JP2011059381A - 画像形成装置、画像形成方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】分離板や分離爪及び電極を用いることなく定着器の分離性を高めることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】用紙を給紙する手段と用紙の搬送タイミングを制御する手段と用紙の搬送速度を制御する手段と搬送される用紙の位置を検出する用紙位置検出手段と画像を用紙上に形成する手段と形成された用紙上の画像を加熱加圧定着する定着手段と検出された用紙の位置に基づいて搬送タイミング制御手段により次の用紙の搬送開始タイミングを決定し搬送速度制御手段により次の用紙の搬送速度を変更して搬送中の用紙の下側に次の用紙が重なるように用紙の搬送速度を制御して定着手段に搬送する用紙搬送制御手段と用紙の表面と裏面を反転させて再給紙する両面印刷搬送経路手段と表面に画像形成された用紙を両面印刷搬送経路手段に搬送する逆転搬送手段と定着手段を通過した重ね合わされた用紙と次の用紙とを分離して1枚ずつ排出する手段とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、分離板、分離爪及び電極を用いずに定着器の分離性を高めることが可能な画像形成装置、画像形成方法、プログラム及び記録媒体に関する。
電子写真方式の画像形成装置に用いられている定着器は、加熱部(加熱ローラ)と加圧部(加圧ローラ)で構成されている。通常加熱ローラ側にトナー像があり、圧力と熱による融解によりトナー像を転写紙に吸着させるため、転写紙は加熱ローラ側に巻き付きやすくなる。
そのため、転写紙を加熱ローラから分離する機構が必要となる。この機構は、分離板(分離爪)を用いた分離機構が用いられており、分離機構は加熱ローラからわずかに浮かした機構、または接触させた構成になっている。
分離機構を定着ローラから離した構成であると、分離機構と加熱ローラの間に紙が入り、加熱ローラへの巻き付きが発生し、さらに、加熱ローラと分離機構の間にトナーが溜まり易く、はがれたトナーが転写紙を汚す等の不具合が発生する。
また、加熱ローラに分離機構を接触させた構成にすると、分離性能は良いが、加熱ローラの摩耗や損傷による画像劣化が問題となる。
従って、定着器の摩耗や画像劣化を発生させずに転写紙を定着器から分離する機構が必要であり、その方法として、定着器内に電極を設け、転写紙に電荷を与えて分離性を改善する方法が知られている。
しかし、定着器内部に電極を設置し、転写紙に電荷を与えることで分離するため、転写紙上の電荷の状態、画像形成装置の置かれた環境、定着温度、転写紙への転写電圧の印加状態により、分離ができない可能性がある。また、電極を搭載する分、定着器が大きくなるという問題がある。
例えば特許文献1においては、分離板または分離爪以外を用いて定着器の分離性を高める目的で、定着器の出口近傍に非接触の電極を設け、転写紙に対して定着器に巻き付く力とは逆方向に作用する電圧をかけることで分離性を高めるという発明が開示されている。
特許文献1に記載されている方法では、定着器内部に電極を設置し、転写紙に電荷を与えることで分離するため、転写紙上の電荷の状態、画像形成装置の置かれた環境、定着温度及び転写紙への転写電圧の印加状態等により、分離ができないという可能性がある。また、電極を搭載するために定着器が大きくなるという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、分離板や分離爪及び電極を用いることなく定着器の分離性を高めることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、用紙を給紙する用紙給紙手段と、給紙された用紙の搬送タイミングを制御する搬送タイミング制御手段と、用紙の搬送速度を制御する搬送速度制御手段と、搬送される用紙の搬送経路上の位置を検出する用紙位置検出手段と、画像を用紙上に形成する画像形成手段と、形成された用紙上の画像を加熱加圧定着する画像定着手段と、用紙位置検出手段により検出された用紙の位置に基づいて、搬送タイミング制御手段により次の用紙の搬送開始タイミングを決定し、搬送速度制御手段により次の用紙の搬送速度を変更して、搬送中の用紙の下側に、次の用紙が重なるように用紙の搬送速度を制御して画像定着手段に搬送する用紙搬送制御手段と、用紙の表面と裏面を反転させて再給紙するための両面印刷搬送経路手段と、表面に画像形成された用紙を両面印刷搬送経路手段に搬送する逆転搬送手段と、画像定着手段を通過した重ね合わされた用紙と次の用紙とを分離して1枚ずつ排出する分離排出手段と、を有することを特徴とする。
また本発明に係る画像形成方法は、用紙を給紙する用紙給紙工程と、給紙された用紙の搬送タイミングを制御する搬送タイミング制御工程と、用紙の搬送速度を制御する搬送速度制御工程と、搬送される用紙の搬送経路上の位置を検出する用紙位置検出工程と、画像を用紙上に形成する画像形成工程と、形成された用紙上の画像を加熱加圧定着する画像定着工程と、用紙位置検出工程により検出された用紙の位置に基づいて、搬送タイミング制御工程により次の用紙の搬送開始タイミングを決定し、搬送速度制御工程により次の用紙の搬送速度を変更して、搬送中の用紙の下側に、次の用紙が重なるように用紙の搬送速度を制御して画像定着工程に搬送する用紙搬送制御工程と、用紙の表面と裏面を反転させて再給紙するための両面印刷搬送経路工程と、表面に画像形成された用紙を両面印刷搬送経路手段に搬送する逆転搬送工程と、画像定着工程を通過した重ね合わされた用紙と次の用紙とを分離して1枚ずつ排出する分離排出工程と、を有することを特徴とする。
