JP2011061251A - 無線通信機及びその使用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化、薄型化のニーズに応えつつ高利得で、幅広い周波数帯域に対応可能なアンテナ素子を有する無線通信機を提供すること。
【解決手段】ハウジングは細長の天板とこの天板の外周の側板とからなる上ケースと下ケースにて直方体を形成し、このハウジングの内部にモバイル機器と接続するためのコネクタ及び通信用の電子部品を備えた基板を設けた無線通信機において、前記上ケースにおける天板の略全面にわたってアンテナ素子を面状に形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、小型化、薄型化のニーズに応えつつ高利得で、幅広い周波数帯域に対応可能なアンテナ素子を有する無線通信機に関するものである。
近年、コンピュータ等のモバイル機器においてインターネット通信を行うための規格として、IEEE802.16e規格、いわゆるWiMAX通信が普及しつつある。このWiMAX通信は、内部にIC基板、アンテナ等が組み込まれた無線通信機(ドングル)をモバイル機器に接続して行う。
このような無線通信機として、例えば特許文献1が挙げられる。特許文献1に記載のドングルは、ワイヤレス・ホームネットワークへのゲスト機器のアクセスに対するドングルに係るものであり、アンテナ及びコンフィギュレーションフリー・インタフェースを用いてゲスト機器に対して接続されるメモリ及び処理ユニットを有してなるものである。このドングルを介して、ゲスト機器のアクセスが実現される。
特表2007−528057号公報
ところで、前記無線通信機(ドングル)において無線通信を行うためのアンテナの一種類として、ダイポールアンテナが存在する。このダイポールアンテナは、通信する周波数に合わせて各エレメントを1/4波長とし全体で1/2波長となる幅でアンテナ素子を形成する必要がある。よって、ある程度の面積を必要とするアンテナであるといえる。
しかし、従来の無線通信機においては、図12に示すように、ドングル本体27の端部にアンテナ素子28を設けているため、有効面積が小さくなってしまっていた。端部に設けたアンテナ素子28の有効面積を大きくするためにはドングル全体27を大きくしなければならず、小型化のニーズに対応できなかった。また、このような有効面積が小さいアンテナ構造の場合、特定の周波数に特化した製品であれば対応可能であるが、幅広い周波数帯域に対応可能な製品を作るためには、アンテナ素子の形状を工夫する必要があり、そのためにはある程度の面積的な余裕が必要となる。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、小型化、薄型化のニーズに応えつつ高利得で、幅広い周波数帯域に対応可能なアンテナ素子を有する無線通信機を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1は、ハウジングの内部に、モバイル機器と接続するためのコネクタ及び通信用の電子部品を備えた基板を設けた無線通信機において、前記ハウジングにおける天板の略全域にわたって、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部とから成るアンテナ素子を面状に形成したことを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項2は、天板と、この天板の外周から垂直に延びる側板とからなる上ケースと下ケースによって直方体に形成されたハウジングの内部に、モバイル機器と接続するためのコネクタ及び通信用の電子部品を備えた基板を設けた無線通信機において、前記上ケースにおける天板の略全域にわたって、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部とから成るアンテナ素子を面状に形成したことを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項3は、請求項1又は2に加えて、前記アンテナ素子は、天板の外面に略全面にわたって面状に形成したことを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項4は、請求項1又は2に加えて、前記アンテナ素子は、天板の内面に略全面にわたって面状に形成したことを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項5は、請求項1乃至4に加えて、前記アンテナ素子は、フレキシブルプリント配線板上に配置されており、該フレキシブルプリント配線基板は前記天板の外面または内面に設けられることを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項6は、請求項5に加えて、前記フレキシブルプリント配線板は、更に、側板に亘って接着されることで、天板から側板の外面または内面に亘ってアンテナ素子を形成したことを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項7は、請求項5に加えて、所定の誘電体で形成された前記フレキシブル配線板の一方の面に、アンテナ素子部を配置し、他方の面にアンテナ素子グランド部を配置したことを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項8は、請求項1乃至4に加えて、前記アンテナ素子は、天板とアンテナ素子とを一体成型してなり、天板の厚み方向の位置を変えた内側と外側にそれぞれアンテナ素子が配置されるようにしたことを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項9は、請求項8に加えて、導電金属を打ち抜き屈曲させて形成された前記アンテナ素子は、少なくとも、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部の互いから最も平面距離において離れた部位を、外側に配置していることを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項10は、請求項8に加えて、前記アンテナ素子は、所定の誘電体をアンテナ素子グランド部またはアンテナ素子部の一方に固着させ、他方に前記誘電体を密着させた状態でアンテナ素子と天板を一体成形することを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項11は、請求項1乃至4に加えて、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部のいずれか一方の上面と他方の下面に接するように誘電体層を配置し、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部との間に誘電体層を設けたことを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項12は、請求項1乃至4に加えて、前記アンテナ素子は、上ケースの天板にメッキ加工処理によって形成したことを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項13は、請求項12に加えて、メッキ加工処理によって形成される前記アンテナ素子は、天板から側板に一部を延伸させたことを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項14は、請求項1、2、3、4、5、8、11、12のいずれかに加えて、前記天板に一部を外側に向かって変形させた外面の突出部を設け、この突出部に少なくともアンテナ素子グランド部かアンテナ素子部に互いの最も離れた部位を配置してなることを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項15は、請求項1、2、4、5、8、11、12のいずれかに加えて、前記天板の内面の一部を凹ませた凹陥部を設け、この凹陥部に少なくともアンテナ素子グランド部かアンテナ素子部に互いの最も離れた部位を配置してなることを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項16は、請求項1、2、5、8、11、12のいずれかに加えて、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部は平面視において一部が重なるように配置したことを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項17は、請求項1、2、5、8、11、12のいずれかに加えて、前記アンテナ素子と前記基板に設けられたアンテナ用の電極との間を容量結合素子を介して接続したことを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項18は、請求項1、2、5、8、11、12のいずれかに加えて、前記アンテナ素子と前記基板に設けられたアンテナ用の電極との間を電気コネクタを介して接続したことを特徴とする無線通信機である。
本発明の請求項19は、請求項1に加えて、互いに平行な四角形から成る天板及び底板と、該天板の外周から垂直に延びる4つの側板とからなる直方体形状のハウジングであって、前記天板には前記アンテナ素子が設けられ、いずれかの前記側板には前記コネクタが設けられ、ケーブルを介してモバイル機器に接続された相手側コネクタが前記コネクタに嵌合された状態において、底板を底面に位置させると、アンテナを水平に位置させき、該コネクタを配置した前記側板に垂直な他の側板を底面に位置させると、アンテナを垂直に位置させることを特徴とする請求項1記載の無線通信機である。
本発明の請求項20は、互いに平行な四角形から成る天板及び底板と、この天板の外周から垂直に延びる4つの側板とからなる直方体形状のハウジングの内部に、モバイル機器と接続するためのコネクタ及び通信用の電子部品を備えた基板を、4面のうち何れかの側板に前記コネクタが配置されるようにして設け、一方の前記天板の略全域にわたって、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部とから成るアンテナ素子を面状に形成してなる無線通信機を、ケーブルを介してモバイル機器に接続された相手側コネクタが前記コネクタに嵌合された状態において、コネクタを配置した側板に垂直な側板を底面にして立てて使用することを特徴とする無線通信機の使用方法である。
請求項1乃至4記載の発明によれば、ハウジングの天板の略全面にわたってアンテナ素子を面状に形成したので、有効面積が広く、小型化、薄型化のニーズに応えつつ高利得で、幅広い周波数帯域に対応可能なアンテナ素子を有する無線通信機を提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、アンテナ素子は、フレキシブルプリント配線板上に配置されており、該フレキシブルプリント配線基板は前記天板の外面または内面に設けられるようにしたので、例えば、天板が湾曲した形状の上ケースであっても、アンテナ素子を形成したフレキシブルプリント配線板を湾曲させて接着でき、設計の自由度が高まる。
