JP7091443B2 - セル再選択制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムにおけるセル再選択制御方法に関する。
近年、人が介在することなく通信を行うMTC(Machine Type Communication)及びIoT(Internet of Things)サービスを対象とした無線端末が注目されている。このような無線端末は、低コスト化、カバレッジ拡張、及び低消費電力化を実現することが求められる。
このため、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、システム送受信帯域の一部のみに送受信帯域幅を制限した新たな無線端末のカテゴリが仕様化されている。このような新たなカテゴリの無線端末には、繰り返し送信(repetition)等を含むカバレッジ拡張機能が適用される。
拡張カバレッジ機能は、繰り返し送信等に起因してセルの負荷を高める。よって、拡張カバレッジ機能によって拡張された部分である拡張カバレッジに多くのRRCアイドルモードの無線端末が存在する場合、ページングの送受信等によるセルの負荷が大きくなる。セルの負荷が過大である場合に、セルにアクセス規制を設定することが考えられるが、このセルを無線端末がサービングセルとして選択不能になるため、多くの無線端末の通信不能が発生し得る。
一実施形態に係るセル再選択制御方法は、第1カバレッジと前記第1カバレッジよりも拡張された部分である第2カバレッジとを有するセルを管理する基地局が、当該セル配下の無線端末に対して、前記セルとは異なる隣接セルを再選択することを指示する再選択指示を送信するステップAと、前記無線端末が、前記第2カバレッジに居る場合に、前記再選択指示に従って、前記隣接セルを再選択するステップBと、を備える。
一実施形態に係るセル再選択制御方法は、第1カバレッジと前記第1カバレッジよりも拡張された部分である第2カバレッジとを有するセルを管理する基地局が、前記セルへのアクセス規制を設定する場合に、前記セルと同じ周波数に属する隣接セルの再選択を前記アクセス規制中に行うことを許可しないことを示すイントラ周波数再選択情報を送信するステップAと、前記第2カバレッジに居るRRCアイドルモードの無線端末が前記イントラ周波数再選択情報を受信した場合であっても、前記無線端末が、前記イントラ周波数再選択情報にかかわらず、前記セルと同じ周波数に属する隣接セルを再選択するステップBと、を備える。
一実施形態に係るセル再選択制御方法は、第1カバレッジと前記第1カバレッジよりも拡張された部分である第2カバレッジとを有するセルを管理する基地局が、前記セルへのアクセス規制を設定する場合に、前記第1カバレッジに居る第1無線端末向けの第1イントラ周波数再選択情報と、前記第2カバレッジに居る第2無線端末向けの第2イントラ周波数再選択情報とを別々の情報として送信するステップAと、前記第2無線端末が前記第2イントラ周波数再選択情報を受信した場合に、前記第2無線端末が、前記受信した第2イントラ周波数再選択情報に基づいて、前記セルと同じ周波数に属する隣接セルの再選択を前記アクセス規制中に行うことが許可されているか否かを判断するステップBと、を備える。
実施形態に係るLTEシステム(移動通信システム)の構成を示す図である。 実施形態に係るUE(無線端末)の構成を示す図である。 実施形態に係るeNB(基地局)の構成を示す図である。 実施形態に係るLTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタックを示す図である。 実施形態に係るLTEシステムの無線フレームの構成を示す図である。 eMTC UE及びNB-IoT UEが取り扱う周波数チャネルを示す図である。 第1実施形態に係るセル再選択制御方法の適用シーンを示す図である。 第1実施形態に係る動作例を示す図である。 第1実施形態に係るUEの動作の一例を示す図である。 第2実施形態に係るUEの動作の一例を示す図である。 第2実施形態の変更例に係るUEの動作の一例を示す図である。 付記に係る図である。 付記に係る図である。
[第1実施形態]
(移動通信システム)
第1実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る移動通信システムであるLTE(Long Term Evolution)システムの構成を示す図である。LTEシステムは、3GPP規格に基づく移動通信システムである。
LTEシステムは、無線端末(UE:User Equipment)100、無線アクセスネットワーク(E-UTRAN:Evolved-UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びコアネットワーク(EPC:Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、移動型の通信装置である。UE100は、自身が在圏するセル(サービングセル)を管理するeNB200との無線通信を行う。
E-UTRAN10は、基地局(eNB:evolved Node-B)200を含む。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200は、1又は複数のセルを管理する。eNB200は、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語としても用いられる。1つのセルは1つのキャリア周波数に属する。
EPC20は、モビリティ管理エンティティ(MME)及びサービングゲートウェイ(S-GW)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。MMEは、NAS(Non-Access Stratum)シグナリングを用いてUE100と通信することにより、UE100が在圏するトラッキングエリア(TA)の情報を管理する。トラッキングエリアは、複数のセルからなるエリアである。S-GWは、データの転送制御を行う。MME及びS-GWは、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
図2は、UE100(無線端末)の構成を示す図である。UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する処理を実行する。
図3は、eNB200(基地局)の構成を示す図である。eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、eNB200における各種の制御を行う。制御部230は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPUと、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する処理を実行する。