また本発明に係るプログラムは、用紙を給紙する用紙給紙処理と、給紙された用紙の搬送タイミングを制御する搬送タイミング制御処理と、用紙の搬送速度を制御する搬送速度制御処理と、搬送される用紙の搬送経路上の位置を検出する用紙位置検出処理と、画像を用紙上に形成する画像形成処理と、形成された用紙上の画像を加熱加圧定着する画像定着処理と、用紙位置検出処理により検出された用紙の位置に基づいて、搬送タイミング制御処理により次の用紙の搬送開始タイミングを決定し、搬送速度制御処理により次の用紙の搬送速度を変更して、搬送中の用紙の下側に、次の用紙が重なるように用紙の搬送速度を制御して画像定着処理に搬送する用紙搬送制御処理と、用紙の表面と裏面を反転させて再給紙するための両面印刷搬送経路処理と、表面に画像形成された用紙を両面印刷搬送経路手段に搬送する逆転搬送処理と、画像定着処理を通過した重ね合わされた用紙と次の用紙とを分離して1枚ずつ排出する分離排出処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また本発明に係る記録媒体は、上記に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能であることを特徴とする。
本発明により、前の転写紙の後端と後ろの転写紙の先端を重ねて搬送し、重ねたまま定着器を通すことで、後ろの転写紙の先端部が定着器へ巻き付くことを前の転写紙の後端部により防止できるために、分離爪や電極などの定着器の分離に関する特別な機構を設けずに分離性を高めることが可能になる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の用紙搬送部の駆動系構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の搬送ガイド部拡大図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の転写紙支持板構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の搬送経路長一実施例である。 本発明の実施形態に係る重ね合わせ制御1のフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る重ね合わせ制御2のフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る重ね合わせ制御3のフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る重ね合わせ制御4のフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る重ね合わせ制御4のフローチャート図である。
本発明の実施の形態を説明する。具体的には、定着器の分離性向上に関して以下の特徴を有する。本発明は、前に搬送されている転写紙の後端と次に搬送されている転写紙の先端を重ね合わせて定着器を通すことで、前に搬送されている転写紙の後端で次の搬送用紙の先端が定着器に巻き込まれるのを防止することが特徴となっている。
上記特徴については、以下の図面を用いて具体的に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。
本発明の一実施形態としての画像形成装置は、図1に示すように、転写ベルト5に沿って各色のAIOカートリッジ(6Bk、6M、6C、6Y)が並べられた構成を備えるものであり、所謂、タンデムタイプと言われるものである。転写ベルト5は、図1で示すと反時計回りに回転し、回転方向の上流側から順に、複数のAIOカートリッジ(電子写真プロセス部)6Bk、6M、6C、6Yが配列されている。これら複数のAIOカートリッジ6Bk、6M、6C、6Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。AIOカートリッジ6Bkはブラックの画像を、AIOカートリッジ6Mはマゼンタの画像を、AIOカートリッジ6Cはシアンの画像を、AIOカートリッジ6Yはイエローの画像をそれぞれ形成する。
以下の説明では、AIOカートリッジ6Bkについて具体的に説明するが、他のAIOカートリッジ6M、6C、6YはAIOカートリッジ6Bkと同様であるので、その画像形成部6M、6C、6Yの各構成要素については、画像形成装置6Bkの各構成要素に付したBkに替えて、M、C、Yによって区別した符号を図に表示するにとどめ、説明を省略する。
転写ベルト5は、回転駆動される2次転写駆動ローラ7と転写ベルトテンションローラ8とに巻回されたエンドレスのベルトである。この2次転写駆動ローラ7は、不図示の駆動モータにより回転駆動させられ、この駆動モータと、2次転写駆動ローラ7と、転写ベルトテンションローラ8とが、転写ベルト5を移動させる駆動手段として機能する。