請求項6記載の発明によれば、前記フレキシブルプリント配線板は、更に、側板に亘って接着されることで、天板から側板の外面または内面に亘ってアンテナ素子を形成したので、側板もアンテナの有効面積として利用することができ、全体のより一層の小型化が可能となる。
請求項7記載の発明によれば、所定の誘電体で形成された前記フレキシブル配線板の一方の面に、アンテナ素子部を配置し、他方の面にアンテナ素子グランド部を配置したので、誘電体の波長短縮効果によって、アンテナ素子に必要な有効面積を小さくし、全体のより一層の小型化が可能となる。
請求項8記載の発明によれば、アンテナ素子は、天板とアンテナ素子とを一体成型してなり、天板の厚み方向の位置を変えた内側と外側にそれぞれアンテナ素子が配置されるようにしたので、例えば、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子とのうち、アンテナ素子部分を天板の外側に形成することで、基板からの距離を設けることが可能となる。また、一体成型であるので、配置の自由度が高まる。
請求項9記載の発明によれば、導電金属を打ち抜き屈曲させて形成された前記アンテナ素子は、少なくとも、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部の互いから最も平面距離において離れた部位を、外側に配置したので、アンテナ素子の一部を基板から遠い位置に配置することができ、アンテナとしての効果が高まる。
請求項10記載の発明によれば、アンテナ素子は、所定の誘電体をアンテナ素子グランド部またはアンテナ素子部の一方に固着させ、他方に前記誘電体を密着させた状態でアンテナ素子と天板を一体成形するようにしたので、誘電体の波長短縮効果によって、アンテナ素子に必要な有効面積を小さくし、全体のより一層の小型化が可能となる。
請求項11記載の発明によれば、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部のいずれか一方の上面と他方の下面に接するように誘電体層を配置し、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部との間に誘電体層を設けたので、誘電体の波長短縮効果によって、アンテナ素子に必要な有効面積を小さくし、全体のより一層の小型化が可能となる。
請求項12記載の発明によれば、アンテナ素子は、上ケースの天板にメッキ加工処理によって形成したので、ハウジングを構成する上ケースに直接アンテナ素子を形成することができる。
請求項13記載の発明によれば、メッキ加工処理によって形成される前記アンテナ素子は、天板から側板に一部を延伸させたので、側板もアンテナの有効面積として利用することができ、全体のより一層の小型化が可能となる。
請求項14記載の発明によれば、天板に一部を外側に向かって変形させた外面の突出部を設け、この突出部に少なくともアンテナ素子グランド部かアンテナ素子部に互いの最も離れた部位を配置したので、アンテナ素子の一部を基板から遠い位置に配置することができ、アンテナとしての効果が高まる。
請求項15記載の発明によれば、天板の内面の一部を凹ませた凹陥部を設け、この凹陥部に少なくともアンテナ素子グランド部かアンテナ素子部に互いの最も離れた部位を配置したので、アンテナ素子の一部を基板から遠い位置に配置することができ、アンテナとしての効果が高まる。
請求項16記載の発明によれば、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部は平面視において一部が重なるように配置したので、アンテナの容量が増加し、広帯域化を図ることができる。
請求項17記載の発明によれば、アンテナ素子と前記基板に設けられたアンテナ用の電極との間を容量結合素子を介して接続したので、アンテナ性能を担保することが可能となる。
請求項18記載の発明によれば、アンテナ素子と前記基板に設けられたアンテナ用の電極との間を電気コネクタを介して接続したので、半田付け等の作業を省いて組立工程の簡素化を図ることができる。
請求項19及び20記載の発明によれば、無線通信機をコネクタを配置した側板部側板に垂直な側板部側板を底面としてアンテナを垂直にして高くして立てて使用することができるのでで、アンテナの感度のを更に良くしてい使用方法を実施することができる。
本発明の実施例1における無線通信機を示したものであり、(a)は、上ケースを内側から見た底面図であり、(b)は、(a)に図示したA−Aと同位置でハウジングを切断した分解部分断面図である。 本発明の実施例2における無線通信機を示したものであり、(a)は、上ケースを上側から見た平面図であり、(b)は、組立前の上ケースの(a)に図示したB−B断面図である。 本発明の実施例3における無線通信機を示したものであり、(a)は、上ケースを上側から見た平面図であり、(b)は、組立前の上ケースの(a)に図示したC−C断面図である。 本発明の実施例4における無線通信機を示したものであり、(a)は、上ケースを内側から見た底面図であり、(b)は、組立前の上ケースの(a)に図示したD−D断面図である。 本発明の実施例5における無線通信機を示したものであり、(a)は、上ケースを内側から見た底面図であり、(b)は、組立前の上ケースの(a)に図示したE−E断面図である。 本発明の実施例6における無線通信機を示したものであり、(a)は、上ケースを内側から見た底面図であり、(b)は、組立前の上ケースの(a)に図示したF−F断面図である。 (a)は、天板14の一部を外側に向かって突出させた突出部29を形成し、この突出部29部分の内側にアンテナ素子部18aのL字の短辺部位を配置した実施例を表した断面図であり、(b)は、天板14の一部を外側に向かって突出させた突出部29を形成し、この突出部29部分の外側にアンテナ素子部18aのL字の短辺部位を配置した実施例を表した断面図であり、(c)は、(b)と同様のアンテナ配置においてスルーホールを介してアンテナケーブルと接続した場合を示した断面図である。 (a)は、容量結合(C結合)素子30によって基板13と直接接続する実施例を表した断面図であり、(b)は、電気コネクタ32によって基板13と直接接続する実施例を表した断面図であり、(c)は、電気コネクタ32の斜視図である。 (a)は、アンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18bを一部重ねて配置した場合を表した上ケースの内側を表した底面図であり、(b)は、組立前の上ケースの(a)に図示したG−G断面図である。 無線通信機10におけるコネクタ22を長手側板16側に設けた場合の使用形態の一例を示した斜視図である。 容量結合素子37を介して天板14の外面に設けたアンテナ素子部18aを天板14の内面に引き回すようにした実施例を表した断面図である。 従来の無線通信機(ドングル)を表した斜視図である。
本発明による無線通信機は、ハウジングは細長の天板とこの天板の外周の側板とからなる上ケースと下ケースにて直方体を形成し、このハウジングの内部にモバイル機器と接続するためのコネクタ及び通信用の電子部品を備えた基板を設けた無線通信機において、前記上ケースにおける天板の略全面にわたって、一対のダイポールアンテナ素子を面状に形成したことを特徴とするものである。MIMO(Multiple Input
Multiple Output)技術を用いた高速通信において、送受信を同時に行い、受信時に合成することで広帯域化を実現する。使用する際は、モバイル機器の、例えばUSB端末に接続されたUSBケーブルを、無線通信機のコネクタに接続し、下ケース12の天板を下方に向け平面な場所に置き、上ケース11の天板を水平にして上方に向けて使用する。
以下に説明する実施例は、アンテナ素子18をハウジングを構成する上ケース11の天板14に形成する工法が異なるものであり、実施例1において詳細に説明し、実施例2以降においては、アンテナ素子18の形成方法として他の実施例と異なる部分のみ説明する。
図1に示すのは、本発明の実施例1における無線通信機10を示したものであり、(a)は、ハウジングを構成する上ケース11を内側から見た平面図であり、(b)は、組立前の上ケース11、下ケース12及び基板13を側面から見た断面図である。無線通信機の外形寸法は、縦23mm×横46.5mm(図1(a)参照)、高さ13.5mm(図1(b)の上ケース11と下ケース12の組み合わせ後の寸法)で、天板14の肉厚は1mmである。
図1(b)に示すように、本発明による無線通信機10は、概略直方体形状からなり天板14及び底板17が最も面積が広く短手側板15及び長手側板16部分において接合される中空の2つの上ケース11及び下ケース12によってハウジングを構成し、下ケース12の内側に、モバイル機器と接続するためのコネクタ22及びWiMAX通信等の無線通信を可能とするためのICなどの電子部品を備えた基板13を前記コネクタ22が短手側板15に現れるようにして設け、上ケース11の天板14の内面にアンテナ素子18を面状に形成してなるものである。上ケース11及び下ケース12は、例えば、樹脂を成型したものであり、アンテナ素子18は、導電性金属からなるものである。なお、アンテナ素子18という場合には、アンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18bの両者を指すものとする。
また、図1(b)に示すように、本実施例1においては、予めアンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18bをフレキシブルプリント配線板(以下、FPC)19上に形成してシート状にし、これを接着剤20によって天板14の内面に接着している。この接着後のアンテナ素子18にアンテナケーブル21を接続するが、このとき、アンテナ素子部18aに対してアンテナケーブルの中心線21aを半田付けし、アンテナ素子グランド部18bに対してアンテナケーブルの網線部21bを半田付けする。そして、アンテナケーブル21のコネクタを基板13のコネクタに接続し、上ケース11、下ケース12及び基板13を組み立てることで無線通信機10が完成する。この無線通信機10は、例えば、コネクタ22にUSBケーブル23を接続し、USBケーブル23を介してモバイル機器に接続して利用される。
アンテナ素子18の形状としては様々なパターンを適用することができるが、例えば、図1(a)に示すように、L字形で対称に配置された2つのアンテナ素子部18aと、概略I字形で対称に配置された2つのアンテナ素子グランド部18bとからなる。このような形状からなるアンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18bとによってダイポールアンテナを構成している。このアンテナ18を、図1(a)に表れる略直方体形状を成す天板14の一面である長方形の四隅に各々偏らせて配置することで、天板14の略全面に2対のアンテナを大きく配置し、更に、最も面積が広く、基板13から離れた天板14に形成することで、高利得で幅広い周波数帯域に対応することができ、更なる小型化、薄型化を可能としている。