バックホール通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNBと接続される。バックホール通信部240は、S1インターフェイスを介してMME/S-GW300と接続される。バックホール通信部240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に用いられる。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1レイヤ乃至第3レイヤに区分されている。第1レイヤは物理(PHY)レイヤである。第2レイヤは、MAC(Medium Access Control)レイヤ、RLC(Radio Link Control)レイヤ、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤを含む。第3レイヤは、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。PHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、及びRRCレイヤは、AS(Access Stratum)レイヤを構成する。
PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100のPHYレイヤとeNB200のPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。eNB200のMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御情報を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッドモードである。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がない場合、UE100はRRCアイドルモードである。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。UE100のNASレイヤとMME300CのNASレイヤとの間では、NASシグナリングが伝送される。UE100は、無線インターフェイスのプロトコル以外にアプリケーションレイヤ等の機能を有する。
図5は、LTEシステムにおいて用いられる無線フレームの構成を示す図である。無線フレームは、時間軸上で10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間軸上で2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msである。各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数軸上で複数個のリソースブロック(RB)を含む。各サブフレームは、時間軸上で複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数軸上で複数個のサブキャリアを含む。具体的には、12個のサブキャリア及び1つのスロットにより1つのRBが構成される。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に下りリンク制御情報を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)として用いられる領域である。各サブフレームの残りの部分は、主に下りリンクデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)として用いることができる領域である。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に上りリンク制御情報を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)として用いられる領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主に上りリンクデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)として用いることができる領域である。
(セル再選択の概要)
セル再選択動作の概要について説明する。RRCアイドルモードのUE100は、開始条件が満たされた場合に、現在のサービングセルに隣接する隣接セルの品質を測定し、選択条件を満たすセルの中からサービングセルとして用いるセルを選択する。
第1に、開始条件は、以下に示す通りである。
(A1)現在のサービングセルの周波数の優先度よりも高い優先度を有する周波数:
UE100は、高い優先度を有する周波数の品質を常に測定する。
(A2)現在のサービングセルの周波数の優先度と等しい優先度又は低い優先度を有する周波数:
UE100は、現在のサービングセルの品質が所定閾値を下回った場合に、等しい優先度又は低い優先度を有する周波数の品質を測定する。
第2に、選択条件は、以下に示す通りである。
(B1)隣接セルの周波数の優先度が現在のサービングセルの優先度よりも高い:
UE100は、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSqual>ThreshX,HighQの関係を満たすセル、若しくは、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSrxlev>ThreshX,HighPの関係を満たすセルを選択する。このようなケースにおいて、隣接セルが満たすべき基準を“S-criteria”と称することもある。
Squalは、セル選択品質レベルを表している。Squalは、Squal=Qqualmeas-(Qqualmin+Qqualminoffset)-Qoffsettempによって算出される。Qqualmeasは、隣接セルの品質レベル(RSRQ)である。Qqualminは、最小要求品質レベルである。Qqualminoffsetは、隣接セルに定常的に適用される所定オフセットである。Qoffsettempは、隣接セルに一時的に適用されるオフセットである。ThreshX,HighQは、所定閾値である。
Srxlevは、セル選択受信レベルを表している。Srxlevは、Srxlev=Qrxlevmeas-(Qrxlevmin+Qrxlevminoffset)-Pcompensation-Qoffsettempによって算出される。Qrxlevmeasは、隣接セルの受信レベル(RSRP)である。Qrxlevminは、最小要求受信レベルである。Qrxlevminoffsetは、隣接セルに定常的に適用される所定オフセットである。Pcompensationは、アップリンクの能力に関するパラメータである。Qoffsettempは、隣接セルに一時的に適用されるオフセットである。ThreshX,HighPは、所定閾値である。
(B2)隣接セルの周波数の優先度が現在のサービングセルの優先度と同じである:
UE100は、現在のサービングセルのランキングRs及び隣接セルのランキングRnを算出する。UE100は、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってRsよりも高いランキングRnを有するセルを対象セルとして選択する。このようなケースにおいて、隣接セルが満たすべき基準を“R-criteria”と称することもある。
Rsは、Rs=Qmeas,s+QHyst-Qoffsettempによって算出される。Rnは、Rn=Qmeas,n-Qoffset-Qoffsettempによって算出される。Qmeas,sは、現在のサービングセルの受信レベル(RSRP)である。Qmeas,nは、隣接セルの受信レベル(RSRP)である。QHystは、現在のサービングセルが対象セルとして再選択されやすくするためのヒステリシス値である。Qoffsettempは、現在のサービングセル及び隣接セルに一時的に適用されるオフセットである。
(B3)隣接セルの周波数の優先度が現在のサービングセルの優先度よりも低い:
UE100は、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSqual<ThreshServing,LowQが満たされる、若しくは、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSrxlev<ThreshServing,LowPが満たされるという前提下において、上述した(B1)と同様の手法によって隣接セルの中から対象セルを選択する。
但し、ThreshServing,LowQ及びThreshServing,LowPは、ThreshX,HighQ及びThreshX,HighPと同様に、所定閾値である。
対象セルの選択で用いる各種パラメータは、eNB200からブロードキャストされる情報(SIB:System Information Block)に含まれる。各種パラメータは、周波数の優先度(cellReselectionPriority)、所定期間(TreselectionRAT)、各種オフセット(Qqualminoffset、Qrxlevminoffset、Qoffsettemp、QHyst、Qoffset)、各種閾値(ThreshX,HighQ、ThreshX,HighP、ThreshServing,LowQ、ThreshServing,LowP)を含む。
(eMTC及びNB-IoTの概要)
eMTC及びNB-IoTの概要について説明する。第1実施形態において、MTC及びIoTサービスを対象とした新たなカテゴリのUE100が存在するシナリオを想定する。新たなカテゴリのUE100は、システム送受信帯域(LTE送受信帯域幅)の一部のみに送受信帯域幅が制限されるUE100である。新たなUEカテゴリは、例えば、カテゴリM1及びカテゴリNB(Narrow Band)-IoTと称される。カテゴリM1は、eMTC(enhanced Machine Type Communications)UEが属するカテゴリである。カテゴリNB-IoT(カテゴリNB1)は、NB-IoT UEが属するカテゴリである。カテゴリM1は、UE100(eMTC UE)の送受信帯域幅を例えば1.08MHz(すなわち、6リソースブロックの帯域幅)に制限する。カテゴリNB-IoT(カテゴリNB1)は、UE100(NB-IoT UE)の送受信帯域幅を180kHz(すなわち、1リソースブロックの帯域幅)にさらに制限する。このような狭帯域化により、eMTC UE及びNB-IoT UEに要求される低コスト化及び低消費電力化が実現可能となる。
図6は、eMTC UE及びNB-IoT UEが取り扱う周波数チャネルを示す図である。図6に示すように、LTEシステムのシステム周波数帯域の周波数帯域幅は10MHzであり得る。システム送受信帯域の帯域幅は、例えば、50リソースブロック=9MHzである。eMTC UEが対応可能な周波数チャネルの帯域幅は、6リソースブロック=1.08MHz以内である。eMTC UEが対応可能な6リソースブロック以内の周波数チャネルは、「狭帯域(NB:Narrow Band)」と称される。NB-IoT UEが対応可能な周波数チャネルの帯域幅は、1リソースブロック=180kHzである。NB-IoT UEが対応可能な1リソースブロックの周波数チャネルは、「キャリア(carrier)」と称される。
eMTC UEは、LTE送受信帯域幅内で運用される。NB-IoT UEは、LTE送受信帯域幅内で運用される形態、LTE送受信帯域幅外のガードバンドで運用される形態、及びNB-IoT専用の周波数帯域内で運用される形態をサポートする。
eMTC UE及びNB-IoT UEは、カバレッジ拡張を実現するために、繰り返し送信等を用いた拡張カバレッジ(EC:Enhanced Coverage)機能をサポートする。なお、拡張カバレッジは、CE(Coverage Enhancement)と称されることもある。カバレッジ拡張機能は、複数のサブフレームを用いて同一信号を繰り返し送信する繰り返し送信(repetition)を含んでもよい。繰り返し送信の回数が多いほど、カバレッジを拡張することができる。カバレッジ拡張機能は、送信信号の電力密度を上げる電力ブースト(power boosting)を含んでもよい。一例として、送信信号の周波数帯域幅を狭くする狭帯域送信により電力密度を上げる。送信信号の電力密度を上げるほど、カバレッジを拡張することができる。カバレッジ拡張機能は、送信信号に用いるMCSを下げる低MCS(lower MCS)送信を含んでもよい。データレートが低く、誤り耐性の高いMCSを用いて送信を行うことにより、カバレッジを拡張することができる。
RRCアイドルモードのeMTC UE及びNB-IoT UEは、通常のカバレッジのための第1セル選択基準(第1のS-criteria)が満たされず、拡張カバレッジのための第2セル選択基準(第2のS-criteria)が満たされた場合、自身が拡張カバレッジに居ると判定してもよい。「拡張カバレッジに居るUE」とは、セルにアクセスするためにカバレッジ拡張機能(拡張カバレッジモード)を用いることが必要とされるUEを意味してもよい。
カバレッジ拡張機能は、カバレッジを拡張する度合いが異なる複数のカバレッジ拡張レベルを有してもよい。eMTC UE及びNB-IoT UEは、RSRP(Reference Signal Received Power)を測定し、測定したRSRPをカバレッジ拡張レベルごとのRSRP閾値と比較することにより、自身のカバレッジ拡張レベルを決定する。カバレッジ拡張レベルは、少なくとも繰り返し送信における送信回数(すなわち、Repetition回数)と関連する。
拡張カバレッジに居るUEは、上述したセル再選択における周波数の優先度にかかわらず、受信レベル(RSRP)に基づくランキングによってセル再選択を行う。例えば、UEは、現在のサービングセルのランキングRs及び隣接セルのランキングRnを算出し、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってRsよりも高いランキングRnを有するセルを対象セル(新たなサービングセル)として選択する。
(第1実施形態に係るセル再選択制御方法)