画像形成部6Bkは、感光体としての感光体9Bk、この感光体9Bkの周囲に配置された帯電器10Bk、露光器11、現像器12Bk、クリーナーブレード13Bk、等から構成されている。露光器11は、各AIOカートリッジ6Bk、6M、6C、6Yが形成する画像色に対応する露光光であるレーザ光14Bk、14M、14C、14Yを照射するように構成されている。
画像形成に際し、感光体9Bkの外周面は、暗中にて帯電器10Bkにより一様に帯電された後、露光器11からのブラック画像に対応したレーザ光14Bkにより露光され、静電潜像を形成される。現像器12Bkは、この静電潜像をブラックトナーにより可視像化し、このことにより感光体9Bk上にブラックのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体9Bkと転写ベルト5とが接する位置(一次転写位置)で、一次転写ローラ15Bkの働きにより転写ベルト5上に転写される。この転写により、転写ベルト5上にブラックのトナーによる画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体9Bkは、外周面に残留した不要なトナーをクリーナーブレード13Bkにより払拭された後、次の画像形成のために待機する。
以上のようにして、AIOカートリッジ6Bkでブラックのトナー画像を転写された転写ベルト5は、転写ベルト5によって次のAIOカートリッジ6Mに搬送される。AIOカートリッジ6Mでは、AIOカートリッジ6Bkでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体9M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が転写ベルト5上に形成されたブラックの画像に重畳されて転写される。
転写ベルト5は、さらに次のAIOカートリッジ6C、6Yに搬送され、同様の動作により、感光体9C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体9Y上に形成されたイエローのトナー画像とが、転写ベルト上に重畳されて転写される。こうして、転写ベルト5上にフルカラーの画像が形成される。このフルカラーの重ね画像が形成された転写ベルト5は、二次転写ローラ16の位置まで搬送される。
なお画像形成に際して、ブラックのみの印刷の場合は一次転写ローラ15M、一次転写ローラ15C、一次転写ローラ15Yは、それぞれ感光体9M、感光体9C、感光体9Yから離間された位置に退避し、前述の画像形成プロセスをブラックの場合のみ行う。
画像形成時の用紙搬送動作に際して、給紙トレイ1に収納された用紙4は、最も上のものから給紙ローラ2を反時計回りに回転駆動することにより順に送り出され、レジストローラ3位置にて待機する。レジストローラ3の駆動開始は、前記の転写ベルト5により搬送されたトナー画像と二次転写ローラ16上で、トナー画像と用紙4の位置が重なり合うようなタイミングで行われる。この時レジストローラ3は反時計方向に回転駆動することで用紙4を送り出す。
レジストローラ3にて送り出された用紙4は、二次転写ローラ16にて転写ベルト5上のトナー画像を用紙4に転写した後、定着ローラ21及び加圧ローラ22で構成される定着器20にてトナー画像を熱および圧力にて定着し、反時計回りに回転駆動された排紙ローラ18にて画像形成装置の外部に排紙される。
両面印刷を行う場合は、用紙4が排紙ローラ18を通過する手前で、排紙ローラ18を時計回りに回転駆動し、用紙4を両面印刷搬送路に搬送する。両面印刷搬送路に搬送された用紙4は両面ローラ19を経由し、再びレジストローラ3まで搬送される。レジストローラ3に到達した用紙4は再びレジストローラ3から再給紙され、二次転写ローラ16にて先ほどと逆側の用紙面にトナー画像を転写後、定着器20にてトナー画像を熱および圧力にて定着し、反時計回りに回転駆動された排紙ローラ18にて画像形成装置の外部に排紙される。
図2は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の用紙搬送部の駆動系構成図である。
画像形成装置の用紙搬送部の駆動系は、定着モータ28、一次転写モータ29、給紙モータ30、両面モータ31、の4つのモータ、レジストクラッチ32、給紙クラッチ33、排紙クラッチ34、両面クラッチ35の4つのクラッチ、及び、分離ソレノイド24で構成されている。給紙モータ30、両面モータ31は、精度の高い速度変化、また、両方向に回転させるためステッピングモータを使用する。定着モータ28、一次転写モータ29はどの種類のモータでも構わない。
片面印刷時の給紙から排紙までの流れについて説明する。また、以下の説明では、クラッチはONで接続状態、OFFで接続解除状態とする。定着モータ28、一次転写モータ29、給紙モータ30を起動し、給紙クラッチ33をONにし、用紙4の先端がレジストローラ3にきた時に給紙クラッチ33をOFFにし、待機させる。
一次転写ベルト5上に形成されたトナー像に合わせてレジストクラッチ32及び給紙クラッチ33をONにし、用紙4上にトナー像を転写し、定着器20にてトナー像を用紙4上に付着させ、排紙ローラ18を通り排紙される。両面印刷の場合、排紙センサ25で用紙4の後端を検知した後、両面モータ31を時計回りに回転させ、排紙クラッチ34及び両面クラッチ35をONにし、用紙4を両面パスに搬送する。その後、用紙4は両面パスを通り、レジストローラ3まで搬送する。その後は上記に示した搬送動作と同様である。