この図1においては天板14を完全な平面として説明したが、FPC19にアンテナ素子18を形成したシートを上ケース11の天板14の内側に接着する工法を採用することで、例えば、天板14が湾曲した形状の上ケース11であっても、アンテナ素子18を形成したFPC19のシートを湾曲させて接着でき、設計の自由度が高まる。
また、図7(a)に示すように、天板14の一部を外側に向かって突出させた突出部29を形成し、この突出部29部分の内側にアンテナ素子部18aのL字の短辺部位を配置することで、突出させた高さ分を基板13から離すことができるので、アンテナ性能を更に改善することができる。突出部29に配置する箇所としては、アンテナケーブル21と接続する箇所(基板接続箇所)から最も離れた部位を配置するのが効果的であり、この図7(a)の実施例では、アンテナ素子部18aのL字の短辺部位を突出部29に設けることとしている。
なお、図7(a)のように突出部29を設ける場合に限られるものではなく、例えば、天板14の肉厚の範囲内で一部の肉厚を薄くして凹陥部を形成し、この凹陥部にアンテナ素子部18aのL字の短辺部位を配置するようにしても、凹陥部の高さ分だけアンテナ素子部18aの一部を基板13から離すことができるので、アンテナ性能を更に改善することができる。尚、この手段は、アンテナ素子18が設けられたフレキシブルプリント配線板19を天板14に接着する方法に限らず、後述するメッキ処理や一体成形等を用いてアンテナ素子18を天板14に設けても図7と同様にアンテナ素子18を天板14に配置することができる。
更に、FPC19の一面にアンテナ素子部18a、他面にアンテナ素子グランド部18bを配置し、FPC19は適切な誘電率の材質のものを使用することで、FPC19によって共振周波数が下がり、アンテナ展開長が短くなり、短縮効果を発揮することができる。更に、異なる面に各々配置されたこのアンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18bを、他の実施例ではあるが、図9のように、一部重ねることもできるので、容量を増加させ広帯域化することができる。
前記実施例1においては、FPC19にアンテナ素子18を形成したシートを上ケース11の天板14の内側に接着していたが、図2(a)(b)に示すように、FPC19にアンテナ素子18を形成したシートを上ケース11の天板14の外側に接着してもよい。なお、この実施例2は、基本的実施態様は実施例1と同様であるので、重複する部分については同一符号を付して説明は省略する。
この場合、例えば、アンテナケーブル21とアンテナ素子18とを接続するために、図2(b)に示すように、上ケース11とFPC19を貫通させた貫通孔24を形成してケーブル21を通して半田付けを行う。
この実施例2のように、上ケース11の天板14の外側にアンテナ素子18を形成することにより、アンテナ素子18を基板からの距離が遠い位置に形成できるため、アンテナとしての効果が高まる。
なお、図7(b)に示すように、天板14の一部を外側に向かって突出させた突出部29を形成し、この突出部29部分の外側にアンテナ素子部18aのL字の短辺部位を配置することで、突出させた高さ分を基板13から離すことができるので、アンテナ性能を更に改善することができる。突出部29に配置する箇所としては、アンテナケーブル21と接続する箇所(基板接続箇所)から最も離れた部位を配置するのが効果的であり、この図7(a)の実施例では、アンテナ素子部18aのL字の短辺部位を突出部29に設けることとしている。
また、図7(b)のように天板14の外側にアンテナ素子18を形成する場合には、図7(c)に示すようにスルーホール35を形成して、このスルーホール35を介してアンテナ素子18を天板14の内側のアンテナケーブル21と接続するようにしてもよい。
前記実施例1及び2においては、FPC19にアンテナ素子18を形成したシートを上ケース11の天板14の内側又は外側に接着していたが、図3に示すように、アンテナ素子18と上ケース11とを一体成型するようにしてもよい。なお、この実施例3は、基本的実施態様は実施例1と同様であるので、重複する部分については同一符号を付して説明は省略する。
図3(a)に示すアンテナ素子18のうち、実線で示す部分は上ケース11の外側に配置され、破線で示す部分は上ケース11の内側に配置され、これら実線と破線の境界部分において内側と外側のアンテナ素子18は繋がっている(図3(b)参照)。例えば、このように折り曲げられたアンテナ素子18を予め金型によって作成しておき、このアンテナ素子18を上ケース11の成型時に一体成型することで、図3に示す上ケース11を作成することができる。なお、一体成型する工法として、一度で成形するのが困難な場合は、1次成形した部分加工品を2次成形で完成させることもできる。
この図3に示すような上ケース11を形成し、アンテナ素子18に接続したアンテナケーブル21のコネクタを基板13のコネクタに接続し、その後、上ケース11、下ケース12及び基板13を組み立てることで無線通信機10を作成する。これにより、上ケース11の外側に形成されたアンテナ素子部18a部分が基板13から天板14の厚み分、更に遠い距離に設置されることになるため、アンテナとしての効果が高まる。
この様にすると、アンテナ素子部18aを基板から天板14の厚み分離すことができるので、基板13と天板14間の距離を短くしても良く、例えば、図8(a)に示すように、アンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18bを容量結合(C結合)素子30によって基板13の電極31と直接接続することもできる。容量結合素子30としては、例えば、チップコンデンサを用いる場合や、誘電体を介して接続する場合が考えられる。