第1実施形態に係るセル再選択制御方法について説明する。
図7は、第1実施形態に係るセル再選択制御方法の適用シーンを示す図である。
図7に示すように、eNB200が管理するセルは、第1カバレッジと、第1カバレッジの外側の第2カバレッジとを有する。第1カバレッジは、カバレッジ拡張機能によって拡張されていないカバレッジ(通常のカバレッジ)である。第2カバレッジは、カバレッジ拡張機能によって拡張された部分(拡張カバレッジ)である。第1実施形態において、eMTC UE又はNB-IoT UEであるUE100がRRCアイドルモードにおいてセルの拡張カバレッジに居ると仮定する。
第1実施形態において、通常のカバレッジと拡張カバレッジとを有するセルを管理するeNB200は、拡張カバレッジに居るRRCアイドルモードのUE100に対して、当該セルとは異なる隣接セルを再選択することを指示する再選択指示を送信する(ユニキャスト又はブロードキャストする)。例えば、eNB200は、ページングメッセージ又はシステム情報ブロック(SIB)に再選択指示を含めて送信する。かかる送信には、繰り返し送信が適用されてもよい。拡張カバレッジに居るUE100は、eNB200からの再選択指示の受信に応じて、隣接セルを再選択する。これにより、当該セルの負荷分散を可能としつつ、UE100が通信不能になることを防止できる。なお、eNB200は、通常のカバレッジと拡張カバレッジを含むセル内において、当該セルとは異なる隣接セルを再選択することを指示する再選択指示を送信してもよい。その場合には、通常のカバレッジと拡張カバレッジのいずれかに居るUE100が再選択指示を受信することになり、再選択指示を受信したUE100が、拡張カバレッジに位置する場合に、再選択指示に従って隣接セルを再選択してもよい。なお、通常のカバレッジに居るUE100が再選択指示を受信した場合、当該UE100が通常のカバレッジから拡張カバレッジに移動した場合に、当該再選択指示に従って隣接セルを再選択してもよい。
なお、再選択指示には、拡張カバレッジに居るUE100に対する指示であることを、当該指示を受信したUE100が判断できるように、Indicationを含んでもよい。
UE100は、再選択指示の受信に応じて、当該セル(再選択指示の送信元のセル)が属する周波数と同じ周波数に属する隣接セルを再選択してもよい。一般的に、同一周波数内でのセル再選択は、再選択先のセルとUE100との通信が元のセルに対して干渉を与える可能性がある。但し、UE100が拡張カバレッジに居る場合、UE100は、通信環境が極めて悪い状況(パスロスが大きい状況)にあるため、元のセルに対して与える干渉の影響は小さい。
図8は、eNB200Aが管理するセルAの拡張カバレッジ(第2カバレッジ)に居るUE100Aが、再選択指示に応じて、eNB200Bが管理するセルBを再選択する一例を示す図である。図8に示すように、セル再選択前において、セルAはUE100Aにおける受信レベル(受信品質)が最も良好なセルであり、セル再選択のランキングが最も高い。セルBはUE100Aにおける受信レベル(受信品質)が2番目に良好なセルであり、セル再選択のランキングが2番目に高い。UE100AとセルA(eNB200A)との間のパスロスが大きいため、UE100AがセルB(eNB200B)に対して送信する無線信号は、セルA(eNB200A)において小さい干渉電力として観測される。また、UE100Aの送信電力は飽和状態にある。このため、UE100Aが再選択元のセルAに対して与える干渉の影響は小さく、特に、第1カバレッジ(通常のカバレッジ)に居るUE100BからセルAが受信する希望波電力に対して、UE100Aからの干渉の影響は非常に小さい。
また、拡張カバレッジは、上述したように、カバレッジ拡張の度合いの異なる複数のカバレッジ拡張レベルと関連付けられる。eNB200は、複数のカバレッジ拡張レベルのうちの特定のカバレッジ拡張レベルのUE100に対して再選択指示を送信してもよい。かかる場合、再選択指示は、セル再選択を実行すべきUE100のカバレッジ拡張レベルを指定する情報を含んでもよい。若しくは、再選択指示は、RSRP閾値を含んでもよい。RSRP閾値が指定される場合、UE100は、自身で測定したRSRPと指定されたRSRP閾値との比較結果に応じて、セル再選択を実行すべきか否かを判定する。
例えば、eNB200は、自セル内のUE100のうち、カバレッジ拡張の度合いの最も大きいUE100(すなわち、通信環境が最も悪い)を指定して再選択指示を送信する。その後、eNB200は、自セルの負荷が十分に低減されていない場合には、カバレッジ拡張の度合いが2番目に大きいUE100を指定して再選択指示を送信する。これにより、eNB200は、例えば、自セルの負荷が十分に低減されるまで、拡張カバレッジの外側から内側の順に段階的にセル再選択をUE100に実行させることができる。
eNB200は、自セルと隣接セルとの間の許容受信レベル差を示す情報(以下、許容レベル差情報という)をUE100に送信してもよい。eNB200は、許容レベル差情報を再選択指示に含めて送信してもよいし、許容レベル差情報を再選択指示とは別に例えばSIBによりUE100に送信してもよい。UE100は、許容レベル差情報に基づいて、現在のサービングセルと隣接セルとの間の受信レベル差が許容受信レベル差以内である場合に、当該隣接セルを再選択する。このように許容受信レベル差を設定することにより、UE100が現在のサービングセルに比べて極めて通信環境の悪い隣接セルを再選択することを抑制できるため、UE100が通信不能になることを効率的に防止できる。
eNB200は、イントラ周波数セル再選択用の許容レベル差情報とインター周波数セル再選択用の許容レベル差情報とを別々に送信してもよい。具体的には、eNB200は、自セルが属する周波数と同じ周波数に属する隣接セルの再選択(イントラ周波数セル再選択)に用いる第1の許容受信レベル差を示す情報と、自セルが属する周波数と異なる周波数に属する隣接セルの再選択(インター周波数セル再選択)に用いる第2の許容受信レベル差を示す情報とを送信する。例えば、イントラ周波数セル再選択用の第1の許容受信レベル差は、インター周波数セル再選択用の第2の許容受信レベル差よりも小さく設定される。インター周波数セル再選択は干渉の問題が生じないためである。
eNB200は、隣接セルの再選択後に自セルを再選択候補から除外する期間を示すタイマ値をUE100に送信してもよい。eNB200は、かかるタイマ値を再選択指示に含めて送信してもよいし、タイマ値を再選択指示とは別に例えばSIBによりUE100に送信してもよい。UE100は、再選択指示の受信に応じて隣接セルを再選択した後、タイマ値が示す期間において元のサービングセル(再選択指示の送信元のセル)を再選択候補から除外する。これにより、UE100が元のサービングセルを直ぐに再選択して戻ってしまうピンポン現象を回避できる。
図9は、第1実施形態に係るUE100の動作の一例を示す図である。
