に替えて、前記ページングで示された周波数優先度を再設定してセル再選択を実行することを特徴とする請求項5または請求項6記載の移動局装置。
  9. 移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう通信システムに適用される移動局装置であって、
    待ち受け状態で前記基地局装置からページングを受信する受信部と、
    前記受信したページングに前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標が設定されている場合、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、前記再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行するセル選択部と、を備えることを特徴とする移動局装置。
  10. 移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう通信システムに適用される移動局装置であって、
    待ち受け状態で前記基地局装置からページングを受信する受信部と、
    前記受信したページングに、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標および前記負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数が設定されている場合、ランダムに選択した値と前記負荷平衡係数とを比較し、前記比較結果に基づいて、セル再選択を実行するために必要なパラメータを再設定し、前記再設定したパラメータを用いてセル再選択を実行するセル選択部と、を備えることを特徴とする移動局装置。
  11. 移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう基地局装置であって、
    特定の周波数帯域において前記負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標を設定したページングを送信することを特徴とする基地局装置。
  12. 移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう基地局装置であって、
    特定の周波数帯域において前記負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標および前記負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数を設定したページングを送信することを特徴とする基地局装置。
  13. 前記負荷平衡が必要である場合、周波数帯域毎の優先度の順序を示す周波数優先度を設定したページングを前記移動局装置に対して送信することを特徴とする請求項11または請求項12記載の基地局装置。
  14. 移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう基地局装置であって、
    特定の周波数帯域において前記負荷平衡が必要であるかどうかを判断する負荷平衡判断部と、
    前記判断の結果、負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標を設定したページングを送信する送信部と、を備えることを特徴とする基地局装置。
  15. 移動局装置と基地局装置とを備え、前記移動局装置に割り当てられる周波数帯域毎の負荷を分散させる負荷平衡を行なう基地局装置であって、
    特定の周波数帯域において前記負荷平衡が必要であるかどうかを判断する負荷平衡判断部と、
    前記判断の結果、負荷平衡が必要である場合、待ち受け状態の移動局装置に対して、前記負荷平衡の実施を示す負荷平衡指標および前記負荷平衡を実施する移動局装置の割合を示す負荷平衡係数を設定したページングを送信する送信部と、を備えることを特徴とする基地局装置。
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