また、図3と同様のアンテナ素子18の配置をフレキシブルプリント配線板19を用いても実現することができる。まず予め所定の形状のアンテナ素子18が印刷され、折曲加工したフレキシブルプリント配線板19を、上ケース11に一体成形して埋め込むことで、同様のアンテナ素子を配置することも可能である。
また、図8(b)に示すように、アンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18bを電気コネクタ32によって基板13の電極31と直接接続することもできる。電気コネクタ32は、例えば、図8(c)に示すように、アンテナ素子部18a及びアンテナ素子グランド部18bと接触するコンタクト部33と、このコンタクト部33と電気的に繋がった基板接続部34とを具備してなるものである。
これら、図8(a)又は(b)のように接続することで、同軸ケーブルを用いる必要も無く、上ケース11の厚みを小さくでき、アンテナ性能も担保することも可能である。
また、図8(a)又は(b)においては、アンテナ素子部18aの一部を天板14の内側に配置しているが、アンテナ素子部18aを天板14の外側に配置し、アンテナ素子部18aに内壁をめっきしたスルーホールを設けて天板14の内側面に引き回し、天板14の内側面で容量結合素子30や電気コネクタ32を用いて基板13の電極31と接続させれば、ケーブルを用いずに接続することができ、アンテナの性能を担保でき簡易かつ安価にすることができる。
また、図9に示すように、天板14の外側に配置されたアンテナ素子部18aに天板14の内側にあるアンテナ素子グランド部18bを平面視において一部重ねて配置したりすることができるので、アンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18bの間隔を天板14の板厚方向で近接させることで容量が増加し、広帯域化を図ることができる。更に、アンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18bの重複部の面積や位置を上ケース14の平面上で適宜変更可能にし、天板14の板厚方向のアンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18b間の間隔も調整できるので、アンテナ設計の自由度を上げる事ができる。
尚、この場合、図9(a)(b)にある通り、予めアンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18bとを各々同軸ケーブルと半田付け等を用いて接続し、それを一体成形で成形することができる。
製造については、アンテナ素子グランド部18bにアンテナケーブル21の網線21bの外形より若干大きい穴を設け、この穴にアンテナケーブル21を通して、アンテナ素子部18aの下面に中心線21aを半田付けし、アンテナ素子グランド部18bと穴に貫通した網線21bを半田付けし、これを図9(b)のように配置して上ケース11に一体成形することができる。
また、アンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18bの間に所定の誘電率を有する誘電体を一次成形して、これを埋め込んだ上ケース11を完成させる二次成形をするダブルモールド加工を行うと、共振周波数が下がり、アンテナ展開長が短くなり、短縮効果を発揮することができる。
図4に示すのは、本発明の実施例4における無線通信機10を示したものであり、(a)は、ハウジングを構成する上ケース11を内側から見た底面図であり、(b)は、組立前の上ケース11を長手側板16側から見た断面図である。この実施例4では、アンテナ素子18の間に誘電体層25を設けている。
図4(a)及び(b)に示すように、先ず、上ケース11の内側にアンテナ素子部18a部分を、例えばメッキ処理によって形成し、その上に上ケース11の内面全面に誘電体層25を形成する。この誘電体層25の上から更にアンテナ素子グランド部18bを、例えばメッキ処理によって形成することで、アンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18bとの間に誘電体層25が形成されることになる。
なお、メッキ加工は、マスキングやレーザーによるものを適宜用いて形成することができるが、レーザー照射立体回路形成技術(LDS)を用いると、凹凸面であってもレーザーで容易にメッキ処理することができるので、上ケース11の凹凸にアンテナ素子18aやアンテナ素子グランド部18bを配置することができ、前述した基板からアンテナ素子18aを更に離すことを可能にする。
この図4に示すような上ケース11を形成し、アンテナ素子18に接続したアンテナケーブル21のコネクタを基板13のコネクタに接続し、その後、上ケース11、下ケース12及び基板13を組み立てることで無線通信機10を作成する。なお、誘電体層25には半田付けのための半田付け用穴26が形成してある。
このように、アンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18bとの間に誘電体層25を設けることで、誘電体の波長短縮効果によって、アンテナ素子18に必要な有効面積を小さくし、全体のより一層の小型化が可能となる。
図5に示すのは、本発明の実施例5における無線通信機10を示したものであり、(a)は、ハウジングを構成する上ケース11を内側から見た底面図であり、(b)は、組立前の上ケース11を短手側板15側から見た断面図である。この実施例5では、アンテナ素子18を長手側板16側まで延伸させて側面側に折りこんで形成している。