図9に示すように、ステップS101において、eMTC UE又はNB-IoT UEであるUE100は、RRCアイドルモードにおいてセルを選択する。UE100は、当該セルの拡張カバレッジに居る。具体的には、UE100は、測定したRSRPをカバレッジ拡張レベルごとのRSRP閾値と比較することにより、自身のカバレッジ拡張レベルを決定する。
ステップS102において、UE100は、現在のサービングセルから再選択指示を受信する。また、UE100は、現在のサービングセルから、許容レベル差情報及びタイマ値を受信する。
ステップS103において、UE100は、自身のカバレッジ拡張レベルが、再選択指示において指定されたカバレッジ拡張レベルと一致するか否かを判定する。再選択指示は、セル再選択対象のカバレッジ拡張レベルの範囲を指定するものであってもよい。かかる場合、UE100は、自身のカバレッジ拡張レベルが、指定された範囲内であるか否かを判定する。
ステップS103においてYESである場合、ステップS104において、UE100は、セル再選択基準を満たす隣接セルを発見したか否かを判定する。具体的には、UE100は、各隣接セルについて受信レベルを測定し、測定した受信レベルを拡張カバレッジのための第2セル選択基準(第2のS-criteria)と比較し、受信レベルが第2セル選択基準(第2のS-criteria)以上の隣接セルが存在するか否かを判定する。
ステップS104においてYESである場合、ステップS105において、UE100は、現在のサービングセルについての受信レベルと、発見された隣接セルについての受信レベルとの間の受信レベル差を算出し、算出した受信レベル差をeNB200から指定された許容レベル差以内であるか否かを判定する。イントラ周波数セル再選択用の許容レベル差情報とインター周波数セル再選択用の許容レベル差情報とが別々に送信される場合、UE100は、隣接セルがイントラ周波数セルであるか又はインター周波数セルであるかに応じて許容レベル差情報を選択して用いる。
ステップS105においてYESである場合、ステップS106において、UE100は、受信レベル差が許容レベル差以内であると判定された隣接セルを新たなサービングセルとして再選択する。その際、UE100は、eNB200から指定されたタイマ値を設定したタイマを開始させる。
ステップS107において、UE100は、タイマが動作中である間は、元のサービングセルをセル再選択の候補から除外する。タイマが満了すると、UE100は、元のサービングセルをセル再選択の候補に加える。
[第2実施形態]
第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。第2実施形態に係るセル再選択制御方法の適用シーンは、第1実施形態と同様である(図7参照)。
第2実施形態においては、セルが過負荷である場合に、当該セルにアクセス規制を設定する場合を想定する。かかる場合において、UE100は、当該セルをサービングセルとして選択不能になる。
また、かかる場合において、eNB200は、自セルへのアクセス規制を設定する場合に、当該セルと同じ周波数に属する隣接セルの再選択(すなわち、イントラ周波数セル再選択)をアクセス規制中に行うことを許可するか否かを示す情報をシステム情報ブロック(システム情報ブロック・タイプ1)により送信する。かかる情報は、「intraFreqReselection」と称される。「intraFreqReselection」は、イントラ周波数セル再選択を許可することを表す「Allowed」、又はイントラ周波数セル再選択を禁止することを表す「Not Allowed」に設定される。「Not Allowed」に設定された「intraFreqReselection」を受信したUE100は、イントラ周波数セル再選択が禁止され、インター周波数セル再選択のみが許可される。
しかしながら、UE100が拡張カバレッジに居る場合、第1実施形態において説明したように、インター周波数セル再選択を行っても深刻な干渉を引き起こす可能性が小さい(図8参照)。よって、「intraFreqReselection」が「Not Allowed」に設定されていても、拡張カバレッジに居るUE100については、イントラ周波数セル再選択を許可する。すなわち、拡張カバレッジに居るRRCアイドルモードのUE100は、「intraFreqReselection」が「Not Allowed」に設定されていても、現在のサービングセルと同じ周波数に属する隣接セルを再選択することが可能である。なお、上述したように、拡張カバレッジに居るUE100は、イントラ周波数及びインター周波数にかかわらず、受信レベルによるランキングを用いて最も受信レベルが良好なセルをサービングセルとして選択する。よって、UE100は、「intraFreqReselection」が「Not Allowed」に設定されていてもイントラ周波数セル再選択が可能であり、イントラ周波数及びインター周波数にかかわらず、現在のサービングセルの次に受信レベルが良好なセルを新たなサービングセルとして選択できる。
これにより、当該UE100が通信不能になる確率を下げることができる。また、イントラ周波数セル再選択により新たなサービングセルを選択できれば、インター周波数セル再選択を行わずに済むため、UE100の処理負荷及び消費電力を削減できる。このため、拡張カバレッジに居るUE100は、インター周波数セル再選択よりもイントラ周波数セル再選択を優先して実行してもよい。
なお、第2実施形態においても第1実施形態と同様に、隣接セルの再選択後に元のサービングセルを再選択候補から除外するためのタイマを用いることが可能である。
図10は、第2実施形態に係るUE100の動作の一例を示す図である。
図10に示すように、ステップS201において、eMTC UE又はNB-IoT UEであるUE100は、RRCアイドルモードにおいてセルを選択する。UE100は、当該セルの拡張カバレッジに居る。
ステップS202において、UE100は、現在のサービングセルから受信するシステム情報ブロックに基づいて、現在のサービングセルがアクセス規制を設定したことを検知する。また、UE100はページングメッセージ等でアクセス規制パラメータの変更が通知されたことにより、当該システム情報ブロックを取得し、当該パラメータの変更(設定)を検知してもよい。
ステップS203において、UE100は、現在のサービングセルからイントラ周波数再選択情報(intraFreqReselection)を受信する。また、UE100は、現在のサービングセルから、隣接セルの再選択後に元のサービングセルを再選択候補から除外するためのタイマ値を受信する。
ステップS204において、UE100は、イントラ周波数再選択情報にかかわらず、イントラ周波数セル再選択を行う。具体的には、UE100は、「intraFreqReselection」が「Not Allowed」に設定されていても、イントラ周波数セル再選択を行う。UE100は、自身が拡張カバレッジに居ることを確認したうえで、ステップS204の処理を行ってもよい。
ステップS205において、UE100は、イントラ周波数セル再選択により現在のサービングセルと同じ周波数に属する隣接セルを新たなサービングセルとして再選択する。その際、UE100は、eNB200から指定されたタイマ値を設定したタイマを開始させる。