本発明の実施形態においては、前に搬送している用紙の後端と、後ろに搬送している用紙の先端を重ね合わせることで定着器20における分離性を高めているため、1枚目に前記の原理は適用できない。そこで、1枚目は画像データを印字しない白紙を通すことで対応する。この場合における1枚目の用紙は分離ソレノイド24を用いて両面パスに搬送する。定着器20を通るまでは片面印刷時と同様である。
用紙4のサイズとレジストクラッチ32をONにしてからの時間から、用紙4の先端が定着器20を通り抜ける時間t1を求め、t1が経過した後、分離ソレノイド24をON、両面モータ31を起動、両面クラッチ35をONにし、用紙4を両面パスに導く。その後、両面センサ26にて用紙4の先端を検知し、両面モータ31の回転速度から用紙4の後端が分離ソレノイド24により分離しているポイントを通過する時間t2を求め、t2経過後に分離ソレノイド24をOFFにする。そして所定時間経過の後、両面クラッチ35をOFFにする。
図3は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の搬送ガイド部拡大図である。
本発明は、前後に搬送されている用紙を重ね合わせることを特徴としているが、前に搬送されている用紙の下側に、後ろに搬送されている用紙を搬送し重ね合わせる必要がある。
搬送経路は、レジストローラから二次転写ローラまでの間に途中で搬送経路を角度をつけ曲げた構成になっており、曲がっている部分には突起を設けている。レジストローラ3により搬送されてきた用紙4は、先端部が搬送ガイド23にあたり、その後は搬送ガイド23に沿って二次転写ローラまで搬送される。用紙後端が搬送ガイド23近傍に差しかかった際、用紙後端は曲がった搬送経路及び突起により搬送経路上から浮き上がり、このタイミングで後ろの用紙を前の用紙よりも速い搬送速度で搬送することにより、前の用紙の下側に後ろの用紙を搬送することが可能になる。
図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の転写紙支持板構成図である。
この図は、転写紙支持板36を設けることで、分離性能を向上させる場合の定着器20の構成を示している。
用紙は図4の下方から定着器20に入り、上方に排紙される。用紙に転写されているトナー像は定着ローラ21側にあるため、定着ローラ21に巻き付く方向に力が働く。本実施形態は、この力と逆向きの力を前の用紙の後端であたえ、後ろの用紙の巻き付を抑制することを特徴としているが、転写紙支持板36を設置することで、後ろの用紙の巻き付き力で前の用紙が定着ローラ21側に押されることを防ぐことが可能になり、より高い分離力が得られる構成になっている。
図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の搬送経路長の一例である。
d1は給紙ローラ2からレジストセンサ27までの経路長で40mm、d2はレジストセンサ27からレジストローラ3までの経路長で10mm、d3はレジストローラ3から搬送ガイド23までの経路長で40mm、d4は搬送ガイド23から二次転写ローラ16までの経路長で30mm、d5は二次転写ローラ16から定着器20出口までの経路長で90mm、d6は定着器20から分離ソレノイド24により分離される分離点までの経路長で40mm、d7は分離点から排紙センサ25までの経路長で50mm、d8は排紙センサ25から排紙ローラ18までの経路長で10mm、d9は排紙センサ25から両面ローラ19までの経路長で100mm、d10は両面ローラ19から両面センサ26までの経路長で20mm、d11は両面センサ26からレジストセンサ27までの経路長で200mmである。この設定を基に、図6から図9のフローチャートを用いて実際の制御の実施例を説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る重ね合わせ制御1のフローチャート図である。
制御の前提として、プロセス速度120m/s、用紙サイズ:A4、搬送方向:縦の条件において、A4前の用紙の後端と後ろの用紙の先端を10mm重ね合わせる場合の制御方法について説明する。
搬送経路上の経路長は図5に示した通りである。また、クラッチはONで接続状態、OFFで接続解除状態とする。
前の用紙(以下用紙Aとする)がレジストローラ3手前で、停止しているとする(ステップS1)。レジストクラッチ32及び給紙クラッチ33をONにし、用紙Aの搬送を開始する(ステップS2)。プロセス速度は120mm/s、給紙ローラ2からレジストローラ3までの距離は50mm、A4縦は297mmであるため、247/100秒後に、用紙Aの後端が給紙ローラ2を通過するので給紙クラッチ33をOFFにする(ステップS3)。
給紙時は用紙Aと次の用紙(以下用紙Bとする)の紙間を10mmあけるため、10/120秒待機した後、給紙クラッチ33を再度ONにし、用紙Bの搬送を開始する(ステップS4)。この時、用紙Aの後端とレジストローラ3の距離は30mmあり、30/120秒後に、用紙Aの後端はレジストセンサ27を通過するため、用紙Bの搬送開始から35/120秒後にレジストセンサ27の信号を検出する(ステップS5)。検出した信号がLでない(Hの)場合(ステップS5、NO)は、紙詰まりと判定し搬送をストップする(ステップS11)。