図5(a)及び(b)に示すように、上ケース11の天板14の内面にアンテナ素子部18a及びアンテナ素子グランド部18bをメッキ処理等により形成する際に、それぞれ長手側板16にまで延伸させ折り曲げたようにして、アンテナ素子折曲部18c、18dを形成している。具体的な処理方法としては、例えば、マスキングによるメッキ処理が挙げられる。
図5の例では、長手側板16側にのみアンテナ素子18を延伸させて構成したが、短手側板15側に延伸させることも可能である。このように、側板にもアンテナ素子18を延伸させて構成することによって、側板もアンテナの有効面積として利用することができ、全体のより一層の小型化が可能となる。図5の例では、短手側板15の幅を他の実施例に比較して狭く形成することが可能となっている。
前記実施例5においては、上ケース11の天板14の内面にアンテナ素子部18a及びアンテナ素子グランド部18bをメッキ処理等により形成する際に、それぞれ長手側板16にまで延伸させ折り曲げたようにして、アンテナ素子折曲部18c、18dを形成したが、図6(a)及び(b)に示すように、アンテナ素子18を上ケース11の天板14の外面に形成する場合においても、アンテナ素子折曲部18c、18dを形成してもよい。
尚、実施例5及び6については、アンテナ素子18の形成方法としては、この様に上ケース11に配置できるように予め導電性金属板をプレス加工したものを一体成形しても良く、同様にアンテナ素子を形成したフレキシブルプリント配線板19を折曲加工したものを一体成形しても成すことができる。
天板14の外面にアンテナ素子部18aを設けた場合に、これを天板14の内面に引き回す手段としては、図2に示すケーブル21による手段、図7(c)に示すスルーホール35による手段について説明したが、これに限られるものではなく、例えば、図11に示すように、天板14の内部に容量結合素子37を設けて、この容量結合素子37を介して天板14の外面に設けたアンテナ素子部18aを天板14の内面に引き回すようにしてもよい。この場合の容量結合素子37は、天板14と一体成型によって埋め込んでもよいし、天板14に穴を開けて嵌め込むようにしてもよい。
前記実施例1乃至7においては、短手側板15にコネクタ22を設けた例を示したが、これに限定されるものではなく、長手側板16側にコネクタ22を形成するようにしてもよい。長手側板16側にコネクタ22を形成し、モバイル機器36に、±90度以上のねじれを許容する所定長さを有するUSBケーブル22を介して無線通信機10を接続すれば、前記実施例1乃至7でアンテナ素子が設けられた上ケース11の天板を水平にして平面上方に向け、下ケース12の天板を底面にした状態で使用することに限らず、図10に示すように2つの短手側板15部分のいずれかを底面に置いて無線通信機10を立てて使用することができる。この様な使用形態にすることで、アンテナ素子18を垂直に立てることができ、アンテナ素子部18aまたはアンテナ素子グランド部18bの一方の端部(アンテナ素子部とアンテナ素子グランド部の、相手方から最も離れた部位)を高く位置させることができるので、従来のフリップ構造など特殊な構造を用いずにアンテナの感度を更に良くすることができる。尚、好ましくは、図10に示すようにアンテナ素子部18aの前述の端部を上方に位置させたほうが感度が良い。
前記実施例1乃至7においては、直方体形状のハウジングを用いて説明を行ったが、これに限定されるものではなく、例えば、天板14が円形の円柱形状のハウジングにおいても本発明を適用することが可能である。この他にも、天板14が最も面積が広いハウジングにおいて天板14にアンテナ素子18を形成することで、高利得で幅広い周波数帯域に対応しつつ、小型化、薄型化を実現することができる。
また、前記実施例1乃至7では、アンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18bを2つずつ設けているが、本発明はこれに限らず、アンテナ素子部18aとアンテナ素子グランド部18bを1つずつ配置する場合であってもその効果を発揮することができる。
10…無線通信機、11…上ケース、12…下ケース、13…基板、14…天板、15…短手側板、16…長手側板、17…底板、18…アンテナ素子、18a…アンテナ素子部、18b…アンテナ素子グランド部、18c…アンテナ素子折曲部、18d…アンテナ素子折曲部、19…フレキシブルプリント配線板(FPC)、20…接着剤、21…アンテナケーブル、21a…中心線、21b…網線、22…コネクタ、23…USBケーブル、24…貫通孔、25…誘電体層、26…半田付け用穴、27…ドングル本体、28…アンテナ素子、29…突出部、30…容量結合素子、31…電極、32…電気コネクタ、33…コンタクト部、34…基板接続部、35…スルーホール、36…モバイル機器、37…容量結合素子。

Claims (20)

  1. ハウジングの内部に、モバイル機器と接続するためのコネクタ及び通信用の電子部品を備えた基板を設けた無線通信機において、前記ハウジングにおける天板の略全域にわたって、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部とから成るアンテナ素子を面状に形成したことを特徴とする無線通信機。