ステップS206において、UE100は、タイマが動作中である間は、元のサービングセルをセル再選択の候補から除外する。タイマが満了すると、UE100は、元のサービングセルをセル再選択の候補に加える。
[第2実施形態の変更例]
本変更例において、eNB200は、セルへのアクセス規制を設定する場合に、通常のカバレッジに居るUE100向けの第1イントラ周波数再選択情報と、拡張カバレッジに居るUE100向けの第2イントラ周波数再選択情報とを別々の情報として送信する。例えば、第1イントラ周波数再選択情報は通常の「intraFreqReselection」であり、第2イントラ周波数再選択情報は新たに導入される情報要素である「intraFreqReselection-CE」である。「intraFreqReselection-CE」は、「intraFreqReselection」と同様に、イントラ周波数セル再選択を許可することを表す「Allowed」、又はイントラ周波数セル再選択を禁止することを表す「Not Allowed」に設定される。eNB200は、第1イントラ周波数再選択情報(intraFreqReselection)及び第2イントラ周波数再選択情報(intraFreqReselection-CE)を同じSIBに含めてもよいし、これらを互いに異なるSIBに含めてもよい。
通常のカバレッジに居るUE100は第1イントラ周波数再選択情報を受信して取得し、拡張カバレッジに居るUE100は第2イントラ周波数再選択情報を受信して取得する。すなわち、UE100は、自身が通常のカバレッジに居るか又は拡張カバレッジに居るかに応じて、取得すべきイントラ周波数再選択情報を選択する。若しくは、UE100は、いずれのカバレッジに居るか否かに関わらず、第1イントラ周波数再選択情報及び第2イントラ周波数再選択情報の両方を受信して、いずれのカバレッジに居るかに応じて、いずれかのイントラ周波数再選択情報を設定又は使用してもよい。これにより、セルのアクセス規制中に、通常のカバレッジに居るUE100と拡張カバレッジに居るUE100とで、イントラ周波数セル再選択の許可・禁止の設定を異ならせることができる。例えば、eNB200は、通常のカバレッジに居るUE100に対してはアクセス規制中にイントラ周波数セル再選択を禁止し、拡張カバレッジに居るUE100に対してはアクセス規制中でもイントラ周波数セル再選択を許可できる。
図11は、第2実施形態の変更例に係るUE100の動作の一例を示す図である。
図11に示すように、ステップS211において、eMTC UE又はNB-IoT UEであるUE100は、RRCアイドルモードにおいてセルを選択する。UE100は、当該セルの拡張カバレッジに居る。
ステップS212において、UE100は、現在のサービングセルから受信するシステム情報ブロックに基づいて、現在のサービングセルがアクセス規制を設定したことを検知する。
ステップS213において、UE100は、現在のサービングセルから第2イントラ周波数再選択情報(intraFreqReselection-CE)を取得する。また、UE100は、現在のサービングセルから、隣接セルの再選択後に元のサービングセルを再選択候補から除外するためのタイマ値を受信する。
ステップS214において、UE100は、第2イントラ周波数再選択情報(intraFreqReselection-CE)に基づいて、イントラ周波数セル再選択が許可されているか否かを判定する。UE100は、自身が拡張カバレッジに居ることを確認したうえで、ステップS214の処理を行ってもよい。なお、UE100が拡張カバレッジではなく通常のカバレッジに居る場合には、UE100は第1イントラ周波数再選択情報(intraFreqReselection)に従う。
ここでは、イントラ周波数セル再選択が許可されており、UE100がイントラ周波数セル再選択を行ったと仮定して説明を進める。UE100は、eNB200から指定されたタイマ値を設定したタイマを開始させる。
ステップS215において、UE100は、タイマが動作中である間は、元のサービングセルをセル再選択の候補から除外する。タイマが満了すると、UE100は、元のサービングセルをセル再選択の候補に加える。
[その他の実施形態]
上述した実施形態において、移動通信システムとしてLTEシステムを例示した。しかしながら、本発明はLTEシステムに限定されない。LTEシステム以外の移動通信システム(例えば、第5世代移動通信システム)に、上述した実施形態に係る動作を適用してもよい。
UE100及びeNB200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。UE100及びeNB200が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップセットが提供されてもよい。
なお、本願は、米国仮出願第62/652989号(2018年4月5日出願)の優先権を主張し、その内容のすべてが本願明細書に組み込まれている。
(付記)
1.はじめに
この付記では、CEベースのアクセスクラス規制及び負荷分散機構の詳細が説明される。
2.議論
2.1.想定
2.1.1.配備シナリオ
図12に、配備シナリオを示す。なお、図12の(c)及び(d)は同じモデルと考えることができる。
解決策を論じる前に、まず、アイドルモードUEのアクセス/負荷制御を必要とする配備シナリオを識別すべきである。可能なシナリオは、図12に示されるように、周波数内/周波数間及びセル内/セル間、eNB内/eNB間の観点から分類され得る。
図12のシナリオ(a)は、UEが位置するエリア内の単一のセルのみを考慮し、他のシナリオは、UEのために複数のセルが利用可能であると仮定する。セルは、最も高いランク付けされたセルと見なされるので、UEは、混雑したセルの拡張されたカバレッジに位置する。図12のすべてのシナリオ、すなわち、(a)乃至(d)において、輻輳セルは、CEにおけるアイドルUEのアクセス/負荷制御のための解決策によってリソース利用可能性を増加させる必要があると仮定され得る。
提案1:RAN2は、実行可能なソリューションが輻輳セルのリソース利用可能性を増加させるべきであることを合意すべきである。
2.1.2.アクセス禁止前の負荷分散の可能性
提案1が合意可能である場合、図12に意図されるように、問題を解決するためのオプションの結合、輻輳セルのアクセス禁止、及びアンロードセルとの負荷分散があり得る。
これは、ワークアイテム記述の例として与えられているので、CEベースのアクセスクラスの交替は有望な解決策と考えられる。非常に過負荷な状態を緩和することが期待されるが、不公平性の問題は、最後の議論において指摘された。不公平性の問題は、例えばその加入のためにNWによって許可されるUEがCEモードにキャンプオンしている間にセルにアクセスできないときに発生し、通常のカバレッジ内の同じアクセスクラスを有する別のUEはアクセスを開始することができる。ほとんどのMTCデバイスは本質的に静止していることを考慮して、問題はより深刻になり、加入者の不満を引き起こす可能性がある。