検出した信号がLの場合(ステップS5、YES)は、その後、10/120秒後に用紙Aの後端がレジストローラ3を通過するため、レジストクラッチ32をOFFにする(ステップS6)。
さらに、5/120秒後に、用紙Bの先端がレジストローラ3に到達するため、給紙クラッチ33をOFFにする。給紙クラッチ33をOFFにした後、給紙モータ30の速度を120mm/sから360mm/sに変更する(ステップS7)。この時点で用紙Aと用紙Bの紙間は10mmあり、10/120秒間待ち、紙間を20mmにし、レジストクラッチ32及び給紙クラッチ33をONにし、用紙Bの搬送を再開する(ステップS8)。
用紙Aが120m/s、用紙Bが360mm/sで搬送され紙間が20mmあり、用紙Aと用紙Bを10mm重ねるため、(20+10)/(360−120)=30/240秒間この状態で動作させ、30/240秒経過後に給紙モータ30の回転を360mm/sから120mm/sに戻す(ステップS9)。
本実施形態の場合、ステップS9で給紙モータ30の回転数を120mm/sにしたとき、用紙Bは給紙ローラ3から65mm進んだ位置にあるので、232/120秒後、給紙クラッチ33をOFFにする(ステップS10)。
そして次の用紙があるかを判断する(ステップS12)。次の用紙がない場合(ステップS12、NO)は、制御は終了する。
次の用紙がある場合(ステップS12、YES)は、ステップS4に戻り、次の用紙の制御を開始し、以降ステップS4からステップS12を繰り返し行うことで、連続的に重ね合わせに関する制御が可能になる。
本実施形態では、用紙の重ね合わせの長さを10mmとしている。トナー像が前の用紙の後端及び後ろの用紙の先端のどの位置に転写されているかで、重ね合わせの長さを変えるようにしても良い。例えば、重ね合わせる範囲はトナー像から少なくとも5mm、最大10mm距離をとるとする。トナー像が用紙端部から10mmの位置にあれば重ねる範囲は5mmであり、11mmから15mmの場合は、重ね合わせ範囲は6mmから10mm、15mm以上の10mmとなる。この制御は、ステップS4及びステップS8の紙を停止させている時間を調整して行っても良いし、ステップS7の給紙モータ30の回転速度を調整することで行っても良い。
また、トナー像の濃度により用紙が定着ローラ21に巻き付く力も変わってくるので、トナー像の濃度により用紙の重ね合わせの範囲を変えても良い。例えば、トナー密度が所定値以上であれば、10mm重ね合わせ、所定値以下であれば5mm重ね合わせるようにしても良い。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る重ね合わせ制御2のフローチャート図である。このフローは、1枚目にはトナー像を転写せず白紙を通す場合の制御方法である。
本実施形態は、前の用紙の後端と後ろの用紙の先端を重ね合わせることで、定着器の分離性を高めているため、1枚目の用紙はトナー像を転写せずに白紙で通す必要がある。
図7は、1枚を白紙で通り、さらに1枚目を通常の搬送経路とは別の搬送経路に搬送する場合の制御方法を説明したフローチャートである。前提条件は、プロセス速度:120mm/s、用紙サイズA4、搬送方向:縦であり、A4の前の用紙の後端と後ろの用紙の先端を10mm重ね合わせる。また、白紙で通過させる用紙を用紙A、次の用紙を用紙Bとする。
定着モータ28、一次転写モータ29、給紙モータ30を120mm/sで動作させ、給紙クラッチ33をONにし、本体給紙トレイ1にある用紙Aの搬送を開始する(ステップS21)。ステップS22からステップS30は、図6のステップS1からS9と同様であるので詳細な説明は省略する。
給紙モータ30を120mm/sに戻した後、用紙が1枚目かを判断する(ステップS31)。2枚目以降の場合(ステップS31、YES)は、232/120秒後に給紙クラッチ33をOFFにし(ステップS36)、ステップS25に戻り、以降ステップS25からステップS31、ステップS36を繰り返す。
用紙が1枚目の場合(ステップS31、NO)は、用紙のAの先端が定着器20を通過する135/120秒後に、分離ソレノイド24を作動(ON)させ搬送経路を両面パス方向に切り替え、両面クラッチ33をONにし、両面モータ31を120mm/sにて動作させる(ステップS32)。
297/120秒後に、用紙Aの後端が定着器20を通過し、両面モータ31を360mm/sとする(ステップS33)。この時、用紙Bの先端は、重ね合わせ範囲である10mm分、定着器20を通過している。用紙Bは排紙方向に搬送しなければならないため、用紙Bの先端が分離ポイントに到達する前に用紙Aの後端が分離ポイントを通過しなければならない。
用紙Aの後端が定着器を通過後に、40/360秒で用紙A後端は分離ポイントを通過するため、分離ソレノイドを解除(OFF)し、搬送経路を排紙方向に切り替え、両面ローラ31を120mm/sに戻す。この時は、用紙B先端は、分離ポイント手前10mmにある(ステップS34)。
その後、57/120秒で用紙B後端は給紙ローラ2を通過するので、給紙クラッチ33をOFFにし、両面モータ31を停止、両面クラッチ33をOFFにする(ステップS35)。
そして次の用紙があるかを判断する(ステップS38)。次の用紙がない場合(ステップS38、NO)は、制御は終了する。