  2. 天板と、この天板の外周から垂直に延びる側板とからなる上ケースと下ケースによって直方体に形成されたハウジングの内部に、モバイル機器と接続するためのコネクタ及び通信用の電子部品を備えた基板を設けた無線通信機において、前記上ケースにおける天板の略全域にわたって、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部とから成るアンテナ素子を面状に形成したことを特徴とする無線通信機。
  3. 前記アンテナ素子は、天板の外面に略全面にわたって面状に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の無線通信機。
  4. 前記アンテナ素子は、天板の内面に略全面にわたって面状に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の無線通信機。
  5. 前記アンテナ素子は、フレキシブルプリント配線板上に配置されており、該フレキシブルプリント配線基板は前記天板の外面または内面に設けられることを特徴とする請求項1乃至4記載の無線通信機。
  6. 前記フレキシブルプリント配線板は、更に、側板に亘って接着されることで、天板から側板の外面または内面に亘ってアンテナ素子を形成したことを特徴とする請求項5記載の無線通信機。
  7. 所定の誘電体で形成された前記フレキシブル配線板の一方の面に、アンテナ素子部を配置し、他方の面にアンテナ素子グランド部を配置したことを特徴とする請求項5記載の無線通信機。
  8. 前記アンテナ素子は、天板とアンテナ素子とを一体成型してなり、天板の厚み方向の位置を変えた内側と外側にそれぞれアンテナ素子が配置されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4記載の無線通信機。
  9. 導電金属を打ち抜き屈曲させて形成された前記アンテナ素子は、少なくとも、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部の互いから最も平面距離において離れた部位を、外側に配置していることを特徴とする請求項8記載の無線通信機。
  10. 前記アンテナ素子は、所定の誘電体をアンテナ素子グランド部またはアンテナ素子部の一方に固着させ、他方に前記誘電体を密着させた状態でアンテナ素子と天板を一体成形することを特徴とする請求項8記載の無線通信機。
  11. アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部のいずれか一方の上面と他方の下面に接するように誘電体層を配置し、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部との間に誘電体層を設けたことを特徴とする請求項1乃至4記載の無線通信機。
  12. 前記アンテナ素子は、上ケースの天板にメッキ加工処理によって形成したことを特徴とする請求項1乃至4記載の無線通信機。
  13. メッキ加工処理によって形成される前記アンテナ素子は、天板から側板に一部を延伸させたことを特徴とする請求項12記載の無線通信機。
  14. 前記天板に一部を外側に向かって変形させた外面の突出部を設け、この突出部に少なくともアンテナ素子グランド部かアンテナ素子部に互いの最も離れた部位を配置してなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、8、11、12のいずれかに記載の無線通信機。
  15. 前記天板の内面の一部を凹ませた凹陥部を設け、この凹陥部に少なくともアンテナ素子グランド部かアンテナ素子部に互いの最も離れた部位を配置してなることを特徴とする請求項1、2、4、5、8、11、12のいずれかに記載の無線通信機。
  16. アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部は平面視において一部が重なるように配置したことを特徴とする請求項1、2、5、8、11、12のいずれかに記載の無線通信機。
  17. 前記アンテナ素子と前記基板に設けられたアンテナ用の電極との間を容量結合素子を介して接続したことを特徴とする請求項1、2、5、8、11、12のいずれかに記載の無線通信機。
  18. 前記アンテナ素子と前記基板に設けられたアンテナ用の電極との間を電気コネクタを介して接続したことを特徴とする請求項1、2、5、8、11、12のいずれかに記載の無線通信機。
  19. 互いに平行な四角形から成る天板及び底板と、該天板の外周から垂直に延びる4つの側板とからなる直方体形状のハウジングであって、前記天板には前記アンテナ素子が設けられ、いずれかの前記側板には前記コネクタが設けられ、ケーブルを介してモバイル機器に接続された相手側コネクタが前記コネクタに嵌合された状態において、底板を底面に位置させると、アンテナを水平に位置させき、該コネクタを配置した前記側板に垂直な他の側板を底面に位置させると、アンテナを垂直に位置させることを特徴とする請求項1記載の無線通信機。
  20. 互いに平行な四角形から成る天板及び底板と、この天板の外周から垂直に延びる4つの側板とからなる直方体形状のハウジングの内部に、モバイル機器と接続するためのコネクタ及び通信用の電子部品を備えた基板を、4面のうち何れかの側板に前記コネクタが配置されるようにして設け、一方の前記天板の略全域にわたって、アンテナ素子グランド部とアンテナ素子部とから成るアンテナ素子を面状に形成してなる無線通信機を、ケーブルを介してモバイル機器に接続された相手側コネクタが前記コネクタに嵌合された状態において、コネクタを配置した側板に垂直な側板を底面にして立てて使用することを特徴とする無線通信機の使用方法。
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