考察1:CEベースのアクセスクラス規制は、極度に過負荷な状態を回避するのに有益であるが、不公平性の条件に起因して加入者の苦情をもたらす可能性がある。
CEベースのアクセスクラス規制の使用は、最終的にNW実装及び/又はオペレータの配備ポリシーであるが、この機能の利点及び欠点は、ユーザの視点から導入される前に考慮されなければならない。
提案2:RAN2は、NW動作及びユーザエクスペリエンスの観点から、CEベースのアクセスクラス規制が本当に有用であるかどうかを検討すべきである。
一方、RAN2は、様々な設定可能なパラメータ、すなわち、絶対優先度、専用優先度、オフセット、及び再分配手順をすでに含むアイドルモードUEのための負荷分散機構を使用することも考慮すべきである。しかしながら、CEモードでは、それらはランク付け手順にしか従わないので、UEのための使用事例では導入されなかった。
アクセス制御が導入されるかどうかにかかわらず、RAN2は、アクセス制御が適用される前に、アイドルモードUEの負荷分散がネットワーク上の負荷を低減するのに十分な制御を提供できるかどうかを少なくとも考慮すべきである。
提案3:RAN2は、アクセス制限が唯一の実行可能な解決策であるという結論に至る前に、アイドルモード負荷分散機構の使用を検討すべきである。
2.2.アイドルモード負荷分散
2.2.1.セル/周波数固有のオフセット
通常のカバレッジ内のUEは、周波数内、及び等しい優先順位の周波数間セル再選択のためのランク付けメカニズムを適用する。さらに、CEにおけるUEは、周波数内セル再選択または周波数間セル再選択にかかわらず、ランク付けメカニズムにのみ従う。その基準Rは、以下のように定義される;
Figure 0007091443000001
ここで、Qoffsetは、周波数内ではQoffsets,nに等しく、周波数間ではQoffsets,n+QOffsetfrequencyに等しい。
Qoffsetは?24dBから+24dBの範囲であり、セル間及び/又は周波数間の負荷バランスを静的制御方式として含むネットワーク最適化のために使用され得る。
考察2:既存のQoffsetを静的負荷分散に使用することができる。
しかしながら、このワークアイテムに対するアクセス/負荷制御を改善するための使用事例は、ワークアイテム記述、すなわち、CEベースのアクセスクラス規制における解決策の例が一時的に適用されることを意味するので、動的制御を必要とすると仮定される。
提案4:RAN2は、改善されたアクセス/負荷制御のための解決策が、アイドルモードUEの動的制御、すなわち短期に適用可能であると仮定されることを合意すべきである。
設定の変更は、他の設定、たとえば、通常のカバレッジにおけるUEの絶対優先度、及び近隣セルのシステム情報に影響を与える必要があり得るので、Qoffsetとの負荷分散は、そのような動的制御を意図するものではない。そのため、解決策がQoffsetに依存する場合、いくつかの拡張が必要となる。
考察3:アクセス/ロード制御を改善するための解決策が考えられる場合、Qoffsetベースを強化する必要がありうる。
2.2.2.周波数間負荷再分配
周波数間再分配手順は、マルチキャリア配備における負荷分散のためにリリース13において導入された。それは、ネットワークにより定義された確率でUEを別の周波数に再分配する。再分配のためのUEの選択は、UEのIMSIに従うので、UEの完全ではないが比較的公平性を保証する。トリガは、2つのユースケース、すなわち、連続トリガ及びページングを伴うワンショットトリガのために設計され、したがって、周波数間再分配手順は、動的負荷制御の固有のサポートを有する。
考察4:周波数間再分配手順は、UEの良好な公平性とアイドルモードUEの動的負荷制御とを有するNW制御方法である。
しかしながら、この手順では、2対の問題が見られる;
周波数間再分配にのみ適用可能な場合;CEにおけるUEは、このUEのための最良ランクのセルが依然として拡張されたカバレッジを必要とするので、再分配のための他の周波数の数が少ないことのみを検出すると仮定することができる。
再分配ターゲットセル/周波数の最優先概念を使用すること;CEにおけるUEは、優先度を無視し、ランク付けメカニズムに従うので、現在のメカニズムは、通常のカバレッジ内のUEのみに適用可能であることを意味する。
提案5:RAN2は、CEにおけるアイドルモードUEの改善された負荷制御のための周波数間再分配手順を強化することに同意すべきである。
2.2.3.他の負荷分散解決策
RSRPベースのアクセス確率の概念が提案される。我々の理解では、それは、各RSRPレベルに何らかの形で関連付けられるアクセス確率を定義する。この解決策は、ロードバランシングだけでなく、NW設定に依存してアクセス禁止に対しても統一されたソリューションの利益を有するように思われるので、さらなる調査に値する。しかしながら、これは、レガシーUEと比較してリリース15のUEのためにどのように有益であるかは明らかではない。
別の可能性は、eNBが、可能な場合、UEに他のセルに移動することを伝える指示をブロードキャストすることである。「cell barred」は、任意の他の適切なセルが見つからない場合、CE領域にのみ適用可能であり、UEがこのセルに留まることを可能にすることができる。
2.3.CEベースのアクセスクラス規制
CEベースのアクセスクラス規制の詳細なメカニズムが提案された。我々の理解では、共通の見解及び矛盾が見られる;
セルごとの禁止パラメータは、SIB内に提供される; FFS:ACごとに、PLMNごと又はセルごとにどうか、及びSIB2又はSIB14を介するかどうかが判断される。
規制パラメータの変更は、ページングによって通知される; FFS:既存のeab-ParamModificationとするか新規IEとするか。
一方、現在の仕様、すなわち、EAB又はACDCなどの、以下の2つのタイプのアクセス制御概念が存在する。2つのタイプの間の主な相違は、UEが別のセル(Barredセルから)を再選択し得るか、又はこのセル(すなわち、アクセス制限セル)上に留まるかどうかである。どのタイプのCELベースのアクセス規制が好ましいかは明確に示していない。
考察5: CELベースのアクセスクラス禁止が、セル禁止又はセルアクセス制限の一種と見なされるかどうかはまだ明確ではない。
リリース15のUEのアクセス確率は、レガシーUEと比較して劣化されるべきではないことが指摘された。セルアクセス制限では、UEは、接続を開始する機会を有しないが、セルのみがBarredである場合、依然として別のセルを介した接続を行うことが可能であり得る。したがって、CEベースのアクセス禁止は、セル規制に基づくべきである。
提案6:CEベースのアクセスクラス規制が導入された場合、UEは、セルが禁止されている、すなわちCELが禁止されていると考えるべきである。
2.3.1.2番目に高くランク付けされたセルに再選択するときのUL干渉
提案3にかかわらず、負荷分散は、UEが2番目の最高セルを再選択し得ることを意味するので、周波数内セル間干渉のさらなる考慮が必要である(すなわち、図12のケース(b))。