次の用紙がある場合(ステップS38、YES)は、ステップS25に戻り、次の用紙の制御を開始する。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る重ね合わせ制御3のフローチャート図である。このフローは、排紙時に紙間を広げる場合の制御方法である。
本実施形態は、排紙時に紙が重なって排紙されるため、紙詰まりが発生した時の検知が遅れる、又は検知できない可能性がある。そこで、排紙時に前に搬送されている用紙と後ろに搬送されている用紙に速度差をつけ、紙間を広げ、紙間を排紙センサ25で検知することで紙詰まりを検知する。
図8はその制御を行う場合の制御フローチャートである。搬送経路の経路長は図5に示した通りであり、プロセス速度:120mm/s、用紙サイズ:A4、搬送方向:縦とし、A4の前の用紙の後端と後ろの用紙の先端を10mm重ね合わせる。前の用紙を用紙A、後ろの用紙を用紙Bとする。
スタート時点で定着モータ28、一次転写モータ29、給紙モータ30、両面モータ31は120mm/sで動作しており、排紙クラッチ34はONになっている。
ステップS41からステップS49までは、図6に示したステップS1からS9と同様であるので詳細な説明は省略する。
ステップS49で、用紙Aと用紙Bが重なり、給紙モータ30を360mm/sから120m/sにした後(ステップS49)、用紙Bの先端は、135/120秒後に定着器20を通過し(ステップS50)、さらに、297/120秒後、用紙Bの後端が定着器20を通過し、両面モータ31を360mm/sに変更する(ステップS51)。
両面モータ31は用紙Aを排紙した後に、120m/sに戻す(ステップS52)。この時間は定着器20から排紙ローラ18までは、100mmであるため、100/360秒である。
また、定着器20から排紙センサ25までの距離は87mmであるので、両面モータ31の速度アップ後、87/236秒後に用紙Aの後端は排紙センサ25を通過する。一方、用紙Bは用紙Aろ用紙Bの重ね合わせ範囲が10mmであるため、77/120秒後に用紙Bの先端が排紙センサ25を通過する。この間の時間は0.4秒であるので、用紙Aの後端が排紙センサ25を通過し出力がHからLに(ステップS53)なり、排紙センサの出力を判断する(ステップS54)。センサ出力がL出力(ステップS54、NO)のまま0.5秒経過したかを判断(ステップS56)し、経過しない場合(ステップS56、NO)は判断を繰り返し、0.5秒経過すれば(ステップS56、YES)紙詰まりと判定し、搬送をストップする(ステップS57)。
排紙センサ25の出力がLからHになれば(ステップS54、YES)、H検知後297/120秒後に給紙クラッチ33をOFF(ステップS55)にする。
そして次の用紙があるかを判断する(ステップS58)。次の用紙がない場合(ステップS58、NO)は、制御は終了する。
次の用紙がある場合(ステップS58、YES)は、ステップS44からS58を繰り返す。
図9及び図10は、本発明の第4の実施形態に係る重ね合わせ制御4のフローチャート図である。このフローは、両面印刷する場合の制御方法である。
図9と図10は両面印刷時の制御フローであり、両面印刷時においても前の用紙の後端と後ろの用紙の先端を重ね合わせた制御になっており、また、1枚目の白紙に対しても両面印刷を行っている。
搬送経路の経路長は図5に示した通りであり、プロセス速度:120mm/s、用紙サイズ:A4、搬送方向:縦とし、A4。前の用紙の後端と後ろの用紙の先端を10mm重ね合わせる。
ステップS61からステップS70までは、図7に示したステップS21からS30と同様であるので詳細な説明は省略する。
ステップS61からステップS70の白紙用紙を搬送開始してから、2枚目の用紙と10mm重ね合わせて給紙モータ30の速度を360mm/sから120m/sに変更する制御までは、図7のフローチャートと同様である。
用紙が1枚目であるかを判断する(ステップS71)。用紙が1枚目でない場合(ステップS71、NO)は、ステップS77に進む。
用紙が1枚目であった場合(ステップS71、YES)は、1枚目の白紙の先端が定着器20を通過する135/120秒後に、分離ソレノイド24をONにし、両面モータ31を120mm/sで動作させ、両面クラッチ35をONにする(ステップS72)。
1枚目の後端が定着器20を通過する297/120秒後に、両面モータ31を600mm/sにし、1枚目の搬送速度を上げ(ステップS73)、1枚目後端が分離点を通過する40/600秒後に、分離ソレノイド24をOFFにして、搬送経路を排紙方向に戻す(ステップS74)。
1枚目は両面パス上においてレジストローラから50mm手前で停止するよう制御する。分離ソレノイド24のOFF後、270/600秒経過後に、両面クラッチ35をOFFにし、両面モータ31の速度を120m/sにする(ステップS75)。2枚目後端が給紙ローラ2を通過し、紙間が10mm広がるまでの時間は0.208秒であるので、1枚目は停止後、0.208秒経過後に両面クラッチ35をONにし、搬送を再開する(ステップS76)。
その後の前の用紙に後ろの用紙を重ね合わせるまでの動作は、ステップS66からステップS70と同様であり、ステップS70では、2枚目後端と1枚目先端が重なった状態である。
用紙が2枚目以上であるかを判断する(ステップS77)。用紙が2枚目以上であった場合(ステップS77、YES)は、2枚目の後端が定着器20を通過する135/120秒後に、両面モータ31を1200mm/sで動作(ON)させ、排紙クラッチ34、両面クラッチ35をONにし、2枚目の用紙の搬送速度を速くする(ステップS78)。