一般に、UEが2番目の最高ランクのセルに接続する場合、最良のランク付けされたセル(同じ周波数で)は、より長い距離の接続(図13のケース(a))のためにUEの高い送信電力による過度のUL干渉を経験する。したがって、現在の仕様は、最も高くランク付けされたセルがBarredであるときに周波数内セル再選択を可能にするかどうかを示すために、SIB1におけるintraFreqReselectionを有する。通常のカバレッジ・ケースについては「真」である。
考察6:通常のバレッジでは、UEが第2の最高ランクのセルを再選択した場合、過剰なUL干渉を引き起こす。
しかしながら、カバレッジ拡張の場合、カバレッジ拡張は、はるかに高い送信電力ではなく、反復、すなわち、UEが通常のカバレッジから拡張されたカバレッジに移動するときにすでに飽和され得るので、少し異なる。
CEにおけるUEに対するアクセス/負荷制御の意図は、輻輳セルの通常カバレッジ内にあるUEのためのリソース利用可能性を増加させることであり、それによって、通常カバレッジ内のUEは、図13の(b)に示されるように、CE中のUEよりも常にサービングセルに近い。言い換えれば、CE中のUEは、明らかに、より大きいパスロスを有する。
UEが最初に最良ランクのセルのCEにあり、現在第2の最高ランクのセルを再選択したと仮定すると、最高ランクのセルへのUL干渉を増加させるように見え得る。しかしながら、最良ランクセルにおける受信信号強度に関して、(第2の最高ランクセルにおける)アグレッサUEからのUL干渉は、上記で説明した理由、すなわち、特定のULリソースの送信電力飽和及びより大きいパスロスに起因して、UEからの所望のUL信号よりも小さくなり得る。しかしながら、総干渉電力は、反復のために大きくなり得る。この意味で、UL干渉は、通常のカバレッジの場合と比較して、拡張されたカバレッジにおいて重大な問題ではない。
考察7:拡張されたカバレッジである場合には、UEが輻輳セルから無負荷セルに移動したとしても、UL干渉は重大な問題ではない。
したがって、CE中のUEは、最良ランクのセルが輻輳しているとき、周波数内セルであっても、第2の最高ランクのセルを再選択し得ると考えられるべきである。単純な例として、追加のFreqReセレクション(すなわち、FreqReselect-CE)が導入される。
提案7:RAN2は、最もランク付けされたセルが輻輳しているとき、UEが、UEが周波数内セルであっても、第2の最高ランクのセルを再選択することを許可されるべきである。

Claims (11)

  1. 第1カバレッジと前記第1カバレッジよりも拡張された部分である第2カバレッジとを有するセルを管理する基地局が、当該セル配下の無線端末に対して、前記セルとは異なる隣接セルを再選択することを指示する再選択指示を送信するステップAと、
    前記無線端末が、
    前記第1カバレッジに居る場合に、前記再選択指示に従うセル再選択を行わず、
    前記第2カバレッジに居る場合に、前記再選択指示に従って、前記隣接セルを再選択するステップBと、を備える、
    セル再選択制御方法。
  2. 前記ステップAにおいて、前記基地局は、前記第2カバレッジに居るRRCアイドルモードの前記無線端末に対して前記再選択指示を送信し、
    前記ステップBにおいて、前記第2カバレッジに居る前記無線端末は、前記再選択指示の受信に応じて、前記隣接セルを再選択する、
    請求項1に記載のセル再選択制御方法。
  3. 前記無線端末が前記第1カバレッジに居る場合に、前記無線端末が前記再選択指示を受信し、
    前記ステップBは、前記無線端末が前記第1カバレッジから前記第2カバレッジに移動した場合に、前記再選択指示に従って、前記隣接セルを再選択することを含む、
    請求項1に記載のセル再選択制御方法。
  4. 前記ステップBは、前記無線端末が、前記セルが属する周波数と同じ周波数に属する前記隣接セルを再選択するステップを含む、
    請求項1に記載のセル再選択制御方法。
  5. 前記第2カバレッジは、カバレッジ拡張の度合いの異なる複数のカバレッジ拡張レベルと関連付けられ、
    前記ステップAは、前記基地局が、前記複数のカバレッジ拡張レベルのうちの特定のカバレッジ拡張レベルの前記無線端末に対して前記再選択指示を送信するステップを含む、
    請求項1に記載のセル再選択制御方法。
  6. 前記ステップAは、前記基地局が、前記セルと前記隣接セルとの間の許容受信レベル差を示す情報を前記無線端末に送信するステップを含み、
    前記ステップBは、前記無線端末が、前記セルと前記隣接セルとの間の受信レベル差が前記許容受信レベル差以内である場合に、前記隣接セルを再選択するステップを含む、
    請求項1に記載のセル再選択制御方法。
  7. 前記許容受信レベル差を示す情報を送信するステップは、前記基地局が、前記セルが属する周波数と同じ周波数に属する前記隣接セルの再選択に用いる第1の許容受信レベル差を示す情報と、前記セルが属する周波数と異なる周波数に属する前記隣接セルの再選択に用いる第2の許容受信レベル差を示す情報とを送信するステップを含む、
    請求項6に記載のセル再選択制御方法。
  8. 前記基地局が、前記隣接セルの再選択後に前記セルを再選択候補から除外する期間を示すタイマ値を前記無線端末に送信するステップと、
    前記無線端末が、前記再選択指示の受信に応じて前記隣接セルを再選択した後、前記タイマ値が示す前記期間において前記セルを再選択候補から除外するステップと、をさらに備える、
    請求項1に記載のセル再選択制御方法。
  9. 前記再選択指示には、当該再選択指示が前記第2カバレッジに居る無線端末に対する指示であることを示す情報が含まれる、
    請求項1に記載のセル再選択制御方法。
  10. 基地局に管理され、且つ第1カバレッジと前記第1カバレッジよりも拡張された部分である第2カバレッジとを有するセルの配下の無線端末であって、
    前記セルとは異なる隣接セルを再選択することを指示する再選択指示を前記基地局から受信する受信部と、
    前記無線端末が、
    前記第1カバレッジに居る場合に、前記再選択指示に従うセル再選択を行わず、
    前記第2カバレッジに居る場合に、前記再選択指示に従って、前記隣接セルを再選択する制御部と、を備える、
    無線端末。
  11. 基地局に管理され、且つ第1カバレッジと前記第1カバレッジよりも拡張された部分である第2カバレッジとを有するセルの配下の無線端末を制御するプロセッサであって、
    前記セルとは異なる隣接セルを再選択することを指示する再選択指示を前記基地局から受信する処理と、
    前記無線端末が
    前記第1カバレッジに居る場合に、前記再選択指示に従うセル再選択を行わず、
    前記第2カバレッジに居る場合に、前記再選択指示に従って、前記隣接セルを再選択する処理と、を実行する、
    プロセッサ。
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