87/1200秒後、両面モータ31を1200mm/sで逆回転させ、両面搬送経路に用紙2を搬送する(ステップS79)。上記に記したように両面搬送経路から用紙を搬送する場合は、レジストローラ50mmで待機させる。
紙サイズは297mm、両面搬送開始点からレジストローラ手前50mmまでは、320mmであるので、この間の時間は(297+320)/1200秒経過後に、両面クラッチ34、排紙クラッチ35をOFFにし、両面モータ31を120m/sにする(ステップS80)。
用紙が2枚目であるかを判断する(ステップS81)。用紙が2枚目の場合(ステップS81、YES)は、搬送経路を搬送中の1枚目後端と2枚目の先端を重ねるため、0.138秒後に両面クラッチ35をONにし、搬送を開始する。そしてステップS87に進む。
この後の前の用紙に重ねる過程は前述した通りであり、2枚目は既に表面を印字しているので、次は裏面を印字して排紙される。2枚目の裏面が印字される時は、1枚目の後端を2枚目の先端が重なっており、この時の1枚目用紙の制御方法は、前述したステップS78からステップS80の通りである。1枚目が両面搬送経路に搬送されて停止した後、0.138秒経過した後、給紙クラッチ33をONにし、3枚目の用紙の搬送を開始する(ステップS83)。
3枚目の用紙先端は、2枚目の後端と重なるよう搬送制御される(ステップS66からステップS70)。2枚目の用紙は両面の印字が完了しているので、そのまま排紙される。その後、3枚目の用紙後端が給紙ローラ2を通過するタイミングで給紙クラッチ33をOFFにする(ステップS84)。そして、紙間分の10/120秒待機し、両面クラッチ35をONにして、両面搬送経路に待機していた1枚目の用紙の搬送を開始する(ステップS85)。そしてステップS87に進む。
ステップS87では、次に印刷する用紙があるかを判断して、用紙が無い場合(ステップS87、NO)は終了する。用紙が有る場合(ステップS87、YES)はステップS66に戻る。
これ以降に搬送される用紙においては、ステップS66からステップS71までは毎回繰り返し、ステップS78からステップS83とステップS84からステップS85を交互に繰り返す制御を行うことで、両面印刷が可能である。
また上記の実施形態によれば、分離爪や電極などの定着器の分離に関する特別な機構を設けずに分離生を高めることができる。
また上記の実施形態によれば、前の転写紙の後端と後ろの転写紙の先端を重ねて搬送し、重ねたまま定着器を通すことで、後ろの転写紙の先端部が定着器へ巻き付くことを前の転写紙の後端部により防ぐことが可能となる。
また本発明の画像形成装置は、用紙給紙手段と画像形成手段との間の搬送経路を角度をつけて曲げるための搬送ガイド手段を有し、搬送ガイド手段は、搬送中の前の用紙後端を浮き上がらせ、用紙搬送制御手段は、浮き上がった前の用紙後端の下側に、次の用紙を搬送して用紙を重ね合わせることを特徴とする。
また本発明の画像形成装置の用紙搬送制御手段は、搬送する用紙の厚さに基づいて用紙の重ね合わせる範囲を変えることを特徴とする。
また本発明の画像形成装置の用紙搬送制御手段は、用紙上に転写されるトナー像の位置とトナー像の濃度と、に基づいて用紙の重ね合わせる範囲を変えることを特徴とする。
また本発明の画像形成装置は、用紙を反転させずに再給紙するために両面印刷搬送経路手段に搬送する用紙分離手段を有し、用紙分離手段は、印刷を開始した後の最初の1枚目の用紙を両面印刷搬送経路手段に搬送して再給紙することを特徴とする。
また本発明の画像形成装置は、用紙分離手段により両面印刷搬送経路手段に搬送された1枚目の用紙は通常の搬送経路に搬送されて再給紙され、画像記録に使用されることを特徴とする。
また本発明の画像形成装置の画像定着手段は、加熱と加圧とにより画像定着された後の用紙を支持する支持手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置、画像形成方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体などの用途に適用できる。
1 本体格納トレイ
2 給紙ローラ
3 レジストローラ
4 用紙
5 転写ベルト
6Bk、6M、6C、6Y AIOカートリッジ
7 二次転写駆動ローラ
8 転写ベルトテンションローラ
9Bk、9M、9C、9Y 感光体
10Bk、10M、10C、10Y 帯電器
11 露光器
12Bk、12M、12C、12Y 現像器
13Bk、13M、13C、13Y クリーナーブレード
14Bk、14M、14C、14Y レーザ光
15Bk、15M、15C、15Y 一次転写ローラ
16 二次転写ローラ
17 TMセンサ
18 排紙ローラ
19 両面ローラ
20 定着器
21 定着ローラ
22 加圧ローラ
23 搬送ガイド
24 分離ソレノイド
25 排紙センサ
26 両面センサ
27 レジストセンサ
28 定着モータ
29 一次転写ベルト
30 給紙モータ
31 両面モータ
32 レジストクラッチ
33 給紙クラッチ
34 排紙クラッチ
35 両面クラッチ
36 転写紙支持板
特開2002−268437号公報

Claims (10)

  1. 用紙を給紙する用紙給紙手段と、
    給紙された前記用紙の搬送タイミングを制御する搬送タイミング制御手段と、
    前記用紙の搬送速度を制御する搬送速度制御手段と、
    搬送される用紙の搬送経路上の位置を検出する用紙位置検出手段と、
    画像を用紙上に形成する画像形成手段と、
    前記形成された用紙上の画像を加熱加圧定着する画像定着手段と、
    前記用紙位置検出手段により検出された前記用紙の位置に基づいて、前記搬送タイミング制御手段により次の用紙の搬送開始タイミングを決定し、前記搬送速度制御手段により前記次の用紙の搬送速度を変更して、搬送中の前記用紙の下側に、前記次の用紙が重なるように用紙の搬送速度を制御して前記画像定着手段に搬送する用紙搬送制御手段と、
    用紙の表面と裏面を反転させて再給紙するための両面印刷搬送経路手段と、
    表面に画像形成された前記用紙を前記両面印刷搬送経路手段に搬送する逆転搬送手段と、
    前記画像定着手段を通過した前記重ね合わされた用紙と次の用紙とを分離して1枚ずつ排出する分離排出手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記用紙給紙手段と前記画像形成手段との間の搬送経路を角度をつけて曲げるための搬送ガイド手段を有し、
    前記搬送ガイド手段は、搬送中の前の用紙後端を浮き上がらせ、
    前記用紙搬送制御手段は、前記浮き上がった前の用紙後端の下側に、次の用紙を搬送して用紙を重ね合わせることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記用紙搬送制御手段は、搬送する用紙の厚さに基づいて用紙の重ね合わせる範囲を変えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記用紙搬送制御手段は、用紙上に転写されるトナー像の位置とトナー像の濃度と、に基づいて用紙の重ね合わせる範囲を変えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記用紙を反転させずに再給紙するために前記両面印刷搬送経路手段に搬送する用紙分離手段を有し、
    前記用紙分離手段は、印刷を開始した後の最初の1枚目の用紙を前記両面印刷搬送経路手段に搬送して再給紙することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記用紙分離手段により前記両面印刷搬送経路手段に搬送された1枚目の用紙は通常の搬送経路に搬送されて再給紙され、画像記録に使用されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像定着手段は、加熱と加圧とにより画像定着された後の用紙を支持する支持手段を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 用紙を給紙する用紙給紙工程と、
    給紙された前記用紙の搬送タイミングを制御する搬送タイミング制御工程と、
    前記用紙の搬送速度を制御する搬送速度制御工程と、
    搬送される用紙の搬送経路上の位置を検出する用紙位置検出工程と、
    画像を用紙上に形成する画像形成工程と、
    前記形成された用紙上の画像を加熱加圧定着する画像定着工程と、
    前記用紙位置検出工程により検出された前記用紙の位置に基づいて、前記搬送タイミング制御工程により次の用紙の搬送開始タイミングを決定し、前記搬送速度制御工程により前記次の用紙の搬送速度を変更して、搬送中の前記用紙の下側に、前記次の用紙が重なるように用紙の搬送速度を制御して前記画像定着工程に搬送する用紙搬送制御工程と、
    用紙の表面と裏面を反転させて再給紙するための両面印刷搬送経路工程と、
    表面に画像形成された前記用紙を前記両面印刷搬送経路手段に搬送する逆転搬送工程と、
    前記画像定着工程を通過した前記重ね合わされた用紙と次の用紙とを分離して1枚ずつ排出する分離排出工程と、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  9. 用紙を給紙する用紙給紙処理と、
    給紙された前記用紙の搬送タイミングを制御する搬送タイミング制御処理と、
    前記用紙の搬送速度を制御する搬送速度制御処理と、
    搬送される用紙の搬送経路上の位置を検出する用紙位置検出処理と、
    画像を用紙上に形成する画像形成処理と、
    前記形成された用紙上の画像を加熱加圧定着する画像定着処理と、
    前記用紙位置検出処理により検出された前記用紙の位置に基づいて、前記搬送タイミング制御処理により次の用紙の搬送開始タイミングを決定し、前記搬送速度制御処理により前記次の用紙の搬送速度を変更して、搬送中の前記用紙の下側に、前記次の用紙が重なるように用紙の搬送速度を制御して前記画像定着処理に搬送する用紙搬送制御処理と、
    用紙の表面と裏面を反転させて再給紙するための両面印刷搬送経路処理と、
    表面に画像形成された前記用紙を前記両面印刷搬送経路手段に搬送する逆転搬送処理と、
    前記画像定着処理を通過した前記重ね合わされた用紙と次の用紙とを分離して1枚ずつ排出する分離排出処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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